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JPH0926429A - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

Info

Publication number
JPH0926429A
JPH0926429A JP17633295A JP17633295A JPH0926429A JP H0926429 A JPH0926429 A JP H0926429A JP 17633295 A JP17633295 A JP 17633295A JP 17633295 A JP17633295 A JP 17633295A JP H0926429 A JPH0926429 A JP H0926429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
sensor
shaft
magnet
connector member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17633295A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizo Kato
清三 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP17633295A priority Critical patent/JPH0926429A/ja
Publication of JPH0926429A publication Critical patent/JPH0926429A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転部品点数を少なくし、耐久性の向上およ
びコスト低減を図ると共に、組付け作業も簡単な回転セ
ンサを提供すること。 【解決手段】 センサマグネット4を入力ギヤ3が形成
されているスリーブ2の端面に一体的に取り付け、この
スリーブ2を軸部材5に回転自在に支持させ、軸部材5
をコネクタ部材16に固着する。センサマグネット4を
コネクタ部材16の端面に固着された磁気センサ21に
対向させる。入力ギヤ3の回転の伴ってセンサマグネッ
ト4が回転し、磁気センサ21でこれを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のトランス
ミッションに装着され、このトランスミッションの回転
を電気信号に変換して車速を検出する回転センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用の車速を検出するセンサとし
て、自動車のトランスミッションの回転をセンサマグネ
ットに伝達し、このセンサマグネットの回転を磁気セン
サで検出して電気信号として出力するようにした回転セ
ンサが知られている。
【0003】図3にこの種の回転センサ100の従来例
を示している。スリーブ110に回転自在に挿入された
入力軸101の後端側に、自動車のトランスミッション
と噛み合う入力ギア102が固定され、先端側の溝10
3にマグネット軸104の小径部105がキー106に
より嵌め込まれている。マグネット軸104の大径部1
07の先端にはセンサマグネット4が固定されている。
マグネット軸104の大径部107は軸受108で支持
され、この軸受108の先端には制動用マグネット10
9が取付られている。制動用マグネット109および軸
受108はワッシャ114により抜け止めが図られてい
る。
【0004】スリーブ110の先端のフランジ111に
はコネクタ部材112のフランジ113が固定されてい
る。コネクタ部材112の後面にはセンサマグネット4
と対向する磁気センサ21が固定されている。この磁気
センサ21にはターミナル114が接続されている。入
力軸101の外周には円周溝115が、またスリーブ1
00の内周には円周溝115と対向する2箇所の直線状
溝116が各々形成され、これらの円周溝115と直線
状溝116とに止めピン117を挿入することにより、
入力軸101の抜け止めが図られている。
【0005】なお、上記従来例の回転センサと類似した
技術は特開平3−249562号公報にも開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の回
転センサ100は、回転磨耗部品として、入力軸101
とスリーブ110、およびマグネット軸104と軸受1
08を用いているため、回転磨耗部品点数が多くなり、
耐久性およびコストの上で問題がある。耐久性能を向上
させようとすれば、精度の高い部品を使用しなければな
らず、コストがさらに増えるという問題がある。
【0007】また、入力軸101とマグネット軸104
を別体に成形し、マグネット軸104にセンサマグネッ
ト21を取り付け、マグネット軸104を入力軸101
にキー106で取り付けるようにしているため、組付け
作業も煩雑であるという問題がある。
【0008】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、回転部品点数を少なくし、耐久性の向上およびコス
ト低減を図ると共に、組付け作業も簡単な回転センサを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、センサマグネットの回転
を磁気センサにより検出する回転センサにおいて、前記
センサマグネットを入力ギヤが形成されているスリーブ
の端面に一体的に取り付け、該スリーブをコネクタ部材
に固着された軸部材の外周に回転自在に支持させ、前記
センサマグネットを前記コネクタ部材の端面に固着され
た磁気センサに対向させたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の回転センサであって、前記軸部材は前記スリーブを
回転自在に支持する軸部と、前記コネクタ部材に外挿し
て固定されるスリーブ部とで構成されていることを特徴
とするものである。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の回転センサであって、前記コネクタ部材
の外周と前記スリーブ部の内周との間にOリングを介在
させたことを特徴とするものである。
