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JPH09505654A - 空気掃気熱機関の運転を改良する方法とこの方法を実施する熱機関 - Google Patents

空気掃気熱機関の運転を改良する方法とこの方法を実施する熱機関

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Publication number
JPH09505654A
JPH09505654A JP7514870A JP51487095A JPH09505654A JP H09505654 A JPH09505654 A JP H09505654A JP 7514870 A JP7514870 A JP 7514870A JP 51487095 A JP51487095 A JP 51487095A JP H09505654 A JPH09505654 A JP H09505654A
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JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
valve
cylinder
pressure
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7514870A
Other languages
English (en)
Inventor
キュルティル,レミ
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Individual
Original Assignee
Individual
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0273Multiple actuations of a valve within an engine cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/08Modifying distribution valve timing for charging purposes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 排気管(1e…4e)うちの圧力が実質的な振幅を持つ時間による変動を受けるように、若干の数のシリンダ(2,3:1,4)を同じ排ガスマニホルド(8,10)に寄せ集め、吸込弁(5)及び排気弁(6)が同時に開いている間に、与えられたエンジン速度範囲で前記排気管内の低い瞬時排気圧力の位相(28)により、吸込管(1a)/前記シリンダ(1)/前記排気管(1e)を掃気することができるように、シリンダ(1)の排気弁(6)を、このシリンダの吸入中又はその充てん中に(すなわち下死点の付近で)開く方法を提供する。他のシリンダにより生ずる高い瞬時排気圧力の位相(29)は、前記吸入弁(5)が閉じた後に、かつ前記排気弁(6)がなお開いている間に、前記排気管(1e)内に前もつて貯えられた空気(A)で前記シリンダ(1)を後給気するのに使用される。前記与えられたエンジン速度範囲以上のエンジン速度では排気ガスにより前記シリンダ(1)の後給気が実際上行われないように、タービン(T)の寸法を選定する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 空気掃気熱機関の運転を改良する方法と この方法を実施する熱機関 技術分野 本発明は、主として排気タービン過給機(turbocharger)により過給され、空 気により掃気される内燃機関(熱機関)の運転を改良する方法に係わる。 ことに本発明は、各シリンダを空気で掃気するディーゼルエンジンに関する。 しかし本発明は又、シリンダ内に燃料(又はガス)の直接噴射を行う石油エンジ ン(又はガスエンジンにも)に係わる。 背景技術 FR−A−2,448,032号明細書は、排気マニホルド内の圧力がほぼ一 定の過給4サイクル・ディーゼルエンジンに係わる。この明細書によれば、過給 空気圧力とシリンダの排気口の背圧との間の関係の自然の展開の利用は、とくに 排気マニホルド内のできるだけ一定にした瞬時マニホルド圧力曲線、すなわち平 均圧力に比べて圧力変動が小さいままである曲線に依存する。この場合排気マニ ホルド内の最高瞬時圧力がブースト圧力を確実に越えないように注意を拡い、弁 重なり時限中にわずかな逆流掃気が許容できる極めて低い負荷時を除いて、シリ ンダの掃気が妨げられないようにする。高出力の工業用エンジン(この場合多数 のシリンダが排気タービン過給機のタービン入口に送給する単一のマニホルドに 連結してある)ではよく知られているこの種の一定圧力の排気マニホルドには、 2 つの実施例、 −シリンダ内径に対し同様な又は一層大きい大きさを持つ極めて大きい直径の マニホルドを使うことによる実施例と、 −各シリンダの出口に振動変換器(pulse converter)を位置させて脈動の圧 力エネルギーを速度に変換することにより脈動の流れを制限しこのようにして瞬 時圧力変動が同じマニホルドに連結した互いに異なるシリンダの掃気を弱めるこ とがないように充分に弱い比較的小さい横断面積を持つマニホルドの使用ができ る実施例とを持つ。 しかし圧力変動又は「脈動」が排気マニホルド内に生ずる「衝撃」又は「脈動 」の変換システムを持つエンジンの場合にFR−A−2,448,032号明細 書に記載してある特徴を持つ実施例が考えられる(第11頁第24行ないし第1 2頁第2行参照)。この実施例は、各脈動間の時間間隔が十分に長い場合に対し て提案されている。すなわち排気マニホルドに脈動圧力を生ずるエンジンに対す る実施例では、脈動に対応する圧力変動により生ずる摂動を避けるのに各脈動圧 力間の時間間隔を利用する必要がある。 これに反してFR−A−2,448,032号明細書とは全く異なる研究に基 づく本発明は、排気マニホルド内の脈動すなわち若干の圧力変動の存在を利用す ることを目的とする。本発明は又、ただし比較的高いエンジン速度で望ましくな い影響とくに排ガスによる後給気の影響を生じないで、低いエンジン速度でとく に有利な後給気効果を使い自動過給作用を誘起するように前記の脈動を利用する ことを目的とする。 全部のエンジン速度で有効な排気タービン過給は、広い速度範囲 及び低い動力出力を持つエンジンたとえば車両エンジンではなお一層難しいこと が分っている。実際上このようなエンジンの排気タービン過給機は、これ等が寸 法の小さいことによって効率が低い。 このようなエンジン(車両エンジン又は類似の寸法のエンジン)では、低いエ ンジン速度における過給空気が不足になる障害を低減するように、2つの方法が 開発されている。 すなわち第1の方法は、タービン入口に位置し若干のブースト圧力限界値以上 で開くがこの圧力が与えられた限界値を越えないようにしたバイパス弁[通常は 排気ゲート弁(wastegate valve)と呼ばれる]を使う。この方法では極めて小 さい流れ面積を持つタービンを使うことができ、高いエンジン速度では排気背圧 を増大させることにより低いエンジン速度で比較的高いブースト圧力が得られる 。 第2の方法は、排気背圧を第1の方法におけるほど高い値までは増さないで低 いエンジン速度で一層高いブースト圧力も得られる可変形状のタービンを使う。 本発明の主な目的の1つは、エンジン寸法に関係なくこのエンジンが排気逃ゲ ート・バイパス及び/又は可変形状のタービンを持っていてもいなくても、とく に低いエンジン速度におけるエンジンの運転を改良することにある。 本発明は、与えられたエンジン速度範囲内で排気管内の排気圧力変動又は排気 脈動を利用し、吸入口からシリンダを経て排気口まで掃気作用を生じさせる低い 瞬時排気圧力位相を使い、排気管内に前もって貯えた空気でシリンダに後給気す るように高い瞬時排気圧力位相を使用する。排気タービン過給機は、前記した与 えられた速度範囲より高いエンジン速度で排ガスによる「逆流掃気」(backflow scavenging)及び有害な「後給気」(post-charging)を避けるように選定して ある。 好適な与えられた速度範囲は低いエンジン速度の範囲であるが、排気タービン 過給機は、有効な過給作用を確実にするのに十分な圧力を供給しない。 すなわち本発明は主として排気タービン過給機により過給され、空気で掃気さ れる内燃機関の運転を改良する方法において、排気管内の圧力が実質的な振幅を 持つ時間による変動を受けるように若干の数のシリンダを同じ排ガスマニホルド に寄せ集め、前記吸込弁又は吸込口と前記排気弁とが同時に開いている間に与え られたエンジン速度範囲で前記排気管内の低い瞬時排気圧力の位相により、吸込 管/前記シリンダ/前記排気管を掃気することができるように、シリンダの排気 弁をこのシリンダの吸入中又はその充てん中に開き、他のシリンダにより生ずる 高い瞬時排気圧力の位相は、前記吸込弁又は吸込口が閉じた後に、かつ前記排気 弁がなお開いている間に、前記排気管内に前もって貯えられた空気で前記シリン ダに後給気するのに使用され、前記与えられたエンジン速度範囲以上のエンジン 速度では排気ガスにより前記シリンダの後給気が実際上行われないように、ター ビン(T)の寸法を選定することを特徴とする方法にある。 