JPH09240357A - バスの自転車固定装置 - Google Patents
バスの自転車固定装置Info
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- JPH09240357A JPH09240357A JP7313596A JP7313596A JPH09240357A JP H09240357 A JPH09240357 A JP H09240357A JP 7313596 A JP7313596 A JP 7313596A JP 7313596 A JP7313596 A JP 7313596A JP H09240357 A JPH09240357 A JP H09240357A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】バスの車内にリヤホイ−ルハウスや雛壇を利用
して自転車を固定できるバスの自転車固定装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】路線バス等のバス車内に自転車を固定する
際には、車両後方、特にリヤホイ−ルハウス2から最後
部の雛壇3にかけての部位を自転車収納スペ−スとし、
リヤホイ−ルハウス2上の乗員シ−ト8を格納し、自転
車支持具6を起立、回転させると共に、バス車内1の床
面上に車輪ブラケット7をセットすることで自転車を固
定する。また、最後列シ−ト4に設けられた自転車保持
具5に自転車10を固定する際には、自転車10の前輪
を自転車保持具5の2本のパイプ5a、5b間に前輪が
連結材5cに当接するまで押し込み、自転車10の後輪
を車輪ブラケット7の車輪受け部材7b、7c、7dに
挟持することで固定する。
して自転車を固定できるバスの自転車固定装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】路線バス等のバス車内に自転車を固定する
際には、車両後方、特にリヤホイ−ルハウス2から最後
部の雛壇3にかけての部位を自転車収納スペ−スとし、
リヤホイ−ルハウス2上の乗員シ−ト8を格納し、自転
車支持具6を起立、回転させると共に、バス車内1の床
面上に車輪ブラケット7をセットすることで自転車を固
定する。また、最後列シ−ト4に設けられた自転車保持
具5に自転車10を固定する際には、自転車10の前輪
を自転車保持具5の2本のパイプ5a、5b間に前輪が
連結材5cに当接するまで押し込み、自転車10の後輪
を車輪ブラケット7の車輪受け部材7b、7c、7dに
挟持することで固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路線バス等に用い
られるバス車内に自転車を固定するバスの自転車固定装
置に関する。
られるバス車内に自転車を固定するバスの自転車固定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、路線バス等のバスでは、利用
者が多数乗車することを主目的としており、スキ−板や
自転車等の長尺物は他の利用者への迷惑になることか
ら、利用者と共に路線バスに載せることは一般には行わ
れていない。
者が多数乗車することを主目的としており、スキ−板や
自転車等の長尺物は他の利用者への迷惑になることか
ら、利用者と共に路線バスに載せることは一般には行わ
れていない。
【0003】郊外の路線バスの利用者は、居住区域から
最寄りのバス停留所まで自分の自転車で行き、バス停留
所に設けられた自転車置場に自転車を駐輪したうえで、
路線バスに乗車することが頻繁に行われている。
最寄りのバス停留所まで自分の自転車で行き、バス停留
所に設けられた自転車置場に自転車を駐輪したうえで、
路線バスに乗車することが頻繁に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、路線バ
スの利用者は目的地に着いて降車した時点で移動手段が
なくなることから、自転車を携帯して路線バスに乗車す
ることが望まれている。そこで従来は、例えば実開昭5
7−98990号公報に示されるような折畳み可能な自
転車を小型に折畳んで路線バスに持ち込んでいた。
スの利用者は目的地に着いて降車した時点で移動手段が
なくなることから、自転車を携帯して路線バスに乗車す
ることが望まれている。そこで従来は、例えば実開昭5
7−98990号公報に示されるような折畳み可能な自
転車を小型に折畳んで路線バスに持ち込んでいた。
【0005】このような折畳み式自転車は、電車やバス
への搭載性を考慮して比較的小径のタイヤであるため、
