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JPH09264164A - 自動変速機を搭載した車両の出力制御装置 - Google Patents

自動変速機を搭載した車両の出力制御装置

Info

Publication number
JPH09264164A
JPH09264164A JP8097756A JP9775696A JPH09264164A JP H09264164 A JPH09264164 A JP H09264164A JP 8097756 A JP8097756 A JP 8097756A JP 9775696 A JP9775696 A JP 9775696A JP H09264164 A JPH09264164 A JP H09264164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
gear
control
automatic transmission
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8097756A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8097756A priority Critical patent/JPH09264164A/ja
Publication of JPH09264164A publication Critical patent/JPH09264164A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦係合装置で吸収するべきエネルギー量を
低下させてその耐久性を改善する自動変速機を搭載した
車両の制御装置を提供する。 【解決手段】 自動変速機による変速の際に駆動力源の
出力トルクを低減させる自動変速機を搭載した車両の出
力制御装置において、前記自動変速機による特定の変速
の繰り返し頻度が高い場合にその変速の際の前記駆動力
源の出力トルクの低減量を増大させる手段(ステップ
5,8)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動変速機を搭
載した車両におけるエンジンなどの駆動力源の出力を制
御する装置に関し、特に自動変速機による変速時に駆動
力源の出力トルクを低減する制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されている有段の自動変速機
は、クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置を係合・解
放させることにより変速を実行しており、その変速の際
の慣性エネルギーをその変速に関与する摩擦係合装置に
よって吸収させて変速ショックを緩和している。しかし
ながらエンジン出力の増大などに伴って変速時に吸収す
るべき慣性エネルギーが増大しており、またより迅速な
変速が求められるようになってきているので、最近で
は、変速の際にエンジンすなわち駆動力源の出力トルク
を低下させ、摩擦係合装置が吸収するエネルギー量を少
なくしている。
【0003】また従来、例えば運転者の選択操作によっ
て、あるいは走行状態に変更によって、変速線図(変速
マップ)を切り換えることができ、さらには手動変速モ
ード(スポーツモード)を設定して手動操作に基づく変
速を行うことができるよう構成した自動変速機も実用化
されるようになっている。この種の自動変速機では、変
速点が常には同じにはならないので、たとえ同一のアッ
プシフトであっても、摩擦係合装置が吸収するべき慣性
エネルギー量が相違し、そのためエンジンのトルク低減
量を一定にしていたのではショックが生じるなどの可能
性がある。
【0004】そこで例えば特開平5−99045号公報
に記載された発明では、変速時の吸収イナーシャ量を演
算して求め、また変速時のエンジントルクに応じたトル
ク低減量を求め、これら両方の値に基づいてエンジント
ルクの低減制御を実行するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に記載され
た発明によれば、変速時のエンジントルク低減量が、変
速のパターンなどに基づいて事前に設定されたものでは
なく、実際に生じる変速に応じた吸収エネルギー量に対
応したものとなる。しかしながら前述した手動変速(ス
ポートモード)の可能な自動変速機のように、特定の変
速を任意に実行できる自動変速機を代表例として、特定
の変速が繰り返し実行されてその変速に関与する摩擦係
合装置による頻繁なエネルギー吸収に対して油による冷
却性能の制約か熱的に不利な条件となり、摩擦材の耐久
性が低下する可能性がある。
【0006】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたものであり、エンジンなどの駆動力源の出力を変速
時に低下させて変速に関与する摩擦係合装置の耐久性の
向上を図ることのできる制御装置を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、自動変速機による変
速の際に駆動力源の出力トルクを低減させる自動変速機
を搭載した車両の出力制御装置において、前記自動変速
機による特定の変速の繰り返し頻度が高い場合にその変
