JPH09279126A - 水膨張性シーラント及びその製造方法 - Google Patents
水膨張性シーラント及びその製造方法Info
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- JPH09279126A JPH09279126A JP8115232A JP11523296A JPH09279126A JP H09279126 A JPH09279126 A JP H09279126A JP 8115232 A JP8115232 A JP 8115232A JP 11523296 A JP11523296 A JP 11523296A JP H09279126 A JPH09279126 A JP H09279126A
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Abstract
強度及び止水性に優れた、近年の高度な性能要求に応え
得る水膨張性シーラント及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 必須の構成成分として、水膨張性ウレタ
ンプレポリマー(1)と、非水膨張性ウレタンプレポリ
マー(2)と、充填材(3)と、特定イソシアネート化
合物(4)とを含有する水膨張性シーラントである。こ
の水膨張性シーラントを製造するにあたり、上記イソシ
アネート化合物(4)が共存する環境下で上記充填材
(3)を上記水膨張性ウレタンプレポリマー(1)及び
/又は上記非水膨張性ウレタンプレポリマー(2)と混
合する。
Description
された水膨張性シーラント、及びその製造方法にに関す
るものである。更に詳しくは、硬化速度が速く、タック
フリーになるまでの時間が短く、保存安定性が良く、硬
化後の機械的強度に優れ、しかも止水性に優れた水膨張
性を有する一液性ポリウレタンシーラント、及びその製
造方法に関するものである。
は、土木建築用途として目的材、接着剤、コーキング材
等に広く使用されている。また、近来、目地やヒューム
管、継手シール部の漏水の止水効果を向上させる目的で
水膨張性物質を使用する方法が普及しつつある。土木建
築分野においては、作業の容易性の面から一液性が用い
られ、且つ止水効果を十分発揮させるために水膨張性を
有した一液シーラントの出現が強く望まれていた。
液性シーラントとして、特公昭49−30269号公報
に「ポリウレタンシーラント」が開示されている。この
「ポリウレタンシーラント」は種々の優れた特長を持っ
てはいるものの、実際の使用場面に適応させるために充
填材を混合した場合、十分な保存安定性が得られないと
いう欠点を有している。この原因としては、充填材中に
含まれる水分が、ウレタンプレポリマーと反応し、系が
増粘乃至は半硬化状になるためと推察される。
−71433号公報では、充填材を水膨張性ウレタンプ
レポリマーと非水膨張性ウレタンプレポリマーとに混合
することが開示されている。
術は従来要求されていた性能レベルでは十分であるもの
の、近年の高度な性能要求、特に、環境へ配慮した配合
系とした場合においても従来以上の性能が求められるこ
となどに対して、必ずしも十分ではなかった。
好で、しかも硬化後の機械的強度及び止水性に優れた、
近年の高度な性能要求に応え得る水膨張性シーラント及
びその製造方法を提供することにある。
解決すべく鋭意研究した結果、特定のイソシアネート化
合物の配合が水膨張性シーラントの機械的強度及び止水
性を損うことなく保存安定性を著しく向上させることを
見出し、本発明を完成した。
リマー(1)と、非水膨張性ウレタンプレポリマー
(2)と、充填材(3)と、下記の一般式(III)、 (式中、tは1〜5の整数、R4は同一でも異なってい
てもよい炭素数1〜8の炭化水素基、t個のR4の合計
炭素数は1〜8、kは0又は1、Gは−SO2−、−C
O−、−OCO−及び−COO−からなる群から選択さ
れる基である。)で示されるイソシアネート化合物
(4)と、を含有することを特徴とする水膨張性シーラ
ントである。
を製造するにあたり、上記イソシアネート化合物(4)
が共存する環境下で上記充填材(3)を上記水膨張性ウ
レタンプレポリマー(1)及び/又は上記非水膨張性ウ
レタンプレポリマー(2)と混合することを特徴とする
水膨張性シーラントの製造方法である。
