JPH09503844A - ダブルシート弁を漏れなしに切り替える方法とこの方法を実施するための密封配置構成 - Google Patents
ダブルシート弁を漏れなしに切り替える方法とこの方法を実施するための密封配置構成Info
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Abstract
(57)【要約】
スライド状の閉止部材に形成された半径方向密封手段によりダブルシート弁を漏れなしに切り替える方法を開示する。従来技術における解決方法に比して、漏れのない切り替えを確実にし、半径方向密封手段の耐用年数を増大し、微生物学的に申し分のない閉止部材内の構成を改良するために、本方法の第1の実施例では、半径方向密封手段(1,1*)は、弁が開く時、円筒形弁座面(5)に案内され密封を保つ。一方、第2の閉止部材(4)に設けられた密封手段(2,2*)は、半径方向密封手段(1,1*)の終端部(E)に密封係合し、終端部(E)は、弁が更に開く時及び開放位置に達する時、密封手段(2)により密封包囲される。本方法を実施するために、密封構成は、軸方向弁座面(5a)と協働する軸方向密封面(2a)と、半径方向密封手段(1,1*)の密封面(1a)の終端部(E)と協働する半径方向密封面とを有する軸方向密封手段(2,2*)によって特徴ずけられている。一方、半径方向密封面(2b)は、閉止部材(3,4)が互いに係合する時、終端部(E)を密封包囲する。
Description
【発明の詳細な説明】
ダブルシート弁を漏れなしに切り替える方法とこの方法を実施するための密封
配置構成
本発明は、請求項1の前提部に記載されたダブルシート弁を漏れなしに切り替
える方法と、従属請求項4または12の前提部に記載された前記方法を実施する
ための密封配置構成に関するものである。
EP0039319B1により、冒頭に記載した種類の方法を近似的に実施で
きる密封配置構成が知られているが、この密封配置構成は漏れのない切り替えで
はなく、漏れの少ない切り替えを確保する。この公知の密封配置構成において、
半径方向密封手段を有するスライドピストンとして形成された第1の閉止部材は
、ダブルシート弁の開放位置において、その終端部分の区域が第2の閉止部材に
よって密封包囲される。第2の閉止部材はスライドピストンに向いたその端部が
、概ね円筒形の周壁を具備する凹部を有している。この凹部は、開放運動中およ
び開放位置において第2の閉止部材が開く前に、スライドピストンの終端部分を
密封保持するように寸法が選択されている。ダブルシート弁の閉止位置では、ス
ライドピストンはその半径方向密封手段と一緒に円筒形弁座に保持されている。
その際、第
2の閉止部材内の凹部の円筒形周面は円筒形弁座と1列をなし、半径方向密封手
段はスライドピストンの終端部分に配置されていて、弁が円筒形弁座から開く間
はスライドピストンが第2の閉止部材と接触する前に、1列をなす凹部の円筒形
周壁と密封接触する位置に入るようになっている。
この公知の密封配置構成は、その好適な実施例がEP0039319B1の図
2にすべての構造的な細部と一緒に示されている。この密封配置構成の本質的な
特徴は、半径方向密封手段が弁の閉止位置、開放運動中および開放位置のいずれ
においても、常に円筒形周壁によって支持および保護されることである。ダブル
シート弁が開く間は、半径方向密封手段は第2の閉止部材の凹部の周壁と係合し
、弁の開放位置においても半径方向密封手段と第2の閉止部材内の凹部の周壁と
の係合は維持されている。この場合、係合はもっぱら摩擦係合である。すなわち
、半径方向密封手段の弾性変形によりその内部に引き起こされた反発力のみによ
って周壁と半径方向密封手段との間に面圧が生じ、これが半径方向密封手段に接
した流体が2つの閉止部材の間の漏れ隙間に加圧下で流出するのを妨げるのであ
る。
GB668563により、スライド状に形成された閉止部材に配置された半径
方向密封手段(ここではいわゆるOリングである)が、弁の開放運動中はシート
ディスクとして形成された閉止部材内に進入し、弁の開放位置ではそこ
に止まっている弁が知られている。この比較的古い公報により、弁の閉止位置で
作用する円筒形弁座区域をシートディスク内の円筒形凹部と等しい直径で形成す
ることが知られている。この弁は、閉止部材の間に想定される漏れ隙間がなく、
当該密封配置構成は何よりも半径方向密封手段の保護と支持に用いられるが、半
径方向密封手段の変形に基づきシートディスクと周壁と半径方向密封手段との間
に作用する摩擦係合は、これらの密封手段に接した流体が加圧下でシールの後ろ
に位置するシートディスク内の凹部の区域に達しないような大きさにしなければ
ならない。
上述した公知の密封配置構成は幾つかの短所がある。第1の短所は、それぞれ
の半径方向密封手段と付属の閉止部材の円筒形周壁との接触の密閉性は、半径方
向密封手段の弾性変形の可能性が制限されたことによる摩擦係合にのみ基づくと
いう事実から生じる。さらに、EP0039319B1に従う公知の密封配置構