速の際の前記駆動力源の出力トルクの低減量を増大させ
る手段を備えていることを特徴とするものである。
【0008】したがってこの発明の制御装置では、変速
の際に駆動力源の出力が低減され、その低減量は、変速
頻度の高い特定の変速については、他の変速あるいは通
常の変速の場合より増大させられる。すなわち出力の低
減量が大きくなる。したがってその特定の変速に関与す
る摩擦係合装置の熱的に不利な条件が避けられ、その耐
久性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図面に基づいて
より具体的に説明する。先ず、この発明で対象とするエ
ンジン1および自動変速機3を含む全体的な構成を説明
する。図3は、エンジン1および自動変速機3について
の制御系統図を示しており、アクセルペダル20の踏み
込み量に応じた信号がエンジン用電子制御装置21に入
力されている。またエンジン1の吸気ダクトには、スロ
ットルアクチュエータ(サーボモータ)22によって駆
動される電子スロットルバルブ23が設けられており、
この電子スロットルバルブ23は、アクセルペダル20
の踏み込み量に応じて制御装置21からスロットルアク
チュエータ22に制御信号が出力され、その制御量に応
じて開度が制御されるようになっている。
【0010】また、エンジン1の回転速度を検出するエ
ンジン回転速度センサ24、吸入空気量を検出するエア
フローメータ25、吸入空気の温度を検出する吸入空気
温度センサ26、上記電子スロットルバルブ23の開度
θを検出するスロットルセンサ27、出力軸17の回転
速度などから車速Vを検出する車速センサ28、エンジ
ン1の冷却水温度を検出する冷却水温センサ29、ブレ
ーキの作動を検出するブレーキスイッチ30、シフトレ
バー31の操作位置を検出する操作位置センサ32など
が設けられている。それらのセンサから、エンジン回転
速度NE 、吸入空気温度Tha 、電子スロットルバルブ
23の開度θ、車速V、エンジン冷却水温THw 、ブレ
ーキの作動状態BK、シフトレバー31の操作位置Psh
を表す信号が、エンジン用電子制御装置21および変速
用電子制御装置33に供給されるようになっている。な
お、この変速用電子制御装置33には、上記の電子スロ
ットルバルブ23の開度θ、車速V、エンジン冷却水温
THw 、ブレーキの作動状態BKの信号が入力されてい
る。
【0011】また、タービンランナーの回転速度を検出
するタービン回転速度センサ34からタービン回転速度
NT を表す信号が変速用電子制御装置33に供給されて
いる。さらに、アクセルペダル20が最大操作位置まで
操作されたことを検出するキックダウンスイッチ35か
らキックダウン操作を表す信号が変速用電子制御装置3
3に入力されている。
【0012】なお、マニュアル操作で各変速段をエンジ
ンブレーキの効く状態で選択するスポーツモードを設定
することができ、マニュアル操作に基づくこれらの信号
すなわちスポーツモード信号およびアップシフトのため
のプラス(+)信号ならびにダウンシフトのためのマイ
ナス(−)信号が変速用電子制御装置33に入力されて
いる。
【0013】上記のエンジン用電子制御装置21は、中
央演算処理装置(CPU)、記憶装置(RAM,RO
M)、入出力インターフェースを備えたいわゆるマイク
ロコンピュータであって、CPUはRAMの一時記憶機
能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従
って入力信号を処理し、種々のエンジン制御を実行す
る。例えば、燃料噴射量制御のために燃料噴射弁36を
制御し、点火時期制御のためにイグナイタ37を制御
し、アイドルスピード制御のために図示しないバイパス
弁を制御し、トラクション制御を含む全てのスロットル
制御を、スロットルアクチュエータ22により電子スロ
ットルバルブ23を制御して実行する。なお、これらの
制御には、変速時のエンジントルク低減のための制御が
含まれる。
【0014】変速用電子制御装置33も、上記のエンジ
ン用電子制御装置21と同様のマイクロコンピュータで
あって、CPUはRAMの一時記憶機能を利用し、予め
ROMに記憶されたプログラムに従って入力信号を処理
するとともに、油圧制御回路38の各ソレノイドバルブ
あるいはリニアソレノイドバルブを駆動するようになっ
ている。例えば、変速用電子制御装置33は、スロット
ルバルブ23の開度に対応した大きさの出力圧PSLT を
発生させるためにリニアソレノイドバルブSLT、および
アキュームレータ背圧を制御するためにリニアソレノイ
ドバルブSLN、ならびにロックアップクラッチのスリッ
プ量を制御し、また変速過渡時の所定のクラッチあるい
はブレーキの係合圧を変速の進行に従いかつ入力トルク
に応じて制御するためにリニアソレノイドバルブSLUを
それぞれ駆動する。
【0015】また、変速用電子制御装置33は、基本ス
ロットル開度TTA(アクセルペダル20の踏み込み量に
対して所定の非線形特性で変換したスロットル開度)お
よび車速Vならびにこれらをパラメータとした変速線図
に基づいて自動変速機3の変速段やロックアップクラッ
チの係合状態を決定し、また手動変速モードが選択され
ている場合には、アップシフト信号あるいはダウンシフ
ト信号もしくは変速段信号に基づいて変速段およびロッ
クアップクラッチの係合状態を決定し、この決定された