張性ウレタンプレポリマー(1)として好ましいのは、
下記一般式(I)、 R〔(OR1 )n OH〕p (I) (式中、Rは多価アルコール残基、(OR1 )n は炭素
数3〜4のアルキレン基を有するオキシアルキレン基と
オキシエチレン基とを有するポリオキシアルキレン鎖、
但し、オキシエチレン基の割合はポリオキシアルキレン
鎖全分子量の50〜90重量%を占める。nはオキシア
ルキレン鎖の重合度を示す数で水酸基当量が500〜4
000になるに相当する数、pは2〜8の整数を表わ
す。)で示されるポリエーテルポリオールの一種又は二
種以上の混合物をポリイソシアネートと反応せしめて得
られる、末端NCO基含量1.5〜10重量%の水膨張
性ウレタンプレポリマーである。
ー(2)として好ましいのは、下記一般式(II)、 R2 〔(OR3 )m OH〕q (II) (式中、R2 は多価アルコール残基、(OR3 )m は炭
素数3〜4のアルキレン基を有するオキシアルキレン基
を有するポリオキシアルキレン鎖、mはオキシアルキレ
ン鎖の重合度を示す数で水酸基当量が500〜4000
になるに相当する数、qは2〜8の整数を表わす。)で
示されるポリエーテルポリオールの一種又は二種以上の
混合物をポリイソシアネートと反応せしめて得られる末
端NCO基含有非水膨張性ウレタンプレポリマーであ
る。
ルコールの好ましい例としては、例えば、脂肪族二価ア
ルコール(例:エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール)、三価アルコール(例:グリセリン、トリオキ
シイソブタン、1,2,3−ブタントリオール、1,
2,3−ペンタントリオール、2−メチル−1,2,3
−プロパントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタ
ントリオール、2−エチル−1,2,3−ブタントリオ
ール、2,3,4−ペンタントリオール、2,3,4−
ヘキサントリオール、4−プロピル−3,4,5−ヘプ
タントリオール、2,4−ジメチル−2,3,4−ペン
タントリオール、ペンタメチルグリセリン、ペンタグリ
セリン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,4−
ペンタントリオール、トリメチロールプロパン等)、四
価アルコール(例:エリトリット、ペンタエリトリッ
ト、1,2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,
4,5−ヘキサンテトロール、1,2,3,5−ペンタ
ンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテトロール
等)、五価アルコール(例:アドニット、アラビット、
キシリット等)、六価アルコール(例:ソルビット、マ
ンニット、イジット等)等が挙げられる。
しいのは二〜四価のアルコールであり、特にプロピレン
グリコール、グリセリン等が好ましい。
ポリオールは、かかる多価アルコールに、常法により炭
素数3〜4のアルキレンオキシドとエチレンオキシドと
を、所望の分子量となるように且つオキシエチレン基含
量が所望の含量となるように付加せしめることによって
製造することができる。炭素数3〜4のアルキレンオキ
シドと、エチレンオキシドとはランダム状又はブロック
状に付加せしめることができるが、本発明においてはラ
ンダム状に付加せしめたポリエーテルポリオールを使用
するのが好ましい。炭素数3〜4のアルキレンオキシド
としては、例えば、プロピレンオキシド、ブチレンオキ
シドが挙げられるが、特にプロピレンオキシドを使用す
るのが好ましい。
するオキシエチレン基の割合は50〜90重量%の範囲
にあるが、90重量%を超えるとイソシアネートを反応
せしめて得られるイソシアネート基含有プレポリマーが
常温で結晶化するため作業性が悪くなり、他方50重量
%未満の場合には本発明の効果が発揮されなくなる。
ム状のポリオキシアルキレン鎖が構成される場合には特
に50〜90重量%とし、ブロック状のポリオキシアル
キレン鎖が構成される場合には特に70〜90重量%と
するのが好ましい。
オールは分子量が1000〜10000のものを使用す
るのが好ましく、3官能以上の多価アルコールをベース
として得られる3官能以上のポリエーテルとしては、分
子量が2000〜10000のものを使用するのが好ま
