JPH09329285A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JPH09329285A JPH09329285A JP8149341A JP14934196A JPH09329285A JP H09329285 A JPH09329285 A JP H09329285A JP 8149341 A JP8149341 A JP 8149341A JP 14934196 A JP14934196 A JP 14934196A JP H09329285 A JPH09329285 A JP H09329285A
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- Japan
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- lock
- tubular member
- plug
- movable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相手側筒状部材の嵌合操作性を向上する。
【解決手段】 プラグ(相手側筒状部材)40をソケッ
ト(管継手)10に嵌入すると、可動筒20が後退して
ロックボール22が外周側へ退避した後、ロックボール
22が圧縮コイルバネ23の付勢により傾斜面17で内
周側へ押されてロック溝41に嵌合し、ロック状態とな
る。嵌合時に、可動筒20を解除位置へ移動させておく
必要がなく、そのままプラグ40を差し込めばよいか
ら、嵌合操作性に優れている。
ト(管継手)10に嵌入すると、可動筒20が後退して
ロックボール22が外周側へ退避した後、ロックボール
22が圧縮コイルバネ23の付勢により傾斜面17で内
周側へ押されてロック溝41に嵌合し、ロック状態とな
る。嵌合時に、可動筒20を解除位置へ移動させておく
必要がなく、そのままプラグ40を差し込めばよいか
ら、嵌合操作性に優れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手側筒状部材を
接続するための管継手に関するものである。
接続するための管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の管継手は、図22に示すように、
筒状の継手本体1と、継手本体1に径方向の移動可能に
取り付けたロックボール2と、継手本体1の外周に沿っ
てロック位置(図22に示す位置)と解除位置(図22
におけるロック位置よりも右側へ移動した位置)との間
で移動可能な可動筒3と、可動筒3をロック位置へ付勢
する圧縮コイルバネ4と、可動筒3の内周に形成されて
その可動筒3が解除位置にある状態でロックボール2の
外周側への変位を許容する逃がし凹部5とを備えてい
る。
筒状の継手本体1と、継手本体1に径方向の移動可能に
取り付けたロックボール2と、継手本体1の外周に沿っ
てロック位置(図22に示す位置)と解除位置(図22
におけるロック位置よりも右側へ移動した位置)との間
で移動可能な可動筒3と、可動筒3をロック位置へ付勢
する圧縮コイルバネ4と、可動筒3の内周に形成されて
その可動筒3が解除位置にある状態でロックボール2の
外周側への変位を許容する逃がし凹部5とを備えてい
る。
【0003】相手側筒状部材6を嵌合する際には、可動
筒3を圧縮コイルバネ4の付勢に抗して解除位置へ手作
業によって移動させて退避凹部5をロックボール2と対
応させ、これによりロックボール2の外周側への変位が
可能な状態としておく。この状態で相手側筒状部材6を
嵌入すると、ロックボール2が一旦外周側へ退避して相
手側筒状部材6の嵌入を可能にする。そして、相手側筒
状部材6がその外周のロック溝7をロックボール2に対
応させる所定の嵌合位置に達したところで、可動筒3か
ら手を離すと、その可動筒3が圧縮コイルバネ4により
ロック位置へ移動し、これに伴ってロックボール2が内
周側へ押動されてロック溝7に係合する。これにより、
相手側筒状部材6が嵌合状態にロックされる。
筒3を圧縮コイルバネ4の付勢に抗して解除位置へ手作
業によって移動させて退避凹部5をロックボール2と対
応させ、これによりロックボール2の外周側への変位が
可能な状態としておく。この状態で相手側筒状部材6を
嵌入すると、ロックボール2が一旦外周側へ退避して相
手側筒状部材6の嵌入を可能にする。そして、相手側筒
状部材6がその外周のロック溝7をロックボール2に対
応させる所定の嵌合位置に達したところで、可動筒3か
ら手を離すと、その可動筒3が圧縮コイルバネ4により
ロック位置へ移動し、これに伴ってロックボール2が内
周側へ押動されてロック溝7に係合する。これにより、
相手側筒状部材6が嵌合状態にロックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管継手は、
相手側筒状部材6の装着の際に、ロック位置にある可動
筒4を手作業によって解除位置へ移動させておかなけれ
ばならないため、操作性が悪いという欠点があった。本
願発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、相
手側筒状部材の嵌合操作性の向上を図ることを目的とす
る。
相手側筒状部材6の装着の際に、ロック位置にある可動
筒4を手作業によって解除位置へ移動させておかなけれ
ばならないため、操作性が悪いという欠点があった。本
願発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、相
手側筒状部材の嵌合操作性の向上を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筒状
をなす継手本体と、その継手本体の内周に沿ってロック
位置と解除位置との間で軸方向に移動可能な可動筒と、
この可動筒をロック位置側へ付勢する付勢部材と、可動
筒に径方向への変位可能に設けられたロック部材と、可
動筒が解除位置へ移動した状態でロック部材の外周側へ
の変位を許容する退避凹部と、可動筒のロック位置側へ
の移動に伴ってロック部材を内周側へ突出させる傾斜面
とを備えて構成され、可動筒内に嵌入された相手側筒状
部材の外周にロック部材が係合することにより相手側筒
状部材が嵌合状態にロックされるようにした構成とした
ところに特徴を有する。
をなす継手本体と、その継手本体の内周に沿ってロック
位置と解除位置との間で軸方向に移動可能な可動筒と、
この可動筒をロック位置側へ付勢する付勢部材と、可動
筒に径方向への変位可能に設けられたロック部材と、可
動筒が解除位置へ移動した状態でロック部材の外周側へ
の変位を許容する退避凹部と、可動筒のロック位置側へ
の移動に伴ってロック部材を内周側へ突出させる傾斜面
とを備えて構成され、可動筒内に嵌入された相手側筒状
部材の外周にロック部材が係合することにより相手側筒
状部材が嵌合状態にロックされるようにした構成とした
ところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、付勢部材が継手本体の内周に沿って装着されている
構成としたところに特徴を有する。請求項3の発明は、
請求項1または請求項2の発明において、可動筒が継手
本体に対してそのロック位置側の端面から解除位置側へ
向かって嵌入することにより組み付けられているととも
に、継手本体の内周には可動筒のロック位置方向への脱
抜を規制するストッパリングが嵌装されているところに
特徴を有する。
て、付勢部材が継手本体の内周に沿って装着されている
構成としたところに特徴を有する。請求項3の発明は、
請求項1または請求項2の発明において、可動筒が継手
本体に対してそのロック位置側の端面から解除位置側へ
向かって嵌入することにより組み付けられているととも
に、継手本体の内周には可動筒のロック位置方向への脱
抜を規制するストッパリングが嵌装されているところに
特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、継手本体が軸方向に合体可能な前側
筒状部材と後側筒状部材とからなるとともに、前側筒状
部材の内周には傾斜面が形成されており、組付けに際し
ては前側筒状部材に対してその後方から可動筒を嵌入し
た後に後側筒状部材を合体し、後側筒状部材により可動
筒の解除位置側への脱抜を規制するとともに、ロック部
材の傾斜面への係合により可動筒のロック位置側への脱
抜を規制する構成としたところに特徴を有する。
2の発明において、継手本体が軸方向に合体可能な前側
筒状部材と後側筒状部材とからなるとともに、前側筒状
部材の内周には傾斜面が形成されており、組付けに際し
ては前側筒状部材に対してその後方から可動筒を嵌入し
た後に後側筒状部材を合体し、後側筒状部材により可動
筒の解除位置側への脱抜を規制するとともに、ロック部
材の傾斜面への係合により可動筒のロック位置側への脱
抜を規制する構成としたところに特徴を有する。
【0008】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、相手側筒状部材の嵌合状態
では、ロック部材が傾斜面と相手側筒状部材の外周の受
け面との間で挟まれることによりロック動作が行われる
構成とされ、且つ、傾斜面と前記受け面とが平行をなし
ているところに特徴を有する。
のいずれかの発明において、相手側筒状部材の嵌合状態
では、ロック部材が傾斜面と相手側筒状部材の外周の受
け面との間で挟まれることによりロック動作が行われる
構成とされ、且つ、傾斜面と前記受け面とが平行をなし
ているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、相
手側筒状部材が未嵌合の状態ではロック部材は可動筒の
内周側に突出しており、この状態から相手側筒状部材が
嵌入されると、相手側筒状部材が可動筒とロック部材を
解除位置側へ押動し、ロック部材が外周側へ押し出され
ると相手側筒状部材による可動筒及びロック部材への押
動が解除されるため、付勢部材により解除位置側へ押さ
れたロック部材が傾斜面により内周側へ変位させられ、
そのロック部材が相手側筒状部材の外周面に係合するこ
とによってその相手側筒状部材が嵌合状態にロックされ
る。相手側筒状部材が抜取り方向に引っ張られると、傾
斜面からの反力によってロック部材の相手側筒状部材へ
の係合力が強くなるため、確実なロック効果が得られ
る。ロック状態から可動筒を解除位置側へ押動操作する
と、ロック部材が相手側筒状部材から外れて外周側へ退