通常の大径のタイヤを備えた自転車に比べ疲労度が高い
ほか、乗車可能な状態からの折畳み作業や、折畳んだ状
態からの展開作業が煩雑であるという課題を有してい
る。そこで、路線バスの利用者からは通常利用している
大径のタイヤを備えた自転車を携帯して乗車できるよう
多くの要望が出されている。
への搭載性を考慮して比較的小径のタイヤであるため、
通常の大径のタイヤを備えた自転車に比べ疲労度が高い
ほか、乗車可能な状態からの折畳み作業や、折畳んだ状
態からの展開作業が煩雑であるという課題を有してい
る。そこで、路線バスの利用者からは通常利用している
大径のタイヤを備えた自転車を携帯して乗車できるよう
多くの要望が出されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明による請求
項1記載のバスの自転車固定装置は、バス車内の平面上
に円弧形状に突出するホイ−ルハウス上に、前記ホイー
ルハウスの円弧形状に沿った形状で、先端に自転車のフ
レ−ムを挟持可能な支持部を備えた自転車支持具を車両
前後方向に折畳み可能に設けたことを特徴とする。
項1記載のバスの自転車固定装置は、バス車内の平面上
に円弧形状に突出するホイ−ルハウス上に、前記ホイー
ルハウスの円弧形状に沿った形状で、先端に自転車のフ
レ−ムを挟持可能な支持部を備えた自転車支持具を車両
前後方向に折畳み可能に設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載のバスの自転車固定装
置では、請求項1に加え、前記自転車支持具を車両前後
方向に折畳んだ状態で前記自転車支持具の上方には、乗
員シ−トのシ−トクッションを上方に跳ね上げ可能に載
置したことを特徴とする。
置では、請求項1に加え、前記自転車支持具を車両前後
方向に折畳んだ状態で前記自転車支持具の上方には、乗
員シ−トのシ−トクッションを上方に跳ね上げ可能に載
置したことを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3記載のバスの自転車固定
装置では、バス車内の最後部で平面床を段階的に高くし
た雛壇に、最後列シ−トを所定間隔を隔てて分割して載
置し、この所定間隔内に自転車の車輪を挟持可能な自転
車保持具を設けたことを特徴とする。
装置では、バス車内の最後部で平面床を段階的に高くし
た雛壇に、最後列シ−トを所定間隔を隔てて分割して載
置し、この所定間隔内に自転車の車輪を挟持可能な自転
車保持具を設けたことを特徴とする。
【0009】そして、請求項4記載のバスの自転車固定
装置では、請求項3に加え、自転車保持具が平行な2本
のパイプ材から構成され、パイプ材の高さを雛壇に載置
される最後列シ−トのシ−トクッションよりも高く設定
したことを特徴とする。
装置では、請求項3に加え、自転車保持具が平行な2本
のパイプ材から構成され、パイプ材の高さを雛壇に載置
される最後列シ−トのシ−トクッションよりも高く設定
したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
るバスの自転車固定装置の実施形態を説明する。本発明
のバスの自転車固定装置は、図1に示すように、前扉、
中扉を有し、全体にわたって広大な平面床を有する路線
バスの車両後方、特に平面床から円弧状に突出するリヤ
ホイ−ルハウスから最後部で平面床を段階的に高くした
雛壇にかけての自転車収納スペ−スに配置されている。
るバスの自転車固定装置の実施形態を説明する。本発明
のバスの自転車固定装置は、図1に示すように、前扉、
中扉を有し、全体にわたって広大な平面床を有する路線
バスの車両後方、特に平面床から円弧状に突出するリヤ
ホイ−ルハウスから最後部で平面床を段階的に高くした
雛壇にかけての自転車収納スペ−スに配置されている。
【0011】バス車内1のリヤホイ−ルが位置する平面
床にはリヤホイ−ルの形状に沿った円弧状のリヤホイ−
ルハウス2が突出して設けられている。また、バス車内
1の最後部には走行用エンジンを収容するために平面床
を段階的に高くした雛壇3が車幅方向にわたって形成さ
れている。
床にはリヤホイ−ルの形状に沿った円弧状のリヤホイ−
ルハウス2が突出して設けられている。また、バス車内
1の最後部には走行用エンジンを収容するために平面床
を段階的に高くした雛壇3が車幅方向にわたって形成さ
れている。
【0012】雛壇3には、ほぼ一人分の幅に形成された
独立シ−ト4a、4b、4c、4dが所定間隔を隔てて
配置され、最後列シ−ト4を構成している。独立シ−ト
4a、4b、4c、4dの間には、自転車の車輪幅以上
