JPH09285957A - 研磨材、それを用いた研磨方法および装置 - Google Patents
研磨材、それを用いた研磨方法および装置Info
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- JPH09285957A JPH09285957A JP9647396A JP9647396A JPH09285957A JP H09285957 A JPH09285957 A JP H09285957A JP 9647396 A JP9647396 A JP 9647396A JP 9647396 A JP9647396 A JP 9647396A JP H09285957 A JPH09285957 A JP H09285957A
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 化学的機械研磨において、異物の混入によっ
て発生する半導体ウエハのスクラッチを確実に防止す
る。 【解決手段】 化学的機械研磨に用いられる研磨材KZ
に、研磨材KZの主成分である研磨粒子9の他にスクラ
ッチを防止するポリウレタン樹脂などの樹脂粒子10を
混入する。研磨時に異物11が入り込んだ場合、異物1
1は樹脂粒子10によって生じた空間に入り込み、半導
体ウエハWの主面に接触しないのでスクラッチを防止で
きる。研磨粒子9は樹脂粒子10や異物11よりもより
微小であり、且つ軽量であるので研磨粒子9が樹脂粒子
10の上方に移動し、樹脂粒子10と半導体ウエハWと
によって圧縮されて研磨が行われる。また、樹脂粒子1
0が研磨時に研磨パッド3上に堆積し、半導体ウエハW
が接触する研磨パッド3は常に活性化した表面となるの
で目立ても不要となる。
て発生する半導体ウエハのスクラッチを確実に防止す
る。 【解決手段】 化学的機械研磨に用いられる研磨材KZ
に、研磨材KZの主成分である研磨粒子9の他にスクラ
ッチを防止するポリウレタン樹脂などの樹脂粒子10を
混入する。研磨時に異物11が入り込んだ場合、異物1
1は樹脂粒子10によって生じた空間に入り込み、半導
体ウエハWの主面に接触しないのでスクラッチを防止で
きる。研磨粒子9は樹脂粒子10や異物11よりもより
微小であり、且つ軽量であるので研磨粒子9が樹脂粒子
10の上方に移動し、樹脂粒子10と半導体ウエハWと
によって圧縮されて研磨が行われる。また、樹脂粒子1
0が研磨時に研磨パッド3上に堆積し、半導体ウエハW
が接触する研磨パッド3は常に活性化した表面となるの
で目立ても不要となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨材、それを用
いた研磨方法および装置に関し、特に、化学的機械研磨
におけるスクラッチの防止に適用して有効な技術に関す
るものである。
いた研磨方法および装置に関し、特に、化学的機械研磨
におけるスクラッチの防止に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高信頼性多層配線を実現す
るための平坦化技術の一種として化学的機械研磨(CM
P:Chemical Mechanical Pol
ishing)がある。
るための平坦化技術の一種として化学的機械研磨(CM
P:Chemical Mechanical Pol
ishing)がある。
【0003】本発明者が検討したところによれば、化学
的機械研磨を行う研磨装置は、化学研磨材が研磨を行う
表面に供給された研磨パッドを半導体ウエハに押しつ
け、機械的に削ることにより配線層間絶縁膜などの平坦
化を行っている。
的機械研磨を行う研磨装置は、化学研磨材が研磨を行う
表面に供給された研磨パッドを半導体ウエハに押しつ
け、機械的に削ることにより配線層間絶縁膜などの平坦
化を行っている。
【0004】また、研磨装置には、ドレッサが設けられ
ており、このドレッサによって半導体ウエハの研磨によ
りダメージを受けた研磨パッドの表面を取り除く、いわ
ゆる、ドレッシングが行われており、ドレッシングによ
って研磨パッドが所定の厚さまですり減ると新しいパッ
ドの交換をしている。
ており、このドレッサによって半導体ウエハの研磨によ
りダメージを受けた研磨パッドの表面を取り除く、いわ
ゆる、ドレッシングが行われており、ドレッシングによ
って研磨パッドが所定の厚さまですり減ると新しいパッ
ドの交換をしている。
【0005】なお、この種の研磨装置について詳しく述
べてある例としては、1995年12月4日、株式会社
工業調査会発行、大島雅志(編)、電子材料12月号別
冊「超LSI製造・試験装置ガイドブック<1996年
版>」P19〜P22があり、この文献には、化学的機
械研磨装置の現状や動向などが記載されている。
べてある例としては、1995年12月4日、株式会社
工業調査会発行、大島雅志(編)、電子材料12月号別
冊「超LSI製造・試験装置ガイドブック<1996年
版>」P19〜P22があり、この文献には、化学的機
械研磨装置の現状や動向などが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な研磨装置による研磨技術では、次のような問題点があ
ることが本発明者により見い出された。
な研磨装置による研磨技術では、次のような問題点があ
ることが本発明者により見い出された。
【0007】すなわち、研磨パッドと半導体ウエハとの
間に研磨材の粒子よりも大きな異物などが混入してしま
うと、半導体ウエハ表面にスクラッチが発生してしま
い、平坦性を損ねてしまうという問題がある。
