JPH09268852A - 建築用遮熱シャッタ− - Google Patents
建築用遮熱シャッタ−Info
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- JPH09268852A JPH09268852A JP8099267A JP9926796A JPH09268852A JP H09268852 A JPH09268852 A JP H09268852A JP 8099267 A JP8099267 A JP 8099267A JP 9926796 A JP9926796 A JP 9926796A JP H09268852 A JPH09268852 A JP H09268852A
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- Japan
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- shutter
- fire
- heat shield
- heat
- fire side
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Links
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/24—Screens or other constructions affording protection against light, especially against sunshine; Similar screens for privacy or appearance; Slat blinds
- E06B2009/2423—Combinations of at least two screens
- E06B2009/2447—Parallel screens
- E06B2009/2452—Parallel screens moving independently
Landscapes
- Special Wing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シャッタ−の軽量化を図ることができると共
に、収納時における納まりを小さくすることができ、ま
た、製造工数を大幅に簡略化することができる遮熱シャ
ッタ−を提供することを目的とする。 【解決手段】シャッタ−カ−テン3、3が降下して火災
側Aと非火災側Cとを区画するようにした複数の防火シ
ャッタ−を並設し、かつシャッタ−カ−テン3、3は火
災側Aと非火災側Cとの間に少なくとも一つの遮熱層B
を形成すると共に、前記遮熱層Bを形成する夫々のシャ
ッタ−カ−テン3、3の少なくとも片面には輻射率の小
さい材料からなるコ−ティング4、4を施した。
に、収納時における納まりを小さくすることができ、ま
た、製造工数を大幅に簡略化することができる遮熱シャ
ッタ−を提供することを目的とする。 【解決手段】シャッタ−カ−テン3、3が降下して火災
側Aと非火災側Cとを区画するようにした複数の防火シ
ャッタ−を並設し、かつシャッタ−カ−テン3、3は火
災側Aと非火災側Cとの間に少なくとも一つの遮熱層B
を形成すると共に、前記遮熱層Bを形成する夫々のシャ
ッタ−カ−テン3、3の少なくとも片面には輻射率の小
さい材料からなるコ−ティング4、4を施した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時において、
火災による熱を遮断する建築用遮熱シャッタ−に関する
ものである。
火災による熱を遮断する建築用遮熱シャッタ−に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】防火シャッタ−は、火災が生じた場合
に、火災側と非火災側との間に降下し、火災側と非火災
側とを区画することで、火災の延焼を防ぐものである。
しかしながら、防火シャッタ−により火災の延焼を食い
止めても、シャッタ−カ−テンを介して、相当強度の熱
が非延焼側に輻射するので、非火災室にある可燃物が発
火したり、あるいは、輻射熱が避難の妨げとなる畏れが
あった。特に、防火シャッタ−は遮炎を目的として作ら
れているため、そのシャッタ−カ−テンは薄い鋼板や耐
火シ−トで構成されており、遮熱性能は壁等に比べて落
ちるものである。しかるに、可燃物の多い部屋を区画す
る場合には、輻射熱による延焼も考慮する必要がある。
に、火災側と非火災側との間に降下し、火災側と非火災
側とを区画することで、火災の延焼を防ぐものである。
しかしながら、防火シャッタ−により火災の延焼を食い
止めても、シャッタ−カ−テンを介して、相当強度の熱
が非延焼側に輻射するので、非火災室にある可燃物が発
火したり、あるいは、輻射熱が避難の妨げとなる畏れが