しい。
ポリオールの好ましいものの例としては、例えば、下記
一般式(I−1)、 Ra〔(OR1a )n OH〕2 (I−1) (式中、Raは二価アルコール残基、(OR1a )n
はオキシプロピレン基とオキシエチレン基とを有するポ
リオキシアルキレン鎖、但し、オキシエチレン基の割合
は分子量に対して50〜90重量%を占める。nはオキ
シアルキレン基の重合度を示す数で、水酸基当量が50
0〜4000となるに相当する数である。)で示される
2官能のポリエーテルがある。
して、例えば、プロピレングリコールに常法によりエチ
レンオキシドとプロピレンオキシドとをランダム或はブ
ロック状に付加せしめて得られる水酸基当量500〜4
000でオキシエチレン基含量が50〜90重量%のポ
リエーテルが挙げられる。
ーテルポリオールの他の好ましいものの例としては、例
えば、下記一般式(I−2)、 Rb〔(OR1b )n OH〕3 (I−2) (式中、Rbは三価アルコール残基、(OR1b )n
はオキシプロピレン基とオキシエチレン基とを有するポ
リオキシアルキレン鎖、但し、オキシエチレン基の割合
は分子量に対して50〜90重量%を占める。nはオキ
シアルキレン基の重合度を示す数で水酸基当量が500
〜4000となるに相当する数である。)で示される3
官能のポリエーテルがある。
して、例えば、グリセリンに常法によりエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドとをランダム或はブロック状に
付加せしめて得られる水酸基当量500〜4000でオ
キシエチレン基含量が50〜90重量%のポリエーテル
が挙げられる。
リマー(1)としては、例えば、プロピレングリコール
等の二価アルコールをベースとして得られる一般式(I
−1)で示される如き2官能ポリエーテルと、例えば、
グリセリン等の三価アルコールをベースとして得られる
一般式(I−2)で示される如き3官能ポリエーテルと
の混合物を、ポリイソシアネートと反応せしめて得られ
るイソシアネート基含有プレポリマーを使用するのが好
ましい。
リエーテルとの混合割合は9:1〜5:5(重量比)と
することが特に好ましい。
記一般式、 (式中、○はベンゼン環或はナフタレン環、−NCOは
核置換のイソシアネート基、Zは核置換のハロゲン原子
或は炭素数3以下のアルキル或はアルコキシル基、nは
0、1又は2)で示されるジイソシアネート(例:2,
4−トルイレンジイソシアネート、2,6−トルイレン
ジイソシアネート、1,4−ナフチレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフチレンジイソシアネート、1,3−フ
ェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソ
シアネート、1−イソプロピルベンゾール−2,4−ジ
イソシアネート)
2 )m NCOは核置換のアルキレンイソシアネート基、
Zは核置換のハロゲン原子或は炭素数3以下のアルキル
或はアルコキシル基、mは1又は2、nは1又は2)で
示されるジイソシアネート(例:ω,ω´−ジイソシア
ネート−1,2−ジメチルベンゾール、ω,ω´−ジイ
ソシアネート−1,3−ジメチルベンゾール)
素数3以上のアルキレン基、Oはベンゼン環或はナフタ
レン環、Zは核置換のハロゲン原子或は炭素数3以下の
アルキル或はアルコキシ基、nは0、1又は2)で示さ
れるジイソシアネート(例:4,4´−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、2,2´−ジメチルジフェニルメ
タン−4,4´−ジイソシアネート、ジフェニルジメチ
ルメタン−4,4´−ジイソシアネート、3,3´−ジ
クロルジフェニルジメチルメタン−4,4´−ジイソシ
アネート)、
アルキル或はアルコキシ基、mは0又は1、nは0、1
又は2)で示されるジイソシアネート(例:ビフェニル
−2,4´−ジイソシアネート、ビフェニル−4,4´
−ジイソシアネート、3,3´−ジメチルビフェニル−
4,4´−ジイソシアネート、3,3´−ジメチルビフ
ェニル−4,4´−ジイソシアネート、3,3´−ジメ
トキシビフェニル−4,4´−ジイソシアネート)、ジ
フェニルスルホン−4,4´−ジイソシアネート、上記
イソシアネートに含まれる芳香環を水添して得られる如
きジイソシアネート(例:ジシクロヘキサン−4,4´