避することにより、ロックが解除され、この状態で相手
側筒状部材を引き抜くことができる。このように本発明
の管継手は、単に相手側筒状部材を差し込む操作を行う
だけで装着されるとともにロック状態となるから、操作
性に優れている。
手側筒状部材が未嵌合の状態ではロック部材は可動筒の
内周側に突出しており、この状態から相手側筒状部材が
嵌入されると、相手側筒状部材が可動筒とロック部材を
解除位置側へ押動し、ロック部材が外周側へ押し出され
ると相手側筒状部材による可動筒及びロック部材への押
動が解除されるため、付勢部材により解除位置側へ押さ
れたロック部材が傾斜面により内周側へ変位させられ、
そのロック部材が相手側筒状部材の外周面に係合するこ
とによってその相手側筒状部材が嵌合状態にロックされ
る。相手側筒状部材が抜取り方向に引っ張られると、傾
斜面からの反力によってロック部材の相手側筒状部材へ
の係合力が強くなるため、確実なロック効果が得られ
る。ロック状態から可動筒を解除位置側へ押動操作する
と、ロック部材が相手側筒状部材から外れて外周側へ退
避することにより、ロックが解除され、この状態で相手
側筒状部材を引き抜くことができる。このように本発明
の管継手は、単に相手側筒状部材を差し込む操作を行う
だけで装着されるとともにロック状態となるから、操作
性に優れている。
【0010】請求項2の発明においては、付勢部材は、
可動筒と同じく継手本体の内周に沿って設けられている
から、可動筒と付勢部材が内周側と外周側に重なってい
る場合に比べると、小径化を図ることができる。請求項
3の発明においては、可動筒を継手本体内に収容するた
めの手段として、継手本体の端面から可動筒を嵌入した
後にストッパリングを嵌装して可動筒の脱抜を規制する
ようにしたから、継手本体を単一の部品とすることがで
きる。これにより、コストの低減を図ることができる。
可動筒と同じく継手本体の内周に沿って設けられている
から、可動筒と付勢部材が内周側と外周側に重なってい
る場合に比べると、小径化を図ることができる。請求項
3の発明においては、可動筒を継手本体内に収容するた
めの手段として、継手本体の端面から可動筒を嵌入した
後にストッパリングを嵌装して可動筒の脱抜を規制する
ようにしたから、継手本体を単一の部品とすることがで
きる。これにより、コストの低減を図ることができる。
【0011】請求項4の発明においては、相手側筒状部
材が未嵌合の状態においては、ロック部材の可動筒から
外周面側に突出した部分が傾斜面に係合するようにな
る。このため、ロック部材が継手本体の内周面に押さえ
込まれて可動筒の外周面から突出しない状態になるもの
と比較すると、ロック部材の突出寸法分だけ可動筒の厚
さが薄くなり、ひいては管継手全体の小径化が可能とな
る。請求項5の発明においては、ロック状態において可
動筒を解除位置側へ移動させると、ロック部材が受け面
に乗り上がるようにして外周側へ退避することによりロ
ックが解除される。ロック状態においては、傾斜面と受
け面が平行をなしていることから受け面と傾斜面との間
にはロック部材の移動空間が確保されているため、ロッ
ク部材は相手側筒状部材を解除位置側へ軸方向に移動さ
せることなく直ちに外周側へ斜めに移動することができ
る。したがって、ロック解除の際に相手側筒状部材が軸
方向へ移動せずに済む。
材が未嵌合の状態においては、ロック部材の可動筒から
外周面側に突出した部分が傾斜面に係合するようにな
る。このため、ロック部材が継手本体の内周面に押さえ
込まれて可動筒の外周面から突出しない状態になるもの
と比較すると、ロック部材の突出寸法分だけ可動筒の厚
さが薄くなり、ひいては管継手全体の小径化が可能とな
る。請求項5の発明においては、ロック状態において可
動筒を解除位置側へ移動させると、ロック部材が受け面
に乗り上がるようにして外周側へ退避することによりロ
ックが解除される。ロック状態においては、傾斜面と受
け面が平行をなしていることから受け面と傾斜面との間
にはロック部材の移動空間が確保されているため、ロッ
ク部材は相手側筒状部材を解除位置側へ軸方向に移動さ
せることなく直ちに外周側へ斜めに移動することができ
る。したがって、ロック解除の際に相手側筒状部材が軸
方向へ移動せずに済む。
【0012】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図7を参照して説明する。 <ソケット10>まず、ソケット(本発明の構成要件で
ある管継手)10について説明する。ソケット10を構
成する継手本体11は、前側筒状部材11Fと後側筒状
部材11Rとからなり、前側筒状部材11Fの後端部
(図1における右側の端部)の内周の雌ねじ部と後側筒
状部材11Rの前端部外周の雄ネジ部とを螺合させるこ
とによって両筒状部材11F、11Rが一体に結合され
て継手本体11を構成する。後側筒状部材Rの後端部外
周には、流体流通用のホース、パイプなどの管状部材
(図示せず)を接続するための雄ネジ部12が形成され
ている。
図1乃至図7を参照して説明する。 <ソケット10>まず、ソケット(本発明の構成要件で
ある管継手)10について説明する。ソケット10を構
成する継手本体11は、前側筒状部材11Fと後側筒状
部材11Rとからなり、前側筒状部材11Fの後端部
(図1における右側の端部)の内周の雌ねじ部と後側筒
状部材11Rの前端部外周の雄ネジ部とを螺合させるこ
とによって両筒状部材11F、11Rが一体に結合され
て継手本体11を構成する。後側筒状部材Rの後端部外
周には、流体流通用のホース、パイプなどの管状部材
(図示せず)を接続するための雄ネジ部12が形成され
ている。
【0013】前側筒状部材11Fの内周においては、そ
の後端部の雌ねじ部から同じ内径寸法で前方へ連続する
領域が退避凹部16となっている。この退避凹部16
は、後述するようにロックボール22の外周側への変位
を許容するために確保されている。同じく前側筒状部材
11Fの内周における前端部は退避凹部16よりも小径
となっており、この前端部と退避凹部16との間は、退
避凹部16と連続し、且つ前方へ向かって縮径したテー
パ状をなす傾斜面17となっている。尚、この傾斜面1
7の軸線に対する傾斜角度は本実施形態では30°とな
っているが、この傾斜角度は30°に限定されるもので
はなく、他の傾斜角度としてもよい。
の後端部の雌ねじ部から同じ内径寸法で前方へ連続する
領域が退避凹部16となっている。この退避凹部16
は、後述するようにロックボール22の外周側への変位
を許容するために確保されている。同じく前側筒状部材
11Fの内周における前端部は退避凹部16よりも小径
となっており、この前端部と退避凹部16との間は、退
避凹部16と連続し、且つ前方へ向かって縮径したテー
パ状をなす傾斜面17となっている。尚、この傾斜面1
7の軸線に対する傾斜角度は本実施形態では30°とな
っているが、この傾斜角度は30°に限定されるもので
はなく、他の傾斜角度としてもよい。
【0014】一方、後側筒状部材11Rの前端面は退避
凹部16の奥端面を構成しており、その後側筒状部材1
1Rの前端部の内径は、前側筒状部材11Fの前端部の
内径と同じ寸法に設定されている。後側筒状部材11R
の軸方向中央部分の内径は前端部よりも小径となってお
り、その段差状の境界部は前方に面する係止面18とな
っている。かかる継手本体11内には、可動筒20が前
後方向(軸方向)への相対移動可能に嵌装されている。
可動筒20の外周面は、前側筒状部材11Fの前端部内
周及び後側筒状部材11Rの前端部内周に摺接すること
により径方向へのガタ付きが防止されている。可動筒2
0の周方向に等角度間隔を空けた複数位置には、円形の
支持孔21が形成されている。支持孔21は、その可動
筒20の内周側への開口径が外周側への開口径よりも小
さく設定されている。
凹部16の奥端面を構成しており、その後側筒状部材1
1Rの前端部の内径は、前側筒状部材11Fの前端部の
内径と同じ寸法に設定されている。後側筒状部材11R
の軸方向中央部分の内径は前端部よりも小径となってお
り、その段差状の境界部は前方に面する係止面18とな
っている。かかる継手本体11内には、可動筒20が前
後方向(軸方向)への相対移動可能に嵌装されている。
可動筒20の外周面は、前側筒状部材11Fの前端部内
周及び後側筒状部材11Rの前端部内周に摺接すること
により径方向へのガタ付きが防止されている。可動筒2
0の周方向に等角度間隔を空けた複数位置には、円形の
支持孔21が形成されている。支持孔21は、その可動
筒20の内周側への開口径が外周側への開口径よりも小
さく設定されている。
【0015】かかる支持孔21には、外周側から嵌め込
むことによってロックボール(本発明の構成要件である
ロック部材)22が収容されている。このロックボール
22の直径寸法は、支持孔21の内周側の開口径よりも
大きくなっており、したがって、ロックボール22が可
動筒20の内周側へ抜けることはない。また、ロックボ
ール22の直径は、可動筒20の厚さのほぼ3倍の寸法
に設定されており、ロックボール22が支持孔21内で
最も内周寄りに位置する状態では、ロックボール22が
可動筒20の内周側と外周側の双方へ突出している。か
かるロックボール22は、可動筒20と一体となって前
後方向へ移動するようになっていると共に、可動筒20
に対して径方向へ相対変位することが可能となってい
る。
むことによってロックボール(本発明の構成要件である
ロック部材)22が収容されている。このロックボール
22の直径寸法は、支持孔21の内周側の開口径よりも
大きくなっており、したがって、ロックボール22が可
動筒20の内周側へ抜けることはない。また、ロックボ
ール22の直径は、可動筒20の厚さのほぼ3倍の寸法
に設定されており、ロックボール22が支持孔21内で
最も内周寄りに位置する状態では、ロックボール22が
可動筒20の内周側と外周側の双方へ突出している。か
かるロックボール22は、可動筒20と一体となって前
後方向へ移動するようになっていると共に、可動筒20
に対して径方向へ相対変位することが可能となってい
る。
【0016】可動筒20は、その後端面と後側筒状部材
11Rの係止面18との間に装着した圧縮コイルバネ
(本発明の構成要件である付勢部材)23により常に前
方へ付勢されている。この付勢力により、可動筒20
は、その前端部を前側筒状部材11Fの前端面から突出
させると共に、ロックボール22を傾斜面17に係止さ
せる位置(以下、この位置をロック位置という)に保持
