JPH09303288A - ターボ分子ポンプの翼 - Google Patents
ターボ分子ポンプの翼Info
- Publication number
- JPH09303288A JPH09303288A JP12143096A JP12143096A JPH09303288A JP H09303288 A JPH09303288 A JP H09303288A JP 12143096 A JP12143096 A JP 12143096A JP 12143096 A JP12143096 A JP 12143096A JP H09303288 A JPH09303288 A JP H09303288A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- molecular pump
- turbo molecular
- elements
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/32—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
- F04D29/321—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow compressors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D19/00—Axial-flow pumps
- F04D19/02—Multi-stage pumps
- F04D19/04—Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
- F04D19/042—Turbomolecular vacuum pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/52—Casings; Connections of working fluid for axial pumps
- F04D29/54—Fluid-guiding means, e.g. diffusers
- F04D29/541—Specially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/542—Bladed diffusers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 羽根部を機械加工で削り出すことなく、した
がって羽根の枚数やその仰角に制約を受けることなく、
簡単,迅速かつ容易に製作できるターボ分子ポンプの翼
を提供する。 【解決手段】 ターボ分子ポンプの翼1は、内リング4
と外リング5と、周方向に互いに一定の間隔で上記内リ
ング4と外リング5の間を半径方向に延在する複数の羽
根部3からなる複数枚の翼エレメント2とから構成され
る。上記ターボ分子ポンプの翼1は、上記複数枚の翼エ
レメント2を各翼エレメント2の中心7が同一軸上に来
るように重ね合わせて、上記翼エレメント2の位相を周
方向にずらしている。重ね合わされらた複数の翼エレメ
ント2は、接着,かしめ,溶接等によって接合されてい
る。
がって羽根の枚数やその仰角に制約を受けることなく、
簡単,迅速かつ容易に製作できるターボ分子ポンプの翼
を提供する。 【解決手段】 ターボ分子ポンプの翼1は、内リング4
と外リング5と、周方向に互いに一定の間隔で上記内リ
ング4と外リング5の間を半径方向に延在する複数の羽
根部3からなる複数枚の翼エレメント2とから構成され
る。上記ターボ分子ポンプの翼1は、上記複数枚の翼エ
レメント2を各翼エレメント2の中心7が同一軸上に来
るように重ね合わせて、上記翼エレメント2の位相を周
方向にずらしている。重ね合わされらた複数の翼エレメ
ント2は、接着,かしめ,溶接等によって接合されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボ分子ポンプ
の翼に関する。
の翼に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ターボ分子ポンプの静翼として
は、例えば、図4に示すようなものがある(実開昭60−1
43192号公報)。
は、例えば、図4に示すようなものがある(実開昭60−1
43192号公報)。
【0003】図4(a)はターボ分子ポンプの静翼の平面
図であり、図4(b)は図4(a)のb−b線断面図である。図
4(a)に示すターボ分子ポンプの静翼11は、一枚の板
材からなり、内リング部12から複数の羽根部13が放
射状に延びている。上記羽根部13の周方向端部には仰
角を与える傾斜面13aを形成している。そして、上記
静翼11では、上記羽根部13および傾斜面13aを形
成するために、エンドミル等の加工用刃物を使用して、
機械加工により行っていた。
図であり、図4(b)は図4(a)のb−b線断面図である。図
