JPH0948426A - 易開封性密封カートン - Google Patents
易開封性密封カートンInfo
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- JPH0948426A JPH0948426A JP22450295A JP22450295A JPH0948426A JP H0948426 A JPH0948426 A JP H0948426A JP 22450295 A JP22450295 A JP 22450295A JP 22450295 A JP22450295 A JP 22450295A JP H0948426 A JPH0948426 A JP H0948426A
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Abstract
を直詰め可能なシングルウォールの密封カートンにおい
て、手指のみで開封できるような易開封性のある密封カ
ートンを提供する。 【構成】 前記基材表面から、予め、切り刃、ミシン
目、ハーフカット等Cを設け、次にシーラント層Lを設
けるか、シーラント層までのラミネートを終了した後、
前記基材表面からハーフカットを設けたことを特徴と
し、さらに、前記基材の構成中にバリア層Bを一層以上
積層された構成も含む。
Description
及ぼす水蒸気や酸素等が外部より透過してくるのを遮断
する性質としてのバリア性(以下バリアともいう)が必
要な内容物の直詰め充填包装用の紙容器として、スナッ
ク菓子、液体飲料、シャンプーやリンス、車用洗浄液等
の容器として利用できる。密封紙容器として使用されて
いる容器としては種々のタイプがある。近時、牛乳、ジ
ュース、コーヒーや紅茶飲料、ミネラルウォーター、清
酒等の多くの用途に広く普及しているゲーベルトップタ
イプ紙容器、ブリック(れんが)型紙容器をはじめ、正
四面体容器或いは紙カップの技術や紙管技術などを利用
したもの等がある。これらの紙容器から内容物を取り出
す方法として、種々の工夫がなされている。
付ける方法やゲーベルトップタイプ紙容器の場合には、
開口予定部のヒートシール部に抗ヒートシール剤を部分
的に塗布して、弱シール化し、該弱シール部分を強制剥
離して開放部を形成する、或いは、ハサミで切って開口
部を形成する等の方法がとられていた。 又、一回で飲
み干す量の液体飲料等では、ストローを添付する方法も
実用化されている。前記別ピースの注出口成形品を取り
付ける方法は、その注出口の形状も多様であり、開栓、
注出性、閉栓の機能においても種々の工夫がなされてい
る。しかし、別の成形品を容器本体に付加するためコス
ト高にならざるを得ない。又、ストローを添付する方法
は、前記別成形品のコスト程ではないが、若干のコスト
アップは避けられないと同時に大容量(例えば、500ml
以上) の場合には、適用し難い。ゲーベルトップ型紙容
器において利用される前記抗ヒートシール剤を部分的に
塗布して、弱シール化する方法は、コストアップ程度は
僅かであるが、弱シール性の安定化が問題であり、か
つ、高齢の使用者等にとっては開封し難いという問題が
あった。また、この方法はゲーベルトップ型以外の形の
紙容器には利用しにくいものである。これら紙容器は、
液体用として開発され実用化されてきたが、ヒートシー
ルにより組み立てられたシングルウォール容器であり、
各種のプラスチックフィルムを積層することにより防湿
性、酸素遮断性等食品保存容器としての特性を具備する
とともに、比較的剛性のある紙素材を使用しているため
に、2次包装を施すことなく、そのまま、陳列すること
ができる。従って、液体にこだわらず、乾燥食品、スナ
ック菓子等広い用途に展開できる可能性を有した包装形
態である。
して紙容器を利用する場合には、易開封性を有すること
が必要である。しかし、紙容器は、一般の軟包装と比較
して、用いる紙が比較的に厚いこと、あるいは、その積
層素材として、ポリエステルフィルムやポリアミド(ナ
イロン)フィルム等の引き裂き難いフィルムを積層して
いるために特に手指で開封することができない。
グルウォール紙容器において、紙及びバリア性を向上さ
せる効果等のために用いられるプラスチックフィルム等
を含めた積層基材の開封のしにくさを解消する方法、即
ち、手指の力のみで開口部が簡単に形成できる紙容器を
提供することにある。
の力のみで開口部が簡単に形成できるつぎのような紙容
器である。即ち、内容物を直詰め可能で密封性のあるシ
ングルウォールのカートン製造工程において、カートン
の開封部を形成する位置に予め前記基材の一方の表面か
