[go: up one dir, main page]

JPH09278938A - 活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法

Info

Publication number
JPH09278938A
JPH09278938A JP8646296A JP8646296A JPH09278938A JP H09278938 A JPH09278938 A JP H09278938A JP 8646296 A JP8646296 A JP 8646296A JP 8646296 A JP8646296 A JP 8646296A JP H09278938 A JPH09278938 A JP H09278938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active energy
energy ray
curable resin
metal oxide
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8646296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3666113B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Haraguchi
和敏 原口
Kazutaka Murata
一高 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP8646296A priority Critical patent/JP3666113B2/ja
Publication of JPH09278938A publication Critical patent/JPH09278938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3666113B2 publication Critical patent/JP3666113B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明が解決しようとする課題は、金属酸化
物が活性エネルギー線硬化型樹脂内でナノオーダーから
ミクロンオーダーで微細分散した、優れた透明性、表面
硬度、耐熱性、機械的強度を有し、フィルム、塗膜、封
止剤等に有用な、活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸
化物との複合体の製造法を提供することにある。 【解決手段】 活性エネルギー線硬化型樹脂の反応性単
量体と金属アルコキシドとを含む均質溶液を塗布もしく
は型入れした後、活性エネルギー線照射により活性エネ
ルギー線硬化型樹脂の反応性単量体を、加熱により金属
アルコキシドを重合させることを特徴とする活性エネル
ギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属酸化物が活性
エネルギー線硬化型樹脂内でナノオーダーからミクロン
オーダーで微細分散した、優れた透明性、表面硬度、耐
熱性、機械的強度を有し、フィルム、塗膜、封止剤等に
有用な、活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との
複合体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】活性エネルギー線硬化型樹脂は、硬化時
間が極めて短く、作業効率が良いことから、コーテング
剤、塗料、封止剤などに広く利用されている。しかしな
がら、該樹脂は軟質系のものが多く、表面硬度や耐熱性
が不十分であるという問題や、また、十分な硬度を有す
る樹脂系においては、堅くて脆い為、機械的強度が乏し
かったり、クラックが発生するなどの問題があり、その
用途や使用条件が限定されている。
【0003】一方、活性エネルギー線硬化型樹脂に、シ
リカやチタニアなどの金属酸化物粒子を分散混合させる
ことによって、硬度や耐熱性を向上させる方法は既に知
られている。これら金属酸化物粒子によって樹脂を強化
する場合、出来るだけ粒径の小さな粒子を出来るだけ均
質に分散させることが改良のポイントとなる。
【0004】しかしながら、粒径が小さくなるほど、凝
集し二次的な粒子を形成し易くなる為、粒径が逆に大き
くなり、分散性や密着性が低下するといった問題があ
り、力学的特性をも効率的に向上させることは実現され
ていない。また、二次粒子の影響で透明性が著しく低下
するために、塗料やコーティング剤等の用途に必要な特
性が損なわれる問題があり、且つ金属酸化物は粒径が小
さくなるほど、コストが指数的に増大する問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、金属酸化物が活性エネルギー線硬化型樹脂
内でナノオーダーからミクロンオーダーで微細分散し
た、優れた透明性、表面硬度、耐熱性、機械的強度を有
し、フィルム、塗膜、封止剤等に有用な、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、活性エ
ネルギー線硬化型樹脂の反応性単量体と金属アルコキシ
ドとを含む均質溶液を塗布もしくは型入れした後、活性
エネルギー線照射により活性エネルギー線硬化型樹脂の
反応性単量体を、加熱により金属アルコキシドを重合さ
せることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂と金