間に研磨材の粒子よりも大きな異物などが混入してしま
うと、半導体ウエハ表面にスクラッチが発生してしま
い、平坦性を損ねてしまうという問題がある。
【0008】また、研磨パッドのドレッシングならびに
交換に時間を要するために研磨装置の稼働率が向上しな
いという問題もある。
交換に時間を要するために研磨装置の稼働率が向上しな
いという問題もある。
【0009】本発明の目的は、化学的機械研磨の異物の
混入によって発生する半導体ウエハのスクラッチを確実
に防止することのできる研磨材、それを用いた研磨方法
および装置を提供することにある。
混入によって発生する半導体ウエハのスクラッチを確実
に防止することのできる研磨材、それを用いた研磨方法
および装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明の研磨材は、半導体ウエ
ハの化学的機械研磨に用いられる研磨材に、異物が擦れ
て発生するスクラッチを防止する前記研磨材の粒子より
も大きい径よりなるスクラッチ防止粒子を混入したもの
である。
ハの化学的機械研磨に用いられる研磨材に、異物が擦れ
て発生するスクラッチを防止する前記研磨材の粒子より
も大きい径よりなるスクラッチ防止粒子を混入したもの
である。
【0013】それにより、異物がスクラッチ防止粒子に
よって生じた隙間に入り込み、研磨時に生じる半導体ウ
エハへのスクラッチを防止することができる。
よって生じた隙間に入り込み、研磨時に生じる半導体ウ
エハへのスクラッチを防止することができる。
【0014】また、本発明の研磨材は、前記スクラッチ
防止粒子が、半導体ウエハを研磨する研磨パッドと同じ
材質よりなるものである。
防止粒子が、半導体ウエハを研磨する研磨パッドと同じ
材質よりなるものである。
【0015】それにより、研磨パッドの目立てが不要と
なり、装置を簡略化することができ、研磨材による研磨
パッドへのダメージも抑えることができるので研磨パッ
ドの交換サイクルを長期化させることができる。
なり、装置を簡略化することができ、研磨材による研磨
パッドへのダメージも抑えることができるので研磨パッ
ドの交換サイクルを長期化させることができる。
【0016】さらに、本発明の研磨材は、前記スクラッ
チ防止粒子が、半導体ウエハよりも柔らかい樹脂よりな
るものである。
チ防止粒子が、半導体ウエハよりも柔らかい樹脂よりな
るものである。
【0017】それにより、研磨パッドの目立てが不要と
なり、装置を簡略化することができ、研磨材による研磨
パッドへのダメージも抑えることができるので研磨パッ
ドの交換サイクルを長期化させることができる。
なり、装置を簡略化することができ、研磨材による研磨
パッドへのダメージも抑えることができるので研磨パッ
ドの交換サイクルを長期化させることができる。
【0018】また、本発明の研磨材は、前記スクラッチ
防止粒子が、ポリウレタン樹脂よりなるものである。
防止粒子が、ポリウレタン樹脂よりなるものである。
【0019】それによっても、研磨パッドの目立てが不
要となり、装置を簡略化することができ、研磨材による
研磨パッドへのダメージも抑えることができるので研磨
パッドの交換サイクルを長期化でき、且つ異物による半
導体ウエハへのスクラッチを防止することができる。
要となり、装置を簡略化することができ、研磨材による
研磨パッドへのダメージも抑えることができるので研磨
パッドの交換サイクルを長期化でき、且つ異物による半
導体ウエハへのスクラッチを防止することができる。
【0020】さらに、本発明の研磨方法は、半導体ウエ
ハを研磨する研磨パッド上に、半導体ウエハの研磨を行
う研磨粒子よりも大きく、半導体ウエハよりも柔らかい
粒子または研磨パッドと同じ材質からなる粒子が混入さ
れた研磨材を供給しながら該研磨パッド上で半導体ウエ
ハを研磨するものである。
ハを研磨する研磨パッド上に、半導体ウエハの研磨を行
う研磨粒子よりも大きく、半導体ウエハよりも柔らかい
粒子または研磨パッドと同じ材質からなる粒子が混入さ
れた研磨材を供給しながら該研磨パッド上で半導体ウエ
ハを研磨するものである。
【0021】それにより、異物がスクラッチ防止粒子に
よって生じた隙間に入り込み、研磨時に生じる半導体ウ
エハへのスクラッチを防止することができる。
よって生じた隙間に入り込み、研磨時に生じる半導体ウ
エハへのスクラッチを防止することができる。
【0022】また、本発明の研磨方法は、半導体ウエハ
の研磨を行う研磨パッドが貼り付けられる研磨定盤と同
じ材質からなり、主面にディンプルまたは溝が形成され
た研磨盤に、半導体ウエハの研磨を行う研磨粒子よりも
大きく、半導体ウエハよりも柔らかい粒子または研磨パ
ッドと同じ材質からなる粒子が混入された研磨材を供給
しながら該研磨盤上で半導体ウエハを研磨するものであ
る。
の研磨を行う研磨パッドが貼り付けられる研磨定盤と同
じ材質からなり、主面にディンプルまたは溝が形成され
た研磨盤に、半導体ウエハの研磨を行う研磨粒子よりも
大きく、半導体ウエハよりも柔らかい粒子または研磨パ
ッドと同じ材質からなる粒子が混入された研磨材を供給
しながら該研磨盤上で半導体ウエハを研磨するものであ
る。
【0023】それにより、半導体ウエハを研磨する研磨
パッドが不要となり、装置のコストダウンを行うことが
できる。
パッドが不要となり、装置のコストダウンを行うことが
できる。
【0024】さらに、本発明の研磨装置は、半導体ウエ
ハを研磨する研磨パッドが貼り付けられる研磨定盤上
に、研磨定盤と同じ材質からなり、ディンプルまたは溝
を形成した研磨盤を設け、当該研磨盤により半導体ウエ