4(a)に示すターボ分子ポンプの静翼11は、一枚の板
材からなり、内リング部12から複数の羽根部13が放
射状に延びている。上記羽根部13の周方向端部には仰
角を与える傾斜面13aを形成している。そして、上記
静翼11では、上記羽根部13および傾斜面13aを形
成するために、エンドミル等の加工用刃物を使用して、
機械加工により行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のターボ分子ポンプの静翼11では、羽根部13および
その傾斜面13aを形成するために、エンドミル等の加
工用刃物による機械加工を行っているが、羽根部13,
13の間、特に羽根部13,13の基部13b,13bの間
が狭いため、加工用刃物が羽根部13,13の間に入り
にくく、羽根部13の枚数や傾斜面13aの大きさや角
度が制約されるという問題があった。
のターボ分子ポンプの静翼11では、羽根部13および
その傾斜面13aを形成するために、エンドミル等の加
工用刃物による機械加工を行っているが、羽根部13,
13の間、特に羽根部13,13の基部13b,13bの間
が狭いため、加工用刃物が羽根部13,13の間に入り
にくく、羽根部13の枚数や傾斜面13aの大きさや角
度が制約されるという問題があった。
【0005】さらに、上記羽根部13をエンドミル等に
より機械加工しなければならないので、翼11の加工に
時間を要して、コストが高くなるという問題もあった。
より機械加工しなければならないので、翼11の加工に
時間を要して、コストが高くなるという問題もあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、羽根部をエンド
ミル等の機械加工で削り出すことなく、したがって羽根
の枚数やその仰角に制約を受けることなく、簡単,迅速
かつ容易に製作できるターボ分子ポンプの翼を提供する
ことにある。
ミル等の機械加工で削り出すことなく、したがって羽根
の枚数やその仰角に制約を受けることなく、簡単,迅速
かつ容易に製作できるターボ分子ポンプの翼を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明のターボ分子ポンプの翼は、円板部
から複数の羽根部が径方向に延びると共に、上記複数の
羽根部は周方向に互いに一定間隔が空けられている薄板
からなる翼エレメントを複数枚備え、上記複数の翼エレ
メントを、円板部が重なり、かつ羽根部の位相が周方向
にずれるように重ね合わせて接合したことを特徴として
いる。
め、請求項1の発明のターボ分子ポンプの翼は、円板部
から複数の羽根部が径方向に延びると共に、上記複数の
羽根部は周方向に互いに一定間隔が空けられている薄板
からなる翼エレメントを複数枚備え、上記複数の翼エレ
メントを、円板部が重なり、かつ羽根部の位相が周方向
にずれるように重ね合わせて接合したことを特徴として
いる。
【0008】請求項1の発明によれば、ターボ分子ポン
プの翼は、上記複数の薄板からなる翼エレメントの位相
を周方向にずらせて重ね合わせて接合して形成される。
このように、翼エレメントを重ねて接合するだけでよい
から、翼を作成するのに従来のごときエンドミル等によ
る機械加工が不要になる。したがって、羽根部の数や仰
角を与える傾斜面の大きさや角度の制約がなくなる上
に、翼を簡単,迅速かつ容易に製作できる。なお、翼エ
レメントは、たとえば金型プレス、放電加工、エッチン
グ等により製作される。翼エレメントの枚数を変えるこ
とによって翼の厚みを、また翼エレメントのずらす量を
変えることによって翼の仰角を任意に変えることができ
る。
プの翼は、上記複数の薄板からなる翼エレメントの位相
を周方向にずらせて重ね合わせて接合して形成される。
このように、翼エレメントを重ねて接合するだけでよい
から、翼を作成するのに従来のごときエンドミル等によ
る機械加工が不要になる。したがって、羽根部の数や仰
角を与える傾斜面の大きさや角度の制約がなくなる上
に、翼を簡単,迅速かつ容易に製作できる。なお、翼エ
レメントは、たとえば金型プレス、放電加工、エッチン
グ等により製作される。翼エレメントの枚数を変えるこ
とによって翼の厚みを、また翼エレメントのずらす量を
変えることによって翼の仰角を任意に変えることができ
る。
【0009】請求項2の発明のターボ分子ポンプの翼
は、上記翼エレメントの円板部が、中空円板部である内
リング部と外リング部とからなることを特徴としてい
る。
は、上記翼エレメントの円板部が、中空円板部である内
リング部と外リング部とからなることを特徴としてい
る。
【0010】請求項2の発明によれば、上記翼エレメン
トの羽根部が内リングと外リングとに両端支持されるの
で、羽根部が円板部に片持ち支持される翼に比較して、
翼の強度が向上する。
トの羽根部が内リングと外リングとに両端支持されるの
で、羽根部が円板部に片持ち支持される翼に比較して、
翼の強度が向上する。
【0011】請求項3の発明のターボ分子ポンプの翼