の間隔を有する2本の逆L字状パイプ5a、5bから構
成される自転車保持具5が設けられている。
独立シ−ト4a、4b、4c、4dが所定間隔を隔てて
配置され、最後列シ−ト4を構成している。独立シ−ト
4a、4b、4c、4dの間には、自転車の車輪幅以上
の間隔を有する2本の逆L字状パイプ5a、5bから構
成される自転車保持具5が設けられている。
【0013】また、リヤホイ−ルハウス2の上部には、
後述する自転車支持具6が折畳み可能に設けられてお
り、この自転車支持具6を折畳んだ状態でリヤホイ−ル
ハウス2上に車両前後方向に伸びる乗員シ−ト8が位置
する。この乗員シ−ト8は車体側壁に固定されたバック
レスト8aに対してシ−トクッション8bがヒンジ8c
を介して上方に折畳み可能に構成されている。
後述する自転車支持具6が折畳み可能に設けられてお
り、この自転車支持具6を折畳んだ状態でリヤホイ−ル
ハウス2上に車両前後方向に伸びる乗員シ−ト8が位置
する。この乗員シ−ト8は車体側壁に固定されたバック
レスト8aに対してシ−トクッション8bがヒンジ8c
を介して上方に折畳み可能に構成されている。
【0014】自転車支持具6は図2に詳述するように、
先端がリヤホイ−ルハウス2の傾斜角度にほぼ等しい角
度θだけ下方に傾かせたメインパイプ6aと、このメイ
ンパイプ6aのほぼ中央に取り付けられたサブパイプ6
bと、メインパイプ6a、サブパイプ6bの下端を上下
方向に回動可能に支持すると共に、リヤホイ−ルハウス
2に対して平面上に回動可能に支持する支持プレ−ト6
cと、角度θだけ下方に傾いたメインパイプ6aの先端
に結合する下部支持体6dと、下部支持体6dに対して
枢軸6fにより揺動可能に結合された上部支持体6e
と、下部支持体6d、上部支持体6eの間で枢軸6fか
ら離れた位置に、下部支持体6dに一端を固定し、両者
に跨がって設けられた螺子体6gと、この螺子体6gの
頂部に係止されたつまみ6hとから構成されている。
先端がリヤホイ−ルハウス2の傾斜角度にほぼ等しい角
度θだけ下方に傾かせたメインパイプ6aと、このメイ
ンパイプ6aのほぼ中央に取り付けられたサブパイプ6
bと、メインパイプ6a、サブパイプ6bの下端を上下
方向に回動可能に支持すると共に、リヤホイ−ルハウス
2に対して平面上に回動可能に支持する支持プレ−ト6
cと、角度θだけ下方に傾いたメインパイプ6aの先端
に結合する下部支持体6dと、下部支持体6dに対して
枢軸6fにより揺動可能に結合された上部支持体6e
と、下部支持体6d、上部支持体6eの間で枢軸6fか
ら離れた位置に、下部支持体6dに一端を固定し、両者
に跨がって設けられた螺子体6gと、この螺子体6gの
頂部に係止されたつまみ6hとから構成されている。
【0015】下部支持体6dと上部支持体6eは先端が
外方に凸となる山形形状を有し、それぞれの内面には下
部支持体6d、上部支持体6eの先端形状に合致した硬
質ゴム6i、6jが貼着され、自転車のフレ−ムを挟み
込む際のフレ−ムの損傷を防止している。
外方に凸となる山形形状を有し、それぞれの内面には下
部支持体6d、上部支持体6eの先端形状に合致した硬
質ゴム6i、6jが貼着され、自転車のフレ−ムを挟み
込む際のフレ−ムの損傷を防止している。
【0016】さらに、自転車保持具5は、図4に示すよ
うに、雛壇3の縦壁面から2本の逆L字形状のパイプ5
a、5bを自転車の車輪幅程度離間して平行に設け、両
パイプ5a、5bを雛壇3の縦壁面近傍で連結する連結
材5cとから構成されており、車両前方から自転車の車
輪を2本のパイプ5a、5b間に挿入した際に、連結材
5cが車輪の後方への移動を阻止する。
うに、雛壇3の縦壁面から2本の逆L字形状のパイプ5
a、5bを自転車の車輪幅程度離間して平行に設け、両
パイプ5a、5bを雛壇3の縦壁面近傍で連結する連結
材5cとから構成されており、車両前方から自転車の車
輪を2本のパイプ5a、5b間に挿入した際に、連結材
5cが車輪の後方への移動を阻止する。
【0017】パイプ5a、5bは、最後列シ−ト4のシ
−トクッションの高さ(厚み)よりも高く設定してあ
り、パイプ5a、5b間にカバ−等を被せることで通常
時には最後列シ−ト4のア−ムレストとしても機能する
よう構成されている。
−トクッションの高さ(厚み)よりも高く設定してあ
り、パイプ5a、5b間にカバ−等を被せることで通常
時には最後列シ−ト4のア−ムレストとしても機能する
よう構成されている。
【0018】また、図4に示すような2本の逆L字形状
のパイプ5a、5bに代えて、自転車保持具11を図5
に示すように、雛壇3の縦壁面に所定間隔を隔てて設け