後給気によりこのようにして得られる自動過給と排気管内の高い又低い瞬時圧 力の位相の正しい利用とによりエンジンの効率及び運転を実質的に改良すること ができる。 本発明は又、前記した方法を実施するようにした過給内燃機関に係わる。この 内燃機関は、前記排気管内の圧力が、実質的な振幅を 持つ時間による変動を受けるように、同じ排ガスマニホルドに連結され若干の数 のシリンダを備え、前記吸込弁又は吸込口と前記排気弁とが同時に開いている間 に与えられたエンジン速度範囲において前記排気管内に生ずる低い瞬時排気圧力 の位相により、吸込管/前記シリンダ/前記排気管を掃気することができるよう に、シリンダの前記排気弁をこのシリンダの吸入又は充てん中に開く開き手段を 備え、他のシリンダにより生ずる高い瞬時排気圧力の位相は、前記吸込弁又は吸 込口が閉じた後に、かつ前記排気弁がなお開いている間に、前記排気管内に前も って貯えた空気で前記シリンダに後給気するのに使用され前記与えられたエンジ ン速度範囲以上のエンジン速度では排気ガスによる前記シリンダの後給気が実際 上行われないようにタービンの寸法を選定したことを特徴とする。 排気弁の閉鎖(この排気弁の開き揚程の終り)は、排気管内で圧力ピークに達 する瞬間よりは早くなく前記の圧力ピークに達した後30°クランク角よりは遅 くないときに生ずる。 吸込弁又は吸込口の閉鎖(この吸入弁の開き揚程終り)は、排気弁の開き揚程 の終りに先だつ30°ないし10°のクランク角の間に生ずる。 同じマニホルドに連結されたシリンダは、第1のシリンダが吸込行程の終り( 「4サイクル」では吸込行程の終り、「2サイクル」では掃気位相の終り)にあ るときに別のシリンダが排気行程の初めになるような点火間隔を持つ。排気マニ ホルドにこの別のシリンダにより生ずる「脈動」により第1のシリンダの後給気 が確実に行われる。 本発明は又、排気弁及び吸込弁又は吸込口を持つ2サイクル・エ ンジンにも応用できる。従って「給入口又は吸入弁」という用語は2サイクル・ エンジン用の吸込弁及び吸込口のことである。この場合排気弁は、同じ排気マニ ホルドに連結した別のシリンダからの「脈動」を早期位相後に利用できるように 吸込弁が閉じた後に開いたままになっている。 実際上、2サイクル・エンジンと各サイクルでクランク角度で表わされ互いに 等しく又はできるだけ一定にした点火間隔すなわち角度位相差を持つシリンダと に対する、同じ排気マニホルドの可能なシリンダ配置は次の通りである。 −180°の点火間隔を持つ2個のシリンダ −120°の点火間隔を持つ3個のシリンダ −90°の点火間隔を持つ3個のシリンダ 明らかに本発明は又4サイクル・エンジンにも応用できる。この場合排気弁は 、吸込行程の開始後に通常閉じそして吸込行程の終りに下死点を越えてふたたび 開く。 排気弁を吸込行程の開始後に閉じる4サイクル・エンジンの場合には、排気弁 を吸込行程の終り近くにすたたび開くのが有利である。 従って4サイクル・エンジンで単一のタービン入口に通ずる同じ排気マニホル ドの好適なシリンダ配置では、各サイクルにおいてクランク角度で表わされ互い に等しく又はできるだけ同じにした点火間隔又は角度位相差を持つこれ等のシリ ンダは次の通りである。 −360°の点火間隔を持つ2個のシリンダ −180°の点火間隔を持つ4個のシリンダ −144°の点火間隔を持つ5個のシリンダ −1200の点火間隔を持つ6個のシリンダ −約103°の点火間隔を持つ7個のシリンダ 実際上同じマニホルドのシリンダの個数が多くなるほど後給気効果が弱くなる が、単一のタービン入口に通ずる同じマニホルドに8個、9個又は10個のシリ ンダを配置することができる。 脈動の振幅が大きいほで後給気効果はそれだけ有効になる。脈動流の通るター ビンの横断面積が小さいほど又マニホルドの容積を縮小するほど、それだけ脈動 の振幅が大きくなる。これ等の2つの条件は、同じタービン入口に一層少数のシ リンダを連結するときはそれだけ一層適応しやすくなる。 前記した条件と共に本発明は添付図面について述べる実施例を使う以下の詳細 な説明から明らかである。 図面の簡単な説明 第1図は本発明により作動する内燃機関を線図的に示す配置図である。 第2図は従来の車両エンジンのような4サイクル排気タービン過給ディーゼル ・エンジンと本発明によるエンジンとに対し回転速度の関数としてバールで表わ した平均有効圧力の変化を表わす線図である。 第3図は、同じ排気マニホルドの4シリンダ配置と単一のタービン入口とを持 つ4サイクル排気タービン過給ディーゼル・エンジンに対する線図であり、 タービンに送給する圧力の変動の上限及び下限を表わす2つの外側の鎖線曲線 と共に実線により表わした、タービンに送給する平均排ガス圧力の変化と、 破線により表わした、各シリンダの給入口の平均過給空気圧力の 変化とを示し、 バールで表わした圧力は縦座標で示しrpmで表わした回転速度は横座標であ る。 第4図は第3図の線図と同様であるが同じ排気マニホルドの6シリンダ配置と 単一のタービン入口とを持つトラック・エンジン又は類似物のような過給4サイ クル・エンジンに対する線図である。 第5図は、同じ排気マニホルドに対する2シリンダ配置を持つ車両エンジンの ような本発明による4サイクル・エンジンに対する図であり、 下部部分では実線により吸込弁の揚程を又破線により排気弁の揚程をそれぞれ 示し最高の揚程を持つ弁の最大揚程値による値として表わして縦軸に示し、 上部部分では実線で表わした排気マニホルド内の瞬時圧力と、簡単化のために 或る時間にわたり一定であるとし(わずかな変動を考慮して)横軸に平行な直線 により表わした、各シリンダの吸込口における瞬時ブースト圧力と、各弁が開い ている間の破線で表わしたシリンダ内の瞬時圧力との変化を示し、 バールで表わした圧力は縦軸で示し、横軸は前記した通りであり全負荷で 1 500rpmの低いエンジン速度で運転するエンジンに対し下部部分に示してあ る。 第6図は同じ排気マニホルドの4シリンダ配置を持つ車両エンジンのような本 発明による4サイクル・エンジンの全負荷1500rpmにおける第5図の場合 と同様な線図である。 第7図は全負荷4000rpmで運転する同じ内燃機関に対する第6図の場合 と同様な線図である。 第8図は同じ排気マニホルドの6シリンダ配置を持つ本発明によるトラック・ エンジン又は類似物のような4サイクル過給エンジンの全負荷800rpmにお ける第5図の場合と同様な線図である。 第9図は全負荷2200rpmで運転する同じ内燃機関に対する第8図の場合 と同様な線図である。 第10図は第8図及び第9図の線図により本発明の排気弁を作動するカムの正 面図である。 第11図及び第12図は1つ又は2つの排気マニホルドと1つ又は2つのター ビン入口とを持つ4シリンダエンジンの可能なシリンダ配置を示す平面図である 。 第13図及び第14図はそれぞれ第11図及び第12図の場合と同様であり3 個又は1個のタービン入口を持つ6シリンダ・エンジンの排気バニホルド構造を 示す平面図である。 第15A図及び第15B図は口区域における排気管の上下方向軸断面図である 。 第16図はマニホルドののど部の平面図である。 第17図は、タービン・ケーシングに組付けられ圧縮機出口からタービン入口 及びその制御手段に過給空気をバイパスする弁の水平断面図である。 第18図は同じ排気マニホルドの2シリンダ配置を持つ2サイクルの同じ形式 のエンジンの全負荷1500rpmにおける第5図の場合と同様な線図である。 第19図は機械式圧縮機及び送風機を備えた、第1図のエンジンの変型の配置 図である。 第20図は第19図の機械式圧縮機を詳細に示す平面図である。 第21図は2個の「排気逃し」弁を持つ、第16図に示したマニホルドののど 部の変型の平面図である。 第22図は第21図の弁の変型の平面図である。 第23図は、第21図又は第22図に示したマニホルドののど部を備えた、高 いエンジン速度で作動する内燃機関に対し共に「排気逃し弁」を開いた状態で示 す第7図の場合と同様な線図である。 実施例 第1図には4サイクル内燃ディーゼル・エンジン(以下単にエンジンと呼ぶ) Mを線図的に示してある。エンジンMは、タービンTとタービンTの出力軸によ り機械的に駆動される圧縮機Cとを備えた排気タービン過給アセンブリにより過 給する。エンジンMは空気で掃気する。 第1図の例ではエンジンMは、簡略化して表わした4個のシリンダ1、2、3 、4を備えている。