は、上記翼エレメントが、上記羽根部の周方向の縁に面
取りが施されていることを特徴としている。
は、上記翼エレメントが、上記羽根部の周方向の縁に面
取りが施されていることを特徴としている。
【0012】このように、羽根部の周方向の縁に面取り
が施されているので、積層された翼エレメントの羽根部
の周方向の端の仰角を与える部分は、段差が小さくな
り、滑らかになる。
が施されているので、積層された翼エレメントの羽根部
の周方向の端の仰角を与える部分は、段差が小さくな
り、滑らかになる。
【0013】請求項4の発明によれば、上記翼エレメン
トが、同一形状であることを特徴としている。
トが、同一形状であることを特徴としている。
【0014】このように、上記翼エレメントが同一形状
であるので、翼エレメントの部品管理が容易になると共
に、単一の翼エレメントの生産となるので翼の製作コス
トが安くなる。
であるので、翼エレメントの部品管理が容易になると共
に、単一の翼エレメントの生産となるので翼の製作コス
トが安くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
により詳細に説明する。
【0016】図1(a)は、一実施の形態であるターボ分
子ポンプの静翼の一部を構成する一枚の薄板からなる翼
エレメント2を示す。図1(b)は図1(a)のb−b線断面図
であり、図1(c)は図1(a)のc−c線断面図である。
子ポンプの静翼の一部を構成する一枚の薄板からなる翼
エレメント2を示す。図1(b)は図1(a)のb−b線断面図
であり、図1(c)は図1(a)のc−c線断面図である。
【0017】図1(a)に示すように、上記翼エレメント
2は、複数の羽根部3が内リング4と外リング5とを連
結するように放射状に延びている。上記複数の羽根部3
は、周方向に互いに一定の角度間隔φを有する。上記羽
根部3,3の間の扇形のスリット6も同様に周方向に一
定角度間隔φを有する。上記内リング4と外リング5
は、同じ中心7を有する。上記翼エレメント2は、たと
えば、金型プレス、放電加工、エッチング等を用いて、
薄板(例えば、厚さ約0.2mm)から製作される。
2は、複数の羽根部3が内リング4と外リング5とを連
結するように放射状に延びている。上記複数の羽根部3
は、周方向に互いに一定の角度間隔φを有する。上記羽
根部3,3の間の扇形のスリット6も同様に周方向に一
定角度間隔φを有する。上記内リング4と外リング5
は、同じ中心7を有する。上記翼エレメント2は、たと
えば、金型プレス、放電加工、エッチング等を用いて、
薄板(例えば、厚さ約0.2mm)から製作される。
【0018】図2(a)は上記翼エレメント2を重ね合わ
せて接合してなるターボ分子ポンプの翼1の平面図であ
り、図2(b)は図2(a)のb−b線断面図である。
せて接合してなるターボ分子ポンプの翼1の平面図であ
り、図2(b)は図2(a)のb−b線断面図である。
【0019】図2(a)に示すように、上記複数の翼エレ
メント2を中心7が同一軸上に来るように重ね合わせる
と共に、上記翼エレメント2を羽根部3の位相を周方向
にずらして、仰角を与える部分8を形成している。な
お、各羽根部3の縁9の角度は、図2(b)に示すよう
に、略90°であるから、重ねられた羽根部3の端部か
らなる仰角を与える部分8は階段状をなしている。しか
し、翼エレメント2の板厚を薄し、重ねる枚数を多くす
れば、この階段状の段差は小さくなり、この仰角を与え
る部分8は近似的に傾斜面と見なされる。
メント2を中心7が同一軸上に来るように重ね合わせる
と共に、上記翼エレメント2を羽根部3の位相を周方向
にずらして、仰角を与える部分8を形成している。な
お、各羽根部3の縁9の角度は、図2(b)に示すよう
に、略90°であるから、重ねられた羽根部3の端部か
らなる仰角を与える部分8は階段状をなしている。しか
し、翼エレメント2の板厚を薄し、重ねる枚数を多くす
れば、この階段状の段差は小さくなり、この仰角を与え
る部分8は近似的に傾斜面と見なされる。
【0020】このようにして、重ね合わされた複数の翼
エレメント2は、接着,かしめ,溶接等によって一体に接
合して、翼1を製作している。
エレメント2は、接着,かしめ,溶接等によって一体に接
合して、翼1を製作している。
【0021】上記実施の形態では、上記翼エレメント2
は、羽根部3と内リング部4と外リング部5とからなっ
て、上記羽根部3の両端を内リング部4と外リング部5
とで両端支持しているから、翼エレメント2ひいては翼
1の強度を大きくすることができる。また、上記実施の
形態では、上記複数の翼エレメント2が全て同一形状で
あるから、翼エレメントの生産コストが安くなり、かつ
部品管理が容易になる。
は、羽根部3と内リング部4と外リング部5とからなっ
て、上記羽根部3の両端を内リング部4と外リング部5
とで両端支持しているから、翼エレメント2ひいては翼
1の強度を大きくすることができる。また、上記実施の
