JPH09330826A - 変圧器巻線 - Google Patents
変圧器巻線Info
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- JPH09330826A JPH09330826A JP8152497A JP15249796A JPH09330826A JP H09330826 A JPH09330826 A JP H09330826A JP 8152497 A JP8152497 A JP 8152497A JP 15249796 A JP15249796 A JP 15249796A JP H09330826 A JPH09330826 A JP H09330826A
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- winding
- prepreg tape
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内側巻線層に対する外側巻線層の固定を十分
に行える変圧器巻線を得る。 【解決手段】 内側巻線層1と外側巻線層2との間にプ
リプレグテープ層6を、外側巻線層2の第一層2aに接
触させて設ける。
に行える変圧器巻線を得る。 【解決手段】 内側巻線層1と外側巻線層2との間にプ
リプレグテープ層6を、外側巻線層2の第一層2aに接
触させて設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内側巻線層の外周
に外側巻線層が重ねて配置されている変圧器巻線に関す
るものである。
に外側巻線層が重ねて配置されている変圧器巻線に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の変圧器巻線は、図19に示すよう
に、巻き崩れしない平角導体の巻線層からなる内側巻線
層1の外周に、断面丸形の巻線導体3の各層の上下に接
着紙4を配置してレヤー巻きしてなる外側巻線層2が重
ねて構成されていた。この場合、通常は、内側巻線層1
は低圧巻線、外側巻線層2は高圧巻線であるが、逆の場
合もある。
に、巻き崩れしない平角導体の巻線層からなる内側巻線
層1の外周に、断面丸形の巻線導体3の各層の上下に接
着紙4を配置してレヤー巻きしてなる外側巻線層2が重
ねて構成されていた。この場合、通常は、内側巻線層1
は低圧巻線、外側巻線層2は高圧巻線であるが、逆の場
合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
内側巻線層1と外側巻線層2との間に単に接着紙4が介
在されているだけなので、内側巻線層1に対する外側巻
線層2の固定が十分に行えない問題点があった。
内側巻線層1と外側巻線層2との間に単に接着紙4が介
在されているだけなので、内側巻線層1に対する外側巻
線層2の固定が十分に行えない問題点があった。
【0004】本発明の目的は、内側巻線層に対する外側
巻線層の固定を十分に行える変圧器巻線を提供すること
にある。
巻線層の固定を十分に行える変圧器巻線を提供すること
にある。
【0005】本発明の他の目的は、内側巻線層に対する
外側巻線層の固定を十分に行え、しかも内側巻線層と外
側巻線層との間の絶縁を確実に行える変圧器巻線を提供
することにある。
外側巻線層の固定を十分に行え、しかも内側巻線層と外
側巻線層との間の絶縁を確実に行える変圧器巻線を提供
することにある。
【0006】本発明の他の目的は、外側巻線層の機械力
を向上できる変圧器巻線を提供することにある。
を向上できる変圧器巻線を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、内側巻線層と外側巻
線層との間の機械力を向上できる変圧器巻線を提供する
ことにある。
線層との間の機械力を向上できる変圧器巻線を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧巻線と低
圧巻線とが、そのうちの一方を内側巻線層として、他方
を外側巻線層として重ねて配置されている構造の変圧器
巻線を改良するものである。
圧巻線とが、そのうちの一方を内側巻線層として、他方
を外側巻線層として重ねて配置されている構造の変圧器
巻線を改良するものである。
【0009】請求項1に記載の変圧器巻線においては、
内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ層
が、外側巻線層の第一層に接触させて設けられているこ
とを特徴とする。ここで、プリプレグテープとは、例え
ばガラス繊維の如き高強度繊維材に樹脂を含浸させて半
硬化状態にさせたテープである。
内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ層
が、外側巻線層の第一層に接触させて設けられているこ
とを特徴とする。ここで、プリプレグテープとは、例え
ばガラス繊維の如き高強度繊維材に樹脂を含浸させて半
硬化状態にさせたテープである。
【0010】このように内側巻線層と外側巻線層との間
にプリプレグテープ層を介在させると、このプリプレグ
テープ層は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて内
側巻線層と外側巻線層との間の固定を確実に行うことが
でき、両者間の機械力を向上させることができる。特
に、プリプレグテープ層を外側巻線層の第一層に接触さ
せていると、巻線段階において該プリプレグテープ層は
柔らかく、巻回時の張力により巻線導体が食い込み、線
ずれの発生を防止できる。また、このプリプレグテープ
層は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて第一層の
巻線導体を固定するので、より確実に線ずれを防止でき
る。
にプリプレグテープ層を介在させると、このプリプレグ
テープ層は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて内
側巻線層と外側巻線層との間の固定を確実に行うことが
でき、両者間の機械力を向上させることができる。特
に、プリプレグテープ層を外側巻線層の第一層に接触さ
せていると、巻線段階において該プリプレグテープ層は
柔らかく、巻回時の張力により巻線導体が食い込み、線
ずれの発生を防止できる。また、このプリプレグテープ
層は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて第一層の
巻線導体を固定するので、より確実に線ずれを防止でき
る。
【0011】請求項2に記載の変圧器巻線においては、
外側巻線層が俵積み巻き層で構成されていることを特徴