属酸化物との複合体の製造法である。
【0007】本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂と金
属酸化物との複合体の製造法は、金属酸化物の含有量が
2〜40重量%であることや、活性エネルギー線硬化型
樹脂の反応性単量体又は該反応性単量体の部分硬化物の
表面から金属アルコキシドを含む溶液を含浸させ、該溶
液が均一に含浸される前に、反応性単量体及び/又は金
属アルコキシドを反応させることによって得られる、複
合体の厚み方向で金属酸化物の濃度が連続的に変化して
いることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂と金
属酸化物との複合体の製造法を含むものである。
【0008】更に、本発明の活性エネルギー線硬化型樹
脂と金属酸化物との複合体の製造法は、得られる複合体
中の金属酸化物の濃度の最大値/最小値の値が1.5以
上であることを特徴とする製造法や、得られる複合体に
含有される金属酸化物粒子の大きさが0.2μm未満で
あることを特徴とする。また含有される金属酸化物粒子
の大きさが、特に0.2〜5μmであることを特徴とす
る請求項5記載の活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸
化物との複合体の製造法をも含む。
【0009】本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂と金
属酸化物との複合体の製造法は、用いる活性エネルギー
線硬化型樹脂の反応性単量体として、特にアクリレート
系の単量体を用い、且つ、波長200〜500nmの範
囲に吸収バンドを持つ反応開始剤を使用することを特徴
とする製造法や、用いる金属アルコキシドとして、特に
シリコーンアルコキシド及び/又はチタンアルコキシド
を用いることを特徴とする製造法をも含むものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に使用す
る。本発明に使用される活性エネルギー線硬化型樹脂
は、赤外線、可視光線、紫外線又は電子線照射によっ
て、反応性単量体の重合反応が進行し得られるもので、
本発明においては、活性エネルギー線を照射することに
より硬化反応が進行する反応性単量体及び/又は該単量
体の部分反応重合物が使用される。
【0011】反応性単量体や部分反応重合物としては、
具体的には、ポリエステルアクリレート、ウレタンアク
リレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリ
レート、ポリブタジエンアクリレート、シリコーンアク
リレート、アルキルアクリレートなどのアクリル系のモ
ノマーやオリゴマー、液状ポリブタジエン化合物、
【0012】不飽和ポリエステル化合物、ポリエン−ポ
リチオール化合物などのラジカル重合性化合物、アミノ
アルキッド樹脂、エポキシ系やビニルエーテル系などの
カチオン重合性化合物などの市販の活性エネルギー線硬
化型樹脂の反応性単量体や部分反応重合物が使用可能で
あるが、アクリル系のモノマーやオリゴマーが特に好ま
しい。
【0013】活性エネルギー線硬化型樹脂の反応性単量
体を反応させるには、通常、光反応開始剤が併用され
る。本発明で使用される光反応開始剤としては、上述し
た活性エネルギー線硬化型樹脂系で通常用いられるラジ
カル系又はカチオン系の光反応開始剤が用いられ、具体
的には、例えば、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾインエ
ーテル、ベンジルジメチルケタール、ヒドロキシアルキ
ルフェノン、アシルフォスフィンサイドなどのラジカル
光反応開始剤や、オニウム塩及びその関連化合物、アリ
ールジアツニウム塩、鉄アレーン錯体などのカチオン光
反応開始剤を挙げることができる。
【0014】特に、200〜500nmの波長領域に吸
収バンドを持つ光反応開始剤が好ましい。200nm未
満の波長では樹脂、或いは空気成分などの吸収が著しく
なるために、活性エネルギー線を有効に照射させること
が困難であり、500nmを越える場合、均質ゾル溶液
の熱安定性や光安定性が劣ることや、樹脂の熱振動の波
長域と重なって、発熱などの問題が生じ好ましくない。
【0015】反応開始剤の添加量は、使用する反応開始
剤の種類や反応性単量体の種類などによって異なり、一
概に規定できないが、通常、反応性単量体100重量部
に対して、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重
量部が使用される。0.1重量部未満では反応性単量体
の反応が不十分となり、10重量部を越える場合には不
純物となって、複合体の耐熱性や力学的特性を損なうた
め好ましくない。
【0016】本発明に使用する金属アルコキシドは、下
記の一般式1で示されるシリコーンアルコキシド系モノ
マーや、重合度2〜10程度のそれらの部分加水分解重
縮合物帯/又はそれらの混合物が用いられる。
【0017】(一般式1) R4-nM(OR)n (式中、MはSi、Rは炭素数1〜6のアルキル基、n
は3又は4の整数を表わす。)
【0018】またMの金属原子として、Si以外に、T
iが好ましく用いられ、それ以外にもSn、Al、Zr
であるものを単独または2種以上を混合して用いること
もできる。
【0019】本発明の複合体は、以下に示す方法により
得ることができる。金属アルコキシドと反応性単量体及
び反応開始剤からなる均質ゾル溶液を基板上に塗布した
り、型内に注入した後、金属アルコキシドを重縮合させ