変速段および係合状態が得られるように油圧制御回路3
8におけるNo.1ないしNo .3のシフトソレノイド
バルブSOL1 ,SOL2 ,SOL3 を駆動し、エンジンブレ
ーキを発生させる際には、No .4のソレノイドバルブ
SOL4 を駆動するよう構成されている。なお、手動変速
モードで設定される各変速段は、エンジンブレーキが効
く状態で設定される。
【0016】つぎに上記のエンジン1に連結された自動
変速機3について説明する。図4において、エンジン1
にトルクコンバータ2を介して自動変速機3が連結され
ている。このトルクコンバータ2は、エンジン1のクラ
ンク軸4に連結されたポンプインペラ5と、自動変速機
3の入力軸6に連結されたタービンランナー7と、これ
らポンプインペラ5およびタービンランナー7の間を直
結するロックアップクラッチ8と、一方向クラッチ9に
よって一方向の回転が阻止されているステータ10とを
備えている。
【0017】上記自動変速機3は、ハイおよびローの2
段の切り換えを行う副変速部11と、後進ギヤ段および
前進4段の切り換えが可能な主変速部12とを備えてい
る。副変速部11は、サンギヤS0 、リングギヤR0 、
およびキャリヤK0 に回転可能に支持されてそれらサン
ギヤS0 およびリングギヤR0 に噛み合わされているピ
ニオンP0 から成るHL遊星歯車装置13と、サンギヤ
S0 とキャリヤK0 との間に設けられたクラッチC0 お
よび一方向クラッチF0 と、サンギヤS0 とハウジング
19との間に設けられたブレーキB0 とを備えている。
【0018】主変速部12は、サンギヤS1 、リングギ
ヤR1 、およびキャリヤK1 に回転可能に支持されてそ
れらサンギヤS1 およびリングギヤR1 に噛み合わされ
ているピニオンP1 からなる第1遊星歯車装置14と、
サンギヤS2 、リングギヤR2 、およびキャリヤK2 に
回転可能に支持されてそれらサンギヤS2 およびリング
ギヤR2 に噛み合わされているピニオンP2 からなる第
2遊星歯車装置15と、サンギヤS3 、リングギヤR3
、およびキャリヤK3 に回転可能に支持されてそれら
サンギヤS3 およびリングギヤR3 に噛み合わされてい
るピニオンP3 からなる第3遊星歯車装置16とを備え
ている。
【0019】上記サンギヤS1 とサンギヤS2 とは互い
に一体的に連結され、リングギヤR1 とキャリヤK2 と
キャリヤK3 とが一体的に連結され、そのキャリヤK3
は出力軸17に連結されている。また、リングギヤR2
がサンギヤS3 に一体的に連結されている。そして、リ
ングギヤR2 およびサンギヤS3 と中間軸18との間に
第1クラッチC1 が設けられ、サンギヤS1 およびサン
ギヤS2 と中間軸18との間に第2クラッチC2 が設け
られている。
【0020】またブレーキ手段として、サンギヤS1 お
よびサンギヤS2 の回転を止めるためのバンド形式の第
1ブレーキB1 がハウジング19に設けられている。ま
た、サンギヤS1 およびサンギヤS2 とハウジング19
との間には、第1一方向クラッチF1 およびブレーキB
2 が直列に設けられている。この第1一方向クラッチF
1 は、サンギヤS1 およびサンギヤS2 が入力軸6と反
対の方向へ逆回転しようとする際に係合させられるよう
に構成されている。
【0021】キャリヤK1 とハウジング19との間には
第3ブレーキB3 が設けられており、リングギヤR3 と
ハウジング19との間には、第4ブレーキB4 と第2一
方向クラッチF2 とが並列に設けられている。この第2
一方向クラッチF2 は、リングギヤR3 が逆回転しよう
とする際に係合させられるように構成されている。上記
クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2
,B3 ,B4 は、油圧が作用することにより摩擦材が
係合させられる油圧式摩擦係合装置である。
【0022】上記の自動変速機では、前進5段と後進段
とを設定することができ、これらの変速段を設定するた
めの各摩擦係合装置の係合・解放の状態を図5の係合作
動表に示してある。なお、図5において○印は係合状
態、×印は解放状態をそれぞれ示す。
【0023】ここで上述したスポーツモードでの変速を
実行するためのシフト装置の一例を説明すると、図6に
示すシフト装置40は、シフトレバー31のグリップ部
の頂部にアップシフトスイッチ41を設けるとともに、
そのグリップ部の車両前方側下部にダウンシフトスイッ
チ42を設け、かつこれらのスイッチ41,42を電子
制御装置33に電気的に接続したものであり、このシフ
トレバー31によって選択される自動変速モードでの各
レンジ位置および手動変速モードを設定する位置は、図
7に示すように配列されている。
【0024】すなわち図7において、上から順にパーキ
ング(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ド
ライブ(D)の各レンジ位置が設定され、そのドライブ
レンジ位置の左側に第1速ないし第3速の間で変速を行
わせる“3”レンジ位置が設定され、その下側(車両で
は後方側)に第1速と第2速との変速を行う“2”レン
ジ位置、ロー(L)レンジ位置が順に設定されている。
また一方、トライブレンジ位置の右側に手動変速モード
を設定するためのダイレクトモード(DM)位置が設け
