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JPH0949560A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

Info

Publication number
JPH0949560A
JPH0949560A JP20107895A JP20107895A JPH0949560A JP H0949560 A JPH0949560 A JP H0949560A JP 20107895 A JP20107895 A JP 20107895A JP 20107895 A JP20107895 A JP 20107895A JP H0949560 A JPH0949560 A JP H0949560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
cam
gear
force
cone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20107895A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yamazaki
伸司 山崎
Masatoshi Noguchi
征俊 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP20107895A priority Critical patent/JPH0949560A/ja
Publication of JPH0949560A publication Critical patent/JPH0949560A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギヤの噛み合い反力を利用して得る差動制限
力の調整を容易にする。 【解決手段】 エンジンの駆動力により回転駆動される
デフケース3と、デフケース3の回転を一対のサイドギ
ヤ21、23を介して車輪側に分配するベベルギヤ式の
差動ギヤ機構33と、デフケース3とテーパープレート
43、45との間に形成されギヤ21、23の噛み合い
反力を受けて締結され差動ギヤ機構33の差動を制限す
るコーンクラッチ35、37と、プレート43、45と
ギヤ21、23との間に設けられ駆動力を受けて作動し
クラッチ35、37を押圧し締結するカム機構51、5
3とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に用いられ
るデファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭47−10484号公報に図8の
ようなデファレンシャル装置201が記載されている。
又、図9は従来の他のデファレンシャル装置203を示
している。
【0003】図8のデファレンシャル装置201は、デ
フケース205に固定されたピニオンシャフト207
と、ピニオンシャフト207上で回転自在に支承された
ピニオンギヤ209と、ピニオンギヤ209と噛み合う
サイドギヤ211、213とからなるベベルギヤ式の差
動機構215と、差動制限用のコーンクラッチ217、
219などを備えている。
【0004】コーンクラッチ217、219はクラッチ
部材221、223とデフケース205との間に形成さ
れており、これらのクラッチ部材221、223は、サ
イドギヤ211、213と共に、車軸225、227と
各別に軸方向移動自在にスプライン連結されている。
【0005】デフケース205を回転させるエンジンの
駆動力は、ピニオンシャフト207とピニオンギヤ20
9からサイドギヤ211、213を介して車輪側に分配
される。このとき、各サイドギヤ211、213はピニ
オンギヤ209との噛み合い反力を受けて左右に後退
し、クラッチ部材221、223を介してコーンクラッ
チ217、219を押圧する。こうしてコーンクラッチ
217、219が締結され、デファレンシャル装置20
1の差動が制限される。
【0006】又、図9のデファレンシャル装置203
は、デフケース229と、ベベルギヤ式の差動機構23
1と、一対のカムと、プレッシャリング233、233
と、多板クラッチ235、235などから構成されてい
る。
【0007】多板クラッチ235、235は差動機構2
31のサイドギヤ237、239とデフケース229と
の間に配置されている。又、一対のカムは差動機構23
1のピニオンシャフト241とプレッシャリング23
3、233との間にそれぞれ配置されており、トルクを
