JPH09305882A - 監視装置 - Google Patents
監視装置Info
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- JPH09305882A JPH09305882A JP12547096A JP12547096A JPH09305882A JP H09305882 A JPH09305882 A JP H09305882A JP 12547096 A JP12547096 A JP 12547096A JP 12547096 A JP12547096 A JP 12547096A JP H09305882 A JPH09305882 A JP H09305882A
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Landscapes
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮像装置の映像信号から簡単に火災や物体移
動等の異常を検出でき、コスト的にも安価な監視装置を
提供する。 【解決手段】 撮像装置1で撮像した監視領域の映像信
号から異常を検出するため、積分部2で撮像装置1から
出力された映像信号を所定周期毎に積分し、異常判定部
7で積分された前回と今回の積分値を比較し、両者の差
から異常を検出する。
動等の異常を検出でき、コスト的にも安価な監視装置を
提供する。 【解決手段】 撮像装置1で撮像した監視領域の映像信
号から異常を検出するため、積分部2で撮像装置1から
出力された映像信号を所定周期毎に積分し、異常判定部
7で積分された前回と今回の積分値を比較し、両者の差
から異常を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等で
撮像された映像信号に基づいて火災の発生または物体の
移動を検出する監視装置に関する。
撮像された映像信号に基づいて火災の発生または物体の
移動を検出する監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像情報を用いた監視装
置としては例えば図22に示すものがある。図22にお
いて、ビデオカメラ50は監視区域に設置されており、
ビデオカメラ50の撮像信号は監視センタ40に設けた
画像処理用のコンピュータ41に供給されている。コン
ピュータ41は、映像メモリ42,43を備え、ビデオ
カメラ50で撮像された画像を1画面単位に交互に記憶
する。即ち、アナログ映像信号をサンプリングした後に
AD変換し、例えばRGBデータに変換して1画面辺り
縦512画素×横512画素の画素情報として記憶す
る。
置としては例えば図22に示すものがある。図22にお
いて、ビデオカメラ50は監視区域に設置されており、
ビデオカメラ50の撮像信号は監視センタ40に設けた
画像処理用のコンピュータ41に供給されている。コン
ピュータ41は、映像メモリ42,43を備え、ビデオ
カメラ50で撮像された画像を1画面単位に交互に記憶
する。即ち、アナログ映像信号をサンプリングした後に
AD変換し、例えばRGBデータに変換して1画面辺り
縦512画素×横512画素の画素情報として記憶す
る。
【0003】このため、映像メモリ42,43には、画
面単位に現時点の映像と所定時間前の映像が交互に記憶
されている。そこで、コンピュータ41は、例えば映像
メモリ42に記憶された現時点の映像とメモリ43に記
憶された所定時間前の映像を比較し、火災の発生や物体
の移動により、対応する領域の画素の内容に変化がある
ことを認識し、火災や物体移動を判別している。
面単位に現時点の映像と所定時間前の映像が交互に記憶
されている。そこで、コンピュータ41は、例えば映像
メモリ42に記憶された現時点の映像とメモリ43に記
憶された所定時間前の映像を比較し、火災の発生や物体
の移動により、対応する領域の画素の内容に変化がある
ことを認識し、火災や物体移動を判別している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の監視装置にあっては、1画面分の映像信号を
記憶しておくために比較的高価なフレームメモリが必要
となる。1画面当りの画素数が縦512画素×横512
画素の約26万画素の場合、1回の画像処理で26万回
の画素の比較処理を必要とし、処理に時間がかかり、監
視の時間間隔が長くなってしまうという問題があった。
うな従来の監視装置にあっては、1画面分の映像信号を
記憶しておくために比較的高価なフレームメモリが必要
となる。1画面当りの画素数が縦512画素×横512
画素の約26万画素の場合、1回の画像処理で26万回
の画素の比較処理を必要とし、処理に時間がかかり、監
視の時間間隔が長くなってしまうという問題があった。
【0005】この比較処理を高速化するため、画素を間
引きして数点置きに画素の比較処理を行うなどの手法に
より画素の比較回数を減らしているが、比較する画素の
間隔が大きくなると、その間の画素による異常検出がで
きなくなる問題があった。更に、ビデオカメラによる火
災や物体移動の監視は、比較的規模の大きな施設で行わ
れており、このため複数台のビデオカメラを設置して集
中監視しなければならない。しかし、ビデオカメラの台
数が増加した場合には、これに伴ってコンピュータ41
の処理負担も増加し、集中監視に必要な画像処理を実現
するためには、高速で高性能のコンピュータを必要と
し、システムコストの大幅な高騰が予想され、複数のビ
デオカメラを用いた火災や物体移動の集中監視は、実用
化できる域に達していない。
引きして数点置きに画素の比較処理を行うなどの手法に
より画素の比較回数を減らしているが、比較する画素の
間隔が大きくなると、その間の画素による異常検出がで
きなくなる問題があった。更に、ビデオカメラによる火
災や物体移動の監視は、比較的規模の大きな施設で行わ
れており、このため複数台のビデオカメラを設置して集
中監視しなければならない。しかし、ビデオカメラの台
数が増加した場合には、これに伴ってコンピュータ41
の処理負担も増加し、集中監視に必要な画像処理を実現
するためには、高速で高性能のコンピュータを必要と
し、システムコストの大幅な高騰が予想され、複数のビ
デオカメラを用いた火災や物体移動の集中監視は、実用
化できる域に達していない。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ビデオカメラ等の撮像装置を使用し
て、その映像信号から簡単に火災や物体移動等の異常を
検出できコスト的にも安価な監視装置を提供することを
目的とする。
てなされたもので、ビデオカメラ等の撮像装置を使用し
て、その映像信号から簡単に火災や物体移動等の異常を
検出できコスト的にも安価な監視装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明は、ビデオカメラ
等の撮像装置で撮像した監視領域の映像信号から異常を
検出する監視装置であり、撮像装置から出力された映像
信号を所定周期毎に、例えば1画面単位に積分する積分
部と、積分部により積分された前回と今回の積分値を比
較し、両者の差から異常を検出する異常判定部とを備え
たことを特徴とする。
本発明は次のように構成する。本発明は、ビデオカメラ
等の撮像装置で撮像した監視領域の映像信号から異常を
検出する監視装置であり、撮像装置から出力された映像
信号を所定周期毎に、例えば1画面単位に積分する積分
部と、積分部により積分された前回と今回の積分値を比
較し、両者の差から異常を検出する異常判定部とを備え
たことを特徴とする。
【0008】即ち、本発明の監視装置は、基本的にビデ
オカメラから出力される1画面分のアナログの映像信号
をそのまま積分して画面全体の輝度に比例した積分値を
取り出し、この積分値を所定時間前の画面全体の輝度を
示す前回の積分値とし比較することで、両者の差から画
面内の火災の発生や物体の移動などの異常を検出する。
オカメラから出力される1画面分のアナログの映像信号
をそのまま積分して画面全体の輝度に比例した積分値を
取り出し、この積分値を所定時間前の画面全体の輝度を
示す前回の積分値とし比較することで、両者の差から画
面内の火災の発生や物体の移動などの異常を検出する。
【0009】このため映像処理は、ビデオカメラからの
映像信号を例えば1画面単位に積分リセットする積分回
路に入力してアナログ的に積分するだけでよく、回路そ
のものも極めて簡単であり、ビデオカメラ内蔵等が容易
にでき、映像信号をAD変換により画素データに変換し
てメモリに格納したのちに処理する必要もないことか
ら、コスト的にも安価で直ちに実用化可能である。
映像信号を例えば1画面単位に積分リセットする積分回
路に入力してアナログ的に積分するだけでよく、回路そ
のものも極めて簡単であり、ビデオカメラ内蔵等が容易
にでき、映像信号をAD変換により画素データに変換し
てメモリに格納したのちに処理する必要もないことか
ら、コスト的にも安価で直ちに実用化可能である。
【0010】更に、画面内の所定の領域の映像信号を切
り出して前記積分部に供給する信号切出し部を設ける。
これは炎や物体移動で輝度の変化する画面内の領域が限
られていることから、画面全体の映像信号の積分では輝
度の変化が十分に得られないことから、監視する画面内
の領域を限定して信号を切出すことで、積分値の火災や