とする。
外側巻線層が俵積み巻き層で構成されていることを特徴
とする。
【0012】なお「俵積み巻き」とは、隣り合うターン
間のピッチを積めて整列巻きした巻線層を複数積層して
多層の巻線を構成する際に、外側の巻線層の各ターンの
導体を、内側の巻線層の隣り合う2つのターンの導体の
間に位置させた状態で各層の巻線を捲回することを意味
する。
間のピッチを積めて整列巻きした巻線層を複数積層して
多層の巻線を構成する際に、外側の巻線層の各ターンの
導体を、内側の巻線層の隣り合う2つのターンの導体の
間に位置させた状態で各層の巻線を捲回することを意味
する。
【0013】このように外側巻線層を俵積み巻き層で構
成すると、該外側巻線層の各層は、下側層の巻線導体の
相互間の窪みに上側層の巻線導体が位置決めされること
になり、各層の線ずれを防止できると共に接着紙等の介
在が不要となる。
成すると、該外側巻線層の各層は、下側層の巻線導体の
相互間の窪みに上側層の巻線導体が位置決めされること
になり、各層の線ずれを防止できると共に接着紙等の介
在が不要となる。
【0014】請求項3に記載の変圧器巻線においては、
内側巻線層が俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形
成されていることを特徴とする。
内側巻線層が俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形
成されていることを特徴とする。
【0015】このように内側巻線層が俵積み巻き層また
は平角導体の巻線層で形成されていると、内側巻線層の
各層の線ずれも確実に防止することができる。
は平角導体の巻線層で形成されていると、内側巻線層の
各層の線ずれも確実に防止することができる。
【0016】請求項4に記載の変圧器巻線においては、
内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ層と
主絶縁層とプリプレグテープ層とが設けられていること
を特徴とする。
内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ層と
主絶縁層とプリプレグテープ層とが設けられていること
を特徴とする。
【0017】このように内側巻線層と外側巻線層との間
にプリプレグテープ層と主絶縁層とプリプレグテープ層
とを設けると、これらプリプレグテープ層により内側巻
線層と外側巻線層との間の機械力を向上させることがで
きると共に主絶縁層によりで内側巻線層と外側巻線層と
の間の絶縁を確実に行うことができる。
にプリプレグテープ層と主絶縁層とプリプレグテープ層
とを設けると、これらプリプレグテープ層により内側巻
線層と外側巻線層との間の機械力を向上させることがで
きると共に主絶縁層によりで内側巻線層と外側巻線層と
の間の絶縁を確実に行うことができる。
【0018】請求項5に記載の変圧器巻線においては、
俵積み巻き層で構成されている外側巻線層の表面がプリ
プレグテープ層で覆われていることを特徴とする。
俵積み巻き層で構成されている外側巻線層の表面がプリ
プレグテープ層で覆われていることを特徴とする。
【0019】このように外側巻線層の表面をプリプレグ
テープ層で覆うと、外側巻線層の機械力を向上させるこ
とができる。
テープ層で覆うと、外側巻線層の機械力を向上させるこ
とができる。
【0020】請求項6に記載の変圧器巻線においては、
俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形成されている
内側巻線層の表面がプリプレグテープ層で覆われている
ことを特徴とする。
俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形成されている
内側巻線層の表面がプリプレグテープ層で覆われている
ことを特徴とする。
【0021】このように俵積み巻き層または平角導体の
巻線層で形成されている内側巻線層の表面をプリプレグ
テープ層で覆うと、内側巻線層の機械力を向上させるこ
とができる。
巻線層で形成されている内側巻線層の表面をプリプレグ
テープ層で覆うと、内側巻線層の機械力を向上させるこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る変圧器巻線
における実施の形態の第1例を示したものである。
における実施の形態の第1例を示したものである。
【0023】本例の変圧器巻線においては、平角導体の
巻線層で形成されている内側巻線層1の外周に、下側層
の巻線導体3の相互間の窪みに上側層の巻線導体3を位
置決めして巻く俵積み巻きで外側巻線層2が重ねて設け
られている。
巻線層で形成されている内側巻線層1の外周に、下側層
の巻線導体3の相互間の窪みに上側層の巻線導体3を位
置決めして巻く俵積み巻きで外側巻線層2が重ねて設け
られている。
【0024】特に、本例においては、内側巻線層1と外
側巻線層2との間に主絶縁層5とプリプレグテープ層6
とが、プリプレグテープ層6を外側に配置して設けられ
ている。主絶縁層5は、絶縁紙の巻回により設けられて
いる。プリプレグテープ層6は、プリプレグテープの巻
回により設けられている。外側巻線層2の第一層2a
は、プリプレグテープ層6に接触させて設けられてい
る。巻線導体3の表面は、エナメル樹脂で絶縁被覆され
ている。
側巻線層2との間に主絶縁層5とプリプレグテープ層6
とが、プリプレグテープ層6を外側に配置して設けられ
ている。主絶縁層5は、絶縁紙の巻回により設けられて
いる。プリプレグテープ層6は、プリプレグテープの巻
回により設けられている。外側巻線層2の第一層2a
は、プリプレグテープ層6に接触させて設けられてい
る。巻線導体3の表面は、エナメル樹脂で絶縁被覆され
ている。
【0025】このような変圧器巻線では、外側巻線層2
を巻回する前に、内側巻線層1の外周に絶縁紙を巻き付
けて主絶縁層5を形成し、その外周にプリプレグテープ
を巻き付けてプリプレグテープ層6を形成し、その外周
に外側巻線層2の第一層2aを巻回する。このときプリ
プレグテープ層6は柔らかく、第一層2aの巻回時の張
力により巻線導体3がプリプレグテープ層6に食い込
み、線ずれの発生を防止できる。また、このプリプレグ
テープ層6は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて
第一層2aの巻線導体3をプリプレグテープ層6で固定
するので、より確実に線ずれを防止することができる。
を巻回する前に、内側巻線層1の外周に絶縁紙を巻き付
けて主絶縁層5を形成し、その外周にプリプレグテープ
を巻き付けてプリプレグテープ層6を形成し、その外周
に外側巻線層2の第一層2aを巻回する。このときプリ