−ジイソシアネート、ω,ω´−ジイソシアネート−
1,2−ジメチルベンゼン、ω,ω´−ジイソシアネー
ト−1,3−ジメチルベンゼン)、2モルのジイソシア
ネートと1モルの水の反応によって得られる置換尿素基
を含むジイソシアネート(例:1モルの水と2モルの
2,4−トルイレンジイソシアネートとの反応によって
得られる尿素ジイソシアネート)、芳香族ジイソシアネ
ートを公知の方法で2分子重合して得られるウレトジオ
ンジイソシアネート;プロパン−1,2−ジイソシアネ
ート、2,3−ジメチルブタン−2,3−ジイソシアネ
ート、2−メチルペンタン−2,4−ジイソシアネー
ト、オクタン−3,6−ジイソシアネート、3,3−ジ
ニトロペンタン−1,5−ジイソシアネート、オクタン
−1,6−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等が挙げられる。
マー(1)は、上記一般式(I)で示されるポリエーテ
ルポリオールとポリイソシアネートとを、末端NCO基
含量が1.5〜10重量%、好ましくは1.5〜5重量
%、となる如くに、通常のポリエーテルとポリイソシア
ネートとの反応と同様にして、例えば80〜90℃で2
〜3時間加熱し反応せしめて得ることができる。
膨張性ウレタンプレポリマー(2)の原料となる上記一
般式(II)で示されるポリエーテルポリオールのR2 に対
応する多価アルコールとしては、上記一般式(I)中の
Rの説明で述べた脂肪族二価アルコール、三価アルコー
ル、四価アルコール、五価アルコール、六価アルコール
を同様に挙げることができる。
テルポリオールは、かかる多価アルコールに常法により
炭素数3〜4のアルキレンオキシドを所望の分子量とな
るように付加せしめることにより製造することができ
る。炭素数3〜4のアルキレンオキシドとしては、例え
ば、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドが挙げられ
るが、特にプロピレンオキシドを使用するのが好まし
い。
れるポリエーテルポリオールは分子量が1000〜90
00のものを使用するのが好ましく、3官能以上のポリ
エーテルとしては、分子量が2000〜9000のもの
を使用するのが好ましい。
ポリマー(2)としては、例えば、プロピレングリコー
ル等の二価アルコールをベースとして得られる2官能ポ
リエーテルと、例えば、グリセリン等の三価アルコール
をべースとして得られる3官能ポリエーテルとの混合物
を、ポリイソシアネートと反応せしめて得られるNCO
基含有ウレタンプレポリマーを使用するのが好ましい。
この場合に2官能ポリエーテルとの混合割合は9:1〜
1:9(重量比)とすることが好ましい。
ンプレポリマー(2)を製造するに用いられるポリイソ
シアネートは前記に説明したポリイソシアネートをすべ
て使用することができる。その中で特に好ましいもの
は、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、及びこれらの混合物である。
ポリマー(2)は、通常のポリエーテルとポリイソシア
ネートとの反応と同様にして、例えば90℃で3時間加
熱反応せしめて得ることができる。
材(3)としては、例えば、炭酸カルシウム、バーライ
ト、酸化ケイソ、滑石、ひる石、けい灰石、ガラス、カ
ーボンブラック、酸化チタン、水酸化カルシウム等が挙
げられる。
シアネート化合物(4)は、下記一般式、 (式中、tは1〜5の整数、R4は同一でも異なってい
てもよい炭素数1〜8の炭化水素基、t個のR4の合計
炭素数は1〜8、kは0又は1、Gは−SO2−、−C
O−、−OCO−及び−COO−からなる群から選択さ
れる基である。)で示されるイソシアネート化合物であ
り、好ましくはk=0、Gは−SO2 −であるものがよ
く、例えば、4−メチルベンゼンスルホニルイソシアネ
ートを特に好ましいものとして例示することができる。
成分4種の構成により使用できるが、これに必要に応じ
て各種の可塑剤、揺変剤、歴青質物等の添加物を配合し
て使用することもできる。
が挙げられ、又揺変剤の例としては、ベントナイト、金
属石ケン、水添ひまし油、アスベスト粉末等が挙げられ
る。更に歴青質物の例としては、例えば、コールター
ル、木タール、オイルガスタール、石油アスファルト、
ピッチ類等が挙げられる。
水膨張性ウレタンプレポリマー(2)100部に対し、
