JPH09255953A - 蛍光体及びその製造方法 - Google Patents
蛍光体及びその製造方法Info
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- JPH09255953A JPH09255953A JP7252696A JP7252696A JPH09255953A JP H09255953 A JPH09255953 A JP H09255953A JP 7252696 A JP7252696 A JP 7252696A JP 7252696 A JP7252696 A JP 7252696A JP H09255953 A JPH09255953 A JP H09255953A
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Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】Y2SiO5:Ce 蛍光体よりも抵抗が低く、寿命特性
が良い、青色発光発光の新規な酸化物蛍光体を提供す
る。 【解決手段】La2O3 を5.43g とNb2O5 を4.57g を良く混
合し、アルミナルツボに充填して1500℃で3時間大気中
で焼成した。アルミナボールミルで粉砕しLaNbO4蛍光体
を得た。前記蛍光体を陽極に設けた評価用の蛍光表示管
を製造し、陽極に400Vを印加して蛍光体の輝度特性を測
定した。約60cd/m2 の青色発光が得られた。LaNbO4蛍光
体と、Y2SiO5:Ce 蛍光体とを、アノード電圧に対するア
ノード電流の相対値で比較する。LaNbO4蛍光体の方が、
Y2SiO5:Ce 蛍光体よりも低い電圧から電流が流れ始めて
おり、LaNbO4蛍光体の方がY2SiO5:Ce 蛍光体よりも抵抗
が小さい。
が良い、青色発光発光の新規な酸化物蛍光体を提供す
る。 【解決手段】La2O3 を5.43g とNb2O5 を4.57g を良く混
合し、アルミナルツボに充填して1500℃で3時間大気中
で焼成した。アルミナボールミルで粉砕しLaNbO4蛍光体
を得た。前記蛍光体を陽極に設けた評価用の蛍光表示管
を製造し、陽極に400Vを印加して蛍光体の輝度特性を測
定した。約60cd/m2 の青色発光が得られた。LaNbO4蛍光
体と、Y2SiO5:Ce 蛍光体とを、アノード電圧に対するア
ノード電流の相対値で比較する。LaNbO4蛍光体の方が、
Y2SiO5:Ce 蛍光体よりも低い電圧から電流が流れ始めて
おり、LaNbO4蛍光体の方がY2SiO5:Ce 蛍光体よりも抵抗
が小さい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光表示管や、電
界放出素子を電子源に用いた蛍光表示装置などにおい
て、発光部である陽極に被着されて陰極からの電子の射
突を受けて青色に発光する蛍光体に関する。
界放出素子を電子源に用いた蛍光表示装置などにおい
て、発光部である陽極に被着されて陰極からの電子の射
突を受けて青色に発光する蛍光体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な蛍光表示管は、蛍光体を有する
陽極と、制御電極と、電子を放出する電子源としてのフ
ィラメント状の陰極とを、内部が高真空状態に保持され
た外囲器の内部に有する表示素子である。本出願人は、
近年、この蛍光表示管の原理を応用した表示素子とし
て、電子源に電界放出形陰極(Field Emission Cathod
e)を用いた表示素子(Field Emission Display, 以下略
してFED と呼ぶ) を提案している。電界放出素子は、絶
縁性の陰極基板の内面に設けられた陰極と、陰極の上に
形成された絶縁層と、絶縁層の上に形成されたゲート電
極と、絶縁層とゲート電極に形成された孔と、孔の内部
に現れた陰極の上に形成されたコーン形状のエミッタと
を有している。蛍光体を有する陽極は陽極基板の内面に
形成されている。電界放出素子と陽極が対向するよう
に、陰極基板と陽極基板を所定間隔をおいて配置する。
両基板の外周を気密に封着して内部を排気すればFED
が完成する。駆動時に陽極とゲート電極と陰極に適当な
電位を与えれば、ゲート電極が形成する電界によってエ
ミッタの先端から放出された電子が陽極に引きつけら
れ、蛍光体層に射突してこれを励起発光させる。
陽極と、制御電極と、電子を放出する電子源としてのフ
ィラメント状の陰極とを、内部が高真空状態に保持され
た外囲器の内部に有する表示素子である。本出願人は、
近年、この蛍光表示管の原理を応用した表示素子とし
て、電子源に電界放出形陰極(Field Emission Cathod
e)を用いた表示素子(Field Emission Display, 以下略
してFED と呼ぶ) を提案している。電界放出素子は、絶
縁性の陰極基板の内面に設けられた陰極と、陰極の上に
形成された絶縁層と、絶縁層の上に形成されたゲート電
極と、絶縁層とゲート電極に形成された孔と、孔の内部
に現れた陰極の上に形成されたコーン形状のエミッタと
を有している。蛍光体を有する陽極は陽極基板の内面に
形成されている。電界放出素子と陽極が対向するよう
に、陰極基板と陽極基板を所定間隔をおいて配置する。
両基板の外周を気密に封着して内部を排気すればFED
