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JPH09280212A - 緩衝機構付き流体圧シリンダ - Google Patents

緩衝機構付き流体圧シリンダ

Info

Publication number
JPH09280212A
JPH09280212A JP8096596A JP9659696A JPH09280212A JP H09280212 A JPH09280212 A JP H09280212A JP 8096596 A JP8096596 A JP 8096596A JP 9659696 A JP9659696 A JP 9659696A JP H09280212 A JPH09280212 A JP H09280212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
buffer
rubber cushion
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8096596A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Rikuura
淳二 陸浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP8096596A priority Critical patent/JPH09280212A/ja
Priority to US08/838,506 priority patent/US5850776A/en
Priority to DE69710244T priority patent/DE69710244T2/de
Priority to EP97302594A priority patent/EP0802331B1/en
Priority to KR1019970014135A priority patent/KR100244081B1/ko
Publication of JPH09280212A publication Critical patent/JPH09280212A/ja
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンの終端位置精度が高くしかも耐久性
に優れた緩衝機構付き流体圧シリンダを提供する。 【解決手段】 緩衝体としてのゴムクッション23の第
1の端部E1 側を、圧力作用室10,11を区画してい
る部材であるピストン9やシリンダカバー6に設けられ
た緩衝体支持溝23,24に支持させる。第2の端部E
2 側をピストン9等から浮かせた状態で配置する。ピス
トン9等の側に第2の端部E2 が近接するように、ゴム
クッション23を全体的に撓ませることでピストン9の
衝撃を緩衝した後、ピストン9とシリンダカバー5,6
との当接によりピストン9を停止させるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝機構付き流体
圧シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体圧を利用した各種のシリンダにおい
ては、ストロークエンドに到ったピストンの慣性エネル
ギーを適当に吸収することによって、同ピストンがシリ
ンダカバーに与える衝撃を緩衝する必要がある。ゆえ
に、従来より衝撃緩衝機構付きのシリンダがいくつか提
案されている。
【0003】この種の従来装置としては、例えば実開平
3−43139号公報に記載されたものがある(図9参
照)。同図に示された流体圧シリンダ51では、シリン
ダチューブ52の両端が金属製のシリンダカバー53で
閉塞されている。シリンダチューブ52内には、片面に
ロッド54が連結された金属製のピストン55が摺動可
能に収容されている。同ピストン55は、シリンダ51
内を2つの圧力作用室に区画する。ピストン55の端面
とシリンダカバー53の内端面との間には、緩衝体とし
てのゴムクッション56が配設されている。前記ゴムク
ッション56は、中心部に貫通孔を有する環状基部56
aの一方の端面にリップ部56bを突設させてなるもの
である。また、前記ゴムクッション56を構成する環状
基部56aの他端面側は、ピストン55の端面に対して