あった。特に、防火シャッタ−は遮炎を目的として作ら
れているため、そのシャッタ−カ−テンは薄い鋼板や耐
火シ−トで構成されており、遮熱性能は壁等に比べて落
ちるものである。しかるに、可燃物の多い部屋を区画す
る場合には、輻射熱による延焼も考慮する必要がある。
【0003】従来、このような輻射熱による延焼に対応
するためには、スラットを中空状に形成し、内部に断熱
材を充填したシャッタ−を多重、例えば二重に設置する
ことが行われていた。図1はこのような従来例を示す図
であって、二重に設置したシャッタ−カ−テンa、aは
ロックウ−ル板bを内蔵したスラットcから形成されて
おり、シャッタ−カ−テンaはある程度の厚みを有する
ものとなっている。また、輻射熱による延焼を防止する
ことを目的としたものは、例えば、実開平7−1689
4号、実開平7−16895号、実開平−16896号
に開示されている。これらのものは、防火シャッタ−の
降下と同時に別途格納した遮熱カ−テンを降下させて複
数の遮熱室を形成するようにしたものであって、遮熱カ
−テンには水を収納したパックが収容されている。
するためには、スラットを中空状に形成し、内部に断熱
材を充填したシャッタ−を多重、例えば二重に設置する
ことが行われていた。図1はこのような従来例を示す図
であって、二重に設置したシャッタ−カ−テンa、aは
ロックウ−ル板bを内蔵したスラットcから形成されて
おり、シャッタ−カ−テンaはある程度の厚みを有する
ものとなっている。また、輻射熱による延焼を防止する
ことを目的としたものは、例えば、実開平7−1689
4号、実開平7−16895号、実開平−16896号
に開示されている。これらのものは、防火シャッタ−の
降下と同時に別途格納した遮熱カ−テンを降下させて複
数の遮熱室を形成するようにしたものであって、遮熱カ
−テンには水を収納したパックが収容されている。
【0004】上述したような技術手段によれば、輻射熱
を有効に遮熱することができるが、収納部における納ま
りが大きく、また、重量が通常のシャッタ−の数倍とな
ってしまうという不具合があった。
を有効に遮熱することができるが、収納部における納ま
りが大きく、また、重量が通常のシャッタ−の数倍とな
ってしまうという不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな不具合を解消するべく創案されたものであって、シ
ャッタ−の軽量化を図ることができると共に、収納時に
おける納まりを小さくすることができ、また、製造工数
を大幅に簡略化することができる遮熱シャッタ−を提供
することを目的とする。
うな不具合を解消するべく創案されたものであって、シ
ャッタ−の軽量化を図ることができると共に、収納時に
おける納まりを小さくすることができ、また、製造工数
を大幅に簡略化することができる遮熱シャッタ−を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、シャッタ−カ−テンが
降下して火災側と非火災側とを区画するようにした複数
の防火シャッタ−を並設し、かつシャッタ−カ−テンは
火災側と非火災側との間に少なくとも一つの遮熱層を形
成すると共に、前記遮熱層を形成する夫々のシャッタ−
カ−テンの少なくとも片面には輻射率の小さい材料から
なるコ−ティングを施したことを特徴とするものであ
る。
に本発明が採用した技術手段は、シャッタ−カ−テンが
降下して火災側と非火災側とを区画するようにした複数
の防火シャッタ−を並設し、かつシャッタ−カ−テンは
火災側と非火災側との間に少なくとも一つの遮熱層を形
成すると共に、前記遮熱層を形成する夫々のシャッタ−
カ−テンの少なくとも片面には輻射率の小さい材料から
なるコ−ティングを施したことを特徴とするものであ
る。
【0007】火災側と非火災側とを区画するシャッタ−
カ−テンを多重とすることで、中間部に空気断熱層が形
成されると共に、各層の表面からの輻射率が1より低い
ため輻射熱が減衰されて、遮熱効果が向上する。遮熱層
を区画形成するシャッタ−カ−テンの少なくとも片面に
は輻射率の小さい材料がコ−ティングされており、物体
からの熱放射は輻射率に比例するので、輻射率の小さい
材料をコ−ティングすることで輻射熱を抑えることがで
きる。
カ−テンを多重とすることで、中間部に空気断熱層が形
成されると共に、各層の表面からの輻射率が1より低い
ため輻射熱が減衰されて、遮熱効果が向上する。遮熱層
を区画形成するシャッタ−カ−テンの少なくとも片面に
は輻射率の小さい材料がコ−ティングされており、物体
からの熱放射は輻射率に比例するので、輻射率の小さい
材料をコ−ティングすることで輻射熱を抑えることがで
きる。
【0008】コ−ティングの材料としては好適には、ア
ルミ箔が採用される。従来より、アルミニウムは輻射率