ハを化学的機械研磨するものである。
ハを研磨する研磨パッドが貼り付けられる研磨定盤上
に、研磨定盤と同じ材質からなり、ディンプルまたは溝
を形成した研磨盤を設け、当該研磨盤により半導体ウエ
ハを化学的機械研磨するものである。
【0025】それにより、硬質の研磨盤上で研磨を行う
ので、研磨の平坦性を大幅に向上させることができ、半
導体ウエハを研磨する研磨パッドも不要となるので装置
のコストダウンを行うことができる。
ので、研磨の平坦性を大幅に向上させることができ、半
導体ウエハを研磨する研磨パッドも不要となるので装置
のコストダウンを行うことができる。
【0026】以上のことにより、研磨装置の稼働率を上
げることができ、製品の品質や生産性を向上させること
ができる。
げることができ、製品の品質や生産性を向上させること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による化学的機械研磨装置の構成説明図、図2
は、本発明の実施の形態1による樹脂粒子を混入した研
磨材を用いた半導体ウエハ研磨時の要部を拡大した模式
説明図、図3は、本発明者が検討した化学的機械研磨装
置の半導体ウエハ研磨時における要部を拡大した模式説
明比較図、図4は、本発明の実施の形態1による樹脂粒
子を混入した研磨材に混入された樹脂粒子の研磨パッド
上への堆積を示した模式説明図である。
形態1による化学的機械研磨装置の構成説明図、図2
は、本発明の実施の形態1による樹脂粒子を混入した研
磨材を用いた半導体ウエハ研磨時の要部を拡大した模式
説明図、図3は、本発明者が検討した化学的機械研磨装
置の半導体ウエハ研磨時における要部を拡大した模式説
明比較図、図4は、本発明の実施の形態1による樹脂粒
子を混入した研磨材に混入された樹脂粒子の研磨パッド
上への堆積を示した模式説明図である。
【0029】本実施の形態1において、配線層間絶縁膜
などの平坦化を行う化学的機械研磨装置(研磨装置)1
は、中央部にセラミックなどからなる円盤状の定盤2が
設けられており、この定盤2の上面には、半導体ウエハ
Wの研磨を行う、同じく円盤状の、たとえば、ポリウレ
タン製の研磨パッド3が設けられている。
などの平坦化を行う化学的機械研磨装置(研磨装置)1
は、中央部にセラミックなどからなる円盤状の定盤2が
設けられており、この定盤2の上面には、半導体ウエハ
Wの研磨を行う、同じく円盤状の、たとえば、ポリウレ
タン製の研磨パッド3が設けられている。
【0030】また、定盤2の中心部には、モータなどの
駆動部と接続された円柱状の支持部4が設けられ、この
駆動部を駆動させることによって研磨パッド3が所定の
方向に回転を行うようになっている。
駆動部と接続された円柱状の支持部4が設けられ、この
駆動部を駆動させることによって研磨パッド3が所定の
方向に回転を行うようになっている。
【0031】次に、化学的機械研磨装置(以下、CMP
装置という)1には、研磨パッド3の中心部における上
方に、研磨材KZを供給する研磨材供給ノズル5が設け
られており、この研磨材供給ノズル5は、研磨材KZが
貯蔵されている研磨材貯蔵用のタンクと接続され、タン
クからポンプなどによって研磨材供給ノズル5に研磨材
KZが供給される。
装置という)1には、研磨パッド3の中心部における上
方に、研磨材KZを供給する研磨材供給ノズル5が設け
られており、この研磨材供給ノズル5は、研磨材KZが
貯蔵されている研磨材貯蔵用のタンクと接続され、タン
クからポンプなどによって研磨材供給ノズル5に研磨材
KZが供給される。
【0032】また、CMP装置1は、半導体ウエハWを
固定しながら研磨を行う研磨ヘッド部6が、研磨パッド
4の上方の所定の位置に設けられている。
固定しながら研磨を行う研磨ヘッド部6が、研磨パッド
4の上方の所定の位置に設けられている。
【0033】さらに、CMP装置1には、研磨パッド4
の清掃を行う清掃用ヘッド部7が、同じく研磨パッド4
の上方に設けられており、この清掃用ヘッド部7は、研
磨ヘッド部6と対称に位置している。
の清掃を行う清掃用ヘッド部7が、同じく研磨パッド4
の上方に設けられており、この清掃用ヘッド部7は、研
磨ヘッド部6と対称に位置している。
【0034】次に、研磨ヘッド部6は、固定する半導体
ウエハWと同じ程度の直径からなる円形のバックパッド
6aが設けられており、このバックパッド6aには、た
とえば、半導体ウエハWを真空チャックなどによって保
持するチャック機構が備えられている。
ウエハWと同じ程度の直径からなる円形のバックパッド
6aが設けられており、このバックパッド6aには、た
とえば、半導体ウエハWを真空チャックなどによって保
持するチャック機構が備えられている。
【0035】また、バックパッド6aの円周には、研磨
時に半導体ウエハWのガイドを行うリング状のガイドリ
ング6bが設けられている。
時に半導体ウエハWのガイドを行うリング状のガイドリ
ング6bが設けられている。
【0036】さらに、これらバックパッド6aおよびガ
イドリング6bは、同じく円盤状のウエハキャリア6c
に取り付けられている。そして、ウエハキャリア6c
は、下部がセラミック製であり、上部がステンレス製の
構造となっており、バックパッド6a、ガイドリング6
bが取り付けられている部分が、セラミック製である。
イドリング6bは、同じく円盤状のウエハキャリア6c
に取り付けられている。そして、ウエハキャリア6c
は、下部がセラミック製であり、上部がステンレス製の
構造となっており、バックパッド6a、ガイドリング6