固定されている。
【0004】従って、ポート57を介して圧力作用室に
エアを供給した場合には、ピストン55がいずれかの方
向に移動する結果、ゴムクッション56にシリンダカバ
ー53が当接する。すると、図10(a)に示されるよ
うに、シリンダ51内にはエア溜まりが形成される。ピ
ストン55がストロークエンドに近づくと、リップ部5
6bが押圧されることによって弾性変形し、リップ部5
6bが環状基部56aの端面に押し付けられる。ピスト
ン55がさらにストロークエンドに近づくと、図10
(b)に示されるように、今度はピストン55によって
ゴムクッション56が全体的に圧縮され、最終的にはピ
ストン55が停止する。なお、エア溜まりの容積は、ピ
ストン55がストロークエンドに近づくに従って小さく
なる。ゆえに、エア溜まり内にあるエアは徐々に圧縮状
態となり、それに伴ってピストン55に対する抗力も増
加する。従って、このシリンダ51では、ゴムクッショ
ン56の復帰力に加えエア溜まり内の圧力上昇による抗
力が作用することによって、ピストン55の衝撃が緩衝
されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術の
緩衝機構付きシリンダ51においてピストン55が停止
する場合、ピストン55は、シリンダカバー53の内端
面に対してじかに接触するわけではない。即ち、シリン
ダカバー53の内端面に対して接触するのは、そのピス
トン55に設けられたゴムクッション56の一方の端面
である。従って、この場合には弾性面と非弾性面との組
み合わせになることから、ストロークエンドにおけるピ
ストン55の位置精度が悪くなりやすいという問題があ
った。
【0006】また、環状基部56aの片側にリップ部5
6bを突設した従来技術のシリンダ51では、構造的に
みて、リップ部56bの付け根に応力が集中しやすくな
っている。このような応力の集中は、リップ部56bの
付け根部分を早期に劣化させ、さらにはゴムクッション
56に亀裂等をもたらす原因となる。ゆえに、長期にわ
たって衝撃緩衝を図ることができないという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ピストンの終端位置精度が高くし
かも耐久性に優れた緩衝機構付き流体圧シリンダを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、シリンダ内部に区画
される圧力作用室内への流体の給排に基づいて駆動され
るピストンとシリンダカバーとの間に配設された弾性を
有する緩衝体により、前記ピストンの衝撃が緩衝される
流体圧シリンダにおいて、前記緩衝体の第1の端部側を
前記圧力作用室を区画している部材に設けられた緩衝体
支持部に支持させるとともに、その第2の端部側を前記
緩衝体支持部が設けられた部材から浮かせた状態で配置
し、前記緩衝体支持部が設けられた部材側に前記第2の
端部が近接するように前記緩衝体を全体的に撓ませるこ
とで前記ピストンの衝撃を緩衝した後、同ピストンの端
面と前記シリンダカバーの内端面との当接により同ピス
トンを停止させるように構成したことを特徴とした緩衝
機構付き流体圧シリンダをの要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記緩衝体は衝撃緩衝時において前記シリンダ内
に流体溜まりを形成するとした。請求項3に記載の発明
では、請求項2において、前記流体溜まりは、前記緩衝
体の内周面及び外周面のうち同緩衝体が撓むほうの側に
形成されるとした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記緩衝体は、中心に貫通孔
を有しかつ第1の端部側の径と第2の端部側の径とが異
なるリング状部材であるとした。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4にお
いて、前記緩衝体の前記第1の端部は、前記シリンダカ
バーまたは前記ピストンに設けられた緩衝体支持溝に遊
嵌されているとした。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、緩衝体は衝撃緩衝
時に全体的に撓むようになっていることから、その際に