られ前方に開口するコ字形状のブラケット11aと、雛
壇3の平面部でブラケット11aの中心位置近傍に設け
られ上方に開口するコ字形状のブラケット11bとから
構成しても良い。そして、ブラケット11a、11bに
自転車の車輪を挟み込んだ際に、自転車を固定するステ
−として、雛壇3の平面部の前端に所定幅を有する取付
座11c、取付座11cの両端に回動可能に設けられ、
先端が外方に凸となる形状を有し自転車のフレ−ムを挟
持可能な2本のステ−11d、11eとを備えている。
のパイプ5a、5bに代えて、自転車保持具11を図5
に示すように、雛壇3の縦壁面に所定間隔を隔てて設け
られ前方に開口するコ字形状のブラケット11aと、雛
壇3の平面部でブラケット11aの中心位置近傍に設け
られ上方に開口するコ字形状のブラケット11bとから
構成しても良い。そして、ブラケット11a、11bに
自転車の車輪を挟み込んだ際に、自転車を固定するステ
−として、雛壇3の平面部の前端に所定幅を有する取付
座11c、取付座11cの両端に回動可能に設けられ、
先端が外方に凸となる形状を有し自転車のフレ−ムを挟
持可能な2本のステ−11d、11eとを備えている。
【0019】さらに、車輪ブラケット7はバス車内1の
床面に載置可能に一体化されており、具体的には図6に
示すように、上方に開口した複数の車輪受け部材7a、
7b、7c、7d、7eが所定間隔を隔てて並設され、
車輪受け部材7a、7b、7c、7d、7eの前方が前
方支持部材7fにより、車輪受け部材7b、7c、7d
の後方が後方支持部材7gにより支持することで一体化
されている。両端の車輪受け部材7a、7eは、後側が
内方を向くよう傾斜して設けられておりリヤホイ−ルハ
ウス2上の自転車支持具6に固定された自転車9の前輪
を挟み込むものであり、車輪受け部材7b、7c、7d
は平行に配置されており最後列シ−ト4に設けられた自
転車保持具5に固定された自転車10の後輪を挟み込む
ものである。
床面に載置可能に一体化されており、具体的には図6に
示すように、上方に開口した複数の車輪受け部材7a、
7b、7c、7d、7eが所定間隔を隔てて並設され、
車輪受け部材7a、7b、7c、7d、7eの前方が前
方支持部材7fにより、車輪受け部材7b、7c、7d
の後方が後方支持部材7gにより支持することで一体化
されている。両端の車輪受け部材7a、7eは、後側が
内方を向くよう傾斜して設けられておりリヤホイ−ルハ
ウス2上の自転車支持具6に固定された自転車9の前輪
を挟み込むものであり、車輪受け部材7b、7c、7d
は平行に配置されており最後列シ−ト4に設けられた自
転車保持具5に固定された自転車10の後輪を挟み込む
ものである。
【0020】このように構成されたバスの自転車固定装
置では、通常時には図1(A)に示すように、リヤホイ
−ルハウス2上に乗員シ−ト8をバックレスト8a、シ
−トクッション8bを開いた状態にすることで、バス車
内1の全体にわたって客席を設定することができ、着座
定員を確保できる。
置では、通常時には図1(A)に示すように、リヤホイ
−ルハウス2上に乗員シ−ト8をバックレスト8a、シ
−トクッション8bを開いた状態にすることで、バス車
内1の全体にわたって客席を設定することができ、着座
定員を確保できる。
【0021】そして、バス車内1に自転車を固定する際
には、図示しないカ−テン等により車両前方の客席スペ
−スと、車両後方、特にリヤホイ−ルハウス2から最後
部の雛壇3にかけての自転車収納スペ−スとに区画し、
図1(B)に示すように、リヤホイ−ルハウス2上の乗
員シ−ト8のシ−トクッション8bを上方に格納し、自
転車支持具6を起立、回転させると共に、バス車内1の
床面上に車輪ブラケット7をセットすることで、自転車
の固定可能状態にセットする。
には、図示しないカ−テン等により車両前方の客席スペ
−スと、車両後方、特にリヤホイ−ルハウス2から最後
部の雛壇3にかけての自転車収納スペ−スとに区画し、
図1(B)に示すように、リヤホイ−ルハウス2上の乗
員シ−ト8のシ−トクッション8bを上方に格納し、自
転車支持具6を起立、回転させると共に、バス車内1の
床面上に車輪ブラケット7をセットすることで、自転車
の固定可能状態にセットする。
【0022】この状態で自転車9を収容する際には、リ
ヤホイ−ルハウス2上の自転車支持具6のつまみ6hを
緩めて下部支持体6d、上部支持体6eの先端に自転車
9のフレ−ムを位置させ、つまみ6hを締め込むことで
自転車9のフレ−ムを挟持する。そして、自転車9の前
輪は、車輪ブラケット7の両端に位置する車輪受け部材
7a、7eで挟持することで固定される。なお、本実施