物体移動による変化を大きくできるようにする。
り出して前記積分部に供給する信号切出し部を設ける。
これは炎や物体移動で輝度の変化する画面内の領域が限
られていることから、画面全体の映像信号の積分では輝
度の変化が十分に得られないことから、監視する画面内
の領域を限定して信号を切出すことで、積分値の火災や
物体移動による変化を大きくできるようにする。
【0011】また信号切出し部は、画面内を複数の切出
し領域に分割し、切出し領域を所定の時間毎に移動させ
て画面全体を監視する。これによって画面内の積分に使
用する映像信号の領域を切出しにより限定していても、
切出し領域を移動させることによって、画面全体の監視
ができる。この積分に使用する映像信号の切出し領域を
画面全体で移動させている場合、もし特定の領域につき
異常判別部で異常を判定した場合、切出し領域の移動を
止め、異常と判定した領域を集中して監視する。この場
合、異常と判定した領域を更に細分化した小さな切出し
領域に分割し、同様に所定時間毎に切出し移動させて監
視する。これによって、マクロ的な切出し領域の移動に
よる監視から、ミクロ的な切出し領域の監視に移行で
き、火災や物体移動の検出精度を向上できる。
し領域に分割し、切出し領域を所定の時間毎に移動させ
て画面全体を監視する。これによって画面内の積分に使
用する映像信号の領域を切出しにより限定していても、
切出し領域を移動させることによって、画面全体の監視
ができる。この積分に使用する映像信号の切出し領域を
画面全体で移動させている場合、もし特定の領域につき
異常判別部で異常を判定した場合、切出し領域の移動を
止め、異常と判定した領域を集中して監視する。この場
合、異常と判定した領域を更に細分化した小さな切出し
領域に分割し、同様に所定時間毎に切出し移動させて監
視する。これによって、マクロ的な切出し領域の移動に
よる監視から、ミクロ的な切出し領域の監視に移行で
き、火災や物体移動の検出精度を向上できる。
【0012】一方、火災時の炎の輝度には、15Hz以
下となる炎固有の輝度のゆらぎがあることが知られてい
る。そこで、積分部により積分された積分値の時間的な
変化から、炎固有のゆらぎを判定するゆらぎ判定部を設
ける。ゆらぎ判定部は、異常判定部による異常判定時
に、異常の種類を判別するために使用する。また別の形
態として、異常判定部を設けず、積分部とゆらぎ判定部
のみで構成し、火災監視専用の監視装置としてもよい。
下となる炎固有の輝度のゆらぎがあることが知られてい
る。そこで、積分部により積分された積分値の時間的な
変化から、炎固有のゆらぎを判定するゆらぎ判定部を設
ける。ゆらぎ判定部は、異常判定部による異常判定時
に、異常の種類を判別するために使用する。また別の形
態として、異常判定部を設けず、積分部とゆらぎ判定部
のみで構成し、火災監視専用の監視装置としてもよい。
【0013】物体移動の監視については、画面内を複数
の切出し領域に分割して市松模様等のように監視切出し
領域と非監視切出し領域を離散的に配置し、監視切出し
領域の映像信号を切出して積分部に供給する信号切出し
部と、積分部により積分された積分値の時間的な変化か
ら監視領域を通過する移動体の速度を判定する速度判定
部とを設ける。
の切出し領域に分割して市松模様等のように監視切出し
領域と非監視切出し領域を離散的に配置し、監視切出し
領域の映像信号を切出して積分部に供給する信号切出し
部と、積分部により積分された積分値の時間的な変化か
ら監視領域を通過する移動体の速度を判定する速度判定
部とを設ける。
【0014】また別の物体移動を監視するための装置形
態としては、画面内を複数の切出し領域に分割して切出
し領域を所定の時間毎に移動させながら映像信号を切出
して積分部に供給する第1信号切出し部と、異常判定部
で前記切出し領域の異常が判定された際に、切出し領域
の移動を止めて異常と判定した領域を更に細分化した小
さな切出し領域に分割して市松模様等のように監視切出
し領域と非監視切出し領域を離散的に配置し、監視切出
し領域の映像信号を切出して前記積分部に供給する第2
信号切出し部と、第2信号切出し部の映像信号について
積分部により積分された積分値の時間的な輝度変化から
監視領域を通過する移動体の速度を判定する速度判定部
とを設ける。
態としては、画面内を複数の切出し領域に分割して切出
し領域を所定の時間毎に移動させながら映像信号を切出
して積分部に供給する第1信号切出し部と、異常判定部
で前記切出し領域の異常が判定された際に、切出し領域
の移動を止めて異常と判定した領域を更に細分化した小
さな切出し領域に分割して市松模様等のように監視切出
し領域と非監視切出し領域を離散的に配置し、監視切出
し領域の映像信号を切出して前記積分部に供給する第2
信号切出し部と、第2信号切出し部の映像信号について
積分部により積分された積分値の時間的な輝度変化から
監視領域を通過する移動体の速度を判定する速度判定部
とを設ける。
【0015】この物体移動の監視についても、異常判定
部を設けず、積分部と速度判定部のみで構成し、物体移
動を監視する専用の監視装置としてもよい。また複数の
テレビカメラ等の撮像装置を設置した監視装置の場合、
少なくとも積分部と異常判定部を設けた撮像装置を複数
設置し、複数の撮像装置のいずれかに設けた異常判定部
から異常判定信号が送出された際に、異常判定信号を送
出した撮像装置からの映像信号に切替えて監視現場の画
像を表示させることを特徴とする。
部を設けず、積分部と速度判定部のみで構成し、物体移
動を監視する専用の監視装置としてもよい。また複数の
テレビカメラ等の撮像装置を設置した監視装置の場合、
少なくとも積分部と異常判定部を設けた撮像装置を複数
設置し、複数の撮像装置のいずれかに設けた異常判定部
から異常判定信号が送出された際に、異常判定信号を送
出した撮像装置からの映像信号に切替えて監視現場の画
像を表示させることを特徴とする。
【0016】これによって、映像信号を積分して異常を
判定する機能を備えたビデオカメラが安価に提供される
こととなり、ビデオカメラからの異常判定信号を、監視
センタに設けたビデオカメラ切換装置の切換制御信号に
使用することで、センタのモニタ画面には、異常判定信
号を送出したビデオカメラに自動的に切替わって異常と
判定された映像が写し出され、監視区域に別途異常セン
サを設置したり、センタ側に高価で複雑な画像処理用コ
ンピュータシステムを設置することなく、複数のビデオ
カメラを用いた集中監視装置が、通常のビデオカメラの
みの監視装置と同等のコストで容易に実現できる。
判定する機能を備えたビデオカメラが安価に提供される
こととなり、ビデオカメラからの異常判定信号を、監視
センタに設けたビデオカメラ切換装置の切換制御信号に
使用することで、センタのモニタ画面には、異常判定信
号を送出したビデオカメラに自動的に切替わって異常と
判定された映像が写し出され、監視区域に別途異常セン
サを設置したり、センタ側に高価で複雑な画像処理用コ
ンピュータシステムを設置することなく、複数のビデオ
カメラを用いた集中監視装置が、通常のビデオカメラの
みの監視装置と同等のコストで容易に実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態のブ
ロック図である。図1において、1は撮像装置としての
ビデオカメラであり、ビデオカメラ1は監視領域に設置
され、監視領域を撮像して映像信号E1を積分部2に出
力する。積分部2はビデオカメラ1から出力された映像
信号E1を所定周期毎に、この実施形態では一画面毎に
積分して積分信号E2をサンプリング部3に出力する。
ロック図である。図1において、1は撮像装置としての
ビデオカメラであり、ビデオカメラ1は監視領域に設置
され、監視領域を撮像して映像信号E1を積分部2に出
力する。積分部2はビデオカメラ1から出力された映像
信号E1を所定周期毎に、この実施形態では一画面毎に
積分して積分信号E2をサンプリング部3に出力する。
【0018】サンプリング部3は積分部2で積分した積
分信号E2を一画面ごとにサンプリングして第一輝度記
憶部4および第二輝度記憶部5にそれぞれ出力する。第
一輝度記憶部4はサンプリング部3でサンプリングした
現在の画面全体の輝度に比例した積分値を記憶し、差分
演算部6に出力する。第二輝度記憶部5はサンプリング
部3でサンプリングした所定時間前の過去の画面全体の
輝度に比例した積分値を記憶し、差分演算部6に出力す
る。
分信号E2を一画面ごとにサンプリングして第一輝度記
憶部4および第二輝度記憶部5にそれぞれ出力する。第
一輝度記憶部4はサンプリング部3でサンプリングした
現在の画面全体の輝度に比例した積分値を記憶し、差分
演算部6に出力する。第二輝度記憶部5はサンプリング
部3でサンプリングした所定時間前の過去の画面全体の
輝度に比例した積分値を記憶し、差分演算部6に出力す
る。
【0019】差分演算部6は第二輝度記憶部5に記憶さ
れた所定時間前の積分値と第一輝度記憶部4に記憶され
た現在の積分値の差分を演算して異常判定部7に出力す
る。異常判定部7は画面全体の輝度を示す所定時間前と
現在の積分値の差分が所定値を超えるときは、火災の発
生や物体の移動が生じたと判定して、報知部8に異常を
出力する。報知部8は異常判定部7からの異常の通知に
より音声やランプの点滅などにより異常の発生を報知す
る。
れた所定時間前の積分値と第一輝度記憶部4に記憶され
た現在の積分値の差分を演算して異常判定部7に出力す