生じる応力は緩衝体全体に分散される。ゆえに、従来と
は異なり、緩衝体の特定部分に応力が集中するようなこ
とはない。従って、応力集中による早期劣化が防止さ
れ、緩衝体の耐久性が確実に向上する。
【0013】また、本発明においてピストンは、自身の
端面とシリンダカバーの内端面との当接、即ち非弾性面
同士の当接によって停止する。よって、弾性面と非弾性
面との当接によりピストンの終端位置が決定されていた
従来に比べて、その精度が確実に高くなる。
【0014】請求項2に記載の発明によると、衝撃緩衝
時においてシリンダ内に形成される流体溜まりの容積
は、ピストンがストロークエンドに近づくに従って小さ
くなる。このとき、内部に閉じ込められた流体は徐々に
圧縮状態となり、それに伴いピストンに対する抗力も増
加する。従って、緩衝体の弾性に基づく復帰力に加えて
前記抗力が作用することで、より確実にピストンの衝撃
が緩衝される。
【0015】請求項3に記載の発明によると、流体溜ま
りが緩衝体が撓むほうの側に形成されるため、構造上、
その内部に閉じ込められた流体が外部に抜け出しにくく
なる。従って、流体溜まり内の圧縮状態がより高くな
り、いっそう大きな抗力を得ることができる。
【0016】請求項4に記載の発明によると、緩衝体が
リング状であるため、緩衝体支持部への装着が簡単であ
り、かつシリンダ内における流体溜まりの区画形成も容
易になる。また、両端部側の径が異なる形状であると、
衝撃が加わったときでも皺にならずに緩衝体を均等に撓
ませることができる。
【0017】請求項5に記載の発明によると、緩衝体の
第1の端部は緩衝体支持溝に遊嵌されているので、例え
ば接着剤等によって第1の端部側を完全に固定した場合
に比べて、応力集中が起こりにくくなる。従って、緩衝
体の耐久性がさらに向上する。また、第1の端部の固定
が不要になることから、緩衝体の組み付けが容易にな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態の緩衝機構付き流体圧シリンダ1を図1〜図3に基
づき詳細に説明する。
【0019】図2に示されるように、本実施形態のシリ
ンダ1を構成するシリンダチューブ2は、第1のポート
3と第2のポート4とを備える円筒状の金属製部材であ
る。このシリンダチューブ2の開口部のうち、図2の右
側の開口部は、シリンダカバーとしての金属製のヘッド
カバー5によって閉塞されている。また、図2の左側の
開口部は、シリンダカバーとしての金属製のロッドカバ
ー6によって閉塞されている。ヘッドカバー5は、シリ
ンダチューブ2の内壁面に対してじかに嵌合されてい
る。一方、ロッドカバー6は、Cリング7によってシリ
ンダチューブ2の内壁面に固定されている。
【0020】シリンダチューブ2内に形成された内部空
間内には、金属製のロッド8を一方の端面に有した金属
製のピストン9が摺動可能に収容されている。そして、
このピストン9の存在によって、前記内部空間が2つの
圧力作用室10,11に区画されている。具体的にいう
と、ヘッド側の圧力作用室10は、ヘッドカバー5の内
端面、シリンダチューブ2の内周面及びピストン9の右
端面によって、即ち複数の部材によって区画されてい
る。この圧力作用室10には第1のポート3が連通して
いる。ロッド側の圧力作用室11は、ロッドカバー6の
内端面、シリンダチューブ2の内周面、ピストン9の左
端面及びロッド8の周面によって、即ち複数の部材によ
って区画されている。この圧力作用室11には第2のポ
ート4が連通している。
【0021】ピストン9に連結されたロッド8の一方の
端部は、ロッドカバー6の中心部に貫設されたロッド挿
通孔12を介して、シリンダチューブ2の外部に突出し
ている。このロッド挿通孔12の内壁面には、ロッド8
との摺動抵抗の低減を図るために軸受け面13となる領
域が設けられている。また、前記軸受け面13となる領
域よりも外側の領域にはパッキン装着凹部が設けられて
おり、その中には環状のロッドパッキン14が装着され
ている。そして、このロッドパッキン14によって、ロ
ッド8の周面とロッド挿通孔12の内壁面とのシールが
図られている。また、シリンダチューブ2の内周面に対
して摺接するピストン9の周面にも、シール部材として
のピストンパッキン15及びウェアリング16が装着さ
れている。