充填材(3)を2〜100部、好ましくは10〜70
部、水膨張性ウレタンプレポリマー(1)を20〜10
0部、好ましくは30〜70部配合した組成物とするの
が好ましく、イソシアネート化合物(4)は、充填材
(3)に対して0.5重量%〜15重量%、好ましくは
1重量%〜7重量%とするのがよい。
を常法により混合して得ることができるが、本発明の水
膨張性シーラントの製造方法によって製造することが、
保存安定性の面から好ましい。以下本発明の水膨張性シ
ーラントの製造方法について説明する。
は、上記水膨張性ウレタンプレポリマー(1)(以下単
に「(1)」と略記することがある)、上記非水膨張性
ウレタンプレポリマー(2)(以下単に「(2)」と略
記することがある)、上記充填材(3)(以下単に
「(3)」と略記することがある)及び上記イソシアネ
ート化合物(4)(以下単に「(4)」と略記すること
がある)を使用してポリウレタンシーラントを製造する
に際し、イソシアネート化合物(4)が共存する環境下
で充填材(3)を水膨張性ウレタンプレポリマー(1)
及び/又は非水膨張性ウレタンプレポリマー(2)と混
合するものである。
(3)及び(4)を1工程で混合する方法、(2)、
(3)及び(4)を1工程で混合した後(1)をこれに
混合する工程からなる方法、(1)、(3)及び(4)
を1工程で混合した後(2)をこれに混合する工程から
なる方法、(1)、(2)及び(4)を1工程で混合し
た後(3)をこれに混合する工程からなる方法、(1)
及び(2)を混合する工程と(3)及び(4)を混合す
る工程及びその後これらの混合物同士を混合する工程か
らなる方法、(1)及び(2)を混合する工程の後これ
に(4)を混合する工程とその後さらにこれに(3)を
混合する工程からなる方法、(1)及び(4)を混合す
る工程の後これに(2)を混合する工程とその後さらに
これに(3)を混合する工程からなる方法、(1)及び
(4)を混合する工程の後これに(3)を混合する工程
とその後さらにこれに(2)を混合する工程からなる方
法、(2)及び(4)を混合する工程の後これに(1)
を混合する工程とその後さらにこれに(3)を混合する
工程からなる方法、(2)及び(4)を混合する工程の
後これに(3)を混合する工程とその後さらにこれに
(1)を混合する工程からなる方法、(3)及び(4)
を混合する工程の後これに(1)を混合する工程とその
後さらにこれに(2)を混合する工程からなる方法、
(3)及び(4)を混合する工程の後これに(2)を混
合する工程とその後さらにこれに(1)を混合する工程
からなる方法等を挙げることができる。これらの方法は
いずれも何等差し支えなく用いることができるが、工程
数がより少ない方が工業化には適していると言うことが
できる。
板、スレート、プラスチック板、アルミニウム板、トタ
ン等の各種建築或は構造物の各接合部、コンクリート、
陶管、ガラス等の継目、道路や床被覆の継目、自動車、
船舶、航空機等の乗物の接合部や継目、パイプやプレハ
ブ建築物の各接合部等の目地材、接着剤、コーキング材
等として使用することができる。
方法としては、例えば目的とする材料の間隔、接合部に
上記シーラントを押し出しガンにより注入して硬化させ
る注入法、材料に本シーラントを刷毛塗りして硬化させ
る刷毛塗法、或いは予め硬化させたシーラントをそのま
ま又は加工したものを取り付けて間隔を充填する取り付
け法等がある。
る。尚、例中の部は重量部である。 [水膨張性ウレタンプレポリマーの調製例]調製例1−A グリセリンにプロピレンキシドとエチレンオキシドとを
ランダムに付加して得られた分子量7000、オキシエ
チレン基含有量80重量%の3官能ポリエーテル20部
と、プロピレングリコールにプロピレンオキシドとエチ
レンオキシドをランダムに付加せしめて得られた分子量
5000、オキシエチレン基含有量70重量%の2官能
ポリエーテル80部とを混合し、この混合物にトリレン
ジイソシアネートを加えて常法により90℃で3時間反
応せしめ、NCO含量1.8重量%の水膨張性ウレタン
プレポリマー(以下1−Aと言う)を得た。
ランダムに付加して得られた分子量5000、オキシエ
チレン基含有量70重量%の3官能ポリエーテル20部
と、プロピレングリコールにプロピレンオキシドとエチ
レンオキシドをランダムに付加せしめて得られた分子量