る。異常判定部7は画面全体の輝度を示す所定時間前と
現在の積分値の差分が所定値を超えるときは、火災の発
生や物体の移動が生じたと判定して、報知部8に異常を
出力する。報知部8は異常判定部7からの異常の通知に
より音声やランプの点滅などにより異常の発生を報知す
る。
【0020】図2は図1の映像信号E1による画面の説
明図である。図2において、ビデオカメラ1から出力さ
れる画像信号E1は、2次元の画像情報を走査線31に
分解して送信する信号であり、その電圧値は画面30の
ある場所の明るさ(輝度)を示している。NTCT方式
では水平走査線31が525本で一つの画面30を送
る。またNTSC方式では画面30のちらつきの低減を
図るため、飛越し走査を行っている。飛越し走査は2回
の垂直走査によってはじめて画面全体の走査を完了す
る。この2回の垂直走査は、奇数フィールドと偶数フィ
ールドを交互に走査してそれぞれ秒間に30画面の合計
60画面を走査する。
明図である。図2において、ビデオカメラ1から出力さ
れる画像信号E1は、2次元の画像情報を走査線31に
分解して送信する信号であり、その電圧値は画面30の
ある場所の明るさ(輝度)を示している。NTCT方式
では水平走査線31が525本で一つの画面30を送
る。またNTSC方式では画面30のちらつきの低減を
図るため、飛越し走査を行っている。飛越し走査は2回
の垂直走査によってはじめて画面全体の走査を完了す
る。この2回の垂直走査は、奇数フィールドと偶数フィ
ールドを交互に走査してそれぞれ秒間に30画面の合計
60画面を走査する。
【0021】図3は図1の積分部2の回路ブロック図で
ある。図3において、ビデオカメラ1からの映像信号E
1はオペアンプOP1は入力して増幅される。オペアン
プOP1の出力側には抵抗R1とコンデンサC1からな
るRC積分回路が接続され、RC積分回路はオペアンプ
OP1で増幅された映像信号E1を積分する。RC積分
回路に続いてアナログスイッチAS2が接続される。ア
ナログスイッチAS2は垂直同期リセット信号E3によ
り開閉され、1画面単位に積分信号を取出すためにコン
デンサC1を放電リセットする。アナログスイッチAS
2に続いてオペアンプOP2が接続され、RC積分回路
で積分された画像信号はオペアンプOP2でさらに増幅
され、積分信号E2としてサンプリング部3に出力され
る。
ある。図3において、ビデオカメラ1からの映像信号E
1はオペアンプOP1は入力して増幅される。オペアン
プOP1の出力側には抵抗R1とコンデンサC1からな
るRC積分回路が接続され、RC積分回路はオペアンプ
OP1で増幅された映像信号E1を積分する。RC積分
回路に続いてアナログスイッチAS2が接続される。ア
ナログスイッチAS2は垂直同期リセット信号E3によ
り開閉され、1画面単位に積分信号を取出すためにコン
デンサC1を放電リセットする。アナログスイッチAS
2に続いてオペアンプOP2が接続され、RC積分回路
で積分された画像信号はオペアンプOP2でさらに増幅
され、積分信号E2としてサンプリング部3に出力され
る。
【0022】図4は図1の積分部2による映像信号E1
の積分動作のタイミングチャートである。図4(a)は
ビデオカメラ1から出力される映像信号E1を示し、E
1aは映像信号E1のうちの走査線一本分の映像信号を
示す。この映像信号が走査線525本分で一画面を構成
する。水平帰線期間となる各映像信号の間には水平同期
水平同期信号が設けられる。水平走査周期Thは、水平
同期信号の周波数15.73426KHz(約15.7
5KHz)で決まる。1画面分の水平走査が終了した後
の垂直帰線期間には、垂直同期信号が設けられる。垂直
走査同期Tvは垂直同期信号の周波数59.94Hz
(約60Hz)で決まる。
の積分動作のタイミングチャートである。図4(a)は
ビデオカメラ1から出力される映像信号E1を示し、E
1aは映像信号E1のうちの走査線一本分の映像信号を
示す。この映像信号が走査線525本分で一画面を構成
する。水平帰線期間となる各映像信号の間には水平同期
水平同期信号が設けられる。水平走査周期Thは、水平
同期信号の周波数15.73426KHz(約15.7
5KHz)で決まる。1画面分の水平走査が終了した後
の垂直帰線期間には、垂直同期信号が設けられる。垂直
走査同期Tvは垂直同期信号の周波数59.94Hz
(約60Hz)で決まる。
【0023】映像信号E1をオペアンプOP1で増幅し
て、RC積分回路で積分し、さらに、オペアンプOP2
で増幅すると、図4(b)のような右上りに増加する積
分信号E2が得られる。図4(c)は垂直同期リセット
信号E3を示し、1画面分の水平走査が完了して積分信
号のサンプリングが終了した直後のタイミングでアナロ
グスイッチAS2をオンしてコンデンサC1を放電リセ
ットし、一画面単位で積分した信号を得る。
て、RC積分回路で積分し、さらに、オペアンプOP2
で増幅すると、図4(b)のような右上りに増加する積
分信号E2が得られる。図4(c)は垂直同期リセット
信号E3を示し、1画面分の水平走査が完了して積分信
号のサンプリングが終了した直後のタイミングでアナロ
グスイッチAS2をオンしてコンデンサC1を放電リセ
ットし、一画面単位で積分した信号を得る。
【0024】図5は図1の動作を説明する説明図であ
る。ビデオカメラ1で撮像した映像信号E1は、積分部
2で一画面単位で積分され、積分信号E2はサンプリン
グ部3でサンプリングされ、第一輝度記憶部4に現在の
画面30の輝度を示す積分値として記憶され、第二輝度
記憶部4には所定時間前の画面30の輝度を示す積分値
として記憶される。
る。ビデオカメラ1で撮像した映像信号E1は、積分部
2で一画面単位で積分され、積分信号E2はサンプリン
グ部3でサンプリングされ、第一輝度記憶部4に現在の
画面30の輝度を示す積分値として記憶され、第二輝度
記憶部4には所定時間前の画面30の輝度を示す積分値
として記憶される。
【0025】図5(a)の画面9aが画面が所定時間経
過しても画面10aのように変化がなければ、画面の輝
度を示す積分値11aには変化はない。したがって、差
分演算部6で演算した差分はゼロであるため、異常判定
部7は異常を判定しない。図5(b)に示すように、画
面9bには変化がなく、所定時間後に画面10bのよう
に火災の炎が発生すると、輝度を示す積分値11bはそ
のとき増加する。また、火災時には、白い煙が出ると輝
度が増加する。このとき差分演算部6で演算した差分が
所定値を超えると、異常判定部7は、火災の発生を判定
し、報知部8は火災の発生を報知する。
過しても画面10aのように変化がなければ、画面の輝
度を示す積分値11aには変化はない。したがって、差
分演算部6で演算した差分はゼロであるため、異常判定
部7は異常を判定しない。図5(b)に示すように、画
面9bには変化がなく、所定時間後に画面10bのよう
に火災の炎が発生すると、輝度を示す積分値11bはそ
のとき増加する。また、火災時には、白い煙が出ると輝
度が増加する。このとき差分演算部6で演算した差分が
所定値を超えると、異常判定部7は、火災の発生を判定
し、報知部8は火災の発生を報知する。
【0026】また、図5(c)に示すように、画面9c
には変化がなく、所定時間後の画面10cで暗い色の服
を着た侵入者が現われると、輝度を示す積分値11cは
小さくなる。尚、輝度が小さくなる他の例として火災時
に黒い煙が生じる場合などがある。差分演算部6で演算
した差分が所定値を超えると、異常判定部7は侵入者の
移動を判別し、報知部8は侵入者がいることを報知す
る。
には変化がなく、所定時間後の画面10cで暗い色の服
を着た侵入者が現われると、輝度を示す積分値11cは
小さくなる。尚、輝度が小さくなる他の例として火災時
に黒い煙が生じる場合などがある。差分演算部6で演算
した差分が所定値を超えると、異常判定部7は侵入者の
移動を判別し、報知部8は侵入者がいることを報知す
る。
【0027】このように、本実施形態においては、ビデ
オカメラ1からの映像信号E1をRC積分回路に入力し
て画面単位にアナログ的に積分するだけで、火災の発生
や物体の移動などの異常を検出することができ、回路そ
のものも極めて簡単であり、ビデオカメラ1に内蔵が容
易にでき、映像信号をAD変換して画像データとしてメ
モリに格納した後にデータを処理する必要もなく、コス
トが安価で実用化可能である。
オカメラ1からの映像信号E1をRC積分回路に入力し
て画面単位にアナログ的に積分するだけで、火災の発生
や物体の移動などの異常を検出することができ、回路そ
のものも極めて簡単であり、ビデオカメラ1に内蔵が容
易にでき、映像信号をAD変換して画像データとしてメ
モリに格納した後にデータを処理する必要もなく、コス
トが安価で実用化可能である。
【0028】次に、図6は本発明の第2実施形態のブロ
ック図である。第2実施形態は、監視する画面内の領域
を限定して映像信号を切り出すことにより、火災の発生
や物体の移動による積分後の変化を大きくするようにし
たことを特徴とする。図6において、信号切出し部13
は画面30内の所定の切出し領域の映像信号を切り出し
て積分部2に出力する。タイミングパルス発生部12は
映像信号E1に含まれている同期信号に基づいて切出し
領域を設定するためのタイミングパルスを発生して信号
切出し部13に出力する。
ック図である。第2実施形態は、監視する画面内の領域
を限定して映像信号を切り出すことにより、火災の発生