【0022】図2,図3に示されるように、ロッドカバ
ー6の内端面には段差D1 があり、周辺部に比べて中心
部のほうが引っ込んだ状態になっている。ピストン9の
右端面にも同様に段差D1 があり、周辺部に比べて中心
部のほうが引っ込んだ状態になっている。また、ロッド
カバー6の内端面において段差D1 がある部分には、緩
衝体支持部としての緩衝体支持溝23が形成されてい
る。この緩衝体支持溝23は、環状であってシリンダチ
ューブ2の中心軸方向に向かって開口している。ピスト
ン9の右端面において段差D1 がある部分には、緩衝体
支持部としての緩衝体支持溝24が形成されている。こ
の緩衝体支持溝24も、環状であってシリンダチューブ
2の中心軸方向に向かって開口している。そして、これ
らの支持溝23,24には、弾性を有する緩衝体として
のゴムクッション25が取り付けられるようになってい
る。
【0023】次に、本実施形態において使用されるゴム
クッション25の形状等について説明する。本実施形態
で使用されているゴムクッション25は、ウレタンゴム
製であり、クッションとしての好適な弾性を有してい
る。ウレタンゴムの他にも、例えばNBR,HNBR,
フッ素ゴム等のゴムを選択することが可能である。
【0024】図1に示されるように、前記ゴムクッショ
ン25は、中心に貫通孔を有するリング状部材であり、
かつその第1の端部E1 側の径と第2の端部E2 側の径
とは異なっている。第1の端部E1 とは支持溝23,2
4によって支持される側の端部を指し、第2の端部E2
とは支持溝23,24によって支持されない側の端部を
指す。このゴムクッション25の場合、第1の端部E1
側の径のほうが第2の端部E2 側の径に比べて大きくな
っている。
【0025】図1,図3(a)に示されるように、この
ゴムクッション25は、どこにもリップ部等を備えてい
ないことから、極めて単純な断面形状を有したものとな
っている。同ゴムクッション25を切断した場合、その
切断面には1組の直線かつ並行な線分ができる。これら
の線分のうち非貫通孔側にあるものが属する面を外周面
25bと定義し、貫通孔側にあるものが属する面を内周
面25aと定義する。また、第1の端部E1 側はナイフ
エッジ状になっているのに対し、第2の端部E2 側は丸
みを帯びた形状をしている。これは、第2の端部E2 側
に他の部材が接離する際の便宜を図ったものである。
【0026】本実施形態においては、ゴムクッション2
5の第1の端部E1 側は、支持溝23,24に対して遊
嵌されている。つまり、同ゴムクッション25の第1の
端部E1 側は、接着剤等のようなものを使用することな
く支持溝23,24に嵌着されている。
【0027】上述したように、第1の端部E1 側はナイ
フエッジ状になっている。従って、ロッド側の圧力作用
室11内にある支持溝23にゴムクッション25を取り
付けた時には、支持溝23の一方の側壁とナイフエッジ
状面とが面接触する。このとき、第2の端部側E2 は、
支持溝23が設けられた部材であるロッドカバー6の内
端面から浮きあがった状態となる。言い換えると、第2
の端部側E2 は、ロッドカバー6に対向して配置された
部材であるピストン9に向かって飛び出した状態とな
る。
【0028】また、ヘッド側の圧力作用室10内にある
支持溝24にゴムクッション25を取り付けた時には、
支持溝24の一方の側壁と前記ナイフエッジ状面とが面
接触する。このとき、第2の端部側E2 は、支持溝24
が設けられた部材であるピストン9の左端面から浮きあ
がった状態となる。言い換えると、第2の端部側E2
は、ピストン9に対向して配置された部材であるヘッド
カバー5の内端面に向かって飛び出した状態となる。
【0029】そして、図3(a)のように応力が全くも
しくは殆ど付加していない場合、内周面25a及び外周
面25bに属する線分は、ともにゴムクッション25の
中心軸線を基準として約45°ほど傾斜した状態にあ
る。また、両者は直線的でありかつ並行である。図3
(b)のように応力が付加した場合、内周面25a及び
外周面25bに属する線分はともに円弧状曲線になる。
即ち、このときにはゴムクッション25が内周面25a
の方向に全体的に撓んだ状態となる。
【0030】また、ゴムクッション25の厚さ(内周面
25aと外周面25bとの距離)は、段差D1 大きさよ
