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JPH09265641A - 光ディスク装置および光ディスク - Google Patents

光ディスク装置および光ディスク

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Publication number
JPH09265641A
JPH09265641A JP8068731A JP6873196A JPH09265641A JP H09265641 A JPH09265641 A JP H09265641A JP 8068731 A JP8068731 A JP 8068731A JP 6873196 A JP6873196 A JP 6873196A JP H09265641 A JPH09265641 A JP H09265641A
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JP
Japan
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sector
land
groove
polarity
mirror surface
Prior art date
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Granted
Application number
JP8068731A
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English (en)
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JP3560410B2 (ja
Inventor
Masahito Nagasawa
雅人 長沢
Kouichi Komawaki
康一 駒脇
Sadanobu Ishida
禎宣 石田
Takeshi Katayama
剛 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP06873196A priority Critical patent/JP3560410B2/ja
Priority to US08/816,799 priority patent/US5859820A/en
Publication of JPH09265641A publication Critical patent/JPH09265641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3560410B2 publication Critical patent/JP3560410B2/ja
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    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
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    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/30Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on the same track as the main recording
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0901Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00718Groove and land recording, i.e. user data recorded both in the grooves and on the lands
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00745Sectoring or header formats within a track

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランドとグルーブが1回転おきに切り換わる
光ディスクにおいて、傷や振動などによって極性反転の
ためのマッチングパターンやセクタアドレスが検出でき
なくても極性反転タイミングを補完することによって、
安定なサーボ動作を実現する。 【解決手段】 ランドとグルーブを切り換えるセクタの
ヘッダ部5と、ランドとグルーブを切り換えないセクタ
のヘッダ部6,201の鏡面部3の配置や長さを異なる
ように配置するとともに、上記ランドとグルーブの切り
換え点を検出する際に、切り換えタイミングが検出でき
なかった場合、ディスクモータのエンコーダの回転位相
出力から切り換えタイミングを予測し、補完する手段6
7,69,70を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクのラ
ンドとグルーブの両方に情報を記録する(以下、「ラン
ド・グルーブ記録」という)とともに、連続する情報ト
ラックが、ランドとグルーブの間で交互に入れ替わりな
がら形成されている光ディスクおよびその光ディスク装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既存の相変化光ディスクは、グルーブと
呼ぶ溝部分だけにデータを記録しており、ランドは、ト
ラッキング時の案内や、隣のグルーブトラックからのク
ロストークを抑える役目を担っている。ランドにもデー
タ記録すれば、グルーブの幅は同じままでトラック密度
を2倍にできるが、クロストークが大きくなるので、ラ
ンド・グルーブ記録を使っても記録密度はそれほど上が
らないと思われていた。しかし、グルーブとランドの段
差をλ/6(λは光源の波長)程度にすると、隣接トラ
ックのクロストークを抑えられることがわかり、これに
よってランド・グルーブ記録により、高密度化が進んだ
経緯がある。特にランド・グルーブ記録を使わずにトラ
ックピッチを狭めるよりも、ディスクのマスタリングが
容易になる利点もあった。
【0003】例えば、コンピュータ用データのファイル
として用いる光ディスクの場合、ランド・グルーブ記録
を行う光ディスクは同心円状の構成をしており、ディス
ク1周分の記録を行うと、トラックジャンプを行って隣
のトラック(例えば、現在がグルーブトラックであれば
隣のランドトラック)に書き込みを開始する。この場
合、各セクタはセクタ番地で常に管理されているため、
コンピュータデータなどの不連続でも支障のないデータ
を記録再生するだけの用途には、バッファメモリ等を用
いて支障なく動作が可能である。
【0004】しかし、書換可能な光ディスクには、コン
ピュータ向け以外に動画や音楽などの連続したデータを
扱う場合がある。特にマルチメディア用途(データと映
像・音声を混在して用いる用途)においては、連続した
データが扱い易いように、CDと同じ螺旋状のトラック
を用いることが考えられる。この場合、既存の光磁気デ