や物体の移動による積分後の変化を大きくするようにし
たことを特徴とする。図6において、信号切出し部13
は画面30内の所定の切出し領域の映像信号を切り出し
て積分部2に出力する。タイミングパルス発生部12は
映像信号E1に含まれている同期信号に基づいて切出し
領域を設定するためのタイミングパルスを発生して信号
切出し部13に出力する。
【0029】このように、信号切出し部13とタイミン
グパルス発生部12を設けたのは、炎や物体の移動で輝
度が変化する画面30内の領域が限られているため、画
面全体の映像信号の積分では輝度の変化が十分得られな
いので、監視する画面30内の領域を所定の切出し領域
に限定して信号を切り出すことで積分値の変化を大きく
するようにした。その他の構成は、図1と同様になって
いる。
グパルス発生部12を設けたのは、炎や物体の移動で輝
度が変化する画面30内の領域が限られているため、画
面全体の映像信号の積分では輝度の変化が十分得られな
いので、監視する画面30内の領域を所定の切出し領域
に限定して信号を切り出すことで積分値の変化を大きく
するようにした。その他の構成は、図1と同様になって
いる。
【0030】図7は図6による画面30の切出し領域の
説明図である。図7において、32は画面30内におい
て輝度を取り出したい切出し領域であり、切出し領域3
2に含まれる映像信号は、タイミングパルス発生部12
で発生させたタイミングパルスにより信号切出し部13
により切り出される。切出し領域32は垂直走査期間の
途中のある垂直スタート位置33から垂直エンド位置3
4までと、水平走査期間の途中の水平スタート位置35
から水平エンド位置36まで長方形状に領域に含まれる
映像信号を切り出す。この切出し領域32は画面30内
の輝度を取り出したい任意の領域を必要に応じて設定す
ることができる。
説明図である。図7において、32は画面30内におい
て輝度を取り出したい切出し領域であり、切出し領域3
2に含まれる映像信号は、タイミングパルス発生部12
で発生させたタイミングパルスにより信号切出し部13
により切り出される。切出し領域32は垂直走査期間の
途中のある垂直スタート位置33から垂直エンド位置3
4までと、水平走査期間の途中の水平スタート位置35
から水平エンド位置36まで長方形状に領域に含まれる
映像信号を切り出す。この切出し領域32は画面30内
の輝度を取り出したい任意の領域を必要に応じて設定す
ることができる。
【0031】図8は図6の信号切出し部13と積分部2
の回路図である。図8に示すように、第2実施形態にお
いては、図3の積分部2の入力段に信号切出し部13と
してアナログスイッチAS1を追加している。アナログ
スイッチAS1はオペアンプOP1の前段に設けられ、
タイミングパルス発生部12からのタイミングパルスで
ある水平同期ゲート信号E4によって開閉され、切出し
領域32の映像信号E1を切り出す。
の回路図である。図8に示すように、第2実施形態にお
いては、図3の積分部2の入力段に信号切出し部13と
してアナログスイッチAS1を追加している。アナログ
スイッチAS1はオペアンプOP1の前段に設けられ、
タイミングパルス発生部12からのタイミングパルスで
ある水平同期ゲート信号E4によって開閉され、切出し
領域32の映像信号E1を切り出す。
【0032】アナログスイッチAS1により切り出され
た信号は、オペアンプOP1で増幅された後に抵抗R1
とコンデンサC1よりなるCR積分回路で積分され、垂
直同期リセット信号E3が入力するアナログスイッチA
S2により一画面単位で取り出すための放電リセットを
受け、さらにオペアンプOP2で増幅された後に、積分
信号E2として出力される。
た信号は、オペアンプOP1で増幅された後に抵抗R1
とコンデンサC1よりなるCR積分回路で積分され、垂
直同期リセット信号E3が入力するアナログスイッチA
S2により一画面単位で取り出すための放電リセットを
受け、さらにオペアンプOP2で増幅された後に、積分
信号E2として出力される。
【0033】図9は図6の切出しに使用するタイミング
パルス発生部12による水平同期ゲート信号の生成を示
すタイミングチャートである。図9(a)は垂直同期信
号を示し、垂直同期信号は1フィールドの水平走査が終
って次のフィールド走査に移る垂直帰線期間に得られ、
垂直同期周期Tvをもつ。図9(b)は垂直同期ゲート
信号を示し、垂直同期ゲート信号は垂直同期信号の垂直
抽出区間HG中オンになる信号であり、垂直スタート位
置33でオンし、垂直エンド位置34でオフになる。図
9(c)は水平同期信号を示し、水平同期周期Thをも
つ。図9(d)は水平同期ゲート信号を示し、垂直同期
ゲート信号の垂直抽出期間HGにおいて、水平同期信号
と水平同期信号の間にそれぞれ生成される。
パルス発生部12による水平同期ゲート信号の生成を示
すタイミングチャートである。図9(a)は垂直同期信
号を示し、垂直同期信号は1フィールドの水平走査が終
って次のフィールド走査に移る垂直帰線期間に得られ、
垂直同期周期Tvをもつ。図9(b)は垂直同期ゲート
信号を示し、垂直同期ゲート信号は垂直同期信号の垂直
抽出区間HG中オンになる信号であり、垂直スタート位
置33でオンし、垂直エンド位置34でオフになる。図
9(c)は水平同期信号を示し、水平同期周期Thをも
つ。図9(d)は水平同期ゲート信号を示し、垂直同期
ゲート信号の垂直抽出期間HGにおいて、水平同期信号
と水平同期信号の間にそれぞれ生成される。
【0034】図10は図9の水平同期ゲート信号による
図7の切出し領域32に相当する映像信号の切出しのタ
イミングチャートである。図10(a)は映像信号E1
を示し、一水平走査期間の映像信号をE1aとしいる。
図10(b)は図9で生成された水平同期ゲート信号E
4を示し、水平同期ゲート信号E4は水平走査毎に生成
される。タイミングパルス発生部12から水平同期ゲー
ト信号E4を発生させて、アナログスイッチAS1に供
給すると、映像信号E1はアナログスイッチAS1のオ
ン期間に亘り切り出されて図10(c)に示す切出し信
号になる。切出し信号はCR積分回路で積分され、図1
0(d)に示すような積分信号になる。この積分信号
は、切出し領域32における画面30の輝度を示す。
図7の切出し領域32に相当する映像信号の切出しのタ
イミングチャートである。図10(a)は映像信号E1
を示し、一水平走査期間の映像信号をE1aとしいる。
図10(b)は図9で生成された水平同期ゲート信号E
4を示し、水平同期ゲート信号E4は水平走査毎に生成
される。タイミングパルス発生部12から水平同期ゲー
ト信号E4を発生させて、アナログスイッチAS1に供
給すると、映像信号E1はアナログスイッチAS1のオ
ン期間に亘り切り出されて図10(c)に示す切出し信
号になる。切出し信号はCR積分回路で積分され、図1
0(d)に示すような積分信号になる。この積分信号
は、切出し領域32における画面30の輝度を示す。
【0035】第1実施形態のように、画面全体の明るさ
を見ている場合、元の明るさを100としたとき、面積
の小さい明るさの変化が起きて、明るさが1だけ増加し
ても、「100」から「101」に変化しただけであ
り、異常の判断がしにくい。輝度を取り出す領域を切出
し領域32に限定すると、元の明るさを「10」とすれ
ば、「1」の変化が起きれば、全体が「10」に対して
「11」に変化することになり、異常の判断がしやすく
なる。したがって、本実施形態においては、積分値で示
される火災や物体の移動による変化を大きくすることが
でき、異常の判断が容易になる。
を見ている場合、元の明るさを100としたとき、面積
の小さい明るさの変化が起きて、明るさが1だけ増加し
ても、「100」から「101」に変化しただけであ
り、異常の判断がしにくい。輝度を取り出す領域を切出
し領域32に限定すると、元の明るさを「10」とすれ
ば、「1」の変化が起きれば、全体が「10」に対して
「11」に変化することになり、異常の判断がしやすく
なる。したがって、本実施形態においては、積分値で示
される火災や物体の移動による変化を大きくすることが
でき、異常の判断が容易になる。
【0036】図11は本発明の第3実施形態のブロック
図である。本実施形態は、画面内の映像信号の切出し領
域を限定した場合、切出し領域を移動させることで画面
全体を監視することを特徴とする。図11において、1
5は時間計側部であり、時間計側部15は時間を計測し
て時間を領域指定部14に知らせる。領域指定部14は
時間計測部15から知らされた所定の時間毎に輝度を取
り出す切出し領域を移動させるように、タイミングパル
ス発生部12を制御する。また、領域指定部14は第二
輝度記憶部5に対して、現在の切り出し領域つき、同じ
切出し領域の過去のある時間に計測した積分値を差分演
算部6に出力するように制御する。
図である。本実施形態は、画面内の映像信号の切出し領
域を限定した場合、切出し領域を移動させることで画面
全体を監視することを特徴とする。図11において、1
5は時間計側部であり、時間計側部15は時間を計測し
て時間を領域指定部14に知らせる。領域指定部14は
時間計測部15から知らされた所定の時間毎に輝度を取
り出す切出し領域を移動させるように、タイミングパル
ス発生部12を制御する。また、領域指定部14は第二
輝度記憶部5に対して、現在の切り出し領域つき、同じ
切出し領域の過去のある時間に計測した積分値を差分演
算部6に出力するように制御する。
【0037】したがって、信号切出し部13は、画面を
複数の切出し領域に分割し、分割した切出し領域を所定
の時間毎に移動して画面全体を監視するための映像信号
の切り出しを行う。図6の実施形態においては、切出し
領域は固定して設けられるため、画面内に監視していな
い領域があり、画面全体を監視することができないが、
本実施形態においては、切出し領域を画面内で移動する
ため、監視できない領域をなくして、画面全体を監視す
る。なお、その他の構成は、図6と同様になっている。
複数の切出し領域に分割し、分割した切出し領域を所定
の時間毎に移動して画面全体を監視するための映像信号
の切り出しを行う。図6の実施形態においては、切出し
領域は固定して設けられるため、画面内に監視していな
い領域があり、画面全体を監視することができないが、
本実施形態においては、切出し領域を画面内で移動する
ため、監視できない領域をなくして、画面全体を監視す
る。なお、その他の構成は、図6と同様になっている。
【0038】図12は図11による切出し領域と切出し
領域の移動順番の説明図である。図12(b)の画面1
7a,17b,17cに示すように、画面を15分割
し、切出し領域を1番,2番,3番・・・15番の順に
計測した後に再び切出し領域の1番に戻るように監視を
続ける。画面17aでは、画面の左から右に切出し領域
を移動させる。すなわち、図12(a)の画面16a、
画面16b、画面16cのように、切出し領域が1番、
2番,3番・・・と右から左に移動する。
領域の移動順番の説明図である。図12(b)の画面1
7a,17b,17cに示すように、画面を15分割
し、切出し領域を1番,2番,3番・・・15番の順に
計測した後に再び切出し領域の1番に戻るように監視を
続ける。画面17aでは、画面の左から右に切出し領域
を移動させる。すなわち、図12(a)の画面16a、
画面16b、画面16cのように、切出し領域が1番、
2番,3番・・・と右から左に移動する。
【0039】画面17aでは、左から右に移動する物体
を検出する際にもっともその物体の移動を検出しやす
い。また、画面17bでは切出し領域を1つ飛ばして左
から右に計測しており、一画面の上から下まで迅速に計
測することができる。また、画面17cでは下から上に
切出し領域が移動しており、炎のように下から上へ輝度
変化が移動する場合にもっとも検出しやすい。
を検出する際にもっともその物体の移動を検出しやす
い。また、画面17bでは切出し領域を1つ飛ばして左
から右に計測しており、一画面の上から下まで迅速に計
測することができる。また、画面17cでは下から上に
切出し領域が移動しており、炎のように下から上へ輝度
変化が移動する場合にもっとも検出しやすい。
【0040】本実施形態においては、画面内を複数の切
出し領域に分割し、分割した切出し領域を所定の時間毎
に利動させるため、画面全体を監視することができ、異
常の見落としがなくなる。図13は本発明の第3実施形
態のブロック図である。本実施形態は、映像信号の切出
し領域を画面全体で移動しているとき、特定の切出し領
域で異常を判定した場合にはその切出し領域に集中して
監視し、その切出し領域を元に細分化した小さな切出し
領域に分割して所定時間毎に移動して監視することを特
徴とする。
出し領域に分割し、分割した切出し領域を所定の時間毎
に利動させるため、画面全体を監視することができ、異
常の見落としがなくなる。図13は本発明の第3実施形
態のブロック図である。本実施形態は、映像信号の切出
し領域を画面全体で移動しているとき、特定の切出し領
域で異常を判定した場合にはその切出し領域に集中して
監視し、その切出し領域を元に細分化した小さな切出し
領域に分割して所定時間毎に移動して監視することを特
徴とする。
【0041】図13において、異常判定部7は異常を判
定した場合には、領域指定部14に対して切出し領域の
移動を停止させるように領域指定部14を制御する。領
域指定部14は、異常判定部7の制御により切出し領域
の移動を停止する。この場合、領域指定部14は、異常
と判定された切出し領域をさらに細分化した小さな領域
に分割して所定時間毎に分割した領域を移動させるよう
にタイミングパルス発生部12を制御する。異常判定計
測部18は異常判定部7から出力される細分化された小
さな領域の移動を監視して、異常を判定した場合は異常
判定を報知部8に出力する。
定した場合には、領域指定部14に対して切出し領域の
移動を停止させるように領域指定部14を制御する。領
域指定部14は、異常判定部7の制御により切出し領域
の移動を停止する。この場合、領域指定部14は、異常
と判定された切出し領域をさらに細分化した小さな領域
に分割して所定時間毎に分割した領域を移動させるよう
にタイミングパルス発生部12を制御する。異常判定計
測部18は異常判定部7から出力される細分化された小
さな領域の移動を監視して、異常を判定した場合は異常
判定を報知部8に出力する。
【0042】図14は切出し領域の移動を停止し、さら
に細分化した切出し領域を移動して異常を監視する説明
図である。図14において、画面30は15個の切出し
領域1〜15に分割されている。分割された切出し領域
1〜15を所定の時間毎に切出し領域1から切出し領域
15まで移動させて画面全体を監視する。この画面全体
を監視しているときに、例えば切出し領域8で異常判定
部7が異常を判定したときは、領域指定部14は異常と
判定されて切出し領域8をさらに15個に細分化した小
さな切出し領域30−8に分割し、同様に所定時間毎に
細分化した切出し領域30−8を移動させて監視し、細
分化した切出し領域30−8の3番で異常判定計測部1
8が異常を判定する。
に細分化した切出し領域を移動して異常を監視する説明
図である。図14において、画面30は15個の切出し
領域1〜15に分割されている。分割された切出し領域
1〜15を所定の時間毎に切出し領域1から切出し領域
15まで移動させて画面全体を監視する。この画面全体
を監視しているときに、例えば切出し領域8で異常判定
部7が異常を判定したときは、領域指定部14は異常と
判定されて切出し領域8をさらに15個に細分化した小
さな切出し領域30−8に分割し、同様に所定時間毎に
細分化した切出し領域30−8を移動させて監視し、細
分化した切出し領域30−8の3番で異常判定計測部1
8が異常を判定する。
【0043】このように、図14の実施形態において
は、マクロ的な切出し領域の移動による監視からマクロ
的な切出し領域の監視に移行でき、火災や物体の移動な
どの異常の検出精度を向上させることができる。すなわ
ち、本実施形態においては、画面30内の監視漏れがな
い上に正確に異常を判定することができる。図15は本
発明の第5実施形態のブロック図である。本実施形態
は、積分部により積分された積分値の時間的変化から炎
固有のゆらぎを判定して異常を検出することを特徴とす
る。図15において、ゆらぎ判定部19は、サンプリン
グ部3でサンプリングした積分値を受信し、画面30の
輝度に比例した積分値の時間的な変化から輝度のゆらぎ
を解析し、炎固有のゆらぎと同一と判定した場合には、
異常種類判定部20に火災の判定を出力する。
は、マクロ的な切出し領域の移動による監視からマクロ
的な切出し領域の監視に移行でき、火災や物体の移動な
どの異常の検出精度を向上させることができる。すなわ
ち、本実施形態においては、画面30内の監視漏れがな
い上に正確に異常を判定することができる。図15は本
発明の第5実施形態のブロック図である。本実施形態
は、積分部により積分された積分値の時間的変化から炎
固有のゆらぎを判定して異常を検出することを特徴とす
る。図15において、ゆらぎ判定部19は、サンプリン
グ部3でサンプリングした積分値を受信し、画面30の
輝度に比例した積分値の時間的な変化から輝度のゆらぎ
を解析し、炎固有のゆらぎと同一と判定した場合には、
異常種類判定部20に火災の判定を出力する。
【0044】異常種類判定部20は異常判定部7からの
出力とゆらぎ判定部19からの出力を受けて異常が火災
かまたはそれ以外の異常かを判定して、判定信号を報知
部8に出力する。なお、その他の構成は図1と同様にな
っている。図16は燃焼皿の直径に対するゆらぎの周波
数の特性図である。液体燃料の燃焼状況を分析すると、
火炎の形状は周期的に変動を繰り返していることが知ら
れている。ByramとNelson は、エタノール火炎の放射
振動を測定している。また、Hertzherg et alはメタノ
ール火炎の放射振動を測定し、測定振動の強度および周
波数を拡散炎の構造に基づく理論的な予測値と比較して
いる。このように火炎の放射強度は特徴的な繰り返し周
波数をもつため、赤外線式スポット型炎感知器の判断基
準になっている。
出力とゆらぎ判定部19からの出力を受けて異常が火災
かまたはそれ以外の異常かを判定して、判定信号を報知
部8に出力する。なお、その他の構成は図1と同様にな
っている。図16は燃焼皿の直径に対するゆらぎの周波
数の特性図である。液体燃料の燃焼状況を分析すると、
火炎の形状は周期的に変動を繰り返していることが知ら
れている。ByramとNelson は、エタノール火炎の放射
振動を測定している。また、Hertzherg et alはメタノ
ール火炎の放射振動を測定し、測定振動の強度および周
波数を拡散炎の構造に基づく理論的な予測値と比較して