の形態ではリヤホイールハウス上に自転車支持具を設け
た例を示したが、リヤホイールハウスに限らずフロント
ホイールハウス上に自転車支持具を設けても良い。
ヤホイ−ルハウス2上の自転車支持具6のつまみ6hを
緩めて下部支持体6d、上部支持体6eの先端に自転車
9のフレ−ムを位置させ、つまみ6hを締め込むことで
自転車9のフレ−ムを挟持する。そして、自転車9の前
輪は、車輪ブラケット7の両端に位置する車輪受け部材
7a、7eで挟持することで固定される。なお、本実施
の形態ではリヤホイールハウス上に自転車支持具を設け
た例を示したが、リヤホイールハウスに限らずフロント
ホイールハウス上に自転車支持具を設けても良い。
【0023】一方、最後列シ−ト4に設けられた自転車
保持具5に自転車10を固定する際には、自転車10の
前輪を自転車保持具5の2本のパイプ5a、5b間に前
輪が連結材5cに当接するまで押し込み、自転車10の
後輪を車輪ブラケット7の車輪受け部材7b、7c、7
dで挟持することで固定される。
保持具5に自転車10を固定する際には、自転車10の
前輪を自転車保持具5の2本のパイプ5a、5b間に前
輪が連結材5cに当接するまで押し込み、自転車10の
後輪を車輪ブラケット7の車輪受け部材7b、7c、7
dで挟持することで固定される。
【0024】自転車保持具5と自転車10との間、自転
車支持具6と自転車9との間にそれぞれチェ−ン等の係
止具を掛け渡すことで、自転車9、10の固定を更に確
実なものとなる。
車支持具6と自転車9との間にそれぞれチェ−ン等の係
止具を掛け渡すことで、自転車9、10の固定を更に確
実なものとなる。
【0025】なお、図5に示す自転車保持具11に自転
車を固定する際には、ブラケット11a、11bで自転
車の前輪を挟持し、2本のステ−11d、11eで自転
車のフレ−ムを挟持することで固定される。
車を固定する際には、ブラケット11a、11bで自転
車の前輪を挟持し、2本のステ−11d、11eで自転
車のフレ−ムを挟持することで固定される。
【0026】
【発明の効果】本発明による請求項1記載のバスの自転
車固定装置は、バス車内の平面床上に円弧形状に突出す
るホイ−ルハウス上に、前記ホイールハウスの円弧形状
に沿った形状で、先端に自転車のフレ−ムを挟持可能な
支持部を備えた自転車支持具を車両前後方向に折畳み可
能に設けたため、自転車固定時にはリヤホイ−ルハウス
部を利用して自転車が支持可能であると共に、自転車を
固定しない通常時には自転車支持具をリヤホイ−ルハウ
スの円弧形状に沿って格納できるため、バスの利用者に
対して自転車支持具が突起物として邪魔することがな
い。
車固定装置は、バス車内の平面床上に円弧形状に突出す
るホイ−ルハウス上に、前記ホイールハウスの円弧形状
に沿った形状で、先端に自転車のフレ−ムを挟持可能な
支持部を備えた自転車支持具を車両前後方向に折畳み可
能に設けたため、自転車固定時にはリヤホイ−ルハウス
部を利用して自転車が支持可能であると共に、自転車を
固定しない通常時には自転車支持具をリヤホイ−ルハウ
スの円弧形状に沿って格納できるため、バスの利用者に
対して自転車支持具が突起物として邪魔することがな
い。
【0027】また、請求項2記載のバスの自転車固定装
置では、請求項1に加え、前記自転車支持具を車両前後
方向に折畳んだ状態で、自転車支持具の上方には、乗員
シ−トのシ−トクッションを上方に跳ね上げ可能に載置
したことで、自転車を収容しない通常時には客席数の増
大を図ることができる。
置では、請求項1に加え、前記自転車支持具を車両前後
方向に折畳んだ状態で、自転車支持具の上方には、乗員
シ−トのシ−トクッションを上方に跳ね上げ可能に載置
したことで、自転車を収容しない通常時には客席数の増
大を図ることができる。
【0028】さらに、請求項3記載のバスの自転車固定
装置では、バス車内の最後部で平面床を段階的に高くし
た雛壇に、最後列シ−トを所定間隔を隔てて分割して載
置し、この所定間隔内に自転車の車輪を挟持可能な自転
車保持具を設けたことで、自転車を固定しない通常時に
おける着座定員の確保と、自転車を固定する際の自転車
保持の確実性の両立が図れる。
装置では、バス車内の最後部で平面床を段階的に高くし
た雛壇に、最後列シ−トを所定間隔を隔てて分割して載
置し、この所定間隔内に自転車の車輪を挟持可能な自転
車保持具を設けたことで、自転車を固定しない通常時に
おける着座定員の確保と、自転車を固定する際の自転車
保持の確実性の両立が図れる。
【0029】そして、請求項4記載のバスの自転車固定
装置では、請求項3に加え、自転車保持具が平行な2本