ィスクのような同心円状のトラックにはせずに、連続的
な書き込みが行えるようにスパイラル状に構成する場合
がある。例えば、図15は、従来のランド・グルーブ記
録を行うディスクのトラックパターンを示した図で、図
において、1はディスクのトラック案内溝を構成するグ
ルーブトラック(以下、「グルーブ」という)、2はグ
ルーブ1間のランドトラック(以下、「ランド」とい
う)、6は各情報記録セクタの先頭部分に設けられたヘ
ッダ部である。
【0005】ただし、ランドとグルーブの両方に記録す
るディスクでスパイラルの構成にする場合、トラックの
開始点からグルーブまたはランドのみを最後までトレー
スし、いずれかが記録または再生し終わった時点で、ラ
ンドとグルーブを切り替えてもう一度記録し直す必要が
あるので、ランドとグルーブの切り替え時にディスク内
周から外周へのアクセスが必要となるため、時間がかか
るという問題がある。例えばこの動作を、ディスク半径
方向にいくつかのゾーン単位に区切ったディスクで、ゾ
ーン単位にランドとグルーブの切り替えを行ったとして
も、アクセスの間、記録または再生をかなりの時間中断
しなければならない。
【0006】図16は、従来のランド・グルーブ記録を
行う光ディスクにおけるヘッダ部の詳細を示した図で、
図16(a)は、ランドとグルーブの両方にヘッダが形
成されている場合を示す図、図16(b)は、ランドと
グルーブの境目の位置にヘッダが形成されている場合を
示す図である。図において、4はアドレスピットであ
る。
【0007】ヘッダ部6はデータを記録する単位である
セクタのアドレス情報などを表すために物理的に形成し
た凹凸部である。具体的にはランドと同じ高さのピッ
ト、またはグルーブと同じ深さのピットを、トラックの
ないヘッダ部に形成する。
【0008】ランド・グルーブに適したプレピットの形
成方法は数種類考えられているが、そのうち、主な方法
は図16(a)に示すような専用アドレスを各トラック
単位に持つ方式と、図16(b)に示すように中間(共
用)のアドレスを持つ方式の二つがある。専用アドレス
方式は、ランドとグルーブのそれぞれのセクタについて
専用のプレピットを置く。そのセクタがランドなのかグ
ルーブなのか等の多くの情報を盛り込めるので、光ディ
スク装置側の制御は楽になる。ただし、ピットの幅はト
ラック幅よりも十分狭くする必要がある。すなわち、ト
ラックを形成するのと同じレーザ光ではプレピットを形
成することができず、媒体の構造は難しくなる。
【0009】また、中間アドレス方式は、隣り合うラン
ドとグルーブでプレピットを共有する方法である。トラ
ックを形成するのと同じレーザ光を使って、半径方向に
トラックの幅の1/4だけ位置をずらすことでピットを
形成できる。しかし、光ディスク制御側でランドかグル
ーブかを判断する必要があり、制御は複雑になる。
【0010】上述したような、記録再生を行う光ディス
クにおいては、記録密度を高めるために行ったランドと
グルーブの構成以外にも、トラックオフセットの発生に
対する問題を解決する必要があった。これは、記録を行
う光ディスクが、大きなレーザパワーを必要とするた
め、3ビーム法等のビームを分割するやり方ではなく、
プッシュプル法等の1ビームでトラッキングを行う方式
が必要だったためである。また、ライトワンスディスク
等の穴開け記録においては、記録後のトラックをトレー
スするサイドスポットが外乱となってしまうため、トラ
ッキング動作が乱れる等の問題もあった。
【0011】プッシュプルトラッキングは、図17に示
すように、プリグルーブに照射した光スポットの回折分
布を用いてトラック誤差を検出し、サーボ系を構成する
方式であるため、ディスクの偏心や傾きなどに起因する
オフセットが発生する問題がある。図17において、7
は光ディスク、8は光ヘッド、16は光検知器、60は
レーザーダイオード、61はハーフミラー、62は対物
レンズ、57は対物レンズを駆動させるためのアクチュ
エータコイル、63はディスクモータである。例えば、
0.7゜の傾き、または100μmの偏心(図17中に
点線で示す対物レンズ62の100μmの並進と等価)
で、光検知器16上の光分布17がずれるため、結果的
に約0.1μmのオフセットが発生してしまう。このよ
うな現象を防ぐため、機械的、光学的に高精度な駆動装
置にするなど、各種の工夫がなされている。また、CD
のような再生専用システムでは3スポット方式などの技
術が確立されているものの、この方式は記録再生/再生
兼用システムには不適当といえる。
【0012】そこで、従来からディスク半径方向に1/
2ピッチだけずらしたピットを用意するウオブルピット
法が知られている。図18(a)は、“光メモリシンポ
ジウム’85”財団法人光産業技術進行協会編のp18
1〜p188「コンポジットトラックウオブリング方式
光ディスクメモリ」および同p209〜p214「トラ
ックオフセット補正方式の検討」に記載された鏡面を用
いたトラックオフセット補正方式のヘッダ部の構成を示
す図、図18(b)はウオブリングピットを用いたトラ
ックオフセット補正方式のヘッダ部の構成を示す図であ
る。図において、3は鏡面部、58および59はウオブ
リングピットである。
【0013】また図19は、従来の図18(a)に示し
た鏡面部3を用いたトラックオフセットの補正回路を示
すブロック図で、図において16はプッシュプル法によ
るトラック誤差検知を行うための2分割検知器、11は
加算アンプ、12は2分割検知器16からトラックエラ
ーを得るための差動アンプ、13は鏡面部3の検出タイ
ミングを得るための鏡面検出回路、14は光スポットが
鏡面部3を通過する際のトラックエラー信号をホールド
するためのサンプルホールド回路、15はサンプルホー
ルド回路からのオフセット情報とトラックエラー信号と
の差をとるための差動アンプである。
【0014】また図20は、従来の図18(b)に示し
たウオブリングピット58,59を用いたオフセット補
正回路を示したブロック図で、図において、18はウオ
ブルピットの検出タイミングを得るためのウオブルピッ
ト検出回路、19,20はウオブルピット58,59を
光スポットが通過する際に得られる反射光量をホールド
するためのサンプルホールド回路、21はサンプルホー
ルド回路19,20の出力の差動をとるための差動アン
プ、50は差動アンプ21で得られたトラック誤差信号
を通常のプッシュプル法によるトラックエラー信号に加
算するための加算回路である。
【0015】また図21は、ウオブルピットによって得
られたトラックエラー信号と、通常のプッシュプル法に
よるトラックエラー信号とを同時に用いた場合の制御特
性を示した図で、図において、G1は通常のプッシュプ
ル法によるトラッキングオープンループ特性、G2はウ
オブルピットによるトラッキングオープンループ特性で
ある。
【0016】ここで図18(a)は、従来における鏡面
オフセット補正の場合の構成図で、案内溝の一部を切断
して鏡面部3を設けたものである。この場合、図19に
示すような鏡面オフセット補正のための補正回路が必要
となる。二分割光検出器16で受光した二つの信号は差
動アンプ12に入力されてトラッキング信号となり、ま
た、一方の和信号は情報信号となって鏡面検出回路13
へ導かれて信号レベルをサンプリングするためのタイミ