形態では、上記複数の翼エレメント2が全て同一形状で
あるから、翼エレメントの生産コストが安くなり、かつ
部品管理が容易になる。
【0022】図3(a),(b),(c)は、図2(b)に示す羽根部
3の変形例を示す。図3(a)は、各翼エレメント22の
羽根部23が周方向両側において、一方は上側、他方は
下側に面取り23a,23bが施された翼の断面である。
この場合、羽根部23に面取り23a,23bが施されて
いるので、重ねられた羽根部23の仰角を与える部分は
滑らかなものとなっている。なお、この面取り23a,2
3bは翼エレメント22を重ね合わせる前に形成しても
よく、重ね合わせた後に形成してもよい。
3の変形例を示す。図3(a)は、各翼エレメント22の
羽根部23が周方向両側において、一方は上側、他方は
下側に面取り23a,23bが施された翼の断面である。
この場合、羽根部23に面取り23a,23bが施されて
いるので、重ねられた羽根部23の仰角を与える部分は
滑らかなものとなっている。なお、この面取り23a,2
3bは翼エレメント22を重ね合わせる前に形成しても
よく、重ね合わせた後に形成してもよい。
【0023】図3(b)では、翼エレメント32の羽根部
33の周方向の端面を全面に渡って所定の角度をなす傾
斜面33aとなし、この傾斜面33a,33aが1つの面3
9をなすように滑らかに連なっている。この場合、上記
1つの面39からなる仰角を与える部分は、極めて滑ら
かになる。
33の周方向の端面を全面に渡って所定の角度をなす傾
斜面33aとなし、この傾斜面33a,33aが1つの面3
9をなすように滑らかに連なっている。この場合、上記
1つの面39からなる仰角を与える部分は、極めて滑ら
かになる。
【0024】上記傾斜面33aは、羽根部33,33を重
ね合わせた後、ローラ等により、塑性変形させて形成し
てもよい。
ね合わせた後、ローラ等により、塑性変形させて形成し
てもよい。
【0025】図3(c)は、重ねられた羽根部43,53,
63,73,83が略流線形の断面を持つ翼の場合を示
す。この翼では、翼エレメント52,62,72,82の
羽根部53,63,73,83の幅と周方向の端面の傾斜
角度を連続的に変化させている。この羽根部53,63,
73,83の周方向の端面の加工は、翼エレメント42,
52,62,72,82を重ね合わせた後に行ってもよ
く、重ね合わせる前に行ってもよい。
63,73,83が略流線形の断面を持つ翼の場合を示
す。この翼では、翼エレメント52,62,72,82の
羽根部53,63,73,83の幅と周方向の端面の傾斜
角度を連続的に変化させている。この羽根部53,63,
73,83の周方向の端面の加工は、翼エレメント42,
52,62,72,82を重ね合わせた後に行ってもよ
く、重ね合わせる前に行ってもよい。
【0026】図1では、内リング4と外リング5と羽根
部3とを備えた翼エレメント2を示したが、翼エレメン
トは、図示しないが、羽根部と内リングのみを備えたも
のでよく、また、羽根部と外リングのみを備えたもので
もよい。また、中実の円板から放射状に羽根部が延びる
翼エレメントを用いてもよい。
部3とを備えた翼エレメント2を示したが、翼エレメン
トは、図示しないが、羽根部と内リングのみを備えたも
のでよく、また、羽根部と外リングのみを備えたもので
もよい。また、中実の円板から放射状に羽根部が延びる
翼エレメントを用いてもよい。
【0027】また、図示しないが、重ね合わせる翼エレ
メントの円板部は同一形状でなくてもよく、たとえば重
ね合わされた円板部が流線形をなすようにしてもよい。
メントの円板部は同一形状でなくてもよく、たとえば重
ね合わされた円板部が流線形をなすようにしてもよい。
【0028】また、本発明は静翼のみならず動翼にも適
用できる。
用できる。
【0029】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のターボ分子ポンプの翼は、円板部から複数の羽根部
が径方向に延びると共に、上記複数の羽根部は周方向に
互いに一定間隔が空けられている薄板からなる翼エレメ
ントを複数枚備え、上記複数の翼エレメントを、円板部
が重なり、かつ羽根部の位相が周方向にずれるように重
ね合わせて接合しているので、翼を作成するのにエンド
ミル等による機械加工が不要であって、羽根の枚数や仰
角に制約を受けることなく、翼を簡単,迅速かつ容易に
成形できる。また、重ね合わせる翼エレメントの枚数を
変えることによって、翼の厚みを、また翼エレメントの
ずらす量を変えることによって翼の仰角を任意に変える
ことができる。
明のターボ分子ポンプの翼は、円板部から複数の羽根部
が径方向に延びると共に、上記複数の羽根部は周方向に
互いに一定間隔が空けられている薄板からなる翼エレメ
ントを複数枚備え、上記複数の翼エレメントを、円板部
が重なり、かつ羽根部の位相が周方向にずれるように重
ね合わせて接合しているので、翼を作成するのにエンド
ミル等による機械加工が不要であって、羽根の枚数や仰