プレグテープ層6は柔らかく、第一層2aの巻回時の張
力により巻線導体3がプリプレグテープ層6に食い込
み、線ずれの発生を防止できる。また、このプリプレグ
テープ層6は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて
第一層2aの巻線導体3をプリプレグテープ層6で固定
するので、より確実に線ずれを防止することができる。
【0026】また、外側巻線層2の第一層2aの上側の
各層2b,2c…が、下側層の巻線導体3の相互間の窪
みに上側層の巻線導体3を位置決めした俵積み巻きで構
成されているので、第一層2aの上側の各層2b,2c
…の線ずれも防止できると共に接着紙等の介在が不要と
なる。
各層2b,2c…が、下側層の巻線導体3の相互間の窪
みに上側層の巻線導体3を位置決めした俵積み巻きで構
成されているので、第一層2aの上側の各層2b,2c
…の線ずれも防止できると共に接着紙等の介在が不要と
なる。
【0027】更に、内側巻線層1と外側巻線層2との間
に主絶縁層5を設けると、該主絶縁層5により内側巻線
層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行うことがで
きる。
に主絶縁層5を設けると、該主絶縁層5により内側巻線
層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行うことがで
きる。
【0028】図2は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第2例を示したものである。
実施の形態の第2例を示したものである。
【0029】本例の変圧器巻線においては、図示しない
巻胴の外周にプリプレグテープ層7を介して内側巻線層
1が設けられている。図示しないが、内側巻線層1の第
一層は、プリプレグテープ層7に接触させて設けられて
いる。その他の構成は、第1例と同様になっている。
巻胴の外周にプリプレグテープ層7を介して内側巻線層
1が設けられている。図示しないが、内側巻線層1の第
一層は、プリプレグテープ層7に接触させて設けられて
いる。その他の構成は、第1例と同様になっている。
【0030】このように巻胴と内側巻線層1との間にプ
リプレグテープ層7を設けると、該プリプレグテープ層
7により巻胴に対する内側巻線層1の固定を確実に行わ
せることができると共に内側巻線層1の第一層の線ずれ
の発生を確実に防止することができる。
リプレグテープ層7を設けると、該プリプレグテープ層
7により巻胴に対する内側巻線層1の固定を確実に行わ
せることができると共に内側巻線層1の第一層の線ずれ
の発生を確実に防止することができる。
【0031】図3は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第3例を示したものである。
実施の形態の第3例を示したものである。
【0032】本例の変圧器巻線においては、内側巻線層
1と外側巻線層2との間にプリプレグテープ層8と主絶
縁層5とプリプレグテープ層6とが、これらの順序で重
ねられて設けられている。その他の構成は、第1例と同
様になっている。
1と外側巻線層2との間にプリプレグテープ層8と主絶
縁層5とプリプレグテープ層6とが、これらの順序で重
ねられて設けられている。その他の構成は、第1例と同
様になっている。
【0033】このように内側巻線層1と外側巻線層2と
の間に、プリプレグテープ層8と主絶縁層5とプリプレ
グテープ層6とを設けると、これらプリプレグテープ層
8,6により内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械
力を向上させることができると共に主絶縁層5によりで
内側巻線層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行う
ことができる。
の間に、プリプレグテープ層8と主絶縁層5とプリプレ
グテープ層6とを設けると、これらプリプレグテープ層
8,6により内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械
力を向上させることができると共に主絶縁層5によりで
内側巻線層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行う
ことができる。
【0034】なお、この例においても、第2例と同様
に、図示しない巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグ
テープ層7を介在させることができる。
に、図示しない巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグ
テープ層7を介在させることができる。
【0035】図4は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第4例を示したものである。
実施の形態の第4例を示したものである。
【0036】本例の変圧器巻線においては、第3例の構
造で、外側巻線層2の表面がプリプレグテープ層6で覆
われている点に特徴がある。その他の構成は、第3例と
同様になっている。
造で、外側巻線層2の表面がプリプレグテープ層6で覆
われている点に特徴がある。その他の構成は、第3例と
同様になっている。
【0037】このように外側巻線層2の表面をプリプレ
グテープ層6で覆うと、外側巻線層2の機械力を向上さ
せることができる。
グテープ層6で覆うと、外側巻線層2の機械力を向上さ
せることができる。
【0038】なお、このような構造は、第1例及び第2
例のものにも同様に適用することができる。
例のものにも同様に適用することができる。
【0039】図5は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第5例を示したものである。
実施の形態の第5例を示したものである。
【0040】本例の変圧器巻線においては、第2例の構
造で、内側巻線層1の表面がプリプレグテープ層7で覆
われ、且つ外側巻線層2の表面がプリプレグテープ層6
で覆われている点に特徴がある。その他の構成は、第2
例と同様になっている。
造で、内側巻線層1の表面がプリプレグテープ層7で覆
われ、且つ外側巻線層2の表面がプリプレグテープ層6
で覆われている点に特徴がある。その他の構成は、第2
例と同様になっている。
【0041】このように内側巻線層1と外側巻線層2の
各表面をプリプレグテープ層7,6でそれぞれ覆うと、
内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力をそれぞれ