bが取り付けられている部分が、セラミック製である。
【0037】また、ウエハキャリア6cにおける上部の
ステンレス製の上面の中心部には、円柱状の支持部6d
に一方の端部が接続されており、この支持部6dの他方
の端部にはモータおよびギアなどからなる駆動部が接続
されている。
ステンレス製の上面の中心部には、円柱状の支持部6d
に一方の端部が接続されており、この支持部6dの他方
の端部にはモータおよびギアなどからなる駆動部が接続
されている。
【0038】そして、この支持部6dの他方の端部に接
続された駆動部を駆動させることによって、支持部6d
を上下方向、半径方向ならびに所定の方向の回転駆動を
させることができる。
続された駆動部を駆動させることによって、支持部6d
を上下方向、半径方向ならびに所定の方向の回転駆動を
させることができる。
【0039】次に、清掃用ヘッド部7は、研磨パッド3
の清掃を行う、たとえば、ナイロン製のブラシである研
磨パッド用ブラシ7aが下部に設けられている。また、
研磨パッド用ブラシ7aの上面の中心部には、円柱状の
支持部7bの一方の端部が接続されており、この支持部
7bの他方の端部には、同じくモータおよびギアなどか
らなる駆動部が接続されている。
の清掃を行う、たとえば、ナイロン製のブラシである研
磨パッド用ブラシ7aが下部に設けられている。また、
研磨パッド用ブラシ7aの上面の中心部には、円柱状の
支持部7bの一方の端部が接続されており、この支持部
7bの他方の端部には、同じくモータおよびギアなどか
らなる駆動部が接続されている。
【0040】そして、この支持部7bの他方の端部に接
続された駆動部を駆動させて、支持部7bを上下方向、
半径方向ならびに所定の方向の回転駆動をさせることが
できる。
続された駆動部を駆動させて、支持部7bを上下方向、
半径方向ならびに所定の方向の回転駆動をさせることが
できる。
【0041】また、CMP装置1には、研磨材KZの飛
散を防止するために研磨パッド3を覆うようにして設け
られた筺体8が設けられている。
散を防止するために研磨パッド3を覆うようにして設け
られた筺体8が設けられている。
【0042】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
る。
【0043】まず、所定の搬送系によって半導体ウエハ
Wが研磨パッド3の上方に位置している研磨ヘッド部6
まで搬送され、バックパッド6aによりクランプされ
る。
Wが研磨パッド3の上方に位置している研磨ヘッド部6
まで搬送され、バックパッド6aによりクランプされ
る。
【0044】そして、研磨パッド3が、定盤2の底部に
設けられた前述した駆動部により所定の方向に回転を行
う。
設けられた前述した駆動部により所定の方向に回転を行
う。
【0045】また、研磨パッド3の中心部に位置した研
磨材供給ノズル5からは、前述したポンプによって研磨
材KZが回転している研磨パッド3に絶えず吐出され、
研磨パッド3の表面に均一に供給される。
磨材供給ノズル5からは、前述したポンプによって研磨
材KZが回転している研磨パッド3に絶えず吐出され、
研磨パッド3の表面に均一に供給される。
【0046】その後、研磨ヘッド部6における支持部6
dに設けられた駆動部を駆動させ、バックパッドに固定
された半導体ウエハWを下降させて研磨を開始する。
dに設けられた駆動部を駆動させ、バックパッドに固定
された半導体ウエハWを下降させて研磨を開始する。
【0047】また、研磨中は、支持部6dに設けられた
駆動部によって、半導体ウエハWを研磨パッド3に所定
の圧力で押しつけて所定の方向に回転させながら揺動運
動を行っている。
駆動部によって、半導体ウエハWを研磨パッド3に所定
の圧力で押しつけて所定の方向に回転させながら揺動運
動を行っている。
【0048】さらに、研磨パッド3の硬さは、後述する
研磨材KZによって半導体ウエハへのスクラッチを防止
できるので、通常よりも硬い硬質のパッドが使用されて
おり、研磨による平坦性を向上させている。
研磨材KZによって半導体ウエハへのスクラッチを防止
できるので、通常よりも硬い硬質のパッドが使用されて
おり、研磨による平坦性を向上させている。
【0049】ここで、半導体ウエハWの研磨を行う研磨
材KZについて説明する。
材KZについて説明する。
【0050】この研磨材KZは、図2に示すように、た
とえば、通常の研磨材KZの主成分であるコロイダルシ
リカやアルミナなどの研磨粒子9の他にスクラッチを防
止するために樹脂粒子(スクラッチ防止粒子)10が混
入されている。
とえば、通常の研磨材KZの主成分であるコロイダルシ
リカやアルミナなどの研磨粒子9の他にスクラッチを防
止するために樹脂粒子(スクラッチ防止粒子)10が混
入されている。
【0051】また、樹脂粒子10は、研磨される半導体
ウエハWと同等またはそれよりも柔らかく且つ突発的に
入り込むことが推定される異物11の径よりも大きい径
の粒子、たとえば、ポリウレタン樹脂などを用いる。
ウエハWと同等またはそれよりも柔らかく且つ突発的に
入り込むことが推定される異物11の径よりも大きい径
の粒子、たとえば、ポリウレタン樹脂などを用いる。
【0052】ここで、本発明者が検討した化学的機械研
磨装置の半導体ウエハW研磨時における比較例を図3に
示す。
磨装置の半導体ウエハW研磨時における比較例を図3に
示す。
【0053】まず、樹脂粒子10(図2)が混入されて
いない研磨材KZ1を使用して半導体ウエハWの研磨を
行う場合、異物11が研磨材KZ1中に入り込んでしま
うと、たとえば、研磨材KZ1の主成分であるコロイダ