ら切り刃またはミシン目を設け、次に前記基材の他方の
表面にシーラント層を設け、或いは、基材とシーラント
層とを積層した後、前記基材表面から前記シーラント層
を貫通しないハーフカットを設けて開封部を形成したこ
とを特徴とし、さらに、前記基材を構成する層に、バリ
ア層を1層以上積層された構成も含む易開封性密封カー
トンである。
ルの技法により成形されるシングルウォールカートンで
あって、完全密封機能を有する容器であり、具体的な形
状としては、ゲーベルトップ型、ブリック型、正四面体
等である。前記シングルウォールのカートンは、積層さ
れた壁材により構成されている。前記積層された壁材の
構成要素として、板紙素材を用いるために、紙容器とよ
ばれる。紙容器の原紙は、ミルクカートン用原紙とし
て、100 %バージンパルプにより抄造されたものが多く
用いられ、250 〜450g/m2 の斤量のものであるが、本発
明を乾燥食品やスナック菓子等に利用する際には、より
薄い紙、例えば、150g/m2程度迄の斤量の紙も利用し得
る。前記ヒートシール技法は該板紙素材の表裏に、ヒー
トシール性を有する合成樹脂を積層することによって可
能であり、又、内容物の保存性を目的として、アルミ箔
やバリア性のプラスチックフィルム等をその積層素材と
して使用することがある。
用として、広く普及した包装形態の一つであるが、普及
した要因としては、包装材料の素材の種類と品質の向
上、積層技術の進歩、印刷および抜き等の諸加工、そし
て、包装機械等に関する技術の進歩等が挙げられる。し
かしながら、用途としては、液体の内容物に限定してい
たため、スナックや乾燥食品用途には利用されることは
殆ど無かった。紙容器は、使用に際しての内容物の出し
方として、牛乳、ジュース等の用途に多く利用されるゲ
ーベルトップの屋根部合わせ部に施された抗ヒートシー
ル剤による弱シール性により開口する方法や、清酒や焼
酎、調味料に多く利用される、別成形品の注出口による
方法等があったが、前述のようにスナツクや乾燥食品用
途に展開しようとしても、用途に適した開口部の形成と
して、例えば、ハサミ等を使用せずに、手指のみで大き
な開口部を形成する等の方法が無かった。
で、大きく開口できる紙容器を提供するものである。そ
の方法は、適用する紙容器の形状の所望の部位に、切り
刃又はミシン目による易開封部を形成し、消費者が使用
時に手指の力のみで、内容物に適した大きさ或いは形に
開口し得るものであり、以下具体的に説明する。図1は
本発明による易開封密封カートンの具体例(以下、本例
という)を示し、(a)は該易開封性密封カートンの斜
視図であり、(b)は平面図、(c)は易開封処理加工
部の断面拡大図である。本例のウェブの材質構成はPE
/紙/PE/アルミ箔/PEとし、使用する各素材の厚み
又は重量は次の通りである。 PE : 20 μm 紙 : 210g/m2 PE : 20 μm アルミ箔 : 9 μm PE : 50 μm 紙にPEを20μmの厚さに溶融押し出しコートし、前記
PEの面に印刷を施した。前記巻き取りの印刷に合わせ
た所定の位置に、前記印刷面側から開封用ミシン目Cを
入れ、裏面にポリエチレンEを接着用樹脂としてアルミ
箔をラミネートし、続いてシーラント層としてPE( ポ
リエチレンL) を50μmの厚さに溶融押し出しによって
コートした。続いて、折り罫等を設けると共に打ち抜
き、所定のブランクを得た。ミシン目加工を施した部分
の断面〔図1(C−1)〕から明らかなように、バリア
層としてのアルミ箔層には、ミシン目が入っていない
が、 9μm程度のアルミ箔は、基材(PE/紙) に設けたミ
シン目に追随して引き裂かれ、易開封の容器となる。
又、前記アルミ箔の代わりにSiOx蒸着PET を用いた場合
はつぎのようにする。本例のウェブの材質構成はPE/
紙/PE/SiOx蒸着PET /PEとし、使用する各素材の厚
み又は重量は次の通りである。 PE : 20 μm 紙 : 210g/m2 PE : 20 μm SiOx蒸着PET : 12 μm PE : 50 μm 紙にPE( ポリエチレンE) を20μmの厚さに溶融押し
出しコートし、前記ポリエチレンEの面に印刷を施し
た。次にポリエチレンをサンドイッチラミネートの接着
性樹脂として、紙面とSiOx蒸着PET のSiOx蒸着面とを貼
り合わせて巻き取った。前記巻き取りの印刷に合わせた
所定の位置に、開封用切り刃Cを入れ、裏面(SiOx蒸着
PET のPET 面) にシーラント層としてPE( ポリエチレ
ンL) を50μmの厚さに溶融押し出しによってコートし
た。続いて、折り罫等を設けると共に打ち抜き、所定の