て金属酸化物とし、次いで、活性エネルギー線を照射し
て反応性単量体を重合する方法。
【0020】または、金属アルコキシドと反応性単量体
及び反応開始剤からなる均質ゾル溶液を型内注入や基板
上塗布したものに、活性エネルギー線を照射して反応性
単量体を重合させた後、金属アルコキシドを重縮合させ
て複合化する方法などによって得ることができる。
【0021】金属アルコキシドと反応性単量体からなる
均質ゾル溶液には有機溶媒や水を含ませることが出来
る。金属アルコキシドの重縮合反応は加水分解によって
引き起こされるため、反応を進行させるためには水が必
須である。水は金属アルコキシドと反応性反量体とのゾ
ル溶液中に含まれることが好ましいが、空気中の湿気水
分を利用することも可能である。
【0022】特に、チタンアルコキシドなどの反応性の
高い金属アルコキシドを使用する場合や、金属アルコキ
シドの部分重合物を使用する場合、或いは、薄膜形態で
複合化を行う場合には空気中の湿気の利用が容易であ
り、ゾル溶液中に水を添加する必要のない場合が多い。
ゾル溶液中に添加される水量としては金属アルコキシド
量の0〜8倍モルで、ゾル溶液を不均質相分離させない
範囲で用いられる。
【0023】また、ゾル溶液中に水を添加する場合、均
質ゾル溶液中で金属アルコキシドの重縮合反応を予め進
行させて、溶液全体がゲル化する前に塗布するなどの方
法を行うことも可能である。また、水を含まない均質ゾ
ル溶液を湿潤雰囲気中で攪拌させ溶液表面よりゆっくり
と吸湿させながら金属アルコキシドの重縮合反応を進行
させたものを用いることもできる。
【0024】更に、金属アルコキシドの反応を促進させ
るために、加熱処理などを反応途中に併用したり、また
最終処理工程として行うことが好ましい。また、チタン
アルコキシドやジルコニアアルコキシドのような、光に
よって反応し易い金属アルコキシドを併用する場合は、
活性エネルギー線の照射時に、金属アルコキシドの反応
も同時に進行し、極めて均質な複合体が得られる。
【0025】均質ゾル溶液に含ませる有機溶媒は金属ア
ルコキシド、反応性単量体、反応開始剤、水を含むゾル
溶液を均質化するために使用され、これらと相溶する有
機溶媒が使用される。有機溶媒は使用する反応性単量体
や金属アルコキシドの種類によって適切なものが異なる
ため、一概に規定できないが、例えば、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)等のエ
ーテル系、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
アセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン(NM
P)等のアミド系、酢酸エチルや酢酸メチル等のエステ
ル系、
【0026】アセトンや2−ブタノン(MEK)等のケ
トン系、メタノール、エタノール、2−プロパノール、
ブタノール等のアルコール系、ヘキサンやシクロヘキサ
ン等の炭化水素系、トルエン、キシレン、m−クレゾー
ル、ベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族系、四塩化炭
素、クロロホルム、ジクロロメタンやジクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素系、ジメチルポリシロキサンやサ
イクロメチコーン等のシリコーン系、トリエチルアミ
ン、ジエチルアミン、ピリジン等のアミン系、
【0027】その他には、ジメチルスルフォキシド(D
MSO)、アセトニトリル、二硫化炭素、メチルエチル
セルソルブ等の有機溶媒や、或いはアセチルアセトン、
2,4−ペンタジオン等のジケトン系、アセト酢酸メチ
ルやアセト酢酸エチル等のケトエステル、乳酸や乳酸メ
チル等のヒドロキシカルボン酸系、4−ヒドロキシ−4
−メチル−2−ペンタノン等のケトアルコール、モノエ
タノールアミンやジエタノールアミン等のアミノアルコ
ール類等の有機溶媒を単独、もしくは複数混合して用い
ることが可能である。
【0028】また、本発明では金属アルコキシドの重縮
合反応の反応触媒として、酸性触媒もしくは塩基性触媒
を併用することが可能である。酸性触媒としては、ギ
酸、酢酸等の有機酸、塩酸等の無機酸が用いられ、また
塩基性触媒としては、アンモニア、トリエチルアミン、
ジメチルアミン、エチレンジアミン、ブチルアミン等の
塩基性物質が用いられる。いずれの場合も、反応性単量
体の硬化反応を大きく阻害しない範囲で且つ出来るだけ
少量用いるのが好ましい。
【0029】本発明の複合体中に含まれる金属酸化物の
濃度は、通常2〜40重量%が好ましい。2重量%未満
では本発明が目的とする複合化の効果が不十分となり、
また40重量%を越えると、複合体が脆くなったり、ク
ラックが発生し易くなるため好ましくない。
【0030】本発明の複合体に分散する金属酸化物の粒
径の大きさは、使用する金属酸化物や樹脂の種類、使用
目的などにより異なり、一概には規定できないが、通
常、10μm以下、好ましくは5μm以下の範囲であ
る。10μmを越えると複合体の力学的特性が低下する
ため好ましくない。粒径の最小値は特に規定されない。
電子顕微鏡観察では5nm程度までの大きさの粒子が確
認可能であるが、複合体中にこれ以下の粒径の粒子が存
在していてもよい。
【0031】また、複合体中に分散した金属酸化物の粒
径により、複合体の透明性が異なる。例えば、0.2μ
mより大きい粒径では乳白濁化、または白濁化した複合
体が得られ、0.2μm未満の粒径では透明な複合体と
なる。従って、複合体中の金属酸化物の粒径を変えるこ