受けるとプレッシャリング233、233を介して多板
クラッチ235、235を押圧して締結し、デファレン
シャル装置203の差動を制限する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】デファレンシャル装置
201では、サイドギヤ211、213の噛み合い反力
はピニオンギヤ209との圧力角で決まり、コーンクラ
ッチ217、219の摩擦トルクはコーン部243、2
45のテーパ角や摺重半径で決まる。従って、差動制限
力(トランスファーレシオ)を調整するには、これらの
圧力角やテーパ角や摺重半径などを変えなければならな
い。しかし、そのためには差動機構215の各ギヤや、
コーンクラッチ217、219を構成するクラッチ部材
221、223とデフケース205の交換が必要で、こ
れらはいずれも困難であり、コスト高を招く。
【0009】更に、デファレンシャル装置201のよう
にベベルギヤ式差動ギヤ機構215の噛み合い反力を利
用する構成では、トルクの方向が反対(前進走行時と後
進走行時)でも同一の差動制限力が発生するから、差動
制限力を充分に大きくすると制動時にA.B.S(アン
チロック・ブレーキ・システム)との干渉が生じ、これ
を防止するために差動制限力を小さくすれば通常走行時
の差動制限力が不足する。
【0010】又、デファレンシャル装置203では、悪
路などで片側車輪が空転した場合カムに掛かるトルク
は、空転側の小さなトルクとグリップ側の大きなトルク
との平均値であって、大きい方の差動トルクだけを利用
して大きな差動制限力を発生させることができない。
【0011】そこで、この発明は、ギヤの噛み合い反力
を利用して発生させる差動制限力の調整が容易であり、
A.B.Sとの干渉を防止できるデファレンシャル装置
の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力により回転駆動されるデ
フケースと、デフケースの回転を一対のサイドギヤを介
して車輪側に分配する差動ギヤ機構と、デフケースとク
ラッチ部材との間に形成されサイドギヤの噛み合い反力
を受けて締結され差動ギヤ機構の差動を制限するコーン
クラッチと、前記クラッチ部材とサイドギヤとの間に設
けられ駆動力を受けて作動しコーンクラッチを押圧する
カム機構とを備えたことを特徴とする。
【0013】差動ギヤ機構に駆動トルクが掛かると、サ
イドギヤに生じる噛み合い反力(ヘリカルギヤの噛み合
いスラスト力を含む)を受けてコーンクラッチが締結さ
れ差動ギヤ機構の差動が制限される。これに加えて、コ
ーンクラッチのクラッチ部材とサイドギヤとの間に設け
たカム機構が駆動トルクを受けてコーンクラッチを押圧
し、差動制限力を強化する。
【0014】このように、駆動トルクを受けてコーンク
ラッチを押圧するカム機構を設けたことにより、差動制
限力を強化することができると共に、カム機構のカム角
を変えることにより、従来例と異なって、差動ギヤ機構
のギヤの噛み合い圧力角やコーンクラッチのテーパ角や
摺重半径などを変更せずに、あるいは、差動ギヤ機構の
各ギヤや、コーンクラッチを構成するデフケースとクラ
ッチ部材などの交換を伴わずに、差動制限力の調整を低
コストで容易に行うことができる。
【0015】又、上記のようにカム機構をクラッチ部材
とサイドギヤとの間(差動ギヤ機構で分配された駆動力
の伝達経路)に配置したから、コーンクラッチとカム機
構とを両方のサイドギヤ側に配置する構成では、悪路な
どで片輪が空転し空転側車輪の駆動トルクが低下しグリ
ップ側車輪に大きな駆動トルクが掛かると、グリップ側
サイドギヤに掛かるこの大きな駆動トルクによって生じ
る噛み合い反力とカム機構のカム力とにより大きな差動
制限力が得られ、車両の悪路走破性が大きく向上する。
【0016】こうして、従来例では空転側とグリップ側
の各駆動トルクを平均した中庸の差動制限力しか得られ
ない片輪空転時でも、請求項1のデファレンシャル装置
ではグリップ側の大きい駆動トルクによって大きな差動
制限力が得られる。
【0017】請求項2のデファレンシャル装置は、差動
ギヤ機構を、デフケースに支持されたピニオンシャフト
と、ピニオンシャフト上で回転自在に支承されたピニオ
ンギヤと、ピニオンギヤと噛み合った一対のサイドギヤ
とを有するベベルギヤ式の差動ギヤ機構にした請求項1
のデファレンシャル装置である。
【0018】請求項2のデファレンシャル装置は、請求
項1のデファレンシャル装置と同様に、カム機構によっ
て差動制限力が強化されると共に、カム機構のカム角を
変えることにより、従来例と異なって、差動ギヤ機構の