シリンダ1は、吸込弁5及び排気弁6を線図的に表わして一 層詳細に示してある。ピストン7は一部を示してある。シリンダ1と同様なシリ ンダ2、3、4は円により表示的に示してある。これ等のシリンダの排気管2e 、3e、4eは線だけで表示してある。シリンダ1では吸込管1a及び排気管1 eはそれぞれ表示線の延長部分と共に口区域で示してある。 管2e、3eは、タービンTへの第1の入口9に連結した同じ排気マニホルド 8に配置してある。管1e、4eは、タービンTへの他の入口11に連結した他 の排気マニホルド10に配置してある。 圧縮機Cへの入口12はフィルタFを経て大気空気を吸入する。圧縮機Cから の出口管は、シリンダの管1aのような各吸込管は、配分する前に冷却器14を 通過する圧縮空気を送出す。エンジンM が弁を持つ2サイクル・エンジンである場合には第1図は、始動時に又極めて低 い負荷時に確実に掃気するようにした、第1図には示してない補助的な送風機を 加えることにより変型を行ってもよい。この補助的な送風機は圧縮機Cの上流側 又は冷却器14の下流側に位置させればよい。 第1図に示したエンジンが車両エンジンである場合には、この種のエンジンに 排気タービン過給機で過給するのに通常行われているように一般にバイパス弁1 5を設けてある。バイパス弁15は、「排気ゲート弁」と呼ばれ圧縮機Cにより 送出されるブースト圧力により制御され、ブースト圧力が所定の限界値を越えな いようにするのに排ガスの若干がタービンTをバイパスするようにする。弁15 はタービン入口9、11及び出口16の間に位置させてある。「排気ゲート弁」 は、第11図又は第14図に示すように単一のタービン入口を持つ単一の排気マ ニホルドを備えたシリンダ配置で一層ひんぱんに認められる。その理由は、2個 の弁の同時の開放を同期させることがむずかしく又このバイパス弁15が通常タ ービンケーシングに組付けてあるからである。 排気タービン過給機が低いエンジン速度で確実に比較的有効に作動するように するのに現用の排気タービン過給エンジンでは排気タービン過給機の寸法を小さ くしなければならないから、このような弁15が通常必要である。このような条 件では、高い速度でブースト圧力従って最高シリンダ圧力が高過ぎるようになる 。バイパス弁15が開くことによりこのような高過ぎる圧力を避けることができ る。しかしこの場合エンジン効率に損失を生ずる。このことは、全ガス流量によ って40%及びそれ以上の程度のバイパス比が現用の 密閉タービンでは一般的であるから排気マニホルド内の圧力がブースト圧力を大 きく越えることによって説明することができる。 第3図は、rpmで表わした速度の関数として全トルク又は全負荷における本 発明内燃機関の運転状態を示す。この内燃機関は、第11図に線図的に示すよう にタービンTへの入口9に送給する同じ排気マニホルドの4シリンダ配置の場合 に最高許容圧力が135バールである予熱チャンバ付きのディーゼル車両エンジ ンである。単一のバイパス弁は、タービン・ケーシングに組付けられブースト圧 力を2バールに制限する。タービンの寸法は、この場合4000rpmである最 高エンジン速度でバイパス比を約20%に制限するように選定する。 第3図では、実線Gは、タービンTに送給する排気マニホルド内のガスの平均 瞬時圧力の変化を表わす。しかしこの圧力の値は曲線G上の1点の付近で任意の 速度に対し変動するのはもちろんである。1表示例として第3図では曲線18、 19は鎖線で表わしてある。これ等の鎖線は、排気マニホルド内の瞬時圧力の最 高値及び最低値の外側曲線を或る程度表わす。 破線で表わした曲線Kは、各シリンダへの入口の平均瞬時圧力の変化を示す。 この瞬時圧力は、平均値だけしか考えられないように十分に一定である。 縦座標に示した圧力はバール(105パスカル)で表わしてある。 瞬時圧力変動(相対値としての)は低いエンジン速度で最高振幅に達するもの である。本発明の目的はこれ等の変動を利用することにある。 任意のエンジン速度で曲線K上の点と曲線19上の点との間の圧 力の差は、或る程度はエンジンの吸入及び排気の間の最高掃気可能性を定めるが 曲線18上の点と曲線K上の点との間の圧力の差は或る程度最高後給気可能性を 定める。 弁15の開度の影響は、曲線Kで又曲線Gでも認めることのできる曲がり17 の表示を生ずる。 第4図は、第3図の線図と同様の線図である。この線図は直接燃料噴射式で最 高許容圧力が160バールであるトラックエンジン又は類似物のようなディーゼ ルエンジンに対する同じ曲線を示す。このエンジンでは6個のシリンダが同じ排 気マニホルドに連結され単一のタービン入口を持つ。単一のバイパス弁15は、 タービン・ケーシングに組付けられブースト圧力を3.1バールすなわち第3図 に示した例の場合よりかなり高い値に制限するように設けてある。このタービン の寸法は、2200rpmである最高エンジン速度でバイパス比が22%に達す るように選定する。タービンが比較的大きいから、タービンの又圧縮機の効率は 第3図に示した例の場合よりそれぞれ8ポイント及び6ポイントだけ高い。 単一の排気マニホルドを持つ問題の6シリンダ配置に関係なく、排気マニホル ドに生ずる圧力変動はかなりあって相対値としての最高振幅には低いエンジン速 度で達する。 第4図に示した全トルクにおける圧力曲線の各位置の向上した排気タービン過 給機効率の影響に留意することは重要であり、とくに第3図に示した状態に比べ て後給気の可能性は減るが掃気の可能性は著しく高められることに留意すること が重要である。このことは向上した排気タービン過給機効率による。全トルクに おけるこれ等の運転条件から明らかなようにとくに低いエンジン速度でエンジン 負荷を下げることにより後給気の条件は実質的に向上する。 このエンジンの運転は、同様に表示した第5図ないし第9図による詳細な説明 により明らかである。これ等の図は、互いに異なるエンジンに対し又互いに異な るエンジン運転条件に対し、シリンダ自体内で又排気マニホルドで、時間(クラ ンク角度で表わした)に対する本発明に特有の弁揚程曲線とシリンダの入口にお ける瞬時圧力とを表わす。 これ等の曲線の詳細な説明は、車両エンジンのような4サイクル・エンジンに 対し全トルクと1500rpmの低い速度とにおいて同じマニホルドの2シリン ダ配置に対応し単一のタービン入口を持つ第5図に示した例に基づいている。こ のことは第6図ないし第9図に対しても同様である。単一のバイパス弁は、ター ビン・ケーシングに組付けられ第3図のエンジンの場合と同様にブースト圧力を 2に制限するように設けてある。タービンの寸法は、第3図の場合と同じですな わち4000rpmである最高エンジン速度でバイパス比が40%に達するよう に選定する。 横軸では下方部分にシリンダ1内のピストン7の位置を定めるクランク角度を 示してある。上部部分では排気マニホルド内の瞬時圧力変動は実線21により例 示され、そしてシリンダ内の瞬時圧力の変動を破線22により表わす。 水平線20は、各シリンダの入口における比較的安定なブースト圧力の平均値 を示す。 下部部分では縦軸で吸込弁及び排気弁の各揚程を、この場合最高提程を持つ排 気弁の最大揚程hmaxに対する揚程hのh/hmaxにより示してある。吸入弁の揚 程は第5図に実線25により表わしてあ るが、排気弁の揚程は破線26、27により表わしてある。横軸ではクランク角 度を前記したように示してある。シリンダ1に対する下死点BDCを第5図の横 軸の軸線で示してある。 第5図では排気マニホルド内の瞬時圧力を表わす曲線21で低い瞬時圧力の位 相がBDCに先立つ吸気工程で認められる。圧力がふたた上昇する前の最低瞬時 圧力の位置は部分28により示してある。次いで排気マニホルド内の瞬時圧力は 先ず進行的に次いで一層急速にふたたび上昇する。すなわち曲線21の区間29 は、圧力がふたたび降下するのに先だってBDCの付近で最大値すなわち圧力ピ ークSに達するまで360°においてシリンダ1のサイクルに次いでシリンダ4 からの脈動圧力に対応する高い圧力区域を示す。 考えているエンジン速度では、圧力最低値28は第5図に対応する2シリンダ 配置に対し表示した図の曲線19上の点に対応する。この図は又同じ排気マニホ ルドの4シリンダ配置に対し示した第3図と同様である。 ピークSは曲線18上の点に対応する。 第6図及び第7図の線図は第3図のエンジンと同じエンジンに関するものであ る。 第8図及び第9図は第4図に示した同じエンジンに関するものである。 第5図に示した場合では掃気の可能性と後給気の可能性とは、同じエンジン形 式に対し同じエンジン速度でただし4シリンダ配置では第6図に示した場合より 大きい。すなわち最低瞬時圧力28は第3図の曲線19上の点に対応するが、ピ ーク値Sは1500rpmにおける第3図の曲線18上の点に対応する。 