とで透明性が変化した複合体を得ることが可能である。
この性質はアクリル系などの透明性樹脂を使用する場合
に特に有用である。
【0032】本発明における複合体は、複合体中で金属
酸化物の濃度が均質に分布した形態のもののみならず、
金属酸化物濃度が複合体中で、特に複合体表面から厚み
方向に向かって、傾斜的に変化した形態の成分傾斜複合
体を含むものである。成分傾斜複合体としては、複合体
中に含まれる金属酸化物の濃度の最大値が5〜100重
量%、最小値が0〜30重量%であり、且つ、最大値と
最小値の比(最大値/最小値)が1.5以上、好ましく
は2以上のものである。本発明の成分傾斜複合体は、例
えば、以下のような方法により得ることができる。
【0033】(1)反応性単量体または反応性単量体の
部分硬化物を基板上に塗布したり、或いは型内に注入し
た後、該単量体の表面より金属アルコキシドを含む液を
含浸させ、金属アルコキシドが均質に含浸される前に活
性エネルギー線を照射して反応性単量体を完全に反応さ
せて、樹脂内部に金属アルコキシドの濃度の傾斜構造を
形成させた後、金属アルコキシドの重縮合反応を進行さ
せて金属酸化物の濃度傾斜を有する複合体を得る方法。
【0034】(2)反応性単量体と金属アルコキシドを
含む無水のゾル溶液を基板上に塗布し、湿潤雰囲気中に
保持することにより、金属アルコキシドの反応を塗膜表
面付近で局所的に生じさせ、更に、塗膜内部に生じるゾ
ル溶液の対流を利用して、塗膜内部に金属酸化物の濃度
傾斜を形成させる。次いで、活性エネルギー線を照射し
て反応性単量体を完全に硬化させることにより傾斜複合
体を得る方法。
【0035】(3)反応性単量体と反応開始剤と金属ア
ルコキシドを含むゾル溶液を基板上に塗布し、塗膜表面
より金属アルコキシドを部分的に蒸発させた後、活性エ
ネルギー線を照射して反応性単量体を完全に硬化させ
る。次いで、金属アルコキシドの重縮合反応を進行させ
て金属酸化物の濃度傾斜を有する複合体を得る方法など
を挙げることができる。
【0036】ここで反応性単量体の部分硬化物とは、活
性エネルギー線硬化型樹脂の反応性単量体を完全に硬化
させる線量以下の活性エネルギー線を照射して、反応性
単量体を部分的に反応させた部分硬化物であり、金属ア
ルコキシドを含む液を含浸可能なものである。
【0037】部分硬化物の硬化の度合いについては、使
用する反応性単量体の種類や金属アルコキシドを含む液
の組成などによって異なり、一概には規定できないが、
通常、反応性単量体を完全に硬化させるのに必要な線量
の95%以下の線量を照射したものが使用される。
【0038】95%を越える線量を照射すると、通常、
金属アルコキシドを含む液が効率的に含浸されない。ま
た金属アルコキシドを含む液には、金属アルコキシドの
他に、必要に応じて、水、有機溶媒、酸性触媒若しくは
塩基性触媒、更に、反応性単量体及び反応開始剤を含ま
せることが可能である。
【0039】金属アルコキシドを含む液を含浸させる方
法としては、液を塗布する方法や、金属アルコキシドを
含む液に溶解しない状態の反応性単量体の部分硬化物を
使用する場合には部分硬化物を液に浸漬させる方法など
により含浸操作を行うことが可能である。
【0040】有機溶媒の種類や量によって、塗膜内に透
浸する速度が異なり、得られる複合体の傾斜形態が変化
する。また、水或いは触媒を含む場合は、経時的に金属
アルコキシドの重合度が変化することにより、塗膜内に
透浸する金属アルコキシドの含浸速度も経時的に変化す
るため、それによって傾斜形態を変化させることが可能
である。
【0041】また、含浸操作を行う雰囲気温度、湿度、
雰囲気状態などを制御することによっても傾斜形態を変
化させることが可能である。また、上述の(1)の方法
では反応性単量体やその部分硬化物に金属アルコキシド
を予め均質に含浸させておくことも可能であり、この場
合、金属アルコキシドを含まないで代わりに反応性単量
体を含む溶液を含浸させる方法によっても金属酸化物の
濃度傾斜構造を持つ複合体を得ることが可能である。
【0042】また、(2)の方法では無水のゾル溶液を
保持させる湿潤雰囲気に金属アルコキシドの重合触媒を
加えることが好ましく、特に、アンモニアなどの塩基性
触媒の雰囲気とすることが好ましい。また、塗膜内のゾ
ル溶液の対流は塗液表面より溶媒が蒸発する際の気化熱
によって塗膜表面温度が基盤面の温度より低下すること
により生じるものと考えられ、溶媒キャスト温度、雰囲
気、使用する溶媒の種類などが重要な要因となる。
【0043】それぞれの要因には更に複数の要因が内在
し、相互に関連し合っている為、目的とする金属酸化物
の濃度傾斜構造を持つ複合体の製造条件を一義的に決め
ることはできないが、通常、キャスト温度は−10℃〜
50℃が好ましい。50℃を越える場合は、キャスト速
度が速くなり、均質な複合体が形成され易くなる。ま
た、−10℃未満では、湿度が低下するため好ましくな
い。
【0044】使用する溶媒には親水性の有機溶媒が30
%以上含まれていることが好ましく、特に沸点が50〜
200℃のものが好ましく用いられる。親水性溶媒が含
まれない場合、金属アルコキシドの反応が塗膜表面での
み生じるために、連続的な傾斜構造が得られなかった
り、得られた金属酸化物粒子が大きくなるなどの問題が
生じる為に好ましくない。
【0045】使用する溶媒の沸点が50℃未満の場合、
傾斜構造が発現する前にキャストが終了し易く、好まし
くない。また沸点が200℃を越える場合には、反対に
キャスト速度が遅くなり過ぎて傾斜構造が発現しなくな
る。また、塗液を冷却及びホットプレート上において、