されている。この状態では、圧縮コイルバネ23の軸方
向の弾力に対する傾斜面17の反力がロックボール22
に対して径方向内側へ作用するため、ロックボール22
は可動筒20の内周側に突出した状態を保つ。
11Rの係止面18との間に装着した圧縮コイルバネ
(本発明の構成要件である付勢部材)23により常に前
方へ付勢されている。この付勢力により、可動筒20
は、その前端部を前側筒状部材11Fの前端面から突出
させると共に、ロックボール22を傾斜面17に係止さ
せる位置(以下、この位置をロック位置という)に保持
されている。この状態では、圧縮コイルバネ23の軸方
向の弾力に対する傾斜面17の反力がロックボール22
に対して径方向内側へ作用するため、ロックボール22
は可動筒20の内周側に突出した状態を保つ。
【0017】また、可動筒20が圧縮コイルバネ23の
付勢に抗して後方へ変位してロックボール22を退避凹
部16と対応させる位置(以下、解除位置という)に移
動すると、ロックボール22が退避凹部16内に収容さ
れることにより外周側へ変位することが可能となる。こ
の状態では、ロックボール22が支持孔21内に完全に
収容されてしまい、ロックボール22の可動筒20の内
周側への突出量はゼロとなる。
付勢に抗して後方へ変位してロックボール22を退避凹
部16と対応させる位置(以下、解除位置という)に移
動すると、ロックボール22が退避凹部16内に収容さ
れることにより外周側へ変位することが可能となる。こ
の状態では、ロックボール22が支持孔21内に完全に
収容されてしまい、ロックボール22の可動筒20の内
周側への突出量はゼロとなる。
【0018】後側筒状部材11R内における可動筒20
よりも後方には、ローレットリング24が圧入によって
相対回転不能状態に装着されている。ローレットリング
24は、その後端外周のフランジ25を係止面18に係
合させることによって軸方向への位置決めがなされてお
り、このフランジ25に上記圧縮コイルバネ23の後端
部が当接されている。ローレットリング24の内周に
は、軸方向に延びる多数条のローレット26が全周に亘
って均一ピッチで形成されている。このローレット26
は後述するプラグ40の外周のローレット44と係合す
ることによってソケット10とプラグ40との相対回転
を規制するようになっている。
よりも後方には、ローレットリング24が圧入によって
相対回転不能状態に装着されている。ローレットリング
24は、その後端外周のフランジ25を係止面18に係
合させることによって軸方向への位置決めがなされてお
り、このフランジ25に上記圧縮コイルバネ23の後端
部が当接されている。ローレットリング24の内周に
は、軸方向に延びる多数条のローレット26が全周に亘
って均一ピッチで形成されている。このローレット26
は後述するプラグ40の外周のローレット44と係合す
ることによってソケット10とプラグ40との相対回転
を規制するようになっている。
【0019】また、ローレットリング24よりも後方の
位置には、合成ゴム製のOリング27が嵌装されてい
る。このOリング27は、後側筒状部材11Rの内周面
とプラグ40の外周面との間で弾性的に押し潰されるこ
とにより双方の周面の間の防水を図るようになってい
る。さらに、後側筒状部材11Rの内周におけるOリン
グ27よりも後方位置には、段差状に小径となったパッ
キン取付部28が形成されている。このパッキン取付部
28には、テフロンなどのOリング27よりも耐食性及
び耐熱性に優れた合成樹脂材料からなる保護パッキン2
9が嵌装されている。この保護パッキン29の外周面と
内周面は、夫々、後側筒状部材11Rの内周面とプラグ
40の外周面とに密着するようになっている。さらに、
保護パッキン29の内周面と前端面との境界部分にはテ
ーパ状のシール面30が形成されており、このシール面
30はプラグ40の外周のシール面45に密着されるよ
うになっている。
位置には、合成ゴム製のOリング27が嵌装されてい
る。このOリング27は、後側筒状部材11Rの内周面
とプラグ40の外周面との間で弾性的に押し潰されるこ
とにより双方の周面の間の防水を図るようになってい
る。さらに、後側筒状部材11Rの内周におけるOリン
グ27よりも後方位置には、段差状に小径となったパッ
キン取付部28が形成されている。このパッキン取付部
28には、テフロンなどのOリング27よりも耐食性及
び耐熱性に優れた合成樹脂材料からなる保護パッキン2
9が嵌装されている。この保護パッキン29の外周面と
内周面は、夫々、後側筒状部材11Rの内周面とプラグ
40の外周面とに密着するようになっている。さらに、
保護パッキン29の内周面と前端面との境界部分にはテ
ーパ状のシール面30が形成されており、このシール面
30はプラグ40の外周のシール面45に密着されるよ
うになっている。
【0020】かかる保護パッキン29とOリング27は
いずれもソケット10とプラグ40との隙間に設けられ
ているが、保護パッキン29は、ソケット10とプラグ
40を嵌合したときの流体の流通経路に対してソケット
10とプラグ40の隙間が臨む浸入部31に近い位置に
配され、Oリング27は、保護パッキン29を挟んで浸
入部31とは反対側の位置に配されている。したがっ
て、流体がOリング27に対して直接接触し難くなって
いる。
いずれもソケット10とプラグ40との隙間に設けられ
ているが、保護パッキン29は、ソケット10とプラグ
40を嵌合したときの流体の流通経路に対してソケット
10とプラグ40の隙間が臨む浸入部31に近い位置に
配され、Oリング27は、保護パッキン29を挟んで浸
入部31とは反対側の位置に配されている。したがっ
て、流体がOリング27に対して直接接触し難くなって
いる。
【0021】かかるソケット10の組付けは、次のよう
にして行われる。まず、継手本体11を構成する前側筒
状部材11Fと後側筒状部材11Rとを分離しておき、
後側筒状部材11R内に、保護パッキン29、Oリング
27、ローレットリング24、圧縮コイルバネ23を順
に嵌装する。一方の前側筒状部材11F内にはロックボ
ール22を支持している状態の可動筒20を嵌装する。
そして、前側筒状部材11Fと後側筒状部材11Rとを
軸方向に接近させて螺合することにより一体化させ、も
って継手本体11内に上記各部品が収容されるようにな
る。組付け状態では、ロックボール22が傾斜面17に
係合していることによって、可動筒20及び圧縮コイル
バネ23が継手本体11から前方へ脱抜することが規制
され、可動筒20と圧縮コイルバネ23の後方への脱抜
は後側筒状部材11Rによって規制されている。また、
ローレットリング24は圧入されているため、そのロー
レットリング24の脱抜及びOリング27と保護パッキ
ン29の脱抜も規制されている。
にして行われる。まず、継手本体11を構成する前側筒
状部材11Fと後側筒状部材11Rとを分離しておき、
後側筒状部材11R内に、保護パッキン29、Oリング
27、ローレットリング24、圧縮コイルバネ23を順
に嵌装する。一方の前側筒状部材11F内にはロックボ
ール22を支持している状態の可動筒20を嵌装する。
そして、前側筒状部材11Fと後側筒状部材11Rとを
軸方向に接近させて螺合することにより一体化させ、も
って継手本体11内に上記各部品が収容されるようにな
る。組付け状態では、ロックボール22が傾斜面17に
係合していることによって、可動筒20及び圧縮コイル
バネ23が継手本体11から前方へ脱抜することが規制
され、可動筒20と圧縮コイルバネ23の後方への脱抜
は後側筒状部材11Rによって規制されている。また、
ローレットリング24は圧入されているため、そのロー
レットリング24の脱抜及びOリング27と保護パッキ
ン29の脱抜も規制されている。
【0022】<プラグ40>次に、プラグ(本発明の構
成要件である相手側筒状部材)40について説明する。
プラグ40は全体として筒状をなしており、その外径寸
法は可動筒20の内径と同じ寸法に設定されていて、プ
ラグ40が可動筒20内に径方向のガタつきなく嵌入さ
れるようになっている。プラグ40の内径寸法は、ソケ
ット10の後側筒状部材11Rの後端部の内径と同じ寸
法に設定されている。
成要件である相手側筒状部材)40について説明する。
プラグ40は全体として筒状をなしており、その外径寸
法は可動筒20の内径と同じ寸法に設定されていて、プ
ラグ40が可動筒20内に径方向のガタつきなく嵌入さ
れるようになっている。プラグ40の内径寸法は、ソケ
ット10の後側筒状部材11Rの後端部の内径と同じ寸
法に設定されている。
【0023】プラグ40の後端部(図1における左側の
端部)の外周には、流体流通用のホース、パイプなどの
管状部材(図示せず)を接続するための雄ネジ部47が
形成されている。プラグ40の外周にはロック溝41が
形成されている。ロック溝41はソケット10との嵌合
状態において傾斜面17と対応する位置に形成され、嵌
合したソケット10とプラグ40がロックされた状態に
おいてロックボール22がロック溝41に嵌合されるよ
うになっている。ロック溝41の先端側(図における右
側)の縁部にはテーパ状をなす受け面42が形成されて
いる。この受け面42の軸方向に対する傾斜角度は傾斜
面17と同じく30°に設定され、したがって傾斜面1
7と受け面42とは互いに平行をなしている。この傾斜
面17と受け面42にロックボール22が係合すること
により、ソケット10とプラグ40が抜け規制状態にロ
ックされるようになる。
端部)の外周には、流体流通用のホース、パイプなどの
管状部材(図示せず)を接続するための雄ネジ部47が
形成されている。プラグ40の外周にはロック溝41が
形成されている。ロック溝41はソケット10との嵌合
状態において傾斜面17と対応する位置に形成され、嵌
合したソケット10とプラグ40がロックされた状態に
おいてロックボール22がロック溝41に嵌合されるよ
うになっている。ロック溝41の先端側(図における右
側)の縁部にはテーパ状をなす受け面42が形成されて
いる。この受け面42の軸方向に対する傾斜角度は傾斜
面17と同じく30°に設定され、したがって傾斜面1
7と受け面42とは互いに平行をなしている。この傾斜
面17と受け面42にロックボール22が係合すること
により、ソケット10とプラグ40が抜け規制状態にロ
ックされるようになる。
【0024】プラグ40の外周におけるロック溝41よ
りも先端側の領域は可動筒20の内径よりも小径となっ
ており、その径の異なる境界部はテーパ状の押圧面43
となっている。この押圧面43よりも先端側の外周に
