JPH09324883A - 管接続用パッキンおよびその装着方法および該方法に用いる装着治具 - Google Patents
管接続用パッキンおよびその装着方法および該方法に用いる装着治具Info
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- JPH09324883A JPH09324883A JP9061131A JP6113197A JPH09324883A JP H09324883 A JPH09324883 A JP H09324883A JP 9061131 A JP9061131 A JP 9061131A JP 6113197 A JP6113197 A JP 6113197A JP H09324883 A JPH09324883 A JP H09324883A
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Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば、排水立て管継手に横枝管を挿入接続
する際に、横枝管の挿入に伴って排水立て管の接続口に
装着したパッキンがより奥部へ位置ズレしてしまう問題
があったので、本発明ではこの差し込んで接続する形態
の接続形式に用いられるパッキンの管挿入時における装
着位置から位置ズレを防止する。 【解決手段】 そこで、一方の管12を他方の管11の
内周側に挿入して接続する際に、両管11,12の間に
介在される略円筒形状をなすパッキン1であって、装着
後端側の周囲に、外周側に略U字形に折り返されて前記
他方の管11の受け口11aを挟み込み可能な折返し部
2を設けた構成とする。
する際に、横枝管の挿入に伴って排水立て管の接続口に
装着したパッキンがより奥部へ位置ズレしてしまう問題
があったので、本発明ではこの差し込んで接続する形態
の接続形式に用いられるパッキンの管挿入時における装
着位置から位置ズレを防止する。 【解決手段】 そこで、一方の管12を他方の管11の
内周側に挿入して接続する際に、両管11,12の間に
介在される略円筒形状をなすパッキン1であって、装着
後端側の周囲に、外周側に略U字形に折り返されて前記
他方の管11の受け口11aを挟み込み可能な折返し部
2を設けた構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば排水用管
継手に横枝管を接続する際に用いられる管接続用パッキ
ンと、このパッキンを例えば排水用管継手の受け口に装
着するための方法と、この装着方法に用いる装着治具に
関する。
継手に横枝管を接続する際に用いられる管接続用パッキ
ンと、このパッキンを例えば排水用管継手の受け口に装
着するための方法と、この装着方法に用いる装着治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパッキンには、例えば実
公昭55−5833号公報に開示されているようにワン
タッチ型式のものが公知である。このワンタッチパッキ
ンは略円筒形状をなすもので、一方の管を他方の管の内
周側に挿入して接続する接続形態に用いられる。すなわ
ち、例えば図11に示すように排水立て管継手の接続口
22に排水立て管21を挿入して接続する場合におい
て、接続口22の内周側と排水立て管21の外周側との
間にこのワンタッチパッキン20を介装させて両者2
1,22間の水密性を確保するもので、このワンタッチ
パッキン20によれば簡単な施工で管を確実な水密状態
に接続できるので、従来のメカニカル継手による場合に
比して管接続の施工性を大幅に改善できた。
公昭55−5833号公報に開示されているようにワン
タッチ型式のものが公知である。このワンタッチパッキ
ンは略円筒形状をなすもので、一方の管を他方の管の内
周側に挿入して接続する接続形態に用いられる。すなわ
ち、例えば図11に示すように排水立て管継手の接続口
22に排水立て管21を挿入して接続する場合におい
て、接続口22の内周側と排水立て管21の外周側との
間にこのワンタッチパッキン20を介装させて両者2
1,22間の水密性を確保するもので、このワンタッチ
パッキン20によれば簡単な施工で管を確実な水密状態
に接続できるので、従来のメカニカル継手による場合に
比して管接続の施工性を大幅に改善できた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のワンタッチパッキン20には次の様な問題があっ
た。すなわち、従来このワンタッチパッキン20の位置
決めについては、その装着後端側に一体に形成したフラ
ンジ部20aを接続口22の受け口端面に当接させたの
みであり、このフランジ部20aはパッキン本体と同様
比較的柔らかいゴム製であったため、接続口22の内周
面に予めパッキン20を装着した上で、同パッキン20
の内周側に管21を挿入する段階で、管21の挿入動作
に伴ってフランジ部20aが変形する結果、受け口端面
から簡単に外れてパッキン20が一緒に奥部に押し込ま
れてしまいやすく、このために作業者はパッキン20の
位置ズレ(押込み)を防止しつつ管21を挿入しなけれ
はならないため管21の接続作業が非常に面倒であっ
た。
従来のワンタッチパッキン20には次の様な問題があっ
た。すなわち、従来このワンタッチパッキン20の位置
決めについては、その装着後端側に一体に形成したフラ
ンジ部20aを接続口22の受け口端面に当接させたの
みであり、このフランジ部20aはパッキン本体と同様
比較的柔らかいゴム製であったため、接続口22の内周
面に予めパッキン20を装着した上で、同パッキン20
の内周側に管21を挿入する段階で、管21の挿入動作
に伴ってフランジ部20aが変形する結果、受け口端面
から簡単に外れてパッキン20が一緒に奥部に押し込ま
れてしまいやすく、このために作業者はパッキン20の
位置ズレ(押込み)を防止しつつ管21を挿入しなけれ
はならないため管21の接続作業が非常に面倒であっ
た。
【0004】特に、例えば横枝管を立て管継手に接続す
る場合のように管接続方向が横方向である場合には、通
常一方の管(横枝管)を当初傾斜させた状態で他方の管
(管継手の接続口)に臨ませ、その後徐々に水平に戻し
つつ他方の管に挿入して接続するのであるが、この場合
には、一方の管の自重が作用するため予め他方の管の内
面に装着したパッキンの位置ズレが特に大きい。
る場合のように管接続方向が横方向である場合には、通
常一方の管(横枝管)を当初傾斜させた状態で他方の管
(管継手の接続口)に臨ませ、その後徐々に水平に戻し
つつ他方の管に挿入して接続するのであるが、この場合
には、一方の管の自重が作用するため予め他方の管の内
面に装着したパッキンの位置ズレが特に大きい。
【0005】逆に、一旦管21を接続した後に、メンテ
ナンス等の理由からこの管21を接続口22から抜き出
そうとするとパッキン20も一緒になって接続口22か
ら外れてしまい、このために再接続作業に手間がかかる
という問題があった。
ナンス等の理由からこの管21を接続口22から抜き出
そうとするとパッキン20も一緒になって接続口22か
ら外れてしまい、このために再接続作業に手間がかかる
という問題があった。
【0006】本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされ
たもので、所定の位置から位置ズレしないよう強固に装
着できる管接続用パッキンと、このパッキンを装着する
ための装着治具と、この装着治具を用いた管接続用パッ
キンの装着方法を提供することを目的とする。
たもので、所定の位置から位置ズレしないよう強固に装
着できる管接続用パッキンと、このパッキンを装着する
ための装着治具と、この装着治具を用いた管接続用パッ
キンの装着方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の管接続用パッキンは、一方の管を他方の管の内周側に
挿入して接続する際に、両管の間に介装する略円筒形状
をなすパッキンであって、装着後端側の周囲に、外周側
に張り出して前記他方の管の受け口端面に当接されるフ
ランジ部を有し、該フランジ部に、該フランジ部の変形
を防止するための補強部材を備えたことを特徴とする。
の管接続用パッキンは、一方の管を他方の管の内周側に
挿入して接続する際に、両管の間に介装する略円筒形状
をなすパッキンであって、装着後端側の周囲に、外周側
に張り出して前記他方の管の受け口端面に当接されるフ
ランジ部を有し、該フランジ部に、該フランジ部の変形
を防止するための補強部材を備えたことを特徴とする。
【0008】このパッキンによれば、補強部材により、
従来より設けられていたフランジ部の変形が抑制される
ので、一方の管の挿入動作に伴うパッキンの位置ズレが
防止され、従って管の接続作業が簡単になる。
従来より設けられていたフランジ部の変形が抑制される
ので、一方の管の挿入動作に伴うパッキンの位置ズレが
防止され、従って管の接続作業が簡単になる。
【0009】また、フランジ部の変形が抑制されたパッ
キンの位置ズレが防止されるので、従来よりも高い水密
性を得ることができる。
キンの位置ズレが防止されるので、従来よりも高い水密
性を得ることができる。
【0010】請求項2記載の管接続用パッキンは、一方
の管を他方の管の内周側に挿入して接続する際に、両管
の間に介装する略円筒形状をなすパッキンであって、装
着後端側の周囲に、外周側に張り出して前記他方の管の
受け口端面に当接されるフランジ部を有し、該フランジ
部の外周に、装着先端側に張り出して前記他方の管の受
け口端部を挟み込み可能な折返し部を設けたことを特徴
とする。
の管を他方の管の内周側に挿入して接続する際に、両管
の間に介装する略円筒形状をなすパッキンであって、装
着後端側の周囲に、外周側に張り出して前記他方の管の
受け口端面に当接されるフランジ部を有し、該フランジ
部の外周に、装着先端側に張り出して前記他方の管の受
け口端部を挟み込み可能な折返し部を設けたことを特徴
とする。
【0011】このパッキンによれば、折返し部により他
方の管の受け口端部を挟み込んだ状態で、該他方に管の
内周側に装着される。このため、装着後、一方の管をそ
の内周側に挿入する段階において、パッキンは折返し部
が他方の管の受け口端部を挟み込んでいることにより該
他方の管に対して従来よりも強固に位置保持されるの