ルシリカやアルミナなどの研磨粒子9よりも大きい異物
11であれば、この異物11が半導体ウエハWの主面に
接触することによってスクラッチが発生してしまうこと
になる。
いない研磨材KZ1を使用して半導体ウエハWの研磨を
行う場合、異物11が研磨材KZ1中に入り込んでしま
うと、たとえば、研磨材KZ1の主成分であるコロイダ
ルシリカやアルミナなどの研磨粒子9よりも大きい異物
11であれば、この異物11が半導体ウエハWの主面に
接触することによってスクラッチが発生してしまうこと
になる。
【0054】しかし、半導体ウエハWの研磨時に異物1
1が入り込んでしまい、研磨パッド3上に存在しても、
図2に示すように、樹脂粒子10を研磨材KZに混入さ
せるると、樹脂粒子10よりも異物11が小さいために
樹脂粒子10によって生じた空間に異物11が入り込
み、半導体ウエハWの主面への接触が防止されてスクラ
ッチが発生しないことになる。
1が入り込んでしまい、研磨パッド3上に存在しても、
図2に示すように、樹脂粒子10を研磨材KZに混入さ
せるると、樹脂粒子10よりも異物11が小さいために
樹脂粒子10によって生じた空間に異物11が入り込
み、半導体ウエハWの主面への接触が防止されてスクラ
ッチが発生しないことになる。
【0055】また、研磨粒子9は、樹脂粒子10や異物
11よりもより微小であり、且つ軽量であるので樹脂粒
子10の上方に絶えず移動することにより、樹脂粒子1
0と半導体ウエハWとによって圧縮されて半導体ウエハ
Wの研磨が行われることになる。
11よりもより微小であり、且つ軽量であるので樹脂粒
子10の上方に絶えず移動することにより、樹脂粒子1
0と半導体ウエハWとによって圧縮されて半導体ウエハ
Wの研磨が行われることになる。
【0056】さらに、樹脂粒子10を混入した研磨材K
Zによって研磨を行うことにより、図4に示すように、
研磨中に樹脂粒子10が研磨パッド3上に堆積し、半導
体ウエハWが接触する研磨パッド3は常に活性化した表
面となり、研磨粒子9が効率よく保持されるようになる
のでドレッサによる目立てが不要となる。
Zによって研磨を行うことにより、図4に示すように、
研磨中に樹脂粒子10が研磨パッド3上に堆積し、半導
体ウエハWが接触する研磨パッド3は常に活性化した表
面となり、研磨粒子9が効率よく保持されるようになる
のでドレッサによる目立てが不要となる。
【0057】そして、半導体ウエハWの研磨が終了する
と研磨ヘッド部6が所定の位置まで移動し、バックパッ
ド6aにクランプされていた半導体ウエハWが前述した
搬送系によって搬送され所定の位置に格納される。
と研磨ヘッド部6が所定の位置まで移動し、バックパッ
ド6aにクランプされていた半導体ウエハWが前述した
搬送系によって搬送され所定の位置に格納される。
【0058】その後、定盤2の底部に設けられた前述し
た駆動部により所定の方向に回転させながら清掃用ヘッ
ド部7における支持部7bに設けられた駆動部を駆動さ
せ、研磨パッド用ブラシ7aを下降させる。
た駆動部により所定の方向に回転させながら清掃用ヘッ
ド部7における支持部7bに設けられた駆動部を駆動さ
せ、研磨パッド用ブラシ7aを下降させる。
【0059】そして、支持部7bに設けられた駆動部に
よって、研磨パッド用ブラシ7aを研磨パッド3に所定
の圧力で押しつけて所定の方向に回転させながら揺動運
動を行い、研磨パッド3の清掃を開始する。
よって、研磨パッド用ブラシ7aを研磨パッド3に所定
の圧力で押しつけて所定の方向に回転させながら揺動運
動を行い、研磨パッド3の清掃を開始する。
【0060】それにより、本実施の形態1においては、
研磨材KZに樹脂粒子10を混入させることによって、
研磨中に異物が入り込んでも異物によって半導体ウエハ
Wの主面に発生するスクラッチを防止することができ
る。
研磨材KZに樹脂粒子10を混入させることによって、
研磨中に異物が入り込んでも異物によって半導体ウエハ
Wの主面に発生するスクラッチを防止することができ
る。
【0061】また、スクラッチを防止できるのでより硬
い研磨パッド3を用いることができ、半導体ウエハWの
平坦性を向上させることができる。
い研磨パッド3を用いることができ、半導体ウエハWの
平坦性を向上させることができる。
【0062】さらに、樹脂粒子10が研磨パッド3の表
面を活性化させるのでドレッサによる目立てが不要とな
り、コストを低減でき、装置の稼動率を上げることがで
きる。
面を活性化させるのでドレッサによる目立てが不要とな
り、コストを低減でき、装置の稼動率を上げることがで
きる。
【0063】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2による樹脂粒子を混入した研磨材を用いた半導体
ウエハ研磨時の要部を拡大した模式説明図である。
形態2による樹脂粒子を混入した研磨材を用いた半導体
ウエハ研磨時の要部を拡大した模式説明図である。
【0064】本実施の形態2においては、CMP装置1
(図1)に設けられたセラミックなどからなる円盤状の
定盤(研磨盤)2aの主面全体に、たとえば、半球状の
ディンプル12が形成されている。
(図1)に設けられたセラミックなどからなる円盤状の
定盤(研磨盤)2aの主面全体に、たとえば、半球状の
ディンプル12が形成されている。
【0065】また、ここでは、定盤2aの主面にディン
プル12を形成したが、定盤2aと同じ材質の、同じく
円盤状の円盤(研磨盤)を定盤2aの主面に貼り合わ
せ、この円盤の主面に半球状のディンプルを形成するよ
うにしてもよい。
