[go: up one dir, main page]

JPH09325644A - 定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法 - Google Patents

定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法

Info

Publication number
JPH09325644A
JPH09325644A JP8162476A JP16247696A JPH09325644A JP H09325644 A JPH09325644 A JP H09325644A JP 8162476 A JP8162476 A JP 8162476A JP 16247696 A JP16247696 A JP 16247696A JP H09325644 A JPH09325644 A JP H09325644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fixing device
heating
main body
device main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8162476A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Wakamiya
秀洋 若宮
Tatsuto Tachibana
達人 橘
Kaoru Sato
馨 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8162476A priority Critical patent/JPH09325644A/ja
Priority to US08/865,356 priority patent/US6008829A/en
Priority to DE69721380T priority patent/DE69721380T2/de
Priority to EP97108953A priority patent/EP0811893B1/en
Publication of JPH09325644A publication Critical patent/JPH09325644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • G03G15/205Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the mode of operation, e.g. standby, warming-up, error
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具等他の器具に悪影響を及ぼすことな
く、高精度に温度制御を行うことができ且つ耐久性の向
上を図ることができるようにした。 【解決手段】 スタンバイ時は各ヒータをオフし(S
1、S2)、サーミスタの検知温度tthがサブヒータ
の加熱開始温度tson以下になるとサブヒータをオン
し(S4)、その後検知温度tthが加熱停止温度ts
offに到達したときはサブヒータをオフする(S5→
S6)。そしてこの後、検知温度tthがメインヒー夕
の加熱開始温度tmon以下になるとメインヒータをオ
ンする(S7→S8)。次いで検知温度tthがメイン
ヒータの加熱停止温度tmoffに到達したときはメイ
ンヒータオフし(S9→S10)、S3に戻って上述の
処理を繰り返す。一方プリント時には所定微小周期内に
おいて各ヒータに対し駆動期間と非駆動期間とを設け且
つその順番を1周期毎に切り換えて温度制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着器制御装置と定
着器の加熱温度制御方法に関し、より詳しくは定着器温
度検出手段と複数の熱源とを有する定着器制御装置と定
着器の加熱温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザビームプリンタ等の記
録装置に搭載される定着器においては、ハロゲンヒータ
やセラミックヒータを熱源とし、この熱源から発せられ
る温度を前記定着器に内有された温度センサで検出し、
かかる温度情報に基づいて定着温度を制御している。そ
して、さらに近年においては、前記定着器のウォームア
ップ時間を短縮するために2本以上のハロゲンヒータを
備えた定着器も提案されている。
【0003】この種定着器が搭載された記録装置では、
記録動作時以外のいわゆるスタンバイ状態のときは、記
録動作指令を受けた場合に速やかに現像材を転写材に定
着すべく定着器を所定温度に維持するように制御してい
る。また、記録動作を行うプリント状態のときは、温度
センサによる検出温度が所定温度より高いときは熱源を
オフし、前記検出温度が前記所定温度より低いときは熱
源をオンすることにより温度制御を行ない、定着器を所
定温度に保っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては以下のような問題点があった。すなわ
ち、 (1)熱源としてハロゲンヒータを使用し且つ記録装置
と同一のコンセントから電源供給される照明器具が存在
する場合、電源ラインのインピーダンスによっては定着
器の加熱開始時に前記照明器具に悪影響を及ぼし、照明
が一瞬暗くなるという問題点があった。
【0005】すなわち、定着器のウォームアップ処理を
終了した後のスタンバイ状態やプリント時において、例
えば複数のハロゲンヒータを同時にオンしたり、頻繁に
オン、オフ動作を繰り返した場合、同一コンセントから
電源供給されている蛍光灯がちらつく等熱源の加熱開始
時におけるラッシュ電流に起因した所謂フリッカ現象が
生じるという問題点があった。
【0006】(2)複数の熱源を有する定着器において
は、最大消費電力を抑制すべくスタンバイ状態のときは
複数の熱源のうちの1個の熱源のみを使用して温度制御
を行っているため、定着器の長寿命化が困難であるとい
う問題点があった。特に、ユーザによっては記録装置に
おける殆どの状態がスタンバイ状態であることもあり、
このような場合は装置寿命に対して定着器の寿命がかな
り短く、したがって定着器の交換回数が多くなり使い勝
手が悪くなるという問題点があった。
【0007】(3)プリント時に複数の熱源を前記所定
温度に対し単純にオン、オフ制御しているため、特に高
出力の熱源を使用している高速プリンタにおいては記録
用紙が定着器からの熱の多くを吸収してしまうため、熱
源オン時の温度上昇速度や熱源オフ時の温度低下速度も
大きく、このため定着器の温度変化も大きくなるため、
高精度な温度制御を行うことができないという問題点が
あった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、照明器具等他の器具に悪影響を及ぼすこ
となく、高精度に温度制御を行うことができ且つ耐久性
の向上を図ることができる定着器制御装置と定着器の加
熱温度制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、配光分布の異なる複数の熱源
を有して記録装置に内蔵された定着器本体と、該定着器
本体の表面温度を検出する定着器温度検出手段とを備
え、前記定着器温度検出手段の検出結果に基づき前記記
録装置の状態に応じた定着器温度の制御を行う定着器制
御装置において、前記記録装置の非記録動作時であるス
タンバイモード時の前記定着器本体に対する加熱開始温
度を複数の各熱源毎に設定する加熱開始温度設定手段
と、前記スタンバイモード時の前記定着器本体に対する
加熱停止温度を複数の各熱源毎に設定する加熱停止温度
設定手段と、記録動作を行う記録動作モード時の前記定
着器本体に対する制御目標温度を設定する制御目標温度
設定手段とを備え、前記スタンバイモードのときは複数
の熱源のうちいずれか一の熱源を順次単独駆動させて前
記定着器本体の温度制御を行うスタンバイ時温度制御手
段を有し、かつ、前記記録動作モードのときは所定微小
周期内において前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動
期間とを設け前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1
周期毎に切り換えて前記定着器本体の温度制御を行う記
録動作時温度制御手段を具備していることを特徴として
いる。
【0010】請求項2記載の発明は、配光分布の異なる
複数の熱源を有して記録装置に内蔵された定着器本体
と、該定着器本体の表面温度を検出する定着器温度検出
手段とを備え、前記定着器温度検出手段の検出結果に基
づき前記記録装置の状態に応じた定着器温度の制御を行
う定着器制御装置において、前記記録装置の非記録動作
時であるスタンバイモード時の前記定着器本体に対する
複数の熱源に共通の加熱開始温度を設定する加熱開始温
度設定手段と、前記スタンバイモード時の前記定着器本
体に対する複数の熱源に共通の加熱停止温度を設定する
加熱停止温度設定手段と、記録動作を行う記録動作モー
ド時の前記定着器本体に対する制御目標温度を設定する
制御目標温度設定手段とを備え、前記複数の熱源は、前
記定着器本体の中央部に配光分布のピークを有する第1
の熱源と前記定着器本体の両端近傍に配光分布のピーク
を有する第2の熱源とからなると共に、前記第1の熱源
の加熱時間を設定する加熱時間設定手段を有し、前記ス
タンバイモードのときは前記加熱時間が経過するまでは
前記第1の熱源を単独駆動させると共に前記加熱時間が
経過した後は前記第1の熱源から前記第2の熱源に駆動
切り換えを行って前記定着器本体の温度制御を行うスタ
ンバイ時温度制御手段を有し、かつ、前記記録動作モー
ドのときは所定微小周期内において前記複数の熱源に対
し駆動期間と非駆動期間とを設け前記駆動期間と前記非
駆動期間の順番を1周期毎に切り換えて前記定着器本体
の温度制御を行う記録動作時温度制御手段を具備してい
ることを特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、配光分布の異なる
複数の熱源を有して記録装置に内蔵された定着器本体
と、該定着器本体の表面温度を検出する定着器温度検出
手段とを備え、前記定着器温度検出手段の検出結果に基
づき前記記録装置の状態に応じた定着器温度の制御を行
う定着器制御装置において、前記記録装置の非記録動作
時であるスタンバイモード時の前記定着器本体に対する
複数の熱源に共通の加熱開始温度を設定する加熱開始温
度設定手段と、前記スタンバイモード時の前記定着器本
体に対する複数の熱源に共通の加熱停止温度を設定する
加熱停止温度設定手段と、記録動作を行う記録動作モー
ド時の前記定着器本体に対する制御目標温度を設定する
制御目標温度設定手段とを備え、前記スタンバイモード
のときは前記定着器本体の加熱温度に応じて駆動する熱
源を順次切り換えて前記定着器本体の温度制御を行うス
タンバイ時温度制御手段を有し、かつ、前記記録動作モ
ードのときは所定微小周期内において前記複数の熱源に
対し駆動期間と非駆動期間とを設け前記駆動期間と前記
非駆動期間の順番を1周期毎に切り換えて前記定着器本
体の温度制御を行う記録動作時温度制御手段を具備して
いることを特徴としている。
【0012】請求項11記載の発明は、配光分布の異な
る複数の熱源を有して記録装置に内蔵された定着器本体
の表面温度を検出し、前記記録装置の状態に応じた定着
器温度の制御を行う定着器の加熱温度制御方法におい
て、前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモー
ド時の前記定着器本体に対する加熱開始温度と加熱停止
温度を複数の各熱源毎に設定し、さらに、記録動作を行
う記録動作モード時の前記定着器本体に対する制御目標
温度を設定し、前記スタンバイモードのときは複数の熱
源のうちいずれか一の熱源を順次単独駆動させて前記定
着器本体の温度制御を行う一方、前記記録動作モードの
ときは所定微小周期内において前記複数の熱源に対し駆
動期間と非駆動期間とを設け前記駆動期間と前記非駆動
期間の順番を1周期毎に切り換えて前記定着器本体の温
度制御を行うことを特徴としている。
【0013】請求項12記載の発明は、配光分布の異な
る複数の熱源を有して記録装置に内蔵された定着器本体
の表面温度を検出して前記記録装置の状態に応じた定着
器温度の制御を行う定着器の加熱温度制御方法におい
て、前記複数の熱源は前記定着器本体の中央部に配光分
布のピークを有する第1の熱源と前記定着器本体の両端
近傍に配光分布のピークを有する第2の熱源とを有し、
前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時
の前記定着器本体に対する前記第1及び第2の熱源に共
通の加熱開始温度と加熱停止温度を設定し、前記第1の
熱源の加熱時間を設定し、さらに、記録動作を行う記録
動作モード時の前記定着器本体に対する制御目標温度を
設定し、前記スタンバイモードのときは前記加熱時間が
経過するまでは前記第1の熱源を単独駆動させ、前記加
熱時間が経過した後は前記第1の熱源から前記第2の熱
源に駆動切り換えを行って前記定着器本体の温度制御を
行う一方、前記記録動作モードのときは所定微小周期内
において前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動期間と
を設け前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1周期毎
に切り換えて前記定着器本体の温度制御を行うことを特
徴としている。
【0014】請求項15記載の発明は、配光分布の異な
る複数の熱源を有して記録装置に内蔵された定着器本体
の表面温度を検出して前記記録装置の状態に応じた定着
器温度の制御を行う定着器の加熱温度制御方法におい
て、前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモー
ド時の前記定着器本体に対する複数の熱源に共通の加熱
開始温度と加熱停止温度を設定し、記録動作を行う記録
動作モード時の前記定着器本体に対する制御目標温度を
設定し、前記スタンバイモードのときは前記定着器本体
の加熱温度に応じて駆動する熱源を順次切り換えて前記
定着器本体の温度制御を行う一方、前記記録動作モード
のときは所定微小周期内において前記複数の熱源に対し
駆動期間と非駆動期間とを設け前記駆動期間と前記非駆
動期間の順番を1周期毎に切り換えて前記定着器本体の
温度制御を行うことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明に係る定着器制御装置が搭載
される記録装置としてのレーザビームプリンタの内部構
造図であって、該レーザビームプリンタ50は、所定サ
イズの定型用紙1が収納された給紙カセット2と定型用
紙1をピックアップするピックアップローラ3と該ピッ
クアップローラ3によりピックアップされた定型用紙を
送出する給紙ローラ4とを備えた給紙部5と、所望の非
定型用紙を手差しで給紙可能とされたマルチパーパスト
レイ(以下、MPTという)本体6と該MPT本体6か
らの非定型用紙を搬送するMPT給紙ローラ7と前記非
定型用紙を前記MPTローラ7に押圧するMPTリフタ
8とを備えたMPT部9と、現像材を記録用紙に転写し
て画像形成を行う静電ドラム10やレジストローラ11
を備えた画像形成部12と、半導体レーザ13、多面鏡
14、反射鏡15等を備え前記静電ドラム10上にレー
ザ光を供給する光学系16と、前記画像形成部12によ
り記録用紙上に形成された画像を定着する定着部17
と、該定着部7により画像の定着がなされた記録用紙を
排出する排紙部18と、記録用紙の搬送路に配設された
適数個の搬送ローラ19a〜19eとを主要部として構
成されている。
【0017】このように構成されたレーザビームプリン
タ50においては、給紙カセット2からの定型用紙1は
搬送ローラ19aを介してレジストローラ11に向けて
搬送され、或いはMPT部9からの非定型用紙がレジス
トローラ11に向けて搬送される。そして、レジストロ
ーラ11に供給された記録用紙には光学系16からのレ
ーザ光を介して現像材が画像形成部12で転写され、次
いで、定着器17で定着がなされ、記録用紙は搬送ロー
ラ19b〜19eを介して排紙部18に排出される。
【0018】定着器17は、具体的には図2に示すよう
に、、メインヒータ19とサブヒータ20とを内蔵した
定着ローラ21と、該定着ローラ21に記録用紙を押圧
する加圧ローラ22と、定着ロ一ラ21の表面温度を検
出するサーミスタ(温度検出手段)23とを備えてい
る。そして、サーミスタ23、メインヒータ19及びサ
ブヒータ20は夫々プリンタ制御部24に接続され、メ
インヒータ19及びサブヒータ20はサーミスタ23の
出力結果に基づきプリンタ制御部24により制御され
る。
【0019】また、メインヒータ19及びサブヒータ2
0の配光分布は異なり、メインヒータ19は、図3
(a)に示すように、定着ローラ21の中央部に配光分
布を有し、サブヒータ20は、図3(b)に示すよう
に、定着ローラ21の両端部近傍に配光分布を有してい
る。また、前記サーミスタ23は定着ローラ21に接触
するように配設されているため、接触部の磨耗等による
画像への影響を避けるために記録用紙が通過しない箇
所、すなわち本実施の形態ではサブヒータ20の配光分
布のピークに近い箇所に配設されている。
【0020】図4はプリンタ制御部24の第1の実施の
形態を示すブロック構成図であって、該プリンタ制御部
24は、ウォーミングアップ、スタンバイ、プリント、
故障等レーザビームプリンタ50の制御状態を管理する
状態管理手段25と、該状態管理手段25により設定さ
れる定着ヒータ(メインヒータ19及びサブヒータ2
0)の制御目標温度を記憶する制御目標温度記憶手段2
6と、状態管理手段25で示される制御状態と制御目標
温度記憶手段26で設定される目標温度値に基づいて定
着ローラ21の温度制御を行う定着ヒータ制御手段27
とを備えている。
【0021】定着ヒータ制御手段27は、具体的には、
メインヒータ19の加熱開始温度tmonが記憶された
tmon記憶部28と、メインヒータ19の加熱終了温
度tmoffが記憶されたtmoff記憶部29と、サ
ブヒータ20の加熱開始温度tsonが記憶されたts
on記憶部30と、サブヒータ20の加熱終了温度ts
offが記憶されたtsoff記憶部31と、これら各
温度記憶部28〜31及び状態管理手段25や制御目標
温度記憶手段26の出力結果、更には後述するヒータ駆
動手段からのメインヒータ19及びサブヒータ20から
のオン・オフ情報に基づき温度比較値を設定する温度比
較値設定手段32と、該温度比較値設定手段32による
設定結果を記憶する温度比較値記憶部33と、該温度比
較値記憶部33に記憶された温度とサーミスタ23によ
り検出された温度とを比較する温度比較手段34と、該
温度比較手段34の比較結果に基づきメインヒータ19
及びサブヒータ20を交互にオン、オフさせるヒータ駆
動制御手段35とを有している。
【0022】尚、メインヒータ19の加熱開始温度tm
on及びサブヒータ20の加熱開始温度tsonとして
は印字開始後、所定時間内に所定の印字温度に達するこ
とが可能な温度に設定され、メインヒータ19の加熱終
了温度tmoff及びサブヒータ20の加熱終了温度t
soffとしては定着ロ一ラ21の破損等が生じず、且
つメインヒータ19及びサブヒータ20の駆動回数がで
きるだけ少なくなるような所定温度に設定されている。
また、メインヒータ19及びサブヒータ20の配光分布
とサーミスタ23との位置関係から、メインヒータ19
の加熱開始温度tmonはサブヒータ20の加熱開始温
度tsonよりも高い温度値に設定され、メインヒータ
19の加熱終了温度tmoffはサブヒータ20の加熱
終了温度tsoffよりも低い温度値に設定されてい
る。
【0023】次に、定着ヒータ制御手段27のスタンバ
イ状態及びプリント時における制御動作について説明す
る。
【0024】図5は定着ヒータ制御手段27のスタンバ
イ状態における制御手順を示すフローチャートである。
【0025】まずステップS1でメインヒータ19をオ
フし、ステップS2でサブヒータ20をオフし、続くス
テップS3でサーミスタ23の検知温度tthがサブヒ
ータ20の加熱開始温度tsonより高いか否かを判断
する。そして、その答が肯定(Yes)のときは前記検
知温度tthがサブヒータ20の加熱開始温度tson
以下になるまで待機し、ステップS3で前記検知温度t
thがサブヒ一夕20の加熱開始温度tson以下にな
ったときはステップS4でサブヒータ20をオンし、続
くステップS5では前記検知温度tthがサブヒータ2
0の加熱停止温度tsoffより低いか否かを判断す
る。そして、その答が肯定(Yes)のときは前記検知
温度tthが前記加熱停止温度tsoffに到達するま
で待機し、前記検知温度tthがサブヒータ20の加熱
停止温度tsoffに到達したときはステップS7に進
んでサブヒータ20をオフし、続くステップS7では前
記検知温度tthがメインヒー夕19の加熱開始温度t
monより高いか否かを判断する。そして、その答が肯
定(Yes)のときは前記検知温度tthがメインヒー
夕19の加熱開始温度tmon以下となるまで待機する
一方、メインヒー夕19の加熱開始温度tmon以下に
なるとステップS8に進んでメインヒータ19をオン
し、次いでステップS9では前記検知温度tthがメイ
ンヒータ19の加熱停止温度tmoffより低いか否か
を判断する。そして、その答が肯定(Yes)のときは
前記検知温度tthがメインヒータ19の加熱停止温度
tmoffに到達するまで待機する一方、前記検知温度
tthがメインヒータ19の加熱停止温度tmoffに
到達したときはステップS10に進み、メインヒータ1
9をオフし、ステップS3に戻って上述の処理を繰り返
す。
【0026】このようにスタンバイ状態における定着ロ
ーラ21の温度制御を行うことにより、メインヒータ1
9及びサブヒータ20の駆動回数を最小限に押さえるこ
とが可能となる。
【0027】図6は定着ヒータ制御手段27のプリント
時における制御手順を示すフローチャートである。
【0028】まず、ステップS11でメインヒータ19
及びサブヒータ20をオンし、続くステップS12では
サーミスタ23の検知温度tthが制御目標温度記憶手
段22に記憶されている温調温度tpより低いか否かを
判断する。そして、その答が肯定(Yes)のときは前
記検知温度tthが前記温調温度tpに到達するまで待
機する一方、前記検知温度tthが前記温調温度tpに
到達したときはステップS13でメインヒータ19及び
サブヒータ20をオフし、ステップS14に進んで前記
検知温度tthが前記温調温度tpより高いか否かを判
断する。そして、その答が肯定(Yes)のときは前記
検知温度tthが前記温調温度tp以下となるまで待機
する一方、前記検知温度tthが前記温調温度tp以下
となるとステップS15に進み、メインヒータ19及び
サブヒータ20の制御1単位時間Uにおけるオン時間を
x%(例えば、10%)減少させてメインヒータ19、
サブヒータ20を再びオンする。すなわち、本実施の形
態では制御1単位時間U(例えば、500ms)を1周
期として制御1単位時間U内のメインヒータ19及びサ
ブヒータ20のオン時間を制御することにより、プリン
ト時の温度制御を行っている。
【0029】続くステップS16では制御1単位時間U
の開始タイミングと同期して1周期毎にオン→オフ、オ
フ→オン、オン→オフ…の順番でメインヒータ19及び
サブヒータ20のオン・オフ制御を行う。次いで、ステ
ップS17では前記検知温度tthが前記制御目標温度
記憶手段に予め設定されている定着下限温度tplより
高いか否かを判断する。そして、その答が肯定(Ye
s)のときはステップS18に進み、前記検知温度tt
hが温調温度tpより低いか否かを判断する。そしてそ
の答が肯定(Yes)のときはステップS16に戻って
再びメインヒータ19及びサブヒータ20のオン・オフ
制御を繰り返す一方、ステップS18の答が否定(N
o)のときはステップS13、ステップS14の処理を
再び繰り返し、続くステップS15ではメインヒータ1
9及びサブヒータ20の制御1単位時間Uにおけるオン
時間を制御1単位時間Uにおけるオン時間をx%減少さ
せてメインヒータ19、サブヒータ20を再びオンす
る。この場合の減少率xは前回の減少率xよりも大きく
設定してメインヒータ19及びサブヒータ20の制御1
単位時間U当たりのオン時間を減少させ、検知温度tt
hが温調温度tp以下となるように温度制御する。すな
わち前回の減少率xが10%のときは今回の減少率xを
例えば15%に設定してメインヒータ19及びサブヒー
タ20の制御1単位時間U当たりのオン時間を減少させ
る。そして、ステップS17の答が否定(No)、すな
わち、前記検知温度tthが定着下限温度tpl以下に
なるとステップS19に進み、制御1単位時間U内のオ
ン時間をy%(例えば、5%)増加させてメインヒータ
19及びサブヒータ20をオンし、ステップS16に戻
る。
【0030】図7は上記プリント時におけるメインヒー
タ19及びサブヒータ20の温度変化を示したタイムチ
ャートである。
【0031】スタンバイ状態からプリント時に移行して
プリントが開始されると、検知温度tthが温調温度t
pを越えるまで制御1単位時間U(例えば、500m
s)の全域に亙って連続してメインヒータ19及びサブ
ヒータ20をオンする(A領域)。そして、検知温度t
thが温調温度tpを越えた時点でメインヒータ19及
びサブヒータ20をオフし、検知温度tthが再び温調
温度tp以下になるまでオフ状態を継続する(B領
域)。そして、検知温度tthが温調温度tp以下にな
ったときはメインヒータ19及びサブヒータ20の制御
1単位時間Uのオン時間をx%(例えば、10%)減少
させてメインヒータ19及びサブヒータ20をオンす
る。即ち、制御1単位時間U内において図中Pで示す時
間幅だけメインヒータ19及びサブヒータ20をオンす
る。このとき、オン/オフサイクルを制御1単位時間U
の開始タイミングに同期して1周期毎にオン→オフ、オ
フ→オン、オン→オフ…の順序でメインヒータ19及び
サブヒータ20のオン・オフ制御を行う(C領域)。こ
れにより、かかるC領域ではメインヒータ19及びサブ
ヒータ20のオン状態を継続した場合に比べ、供給電力
が10%減少することとなり、また定着ローラ21の温
度上昇も小さくなる。
【0032】そして、その後、検知温度tthが再び温
調温度tpを越えたときは上述の減少率x(例えば、1
0%)では検知温度tthが温調温度tpを越えること
が判明したため、検知温度tthを温調温度tp以下と
すべく減少率xを前回より上げて、すなわち例えば15
%として図中Qに示すように制御1単位時間U内のオン
時間を更に減少させて再び上述したメインヒータ19及
びサブヒータ20のオン・オフ制御を行う(D領域)。
【0033】このような動作を繰り返すことにより、定
着ローラ21の温度が減少し続ける。すなわち、D領域
に示すように或る周期(例えば10周期)間に亙って定
着ロ一ラ21の温度が下がり続け、検知温度tthガ定
着下限温度tpl以下になった場合は制御1単位時間U
内のオン時間をy%(例えば、5%)増加させて定着ロ
ーラ21の温度を上昇させる(D′領域)。
【0034】このように本実施の形態ではスタンバイ状
態のときはメインヒータ19及びサブヒータ20をそれ
ぞれ交互にオンし、プリント時には制御1単位時間Uを
1周期として、制御1単位時間U内のメインヒータ19
及びサブヒータ20のオン時間を制御しているので、照
明器具等他の器具への悪影響を極力排除することができ
る。
【0035】特に、スタンバイ時の制御においては制御
目標温度値に対してヒータによる加熱開始温度を可能な
限り低く、ヒータ加熱終了温度を可能な限り高く持たせ
ることにより各ヒータのオン、オフ回数を極力少なくす
ることができる。
【0036】また、ヒータの加熱開始温度及び加熱終了
温度をメインヒータ19及びサブヒータ20でそれぞれ
別個に設定しているので、メインヒータ19及びサブヒ
ータ20の配光分布とサーミスタ23の配設位置との違
いによる実際の加熱量と検出温度値の違いを吸収するこ
とができる。
【0037】図8は本発明の第2の実施の形態を示すブ
ロック構成図であって、本第2の実施の形態では、第1
の実施の形態におけるメインヒータ19及びサブヒータ
20の加熱開始温度tmon、tson、加熱終了温度
tmoff、tsoffを記憶した各温度記憶部28〜
31に代えて、メインヒータ19及びサブヒータ20に
共通のヒータ加熱開始温度ton及びヒータ加熱終了温
度toffが記憶されたton記憶部36及びtoff
記憶部37が設けられ、さらにサブヒータ20のオン時
間であるサブヒータ加熱時間Toffを記憶するTof
f記憶部38と、スタンバイ状態になるとサブヒータ加
熱時間Toffを時間比較値として設定する時問比較値
設定手段39と、該時間比較値設定手段39により設定
された時間比較値を記憶する時間比較値記憶部40と、
ヒータ駆動制御手段35からの指示に従い時間をカウン
トするタイマ41と、該タイマ41のカウント値と時間
比較値記憶部40に記憶された記憶値とを比較してその
比較結果をヒータ駆動制御手段26に通知する時間比較
手段42とを有している。
【0038】そして、上述の第1の実施の形態では、ス
タンバイ温度制御において、ヒータの加熱開始温度から
加熱停止温度までを一方のヒータを交互に使用して行っ
ているが、本第2の実施の形態ではヒータ加熱開始温度
から一方のヒータで加熱した後、ヒータ加熱停止温度ま
でを他方のヒータで加熱することにより定着ローラ21
の表面温度をより均一にしつつ、メインヒータ19及び
サブヒータ20の加熱時間を平均化している。
【0039】図9は本第2の実施の形態に係る定着ヒー
タ制御手段43のスタンバイ状態における制御手順を示
すフローチャートである。
【0040】まずステップS21でメインヒータ19を
オフし、ステップS22でサブヒータ20をオフし、続
くステップS23でサーミスタ23の検知温度tthが
ヒータ加熱開始温度tonより高いか否かを判断する。
そして、その答が肯定(Yes)のときは前記検知温度
tthがヒータ加熱開始温度ton以下になるまで待機
し、ステップS23で前記検知温度tthがヒ一夕加熱
開始温度ton以下になったときはステップS24でサ
ブヒータ20をオンし、続くステップS25でタイマ4
1をスタートさせてカウントを開始する。そして、続く
ステップS26ではタイマ41のカウント値TがTof
f記憶部38に記憶されているサブヒータ加熱時間Ts
offより小さいか否かを判定する。そして、その答が
肯定(Yes)のときはカウント値Tがサブヒータ加熱
時間Tsoffに到達するのを待機する一方、カウント
値Tがサブヒータ加熱時間Tsoffに到達したときは
ステップS27に進んでサブヒータ20をオフし、続く
ステップS28でメインヒータをオンする。そして、ス
テップS29では前記検知温度tthがtoff記憶部
37に記憶されているヒータ加熱停止温度toffより
低いか否かを判断し、その答が肯定(Yes)のときは
前記検知温度tthがヒータ加熱停止温度toffに到
達するまで待機する一方、前記検知温度tthがヒータ
加熱停止温度toffに到達したときはステップS30
に進み、メインヒータ19をオフし、ステップS23に
戻って上述の処理を繰り返す。
【0041】このようにヒータ加熱開始温度時には一方
のサブヒータ20のみで定着ローラ21を加熱し、所定
時間経過後にヒータ加熱をサブヒータ20からメインヒ
ータ19に切り換えてヒータ加熱停止温度に到達するま
でメインヒータ19で定着ローラ21を加熱することに
より定着ローラ表面の温度分布を均一にすることができ
る。
【0042】尚、上記第2の実施の形態では、スタンバ
イ時に、サブヒータ20の加熱時間を固定してメインヒ
ータ19とサブヒータ20の加熱時間を切り換えている
が、該第2の実施の形態の第1の変形例としてメインヒ
ータ19の加熱時問を測定して前記切り換えタイミング
を調節することにより、メインヒータ19、サブヒータ
20の加熱時間をほぼ等しくなるように調整するのも好
ましい。
【0043】すなわち、図8において、ヒータ駆動制御
手段35はサブヒータのオン開始時とメインヒータ19
のオン開始時の両方でタイマ41をスタートさせ、時間
比較値設定手段39がサブヒータ20による加熱時間と
メインヒータ19による加熱時問とを比較して両方の加
熱時問がほぼ等しくなるように時問比較値の設定値を調
整してもよい。
【0044】図10は斯かる第1の変形例に係る定着ヒ
ータ制御手段43のスタンバイ状態における制御手順を
示すフローチャートである。
【0045】ステップS31〜ステップS37では上記
第2の実施の形態のステップS21〜ステップS27と
同様の処理を行い、ステップS38でメインヒータ19
をオンするに至る。そしてメインヒータ19のオンによ
りタイマ41をスタートさせてカウントを開始する。そ
して、続くステップS40では前記検知温度tthがt
off記憶部37に記憶されているヒータ加熱停止温度
toffより低いか否かを判断する。そして、その答が
肯定(Yes)のときは前記検知温度tthがヒータ加
熱停止温度toffに到達するまで待機する一方、前記
検知温度tthがヒータ加熱停止温度toffに到達し
たときはステップS30に進み、メインヒータ19をオ
フし、続くステップS42では数式(1)に基づきサブ
ヒータ加熱時間Tsoffを補正してステップS33に
戻る。
【0046】 Tsoff(n+1)=(Tsoff(n)+T)/2 …(1) ここで、Tsoff(n)は前回のサブヒータ加熱時
間、Tsoff(n+1)は更新された今回のサブヒー
タ加熱時間を示す。
【0047】図11は本第1の変形例におけるスタンバ
イ中の温度制御を示すタイムチャートである。
【0048】サーミスタ23の検知温度tthがヒータ
加熱開始温度tonに到達するとTsoff記憶部37
に記憶されているサブヒータ加熱時間Tsoffだけサ
ブヒータ20をオンし、次いで、サブヒータ加熱時間T
soff経過後はサブヒータ20をオフしてメインヒー
タ19をオンし、検知温度tthがヒータ加熱停止温度
toffに到達するとメインヒータ19をオフし、数式
(1)にしたがってサブヒータ加熱時間Tsoffの補
正を行う。そして、次回のサブヒータ20のオン時間は
斯かる更新されたサブヒータ加熱時間Tsoffを使用
して定着ローラ21の温度制御を行う。
【0049】このように本第1の変形例によれば、前回
設定されたTsoff値をその後のメインヒータ19の
加熱時間に基づいて補正することにより、次回加熱の際
においてはメインヒータ19とサブヒータ20の加熱時
問を互いに接近させることが可能となり、メインヒータ
19及びサブヒ一夕20の加熱時間を均等にすることが
できる。そしてこれによりどちらか一方のヒータの使用
頻度の増大を回避することが可能となり、定着器の寿命
の低下を防ぐことができる。
【0050】また、上記第1の変形例ではサブヒータ2
0とメインヒータ19の駆動切り換えタイミングTso
ffを前記(1)式で行っているが、第2の変形例とし
てメインヒータ19とサブヒータ20の加熱時間とを比
較するようにし、かかる比較結果に基づいて前記サブヒ
ータ加熱時間Tsoffを所定時問ずつ増減させてもよ
い。
【0051】図12は第2の実施の形態の第2の変形例
を示すToff補正の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【0052】ステップS51でサブヒータ加熱時間Ts
offがタイマ41のカウント値T、すなわちメインヒ
ータ19の加熱時間より大きいか否かを判断する。そし
て、その答が肯定(Yes)のときはステップS52に
進み、サブヒータ加熱時間Tsoffを制御1単位時問
Uだけ減らす。一方、ステップS51の答が否定(N
o)のときはサブヒータ加熱時間Tsoffとカウント
値T、すなわちメインヒータ19の加熱時間とが等しい
か否かを判断する。そして、その答が肯定(Yes)の
ときはそのまま処理を終了する一方、その答が否定(N
o)のとき、すなわち、サブヒータ加熱時間Tsoff
がカウント値T(メインヒータ19の加熱時間)より小
さいときはサブヒータ加熱時間Tsoffを制御1単位
時問Uだけ増やす。そして、これにより、メインヒータ
19及びサブヒ一夕20の加熱時間を略均等にすること
が可能となる。
【0053】図13は第3の実施の形態を示すブロック
構成図であって、前記第2の実施の形態におけるTso
ff記憶部38、時間比較値設定手段39、時問比較値
記憶部40、時間比較手段42、タイマ41に代えて、
サブヒータ加熱停止温度tchを記憶したtch記憶部
44を有している。そして、温度比較値設定手段34は
ヒータ駆動手段35がサブヒータ20の駆動を始めると
温度比較値記憶部33にサブヒータ加熱停止温度tch
を記憶する。これによって、ヒータ駆動制御手段35は
検知温度tthがサブヒータ加熱停止温度tchに到達
したときにサブヒータ20からメインヒー夕19に切り
換える。
【0054】図14は本第3の実施の形態に係る定着ヒ
ータ制御手段45のスタンバイ状態における制御手順を
示すフローチャートである。
【0055】まずステップS61でメインヒータ19を
オフし、ステップS62でサブヒータ20をオフし、続
くステップS63でサーミスタ23の検知温度tthが
ヒータ加熱開始温度tonより高いか否かを判断する。
そして、その答が肯定(Yes)のときは前記検知温度
tthがヒータ加熱開始温度ton以下になるまで待機
し、ステップS63で前記検知温度tthがヒ一夕加熱
開始温度ton以下になったときはステップS64でサ
ブヒータ20をオンし、続くステップS65で検知温度
tthがサブヒータ加熱停止温度tchより低いか否か
を判断する。そして、その答が肯定(Yes)のときは
検知温度tthがサブヒータ加熱停止温度tchに到達
するまで待機する一方、検知温度tthがサブヒータ加
熱停止温度tchに到達したときはステップS66に進
んでサブヒータ20をオフし、続くステップS67でメ
インヒータ19をオンする。そして、ステップS68で
は前記検知温度tthがtoff記憶部37に記憶され
ているヒータ加熱停止温度toffより低いか否かを判
断する。そして、その答が肯定(Yes)のときは前記
検知温度tthがヒータ加熱停止温度toffに到達す
るまで待機する一方、前記検知温度tthがヒータ加熱
停止温度toffに到達したときはステップS63に戻
り上述の処理を繰り返す。
【0056】このようにサブヒータ20とメインヒータ
19の切り換えを時間管理する代わりに検知温度値で管
理しても第2の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0057】図15は第4の実施の形態を示すブロック
構成図であって、定着制御手段45が、第3の実施の形
態(図13)に加えて、メインヒータ19及びサブヒー
タ20のヒー夕加熱時問測定用タイマ46と、メインヒ
ータ19の加熱時間Tmonを記憶するTmon記憶部
47と、サブヒータ20の加熱時間Tsonを記憶する
Tson記憶部48とを備え、ヒータ駆動制御手段35
はサブヒータ20のオンとメインヒータ19のオンの両
方でタイマ46をスタートさせ、夫々のヒータ加熱停止
時に各ヒータ加熱時間記億部47、48にヒータ加熱時
間Tmon、Tsonを記憶し、温度比較値設定手段3
2はサブヒータ20による加熱時間とメインヒータ19
による加熱時間とを比較して両方の加熱時間がほぼ等し
くなるように温度比較値記憶部33に記憶される温度値
を調整する。
【0058】図16は本第4の実施の形態に係る定着ヒ
ータ制御手段45のスタンバイ状態における制御手順を
示すフローチャートである。
【0059】まずステップS71でメインヒータ19を
オフし、ステップS72でサブヒータ20をオフし、続
くステップS73でサーミスタ23の検知温度tthが
ヒータ加熱開始温度tonより高いか否かを判断する。
そして、その答が肯定(Yes)のときは前記検知温度
tthがヒータ加熱開始温度ton以下になるまで待機
し、ステップS73で前記検知温度tthがヒ一夕加熱
開始温度ton以下になったときはステップS74でサ
ブヒータ20をオンし、続くステップS25でタイマ4
6をスタートさせてカウントを開始する。そして、続く
ステップS76では検知温度tthがサブヒータ加熱停
止温度tchより低いか否かを判断する。そして、その
答が肯定(Yes)のときは検知温度tthがサブヒー
タ加熱停止温度tchに到達するのを待機する一方、検
知温度tthがサブヒータ加熱停止温度tchに到達し
たときはステップS77に進んでサブヒータ20をオフ
し、続くステップS28でサブヒータ加熱時間Tson
をTson記憶部48に保存する。
【0060】そして、この後ステップS79でメインヒ
ータ19をオンし、続くステップS80ではタイマ46
をスタートさせる。そして、前記検知温度tthがto
ff記憶部37に記憶されているヒータ加熱停止温度t
offより低いか否かを判断する。そして、その答が肯
定(Yes)のときは前記検知温度tthがヒータ加熱
停止温度toffに到達するまで待機する一方、前記検
知温度tthがヒータ加熱停止温度toffに到達した
ときはステップS82に進み、メインヒータ19をオフ
し、続くステップS83でメインヒータ加熱時間Tmo
nをTmon記憶部47に保存し、ステップS84でサ
ブヒータ加熱停止温度tchを補正してステップS73
に戻る。
【0061】図17はステップS73で実行されるtc
h補正の制御手順を示すフローチャートである。
【0062】ステップS91でサブヒータ加熱時間Ts
onがメインヒータ加熱時間Tmonより大きいか否か
を判断する。そして、その答が肯定(Yes)のときは
ステップS92に進み、サブヒータ加熱停止温度tch
を所定微小温度Δtだけ減らす。一方、ステップS91
の答が否定(No)のときはサブヒータ加熱時間Tso
nとメインヒータ加熱時間Tmonとが等しいか否かを
判断する。そして、その答が肯定(Yes)のときはそ
のまま処理を終了する一方、その答が否定(No)のと
き、すなわち、サブヒータ加熱時間Tsonがメインヒ
ータ加熱時間より小さいときはサブヒータ加熱停止温度
tchを所定微小温度Δtだけ増やす。
【0063】図18は本第4の実施の形態におけるスタ
ンバイ中の温度制御を示すタイムチャートである。
【0064】サーミスタ23の検知温度tthがヒータ
加熱開始温度tonに到達するとtch記憶部44に記
憶されているサブヒータ加熱停止温度tchに到達する
までサブヒータ20をオンし、次いで、サブヒータ加熱
停止温度tchに到達した後はサブヒータ20をオフし
てメインヒータ19をオンし、検知温度tthがヒータ
加熱停止温度toffに到達するとメインヒータ19を
オフし、図17のフローチャートに従って加熱停止温度
tchを補正し、次回のサブヒータ20の加熱停止温度
tchに反映して定着ローラ21の温度制御を行う。
【0065】このようにサブヒータ20の加熱停止温度
を管理することによってもメインヒータ19、サブヒー
タ20の加熱時間をほぼ等しくなるように調整すること
が可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1又は請求項
11記載の発明によれば、スタンバイ時における各熱源
の加熱回数を最小限に抑制することが可能となり、定着
器の耐久性向上を図ることきができる。また、プリント
時においてはフリッカ現象が生じるのを防止することが
でき、照明器具等他の器具に悪影響を及ぼすのを回避す
ることができる。しかも、プリント時においては、熱源
オン時の温度上昇や熱源オフ時の温度低下をも小さくす
ることができ、定着器の温度変化を小さくすることがで
き、高精度な温調制御を行うことができる。
【0067】また、請求項2、請求項5又は請求項1
2、請求項15記載の発明によれば、定着器本体の表面
温度をより均一にしつつ、各熱源の加熱時間を平均化す
ることが可能となり、定着器の耐久性向上により寄与す
ることができる定着器制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着器制御装置が適用されるレー
ザビームプリンタを模式的に示す内部構造図である。
【図2】定着器の詳細を示す構造図である。
【図3】本発明に使用されるヒータの配光分布図であ
る。
【図4】本発明に係る定着器制御装置の第1の実施の形
態のブロック構成図である。
【図5】第1の実施の形態におけるスタンバイ温調制御
の制御手順を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態におけるプリント温調制御の
制御手順を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態のプリント時における温調制
御の様子を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図9】第2の実施の形態に係るスタンバイ温調制御の
制御手順を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態の第1の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図11】第2の実施の形態の第1の変形例のタイムチ
ャートである。
【図12】第2の実施の形態の第2の変形例を示すTo
ff補正のフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構
成図である。
【図14】第3の実施の形態に係るスタンバイ温調制御
の制御手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示すブロック構
成図である。
【図16】第4の実施の形態に係るスタンバイ温調制御
の制御手順を示すフローチャートである。
【図17】第4の実施の形態のtch補正の制御手順を
示すフローチャートである。
【図18】第4の実施の形態におけるスタンバイ中の温
度制御を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
19 メインヒータ(第1の熱源) 20 サブヒータ(第2の熱源) 21 定着ローラ(定着器本体) 23 サーミスタ(定着器温度検出手段) 26 制御目標温度設定手段 28 tmon記憶部(加熱開始温度設定手段) 29 tmoff記憶部(加熱停止温度設定手段) 30 tson記憶部(加熱開始温度設定手段) 31 tsoff記憶部(加熱停止温度設定手段) 32 温度比較値設定手段(加熱温度更新手段) 35 ヒータ駆動手段(スタンバイ時温度制御手段、記
録動作時温度制御手段) 36 ton記憶部(加熱開始温度設定手段) 37 toff記憶部(加熱停止温度設定手段) 38 Tsoff記憶部(加熱時間設定手段) 39 時間比較値設定手段(加熱時間更新手段) 41 タイマ(時間計測手段) 47 Tmon記憶部(加熱時間記憶手段) 48 Tson記憶部(加熱時間記憶手段) 50 レーザビームプリンタ(記録装置)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配光分布の異なる複数の熱源を有して記
    録装置に内蔵された定着器本体と、該定着器本体の表面
    温度を検出する定着器温度検出手段とを備え、前記定着
    器温度検出手段の検出結果に基づき前記記録装置の状態
    に応じた定着器温度の制御を行う定着器制御装置におい
    て、 前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時
    の前記定着器本体に対する加熱開始温度を複数の各熱源
    毎に設定する加熱開始温度設定手段と、前記スタンバイ
    モード時の前記定着器本体に対する加熱停止温度を複数
    の各熱源毎に設定する加熱停止温度設定手段と、記録動
    作を行う記録動作モード時の前記定着器本体に対する制
    御目標温度を設定する制御目標温度設定手段とを備え、 前記スタンバイモードのときは複数の熱源のうちのいず
    れか一の熱源を順次単独駆動させて前記定着器本体の温
    度制御を行うスタンバイ時温度制御手段を有し、 かつ、前記記録動作モードのときは所定微小周期内にお
    いて前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動期間とを設
    け前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1周期毎に切
    り換えて前記定着器本体の温度制御を行う記録動作時温
    度制御手段を具備していることを特徴とする定着器制御
    装置。
  2. 【請求項2】 配光分布の異なる複数の熱源を有して記
    録装置に内蔵された定着器本体と、該定着器本体の表面
    温度を検出する定着器温度検出手段とを備え、前記定着
    器温度検出手段の検出結果に基づき前記記録装置の状態
    に応じた定着器温度の制御を行う定着器制御装置におい
    て、 前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時
    の前記定着器本体に対する複数の熱源に共通の加熱開始
    温度を設定する加熱開始温度設定手段と、前記スタンバ
    イモード時の前記定着器本体に対する複数の熱源に共通
    の加熱停止温度を設定する加熱停止温度設定手段と、記
    録動作を行う記録動作モード時の前記定着器本体に対す
    る制御目標温度を設定する制御目標温度設定手段とを備
    え、 前記複数の熱源は、前記定着器本体の中央部に配光分布
    のピークを有する第1の熱源と前記定着器本体の両端近
    傍に配光分布のピークを有する第2の熱源とからなると
    共に、前記第1の熱源の加熱時間を設定する加熱時間設
    定手段を有し、 前記スタンバイモードのときは前記加熱時間が経過する
    までは前記第1の熱源を単独駆動させると共に前記加熱
    時間が経過した後は前記第1の熱源から前記第2の熱源
    に駆動切り換えを行って前記定着器本体の温度制御を行
    うスタンバイ時温度制御手段を有し、 かつ、前記記録動作モードのときは所定微小周期内にお
    いて前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動期間とを設
    け前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1周期毎に切
    り換えて前記定着器本体の温度制御を行う記録動作時温
    度制御手段を具備していることを特徴とする定着器制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱時間設定手段は、各熱源間の加
    熱時間が近似するように前回の加熱時間に応じて逐次更
    新する加熱時間更新手段を有していることを特徴とする
    請求項2記載の定着器制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の熱源のうちの第2の熱源の加
    熱時間を計測する加熱時間計測手段を具備し、かつ、前
    記加熱時間更新手段は前記加熱時間計測手段の計測結果
    に基づいて前記複数の熱源のうちの第1の熱源の加熱時
    間を逐次更新することを特徴とする請求項3記載の定着
    器制御装置。
  5. 【請求項5】 配光分布の異なる複数の熱源を有して記
    録装置に内蔵された定着器本体と、該定着器本体の表面
    温度を検出する定着器温度検出手段とを備え、前記定着
    器温度検出手段の検出結果に基づき前記記録装置の状態
    に応じた定着器温度の制御を行う定着器制御装置におい
    て、 前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時
    の前記定着器本体に対する複数の熱源に共通の加熱開始
    温度を設定する加熱開始温度設定手段と、前記スタンバ
    イモード時の前記定着器本体に対する複数の熱源に共通
    の加熱停止温度を設定する加熱停止温度設定手段と、記
    録動作を行う記録動作モード時の前記定着器本体に対す
    る制御目標温度を設定する制御目標温度設定手段とを備
    え、 前記スタンバイモードのときは前記定着器本体の加熱温
    度に応じて駆動する熱源を順次切り換えて前記定着器本
    体の温度制御を行うスタンバイ時温度制御手段を有し、 かつ、前記記録動作モードのときは所定微小周期内にお
    いて前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動期間とを設
    け前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1周期毎に切
    り換えて前記定着器本体の温度制御を行う記録動作時温
    度制御手段を具備していることを特徴とする定着器制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の熱源は前記定着器本体の中央
    部に配光分布のピークを有する第1の熱源と前記定着器
    本体の両端近傍に配光分布のピークを有する第2の熱源
    とからなり、前記スタンバイ時温度制御手段は前記定着
    器本体の加熱温度に応じて前記第1の熱源と前記第2の
    熱源とを交互に切り換えて前記定着器本体の温度制御を
    行うことを特徴とする請求項5記載の定着器制御装置。
  7. 【請求項7】 前記スタンバイ時温度制御手段は、駆動
    する各熱源の加熱時間同士が近似する加熱温度で熱源切
    り換えを行うことを特徴とする請求項5又は請求項6記
    載の定着器制御装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の熱源の各加熱時間を記憶する
    加熱時間記憶手段を有し、前記加熱温度は該加熱時間記
    憶手段の記憶内容に応じて更新する加熱温度更新手段を
    有していることを特徴とする請求項5乃至請求項7のい
    ずれかに記載の定着器制御装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱開始温度設定手段は、前記記録
    動作モードに移行したときに所定時間内に前記制御目標
    温度に到達するのに必要とされる下限温度値に設定し、
    前記加熱停止温度設定手段は、前記定着器本体に異常が
    生じ得ない上限温度値に設定することを特徴とする請求
    項1乃至請求項8のいずれかに記載の定着器制御装置。
  10. 【請求項10】 前記記録動作時温度制御手段は、記録
    動作に支障が生じない制御下限温度を設定する制御下限
    値設定手段と、前記定着器本体の表面温度が前記制御目
    標温度と前記制御下限値温度との間の範囲となるように
    前記駆動期間と前記非駆動期間との比率を設定する比率
    設定手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求
    項9のいずれかに記載の定着器制御装置。
  11. 【請求項11】 配光分布の異なる複数の熱源を有して
    記録装置に内蔵された定着器本体の表面温度を検出し、
    前記記録装置の状態に応じた定着器温度の制御を行う定
    着器の加熱温度制御方法において、 前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時
    の前記定着器本体に対する加熱開始温度と加熱停止温度
    を複数の各熱源毎に設定し、さらに、記録動作を行う記
    録動作モード時の前記定着器本体に対する制御目標温度
    を設定し、 前記スタンバイモードのときは複数の熱源のうちいずれ
    か一の熱源を順次単独駆動させて前記定着器本体の温度
    制御を行う一方、前記記録動作モードのときは所定微小
    周期内において前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動
    期間とを設け前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1
    周期毎に切り換えて前記定着器本体の温度制御を行うこ
    とを特徴とする定着器の加熱温度制御方法。
  12. 【請求項12】 配光分布の異なる複数の熱源を有して
    記録装置に内蔵された定着器本体の表面温度を検出して
    前記記録装置の状態に応じた定着器温度の制御を行う定
    着器の加熱温度制御方法において、 前記複数の熱源は前記定着器本体の中央部に配光分布の
    ピークを有する第1の熱源と前記定着器本体の両端近傍
    に配光分布のピークを有する第2の熱源とを有し、前記
    記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時の前
    記定着器本体に対する前記第1及び第2の熱源に共通の
    加熱開始温度と加熱停止温度を設定し、前記第1の熱源
    の加熱時間を設定し、さらに、記録動作を行う記録動作
    モード時の前記定着器本体に対する制御目標温度を設定
    し、 前記スタンバイモードのときは前記加熱時間が経過する
    までは前記第1の熱源を単独駆動させ、前記加熱時間が
    経過した後は前記第1の熱源から前記第2の熱源に駆動
    切り換えを行って前記定着器本体の温度制御を行う一
    方、前記記録動作モードのときは所定微小周期内におい
    て前記複数の熱源に対し駆動期間と非駆動期間とを設け
    前記駆動期間と前記非駆動期間の順番を1周期毎に切り
    換えて前記定着器本体の温度制御を行うことを特徴とす
    る定着器の加熱温度制御方法。
  13. 【請求項13】 各熱源間の加熱時間が近似するように
    前回の加熱時間に応じて逐次更新することを特徴とする
    請求項12記載の定着器の加熱温度制御方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の熱源のうちの第2の熱源の
    加熱時間を計測し、その計測結果に基づいて前記複数の
    熱源のうちの第1の加熱時間を逐次更新することを特徴
    とする請求項13記載の定着器の加熱温度制御方法。
  15. 【請求項15】 配光分布の異なる複数の熱源を有して
    記録装置に内蔵された定着器本体の表面温度を検出して
    前記記録装置の状態に応じた定着器温度の制御を行う定
    着器の加熱温度制御方法において、 前記記録装置の非記録動作時であるスタンバイモード時
    の前記定着器本体に対する複数の熱源に共通の加熱開始
    温度と加熱停止温度を設定し、記録動作を行う記録動作
    モード時の前記定着器本体に対する制御目標温度を設定
    し、 前記スタンバイモードのときは前記定着器本体の加熱温
    度に応じて駆動する熱源を順次切り換えて前記定着器本
    体の温度制御を行う一方、前記記録動作モードのときは
    所定微小周期内において前記複数の熱源に対し駆動期間
    と非駆動期間とを設け前記駆動期間と前記非駆動期間の
    順番を1周期毎に切り換えて前記定着器本体の温度制御
    を行うことを特徴とする定着器の加熱温度制御方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の熱源は前記定着器本体の中
    央部に配光分布のピークを有する第1の熱源と前記定着
    器本体の両端近傍に配光分布のピークを有する第2の熱
    源とを有し、前記定着器本体の加熱温度に応じて前記第
    1の熱源と前記第2の熱源とを交互に切り換えて前記定
    着器本体の温度制御を行うことを特徴とする請求項15
    記載の定着器の加熱温度制御方法。
  17. 【請求項17】 駆動する各熱源の加熱時間同士が近似
    する加熱温度で熱源切り換えを行うことを特徴とする請
    求項15又は請求項16記載の定着器の加熱温度制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記複数の熱源の各加熱時間を記憶
    し、該記憶内容に応じて更新する請求項15乃至請求項
    17のいずれかに記載の定着器の加熱温度制御方法。
  19. 【請求項19】 前記記録動作モードに移行したときに
    所定時間内に前記制御目標温度に到達するのに必要とさ
    れる下限温度値に設定し、前記定着器本体に異常が生じ
    得ない上限温度値に設定することを特徴とすることを特
    徴とする請求項11乃至請求項18のいずれかに記載の
    定着器の加熱温度制御方法。
  20. 【請求項20】 記録動作に支障が生じない制御下限温
    度を設定し、前記定着器本体の表面温度が前記制御目標
    温度と前記制御下限値温度との間の範囲となるように前
    記駆動期間と前記非駆動期間との比率を設定することを
    特徴とする請求項11乃至請求項19のいずれかに記載
    の定着器の加熱温度制御方法。
JP8162476A 1996-06-04 1996-06-04 定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法 Pending JPH09325644A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8162476A JPH09325644A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法
US08/865,356 US6008829A (en) 1996-06-04 1997-05-29 Control apparatus for fixing unit having plural heaters
DE69721380T DE69721380T2 (de) 1996-06-04 1997-06-03 Steuergerät für Fixiereinrichtung
EP97108953A EP0811893B1 (en) 1996-06-04 1997-06-03 Fixing unit control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8162476A JPH09325644A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09325644A true JPH09325644A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15755350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8162476A Pending JPH09325644A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6008829A (ja)
EP (1) EP0811893B1 (ja)
JP (1) JPH09325644A (ja)
DE (1) DE69721380T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011118261A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2015046731A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 キヤノン株式会社 発熱体を有する撮像装置
US11181855B2 (en) 2019-11-19 2021-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fixing device and method for controlling fixing device

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6240263B1 (en) * 1997-12-19 2001-05-29 Canon Kabushiki Kaisha Flicker suppression device in electronic equipment
JP3777797B2 (ja) * 1998-06-12 2006-05-24 コニカミノルタホールディングス株式会社 定着装置
JP2000019926A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Canon Inc 画像処理装置及び画像形成方法
JP3563970B2 (ja) * 1998-07-27 2004-09-08 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2000047537A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Canon Inc 画像形成装置
US6283590B1 (en) * 1999-10-04 2001-09-04 Xerox Corporation Liquid ink printer including a non-scorching dryer assembly
US6876823B2 (en) * 2000-07-06 2005-04-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image-forming device
US6353718B1 (en) 2000-11-17 2002-03-05 Xerox Corporation Xerographic fusing apparatus with multiple heating elements
JP2002351240A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Toshiba Tec Corp 定着装置
US6763206B2 (en) * 2002-05-14 2004-07-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus with an induction heating fixing unit for shortening warm up time
JP2004020751A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Sharp Corp 加熱装置および加熱方法
US6870140B2 (en) 2003-05-21 2005-03-22 Lexmark International, Inc. Universal fuser heating apparatus with effective resistance switched responsive to input AC line voltage
US7193180B2 (en) * 2003-05-21 2007-03-20 Lexmark International, Inc. Resistive heater comprising first and second resistive traces, a fuser subassembly including such a resistive heater and a universal heating apparatus including first and second resistive traces
US20050175367A1 (en) * 2004-02-11 2005-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing device, image forming apparatus, and fixing method
US7092652B2 (en) * 2004-06-23 2006-08-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Device and method for controlling the turn-on time of plural heater lamps
US20060056870A1 (en) * 2004-09-14 2006-03-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and temperature control method for fixing device
US7277654B2 (en) * 2005-06-24 2007-10-02 Lexmark International, Inc. Electrophotographic power supply configuration for supplying power to a fuser
KR20060135452A (ko) * 2005-06-25 2006-12-29 삼성전자주식회사 잉크를 토출하는 헤드칩을 구비하는 인쇄장치 및헤드칩온조조절방법
US7187881B2 (en) * 2005-07-06 2007-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus with heating unit control function
JP4382050B2 (ja) * 2006-03-16 2009-12-09 シャープ株式会社 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
US7738806B2 (en) * 2008-06-25 2010-06-15 Xerox Corporation Fuser assemblies, xerographic apparatuses and methods of fusing toner on media
JP6452421B2 (ja) 2014-12-08 2019-01-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
CN111781811B (zh) * 2020-08-05 2023-10-13 珠海奔图电子有限公司 加热控制方法及装置、图像形成设备、存储介质
JP2022144919A (ja) 2021-03-19 2022-10-03 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62232674A (ja) * 1986-04-03 1987-10-13 Sharp Corp ヒ−トロ−ラ温度制御装置
JPS6484271A (en) * 1987-09-28 1989-03-29 Minolta Camera Kk Method for controlling temperature of fixing device
JP2673968B2 (ja) * 1990-07-10 1997-11-05 キヤノン株式会社 温度制御装置
JPH04250483A (ja) * 1991-01-10 1992-09-07 Minolta Camera Co Ltd 作像装置における定着装置
DE69332233T2 (de) * 1992-03-31 2003-04-17 Canon K.K., Tokio/Tokyo Bildheizgerät mit Steuerung der Betätigung mehrerer Heizelemente
JPH0777893A (ja) * 1993-09-08 1995-03-20 Fujitsu Ltd カラ−画像形成装置
US5671462A (en) * 1994-07-22 1997-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device having a power supply control element for controlling a temperature of a heat member
DE69638285D1 (de) * 1995-06-30 2010-12-16 Canon Kk Bildheizgerät

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011118261A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2015046731A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 キヤノン株式会社 発熱体を有する撮像装置
US11181855B2 (en) 2019-11-19 2021-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fixing device and method for controlling fixing device

Also Published As

Publication number Publication date
EP0811893A1 (en) 1997-12-10
DE69721380T2 (de) 2004-03-25
EP0811893B1 (en) 2003-05-02
US6008829A (en) 1999-12-28
DE69721380D1 (de) 2003-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09325644A (ja) 定着器制御装置と定着器の加熱温度制御方法
JP4485833B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
CN100592832C (zh) 电力控制方法、电力控制装置以及定影装置
JP2003151722A (ja) 加熱装置及び加熱システム
EP0510896B1 (en) Image fixing
US7109440B2 (en) Fusing system of image forming apparatus and temperature control method thereof
US9164439B2 (en) Fuser control device and image forming apparatus
JP2010217874A (ja) 画像形成装置
US4887122A (en) Copying machine
EP1560079B1 (en) Image processing apparatus with preheating control for fuser
JP3110643B2 (ja) 電子写真装置
US20030235422A1 (en) Image forming apparatus
JP2003295680A (ja) 熱定着装置および画像形成装置
JP3313946B2 (ja) 定着装置
JP4219760B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3224169B2 (ja) 用紙厚検出装置およびこれを含む定着装置の温度制御装置並びに画像形成装置
US6876823B2 (en) Image-forming device
JP2721460B2 (ja) 定着装置
US20230280682A1 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP4281295B2 (ja) 画像形成装置
JP2004253349A (ja) 加熱装置と定着装置及び画像形成装置
JPH07129021A (ja) 画像形成装置
JPH07114289A (ja) 定着装置の温度制御装置
JP2000276000A (ja) 熱定着装置
JPH10104991A (ja) 熱定着装置の電力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040817