ング信号を発生する。差動アンプ12で得られるトラッ
キング信号△Tは、誤差分△Tg、真のトラック誤差△
Ts、さらにはディスク傾きなどによるトラックオフセ
ット分δを含むので △T=△Ts+△Tg+δ ・・・・式1 と表される。サンプルホールド回路14は鏡面部3のト
ラッキング信号をセクタ毎にホールドするもので、この
出力はトラッキング信号△Tのうち△Tg+δが出力さ
れることとなる。従って、式1よりサンプルホールド回
路14の出力を差動アンプ15で補正すれば、△Tsの
みのトラッキング信号となって閉ループのサーボ系を形
成し、正確なトラック追跡が行われる。
【0017】また、上述した鏡面補正の方法以外にも、
以下に示すウオブルピットによる補正法がある。この方
法は、図18(b)に示すように、原盤作成時に超音波
光偏向器を用いてトラックの中心から左右に振り分けた
1対のピットを形成することにより可能である。また、
記録再生時においては、光スポットが通過したときの反
射光の大小関係を比較することにより、トラック誤差を
検出するもので、実際には図20に示したサンプルホー
ルド回路19,20の出力差を、差動アンプ21でとる
ことにより得られるものである。またこの場合、図22
に示すように、ウオブルピット58,59による、すな
わち、光スポットが上のウオブルピット58に近い方を
通過したときには、点線のような出力信号が得られ、下
のウオブルピット59に近い方を通過したときは、実線
のような位相が180°反転した出力信号が得られ、前
段ピットの信号値から後段ピットの信号値を減算した値
がトラックずれ量の大きさと方向を示すこととなる。こ
のことは真の光スポット通過位置を検出できることにな
り、プリグルーブによる回折分布のみを用いる方式に比
べると、より高度なサーボ系が構成できる。
【0018】さらに上述の、ウオブルピット法の特徴を
維持し、一般的な従来方式であるプッシュプル・トラッ
キングを用いたシステムとの完全な互換性を保持、など
の条件を兼ね備えたトラッキング方式が考案されてい
る。この方式のセクタ構成は、図18(b)に示すウオ
ブルピットを予め形成しておくインデックスフィールド
と、ユーザが後から使用するデータフィールドに分割す
る。さらに、インデックスフィールドにはアドレス情報
などと共に、ウオブルピットを新設、またはセクタ検出
用マークとの兼用で配置し、同時にトラッキング用のプ
リグルーブも形成しておく。このようなセクタ構成にし
ておくと、ウオブルピットで真のトラックずれ量が検出
でき、プッシュプルトラッキングにおけるオフセットを
補正させることが可能となる。この場合、図21に示す
ように、トラッキングサーボのオープンループ特性にお
いて、低周波領域ではウオブルピットによるトラッキン
グのゲインを大きくし、高周波領域においてプッシュプ
ル法によるトラッキングゲインを大きくするように構成
する。その結果、どの駆動装置を用いても、常に光スポ
ットをトラック中心におきながらデータの記録再生がで
き、記録済みディスクと駆動装置間の互換性不良という
事態を防ぐことが可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の光
ディスク装置では、記録密度を向上させるためにランド
とグルーブの両方に情報を記録することが行われてき
た。しかし、このようなランドとグルーブの両方に記録
する光ディスクにおいて、画像や音声等の連続した情報
を記録再生するためには、1トラックおきにランドとグ
ルーブが連続するように構成しなければならない。その
ためには、当然1回転おきにトラッキングの極性を反転
させる必要があり、この極性反転時のポイントが正確に
検出できなければサーボ動作が乱れたり、サーボはずれ
を起こす、といった問題が生じる。
【0020】また、上記の極性反転時にオフセットは、
光ヘッドにおけるトラッキングセンサの取り付け誤差
や、迷光に起因するトラッキングオフセットが反転して
しまうことによって、逆向きのオフセットが発生する問
題が生じた。
【0021】また、上述した極性反転ポイントがディス
クの偏心や振動等により検出できなかった場合において
は、ディスク上でランドとグルーブが切り換わるポイン
トにおいて光スポットが隣のトラックに移動したり、サ
ーボはずれが生じる等の問題があった。
【0022】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第一の目的は、ランドとグルー
ブの両方に記録できる光ディスクにおいて、連続した情
報の記録再生が行えるような光ディスクおよび光ディス
ク装置を得るものである。
【0023】また、第二の目的は、ランドとグルーブが
入れ替わる時にトラッキングの極性を反転しても、瞬時
に正常なトラッキングのオフセットを印加することがで
き、ランドまたはグルーブへの突入の際においても、ト
ラッキングサーボの乱れが生じない光ディスクおよび光
ディスク装置を得るものである。
【0024】また、第三の目的は、トラッキングの極性
反転ポイントがディスクの偏心や振動等により検出でき
なかった場合においても上記切り換えタイミング信号を
補完する方法を得ることにより、常に安定なトラッキン
グ極性切り換えが行えるようにしたものである。
【0025】また、第四の目的は、この装置における情
報の記録再生時に、次の情報セクタがランドであるかグ
ルーブであるかトラッキング極性を反転する必要がある
か等について、容易に識別が行えるようにした光ディス
クを得るものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク装置においては、ランドとグルーブの切り換わり部分
に設けられたセクタのヘッダ部における鏡面部を用いて
ランドとグルーブの切り換えポイントを検出する際に、
ディスクの偏心や装置の振動により極性反転の切り換え
タイミングが検出できなかった場合、前回、またはそれ
以前の切り換えタイミングにおけるディスクモータの位
相から、上記切り換えタイミングを予想し、補完するよ
うにしたものである。
【0027】また、同様に、この極性反転の切り換えタ
イミングが検出できなかった場合に、上記極性反転を含
むセクタより前のセクタから、データ検出回路における
PLL回路のクロックを所定数カウントすることで、上
記切り換えタイミングを予想し、補完するようにしたも
のである。
【0028】また、この極性反転の切り換えタイミング
が検出できない場合や、上記タイミングを誤認識した場
合に、中心周波数が光ディスクの回転周期である電圧制
御発振器を有するPLL回路の出力から、上記切り換え
タイミングを予想し、または補完するようにしたもので
ある。
【0029】また、この発明に係る光ディスクは、極性
切り換えのあるセクタと、それ以外のセクタのヘッダ部
におけるウオブルピットの配列を、光スポット進行方向
に対して異なるように配置することで、極性切り換えの
あるセクタを判別できるようにしたものである。
【0030】さらに、上記光ディスクを用いる光ディス
ク装置において、4分割光検知器のトラッキングエラー
信号検出に用いるそれぞれ2chずつの和信号をそれぞ
れ検出することで上記ウオブルピットの配列を検出し、
ランドとグルーブの極性切り換えポイントを検出できる
ようにしたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態である光デ
ィスク装置においては、ランドとグルーブとが切り換わ
る際のトラッキングエラー信号極性の反転を行うための
切り換えポイント検出信号がディスクの偏心や装置の振
動等によって検出できなかった場合は、前回またはそれ
以前に検出した正常な切り換えポイントにおけるディス
クモータの回転角度、またはエンコーダの位置を記憶し
ておき、上記回転角を通過したときに補正信号を発生し
て自動的に極性が切り換わるように動作する。
【0032】また、同様に極性反転のタイミングが検出
できなかった場合は、極性反転を伴うセクタの1つ手
前、またはそれ以前のセクタを認識してから再生データ
のPLLクロック、または装置内のリファレンスクロッ
クによって所定数カウントし、極性反転のタイミングを
予測するように動作する。
【0033】さらに、上記極性反転のタイミング信号を
VCO中心周波数が回転周期となるPLL回路に入力し
ておき、同様に極性反転のタイミングが検出できなかっ
た場合、VCOフリーラン信号により上記タイミングを
補正するように動作する。
【0034】また、この発明の実施の形態である光ディ
スクにおいては、極性反転を伴うセクタとそうでないセ
クタとでウオブル配列が異なるようにピット列を配置
し、記録再生時に上記ウオブル配列を検出することによ
って極性切り換えを行うセクタかどうか判別する。
【0035】さらに、この発明の実施の形態である光デ
ィスク装置においては、トラッキング信号検出に用いる
光ヘッドの4分割検知器のそれぞれ2chの和信号をエ
ンベローブ検波することによって切り換えタイミングを
検出する。
【0036】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態の光ディス
クのランドとグルーブが切り換わるヘッダ部5を示す図
で、図1(a)はピット配置を表わした図、図1(b)
はアドレスデータのデータ内容の配列を表わした図であ
る。図において、1はトラッキング案内溝を構成したグ
ルーブ、2はグルーブ1間に構成されたランド、3は光
スポットサイズよりも大きな領域でピットやグルーブの
存在しない鏡面部、4は、ディスクの半径方向に1/2
トラックピッチだけずれて配置されたアドレスピット
で、紙面の制約から同じような形で描かれているが、各
アドレスは図1(b)に示すようにデータの内容が異な
っている。
【0037】図2はこの実施の形態の光ディスク7のラ
ンドとグルーブの配列とセクタの配置を示した図で、図
において、5はトラッキング極性を切り替える必要があ
るセクタのヘッダ部、6はトラッキング極性を切り替え
る必要のないセクタのヘッダ部、201はヘッダ部5の
直前のヘッダ部である。
【0038】図3はこの実施の形態の光ディスク装置に
おける鏡面を用いたトラックオフセットの補正回路のブ
ロック図で、図において、7は光ディスク、8は光ヘッ
ド、9はトラッキングセンサ16の光電流を電圧に変換
するためのI−Vアンプ、10はトラッキング極性を反
転するための極性反転回路、11は光ディスクからの反
射光量を得るための加算アンプ、12はトラッキングセ
ンサ16のEとFのチャンネルの差動を取るための差動
アンプ、13は光ディスク7に構成された鏡面部3の検
出タイミングを得るための鏡面検出回路、14はトラッ
キングエラー信号レベルをサンプルホールドするための
サンプルホールド回路、15はサンプルホールド回路1
4の出力によりトラッキングエラー信号のオフセットを
除去するための差動アンプ、16はトラッキングセン
サ、17はトラッキングセンサ16の光量分布である。
【0039】図4はこの実施の形態の光ディスク装置に
おけるウオブルピットを用いたトラックオフセットの補
正回路のブロック図で、図において、18は光ディスク
7に形成されたウオブルピットの検出タイミングを得る
ためのウオブルピット検出回路、19,20はディスク
半径方向に対して前後にずれた2種類のピットからの反
射光量レベルをホールドするためのサンプルホールド回
路、21はサンプルホールド回路19,20の振幅差を
比較するための差動アンプ、22はゲインアンプ、23
は元のトラッキングエラー信号からオフセットを除去す
るための差動アンプである。
【0040】図5はこの実施の形態の光ディスク装置に
おける鏡面部3およびウオブルピットの検出タイミング
を表わした図である。図において、24は再生した和信
号、25は再生した和信号を波形整形した再生アドレス
信号、26は再生アドレス信号25のデータを取り出す
ためPLL回路にて生成したクロック、27はアドレス
Aのパターンマッチング信号、28はアドレスBのパタ
ーンマッチング信号、29,30はウオブルピットのサ
ンプルホールドタイミング信号、31は鏡面部のサンプ
ルホールドタイミング信号である。
【0041】ここで図6は、本実施の形態における極性
反転を伴うセクタにおけるアドレスピット4を示した図
で、図において、32は認識フラグ、33はトラック方
向に長い認識フラグである。
【0042】また図7〜図10は、本実施の形態におけ
る極性反転を伴うヘッダ部5、および極性反転を伴わな
いヘッダ部6,201のアドレスピットおよび鏡面部の
配置を示した図で、図7(a),(b)および図8
(a)〜(c)は極性反転を伴わないヘッダ部6,20
1のアドレス配置列を示す図、図9(a),(b)およ
び図10(a),(b)は極性反転を伴うヘッダ部5の
アドレス配置列を示す図である。ここで図7(a)は鏡
面部のないヘッダ部6,201、図7(b)は後方に最
も広い鏡面部101を持つヘッダ部6,201、図8
(a)は中央部に広い鏡面部101を持つヘッダ部6,
201、図8(b)は中央部に狭い鏡面部102と後方
に広い鏡面部103を持つヘッダ部6,201、図8
(c)は中央部に広い鏡面部103と後方に狭い鏡面部
102を持つヘッダ部6,201、図9(a)は後方に
広い鏡面部101を持つヘッダ部5、図9(b)は中央
部に最も広い鏡面部101を持つヘッダ部5、図10
(a)は中央部に狭い鏡面部102と後方に広い鏡面部
103を持つヘッダ部5、図10(b)は中央に広い鏡
面部103と後方に狭い鏡面部102を持つヘッダ部5
の構成例である。
【0043】図11は極性切り換えタイミングを保護
し、または補完するためのブロック回路を示す図で、図
において、64はデータ検出PLL回路、65はセクタ
先頭部のアドレス部における再生エンベロープを検出す
るエンベロープ検波回路、66はセクタの先頭部のアド
レスを検出するヘッダアドレス検出回路、37は上記エ
ンベロープから鏡面部の発生パターンをマッチングし、
極性切り換えを検出するパターンマッチング回路、67
は前回、またはそれ以前のセクタアドレス検出時からP
LLクロックを所定数カウントして極性の切り換えタイ
ミングを予測する極性切り換えタイミング予測回路、6
8は前回のセクタアドレス部を認識する通常セクタパタ
ーンマッチング回路、71は位相検出回路、72はモー
タ制御回路、73はモータエンコーダ、63はモータ、
70はモータエンコーダ73の位相を記憶するための極
性切り換えタイミング予測回路、69は前回のセクタま