ブランクを得た。切り刃Cを設けた部分の断面拡大図
(C−2)で明らかなように、バリア層であるSiOx蒸着
PET 層までの切り刃となつているので、易開封容器とな
る。前記の2例の構成のそれぞれに得られたブランクを
スカイブ&ヘミング法により端面処理し、フレームシー
ラーにより、スリーブを作成した。包装機械を用い、ミ
ニあんドーナッツ25ケを入れ、密封包装をした。得られ
た容器の開封部Cは、いずれの構成も手指の力だけで容
易に開けることができ、トップオープン形式の容器とし
て使用できた。
能を持たせる方法についての説明図である。(a)は開
封前の斜視図、(b)は開封した状態を示し、(c)は
開封部の積層体の断面拡大図である。図3はその平面図
である。本例の形態は、折り罫を介して、接着板1、後
板2、側板3、前板4、側板5、後板6、接着板7を連
接し、前記の各板の天地に折り罫を介して天板t、底板
s及び天部及び底部の接着板fを連接し、側板3及び5
の天板3t、5t、底板3b、5bに斜め罫x、天部お
よび底部の接着板3tf、5tf、3bf、5bfに、
前記斜め罫の集合点から外方に向かう折り罫yを設け
る。本例においては、一方の側板3に連接した天板3t
及び該天板に連接した接着板3tfハーフカットCを表
面側から設ける。該ハーフカットを設ける際の深さは、
前記積層体の紙Pをカツトし、バリア層を切断しないも
のとする〔図2(C−1)〕。本カートンの各折り罫に
よりカートンを成形し、各接着板同士をヒートシールし
たときに、側板3上部に形成する3角部〔図1(a)〕
に易開封の線状部Cを形成する。又、PE/紙又はPE/紙
/PEの基材表面からミシン目を入れ、その後、SiOx蒸着
PET のようなバリア層をラミネート(C−2)しても良
い。易開封をする最初のきっかけとするために、天部接
着板の前記ハーフカツトの端部にVノッチvを設けると
一層開封がし易くなる。前記vノッチからハーフカット
線に沿って開封することによつて、開口部Kが形成され
る。
フカットCの位置を変化させ、大きさを変えることで、
開口部は自由に設定し得る。本例の形状は、液体用の開
口部として適したものである。
/紙/PEの3層構成とした場合は紙Pに表PE(E)
を設けたもの或いは紙の両面にPEを設けたものを基材
とする。前記基材のE面に印刷Jを施し、折り罫を設
け、所定の位置に切り刃又はハーフカットCを表面、即
ち、印刷面側から入れた後、 前記ウェブの裏面に、シ
ーラントLとなるPEを設けるか、シーラントLまでも
ラミネートした後にハーフカツトCを設ける。又、カー
トンを構成する積層体の材質にバリア層を含む場合につ
いても、基材に切り刃またはミシン目を加工後にバリア
層およびシーラント層を積層するか、該バリア層までを
ラミネートした基材に切り刃或いはミシン目を設ける
か、シーラント層までの最終の積層体としてからハーフ
カットを入れるか、いずれの方法でもよい。形成された
易開封部は、前記切り刃又はミシン目部Cを含む積層体
の場合には、前記切り刃或いはミシン目の部分はシーラ
ント層のみで構成されているために、手指のみの僅かな
力で、引き裂くことができ、開口部Kを形成することが
でき、従って易開封性カートンとなる。又、紙の厚さの
大部分までをハーフカットした場合には、バリア層とシ
ーラント層のみの、引き裂き抵抗以上に強い力を加えれ
ば、開口部Kが形成されるのである。その際に、前記バ
リア層およびシーラント層を含んで、IノツチやVノツ
チを設ければ、極めて容易にに開封ができる。
て説明する。 紙容器を構成するウェブは、基材層とシ
ーラント層から構成されている。本発明における基材と
しては、紙、PE/紙、PE/紙/PE等の紙単体、及
び紙とPEとのラミネート材料からなるもの(第1群)
と、前記紙単体、及び紙とPEとのラミネート材料にさ
らに、金属箔、各種のプラスチックフィルム、コーティ
ング(蒸着等も含む)されたプラスチックフィルム等の
バリア層を積層したもの(第11群)に分けられる。前記
基材の第1群の中のPE/紙を用いて本発明を実施する
例について説明する。PE/紙の材質の印刷原紙を巻き
取り(ロール)で用意する。輪転グラビア印刷機等によ
り、印刷を施すと同時に(インライン)または、別工程
で、所望の位置に切り刃を入れて巻き取る。次いでこの
巻き取りの、印刷面と反対の面に、PEを溶融押し出し
コートする。その後、所定の罫入れ、抜き工程により、
ブランクを作製する。又、前記切り刃を入れる工程にお
いて、折り罫を設けてもよい。
の表面から、切り刃、またはミシン目加工を施し、ロー
ル状のまま、巻き取る、そして、再度、ロール状のま
ま、裏面から全面にポリエチレン等のシーラント、或い
