JPH09280114A - 2行程機関用気化器 - Google Patents
2行程機関用気化器Info
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- JPH09280114A JPH09280114A JP11573496A JP11573496A JPH09280114A JP H09280114 A JPH09280114 A JP H09280114A JP 11573496 A JP11573496 A JP 11573496A JP 11573496 A JP11573496 A JP 11573496A JP H09280114 A JPH09280114 A JP H09280114A
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- Japan
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- valve
- scavenging
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- carburetor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機関の各掃気口へ供給する空気量を、気化器
の絞り弁の開度に応じて最適なものに個別に調整できる
ようにする。 【解決手段】 機関Aの掃気口33,33Aとクランク
室39aとを連通する掃気通路33aの掃気口33,3
3Aに近接する部分に空気通路25を接続し、空気通路
25に掃気通路33aへの空気の流れを許す逆止弁27
を設ける。空気清浄器Dと気化器Bとの間に絞り弁15
に連動して空気通路25の空気流量を加減する空気制御
弁Cを挟持する。空気制御弁Cをロータリ絞り弁から構
成し、空気制御弁Cの弁体5に、弁体5を横切る掃気口
33,33Aと同数の弁孔5a,5bを設け、各弁孔5
a,5bの孔径を掃気口33,33Aのシリンダ32の
周方向位置に対応して異なるように構成する。
の絞り弁の開度に応じて最適なものに個別に調整できる
ようにする。 【解決手段】 機関Aの掃気口33,33Aとクランク
室39aとを連通する掃気通路33aの掃気口33,3
3Aに近接する部分に空気通路25を接続し、空気通路
25に掃気通路33aへの空気の流れを許す逆止弁27
を設ける。空気清浄器Dと気化器Bとの間に絞り弁15
に連動して空気通路25の空気流量を加減する空気制御
弁Cを挟持する。空気制御弁Cをロータリ絞り弁から構
成し、空気制御弁Cの弁体5に、弁体5を横切る掃気口
33,33Aと同数の弁孔5a,5bを設け、各弁孔5
a,5bの孔径を掃気口33,33Aのシリンダ32の
周方向位置に対応して異なるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピストンの摺動に伴
うクランク室の圧力変動を利用してクランク室へ混合気
を吸入し、クランク室の混合気を加圧してシリンダない
し燃焼室へ供給する、クランク室圧縮式の2行程機関に
適した気化器に関するものである。
うクランク室の圧力変動を利用してクランク室へ混合気
を吸入し、クランク室の混合気を加圧してシリンダない
し燃焼室へ供給する、クランク室圧縮式の2行程機関に
適した気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2行程機関の掃気機構には種々の方式が
あるが、現在多く使用されているのはシユニユーレ方式
であり、排気口を挟むようにクランク軸方向に並ぶ1対
の同形の掃気口と、シリンダ中心に関して排気口と対称
な位置にある1つの掃気口とを備えている。1対の掃気
口と1つの掃気口は、排気口に対する位置、掃気方法、
形状などが異なる。
あるが、現在多く使用されているのはシユニユーレ方式
であり、排気口を挟むようにクランク軸方向に並ぶ1対
の同形の掃気口と、シリンダ中心に関して排気口と対称
な位置にある1つの掃気口とを備えている。1対の掃気
口と1つの掃気口は、排気口に対する位置、掃気方法、
形状などが異なる。
【0003】特開平7−139358号公報、特開平7
−189704号公報、特開平7−269356号公報
などに開示される2行程機関では、掃気通路の掃気口に
近接する部分に空気通路を接続し、該空気通路に逆止弁
を設け、該空気通路の空気量(流量)を気化器の絞り弁
操作と連動して調整する調整装置を設けている。上述の
2行程機関では、ピストンの上昇時クランク室が負圧に
なると、気化器で生成された混合気が吸気口を経てクラ
ンク室へ吸引され、同時に空気が空気通路から逆止弁を
経て機関の掃気通路または掃気通路の掃気口に近接する
部分へ吸引される。混合気の爆発によりピストンが下降
すると、ピストンの下死点付近で排気口が開き、燃焼ガ