られ、ここにDMスイッチ(図示せず)が配置されてい
る。そして図6に示すシフト装置40は、シフトレバー
31をDM位置に移動させ、ここで前記アップシフトス
イッチ41をON動作させるごとにプラス(+)信号が
電子制御装置33に入力され、また反対にダウンシフト
スイッチ42をON動作させるごとにマイナス(−)信
号が電子制御装置33に入力されるように構成されてい
る。
【0025】また図8はこの発明で使用することのでき
る他のシフト装置43を示しており、ここに示すシフト
装置43は、シフトレバー31によって自動変速モード
での走行レンジを選択する一方、手動変速モードで変速
段を直接選択する機能を備えたものである。すなわちパ
ーキング(P)、リバース(R)、ニュートラル
(N)、ドライブ(D)の各レンジ位置と、第2速まで
の変速を行う“S”レンジ位置ならびに第1速に保持す
るロー(L)レンジ位置とが車両の前後方向に向けて直
線上に配列されており、そのドライブレンジ位置を中心
にして4つの変速段スイッチSW1,SW2,SW3,SW4が
「H」の字形に配置されている。そしてこれらのスイッ
チSW1,〜SW4を設けてある位置は、各レンジ位置を結
ぶ「I」の字形の溝44に交差する「H」の字形の溝4
5によって連結されている。シフトレバー31はこれら
の溝44,45の中を移動するように設けられており、
そのシフトレバー31のグリップの頂部に手動変速モー
ド(ダイレクトモード(DM)もしくはスポーツモー
ド)に切換えるためのDMスイッチ46が取り付けられ
ている。また各変速段スイッチSW1,SW2,SW3,SW4
およびDMスイッチ46は、前記自動変速機用電子制御
装置33に電気的に接続されている。
【0026】この図8に示すシフト装置43を採用した
場合には、その変速段スイッチSW1,〜SW4が出力する
信号が、上述したプラス(+)信号およびマイナス
(−)信号に替わるものとなり、DMスイッチ46がO
N動作させられることにより手動変速モードに切り替わ
り、その状態で「H」の字形の溝45に移動させたシフ
トレバー31によっていずれかの変速段スイッチSW1,
〜SW4をON動作させることにより、そのスイッチSW
1,〜SW4からの信号が電子制御装置33に入力される
ようになっている。
【0027】これら図6に示したシフト装置もしくは図
8に示したシフト装置により手動変速モードで変速操作
を行った場合は、第1速ないし第3速では、第4ソレノ
イドバルブSOL4 が図5に示すようにOFF制御され、
エンジンブレーキの効く状態となる。
【0028】図5に示すように上記の自動変速機3は、
第2速と第3速との間の変速が、第3ブレーキB3 と第
2ブレーキB2 との係合状態を共に切り換えるクラッチ
・ツウ・クラッチ変速となる。その変速制御は、パワー
オン/オフの状態やシフトアップ/ダウンの状態に応じ
て、変速に関与する摩擦係合装置をアンダーラップもし
くはオーバーラップ状態に制御する必要があり、具体的
には、第2ブレーキB2 の油圧を入力トルクに応じて制
御し、また第3ブレーキB3 の油圧を変速の進行状況に
基づいて制御する必要がある。そこで上記の油圧制御回
路38には、この変速を円滑かつ迅速に実行するため
に、図9に示す回路が組み込まれており、以下、簡単に
その構成を説明する。
【0029】図9において符号70は 1-2シフトバルブ
を示し、また符号71は 2-3シフトバルブを示し、さら
に符号72は 3-4シフトバルブを示している。これらの
シフトバルブ70,71,72の各ポートの各変速段で
の連通状態は、それぞれのシフトバルブ70,71,7
2の下側に示しているとおりである。なお、その数字は
各変速段を示す。その 2-3シフトバルブ71のポートの
うち第1速および第2速で入力ポート73に連通するブ
レーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路75を介
して接続されている。この油路にはオリフィス76が介
装されており、そのオリフィス76と第3ブレーキB3
との間にダンパーバルブ77が接続されている。このダ
ンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン圧が急
激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝作用を
行うものである。
【0030】また符号78は B-3コントロールバルブで
あって、第3ブレーキB3 の係合圧をこの B-3コントロ
ールバルブ78によって直接制御するようになってい
る。すなわちこの B-3コントロールバルブ78は、スプ
ール79とプランジャ80とこれらの間に介装したスプ
リング81とを備えており、スプール79によって開閉
される入力ポート82に油路75が接続され、またこの
入力ポート82に選択的に連通させられる出力ポート8
3が第3ブレーキB3 に接続されている。さらにこの出
力ポート83は、スプール79の先端側に形成したフィ
ードバックポート84に接続されている。一方、前記ス
プリング81を配置した箇所に開口するポート85に
は、 2-3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の
変速段でDレンジ圧を出力するポート86が油路87を
介して連通されている。またプランジャ80の端部側に
形成した制御ポート88には、ロックアップクラッチ用