は、アルミ箔等の裂けやすい性質を有するバリア材を裏
打ちする。端面処理やフレームシール等の後加工は、通
常の工程によって実施すればよい。切り刃、ミシン目等
の面積は、全面積に対し極めて微小でありカートンの成
形の際には、支障を及ぼさない。
される他の素材により、本発明の実施順序を変更し得る
が、たとえば、PVDCコートポリエステルフィルム( 以下
KPETという) を積層した、PE/紙/PE/KPETを基材とし
た場合は、前記PE/紙/PE/KPETを印刷基材として、PE
面に巻き取り印刷を施し、次いで、所望の部位に切り刃
又はミシン目を入れて巻き取る。KPET面にシーラント層
Sを設けた後、所定の折り罫を設けて、ブランクに打ち
抜く。印刷をPE/紙のPE面に巻き取り印刷をし、KP
ETを後からラミネートしてもよい。又、ハーフカットに
よる易開封部形成の場合には、シーラント層までのラミ
ネートを終了してから、カートンの表面側からハーフカ
ットを入れるが、その深さ等は前述の通りである。
の場合も、得られたブランクに、テープ貼り法或いはス
カイブ&ヘミング法等の端面処理を施し、フレームシー
ラーにより筒貼りをし、包装機械に供給する。又、巻き
取り状態の包装材料から、容器を成形し内容物を充填密
封する所謂自動包装機械で本発明を実施することも可能
であり、この場合は、前記ブランク抜き工程をせずに、
巻き取り、所定の幅にスリットして包装機械に供給す
る。いずれの方法で包装されても、易開封性には支障は
ない。
や、カートンの形によつてはVノツチ等が望ましい。即
ち、基材に繋ぎ部を設けないことが望ましい、即ち、開
口部を形成するために、開封予定部を引き裂く際に、最
初の段階をスムースに引き裂くことができると、以後の
引き裂きにおいて、多少の抵抗があっても、比較的容易
に引き裂くことができることを確認した。種々の実験の
結果、本発明においては、摘まみ部開始点から 5mm以内
は切り刃加工として繋ぎ部を設けないことにより、より
易開封性となる。Vノッチは、容器の形成後に設けるの
がよい。
り、食品、菓子等に悪影響を及ぼす、水蒸気、酸素の透
過量の変化について実験した。使用した包材の材質は、
PE/紙/PE/アルミ箔/ Dl /PET /PEとし、各素
材の厚み、又は、重量は次の通りである。 PE :20μm 紙 :350g/m2 PE :15μm アルミ箔 : 7μm PET :12μm PE :60μm 開口のための切り刃として、上記材質構成のPE/紙/
PE/アルミ箔/ Dl /PET まてのラミネートをした段階
で図1のCの切り刃加工をカートンの表面から施し、そ
の後シーラントのPEを積層した。本実施例および切り
刃加工の無い材質、それぞれを1.8 リットル容量のカー
トンに成形して、テストサンプルとした。透湿度、酸素
透過度は、以下の方法によって測定した。 透湿度 JIS K7129B ASTM F1249 酸素透過度 JIS K7126B ASTM D3985-81 測定結果は、表ー1の通りであった。 (以下余白) 上記の結果より明らかに本発明による、基材への切り
刃、ミシン目、ハーフカット等の加工を施す部分のウェ
ブとしての、防湿性、ガスバリア性の低下は、極めて小
さく、その差は、殆ど無く、内容物保存性に影響を与え
ないことがわかつた。
いは、酸素の影響を受け易い内容物等を包装する場合に
は、基材に切り刃を入れた後に、シーラントにアルミ箔
をラミネートした状態の積層材を、シーラントとして貼
り合わせることにより、完璧に近い防湿性、ガスバリア
性の紙容器を得ることができる。但し、この場合のアル
ミ箔の厚さは概ね 9μm以下が望ましい。又、前記のよ
うなハーフカット方式による易開封性密封カートンとし
てもよい。
密封カートンの実施例を示している。(a)は本実施例
による易開封性密封カートンの斜視図、(b)はその平
面図である。本実施例で用いたカートンの積層体の材質
は、PE(A)/紙/PE(B)の材質による本発明の実施例につい
て説明する。210g/m2の コートボール用紙を用い、表
面に低密度ポリエチレンPEを押し出し法により30μmの
厚さにコートした。該PE面に、グラビア印刷方式によ
り、5 色印刷をした。次に塩化ビニリデン(PVDC)コート
されたポリエステルフィルム(K-PET 12 μm) を前記印
刷面と反対側の紙面に15μmのポリエチレンによりサン
ドイッチラミネーションした。前板4、側板3に切り刃
Cを設け、シーラント層として、ポリエチレンを押し出
し法により50μmの厚さにコートした。
紙容器としてのブランクとするために、抜き刃により抜