スが排出される。続いて掃気口が開き、クランク室の正
圧によりまず掃気通路の空気だけがシリンダへ噴出さ
れ、次いでクランク室の混合気が掃気通路を経てシリン
ダへ噴出される。排気口が開いている間に、掃気口から
シリンダへ当初噴出する空気だけが排気口へ流出し、空
気に続いてシリンダへ噴出した混合気が排気口へ流れる
までに排気口は閉じる。
−189704号公報、特開平7−269356号公報
などに開示される2行程機関では、掃気通路の掃気口に
近接する部分に空気通路を接続し、該空気通路に逆止弁
を設け、該空気通路の空気量(流量)を気化器の絞り弁
操作と連動して調整する調整装置を設けている。上述の
2行程機関では、ピストンの上昇時クランク室が負圧に
なると、気化器で生成された混合気が吸気口を経てクラ
ンク室へ吸引され、同時に空気が空気通路から逆止弁を
経て機関の掃気通路または掃気通路の掃気口に近接する
部分へ吸引される。混合気の爆発によりピストンが下降
すると、ピストンの下死点付近で排気口が開き、燃焼ガ
スが排出される。続いて掃気口が開き、クランク室の正
圧によりまず掃気通路の空気だけがシリンダへ噴出さ
れ、次いでクランク室の混合気が掃気通路を経てシリン
ダへ噴出される。排気口が開いている間に、掃気口から
シリンダへ当初噴出する空気だけが排気口へ流出し、空
気に続いてシリンダへ噴出した混合気が排気口へ流れる
までに排気口は閉じる。
【0004】上述のように、2行程機関において掃気行
程の始期には空気だけで掃気を行い、掃気行程の中期以
後に混合気をシリンダへ供給しようとする場合に、シリ
ンダに対する各掃気口の配置や形状は、機関の最大出力
や最低燃料消費率に基づき決定され、一度決定されると
機関負荷や機関回転数に応じて変更することはできない
ので、特に機関の低負荷運転では掃気が適正に行われな
いことがある。
程の始期には空気だけで掃気を行い、掃気行程の中期以
後に混合気をシリンダへ供給しようとする場合に、シリ
ンダに対する各掃気口の配置や形状は、機関の最大出力
や最低燃料消費率に基づき決定され、一度決定されると
機関負荷や機関回転数に応じて変更することはできない
ので、特に機関の低負荷運転では掃気が適正に行われな
いことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、機関の各掃気口へ流入する空気量を、気化
器の絞り弁の開度に応じて最適なものに個別に調整でき
るようにした、2行程機関用気化器を提供することにあ
る。
問題に鑑み、機関の各掃気口へ流入する空気量を、気化
器の絞り弁の開度に応じて最適なものに個別に調整でき
るようにした、2行程機関用気化器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は機関の掃気口とクランク室とを連通
する掃気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続
し、該空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁
を設け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して
前記空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持
し、空気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関
に取り付けた2行程機関用気化器において、前記空気制
御弁はロータリ絞り弁からなり、該ロータリ絞り弁の弁
体は弁体を横切る掃気口と同数の弁孔を有し、各弁孔の
孔径を掃気口のシリンダの周方向位置に対応して異なる
ようにしたものである。
に、本発明の構成は機関の掃気口とクランク室とを連通
する掃気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続
し、該空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁
を設け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して
前記空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持
し、空気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関
に取り付けた2行程機関用気化器において、前記空気制
御弁はロータリ絞り弁からなり、該ロータリ絞り弁の弁
体は弁体を横切る掃気口と同数の弁孔を有し、各弁孔の
孔径を掃気口のシリンダの周方向位置に対応して異なる
ようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では機関の掃気口へ流入す
る空気量を加減する空気制御弁を、気化器の絞り弁と連
