JPH09315902A - 農薬顆粒剤 - Google Patents
農薬顆粒剤Info
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- JPH09315902A JPH09315902A JP13041896A JP13041896A JPH09315902A JP H09315902 A JPH09315902 A JP H09315902A JP 13041896 A JP13041896 A JP 13041896A JP 13041896 A JP13041896 A JP 13041896A JP H09315902 A JPH09315902 A JP H09315902A
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Abstract
粒剤の提供。 【解決手段】農薬活性成分および平均粒子径が約5〜2
0nmの無水シリカを含有してなる農薬顆粒剤。 【効果】本発明の農薬顆粒剤は、長期保存時の固結が防
止され、使用時には粉立ちが少ないので、取り扱い易い
農薬顆粒剤として有用である。
Description
れ、粉立ちが少ない農薬顆粒剤に関する。本発明の農薬
顆粒剤は、長期保存の際にも固結性は防止され、使用時
には粉立ちが少ないので取り扱い易い、優れた殺虫、殺
菌、除草用などの農薬顆粒剤として用いられる。
して、炭酸カルシウム、ラクトン、フェニルキシリルエ
タン等の高沸点溶媒等が用いられている(特開昭53−
15425、特開昭59−216801、特開昭63−
107903等)。特開平6−128102号公報に
は、農薬活性成分および珪藻土を含有する粒状水和剤が
記載されている。また、特開平7−2612号公報に
は、アセフェートと合成珪酸の焼成品とを含有する農薬
固形製剤が記載されている。しかし、いずれも公報にも
平均粒子径が5〜20nmの無水シリカを含有する農薬
顆粒剤および農薬顆粒剤の固結を防止するための無水シ
リカの使用に関する記載はない。
状のものは薬剤の計量時や薬液の調製時など粉立ちが問
題となっており、また流動性に欠けるため、計量し難い
などの欠点があった。また、顆粒状のものでは長期保存
時の際の固結が問題となっていた。液剤については、水
に溶けた状態で分解し易い農薬活性成分には応用するこ
とができないという欠点があった。また、液体であるた
めガラス瓶やプラスチックボトル等の固形容器に入れる
必要があり、容器の破損が生じたり、広い保管場所が必
要となるなどの問題があった。さらに、使用済みの容器
の処分の問題等、環境に対しても好ましくないのが現状
である。作業者保護という観点から粉立ちのない、計量
しやすい製剤とするためには、従来の粉末状水溶剤では
これらの問題点を解決することは難しく、また、液剤で
は包装容器の処分が最大の問題である。したがって、粉
立ちが少なく、計量、取り扱いが容易で、かつ保管・貯
蔵にも便利な農薬顆粒剤の開発が望まれていた。とく
に、水溶性農薬活性成分を含有する農薬顆粒剤は、長期
保存した場合、加圧、加湿等により固結することがあ
り、固結防止の対策が必要とされる。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、農薬活性成分
に平均粒子径が5〜20nmの無水シリカを配合するこ
とにより、予想外にも固結が防止され、粉立ちが少ない
農薬顆粒剤が得られることを知見した。さらに、本発明
者らは、これらの知見に基づいて、さらに研究検討を行
なった結果、本発明を完成するに至った。
および平均粒子径が約5〜20nmの無水シリカを含有
してなる顆粒剤、(2)顆粒状水溶剤である上記(1)
記載の顆粒剤、(3)農薬活性成分が20℃における水
に対する溶解度が約0.1g/ml以上の水溶性農薬活性
成分である上記(1)記載の顆粒剤、(4)農薬活性成
分がアセフェート、ニテンピラム、カルタップ塩酸塩ま
たはバリダマイシンAである上記(1)記載の顆粒剤、