いる。このように火炎の放射強度は特徴的な繰り返し周
波数をもつため、赤外線式スポット型炎感知器の判断基
準になっている。
【0045】図16の特性aは、Byramなどが赤外線セ
ンサを用いてエタノールについて測定した燃焼皿直径と
ゆらぎの周波数との関係を示し、特性bは同じくHertz
hergなどが赤外線センサを用いてメタノールについて測
定した燃焼皿直径とゆらぎの周波数の関係を示し、さら
に、特性cとしてN−ヘプタンの火炎の輝度を示す積分
値の周波数解析結果を付け加えた。
ンサを用いてエタノールについて測定した燃焼皿直径と
ゆらぎの周波数との関係を示し、特性bは同じくHertz
hergなどが赤外線センサを用いてメタノールについて測
定した燃焼皿直径とゆらぎの周波数の関係を示し、さら
に、特性cとしてN−ヘプタンの火炎の輝度を示す積分
値の周波数解析結果を付け加えた。
【0046】特性cは、特性aと特性bのデータ系列の
間に位置していることと、燃焼皿の直径が大きくなるに
したがって周波数が低くなる傾向が示していることか
ら、火災の映像信号から炎のゆらぎを検出することがで
きる。このように本実施形態においては、炎に固有のゆ
らぎを検出することで火災をより正確に判断することが
できる。
間に位置していることと、燃焼皿の直径が大きくなるに
したがって周波数が低くなる傾向が示していることか
ら、火災の映像信号から炎のゆらぎを検出することがで
きる。このように本実施形態においては、炎に固有のゆ
らぎを検出することで火災をより正確に判断することが
できる。
【0047】ここで、図16から通常火災と呼べる規模
の火炎の持つゆらぎ周波数は15Hz以下であることが
わかるが、日本で使われている標準の映像信号であるN
TSC信号が1秒間に30枚の画像を送るものであるた
め、本実施形態のサンプリング間隔は1/30秒間隔と
なり、サンプリング定理より、ちょうど15Hzまでの
ゆらぎ周波数が検出可能である。
の火炎の持つゆらぎ周波数は15Hz以下であることが
わかるが、日本で使われている標準の映像信号であるN
TSC信号が1秒間に30枚の画像を送るものであるた
め、本実施形態のサンプリング間隔は1/30秒間隔と
なり、サンプリング定理より、ちょうど15Hzまでの
ゆらぎ周波数が検出可能である。
【0048】また、別の形態として、異常判定部7を設
けず、映像信号を所定周期毎に積分する積分部と、積分
部により積分された積分値の時間的な輝度変化から炎固
有のゆらぎを判定する検出するゆらぎ判定部のみで構成
し、火災監視専用の監視装置としても良い。図17は本
発明の第6実施形態のブロック図である。本実施形態
は、画面を市松模様などの監視切出し領域と非監視領域
に離散的に分割し、監視切出し領域の映像信号を切り出
し、積分値の時間的変化から監視領域を通過する移動体
の速度を判定することを特徴とする。
けず、映像信号を所定周期毎に積分する積分部と、積分
部により積分された積分値の時間的な輝度変化から炎固
有のゆらぎを判定する検出するゆらぎ判定部のみで構成
し、火災監視専用の監視装置としても良い。図17は本
発明の第6実施形態のブロック図である。本実施形態
は、画面を市松模様などの監視切出し領域と非監視領域
に離散的に分割し、監視切出し領域の映像信号を切り出
し、積分値の時間的変化から監視領域を通過する移動体
の速度を判定することを特徴とする。
【0049】図17において、図6のタイミングパルス
発生部12の代りに模様パルス発生部21を設け、模様
パルス発生部21は、画面内を複数の切出し領域に分割
し、市松模様のように、監視切出し領域と非監視切出し
領域を離散的に配置するパルスを作り出し、信号切出し
部13で監視切出し領域の映像信号を切り出す。22は
異常判定用時間計測部であり、異常判定用時間計側部2
2は異常判定用の時間を異常時間間隔測定部23に出力
する。
発生部12の代りに模様パルス発生部21を設け、模様
パルス発生部21は、画面内を複数の切出し領域に分割
し、市松模様のように、監視切出し領域と非監視切出し
領域を離散的に配置するパルスを作り出し、信号切出し
部13で監視切出し領域の映像信号を切り出す。22は
異常判定用時間計測部であり、異常判定用時間計側部2
2は異常判定用の時間を異常時間間隔測定部23に出力
する。
【0050】異常時間間隔測定部23は、異常判定用時
間計側部22からの時間と異常判定部7からの異常出力
に基づいて異常の時間間隔を測定し、異常種類判定部2
4に出力する。異常種類判定部24は、異常時間間隔測
定部23で測定した異常時間間隔と監視切出し領域の距
離から移動体の移動速度を求め、異常の種類を判定して
報知部8に出力する。異常判定用時間計側部22、異常
時間間隔測定部23および異常種類判定部24は、積分
値の時間的変化から移動体の速度を判定する速度判定部
を構成している。
間計側部22からの時間と異常判定部7からの異常出力
に基づいて異常の時間間隔を測定し、異常種類判定部2
4に出力する。異常種類判定部24は、異常時間間隔測
定部23で測定した異常時間間隔と監視切出し領域の距
離から移動体の移動速度を求め、異常の種類を判定して
報知部8に出力する。異常判定用時間計側部22、異常
時間間隔測定部23および異常種類判定部24は、積分
値の時間的変化から移動体の速度を判定する速度判定部
を構成している。
【0051】速度判定部は、画面の監視切出し領域の距
離をL、異常時間間隔をtb−ta、移動速度をVとす
ると、V=L/(tb−ta)により移動速度を求め
る。本実施形態においては、物体の移動速度を判定する
ことができるため、移動体の種類をより正確に判断する
ことができる。なお、その他の構成は、図6と同様にな
っている。
離をL、異常時間間隔をtb−ta、移動速度をVとす
ると、V=L/(tb−ta)により移動速度を求め
る。本実施形態においては、物体の移動速度を判定する
ことができるため、移動体の種類をより正確に判断する
ことができる。なお、その他の構成は、図6と同様にな
っている。
【0052】図18は図17の物体の移動に用いる市松
模様の切出し領域の分割と人の移動に伴なう積分値の時
間的変化の説明図である。図18(a)に示すように、
画面30は、市松模様のように黒の監視切出し領域と白
の非監視切出し領域に離散的に分割される。ここで切出
し領域の横方向の距離をLとする。画面30内を右から
左に人37が横切るとき、監視切出し領域の映像信号を
信号切出し部13で切り出し、積分部2で積分してサン
プリング部3でサンプリングした輝度を示す積分値は、
図18(b)に示すような波形になる。
模様の切出し領域の分割と人の移動に伴なう積分値の時
間的変化の説明図である。図18(a)に示すように、
画面30は、市松模様のように黒の監視切出し領域と白
の非監視切出し領域に離散的に分割される。ここで切出
し領域の横方向の距離をLとする。画面30内を右から
左に人37が横切るとき、監視切出し領域の映像信号を
信号切出し部13で切り出し、積分部2で積分してサン
プリング部3でサンプリングした輝度を示す積分値は、
図18(b)に示すような波形になる。
【0053】人37が監視切出し領域aを横切ったとき
の異常判定の時刻をta、監視切出し領域bを横切った
ときの異常判定の時刻をtb、監視切出し領域cを横切
ったときの異常判定の時刻をtcとすると、切出し領域
の距離Lと各時刻の時間間隔、例えば(tb−ta)か
ら人37の移動速度Vを V=L/(tb−ta) として算出できる。人間の移動速度がわかれば、人間だ
けを検出することができる。図18では人37に合わせ
て模様の大きさを決めているが、車両に合わせて模様の
大きさを調節し、移動速度も車両に合わせれば、車両だ
けを検出することができる。
の異常判定の時刻をta、監視切出し領域bを横切った
ときの異常判定の時刻をtb、監視切出し領域cを横切
ったときの異常判定の時刻をtcとすると、切出し領域
の距離Lと各時刻の時間間隔、例えば(tb−ta)か
ら人37の移動速度Vを V=L/(tb−ta) として算出できる。人間の移動速度がわかれば、人間だ
けを検出することができる。図18では人37に合わせ
て模様の大きさを決めているが、車両に合わせて模様の
大きさを調節し、移動速度も車両に合わせれば、車両だ
けを検出することができる。
【0054】図19は本発明の第7実施形態のブロック
図である。本実施形態は、画面内を複数の切出し領域に
分割し、所定の時間毎に移動させて監視し、異常を判定
した切出し領域をさらに市松模様のように細分化して監
視領域を通過する移動体の速度を判定することを特徴と
する。図19において、図17にパルス切替え部25
と、図11,図13に示したような時間計側部15、領
域指定部14およびタイミングパルス発生部12が追加
して設けられている。信号切出し部13は、画面内を複
数の切出し領域に分割し、分割した切出し領域を所定の
時間毎に移動させて画面全体を監視するための映像信号
の切出しを行う。異常判定部7は異常を判定すると、領
域指定部14およびパルス切替え部25に制御信号をそ
れぞれ出力する。
図である。本実施形態は、画面内を複数の切出し領域に
分割し、所定の時間毎に移動させて監視し、異常を判定
した切出し領域をさらに市松模様のように細分化して監
視領域を通過する移動体の速度を判定することを特徴と
する。図19において、図17にパルス切替え部25
と、図11,図13に示したような時間計側部15、領
域指定部14およびタイミングパルス発生部12が追加