第3図及び第4図の線図と同様な線図は、第5図が同じ排気マニホルドの2シ リンダ配置の場合に単一のタービン入口を持つときは可能な後給気効果の重要性 を十分に指示し又掃気可能性が全部のエンジン速度で極めて高いことを示すから 、第5図に対応するエンジンの場合に対しては描いてない。実際上排気マニホル ド内の瞬時圧力は、この圧力がタービン出口の圧力に降下するまで降下する。そ の理由は、シリンダ1の吸気行程中には脈動がないからである。シリンダ1内の 到達圧力がエンジンの耐えることのできる最高充てん圧力を約50%だけ越える から過給の可能性は極めて高い。 すなわち2シリンダ配置に本発明を適用することは極めて容易である。この場 合「排気ゲート弁」を必要としないで一層大きいタービンを持つ変型が得られる 。 本発明の目的は、とくに低いエンジン速度で曲線21に示した変動がかなりの 振幅を確実に生ずるようにして管8又は管10のような同じ排気管に若干のシリ ンダを連結することにある。マニホルドに配置するシリンダの個数は4サイクル ・エンジンでは7個より少ないか又は7個に等しいが3シリンダ配置であり、そ して2サイクル・エンジンでは2個、3個又は4個である。360°クランク角 の点火間隔を持つ2個のシリンダ2、3又はシリンダ1、4だけを同じ排気マニ ホルド8又はマニホルド10に連結するのが有利である。第1図に例示した排気 管配置は第12図に簡略化した形で示してある。第12図に線図的に示すこの管 配置は、同じ排気マニホルドに連結した2個のシリンダ1.4又はシリンダ2. 3の排気オリフィスを類別する管区間l1、l’1は管区間l2、l’2を使って得 られる。前記の管区間l1、l’1及び管区間l2、l’2はできる だけ互いに等しく又これ等の管区間は互いに接合するのに先だってタービン・ケ ーシングの入口に最も近い位置に終わることが望ましい。実際上次の後給気位相 で貯えられ使うことのできる空気の体積はその最大体積で管の容積に等しくする ことができる。管の容積に対応するこのようにして使用できるようにする容積は 所望の自動過給効果を生ずるのに十分でなければならない。しかしマニホルド容 積は、排気マニホルド内に生ずる圧力変動の振幅ができるだけ大きくなるように できるだけ小さくなければならない。 実際上この圧力変動は、タービンの有効横断面積すなわち「タービンの寸法」 により又排気弁6の揚程27の開き速度により主として生ずる。 第11図は、タービンTの単一の入口9に対する4シリンダの排気オリフィス に対する構造であって、排気マニホルド内の瞬時圧力の圧力最小値28と圧力最 大値又は圧力ピーク値Sとの間で第6図の曲線21に例示したような十分な振幅 を持つ変動が得られるようにした他の類別構造を示す。 同じマニホルドの4シリンダ配置に対応する第6図を同じマニホルドの2シリ ンダ配置に対応する第5図と比較することにより、圧縮機出口の圧力と比較した 「脈動」の相対振幅は、シリンダ数の増加に伴い減小することが分る。 第13図の線図的図面は、長さ(l1、l’1)、(l2、l’2)(l3、l’3 )を持つ管により排気オリフィスをタービンTの3つの入口9、11、30に対 にして連結した6個のシリンダ(1、4)、(2、3)及び(23、24)を持 つエンジンに係わる。 第14図は、タービンTの単一の入口9に対する6個の シリンダ(1、 4)、(2、3)、(23、24)の排気オリフィスに対する構造であり、排気 マニホルド内の瞬時圧力の圧力最小値28と圧力最大値すなわち圧力ピーク値S との間で第8図の曲線21で例示したような十分な振幅を持つ変動が得られる他 の類別構造の略図である。 第5図又は第6図に明らかなように、タービンTの入口9における圧力ピーク 値Sは、第1シリンダ1の吸気行程のほぼ終りにすなわち吸込弁5の揚程又は開 きの終りに生ずる。シリンダ1に関連する排気管内の圧力の上昇Sは、排出位相 にあってこの排気管に連結した他のシリンダ4により生ずる。 本発明方法によればシリンダ1の排気弁6は第5図の破線26で例示した吸気 行程中に開く。これ等の実施例により表わした4サイクル・エンジンの場合には 曲線26は、破線27により示した普通の開き位相後に吸入行程の初めにふたた び閉じている排気弁6の再開に対応する。 図面から明らかなように(第5図においてただし又第6図又は第8図において )、排気弁6はふたたび開き始めるが、排気管内で排気マニホルド内の瞬時圧力 21の最小値28に対応する瞬時圧力はシリンダ1の入口におけるブースト圧力 の平均値20より低い。なお開いている弁5により吸入される空気は、吸入弁5 及び排気弁6が同時に開く間にシリンダ及び排気管を掃気することができる。第 1図では気泡で表わした或る体積の空気Aは排気弁6の付近で排気管1e内に貯 えられ、最大体積ではこの空気は長さ 1の管の容積を占めることができる。 低いエンジン速度では高い瞬時排気圧力(平均ブースト圧力より高い)の位相 29(第5図)は、吸込弁5が閉じた後排気弁6がな お開いている間に生ずる。 排気管1eに前もって貯えた空気Aは圧力の山29(第5図)によりシリンダ 1内に押し戻されシリンダ1の後給気を確実にする。第5図、第6図及び第8図 に示すようにこの後給気効果は、排気の高い瞬時圧力位相29の間のシリンダ内 の瞬時圧力22では明らかに著しい。このことは、吸込弁5が実線で表わした揚 程25に示すように閉じるが排気弁6はBDCの付近で破線により表わした揚程 26に示すようになお開いている位相に一致する。同じタービン入口に連結する シリンダの個数が少ないほどそれだけ後給気効果が大きくなる。このことの主な 理由は、排ガス流れ用の排気マニホルド出口の横断面積を構成するタービン有効 横断面積にある。第5図及び第6図に例示したエンジンのシリンダは互いに同じ である。第6図におけるように4シリンダ配置の場合には、脈動が流通するター ビンの横断面積は第5図の2シリンダ配置の横断面積の2倍である。第8図にお けるように6シリンダ配置の場合に同じシリンダを選定するとタービンの横断面 積は4シリンダ配置の場合の1.5倍である。このことは圧力変動の振幅の差を 説明している。 前記した後給気効果は低いエンジン速度で得られる改良された充てんの完全な 説明にはなっていない。実際上従来の過給エンジンに比べて第5図、第6図及び 第8図に示すように圧縮行程の始めに圧力の上昇22により第1の推定値で表わ した給気効率の増加は、2シリンダ配置に対する約50%の値から6シリンダ配 置に対するほぼ30%までの範囲である。実際上吸気行程の終りに掃気位相によ り生ずる低いエンジン速度における空気流量割合の増加は、圧縮機の与えられた 圧力比で50%ないし100%もの高い値である。こ のことによって「エンジンマップ(map)]を「圧縮機マップ」に合わせる際 に広い速度範囲を持つエンジンの排気タービン過給の主な問題となる困難を著し く減らし又は全くなくして、空気を実質的に向上した効率で圧縮することができ る。 最も重要なことに、低いエンジン速度における給気効率の上昇により、改良さ れた空気燃料比によって燃料送給を著しく増大させ、排気タービン過給機により 生ずる圧力が上昇するようになる。 この利点は低いエンジン速度で明らかであり、2シリンダ配置の場合に得られ る最高トルクはもはや、空気の不足によっては制御されないで最高許容シリンダ 圧力によって制御される。4シリンダ配置では空気・燃料比の限度と最大シリン ダの限度とにほぼ同時に達する。 他の明らかな利点の1つは、前記した後過給を使うと自動過給の応答に遅れの ないことである。実際上全負荷より低い任意の負荷に対し、負荷の急激な上昇及 びエンジンの加速が生ずる低いエンジン速度において、排気管1e内にはシリン ダ4からの脈動圧力により押し戻すのに利用できる十分な空気量がつねに存在す る。 実際上排気タービン過給のループのエネルギー平衡により満足できる掃気条件 が確実に得られる、中程度の空気燃料比による中程度の負荷であっても、又は掃 気の可能性がなくて空気燃料比が極めて大きく排気ガスが主として空気から成る 極めて低い負荷であっても、排気管1eの容積は長さl1にわたって、純粋な冷 空気又はほぼ純粋な空気から成る保留ガスにより100℃ないし150℃の程度 の比較的低い温度において大体充満する。この低い温度は考えている運転状態の 排気温度に対応する。 シリンダ4内の燃料送給の急激な増加により膨脹行程に対応する時間遅れ内で すなわちクランク回転の半分内で又は1000rpmで0.03sec内で排気 マニホルド内に脈動を生ずる。この脈動の高い圧力29は全負荷時とほぼ同時に 生ずる。 この特性により排気タービン過給エンジンのよく知られた問題をなくすことが できる。 すなわち燃料送給はエンジン過度状態中に従来の過給エンジンの場合のように ブースト圧力によるだけでなく又各シリンダの入口の平均瞬時圧力Kと排気マニ ホルド内の平均瞬時圧力Gとの間の差によっても制御されるのはもちろんである 。実際上この制御変数は、空気Aを貯えシリンダ4からの脈動によりシリンダ1 内に押し戻すことのできる瞬時掃気可能性を表わす。 