向上させることができる。
各表面をプリプレグテープ層7,6でそれぞれ覆うと、
内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力をそれぞれ
向上させることができる。
【0042】図6は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第6例を示したものである。
実施の形態の第6例を示したものである。
【0043】本例の変圧器巻線においては、図示しない
巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグテープ層7が介
在され、内側巻線層1は断面丸形の下側層の巻線導体3
´の相互間の窪みに断面丸形の上側層の巻線導体3´を
位置決めして巻く俵積み巻きで設けられている。この内
側巻線層1の外周には、プリプレグテープ層8と主絶縁
層5とプリプレグテープ層6とを介して外側巻線層2が
重ねて設けられている。外側巻線層2は、第1例等と同
様に巻線導体3が俵積み巻きで設けられている。
巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグテープ層7が介
在され、内側巻線層1は断面丸形の下側層の巻線導体3
´の相互間の窪みに断面丸形の上側層の巻線導体3´を
位置決めして巻く俵積み巻きで設けられている。この内
側巻線層1の外周には、プリプレグテープ層8と主絶縁
層5とプリプレグテープ層6とを介して外側巻線層2が
重ねて設けられている。外側巻線層2は、第1例等と同
様に巻線導体3が俵積み巻きで設けられている。
【0044】このように内側巻線層1と外側巻線層2と
を俵積み巻きで構成すると、内側巻線層1と外側巻線層
2との線ずれを共に防止することができる。また、内側
巻線層1と外側巻線層2との間に、プリプレグテープ層
8と主絶縁層5とプリプレグテープ層6とを設けると、
これらプリプレグテープ層8,6により内側巻線層1と
外側巻線層2との間の機械力を向上させることができる
と共に主絶縁層5により内側巻線層1と外側巻線層2と
の間の絶縁を確実に行うことができる。
を俵積み巻きで構成すると、内側巻線層1と外側巻線層
2との線ずれを共に防止することができる。また、内側
巻線層1と外側巻線層2との間に、プリプレグテープ層
8と主絶縁層5とプリプレグテープ層6とを設けると、
これらプリプレグテープ層8,6により内側巻線層1と
外側巻線層2との間の機械力を向上させることができる
と共に主絶縁層5により内側巻線層1と外側巻線層2と
の間の絶縁を確実に行うことができる。
【0045】図7は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第7例を示したものである。
実施の形態の第7例を示したものである。
【0046】本例の変圧器巻線においては、内側巻線層
1と外側巻線層2とが共に俵積み巻きで構成され、これ
ら内側巻線層1と外側巻線層2との各表面が共にプリプ
レグテープ層7,6で覆われている。プリプレグテープ
層7で覆われた内側巻線層1と、プリプレグテープ層6
で覆われた外側巻線層2との間には主絶縁層5が介在さ
れている。
1と外側巻線層2とが共に俵積み巻きで構成され、これ
ら内側巻線層1と外側巻線層2との各表面が共にプリプ
レグテープ層7,6で覆われている。プリプレグテープ
層7で覆われた内側巻線層1と、プリプレグテープ層6
で覆われた外側巻線層2との間には主絶縁層5が介在さ
れている。
【0047】このように内側巻線層1と外側巻線層2と
を共に俵積み巻きで構成すると、これら内側巻線層1と
外側巻線層2との各層の線ずれを防止できると共に接着
紙等の介在が不要となる。また、内側巻線層1と外側巻
線層2との各表面を共にプリプレグテープ層7,6で覆
うと、内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力を共
に向上させることができる。更に、内側巻線層1と外側
巻線層2との間に主絶縁層5を設けると、該主絶縁層5
により内側巻線層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実
に行うことができる。
を共に俵積み巻きで構成すると、これら内側巻線層1と
外側巻線層2との各層の線ずれを防止できると共に接着
紙等の介在が不要となる。また、内側巻線層1と外側巻
線層2との各表面を共にプリプレグテープ層7,6で覆
うと、内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力を共
に向上させることができる。更に、内側巻線層1と外側
巻線層2との間に主絶縁層5を設けると、該主絶縁層5
により内側巻線層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実
に行うことができる。
【0048】図8は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第8例を示したものである。
実施の形態の第8例を示したものである。
【0049】本例の変圧器巻線においては、第6例の構
造のものと、外側巻線層2が平角導体の巻線層で形成さ
れている点で相違している。
造のものと、外側巻線層2が平角導体の巻線層で形成さ
れている点で相違している。
【0050】図9は、本発明に係る変圧器巻線における
実施の形態の第9例を示したものである。
実施の形態の第9例を示したものである。
【0051】本例の変圧器巻線においては、平角導体の
巻線層で形成されている内側巻線層1の外周に、主絶縁
層5とプリプレグテープ層6とを介して、外側巻線層2
が断面丸形の巻線導体3の各層の上下に接着紙4を配置
してレヤー巻きで設けられている。外側巻線層2の第一
層2aは、プリプレグテープ層6に接触させて設けられ
ている。
巻線層で形成されている内側巻線層1の外周に、主絶縁
層5とプリプレグテープ層6とを介して、外側巻線層2
が断面丸形の巻線導体3の各層の上下に接着紙4を配置
してレヤー巻きで設けられている。外側巻線層2の第一
層2aは、プリプレグテープ層6に接触させて設けられ
ている。
【0052】このようにすると、レヤー巻きで構成され
る外側巻線層2の第一層2aがプリプレグテープ層6上
に形成されるので、線ずれを防止しつつ該外側巻線層2
の第一層2aを構成することができる。
る外側巻線層2の第一層2aがプリプレグテープ層6上
に形成されるので、線ずれを防止しつつ該外側巻線層2
の第一層2aを構成することができる。
【0053】図10は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第10例を示したものである。