プル12を形成したが、定盤2aと同じ材質の、同じく
円盤状の円盤(研磨盤)を定盤2aの主面に貼り合わ
せ、この円盤の主面に半球状のディンプルを形成するよ
うにしてもよい。
【0066】そして、半導体ウエハWの研磨時には、前
記実施の形態1と同様にポリウレタン樹脂などの樹脂粒
子10を混入した研磨材KZを用いて半導体ウエハWの
研磨を行う。
記実施の形態1と同様にポリウレタン樹脂などの樹脂粒
子10を混入した研磨材KZを用いて半導体ウエハWの
研磨を行う。
【0067】また、定盤2aの主面全体に形成されたデ
ィンプル12の深さは、樹脂粒子10の半径程度であ
り、ディンプル12の大きさは、樹脂粒子10の直径よ
りも少し大きい程度で、1個のディンプル12に対して
1個の粒子が入り込む程度に形成を行う。
ィンプル12の深さは、樹脂粒子10の半径程度であ
り、ディンプル12の大きさは、樹脂粒子10の直径よ
りも少し大きい程度で、1個のディンプル12に対して
1個の粒子が入り込む程度に形成を行う。
【0068】よって、研磨材KZに混入している樹脂粒
子10が研磨中に、ディンプル12に入り込むことによ
って、定盤2aの表面が荒く、すなわち、目立てをした
状態と同じになり、ディンプル12に入り込んだ樹脂粒
子10によって研磨材KZ中の研磨粒子9が保持され
て、良好に半導体ウエハWの研磨を行うことができる。
子10が研磨中に、ディンプル12に入り込むことによ
って、定盤2aの表面が荒く、すなわち、目立てをした
状態と同じになり、ディンプル12に入り込んだ樹脂粒
子10によって研磨材KZ中の研磨粒子9が保持され
て、良好に半導体ウエハWの研磨を行うことができる。
【0069】それにより、本実施の形態2では、ディン
プル12が形成された定盤2aを用いることにより、研
磨パッドならびに研磨パッドを目立てするドレッサを不
要とできるので、装置を大幅にコストダウンすることが
できる。
プル12が形成された定盤2aを用いることにより、研
磨パッドならびに研磨パッドを目立てするドレッサを不
要とできるので、装置を大幅にコストダウンすることが
できる。
【0070】また、ドレッサや研磨パッドの交換が不要
となるので、装置の稼動率も大幅に向上させることがで
きる。
となるので、装置の稼動率も大幅に向上させることがで
きる。
【0071】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0072】たとえば、前記実施の形態1,2では、研
磨材の混入する樹脂粒子をポリウレタン樹脂としたが、
研磨される半導体ウエハと同等またはそれよりも柔らか
く且つ突発的に入り込むことが推定される異物の径より
も大きい径の粒子からなる材料であれば良好に半導体ウ
エハを研磨することができる。
磨材の混入する樹脂粒子をポリウレタン樹脂としたが、
研磨される半導体ウエハと同等またはそれよりも柔らか
く且つ突発的に入り込むことが推定される異物の径より
も大きい径の粒子からなる材料であれば良好に半導体ウ
エハを研磨することができる。
【0073】さらに、前記実施の形態2においては、定
盤にディンプルを形成することによって定盤の表面を目
立てした状態と同じにしたが、定盤の表面の形状は、デ
ィンプルが定盤の表面に入り込み固定されるような形状
であればよく、たとえば、定盤に溝を形成し、この溝に
樹脂粒子を入り込ませることにより目立てを行った状態
と同じにしてもよい。
盤にディンプルを形成することによって定盤の表面を目
立てした状態と同じにしたが、定盤の表面の形状は、デ
ィンプルが定盤の表面に入り込み固定されるような形状
であればよく、たとえば、定盤に溝を形成し、この溝に
樹脂粒子を入り込ませることにより目立てを行った状態
と同じにしてもよい。
【0074】また、この時、定盤に形成された溝の深さ
は、樹脂粒子の半径程度であり、溝の幅は、樹脂粒子の
直径よりも少し大きい程度に形成を行うようにすれば効
率よく樹脂粒子が入り込み定盤の表面を目立てを行った
状態と同じにすることができる。
は、樹脂粒子の半径程度であり、溝の幅は、樹脂粒子の
直径よりも少し大きい程度に形成を行うようにすれば効
率よく樹脂粒子が入り込み定盤の表面を目立てを行った
状態と同じにすることができる。
【0075】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0076】(1)本発明によれば、研磨時に生じる半
導体ウエハへのスクラッチを防止することができ、研磨
パッドへのダメージも抑えることができる。
導体ウエハへのスクラッチを防止することができ、研磨
パッドへのダメージも抑えることができる。
【0077】(2)また、本発明では、スクラッチ防止
粒子を研磨材に混入することにより、研磨パッドの目立
てが不要となり、装置のコストダウンおよび装置の稼働
率を上げることができる。
粒子を研磨材に混入することにより、研磨パッドの目立
てが不要となり、装置のコストダウンおよび装置の稼働
率を上げることができる。
【0078】(3)さらに、本発明においては、硬質の
研磨盤上で研磨を行うので、研磨の平坦性を大幅に向上
でき、半導体ウエハを研磨する研磨パッドも不要となる
ので装置のコストダウンを行うことができる。
研磨盤上で研磨を行うので、研磨の平坦性を大幅に向上
でき、半導体ウエハを研磨する研磨パッドも不要となる
ので装置のコストダウンを行うことができる。
【0079】(4)また、本発明によれば、上記(1)
〜(3)により、半導体装置などの製品の品質や生産性
を向上させることができる。
〜(3)により、半導体装置などの製品の品質や生産性