動するロータリ絞り弁から構成し、各掃気口に連通する
空気制御弁の弁孔の孔径を、各掃気口に対応して個別に
調整できるように構成にする。
る空気量を加減する空気制御弁を、気化器の絞り弁と連
動するロータリ絞り弁から構成し、各掃気口に連通する
空気制御弁の弁孔の孔径を、各掃気口に対応して個別に
調整できるように構成にする。
【0008】また、本発明では空気制御弁の各弁孔の開
動作時期を、掃気口のシリンダの周方向位置に対応して
異なるようにする。つまり、気化器の絞り弁の閉位置か
ら開方向への回動に対し、各弁孔の開く時期(弁孔相互
の回転位相)を個別に調整にして掃気効率を高める。
動作時期を、掃気口のシリンダの周方向位置に対応して
異なるようにする。つまり、気化器の絞り弁の閉位置か
ら開方向への回動に対し、各弁孔の開く時期(弁孔相互
の回転位相)を個別に調整にして掃気効率を高める。
【0009】本発明による気化器を備えた2行程機関で
は、掃気行程の始期に空気だけで掃気を行い、次いで混
合気をシリンダへ供給する。機関の掃気口へ流入する空
気の量は各掃気口に最適な値に、空気制御弁により予め
調整される。
は、掃気行程の始期に空気だけで掃気を行い、次いで混
合気をシリンダへ供給する。機関の掃気口へ流入する空
気の量は各掃気口に最適な値に、空気制御弁により予め
調整される。
【0010】機関の圧縮行程ではシリンダの内部で空気
と混合気の一部分は互いに混合するが、両者の大部分は
層状に偏在する。つまり、混合気の薄い部分と濃い部分
に分かれている。点火時期には混合気の濃い部分が点火
栓の周辺に集中し、点火し易い状況になつている。こう
して、全体的には薄めの混合気の燃焼により、排出ガス
の清浄化と燃費の向上が達せられる。
と混合気の一部分は互いに混合するが、両者の大部分は
層状に偏在する。つまり、混合気の薄い部分と濃い部分
に分かれている。点火時期には混合気の濃い部分が点火
栓の周辺に集中し、点火し易い状況になつている。こう
して、全体的には薄めの混合気の燃焼により、排出ガス
の清浄化と燃費の向上が達せられる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る気化器を備えた2行程機
関の左側面断面図、図2は同機関の平面断面図である。
2行程機関Aはクランクケース39の上部にシリンダ3
2を結合され、シリンダ32に昇降自在に嵌合するピス
トン34が、クランクケース39に支持されたクランク
軸38のクランク腕38aに連接棒42により連結され
ている。シリンダ32の上端壁には燃焼室32aへ突出
する点火栓31が装着される。シリンダ32の周壁には
ピストン34の下死点付近で開く排気口35と掃気口3
3,33Aとが設けられ、排気口35は排気マフラ44
を経て大気に連通し、掃気口33,33Aは独立の掃気
通路33aを経てクランク室39aへ連通している。1
対の同形の掃気口33Aは排気口35を挟むようにクラ
ンク軸方向に並び、1つの掃気口33はシリンダ中心に
関して排気口35と対称な位置にある。ピストン34の
上死点付近で開く吸気口37がクランクケース39に設
けられ、吸気口37は断熱管21、気化器B、空気制御
弁Cの吸気路、空気清浄器Dを経て大気へ連通される。
関の左側面断面図、図2は同機関の平面断面図である。
2行程機関Aはクランクケース39の上部にシリンダ3
2を結合され、シリンダ32に昇降自在に嵌合するピス
トン34が、クランクケース39に支持されたクランク
軸38のクランク腕38aに連接棒42により連結され
ている。シリンダ32の上端壁には燃焼室32aへ突出
する点火栓31が装着される。シリンダ32の周壁には
ピストン34の下死点付近で開く排気口35と掃気口3
3,33Aとが設けられ、排気口35は排気マフラ44
を経て大気に連通し、掃気口33,33Aは独立の掃気
通路33aを経てクランク室39aへ連通している。1
対の同形の掃気口33Aは排気口35を挟むようにクラ
ンク軸方向に並び、1つの掃気口33はシリンダ中心に
関して排気口35と対称な位置にある。ピストン34の
上死点付近で開く吸気口37がクランクケース39に設
けられ、吸気口37は断熱管21、気化器B、空気制御
弁Cの吸気路、空気清浄器Dを経て大気へ連通される。
【0012】気化器Bはクランクケース39の吸気口3
7に、吸気弁(リード弁)37aを備えた断熱管21を
介して取り付けられる。詳しくは、2行程機関のクラン
クケース39に対し断熱管21を介して、気化器Bと空
気制御弁Cと空気清浄器Dとが一体的に、図示してない
2本の取付ボルトにより取り付けられる。気化器Bは本
体16の吸気路を横切る上下方向の円筒部に、絞り孔を
有する絞り弁15を嵌挿し、絞り弁15の上端の軸部1
2に絞り弁レバー10を結合される。本体16の下部に
は膜18により定圧燃料室19と大気室17とが区画さ
れる。定圧燃料室19には図示してない燃料槽の燃料が