で、一方の管の挿入動作に伴って位置ズレすることはな
く、従って管の接続作業が簡単になる。また、管接続時
におけるパッキンの位置ズレが防止されることにより、
上記と同様従来よりも高い水密性を得ることができる。
方の管の受け口端部を挟み込んだ状態で、該他方に管の
内周側に装着される。このため、装着後、一方の管をそ
の内周側に挿入する段階において、パッキンは折返し部
が他方の管の受け口端部を挟み込んでいることにより該
他方の管に対して従来よりも強固に位置保持されるの
で、一方の管の挿入動作に伴って位置ズレすることはな
く、従って管の接続作業が簡単になる。また、管接続時
におけるパッキンの位置ズレが防止されることにより、
上記と同様従来よりも高い水密性を得ることができる。
【0012】請求項3記載のパッキンは、請求項2記載
のパッキンであって、請求項2記載のパッキンであっ
て、折返し部に、他方の管の受け口外周面に対して抜け
方向に凹凸係合する係合部を設けたことを特徴とする。
のパッキンであって、請求項2記載のパッキンであっ
て、折返し部に、他方の管の受け口外周面に対して抜け
方向に凹凸係合する係合部を設けたことを特徴とする。
【0013】このパッキンによれば、一方の管の挿入時
において、当該パッキンの位置ズレは、上記のように折
返し部が他方の管の受け口端部を挟み込むことにより防
止され、かつ一方の管の抜き出し時においては、係合部
が他方の管の外周面に対して抜け方向に凹凸係合するこ
とによりパッキンの他方の管に対する位置ズレが防止さ
れる。このように、管の挿入時および抜き出し時の双方
においてパッキンの位置ズレが防止されるので、管接続
作業のみならずメンテナンス時等における管抜き出し作
業をも簡単に行うことができる。
において、当該パッキンの位置ズレは、上記のように折
返し部が他方の管の受け口端部を挟み込むことにより防
止され、かつ一方の管の抜き出し時においては、係合部
が他方の管の外周面に対して抜け方向に凹凸係合するこ
とによりパッキンの他方の管に対する位置ズレが防止さ
れる。このように、管の挿入時および抜き出し時の双方
においてパッキンの位置ズレが防止されるので、管接続
作業のみならずメンテナンス時等における管抜き出し作
業をも簡単に行うことができる。
【0014】請求項4記載のパッキンは、請求項2記載
のパッキンであって、フランジ部または折返し部または
その双方に、該フランジ部または該折返し部またはその
双方の変形を防止するための補強部材を取り付けたこと
を特徴とする。
のパッキンであって、フランジ部または折返し部または
その双方に、該フランジ部または該折返し部またはその
双方の変形を防止するための補強部材を取り付けたこと
を特徴とする。
【0015】このパッキンによれば、補強部材により折
返し部の変形が防止されるので、折返し部の他方の管の
受け口端部に対する挟み込みがより一層強固になされ、
これによりパッキンの他方の管に対する位置ズレがより
確実に防止される。
返し部の変形が防止されるので、折返し部の他方の管の
受け口端部に対する挟み込みがより一層強固になされ、
これによりパッキンの他方の管に対する位置ズレがより
確実に防止される。
【0016】請求項5記載のパッキンは、請求項1また
は4記載のパッキンであって、補強部材は、不燃性材料
を素材としてフランジ部および折返し部の外面を被覆可
能な環状形状を有する構成としたことを特徴とする。
は4記載のパッキンであって、補強部材は、不燃性材料
を素材としてフランジ部および折返し部の外面を被覆可
能な環状形状を有する構成としたことを特徴とする。
【0017】このパッキンによれば、補強部材は、不燃
性の環状カバーとしても機能するので、上記したように
当該パッキンの位置ズレがより確実に防止されるととも
に、当該パッキンの経年劣化を抑制でき(耐久性の向
上)、かつ火災時等における当該パッキンの焼損を防止
して有害ガスの発生を防止できる(不燃性の向上)。
性の環状カバーとしても機能するので、上記したように
当該パッキンの位置ズレがより確実に防止されるととも
に、当該パッキンの経年劣化を抑制でき(耐久性の向
上)、かつ火災時等における当該パッキンの焼損を防止
して有害ガスの発生を防止できる(不燃性の向上)。
【0018】請求項6記載のパッキンは、請求項1また
は4記載のパッキンであって、補強部材は、他方の管に
装着した状態のパッキンに対して後付け可能な構成とし
たことを特徴とする。
は4記載のパッキンであって、補強部材は、他方の管に
装着した状態のパッキンに対して後付け可能な構成とし
たことを特徴とする。
【0019】このパッキンによれば、施工現場において
実際の取付け状況に応じて補強部材を取付けることがで
きるので、より確実に補強部材の補強機能を発揮させる
ことができる。後付けする手段としては、単に嵌め込み
固定する構成の他、接着、かしめ、カーリング等、ある
いは後述する係合部により固定することができる。
実際の取付け状況に応じて補強部材を取付けることがで
きるので、より確実に補強部材の補強機能を発揮させる
ことができる。後付けする手段としては、単に嵌め込み
固定する構成の他、接着、かしめ、カーリング等、ある
いは後述する係合部により固定することができる。
【0020】請求項7記載のパッキンは、請求項1また
は4記載のパッキンであって、補強部材は、インサート
成形により先付けされていることを特徴とする。
は4記載のパッキンであって、補強部材は、インサート
成形により先付けされていることを特徴とする。
【0021】このパッキンによれば、施工現場における
補強部材の取付け作業(例えばカーリング曲げ作業)を
行う必要がないので当該パッキンひいてはこれを装着し
た管の商品価値が高まるとともに配管接続作業が簡略化
され、また補強部材を紛失する心配がなく、部品管理が
容易になる。
補強部材の取付け作業(例えばカーリング曲げ作業)を
行う必要がないので当該パッキンひいてはこれを装着し
た管の商品価値が高まるとともに配管接続作業が簡略化
され、また補強部材を紛失する心配がなく、部品管理が
容易になる。
【0022】請求項8記載のパッキンは、請求項6また
は7記載のパッキンであって、補強部材に、パッキンに
対する外れ止めをするための係合部を設けたことを特徴
とする。
は7記載のパッキンであって、補強部材に、パッキンに
対する外れ止めをするための係合部を設けたことを特徴
とする。
【0023】このパッキンによれば、補強部材がより強
固にパッキンに取付けられる。係合部としては、小径の
係合孔、係合凹部または係合爪等を設けることが考えら
れる。例えば、請求項7記載の先付けタイプの場合、こ
れらの係合部に対してパッキンの成形材料(ゴム)がイ
ンサート成形されることにより、これらがパッキンに対
して外れ方向に引っ掛かり、これにより補強部材がパッ
キンから外れないよう強固に固定される。請求項6記載
の後付けタイプの場合であっても、補強部材に係合爪等
の係合部を設けておくことにより強固に取付けることが
できる。
固にパッキンに取付けられる。係合部としては、小径の
係合孔、係合凹部または係合爪等を設けることが考えら
れる。例えば、請求項7記載の先付けタイプの場合、こ
れらの係合部に対してパッキンの成形材料(ゴム)がイ
ンサート成形されることにより、これらがパッキンに対
して外れ方向に引っ掛かり、これにより補強部材がパッ
キンから外れないよう強固に固定される。請求項6記載
の後付けタイプの場合であっても、補強部材に係合爪等
の係合部を設けておくことにより強固に取付けることが
できる。
【0024】請求項9記載のパッキンは、請求項1また
は2記載のパッキンであって、フランジ部を他方の管の
受け口端面に対してねじ止めする構成としたことを特徴
とする。
は2記載のパッキンであって、フランジ部を他方の管の
受け口端面に対してねじ止めする構成としたことを特徴
とする。
【0025】このパッキンによれば、管接続時のパッキ
ンの位置ずれおよび管取り外し時のパッキンの脱落を一
層確実に防止できる。
ンの位置ずれおよび管取り外し時のパッキンの脱落を一
層確実に防止できる。
【0026】請求項10記載の装着治具は、請求項1ま
たは2記載のパッキンを他方の管に装着するための治具
であって、一方の管と同じ外径を有する軸部と、該軸部
から張り出す鍔部を備えたことを特徴とする。
たは2記載のパッキンを他方の管に装着するための治具
であって、一方の管と同じ外径を有する軸部と、該軸部
から張り出す鍔部を備えたことを特徴とする。
【0027】この装着治具によれば、軸部をパッキンの
内周側に挿入し、かつこのパッキンのフランジ部を鍔部
に当接させて、当該パッキンを装着治具にセットする。
このようにセットした後、他方の管の受け口に、パッキ
ンをセットしたままこの装着治具の軸部を挿入し、これ
によりパッキンを他方の管の受け口に押し込んで行く。
内周側に挿入し、かつこのパッキンのフランジ部を鍔部
に当接させて、当該パッキンを装着治具にセットする。
このようにセットした後、他方の管の受け口に、パッキ
ンをセットしたままこの装着治具の軸部を挿入し、これ
によりパッキンを他方の管の受け口に押し込んで行く。
【0028】パッキンのフランジ部が受け口端面に当接
するまで装着治具を挿入した後、パッキンの抜け出しを
阻止しつつ装着治具を抜き出せば、当該パッキンの装着
が完了する。装着治具の軸部は一方の管と同じ外径を有
するので、パッキンは変形することなく他方の管の受け
口に適正に装着される。
するまで装着治具を挿入した後、パッキンの抜け出しを
阻止しつつ装着治具を抜き出せば、当該パッキンの装着
が完了する。装着治具の軸部は一方の管と同じ外径を有
するので、パッキンは変形することなく他方の管の受け
口に適正に装着される。
【0029】このように請求項10記載の装着治具を用
いることにより、円筒形状のパッキンを他方の管の受け
口内周面に沿って迅速かつ適正に装着することができ
る。パッキンがフランジ部だけでなく、折返し部を有す
るパッキン(請求項2記載のパッキン)である場合に
は、フランジ部を受け口端面に当接させる時点で、折返
し部を該受け口の外周側に位置させ、そのまま上記と同
様に押し込めばよい。
いることにより、円筒形状のパッキンを他方の管の受け
口内周面に沿って迅速かつ適正に装着することができ
る。パッキンがフランジ部だけでなく、折返し部を有す
るパッキン(請求項2記載のパッキン)である場合に
は、フランジ部を受け口端面に当接させる時点で、折返