る実施の形態の第10例を示したものである。
【0054】本例の変圧器巻線においては、図示しない
巻胴の外周にプリプレグテープ層7を介して内側巻線層
1が設けられている。図示しないが、内側巻線層1の第
一層は、プリプレグテープ層7に接触させて設けられて
いる。その他の構成は、第9例と同様になっている。
巻胴の外周にプリプレグテープ層7を介して内側巻線層
1が設けられている。図示しないが、内側巻線層1の第
一層は、プリプレグテープ層7に接触させて設けられて
いる。その他の構成は、第9例と同様になっている。
【0055】このように巻胴と内側巻線層1との間にプ
リプレグテープ層7を設けると、該プリプレグテープ層
7により巻胴に対する内側巻線層1の固定を確実に行わ
せることができると共に内側巻線層1の第一層の線ずれ
の発生を確実に防止することができる。
リプレグテープ層7を設けると、該プリプレグテープ層
7により巻胴に対する内側巻線層1の固定を確実に行わ
せることができると共に内側巻線層1の第一層の線ずれ
の発生を確実に防止することができる。
【0056】図11は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第11例を示したものである。
る実施の形態の第11例を示したものである。
【0057】本例の変圧器巻線においては、第10例の
構造で、内側巻線層1と外側巻線層2との間にプリプレ
グテープ層8と主絶縁層5とプリプレグテープ層6と
が、これらの順序で重ねられて設けられている点に特徴
がある。その他の構成は、第10例と同様になってい
る。
構造で、内側巻線層1と外側巻線層2との間にプリプレ
グテープ層8と主絶縁層5とプリプレグテープ層6と
が、これらの順序で重ねられて設けられている点に特徴
がある。その他の構成は、第10例と同様になってい
る。
【0058】このように内側巻線層1と外側巻線層2と
の間に、プリプレグテープ層8と主絶縁層5とプリプレ
グテープ層6とを設けると、プリプレグテープ層8,6
により内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力を向
上させることができると共に主絶縁層5により内側巻線
層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行うことがで
きる。
の間に、プリプレグテープ層8と主絶縁層5とプリプレ
グテープ層6とを設けると、プリプレグテープ層8,6
により内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力を向
上させることができると共に主絶縁層5により内側巻線
層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行うことがで
きる。
【0059】図12は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第12例を示したものである。
る実施の形態の第12例を示したものである。
【0060】本例の変圧器巻線においては、第10例の
構造で、内側巻線層1の表面がプリプレグテープ層7で
覆われている点に特徴がある。その他の構成は、第10
例と同様になっている。
構造で、内側巻線層1の表面がプリプレグテープ層7で
覆われている点に特徴がある。その他の構成は、第10
例と同様になっている。
【0061】このように内側巻線層1の表面をプリプレ
グテープ層7で覆うと、内側巻線層1の機械力を向上さ
せることができる。
グテープ層7で覆うと、内側巻線層1の機械力を向上さ
せることができる。
【0062】図13は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第13例を示したものである。
る実施の形態の第13例を示したものである。
【0063】本例の変圧器巻線においては、第9例の構
造で、内側巻線層1が断面丸形の巻線導体3´の各層の
上下に接着紙4を配置してレヤー巻きで設けられている
点に特徴がある。
造で、内側巻線層1が断面丸形の巻線導体3´の各層の
上下に接着紙4を配置してレヤー巻きで設けられている
点に特徴がある。
【0064】このようにすると、レヤー巻きで構成され
る外側巻線層2の第一層2aがプリプレグテープ層6上
に形成されるので、線ずれを防止しつつ該外側巻線層2
の第一層2aを構成することができる。
る外側巻線層2の第一層2aがプリプレグテープ層6上
に形成されるので、線ずれを防止しつつ該外側巻線層2
の第一層2aを構成することができる。
【0065】図14は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第14例を示したものである。
る実施の形態の第14例を示したものである。
【0066】本例の変圧器巻線においては、内側巻線層
1が断面丸形の巻線導体3´の各層の上下に接着紙4を
配置してレヤー巻きで設けられ、この内側巻線層1の外
周に主絶縁層5とプリプレグテープ層6とを介して、外
側巻線層2が俵積み巻きで設けられている。外側巻線層
2の第一層2aは、プリプレグテープ層6に接触させて
設けられている。
1が断面丸形の巻線導体3´の各層の上下に接着紙4を
配置してレヤー巻きで設けられ、この内側巻線層1の外
周に主絶縁層5とプリプレグテープ層6とを介して、外
側巻線層2が俵積み巻きで設けられている。外側巻線層
2の第一層2aは、プリプレグテープ層6に接触させて
設けられている。
【0067】このような変圧器巻線でも、プリプレグテ
ープ層6の外周に外側巻線層2の第一層2aが食い込
み、線ずれの発生を防止できる。また、このプリプレグ
テープ層6は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて
第一層2aの巻線導体3を該プリプレグテープ層6で固
定するので、より確実に線ずれを防止することができ
る。
ープ層6の外周に外側巻線層2の第一層2aが食い込
み、線ずれの発生を防止できる。また、このプリプレグ
テープ層6は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて
第一層2aの巻線導体3を該プリプレグテープ層6で固
定するので、より確実に線ずれを防止することができ
る。
【0068】また、外側巻線層2が俵積み巻きで構成さ
れているので、外側巻線層2の各層の線ずれも防止でき
ると共に接着紙等の介在が不要となる。
れているので、外側巻線層2の各層の線ずれも防止でき
ると共に接着紙等の介在が不要となる。
【0069】更に、内側巻線層1と外側巻線層2との間
に主絶縁層5を設けると、内側巻線層1と外側巻線層2