(5)農薬活性成分がアセフェートである上記(1)記
載の顆粒剤、(6)農薬活性成分の含有量が製剤全体に
対して約10〜95重量%である上記(1)記載の顆粒
剤、(7)無水シリカの含有量が製剤全体に対して約
0.1〜3重量%である上記(1)記載の顆粒剤、およ
び(8)農薬顆粒剤の固結を防止するための無水シリカ
の使用に関する。なお、本明細書中で用いられるTM
は、登録商標を意味する。
分としては、常温で固体であれば、殺虫剤、殺菌剤、除
草剤などいずれの農薬活性成分であっても良く、1種ま
たは2種以上の農薬活性成分を用いることができる。こ
れに該当する農薬活性成分の例を挙げると次の通りであ
る。 〔殺虫剤〕ピリダフェンチオン、ジメトエート、PM
P、CVMP、ジメチルビンホス、アセフェート、サリ
チオン、DEP、NAC、MTMC、MIPC、PH
C、MPMC、XMC、ベンダイオカルブ、ピリミカル
ブ、メソミル、オキサミル、チオジカルブ、シペルメト
リン、カルタップ塩酸塩、チオシクラム、ベンスルタッ
プ、ジフルベンズロン、テフルベンズロン、クロルフル
アズロン、ブプロフェジン、ヘキシチアゾクス、酸化フ
ェンブタスズ、ピリダベン、クロフェンテジン、ニテン
ピラム等。 〔殺菌剤〕ジラム、チウラム、キャプタン、TPN、フ
サライド、トルクロホスメチル、ホセチル、チオファネ
ートメチル、ベノミル、カルベンダゾール、チアベンダ
ゾール、ジエトフェンカルブ、イプロジオン、ビンクロ
ゾリン、プロシミドン、フルオルイミド、オキシカルボ
キシン、メプロニル、フルトラニル、ペンシクロン、メ
タラキシル、オキサジキシル、トリアジメホン、ヘキサ
コナゾール、トリホリン、ブラストサイジンS、カスガ
マイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA、ミルディ
オマイシン、PCNB、ヒドロキシイソキサゾール、ダ
ゾメット、ジメチリモール、ジクロメジン、トリアジ
ン、フェリムゾン、プロベナゾール、イソプロチオラ
ン、トリシクラゾール、ピロキロン、オキソリニック酸
等。
ル、ナプロアニリド、CNP、クロメトキシニル、ビフ
ェノックス、MCC、ピリブチカルブ、DCPA、ブロ
モブチド、メフェナセット、ナプロバミド、ジフェナミ
ド、プロピザミド、アシュラム、DCMU、リニュロ
ン、ダイムロン、メチルダイムロン、テブチュウロン、
ベンスルフロンメチル、シマジン、アトラジン、シメト
リン、アメトリン、プロメトリン、ジメタメトリン、メ
トリブジン、ベンタゾン、オキサジアゾン、ピラゾレー
ト、ベンゾフェナップ、プロジアミン、グリホサート、
ビアラホス、アロキシジム、イマゾスルフロン、アジム
スルフロン、ピラゾスルフロンエチル、シノスルフフロ
ン等。 その他、常温で固体状の農薬活性成分であれば、これら
に限定されるものではない。上記の農薬活性成分の中で
も、20℃における水に対する溶解度が0.1g/ml
以上の水溶性農薬活性成分が好ましく、例えば、アセフ
ェート、ニテンピラム、カルタップ塩酸塩、バリダマイ
シンAなどが好ましく、特にアセフェートが好適であ
る。
カとしては、四塩化ケイ素の酸水素焔中で高温(100
0℃以上)加水分解により得られるSiO2が用いら
れ、具体的にはアエロジル130、アエロジル200、
アエロジル200V、アエロジル300CF、アエロジ
ルR972(商品名、日本アエロジル製)等から選ばれ
る1種または2種以上のものが用いられる。これらの無
水シリカの中でも、例えば、アエロジル200、アエロ
ジル200Vなどが好ましく、特にアエロジル200な
どが好適である。また、これらの無水シリカとしては、
例えば、平均粒子径が通常約5〜20nm、好ましくは
約7〜15nm、より好ましくは約10〜12nmのも
のなどが好ましい。
農薬顆粒剤に用いられる添加剤を用いることができる。
例えば、界面活性剤、結合剤、安定化剤、着色剤、防腐
剤、増量剤等を自由に使用することができ、これらは使
用される農薬活性成分の種類に応じて選択すればよい。