し部を該受け口の外周側に位置させ、そのまま上記と同
様に押し込めばよい。
【0030】また、装着治具の軸部は一方の管と同じ外
径を有するので、当該治具の挿入抵抗あるいは引き抜き
抵抗を計測することにより一方の管および他方の管に対
するこの種のパッキン(スリップオンパッキン)の装着
力(シール力)を客観的に検査・管理することができ
る。
径を有するので、当該治具の挿入抵抗あるいは引き抜き
抵抗を計測することにより一方の管および他方の管に対
するこの種のパッキン(スリップオンパッキン)の装着
力(シール力)を客観的に検査・管理することができ
る。
【0031】請求項11記載の装着治具は、請求項9記
載のパッキンを他方の管に装着するための治具であっ
て、一方の管と同じ外径を有する軸部と、該軸部から張
り出す鍔部を備え、該鍔部に、フランジ部ねじ止め用の
孔および補強部材ねじ止め用の孔に対応してガイドピン
を設けたことを特徴とする。
載のパッキンを他方の管に装着するための治具であっ
て、一方の管と同じ外径を有する軸部と、該軸部から張
り出す鍔部を備え、該鍔部に、フランジ部ねじ止め用の
孔および補強部材ねじ止め用の孔に対応してガイドピン
を設けたことを特徴とする。
【0032】この装着治具は、フランジ部またはフラン
ジ部と補強部材を他方の管の受け口にねじ止めするタイ
プのパッキンに適している。その装着手順は、先ず装着
治具の軸部をパッキンの内周側に挿入し、かつこのパッ
キンのフランジ部またはフランジ部と補強部材に設けた
ねじ止め用の孔にガイドピンを挿入しつつ該フランジ部
を鍔部に当接させて、当該パッキンを装着治具にセット
する。このようにセットした後、他方の管の受け口に、
パッキンをセットしたままこの装着治具の軸部を挿入
し、これによりパッキンを他方の管の受け口に押し込ん
で行く。
ジ部と補強部材を他方の管の受け口にねじ止めするタイ
プのパッキンに適している。その装着手順は、先ず装着
治具の軸部をパッキンの内周側に挿入し、かつこのパッ
キンのフランジ部またはフランジ部と補強部材に設けた
ねじ止め用の孔にガイドピンを挿入しつつ該フランジ部
を鍔部に当接させて、当該パッキンを装着治具にセット
する。このようにセットした後、他方の管の受け口に、
パッキンをセットしたままこの装着治具の軸部を挿入
し、これによりパッキンを他方の管の受け口に押し込ん
で行く。
【0033】押し込む段階では、上記ガイドピンが、他
方の管の受け口端面に設けたねじ止め用のねじ孔に挿入
されるよう、当該装着治具の軸回り方向の位置を調整す
る。押込み最終段階で、ガイドピンを上記ねじ孔に挿入
し、かつパッキンのフランジ部を受け口端面に当接さ
せ、然る後、パッキンの抜け出しを阻止しつつ装着治具
を抜き出せば、当該パッキンの装着が完了する。
方の管の受け口端面に設けたねじ止め用のねじ孔に挿入
されるよう、当該装着治具の軸回り方向の位置を調整す
る。押込み最終段階で、ガイドピンを上記ねじ孔に挿入
し、かつパッキンのフランジ部を受け口端面に当接さ
せ、然る後、パッキンの抜け出しを阻止しつつ装着治具
を抜き出せば、当該パッキンの装着が完了する。
【0034】このように、請求項11記載の装着治具に
よれば請求項10記載の装着治具と同様パッキンを迅速
かつ綺麗に装着できるとともに、フランジ部側のねじ止
め用孔と、受け口側のねじ孔とが位置合わせされた状態
に装着されるので、ねじ止め作業を迅速に行うことがで
きる。
よれば請求項10記載の装着治具と同様パッキンを迅速
かつ綺麗に装着できるとともに、フランジ部側のねじ止
め用孔と、受け口側のねじ孔とが位置合わせされた状態
に装着されるので、ねじ止め作業を迅速に行うことがで
きる。
【0035】請求項12記載の装着治具は、請求項10
または11記載の装着治具であって、軸部に、パッキン
に設けた抜け止め突起を径方向内側に逃がすための凹部
を設けたことを特徴とする。
または11記載の装着治具であって、軸部に、パッキン
に設けた抜け止め突起を径方向内側に逃がすための凹部
を設けたことを特徴とする。
【0036】この装着治具によれば、パッキン本体の外
周面に受け口に対する抜け止め突起が設けられている場
合に、押込み段階において該抜け止め突起が受け口内周
面に設けた抜け止め凹部に至るまでの間、該抜け止め突
起を径方向内側に逃がすことができるので、大きな抵抗
を受けることなく軽い押込み力で装着治具ひいてはパッ
キンを受け口に押し込むことができる。
周面に受け口に対する抜け止め突起が設けられている場
合に、押込み段階において該抜け止め突起が受け口内周
面に設けた抜け止め凹部に至るまでの間、該抜け止め突
起を径方向内側に逃がすことができるので、大きな抵抗
を受けることなく軽い押込み力で装着治具ひいてはパッ
キンを受け口に押し込むことができる。
【0037】請求項13記載の装着方法は、請求項10
または12記載の装着治具を用いてパッキンを他方の管
に装着する方法であって、前記装着治具の鍔部にフラン
ジ部を当接させて軸部の周囲に前記パッキンをセット
し、該セット状態のまま前記軸部を前記他方の管に挿入
し、前記鍔部により前記フランジ部を前記他方の管の受
け口端面に当接させた後、前記装着治具を前記パッキン
から引き抜いて該パッキンを前記他方の管に装着するこ
とを特徴とする。
または12記載の装着治具を用いてパッキンを他方の管
に装着する方法であって、前記装着治具の鍔部にフラン
ジ部を当接させて軸部の周囲に前記パッキンをセット
し、該セット状態のまま前記軸部を前記他方の管に挿入
し、前記鍔部により前記フランジ部を前記他方の管の受
け口端面に当接させた後、前記装着治具を前記パッキン
から引き抜いて該パッキンを前記他方の管に装着するこ
とを特徴とする。
【0038】この装着方法によれば、請求項1または2
記載のパッキンまたは本体外周面に抜け止め突起が設け
られているパッキンを迅速かつ綺麗に装着することがで
きる。
記載のパッキンまたは本体外周面に抜け止め突起が設け
られているパッキンを迅速かつ綺麗に装着することがで
きる。
【0039】請求項14記載の装着方法は、請求項11
または12記載の装着治具を用いてパッキンを他方の管
に装着する方法であって、前記装着治具のガイドピンを
前記パッキンのフランジ部ねじ止め用の孔に挿通して、
該フランジ部を鍔部に当接させて軸部の周囲に前記パッ
キンをセットし、該セット状態のまま前記軸部を前記他
方の管に挿入し、前記ガイドピンを前記他方の管の受け
口端面に設けたフランジ部ねじ止め用のねじ孔に挿入し
つつ前記鍔部により前記フランジ部を前記他方の管の受
け口端面に当接させた後、前記装着治具を前記パッキン
から引き抜いて該パッキンを前記他方の管に装着するこ
とを特徴とする。
または12記載の装着治具を用いてパッキンを他方の管
に装着する方法であって、前記装着治具のガイドピンを
前記パッキンのフランジ部ねじ止め用の孔に挿通して、
該フランジ部を鍔部に当接させて軸部の周囲に前記パッ
キンをセットし、該セット状態のまま前記軸部を前記他
方の管に挿入し、前記ガイドピンを前記他方の管の受け
口端面に設けたフランジ部ねじ止め用のねじ孔に挿入し
つつ前記鍔部により前記フランジ部を前記他方の管の受
け口端面に当接させた後、前記装着治具を前記パッキン
から引き抜いて該パッキンを前記他方の管に装着するこ
とを特徴とする。
【0040】この装着方法によれば、請求項9記載のパ
ッキンまたは本体外周面に抜け止め突起が設けられてい
るパッキンを迅速かつ綺麗に装着することができる。
ッキンまたは本体外周面に抜け止め突起が設けられてい
るパッキンを迅速かつ綺麗に装着することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図10に基づいて説明する。図1には、最も基本的な第
1実施形態のパッキン1と、このパッキン1が内面に装
着される管11と、パッキン1の内周側に挿入される管
12がそれぞれ装着前および挿入前の状態で示されてい
る。管11,12については特に変更を要しないので詳
述しないが、管11は、例えば図3に示すように排水立
て管継手10の横枝管接続口であり、接続受け側の他方
の管に該当する。管12は、同じく図3に示すように例
えば排水立て管継手10の横枝管接続口11に接続され
る横枝管であり、接続される側の一方の管に該当する。
言うまでもなく、管11は管12よりも大径である。な
お、図3中、15は大便器、16は壁面、17は上階と
下階を区画するコンクリートスラブ、18は下流側の排
水立て管を示している。
図10に基づいて説明する。図1には、最も基本的な第
1実施形態のパッキン1と、このパッキン1が内面に装
着される管11と、パッキン1の内周側に挿入される管
12がそれぞれ装着前および挿入前の状態で示されてい
る。管11,12については特に変更を要しないので詳
述しないが、管11は、例えば図3に示すように排水立
て管継手10の横枝管接続口であり、接続受け側の他方
の管に該当する。管12は、同じく図3に示すように例
えば排水立て管継手10の横枝管接続口11に接続され
る横枝管であり、接続される側の一方の管に該当する。
言うまでもなく、管11は管12よりも大径である。な
お、図3中、15は大便器、16は壁面、17は上階と
下階を区画するコンクリートスラブ、18は下流側の排
水立て管を示している。
【0042】さて、図1に示すようにパッキン1は適度
な弾性を有するゴムを素材として、装着先端側(図示左
端側)が徐々に小径となる略円筒形状に一体成形された
もので、その内周面には全周にわたって2つの環状舌状
片1a,1aが張出し形成されている。
な弾性を有するゴムを素材として、装着先端側(図示左
端側)が徐々に小径となる略円筒形状に一体成形された
もので、その内周面には全周にわたって2つの環状舌状
片1a,1aが張出し形成されている。
【0043】このパッキン1の装着後端側(図示右端
部)には、外周側へ張り出すフランジ部2aが全周にわ
たって形成され、このフランジ部2aの外周からは折返
し部2bが全周にわたって装着先端側へ張り出し状に形
成されている。このように形成されたパッキン1は、例
えば鉗子形の治具を用いて受け口11aの内面に沿って
装着される。当該パッキン1の装着状態において、フラ
ンジ部2aは受け口11aの端面に当接される。また、
折返し部2bは、その弾性により受け口11aの外周面
に押圧されるように、折返し部2bとパッキン本体との
間の間隔がその弾性を考慮して、管11の肉厚よりも若
干小さな幅に設定されている。
部)には、外周側へ張り出すフランジ部2aが全周にわ
たって形成され、このフランジ部2aの外周からは折返
し部2bが全周にわたって装着先端側へ張り出し状に形
成されている。このように形成されたパッキン1は、例
えば鉗子形の治具を用いて受け口11aの内面に沿って
装着される。当該パッキン1の装着状態において、フラ
ンジ部2aは受け口11aの端面に当接される。また、
折返し部2bは、その弾性により受け口11aの外周面
に押圧されるように、折返し部2bとパッキン本体との
間の間隔がその弾性を考慮して、管11の肉厚よりも若
干小さな幅に設定されている。
【0044】このため、管11への装着状態において、
フランジ部2aは受け口端面に当接され、かつ折返し部
2bはその全周にわたって受け口11aの外周面に弾性
押圧され、これによりパッキン1は管11の受け口11
aを弾性的に挟み込んだ状態に装着される。このことか
ら、パッキン1の装着後、その内周側に管12を挿入し
て管11に接続する際に、当該パッキン1が管12の挿
入動作に伴ってより奥部(図示左方)へ押し込まれてし
まうといったことがなく、パッキン1は当初の装着位置
に確実に保持され、この結果作業者はパッキン1の位置
ズレを気にすることなく管12を挿入できるので配管作
業を簡単に行うことができるようになる。
フランジ部2aは受け口端面に当接され、かつ折返し部
2bはその全周にわたって受け口11aの外周面に弾性
押圧され、これによりパッキン1は管11の受け口11
aを弾性的に挟み込んだ状態に装着される。このことか
ら、パッキン1の装着後、その内周側に管12を挿入し
て管11に接続する際に、当該パッキン1が管12の挿
入動作に伴ってより奥部(図示左方)へ押し込まれてし
まうといったことがなく、パッキン1は当初の装着位置
に確実に保持され、この結果作業者はパッキン1の位置
ズレを気にすることなく管12を挿入できるので配管作
業を簡単に行うことができるようになる。
【0045】また、折返し部2bの弾性挟み込み作用に
よりパッキン1は位置ズレすることなく所定の装着位置
に保持されるので、例えばメンテナンスのために管12
を管11から抜き出す場合にも、管12の抜き出し動作
とともにこのパッキン1が管11から外れてしまうとい
ったことがない。このことから、再度管12を接続する
際のパッキン装着の手間が省かれ、その結果メンテナン
ス性も向上する。
よりパッキン1は位置ズレすることなく所定の装着位置
に保持されるので、例えばメンテナンスのために管12
を管11から抜き出す場合にも、管12の抜き出し動作
とともにこのパッキン1が管11から外れてしまうとい
ったことがない。このことから、再度管12を接続する
際のパッキン装着の手間が省かれ、その結果メンテナン
ス性も向上する。
【0046】次に、図2には、上記折返し部2bに、管
11の外周面に対する係合部2c〜2eを設けた例が示
されている。なお以下の説明において、変更を要しない
点については同位の符号を用い、その説明を省略する。
図2(A)に示す係合部2cは、断面角形の突条を折返
し部2bの内面全周にわたって形成してなるもので、こ
の係合部2cに対応して受け口11aの外周面には、断
面角形の係合溝11bが全周にわたって形成されてい
る。
11の外周面に対する係合部2c〜2eを設けた例が示
されている。なお以下の説明において、変更を要しない
点については同位の符号を用い、その説明を省略する。
図2(A)に示す係合部2cは、断面角形の突条を折返
し部2bの内面全周にわたって形成してなるもので、こ
の係合部2cに対応して受け口11aの外周面には、断
面角形の係合溝11bが全周にわたって形成されてい
る。
【0047】係合部2cを係合溝11bに嵌め込んだ状
態に装着することにより、当該パッキン1は、折返し部
2bの弾性挟み込み作用とも相まって押込み方向(装着
方向)および抜け方向への位置ズレがさらに強固に防止
される。なお、管11の外周面に対して塗装等の表面処
理を行う場合には、上記係合溝11bが塗料で塞がれな
いようマスキング等の処置を施すことが望ましい。
態に装着することにより、当該パッキン1は、折返し部
2bの弾性挟み込み作用とも相まって押込み方向(装着
方向)および抜け方向への位置ズレがさらに強固に防止
される。なお、管11の外周面に対して塗装等の表面処
理を行う場合には、上記係合溝11bが塗料で塞がれな
いようマスキング等の処置を施すことが望ましい。
【0048】図2(B)には別形態の係合部2dが例示
されている。この係合部2dは、パッキン1の外れ方向
(図示右方)に傾斜した鋸刃状に形成してなるもので、
かかる係合部2d〜2dによれば、管11の外周面との
間の引っ掛かり抵抗の増大により外れ方向への位置ズレ
が、折返し部2bの弾性押圧作用とも相まってより確実
に防止され、これによりパッキン1の押込み方向および
抜け方向の位置ズレが防止される。なお、この場合管1
1側には上記係合溝11bに相当する係合手段は特に設
けられていないが、周方向に線状の係合溝を複数列形成
しておき、係合部2d〜2dとの引っ掛かり抵抗をより
高める構成としてもよい。
されている。この係合部2dは、パッキン1の外れ方向
(図示右方)に傾斜した鋸刃状に形成してなるもので、
かかる係合部2d〜2dによれば、管11の外周面との
間の引っ掛かり抵抗の増大により外れ方向への位置ズレ
が、折返し部2bの弾性押圧作用とも相まってより確実
に防止され、これによりパッキン1の押込み方向および
抜け方向の位置ズレが防止される。なお、この場合管1
1側には上記係合溝11bに相当する係合手段は特に設
けられていないが、周方向に線状の係合溝を複数列形成
しておき、係合部2d〜2dとの引っ掛かり抵抗をより
高める構成としてもよい。
【0049】図2(C)には、上記係合部2d〜2dに
代えて断面半円状の係合部2e〜2eを形成した場合が
例示されている。この係合部2e〜2eによっても折返
し部2bによるパッキン1の位置保持機能が一層確実に
なる。なお、図2(A)〜(C)に示した各係合部2
c,2d,2eに加えて、管11の受け口11aの内面
には係合凹部11eがそれぞれ形成されており、この係
合凹部11eに対してパッキン1が弾性的に嵌まり込む
ことによっても、当該パッキン1の抜け方向の位置ズレ
が防止されるようになっている。
代えて断面半円状の係合部2e〜2eを形成した場合が
例示されている。この係合部2e〜2eによっても折返
し部2bによるパッキン1の位置保持機能が一層確実に
なる。なお、図2(A)〜(C)に示した各係合部2
c,2d,2eに加えて、管11の受け口11aの内面
には係合凹部11eがそれぞれ形成されており、この係
合凹部11eに対してパッキン1が弾性的に嵌まり込む
ことによっても、当該パッキン1の抜け方向の位置ズレ
が防止されるようになっている。
【0050】次に、図4には、フランジ部4aおよび折
返し部4bの外面に沿って補強部材3を取り付けた第2
実施形態のパッキン5が示されている。このパッキン5
は前記第1実施形態のパッキン1と同様略円筒形状をな
し、その内周面に2つの環状舌片5a,5aを有してい
る。このパッキン5のフランジ部4aは受け口11aに
端面に当接され、また折返し部4bは受け口11aの外
周面に弾性押圧されて受け口11aを弾性的に挟み込ん
でいる。
返し部4bの外面に沿って補強部材3を取り付けた第2
実施形態のパッキン5が示されている。このパッキン5
は前記第1実施形態のパッキン1と同様略円筒形状をな
し、その内周面に2つの環状舌片5a,5aを有してい
る。このパッキン5のフランジ部4aは受け口11aに
端面に当接され、また折返し部4bは受け口11aの外
周面に弾性押圧されて受け口11aを弾性的に挟み込ん
でいる。
【0051】なお、図4は図3に示した配管例と同様、
排水立て管継手の接続口11に横枝管12を接続した場
合を例示しており、図中11cは横枝管12の挿入量を
規制するために受け口11aの奥部に張出し形成された
ストッパ縁を示している。このストッパ縁11cの受け
口11a側の側面にはゴム製の緩衝シート11dが貼り
付けられており、これにより横枝管12の熱膨張等によ
る多少の伸長が許容され、またストッパ縁11cに直接
当接した場合に発生する振動等による当接音(衝撃音)
の発生が防止されるようになっている。
排水立て管継手の接続口11に横枝管12を接続した場
合を例示しており、図中11cは横枝管12の挿入量を
規制するために受け口11aの奥部に張出し形成された
ストッパ縁を示している。このストッパ縁11cの受け
口11a側の側面にはゴム製の緩衝シート11dが貼り
付けられており、これにより横枝管12の熱膨張等によ
る多少の伸長が許容され、またストッパ縁11cに直接
当接した場合に発生する振動等による当接音(衝撃音)
の発生が防止されるようになっている。
【0052】さて、この第2実施形態の場合、補強部材
3は金属製であり、断面略L字形の環状に形成されて、
フランジ部4aおよび折返し部4bの両外面に跨がっ
て、かつ全周を覆うように取付けられている。取付け
は、パッキン5を受け口11aの内面側に装着して、折
返し部4bにより受け口11aを挟み込んだ状態とした
後に後付けされ、外周側端部3aおよび内周側端部3b
をそれぞれ全周にわたってカーリング曲げすることによ
り固定されている。
3は金属製であり、断面略L字形の環状に形成されて、
フランジ部4aおよび折返し部4bの両外面に跨がっ
て、かつ全周を覆うように取付けられている。取付け
は、パッキン5を受け口11aの内面側に装着して、折
返し部4bにより受け口11aを挟み込んだ状態とした
後に後付けされ、外周側端部3aおよび内周側端部3b
をそれぞれ全周にわたってカーリング曲げすることによ
り固定されている。
【0053】このように取付けられた補強部材3によれ
ば、フランジ部4aおよび折返し部4bの変形が防止さ
れるので、当該折返し部4bによる受け口11aの弾性
挟み込み状態がより強固に保持され、ひいては管12の
挿入動作に伴うパッキン5の押込みが防止され、また管
12の抜き出しに伴うパッキン5の脱落がより一層確実
に防止される。
ば、フランジ部4aおよび折返し部4bの変形が防止さ
れるので、当該折返し部4bによる受け口11aの弾性
挟み込み状態がより強固に保持され、ひいては管12の
挿入動作に伴うパッキン5の押込みが防止され、また管
12の抜き出しに伴うパッキン5の脱落がより一層確実