たはそれ以前のセクタアドレスからクロックにより切り
換えタイミングを補完した信号Aと、モータエンコーダ
73から補完した信号Bとにより、切り換えタイミング
の保護を行う切り換えタイミング保護回路である。
【0044】図12は上記のランド・グルーブ極性切り
換えタイミングを検出する際に、時々極性切り換えタイ
ミング信号が検出できなくても、上記切り換えタイミン
グを補完する回路を示したブロック図で、図において、
74は極性切り換えタイミング生成回路、75は極性切
り換えパターン再生回路、76は上記極性切り換えタイ
ミングが図中のCのように時々検出できなかったり、図
中のBのようにノイズにより誤って検出された場合にお
いても正確な検出が行われるようにするためのPLL回
路である。
【0045】また、図13はウオブルピットの配置およ
び鏡面部の配置からランドとグルーブの極性反転を検出
し、サーボ極性を切り換える回路のブロック図で、図に
おいて、77は4分割検知器、78,79はそれぞれト
ラッキングセンサの片側2chを増幅するI−Vアン
プ、80,81は上記2chを加算する加算器、82は
加算器80,81の出力の差を取り、トラックエラー信
号を出力する差動アンプ、83,84はそれぞれの側の
ウオブル信号を検出するエンベローブ検波回路、85は
極性反転のための反転回路、86,87は上記エンベロ
ーブ検波回路のレベルを検出するコンパレータ、88は
4分割検知器77のすべての和信号における再生エンベ
ロープを検出するエンベロープ検波回路、89はエンベ
ロープ検波回路88の出力信号をパターンマッチングす
るパターンマッチング回路、90はp,q,r信号から
極性反転のタイミングを抽出する極性反転検出回路、9
1は極性反転回路、92はトラッキング制御回路であ
る。また、図14は図13中のp,q,r信号が、極性
反転を伴うセクタと、極性反転を伴わないセクタとでど
のような出力になるかを表したタイミング図である。
【0046】従来のスパイラル状の光ディスクは、ラン
ドトラックは1周した後もランドトラックに接続されて
いる。グルーブトラックも同じである。したがって、ラ
ンドのみのスパイラルとグルーブのみのスパイラルの2
本ができる。これに対して、連続した情報トラックを形
成する必要がある光ディスクにおいては、図2に示すよ
うに、1周する毎にランドトラック2はグルーブトラッ
ク1へ、グルーブトラック1はランドトラック2に接続
する、1周毎にランドとトラックが切り換わる1本のス
パイラルとなり、CDと同様に、1本のスパイラル状の
トラックにデータ記録するので、トラックジャンプの方
法もCDと同じでよいという利点がある。
【0047】従来のスパイラル状の光ディスクでは、ラ
ンドトラックをすべて走査したあとでグルーブトラック
の先頭に光ヘッドを移動させるといった特殊なトラック
ジャンプ方法を組み込まなければならないので、このよ
うな場所で急に記録速度が低下する恐れがある。一方、
マスタリング装置でトラックを形成するとき、単純な螺
旋を描けば良い。これに対して、図2の光ディスクで
は、1周毎にレーザ光を照射する位置を半径方向にトラ
ックピッチ分だけずらす必要がある。しかし最も問題な
のは、図2の光ディスクにおいて、1周毎にトラッキン
グ極性をランドまたはグルーブに切り換える必要がある
ことである。特に、トラッキングオフセットの発生と、
極性切り替えの際に生じる、オフセットの逆転が問題と
なる。
【0048】ここで、オフセット除去の手法としては、
従来から提案されている鏡面補正法とウオブルピットに
よる補正法がある。一般的な記録再生可能な光ディスク
においては、部分的にグルーブを設けない構成として、
その部分にセクタのヘッダ部を形成し、セクタアドレス
等の情報を凹凸ピットにてあらかじめ書いておくことが
行われている。ランド・グルーブ記録の場合、この凹凸
ピットを図1に示すように構成すれば、アドレスピット
自体をウオブルピットとして利用することができる。
【0049】図16(a)に示すような従来のアドレス
ピットの構成では、ディスク製造のカッティングマシン
を1/2ピッチ単位で動かす必要がある他、図16
(b)のような構成では、ランドとグルーブで同じアド
レスが再生されてしまうため、光スポットがランド再生
かグルーブ再生かを再生信号からだけでは判断できなく
なる問題があった。
【0050】しかし、図1の光ディスクでは、アドレス
ピットの情報内容を図1(b)のように交互に1/2ト
ラックづつずらしながら構成するため、再生データによ
る各トラック単位でのアドレス判定が可能になる。例え
ば、グルーブトラック1を再生する場合、アドレスA→
アドレスB→アドレスA→アドレスBの順で再生され、
その隣のランドトラック2の場合は、アドレスC→アド
レスB→アドレスC→アドレスBの順で再生されるの
で、この両データの違いにより判別ができる。
【0051】また、アドレスピット4が交互にウオブリ
ングピットとして配置されており、さらに鏡面部3も構
成されているため、従来例で示した光ヘッドの対物レン
ズシフトやディスクの傾きに起因する、特にプッシュプ
ルセンサ方式の不要なオフセットを除去することが可能
となる。
【0052】しかし、特に問題となる点は、図2に示す
ようにトラッキング極性を切り替えなければならないヘ
ッダ5が1回転に一回存在することである。プッシュプ
ル法によって得られるサーボの補償回路手前までのトラ
ッキングエラー信号△Tをより詳細に分解すると、以下
のようになる。 △T=△Ts+△Tg+δ+△Tt+△Ti+△Th・・・・式2 △Ts:真のトラッキングエラー信号 △Tg:対物レンズシフトによって発生するオフセット δ :ディスク傾きによって発生するオフセット △Tt:光検知器の取り付け誤差や光ヘッド内迷光で発
生するオフセット △Ti:検知器から極性反転回路までのオフセット △Th:極性反転回路からサーボ補償回路までのオフセ
ット
【0053】ここで、真のトラッキングエラー信号△T
sは、グルーブ1からランド2へ、またはランド2から
グルーブ1へ切り換わる際に逆極性となるため、極性反
転回路10で反転することで正しいトラックエラー信号
を得ることができる。このため△Tsについては、極性
反転を行ってもまったく問題のない部分である。しか
し、レンズシフトによるオフセット△Tgや、ディスク
傾きによるオフセットδについては、ランド2やグルー
ブ1とは無関係に発生するため、そのまま極性反転を行
うと逆向きのオフセットが印加されてしまうこととな
る。そのため、ウオブリングピットや鏡面補正法によっ
て得られた△Tgやδについては、極性反転の度にその
量を補正する必要がある。また、光ヘッド8の対物レン
ズポジションセンサから推定した△Tgを用いる方法
や、トラッキング動作前にメモリにトラック1周分の△
Tgを記憶してから補正する方法では、極性反転時にお
いても△Tgを反転せずに補正することとなる。
【0054】なお、△Ttや△Tiについては、装置の
動作前、または工場出荷時に一度補正すればよいので、
一般的には△Thと併せて、例えばサーボ回路のオフセ
ット調整等で補正されている場合が多い。しかし、△T
tや△Tiは極性反転の際に反転回路10にて反転され
てしまうのに対し、△Thは反転されないため、△Tt