燃料ポンプにより逐次補給され、常時一定圧に保持され
る。定圧燃料室19から燃料ノズル20が絞り弁15の
絞り孔へ突出される。絞り弁15の軸部12から絞り孔
へ突出する棒弁14が、燃料ノズル20へ嵌挿され、燃
料噴孔の開度を加減するようになつている。絞り弁レバ
ー10をばねの力に抗して回動すると、絞り弁15の開
度が増加し、同時に絞り弁レバー10と本体16の上端
壁との間に形成したカム機構により、絞り弁15と一緒
に棒弁14が上昇し、燃料ノズル20の燃料噴孔の開度
が増加する。
7に、吸気弁(リード弁)37aを備えた断熱管21を
介して取り付けられる。詳しくは、2行程機関のクラン
クケース39に対し断熱管21を介して、気化器Bと空
気制御弁Cと空気清浄器Dとが一体的に、図示してない
2本の取付ボルトにより取り付けられる。気化器Bは本
体16の吸気路を横切る上下方向の円筒部に、絞り孔を
有する絞り弁15を嵌挿し、絞り弁15の上端の軸部1
2に絞り弁レバー10を結合される。本体16の下部に
は膜18により定圧燃料室19と大気室17とが区画さ
れる。定圧燃料室19には図示してない燃料槽の燃料が
燃料ポンプにより逐次補給され、常時一定圧に保持され
る。定圧燃料室19から燃料ノズル20が絞り弁15の
絞り孔へ突出される。絞り弁15の軸部12から絞り孔
へ突出する棒弁14が、燃料ノズル20へ嵌挿され、燃
料噴孔の開度を加減するようになつている。絞り弁レバ
ー10をばねの力に抗して回動すると、絞り弁15の開
度が増加し、同時に絞り弁レバー10と本体16の上端
壁との間に形成したカム機構により、絞り弁15と一緒
に棒弁14が上昇し、燃料ノズル20の燃料噴孔の開度
が増加する。
【0013】シリンダ32の壁部に空気吸入口を形成す
る3つの接続管26が配設され、各接続管26の一端は
掃気通路33aの掃気口33,33Aに近接する部分へ
連通され、他端は空気通路25、空気制御弁C、空気清
浄器Dを経て大気へ連通される。各接続管26に空気通
路25から掃気通路33aへの空気の流れを許す逆止弁
27が設けられる。
る3つの接続管26が配設され、各接続管26の一端は
掃気通路33aの掃気口33,33Aに近接する部分へ
連通され、他端は空気通路25、空気制御弁C、空気清
浄器Dを経て大気へ連通される。各接続管26に空気通
路25から掃気通路33aへの空気の流れを許す逆止弁
27が設けられる。
【0014】図3に示すように、逆止弁27は接続管2
6の端壁に、弁孔を有する基板28と、板ばねからなる
弁板29と、弓状に湾曲した案内板30とを重ね合せた
うえ、これらの基端部をボルト30aにより固定したも
のであり、接続管26の空気圧が高くなると、弁板29
の先端側が湾曲されて基板28から離れるので、接続管
26から空気が基板28の弁孔を経て掃気通路33aへ
流れるようになつている。
6の端壁に、弁孔を有する基板28と、板ばねからなる
弁板29と、弓状に湾曲した案内板30とを重ね合せた
うえ、これらの基端部をボルト30aにより固定したも
のであり、接続管26の空気圧が高くなると、弁板29
の先端側が湾曲されて基板28から離れるので、接続管
26から空気が基板28の弁孔を経て掃気通路33aへ
流れるようになつている。
【0015】図1に示すように、本発明によれば空気制
御弁Cは単一のロータリ絞り弁から構成され、吸気路9
を有するブロツク状の制御弁本体8の上半部に、吸気路
9から上方へ延びかつ弁室8a(図4)を横切る、掃気
口33と同数(3つ)の弁通路7を備えている。空気制
御弁Cの空気出口すなわち弁通路7の上端は接続管6を
結合される。図4に示すように、制御弁本体8の吸気路
9と直交する円筒形の弁室8aに、棒状の弁体5が回転
可能に嵌挿される。弁体5は弁室8aを横切る弁通路7
と連通可能の弁孔5a,5bを備えており、弁体5を回
転すると弁通路7と連通する通路の面積が変化する。各
弁通路7の下端は、吸気路9と交差する通路53へ連通
する。通路53の端部は蓋52により閉鎖される。空気
制御弁Cの空気出口すなわち接続管6は管からなる空気
通路25により、シリンダ32の壁部の接続管26へ接
続される。
御弁Cは単一のロータリ絞り弁から構成され、吸気路9
を有するブロツク状の制御弁本体8の上半部に、吸気路
9から上方へ延びかつ弁室8a(図4)を横切る、掃気
口33と同数(3つ)の弁通路7を備えている。空気制
御弁Cの空気出口すなわち弁通路7の上端は接続管6を
結合される。図4に示すように、制御弁本体8の吸気路
9と直交する円筒形の弁室8aに、棒状の弁体5が回転
可能に嵌挿される。弁体5は弁室8aを横切る弁通路7
と連通可能の弁孔5a,5bを備えており、弁体5を回
転すると弁通路7と連通する通路の面積が変化する。各
弁通路7の下端は、吸気路9と交差する通路53へ連通
する。通路53の端部は蓋52により閉鎖される。空気
制御弁Cの空気出口すなわち接続管6は管からなる空気
通路25により、シリンダ32の壁部の接続管26へ接
続される。
【0016】空気制御弁Cの制御弁本体8には吸気路9
を挟んで対称な位置にボルト挿通孔54が設けられる。
空気制御弁Cの弁室8aに嵌挿した弁体5の一端は抜止
め用止め輪51を係止され、弁体5の他端はレバー23
を結合される。弁体5の外端部に巻き付けた戻しばね2
2の一端が制御弁本体8に、他端がレバー23にそれぞ
れ係止される。図2に示すように、気化器Bの絞り弁レ
バー10と空気制御弁Cのレバー23とは、ロツド13
により最短距離で連結される。絞り弁レバー10を開方
向(矢印方向)へ操作すると、空気制御弁Cも開き、掃
気通路33aへの空気量を増加させる。
を挟んで対称な位置にボルト挿通孔54が設けられる。
空気制御弁Cの弁室8aに嵌挿した弁体5の一端は抜止
め用止め輪51を係止され、弁体5の他端はレバー23
を結合される。弁体5の外端部に巻き付けた戻しばね2
2の一端が制御弁本体8に、他端がレバー23にそれぞ
れ係止される。図2に示すように、気化器Bの絞り弁レ
バー10と空気制御弁Cのレバー23とは、ロツド13
により最短距離で連結される。絞り弁レバー10を開方
向(矢印方向)へ操作すると、空気制御弁Cも開き、掃
気通路33aへの空気量を増加させる。
【0017】本発明では、シリンダ32に対する掃気口
33,33Aの配置や形状は、機関の出力や燃料消費率
に基づき決定され変更できないことに鑑み、機関の各掃
気口33,33Aへ流入する空気量が、気化器Bの絞り
弁15の開度に応じて最適になるように構成される。こ
のため、空気制御弁Cの各弁孔5a,5bの孔径を掃気
口33,33Aに最適な寸法にする。具体的には、1対
の掃気口33Aは対称なものであるから、これらに対応
する弁孔5aの孔径は同寸でもよく、もう1つの掃気口
(排気口35と反対側のもの)33に対応する弁孔5b
の孔径は、1対の掃気口33Aに対応する弁孔5aの孔
径よりも小さく構成する。
33,33Aの配置や形状は、機関の出力や燃料消費率
に基づき決定され変更できないことに鑑み、機関の各掃
気口33,33Aへ流入する空気量が、気化器Bの絞り
弁15の開度に応じて最適になるように構成される。こ
のため、空気制御弁Cの各弁孔5a,5bの孔径を掃気
口33,33Aに最適な寸法にする。具体的には、1対
の掃気口33Aは対称なものであるから、これらに対応
する弁孔5aの孔径は同寸でもよく、もう1つの掃気口
(排気口35と反対側のもの)33に対応する弁孔5b
の孔径は、1対の掃気口33Aに対応する弁孔5aの孔
径よりも小さく構成する。
【0018】図1に示すように、空気清浄器Dは2分割
体からなる箱形のケース2,4を、両者の間にフイルタ
3を挟んで結合してなり、ケース2の取入口2aから吸
入された空気は、フイルタ3、ケース4、空気制御弁C
の吸気路9へと流れる。
体からなる箱形のケース2,4を、両者の間にフイルタ
3を挟んで結合してなり、ケース2の取入口2aから吸
入された空気は、フイルタ3、ケース4、空気制御弁C
の吸気路9へと流れる。
【0019】次に、本発明による2行程機関用気化器の
作動について説明する。ピストン34の上昇に伴つてク
ランク室39aと掃気通路33aが負圧状態になると、
逆止弁27が開かれ、大気が空気清浄器D、空気制御弁
C、空気通路25、掃気通路33aを経て掃気口33,
33Aへ吸入される。掃気口33,33Aへの空気の吸
入は、ピストン34が上昇する行程のほぼ全期間に亘り
行われるので、掃気口33,33Aへの空気充填効率が
向上し、燃焼ガスを掃気する際に、掃気口33,33A
からシリンダ32へ流入する空気の勢いが強くなり、燃
焼ガスの掃気性能が向上する。一方、ピストン34が上
死点へ達した時には、気化器Bから混合気が吸気弁37
a、吸気口37を経てクランク室39aへ充填されてい
る。
作動について説明する。ピストン34の上昇に伴つてク
ランク室39aと掃気通路33aが負圧状態になると、
逆止弁27が開かれ、大気が空気清浄器D、空気制御弁
C、空気通路25、掃気通路33aを経て掃気口33,
33Aへ吸入される。掃気口33,33Aへの空気の吸
入は、ピストン34が上昇する行程のほぼ全期間に亘り
行われるので、掃気口33,33Aへの空気充填効率が
向上し、燃焼ガスを掃気する際に、掃気口33,33A
からシリンダ32へ流入する空気の勢いが強くなり、燃
焼ガスの掃気性能が向上する。一方、ピストン34が上
死点へ達した時には、気化器Bから混合気が吸気弁37
a、吸気口37を経てクランク室39aへ充填されてい
る。
【0020】ピストン34が上死点付近まで上昇する
と、シリンダ32の混合気が圧縮され、やがて混合気が
点火栓31により点火されると、シリンダ32で爆発が
生じ、ピストン34が下降する行程へ移る。ピストン3
4が下降する時、クランク室39aの混合気が加圧され
る。同時にクランク室39aの圧力が掃気通路33aを
経て掃気口33,33Aへ伝わり、掃気口33,33A
の空気も加圧される。ピストン34がさらに下降し、排
気口35が開き始めると、シリンダ32の燃焼ガスが排
気口35、排気マフラ44を経て大気中へ排出される。
排気口35が開き始めると続いて掃気口33,33Aが
開き始め、掃気通路33aに加圧されていた空気が掃気
口33,33Aを経てシリンダ32へ流入し、シリンダ
32に残留している燃焼ガスを排気口35へ押し出す掃
気作用を行う。
と、シリンダ32の混合気が圧縮され、やがて混合気が
点火栓31により点火されると、シリンダ32で爆発が
生じ、ピストン34が下降する行程へ移る。ピストン3
4が下降する時、クランク室39aの混合気が加圧され
る。同時にクランク室39aの圧力が掃気通路33aを
経て掃気口33,33Aへ伝わり、掃気口33,33A
の空気も加圧される。ピストン34がさらに下降し、排
気口35が開き始めると、シリンダ32の燃焼ガスが排
気口35、排気マフラ44を経て大気中へ排出される。
排気口35が開き始めると続いて掃気口33,33Aが
開き始め、掃気通路33aに加圧されていた空気が掃気
口33,33Aを経てシリンダ32へ流入し、シリンダ
32に残留している燃焼ガスを排気口35へ押し出す掃
気作用を行う。
【0021】一方、掃気口33,33Aが開くのと相前
後して、掃気通路33aに加圧されていた空気がシリン
ダ32へ流入するのに伴い、クランク室39aの混合気
が掃気通路33a、掃気口33,33Aを経てシリンダ
32へ流入する。上述のように、掃気口33,33Aか
らシリンダ32へ流入する空気と混合気とは、互いに混
合されないで、分離された状態で流れる。つまり、排気
口35と掃気口33,33Aが前後して開き、燃焼ガス
の掃気が行われる時、まず空気が掃気口33,33Aか
らシリンダ32へ流入し、次いで混合気が掃気口33,
33Aからシリンダ32へ流入する。したがつて、燃焼
ガスと一緒に排気口35へ流出するのは、先にシリンダ
32へ流入した空気だけであり、空気の後から混合気が
シリンダ32へ流入する時には、排気口35が閉じるの
で、混合気が排気口35を経て大気中へ流出するという
吹抜け現象は起こらない。
後して、掃気通路33aに加圧されていた空気がシリン
ダ32へ流入するのに伴い、クランク室39aの混合気
が掃気通路33a、掃気口33,33Aを経てシリンダ
32へ流入する。上述のように、掃気口33,33Aか
らシリンダ32へ流入する空気と混合気とは、互いに混
合されないで、分離された状態で流れる。つまり、排気
口35と掃気口33,33Aが前後して開き、燃焼ガス
の掃気が行われる時、まず空気が掃気口33,33Aか
らシリンダ32へ流入し、次いで混合気が掃気口33,
33Aからシリンダ32へ流入する。したがつて、燃焼
ガスと一緒に排気口35へ流出するのは、先にシリンダ
32へ流入した空気だけであり、空気の後から混合気が
シリンダ32へ流入する時には、排気口35が閉じるの
で、混合気が排気口35を経て大気中へ流出するという
吹抜け現象は起こらない。
【0022】次に、ピストン34が下死点から上昇する
行程へ移り、上死点付近まで上昇すると、上述したよう
にクランク室39aが負圧状態になり、気化器Bで生成
された混合気がクランク室39aへ吸入される。クラン
ク室39aの負圧状態は掃気通路33aを経て接続管2
6へも伝わるので、前回の行程で掃気通路33aへ流入
した混合気がクランク室39aへ吸い戻され、同時に、
空気制御弁Cから空気が空気通路25、接続管26、逆
止弁27を経て掃気通路33aへ吸入される。したがつ
て、ピストン34がほぼ上死点へ達した時、クランク室
39aには混合気が充填され、掃気口33,33Aには
空気のみが充填された状態になる。
行程へ移り、上死点付近まで上昇すると、上述したよう
にクランク室39aが負圧状態になり、気化器Bで生成
された混合気がクランク室39aへ吸入される。クラン
ク室39aの負圧状態は掃気通路33aを経て接続管2
6へも伝わるので、前回の行程で掃気通路33aへ流入
した混合気がクランク室39aへ吸い戻され、同時に、
空気制御弁Cから空気が空気通路25、接続管26、逆
止弁27を経て掃気通路33aへ吸入される。したがつ
て、ピストン34がほぼ上死点へ達した時、クランク室
39aには混合気が充填され、掃気口33,33Aには
空気のみが充填された状態になる。
【0023】本発明によれば、掃気行程で各掃気口3
3,33Aへ流入する空気量が、弁孔5a,5bの孔径
により予め調整されているので、空気の後に続いて流入
する混合気の量も各掃気口33,33Aごとに加減され
ることになり、気化器Bの絞り弁15の開度や機関回転
数に最適な層状燃焼が行われ、排出ガスを清浄化し、燃
費を低減できる。
3,33Aへ流入する空気量が、弁孔5a,5bの孔径
により予め調整されているので、空気の後に続いて流入