基板面とキャスト面に温度差を生じさせた状態でキャス
トすることも有効である。
【0046】上述の(3)の金属アルコキシドを塗膜表
面より蒸発させる方法の場合は、使用する金属アルコキ
シドは沸点が200℃以下のものが特に好ましい。例え
ば、具体的には、テトラメトキシシランやテトラエトキ
シシランなどが挙げられる。
【0047】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。 (実施例1と比較例1)エポキシアクリレート系の反応
性単量体(200EA;共栄社化学株式会社製)10
g、光反応開始剤(1173;チバガイギー株式会社
製)0.3g、MS−51(テトラメトキシシランの部
分重合物、三菱化学株式会社製)8g、メタノ−ル 5
gのゾル溶液を攪拌し均質溶液とした後、ガラス板上に
塗布して、室温(25℃、50%)でキャストした。
【0048】キャスト開始より1時間後に、紫外線を照
射し、樹脂を完全に硬化させた。次いで、80℃で24
時間熱処理を行い複合体を得た。クラックの発生もな
く、透明性に優れた塗膜が得られた。得られた複合体を
800℃で2時間焼成させた後の灰分より求めたシリカ
量は約28重量%であった。表面硬度を測定したとこ
ろ、6gf/μm2であった。MS−51を含まないエ
ポキシアクリレート系の反応性単量体(200EA;共
栄社化学株式会社製)を実施例1と同様に紫外線照射し
て硬化させた硬化物の表面硬度は0.6gf/μm2であ
った。(比較例1)なお、表面硬度は島津製作所株式会
社製の微小表面硬度計DUH−200を使用した。紫外
線は160Wの高圧水銀ランプを光源とした。
【0049】(実施例2)ポリエステルアクリレート系
の反応性単量体(9EGA)10g、光反応開始剤(1
173)0.3g、テトラメトキシシラン(TMOS;
東京化成工業株式会社製)4g、メタノ−ル 5g、蒸
留水 2gのゾル溶液を攪拌し均質溶液とした後、25
℃で約2日間攪拌させた。次いで、ガラス板上に塗布し
て、室温(25℃、50%)でキャストした。
【0050】キャスト開始より1時間後に160Wの高
圧水銀ランプを光源とし紫外線を照射し樹脂を完全に硬
化させた。次いで、80℃で24時間熱処理を行い複合
体を得た。クラックの発生もなく、透明性に優れた塗膜
が得られた。得られた複合体を800℃で2時間焼成さ
せた後の灰分から求めたシリカ量は約10.5重量%で
あった。
【0051】(実施例3と比較例2)アクリレート系の
反応性単量体と反応開始剤の混合物(ダイキュアクリア
ーSD−17;大日本インキ化学工業株式会社製)3g
とMS−51 0.3gとの溶液を攪拌し、均質ゾル溶液
とした。ゾル溶液をポリカーボネート上に塗布し、20
00rpmで20秒間スピンコートを行った後、125
Wの高圧水銀ランプを光源とした紫外線を照射し、アク
リレートを硬化させた。更に、80℃で24時間熱処理
を行い複合体を得た。約8μmの膜厚の均質透明な塗膜
が得られた。塗膜の鉛筆硬度を調べたところ複合体は2
Hであり、MS−51を含まないダイキュアクリアーS
D−17樹脂単体の紫外線硬化物(比較例2)ではHB
であった。塗膜硬度が向上したことが判る。
【0052】(実施例4と比較例3)アクリレートと反
応開始剤の混合物(ダイキュアクリアー SD−17)
3g、MS−51 0.6g、テトラエトキシチタン(T
ETi;メルク株式会社製)とアセチルアセトン(関東
化学株式会社製)との1:2錯体 0.2gの溶液を攪拌
し、均質ゾル溶液とした。ゾル溶液をガラス板に塗布
し、紫外線を照射し、アクリレートを硬化させた。更
に、80℃で24時間熱処理を行い複合体を得た。膜厚
が約0.5mmの透明性の良い良好な塗膜が得られた。
【0053】走査型電子顕微鏡(SEM)により複合体
断面を観察したところ、50〜100nmの粒径の粒子
が均質に分散しているのが観察された。800℃で約2
時間焼成後の灰分より求めたシリカとチタニアの残量は
約10重量%であった。一方、TETiの錯体を添加し
ない以外は実施例4と同様に処理した比較例3は、紫外
線を照射後、クラックが発生し、良好な塗膜は得られな
かった。尚、SEMは日立製作所株式会社製のS−80
0を用い、試料はPtで約3nmスパッタリングした。
【0054】(実施例5と比較例4)ポリエステルウレ
タンアクリレートと反応開始剤の混合物(ダイキュアコ
ート8714A;大日本インキ化学工業株式会社製)5
g、MS−51 0.7gの溶液を攪拌し、均質ゾル溶液
とした。ゾル溶液をガラス板に塗布し、400rpmで
20秒間スピンコートを行った後、80Wのメタルハラ
イドランプを光源とし紫外線を照射し、アクリレートを
硬化させた。更に、80℃で24時間熱処理を行い複合
体を得た。約150μmの膜厚の均質透明な塗膜が得ら
れた。
【0055】SEMにより複合体断面を観察したとこ
ろ、50〜200nmの粒径のシリカ粒子が均質に分散
しているのが観察された。800℃で2時間焼成後の灰
分より求めたシリカ量は約6重量%であった。引張試験
を行ったところ、引張強度が4.5(Kg/mm2)、伸
びが30%、弾性率が130(Kg/mm2)であっ
た。また動的粘弾性測定を行ったところ、tanδピーク
温度は100℃であった。
【0056】一方、MS−51を含まない以外は実施例
5と同様にして得た比較例4は、引張強度は4.0(K
g/mm2)、伸びが27%、弾性率が100(Kg/
mm2)であった。また、動的粘弾性測定を行ったとこ
ろ、tanδピーク温度は83℃であった。ガラス転移温
度が大きく向上しているのが判る。尚、引張試験は島津
製作所株式会社製のオートグラフ2000を使用し、サ