リニアソレノイドバルブSLUが接続されている。
【0031】したがって B-3コントロールバルブ78
は、スプリング81の弾性力とポート85に供給される
油圧とによって調圧レベルが設定され、かつ制御ポート
88に供給される信号圧が高いほどスプリング81によ
る弾性力が大きくなるように構成されている。
【0032】さらに図9中、符号89は 2-3タイミング
バルブであって、この 2-3タイミングバルブ89は、小
径のランドと2つの大径のランドとを形成したスプール
90と第1のプランジャ91とこれらの間に配置したス
プリング92とスプール90を挟んで第1のプランジャ
91とは反対側に配置された第2のプランジャ93とを
有している。この 2-3タイミングバルブ89の中間部の
ポート94に油路95が接続され、またこの油路95
は、 2-3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の
変速段でブレーキポート74に連通させられるポート9
6に接続されている。
【0033】さらにこの油路95は途中で分岐して、前
記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート97
にオリフィスを介して接続されている。この中間部のポ
ート94に選択的に連通させられるポート98は油路9
9を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されて
いる。そして第1のプランジャ91の端部に開口してい
るポートにロックアップクラッチ用リニアソレノイドバ
ルブSLUが接続され、また第2のプランジャ93の端部
に開口するポートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介
して接続されている。
【0034】前記油路87は第2ブレーキB2 に対して
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。またこの油路87から分
岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧する
場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス10
4が介装され、この油路103は以下に説明するオリフ
ィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0035】オリフィスコントロールバルブ105は第
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。第2ブレーキB2 を接続してあるポート107より
図での上側に形成したポート109は、ドレインポート
に選択的に連通させられるポートであって、このポート
109には、油路110を介して前記 B-3コントロール
バルブ78のポート111が接続されている。なおこの
ポート111は、第3ブレーキB3 を接続してある出力
ポート83に選択的に連通させられるポートである。
【0036】オリフィスコントロールバルブ105のポ
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、 3-4シフトバルブ72のポート114に接続さ
れている。このポート114は、第3速以下の変速段で
第3ソレノイドバルブSOL3 の信号圧を出力し、また第
4速以上の変速段で第4ソレノイドバルブSOL4 の信号
圧を出力するポートである。さらにこのオリフィスコン
トロールバルブ105には、前記油路95から分岐した
油路115が接続されており、この油路115を選択的
にドレインポートに連通させるようになっている。
【0037】なお、前記 2-3シフトバルブ71において
第2速以下の変速段でDレンジ圧を出力するポート11
6が、前記 2-3タイミングバルブ89のうちスプリング
92を配置した箇所に開口するポート117に油路11
8を介して接続されている。また 3-4シフトバルブ72
のうち第3速以下の変速段で前記油路87に連通させら
れるポート119が油路120を介してソレノイドリレ
ーバルブ100に接続されている。
【0038】そして図9中、符号121は第2ブレーキ
B2 用のアキュームレータを示し、その背圧室には、リ
ニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じて調圧
されたアキュームレータコントロール圧が供給されてい
る。なおこのアキュームレータコントロール圧は、入力
トルクに応じて制御され、リニアソレノイドバルブSLN
の出力圧が低いほど高い圧力になるように構成されてい
る。したがって第2ブレーキB2 の係合・解放の過渡的
な油圧は、リニアソレノイドバルブSLNの信号圧が低い
ほど高い圧力で推移するようになっている。またそのリ
ニアソレノイドバルブSLUの信号圧を一時的に低くする
ことにより、第2ブレーキB2 の係合圧を一時的に高く
することができる。
【0039】また符号122は C-0エキゾーストバルブ
を示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキュー
ムレータを示している。なお C-0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2速のみにおいてエンジンブレ
ーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるように
動作するものである。
【0040】したがって、上述した油圧回路によれば、
B-3コントロールバルブ78のポート111がドレイン
に連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧を B-3コ
ントロールバルブ78によって直接調圧することがで
き、またその調圧レベルをリニアソレノイドバルブSLU
によって変えることができる。またオリフィスコントロ
ールバルブ105のスプール106が、図の左半分に示
す位置にあれば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコ
ントロールバルブ105を介して油路103に連通させ
られるので、大径オリフィス104を介して排圧が可能
になり、したがって第2ブレーキB2 からのドレイン速
度を制御することができる。
【0041】上述した自動変速機3は、手動変速モード
(ダイレクトシフトモード)を選択することができ、そ
のダイレクトシフトモードでは、エンジン1のオーバー
ランを生じさせないなどの条件の下に人為的な操作に基
づいて任意に変速を実行できる。そのような手動変速の
場合、変速に関与する摩擦係合装置が吸収するべきエネ
ルギー量が大きくなることが考えられる。また上述した
エンジン1は、電子スロットルバルブ23によってエン
ジン出力を電気的に制御することができる。そこでダイ
レクトシフトモードの場合には、その変速時の状況に応
じてエンジン出力を低下させて変速ショックや摩擦係合
装置の耐久性などを向上させている。その制御例を図1
にフローチャートによって示してある。
【0042】データの読み込みおよびセンサのフェイル
などの判定を含む入力信号の処理(ステップ1)を行っ
た後に、ダイレクトシフトモード(手動変速モード)が
選択されているか否かを判断する(ステップ2)。この
判断は、上述したシフト装置40,43を採用している
場合には、DMスイッチから信号に基づいて判断するこ
とができる。
【0043】ダイレクトモードが選択されていることに
よりステップ2で肯定判断された場合には、シフト(変
速)の有無を判断する(ステップ3)。すなわち運転者
による手動での変速操作が行われたか否かを判断する。
変速操作がない場合には、特に制御を行うことなくリタ
ーンし、これとは反対に変速操作があって肯定判断され
た場合には、その変速の際に発生する慣性エネルギー量
Jを求める(ステップ4)。吸収するべき慣性エネルギ
ー量Jは、所定の回転部材が有する変速の前後での回転
エネルギー量の差であるから、車速、エンジン回転数、
変速時間、エンジントルク、変速に関与する回転部材の
慣性質量、変速比などに基づいて演算して求めることが
できる。このような演算を変速の都度、実行すれば、膨
大なマップなどのデータを事前に記憶させておかなくて
も、手動操作に基づく変速に対応することができる。
【0044】また吸収するべき慣性エネルギー量につい
ての変速頻度に基づく補正を行う(ステップ5)。例え
ばダイレクトモードでの変速は、運転者の意図に基づい
て実行されるから、個人差によって変速に偏りが生じる
ことがあり、特定の変速が頻繁に生じることがある。そ
こでステップ3で判断された変速が単位時間あたりに実
行された回転数を求め、その回数すなわち変速頻度が予
め設定した基準値を越えた場合、あるいはその頻度に基
づいてエンジントルク低減量を補正する。具体的に、変
速頻度が高いほどエンジントルク低減量が多くなるよう
に補正する。
【0045】つぎにステップ3で判断された変速のイナ
ーシャ相が開始したか否かを判断する(ステップ6)。
これは、従来行われている方法によって判断することが
でき、例えば自動変速機3の入力回転数が変速後の変速
段(具体的には高速側の変速段)での同期回転数に向け
て変化し始めたことを、入力回転数と出力回転数と変速
比とに基づいて検出することにより行うことができる。
このステップ6で肯定判断されるの待って、すなわちイ
ナーシャ相の開始を待って変速初期での点火時期の遅角
制御を実行する(ステップ7)。これは、従来行われて
いるエンジントルクの低減制御と同じであり、変速の実
行に遅れないように点火時期の変更によるトルク低減を
行う。なお、この場合、電子スロットルバルブ23を僅
かに閉じていわゆる待機状態としてもよい。
【0046】ついで電子スロットルバルブによるエンジ
ントルクの低減制御を実行する(ステップ8)。そのト
ルク低減量は、前記のステップ4で演算され、かつステ
ップ5で補正されたエンジントルク低減量に対応したも
のであり、そのトルク低減量となるように電子スロット
ルバルブ23によるスロットル開度を低下させる。この
電子スロットルバルブ23を動作させることによるエン
ジントルクの低減は、応答性が点火時期の遅角制御によ
るトルク低減制御よりも劣るが、事前に遅角制御による
エンジントルクの低減を行っているので、制御全体とし
ての遅れはない。また電子スロットルバルブ23を閉じ
る方向に制御するから、エンジントルクを必要に応じて
大きく低減させることができる。さらに排気の悪化を招
来しないので、実行頻度が特に制約されることがない。
【0047】そして変速の終了を判断し(ステップ