は、軸方向に延びる多数条のローレット44が全周に亘
って均一ピッチが形成されている。このローレット44
のピッチはソケット10のローレット26と同じピッチ
に設定され、双方のローレット26、44が嵌合するこ
とによりソケット10とプラグ40の相対回転が規制さ
れるようになている。また、ローレット26、44のピ
ッチは全周に亘って均一であるため、ソケット10とプ
ラグ40の回転方向における相対姿勢がどのような関係
にあっても、ソケット10とプラグ40を軸方向に接近
移動させることによってローレット26、44同士が係
合されるようになっている。
りも先端側の領域は可動筒20の内径よりも小径となっ
ており、その径の異なる境界部はテーパ状の押圧面43
となっている。この押圧面43よりも先端側の外周に
は、軸方向に延びる多数条のローレット44が全周に亘
って均一ピッチが形成されている。このローレット44
のピッチはソケット10のローレット26と同じピッチ
に設定され、双方のローレット26、44が嵌合するこ
とによりソケット10とプラグ40の相対回転が規制さ
れるようになている。また、ローレット26、44のピ
ッチは全周に亘って均一であるため、ソケット10とプ
ラグ40の回転方向における相対姿勢がどのような関係
にあっても、ソケット10とプラグ40を軸方向に接近
移動させることによってローレット26、44同士が係
合されるようになっている。
【0025】プラグ40の外周におけるローレット44
よりも先端側はローレット44の谷と同じ径の平滑な面
となっており、この面に対してソケット10のOリング
27が密着するようになっている。さらに、このOリン
グ27との密着面よりも先端側は小径となっており、こ
の小径部にはソケット10の保護パッキン29の内周面
が密着されるようになっている。そして、このOリング
27との密着面と保護パッキン29との密着面との境界
部には、保護パッキン29のシール面30と密着するテ
ーパ状のシール面45が形成されている。
よりも先端側はローレット44の谷と同じ径の平滑な面
となっており、この面に対してソケット10のOリング
27が密着するようになっている。さらに、このOリン
グ27との密着面よりも先端側は小径となっており、こ
の小径部にはソケット10の保護パッキン29の内周面
が密着されるようになっている。そして、このOリング
27との密着面と保護パッキン29との密着面との境界
部には、保護パッキン29のシール面30と密着するテ
ーパ状のシール面45が形成されている。
【0026】次に、本実施形態の作用について説明す
る。ソケット10に対してプラグ40を差し込むと、プ
ラグ40の押圧面43がロックボール22の可動筒20
の内周側に突出している部分に係合してそのロックボー
ル22と可動筒20とを後方へ押動する。すると、ロッ
クボール22は退避凹部16と対応する位置に移動する
ため、押圧面43の傾斜にしたがって外周側へ押し出さ
れる。これにより、ロックボール22と押圧面43との
係合が解除されてロックボール22と可動筒20に対す
る後方への押動が解除されるのに対し、プラグ40の差
し込みはさらに進む。この間、ロックボール22は圧縮
コイルバネ23の付勢により傾斜面17に押圧されてそ
の傾斜面17からの反力によりプラグ40の外周面上に
押圧されている。
る。ソケット10に対してプラグ40を差し込むと、プ
ラグ40の押圧面43がロックボール22の可動筒20
の内周側に突出している部分に係合してそのロックボー
ル22と可動筒20とを後方へ押動する。すると、ロッ
クボール22は退避凹部16と対応する位置に移動する
ため、押圧面43の傾斜にしたがって外周側へ押し出さ
れる。これにより、ロックボール22と押圧面43との
係合が解除されてロックボール22と可動筒20に対す
る後方への押動が解除されるのに対し、プラグ40の差
し込みはさらに進む。この間、ロックボール22は圧縮
コイルバネ23の付勢により傾斜面17に押圧されてそ
の傾斜面17からの反力によりプラグ40の外周面上に
押圧されている。
【0027】そして、プラグ40が所定の嵌合位置に達
すると、ロック溝41がロックボール22と対応するよ
うになるから、ロックボール22は圧縮コイルバネ23
の付勢により内周側へ押動されてロック溝41内に嵌合
する。すると、ロックボール22が傾斜面17とプラグ
40の受け面42との間で軸方向に挟まれた状態となる
ため、プラグ40がソケット10に対して脱抜規制状態
にロックされる。このロック状態では、ローレットリン
グ24のローレット26とプラグ40のローレット44
とが周方向に係合することにより、プラグ40のソケッ
ト10に対する回転が規制されている。したがって、プ
ラグ40とソケット10の回転方向における位置決めを
行うことができる。
すると、ロック溝41がロックボール22と対応するよ
うになるから、ロックボール22は圧縮コイルバネ23
の付勢により内周側へ押動されてロック溝41内に嵌合
する。すると、ロックボール22が傾斜面17とプラグ
40の受け面42との間で軸方向に挟まれた状態となる
ため、プラグ40がソケット10に対して脱抜規制状態
にロックされる。このロック状態では、ローレットリン
グ24のローレット26とプラグ40のローレット44
とが周方向に係合することにより、プラグ40のソケッ
ト10に対する回転が規制されている。したがって、プ
ラグ40とソケット10の回転方向における位置決めを
行うことができる。
【0028】また、ソケット10の内周面とプラグ40
の外周面との間には、全周に亘って切れ目のないOリン
グ27と保護パッキン29が介装されるようになり、こ
のOリング27と保護パッキン29によって浸水部31
からのソケット10とプラグ40の隙間への浸水が防止
されるようになる。上記ロック状態からプラグ40を取
り外す際には、継手本体11の前端面から突出している
可動筒20の前端部を押し込むようにする。すると、図
4に示すようにロックボール22がプラグ40の受け面
42に乗り上がって受け面42に対してその傾斜角度と
平行に外周側後方へ斜めに移動する。そして、ロックボ
ール22が受け面42を通過して図5に示すようにプラ
グ40の外周面に完全に乗り上がると、ロックボール2
2がロック溝41から外れてプラグ40の外周よりも外
側へ退避するから、ロックが解除される。この状態でプ
ラグ40を引っ張れば、ソケット10から抜き取ること
ができる。プラグ40を抜き取った後は可動筒20から
手を離せば、可動筒20は圧縮コイルバネ23の付勢に
よりロック位置へ復帰する。
の外周面との間には、全周に亘って切れ目のないOリン
グ27と保護パッキン29が介装されるようになり、こ
のOリング27と保護パッキン29によって浸水部31
からのソケット10とプラグ40の隙間への浸水が防止
されるようになる。上記ロック状態からプラグ40を取
り外す際には、継手本体11の前端面から突出している
可動筒20の前端部を押し込むようにする。すると、図
4に示すようにロックボール22がプラグ40の受け面
42に乗り上がって受け面42に対してその傾斜角度と
平行に外周側後方へ斜めに移動する。そして、ロックボ
ール22が受け面42を通過して図5に示すようにプラ
グ40の外周面に完全に乗り上がると、ロックボール2
2がロック溝41から外れてプラグ40の外周よりも外
側へ退避するから、ロックが解除される。この状態でプ
ラグ40を引っ張れば、ソケット10から抜き取ること
ができる。プラグ40を抜き取った後は可動筒20から
手を離せば、可動筒20は圧縮コイルバネ23の付勢に
よりロック位置へ復帰する。
【0029】上述した本実施形態によれば、次のような
効果が発揮される。プラグ40の取付けに際してねじ込
み操作を行ったり、ソケット10側において可動筒20
を解除位置側へ移動させておく必要がないから、取付け
作業に手間と時間が掛からずに済み、作業性に優れてい
る。また、プラグ40は回転させるのではなくて真っ直
ぐ軸方向に差し込むだけでよいから、取付けのために周
囲に大きなスペースは必要とされず、狭い場所でも簡単
に取りつけることができると共に、取り付け場所の制約
が少なくなる。
効果が発揮される。プラグ40の取付けに際してねじ込
み操作を行ったり、ソケット10側において可動筒20
を解除位置側へ移動させておく必要がないから、取付け
作業に手間と時間が掛からずに済み、作業性に優れてい
る。また、プラグ40は回転させるのではなくて真っ直
ぐ軸方向に差し込むだけでよいから、取付けのために周
囲に大きなスペースは必要とされず、狭い場所でも簡単
に取りつけることができると共に、取り付け場所の制約
が少なくなる。
【0030】また、本実施形態では、プラグ40の外周
にロック溝41を形成してその受け面42とロックボー
ル22とを軸方向に係合させてロックするようにしたか
ら、軸方向への強い引張り力を受けてもロック状態が解
除される虞はなく、ロック動作の信頼性に優れている。
本実施形態では、ロック状態において、ソケット10の
内周面とプラグ40の外周面との間に全周に亘った切れ
目なく連続するOリング27及び保護パッキン29を設
けて防水を図っているから、高い防水効果を得ることが
できると共に、熟練した施工技術を持たない作業者でも
確実な防水施工を行うことができる。
にロック溝41を形成してその受け面42とロックボー
ル22とを軸方向に係合させてロックするようにしたか
ら、軸方向への強い引張り力を受けてもロック状態が解
除される虞はなく、ロック動作の信頼性に優れている。
本実施形態では、ロック状態において、ソケット10の
内周面とプラグ40の外周面との間に全周に亘った切れ
目なく連続するOリング27及び保護パッキン29を設
けて防水を図っているから、高い防水効果を得ることが
できると共に、熟練した施工技術を持たない作業者でも
確実な防水施工を行うことができる。
【0031】さらに、シール部材としてOリング27と
保護パッキン29の二重シール構造を採用にしているか
ら、より高い防水効果が発揮される。しかも、保護パッ
キン29とプラグ40とはテーパ状のシール面30、4
5同士を密着させているため、プラグ40の差し込み方
向への押圧力が高まるほど密着度が増大することにな
り、密着度が一定となる周面同士の接触構造に比べると
高い防水性能が得られる。
保護パッキン29の二重シール構造を採用にしているか
ら、より高い防水効果が発揮される。しかも、保護パッ
キン29とプラグ40とはテーパ状のシール面30、4
5同士を密着させているため、プラグ40の差し込み方