き加工をすると同時に必要な部位に折り罫を入れる。得
られたブランクの端面処理として、スカイブ&ヘミング
加工等を施し、フレームシーラーにより、スリーブを作
成した。
ットし、フォーミングすると共に、菓子(かりんとう)
を充填し、密封シールした。包装された紙容器の開封部
は、手指の力で容易に開封できた。
器の斜視図(a)及び展開図(b)である。包材の構成
としてはPE/ 紙/PE/アルミ箔/Dl/PET/PEとした。各
使用素材の厚み(重量)は次の通りであった。 PE : 20μm 紙 : 210g/m2 PE : 15 μm アルミ箔 : 7 μm PET : 12 μm PE : 40 μm PE/ 紙/PE/アルミ箔/Dl/PET までのラミネート終了段
階において、PE面に印刷すると同時にカートンの表面
側から、図5(b)に示す帯状Cの切り刃をいれ、その
まま巻き取った。次の工程において、前記巻き取りの非
印刷面、即ち、PET 面にPE2 の シーラント層を設け
た。 PE(は、低密度ポリエチレンであり、溶融押し出
しコート法により40μmの厚さに設けた。次に、所定の
折り罫を設け、ブランクに打ち抜き、包装機械に供給
し、棒ビスケットを充填後密封包装をした。開封部とし
て設けられたCの開封帯Gを除去し、カートン上部をと
って、棒ビスケットが一部出た状態にして卓上に立て
た。 前記開封帯Gは簡単に除去することができた。
フィルム等を積層した基材に切り刃、ミシン目を入れた
後、裏面からシーラントをラミネートすることにより、
所定の開口予定部が形成され、手指のみの力により容易
に開封が可能となる。又は、基材およびシーラントをラ
ミネート後に、前記基材表面からハーフカットを入れる
ことによって、密封性あるいはガスバリア性を有し、な
おかつ易開封可能なカートンとなり、且つ、該カートン
の、殆どの部位に、また、自由な大きさの易裂性開口部
を設けることが可能となり、手指のみで簡単に開けて中
身を取り出すことができるので、液体状内容物はじめ、
スナック菓子や乾燥食品等の包装として利用することが
できるようになつた。
説明図である。
についての説明図である。
についての平面図である。
示す斜視図及びその平面図である。
施例を示す斜視図及び平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材とシーラントとを積層してなり、内
容物を直詰め可能で密封性のあるカートンにおいて、カ
ートンの開封部を形成する位置に、予め前記基材の一方
の表面から切り刃またはミシン目を設け、次に前記基材
の他方の表面にシーラント層を設けたことを特徴とする
易開封性密封カートン。 - 【請求項2】 基材とシーラント層とを積層した後、前
記基材表面から前記シーラント層を貫通しないハーフカ
ットを設けて開封部を形成したことを特徴とする易開封
性密封カートン。 - 【請求項3】 前記基材を構成する層に、バリア層を1
層以上含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
の易開封性密封カートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22450295A JPH0948426A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 易開封性密封カートン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22450295A JPH0948426A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 易開封性密封カートン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948426A true JPH0948426A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16814809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22450295A Pending JPH0948426A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 易開封性密封カートン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948426A (ja) |
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