【0012】さらに、請求項4記載の発明は、請求項1
乃至3のいずれか1項記載の回転センサであって、前記
軸部の後端面とスリーブの底面に挿入されたボールとの
間にコイルばねを介在させたことを特徴とするものであ
る。
【0013】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
乃至4のいずれか1項記載の回転センサであって、前記
軸部の外周に円周溝を、かつ前記スリーブの内周に円周
溝に対向する2本の直線溝を各々形成し、前記スリーブ
に、前記直線溝に連通する貫通孔を穿設し、該貫通孔を
介して前記円周溝と直線溝に抜け止め部材を挿入したこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項1乃至5記載の発明は、前記した構
成になっているので次の作用を奏する。
【0015】すなわち、請求項1記載の発明は、トラン
スミッションの回転はスリーブの入力ギヤに伝達され、
センサマグネットが取り付けられているスリーブが軸部
材を中心として回転し、センサマグネットの磁界の変動
を磁気センサが検出する。センサマグネットは、スリー
ブにインサート成形または圧入により一体的に取付けら
れているので、センサマグネットの取り付けが簡単にな
り、かつ、回転摩擦部分はスリーブと軸部材だけとな
り、回転磨耗部品を少なくできるため耐久性が向上す
る。
【0016】また、請求項2記載の発明は、スリーブ部
をコネクタ部材に加締め付けるだけで軸部材が簡単に取
り付けできる。
【0017】さらに、請求項3記載の発明は、コネクタ
部材の外周と前記スリーブ部の内周との間に介在された
Oリングにより、外部から水等の異物の侵入を阻止して
内部機器の保護を図ることができる。
【0018】さらに、請求項4記載の発明は、入力ギヤ
に伝わる振動はコイルバネの緩衝作用で吸収され、回転
センサのがたつきが緩和される。
【0019】さらに、請求項5記載の発明は、抜け止め
部材によってスリーブは軸部材に回転自在に係止される
と共に、軸部材に対する倒れが防止しされて軸部材との
軸心を正確に合わせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。なお、図3と同一部材は同一符
号で示している。
【0021】図1および図2において、回転センサ1は
合成樹脂からなる有底筒状のスリーブ2を備え、このス
リーブ2の後端側に入力ギヤ3が一体に形成され、前端
にはフランジ2aが一体に形成されている。このフラン
ジ2aの前面にセンサマグネット4が埋め込まれてい
る。このセンサマグネット4はスリーブ2の成形の際イ
ンサート成形により一体成形で固定するか、または圧入
固定することによりスリーブ2に埋め込まれる。
【0022】スリーブ2の後端内面には孔6が形成さ
れ、この孔6にボール7が挿入されている。このボール
7の両面にはワッシャ8、9が介在されている。
【0023】非磁性体からなる軸部材5は、軸部5aと
スリーブ部5bとからなり、軸部5aの外周にスリーブ
2が回転自在に嵌合されている。軸部5aの後端面に、
スリーブ2の孔6に対向させて孔10が形成され、この
孔10に制動用のコイルばね11が挿入され、ワッシャ
8を介してボール7を押圧しスリーブのガタツキ防止と
制動を行っている。軸部5aの外周には、円周溝12が
形成され、スリーブ2の内周面には円周溝12の両側に
対向して直線溝13、13が形成されている。この直線
溝13、13の上下はスリーブ2に形成された貫通孔1
4に連通している(図2参照)。
【0024】スリーブ2の貫通孔14に抜け止め部材と
しての止めピン15、15を挿入することにより、止め
ピン15、15は円周溝12と直線溝13、13の両者
に係合する。これにより、止めピン15はスリーブ2と
共に円周溝12に沿って回転するようになっている。ま
た、スリーブ2にはコイルばね11により軸部5aから
抜ける方向の力が作用するが、止めピン15で円周溝1
2に係止されて抜けが阻止される。さらに、スリーブ2
は前述した止めピン15,15の挿入により、軸部5a
に対する倒れが防止されて軸部5aとの軸心を正確に合
わせることができる。止めピン15としてはスプリング
ピンが用いられる。
【0025】軸部材5のスリーブ部5bはコネクタ部材
16の外周に嵌合され、先端5cをコネクタ部材16の
外周に形成された溝17に加締め18を行うことによ
り、コネクタ部材16に固定されている。コネクタ部材
16とスリーブ部5bの間にはOリング19を介在させ
て外部からの水等の異物の侵入を阻止して磁気センサ2
1の保護を図っており、これにより磁気センサ21の正
確な作動が確保できる。またスリーブ部5bの前方にも
Oリング20が取り付けられている。このOリング20
は、回転センサ1が取付けられる図外の固定部材との間
の気密性を保持する機能を有する。
【0026】コネクタ部材16の後端にはセンサマグネ
ット4に対向するようにホール素子または半導体等の磁
気センサ21が取り付けられている。この磁気センサ2
1にはコネクタ部材16に埋め込まれたターミナル22
が接続され、このターミナル22はコネクタ部材16の
コネクタ部16aに引き出され、図外の指示計器に接続
される。
【0027】コネクタ部材16の一側には取付部23が
一体に形成され、この取付部23に金属製のスペーサ2
4が埋め込まれている。
【0028】本発明の回転センサ1は上記構成になって
おり、次のように作動する。
【0029】入力ギヤ3をトランスミッションと噛合さ
せることにより、軸部材5の軸部5aに嵌装されたスリ
ーブ2はトランスミッションと同期して回転し、センサ
マグネット4の回転による磁界の変化を磁気センサ21
で検出し、ターミナル22から指示計器に電気信号を伝
達する。スリーブ2の回転に伴って止めピン15はスリ
ーブ2と共に円周溝12に沿って回転する。スリーブ2
はエンジンの振動が伝わるので、コイルばね11とボー
ル7によりこれを吸収しスリーブ2ががたつくのを防止
している。
【0030】上述のように、本実施形態の回転センサ1
は、センサマグネット4が、入力ギヤ3のスリーブ2に
インサート成形または圧入により一体的に取付けられて
いるので、センサマグネット4を別体のマグネット軸に
固着する構造に比べて取り付けが簡単になり、かつ、回
転摩擦部分はスリーブ2と軸部材5だけとなり、回転部
品を少なくできるため耐久性が向上すると共に、部品点
数も少なくできるためコストが低減できる。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明は次の効果
を奏する。
【0032】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
センサマグネットが、入力ギヤが形成されているスリー
ブにインサート成形または圧入により一体的に取付けら
れているので、センサマグネットの取り付けが簡単にな
り、かつ、回転摩擦部分はスリーブと軸部材だけとな
り、回転部品を少なくできるため耐久性が向上すると共
に、部品点数も少なくでき、低コストが実現できる。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、軸部
材のスリーブ部をコネクタ部材に加締めるようにしたの
で、請求項1記載の発明の効果に加えて、スリーブ部を
コネクタ部材に簡単に取り付けできる。
【0034】さらに、請求項3記載の発明によれば、コ
ネクタ部材の外周とスリーブ部の内周との間にOリング
を介在させたので、請求項1または2記載の発明の効果
に加えて、水等の異物の侵入を阻止して磁気センサの保
護を図ると共にその正確な作動を確保することができ
る。
【0035】さらに、請求項4記載の発明によれば、軸
部の後端面とスリーブの底面に挿入されたボールとの間
にコイルばねを介在させたので、請求項1乃至3のいず
れか1項記載の発明の効果に加えて、入力ギヤに伝わる
振動はコイルバネの緩衝作用で吸収され、回転センサの
がたつきが緩和される。
【0036】さらに、請求項5記載の発明によれば、軸
部の円周溝とスリーブの直線溝とに止めピンを挿入して
スリーブを軸部材に回転自在に係止するようにしたの
で、請求項1乃至4のいずれか1項記載の発明の効果に
加えて、スリーブは抜け止め部材のみで簡単に軸部材に
取り付けでき、かつスリーブの抜けが確実に止められる
と共に、軸部材に対するスリーブの倒れを防止して軸部
材とスリーブとの軸心を正確に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転センサの一実施形態を示す、図2
のA−A線に沿う縦断側面図である。
【図2】図1の回転センサの一部切欠斜視図である。
【図3】従来の回転センサの一例を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転センサ 2 スリーブ 3 入力ギヤ 4 センサマグネット 5 軸部材 5a 軸部 5b スリーブ部 7 ボール 11 コイルばね 12 円周溝 13 直線溝 14 貫通孔 15 止めピン(抜け止め部材) 16 コネクタ部材 19 Oリング 21 磁気センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサマグネットの回転を磁気センサに
    より検出する回転センサにおいて、 前記センサマグネットを入力ギヤが形成されているスリ
    ーブの端面に一体的に取り付け、該スリーブをコネクタ
    部材に固着された軸部材の外周に回転自在に支持させ、
    前記センサマグネットを前記コネクタ部材の端面に固着
    された磁気センサに対向させたことを特徴とする回転セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記軸部材は前記スリーブを回転自在に
    支持する軸部と、前記コネクタ部材に外挿して固定され
    るスリーブ部とで構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の回転センサ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ部材の外周と前記スリーブ
    部の内周との間にOリングを介在させたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の回転センサ。
  4. 【請求項4】 前記軸部の後端面と前記スリーブの底面
    に挿入されたボールとの間にコイルばねを介在させたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の回
    転センサ。
  5. 【請求項5】 前記軸部の外周に円周溝を、かつ前記ス
    リーブの内周に前記円周溝に対向する直線溝を形成し、
    前記スリーブに、前記直線溝に連通する貫通孔を穿設
    し、該貫通孔を介して前記円周溝と直線溝に抜け止め部
    材を挿入したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項記載の回転センサ。
JP17633295A 1995-07-12 1995-07-12 回転センサ Pending JPH0926429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17633295A JPH0926429A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 回転センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17633295A JPH0926429A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 回転センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926429A true JPH0926429A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16011746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17633295A Pending JPH0926429A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 回転センサ

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