りも小さくなるように設定されている。従って、ゴムク
ッション25は、衝撃緩衝時においてもピストン9の慣
性エネルギーによって厚さ方向に圧縮されないようにな
っている。
【0031】次に、このように構成された流体圧シリン
ダ1の動作及びゴムクッション25の作用について説明
する。これ以降、図3(a),図3(b)に示されるロ
ッド側のゴムクッション25のみについて言及すること
にする。即ち、ロッド側とヘッド側とにおけるゴムクッ
ション25の作用には基本的な差異はないため、後者に
ついてはその詳細な説明を割愛する。
【0032】ヘッド側のストロークエンドにピストン9
がある状態で第1のポート3にエアを供給すると、ヘッ
ド側の圧力作用室10内にはエアが導入され、同室10
内の圧力が上昇する。すると、ピストン9及びロッド8
がロッド側(即ち図2の左側)の方向に移動するととも
に、ロッド側の圧力作用室11内のエアが第2のポート
4を介して外部に排出される。
【0033】ピストン9がストロークエンド付近にまで
到達し、ピストン9の左端面にゴムクッション25の第
2の端部E2 が当接した状態を、図3(a)に示す。こ
のとき、ゴムクッション25は、ロッド側の圧力作用室
11内を2つの空間に区画する。そのうちの1つはゴム
クッション25の外周面25b側に区画される空間であ
って、その空間は第2のポート4側に連通している。残
りの1つはゴムクッション25の内周面25a側に区画
される空間であって、その空間は第2のポート4側とは
非連通の状態になる。後者の空間は、具体的にはゴムク
ッション25の内周面25a、ピストン9の左側面、ロ
ッドカバー6の内端面及びロッド8の周面によって区画
され、その中にはエアが溜まるようになっている。以
下、後者の空間のことをエア溜まりS1 と呼ぶ。
【0034】図3(a)の状態にあるピストン9がさら
にストロークエンドに近づくと、ピストン9からの押圧
力を受けたゴムクッション25に弾性変形が生じる。即
ち、前記ゴムクッション25は、緩衝体支持溝23が設
けられた部材であるロッドカバー6の側に第2の端部E
2 が近接するようなかたちで全体的に撓む。また、ゴム
クッション25は弾性体であることから、同ゴムクッシ
ョン25には自身の撓みを解消させるような復帰力が生
まれる。そして、この復帰力がピストン9に作用する結
果、ピストン9の慣性エネルギーが吸収され、もって衝
撃の緩衝が図られる。なお、ゴムクッション25に撓み
が生じた場合、ゴムクッション25は、ナイフエッジ状
面と内周面25aのコーナー部分P1 を支点として変形
する。すると、ゴムクッション25とロッドカバー6の
内端面とのシール面圧が上がり、両者間のシール安定性
が高くなる。
【0035】また、上記のように図3(a)から図3
(b)の状態に推移する場合には、ピストン9の移動に
従ってエア溜まりS1 の容積が小さくなる。このとき、
エア溜まりS1 内に閉じ込められたエアは徐々に圧縮状
態となり、それに伴ってピストン9に対するエアの抗力
も増加する。従って、ゴムクッション25の弾性に基づ
く復帰力に加えて前記エアの抗力も作用することで、ピ
ストン9の衝撃が緩衝される。
【0036】図3(b)には、ピストン9がストローク
エンドに到達した状態が示されている。上記のように充
分に衝撃緩衝が図られた後に、ピストン9の左端面はロ
ッドカバー6の内端面に対して当接する。その結果、ピ
ストン9が停止するとともに、ピストン9のストローク
エンドの位置が決定される。
【0037】また、これとは逆方向へのストロークの際
においても、ゴムクッション25による衝撃緩衝が図ら
れ、かつピストン9の右端面とヘッドカバー5の内端面
との当接によりストロークエンドの位置が決定される。
【0038】以下、本実施形態において特徴的な作用効
果を列挙する。 (イ)このシリンダ1において緩衝体として使用されて
いるゴムクッション25は、衝撃緩衝時において全体的
に撓むような形状・配置になっている。従って、それが
撓んだ際に生じる応力は、ゴムクッション25全体に分
散されてしまう。ゆえに、環状基部にリップ部を突設し
た従来品とは異なり、ゴムクッション25の特定部分に
応力が集中するようなことはない。従って、応力集中に
よる早期劣化が防止され、ゴムクッション25の耐久性
を確実に向上させることができる。ゆえに、長期にわた