が小さく、常温から中温域までには広く採用されてい
た。しかしながら、アルミニウムは700度程度で溶融
するものであり、防火シャッタ−に必要とされる高温
(約1000度)では、アルミの溶融温度を超えてしま
うため使用できないとされていた。
ルミ箔が採用される。従来より、アルミニウムは輻射率
が小さく、常温から中温域までには広く採用されてい
た。しかしながら、アルミニウムは700度程度で溶融
するものであり、防火シャッタ−に必要とされる高温
(約1000度)では、アルミの溶融温度を超えてしま
うため使用できないとされていた。
【0009】本発明は、シャッタ−カ−テンを多重化す
ることで、二層目以降のカ−テンに伝達される輻射熱が
減衰されることに着目したものであって、火災側のシャ
ッタ−カ−テンのコ−ティングが溶けても、その間に輻
射熱が減衰されるので、二層目以降のコ−ティングが溶
けることなく遮熱効果を向上させることができるように
したものである。尚、本明細書におけるシャッタ−カ−
テンには、実開平7−16894号に開示されたような
左右にガイドレ−ルを有しない遮熱カ−テンも含まれ
る。
ることで、二層目以降のカ−テンに伝達される輻射熱が
減衰されることに着目したものであって、火災側のシャ
ッタ−カ−テンのコ−ティングが溶けても、その間に輻
射熱が減衰されるので、二層目以降のコ−ティングが溶
けることなく遮熱効果を向上させることができるように
したものである。尚、本明細書におけるシャッタ−カ−
テンには、実開平7−16894号に開示されたような
左右にガイドレ−ルを有しない遮熱カ−テンも含まれ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、好
適な実施例であるシ−ト状のシャッタ−カ−テンにアル
ミ箔をコ−ティングしたものに基いて説明する。もっと
も、本発明の適用はシ−トシャッタ−に限定されるもの
ではない。
適な実施例であるシ−ト状のシャッタ−カ−テンにアル
ミ箔をコ−ティングしたものに基いて説明する。もっと
も、本発明の適用はシ−トシャッタ−に限定されるもの
ではない。
【0011】本発明の防火シャッタ−は、火災区画Aと
非火災区画Cとの間に少なくとも一つの空気断熱層から
なる遮熱空間Bを形成するように構成されており、した
がって、少なくとも2つのシャッタ−カ−テンを有する
ものである。
非火災区画Cとの間に少なくとも一つの空気断熱層から
なる遮熱空間Bを形成するように構成されており、した
がって、少なくとも2つのシャッタ−カ−テンを有する
ものである。
【0012】図2は、多重のシャッタ−カテ−ンについ
て例示するもであり、防災区画の上方には、二つの巻取
シャフト1、1を内装するシャッタ−ケ−ス2、2が並
設されており、図示しない火災検知機の検知に連動して
二つのシャッタ−カテ−ン3、3がそれぞれ降下して火
災側Aと非火災側Cとを区画すると共に、シャッタ−カ
−テン3、3間に遮熱層Bを形成するように構成されて
いる。各シャッタ−カ−テン3、3の少なくとも片面に
は面全体に亘ってアルミ箔が被覆されている。図では、
それぞれ火災側の面にアルミコ−ティング4が施された
ものを示している。
て例示するもであり、防災区画の上方には、二つの巻取
シャフト1、1を内装するシャッタ−ケ−ス2、2が並
設されており、図示しない火災検知機の検知に連動して
二つのシャッタ−カテ−ン3、3がそれぞれ降下して火
災側Aと非火災側Cとを区画すると共に、シャッタ−カ
−テン3、3間に遮熱層Bを形成するように構成されて
いる。各シャッタ−カ−テン3、3の少なくとも片面に
は面全体に亘ってアルミ箔が被覆されている。図では、
それぞれ火災側の面にアルミコ−ティング4が施された
ものを示している。
【0013】図3は、実願平7−16895号に係る遮
熱シャッタ−であり、防火シャッタ−のシャッタ−カ−
テン3、3間に遮熱カ−テン3aを設け、平常時には遮
熱カ−テン3aはまぐさ部5に設けた図示しないレバ−
に係合保持された底板6上に載置されており、シャッタ
−カ−テン3、3の降下に伴い、シャッタ−カ−テン3
に設けた図示しないスイッチアングルがレバ−を押し下
げて、底板6の係合保持を解除して遮熱カ−テン3aを
降下させて二つの遮熱層Bを形成するものであるが、本
発明にかかるシャッタ−カ−テンにはかかる遮熱カ−テ
ン3aのようなものも含まれ、遮熱カ−テン3aをアル
ミコ−ティング4してもよい。
熱シャッタ−であり、防火シャッタ−のシャッタ−カ−
テン3、3間に遮熱カ−テン3aを設け、平常時には遮
熱カ−テン3aはまぐさ部5に設けた図示しないレバ−
に係合保持された底板6上に載置されており、シャッタ
−カ−テン3、3の降下に伴い、シャッタ−カ−テン3
に設けた図示しないスイッチアングルがレバ−を押し下
げて、底板6の係合保持を解除して遮熱カ−テン3aを