向への押圧力が高まるほど密着度が増大することにな
り、密着度が一定となる周面同士の接触構造に比べると
高い防水性能が得られる。
【0032】また、保護パッキン29を設けたことによ
り、流体がOリング27に直接接触しないようになって
いるから、例えば流体が水道水である場合にその水道水
中に含まれる塩素酸ソーダやトリハロメタンなどの有機
化合物によってOリング27が腐食されて劣化したり、
Oリング27が高温の流体に曝されて劣化することが防
止されている。これにより、Oリング27の防水機能が
長期間維持される。本実施形態では、傾斜面17と受け
面42とを互いに平行に形成したから、この傾斜面17
と受け面42と間には、ロック状態におけるロックボー
ル22の保持位置からロック解除方向へ向かってロック
ボール22の移動空間が確保されている。これにより、
プラグ40の取外しに際して可動筒20とロックボール
22を後方へ移動させたときに、プラグ40がソケット
10の奥方向へ移動することなく、ロックボール22は
直ちに受け面42に乗り上がって外周側後方へ斜めに変
位するようになる。このように、プラグ40の取外しに
際してプラグ40を差し込み方向へ移動させずに済むか
ら、保護パッキン29とプラグ40のテーパ状のシール
面30、45同士の密着によるシール構造が可能となっ
ている。
り、流体がOリング27に直接接触しないようになって
いるから、例えば流体が水道水である場合にその水道水
中に含まれる塩素酸ソーダやトリハロメタンなどの有機
化合物によってOリング27が腐食されて劣化したり、
Oリング27が高温の流体に曝されて劣化することが防
止されている。これにより、Oリング27の防水機能が
長期間維持される。本実施形態では、傾斜面17と受け
面42とを互いに平行に形成したから、この傾斜面17
と受け面42と間には、ロック状態におけるロックボー
ル22の保持位置からロック解除方向へ向かってロック
ボール22の移動空間が確保されている。これにより、
プラグ40の取外しに際して可動筒20とロックボール
22を後方へ移動させたときに、プラグ40がソケット
10の奥方向へ移動することなく、ロックボール22は
直ちに受け面42に乗り上がって外周側後方へ斜めに変
位するようになる。このように、プラグ40の取外しに
際してプラグ40を差し込み方向へ移動させずに済むか
ら、保護パッキン29とプラグ40のテーパ状のシール
面30、45同士の密着によるシール構造が可能となっ
ている。
【0033】本実施形態では、ロックボール22が常に
可動筒20の外周側へ突出しているという構造上の特徴
に鑑み、継手本体11をツーピースにすることにより可
動筒20を後方から収容してロックボール22を傾斜面
17に係合させ、このロックボール22と傾斜面17と
の係合によって可動筒20の前方への抜止め機能が発揮
されるようにしている。したがって、可動筒20の厚さ
を本実施形態よりも大きくし、継手本体の内周面でロッ
クボールを押圧してそのロックボールが可動筒の外周側
へ突出しないようにする構造のものと比べると、可動筒
20の厚さ寸法の差の分だけ本実施形態の方がソケット
10の外径を小さくすることが可能となっている。しか
も、圧縮コイルバネ23と可動筒20は、内周側と外周
側に重なるように配されているのではなく、継手本体1
1の内周に沿って軸方向に縦並びに配されているため、
小径化することが可能となっている。また、本実施形態
においては、上記のようにプラグ40の取付け操作性の
向上、高い防水機能、小型化等の効果を発揮するにも拘
わらず、部品点数は少なくて済んでいる。
可動筒20の外周側へ突出しているという構造上の特徴
に鑑み、継手本体11をツーピースにすることにより可
動筒20を後方から収容してロックボール22を傾斜面
17に係合させ、このロックボール22と傾斜面17と
の係合によって可動筒20の前方への抜止め機能が発揮
されるようにしている。したがって、可動筒20の厚さ
を本実施形態よりも大きくし、継手本体の内周面でロッ
クボールを押圧してそのロックボールが可動筒の外周側
へ突出しないようにする構造のものと比べると、可動筒
20の厚さ寸法の差の分だけ本実施形態の方がソケット
10の外径を小さくすることが可能となっている。しか
も、圧縮コイルバネ23と可動筒20は、内周側と外周
側に重なるように配されているのではなく、継手本体1
1の内周に沿って軸方向に縦並びに配されているため、
小径化することが可能となっている。また、本実施形態
においては、上記のようにプラグ40の取付け操作性の
向上、高い防水機能、小型化等の効果を発揮するにも拘
わらず、部品点数は少なくて済んでいる。
【0034】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図8を参照して説明する。本実施形態2
は、上記実施形態1においてプラグの構造を部分的に異
ならせたものである。プラグのその他の構成及びソケッ
トの構成については上記実施形態1と同じであるため、
同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び
効果の説明は省略する。本実施形態2のプラグ46の外
周には、上記実施形態1のロック溝41、受け面42及
び押圧面43に相当するものが設けられておらず、ロッ
ク状態においてロックボール22が係合する部分は、平
滑な円形断面の外周面となっている。プラグ46をソケ
ット10に差し込むと、可動筒20とロックボール22
は殆ど後方へ押動されることなく、プラグ46は所定の
嵌合位置に達する。この状態では、ロックボール22は
圧縮コイルバネ23の付勢に起因する傾斜面17からの
反力によりプラグ46の外周面に押圧されているため、
そのロックボール22との間の摩擦力によりプラグ46
が脱抜規制状態にロックされる。このロック状態でプラ
グ46に抜き方向の力が作用すると、ロックボール22
の傾斜面17に対する押圧力が増大するため、その傾斜
面17からロックボール22に対した作用するプラグ4
6の外周面への押圧力、即ちロックボール22とプラグ
46との間の摩擦力も増大することになる。したがっ
て、プラグ46に対する抜き方向の力が増すほどロック
性能が増大することになるため、高いロック機能が発揮
される。
実施形態2を図8を参照して説明する。本実施形態2
は、上記実施形態1においてプラグの構造を部分的に異
ならせたものである。プラグのその他の構成及びソケッ
トの構成については上記実施形態1と同じであるため、
同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び
効果の説明は省略する。本実施形態2のプラグ46の外
周には、上記実施形態1のロック溝41、受け面42及
び押圧面43に相当するものが設けられておらず、ロッ
ク状態においてロックボール22が係合する部分は、平
滑な円形断面の外周面となっている。プラグ46をソケ
ット10に差し込むと、可動筒20とロックボール22
は殆ど後方へ押動されることなく、プラグ46は所定の
嵌合位置に達する。この状態では、ロックボール22は
圧縮コイルバネ23の付勢に起因する傾斜面17からの
反力によりプラグ46の外周面に押圧されているため、
そのロックボール22との間の摩擦力によりプラグ46
が脱抜規制状態にロックされる。このロック状態でプラ
グ46に抜き方向の力が作用すると、ロックボール22
の傾斜面17に対する押圧力が増大するため、その傾斜
面17からロックボール22に対した作用するプラグ4
6の外周面への押圧力、即ちロックボール22とプラグ
46との間の摩擦力も増大することになる。したがっ
て、プラグ46に対する抜き方向の力が増すほどロック
性能が増大することになるため、高いロック機能が発揮
される。
【0035】<実施形態3>次に、本発明を具体化した
実施形態3を図9及び図10を参照して説明する。本実
施形態3は、上記実施形態1においてソケットの構造を
部分的に異ならせたものである。ソケットのその他の構
成及びプラグの構成については上記実施形態1と同じで
あるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。上記実施形態1の
ソケット10の継手本体11が2つの部品から構成され
ていたのに対して、本実施形態3のソケット50を構成
する継手本体51は単一部品からなる。継手本体51の
内周には拡径するように切欠された退避凹部16が形成
されている。退避凹部16には前方へ連続するようにし
てテーパ状の傾斜面17が形成されている。この傾斜面
17の傾斜角度も上記実施形態1と同じく30°となっ
ている。傾斜面17よりも前方には、リング溝52が形
成されている。このリング溝52にはC字形をなすスト
ッパリング53が嵌装されている。
実施形態3を図9及び図10を参照して説明する。本実
施形態3は、上記実施形態1においてソケットの構造を
部分的に異ならせたものである。ソケットのその他の構
成及びプラグの構成については上記実施形態1と同じで
あるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。上記実施形態1の
ソケット10の継手本体11が2つの部品から構成され
ていたのに対して、本実施形態3のソケット50を構成
する継手本体51は単一部品からなる。継手本体51の
内周には拡径するように切欠された退避凹部16が形成
されている。退避凹部16には前方へ連続するようにし
てテーパ状の傾斜面17が形成されている。この傾斜面
17の傾斜角度も上記実施形態1と同じく30°となっ
ている。傾斜面17よりも前方には、リング溝52が形
成されている。このリング溝52にはC字形をなすスト
ッパリング53が嵌装されている。
【0036】退避凹部16よりも後方の領域は段差状の
小径部51Aとなっており、さらにこの小径部51Aよ
りも後側の領域も段差状の小径部51Bとなっている。
この両小径部51A、51Bの境界部には係止面18が
形成されていて、この係止面18にローレットリング2
4のフランジ25が係止して位置決めされている。かか
る継手本体51内には、支持孔55にロックボール22
を支持した可動筒54が前後方向(軸方向)への相対移
動可能に嵌装されている。支持孔55の可動筒54の内
周側への開口径はロックボール22の直径寸法よりも小
さく設定されている。ロックボール22が最も内周側へ
変位した状態では、ロックボール22は可動筒54の内
周側へは部分的に突出しているが、可動筒54の外周側
へは全く突出せずに支持孔55内に収容されるようにな