角に制約を受けることなく、翼を簡単,迅速かつ容易に
成形できる。また、重ね合わせる翼エレメントの枚数を
変えることによって、翼の厚みを、また翼エレメントの
ずらす量を変えることによって翼の仰角を任意に変える
ことができる。
【0030】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載のターボ分子ポンプの翼において、上記翼エレメント
の円板部が、中空円板である内リング部と外リング部と
からなり、翼エレメントの羽根部は内リングと外リング
とに両端支持されているので、片持ち支持された翼に比
較して、翼の強度が向上する。特に、本発明の翼エレメ
ントを重ね合わせる構造では、内リングと外リングを設
けると強度が増大するから望ましい。
載のターボ分子ポンプの翼において、上記翼エレメント
の円板部が、中空円板である内リング部と外リング部と
からなり、翼エレメントの羽根部は内リングと外リング
とに両端支持されているので、片持ち支持された翼に比
較して、翼の強度が向上する。特に、本発明の翼エレメ
ントを重ね合わせる構造では、内リングと外リングを設
けると強度が増大するから望ましい。
【0031】請求項3の発明では、請求項1または2に
記載のターボ分子ポンプの翼において、上記翼エレメン
トが、上記羽根部の周方向の縁に面取りが施されている
ので、積層された翼エレメントの仰角を与える部分が滑
らかになる。
記載のターボ分子ポンプの翼において、上記翼エレメン
トが、上記羽根部の周方向の縁に面取りが施されている
ので、積層された翼エレメントの仰角を与える部分が滑
らかになる。
【0032】請求項4の発明では、請求項1乃至3のい
ずれか1つに記載のターボ分子ポンプの翼において、上
記翼エレメントが同一形状であるので、翼エレメントの
部品管理が容易になるとともに、単一翼エレメントの生
産となるので翼の製作コストが安価になる。
ずれか1つに記載のターボ分子ポンプの翼において、上
記翼エレメントが同一形状であるので、翼エレメントの
部品管理が容易になるとともに、単一翼エレメントの生
産となるので翼の製作コストが安価になる。
【図1】 図1(a)は本発明の実施の形態におけるター
ボ分子ポンプの翼を構成する翼エレメントの平面図であ
り、図1(b)は図1(a)のb−b線断面図であり、図1(c)
は図1(a)のc−c線断面図である。
ボ分子ポンプの翼を構成する翼エレメントの平面図であ
り、図1(b)は図1(a)のb−b線断面図であり、図1(c)
は図1(a)のc−c線断面図である。
【図2】 図2(a)は本実施の形態におけるターボ分子
ポンプの翼の平面図であり、図2(b)は図2(a)のb-b線
断面図である。
ポンプの翼の平面図であり、図2(b)は図2(a)のb-b線
断面図である。
【図3】 図3(a),(b),(c)は、ターボ分子ポンプの翼
の羽根部変形例を示す。
の羽根部変形例を示す。
【図4】 図4(a)は従来例のターボ分子ポンプ翼の平
面図であり、図4(b)は図4(a)のb−b線断面図である。
面図であり、図4(b)は図4(a)のb−b線断面図である。
1…翼、 2,22,32,42,52,62,72,82…
翼エレメント、3,23,43,53,63,73,83…羽
根部、 4…内リング、5…外リング、 6…スリッ
ト、 7…中心。
翼エレメント、3,23,43,53,63,73,83…羽
根部、 4…内リング、5…外リング、 6…スリッ
ト、 7…中心。
Claims (4)
- 【請求項1】 円板部(4,5)から複数の羽根部(3)が
径方向に延びると共に、上記複数の羽根部(3)は周方向
に互いに一定間隔が空けられている薄板からなる翼エレ
メント(2)を複数枚備え、上記複数の翼エレメント(2)
を、円板部(4,5)が重なり、かつ羽根部(3)の位相が
周方向にずれるように重ね合わせて接合したことを特徴
とするターボ分子ポンプの翼。 - 【請求項2】 上記翼エレメント(2)の円板部は、中空
円板部である内リング部(4)と外リング部(5)とからな
ることを特徴とする請求項1に記載のターボ分子ポンプ
の翼。 - 【請求項3】 上記翼エレメント(2)は、上記羽根部
(3)の周方向の縁(9)に面取りが施されていることを特
徴とする請求項1または2に記載のターボ分子ポンプの
翼。 - 【請求項4】 上記翼エレメント(2)は、同一形状であ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記