降下させて二つの遮熱層Bを形成するものであるが、本
発明にかかるシャッタ−カ−テンにはかかる遮熱カ−テ
ン3aのようなものも含まれ、遮熱カ−テン3aをアル
ミコ−ティング4してもよい。
【0014】要は、火災検知機等の検知に連動して、二
つ以上のシャッタ−カ−テンが降下して少なくとも一つ
の遮熱空間Bを介在させて火災側Aと非火災側Cとを区
画するものであればよく、二つ以上のシャッタ−カ−テ
ンの構成態様についは特に限定されるものではない。ま
た、図3のように二つ以上の遮熱層を形成するものにお
いては、少なくともいずれか二つのシャッタ−カ−テン
(遮熱カ−テンを含む)のいずれかの面にコ−ティング
を施せばよく、必ずしもすべてのシャッタ−カ−テン
(図3では三つ)にコ−ティングを施す必要はない。
尚、シャッタ−カ−テンの数を多くして、遮熱層をなる
べく多く形成するほうが遮熱効果が大きいことは言うま
でもない。
つ以上のシャッタ−カ−テンが降下して少なくとも一つ
の遮熱空間Bを介在させて火災側Aと非火災側Cとを区
画するものであればよく、二つ以上のシャッタ−カ−テ
ンの構成態様についは特に限定されるものではない。ま
た、図3のように二つ以上の遮熱層を形成するものにお
いては、少なくともいずれか二つのシャッタ−カ−テン
(遮熱カ−テンを含む)のいずれかの面にコ−ティング
を施せばよく、必ずしもすべてのシャッタ−カ−テン
(図3では三つ)にコ−ティングを施す必要はない。
尚、シャッタ−カ−テンの数を多くして、遮熱層をなる
べく多く形成するほうが遮熱効果が大きいことは言うま
でもない。
【0015】アルミコ−ティング4は、夫々のシャッタ
−カ−テン3、3の少なくとも片面に設けてあればよ
い。図4は二つのシャッタ−カ−テン3、3が遮熱層B
を形成した場合についてアルミコ−ティングの態様につ
いて示す概略一部側面図であって、(a)は、夫々のシ
ャッタ−カ−テン3、3の火災側にコ−ティング4を施
したもの、(b)は火災側に位置するシャッタ−カ−テ
ン3の火災側、非火災側に位置するシャッタ−カ−テン
3の非火災側にコ−ティング4を施したもの、(c)は
火災側に位置するシャッタ−カ−テン3の非火災側、非
火災側に位置するシャッタ−カ−テン3の火災側にコ−
ティング4を施したもの、(d)夫々のシャッタ−カ−
テン3の非火災側にコ−ティング4を施したものを示し
ている。また、(b)、(d)に示すような非火災側C
に位置するシ−ト3の非火災側Cにコ−ティングを施し
たものが遮熱効果が優れるものと考えられる。尚、実施
例では、アルミコ−ティング4を片面に施したものを示
しているが、両面にコ−ティングしてもよい。
−カ−テン3、3の少なくとも片面に設けてあればよ
い。図4は二つのシャッタ−カ−テン3、3が遮熱層B
を形成した場合についてアルミコ−ティングの態様につ
いて示す概略一部側面図であって、(a)は、夫々のシ
ャッタ−カ−テン3、3の火災側にコ−ティング4を施
したもの、(b)は火災側に位置するシャッタ−カ−テ
ン3の火災側、非火災側に位置するシャッタ−カ−テン
3の非火災側にコ−ティング4を施したもの、(c)は
火災側に位置するシャッタ−カ−テン3の非火災側、非
火災側に位置するシャッタ−カ−テン3の火災側にコ−
ティング4を施したもの、(d)夫々のシャッタ−カ−
テン3の非火災側にコ−ティング4を施したものを示し
ている。また、(b)、(d)に示すような非火災側C
に位置するシ−ト3の非火災側Cにコ−ティングを施し
たものが遮熱効果が優れるものと考えられる。尚、実施
例では、アルミコ−ティング4を片面に施したものを示
しているが、両面にコ−ティングしてもよい。
【0016】図5はシャッタ−カ−テンを通しての輻射
熱移動について説明する図であって、図中、Tは温度
(K)、αは表層の熱伝達率、εは輻射率、λは熱伝導
率、dはカ−テンの厚さ、Qは伝熱量、Cbはシュテフ
ァン−ボルツマン定数である。 Qin=αin1(TG−T11)+ε11Cb(TG4−T11 4) Q1=λ1/d1(T11−T12) Qt=αout1(T12−T21)/2+ε12Cb(T12 4−T21 4) =αin2(T12−T21)/2+ε21Cb(T12 4−T21 4) Q2=λ2/d2(T21−T22) Qout=αout2(T22−TR)+ε22Cb(T22 4−TR4) Qin=Q1=Qt=Q2=Qout (定常状態) このことから、輻射率の小さい材料をε11、ε12、
ε21、ε22のいずれに設けても伝熱量が小さくなること
がわかる。
熱移動について説明する図であって、図中、Tは温度
(K)、αは表層の熱伝達率、εは輻射率、λは熱伝導
率、dはカ−テンの厚さ、Qは伝熱量、Cbはシュテフ