との間の絶縁を確実に行うことができる。
に主絶縁層5を設けると、内側巻線層1と外側巻線層2
との間の絶縁を確実に行うことができる。
【0070】図15は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第15例を示したものである。
る実施の形態の第15例を示したものである。
【0071】本例の変圧器巻線においては、図示しない
巻胴の外周にプリプレグテープ層7を介して内側巻線層
1が設けられている。この内側巻線層1の第一層1a
は、プリプレグテープ層7に接触させて設けられてい
る。その他の構成は、第14例と同様になっている。
巻胴の外周にプリプレグテープ層7を介して内側巻線層
1が設けられている。この内側巻線層1の第一層1a
は、プリプレグテープ層7に接触させて設けられてい
る。その他の構成は、第14例と同様になっている。
【0072】このように巻胴と内側巻線層1との間にプ
リプレグテープ層7を設けると、該プリプレグテープ層
7により巻胴に対する内側巻線層1の固定を確実に行わ
せることができると共に内側巻線層1の第一層1aの線
ずれの発生を確実に防止することができる。
リプレグテープ層7を設けると、該プリプレグテープ層
7により巻胴に対する内側巻線層1の固定を確実に行わ
せることができると共に内側巻線層1の第一層1aの線
ずれの発生を確実に防止することができる。
【0073】図16は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第16例を示したものである。
る実施の形態の第16例を示したものである。
【0074】本例の変圧器巻線においては、内側巻線層
1と外側巻線層2との間にプリプレグテープ層8と主絶
縁層5とプリプレグテープ層6とが、これらの順序で重
ねられて設けられている。その他の構成は、第14例と
同様になっている。
1と外側巻線層2との間にプリプレグテープ層8と主絶
縁層5とプリプレグテープ層6とが、これらの順序で重
ねられて設けられている。その他の構成は、第14例と
同様になっている。
【0075】このように内側巻線層1と外側巻線層2と
の間に、プリプレグテープ層8と主絶縁層5とプリプレ
グテープ層6とを設けると、プリプレグテープ層8,6
により内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力を向
上させることができると共に主絶縁層5により内側巻線
層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行うことがで
きる。
の間に、プリプレグテープ層8と主絶縁層5とプリプレ
グテープ層6とを設けると、プリプレグテープ層8,6
により内側巻線層1と外側巻線層2との間の機械力を向
上させることができると共に主絶縁層5により内側巻線
層1と外側巻線層2との間の絶縁を確実に行うことがで
きる。
【0076】なお、この例においても、第15例と同様
に、図示しない巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグ
テープ層7を介在させることができる。
に、図示しない巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグ
テープ層7を介在させることができる。
【0077】図17は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第17例を示したものである。
る実施の形態の第17例を示したものである。
【0078】本例の変圧器巻線においては、第14例の
構造で、外側巻線層2の表面がプリプレグテープ層6で
覆われている点に特徴がある。その他の構成は、第14
例と同様になっている。
構造で、外側巻線層2の表面がプリプレグテープ層6で
覆われている点に特徴がある。その他の構成は、第14
例と同様になっている。
【0079】このように外側巻線層2の表面をプリプレ
グテープ層6で覆うと、外側巻線層2の機械力を向上さ
せることができる。
グテープ層6で覆うと、外側巻線層2の機械力を向上さ
せることができる。
【0080】なお、このような構造は、第15例の構造
のものにも同様に適用することができる。
のものにも同様に適用することができる。
【0081】図18は、本発明に係る変圧器巻線におけ
る実施の形態の第18例を示したものである。
る実施の形態の第18例を示したものである。
【0082】本例の変圧器巻線においては、図示しない
巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグテープ層7が介
在され、内側巻線層1は巻線導体3´が俵積み巻きで設
けられている。この内側巻線層1の外周には、プリプレ
グテープ層8と主絶縁層5とプリプレグテープ層6とを
介して外側巻線層2が重ねて設けられている。外側巻線
層2は、外側巻線層2が断面丸形の巻線導体3の各層の
上下に接着紙4を配置してレヤー巻きで設けられてい
る。外側巻線層2の第一層2aは、プリプレグテープ層
6に接触させて設けられている。
巻胴と内側巻線層1との間にプリプレグテープ層7が介
在され、内側巻線層1は巻線導体3´が俵積み巻きで設
けられている。この内側巻線層1の外周には、プリプレ
グテープ層8と主絶縁層5とプリプレグテープ層6とを
介して外側巻線層2が重ねて設けられている。外側巻線
層2は、外側巻線層2が断面丸形の巻線導体3の各層の
上下に接着紙4を配置してレヤー巻きで設けられてい
る。外側巻線層2の第一層2aは、プリプレグテープ層
6に接触させて設けられている。
【0083】このようにすると、内側巻線層1が俵積み
巻きで構成されているので、該内側巻線層1を構成する
各層の線ずれも防止できると共に接着紙等の介在が不要
となる。また、レヤー巻きで構成される外側巻線層2の
第一層2aがプリプレグテープ層6上に形成されるの
で、線ずれを防止しつつ該外側巻線層2の第一層2aを
構成することができる。
巻きで構成されているので、該内側巻線層1を構成する
各層の線ずれも防止できると共に接着紙等の介在が不要
となる。また、レヤー巻きで構成される外側巻線層2の
第一層2aがプリプレグテープ層6上に形成されるの
で、線ずれを防止しつつ該外側巻線層2の第一層2aを
構成することができる。
【0084】
【発明の効果】請求項1に記載の変圧器巻線において
は、内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ
層を介在させているので、このプリプレグテープ層が変
圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて内側巻線層と外側