が完成する。駆動時に陽極とゲート電極と陰極に適当な
電位を与えれば、ゲート電極が形成する電界によってエ
ミッタの先端から放出された電子が陽極に引きつけら
れ、蛍光体層に射突してこれを励起発光させる。
【0003】前記FEDに用いられる蛍光体に要求され
る特性としては、輝度特性がよいことの他、同時に抵抗
が低いことや、分解してエミッタに害のある物質を飛散
させない等もある。安全性という観点からは酸化物蛍光
体が適していると考えられるが、現在青色に発光する蛍
光体の中には前記条件を満足するものはない。青色発光
のY2 SiO5:Ce蛍光体が知られているが、この蛍光
体は抵抗が高く寿命特性も良くない。
る特性としては、輝度特性がよいことの他、同時に抵抗
が低いことや、分解してエミッタに害のある物質を飛散
させない等もある。安全性という観点からは酸化物蛍光
体が適していると考えられるが、現在青色に発光する蛍
光体の中には前記条件を満足するものはない。青色発光
のY2 SiO5:Ce蛍光体が知られているが、この蛍光
体は抵抗が高く寿命特性も良くない。
【0004】本発明は、Y2 SiO5:Ce蛍光体よりも
抵抗が低く、寿命特性が良い、青色発光発光の新規な酸
化物蛍光体を提供することを目的としている。
抵抗が低く、寿命特性が良い、青色発光発光の新規な酸
化物蛍光体を提供することを目的としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1に記載された
蛍光体は、化学式LaNbO4 であらわされる。
蛍光体は、化学式LaNbO4 であらわされる。
【0006】請求項2に記載された蛍光体の製造方法
は、La2 O3 とNb2 O5 を混合し、1300℃以上
の温度で焼成してLaNbO4 を得るものである。
は、La2 O3 とNb2 O5 を混合し、1300℃以上
の温度で焼成してLaNbO4 を得るものである。
【0007】請求項3に記載された蛍光体の製造方法
は、請求項2の製造方法によって得た蛍光体を粉砕した
後、アニール処理を行うものである。
は、請求項2の製造方法によって得た蛍光体を粉砕した
後、アニール処理を行うものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者等は、実験・研究を進め
る中で、蛍光体の抵抗を低くすることと、分解飛散しに
くいという点から、酸化物半導体であるLaNbO4 に
着目し、これを初めて蛍光体に応用するという新規な着
想を得るに至った。この蛍光体は、PL(紫外線照射に
よる発光)やCL(カソードルミネッセンス)によって
青色発光を呈する。
る中で、蛍光体の抵抗を低くすることと、分解飛散しに
くいという点から、酸化物半導体であるLaNbO4 に
着目し、これを初めて蛍光体に応用するという新規な着
想を得るに至った。この蛍光体は、PL(紫外線照射に
よる発光)やCL(カソードルミネッセンス)によって
青色発光を呈する。
【0009】この蛍光体は、La2 O3 とNb2 O5 を
混合して焼成すると得られる。焼成温度は1300℃以
上の場合に特に輝度の面で高い効果が得られる。このよ
うにして得た蛍光体を粉砕した後、アニール処理を行え
ば発光効率を改善できる。特に1000℃前後でアニー
ルした場合に高い効果が得られる。
混合して焼成すると得られる。焼成温度は1300℃以
上の場合に特に輝度の面で高い効果が得られる。このよ
うにして得た蛍光体を粉砕した後、アニール処理を行え
ば発光効率を改善できる。特に1000℃前後でアニー
ルした場合に高い効果が得られる。
【0010】
(1) 実施例1 La2 O3 を5.43gと、Nb2 O5 を4.57gを
良く混合する。両物質は等モルである。混合したものを
アルミナルツボに充填し、1500℃で3時間大気中で
焼成した。その後、アルミナボールミルにて粉砕しLa
NbO4 蛍光体の試料を得た。
良く混合する。両物質は等モルである。混合したものを
アルミナルツボに充填し、1500℃で3時間大気中で
焼成した。その後、アルミナボールミルにて粉砕しLa
NbO4 蛍光体の試料を得た。
【0011】前記蛍光体を有機バインダ等を用いてペー
スト化し、陽極基板上に形成した陽極導体の上にスクリ
ーン印刷法によって所定のパターンに印刷する。印刷
後、500℃でベーキングを行う。
スト化し、陽極基板上に形成した陽極導体の上にスクリ
ーン印刷法によって所定のパターンに印刷する。印刷
後、500℃でベーキングを行う。
【0012】この陽極基板の陽極上方に制御電極とフィ
ラメント状の陰極を設け、さらにこれらを囲んで陽極基
板の上面側に箱形の容器部を被せる。陽極基板と容器部
を封着し、内部を高真空状態に封止し、評価用の蛍光表
示管とした。
ラメント状の陰極を設け、さらにこれらを囲んで陽極基
板の上面側に箱形の容器部を被せる。陽極基板と容器部
を封着し、内部を高真空状態に封止し、評価用の蛍光表
示管とした。
【0013】前記蛍光表示管において、陽極に400V
を印加して陽極の蛍光体の輝度特性を測定したところ、
約60cd/m2 の青色発光が得られた。
を印加して陽極の蛍光体の輝度特性を測定したところ、
約60cd/m2 の青色発光が得られた。
【0014】(2) 実施例2 La2 O3 を5.43gと、Nb2 O5 を4.57gを