界面活性剤としては、通常の非イオン性界面活性剤、陽
イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤などの何れ
の界面活性剤を用いることができ、これらの1種または
2種類以上を用いてもよい。非イオン性界面活性剤とし
ては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、酸
化エチレンと酸化プロピレンのブロック共重合物、高級
脂肪酸アルカノールアマイドなどが用いられる。陽イオ
ン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、
第4級アンモニウム塩などが用いられる。
ナフタレンスルホン酸重縮合物金属塩、アルケニルスル
ホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合
物、アルキルナフタレンスルホン酸塩、リグニンスルホ
ン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルアリル
スルホネート硫酸塩などの高分子系化合物、ポリスチレ
ンスルホン酸Na塩、ポリカルボン酸Na塩、ポリオキ
シエチレンジスチリルフェニルエーテルサルフェートア
ンモニウム、高級アルコールスルホン酸塩、高級アルコ
ールエーテルスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネ
ート、高級脂肪酸アルカリ金属塩などが用いられる。本
発明で用いられる界面活性剤としては、上記の中でも陰
イオン性界面活性剤や非イオン性界面活性剤が好まし
い。特に、非イオン性界面活性剤としては、HLB値が
9〜13の範囲のものが、水に対する溶解度や湿潤作用
の点からみて好ましい。また、陰イオン性界面活性剤と
しては、ジオクチルスルホ琥珀酸ナトリウムあるいはポ
リオキシエチレンジスチリルフェニルエーテルサルフェ
ートアンモニウムを主成分とする界面活性剤が好まし
い。より具体的には、陰イオン界面活性剤としては、ジ
オクチルスルホ琥珀酸ナトリウムを主成分とするニュー
カルゲン EP−70GTM(竹本油脂(株)製)、ネオ
コールSW−CTM(第一工業製薬(株)製)、サンモリ
ンOT−70TM(三洋化成(株)製)、ポリオキシエチ
レンジスチリルフェニルエーテルサルフェートアンモニ
ウムを主成分とするディクスゾールWK、ディクスゾー
ル60A(いづれも第一工業製薬(株)製)などが用い
られる。HLB値が9〜12の非イオン性界面活性剤と
しては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル(例、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル〔NP−85TM〕、竹本油脂(株)製)や酸化エチ
レンと酸化プロピレンのブロック共重合物(例、ニュー
ポールPE−64TM、三洋化成(株)製)などが用いら
れる。
しく用いられる。そのような水溶性結合剤としては、例
えば、デキストリン、ポリビニルアルコール、アラビア
ゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、
グルコース、スクロースなどが用いられ、特にデキスト
リンなどが好ましい。これらの水溶性結合剤を含有させ
ることによって、本発明の農薬顆粒剤は、さらに水に対
する崩壊分散性を損なうことなく顆粒強度を高めること
ができる。安定化剤としては、例えば、リン酸、PAP
(イソプロピルアシッドフォスフェート)助剤などが用
いられる。着色剤としては、例えば、シアニングリーン
G、エリオグリーンB400などが用いられる。防腐剤
としては、例えば、ブチルパラベン、ソルビン酸カリな
どが用いられる。増量剤としては、例えば、乳糖、重ソ
ー、硫安、尿素、ショ糖などが用いられる。
の含有量は、製剤全体に対して、通常約5〜95重量