載のターボ分子ポンプの翼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12143096A JPH09303288A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | ターボ分子ポンプの翼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12143096A JPH09303288A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | ターボ分子ポンプの翼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303288A true JPH09303288A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14810954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12143096A Pending JPH09303288A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | ターボ分子ポンプの翼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303288A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004360698A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Varian Spa | 小型真空ポンプ |
JP2004360697A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Varian Spa | 真空ポンプ用固定翼の製造方法およびそれにより得られる固定翼 |
WO2012081287A1 (ja) * | 2010-12-14 | 2012-06-21 | エドワーズ株式会社 | 排気ポンプに適用可能な固定翼ブレード集合体、及びそれを備えた排気ポンプ |
EP3032106A1 (de) * | 2014-12-08 | 2016-06-15 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | Vakuumpumpe |
WO2016198260A1 (de) * | 2015-06-08 | 2016-12-15 | Leybold Gmbh | Vakuumpumpen-rotor |
GB2583938A (en) * | 2019-05-14 | 2020-11-18 | Edwards Ltd | Vacuum rotor blade |
CN113757139A (zh) * | 2020-06-03 | 2021-12-07 | 株式会社岛津制作所 | 涡轮分子泵、涡轮分子泵的转子及定子 |
EP4103844A1 (en) * | 2020-02-13 | 2022-12-21 | Edwards Limited | Axial flow vacuum pump with curved rotor and stator blades |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP12143096A patent/JPH09303288A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004360698A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Varian Spa | 小型真空ポンプ |
JP2004360697A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Varian Spa | 真空ポンプ用固定翼の製造方法およびそれにより得られる固定翼 |
WO2012081287A1 (ja) * | 2010-12-14 | 2012-06-21 | エドワーズ株式会社 | 排気ポンプに適用可能な固定翼ブレード集合体、及びそれを備えた排気ポンプ |
JP6005525B2 (ja) * | 2010-12-14 | 2016-10-12 | エドワーズ株式会社 | 排気ポンプに適用可能な固定翼ブレード集合体、及びそれを備えた排気ポンプ |
EP2653728A4 (en) * | 2010-12-14 | 2018-04-11 | Edwards Japan Limited | Fixed blade assembly usable in exhaust pump, and exhaust pump provided with same |
US9879553B2 (en) | 2010-12-14 | 2018-01-30 | Edwards Japan Limited | Fixed blade assembly usable in exhaust pump, and exhaust pump provided with same |
EP3032106A1 (de) * | 2014-12-08 | 2016-06-15 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | Vakuumpumpe |