5000、オキシエチレン基含有量70重量%の2官能
ポリエーテル80部とを混合し、この混合物にトリレン
ジイソシアネートを加えて常法により90℃で3時間反
応せしめ、NCO含量2.0重量%の水膨張性ウレタン
プレポリマー(以下1−Bと言う)を得た。
例]調製例2−A 4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート313部
と、グリセリンにプロピレンオキシドを付加して得られ
た分子量4500のポリエーテル1500部とを混合
し、常法により90℃で3時間反応せしめ、NCO含量
3.5重量%の非水膨張性ウレタンプレポリマー(以下
2−Aと言う)を得た。
と分子量4500のポリプロピレングリコール2250
部とを混合し、常法により90℃で3時間反応せしめ、
NCO含量2.5%の非水膨張性ウレタンプレポリマー
(以下2−Bと言う)を得た。
子量5000の3官能ポリエーテル20部と、プロピレ
ングリコールにプロピレンオキシドを付加せしめて得ら
れた分子量5000の2官能ポリエーテル80部とを混
合し、この混合物に4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート14部を反応せしめ、NCO含量2.5重量
%の非水膨張性ウレタンプレポリマー(以下2−Cと言
う)を得た。
ンジイソシアネートの80:20(重量比)の混合物2
18部と、グリセリンにプロピレンオキシドを付加して
得られた分子量4500のポリエーテル1500部とを
混合し、常法により90℃で4時間反応せしめ、NCO
含量3.7重量%の非水膨張性ウレタンプレポリマー
(以下2−Dと言う)を得た。
ンジイソシアネートの80:20(重量比)の混合物2
18部と、分子量4500のポリプロピレングリコール
2250部とを混合し、常法により90℃で4時間反応
せしめ、NCO含量2.6重量%の非水膨張性ウレタン
プレポリマー(以下2−Eと言う)を得た。
−A〜3−Iのものを用いた。 3−A:炭酸カルシウム 3−G:ガラス微粉末 3−B:酸化チタン 3−H:ひる石 3−C:酸化ケイ素 3−I:けい灰石 3−D:水酸化カルシウム 3−E:カーボンブラック2部 3−F:滑石
ネート化合物 として、下記の4−Aのものを用いた。 4−A:4−メチルベンゼンスルホニルイソシアネート
て水膨張性シーラントを得た。得られた各シーラントに
ついて下記のようにして保存安定性、硬化10日後の物
性及び止水性を測定した。得られた結果を表1に併記す
る。 (保存安定性)各シーラントをN2 封止し、増粘の起こ
るまでの時間を測定した。 (硬化10日後の物性)各シーラントをガラス板上に2
mm厚に塗布して室温にて10日間放置し、ショア硬
度、抗張力(kgf/cm2)を常法により測定した。また、硬
化膜を2cm×5cmの小片に切断して蒸留水に浸漬
し、経時的に重量増加量を測定して最大重量増加時を基
に式〔(浸漬後の最大重量−浸漬前の重量)×100/
浸漬前の重量〕の値を水膨張率とした。 (止水性)水注入口と水圧計を備え上下2つに分割でき
る鉄製容器の接合部に各シーラントを塗布し、2日間放
置して硬化させた後、この容器に水を注入し水圧3kg
/cm2 に保ち、僅かでも接合部から漏水するまでの期
間を測定した。
したが、1工程で配合せずに以下の実施例11〜21に
示す如く2〜3工程に分けて混合して水膨張性シーラン
トを得た。
をこれに混合した。
をこれに混合した。
をこれに混合した。
合した後これらの混合物同士を混合した。
これに(3)を混合した。
これに(3)を混合した。
これに(2)を混合した。
これに(3)を混合した。
これに(1)を混合した。
これに(2)を混合した。
これに(1)を混合した。
ラントは、いずれも実施例1と近似の保存安定性、硬化
10日後の物性及び止水性を示した。
性シーラント及びその製造方法においては、保存安定性
が良好で、しかも硬化後の機械的強度及び止水性に優れ
た効果を発揮し、近年の高度な性能要求に十分に応え得
るものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 必須の構成成分として、水膨張性ウレタ
ンプレポリマー(1)と、非水膨張性ウレタンプレポリ
マー(2)と、充填材(3)と、下記の一般式(III)、 (式中、tは1〜5の整数、R4 は同一でも異なってい
てもよい炭素数1〜8の炭化水素基、t個のR4 の合計