本発明によるエンジンの負荷容量の急激な増加はすなわち、負荷の増大中に掃 気条件が満足されるとすぐに自然吸気エンジンとして知られる非過給エンジンの 場合と同じである。 実際上この限界値は、排気タービン過給機の効率と同じタービン入口に連結し たシリンダの個数とによる。2シリンダ配置では、この限界値は実際上無負荷に 対応する。 すなわち自動過給は、排気タービン過給機の作用を或る程度完了する後給気効 果を使って行われる。このタービン過給機は、エンジン形式と運転範囲とに従っ て「排気ゲート弁」を設け又は設けないで高いエンジン速度に対し適当な寸法を 持つが、低いエンジン速度では十分なブースト圧力を送出さない。 従って本発明は、排気タービン機関の運転を実質的に向上させることができる 。 それぞれ同じエンジンに対応する第3図及び第4図に示した曲線K、G上の平 均値の変化のほかに一方では第6図及び第7図と他方では第8図及び第9図との 比較は、瞬時圧力20、21、22の相対位置により、例示した各エンジンに対 し低速及び最高運転速度の間の排気弁6の揚程26の間に掃気条件及び後給気条 件の変化を極めて明らかに示す。 もちろん低いエンジン速度では、ブースト圧力Kからだけでなく又排気マニホ ルド内の瞬時圧力から利益を受けるようにするのに寸法のできるだけ小さいター ビンが望ましい。前記の両圧力はこの場合、一見して十分な掃気が確実に行われ ていればシリンダ1の充てんが最高瞬時圧力18によるから、共にできるだけ高 い。 しかし全負荷で高いエンジン速度では、エンジンの効率及び熱負荷の望ましく ない低下を防ぐように排気弁6の開き位相26中に燃焼ガスによる逆流掃気又は 後給気はあまり行われない。 第3図、第4図及び第7図、第9図に明らかなように、最高のエンジン速度に おいて曲線K及び曲線(19、G、18)の又は瞬時圧力曲線20及び曲線(2 8、21、29、S)の相対位置が与えられた例にほぼ合致するように、すなわ ち排気マニホルド内又はタービン入口における平均圧力Gが最高エンジン速度全 負荷でわずかに5%ないし10%だけブースト圧力Kを越えるようにタービンT の寸法を選定すれば、前記の条件はもちろん満足される。 実際上2種類のシリンダ群すなわち第7図の4シリンダ配置と第9図の6シリ ンダ配置とに対して、一方では各瞬時圧力の相対位置と他方では圧力の21の変 動の減小(相対値としての)とは内弁6の選定した開き線図26によれば、燃焼 ガスによる逆流掃気も後給 気も生じない。 ピークSは、第6図及び第7図又は第8図及び第9図に明らかなようにエンジ ン速度の増加に伴い一層高いクランク角に向かい移動するのはもちろんである。 このことは高いエンジン速度で後給気を防ぐのに役立つ。この現象は、彼がシリ ンダ4からシリンダ1に移動するのにかかる時間から生ずる脈動の角度時間遅れ を考慮すると比較的長い管l1、l’1を選択することによってさらに強化される 。 実際上考えている周期中のガス交換は、高いエンジン速度においてもはや排気 弁の開き26が生じていないように全課程として生ずる。 すなわち「固定の形状」(fixed geometry)の使用により自然の「可変形状」 (variable geometry)効果が得られる。 明らかに、これに反して目的が高い動力で燃焼済みガスを再循環させることで あれば、タービンTと線図26との調整は、再循環を促進するように各別に行わ れる。前記パラメータの調整は容易にされ、とくに、一層閉じたタービンを選定 すると低いエンジン速度で一層高度の充てんもできる。 1つのタービン入口を持つ同じマニホルドのシリンダ配置の場合に、本発明で はタービン寸法に下限を設けない。本発明の採用はこの場合、シリンダ1、4の 間に脈動がないから、著しく簡単になる。この理由で第5回のエンジンの最高速 度に対して線図が描かれてない。 同じマニホルドに多数のシリンダ(6個又はそれ以上)を連結したシリンダ配 置に特有の困難の1つは、開き位相26中に掃気を得るのに2つの脈動の間に利 用できる時間が一層短いことによる。こ の場合この位相中の角度持続時限が一層短くなり従ってこの開き位相中の最高可 能揚程が一層小さくなる。可能な掃気及び後給気の強さはこのようにして低下す る。 従って同じマニホルドに連結するシリンダの個数が少ないほど、持続時間26 及び開き位相の揚程がそれだけ長くなる。例えば2シリンダ配置に対する第5図 の揚程26は主揚程27の28%になるが、位相26の開き時間を長くするとは るかに大きくすることができる。第6図及び第7図に示したエンジンの4シリン ダ配置では、相対揚程26はまた主揚程27の28%を表す。これはほぼ最高許 容値である。第5図又は第6図及び第7図のエンジンに関して弁揚程輪郭の同じ 加速レベルを持つ車両エンジンの6シリンダ配置は、主揚程27の約20%の最 高許容揚程26と12°クランク角だけ短くした空き時間とを持つ。 6シリンダ配置を持つエンジンの揚程26は、弁揚程輪郭の一層大きい加速レ ベルによって主揚程27の31%を表わす。これ等の輪郭は、とくに第10図に 示したカムを円形又は扁平でない輪郭を持つカム・フォロワ(cam follower)3 2と組合わせて使うときは一層低い最高速度を持つエンジンで得られる。 第8図及び第9図の曲線26による排気弁6の揚程作動手段はたとえば第10 図に線図的に示すようにこの場合と同様に円形でよいが又扁平でもよい。カム・ フォロア32に作用し弁6に運動を伝えるカム31により得られる。カム31は 、第8図の普通の揚程27に対応する比較的広い角度βを持つ主突出部33を備 えている。 カム31は別の突出部34又はボスを持つ。突出部34の頂部は突出部33の 頂部から角度θだけ離れている。この突出部33は排 出弁6の開き26を生ずるようにしてある。問題の例では角度βは4サイクルエ ンジンではカム軸で147°すなわちクランク軸で294°である。角度θはカ ム軸で130°であるが、角度αはカム軸で77°である。角度区間αは第7図 及び第9図に明らかなように全負荷で最高エンジン運転速度において逆流掃気を 防止し続けるように、同じ排気マニホルドに連結したシリンダの個数に依存する 瞬時圧力輪郭の関数として実際上できるだけ大きくなるように選定する。 排気口1eは若干のディーゼルエンジンの吸込み口に同様にして適用するよう にシリンダ1にうず流を生じて燃焼を改良するために空気又は燃焼済みガスの再 導入を利用する形状にしてある。 第15A図及び第15B図は、このようなうず流を発生するように形成する口 区域の排気管1eのうず巻形状部35を示す。 後給気作用により生ずるこのうず流はこのようにして低いエンジン速度では一 層著しい。この現象は、弁付き2サイクル・エンジンの場合のように吸入口を経 てうず流を発生することがむずかしいか又はできないエンジンではとくに有利で ある。 第3図及び第4図と又第6図とについての説明から掃気及び後給気を行う際の 排気タービン過給機効率の増加の結果が分る。 実際上第4図及び第8図に示した場合には低いエンジン速度における排気マニ ホルド内の圧力(G,21)に対して高い排気タービン効率による高レベルのブ ースト圧力(K,20)によって、不必要に高い掃気可能性と若干の後給気効果 を生ずるのにブースト圧力20を不十分に越える圧力ピークSの位置とが生ずる 。 この現象は、排気タービン過給機の圧縮機及びタービンがそれぞ れの寸法によって第4図及び第8図に示したトラックエンジンの例における効率 より高い約10ポイントである効率を持つことができる工業用エンジンに応用す るときに、それだけ大きくなる。 この現象は、排気マニホルド内の脈動の圧力レベルを増すことにより容易に矯 正することができる。 ブースト圧力20に対して排気管1e内の脈動の圧力レベルを増すために第1 図に例示したようにタービン出口16に絞り弁36を設けることができる。絞り 弁36の開閉はたとえば、掃気条件が良好すぎるときにタービン背圧を増して後 給気可能性を向上するように、平均圧力K,G間の差に従って制御手段37によ り確実にできる。 このような運転条件(すなわち掃気可能性が大きすぎ又後給気可能性が低すぎ る)のもとで、一層有効でもある1つの解決法は、出口管13とタービンTの入 り口管8,10との間の運転ダクト38(第1図参照)により圧縮器C(冷却器 40の上流側)によって送出される空気の一部をバイパスさせることである。 圧力Gが圧力Kに対し等しいか又は大きくなるようにしてバイパスさせる空気 の量を増すように、連結ダクト38の上流側に逆止め弁39を取付け空気をター ビン入口に向かい流通させて、燃焼済みガスの反対方向の逆流を防ぐことができ る。 ダクト38には弁39及び管8,10の間に弁制御手段40を設けてある。 第17図は弁制御手段40の実施例を詳細に示す。