良く混合する。両物質は等モルである。混合したものを
アルミナルツボに充填し、1100℃〜1600℃の範
囲において100℃間隔の6つの温度においてそれぞれ
3時間大気焼成を行った。その後、アルミナボールミル
にて粉砕しLaNbO4 蛍光体の試料を得た。
良く混合する。両物質は等モルである。混合したものを
アルミナルツボに充填し、1100℃〜1600℃の範
囲において100℃間隔の6つの温度においてそれぞれ
3時間大気焼成を行った。その後、アルミナボールミル
にて粉砕しLaNbO4 蛍光体の試料を得た。
【0015】表1は焼成温度の相違による相対輝度と
C.I.E.色度図における色座標値の違いを示す。図
1は、各焼成温度の蛍光体の発光スペクトルを示す。
C.I.E.色度図における色座標値の違いを示す。図
1は、各焼成温度の蛍光体の発光スペクトルを示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1から分かるように、焼成温度は相対輝
度が50%を越える1300℃以上が好ましい。また、
色座標値のxは焼成温度の変化によってもほとんど変わ
らないが、yは焼成温度が高くなるほど小さくなり、ま
た図1のスペクトルのピーク位置が焼成温度が高くなる
ほど青色側にずれ、蛍光体の発光色はより純度の高い青
色に変化していく。
度が50%を越える1300℃以上が好ましい。また、
色座標値のxは焼成温度の変化によってもほとんど変わ
らないが、yは焼成温度が高くなるほど小さくなり、ま
た図1のスペクトルのピーク位置が焼成温度が高くなる
ほど青色側にずれ、蛍光体の発光色はより純度の高い青
色に変化していく。
【0018】(3) 実施例3 前記各実施例において製造された蛍光体をアニール処理
すると、発光効率が改善される。まず、焼成温度140
0℃、ホールド時間3時間で前記蛍光体を製造する。溶
媒としてエタノールを使用し、瑪瑙ボールミルを用い
る。粉砕後、篩を通し、分級を行い乾燥した。
すると、発光効率が改善される。まず、焼成温度140
0℃、ホールド時間3時間で前記蛍光体を製造する。溶
媒としてエタノールを使用し、瑪瑙ボールミルを用い
る。粉砕後、篩を通し、分級を行い乾燥した。
【0019】アニール処理は、4つのアルミナ坩堝に粉
砕した前記蛍光体をそれぞれ入れ、大気中にてそれぞれ
600、800、1000、1200℃の各温度でそれ
ぞれホールド時間2時間で行った。
砕した前記蛍光体をそれぞれ入れ、大気中にてそれぞれ
600、800、1000、1200℃の各温度でそれ
ぞれホールド時間2時間で行った。
【0020】アニール後、実施例1と同様に、異なるア
ニール条件の各試料ごとに評価用の蛍光表示管をそれぞ
れ製造した。蛍光表示管の駆動条件は実施例1と同様で
ある。
ニール条件の各試料ごとに評価用の蛍光表示管をそれぞ
れ製造した。蛍光表示管の駆動条件は実施例1と同様で
ある。
【0021】表2は、アニール処理の有無又はアニール
処理条件の違いと、相対発光効率との関係を示す。アニ
ール処理しない場合の発光効率を100とする。この表
から明らかなように、アニール温度1000℃前後で特
性が改善されている。
処理条件の違いと、相対発光効率との関係を示す。アニ
ール処理しない場合の発光効率を100とする。この表
から明らかなように、アニール温度1000℃前後で特
性が改善されている。
【0022】
【表2】
【0023】(4) 実施例4 本実施例は、前記実施例1〜3で製造したLaNbO4
蛍光体と、Y2 SiO 5 :Ce蛍光体とを、アノード電
圧に対するアノード電流の相対値で比較したものであ
る。実装球としては蛍光表示管の。三極管を用い、DC
にて測定を行った。この図から分かるように、本発明の
実施例のLaNbO4 蛍光体の方が、Y2SiO5 :C
e蛍光体よりも低い電圧から電流が流れ始めていること
が分かる。即ち、LaNbO4 蛍光体の方がY2 SiO
5 :Ce蛍光体よりも抵抗が小さい。
蛍光体と、Y2 SiO 5 :Ce蛍光体とを、アノード電
圧に対するアノード電流の相対値で比較したものであ
る。実装球としては蛍光表示管の。三極管を用い、DC
にて測定を行った。この図から分かるように、本発明の
実施例のLaNbO4 蛍光体の方が、Y2SiO5 :C
e蛍光体よりも低い電圧から電流が流れ始めていること
が分かる。即ち、LaNbO4 蛍光体の方がY2 SiO
5 :Ce蛍光体よりも抵抗が小さい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、Y2 SiO5:Ce蛍光
体よりも抵抗が低く、寿命特性が良い、青色発光発光の
新規な酸化物蛍光体が得られる。この蛍光体は、ZnG
a2 O 4 :Mn蛍光体や、SrTiO3 :Pr,Al蛍
光体と同程度に抵抗の低い青色発光蛍光体であり、これ
らの蛍光体とともにFEDの陽極の蛍光体として使用す
れば、良好なカラー表示を行わせることが可能となる。
従来知られていた青色発光の蛍光体であるY2 Si
O5 :Ce蛍光体は、他の蛍光体に比較して抵抗が飛び
抜けて高く、この蛍光体が発光している時にはチャージ
アップによって隣接する他の蛍光体が光ってしまうとい
う問題があったが、本発明の蛍光体にはそのような問題
がない。
体よりも抵抗が低く、寿命特性が良い、青色発光発光の
新規な酸化物蛍光体が得られる。この蛍光体は、ZnG