って衝撃緩衝を図ることができる優れた流体圧シリンダ
1を実現することができる。
【0039】(ロ)また、このシリンダ1のピストン9
は、左方向へのストロークにおいては自身の左端面とロ
ッドカバー6の内端面との当接によって、右方向へのス
トロークにおいては自身の右端面とヘッドカバー5の内
端面との当接によってそれぞれ停止する。上述のように
ピストン9、ヘッドカバー5及びロッドカバー6はいず
れも金属製部材であるため、前記ピストン9は非弾性面
同士の当接によって停止しかつ終端位置が決定されるこ
とになる。よって、弾性面と非弾性面との当接によりピ
ストン9の終端位置が決定されていた従来に比べて、そ
の精度を確実に高くすることができる。
【0040】(ハ)このシリンダ1では、衝撃緩衝時に
おいてシリンダチューブ2内に流体溜まりとしてのエア
溜まりS1 が形成されることを特徴とする。従って、ゴ
ムクッション25の弾性力に基づく復帰力に加え、エア
溜まりS1 内のエアの圧縮により生まれるピストン9に
対する抗力が作用する。よって、より確実にピストン9
の衝撃が緩衝される。即ち、エア溜まりS1 の形成は衝
撃緩衝能の向上に貢献する。
【0041】(ニ)このシリンダ1では、エア溜まりS
1 は、ゴムクッション25が撓むほうの側である内周面
25a側に形成されることを特徴とする。この場合、エ
ア溜まりS1 内に閉じ込められたエアが、構造上、外部
に抜け出しにくくなる。従って、エア溜まりS1 内の圧
縮状態がより高くなり、いっそう大きな抗力を得ること
ができる。このことも衝撃緩衝能の向上に貢献する。な
お、本実施形態のような構成であると、従来品に比べて
エア溜まりS1 の圧縮比を大きく確保することができる
という利点がある。
【0042】(ホ)本実施形態のシリンダ1では、ゴム
クッション25がリング状であるため、緩衝体支持溝2
3,24への装着が簡単であり、かつシリンダチューブ
2内におけるエア溜まりS1 の区画形成も容易になる。
また、両端部E1 ,E2 側の径が異なる形状であると、
衝撃が加わったときでも皺にならずに同ゴムクッション
25を均等に撓ませることができる。
【0043】(ヘ)本実施形態のシリンダ1では、ゴム
クッション25の第1の端部E1 を緩衝体支持溝23,
24に遊嵌させている。従って、例えば接着剤等によっ
て第1の端部E1 側を完全に固定した場合に比べて、ゴ
ムクッション25に応力集中が起こりにくくなる。そし
て、このことはゴムクッション25の耐久性向上に貢献
する。また、第1の端部E1 の固定が不要になることか
ら、ゴムクッション25の組み付け容易化が図られる。
【0044】(ト)このゴムクッション25は、図1等
に示されるように極めて単純な断面形状をしているの
で、従来品に比べて製造時の困難性が小さいという利点
がある。即ち、金型成形を行う場合であっても、その金
型の内面形状が単純なもので足り、かつ型抜きも比較的
簡単となる。
【0045】(チ)本実施形態の改良例として、例えば
ロッドカバー6にオリフィスを設けることにより、内周
面25a側にできるエア溜まりS1 と外周面25b側に
できる非密閉の領域との間を連通させてもよい。このよ
うにすると、オリフィスの絞り度合いを適宜設定するこ
とによって、衝撃吸収能をコントロールすることができ
る。
【0046】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)図4に示される別例1の流体圧シリンダ31のよ
うに構成してもよい。このシリンダ31において、シリ
ンダチューブ32の右端を閉塞するヘッドカバー33に
は、第1のポート3が設けられている。また、シリンダ
チューブ32の左端を閉塞するロッドカバー34には、
第2のポート4が設けられている。前記実施形態とは異
なり、このシリンダ31では緩衝体としてのゴムクッシ
ョン35が、2つともカバー33,34側に形成された
緩衝体支持溝23に遊嵌されている。なお、これらの緩
衝体支持溝23の設置位置は、実施形態1のときよりも
中心部寄りになっている。また、このゴムクッション3
5は、第1の端部E1 側の径のほうが第2の端部E2 の
径よりも小さくなるように形成されている。従って、ピ
ストン9が当接した場合、ゴムクッション35は、内周
面35a側ではなく外周面35b側に全体的に撓むよう
になっている。また、このときには外周面35b側にエ
ア溜まりS1 が形成される。なお、第1のポート3はヘ
ッド側の圧力作用室10におけるエア溜まりS1 でない
側に連通し、第2のポート4はロッド側の圧力作用室1
1におけるエア溜まりS1 でない側に連通している。以
上のような構成であっても、前記実施形態と同様の作用
効果を得ることができる。
【0047】(2)図5に示される別例2の流体圧シリ
ンダ41では、図6のような肉厚部分42を有するゴム
クッション43が使用されている。また、肉厚部分42
の厚さは、ピストン9の端面と両カバー5,6の内端面
とを当接させて同ピストン9を停止させうる程度の厚さ
に設定されている。このような構成であると、図7に示
されるように、ピストン9の端面から受ける押圧力によ
って肉厚部分42が厚さ方向(内周面43a及び外周面
43bに垂直な方向)に圧縮される。従って、上記実施
形態の構成に比べて、さらに高い衝撃緩衝能が得られ
る。なお、図8には、別例3の流体圧シリンダ46が示
されている。このシリンダ46は、別例1のシリンダ3
1において使用されているゴムクッション35を、上記
肉厚部分42を有するゴムクッション43に代えた構成
となっている。
【0048】(3)ゴムクッション25等の緩衝体は、
必ずしもリング状でなくてもよく、例えばリング状部材
を分割したようなもの等であってもよい。 (4)緩衝体支持部としての緩衝体支持溝23,24
は、2つともカバー5,6側に設けられたり、実施形態
等のように一方をカバー5,6側に設けかつ他方をピス
トン9側に設けられたりする場合に限定されない。例え
ば、それら23,24を2つともピストン9側に設ける
ことも可能である。
【0049】(5)カバー5,6及びピストン9以外の
部材であって圧力作用室10,11を区画している部
材、例えばロッド8やシリンダチューブ2に緩衝体支持
溝23,24等の緩衝体支持部を設けることも許容され
る。ただし、実施形態等のようにカバー5,6やピスト
ン9にそれらを設けた構成のほうが、組み付け等が容易
になる点において有利である。
【0050】(6)ゴム以外の合成樹脂を使用すること
によって、弾性を有する緩衝体を形成してもよい。 ここで、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほか
に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を
その効果とともに以下に列挙する。
【0051】(1) 請求項2〜5のいずれかにおい
て、前記シリンダ内において前記流体が溜まらない領域
と前記流体溜まりとの間を連通させるオリフィスを前記
シリンダカバーに設けたことを特徴とする緩衝機付き流
体圧シリンダ。この構成であると、衝撃緩衝能をコント
ロールできる。
【0052】(2) 中心に貫通孔を有し、かつ第1の
端部側の径と第2の端部側の径とが異なるリング状の緩
衝機構付き流体圧シリンダ用のゴムクッション。この構
成のゴムクッションを使用すれば、本発明のシリンダを
確実に実現することができる。
【0053】(3) 技術的思想2において、ウレタン
ゴム製であって、前記第1の端部側がナイフエッジ状か
つ前記第2の端部側が丸みを帯びた形状をしていること
を特徴とするゴムクッション。この構成のゴムクッショ
ンを使用すれば、本発明のシリンダを確実に実現するこ
とができる。
【0054】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「流体: シリンダを駆動するための給排される窒素、
酸素、二酸化炭素、アルゴン、水素、それらの混合物で
ある空気などといった気体、その他これらに準ずる性質
を有する物質をいう。」
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、ピストンの終端位置精度が高くしか
も耐久性に優れた緩衝機構付き流体圧シリンダを提供す
ることができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、流体溜ま
りが形成される結果、緩衝体の弾性に基づく復帰力に加
えてピストンに対する抗力が作用する。従って、衝撃緩