のパイプ材から構成され、パイプ材の高さを雛壇に載置
される最後列シ−トのシ−トクッションの高さよりも高
く設定したため、自転車を固定しない際には最後列シ−
トの着座者のア−ムレストとして利用でき、最後列シ−
ト着座者の快適性の向上が図れる。
装置では、請求項3に加え、自転車保持具が平行な2本
のパイプ材から構成され、パイプ材の高さを雛壇に載置
される最後列シ−トのシ−トクッションの高さよりも高
く設定したため、自転車を固定しない際には最後列シ−
トの着座者のア−ムレストとして利用でき、最後列シ−
ト着座者の快適性の向上が図れる。
【図1】本発明によるバスの自転車固定装置を適用した
バスの斜視図であり、(A)は通常使用状態、(B)は
自転車固定可能状態、(C)は自転車を固定した状態を
示す。
バスの斜視図であり、(A)は通常使用状態、(B)は
自転車固定可能状態、(C)は自転車を固定した状態を
示す。
【図2】本発明によるバスの自転車固定装置の自転車支
持具を示す斜視図である。
持具を示す斜視図である。
【図3】図2の自転車固定装置の自転車支持具の中の挟
持部を示す側面図である。
持部を示す側面図である。
【図4】本発明によるバスの自転車固定装置の自転車保
持具を示す斜視図である。
持具を示す斜視図である。
【図5】本発明によるバスの自転車固定装置の自転車保
持具の他の形態を示す斜視図である。
持具の他の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明によるバスの自転車固定装置の車輪ブラ
ケットを示す斜視図である。
ケットを示す斜視図である。
1 バス車内 2 タイヤハウス 3 雛段 4 最後列シ−ト 5 自転車保持具 6 自転車支持具 7 車輪ブラケット
Claims (4)
- 【請求項1】 バス車内の平面床上に円弧形状に突出す
るホイ−ルハウス上に、前記ホイールハウスの円弧形状
に沿った形状で、先端に自転車のフレ−ムを挟持可能な
支持部を備えた自転車支持具を車両前後方向に折畳み可
能に設けたことを特徴とするバスの自転車固定装置。 - 【請求項2】 前記自転車支持具を車両前後方向に折畳
んだ状態で、前記自転車支持具の上方には、乗員シ−ト
のシ−トクッションを上方に跳ね上げ可能に載置したこ
とを特徴とする請求項1記載のバスの自転車固定装置。 - 【請求項3】 バス車内の最後部で平面床を段階的に高
くした雛壇に、最後列シ−トを所定間隔を隔てて分割し
て載置し、この所定間隔内に自転車の車輪を挟持可能な
自転車保持具を設けたことを特徴とするバスの自転車固
定装置。 - 【請求項4】 前記自転車保持具は、平行な2本のパイ
プ材から構成され、パイプ材の高さを雛壇に載置される
最後列シ−トのシ−トクッションよりも高く設定したこ
とを特徴とする請求項3記載のバスの自転車固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313596A JPH09240357A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | バスの自転車固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7313596A JPH09240357A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | バスの自転車固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09240357A true JPH09240357A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13509466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7313596A Pending JPH09240357A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | バスの自転車固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09240357A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-03-05 JP JP7313596A patent/JPH09240357A/ja active Pending
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