9)、変速が終了した時点でエンジントルクの低減制御
を終了する(ステップ10)。すなわち電子スロットル
バルブ23の開度を、アクセル開度に基づいて所定の非
線形特性で制御される開度に復帰させる。
【0048】したがって変速時のエンジントルクの低減
制御を、実際に実行される変速で要求される吸収エネル
ギー量およびその変速頻度に基づいて、スロットル開度
を低下させることによって実行するから、変速に関与す
る摩擦係合装置で吸収するエネルギー量が抑制され、そ
の結果、変速に要する時間が短くなって変速応答性が向
上するとともに変速ショックの改善に有利になり、さら
に摩擦係合装置の熱的に不利な条件が避けられるから、
その耐久性を向上させることができる。
【0049】なお、上述したステップ2で否定判断され
た場合、すなわちダイレクトモードが選択されていない
場合に、前進レンジが選択されているか否かを判断する
(ステップ11)。前進レンジ以外のレンジが選択され
ている場合には、特に制御を行うことなくリターンし、
また前進レンジが選択されていた場合には、変速の有無
を判断する(ステップ12)。変速の判断がなければ特
に制御を行うことなくリータンし、変速の判断が成立し
ている場合には、変速に伴って通常のエンジントルク低
減制御を実行する(ステップ13)。具体的には点火時
期の遅角制御によりエンジントクルを低下させる。そし
てステップ9に進む。
【0050】なお、上述した変速頻度に基づく補正を行
う状態は、変速時に吸収するべき慣性エネルギー量が多
い状態であるから、変速に関与する摩擦係合装置に対す
る潤滑油の供給量を増大させる制御を同時に行ってもよ
い。また変速初期における点火時期の遅角制御は、イナ
ーシャ相の開始に伴って実行する以外に、変速制御の開
始もしくはトルク相の開始に伴って実行することとして
もよい。さらに点火時期の遅角制御のみによらずに、燃
料供給量を減少させることによって変速初期のエンジン
トルクの低減制御を実行してもよい。
【0051】上述したエンジントルク低減量の算出およ
びその補正ならびに電子スロットルバルブ23によるエ
ンジントルクの低減制御は、変速が行われる際の車両の
走行状態が、マップなどで定められた状態とは異なり、
人為的な操作によって変速が実行されることに基づいて
いる。このように事前に設定した状態とは異なる状態で
変速が実行される例は、上記のダイレクトモードが選択
されている場合以外にもあり、例えば変速線が変更され
た場合がその例である。
【0052】図2は変速線が変更された場合の制御例を
示しており、入力信号の処理(ステップ20)を行った
後に、前進レンジが設定されているか否かを判断する
(ステップ21)。このステップ21で否定判断された
場合には、特に制御を行うことなくリターンし、前進レ
ンジが設定されていれば、油温が極低温(例えば−15
℃以下もしくは−30℃以下)か否かを判断する(ステ
ップ22)。
【0053】図9を参照して説明したように、上記の自
動変速機3は、第2速を設定するための第3ブレーキB
3 の係合圧をリニアソレノイドバルブSLUによって直接
制御し、また第2速と第3速との間の変速は、第2ブレ
ーキB2 と第3ブレーキB3との係合・解放状態を切り
換えるいわゆるクラッチ・ツウ・クラッチ変速になる。
そのため油温が低いことによりオイルの粘性が高い場合
には、本来の油圧の制御を実行することができない。そ
こで油温を判断し、油温が低い場合には、変速線(マッ
プ)が変更されたか否かを判断する(ステップ23)。
具体的には、第2速の領域のない変速線図に変更された
か否かを判断する。
【0054】変速線が変更されている場合には、燃料の
供給の停止(フューエルカット)による変速初期でのエ
ンジントルク低減制御が実行されるか否かを判断する
(ステップ24)。この制御が実行される場合には、変
速判断があったか否かを判断し(ステップ25)、変速
判断がなければリターンし、変速判断があった場合に
は、第1速から第3速へのアップシフトなどの通常とは
異なる変速が生じるので、ステップ26に進んで吸収す
るべき慣性エネルギー量を算出する。これは、上記の図
1に示すステップ4の制御と同じであり、これに続け
て、図1に示す制御と同様に、変速頻度に基づく吸収す
るべき慣性エネルギー量の補正(ステップ27)、イナ
ーシャ相の開始の判断(ステップ28)、変速初期のエ
ンジントルクの低減制御の実行(ステップ29)、電子
スロットルバルブ23によるエンジントルクの低減制御
の実行(ステップ30)、変速終了の判断(ステップ3
1)、エンジントルク低減制御の終了(ステップ32)
を順に行う。
【0055】したがってこの図2に示す制御によれば、
変速線(点)が変更されることに伴って吸収するべき慣
性エネルギー量が変更される場合であっても、それに応
じてエンジントルクの低減制御が可能であり、また特定
の変速頻度が高い場合には、それに応じてエンジントル
クを低下させるので、変速ショックや摩擦係合装置の耐
久性を良好にすることができる。
【0056】なお、ステップ22あるいはステップ23
で否定判断された場合、すなわち油温がある程度高く、
オイルの粘性が油圧制御に特に影響しないような場合お
よび変速線が変更されていない場合には、通常の変速線
図(マップ)に基づく変速とエンジントルクの低減制御
とを実行する(ステップ33)。また変速初期のフュー