%、好ましくは約10〜95重量%、より好ましくは約
30〜95重量%、さらに好ましくは約50〜95重量
%である。無水シリカは、製剤全体に対して、通常約
0.1〜3重量%、好ましくは約0.3〜3重量%、さら
に好ましくは約0.5〜2重量%の範囲で用いられる。
界面活性剤は、製剤全体に対して、通常約10重量%以
下、好ましくは約5重量%以下の範囲で加えてもよい。
結合剤は、製剤全体に対して、通常約20重量%以下、
好ましくは約10重量%以下の範囲で加えてもよい。着
色剤は、製剤全体に対して、通常約0.3重量%以下、
好ましくは約0.1重量%以下の範囲で加えてもよい。
その他、安定化剤、防腐剤などの添加剤は、製剤全体に
対して、通常約10重量%以下の範囲で加えてもよい。
薬顆粒剤の製造に用いられる湿式押出造粒法または乾式
造粒法により製造することができる。このうち、湿式造
粒法によるものは、通常、100重量部の製剤固形分に
対して通常約1〜10重量部の水を用いて押出造粒する
ことにより製造することができる。乾式造粒法の場合
は、水を用いることなく圧密のみにより製造することが
できる。具体的には、湿式造粒法の場合、農薬活性成
分、無水シリカおよび必要に応じ界面活性剤、結合剤等
を混練機等によって均一に混合する。例えば、配合され
る成分のうち固形成分を適度に混合し、そこへ液体成分
を滴下し、さらに混合を続ける。また、この際、固形成
分が塊のような場合には、粗粉砕等によって適度な粉末
に粉砕し、混合操作を容易にしておくことが好ましい。
適度な粉末の粒子としては、約1〜100μmの粒子径
である。次いで、この混合物に適量の水を加え、さらに
混練機で練る。この練合は、練合物が滑らかな粘りを生
じ、後工程の押出造粒に適した程度まで行なう。そし
て、この練合物を通常の湿式押出造粒機で顆粒化後、乾
燥、篩過して顆粒剤とする。
無水シリカを混合機によって均一に混合する。混合され
たものを乾式造粒機で顆粒化する。乾式造粒法によるも
のは、湿式造粒法によるものと比較し、水中崩壊性、水
中分散性が劣るが、界面活性剤、結合剤を必要とせず、
かつ練合、乾燥工程がないという利点がある。必要によ
り、造粒物を整粒し、所望の農薬顆粒剤を得る。整粒
は、目開きが300μmを通過せず、1700μmを通
過する範囲で行われる。得られた顆粒は、その長径が約
0.5〜5.0mmの範囲のものが好ましい。このように
して得られる本発明の農薬顆粒剤の嵩密度としては、通
常約0.1〜1.2g/mlの範囲であるのが好ましく、
特に約0.5〜1.0g/mlの範囲が好ましい。本発明
の農薬顆粒剤の使用量は、含まれる農薬活性成分の種
類、含量などによって異なるが、通常、10アールあた
り約100〜5000g、好ましくは約200〜400
0gである。本発明の農薬顆粒剤は、通常顆粒状水溶剤
として用いられる。なお、無水シリカは通常水に溶解し
ないので、ここでいう水溶剤とは、製剤全体に対して9
7重量%以上溶解している状態のことをいう。本発明の
農薬顆粒剤の使用方法は、一般に農薬散布に用いられる
公知の方法を用いることができる。例えば、本発明の農
薬顆粒剤を通常水に用時溶解希釈して使用する。例え
ば、約100〜20000倍程度(約1g/100ml
〜1g/20000ml)に希釈して用いるのが好まし
い。本発明の農薬顆粒剤は湿気を避けるため、防湿性の
容器などに保存するのが好ましい。この様な容器として
は、たとえば、プラスチック瓶、ポリエチレン瓶、ポリ
エチレンラミネートアルミ箔包装、ポリエチレン製の袋
などが簡便である。
て本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこ
れらに限定されるものではない。なお、ここにおいて用
いられる%および部は特に記載がない限り全て重量%お
よび重量部を示す。
ールPE−64、0.1部のシアニングリーンG、49.
4部の乳糖を十分混合した後100重量部の製剤固形分
に対し6部の水を加え練合機(菊水製作所,KM−1.