して設けられている。信号切出し部13は、画面内を複
数の切出し領域に分割し、分割した切出し領域を所定の
時間毎に移動させて画面全体を監視するための映像信号
の切出しを行う。異常判定部7は異常を判定すると、領
域指定部14およびパルス切替え部25に制御信号をそ
れぞれ出力する。
【0055】領域指定部14は異常判定部7からの制御
信号を受けると、所定の切出し領域で移動を停止し、パ
ルス切替え部25は異常と判定された切出し領域を市松
模様などの監視切出し領域と非監視切出し領域を離散的
に配置したさらに細分化した小さな切出し領域に分割す
るタイミングパルスを発生する模様パルス発生部21に
切り替え、信号切出し部13に出力する。したがって、
本実施形態においては、画面内の監視の漏れがない上移
動体の移動速度により移動体の種類を判断することがで
きる。なお、その他の構成は図17と同様になってい
る。
信号を受けると、所定の切出し領域で移動を停止し、パ
ルス切替え部25は異常と判定された切出し領域を市松
模様などの監視切出し領域と非監視切出し領域を離散的
に配置したさらに細分化した小さな切出し領域に分割す
るタイミングパルスを発生する模様パルス発生部21に
切り替え、信号切出し部13に出力する。したがって、
本実施形態においては、画面内の監視の漏れがない上移
動体の移動速度により移動体の種類を判断することがで
きる。なお、その他の構成は図17と同様になってい
る。
【0056】図20は図19による切出し領域の移動と
異常判定時に細分化した切出し領域により物体移動を判
定する説明図である。図20において、画面30は15
個の切出し領域に分割され、分割した切出し領域を所定
の時間毎に左から右に1番,2番,3番・・・の順で移
動させる。このとき例えば、切出し領域が8番のところ
で異常判定部7が異常を判定した場合、領域指定部14
は異常が判定された切出し領域の移動を止めて、異常を
判定した8番の切出し領域を市松模様39−8のように
監視切出し領域と非監視切出し領域を離散的に配置し、
さらに細分化した小さな切出し領域に分割して監視切出
し領域の映像信号を切り出すようにパルス切替え部25
で切替えを行う。
異常判定時に細分化した切出し領域により物体移動を判
定する説明図である。図20において、画面30は15
個の切出し領域に分割され、分割した切出し領域を所定
の時間毎に左から右に1番,2番,3番・・・の順で移
動させる。このとき例えば、切出し領域が8番のところ
で異常判定部7が異常を判定した場合、領域指定部14
は異常が判定された切出し領域の移動を止めて、異常を
判定した8番の切出し領域を市松模様39−8のように
監視切出し領域と非監視切出し領域を離散的に配置し、
さらに細分化した小さな切出し領域に分割して監視切出
し領域の映像信号を切り出すようにパルス切替え部25
で切替えを行う。
【0057】そして、異常判定用時間計側部22、異常
時間間隔測定部23および異常種類判定部24よりなる
速度判定部で、積分値の時間的輝度変化から監視領域を
通過する移動体の移動速度を判定する。したがって、画
面30の監視の漏れがなく、さらに移動速度により移動
体が人なのか車両なのかなどを判断することができる。
時間間隔測定部23および異常種類判定部24よりなる
速度判定部で、積分値の時間的輝度変化から監視領域を
通過する移動体の移動速度を判定する。したがって、画
面30の監視の漏れがなく、さらに移動速度により移動
体が人なのか車両なのかなどを判断することができる。
【0058】なお、別の形態として、異常判定部7など
を設けず、映像信号を所定周期毎に積分する積分部と、
画面内を複数領域に分割して市松模様等の監視分割領域
と非監視分割領域を離散的に配置し、監視分割領域に対
応する映像信号を切出して積分部に供給する信号切出し
部と、積分値の時間的な輝度変化から監視領域を通過す
る移動体の移動速度を判定する速度判定部のみで構成
し、物体移動を監視する専用の監視装置としても良い。
を設けず、映像信号を所定周期毎に積分する積分部と、
画面内を複数領域に分割して市松模様等の監視分割領域
と非監視分割領域を離散的に配置し、監視分割領域に対
応する映像信号を切出して積分部に供給する信号切出し
部と、積分値の時間的な輝度変化から監視領域を通過す
る移動体の移動速度を判定する速度判定部のみで構成
し、物体移動を監視する専用の監視装置としても良い。
【0059】図21は本発明の第8実施形態のブロック
図である。本実施形態は複数の撮像装置のいずれかに設
けた異常判定部から異常判定信号が送出された際に、異
常判定信号を送出した撮像装置からの映像信号に切替え
て監視現場の画像を表示させることを特徴とする。図2
1において、1a〜1nは監視領域に配置された複数の
ビデオカメラであり、ビデオカメラ1a〜1nで撮像し
た映像信号は各ビデオカメラ1a〜1nにそれぞれ接続
された各簡易画像監視装置26a〜26nおよび一個の
映像信号切替え器27にそれぞれ出力される。各簡易画
像監視装置26a〜26nは、本発明の第1〜第7実施
形態で示した構成を有し、少なくとも積分部と異常判定
部を有する。
図である。本実施形態は複数の撮像装置のいずれかに設
けた異常判定部から異常判定信号が送出された際に、異
常判定信号を送出した撮像装置からの映像信号に切替え
て監視現場の画像を表示させることを特徴とする。図2
1において、1a〜1nは監視領域に配置された複数の
ビデオカメラであり、ビデオカメラ1a〜1nで撮像し
た映像信号は各ビデオカメラ1a〜1nにそれぞれ接続
された各簡易画像監視装置26a〜26nおよび一個の
映像信号切替え器27にそれぞれ出力される。各簡易画
像監視装置26a〜26nは、本発明の第1〜第7実施
形態で示した構成を有し、少なくとも積分部と異常判定
部を有する。
【0060】これらのビデオカメラ1a〜1nと簡易画
像監視装置26a〜26nが全体として撮像装置を構成
している。簡易画像監視装置26a〜26nをビデオカ
メラ1a〜1n内に内蔵させるようにしても良い。映像
信号切替え器27は簡易画像監視装置26a〜26nの
異常判定部からの異常判定信号を受信すると、異常判定
信号を送出した簡易画像監視装置26a〜26nが接続
されたビデオカメラ1a〜1nからの映像信号に切り替
えて汎用画像監視装置28に出力する。汎用画像監視装
置28は監視現場の画像を表示する。
像監視装置26a〜26nが全体として撮像装置を構成
している。簡易画像監視装置26a〜26nをビデオカ
メラ1a〜1n内に内蔵させるようにしても良い。映像
信号切替え器27は簡易画像監視装置26a〜26nの
異常判定部からの異常判定信号を受信すると、異常判定
信号を送出した簡易画像監視装置26a〜26nが接続
されたビデオカメラ1a〜1nからの映像信号に切り替
えて汎用画像監視装置28に出力する。汎用画像監視装
置28は監視現場の画像を表示する。
【0061】いま、簡易画像監視装置26bの異常判定
部が異常判定信号を映像信号切替え器27に出力したと
する。映像信号切替え器27は簡易画像監視装置26b
からの異常判定信号により簡易画像監視装置26bが接
続されているビデオカメラ1bの映像信号に切り替え
る。汎用画像監視装置28のモニタ画面には、ビデオカ
メラ1bで撮像した異常と判定された映像が表示され
る。
部が異常判定信号を映像信号切替え器27に出力したと
する。映像信号切替え器27は簡易画像監視装置26b
からの異常判定信号により簡易画像監視装置26bが接
続されているビデオカメラ1bの映像信号に切り替え
る。汎用画像監視装置28のモニタ画面には、ビデオカ
メラ1bで撮像した異常と判定された映像が表示され
る。
【0062】したがって、監視区域に別途異常センサを
設置したり、センタ側に高価で複雑な画像処理用コンピ
ュータシステムを設置することなく、複数のビデオカメ
ラ1a〜1nを用いた集中監視装置が、通常のビデオカ
メラのみの監視装置と同等のコストで容易に実現でき
る。
設置したり、センタ側に高価で複雑な画像処理用コンピ
ュータシステムを設置することなく、複数のビデオカメ
ラ1a〜1nを用いた集中監視装置が、通常のビデオカ
メラのみの監視装置と同等のコストで容易に実現でき
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、撮像装置から出力される映像信号を積分して輝度に
比例した積分値を取り出し、この積分値を所定時間前の
輝度を示す前回の積分値とし比較することで、両者の差
から画面内の火災の発生や物体の移動などの異常を検出
するため、回路そのものも極めて簡単であり、ビデオカ
メラ内蔵などが容易にでき、映像信号をAD変換により
画素データに変換してメモリに格納したのちに処理する
必要もないことから、コスト的にも安価で直ちに実用化
可能である。
ば、撮像装置から出力される映像信号を積分して輝度に
比例した積分値を取り出し、この積分値を所定時間前の
輝度を示す前回の積分値とし比較することで、両者の差
から画面内の火災の発生や物体の移動などの異常を検出
するため、回路そのものも極めて簡単であり、ビデオカ
メラ内蔵などが容易にでき、映像信号をAD変換により
画素データに変換してメモリに格納したのちに処理する
必要もないことから、コスト的にも安価で直ちに実用化
可能である。
【0064】また、火炎や物体移動の検出精度を向上す
ることができ、移動体の種類を正確に判断することもで
きる。