衝能を向上させることができる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、流体溜ま
り内の流体の圧縮状態がより高くなることから、衝撃緩
衝能をさらに向上させることができる。請求項4に記載
の発明によれば、緩衝体の装着が簡単になり、流体溜ま
りの区画形成も容易になり、しかも緩衝体を均等に撓ま
せることができる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、緩衝体の
耐久性向上及び緩衝体の組み付け容易化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施形態における緩衝機構付き流体
圧シリンダに使用されるゴムクッションの平面図、
(b)はその底面図、(c)はその断面図。
【図2】同流体圧シリンダの部分断面図。
【図3】(a),(b)はゴムクッションの作用を説明
するための要部拡大断面図。
【図4】別例1の緩衝機構付き流体圧シリンダを示す部
分断面図。
【図5】別例2の緩衝機構付き流体圧シリンダを示す部
分断面図。
【図6】同流体圧シリンダに使用されるゴムクッション
の底面図、(b)はその平面図、(c)はその断面図。
【図7】(a),(b)はゴムクッションの作用を説明
するための要部拡大断面図。
【図8】別例3の緩衝機構付き流体圧シリンダを示す部
分断面図。
【図9】従来例の緩衝機構付き流体圧シリンダを示す部
分断面図。
【図10】(a),(b)は従来例におけるゴムクッシ
ョンの作用を説明するための要部拡大断面図。
【符号の説明】
1,31,41,46…緩衝機構付き流体圧シリンダ、
5,33…シリンダカバーとしてのヘッドカバー、6,
34…シリンダカバーとしてのロッドカバー、9…ピス
トン、10,11…圧力作用室、23,24…緩衝体支
持部としての緩衝体支持溝、25,35,43…緩衝体
としてのゴムクッション、25a,35a,43a…内
周面、25b,35b,43b…外周面、S1 …流体溜
まりとしてのエア溜まり、E1 …第1の端部、E2 …第
2の端部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内部に区画される圧力作用室内へ
    の流体の給排に基づいて駆動されるピストンとシリンダ
    カバーとの間に配設された弾性を有する緩衝体により、
    前記ピストンの衝撃が緩衝される流体圧シリンダにおい
    て、 前記緩衝体の第1の端部側を前記圧力作用室を区画して
    いる部材に設けられた緩衝体支持部に支持させるととも
    に、その第2の端部側を前記緩衝体支持部が設けられた
    部材から浮かせた状態で配置し、 前記緩衝体支持部が設けられた部材側に前記第2の端部
    が近接するように前記緩衝体を全体的に撓ませることで
    前記ピストンの衝撃を緩衝した後、同ピストンの端面と
    前記シリンダカバーの内端面との当接により同ピストン
    を停止させるように構成したことを特徴とした緩衝機構
    付き流体圧シリンダ。
  2. 【請求項2】前記緩衝体は衝撃緩衝時において前記シリ
    ンダ内に流体溜まりを形成することを特徴とした請求項
    1に記載の緩衝機構付き流体圧シリンダ。
  3. 【請求項3】前記流体溜まりは、前記緩衝体の内周面及
    び外周面のうち同緩衝体が撓むほうの側に形成されるこ
    とを特徴とした請求項2に記載の緩衝機構付き流体圧シ
    リンダ。
  4. 【請求項4】前記緩衝体は、中心に貫通孔を有しかつ第
    1の端部側の径と第2の端部側の径とが異なるリング状
    部材であることを特徴とした請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の緩衝機構付き流体圧シリンダ。
  5. 【請求項5】前記緩衝体の前記第1の端部は、前記シリ
    ンダカバーまたは前記ピストンに設けられた緩衝体支持
    溝に遊嵌されていることを特徴とした請求項4に記載の
    緩衝機構付き流体圧シリンダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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