巻線層との間の固定を確実に行うことができ、両者間の
機械力を向上させることができる。特に、プリプレグテ
ープ層上に外側巻線層の第一層を接触させて巻回してい
るので、巻線段階において該プリプレグテープ層は柔ら
かく、巻回時の張力により巻線導体が食い込み、線ずれ
の発生を防止することができる。また、このプリプレグ
テープ層は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて第
一層の巻線導体を固定するので、より確実に線ずれの発
生を防止することができる。
は、内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ
層を介在させているので、このプリプレグテープ層が変
圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて内側巻線層と外側
巻線層との間の固定を確実に行うことができ、両者間の
機械力を向上させることができる。特に、プリプレグテ
ープ層上に外側巻線層の第一層を接触させて巻回してい
るので、巻線段階において該プリプレグテープ層は柔ら
かく、巻回時の張力により巻線導体が食い込み、線ずれ
の発生を防止することができる。また、このプリプレグ
テープ層は、変圧器巻線の加熱乾燥時に樹脂が溶けて第
一層の巻線導体を固定するので、より確実に線ずれの発
生を防止することができる。
【0085】請求項2に記載の変圧器巻線においては、
外側巻線層を俵積み巻き層で構成しているので、各層の
線ずれを防止できると共に接着紙等の介在が不要となる
利点がある。
外側巻線層を俵積み巻き層で構成しているので、各層の
線ずれを防止できると共に接着紙等の介在が不要となる
利点がある。
【0086】請求項3に記載の変圧器巻線においては、
内側巻線層を俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形
成しているので、内側巻線層の各層の線ずれを確実に防
止することができる。
内側巻線層を俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形
成しているので、内側巻線層の各層の線ずれを確実に防
止することができる。
【0087】請求項4に記載の変圧器巻線においては、
内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ層と
主絶縁層とプリプレグテープ層とを設けているので、こ
れらプリプレグテープ層により内側巻線層と外側巻線層
との間の機械力を向上させることができると共に主絶縁
層により内側巻線層と外側巻線層との間の絶縁を確実に
行うことができる。
内側巻線層と外側巻線層との間にプリプレグテープ層と
主絶縁層とプリプレグテープ層とを設けているので、こ
れらプリプレグテープ層により内側巻線層と外側巻線層
との間の機械力を向上させることができると共に主絶縁
層により内側巻線層と外側巻線層との間の絶縁を確実に
行うことができる。
【0088】請求項5に記載の変圧器巻線においては、
俵積み巻き層で構成されている外側巻線層の表面をプリ
プレグテープ層で覆っているので、外側巻線層の機械力
を向上させることができる。
俵積み巻き層で構成されている外側巻線層の表面をプリ
プレグテープ層で覆っているので、外側巻線層の機械力
を向上させることができる。
【0089】請求項6に記載の変圧器巻線においては、
俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形成されている
内側巻線層の表面をプリプレグテープ層で覆っているの
で、内側巻線層の機械力を向上させることができる。
俵積み巻き層または平角導体の巻線層で形成されている
内側巻線層の表面をプリプレグテープ層で覆っているの
で、内側巻線層の機械力を向上させることができる。
【図1】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第1例を示した上半部の縦断面図である。
第1例を示した上半部の縦断面図である。
【図2】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第2例を示した上半部の縦断面図である。
第2例を示した上半部の縦断面図である。
【図3】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第3例を示した上半部の縦断面図である。
第3例を示した上半部の縦断面図である。
【図4】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第4例を示した上半部の縦断面図である。
第4例を示した上半部の縦断面図である。
【図5】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第5例を示した上半部の縦断面図である。
第5例を示した上半部の縦断面図である。
【図6】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第6例を示した上半部の縦断面図である。
第6例を示した上半部の縦断面図である。
【図7】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第7例を示した上半部の縦断面図である。
第7例を示した上半部の縦断面図である。
【図8】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第8例を示した上半部の縦断面図である。
第8例を示した上半部の縦断面図である。
【図9】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態の
第9例を示した上半部の縦断面図である。
第9例を示した上半部の縦断面図である。
【図10】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第10例を示した上半部の縦断面図である。
の第10例を示した上半部の縦断面図である。
【図11】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第11例を示した上半部の縦断面図である。
の第11例を示した上半部の縦断面図である。
【図12】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第12例を示した上半部の縦断面図である。
の第12例を示した上半部の縦断面図である。
【図13】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第13例を示した上半部の縦断面図である。