を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1による化学的機械研磨装
置の構成説明図である。
置の構成説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1による樹脂粒子を混入し
た研磨材を用いた半導体ウエハ研磨時の要部を拡大した
模式説明図である。
た研磨材を用いた半導体ウエハ研磨時の要部を拡大した
模式説明図である。
【図3】本発明者が検討した化学的機械研磨装置の半導
体ウエハ研磨時における要部を拡大した模式説明比較図
である。
体ウエハ研磨時における要部を拡大した模式説明比較図
である。
【図4】本発明の実施の形態1による樹脂粒子を混入し
た研磨材に混入された樹脂粒子の研磨パッド上への堆積
を示した模式説明図である。
た研磨材に混入された樹脂粒子の研磨パッド上への堆積
を示した模式説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2による樹脂粒子を混入し
た研磨材を用いた半導体ウエハ研磨時の要部を拡大した
模式説明図である。
た研磨材を用いた半導体ウエハ研磨時の要部を拡大した
模式説明図である。
1 化学的機械研磨装置(研磨装置) 2 定盤 2a 定盤(研磨盤) 3 研磨パッド 4 支持部 5 研磨材供給ノズル 6 研磨ヘッド部 6a バックパッド 6b ガイドリング 6c ウエハキャリア 6d 支持部 7 清掃用ヘッド部 7a 研磨パッド用ブラシ 7b 支持部 8 筺体 9 研磨粒子 10 樹脂粒子(スクラッチ防止粒子) 11 異物 12 ディンプル KZ 研磨材 W 半導体ウエハ KZ1 研磨材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三谷 真一郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体ウエハの化学的機械研磨に用いら
れる研磨材であって、前記半導体ウエハに異物が擦れて
発生するスクラッチを防止する前記研磨材の粒子よりも
大きい径よりなるスクラッチ防止粒子を混入したことを
特徴とする研磨材。 - 【請求項2】 請求項1記載の研磨材において、前記ス
クラッチ防止粒子が、前記半導体ウエハを研磨する研磨
パッドと同じ材質よりなることを特徴とする研磨材。 - 【請求項3】 請求項1記載の研磨材において、前記ス
クラッチ防止粒子が、前記半導体ウエハよりも柔らかい
樹脂よりなることを特徴とする研磨材。 - 【請求項4】 請求項3記載の研磨材において、前記ス
クラッチ防止粒子が、ポリウレタン樹脂よりなることを
特徴とする研磨材。 - 【請求項5】 半導体ウエハを化学的機械研磨する研磨
方法であって、前記半導体ウエハを研磨する研磨パッド
上に、前記半導体ウエハの研磨を行う研磨粒子よりも大
きく、前記半導体ウエハよりも柔らかい粒子または前記
研磨パッドと同じ材質からなる粒子が混入された研磨材
を供給しながら前記研磨パッド上で前記半導体ウエハを
研磨することを特徴とする研磨方法。 - 【請求項6】 半導体ウエハを化学的機械研磨する研磨
方法であって、前記半導体ウエハの研磨を行う研磨パッ
ドが貼り付けられる研磨定盤と同じ材質からなり、主面
にディンプルまたは溝が形成された研磨盤に、前記半導
体ウエハの研磨を行う研磨粒子よりも大きく、前記半導
体ウエハよりも柔らかい粒子または前記研磨パッドと同
じ材質からなる粒子が混入された研磨材を供給しながら
前記研磨盤上で前記半導体ウエハを研磨することを特徴
とする研磨方法。 - 【請求項7】 半導体ウエハを化学的機械研磨する研磨
装置であって、前記半導体ウエハを研磨する研磨パッド
が貼り付けられる研磨定盤上に、前記研磨定盤と同じ材
質からなり、ディンプルまたは溝を形成した研磨盤を設
け、前記研磨盤により前記半導体ウエハの研磨を行うこ
とを特徴とする研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9647396A JPH09285957A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 研磨材、それを用いた研磨方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9647396A JPH09285957A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 研磨材、それを用いた研磨方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09285957A true JPH09285957A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14166021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9647396A Pending JPH09285957A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 研磨材、それを用いた研磨方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09285957A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998045089A1 (fr) * | 1997-04-09 | 1998-10-15 | Hitachi, Ltd. | Procede de fabrication, procede de polissage, et dispositif de polissage pour dispositifs semi-conducteurs |