タービン・ケーシングに組 付けるのを有利とする制御手段40は次のように、開いたときにダクト38によ り供給される室43とタービン・ケーシ ング入口の内部44との間の通路区域42を解放する弁41と弁41の開閉を制 御する空気圧シリンダ45とから成っている。シリンダ45は2つの室47,4 8を隔離するピストン46を備えている。室47は圧縮機Cの出口13に連結し た管49により供給されるが、室48はタービン・ケーシング入口の内部44に 連結した管50により供給される。ピストン46はこのようにして、ブースト圧 力と室48内の排気マニホルド内平均圧力Gとの間の圧力差△Pを受ける。圧力 Kが圧力Gより低いときは弁41を閉じた位置に保持するように室48内にばね 51を設けてある。 圧力差△Pに対する任意所望の特性は、必要に応じ段付きピストン46を設け ることによりばね51の力に従って得られる。実際上、弁41を開いたときに圧 力Gが圧力Kに近いが圧力Kよりは低くなるような特性を選択することにより掃 気可能性及び後給気可能性をつりあわせ、弁39を設けないで済ませるようにし てある。 1変則では、もはやシリンダとしてでなく弁41に対する制動装置としてブー スト圧力の空気を共に満たした2つの室47,48を使う。この場合第17図に 示してないノズルを設け、室47,48をピストン46を経て連結するようにし 、又は外部で管50を除いてある。この場合弁41の位置は、ばね51の作用と 、弁頭部に作用する加えられる圧力の力すなわち室43内のブースト圧力Kとタ ービンケーシング入口の内部44内の平均圧力Gとの平衡との結果による。この 変型は、或る限界値たとえばブースト圧力の限界値以上で弁41を閉じた位置に 保持してエンジンに対する全掃気可能性を復元することにより弁41の作動を停 止する。この限界値は又負荷(ガスペダルの瞬時位置)及び/又はエンジン速度 による。 これ等の制御手段40は単独に又はバイパス弁15「排気ゲート弁」及び/又 は可変形状タービンに協働して使うことができるのはもちろんである。 第17図に示した形式を持ち圧力差△Pにより制御される制御手段は又、とく に本発明によれば、又可変形状タービンのノズル流れ面積を制御する装置の有効 な調整を行う。 第16図は、第11図の場合のようにタービン入口9の上流側の排気マニホル ドののど部52の実施例を示す。この第11図では2個以上のシリンダを同じタ ービン入口9に連結してある。考えているこの例では、シリンダ1,4は管53 に連結してあるが、シリンダ2,3は管54に連結してある。各管53,54は タービン入口9で2つの絞り区域55,56を経て互いに接合してある。中間仕 切57によりのど部52の領域で横断面積がじょ徐々に減小する。 のど部52の存在により、低い瞬時圧力位置相の最低値のレベルに何等変化を 伴なわないでピーク値S(第5図ないし第9図)の上昇を生ずる。 同じタービン入口の2シリンダ配置により得られる条件と同様な条件を生ずる ことにより第5図に示すように後給気効果及び掃気可能性を実質的に高めること ができる。この効果は、絞り通路55,56の横断面積がタービンの横断面積( ステータ及びロータの両方から得られる横断面積)より小さくなるとすぐにかな り高くなる。この場合高圧位相29は、もはやタービンの「寸法」の関数ではな くなり、絞り通路の流れ横断面積の関数になる。 第18図は、第5図の線図と同様な線図であり、同じ排気マニホルドに2シリ ンダ配置を持つ車両エンジンのような本発明による2 サイクル・エンジンの全負荷1500rpmにおける運転状態を示す。このエン ジンは第5図のエンジン(同じ単位の押しのけ量と同じ最高サイクル圧力とを持 つ)と同様である。 このエンジンは可変形状のタービンを備えている。このタービンではその横断 面積従って圧力比は、最高動力の3バールの最高ブースト圧力限界値に対し或る ブースト圧力限界値たとえば2バールの限界値以下で平均圧力Gがつねにブース ト圧力Kに確実に近くなるように制御される。このエンジンは又一定形状のター ビンと弁制御手段40とを備えている。 排気弁及び吸込み弁の各輪郭カムの速度は第5図の例及び第8図の例の場合よ りかなり高い。 前記したように2サイクル・エンジンに特有の弁揚程曲線は4サイクル・エン ジンの揚程曲線に対し、排気弁6の揚程を示す破線27、26が互いに合致して 単一の曲線になる点で異なる。第5図ないし第9図に示した4サイクル・エンジ ンに対する線図の場合のように開き曲線26の端部の位相は、吸込弁が閉じた後 (実線の揚程曲線25に従って)曲線26の後給気位相に対応するが、排気弁及 び吸込弁が同時に開いている位相はシリンダだけでなく4サイクル・エンジンの 場合のように排気管1eの開き曲線26の位相の開始にすなわち掃気位相に対応 する。 排気マニホルドで達するピーク値Sの瞬時圧力21のレベルは、同等のレベル のブースト圧力20に対し第5図で達するレベルよりかなり高い。このことは主 として排気弁の早い開きにより又その開き速度により説明できる。 得られる後給気効果は、この位相中は吸込弁の閉鎖時に達する数 字に比べて充てんがほぼ50%だけ増すから極めて大きい。 一層高いエンジン速度では、シリンダを掃気する満足できる条件は、タービン 寸法の適当な選択により吸込弁の開き時間を通じて保持される。後給気効果は、 4サイクル・エンジンに関してはエンジン速度の上昇に伴い低下し次いで消失す る。しかし最高許容ブースト圧力レベルは4サイクル・エンジンの例の場合(2 バール絶対)に比べて、排気弁の閉じるのが遅いのではるかに高くできる。 それぞれ3シリンダ及び4シリンダを同じタービン入口に連結する本発明によ る2サイクル・エンジンの場合には、排気弁揚程曲線27、26と吸入弁揚程曲 線25との開き制限角度は、各シリンダ間の種種の肩度位相を考慮するように第 18図の例に比べてそれぞれ約60°及び90°だけ短縮させる。 第18図の弁揚程曲線により本発明による2サイクルエンジンはその全運転範 囲にわたって運転することができる。排気タービン過給機は唯一の掃気空気源で あり、補助的な送風機は必要でない。 本発明の可能な応用には極めて他種類のものがあることを考慮すると、各特定 の場合に対応する種種の弁揚程曲線を詳細に定めることが不必要であるのはもち ろんである。 後給気効果がシリンダ1の吸入行程中に高圧位相29と排気マニホルド内の瞬 時圧力21のピークSとの角度位置と共にピークで達する圧力レベルとによるの を認めることが大切である。 ピークSの圧力レベル及び角度位置は、与えられた互いに異なる例から明らか なように、複数の要因による。これ等は、シリンダ1と高圧区域29を発生する シリンダとの間で同じタービン入口のシリンダ配置の方式に伴って変る角度位相 差によるのはもちろんであ る。これ等は又、排気弁開き速度とタービンの横断面積とに著しく依存する。こ れ等は又排気マニホルドの容積にも或る程度依存する。 与えられた全部の例は低いエンジン速度範囲においてシリンダの充てんを改良 することを目的とする。又とくにこれ等の例は、第5図、第6図、第8図、及び 第18図に示すように最高エンジン速度の約1/3に、すなわち排気タービン過 給エンジンが不十分なブースト圧力を受ける範囲で本発明を「適応させる」こと を目的とする。これ等の全部の例で、ピークSの角度位置は問題の場合によれば 、曲線25に示したように吸入弁閉鎖の角度と曲線26に示すように弁揚程閉鎖 の角度との間に位置する角度にほぼ対応することが認められる。 吸入弁を閉じる角度は一般に、開き揚程曲線26の終りに先だって10°及び 30°のクランク角の間にある。 本発明により、後給気が起るエンジン速度で、とくに前記した例において、低 いエンジン速度で高いトルクが得られる。 この重要な結果は、従来の過給ディーゼル・エンジンのシリンダと本発明によ れば第5図、第6図、第7図及び第18図におけるような車両エンジンのシリン ダとにおける平均有効圧力の変動を表わす第2図に例示してある。前記したよう に平均有効圧力はサイクルごとに得られる仕事をサイクルごとのシリンダ押しの け容積で割った値に等しい。図示の全部の例で各シリンダは2個の排気弁及び2 個の吸込弁と余熱チャンバ燃焼ンステムとを備えている。 曲線58は従来の過給エンジンを表わす。曲線59、60、61は、それぞれ 同じ排気マニホルドに連結した2個、4個及び6個のシリンダを持つ本発明によ る過給4サイクル・エンジンの場合に対 応する。曲線62は、同じ排気マニホルドに連結した2個のシリンダを持つ本発 明による過給2サイクル・エンジンの場合に対するものである。 低いエンジン速度で平均有効圧力は、本発明によれば従来の過給エンジンの平 均有効圧力に比例するエンジンのトルクはこのようにして低いエンジン速度では 著しく増大する。 又排気タービン過給は行わなくて極めて高い速度で運転するレーシング・カー ・エンジンの場合のようにたとえば「調整」吸気システム(tuned intake syste m)により排気管1eを掃気する可能性を持つエンジンの場合に後過給効果を期 待するこができる。