っている。即ち、本実施形態3の可動筒54の厚さ寸法
は、上記実施形態1の可動筒20の厚さ寸法よりも大き
くなっている。
小径部51Aとなっており、さらにこの小径部51Aよ
りも後側の領域も段差状の小径部51Bとなっている。
この両小径部51A、51Bの境界部には係止面18が
形成されていて、この係止面18にローレットリング2
4のフランジ25が係止して位置決めされている。かか
る継手本体51内には、支持孔55にロックボール22
を支持した可動筒54が前後方向(軸方向)への相対移
動可能に嵌装されている。支持孔55の可動筒54の内
周側への開口径はロックボール22の直径寸法よりも小
さく設定されている。ロックボール22が最も内周側へ
変位した状態では、ロックボール22は可動筒54の内
周側へは部分的に突出しているが、可動筒54の外周側
へは全く突出せずに支持孔55内に収容されるようにな
っている。即ち、本実施形態3の可動筒54の厚さ寸法
は、上記実施形態1の可動筒20の厚さ寸法よりも大き
くなっている。
【0037】可動筒54の外周前端部は段差状に小径と
なっていて、その段差状部分には係合部56が形成され
ている。可動筒54は圧縮コイルバネ23によって前方
へ付勢されていて、常には図9に示すように係合部56
を上記ストッパリング53に係合させたロック位置に保
持されている。この状態では、係合部56とストッパリ
ング53との係合により可動筒54の先方への脱抜が規
制されている。また、この状態では、ロックボール22
が完全に支持孔55内に収容されていて可動筒54の外
周側へは突出しておらず、このロックボール22に対し
て、継手本体51の内周面における傾斜面17よりも前
端側の領域が対応している。
なっていて、その段差状部分には係合部56が形成され
ている。可動筒54は圧縮コイルバネ23によって前方
へ付勢されていて、常には図9に示すように係合部56
を上記ストッパリング53に係合させたロック位置に保
持されている。この状態では、係合部56とストッパリ
ング53との係合により可動筒54の先方への脱抜が規
制されている。また、この状態では、ロックボール22
が完全に支持孔55内に収容されていて可動筒54の外
周側へは突出しておらず、このロックボール22に対し
て、継手本体51の内周面における傾斜面17よりも前
端側の領域が対応している。
【0038】かかるソケット50の組付けは、次のよう
にして行われる。まず、リング溝52からストッパリン
グ53を外しておき、継手本体51内に、前方の開口か
ら保護パッキン29、Oリング27、ローレットリング
24、圧縮コイルバネ23、ロックボール22を支持し
ている可動筒54を順に嵌装する。そして、可動筒54
を大きく押し込んでその前端がリング溝52よりも後方
に位置するようにし、この状態でリング溝52にストッ
パリング53を装着する。装着後は可動筒54から手を
離すと、可動筒54が圧縮コイルバネ23の付勢により
前方へ移動してストッパリング53と係合するロック位
置に保持される。組付け状態では、係合部56とストッ
パリング53との係合により可動筒54と圧縮コイルバ
ネ23の前方への脱抜が規制される。
にして行われる。まず、リング溝52からストッパリン
グ53を外しておき、継手本体51内に、前方の開口か
ら保護パッキン29、Oリング27、ローレットリング
24、圧縮コイルバネ23、ロックボール22を支持し
ている可動筒54を順に嵌装する。そして、可動筒54
を大きく押し込んでその前端がリング溝52よりも後方
に位置するようにし、この状態でリング溝52にストッ
パリング53を装着する。装着後は可動筒54から手を
離すと、可動筒54が圧縮コイルバネ23の付勢により
前方へ移動してストッパリング53と係合するロック位
置に保持される。組付け状態では、係合部56とストッ
パリング53との係合により可動筒54と圧縮コイルバ
ネ23の前方への脱抜が規制される。
【0039】次に、本実施形態の作用について説明す
る。ソケット50にプラグ40を差し込むと、プラグ4
0の押圧面43がロックボール22の可動筒54の内周
側に突出している部分に係合してそのロックボール22
と可動筒54とを後方へ押動する。すると、ロックボー
ル22は退避凹部16と対応する位置に移動するため、
押圧面43の傾斜にしたがって外周側へ押し出される。
これにより、ロックボール22と押圧面43との係合が
解除されてロックボール22と可動筒54に対する後方
への押動が解除されるのに対し、プラグ40の差し込み
はさらに進む。外周側へ押し出されたロックボール22
は、圧縮コイルバネ23の付勢により傾斜面17に押圧
されてその反力によりプラグ40の外周面上に押圧され
る。
る。ソケット50にプラグ40を差し込むと、プラグ4
0の押圧面43がロックボール22の可動筒54の内周
側に突出している部分に係合してそのロックボール22
と可動筒54とを後方へ押動する。すると、ロックボー
ル22は退避凹部16と対応する位置に移動するため、
押圧面43の傾斜にしたがって外周側へ押し出される。
これにより、ロックボール22と押圧面43との係合が
解除されてロックボール22と可動筒54に対する後方
への押動が解除されるのに対し、プラグ40の差し込み
はさらに進む。外周側へ押し出されたロックボール22
は、圧縮コイルバネ23の付勢により傾斜面17に押圧
されてその反力によりプラグ40の外周面上に押圧され
る。
【0040】プラグ40が所定の嵌合位置に達してロッ
ク溝41がロックボール22と対応すると、ロックボー
ル22がロック溝41内に嵌合して傾斜面17と受け面
42との間で軸方向に挟まれることにより、プラグ40
がソケット50に対して脱抜規制状態にロックされる。
ロック状態では、実施形態1と同じく、ローレット2
6、44同士の係合によりプラグ40の回転が規制され
ると共に、Oリング27と保護パッキン29により防水
機能が発揮される。また、プラグ40の取り外しに際し
ても、実施形態1と同様に、継手本体51の前端面から
突出している可動筒54の前端部を押し込んでロックを
解除した状態でプラグ40を抜き取ればよい。
ク溝41がロックボール22と対応すると、ロックボー
ル22がロック溝41内に嵌合して傾斜面17と受け面
42との間で軸方向に挟まれることにより、プラグ40
がソケット50に対して脱抜規制状態にロックされる。
ロック状態では、実施形態1と同じく、ローレット2
6、44同士の係合によりプラグ40の回転が規制され
ると共に、Oリング27と保護パッキン29により防水
機能が発揮される。また、プラグ40の取り外しに際し
ても、実施形態1と同様に、継手本体51の前端面から
突出している可動筒54の前端部を押し込んでロックを
解除した状態でプラグ40を抜き取ればよい。
【0041】本実施形態によれば、上記実施形態1と同
じ効果の他に、以下に述べるような効果が発揮される。
即ち、上記実施形態1の継手本体11が2つの部品から
構成されているのに対して、本実施形態3の継手本体5
1は単一の部品からなっている。本実施形態3では、こ
の単一部品化を実現するために、ソケット50を構成す
る継手本体51以外の部品を継手本体51の前端面の開
口から収容して組み付け、C字形のストッパリング53
によって部品の抜け規制を行う構造を採用している。こ
れにより、部品点数の削減が図られており、ひいてはコ
ストの低減が実現されている。
じ効果の他に、以下に述べるような効果が発揮される。
即ち、上記実施形態1の継手本体11が2つの部品から
構成されているのに対して、本実施形態3の継手本体5
1は単一の部品からなっている。本実施形態3では、こ
の単一部品化を実現するために、ソケット50を構成す
る継手本体51以外の部品を継手本体51の前端面の開
口から収容して組み付け、C字形のストッパリング53
によって部品の抜け規制を行う構造を採用している。こ
れにより、部品点数の削減が図られており、ひいてはコ
ストの低減が実現されている。
【0042】<実施形態4>次に、本発明を具体化した
実施形態4を図11及び図12を参照して説明する。本
実施形態4のソケット(本発明の構成要件である管継
手)60は、上記実施形態1のソケット10においてロ
ーレットリング24の替わりにスペーサリング62を圧
入により装着したものである。スペーサリング62は、
ローレットリング24におけるローレット26の溝の部
分を埋めて平滑な内周面としたものである。一方、本実
施形態4のプラグ(本発明の構成要件である相手側筒状
部材)61は、実施形態1のプラグ40の外周における
ローレット44に対応する領域をローレット44の溝底
と同じ径となるように小径としたものである。かかるプ
ラグ61をソケット60に嵌合すると、プラグ61の外
周面がスペーサリング62の内周面にほぼ緊密に嵌合さ
れるようになる。したがって、嵌合状態ではプラグ61
とソケット60は相対回転が許容されている。
実施形態4を図11及び図12を参照して説明する。本
実施形態4のソケット(本発明の構成要件である管継
手)60は、上記実施形態1のソケット10においてロ
ーレットリング24の替わりにスペーサリング62を圧
入により装着したものである。スペーサリング62は、
ローレットリング24におけるローレット26の溝の部
分を埋めて平滑な内周面としたものである。一方、本実
施形態4のプラグ(本発明の構成要件である相手側筒状
部材)61は、実施形態1のプラグ40の外周における
ローレット44に対応する領域をローレット44の溝底
と同じ径となるように小径としたものである。かかるプ
ラグ61をソケット60に嵌合すると、プラグ61の外
周面がスペーサリング62の内周面にほぼ緊密に嵌合さ
れるようになる。したがって、嵌合状態ではプラグ61
とソケット60は相対回転が許容されている。
【0043】本実施形態4では、ローレット26、44
の構成と作用効果を除いた他の構成と作用効果について
は上記実施形態1と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。 <実施形態5>次に、本発明を具体化した実施形態5を
図13及び図14を参照して説明する。本実施形態5で
は、上記実施形態4と同じプラグ(本発明の構成要件で
ある相手側筒状部材)61が用いられている。また、ソ
ケット(本発明の構成要件である管継手)65は、上記
実施形態3のソケット50において、ローレットリング
24の替わりに実施形態4のスペーサリング62を装着
するとともに、保護パッキン29を装着しない構成とし