エルカットによるエンジントルクの低減制御が実行され
ないためにステップ24で否定判断された場合には、変
速時のエンジントルクの低減量が不十分となる可能性が
あるので、変速線(点)を変更し、飛び越し変速が生じ
ないようにする(ステップ34)。
【0057】以上、この発明を具体例に基づいて説明し
たが、この発明は上記の例に限定されないのであり、こ
の発明で対象とする自動変速機は、図4に示すギヤトレ
インや図9に示す油圧回路以外のギヤトレインあるいは
油圧回路を有するものであってもよい。また上記の実施
例では、スロットルバルブを電子制御するように構成し
たエンジンを対象とした例を示したが、この発明では、
アクセルペダルに連動するメインスロットルバルブの上
流側に電子制御されるサブスロットルバルブを備えたエ
ンジンを対象として実施することができ、さらにエンジ
ンに替えてモータなどの他の駆動力源を備えた車両を対
象として実施することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の制御装置
によれば、特定の変速の頻度が高い場合に、その変速頻
度に応じてその変速の際の駆動力源の出力を低下させる
から、変速を実行する摩擦係合装置の熱的に不利な状態
の発生を避け、その耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をダイレクトモードの選択可能な自動
変速機を搭載した車両の制御に適用した例を説明するた
めのフローチャートである。
【図2】この発明を油温が低い場合に変速線を変更する
自動変速機を搭載した車両の制御に適用した例を説明す
るためのフローチャートである。
【図3】そのエンジンおよび自動変速機についての制御
系統図である。
【図4】この発明で対象とする自動変速機のギヤトレイ
ンの一例を示すスケルトン図である。
【図5】その自動変速機で各変速段を設定するための摩
擦係合装置の係合作動表を示す図である。
【図6】アップシフトスイッチとダウンシフトスイッチ
とを設けたシフト装置の一例を概念的に示す図である。
【図7】そのシフト位置の配列を示す図である。
【図8】手動変速モードでの変速操作を行う他のシフト
装置の例における各変速段位置の配列を示す図である。
【図9】摩擦係合装置の直接圧制御およびクラッチ・ツ
ウ・クラッチ変速の際の油圧制御を行うための油圧回路
の一部を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 自動変速機 21 エンジン用電子制御装置 33 変速用電子制御装置 40,43 シフト装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機による変速の際に駆動力源の
    出力トルクを低減させる自動変速機を搭載した車両の出
    力制御装置において、 前記自動変速機による特定の変速の繰り返し頻度が高い
    場合にその変速の際の前記駆動力源の出力トルクの低減
    量を増大させる手段を備えていることを特徴とする自動
    変速機を搭載した車両の出力制御装置。
JP8097756A 1996-03-27 1996-03-27 自動変速機を搭載した車両の出力制御装置 Pending JPH09264164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8097756A JPH09264164A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 自動変速機を搭載した車両の出力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8097756A JPH09264164A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 自動変速機を搭載した車両の出力制御装置

Publications (1)

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JPH09264164A true JPH09264164A (ja) 1997-10-07

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ID=14200734

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JP8097756A Pending JPH09264164A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 自動変速機を搭載した車両の出力制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127216A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の駆動力制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012127216A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の駆動力制御装置

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