ンプル長 1cm、引張速度 1mm/分で行い、動的粘
弾性測定はセイコー電子株式会社製のDMS−200を
使用し、昇温速度2℃/分、1Hzで測定した。
【0057】(実施例6と比較例5)ポリエステルウレ
タンアクリレート(ダイキュアコート 8714A)を
基板に塗布し、紫外線(120Wの高圧水銀ランプ光
源)を約3秒照射し、半硬化物を得た。なお、30秒照
射で樹脂は完全に硬化した。半硬化物をTMOSとアセ
トン(混合重量比=10:1)の中に約1時間(30
℃)浸漬させた。TMOS溶液より取り出し、メタノー
ルで表面を洗浄後、0.5モル/lのアンモニア水溶液
に1時間(30℃)浸漬させた。
【0058】次いで、紫外線を照射し、樹脂を完全に硬
化させた後、80℃で24時間熱処理を行い複合体を得
た。均質透明な複合体が得られた。図1に電子線マイク
ロアナライザー(EPMA)より得られた辞意指令6の
複合体の表面付近のSiの分布を示している。X軸は表
面より複合体内部の向かっての距離、Y軸はSiの濃度
を表している。表面部に強いシリカ濃度を持ち、内部に
向かってシリカ濃度が低下し、約50μm内部でシリカ
濃度がゼロになる形態の傾斜構造が形成されている。シ
リカの最大濃度は約12重量%、最小値はゼロである。
【0059】比較例5として、樹脂に十分に紫外線を照
射(30秒)し、完全に硬化させた後、実施例6と同様
な処理を行いシリカとの複合化を図った。図2に比較例
5で得られた複合体の表面付近のEPMAスペクトルを
示す。シリカが殆ど導入されていないことが判る。シリ
カの最大濃度は約0.8重量%である。尚、EPMA測
定は島津製作所株式会社製のEPM−810型を用い
て、出力15kV−50nA、分解能1μm、100μ
m/分のスキャン速度、検出はSiのKα線(7.12
6オームストロング)で行った。
【0060】(実施例7)ポリエステルアクリレート系
の反応性単量体(9EGA)10g、光反応開始剤(1
173)0.3g、TMOS 4g、メタノ−ル 5g、
蒸留水 2gのゾル溶液を攪拌し均質溶液とした後、ガ
ラス板上に塗布して、室温(25℃、50%)でキャス
トした。キャスト開始より30時間後、紫外線を照射し
て、樹脂完全に硬化させた。次いで、80℃で24時間
熱処理を行い複合体を得た。クラックの発生もなく、透
明性に優れた塗膜が得られた。
【0061】得られた複合体を800℃で2時間焼成さ
せた後の灰分より求めたシリカ量は約8重量%であっ
た。EPMAにより、複合体断面のSi分布を調べた結
果を図3に示す。表面のシリカ濃度が低く、内部に向か
ってシリカ濃度が向上する形態の傾斜複合体が得られ
た。溶媒キャストと紫外線照射時に表面よりTMOSが
蒸発したために図3のような形態の傾斜構造が発現した
ものと推定される。紫外線照射時には表面温度は50−
60℃となっていた。尚、紫外線は160Wの高圧水銀
ランプを光源とし、約30秒間紫外線を照射した。
【0062】
【発明の効果】本発明は、フィルム、塗料、封止剤など
として有用な、透明性、表面硬度、耐熱性、機械的特性
に優れた金属酸化物と活性エネルギー線硬化型樹脂との
複合体の製造法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例6により得られた活性エネルギー線硬
化型樹脂とシリカとの複合体断面のSiのEPMA測定
結果を示す図である。
【図2】 比較例5により得られた活性エネルギー線硬
化型樹脂とシリカとの複合体断面のSiのEPMA測定
結果を示す図である。
【図3】 実施例7により得られた活性エネルギー線硬
化型樹脂とシリカとの複合体断面のSiのEPMA測定
結果を示す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性エネルギー線硬化型樹脂の反応性単
    量体と金属アルコキシドとを含む均質溶液を塗布もしく
    は型入れした後、活性エネルギー線照射により活性エネ
    ルギー線硬化型樹脂の反応性単量体を、加熱により金属
    アルコキシドを重合させることを特徴とする活性エネル
    ギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法。
  2. 【請求項2】 金属酸化物の含有量が2〜40重量%で
    あることを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線
    硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法。
  3. 【請求項3】 活性エネルギー線硬化型樹脂の反応性単
    量体又は該反応性単量体の部分硬化物の表面から金属ア
    ルコキシドを含む溶液を含浸させ、該溶液が均一に含浸
    される前に、反応性単量体及び/又は金属アルコキシド
    を反応させることによって得られる、複合体の厚み方向
    で金属酸化物の濃度が連続的に変化していることを特徴
    とする活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複
    合体の製造法。
  4. 【請求項4】 金属酸化物の濃度の最大値/最小値の値
    が1.5以上であることを特徴とする請求項3記載の活
    性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製
    造法。
  5. 【請求項5】 含有される金属酸化物粒子の大きさが
    0.2μm未満であることを特徴とする請求項1〜4記