たものである。保護パッキン29を装着するためのパッ
キン取付部28に相当する部分は継手本体51の内周の
肉で埋められた状態となっている。本実施形態5では、
ローレット26、44の構成と作用効果及び保護パッキ
ン29の構成と作用効果を除いた他の構成と作用効果に
ついては上記実施形態3と同じであるため、同じ構成に
ついては、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明
は省略する。
の構成と作用効果を除いた他の構成と作用効果について
は上記実施形態1と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。 <実施形態5>次に、本発明を具体化した実施形態5を
図13及び図14を参照して説明する。本実施形態5で
は、上記実施形態4と同じプラグ(本発明の構成要件で
ある相手側筒状部材)61が用いられている。また、ソ
ケット(本発明の構成要件である管継手)65は、上記
実施形態3のソケット50において、ローレットリング
24の替わりに実施形態4のスペーサリング62を装着
するとともに、保護パッキン29を装着しない構成とし
たものである。保護パッキン29を装着するためのパッ
キン取付部28に相当する部分は継手本体51の内周の
肉で埋められた状態となっている。本実施形態5では、
ローレット26、44の構成と作用効果及び保護パッキ
ン29の構成と作用効果を除いた他の構成と作用効果に
ついては上記実施形態3と同じであるため、同じ構成に
ついては、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明
は省略する。
【0044】<実施形態6>次に、本発明を具体化した
実施形態6を図15及び図16を参照して説明する。本
実施形態6のプラグ(本発明の構成要件である相手側筒
状部材)71は、上記実施形態5のプラグ61において
その先端部外周にシール溝72を形成するとともにその
シール溝72にOリング73を装着したものである。ま
た、本実施形態6のソケット(本発明の構成要件である
管継手)70は、上記実施形態5のソケット65におい
てOリング27を装着しない構成としたものである。O
リング27が装着されていた小径部51Bに相当する部
分は継手本体51の内周の肉で埋められた状態となって
いる。そして、この継手本体51の内周の肉で埋められ
た部分にはプラグ71のOリング73が密着されるよう
になっている。その他の構成及び作用効果については、
上記実施形態5と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。
実施形態6を図15及び図16を参照して説明する。本
実施形態6のプラグ(本発明の構成要件である相手側筒
状部材)71は、上記実施形態5のプラグ61において
その先端部外周にシール溝72を形成するとともにその
シール溝72にOリング73を装着したものである。ま
た、本実施形態6のソケット(本発明の構成要件である
管継手)70は、上記実施形態5のソケット65におい
てOリング27を装着しない構成としたものである。O
リング27が装着されていた小径部51Bに相当する部
分は継手本体51の内周の肉で埋められた状態となって
いる。そして、この継手本体51の内周の肉で埋められ
た部分にはプラグ71のOリング73が密着されるよう
になっている。その他の構成及び作用効果については、
上記実施形態5と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。
【0045】<実施形態7>次に、本発明を具体化した
実施形態7を図17乃至図21を参照して説明する。本
実施形態7では、上記実施形態1と同じプラグ(本発明
の構成要件である相手側筒状部材)40が用いられてい
る。また、本実施形態7のソケット(本発明の構成要件
である管継手)75は、上記実施形態1のソケット10
においてロックボール22の替わりにラチェット(本発
明の構成要件であるロック部材)787を用いたもので
ある。ソケット75におけるラチェット78とこれを支
持する可動筒76以外の構成は上記実施形態1のソケッ
ト10と同じであり、プラグ40は上記実施形態1のも
のと同じである。したがって、上記実施形態1と同じ構
成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の
説明は省略する。
実施形態7を図17乃至図21を参照して説明する。本
実施形態7では、上記実施形態1と同じプラグ(本発明
の構成要件である相手側筒状部材)40が用いられてい
る。また、本実施形態7のソケット(本発明の構成要件
である管継手)75は、上記実施形態1のソケット10
においてロックボール22の替わりにラチェット(本発
明の構成要件であるロック部材)787を用いたもので
ある。ソケット75におけるラチェット78とこれを支
持する可動筒76以外の構成は上記実施形態1のソケッ
ト10と同じであり、プラグ40は上記実施形態1のも
のと同じである。したがって、上記実施形態1と同じ構
成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の
説明は省略する。
【0046】可動筒76には、周方向に細長く開口する
3条の支持溝77が周方向において120°の等角度ピ
ッチで形成されている。支持溝77の内周面側における
開口部両端には抜止部77Aが形成されている。この支
持溝77には円弧形状に細長いラチェット78が、外周
側から嵌め込まれることにより径方向の相対変位可能に
支持されている。ラチェット78は抜止部77Aに係止
することにより内周側への抜けが規制されている。
3条の支持溝77が周方向において120°の等角度ピ
ッチで形成されている。支持溝77の内周面側における
開口部両端には抜止部77Aが形成されている。この支
持溝77には円弧形状に細長いラチェット78が、外周
側から嵌め込まれることにより径方向の相対変位可能に
支持されている。ラチェット78は抜止部77Aに係止
することにより内周側への抜けが規制されている。
【0047】ラチェット78は全体として方形断面をな
しており、外周面と前端面との境界縁部には傾斜面17
に対して同じ角度で当接するテーパ状の前部ロック面7
8Aが形成され、内周面と後端面との境界縁部にはプラ
グ40の受け面42に対して同じ角度で当接するテーパ
状の後部ロック面78Bが形成され、内周面と前端面と
の境界縁部にはプラグ40の押圧面43と同じ角度で当
接可能なテーパ状の被押圧面78Cが形成されている。
しており、外周面と前端面との境界縁部には傾斜面17
に対して同じ角度で当接するテーパ状の前部ロック面7
8Aが形成され、内周面と後端面との境界縁部にはプラ
グ40の受け面42に対して同じ角度で当接するテーパ
状の後部ロック面78Bが形成され、内周面と前端面と
の境界縁部にはプラグ40の押圧面43と同じ角度で当
接可能なテーパ状の被押圧面78Cが形成されている。
【0048】ソケット75にプラグ40が嵌合される
と、押圧面43が被押圧面78Cに係合してラチェット
78と可動筒76を後方へ押動し、プラグ40が所定の
嵌合位置に達すると、ラチェット78の前部ロック面7
8Aと後部ロック面78Bが夫々傾斜面17と受け面4
2に係止されることによりプラグ40が嵌合状態にロッ
クされる。また、ロック状態から可動筒76を押し込む
と、ラチェット78がその後部ロック面78Bを受け面
42上でスライドさせることによって外周側後方へ斜め
に変位し、もってロックが解除される。
と、押圧面43が被押圧面78Cに係合してラチェット
78と可動筒76を後方へ押動し、プラグ40が所定の
嵌合位置に達すると、ラチェット78の前部ロック面7
8Aと後部ロック面78Bが夫々傾斜面17と受け面4
2に係止されることによりプラグ40が嵌合状態にロッ
クされる。また、ロック状態から可動筒76を押し込む
と、ラチェット78がその後部ロック面78Bを受け面
42上でスライドさせることによって外周側後方へ斜め
に変位し、もってロックが解除される。
【0049】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明によれば、実施形態1、2、4、7のよう
に継手本体が2部品からなるツーピースタイプの場合に
おいて、保護パッキンを設けずにOリングのみとしたシ
ングルシール構造をとる構成としてもよい。この場合、
回転規制手段を設ける構成と回転規制手段を設けない構
成のいずれを採用してもよい。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明によれば、実施形態1、2、4、7のよう
に継手本体が2部品からなるツーピースタイプの場合に
おいて、保護パッキンを設けずにOリングのみとしたシ
ングルシール構造をとる構成としてもよい。この場合、
回転規制手段を設ける構成と回転規制手段を設けない構
成のいずれを採用してもよい。
【0050】(2)本発明によれば、実施形態3、5、
6のように継手本体が1部品からなるワンピースタイプ
の場合において、回転規制手段を設け、且つ保護パッキ
ンを設けずにOリングのみとしたシングルシール構造を
とることができる。 (3)本発明によれば、実施形態3、5、6のように継
手本体がワンピースタイプの場合において、回転機規制
手段を設けず、且つOリングと保護パッキンを設けたダ
ブルシール構造をとる構成とすることができる。
6のように継手本体が1部品からなるワンピースタイプ
の場合において、回転規制手段を設け、且つ保護パッキ
ンを設けずにOリングのみとしたシングルシール構造を
とることができる。 (3)本発明によれば、実施形態3、5、6のように継
手本体がワンピースタイプの場合において、回転機規制
手段を設けず、且つOリングと保護パッキンを設けたダ
ブルシール構造をとる構成とすることができる。
【0051】(4)本発明によれば、実施形態6のプラ
グ側にOリングを設けた構成は、実施形態1〜実施形態
5、実施形態7のいずれにも適用することができる。 (5)実施形態1〜実施形態4、実施形態7において保
護パッキンの外周後端の角部にテーパ状のシール面を形
成すると共にこのシール面と密着するシール面を継手本
体の内周に形成する構成とすることもできる。 (6)実施形態1〜実施形態4、実施形態7では保護パ
ッキンをソケットの内周に装着したが、本発明によれば
保護パッキンをプラグの外周に装着する構成とすること
もできる。
グ側にOリングを設けた構成は、実施形態1〜実施形態