ァン−ボルツマン定数である。 Qin=αin1(TG−T11)+ε11Cb(TG4−T11 4) Q1=λ1/d1(T11−T12) Qt=αout1(T12−T21)/2+ε12Cb(T12 4−T21 4) =αin2(T12−T21)/2+ε21Cb(T12 4−T21 4) Q2=λ2/d2(T21−T22) Qout=αout2(T22−TR)+ε22Cb(T22 4−TR4) Qin=Q1=Qt=Q2=Qout (定常状態) このことから、輻射率の小さい材料をε11、ε12、
ε21、ε22のいずれに設けても伝熱量が小さくなること
がわかる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、シャッタ−カ−テンが降下し
て火災側と非火災側とを区画するようにした複数の防火
シャッタ−を並設し、かつシャッタ−カ−テンは火災側
と非火災側との間に少なくとも一つの遮熱層を形成する
と共に、前記遮熱層を形成する夫々のシャッタ−カ−テ
ンの少なくとも片面には輻射率の小さい材料からなるコ
−ティングを施したことを特徴とするものであるから、
アルミ箔等をシャッタ−カ−テンに被覆するという簡単
な構成でありながら、良好に遮熱を行うことができ、も
って、シャッタ−全体の軽量化を図ることができ、ま
た、製造工数の大幅に簡略化してコストを下げることが
できる。また、特にシャッタ−カ−テンの素材として耐
火シ−トを使用する場合には、納まりを小さくできると
いう利点がある。
て火災側と非火災側とを区画するようにした複数の防火
シャッタ−を並設し、かつシャッタ−カ−テンは火災側
と非火災側との間に少なくとも一つの遮熱層を形成する
と共に、前記遮熱層を形成する夫々のシャッタ−カ−テ
ンの少なくとも片面には輻射率の小さい材料からなるコ
−ティングを施したことを特徴とするものであるから、
アルミ箔等をシャッタ−カ−テンに被覆するという簡単
な構成でありながら、良好に遮熱を行うことができ、も
って、シャッタ−全体の軽量化を図ることができ、ま
た、製造工数の大幅に簡略化してコストを下げることが
できる。また、特にシャッタ−カ−テンの素材として耐
火シ−トを使用する場合には、納まりを小さくできると
いう利点がある。
【図1】従来例を示す図であって、(a)は全体図、
(b)はシャッタ−カ−テンを構成するスラットの側面
図である。
(b)はシャッタ−カ−テンを構成するスラットの側面
図である。
【図2】多重の防火シャッタ−を示す概略側面図であ
る。
る。
【図3】多重の防火シャッタ−の他の実施例を示す概略
側面図である。
側面図である。
【図4】アルミコ−ティングの態様について説明する部
分側面図である。
分側面図である。
【図5】シャッタ−カ−テンを通しての輻射熱移動につ
いて説明する図である。
いて説明する図である。
【符号の説明】 3 シャッタ−カ−テン 4 アルミコ−ティング A 火災側 B 遮熱層 C 非火災側
Claims (2)
- 【請求項1】シャッタ−カ−テンが降下して火災側と非
火災側とを区画するようにした複数の防火シャッタ−を
並設し、かつシャッタ−カ−テンは火災側と非火災側と
の間に少なくとも一つの遮熱層を形成すると共に、前記
遮熱層を形成する夫々のシャッタ−カ−テンの少なくと
も片面には輻射率の小さい材料からなるコ−ティングを
施したことを特徴とする建築用遮熱シャッタ−。 - 【請求項2】前記材料はアルミ箔であることを特徴とす
る請求項1に記載の建築用遮熱シャッタ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8099267A JPH09268852A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 建築用遮熱シャッタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8099267A JPH09268852A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 建築用遮熱シャッタ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268852A true JPH09268852A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14242921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8099267A Pending JPH09268852A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 建築用遮熱シャッタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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