ギヤの圧力角やコーンクラッチのテーパ角や摺重半径な
どを変更せずに、低コストで容易に差動制限力の調整が
行える。又、片輪空転時はグリップ側の大きい駆動トル
クを利用した差動制限力が得られ、悪路走破性が大きく
向上する。
【0019】これに加えて、ベベルギヤ式の差動ギヤ機
構ではデフケースの回転方向に係わらずサイドギヤの噛
み合い反力による差動制限力が得られる。
【0020】請求項3のデファレンシャル装置は、カム
機構を、サイドギヤとクラッチ部材との間に形成された
ヘリカルスプラインにした請求項1又は2のデファレン
シャル装置である。
【0021】請求項3のデファレンシャル装置は、請求
項1又は2のデファレンシャル装置と同様に、ヘリカル
スプラインの噛み合いスラスト力によって差動制限力が
強化されると共に、ヘリカルスプラインの捻じれ角(カ
ム角)を変えることにより、差動ギヤ機構のギヤの圧力
角やコーンクラッチのテーパ角や摺重半径などを変更せ
ずに、低コストで容易に差動制限力の調整が行える。
又、片輪空転時はグリップ側の大きい駆動トルクによる
差動制限力が得られ、悪路走破性が大きく向上する。
【0022】これに加えて、車両の前進走行時にコーン
クラッチが押圧されるような方向にヘリカルスプライン
の捻じれ角を設定すれば、制動時にはヘリカルスプライ
ンの噛み合いスラスト力による差動制限力強化が停止さ
れると共に、ヘリカルスプラインにサイドギヤの噛み合
い反力を軽減する方向の噛み合いスラスト力が生じるか
ら、A.B.Sとの干渉を防止するためには極めて都合
がよい。
【0023】請求項4のデファレンシャル装置は、カム
機構を構成する一側のカム面がサイドギヤに形成され、
他側のカム面がクラッチ部材に形成された請求項1又は
2のデファレンシャル装置である。
【0024】請求項4のデファレンシャル装置は、請求
項1又は2のデファレンシャル装置と同様に、カム機構
によって差動制限力が強化されると共に、差動ギヤ機構
のギヤの圧力角や、コーンクラッチのテーパ角や摺重半
径などを変更せずに、低コストで容易に差動制限力の調
整が行える。又、片輪空転時には大きな差動制限力が得
られ、悪路走破性が大きく向上する。
【0025】これに加えて、カム機構の各カム面をサイ
ドギヤとクラッチ部材とにそれぞれ一体に形成したか
ら、部品点数の増加が防止され、低コストに構成でき
る。
【0026】請求項5のデファレンシャル装置は、カム
機構が、それぞれ一側のカム面と他側のカム面を有する
一対のカム部材からなる請求項1又は2のデファレンシ
ャル装置である。
【0027】請求項5のデファレンシャル装置は、請求
項1又は2のデファレンシャル装置と同様に、カム機構
によって差動制限力が強化されると共に、カム機構をギ
ヤやコーンクラッチなどと別体にしたから、これらを交
換せずに低コストで容易に差動制限力の調整が行える。
又、片輪空転時には大きな差動制限力が得られ、悪路走
破性が大きく向上する。
【0028】これに加えて、カム機構を構成する一対の
カム部材を、例えばワッシャ形状にし、このワッシャ部
の厚さを変えることによってコーンクラッチ部の加工誤
差を吸収することができると共に、コーンクラッチ部が
摩耗した場合も、カム部材をワッシャ部の厚さの異なる
ものと交換することによって差動制限特性を容易に調整
することができる。
【0029】請求項6のデファレンシャル装置は、カム
機構に、車両の後進走行時のカムスラスト力が前進走行
時より小さくなるカム角を与えた請求項1、2、4又は
5のデファレンシャル装置である。
【0030】請求項6のデファレンシャル装置は、請求
項1、2、4又は5のデファレンシャル装置と同様に、
カム機構によって差動制限力が強化され、差動ギヤ機構
のギヤの圧力角や、コーンクラッチのテーパ角や摺重半
径などを変更せずに、低コストで容易に差動制限力の調
整が行える。又、片輪空転時には大きな差動制限力が得
られ、悪路走破性が大きく向上する。
【0031】これに加えて、車両の後進走行時はカム機
構によるコーンクラッチの締結力が前進走行時より小さ
くなるから、トルクの方向が後進走行時と同方向になる
制動時は、カム機構による差動制限力の強化が緩和され
てA.B.Sとの干渉が効果的に防止され、車体の挙動
が安定する。
【0032】
【発明の実施の形態】図1、2、3により本発明の第1
実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、2、
3、6の特徴を備えており、図1はこの実施形態のデフ
ァレンシャル装置1を示す。なお、左右の方向は図1で
の左右の方向であり、符号を与えていない部材等は図示
されていない。
【0033】図1のように、デファレンシャル装置1の
デフケース3はケーシング本体5とカバー7とをボルト
で固定して構成されている。デフケース3はデフキャリ
ヤの内部に配置されており、デフキャリヤにはオイル溜
りが形成されている。
【0034】デフケース3の左右のボス部9、11はベ
アリングを介してデフキャリヤに支承されている。デフ
ケース3にはリングギヤがボルトで固定されており、こ
のリングギヤは駆動力伝達系の駆動ギヤと噛み合ってい
る。こうして、デフケース3はエンジンの駆動力により
この駆動力伝達系を介して回転駆動される。
【0035】デフケース3の内部には、ボス部を中心に
して複数本のピニオンシャフト13が放射状に配置され
ている。各ピニオンシャフト13の外側端部はデフケー
ス3に形成された貫通口15に係合し、更にスプリング
ピン17によって抜け止めされている。各ピニオンシャ
フト13上にはピニオンギヤ19が回転自在に支承され
ている。
【0036】デフケース3の内部には左右の出力側サイ
ドギヤ21、23が配置されている。これらのサイドギ
ヤ21、23はそれぞれのボス部25、27に形成され
ており、各サイドギヤ21、23はピニオンギヤ19と
の噛み合いによって径方向外側から支持されている。ピ
ニオンギヤ19とデフケース3との間には球面ワッシャ
29が配置されており、ピニオンギヤ19の遠心力と、
各サイドギヤ21、23との噛み合いによってピニオン
ギヤ19が受ける噛み合い反力とを負担している。
【0037】サイドギヤ21、23は各ボス部25、2
7を介して出力軸にスプライン連結されており、各サイ
ドギヤ21、23の間にはスラストブロック31が配置
されている。
【0038】こうして、ベベルギヤ式の差動ギヤ機構3
3が構成されている。
【0039】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト13からピニオンギヤ19を介
してサイドギヤ21、23に分配され、各出力軸を介し
て車輪側に伝達される。又、例えば悪路走行中に、各車
輪間に駆動抵抗差が生じるとエンジンの駆動力は各ピニ
オンギヤ19の自転によって各車輪側に差動分配され
る。
【0040】サイドギヤ21、23の左右にはコーンク
ラッチ35、37が配置されている。各コーンクラッチ
35、37のコーン部39、41はテーパープレート4
3、45(クラッチ部材)とデフケース3との間に形成
されている。各テーパープレート43、45とサイドギ
ヤ21、23との間には、ワッシャ47、49が配置さ
れている。
【0041】又、テーパープレート43、45はヘリカ
ルスプライン部51、53(カム機構)を介してサイド
ギヤ21、23のボス部25、27外周に連結されてい
る。なお、図2、3はボス部25、27側のヘリカルス
プライン55、57の例を示している。ボス部25、2
7はこのようにテーパープレート43、45を介してデ
フケース3に支持されている。
【0042】車両の走行中、差動ギヤ機構33にトルク
が掛かると、各サイドギヤ21、23はピニオンギヤ1
9から噛み合い反力59、61を受けて左右に後退し、
コーンクラッチ35、37を押圧して締結し、差動を制
限する。噛み合い反力59、61は差動ギヤ機構33の
伝達トルクが増大するほど強くなり、こうしてトルク感
応型の差動制限機能が得られる。
【0043】差動ギヤ機構33では車両の走行方向(デ
フケース3の回転方向)に関係なく噛み合い反力59、
61が発生するから、車両の前進走行時と後進走行時と
の両方でこのようなトルク感応型の差動制限機能が得ら
れる。
【0044】スラストブロック31とワッシャ47、4
9は、サイドギヤ21、23の噛み合い反力59、61
がコーンクラッチ35、37に正常に伝達されるよう
に、それぞれ適正な厚さのものが選ばれる。
【0045】ヘリカルスプライン部51、53の捻じれ
角は、車両の前進走行時に各テーパープレート43、4
5に外向きの噛み合いスラスト力63、65が発生する
方向に形成してある。従って、車両の前進走行時はこれ
らの噛み合いスラスト力63、65によってコーンクラ
ッチ35、37が押圧され、差動制限力を強化する。
【0046】又、車両の後進走行時や、トルクが後進走
行時と同じ方向になる制動時やエンジンブレーキ作動時
は、ヘリカルスプライン部51、53で噛み合いスラス
ト力63、65と反対方向の噛み合いスラスト力67、
69が生じるから、噛み合い反力59、61によるコー
ンクラッチ35、37の締結力が軽減され、A.B.S
との干渉が防止され、制動時の車体の挙動が安定する。
【0047】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
【0048】デファレンシャル装置1を用いた車両は、
強化されたトルク感応型の差動制限機能によって発進時
や加速時の車体の挙動が安定すると共に、大きな駆動ト
ルクを掛けない旋回時は適度な差動制限力により円滑で
安定した旋回が行える。更に、上記のように、制動時は
A.B.Sとの干渉が防止され、車体の挙動が安定す
る。
【0049】又、デファレンシャル装置1では、ヘリカ
ルスプライン部51、53の捻じれ角(カム角)を変え
ることにより、従来例と異なって、差動ギヤ機構33の
各ギヤの噛み合い圧力角や、コーンクラッチ35、37
のテーパ角や摺重半径などを変更せずに、低コストで容
易に差動制限力の調整を行うことができる。
【0050】更に、ヘリカルスプライン部51、53を
テーパープレート43、45とサイドギヤ21、23と
の間(差動ギヤ機構33で分配された駆動力の経路)に
配置すると共に、デファレンシャル装置1では各サイド
ギヤ21、23側にそれぞれコーンクラッチ35、37
とヘリカルスプライン部51、53とを配置したから、
悪路などで片輪が空転し、空転側車輪の駆動トルクが低
下しグリップ側車輪に大きな駆動トルクが掛かると、グ
リップ側サイドギヤの大きな駆動トルクによって生じる
噛み合い反力とヘリカルスプライン部の噛み合いスラス
ト力とによりコーンクラッチが締結され、大きな差動制
限力が得られる。
【0051】このように、従来例では空転側とグリップ
側の各駆動トルクを平均した中庸の差動制限力しか得ら
れない片輪空転時でも、デファレンシャル装置1を用い
た車両は、グリップ側の駆動トルクによる大きな差動制
限力によって、悪路走破性が大きく向上する。
【0052】次に、図4、5により本発明の第2実施形
態を説明する。この実施形態は請求項1、2、4の特徴
を備えており、図4はこの実施形態のデファレンシャル
装置71を示す。左右の方向は図4、5での左右の方向
であり、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
【0053】なお、図4、5とデファレンシャル装置7
1の説明において、上記デファレンシャル装置1の部材
と同機能の部材には同一の符号を与えると共に、これら
同機能部材の説明は省く。
【0054】図4のように、デファレンシャル装置71
は、デフケース3と、差動ギヤ機構73と、コーンクラ
ッチ75、77と、カム機構79、81などから構成さ
れている。
【0055】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、差動ギヤ機構73のピニオンシャフト13からピ
ニオンギヤ19を介してサイドギヤ83、85に分配さ
れ、サイドギヤ83、85のボス部87、89にスプラ
イン連結された各出力軸を介して車輪側に伝達される。
又、悪路などで各車輪間に駆動抵抗差が生じるとエンジ
ンの駆動力は各ピニオンギヤ19の自転によって各車輪
側に差動分配される。
【0056】コーンクラッチ75、77はサイドギヤ8
3、85の左右に配置されている。各コーンクラッチ7
5、77のコーン部91、93はテーパープレート9
5、97(クラッチ部材)とデフケース3との間に形成
されている。
【0057】又、カム機構79、81はそれぞれテーパ
ープレート95、97とサイドギヤ83、85との間に
形成されている。図5は例として右サイドギヤ85側の
カム機構81を示しているが、このようにカム機構7
9、81は両方とも一側と他側のカム面99、101が
サイドギヤ83、85とテーパープレート95、97に
形成されている。
【0058】差動ギヤ機構73にトルクが掛かると、各
サイドギヤ83、85の噛み合い反力103、105に
よってコーンクラッチ75、77が締結され、車両の前
進走行時と後進走行時との両方でトルク感応型の差動制
限機能が得られる。
【0059】サイドギヤ83、85の間に配置されたス
ラストブロック31は、サイドギヤ83、85の噛み合
い反力103、105がコーンクラッチ75、77に正
常に伝達されるように、適正な厚さのものが選ばれる。
【0060】又、図5のように、各カム機構79、81
のカム面99、101はデフケース3の両回転方向に対
して同一のカム角を持っており、車両の前進走行時と後
進走行時共に駆動トルクを受けて各テーパープレート9
5、97に外向きの噛み合いスラスト力107、109
(=T/r×tanα 但し、T:各カム機構79、8
1に掛かるトルク、r:各カム機構79、81のカム面
中心半径、α:各カム機構79、81のカム角)が発生
し、コーンクラッチ75、77が押圧され、差動制限力
が強化される。
【0061】こうして、デファレンシャル装置71が構
成されている。
【0062】デファレンシャル装置71を用いた車両
は、上記のように強化されたトルク感応型の差動制限機
能により、発進時や加速時の車体の挙動が安定すると共
に、大きな駆動トルクを掛けない旋回時は適度な差動制
限力により円滑で安定した旋回が行える。
【0063】又、デファレンシャル装置71では、カム
機構79、81のカム角αを変えることにより、従来例
と異なって、各ギヤの圧力角や、コーンクラッチ75、
77のテーパ角や摺重半径など変えずに、低コストで容
易に差動制限力の調整を行うことができる。
【0064】更に、分配された駆動力の伝達経路である
サイドギヤ83、85とテーパープレート95、97と
の間にカム機構79、81を配置すると共に、デファレ
ンシャル装置71は、コーンクラッチ75、77とカム
機構79、81とを各サイドギヤ83、85側にそれぞ
れ配置したから、悪路などでの片輪空転時に、グリップ
側サイドギヤの大きな駆動トルクによって生じる噛み合
い反力とカム機構のカム力とによってコーンクラッチが
締結され、大きな差動制限力が発生する。
【0065】このように、従来例では空転側とグリップ
側の各駆動トルクを平均した中庸の差動制限力しか得ら
れない片輪空転時でも、デファレンシャル装置71を用
いた車両は、グリップ側の駆動トルクによる大きな差動
制限力によって、悪路走破性が大きく向上する。
【0066】更に、各カム機構79、81のカム面9
9、101をサイドギヤ83、85とテーパープレート
95、97とにそれぞれ一体に形成したから、部品点数
の増加が防止され、それだけ低コストに構成できる。
【0067】次に、図6、7により本発明の第3実施形
態を説明する。この実施形態は請求項1、2、5の特徴
を備えており、図6はこの実施形態のデファレンシャル
装置111を示す。左右の方向は図6、7での左右の方
向であり、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
【0068】なお、図6、7とデファレンシャル装置1
11の説明において、上記デファレンシャル装置1の部
材と同機能の部材には同一の符号を与えると共に、これ
ら同機能部材の説明は省く。
【0069】図6のように、デファレンシャル装置11
1は、デフケース3と、差動ギヤ機構113と、コーン
クラッチ115、117と、カム機構119、121な
どから構成されている。
【0070】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、差動ギヤ機構113のピニオンシャフト13から
ピニオンギヤ19を介してサイドギヤ123、125に
分配され、サイドギヤ123、125のボス部127、
129にスプライン連結された各出力軸を介して車輪側
に伝達される。又、悪路などで、各車輪間に駆動抵抗差
が生じるとエンジンの駆動力は各ピニオンギヤ19の自
転によって各車輪側に差動分配される。
【0071】コーンクラッチ115、117はサイドギ
ヤ123、125の左右に配置されている。各コーンク
ラッチ115、117のコーン部131、133はテー
パープレート135、137(クラッチ部材)とデフケ
ース3との間に形成されている。
【0072】図7のように、カム機構119、121
は、カム面139、141とワッシャ部143、145
とを有する一対のカムワッシャ147、149(カム部
材)からなり、これらはサイドギヤ123、125とテ
ーパープレート135、137との間にそれぞれ配置さ
れている。
【0073】差動ギヤ機構113にトルクが掛かると、
各サイドギヤ123、125の噛み合い反力151、1
53によってコーンクラッチ115、117が締結さ
れ、車両の前進走行時と後進走行時との両方でトルク感
応型の差動制限機能が得られる。
【0074】スラストブロック31は、サイドギヤ12
3、125の噛み合い反力151、153がコーンクラ
ッチ115、117に正常に伝達されるように、適正な
厚さのものが選ばれる。
【0075】又、図7のように、各カム機構119、1
21のカム面139、141はデフケース3の両回転方
向に対して同一のカム角を持っており、車両の前進走行
時と後進走行時共に駆動トルクを受け、各テーパープレ
ート135、137に外向きの噛み合いスラスト力15
5、157が発生し、コーンクラッチ115、117が
押圧されて、差動制限力が強化される。
【0076】こうして、デファレンシャル装置111が
構成されている。
【0077】デファレンシャル装置111を用いた車両
は、上記のように強化されたトルク感応型の差動制限機
能により、発進時や加速時の車体の挙動が安定すると共
に、大きな駆動トルクを掛けない旋回時は適度な差動制
限力により円滑で安定した旋回が行える。
【0078】又、デファレンシャル装置111では、カ
ム機構119、121のカム角を変えることにより、従
来例と異なって、差動ギヤ機構113やコーンクラッチ
115、117を構成するデフケース3とテーパープレ
ート135、137などを交換せずに、低コストで容易
に差動制限力の調整を行うことができる。
【0079】更に、デファレンシャル装置111では、
分配された駆動力の伝達経路であるサイドギヤ123、
125とテーパープレート135、137との間にカム
機構119、121を配置すると共に、コーンクラッチ
115、117とカム機構119、121とを各サイド
ギヤ123、125側にそれぞれ配置したから、悪路な
どでの片輪空転時に、グリップ側サイドギヤの大きな駆
動トルクによって生じる噛み合い反力とカム機構のカム
力とによってコーンクラッチが締結され、大きな差動制
限力が発生する。
【0080】このように、従来例では空転側とグリップ
側の各駆動トルクを平均した中庸の差動制限力しか得ら
れない片輪空転時でも、デファレンシャル装置111を
用いた車両は、グリップ側の駆動トルクによる大きな差
動制限力によって、悪路走破性が大きく向上する。
【0081】更に、各カム機構119、121のワッシ
ャ部143、145の厚さを変えればコーンクラッチ1
15、117の加工誤差を吸収することができると共
に、コーン部131、133が摩耗した場合も、カムワ
ッシャ147、149をワッシャ部143、145の厚
さの異なるものと交換することによって差動制限特性を
容易に調整することができる。
【0082】なお、本発明では、カム機構にねじ機構を
用いることもできる。
【0083】又、本発明に用いることができる差動ギヤ
機構はベベルギヤ式のものに限らない。例えば、ギヤ間
の摩擦抵抗やギヤとデフケースとの摩擦抵抗を利用して
トルク感応型の差動制限機能を得るヘリカルギヤ式の差
動ギヤ機構、あるいは、ウォームギヤの歯面摩擦抵抗を
利用してトルク感応型の差動制限機能を得る差動ギヤ機
構などを用い、それぞれの出力側に用いられるヘリカル
サイドギヤの噛み合いスラスト力(噛み合い反力)を利
用してコーンクラッチを締結させるように構成してもよ
い。
【0084】本発明のデファレンシャル装置は、フロン
トデフ(前輪の車軸上に配置したデファレンシャル装
置)と、リヤデフ(後輪の車軸上に配置したデファレン
シャル装置)と、センターデフ(エンジンの駆動力を前
輪と後輪とに分配するデファレンシャル装置)のいずれ
にも用いることができる。
【0085】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、駆
動トルクを受けてコーンクラッチを押圧するカム機構を
設けたことにより、差動制限力を強化できると共に、カ
ム機構のカム角を変えることにより、従来例と異なっ
て、差動ギヤ機構のギヤの圧力角や、コーンクラッチの
テーパ角や摺重半径などを変更せずに、あるいは、差動
ギヤ機構の各ギヤや、コーンクラッチを構成するデフケ
ースとクラッチ部材などの交換を伴わずに、差動制限力
の調整を低コストで容易に行うことができる。
【0086】又、コーンクラッチとカム機構とを両方の
サイドギヤ側に配置すれば、悪路などでの片輪空転時
に、従来例と異なって、グリップ側サイドギヤに掛かる
大きな駆動トルクによる差動制限力が得られ、車両の悪
路走破性を大きく向上させることができる。
【0087】請求項2のデファレンシャル装置は、請求
項1のデファレンシャル装置と同様な効果を得ると共
に、差動ギヤ機構にベベルギヤ式のものを用いたことに
よりデフケースの回転方向に係わらずサイドギヤの噛み
合い反力による差動制限力が得られる。
【0088】請求項3のデファレンシャル装置は、請求
項1又は2のデファレンシャル装置と同様な効果を得る
と共に、車両の前進走行時にコーンクラッチが押圧され
る方向にヘリカルスプラインの捻じれ角を設定すれば、
制動時にはヘリカルスプラインの噛み合いスラスト力に
よる差動制限力の強化が停止されると共に、ヘリカルス
プラインにサイドギヤの噛み合い反力を軽減する方向の
噛み合いスラスト力が生じるから、A.B.Sとの干渉
を防止するためには極めて都合がよい。
【0089】請求項4のデファレンシャル装置は、請求
項1又は2のデファレンシャル装置と同様な効果を得る
と共に、カム機構の各カム面をサイドギヤとクラッチ部
材とにそれぞれ形成したから、部品点数の増加が防止さ
れ、それだけ低コストに構成できる。
【0090】請求項5のデファレンシャル装置は、請求
項1又は2のデファレンシャル装置と同様な効果を得る
と共に、カム機構を構成するカム部材の厚さを変えるこ
とによってコーンクラッチ部の加工誤差を吸収すること
ができると共に、コーンクラッチ部が摩耗した場合も、
カム部材を厚さの異なるものと交換することによって差
動制限特性を容易に調整することができる。
【0091】請求項6のデファレンシャル装置は、請求
項1、2、4、5のデファレンシャル装置と同様な効果
を得ると共に、トルクの方向が後進走行時と同方向にな
る制動時は、カム機構による差動制限力の強化が緩和さ
れるから、A.B.Sとの干渉が効果的に防止され、車
体の挙動が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態に用いられるヘリカルスプライン
の例を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態に用いられるヘリカルスプライン
の他の例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【図5】第2実施形態に用いられたカム機構を示す図面
である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【図7】第3実施形態に用いられたカム機構を示す図面
である。
【図8】従来例の断面図である。
【図9】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
1、71、111 デファレンシャル装置 3 デフケース 13 ピニオンシャフト 19 ピニオンギヤ 21、23、83、85、123、125 サイドギヤ 33、73、113 ベベルギヤ式差動ギヤ機構 35、37、75、77、115、117 コーンクラ
ッチ 43、45、95、97、135、137 テーパープ
レート(クラッチ部材) 51、53 ヘリカルスプライン部(カム機構) 55、57 ヘリカルスプライン 59、61、103、105、151、153 噛み合
い反力 63、65、67、69、107、109、155、1
57 噛み合いスラスト力(カムスラスト力) 79、81、119、121 カム機構 99、101、139、141 カム面 147、149 カムワッシャ(カム部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力により回転駆動される
    デフケースと、デフケースの回転を一対のサイドギヤを
    介して車輪側に分配する差動ギヤ機構と、デフケースと
    クラッチ部材との間に形成されサイドギヤの噛み合い反
    力を受けて締結され差動ギヤ機構の差動を制限するコー
    ンクラッチと、前記クラッチ部材とサイドギヤとの間に
    設けられ駆動力を受けて作動しコーンクラッチを押圧す
    るカム機構とを備えたことを特徴とするデファレンシャ
    ル装置。
  2. 【請求項2】 差動ギヤ機構が、デフケースに支持され
    たピニオンシャフトと、ピニオンシャフト上で回転自在
    に支承されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛み合っ
    た一対のサイドギヤとを有するベベルギヤ式の差動ギヤ
    機構である請求項1のデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 カム機構が、サイドギヤとクラッチ部材
    との間に形成されたヘリカルスプラインである請求項1
    又は2のデファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 カム機構を構成する一側のカム面がサイ
    ドギヤに形成され、他側のカム面がクラッチ部材に形成
    された請求項1又は2のデファレンシャル装置。
  5. 【請求項5】 カム機構が、それぞれ一側のカム面と他
    側のカム面を有する一対のカム部材からなる請求項1又
    は2のデファレンシャル装置。
  6. 【請求項6】 カム機構に、車両の後進走行時のカムス
    ラスト力が前進走行時より小さくなるカム角を与えた請
    求項1、2、4又は5のデファレンシャル装置。
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