に防止される。
【0054】また、この補強部材3は金属製であり、か
つフランジ部4aおよび折返し部4bの外面を全周にわ
たって被覆する状態で取付けられて、管12の接続状態
ではパッキン本体の見え掛かり部がなくなるので、パッ
キン5の経年劣化を抑制することができ、また火災時に
おけるパッキン5の焼損を阻止して有害ガスの発生を防
止する機能を発揮する。
つフランジ部4aおよび折返し部4bの外面を全周にわ
たって被覆する状態で取付けられて、管12の接続状態
ではパッキン本体の見え掛かり部がなくなるので、パッ
キン5の経年劣化を抑制することができ、また火災時に
おけるパッキン5の焼損を阻止して有害ガスの発生を防
止する機能を発揮する。
【0055】なお、補強部材3は金属製ではなく、その
他の不燃性素材、例えばセラミックス製であっても同様
の作用効果を得る。また、パッキン5の焼損を考慮する
必要がないのであれば、この補強部材3は不燃性素材で
はなく、例えば合成樹脂製であってもよく、要は一定の
剛性を有する素材で形成されれば、フランジ部4aおよ
び折返し部4bの変形を防止する補強機能を持たせるこ
とができる。従って、補強部材3は、上記のように環状
に形成してフランジ部4aおよび折返し部4bの全周に
わたって取付ける構成に代えて、その周方向適宜間隔を
おいて複数箇所に嵌着する形態としてもよく、この場合
であってもほぼ同様の補強をすることが可能である。
他の不燃性素材、例えばセラミックス製であっても同様
の作用効果を得る。また、パッキン5の焼損を考慮する
必要がないのであれば、この補強部材3は不燃性素材で
はなく、例えば合成樹脂製であってもよく、要は一定の
剛性を有する素材で形成されれば、フランジ部4aおよ
び折返し部4bの変形を防止する補強機能を持たせるこ
とができる。従って、補強部材3は、上記のように環状
に形成してフランジ部4aおよび折返し部4bの全周に
わたって取付ける構成に代えて、その周方向適宜間隔を
おいて複数箇所に嵌着する形態としてもよく、この場合
であってもほぼ同様の補強をすることが可能である。
【0056】また、上記例示した実施形態では、補強部
材3はパッキン5を管11の内周面に装着した後に、フ
ランジ部4aおよび折返し部4bの外面に後付けされる
手順を例示したが、この補強部材3は、パッキン5を管
11に装着する先立って、予めカーリング曲げにより先
付けしておいてもよい。
材3はパッキン5を管11の内周面に装着した後に、フ
ランジ部4aおよび折返し部4bの外面に後付けされる
手順を例示したが、この補強部材3は、パッキン5を管
11に装着する先立って、予めカーリング曲げにより先
付けしておいてもよい。
【0057】さらに、この補強部材3は例示したように
全周をカーリング曲げして固定する構成に限らず、例え
ば図5に示すように補強部材6の外周端部に爪部6a〜
6aを設け、これを曲げて折返し部4bの端部を挟み込
むことにより、当該補強部材6を後付け若しくは先付け
する構成としてもよい。また、その他の手段、例えばか
しめ、溶着、接着、凹凸嵌合等の手段を用いて、補強部
材を折返し部に取り付けてもよい。
全周をカーリング曲げして固定する構成に限らず、例え
ば図5に示すように補強部材6の外周端部に爪部6a〜
6aを設け、これを曲げて折返し部4bの端部を挟み込
むことにより、当該補強部材6を後付け若しくは先付け
する構成としてもよい。また、その他の手段、例えばか
しめ、溶着、接着、凹凸嵌合等の手段を用いて、補強部
材を折返し部に取り付けてもよい。
【0058】さらに、補強部材は、パッキン5の製作段
階においてインサート成形により取り付ける構成として
もよく、この場合補強部材はフランジ部または折返し部
の外面に取付ける構成に限らず、その内方に包着された
状態に取り付けておく構成としてもよい。
階においてインサート成形により取り付ける構成として
もよく、この場合補強部材はフランジ部または折返し部
の外面に取付ける構成に限らず、その内方に包着された
状態に取り付けておく構成としてもよい。
【0059】また、補強部材をインサート成形により取
付ける場合には、例えば図6(A)に示すように断面U
字型の円環形状をなす補強部材30の内外縁30a,3
0aにごく小径(1.5mm程度)の係合孔30b〜3
0bを設けておくことにより、インサート成形によりこ
の係合孔30b〜30b内に成形材料(ゴム)が入り込
み(図6(B)参照)、この入り込んだ部分が係合孔3
0b〜30bに対して引っ掛かることにより、当該補強
部材30がより強固にパッキン本体32に取付けられ
る。この係合孔30b〜30bが、請求項8に記載した
係合部に相当する。
付ける場合には、例えば図6(A)に示すように断面U
字型の円環形状をなす補強部材30の内外縁30a,3
0aにごく小径(1.5mm程度)の係合孔30b〜3
0bを設けておくことにより、インサート成形によりこ
の係合孔30b〜30b内に成形材料(ゴム)が入り込
み(図6(B)参照)、この入り込んだ部分が係合孔3
0b〜30bに対して引っ掛かることにより、当該補強
部材30がより強固にパッキン本体32に取付けられ
る。この係合孔30b〜30bが、請求項8に記載した
係合部に相当する。
【0060】この係合部は別の形態でもよい。例えば、
図6(C)に示すように同じく断面U字型の円環形状を
なす補強部材31の内外縁31a,31に係合爪31b
〜31bを切起し状に形成しておいてもよい。この係合
爪31b〜31bがインサート成形によりパッキン本体
32側に埋め込まれることにより引っ掛かり作用をなし
(図6(D)参照)、これにより当該補強部材31が強
固に取付けられる。
図6(C)に示すように同じく断面U字型の円環形状を
なす補強部材31の内外縁31a,31に係合爪31b
〜31bを切起し状に形成しておいてもよい。この係合
爪31b〜31bがインサート成形によりパッキン本体
32側に埋め込まれることにより引っ掛かり作用をなし
(図6(D)参照)、これにより当該補強部材31が強
固に取付けられる。
【0061】その他、請求項8に記載した係合部として
は、内外縁に、内周側に突き出す突条あるいは外周側に
凹む溝部をその全周に沿ってあるいは周方向適宜間隔を
おいて複数箇所に設ける構成としてもよく、さらに係合
部として内外縁の周面にエンボス加工(目荒らし)を施
すことにより当該補強部材のパッキン本体に対する外れ
止めをする構成としてもよい。
は、内外縁に、内周側に突き出す突条あるいは外周側に
凹む溝部をその全周に沿ってあるいは周方向適宜間隔を
おいて複数箇所に設ける構成としてもよく、さらに係合
部として内外縁の周面にエンボス加工(目荒らし)を施
すことにより当該補強部材のパッキン本体に対する外れ
止めをする構成としてもよい。
【0062】次に、図7には、排水立て管継手10の立
て管接続口13に、上流側の排水立て管14が挿入接続
された状態が示されている(図3参照)。この場合、立
て管接続口13が、接続受け側の他方の管に該当し、排
水立て管14が挿入接続される一方の管に該当する。こ
の場合も同様に、立て管接続口13と排水立て管14と
の間には略円筒形状のパッキン7が介装されている。
て管接続口13に、上流側の排水立て管14が挿入接続
された状態が示されている(図3参照)。この場合、立
て管接続口13が、接続受け側の他方の管に該当し、排
水立て管14が挿入接続される一方の管に該当する。こ
の場合も同様に、立て管接続口13と排水立て管14と
の間には略円筒形状のパッキン7が介装されている。
【0063】このパッキン7は、前記パッキン1,5と
は異なって円筒本体部7aの内周面に環状舌片7b,7
bを有する形態をなしている。但し、装着後端側(図示
上端部)の全周には、外周側へ張り出すフランジ部7c
とこのフランジ部7cの外周から装着先端側へ張り出す
折返し部7eが形成され、このフランジ部7cと折返し
部7eの外面全周には環状の補強部材8がカーリング曲
げされて取付けられている点は同様である。
は異なって円筒本体部7aの内周面に環状舌片7b,7
bを有する形態をなしている。但し、装着後端側(図示
上端部)の全周には、外周側へ張り出すフランジ部7c
とこのフランジ部7cの外周から装着先端側へ張り出す
折返し部7eが形成され、このフランジ部7cと折返し
部7eの外面全周には環状の補強部材8がカーリング曲
げされて取付けられている点は同様である。
【0064】円筒本体部7aの装着側先端(図示下端)
には、断面略コ字形をなす緩衝部7dが全周にわたって
一体に形成されている。一方、立て管接続口13の奥部
にはストッパ縁13aが張出し形成されており、上記緩
衝部7dを間に挟んだ状態で排水立て管14がこのスト
ッパ縁13aに突き当てられている。このような緩衝部
7dを有するパッキン7を用いて排水立て管14を排水
立て管継手10の立て接続口13に接続することによ
り、立て管14はストッパ縁13aに直接当接しないの
で、例えば立て管14の熱膨張に伴う伸長が許容され、
また直接当接することにより発生する異音(衝撃音)を
発生を防止できる。
には、断面略コ字形をなす緩衝部7dが全周にわたって
一体に形成されている。一方、立て管接続口13の奥部
にはストッパ縁13aが張出し形成されており、上記緩
衝部7dを間に挟んだ状態で排水立て管14がこのスト
ッパ縁13aに突き当てられている。このような緩衝部
7dを有するパッキン7を用いて排水立て管14を排水
立て管継手10の立て接続口13に接続することによ
り、立て管14はストッパ縁13aに直接当接しないの
で、例えば立て管14の熱膨張に伴う伸長が許容され、
また直接当接することにより発生する異音(衝撃音)を
発生を防止できる。
【0065】次に、請求項1記載の発明の実施態様につ
いて説明する。この実施形態は、前記した種々形態と
は、他方の管の受け口11aを挟み込むための折返し部
2b,4bを備えていない点で異なっている。すなわ
ち、図8に示すようにパッキン本体19e,19fの装
着後端側の全周にわたってフランジ部19a,19bの
みを張出し形成し、フランジ部19a,19bの外面に
補強部材19c,19dを取り付けた構成としたもの
で、この構成によっても他方の管11の受け口11aの
端面に当接されたフランジ部19a,19bの変形が補
強部材19c,19dにより抑制されるので、前記と同
様の作用効果を得ることができる。
いて説明する。この実施形態は、前記した種々形態と
は、他方の管の受け口11aを挟み込むための折返し部
2b,4bを備えていない点で異なっている。すなわ
ち、図8に示すようにパッキン本体19e,19fの装
着後端側の全周にわたってフランジ部19a,19bの
みを張出し形成し、フランジ部19a,19bの外面に
補強部材19c,19dを取り付けた構成としたもの
で、この構成によっても他方の管11の受け口11aの
端面に当接されたフランジ部19a,19bの変形が補
強部材19c,19dにより抑制されるので、前記と同
様の作用効果を得ることができる。
【0066】図8(A)は、外面が円弧形状のフランジ
部19aを有するパッキン19Aを示し、図8(B)は
外面が平坦面であるフランジ部19bを有するパッキン
19Bを示しており、それぞれフランジ部19a,19
bの外面形状に合わせて補強部材19c,19dが形成
されている。この補強部材19c,19dの取付けにつ
いては、前記と同様カーリング曲げにより先付けまたは
後付けが可能であり、またパッキン製作段階においてイ
ンサート成形により一体に製作してもよい。さらに、図
8(B)に示すように補強部材19dの内周側複数箇所
に係止爪19g〜19gを設け、これをフランジ部19
bの外面に形成したスリット19hに差し込んで、当該
補強部材19dを取付ける構成としてもよい。
部19aを有するパッキン19Aを示し、図8(B)は
外面が平坦面であるフランジ部19bを有するパッキン
19Bを示しており、それぞれフランジ部19a,19
bの外面形状に合わせて補強部材19c,19dが形成
されている。この補強部材19c,19dの取付けにつ
いては、前記と同様カーリング曲げにより先付けまたは
後付けが可能であり、またパッキン製作段階においてイ
ンサート成形により一体に製作してもよい。さらに、図
8(B)に示すように補強部材19dの内周側複数箇所
に係止爪19g〜19gを設け、これをフランジ部19
bの外面に形成したスリット19hに差し込んで、当該
補強部材19dを取付ける構成としてもよい。
【0067】以上説明した実施形態では、フランジ部4
a,7c,19a,19bに補強部材3,8,19c,
19dを取付けてその変形を防止し、あるいはフランジ
部2a,4a,7cに折返し部2b,4b,7eを設け
てその弾性挟み込み作用により当該パッキン1,5,
7,19A,19Bを他方の管11の受け口11aに取
付ける構成を例示したが、例えば図9に示すようにパッ
キン40をねじ止めする構成としてもよい。
a,7c,19a,19bに補強部材3,8,19c,
19dを取付けてその変形を防止し、あるいはフランジ
部2a,4a,7cに折返し部2b,4b,7eを設け
てその弾性挟み込み作用により当該パッキン1,5,
7,19A,19Bを他方の管11の受け口11aに取
付ける構成を例示したが、例えば図9に示すようにパッ
キン40をねじ止めする構成としてもよい。
【0068】この第3実施形態のパッキン40も、その
装着後端に張出し形成されたフランジ部41を有し、こ
のフランジ部41にはねじ止め用の孔42〜42が周方
向3等分位置に形成されている。このフランジ部41の
外面全面にも、金属製の補強部材43が覆い被せられる
ように取付けられている。図9(B)にその単体を示す
ように、この補強部材43にも、フランジ部41の孔4
2〜42に対応して孔43a〜43aが周方向3等分位
置に形成されている。一方、他方の管11の受け口11
aの端面には、上記孔42〜42,43a〜43aに対
応してねじ孔44〜44が同じく周方向3等分位置に形
成されている。
装着後端に張出し形成されたフランジ部41を有し、こ
のフランジ部41にはねじ止め用の孔42〜42が周方
向3等分位置に形成されている。このフランジ部41の
外面全面にも、金属製の補強部材43が覆い被せられる
ように取付けられている。図9(B)にその単体を示す
ように、この補強部材43にも、フランジ部41の孔4
2〜42に対応して孔43a〜43aが周方向3等分位
置に形成されている。一方、他方の管11の受け口11
aの端面には、上記孔42〜42,43a〜43aに対
応してねじ孔44〜44が同じく周方向3等分位置に形
成されている。
【0069】この構成によれば、受け口11aの端面の
ねじ孔44〜44に、各孔42〜42および各孔43a
〜43aを位置合わせしつつ、フランジ部41を受け口
11aの端面に当接し、かつ補強部材43をこのフラン
ジ部41に覆い被せ、然る後ねじ45を各孔43a,4
2に差し込んでねじ孔44に締め込めば、当該パッキン
40がフランジ部41を受け口11aの端面に当接さ
せ、かつこのフランジ部41の外面に補強部材43を覆
い被せた状態に取付けられる。なお、このパッキン40
の装着作業は、後述する装着治具を用いて行うことがで
きる。
ねじ孔44〜44に、各孔42〜42および各孔43a
〜43aを位置合わせしつつ、フランジ部41を受け口
11aの端面に当接し、かつ補強部材43をこのフラン
ジ部41に覆い被せ、然る後ねじ45を各孔43a,4
2に差し込んでねじ孔44に締め込めば、当該パッキン
40がフランジ部41を受け口11aの端面に当接さ
せ、かつこのフランジ部41の外面に補強部材43を覆
い被せた状態に取付けられる。なお、このパッキン40
の装着作業は、後述する装着治具を用いて行うことがで
きる。
【0070】このように、パッキン40はねじ45〜4
5により一層強固に取付けられるので、一方の管12の
挿入時あるいは取り外し時においてその位置ずれが確実
に防止されるので、例えば配管更新時におけるパッキン
40の交換が迅速かつ容易に行うことができるととも
に、地震等によりパッキン40の抜け出しが防止され
る。また、この第3実施形態においても金属製の補強部
材43が取付けられているので、パッキン40の劣化を
低減でき、また火災時の有害ガスの発生を未然に防止で
きる。
5により一層強固に取付けられるので、一方の管12の
挿入時あるいは取り外し時においてその位置ずれが確実
に防止されるので、例えば配管更新時におけるパッキン
40の交換が迅速かつ容易に行うことができるととも
に、地震等によりパッキン40の抜け出しが防止され
る。また、この第3実施形態においても金属製の補強部
材43が取付けられているので、パッキン40の劣化を
低減でき、また火災時の有害ガスの発生を未然に防止で
きる。
【0071】次に、以上説明した種々形態のパッキンを
他方の管11の受け口11aに装着するための装着方法
と該方法に用いる装着治具について説明する。装着治具
には2種類を例示する。一つは、ねじ止めしないタイプ
のパッキン(例えば、例示したパッキン1,5,7,1
9A,19B)を装着する場合に用いられ、もう一つ
は、ねじ止めタイプのパッキン40を装着する場合に用
いられる。
他方の管11の受け口11aに装着するための装着方法
と該方法に用いる装着治具について説明する。装着治具
には2種類を例示する。一つは、ねじ止めしないタイプ
のパッキン(例えば、例示したパッキン1,5,7,1
9A,19B)を装着する場合に用いられ、もう一つ
は、ねじ止めタイプのパッキン40を装着する場合に用
いられる。
【0072】先ず、図10は装着治具50を用いてねじ
止めしないタイプのパッキン51を他方の管11の受け
口11aに装着する手順が示されている。この装着治具
50は、一方の管(図示省略、他方の管11に接続され
る管)とほぼ同じ外径を有する軸部50aと、この軸部
50aから側方へ張出し形成された鍔部50bと、この
鍔部50bから図示上方にさらに延びる把持部50dを
有している。パッキン51の内周側に軸部50aを挿入
し、かつフランジ部51aおよび補強部材51bを鍔部
50bに当接させた状態で、当該パッキン51が治具5
0にセットされる。
止めしないタイプのパッキン51を他方の管11の受け
口11aに装着する手順が示されている。この装着治具
50は、一方の管(図示省略、他方の管11に接続され
る管)とほぼ同じ外径を有する軸部50aと、この軸部
50aから側方へ張出し形成された鍔部50bと、この
鍔部50bから図示上方にさらに延びる把持部50dを
有している。パッキン51の内周側に軸部50aを挿入
し、かつフランジ部51aおよび補強部材51bを鍔部
50bに当接させた状態で、当該パッキン51が治具5
0にセットされる。
【0073】このようにパッキン51をセットした後、
把持部50dを把持して、図10(A)に示すように他
方の管11の受け口11aに、パッキン51をセットし
たまま軸部50aを挿入し、これによりパッキン51を
他方の管11の受け口11aに押し込んで行く。図10
(B)に示すようにパッキン51のフランジ部51aが
受け口11aの端面に当接するまで装着治具50ひいて
はパッキン51を押し込んだ後、このパッキン51を例
えば手で抑えてその抜け出しを阻止しつつ、図10
(C)に示すように装着治具50を抜き出せば、当該パ
ッキン51の装着が完了する。
把持部50dを把持して、図10(A)に示すように他
方の管11の受け口11aに、パッキン51をセットし
たまま軸部50aを挿入し、これによりパッキン51を
他方の管11の受け口11aに押し込んで行く。図10
(B)に示すようにパッキン51のフランジ部51aが
受け口11aの端面に当接するまで装着治具50ひいて
はパッキン51を押し込んだ後、このパッキン51を例
えば手で抑えてその抜け出しを阻止しつつ、図10
(C)に示すように装着治具50を抜き出せば、当該パ
ッキン51の装着が完了する。
【0074】このように、装着治具50を用いて上記の
ような手順で装着することにより、円筒形状のパッキン
51を他方の管11の受け口11aに迅速かつ確実に装
着することができる。また、装着治具50の軸部50a
は一方の管と同じ外径を有するので、パッキン51はシ
ワが寄ったりすることなく受け口11aの内面に沿って
綺麗に装着できる。
ような手順で装着することにより、円筒形状のパッキン
51を他方の管11の受け口11aに迅速かつ確実に装
着することができる。また、装着治具50の軸部50a
は一方の管と同じ外径を有するので、パッキン51はシ
ワが寄ったりすることなく受け口11aの内面に沿って
綺麗に装着できる。
【0075】なお、パッキン51にはフランジ部51a
だけでなく、折返し部51cが設けられているので、フ
ランジ部51aを受け口11aの端面に当接させる段階
で、折返し部51cを該受け口11aの外周側に位置さ
せつつそのまま引き続き押し込んで行けばよい。
だけでなく、折返し部51cが設けられているので、フ
ランジ部51aを受け口11aの端面に当接させる段階
で、折返し部51cを該受け口11aの外周側に位置さ
せつつそのまま引き続き押し込んで行けばよい。
【0076】ここで、図示するようにパッキン51の本
体側部には、受け口11aの内面に形成した抜け止め凹
部52に嵌まり込むことによって、当該パッキン51の
装着後における抜け止めをなすための抜け止め突起51
dが形成されている。このため、受け口11aの押込み
段階において、この抜け止め突起51dが受け口11a
に差し掛かるとパッキン本体部はその内径側へ押される
こととなり、これが軸部50aによって阻止されると大
きな押込み抵抗が発生し、スムーズな装着ができなくな
る。この点、装着治具50の軸部50aには、断面円弧
形状の凹部50cがその全周にわたって形成されてお
り、この凹部50cによりパッキン本体の内径側への一
部変形が許容されるようになっているので、パッキン5
1は軽い押込み力でスムーズに装着できる。
体側部には、受け口11aの内面に形成した抜け止め凹
部52に嵌まり込むことによって、当該パッキン51の
装着後における抜け止めをなすための抜け止め突起51
dが形成されている。このため、受け口11aの押込み
段階において、この抜け止め突起51dが受け口11a
に差し掛かるとパッキン本体部はその内径側へ押される
こととなり、これが軸部50aによって阻止されると大
きな押込み抵抗が発生し、スムーズな装着ができなくな
る。この点、装着治具50の軸部50aには、断面円弧
形状の凹部50cがその全周にわたって形成されてお
り、この凹部50cによりパッキン本体の内径側への一
部変形が許容されるようになっているので、パッキン5
1は軽い押込み力でスムーズに装着できる。
【0077】しかも、装着治具50を抜き出す際には、
図10(C)に示すように抜け止め突起51dに対して
凹部50cが外れるので、この抜け止め突起51dが軸
部50aに押されて受け口11aの抜け止め凹部52に
嵌まり込み、これにより当該パッキン50の抜け止めが
確実になされる。
図10(C)に示すように抜け止め突起51dに対して
凹部50cが外れるので、この抜け止め突起51dが軸
部50aに押されて受け口11aの抜け止め凹部52に
嵌まり込み、これにより当該パッキン50の抜け止めが
確実になされる。
【0078】なお、補強部材51bには前記例示した補
強部材30と同様、外れ止め用の係合孔51e〜51e
が形成されている。このため、この補強部材51bは、
インサート成形時において各係合孔51e〜51eに流
れ込んだ成形材料(パッキン本体の一部)によりパッキ
ン本体に引っ掛かっるようにして強固に取付けられてい
る。
強部材30と同様、外れ止め用の係合孔51e〜51e
が形成されている。このため、この補強部材51bは、
インサート成形時において各係合孔51e〜51eに流
れ込んだ成形材料(パッキン本体の一部)によりパッキ
ン本体に引っ掛かっるようにして強固に取付けられてい
る。
【0079】次に、図示は省略したが、ねじ止めタイプ
のパッキン40を受け口11aに装着するための手順お
よび装着治具について説明すると、この場合の装着治具
の鍔部には、フランジ部41の孔42〜42および補強
部材43の孔43a〜43aに対応してガイドピンを設
けておく。ガイドピンの長さは、両孔42,43aを挿
通してさらに突き出される長さに設定されている。その
他は、上記治具50と同様で足りる。
のパッキン40を受け口11aに装着するための手順お
よび装着治具について説明すると、この場合の装着治具
の鍔部には、フランジ部41の孔42〜42および補強
部材43の孔43a〜43aに対応してガイドピンを設
けておく。ガイドピンの長さは、両孔42,43aを挿
通してさらに突き出される長さに設定されている。その
他は、上記治具50と同様で足りる。
【0080】このように構成した装着治具に、パッキン
40をセットする。この場合、各ガイドピンを補強部材
43の各孔43a〜43aおよびフランジ部41の各孔
42〜42に挿通しておく。その他は前記パッキン51
と同様である。こうしてセットした後、前記と同様にパ
ッキン40および装着治具の治具部を受け口11aに押
し込んで行く。この押込み段階で、各ガイドピンを、受
け口11aの端面に配置されたねじ孔44〜44に位置
合わせし、そのまま差し込めば、補強部材43の各孔4
3a〜43aおよびフランジ部41の各孔42〜42が
ねじ孔44〜44に位置合わせした状態でフランジ部4
1を受け口11aの端面に当接させることができる。
40をセットする。この場合、各ガイドピンを補強部材
43の各孔43a〜43aおよびフランジ部41の各孔
42〜42に挿通しておく。その他は前記パッキン51
と同様である。こうしてセットした後、前記と同様にパ
ッキン40および装着治具の治具部を受け口11aに押
し込んで行く。この押込み段階で、各ガイドピンを、受
け口11aの端面に配置されたねじ孔44〜44に位置
合わせし、そのまま差し込めば、補強部材43の各孔4
3a〜43aおよびフランジ部41の各孔42〜42が
ねじ孔44〜44に位置合わせした状態でフランジ部4
1を受け口11aの端面に当接させることができる。
【0081】押込み完了後、装着治具を抜き出し、然る
後ねじ45〜45を各孔43a,42に差し込んでねじ
孔44に締め込めば、当該パッキン40がフランジ部4
1を受け口11aの端面に当接させ、かつこのフランジ
部41の外面に補強部材43を覆い被せた状態に取付け
られる。
後ねじ45〜45を各孔43a,42に差し込んでねじ
孔44に締め込めば、当該パッキン40がフランジ部4
1を受け口11aの端面に当接させ、かつこのフランジ
部41の外面に補強部材43を覆い被せた状態に取付け
られる。
【0082】なお、例示した手順では、補強部材43を
パッキンと同時に装着したが、先ずパッキンだけを治具
を用いて受け口11aに装着し、その後、補強部材をフ
ランジ部41にセットしてねじ45〜45を締め込む手
順でもよい。
パッキンと同時に装着したが、先ずパッキンだけを治具
を用いて受け口11aに装着し、その後、補強部材をフ
ランジ部41にセットしてねじ45〜45を締め込む手
順でもよい。
【0083】また、上記例示した2種類の装着治具は、
折返し部がなく、かつねじ止めしないタイプのパッキン
(パッキン19A,19B)であっても、補強部材を有
しないパッキン(パッキン1)であっても同様に適用で
き、さらには抜け止め突起51dのないパッキンであっ
ても、係合孔51e(係合部)のない補強部材を有する
パッキンであってもその装着作業に用いることができ
る。
折返し部がなく、かつねじ止めしないタイプのパッキン
(パッキン19A,19B)であっても、補強部材を有
しないパッキン(パッキン1)であっても同様に適用で
き、さらには抜け止め突起51dのないパッキンであっ
ても、係合孔51e(係合部)のない補強部材を有する
パッキンであってもその装着作業に用いることができ
る。
【図1】本発明の一実施形態を示し、パッキンが縦断面
で示され、一方の管が側面図で示され、他方の管が縦断
面図で示されている。
で示され、一方の管が側面図で示され、他方の管が縦断
面図で示されている。
【図2】装着状態におけるパッキンの一部縦断面図であ
り、折返し部の外周部に設けた係合部の種々形態を示す
図である。(A)は、断面角形の係合部、(B)は鋸刃
形の係合部、(C)は断面半円形の係合部を示す。
り、折返し部の外周部に設けた係合部の種々形態を示す
図である。(A)は、断面角形の係合部、(B)は鋸刃
形の係合部、(C)は断面半円形の係合部を示す。
【図3】排水立て管継手に横枝管を介して大便器を接続
した配管例を示す側面図である。
した配管例を示す側面図である。
【図4】排水立て管継手の接続口に横枝管を接続した状
態におけるパッキンの装着状態を示す図であり、(A)
は一部断面側面図、(B)は(A)のA部拡大図であ
る。
態におけるパッキンの装着状態を示す図であり、(A)
は一部断面側面図、(B)は(A)のA部拡大図であ
る。
【図5】補強部材の一態様を示す斜視図である。
【図6】パッキン本体に対する種々形態の係合部を有す
る補強部材を示す図であり、(A)は係合孔を設けた補
強部材を単体で示す図、(B)はこの補強部材を取り付
けたパッキンの一部縦断面図、(C)は係合爪を設けた
補強部材を単体で示す図、(D)はこの補強部材を取り
付けたパッキンの一部縦断面図である。
る補強部材を示す図であり、(A)は係合孔を設けた補
強部材を単体で示す図、(B)はこの補強部材を取り付
けたパッキンの一部縦断面図、(C)は係合爪を設けた
補強部材を単体で示す図、(D)はこの補強部材を取り
付けたパッキンの一部縦断面図である。
【図7】別態様のパッキンを用いて排水立て管継手の接
続口に排水立て管を接続した状態を示す一部断面側面図
である。
続口に排水立て管を接続した状態を示す一部断面側面図
である。
【図8】請求項1記載の実施態様を示す図であって、他
方の管に対するフランジ部の当接状態を示す要部縦断面
図であり、(A)は外面円弧形状のフランジ部に対して
断面円弧形状の補強部材を取り付けた状態を示し、
(B)は断面角形のフランジ部に対して断面L形の補強
部材を取り付けた状態を示す。
方の管に対するフランジ部の当接状態を示す要部縦断面
図であり、(A)は外面円弧形状のフランジ部に対して
断面円弧形状の補強部材を取り付けた状態を示し、
(B)は断面角形のフランジ部に対して断面L形の補強
部材を取り付けた状態を示す。
【図9】(A)は、ねじ止めタイプのパッキンの装着状
態を示す縦断面図であり、(B)はねじ止めタイプ用の
補強部材を単体で示す平面図である。
態を示す縦断面図であり、(B)はねじ止めタイプ用の
補強部材を単体で示す平面図である。
【図10】装着治具を用いてパッキンを受け口に装着す
る手順を示す縦断面図であり、(A)は治具押込み開始
当初を示し、(B)は押込み完了時点を示し、(C)は
治具抜き出し段階を示す図である。
る手順を示す縦断面図であり、(A)は治具押込み開始
当初を示し、(B)は押込み完了時点を示し、(C)は
治具抜き出し段階を示す図である。
【図11】従来のパッキンを用いて、立て管を接続口に
接続した状態を示す一部断面側面図である。
接続した状態を示す一部断面側面図である。
1…第1実施形態のパッキン 2a…フランジ部、2b…折返し部 3…補強部材 5…第2実施形態のパッキン 11…他方の管 11a…受け口 12…一方の管 20…従来のパッキン 30,31…別形態の補強部材 40…ねじ止めタイプのパッキン(第3実施形態) 43…ねじ止めタイプの補強部材 50…装着治具、50a…軸部、50b…鍔部
Claims (14)
- 【請求項1】 一方の管を他方の管の内周側に挿入して
接続する際に、両管の間に介装する略円筒形状をなすパ
ッキンであって、 装着後端側の周囲に、外周側に張り出して前記他方の管
の受け口端面に当接されるフランジ部を有し、該フラン
ジ部に、該フランジ部の変形を防止するための補強部材
を備えたことを特徴とする管接続用パッキン。 - 【請求項2】 一方の管を他方の管の内周側に挿入して
接続する際に、両管の間に介装する略円筒形状をなすパ
ッキンであって、 装着後端側の周囲に、外周側に張り出して前記他方の管
の受け口端面に当接されるフランジ部を有し、該フラン
ジ部の外周に、装着先端側に張り出して前記他方の管の
受け口端部を挟み込み可能な折返し部を設けたことを特
徴とする管接続用パッキン。 - 【請求項3】 請求項2記載のパッキンであって、折返
し部に、他方の管の受け口外周面に対して抜け方向に凹
凸係合する係合部を設けたことを特徴とする管接続用パ
ッキン。 - 【請求項4】 請求項2記載のパッキンであって、フラ
ンジ部または折返し部またはその双方に、該フランジ部
または該折返し部またはその双方の変形を防止するため
の補強部材を取り付けたことを特徴とする管接続用パッ
キン。 - 【請求項5】 請求項1または4記載のパッキンであっ
て、補強部材は、不燃性材料を素材としてフランジ部お
よび折返し部の外面を被覆可能な環状形状を有する構成
としたことを特徴とする管接続用パッキン。 - 【請求項6】 請求項1または4記載のパッキンであっ
て、補強部材は、他方の管に装着した状態のパッキンに
対して後付け可能な構成としたことを特徴とする管接続
用パッキン。 - 【請求項7】 請求項1または4記載のパッキンであっ
て、補強部材は、インサート成形により先付けされてい
ることを特徴とする管接続用パッキン。 - 【請求項8】 請求項6または7記載のパッキンであっ
て、補強部材に、パッキンに対する外れ止めをするため
の係合部を設けたことを特徴とする管接続用パッキン。 - 【請求項9】 請求項1または2記載のパッキンであっ
て、フランジ部を他方の管の受け口端面に対してねじ止
めする構成としたことを特徴とする管接続用パッキン。 - 【請求項10】 請求項1または2記載のパッキンを他
方の管に装着するための治具であって、一方の管と同じ
外径を有する軸部と、該軸部から張り出す鍔部を備えた
ことを特徴とする管接続用パッキンの装着治具。 - 【請求項11】 請求項9記載のパッキンを他方の管に
装着するための治具であって、一方の管と同じ外径を有
する軸部と、該軸部から張り出す鍔部を備え、該鍔部
に、フランジ部ねじ止め用の孔に対応してガイドピンを
設けたことを特徴とする管接続用パッキンの装着治具。 - 【請求項12】 請求項10または11記載の装着治具
であって、軸部に、パッキンに設けた抜け止め突起を径
方向内側に逃がすための凹部を設けたことを特徴とする
管接続用パッキンの装着治具。 - 【請求項13】 請求項10または12記載の装着治具
を用いてパッキンを他方の管に装着する方法であって、
前記装着治具の鍔部にフランジ部を当接させて軸部の周
囲に前記パッキンをセットし、該セット状態のまま前記
軸部を前記他方の管に挿入し、前記鍔部により前記フラ
ンジ部を前記他方の管の受け口端面に当接させた後、前
記装着治具を前記パッキンから引き抜いて該パッキンを
前記他方の管に装着することを特徴とする管接続用パッ
キンの装着方法。 - 【請求項14】 請求項11または12記載の装着治具
を用いてパッキンを他方の管に装着する方法であって、
前記装着治具のガイドピンを前記パッキンのフランジ部
ねじ止め用の孔に挿通して、該フランジ部を鍔部に当接
させて軸部の周囲に前記パッキンをセットし、該セット
状態のまま前記軸部を前記他方の管に挿入し、前記ガイ
ドピンを前記他方の管の受け口端面に設けたフランジ部
ねじ止め用のねじ孔に挿入しつつ前記鍔部により前記フ
ランジ部を前記他方の管の受け口端面に当接させた後、
前記装着治具を前記パッキンから引き抜いて該パッキン
を前記他方の管に装着することを特徴とする管接続用パ
ッキンの装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06113197A JP3288602B2 (ja) | 1996-04-05 | 1997-03-14 | 管接続用パッキン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-84039 | 1996-04-05 | ||
JP8403996 | 1996-04-05 | ||
JP06113197A JP3288602B2 (ja) | 1996-04-05 | 1997-03-14 | 管接続用パッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09324883A true JPH09324883A (ja) | 1997-12-16 |
JP3288602B2 JP3288602B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=26402164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06113197A Expired - Fee Related JP3288602B2 (ja) | 1996-04-05 | 1997-03-14 | 管接続用パッキン |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3288602B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007504403A (ja) * | 2003-08-28 | 2007-03-01 | ドリルテック・パテンツ・アンド・テクノロジーズ・カンパニ・インコーポレーテッド | 管状部材のねじ部を保護する方法 |
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JP2010504483A (ja) * | 2006-09-25 | 2010-02-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ハイドロリックブロック |
WO2010088656A3 (en) * | 2009-02-02 | 2010-11-18 | Rotary Valve Technologies, Llc | Seal member for fluid transfer systems |
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KR102167251B1 (ko) * | 2020-03-18 | 2020-10-20 | 미래화학 주식회사 | 탈착식 패킹을 포함하는 파이프 |
JP2023156585A (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-25 | 純一 池田 | ダクト装置及びダクトの接続具 |
WO2024157877A1 (ja) * | 2023-01-25 | 2024-08-02 | Nok株式会社 | 密封装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109058461A (zh) * | 2018-10-31 | 2018-12-21 | 佛山市荣盛龙橡胶密封件有限公司 | 一种防脱落橡胶密封圈 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP06113197A patent/JP3288602B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4885719B2 (ja) * | 2003-08-28 | 2012-02-29 | ドリルテック・パテンツ・アンド・テクノロジーズ・カンパニ・インコーポレーテッド | 管状部材のねじ部を保護する方法 |
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US8205634B2 (en) | 2006-09-25 | 2012-06-26 | Robert Bosch Gmbh | Hydraulic block |
WO2010088656A3 (en) * | 2009-02-02 | 2010-11-18 | Rotary Valve Technologies, Llc | Seal member for fluid transfer systems |
US8534642B2 (en) | 2009-02-02 | 2013-09-17 | Dale Moretz | Seal member for fluid transfer system |
JP2010261542A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Kubota Corp | 管継手および管継手に設けられるシール材およびシール材に取り付けられる位置ずれ確認片およびシール材の位置ずれ確認方法 |
JP2012082881A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Uchiyama Manufacturing Corp | シール構造 |
KR102167251B1 (ko) * | 2020-03-18 | 2020-10-20 | 미래화학 주식회사 | 탈착식 패킹을 포함하는 파이프 |
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WO2024157877A1 (ja) * | 2023-01-25 | 2024-08-02 | Nok株式会社 | 密封装置 |
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