    載のいずれか一つに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂
    と金属酸化物との複合体の製造法。
  6. 【請求項6】 含有される金属酸化物粒子の大きさが
    0.2〜5μmであることを特徴とする請求項5記載の
    活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の
    製造法。
  7. 【請求項7】 活性エネルギー線硬化型樹脂の反応性単
    量体として、アクリレート系の単量体を用い、且つ、波
    長200〜500nmの範囲に吸収バンドを持つ反応開
    始剤を使用することを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一つに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化
    物との複合体の製造法。
  8. 【請求項8】 金属アルコキシドとして、シリコーンア
    ルコキシド及び/又はチタンアルコキシドを用いること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の活性
    エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造
    法。
JP8646296A 1996-04-09 1996-04-09 活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法 Expired - Fee Related JP3666113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8646296A JP3666113B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8646296A JP3666113B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09278938A true JPH09278938A (ja) 1997-10-28
JP3666113B2 JP3666113B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=13887626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8646296A Expired - Fee Related JP3666113B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3666113B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000023523A1 (fr) * 1998-10-22 2000-04-27 Ube Nitto Kasei Co., Ltd. Materiau calibre composite organique-inorganique, et son procede de preparation et d'utilisation
JP2000248065A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Orient Chem Ind Ltd 有機−無機成分傾斜複合材料の製造方法
JP2002206059A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Ube Nitto Kasei Co Ltd 有機−無機複合傾斜材料及びその用途
JP2002292659A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Konica Corp 光学フィルム及びその製造方法
JP2007146314A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Gunze Ltd ミシン糸の着色方法及び着色されたミシン糸
JP2008101230A (ja) * 2008-01-21 2008-05-01 Orient Chem Ind Ltd 有機−無機成分傾斜複合材料の製造方法
JP2009119431A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Taketo Maejima 結合型チタニアシリカ膜の製造方法およびコーティング液
JP2016027154A (ja) * 2014-07-04 2016-02-18 富士フイルム株式会社 硬化性組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜、並びに、タッチパネル及び表示装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000023523A1 (fr) * 1998-10-22 2000-04-27 Ube Nitto Kasei Co., Ltd. Materiau calibre composite organique-inorganique, et son procede de preparation et d'utilisation
JP2000336281A (ja) * 1998-10-22 2000-12-05 Ube Nitto Kasei Co Ltd 有機−無機複合傾斜材料、その製造方法及びその用途