や△Tiの逆向きのオフセット誤差が発生してしまう問
題がある。そのため、図3に示すように、極性反転回路
10の後段に光スポットが鏡面部3を通過する際のトラ
ッキングエラー信号をサンプルホールドする回路14を
設け、このサンプルホールド回路14の出力で元のトラ
ッキングエラー信号を差動アンプ15にて補正すること
で、△Ttや△Tiを含めた補正を行うことができる。
【0055】また、鏡面補正方式による補正では、△T
gやδについても極性反転回路10によって反転されて
しまうため、極性反転後に合わせて図3におけるサンプ
ルホールド回路14にて補正する必要がある。
【0056】特にこの方法においては、補正手段が極性
反転回路10の後段に配置される必要があり、この配置
によって極性反転時のオフセットである△Ttや△Ti
を補正することができる。補正手段の後に極性反転回路
があると、極性反転時に以前とは逆向きの△Ttや△T
iが発生し、補正する意味がなくなってしまう。また当
然ではあるが、極性反転時の補正動作は、まず極性反転
回路10を反転側に切り替えてから、サンプルホールド
回路14を動作させて補正を行わせなければならない。
【0057】上述の補正動作は、図5に示すように、ア
ドレスピットを再生することで再生アドレス信号25か
らパターンマッチング信号27を生成し、この信号27
でまず極性反転回路10を反転させてから、パターンマ
ッチング信号27および28から生成したサンプルホー
ルドタイミング信号31にて鏡面通過時のトラッキング
エラー信号をホールドする。上記のアドレスピットは、
通常の記録再生データには用いないパターンに変換して
構成する。そのため、このパターンをディジタル回路に
てマッチングさせることで、パターンの検出タイミング
を得ることができ、クロック信号26とあわせて鏡面の
検出タイミングを得ることが可能となる。
【0058】ただし、この方法では、上記△Ttや△T
iを差動アンプ15で完全に補正してしまうことが必要
で、一般的にその後のサーボ回路内部に構成されている
オフセット調整手段にて△Ttや△Tiの分を含まない
ようにして調整する必要がある。したがってこの方法に
よるオフセットの調整は、まず極性反転によって発生す
るオフセットを、差動アンプ15にて、例えば補正後の
電圧レベルが0Vまたは所定の基準電圧になるよう補正
し、後段のサーボ回路のオフセット調整手段では、回路
部分にて発生する上記所定電圧からずれた分のみを補正
することとなる。この場合、光スポットが鏡面部を通過
する際に上記極性反転時の補正を行うため、トラッキン
グ誤差信号成分とは無関係に、オフセット成分のみを所
定電圧に調整できる。
【0059】ウオブルピットを用いて極性反転時の調整
を行う場合は、図4に示す構成となる。この場合、従来
のウオブルピットによるセンサオフセット検出方法と同
様に、光ヘッド8の光検知器16に入射する反射光量で
ある和信号を、加算アンプ11で生成するとともに、ウ
オブルピットの検出タイミング信号により、情報トラッ
クに対し左右にずれた2つのピットを通過する際の和信
号のレベルを、サンプルホールド回路19,20にてサ
ンプルホールドする。そしてこのサンプルホールド回路
19,20の出力の差を、差動アンプ21でとることに
より、オフセット誤差のないトラッキングエラー信号を
得ることができる。従って、このオフセットを含まない
トラッキングエラー信号にアンプ22にて所定のゲイン
を乗じて、差動アンプ23にて元のトラッキングエラー
信号と差をとることにより、元のトラッキングエラー信
号に含まれるオフセットのみを取り出すことができる。
【0060】この時、ゲインアンプ22は、ウオブルピ
ットによるトラッキングエラー信号と、プッシュプル法
によるトラッキングエラー信号とのゲイン差を調整する
ためのものである。このように検出されたオフセット信
号は、鏡面補正の場合と同様に、元のトラッキングエラ
ー信号から減算され修正される。従来のウオブルピット
による補正方式が、図21に示すようにフィードバック
によって補正されていたのに対し、本実施の形態の方式
では、フィードフォワード的な補正動作を行うことと等
価である。なぜならば、極性反転時においては、オフセ
ット信号の変化が急峻に現れるため、フィードフォワー
ド的に修正を行わなければ補正動作が間に合わず、サー
ボ系が乱れる原因となるからである。
【0061】なお、上記の極性反転時における補正動作
は、あくまでも次のセクタが極性反転を伴うセクタかど
うかを常に認識した上で動作しなければならないのは当
然である。もし、光ディスクの傷等によって誤ったアド
レス情報を読み込み、不要に極性反転を行えば、サーボ
外れを起こしてしまう。従って、このような極性反転を
伴う光ディスクにおいては、この極性反転の有無を容易
に認識し、かつ確実に検出する方法が不可欠である。こ
の実施の形態においては、例えば光ディスクのアドレス
を読み込むことによって、ある半径方向に所定のゾーン
に分割され、各ゾーン内の1周当りのセクタ数が一定に
なっていれば、ゾーン内におけるセクタ番号の配列によ
り極性反転の有無が検出できる。例えば、あるゾーン内
の1周当りのセクタ数をmとし、0番地が最初の極性反
転を行うセクタであるとすると、m×n(nは整数)の
セクタアドレスを有するセクタにて極性反転が行われ
る。従って、セクタアドレスを検出してこれを解読すれ
ば、極性反転の有無を判別できる。
【0062】しかし、このようなアドレスピットの内容
を読みだす方式では、データ再生時における読み間違い
等により、上記の極性反転を間違えるおそれがある。仮
に極性反転のアドレスが読み込めなくても、アドレス自
体は例えば1つづつインクリメントされているため、1
つ、または所定数前のセクタにおけるアドレスを読み込
んでおくことによって、極性反転を含むアドレスを予測
したり、間違いを補正することも可能であるが、最初の
トラック引き込みの場合や、トラックアクセス後の引き
込み時には、一度で判定する場合もあるため、同様な問
題が生じる。
【0063】この実施の形態では、ヘッダ6,ヘッダ2
01,ヘッダ5の内部に構成されている鏡面部の位置を
検出することで、極性反転セクタかどうか認識すること
が可能である。例えば、中央に最も広い鏡面部101が
存在する図8(a)を通常のセクタのヘッダ部6とし、
図8(b)を極性反転を伴うセクタの1つ前のセクタの
ヘッダ部201とし、図9(a)を極性反転を伴うセク
タのヘッダ部5とすることも可能で、また、図7(b)
を極性反転を伴わないセクタのヘッダ部6とし、図8
(b)を直前のセクタのヘッダ部201とし、図9
(b)を極性反転を伴うセクタのヘッダ部5とする等、
いくつかの組み合わせで識別することが可能である。い
ずれの場合も、アドレス内容や認識フラグの確認を行わ
ずに、再生信号変化をみるだけで容易に検出・判定が可
能である。また、直前のセクタも認識することで、切り
替えポイントの予測を確実にすることも可能である。
【0064】また、このような認識フラグや鏡面部の配
置・有無だけではなく、上述したアドレスピットから読
み込まれるアドレスデータも同時に判定することで、極
性反転の有無の認識をより確実にすることが可能であ
る。
【0065】さらにまた、同じゾーン内では各セクタの
ヘッダ部はディスクの半径方向に整列しているため、デ
ィスクモータの回転周期をモータのエンコーダ、または
前回までのセクタ検出間隔の計測値から検出し、前回の
極性反転タイミングからの時間差を計測して現在の極性
反転位置を推定することも可能となる。しかし、この場
合は推定タイミングが不正確なため、上記アドレスの認
識や、本認識フラグとの併用によって、極性反転セクタ
検出の精度を高める場合にのみ用いられる。
【0066】図11は切り換えタイミングの保護回路を
示したブロック図である。ランドとグルーブが1回転お
きに入れかわるディスクにおいては、極性反転のタイミ
ングを検出し誤るとトラックはずれを起こしてしまう。
そのため、傷や振動等によって極性反転のためのマッチ
ングパターンやセクタアドレスが検出できなくても上記
極性反転タイミングを補完しなければならない。そのた
めには、例えば2つの方法が考えられる。
【0067】第1の方法は、前のセクタアドレスを検出
してからデータ検出PLL回路64のPLLクロックを
所定数カウントし、次の極性反転を伴うセクタのアドレ
スが検出できなくとも、上記PLLクロックからのカウ
ント値が所定数になった所で強制的に極性を切り換えれ
ば、トラッキングの極性切り換えを正確に行うことがで
きる。
【0068】また、第2の方法は、前回の切り換えタイ
ミングにおけるモータの回転位相を記憶し、モータの回
転位相に対する切り換えタイミングの位置は変わらない
ため、記憶した回転位相になったとき切り換えポイント
を補完することにより正確な補完を行うことができる。
【0069】以上、図11で説明した2つの方法以外に
も、例えば図12に示されるような方法によっても、極
性切り替えのタイミングを補完することが可能である。
この方法は、ゾーンCAVディスクにおける極性切り替
えが行われるディスクの角度割付がディスク半径方向に
整列しているため、基本的な切り替えパターンが周期的
に発生することを利用したものである。
【0070】例えば、プリピットから構成されるセクタ
アドレスの鏡面部の配置が、ランドとグルーブが切り替
わらない通常のセクタと、ランドとグルーブが切り替わ
るセクタとで異なっている場合、図12中のパターンマ
ッチング回路37により上記極性反転を検出するととも
に、セクタアドレスが検出された場合は極性切り替えが
存在するアドレスを極性切り替えパターン再生回路75
により検出することで、極性切り替えタイミング生成回
路74で極性切り替え検出信号を検出する。ただし、こ
の場合は、図中のBのようにノイズ等により余分に誤検
出したり、またCのように検出できなかった場合が発生
する。しかし、図12のPLL回路76を後段に配置
し、さらに上記PLL回路76におけるVCOの発振周
波数をディスク回転周波数に合わせることで、PLL通
過後の極性切り替えタイミング信号を図12の下部に示
したように正確に取り出し補完することが可能である。
このようなPLL回路は、当然ディジタル的なPLL回
路とし、ディジタルサーボ回路に内蔵することも可能で
ある。
【0071】また、ウオブルピットの配置が、ランドと
グルーブの極性が切り替わるセクタと、そうでないセク
タとで異なるように配置することによっても識別可能で
ある。以上は図7から図10までのヘッダピット配列に
も示されている。この場合、例えば図13に示すよう
に、4分割検知器77のトラッキングセンサに用いられ
る分割と同じ分割にてそれぞれを再生する。(図13で
はn+oとl+m)このようにして再生された信号は、
エンベロープ検波後、図14に示すp,q信号のように
再生されるため、極性反転の有無によりその区別が可能
となる。これはウオブルされた凹凸ピットが、光スポッ
トの進行方向に対してディスク半径方向に左右にずれて
おり、それが極性反転の有無により異なるように配置さ
れているからである。
【0072】また、4分割検知器77のすべての和信号
をエンベロープ検波することによって、上述したヘッダ
部の鏡面部の配置をパターンマッチングすることも可能
で、この場合、p,q,r信号の3つのANDを取るこ
とによっても、より確実な極性切り替えが可能となる。
【0073】
【発明の効果】この発明の光ディスク装置においては、
ランドとグルーブの境目を有するセクタにおいて、鏡面
部の配置や長さを、ランドとグルーブの極性が変化する
セクタと、変化しないセクタとで異なるように配置する
と共に、上記ランドとグルーブの極性の変化点を検出す
る際、上記変化点がディスクの傷や外部振動等によって
検出できなかった場合、ディスクモータのエンコーダの
回転位相出力と、前回またはそれ以前の極性切り換えの
タイミングとからトラッキングサーボの極性を確実に切
り換えることができ、極性切り換えタイミング間違いや
誤切り換えによるサーボはずれを防ぐことが可能となっ
た。
【0074】また、モータエンコーダから補完を行わせ
ることにより、シーク時等のアドレス情報検出が不完全
な場合や、ゾーンが切り換わってモータ回転数が変化し
た場合においても、正確なタイミング検出が可能となっ
た。
【0075】また、極性切り換えが行われるセクタの1
つ前、またはそれ以前のセクタの検出時点から、データ
再生部におけるPLL回路のクロックを所定数カウント
することにより、極性切り換え点の検出、または補完を
するようにしたため、極性切り換え部でのパターンマッ
チングが失敗した場合でも正確なタイミングが得られ
る。この場合、再生データのPLLクロックからタイミ
ングを得るため、モータエンコーダが不要となる効果が
ある。
【0076】さらに、極性切り換えタイミング信号をP
LL回路を介して得ることによって、誤検出により発生
した余分なマッチング信号を除去できる他、タイミング
検出が得られなかった場合においてもこれを補完するこ
とができる。さらに、ディスクの偏心はもちろん外部振
動によるサーボはずれの際においても、ディスクモータ
の回転が一定周期であれば前回、または前々回の周期と
合わせることができるため、正確な極性切り換えタイミ
ングの検出が可能である。
【0077】また、この発明の光ディスクは、ウオブル
ピットの配置順序を、極性反転を行うセクタと、極性反
転を行わないセクタとで異なるように配置したため、4
分割光検知器におけるトラックエラー信号を得るための
それぞれ2chづつの和信号における再生エンベロープ
の発生状況から、容易に極性切り替えのタイミングを得
ることが可能となった。
【0078】さらに、この発明の光ディスク装置は、上
記光ディスクのウオブルピットの配置順序の違いから極
性反転の有無が検出できるため、上述した鏡面部の配置
と併せれば、確実な検出が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の光ディスクにおける
ランドとグルーブが切り換わるヘッダ部を示す図であ
る。
【図2】 実施の形態の光ディスクにおけるランドとグ
ルーブの配列およびヘッダ部の配置を示す図である。
【図3】 実施の形態の光ディスク装置における鏡面を
用いたトラックオフセット補正回路のブロック図であ
る。
【図4】 実施の形態の光ディスク装置におけるウオブ
ルピットを用いたトラックオフセット補正回路のブロッ
ク図である。
【図5】 実施の形態の光ディスク装置における鏡面部
およびウオブルピットの検出タイミングを表す図であ
る。
【図6】 実施の形態の光ディスクにおける極性反転を
伴うセクタのアドレスピットおよび認識フラグを示す図
である。
【図7】 実施の形態の光ディスクのヘッダ部の構成を
示す図である。
【図8】 実施の形態の光ディスクのヘッダ部の構成を
示す図である。
【図9】 実施の形態の光ディスクのヘッダ部の構成を
示す図である。
【図10】 実施の形態の光ディスクのヘッダ部の構成
を示す図である。
【図11】 実施の形態の光ディスク装置における切り
換えタイミング保護回路のブロック図である。
【図12】 実施の形態の光ディスク装置における切り
換えタイミング保護回路のブロック図である。
【図13】 実施の形態の光ディスク装置におけるサー
ボ極性切り換え回路のブロック図である。
【図14】 図1の動作タイミング図である。
【図15】 従来の光ディスクのランドとグルーブの配
列およびヘッダ部の配置を示す図である。
【図16】 従来の光ディスクのヘッダ部の構成を示す
図である。
【図17】 従来のプッシュプルトラッキング方式によ
るオフセットの発生原理の説明図である。
【図18】 従来の光ディスクの鏡面方式およびウオブ
ルピットによるトラックオフセット補正に用いるヘッダ
部の構成を示す図である。
【図19】 従来の光ディスク装置における鏡面を用い
たトラックオフセット補正回路のブロック図である。
【図20】 従来の光ディスク装置におけるウオブルピ
ットを用いたトラックオフセット補正回路のブロック図
である。
【図21】 従来のウオブルピットとプッシュプル法と
で得られたトラッキングエラー信号を用いた場合の制御
特性図である。
【図22】 従来のウオブルピットから得られる出力信
号波形図である。
【符号の説明】
1 グルーブトラック、2 ランドトラック、3,10
1〜103 鏡面部、4 アドレスピット、5 極性反
転を伴うヘッダ部、6 極性反転を伴わないヘッダ部、
7 光ディスク、8 光ヘッド、9 I−Vアンプ、1
0 極性反転回路、13,39 鏡面検出回路、14,
19〜20,41〜42 サンプルホールド回路、16
トラッキングセンサ、17 トラッキングセンサの光
量分布、18 ウオブルピット検出回路、24 再生和
信号、25 再生アドレス信号、26 クロック、27
アドレスAのパターンマッチング信号、28 アドレ
スBのパターンマッチング信号、29〜30 ウオブル
ピットのサンプルホールドタイミング信号、31 鏡面
部のサンプルホールドタイミング信号、32〜35認識
フラグ、36 PLLデータ検出部、37 パターンマ
ッチング回路、38 極性反転位置検出回路、50 加
算回路、58〜59 ウオブルピット、60 レーザダ
イオード、61 ハーフミラー、62 レンズ、63
ディスクモータ、64 データ検出PLL回路、65
エンベロープ検波回路、66 ヘッダアドレス検出回
路、67 極性切り換えタイミング予測回路、68 通
常セクタパターンマッチング回路、69 切り換えタイ
ミング保護回路、70 極性切り換えタイミング予測回
路、71 位相検出回路、72 モータ制御回路、73
モータエンコーダ、74 極性切り換えタイミング生
成回路、75 極性切り換えパターン再生回路、76
PLL回路、77 4分割検知器、78,79 I−V
アンプ、80,81 加算器、83,84,88 エン
ベロープ検波回路、89 パターンマッチング回路、9
0 極性反転検出回路、201 ヘッダ部5の直前のヘ
ッダ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 剛 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成され、上記ラン
    ドとグルーブが切り換わるセクタと、このセクタ以外の
    セクタのヘッダ部における鏡面部の配置、または鏡面部
    の長さが異なるように構成された光ディスクを用いる光
    ディスク装置において、上記極性反転の切り換えタイミ
    ングが検出できなかった場合に、前回、またはそれ以前
    の切り換えタイミングにおけるディスクモータの位相か
    ら、上記切り換えタイミングを予想して補完する手段を
    備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成され、上記ラン
    ドとグルーブが切り換わるセクタと、このセクタ以外の
    セクタのヘッダ部における鏡面部の配置、または鏡面部
    の長さが異なるように構成された光ディスクを用いる光
    ディスク装置において、上記極性反転の切り換えタイミ
    ングが検出できなかった場合に、上記極性反転を含むセ
    クタより前のセクタから、データ検出回路におけるPL
    L回路のクロックを所定数カウントすることで、上記切
    り換えタイミングを予想し、補完する手段を備えたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続した情報トラックが形成され、上記ラン
    ドとグルーブが切り換わるセクタと、このセクタ以外の
    セクタのヘッダ部における鏡面部の配置、または鏡面部
    の長さが異なるように構成された光ディスクを用いる光
    ディスク装置において、上記極性反転の切り換えタイミ
    ングが検出できない場合や、上記タイミングを誤認識し
    た場合に、中心周波数が上記光ディスクの回転周期であ
    る電圧制御発振器を有するPLL回路の出力から、上記
    切り換えタイミングを予想し、または補完する手段を備
    えたことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 1回転おきにランドとグルーブが入れ替
    わりながら連続したトラックが形成され、上記ランドと
    グルーブが切り換わるセクタと、それ以外のセクタのヘ
    ッダ部の鏡面部の配設位置および長さの双方またはいず
    れか一方が異なるとともに、上記ヘッダ部のピット列を
    ディスク半径方向にウオブルするように配置した光ディ
    スクにおいて、上記ランドとグルーブが切り換わるセク
    タと、それ以外のセクタのウオブルピットの光スポット
    進行方向に対する左右の配置順序を異なるように配置し
    たことを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 ランドとグルーブの極性切り換えを伴う
    セクタと、それ以外のセクタとをウオブルアドレスの配
    置順列が異なるように構成した請求項4に記載の光ディ
    スクを用いる光ディスク装置において、上記ウオブルピ
    ットの配置順序を再生情報およびサーボ誤差信号を検出
    するための4分割光検知器を用いてトラック誤差信号に
    用いるそれぞれ2つづつの加算出力から得られる2つの
    再生エンベローブの発生状態を比較することで極性切り
    換えのタイミング信号を得る手段を備えたことを特徴と
    する光ディスク装置。
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