5)によって室温下、滑らかな粘りを生じるまで練合し
た。その練合物を0.8mm径のスクリーンを用い、押
出造粒機(菊水製作所,RG−5M)にて円柱状の顆粒
に造粒した。得られた顆粒を60℃で1時間乾燥してア
セフェート50%を含む顆粒Aを得た。
5、3.0部のデキストリン、0.1部のシアニングリー
ンG、2.0部の酸化チタン、44.4部の乳糖を十分混
合した後、100重量部の製剤固形分に対し7部の水を
加え以下参考例1と同様の手順でアセフェート50%を
含む顆粒Bを得た。
ゾールWK、0.1部のシアニングリーンG、2.0部の
ホワイトカーボン(カープレックスCS−5(塩野義製
薬製))、47.7部の乳糖を十分混合した後、100
重量部の製剤固形分に対し9部の水を加え以下参考例1
と同様の手順でアセフェート50%を含む顆粒Cを得
た。
ールPE−64、1.0部のデキストリン、0.1部のシ
アニングリーンG、3.4部の乳糖を十分混合した後、
100重量部の製剤固形分に対し8部の水を加え以下参
考例1と同様の手順でアセフェート95%を含む顆粒D
を得た。
ゾールWK、0.1部のシアニングリーンG、2.0部の
アエロジル200、87.4部の重ソーを十分混合した
後、100重量部の製剤固形分に対し5部の水を加え以
下参考例1と同様の手順でニテンピラム10%を含む顆
粒Eを得た。
5%を含む顆粒Fの製造 25部のアセフェート、25部のカルタップ塩酸塩、
0.5部の界面活性剤NP−85、0.3部のリン酸、
0.1部のシアニングリーンG、2.0部のアエロジル2
00、47.1部の乳糖を十分混合した後、100重量
部の製剤固形分に対し5部の水を加え以下参考例1と同
様の手順でアセフェート25%、カルタップ塩酸塩25
%を含む顆粒Fを得た。
ゾールWK、0.1部のシアニングリーンG、2.0部の
アエロジル200、47.7部の乳糖を十分混合した
後、100重量部の製剤固形分に対し6部の水を加え以
下参考例1と同様の手順でアセフェート50%を含む顆
粒Gを得た。
造 75部のカルタップ塩酸塩、0.5部の界面活性剤ニュ
ーポールPE−64、0.3部のリン酸、0.1部のシア
ニングリーンG、1.0部のアエロジル200、23.1
部の乳糖を十分混合した後、100重量部の製剤固形分
に対し4部の水を加え以下参考例1と同様の手順でカル
タップ塩酸塩75%を含む顆粒Hを得た。
A5%を含む顆粒Iの製造 50部のカルタップ塩酸塩、5部のバリダマイシン、
0.5部の界面活性剤NP−85、0.3部のリン酸、
0.1部のシアニングリーンG、2.0部のアエロジル2
00、0.05部のブチルパラベン、42.05部の乳糖
を十分混合した後、100重量部の製剤固形分に対し4
部の水を加え以下参考例1と同様の手順でカルタップ塩
酸塩50%、バリダマイシンA5%を含む顆粒Iを得
た。
ゾールWK、0.1部のシアニングリーンG、0.5部の
アエロジル200、4.2部の乳糖を十分混合した後、
100重量部の製剤固形分に対し4部の水を加え以下参
考例1と同様の手順でアセフェート95%を含む顆粒J
を得た。
ールPE−64、0.1部のシアニングリーンG、2.0
部のアエロジル200、47.4部の乳糖を十分混合し
た後、100重量部の製剤固形分に対し6部の水を加え
以下参考例1と同様の手順でアセフェート50%を含む
顆粒Kを得た。
%を含む顆粒Lの製造 10部のニテンピラム、5部のバリダマイシン、0.5
部の界面活性剤ニューポールPE−64、0.1部のシ
アニングリーンG、1.0部のアエロジル200、0.0
5部のブチルパラベン、83.35部の重ソーを十分混
合した後、100重量部の製剤固形分に対し3部の水を
加え以下参考例1と同様の手順でニテンピラム10%、
バリダマイシンA5%を含む顆粒Lを得た。
ールPE−64、1.0部のデキストリン、0.1部のシ
アニングリーンG、2.0部のアエロジル200、21.
4部の乳糖を十分混合した後、100重量部の製剤固形
分に対し6部の水を加え以下参考例1と同様の手順でア
セフェート75%を含む顆粒Mを得た。
にサンプルを有効成分濃度が500ppmになるように
加える。次の3段階で崩壊性を評価した。 A:底部に達するまでに製剤の1/2以上が崩壊したも
の B:底部に達するまでに製剤が1/2以上が未崩壊のも
の
にサンプルを有効成分濃度が500ppmになるように
加える。シリンダーを1回転倒(180度×2)させる
ごとにサンプルの分散の有無を確認し、一次粒子になる
までに要する転倒回数を測定した。
に高さ6cmになるように供試粒を入れ、表面が平らに
なるようにならす。その上にポットの内径より1〜2m
m小さな硬質塩ビ製円板とオモリをのせて、荷重が25
g/cm2になるように調整する。ポットをポリ袋(厚
さ0.03mm)に入れ、口元を加圧状態にならないよ
うに輪ゴムでとめ、40℃に3日間、0℃に2日間放置
後、荷重を除去し、ポットを傾斜して固結の状況を判定
する。 {評価方法} − ポットを傾斜して固結を認めない。 + ポットを傾斜して固結があるが軽い衝撃で
容易に崩れる。または5mm以下の固まりがある。 ++ ポットを傾斜して固結があり軽い衝撃では
約半量崩れない。または5mm以上の固まりがある。 +++ ポットを傾斜して強い衝撃を与えても殆ど
崩れない。 上記の試験例1〜3の結果を表1に示す。
分散性および固結性に優れていることが分かった。
薬液の調製時の際の粉立ちの発生を抑え、計量や取り扱
いが容易であるばかりでなく、長期保存時の固結を防止
し、薬害が少ないという特徴を有している。また、水に
容易に崩壊・溶解し、従来の粉末状水溶剤や液剤に代わ
る使用の簡便な製剤である。
Claims (8)
- 【請求項1】農薬活性成分および平均粒子径が約5〜2
0nmの無水シリカを含有してなる顆粒剤。 - 【請求項2】顆粒状水溶剤である請求項1記載の顆粒
剤。 - 【請求項3】農薬活性成分が20℃における水に対する
溶解度が約0.1g/ml以上の水溶性農薬活性成分であ
る請求項1記載の顆粒剤。 - 【請求項4】農薬活性成分がアセフェート、ニテンピラ
ム、カルタップ塩酸塩またはバリダマイシンAである請
求項1記載の顆粒剤。 - 【請求項5】農薬活性成分がアセフェートである請求項
1記載の顆粒剤。 - 【請求項6】農薬活性成分の含有量が製剤全体に対して
約10〜95重量%である請求項1記載の顆粒剤。 - 【請求項7】無水シリカの含有量が製剤全体に対して約
0.1〜3重量%である請求項1記載の顆粒剤。 - 【請求項8】農薬顆粒剤の固結を防止するための無水シ
リカの使用。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13041896A JP3869491B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 農薬顆粒剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13041896A JP3869491B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 農薬顆粒剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315902A true JPH09315902A (ja) | 1997-12-09 |
JP3869491B2 JP3869491B2 (ja) | 2007-01-17 |
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ID=15033787
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JP (1) | JP3869491B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003012423A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-15 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 改良された農薬粒状組成物及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP13041896A patent/JP3869491B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003012423A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-15 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 改良された農薬粒状組成物及びその製造方法 |
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JP3869491B2 (ja) | 2007-01-17 |
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