成の好適な実施例の図2から、弁の閉止運動においてはシートディスクとして形
成された閉止部材の載置が、少なくとも半径方向密封手段と円筒形弁座との付属
関係に関して案内されずに行われていることが明らかである。このことは、シー
トディスクとして形成された閉止部材がその軸方向密封手段と一緒に最初に付属
の弁座面に載る一方で、スライドピストンは半径方向密封手段と一緒に凹部に止
まっていることに基づいている。
このとき、好適な実施例の説明された意図とは反対に、半径方向密封手段が入っ
ている凹部の円筒形周壁と円筒形弁座がなんらかの理由で、1列をなさなかった
ら、半径方向密封手段はそれ以降の閉止運動において円筒形弁座に進入するとき
に過大な機械的負荷を受けて寿命を損ねる。
これに関する是正手段は、やはり図2に示されているように、ここではいわゆ
るOリングとして形成された半径方向密封手段を埋め込むことによって提供され
るはずである。図の表現から明らかなように、変形しない取り付け位置ではOリ
ングは溝に「ゆるく」配置されている。しかしながら、この配置構成の短所は、
シールの後ろで溝底部に向かって閉じた隙間が生じ、洗剤を弁に通すときにこれ
らの隙間は自動洗浄によっては極めて接近しにくいか、まったく接近できない点
である。閉止部材における、いわゆる「ゆるい」Oリング配置構成により、Oリ
ングは変形した取り付け位置ではその密封溝の内部でなおもある程度可動性を有
するので、たとえばシートディスクとして形成された閉止部材が偏心状に載る場
合、次に共軸にずれた円筒形弁座に進入するときにある程度偏向し、したがって
過負荷を回避して、せん断作用を免れることができる。
公知の密封配置構成の好適な実施例のもう1つの短所は、それが漏れなしに切
り替わらない点である。EP0039319B1の図2に非常に明瞭に示されて
いるように、シ
ートディスク内に配置された軸方向密封手段が付属の弁座面に載った後、それ以
降の閉止運動において半径方向密封手段が付属の円筒形弁座に進入するときに、
2つの密封手段の間に一時的に隙間が形成され、閉じる前に弁内にあった流体が
その中に閉じ込められている。半径方向密封手段が弁の閉止位置で円筒形弁座に
完全に保持された後に、2つの閉止部材の密封手段に囲まれた流体が漏れ隙間に
流れ込み、弁周囲との連通を通していわゆる切り替え漏れとして現れることがあ
る。
ダブルシート弁のスライド状に形成された閉止部材に半径方向密封手段を有す
る密封配置構成を設けるその他の提案もなされたが、それらの提案によって上記
のいずれか1つの短所を回避することができる。これに関連して、DE3242
947C2により、それぞれ円錐形に形成された衝止面を有する2つの弁体の間
に好ましくは円筒形の環状路が漏れ隙間として配置されており、第1の弁体には
円筒形環状路の内壁面に接するシールが付属していて、このシールを同時にこの
弁体の円錐形弁座を密封するのに用いる密封配置構成が知られている。この公知
の密封配置構成の好適な実施例によれば、円筒形環状路の内壁面に当たっている
シールは、第1の弁体と第2の弁体との間で漏れ隙間を弁空間に対して密封する
連通が生じるまで、第1の弁体の切り替え中に環状路の区域にとどまるか、環状
路を密封
通過するように、2つの弁体の衝止面の間に配置されている。
最後に挙げた密封配置構成では、シールが全面的に形状係合および摩擦係合に
よって埋め込まれているので、シールと付属の溝との間に隙間が生じることは確
かに防がれるが、DE3242947C2の図2から明らかなように、この密封
配置構成も漏れなしに切り替わらない。EP0039319に従う密封配置構成
と異なり、DE3242947C2では弁の開放位置において弁内部空間を漏れ
隙間に対して密封するのは、スライド機能も有する第1の弁体が、その漏れ隙間
に向いた端面を第2の弁体のシールに軸方向に当てて押し付けることによって行
われる。第1の弁体は何よりも、ダブルシート弁の閉止位置において付属の弁座
面に対する密封が軸方向に作用する密封手段によって行われるシートディスクで
ある。それゆえ、基本的にDE3242947C2に従うダブルシート弁および
そこで実現されている密封配置構成は、本出願の目的物とは異なる種類に属して
いる。この公知の弁の閉止位置で第1の弁体のシールと付属の弁座面との間の密
封作用はこのシールを弁座面に軸方向に押し付けることによって達成されるよう
に、弁の開放位置では2つの弁体の間の密封作用および漏れ隙間に対する密封作
用は、第2の弁体に配置されたシールを、漏れ隙間に向いた第1の弁体の端面に
軸方向に押し
付けることによってのみ達成される。第1の弁体における当該シールの「軸方向
結合」は形状係合であり、その面圧は、摩擦力が当該シールの変形可能性にのみ
基づくEP0039319B1の目的物とは異なり、2つの弁体の相対運動を規
定する駆動体の寸法決定に基づいている。
上位概念をなすEP0039319B1に従うダブルシート弁は、本質的に次
の主要な特徴を有する。
1.ダブルシート弁が閉じた位置では、シートディスク内のシールと、スライド
ピストン内のシールは互いに独立に作用する。
2.シートディスクは、弁の開放位置でスライドピストンの半径方向密封手段が
完全に進入している円筒形凹部を有する。
3.ダブルシート弁の開放位置では、半径方向シールと、第2の閉止部材、すな
わちシートディスク内の凹部の円筒形の内周面とが協働する。さらに、スライド
ピストンの外周面の直径は、シートディスク内の凹部の内周面の直径と関数関係
にある。つまり、ダブルシート弁の開放運動および開放位置においてスライドピ
ストンが密封状態でほぼ漏れなしに切り替わって凹部に保持され得るように、円
筒形弁座の直径は凹部の円筒形内周面の直径と等しく形成される。
4.シートディスク内の軸方向シールは、間隔をおいて凹
部を包囲するように配置されている。
本発明の課題は、ダブルシート弁のスライド状に形成された閉止部材に半径方
向密封手段を用いて漏れのない切り替えを確保し、さらに微生物学的に申し分の
ない配置構成において半径方向密封手段の耐用期間を改善することである。
上記課題は、請求項1の特徴部に記載された特徴を用いることによって方法と
して解決される。提案された方法の好ましい構成が、従属請求項に記載されてい
る。提案された方法を実施するための密封配置構成が、従属請求項4または12
の特徴部に記載された特徴によって実現され、この密封配置構成の好ましい構成
がその他の従属請求項に記載されている。
本発明の方法の本質的な長所は、一方では、ダブルシート弁の閉止運動におい
て2つの密封手段が案内されて付属の弁座面に載り、他方では、従来技術の密封
配置構成とは異なり、弁の開放運動においては半径方向密封手段がそれらの円筒
形弁座に案内されて密封されたままである点である。第1の方法形態では、これ
らの密封手段はそれらの終端部分が、第2の閉止部材内の密封手段と十分に密封
係合する。逆方向、すなわち閉止運動においては、半径方向密封手段が付属の円
筒形弁座にやはり十分確実に密封案内されるまで、密封手段は互いに十分長く密
封係合している。
提案された第2の方法形態は、密封手段相互の摩擦を伴う相対運動を回避する
ことによって密封手段の耐用期間を増す。この方法形態の本質的な点は、第2の
閉止部材に設けた密封手段は、第1の閉止部材の終端部分と密封係合しており、
この終端部分を密封包囲していることにある。半径方向密封手段に関しても、第
2の閉止部材に設けた密封手段に関しても、必ず密封手段と、好ましくは金属製
弁座面とからなる材料の組み合わせが存在する。
上記の本発明の原理から、さらに2つの好適な方法形態が導かれる。第1に、
密封手段の間の密封係合は、公知の密封配置構成におけるように、摩擦係合のみ
によって行われるのではなく、追加的に形状係合としても形成できる。形状係合
の長所は、密封手段の接触箇所の間に作用する力が半径方向密封手段の許容変形
のみによって決定されず、弁駆動を通して影響できる閉止部材相互の相対運動に
よっても決定されている点であり、この相対運動は2つの閉止部材の間のストッ
パによって制限される。このストッパは、形状係合に関しては望ましい安全スト
ッパであり、摩擦係合の形態に関しては必要なストッパである。
第2に、もう1つの好適な方法形態は、漏れのない切り替えを公知の密封配置
構成によっては達成できないほど際立った程度で実現する。このことに成功する
のは、一方では、弁の閉止運動において、軸方向閉止部材の密封手段が
付属の弁座面に載る前に半径方向密封手段が円筒形弁座面と密封係合すること、
他方では、それに続く軸方向密封手段のこれに付属する弁座面への載置が、半径
方向に見て内側で始まり、そこから外側に向かって弁座面上の密封手段の最終位
置に達するまで半径方向に進行することによる。この場合、弁座面と当該密封手
段の間にある流体は、内側から半径方向外側に向かって弁座面区域から連続して
押し出され、しかもこの押し出された流体が封入されることは確実に回避できる
。
本発明の方法を実施するために、密封配置構成の有利な構成において、それ自
体公知の仕方で軸方向密封面を有する第2の閉止部材における密封手段は、さら
に半径方向密封面を備えており、しかもこれは主として半径方向密封手段の密封
面の終端部分と協働する。
第1の閉止部材の半径方向密封手段が、凸状に湾曲した曲率の小さい密封面を
有することが好都合である。そうすることによって、半径方向密封手段は第2の
閉止部材の密封手段と密封係合する一方で、円筒形弁座面内部で密封案内されて
いる。
第2の方法形態を実現するための密封配置構成では、第2の閉止部材における
密封手段の半径方向密封面が第1の閉止部材の終端部分と協働し、閉止部材が互
いに係合するときにこの終端部分が半径方向密封面によって密封包囲さ
れるようになっている。その際、2つの閉止部材の間で作用する、好ましくは金
属製のストッパによって最終位置が限定される。この密封配置構成は、設けられ
たすべての密封手段に特別長い耐用期間を与える。なぜならば、材料の組み合わ
せが密封手段と好ましくは金属製弁座面とからなるからである。
ここで注意すべきは、第2の閉止部材の密封手段は、半径方向密封手段の終端
部分と係合しない限り、必ずしも軸方向密封手段でなくともよいという点である
。この方法は、原理的には、第2の閉止部材が半径方向密封手段を有するスライ
ドピストンとして形成された密封配置構成にも応用できる。
2つの密封手段はそれぞれ一体的エラストマー製シールとして形成されていて
、各々の溝底部に向かって拡大した溝に形状係合および摩擦係合によってそれぞ
れ埋め込まれていることが好都合である。いわゆるカプセリングの形態をなすこ
の埋め込みにより、発生した流体の圧力によってシールが溝から押し出されるこ
とが確実に防がれ、またそのことによりシールの後ろに隙間が生じることが、そ
れに起因する微生物学的問題とともに確実に避けられる。さらにこれとの関連で
提案された、スライドピストンとして形成される閉止部材の半径方向シールを容
積の大きいリングとして寸法決定することにより、シール運転中の応力が少
なく、このような事情の結果として半径方向シールの摩耗は減少し寿命は伸びる
。
半径方向シールは、組み込まれた状態において溝から突き出たシール部分を有
する。このシール部分は、提案された密封配置構成の好適な構成に従い、両側の
溝縁部に張り出すように形成できるので、そこで半径方向にスライドピストンに
よってそれぞれ支持することが可能である。このような支持は、一方では第2の
閉止部材の密封手段との密封係合するとき、他方では半径方向シールを円筒形弁
座面に導入し、またはこれを離れるときに好都合である。なぜならば、張り出し
たシール区域はシールの干渉区域を拡大し、しかもそれによって安定性に関する
問題は生じないからである。
第2の閉止部材の密封手段もしくはシールの半径方向密封面が、弁の開放運動
の方向に見て円錐状に細くなっていることにより、密封手段の間で摩擦係合に加
えて有利な形状係合が実現される。このように形成された半径方向密封面は、独
立に操作可能な能動的スライドピストン内の、いわば半径方向密封手段に対する
伝動傾斜面として作用する。
第2の閉止部材に配置されたシールの軸方向密封面が、半径方向に見て内側か
ら外側に向かって、かつ付属する弁座面と反対方向に上昇しており、さらに半径
方向密封面と一緒に共通の全周シールエッジを形成すると、この密封形
態により漏れのない切り替えが、従来技術による密封配置構成によっては不可能
だった程度において可能である。
提案された密封配置構成は、WO93/16306により公知のダブルシート
弁に特別適している。この公報の図3に示された実施例は、本発明において提案
された密封配置構成のすべての長所を備えることができる。公知のダブルシート
弁の当該実施例は、シートディスクとして形成された第2の閉止部材が、円筒形
弁座面と共軸に向けられ、これと等しい直径で形成された孔を有し、しかもこの
孔はダブルシート弁の周囲まで案内されていることを特徴としている。このよう
な構成により、ダブルシート弁を水平に配置し、漏れ隙間を完全に残りなく排出
することができる。
ダブルシート弁の水平配置構成において漏れ隙間の排出は、第2の閉止部材に
設けた孔が円筒形弁座面より大きい直径を有することにより、直径の等しい配置
構成よりも簡単になる。
ダブルシート弁の水平配置構成において、最小残量が次の開放行程で2つの密
封手段の間の区域から取り出されるまで漏れ隙間に一時的に残る可能性ある場合
は、密封配置構成の別の形態で第2の閉止部材における孔の内径が円筒形弁座面
の内径よりも半径方向間隔aの2倍だけ小さく形成されており、しかもこの半径
方向間隔は0ないし0.5mm、好ましくはa=0.2mmとなっている。この
方策
により、第2の閉止部材のシールは、ダブルシート弁の開放方向に見て、半径方
向間隔aに基づく孔の直径縮小により支持作用を受ける。孔は特にシールとの密
封係合において作用する。
第1の方法形態を好適に実現する第2の密封配置構成は、上述の密封配置構成
では概ね半径方向に向けられた密封手段相互の係合を、概ね軸方向の相互接触に
置き換えたものである。この構成は、摩耗の少ない特性を特徴としている。さら
にこの構成は、第1の密封配置構成よりも寸法誤差に対して敏感ではなく、変形
余地も大きい。半径方向密封手段は、第1の閉止部材の終端部分の端部に配置さ
れていて、互いに移行する半径方向密封面と軸方向密封面によって限定されてい
る。第2の閉止部材における軸方向密封手段の軸方向密封面は、半径方向に見て
外側部分は軸方向弁座面と協働し、内側部分は半径方向密封面に隣接する軸方向
密封面と協働する。好適な構成において、半径方向密封手段は円筒形弁座面に向
いた側に、軸方向密封手段に向かって拡大した壁面を有し、軸方向密封手段に隣
接する終端部分は、一方では軸方向密封手段と接触するときに隙間が生じるのが
避けられ、他方では最適な密封作用およびすり合わせ作用が確保されている。2
つの閉止部材相互の最終位置は、閉止部材の間に設けたストッパによる密封係合
において限定される。
第2の閉止部材に配置されて一体的に形成されたシールは、溝底部に向かって
拡大した溝に形状係合および摩擦係合によって埋め込まれている。他方、密封配
置構成のもう1つの構成に見られるように、第1の閉止部材の凹部に一体的に形
成されたシールを配置することが有利であることが分かった。その際、凹部は第
1の閉止部材に設けた外壁面とこれに続く端面によって形成される。第1の閉止
部材の終端部分の端部におけるこの配置構成により、シールの簡単な組立が確保
されている。
凹部に配置されたシールの安定性は、別の実施例に従いシールがインサート部
材を具備していることによって改善される。さらにこのインサート部材によって
、シールは密封作用にとって重要な区域でのみ変形することが達成される。密封
配置構成の他の有利な構成において、シールを第1の閉止部材に簡単に取り付け
て凹部に確実に固定できるために、一方で凹部を形成する外壁面は溝を有し、シ
ールの取り付け位置でこの溝にリングが挿入されており、このリングは溝から突
き出した部分がインサート部材と一緒に、壁面内部で作用する形状係合を形成し
ている。
第2の閉止部材に設けた密封手段の軸方向密封面が、半径方向に見て内側から
外側に向かって上昇していると、第2の閉止部材が付属の弁座面に載るときに、
そこに接している液体は半径方向外側に押し出され、そうすることによ
って漏れのない切り替えが助長される。
密封手段が形状係合および摩擦係合によって互いに密封係合するたけでは2つ
の閉止部材の相対運動を互いに制限するのに十分でない場合のために、密封配置
構成の別の構成において、たとえば閉止部材または駆動手段の区域に好ましくは
金属製のストッパが配置されている。
提案された方法およびそれに基づく長所は、閉止部材および付属の密封手段が
それぞれ一体的に形成されており、密封手段の作用区域がエラストマーの性質を
有する密封配置構成によっても実現できる。
以下に、提案された方法を、例として選んだ3つの密封配置構成について図面
の図に基づいて説明する。
図1から図4は、第1の方法形態を実施するための第1の密封配置構成の区域
におけるダブルシート弁の閉止部材の中央断面図である。ただし、図1はダブル
シート弁の閉止位置、図2はいわゆる離礁位置、図4は開放位置、図3は付属す
る円筒形弁座面における半径方向密封手段の密封係合の終了または開始を表す。
図2aも、密封手段相互および付属する弁座面との係合の本質的な特徴を示す
ために、図2に従う配置構成を拡大して表現した中央断面図である。
図5から図8は、第1の方法形態を実施するための別の密封配置構成の区域に
おけるダブルシート弁の閉止部材の、
図1から図4に示す弁位置(ダブルシート弁の閉止位置、離礁位置、離礁位置の
終了または開始、開放位置)での中央断面図である。
図9から図12は、第2の方法形態を実施するための密封配置構成の区域にお
けるダブルシート弁の閉止部材の、上記の4つの弁位置での中央断面図である。
半径方向密封手段1(図1に従う構成では、凸状に湾曲した曲率の小さい密封
面1aを備えた一体的シール1*)を有する、スライドピストンとして形成され
た第1の閉止部材3は、ダブルシート弁の閉止位置では、円筒形弁座面5の内部
に密封保持されている。シートディスクとして形成された第2の閉止部材4は、
図1ではやはり一体的シール2*として形成された密封手段2を有する。密封手
段2は軸方向密封面2aが、付属する軸方向弁座面5aに載っている。他方、ダ
ブルシート弁の開放運動方向で円錐状に細くなっている半径方向密封面2bは、
漏れ隙間6に向かって露出している。軸方向密封面2aおよび半径方向密封面2
bは、円筒形弁座面5の周面の区域で共通の全周シールエッジKを形成している
。
図2,図3および図4に、ダブルシート弁の開放過程を示す。図2には、スラ
イドピストン3が第2の閉止部材4の方向に摺動して、半径方向シール1*は終
端部分Eがシール2*と密封係合する。このとき、半径方向シール1*
は円筒形弁座面5に案内されて密封状態にとどまっている。シール2*は、まだ
軸方向密封面2aが付属の軸方向弁座面5aの上にある。
図3に従い、第2の閉止部材4は軸方向密封面2aが軸方向弁座面5aから部
分行程hだけ離れている。このとき、シール1*と2*の相互の密封係合は引き続
き存続している。シール1*の密封面1aが小さい曲率で凸状に湾曲している結
果として、シール1*はちょうど円筒形弁座面5を離れるところであり、この位
置から開放運動がさらに進むと円筒形弁座面5によるシール1*の案内と密封は
消滅する。
図4に、ダブルシート弁の全行程Hによる全開位置を示す。このとき、半径方
向シール1*の終端部分Eはシール2*によって半径方向内側に密封包囲されてお
り、さらに開放位置の全期間にわたって包囲されたままである。
図2aに、シール1*と2*の相互の密封係合の細部を示す。半径方向シール1*
の終端部分Eの区域では、2つのシール1*および2*が変形する。図1で露出
している半径方向密封面2bは、このとき終端区域Eにおける付属の密封面1a
と一緒に、1a″および2b″で示した位置を取る。半径方向シール1*は終端
区域Eの外側の区域では、1a″′で示す輪郭を有する。その際、シール1*は
この区域では、円筒形弁座面5の導入部5bに密着してい
る。互いに形状係合および摩擦係合しているシール1*と2*との導入部5bにお
ける合わせ目は、Kで表す。
半径方向シール1*は、形状係合および摩擦係合により溝3aに埋め込まれて
いる。溝3aは、スライドピストン3の円筒形壁面に向かって丸みを付けた溝縁
部3cから溝底部3bに向かって拡大している。このような埋め込みまたはカプ
セリングは、シール2*に対しても設けられており、付属する溝は4a、溝底部
は4b、溝縁部はそれぞれ4cで示されている。シール1*および2*を図示のよ
うに溝3aもしくは4aに埋め込むことによって、それぞれのシールの後ろに隙
間が生じることを避け、またシールが流体の圧力の影響で密封溝から押し出され
るのを防ぐ。
さらに図2aから明らかなように、シール1*は溝3aから突き出た部分1b
が、両側の溝縁部3cの上に張り出し、そこで半径方向にスライドピストン3に
よってそれぞれ支持されている。この方策により、半径方向シール1*の作用区
域は軸方向両側に拡大する。
さらに図2aに示す通り、シール2*の軸方向密封面2aは、半径方向に見て
内側から外側に向かって、かつ付属の軸方向弁座面5aと反対方向に上昇してい
る。この構成によって、閉止運動におけるシール2*の載置は、シール2*と軸方
向弁座面5aとの接触が、互いに形状係合および摩擦係合の状態にあるシール1*
と2*との、弁座面5
aに向いた合わせ目Kで始まり、そして付属する軸方向弁座面5a上のシール2*
の最終位置に至るまで内側から外側に向かって半径方向に進行する。
さらに図2aに示されているように、第2の閉止部材4は、円筒形弁座面5と
共軸に向いた孔4dを有しており、その内径D4は円筒形弁座面5の直径D3よ
りも図示された半径方向間隔aの2倍だけ小さく形成されている。この半径方向
間隔aは0ないし0.5mmの範囲で選択されるが、a=0.2mmが特に好ま
しいことが分かった。孔4dの内径を縮小することにより、シール2*は当該溝
縁部4cの区域で、特に半径方向シール1*との密封係合において好適に支持さ
れる。ダブルシート弁を水平に配置して漏れ隙間6の申し分のない排出を実現す
る場合には、直径を等しくする(D3=D4)。
全行程Hでの開放位置で必要な閉止部材3,4の相対運動を越えて、半径方向
シール1*がシール2*の脇を漏れ隙間6に向かって通り抜けることは、図示され
ない、好ましくは金属製のストッパによって確実に防止される。このストッパは
、弁の計画的な全開位置を達成するのに必要な、かつシール1*,2*の形状係合
および摩擦係合による密封係合を規定している閉止部材3,4の相対運動を越え
て初めて作動する。
閉止部材3,4および付属する密封手段1もしくは2を
それぞれ一体的に形成し、密封手段1,2の作用区域がエラストマーの性質を有
する可能性については、すでに指摘した。独立のシール1*,2*をそれぞれの溝
に埋め込むことに伴う構成上の措置や必要性を除けば、このような一体的な構成
は、前述の密封配置構成の長所と比較できる方法上長所がある。外側に向いた密
封手段の幾何学的形態は、この一体的構成によってほとんど影響されない。
図5から図8に、提案された本発明の第1の方法を実現する別の密封配置構成
を示す。外壁面3eとこれに続く端面3fとによって形成される、第1の閉止部
材3の凹部3gには、インサート部材1eを有する一体的シール1*がある。シ
ール1*は、円筒形弁座面5と協働する半径方向密封面1cと、さらに軸方向密
封面1dを有しており、2つの密封面1c,1dは互いに移行している。第2の
閉止部材4には、軸方向密封手段2と、軸方向密封面2aを有する一体的シール
2*が設けられており、半径方向に見てシール2*の外側部分は軸方向弁座面5a
と協働し、内側部分は半径方向密封面1cに隣接した軸方向密封面1dと協働す
る。
閉止位置(図5)から開放位置(図8)までの運動手順は、個々の図から順次
明らかである。図1から4について行った運動手順に関する説明は、図5から8
に準用できる。
離礁位置(図6)では、第1の閉止部材3は第2の閉止
部材4に設けたストッパ4eに当たっていることが分かる。ここに見るように、
シール1*を単純に組み立てられるように外壁面3eが概ね円筒形に形成されて
いると、凹部3gはそれ自体ではシール1*の形状係合を確保できない。有効な
形状係合を達成するために、提案された配置構成では、外壁面3eに溝1fを配
置するようになっており、シール1*の取り付け位置でこの溝1fにリング7が
配置されている。リング7は溝1fから突き出した部分がインサート部材と一緒
に、壁面3eの内部で作用する形状係合を形成している。組み立てる際は、リン
グ7をこれを包囲しているシール1*と組み合わせて引き伸ばし、外壁面3e上
を滑らせて、溝1fの区域でこれにはめ込まなければならない。しかし、シール
1*を外すのは、これを破壊しなければ不可能である。
図9から12に従う密封配置構成は、2つの密封手段1,1*と2,2*とが互
いに直接係合しない点で、図1から4に従う密封配置構成と本質的に異なる。む
しろ、閉止部材3,4が互いに係合すると、軸方向密封手段2の半径方向密封面
2bは、第1の閉止部材3の終端部分3dを包囲する。軸方向密封手段2の軸方
向密封面2aを有する第2の閉止部材4が、付属する軸方向弁座面5aをちょう
ど離れる離礁位置(図10)では、第1の閉止部材3は第2の閉止部材4のスト
ッパ4e上に当たる。離礁位置(図10)
から全開位置(図12)に至るそれ以降の運動手順は、図示の表現から明らかで
ある。この密封配置構成は、特に長い耐久期間が特徴である。なぜならば、閉止
部材3,4が互いに係合する間、密封手段1,2の相互の相対運動が避けられる
からである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 シュライバー,ユルゲン
ドイツ連邦共和国 D―23909,ラッツェ
ブルグ,オットー ガルバー シュトラッ
セ 3
(72)発明者 ポーリック,マルクス
ドイツ連邦共和国 D―21514,ビュッヘ
ン,アン ディア ベーク 6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.スライド状に形成された閉止部材内に半径方向密封手段を用い、スライド状 に形成された第1の閉止部材(3)と1列に、かつこれと相対的に可動に配置さ れた第2の閉止部材(4)を有し、これらの2つの閉止部材(3、4)は弁の閉 止位置で流体が第1の弁箱部分から第2の弁箱部分に流出するのを妨げ、閉止位 置と開放位置のいずれにおいても弁周囲と連通した漏れ隙間(6)を限定してお り、第1の閉止部材(3)は半径方向密封手段(1)と一緒に、 閉止位置では概ね円筒形の弁座面(5)の内部に密封保持され、 開放位置では第2の閉止部材(4)に対して密封され、 開放運動では第2の閉止部材(4)が開く前にこれと密封状態で係合する、ダ ブルシート弁を漏れなしに切り替える方法において、 前記半径方向密封手段(1)は、弁が開く間は円筒形弁座面(5)に案内され て密封されたままであるように配置されており、第2の閉止部材(4)内に設け られた密封手段(2)は、半径方向密封手段(1)の終端部分(E)か、または 第1の閉止部材(3)の終端部分(3d)と密封係合しており、それぞれの終端 部分(E)もしくは(3d)は、それ以降の開放運動とそれに続く開放位置では 密封手 段(2)によって密封包囲されていることを特徴とする、ダブルシート弁を漏れ なしに切り替える方法。 2.密封手段(1,2)の間もしくは密封手段(2)と第1の閉止部材(3)と の密封係合が形状係合および/または摩擦係合によって行われ、しかもこの係合 は閉止部材(3,4)の相互の相対運動を規定しているストッパによって制限さ れることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3.密封手段(2)のこれに付属する弁座面(5a)への載置は、半径方向に見 て内側で始まり、そこから外側に向かって弁座面(5a)上の密封手段(2)の 最終位置に至るまで半径方向に進行することを特徴とする、請求項1または2に 記載の方法。 4.1列に配置され互いに相対的に可動な2つの閉止部材(3,4)を有し、こ れらの閉止部材は弁の閉止位置で流体が第1の弁箱部分から第2の弁箱部分に流 出するのを妨げ、閉止位置と開放位置のいずれにおいても弁周囲と連通した漏れ 隙間(6)を限定しており、さらに半径方向密封手段(1)を具備するスライド ピストンとして形成された第1の閉止部材(3)と、軸方向密封手段(2)を具 備するシートディスクとして形成された第2の閉止部材(4) とを有しており、前記スライドピストン(3)が 閉止位置では概ね円筒形の弁座面(5)の内部に密封保持され、 開放位置では第2の閉止部材(4)に対して密封されていて、 開放運動では第2の閉止部材(4)が開く前にこれと密封係合するダブルシー ト弁で、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法を実施するための密封配置 構成において、 前記軸方向密封手段(2)は、軸方向弁座面(5a)と協働する軸方向密封面 (2a)と、さらに半径方向密封手段(1)の密封面(1a)の終端部分(E) または第1の閉止部材(3)の終端部分(3d)と協働する半径方向密封面(2 b)とを有しており、閉止部材(3、4)が互いに係合すると半径方向密封面( 2b)はその都度の終端部分(E)もしくは(3d)を密封包囲することを特徴 とする請求項1から3のいずれか1項に記載のダブルシート弁における方法を実 施するための密封配置構成。 5.前記半径方向密封手段(1)が、凸状に湾曲した曲率の小さい密封面(1a )を有することを特徴とする、請求項4に記載の密封配置構成。 6.前記密封手段(1、2)はそれぞれ一体的エラストマ ー製シール(1*もしくは2*)として形成されていて、各々の溝底部(3bもし くは4b)に向かって拡大した溝(3aもしくは4a)に形状係合および摩擦係 合によってそれぞれ埋め込まれており、前記シール(1*)が容積の大きいリン グとして形成されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の密封配置 構成。 7.前記シール(1*)は溝(3a)から突き出た部分(1b)で両側の溝縁部 (3c)上に張り出し、そこで半径方向にスライドピストン(3)によってそれ ぞれ支持されていることを特徴とする、請求項6に記載の密封配置構成。 8.密封手段(2)もしくはシール(2*)の半径方向密封面(2b)が、弁の 開放運動方向に見て円錐状に細くなっていることを特徴とする、請求項4から7 のいずれか1項に記載の密封配置構成。 9.密封手段(2)もしくはシール(2*)の軸方向密封面(2a)が、半径方 向に見て内側から外側に向かって上昇していて、この半径方向密封面(2b)と 一緒に共通の全周シールエッジ(K)を形成していることを特徴とする、請求項 4から8のいずれか1項に記載の密封配置構成。 10.第2の閉止部材(4)が、円筒形弁座面(5)と共軸に向いてこれと等しい 直径で形成された孔(4d)を有する、請求項4から9のいずれか1項に記載の 密封配置構成。 11.第2の閉止部材(4)が、円筒形弁座面(5)と共軸に向いた孔(4d)を 有し、その内径D4は円筒形弁座面(5)の内径よりも半径方向間隔aの2倍だ け小さく、または大きく形成されており、0<a≦0.5mm、好ましくはa= 0.2mmであることを特徴とする、請求項4から10のいずれか1項に記載の 密封配置構成。 12.1列に配置され互いに相対的に可動な2つの閉止部材(3,4)を有し、こ れらの閉止部材は弁の閉止位置で流体が第1の弁箱部分から第2の弁箱部分に流 出するのを妨げ、閉止位置と開放位置のいずれにおいても弁周囲と連通した漏れ 隙間(6)を限定しており、さらに半径方向密封手段(1)を具備するスライド ピストンとして形成された第1の閉止部材(3)と、軸方向密封手段(2)を具 備するシートディスクとして形成された第2の閉止部材(4)とを有しており、 前記スライドピストン(3)が 閉止位置では概ね円筒形の弁座面(5)の内部に密封保持され、 開放位置では第2の閉止部材(4)に対して密封されて いて、 開放運動では第2の閉止部材(4)が開く前にこれと密封係合するダブルシー ト弁で、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法を実施するための密封配置 構成において、 前記半径方向密封手段(1)は第1の閉止部材(3)の終端部分(3d)の端 部に配置されていて、互いに移行する半径方向密封面(1c)と軸方向密封面( 1d)によって限定されており、半径方向密封面(1c)は円筒形弁座面(5) と協働し、さらに軸方向密封手段(2)の軸方向密封面(2a)は、半径方向に 見て外側部分が軸方向弁座面(5a)と協働し、内側部分が半径方向密封面(1 c)に隣接した軸方向密封面(1d)と協働することを特徴とする請求項1から 3のいずれか1項に記載のダブルシート弁における方法を実施するための密封配 置構成。 13.前記密封手段(1,2)がそれぞれ一体的エラストマー製シール(1*もし くは2*)として形成されており、シール(2*)は、溝底部(4b)に向かって 拡大した溝(4a)に形状係合および摩擦係合によって埋め込まれており、シー ル(1*)は、第1の閉止部材(3)に形成された外壁面(3e)とこれに続く 端面(3f)とによって作られる凹部(3g)において、第1の閉止部材(3) を形状係合および摩擦係合によって包囲していることを特徴 とする、請求項12に記載の密封配置構成。 14.シール(1*)がインサート部材(1e)を具備していることを特徴とする 、請求項13に記載の密封配置構成。 15.外壁面(3e)は溝(1e)を有し、シール(1*)の取り付け位置でこの 溝にリング(7)が配置されており、このリングは溝(1f)から突き出した部 分がインサート部材(1e)と一緒に、壁面(3e)内部で作用する形状係合を 形成していることを特徴とする、請求項13または14に記載の密封配置構成。 16.密封手段(2)もしくはシール(2*)の軸方向密封面(2a)が、半径方 向に見て内側から外側に向かって上昇していることを特徴とする、請求項12か ら15のいずれか1項に記載の密封配置構成。 17.閉止部材(3,4)の相互の相対運動がストッパ(4e)によって互いに制 限されており、このストッパ(4e)は、弁の計画的な全開位置を達成するのに 必要な、かつ密封手段(1,2)もしくはシール(1*,2*)の形状係合および 摩擦係合による密封係合を形成する、閉止部材(3,4)の相対運動を越えると 初めて作動することを特徴 とする、請求項4から16のいずれか1項に記載の密封配置構成。 18 閉止部材(3,4)および付属する密封手段(1もしくは2)がそれぞれ一 体的に形成されており、密封手段(1,2)の作用範囲がエラストマーの性質を 有することを特徴とする、請求項4から17のいずれか1項に記載の密封配置構 成。
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