5、実施形態7のいずれにも適用することができる。 (5)実施形態1〜実施形態4、実施形態7において保
護パッキンの外周後端の角部にテーパ状のシール面を形
成すると共にこのシール面と密着するシール面を継手本
体の内周に形成する構成とすることもできる。 (6)実施形態1〜実施形態4、実施形態7では保護パ
ッキンをソケットの内周に装着したが、本発明によれば
保護パッキンをプラグの外周に装着する構成とすること
もできる。
【0052】(7)上記実施形態では、ソケットとプラ
グのいずれか一方のみにシール手段(Oリング、保護パ
ッキン)を設けたが、本発明によれば、ソケットとプラ
グの双方にシール手段を設ける構成とすることができ
る。 (8)上記実施形態1、2、3、7において回転規制手
段を構成するローレットリングが継手本体の内周に圧入
によって取り付けられているが、本発明によれば、ロー
レットリングの外周と継手本体の内周に凹凸を形成して
それを互いに嵌合させることによりローレットリングの
継手本体に対する回転規制を行う構成とすることもでき
る。
グのいずれか一方のみにシール手段(Oリング、保護パ
ッキン)を設けたが、本発明によれば、ソケットとプラ
グの双方にシール手段を設ける構成とすることができ
る。 (8)上記実施形態1、2、3、7において回転規制手
段を構成するローレットリングが継手本体の内周に圧入
によって取り付けられているが、本発明によれば、ロー
レットリングの外周と継手本体の内周に凹凸を形成して
それを互いに嵌合させることによりローレットリングの
継手本体に対する回転規制を行う構成とすることもでき
る。
【0053】(9)実施形態7におけるロックボールに
替えてラチェットを用いる構造は、実施形態1〜6のい
ずれにも適用することができる。 (10)ロック部材であるロックボールとラチェットの
数及び周方向における配置は、任意に設定することがで
きる。 (11)上記実施形態ではロック部材であるロックボー
ルやラチェットを可動筒とは別部品としたが、本発明に
よれば、ロック部材を可動筒に一体に設ける構成とする
ことができる。この場合には、可動筒に軸方向に延びる
片持ち状のアームを形成してそのアームの先端にロック
部材を形成すればよい。
替えてラチェットを用いる構造は、実施形態1〜6のい
ずれにも適用することができる。 (10)ロック部材であるロックボールとラチェットの
数及び周方向における配置は、任意に設定することがで
きる。 (11)上記実施形態ではロック部材であるロックボー
ルやラチェットを可動筒とは別部品としたが、本発明に
よれば、ロック部材を可動筒に一体に設ける構成とする
ことができる。この場合には、可動筒に軸方向に延びる
片持ち状のアームを形成してそのアームの先端にロック
部材を形成すればよい。
【0054】(12)上記実施形態では、ソケットの傾
斜面とプラグの受け面とを互いに平行となるように軸方
向に対して同じ傾斜角度をなす構成としたが、本発明に
よれば、双方が互いに異なる傾斜角度としてもよい。 (13)実施形態3〜実施形態7のいずれのソケットに
も、実施形態2のように外周にロック溝を設けない直管
タイプのプラグを取り付けることができる。 (14)可動筒のソケットから突出する前端部にフラン
ジ等の押込操作し易い形状の操作部を設けるようにして
もよい。このようにすると、ロック解除の際の操作性が
向上する。
斜面とプラグの受け面とを互いに平行となるように軸方
向に対して同じ傾斜角度をなす構成としたが、本発明に
よれば、双方が互いに異なる傾斜角度としてもよい。 (13)実施形態3〜実施形態7のいずれのソケットに
も、実施形態2のように外周にロック溝を設けない直管
タイプのプラグを取り付けることができる。 (14)可動筒のソケットから突出する前端部にフラン
ジ等の押込操作し易い形状の操作部を設けるようにして
もよい。このようにすると、ロック解除の際の操作性が
向上する。
【図1】 本発明の実施形態1においてソケットとプラ
グが分離している状態をあらわす縦断面図
グが分離している状態をあらわす縦断面図
【図2】 実施形態1においてプラグをソケットに嵌合
した状態をあらわす縦断面図
した状態をあらわす縦断面図
【図3】 実施形態1におけるロック状態をあらわす部
分拡大縦断面図
分拡大縦断面図
【図4】 実施形態1におけるロック解除の途中の状態
をあらわす部分拡大縦断面図
をあらわす部分拡大縦断面図
【図5】 実施形態1においてロックが解除された状態
をあらわす部分拡大縦断面図
をあらわす部分拡大縦断面図
【図6】 実施形態1における回転規制手段とシール手
段をあらわす部分拡大縦断面図
段をあらわす部分拡大縦断面図
【図7】 実施形態1における回転規制手段をあらわす
拡大横断面図
拡大横断面図
【図8】 実施形態2においてプラグをソケットに嵌合
した状態をあらわす縦断面図
した状態をあらわす縦断面図
【図9】 実施形態3におけるソケットの縦断面図
【図10】 実施形態3においてプラグをソケットに嵌
合した状態をあらわす縦断面図
合した状態をあらわす縦断面図
【図11】 実施形態4においてソケットとプラグが分
離している状態をあらわす縦断面図す
離している状態をあらわす縦断面図す
【図12】 実施形態4においてプラグをソケットに嵌
合した状態をあらわす縦断面図
合した状態をあらわす縦断面図
【図13】 実施形態5におけるソケットの縦断面図
【図14】 実施形態5においてプラグをソケットに嵌
合した状態をあらわす縦断面図
合した状態をあらわす縦断面図
【図15】 実施形態6においてプラグとソケットが分
離している状態をあらわす縦断面図
離している状態をあらわす縦断面図
【図16】 実施形態6においてプラグをソケットに嵌
合した状態をあらわす縦断面図
合した状態をあらわす縦断面図
【図17】 実施形態7においてプラグとソケットが分
離している状態をあらわす縦断面図
離している状態をあらわす縦断面図
【図18】 実施形態7においてプラグをソケットに嵌
合した状態をあらわす縦断面図
合した状態をあらわす縦断面図
【図19】 実施形態7におけるロック状態をあらわす
部分拡大縦断面図
部分拡大縦断面図
【図20】 実施形態7における可動筒の横断面図
【図21】 実施形態7における可動筒の平面図
【図22】 従来例の断面図
10…ソケット(管継手) 11…継手本体 11F…前側筒状部材 11R…後側筒状部材 16…退避凹部 17…傾斜面 20…可動筒 22…ロックボール(ロック部材) 23…圧縮コイルバネ(付勢部材) 30、45…シール面 40…プラグ(相手側筒状部材) 41…ロック溝 42…受け面 50、65、70、75…ソケット(管継手) 51…継手本体 53…ストッパリング 54、76…可動筒 61、71…プラグ(相手側筒状部材) 78…ラチェット(ロック部材)
Claims (5)
- 【請求項1】 筒状をなす継手本体と、 その継手本体の内周に沿ってロック位置と解除位置との
間で軸方向に移動可能な可動筒と、 この可動筒を前記ロック位置側へ付勢する付勢部材と、 前記可動筒に径方向への変位可能に設けられたロック部
材と、 前記可動筒が前記解除位置へ移動した状態で前記ロック
部材の外周側への変位を許容する退避凹部と、 前記可動筒の前記ロック位置側への移動に伴って前記ロ
ック部材を内周側へ突出させる傾斜面とを備えて構成さ
れ、 前記可動筒内に嵌入された相手側筒状部材の外周に前記
ロック部材が係合することにより前記相手側筒状部材が
嵌合状態にロックされるようにしたことを特徴とする管
継手。 - 【請求項2】 付勢部材が継手本体の内周に沿って装着
されていることを特徴とする請求項1記載の管継手。 - 【請求項3】 可動筒が継手本体に対してそのロック位
置側の端面から解除位置側へ向かって嵌入することによ
り組み付けられているとともに、前記継手本体の内周に
は前記可動筒の前記ロック位置方向への脱抜を規制する
ストッパリングが嵌装されていることを特徴とする請求
項1または請求項2記載の管継手。 - 【請求項4】 継手本体が軸方向に合体可能な前側筒状
部材と後側筒状部材とからなるとともに、前記前側筒状
部材の内周には傾斜面が形成されており、組付けに際し
ては前記前側筒状部材に対してその後方から可動筒を嵌
入した後に前記後側筒状部材を合体し、前記後側筒状部
材により前記可動筒の解除位置側への脱抜を規制すると
ともに、ロック部材の前記傾斜面への係合により前記可
動筒の前記ロック位置側への脱抜を規制する構成とした
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の管継
手。 - 【請求項5】 相手側筒状部材の嵌合状態では、ロック
部材が傾斜面と前記相手側筒状部材の外周の受け面との
間で挟まれることによりロック動作が行われる構成とさ
れ、且つ、前記傾斜面と前記受け面とが平行をなしてい
ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8149341A JP2909020B2 (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP8149341A JP2909020B2 (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09329285A true JPH09329285A (ja) | 1997-12-22 |
JP2909020B2 JP2909020B2 (ja) | 1999-06-23 |
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ID=15473001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8149341A Expired - Fee Related JP2909020B2 (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 管継手 |
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1996
- 1996-06-11 JP JP8149341A patent/JP2909020B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2909020B2 (ja) | 1999-06-23 |
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