JP2016109137A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー | 真空ポンプ |
CN107646076A (zh) * | 2015-06-08 | 2018-01-30 | 莱宝有限公司 | 真空泵转子 |
WO2016198260A1 (de) * | 2015-06-08 | 2016-12-15 | Leybold Gmbh | Vakuumpumpen-rotor |
US10393124B2 (en) | 2015-06-08 | 2019-08-27 | Leybold Gmbh | Vacuum-pump rotor |
GB2583938A (en) * | 2019-05-14 | 2020-11-18 | Edwards Ltd | Vacuum rotor blade |
WO2020229820A1 (en) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | Edwards Limited | Rotor or stator blades for a vacuum pump |
EP4103844A1 (en) * | 2020-02-13 | 2022-12-21 | Edwards Limited | Axial flow vacuum pump with curved rotor and stator blades |
US12110896B2 (en) | 2020-02-13 | 2024-10-08 | Edwards Limited | Axial flow vacuum pump with curved rotor and stator blades |
CN113757139A (zh) * | 2020-06-03 | 2021-12-07 | 株式会社岛津制作所 | 涡轮分子泵、涡轮分子泵的转子及定子 |
CN113757139B (zh) * | 2020-06-03 | 2023-11-17 | 株式会社岛津制作所 | 涡轮分子泵、涡轮分子泵的转子及定子 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4751552B2 (ja) | 板ブラシシールおよび板ブラシシール装置 | |
JP4675530B2 (ja) | 板ブラシシール | |
US4639627A (en) | Interlocking yoke and endplates for permanent magnet rotor | |
RU2509941C2 (ru) | Способ изготовления узла эластичного пластинчатого уплотнения | |
EP0500486A1 (en) | Segmented brush seal and method of manufacturing the seal | |
JPH09303288A (ja) | ターボ分子ポンプの翼 | |
JPH11341717A (ja) | 電動機の固定子とその製造方法 | |
JPH0213545B2 (ja) | ||
JP2008109726A (ja) | 回転電機用回転子 | |
US5095610A (en) | Method for manufacturing and winding stator core stacks for electric motors with internal rotors | |
JP2015136288A (ja) | 個別歯パケットから成るリング状層板パケットおよび層板パケットの製造方法 | |
JP2002281697A (ja) | 積層鉄心および積層鉄心の製造方法 | |
JPH08205485A (ja) | 回転電機用固定子の製造方法 | |
JP2007221907A (ja) | ステータコア、及び回転機 | |
JP2000050548A (ja) | 同期電動機のロータ組立体 | |
KR20030081495A (ko) | 전기 기계의 조립체 및 전기 기계 | |
JPH07109997A (ja) | 流体機械用インペラ及びその製造方法 | |
US20200256441A1 (en) | Blade assembly with tabless blades | |
JP2701048B2 (ja) | 回転子とその製造方法 | |
JP2011114876A (ja) | 回転電機のステータコア | |
JP4517724B2 (ja) | ターボ分子ポンプ | |
JPH08168222A (ja) | 同期電動機のロータ | |
JPH04507186A (ja) | ステータパッケージ―中央シートを備えた交流発電機および中央シートの製法 | |
JPH05199685A (ja) | 同期機のロータとその製造方法 | |
JPS6380741A (ja) | 電動機用固定子鉄心の製造方法 |