a2 O 4 :Mn蛍光体や、SrTiO3 :Pr,Al蛍
光体と同程度に抵抗の低い青色発光蛍光体であり、これ
らの蛍光体とともにFEDの陽極の蛍光体として使用す
れば、良好なカラー表示を行わせることが可能となる。
従来知られていた青色発光の蛍光体であるY2 Si
O5 :Ce蛍光体は、他の蛍光体に比較して抵抗が飛び
抜けて高く、この蛍光体が発光している時にはチャージ
アップによって隣接する他の蛍光体が光ってしまうとい
う問題があったが、本発明の蛍光体にはそのような問題
がない。
【図1】実施例2における各焼成温度の各蛍光体の発光
スペクトルを示す図である。
スペクトルを示す図である。
【図2】実施例1〜3で製造したLaNbO4 蛍光体
と、Y2 SiO5 :Ce蛍光体のアノード電圧に対する
アノード電流の相対値を示したグラフである。
と、Y2 SiO5 :Ce蛍光体のアノード電圧に対する
アノード電流の相対値を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿川 能孝 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 田村 清 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 化学式LaNbO4 であらわされる蛍光
体。 - 【請求項2】 La2 O3 とNb2 O5 を混合し、13
00℃以上の温度で焼成してLaNbO4 を得る蛍光体
の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2の製造方法によって得た蛍光体
を粉砕した後、アニール処理を行う請求項2に記載の蛍
光体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7252696A JPH09255953A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 蛍光体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7252696A JPH09255953A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 蛍光体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09255953A true JPH09255953A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13491876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7252696A Pending JPH09255953A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 蛍光体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09255953A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000345148A (ja) * | 1999-06-08 | 2000-12-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネル、蛍光体および蛍光体膜ならびに蛍光体の製造方法 |
CN100406536C (zh) * | 2005-06-09 | 2008-07-30 | 上海师范大学 | 一种新型稀土三基色荧光粉及其制备方法 |
US8426077B2 (en) | 2004-12-23 | 2013-04-23 | Universitetet I Oslo | Proton conductors |
CN106565241A (zh) * | 2016-11-04 | 2017-04-19 | 天津大学 | 一种高性能铌酸镧系微波介质陶瓷 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7252696A patent/JPH09255953A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000345148A (ja) * | 1999-06-08 | 2000-12-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネル、蛍光体および蛍光体膜ならびに蛍光体の製造方法 |
US8426077B2 (en) | 2004-12-23 | 2013-04-23 | Universitetet I Oslo | Proton conductors |
CN100406536C (zh) * | 2005-06-09 | 2008-07-30 | 上海师范大学 | 一种新型稀土三基色荧光粉及其制备方法 |
CN106565241A (zh) * | 2016-11-04 | 2017-04-19 | 天津大学 | 一种高性能铌酸镧系微波介质陶瓷 |
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