この場合4サイクル・エンジンに対するシリンダ配置も又、 弁揚程線図が極めて「開いた」ものとすると、可能になる。本発明に適合するよ うに選定したエンジン速度が実際上速度範囲上半部で最高トルクが望ましい速度 に対応する速度範囲に入るのはもちろんである。 同様に排気弁の開き曲線27、26及び/又は吸込弁の開き曲線25の任意の 可変の制御装置が若干の場合に本発明の適合性を向上する付加的な融通性を与え ることができるのはもちろんである。 第19図には第1図のエンジンの変型を示してある。この変型は、第1図につ いて延べ同じ参照数字を付した全部の部材を備えるがこれ等の部材の説明は反復 しないことにする。 さらにこの変型によればエンジンは、空気フィルタと共に一体の低動力電動機 により駆動するのを有利とする補助的な送風機63又はエンジン出力軸により駆 動する破線で示した機械式圧縮機64を備えている。 送風機63は、その作動しているときは、排気タービン過給機の 圧縮機Cの入口管12に連結したダクト65に空気を放出する。弁66は、圧縮 機Cの入口管12にダクト65との接合部の上流側に取付けてある。弁66の閉 鎖は、送風機63により送出される空気の逆流のおそれが圧縮気Cの反対の入口 管12の側で生じないようにするのに送風機63が作動する間に制御する。送風 機63は、低い最高圧力比すなわち1.02/1.03の程度の圧力比を持ちた とえば2段又は3段の遠心送風機である。エンジン速度に従って送風機63を始 動するように制御手段67を設けてある。一般に送風機63は低い速度で又は極 めて低いエンジン運転速度で始動する。 すなわち送風機63は、排気タービン過給機なしで後給気ができ、又は排気タ ービン過給機の作動を補助する。 送風機63は、吸込側及び排気側の間に不十分な圧力差が存在するので掃気可 能性が制限され、又は存在しないか又は負でもある場合に極めて低いエンジン速 度における後給気を改良する。 送風機63の利用は、無負荷回転数で2サイクル・エンジンにとくに適当であ る。 過渡的運転ではとくに加速中に前記したように排気タービン過給機はいくぶん 遅れる。実際上送風機Cの出口の圧力の増加はエンジン入口で必要な圧力上昇に 比べてわずかに遅れる。とくに低いエンジン速度からの加速時ににエンジンの作 用を改良するようにエンジンの入口管に冷却器14の下流側で供給する機会式圧 縮機64によって高圧段HPを設ける。この場合送風機63により前回に生じた 機能を次いで機械式圧縮機64によって生じ増幅し送風機63は余分なものとな る。 機械式圧縮機64又、明らかに低いエンジン速度でた又中程度の 速度範囲内で、過渡的条件の間に、とくに加速時に又は全トルクを一時的に使う と機に排気タービン過給機を使って後給気を改良するのに使うことができる。 実際上機械式圧縮機は過渡状態中に若干の加速限界値(たとえばガス・ペダル 位置(gas pedal position)の与えられた変動から、負荷の与えられた増加以上 で)又は排気タービン過給機だけを使って得られるトルクより高いトルクが得ら れるように一定の速度(過ブースト条件)で係合する。任意の他の運転に対しと くに定常状態の条件(一定のエンジン速度)に対しては、機械式圧縮機は最高の エンジン効率が得られるように係合をはずすのがよい。 第20図に例示したように機械式圧縮機64は、エンジンMの出力軸68によ りたとえば歯付きベルト69により又電気機械式クラッチ69aによって駆動す る。圧縮機64の空気入口70は上流側を空気冷却器14の出口に又下流側を弁 72により制御するバイパス・ダクト71に連結してある。 機械式圧縮機64からの圧縮空気の出口73は、空気冷却器74によりエンジ ンMへの空気の入口Aに連結してある。バイパス・ダクト71は空気冷却器74 の入口に連結してある。 機械式圧縮機64はほぼ2までも高い圧力比を生ずることができる。 圧縮機64の始動は、制御手段67aの作用に応答してクラッチ69aを係合 させ、弁72を閉じることによってできる。入口Aに供給される空気は、圧縮機 64出口73から来る空気である。弁72を開くと機は、圧縮機64はバイパス される。 機械式圧縮器64は、本発明によりエンジンに過給するのに排気 タービン過給機によらないで単独に使うことができる。 機械式圧縮機64の係合を離脱しても排気タービン過給機により送出される圧 縮空気に対してこの場合2つの冷却器14、74を直列にして使うことができる から、機械式圧縮機64は高圧段に配置するのがよい。しかし機械式圧縮機は低 圧段として使うことができる。 第21図及び第22図には、第16図の場合のようにのど部を持つ「脈動コン バータ」装置の改良された実施例を示してある。 第21図はタービン入口9の上流側で排気マニホルドの他ののど部52を示す 。この場合同じ部材には同じ参照数字を使いその説明は省くことにする。 従来の排気ゲート弁構造によればこの構造は破線の円75で線図的に示すよう にのど部52の下流側でちょうどタービン入口に位置させてある。 本発明によれば、同じ入口に連結した2シリンダ枝管53、54の個数に等し い個数のタービン入口用排気ゲート弁を利用しこれ等の「排気ゲート弁」をのど 部52の上流側に位置させるのが有利である。 2つのシリンダ枝管53、54を同じタービン入口に連結した問題の例では2 個の排気ゲート弁76、77すなわち各枝管53、54に1個ずつの弁はのど部 52のすぐ上流側で各絞り区域55、56に組付けてある。 各排気ゲート弁76、77はタービンTのケーシングに組付けたままにするの がよい。このことは、のど部52をタービン・ケーシングの入口の内部に位置さ せることを意味する。この入口には仕切 57が突出している。 弁76、77は単一の駆動手段すなわち空気シリンダにより同時に制御される 。 第21図では2個の排気ゲート弁76、77は互いに並べて位置させ、リンク 仕掛による作動を容易にする。 各排気ゲート弁76、77は第22図に示したようにこれ等の弁が相互に対向 するように位置させることができる。これ等の弁は、各フラップ上縁部で第22 図の平面に直交する軸線のまわりに枢動するように取付けたフラップから成って いる。この場所は、各排気ゲート弁76、77が開いた位置にあるときにタービ ンをバイパスする排ガスバイパス通路に向かう空気の流れを容易にする。 高いエンジン速度及び高い流量において、各排気ゲート弁76、77は従来の 弁に関しては開いている。その理由は、排気弁がふたたび開いている間にこのエ ンジン運転範囲では逆流掃気が生じないからである。 のど部52の上流側に位置する2個の排気ゲート弁76、77の存在により、 排気行程にあるシリンダに対しガス流の絞り従って瞬時背圧が減小し有利である 。その理由は、排気ゲート弁76、77が開いているときに利用できる流通路が 比較的広く又これ等の弁がのど部52の上流側に位置するからである。タービン Tを流通するガス流が絞られるだけであるが、開いた排気ゲート弁76、77を 経てバイパス下流れは絞られないし又遅くならない。 他の1つの利点は次の通りであり、たとえば排出口を枝管53に連結したシリ ンダを考える。このシリンダのピストンの上死点から下死点への吸入行程の間に 、排気弁を吸込弁とのオーバーラップ時 限中に閉じるか又はふたたび開く。枝管54に脈動が生ずると(のど部52の上 流側の排気ゲート弁76、77が開いているから)と、ガスの圧力は脈動の生じ ていない枝管53内で低下する。その理由は、枝管53に対応する絞り区域55 が弁76によりタービン出口の圧力に連通し、又この圧力が絞り区域55の下流 側でタービン入り口9における圧力よりはるかに低いからである。枝管53に連 結した前記シリンダは従って、隣接枝管54からの脈動から保護される。 この結果は、第23図に破線21’により表わしてある。破線は、両方の排気 ゲート弁76、77を持つ実施例の変型に対し前記シリンダの排気の枝管53内 の圧力を示す。実践21”は、円75を第21図に示した場所に1個の「排気逃 し」弁だけしか位置させない変型に対応する。これ等の曲線から明らかなように 、枝管53内で隣接枝管54により生ずる中間の脈動B’が脈動B”よりはるか に弱い。比較により第7図からの鎖線曲線21が第21図に再生してある。この 曲線は、1個の排気ゲート弁を取り付けてあるが「脈動コンバータ」は備えない 同じタービンによる同じ運転条件に対応する。中間脈動Bは一層強く従って一層 高い摂動を生ずる。 のど部52の上流側に位置させた2個の排気ゲート弁76,77を持つ変型で は、高いエンジン速度における逆流掃気のおそれなしに一層小さい寸法を持つタ ービンを使用することができ極めて低いエンジン速度でも比較的高いトルクが確 実に得られる。 第5図に示すように各シリンダへの入口の瞬時ブースト圧力は簡略化のために 或る時間にわたり一定と考えこのように(直線20で)表わした。エンジン速度 が低いほどそれだけこの状態に近くなる。 