ることができ、移動体の種類を正確に判断することもで
きる。
【図1】本発明の第1実施形態のブロック図
【図2】図1の映像信号による画面の説明図
【図3】図1の積分部の回路図
【図4】図1の積分部による映像信号の積分動作のタイ
ミングチャート
ミングチャート
【図5】図1で変化なし、火災、物体移動の各々につき
前回画面、現在画面及び積分値の時間変化を示した説明
図
前回画面、現在画面及び積分値の時間変化を示した説明
図
【図6】画面の一部の領域の映像信号を切出して積分す
る本発明の第2実施形態のブロック図
る本発明の第2実施形態のブロック図
【図7】図6による画面の切出し領域の説明図
【図8】図6の信号切出し部及び積分部の回路図
【図9】図6の切出しに使用するタイミングパルス発生
部による水平同期ゲート信号の生成を示すタイミングチ
ャート
部による水平同期ゲート信号の生成を示すタイミングチ
ャート
【図10】図9の水平同期ゲート信号による図7の切出
し領域に相当する映像信号の切出しのタイミングチャー
ト
し領域に相当する映像信号の切出しのタイミングチャー
ト
【図11】画面を分割して切出し領域を移動させる本発
明の第3実施形態のブロック図
明の第3実施形態のブロック図
【図12】図11による切出し領域の移動と切出し領域
の移動順番の説明図
の移動順番の説明図
【図13】異常判定で切出し領域の移動を停止させる本
発明の第4実施形態のブロック図
発明の第4実施形態のブロック図
【図14】図13で切出し領域の移動を停止し更に細分
化した切出し領域を移動して異常を監視する説明図
化した切出し領域を移動して異常を監視する説明図
【図15】炎固有のゆらぎを判定する本発明の第5実施
形態のブロック図
形態のブロック図
【図16】燃焼皿の直径に対するゆらぎ周波数の特性図
【図17】物体移動を判定する本発明の第6実施形態の
ブロック図
ブロック図
【図18】図17の物体移動に用いる市松模様の切出し
領域の分割と人の移動に伴なう積分値の時間変化の説明
図
領域の分割と人の移動に伴なう積分値の時間変化の説明
図
【図19】異常の判定と物体移動の判定を組合わせた本
発明の第7実施形態のブロック図
発明の第7実施形態のブロック図
【図20】図19による切出し領域の移動と異常判定時
に細分化した市松領域により物体移動を判定する処理の
説明図
に細分化した市松領域により物体移動を判定する処理の
説明図
【図21】第1乃至第6実施形態の装置を内蔵した複数
のビデオカメラのみによる集中型の監視装置のブロック
図
のビデオカメラのみによる集中型の監視装置のブロック
図
【図22】従来の映像信号を用いた監視装置のブロック
図
図
1,1a〜1n:ビデオカメラ(撮像装置) 2:積分部 7:異常判定部 12:タイミングパルス発生部 13:信号切出し部 14:領域指定部 15:時間計測部 18:異常判定計測部 19:ゆらぎ判定部 20:異常種類判定部 21:模様パルス発生部 22:異常判定用時間計側部 23:異常時間間隔測定部 25a〜25n:簡易画像監視装置 27:映像信号切替え器
Claims (12)
- 【請求項1】撮像装置で撮像した監視領域の映像信号か
ら異常を検出する監視装置に於いて、 前記撮像装置から出力された映像信号を所定周期毎に積
分する積分部と、 前記積分部により積分された前回と今回の積分値を比較
し、両者の差から異常を検出する異常判定部と、を備え
たことを特徴とする監視装置。 - 【請求項2】請求項1記載の監視装置に於いて、前記積
分部は、少なくとも1画面単位に前記映像信号を積分す
ることを特徴とする監視装置。 - 【請求項3】請求項1記載の監視装置に於いて、更に、
画面内の所定の領域の映像信号を切り出して前記積分部
に供給する信号切出し部を設けたことを特徴とする監視
装置。 - 【請求項4】請求項3記載の監視装置に於いて、前記信
号切出し部は、画面内を複数の切出し領域に分割し、前
記切出し領域を所定の時間毎に移動させて画面全体を監
視することを特徴とする監視装置。 - 【請求項5】請求項4記載の監視装置に於いて、前記信
号切出し部は、前記異常判別部で異常を判定した場合、
前記切出し領域の移動を止めて異常と判定した領域を監
視することを特徴とする監視装置。 - 【請求項6】請求項5記載の監視装置において、前記信
号切出し部は、前記切出し領域の移動を止めて異常と判
定した領域を監視する際に、該異常判定領域を更に細分
化した小さな領域に分割して所定の時間毎に移動させて
監視することを特徴とする監視装置。 - 【請求項7】請求項1記載の監視装置に於いて、更に、
前記積分部により積分された積分値の時間的な変化から
炎固有のゆらぎを判定するゆらぎ判定部を設けたことを
特徴とする監視装置。 - 【請求項8】請求項1記載の監視装置に於いて、更に、 画面内を複数の切出し領域に分割して市松模様等のよう
に監視切出し領域と非監視切出し領域を離散的に配置
し、前記監視切出し領域の映像信号を切出して前記積分
部に供給する信号切出し部と、 前記積分部により積分された積分値の時間的な変化から
監視領域を通過する移動体の速度を判定する速度判定部
と、を設けたことを特徴とする監視装置。 - 【請求項9】請求項8記載の監視装置に於いて、更に、 画面内を複数の切出し領域に分割して切出し領域を所定
の時間毎に移動させながら映像信号を切出して前記積分
部に供給する第1信号切出し部と、 前記異常判定部で前記切出し領域の異常が判定された際
に、前記切出し領域の移動を止めて異常と判定した領域
を更に細分化した小さな切出し領域に分割して市松模様
等のように監視切出し領域と非監視切出し領域を離散的
に配置し、前記監視切出し領域の映像信号を切出して前
記積分部に供給する第2信号切出し部と、 前記第2信号切出し部の映像信号について前記積分部に
より積分された積分値の時間的な輝度変化から監視領域
を通過する移動体の速度を判定する速度判定部と、を設
けたことを特徴とする監視装置。 - 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかに記載の監視
装置に於いて、少なくとも前記積分部と異常判定部を設
けた前記撮像装置を複数設置し、前記複数の撮像装置の
いずれかに設けた異常判定部から異常判定信号が送出さ
れた際に、異常判定信号を送出した撮像装置からの映像
信号に切替えて監視現場の画像を表示させることを特徴
とする監視装置。 - 【請求項11】撮像装置で撮像した監視領域の映像信号
から異常を検出する監視装置に於いて、 前記撮像手段から出力された映像信号を所定周期毎に積
分する積分部と、 前記積分部により積分された積分値の時間的な輝度変化
から炎固有のゆらぎを判定するゆらぎ判定部と、を設け
たことを特徴とする監視装置。 - 【請求項12】撮像装置で撮像した監視領域の映像信号
から異常を検出する監視装置に於いて、 前記撮像手段から出力された映像信号を所定周期毎に積
分する積分部と、 画面内を複数領域に分割して市松模様等のように監視分
割領域と非監視分割領域を離散的に配置し、前記監視分
割領域に対応する映像信号を切出して前記積分部に供給
する信号切出し部と、 前記積分部により積分された積分値の時間的な輝度変化
から監視領域を通過する移動体の移動速度を判定する速
度判定部と、を設けたことを特徴とする監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12547096A JPH09305882A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12547096A JPH09305882A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305882A true JPH09305882A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14910890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12547096A Pending JPH09305882A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09305882A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001307103A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-11-02 | Yokogawa Electric Corp | 画像検出システム |
JP2002058014A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-22 | Yokogawa Electric Corp | 物体検知システム |
JP2004133706A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Matsushita Electric Works Ltd | 車上盗難警報装置 |
KR100444784B1 (ko) * | 2001-11-15 | 2004-08-21 | 주식회사 에이로직스 | 에지검출을 통한 경보발생방법 및 보안 시스템 |
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