の第13例を示した上半部の縦断面図である。
【図14】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第14例を示した上半部の縦断面図である。
の第14例を示した上半部の縦断面図である。
【図15】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第15例を示した上半部の縦断面図である。
の第15例を示した上半部の縦断面図である。
【図16】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第16例を示した上半部の縦断面図である。
の第16例を示した上半部の縦断面図である。
【図17】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第17例を示した上半部の縦断面図である。
の第17例を示した上半部の縦断面図である。
【図18】本発明に係る変圧器巻線における実施の形態
の第18例を示した上半部の縦断面図である。
の第18例を示した上半部の縦断面図である。
【図19】従来の変圧器巻線における上半部の縦断面図
である。
である。
1 内側巻線層 1a 第一層 1b,1c… 上側の各層 2 外側巻線層 2a 第一層 2b,2c… 上側の各層 3,3´ 巻線導体 4 接着紙 5 主絶縁層 6,7,8 プリプレグテープ層
Claims (6)
- 【請求項1】 高圧巻線と低圧巻線とが、そのうちの一
方を内側巻線層として、他方を外側巻線層として重ねて
配置されている変圧器巻線において、 前記内側巻線層と前記外側巻線層との間にプリプレグテ
ープ層が、前記外側巻線層の第一層に接触させて設けら
れていることを特徴とする変圧器巻線。 - 【請求項2】 前記外側巻線層が俵積み巻き層で構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器巻
線。 - 【請求項3】 前記内側巻線層が俵積み巻き層または平
角導体の巻線層で形成されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の変圧器巻線。 - 【請求項4】 前記内側巻線層と前記外側巻線層との間
にプリプレグテープ層と主絶縁層とプリプレグテープ層
とが設けられていることを特徴とする請求項1,2また
は3に記載の変圧器巻線。 - 【請求項5】 俵積み巻き層で構成されている前記外側
巻線層の表面がプリプレグテープ層で覆われていること
を特徴とする請求項2,3または4に記載の変圧器巻
線。 - 【請求項6】 俵積み巻き層または平角導体の巻線層で
形成されている前記内側巻線層の表面がプリプレグテー
プ層で覆われていることを特徴とする請求項3,4また
は5に記載の変圧器巻線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152497A JPH09330826A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 変圧器巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152497A JPH09330826A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 変圧器巻線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09330826A true JPH09330826A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15541765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152497A Pending JPH09330826A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 変圧器巻線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09330826A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006261572A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Tdk Corp | コイル部品及びコイル部品の製造方法 |
US7541908B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-06-02 | Tdk Corporation | Transformer |
US7551053B2 (en) | 2003-11-05 | 2009-06-23 | Tdk Corporation | Coil device |
US7746207B2 (en) | 2003-11-05 | 2010-06-29 | Tdk Corporation | Coil device |
JP2012009710A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Tdk Corp | コイル部品 |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP8152497A patent/JPH09330826A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7551053B2 (en) | 2003-11-05 | 2009-06-23 | Tdk Corporation | Coil device |
US7746207B2 (en) | 2003-11-05 | 2010-06-29 | Tdk Corporation | Coil device |
US7541908B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-06-02 | Tdk Corporation | Transformer |
JP2006261572A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Tdk Corp | コイル部品及びコイル部品の製造方法 |
JP2012009710A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Tdk Corp | コイル部品 |
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