US6375545B1 (en) | 1999-01-18 | 2002-04-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Chemical mechanical method of polishing wafer surfaces |
US6454819B1 (en) | 1999-01-18 | 2002-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Composite particles and production process thereof, aqueous dispersion, aqueous dispersion composition for chemical mechanical polishing, and process for manufacture of semiconductor device |
US6559056B2 (en) | 2000-05-18 | 2003-05-06 | Jsr Corporation | Aqueous dispersion for chemical mechanical polishing |
US6740590B1 (en) | 1999-03-18 | 2004-05-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Aqueous dispersion, aqueous dispersion for chemical mechanical polishing used for manufacture of semiconductor devices, method for manufacture of semiconductor devices, and method for formation of embedded writing |
US6800105B2 (en) | 2000-01-11 | 2004-10-05 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Abrasive for metal |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP9647396A patent/JPH09285957A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998045089A1 (fr) * | 1997-04-09 | 1998-10-15 | Hitachi, Ltd. | Procede de fabrication, procede de polissage, et dispositif de polissage pour dispositifs semi-conducteurs |
US6375545B1 (en) | 1999-01-18 | 2002-04-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Chemical mechanical method of polishing wafer surfaces |
US6454819B1 (en) | 1999-01-18 | 2002-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Composite particles and production process thereof, aqueous dispersion, aqueous dispersion composition for chemical mechanical polishing, and process for manufacture of semiconductor device |
US6740590B1 (en) | 1999-03-18 | 2004-05-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Aqueous dispersion, aqueous dispersion for chemical mechanical polishing used for manufacture of semiconductor devices, method for manufacture of semiconductor devices, and method for formation of embedded writing |
US6800105B2 (en) | 2000-01-11 | 2004-10-05 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Abrasive for metal |
US6559056B2 (en) | 2000-05-18 | 2003-05-06 | Jsr Corporation | Aqueous dispersion for chemical mechanical polishing |
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