炭素数は1〜8、kは0又は1、Gは−SO2 −、−C
O−、−OCO−及び−COO−からなる群から選択さ
れる基である。)で示されるイソシアネート化合物
(4)と、を含有することを特徴とする水膨張性シーラ
ント。 - 【請求項2】 請求項1に記載の水膨張性シーラントを
製造するにあたり、上記イソシアネート化合物(4)が
共存する環境下で上記充填材(3)を上記水膨張性ウレ
タンプレポリマー(1)及び/又は上記非水膨張性ウレ
タンプレポリマー(2)と混合することを特徴とする水
膨張性シーラントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115232A JPH09279126A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 水膨張性シーラント及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115232A JPH09279126A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 水膨張性シーラント及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279126A true JPH09279126A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14657625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8115232A Pending JPH09279126A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 水膨張性シーラント及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09279126A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11279251A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-12 | Osaka Gas Co Ltd | フルオレン骨格を有するポリウレタン |
JP2002519289A (ja) * | 1998-06-29 | 2002-07-02 | ゲルト プレイヤース | 多孔質建築材料と建築部品をシールする方法 |
JP2012172059A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Adeka Corp | 水膨張性シーラントの製造方法 |
JP2012180446A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Adeka Corp | 水膨張性シーラント |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP8115232A patent/JPH09279126A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11279251A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-12 | Osaka Gas Co Ltd | フルオレン骨格を有するポリウレタン |
JP2002519289A (ja) * | 1998-06-29 | 2002-07-02 | ゲルト プレイヤース | 多孔質建築材料と建築部品をシールする方法 |
JP2012172059A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Adeka Corp | 水膨張性シーラントの製造方法 |
JP2012180446A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Adeka Corp | 水膨張性シーラント |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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