する混合気の量も各掃気口33,33Aごとに加減され
ることになり、気化器Bの絞り弁15の開度や機関回転
数に最適な層状燃焼が行われ、排出ガスを清浄化し、燃
費を低減できる。
【0024】図5に示す実施例では、空気制御弁Cがロ
ータリ絞り弁からなり、制御弁本体8の弁室8aに嵌合
する弁体5が、該弁体を横切る掃気口33,33Aと同
数の弁孔5a,5bを備えている点では図4に示す実施
例と同様であるが、各弁孔5a,5bの孔径は同寸であ
り、弁孔5a,5bの開動作時期は掃気口33,33A
のシリンダ32の周方向位置に対応して異なるように構
成される。つまり、弁体5を横方向に貫通する弁孔5b
が弁通路7と連通する通路の面積が、弁孔5aが弁通路
7と連通する通路の面積よりも狭くなるように、弁孔5
aの向きに対する弁孔5bの向きを角度αだけ傾ける
(回転位相αだけ遅らせる)。気化器Bの絞り弁15が
開方向へ回動されて全開状態になると、弁体5は反時計
方向へ回動されて図5に示す状態になり、この時弁孔5
bの通路面積ないし開口面積は弁孔5aのそれよりも狭
くなつている。
ータリ絞り弁からなり、制御弁本体8の弁室8aに嵌合
する弁体5が、該弁体を横切る掃気口33,33Aと同
数の弁孔5a,5bを備えている点では図4に示す実施
例と同様であるが、各弁孔5a,5bの孔径は同寸であ
り、弁孔5a,5bの開動作時期は掃気口33,33A
のシリンダ32の周方向位置に対応して異なるように構
成される。つまり、弁体5を横方向に貫通する弁孔5b
が弁通路7と連通する通路の面積が、弁孔5aが弁通路
7と連通する通路の面積よりも狭くなるように、弁孔5
aの向きに対する弁孔5bの向きを角度αだけ傾ける
(回転位相αだけ遅らせる)。気化器Bの絞り弁15が
開方向へ回動されて全開状態になると、弁体5は反時計
方向へ回動されて図5に示す状態になり、この時弁孔5
bの通路面積ないし開口面積は弁孔5aのそれよりも狭
くなつている。
【0025】なお、上述の実施例では携帯作業機に多用
される膜型気化器について説明したが、本発明はこの種
の気化器に限定されるものではない。
される膜型気化器について説明したが、本発明はこの種
の気化器に限定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように、機関の掃気口と
クランク室とを連通する掃気通路の掃気口に近接する部
分に空気通路を接続し、該空気通路に掃気通路への空気
の流れを許す逆止弁を設け、空気清浄器と気化器との間
に絞り弁に連動して前記空気通路の空気流量を加減する
空気制御弁を挟持し、空気清浄器と空気制御弁と気化器
を一体化して機関に取り付けた2行程機関用気化器にお
いて、前記空気制御弁はロータリ絞り弁からなり、該ロ
ータリ絞り弁の弁体は弁体を横切る掃気口と同数の弁孔
を有し、各弁孔の孔径また傾きを掃気口のシリンダの周
方向位置に対応して異なるように構成したものであり、
機関の掃気行程で各掃気口へ流入する空気量が予め調整
されているので、その後に流入する混合気の量も各掃気
口ごとに加減されることになり、絞り弁の開度や機関回
転数に最適な層状燃焼が行われ、排出ガスを清浄化し、
燃費を低減できる。
クランク室とを連通する掃気通路の掃気口に近接する部
分に空気通路を接続し、該空気通路に掃気通路への空気
の流れを許す逆止弁を設け、空気清浄器と気化器との間
に絞り弁に連動して前記空気通路の空気流量を加減する
空気制御弁を挟持し、空気清浄器と空気制御弁と気化器
を一体化して機関に取り付けた2行程機関用気化器にお
いて、前記空気制御弁はロータリ絞り弁からなり、該ロ
ータリ絞り弁の弁体は弁体を横切る掃気口と同数の弁孔
を有し、各弁孔の孔径また傾きを掃気口のシリンダの周
方向位置に対応して異なるように構成したものであり、
機関の掃気行程で各掃気口へ流入する空気量が予め調整
されているので、その後に流入する混合気の量も各掃気
口ごとに加減されることになり、絞り弁の開度や機関回
転数に最適な層状燃焼が行われ、排出ガスを清浄化し、
燃費を低減できる。
【図1】本発明に係る気化器を備えた2行程機関の左側
面断面図である。
面断面図である。
【図2】同機関の平面断面図である。
【図3】空気通路の逆止弁を示す平面断面図である。
【図4】図2の線4A−4Aによる空気制御弁の正面断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の変更実施例に係る空気制御弁の左側面
断面図である。
断面図である。
A:機関 B:気化器 C:空気制御弁 D:空気清浄
器 5:弁体 5a,5b:弁孔 6:接続管 7:弁
通路 8:制御弁本体 8a:弁室 9:吸気路 10:絞り弁レバー 13:ロツド 14:棒弁 1
5:絞り弁 16:気化器本体 17:大気室 18:
膜 19:定圧燃料室 20:燃料ノズル 21:断熱
管 22:戻しばね 23:レバー 25:空気通路
27:逆止弁 31:点火栓 32:シリンダ 32
a:燃焼室 33,33A:掃気口 33a:掃気通路
34:ピストン 35:排気口 37:吸気口 37
a:吸気弁 38:クランク軸 38a:腕 39:クランクケース
39a:クランク室 42:連接棒 44:排気マフラ
器 5:弁体 5a,5b:弁孔 6:接続管 7:弁
通路 8:制御弁本体 8a:弁室 9:吸気路 10:絞り弁レバー 13:ロツド 14:棒弁 1
5:絞り弁 16:気化器本体 17:大気室 18:
膜 19:定圧燃料室 20:燃料ノズル 21:断熱
管 22:戻しばね 23:レバー 25:空気通路
27:逆止弁 31:点火栓 32:シリンダ 32
a:燃焼室 33,33A:掃気口 33a:掃気通路
34:ピストン 35:排気口 37:吸気口 37
a:吸気弁 38:クランク軸 38a:腕 39:クランクケース
39a:クランク室 42:連接棒 44:排気マフラ
フロントページの続き (72)発明者 小林 猛 東京都港区芝公園2丁目3番3号 株式会 社日本ウォルブロー内
Claims (2)
- 【請求項1】機関の掃気口とクランク室とを連通する掃
気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続し、該
空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁を設
け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して前記
空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持し、空
気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関に取り
付けた2行程機関用気化器において、前記空気制御弁は
ロータリ絞り弁からなり、該ロータリ絞り弁の弁体は弁
体を横切る掃気口と同数の弁孔を有し、各弁孔の孔径を
掃気口のシリンダの周方向位置に対応して異なるように
構成したことを特徴とする2行程機関用気化器。 - 【請求項2】機関の掃気口とクランク室とを連通する掃
気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続し、該
空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁を設
け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して前記
空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持し、空
気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関に取り
付けた2行程機関用気化器において、前記空気制御弁は
ロータリ絞り弁からなり、該ロータリ絞り弁の弁体は弁
体を横切る掃気口と同数の弁孔を有し、各弁孔の開動作
時期は掃気口のシリンダの周方向位置に対応して異なる
ように構成したことを特徴とする2行程機関用気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11573496A JPH09280114A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 2行程機関用気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11573496A JPH09280114A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 2行程機関用気化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09280114A true JPH09280114A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14669775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11573496A Pending JPH09280114A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 2行程機関用気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09280114A (ja) |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP11573496A patent/JPH09280114A/ja active Pending
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