一層高いエンジン速度では、とくに吸込み管を一層高いエンジン速度に対し調和 させたとき(すなわち吸気圧力変動が高いエンジン速度で生ずるような長さを持 つ管1eのような吸込み管)、第23図の破線の曲線20aに示したような吸気 圧力変動が得られる。直線20はこれ等の変動の平均を表わす。通常の場合のよ うにこれ等の変動は、高いエンジン速度でシリンダの給気効率を高めるのに使う 。本発明によれば、このようにしてもよいが、又排気弁のふたたび開く間に入口 20a及び出口21,21’,21”の間の正の瞬時圧力差を利用してもよい。 第23図に示すように高いエンジン速度でわずかな掃気効果が保持され、又はタ ービンの寸法を逆流掃気のおそれなしにさらに小さくすることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.主として排気タービン過給機により過給され、空気で排気される内燃機関の 運転を改良する方法において、排気管(1e)内の圧力が、実質的な振幅を持つ 時間による変動を受けるように若干の数のシリンダ(2、3;1、4)を同じ排 気ガス・マニホルド(8、10)に寄せ集め、吸込弁(5)又は吸込口と前記排 気弁(6)とが同時に開いている間に、与えられたエンジン速度範囲で前記排気 管(1e)内の低い瞬時排気圧力の位相(28)により、吸込管(1a)/前記 シリンダ(1)/前記排気管(1e)を掃気することができるように、シリンダ (1)の排気弁(6)を、このシリンダの吸入中すなわちその充てん中に開き、 他のシリンダにより生ずる高い瞬時排気圧力の位相(29)は、前記吸込弁(5 )又は吸込口が閉じた後に、かつ前記排気弁(6)がなお開いている間に、前記 排気管(1e)内に前もって貯えられた空気(A)で前記シリンダ(1)に後給 気するのに使用され、前記与えられたエンジン速度範囲以上のエンジン速度では 、排気ガスにより前記シリンダ(1)の後給気が実際上行われないように、ター ビン(T)の寸法を選定することを特徴とする方法。 2.前記排気管(1e)内の圧力が、実質的な振幅を持つ時間による変動(28 、29)を受けるように、同じ排気ガス・マニホルドに連結された若干の数のシ リンダを備え、前記吸込弁(5)又は吸込口と前記排気弁(6)とが同時に開い ている間に、低いエンジン速度において前記排気管内に他のシリンダにより生ず る低い瞬時排 気圧力の位相(28)により吸込管(1a)/前記シリンダ(1)/前記排気管 (1e)を掃気することができるように、シリンダ(1)の前記排気弁(6)を このシリンダの吸入又は充てんの終りに近くに開く開き手段(31、34)を備 え、高い瞬時排気圧力の位相(29)は、前記吸込弁(5)又は吸込口が閉じた 後に、かつ前記排気弁(6)がなお開いている間に、前記排気管(1e)内に前 もって貯えた空気(A)で前記シリンダ(1)に後給気するのに使用され、前記 与えられたエンジン速度範囲以上のエンジン速度では排気ガスにより前記シリン ダ(1)の後給気が実際上行われないように、前記タービン(T)の寸法を選定 したことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法を実施するようにした内燃機 関。 3.前記排気弁(6)の閉鎖(開き揚程(26)の終り)は、排気管内で圧力ピ ーク(S)に達する瞬間よりも早くなく、圧力ピーク(S)に達して後に、30 °のクランク角以上には遅れないように生ずるようにすることを特徴とする請求 の範囲第2項記載の内燃機関。 4.前記吸込弁(5)の閉鎖(その開き揚程(25)の終り)は、前記排気弁 (6)の開き揚程(26)の終りに先だって30°び10°のクランク角の間に 生ずるようにすることを特徴とする請求の範囲第3項記載の内燃機関。 5.前記排気弁(6)を、吸気行程の開始後に閉じ、この排気弁 (6)を吸気入行程の終りの近くでふたたび開くようにすることを特徴とする請 求の範囲第2項ないし第4項のいずれかに記載の4サイクル内燃機関。 6.全シリンダ(1)の前記排気弁(6)をふたたび開くように、カム(31) に突出部(34)を設け、この突出部の角度区間(α)を、全速エンジン速度に おける逆流掃気の防止作用を継続するようにできるだけ大きい値に選定したこと を特徴とする請求の範囲第5項記載の4サイクル内燃機関。 7.同じ排気マニホルドに連結され、単一のタービン入口に通ずるシリンダの個 数を最高7個であることを特徴とする請求の範囲第5項又は第6項記載の4サイ クル内燃機関。 8.同じ排気マニホルドに連結され、単一のタービン入口に通ずる2個のシリン ダを360°のクランク角に設定したことを特徴とする請求の範囲第5項又は第 6項記載の4サイクル内燃機関。 9.同じ排気マニホルドに連結され、単一のタービン入口に通ずる4個のシリン ダを180°のクランク角に設定したことを特徴とする請求の範囲第5項又は第 6項記載の4サイクル内燃機関。 10.同じ排気マニホルドに連結され、単一のタービン入口に通ずる6個のシリ ンダを120°のクランク角に設定したことを特徴とする請求の範囲第5項又は 第6項記載の4サイクル内燃機関。 11.同じ排気弁マニホルドに連結された、各シリンダは、第1のシリンダ(1 )が吸気行程の終りにあるときに、他のシリンダ(4)が吹出し位相の開始時に あるような点火間隔を持ち、この他のシリンダ(4)により前記排気弁マニホル ドに生ずる「脈動」により前記第1シリンダ(1)の後給気が確実に生ずるよう にする請求の範囲第2項ないし第4項記載のいずれかに記載の内燃機関。 12.排気弁及び吸込弁を持ち、前記掃気位相後に同じ排気マニホルドに連結さ れる他のシリンダからの「脈動」の利用ができるように、前記吸込弁の閉じた後 に、前記排気弁を開き続けるようにすることを特徴とする請求の範囲第11項記 載の2サイクル内燃機関。 13.同じ排気マニホルドに連結された2個のシリンダを180°のクランク角 に設定したことを特徴とする請求の範囲第12項記載の2サイクル内燃機関。 14.同じ排気マニホルドに連結された3個のシリンダを、120°のクランク 角に設定したことを特徴とする請求の範囲第12項記載の2サイクル内燃機関。 15.エンジン速度に従い制御手段(37)により開閉を確実に行う絞り弁(3 6)を、タービン出口(16)に設けたことを特徴とする請求の範囲第2項ない し第14項いずれかに記載の内燃機関。 16.前記圧縮機(C)の管(13)と、前記タービン(T)の吸入管(8、1 0)との間に連結ダクト(38)を設け、この連結ダクト(38)に逆止め弁( 39)を取付け、前記ダクト(38)に弁制御手段(40)を設けたことを特徴 とする請求の範囲第2項ないし第15項のいずれかに記載の内燃機関。 17.前記弁制御手段(40)を、前記連結ダクト(39)の開きを制御する弁 (41)を確実に開くように、ブースト圧力(K)と前記排気マニホルド内の瞬 時圧力の平均圧力(G)とにより制御することにより、前記ブースト圧力(K) 及び平均圧力(G)が最高ブースト圧力限界値以下に在る範囲内で互いにほぼ等 しいようにすることを特徴とする請求の範囲第16項記載の内燃機関。 18.同じ排気マニホルドと、同じタービン入口とに連結された2個以上のシリ ンダを備え、それぞれ各シリンダ(1、4)及び各シリンダ(2、3)の管(5 3、54)に対しのど部(52、55、56、57)を設けたことを特徴とする 請求の範囲第2項ないし第17項のいずれかに記載の内燃機関。 19.同じ入口に連結された2シリンダ枝管(53、54)の個数に等しい個数 の排気ゲート弁(76、77)をタービン入口に対して備え、これ等の排気ゲー ト弁(76、77)を前記のど部(52)の上流側に位置させたことを特徴とす る請求の範囲第18項記載の内燃機関。 20.前記排気管(1e)が前記排気弁(6)の近くにおいて、後給気位相中に 前記シリンダ(1)内にうずを生じさせるように設計した形状部(35)を備え たことを特徴とする請求の範囲第2項ないし第19項のいずれかに記載の内燃機 関。 21.前記内燃機関の出力軸により駆動される補助的な送風機(63)又は機械 式圧縮機(64)を設けたことを特徴とする請求の範囲第2項ないし第20項の いずれかに記載の内燃機関。 22.機械式圧縮機(64)を備え、この機械式圧縮機(64)を高圧段の一部 分とし、冷却器(74)とこの冷却器(74)を圧縮機出口(73)及び前記内 燃機関の空気入口(A)の間に連結する手段(71、72)とを備えることによ り、前記機械式圧縮機64が係合しているか係合していないかに関係なく吸入空 気が前記冷却器(74)を経て恒久的に流れるようにしたことを特徴とする請求 の範囲第21項の内燃機関。 23.前記吸込管を高いエンジン速度に対し調和させたことを特徴とする請求の 範囲第2項ないし第20項のいずれかに記載の内燃機関。
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