US6737145B1 (en) 1998-10-22 2004-05-18 Ube Nitto Kasei Co., Ltd. Organic-inorganic composite graded material, method for preparation thereof and use thereof
JP2000248065A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Orient Chem Ind Ltd 有機−無機成分傾斜複合材料の製造方法
JP2002206059A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Ube Nitto Kasei Co Ltd 有機−無機複合傾斜材料及びその用途
JP2002292659A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Konica Corp 光学フィルム及びその製造方法
JP2007146314A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Gunze Ltd ミシン糸の着色方法及び着色されたミシン糸
JP2009119431A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Taketo Maejima 結合型チタニアシリカ膜の製造方法およびコーティング液
JP2008101230A (ja) * 2008-01-21 2008-05-01 Orient Chem Ind Ltd 有機−無機成分傾斜複合材料の製造方法
JP2016027154A (ja) * 2014-07-04 2016-02-18 富士フイルム株式会社 硬化性組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜、並びに、タッチパネル及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3666113B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4050370B2 (ja) 無機質含有感光性樹脂組成物および無機パターン形成方法
JP2002504952A (ja) ナノスケール金属酸化物粒子の重合触媒としての使用
Sangermano et al. Preparation and characterization of nanostructured TiO2/epoxy polymeric films
WO2008069217A1 (ja) 有機無機複合体
US4889876A (en) Composite substance and a method for the production of the same
CA2289562C (en) Glassy-film-forming coating agent, and coating method and system using the same
JP2009287008A (ja) 有機−無機ハイブリッド自立膜、およびその製造方法
JP2619905B2 (ja) 複合材料およびその製造方法
JPH09278938A (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂と金属酸化物との複合体の製造法
JP2002512293A (ja) 固体の溶融可能な熱硬化性素材、その製造及び使用
JP2619910B2 (ja) 複合材料およびその製造方法
JP2011173345A (ja) 積層体の製造方法
CN1386784A (zh) 二氧化硅-聚合物复合材料的制备方法
JP2010215917A (ja) 耐引掻き性および/または耐摩性被覆のための高充填性ペースト状の珪素有機ナノおよび/またはミクロハイブリッドカプセルを含有する組成物、その製造方法および使用
JP3072193B2 (ja) 被覆用組成物及び表面被覆物品
JP4947678B2 (ja) 酸化チタン薄膜の製造方法および有機−無機複合傾斜材料の製造方法
Soucek et al. Inorganic/organic nanocomposite coatings: The next step in coating performance
JP4469064B2 (ja) 成分傾斜複合材料の製造方法
CN113755081A (zh) 一种紫外光固化涂料、制备方法及应用
JPS6112734A (ja) 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法
Liu et al. UV-cured organic–inorganic hybrid moisture barrier materials based on polybutadiene dimethacrylate
JPH0586308A (ja) 被覆用組成物及び表面被覆物品
JP2001323189A (ja) 酸化チタン光触媒コーティング膜接着保護層用組成物およびこれを用いた複合体
JP3555243B2 (ja) 有機高分子と金属酸化物との複合体の製造方法
JP2003054950A (ja) 金属酸化物系薄膜の製造方法および有機−無機複合傾斜材料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050328

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees