JPH09234305A - 静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油水分離槽および油水分離方法 - Google Patents
静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油水分離槽および油水分離方法Info
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- JPH09234305A JPH09234305A JP4337696A JP4337696A JPH09234305A JP H09234305 A JPH09234305 A JP H09234305A JP 4337696 A JP4337696 A JP 4337696A JP 4337696 A JP4337696 A JP 4337696A JP H09234305 A JPH09234305 A JP H09234305A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 精度よく短時間で油層厚みを測定することが
可能な静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びに短時
間で効率良く油と水とを正確に分離することが可能な静
置式油水分離槽および油水分離方法の提供。 【解決手段】 油と水とを分離する静置式油水分離槽1
の油層厚み測定装置であって、マノメータの水などの液
が油水分離槽内の液体と連通または隔離膜40を介在して
接する液柱マノメータ20と、該マノメータの液面高さ測
定手段30と、油水分離槽の液面高さ測定手段31を有する
油層厚み測定装置、前記油層厚み測定装置を設けた静置
式油水分離槽、および油層厚みDを算出するとともに、
油水分離槽からの液抜き出し開始後の液柱マノメータお
よび/または油水分離槽の液面高さの経時的測定値
h1t、h2tに基づき、油水分離槽から水、油を選択的に
抜き出す油水分離方法。
可能な静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びに短時
間で効率良く油と水とを正確に分離することが可能な静
置式油水分離槽および油水分離方法の提供。 【解決手段】 油と水とを分離する静置式油水分離槽1
の油層厚み測定装置であって、マノメータの水などの液
が油水分離槽内の液体と連通または隔離膜40を介在して
接する液柱マノメータ20と、該マノメータの液面高さ測
定手段30と、油水分離槽の液面高さ測定手段31を有する
油層厚み測定装置、前記油層厚み測定装置を設けた静置
式油水分離槽、および油層厚みDを算出するとともに、
油水分離槽からの液抜き出し開始後の液柱マノメータお
よび/または油水分離槽の液面高さの経時的測定値
h1t、h2tに基づき、油水分離槽から水、油を選択的に
抜き出す油水分離方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば製鉄圧延設
備におけるオイルクーラント設備内に設ける油水分離槽
など、含油水を静置し、油と水とを分離する静置式油水
分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油
水分離槽および油水分離方法に関する。
備におけるオイルクーラント設備内に設ける油水分離槽
など、含油水を静置し、油と水とを分離する静置式油水
分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油
水分離槽および油水分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静置式油水分離槽(以下油水分離槽と記
す)は、槽に含油排水など含油水を貯液し、静置してお
くことにより、比重差により油と水を分離するために使
用する。分離後の油は、通常再利用し、分離後の水は、
さらに加圧浮上などの方法により完全に油分を除去し、
排水する。
す)は、槽に含油排水など含油水を貯液し、静置してお
くことにより、比重差により油と水を分離するために使
用する。分離後の油は、通常再利用し、分離後の水は、
さらに加圧浮上などの方法により完全に油分を除去し、
排水する。
【0003】この目的を達成するためには、油層厚みを
測定し、油水分離槽底部に溜まった水を排水する作業が
必要となる。図4に従来の静置式油水分離槽を断面図で
示す。図4において、1は油水分離槽、2は浮上油、3
は下澄み水、4は験水コック、5は含油排水など含油水
の注入弁(以下含油排水注入弁と記す)、6はポンプ、
7、8は排水弁、9、10は排油弁、11は排水処理設備、
12は廃油槽、lは配管を示す。
測定し、油水分離槽底部に溜まった水を排水する作業が
必要となる。図4に従来の静置式油水分離槽を断面図で
示す。図4において、1は油水分離槽、2は浮上油、3
は下澄み水、4は験水コック、5は含油排水など含油水
の注入弁(以下含油排水注入弁と記す)、6はポンプ、
7、8は排水弁、9、10は排油弁、11は排水処理設備、
12は廃油槽、lは配管を示す。
【0004】すなわち、従来の油層厚みを測定する方法
としては、図4に示すように、油水分離槽1の側面に験
水コック4を設け、下澄み水3の上層の浮上油2の油層
厚みを測定する方法が挙げられる。また、電気的に油を
検出する方法として、油と水の電気抵抗の差を利用する
方法、静電容量差を利用する方法が挙げられる。
としては、図4に示すように、油水分離槽1の側面に験
水コック4を設け、下澄み水3の上層の浮上油2の油層
厚みを測定する方法が挙げられる。また、電気的に油を
検出する方法として、油と水の電気抵抗の差を利用する
方法、静電容量差を利用する方法が挙げられる。
【0005】しかしながら、験水コックによる方法の場
合、コックを開け、油を確認する作業が必要であり、作
業能率が悪く、また精度よく油層厚みを測定することは
できない。電気的な方法も同様に油の存在は確認できる
が、精度よく油層厚みを測定することはできない。
合、コックを開け、油を確認する作業が必要であり、作
業能率が悪く、また精度よく油層厚みを測定することは
できない。電気的な方法も同様に油の存在は確認できる
が、精度よく油層厚みを測定することはできない。
【0006】このように、従来技術の方法においては、
作業能率が劣るか、油層厚みを直接精度よく測定でき
ず、この結果、短時間で効率良く油と水とを正確に分離
することは困難であった。
作業能率が劣るか、油層厚みを直接精度よく測定でき
ず、この結果、短時間で効率良く油と水とを正確に分離
することは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の問題を解決し、精度よく短時間で油層厚みを測定す
ることが可能な静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並
びに短時間で効率良く油と水とを正確に分離することが
可能な静置式油水分離槽および油水分離方法を提供する
ことを目的とする。
術の問題を解決し、精度よく短時間で油層厚みを測定す
ることが可能な静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並
びに短時間で効率良く油と水とを正確に分離することが
可能な静置式油水分離槽および油水分離方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、含油水を
静置し、油と水とを分離する静置式油水分離槽1の油層
厚み測定装置であって、前記油水分離槽1内の液体と連
通する水柱マノメータ20と、該マノメータ20の水位測定
手段30と、前記油水分離槽1の液面高さ測定手段31を有
することを特徴とする静置式油水分離槽の油層厚み測定
装置である。
静置し、油と水とを分離する静置式油水分離槽1の油層
厚み測定装置であって、前記油水分離槽1内の液体と連
通する水柱マノメータ20と、該マノメータ20の水位測定
手段30と、前記油水分離槽1の液面高さ測定手段31を有
することを特徴とする静置式油水分離槽の油層厚み測定
装置である。
【0009】第2の発明は、油水分離槽1の下部に液抜
き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の高
さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置式
油水分離槽であって、前記油水分離槽1内の液体と連通
する水柱マノメータ20と、該マノメータ20の水位測定手
段30と、前記油水分離槽1の液面高さ測定手段31を有す
ることを特徴とする静置式油水分離槽である。
き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の高
さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置式
油水分離槽であって、前記油水分離槽1内の液体と連通
する水柱マノメータ20と、該マノメータ20の水位測定手
段30と、前記油水分離槽1の液面高さ測定手段31を有す
ることを特徴とする静置式油水分離槽である。
【0010】第3の発明は、油水分離槽1の下部に液抜
き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の高
さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置式
油水分離槽における油水分離方法であって、前記油水分
離槽1に、該油水分離槽1内の液体と連通する水柱マノ
メータ20を付設し、前記油水分離槽1の液抜き出し前ま
たは液抜き出し中に、前記水柱マノメータ20の水位h1
および前記油水分離槽1の液面高さh2 を測定し、両者
の測定値に基づき油層厚みDを算出するとともに、前記
油水分離槽1の液抜き出し開始後の前記水柱マノメータ
20の水位および/または前記油水分離槽1の液面高さの
経時的測定値であるh1tおよび/またはh2tに基づき、
前記油水分離槽1から水、油を選択的に抜き出すことを
特徴とする油水分離方法である。
き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の高
さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置式
油水分離槽における油水分離方法であって、前記油水分
離槽1に、該油水分離槽1内の液体と連通する水柱マノ
メータ20を付設し、前記油水分離槽1の液抜き出し前ま
たは液抜き出し中に、前記水柱マノメータ20の水位h1
および前記油水分離槽1の液面高さh2 を測定し、両者
の測定値に基づき油層厚みDを算出するとともに、前記
油水分離槽1の液抜き出し開始後の前記水柱マノメータ
20の水位および/または前記油水分離槽1の液面高さの
経時的測定値であるh1tおよび/またはh2tに基づき、
前記油水分離槽1から水、油を選択的に抜き出すことを
特徴とする油水分離方法である。
【0011】前記第1の発明、第2の発明、第3の発明
においては、前記水柱マノメータ20の前記油水分離槽1
との連通部35から水柱マノメータ20の液面迄の液が水で
あることが好ましい。また、前記第1の発明、第2の発
明、第3の発明においては、前記水柱マノメータ20の前
記油水分離槽1との連通部35の管路32の少なくとも一部
が油水分離槽1の前記液抜き出し口E2 より下部の高さ
に付設されていることが好ましい。
においては、前記水柱マノメータ20の前記油水分離槽1
との連通部35から水柱マノメータ20の液面迄の液が水で
あることが好ましい。また、前記第1の発明、第2の発
明、第3の発明においては、前記水柱マノメータ20の前
記油水分離槽1との連通部35の管路32の少なくとも一部
が油水分離槽1の前記液抜き出し口E2 より下部の高さ
に付設されていることが好ましい。
【0012】第4の発明は、含油水を静置し、油と水と
を分離する静置式油水分離槽1の油層厚み測定装置であ
って、前記油水分離槽1内の液体と隔離膜40を介在して
マノメータの液が接する液柱マノメータ20と、該マノメ
ータ20の液面高さ測定手段30と、前記油水分離槽1の液
面高さ測定手段31を有し、前記液柱マノメータ20の液の
比重が、少なくとも前記油の比重または水の比重のいず
れかと異なることを特徴とする静置式油水分離槽の油層
厚み測定装置である。
を分離する静置式油水分離槽1の油層厚み測定装置であ
って、前記油水分離槽1内の液体と隔離膜40を介在して
マノメータの液が接する液柱マノメータ20と、該マノメ
ータ20の液面高さ測定手段30と、前記油水分離槽1の液
面高さ測定手段31を有し、前記液柱マノメータ20の液の
比重が、少なくとも前記油の比重または水の比重のいず
れかと異なることを特徴とする静置式油水分離槽の油層
厚み測定装置である。
【0013】第5の発明は、油水分離槽1の下部に液抜
き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の高
さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置式
油水分離槽であって、前記油水分離槽1内の液体と隔離
膜40を介在してマノメータの液が接する液柱マノメータ
20と、該マノメータ20の液面高さ測定手段30と、前記油
水分離槽1の液面高さ測定手段31を有し、前記液柱マノ
メータ20の液の比重が、少なくとも前記油の比重または
水の比重のいずれかと異なることを特徴とする静置式油
水分離槽である。
き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の高
さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置式
油水分離槽であって、前記油水分離槽1内の液体と隔離
膜40を介在してマノメータの液が接する液柱マノメータ
20と、該マノメータ20の液面高さ測定手段30と、前記油
水分離槽1の液面高さ測定手段31を有し、前記液柱マノ
メータ20の液の比重が、少なくとも前記油の比重または
水の比重のいずれかと異なることを特徴とする静置式油
水分離槽である。
【0014】第6の発明は、油水分離槽(1) の下部に液
抜き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の
高さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置
式油水分離槽における油水分離方法であって、前記油水
分離槽1に、マノメータの液体の比重が、少なくとも前
記油の比重または水の比重のいずれかと異なる液柱マノ
メータ20を付設し、前記油水分離槽1の液体と前記液柱
マノメータ20の液体と接する箇所に該両液体の隔離膜40
を取り付け、さらに前記油水分離槽1の液抜き出し時に
前記隔離膜40の取り付け部に対して該隔離膜40の膜面が
自在に移動可能な膜面積を有するように構成し、前記油
水分離槽1の液抜き出し前または液抜き出し中に、前記
液柱マノメータ20の液面高さh1 および前記油水分離槽
1の液面高さh2 を測定し、両者の測定値に基づき油層
厚みDを算出するとともに、前記油水分離槽1の液抜き
出し開始後の前記液柱マノメータ20の液面高さおよび/
または前記油水分離槽1の液面高さの経時的測定値であ
るh1tおよび/またはh2tに基づき、前記油水分離槽1
から水、油を選択的に抜き出すことを特徴とする油水分
離方法である。
抜き出し口E1 を設け、該液抜き出し口E1 より下部の
高さに別個の液抜き出し口E2 を設けた、含油水の静置
式油水分離槽における油水分離方法であって、前記油水
分離槽1に、マノメータの液体の比重が、少なくとも前
記油の比重または水の比重のいずれかと異なる液柱マノ
メータ20を付設し、前記油水分離槽1の液体と前記液柱
マノメータ20の液体と接する箇所に該両液体の隔離膜40
を取り付け、さらに前記油水分離槽1の液抜き出し時に
前記隔離膜40の取り付け部に対して該隔離膜40の膜面が
自在に移動可能な膜面積を有するように構成し、前記油
水分離槽1の液抜き出し前または液抜き出し中に、前記
液柱マノメータ20の液面高さh1 および前記油水分離槽
1の液面高さh2 を測定し、両者の測定値に基づき油層
厚みDを算出するとともに、前記油水分離槽1の液抜き
出し開始後の前記液柱マノメータ20の液面高さおよび/
または前記油水分離槽1の液面高さの経時的測定値であ
るh1tおよび/またはh2tに基づき、前記油水分離槽1
から水、油を選択的に抜き出すことを特徴とする油水分
離方法である。
【0015】前記第4の発明、第5の発明、第6の発明
においては、前記油水分離槽1の液体と前記液柱マノメ
ータ20の液体が接する箇所に、該両液体混合防止用の前
記隔離膜40を取りつける。この場合、該隔離膜40の取付
け箇所は、前記油水分離槽1の前記液抜き出し口E2 よ
り下部の高さであることが好ましい。
においては、前記油水分離槽1の液体と前記液柱マノメ
ータ20の液体が接する箇所に、該両液体混合防止用の前
記隔離膜40を取りつける。この場合、該隔離膜40の取付
け箇所は、前記油水分離槽1の前記液抜き出し口E2 よ
り下部の高さであることが好ましい。
【0016】これは、本発明における油水分離におい
て、前記油水分離槽1からの液抜き出し時に、前記液柱
マノメータ20の液面高さの変化を前記油水分離槽1の底
部迄監視可能となり、後記の実施例で示される油水分離
の制御が可能となるためである。また、前記第4の発
明、第5の発明、第6の発明においては、さらに好まし
くは、前記液柱マノメータ20の液の比重が、前記油の比
重および水の比重の内の大なる比重の値以上であるか、
または小なる比重の値以下であることが好ましい。
て、前記油水分離槽1からの液抜き出し時に、前記液柱
マノメータ20の液面高さの変化を前記油水分離槽1の底
部迄監視可能となり、後記の実施例で示される油水分離
の制御が可能となるためである。また、前記第4の発
明、第5の発明、第6の発明においては、さらに好まし
くは、前記液柱マノメータ20の液の比重が、前記油の比
重および水の比重の内の大なる比重の値以上であるか、
または小なる比重の値以下であることが好ましい。
【0017】これは、前記油水分離槽1からの液抜き出
し開始後、液抜き出し終了迄の前記液柱マノメータ20の
液面高さの推移が上下方向に対して一方向となり、本発
明の油水分離における制御が容易となるためである。ま
た、前記液柱マノメータ20の液として水を用いることも
好ましい。また、前記第4の発明、第5の発明、第6の
発明においては、前記隔離膜40としては、液体不透過性
の薄膜が好ましく用いられる。
し開始後、液抜き出し終了迄の前記液柱マノメータ20の
液面高さの推移が上下方向に対して一方向となり、本発
明の油水分離における制御が容易となるためである。ま
た、前記液柱マノメータ20の液として水を用いることも
好ましい。また、前記第4の発明、第5の発明、第6の
発明においては、前記隔離膜40としては、液体不透過性
の薄膜が好ましく用いられる。
【0018】さらに、前記第4の発明、第5の発明にお
いては、前記第6の発明と同様に、前記油水分離槽1の
液抜き出し時に、前記隔離膜40の取り付け部に対して該
隔離膜40の膜面が自在に移動可能な充分な膜面積を有す
るように該隔離膜40を構成することが好ましく、膜の形
状としては筒状、袋状などが例示される。これは、本発
明における油水分離において、前記油水分離槽1からの
液抜き出時に、前記液柱マノメータ20の液面高さの変化
を前記油水分離槽1の底部迄監視可能となり、後記で示
される油水分離の制御が可能となるためである。
いては、前記第6の発明と同様に、前記油水分離槽1の
液抜き出し時に、前記隔離膜40の取り付け部に対して該
隔離膜40の膜面が自在に移動可能な充分な膜面積を有す
るように該隔離膜40を構成することが好ましく、膜の形
状としては筒状、袋状などが例示される。これは、本発
明における油水分離において、前記油水分離槽1からの
液抜き出時に、前記液柱マノメータ20の液面高さの変化
を前記油水分離槽1の底部迄監視可能となり、後記で示
される油水分離の制御が可能となるためである。
【0019】前記第1の発明〜第6の発明は、水と比重
差を有し、水に対する溶解性の低い油を含有する含油水
の油水分離に好適に用いられる。
差を有し、水に対する溶解性の低い油を含有する含油水
の油水分離に好適に用いられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。なお、前記第4の発明、第5の発明、第6の発明
は、基本的な技術内容は、前記第1の発明、第2の発
明、第3の発明と同様であり、説明を簡明にするため、
以下、主として第1の発明、第2の発明、第3の発明に
限定して説明する。
る。なお、前記第4の発明、第5の発明、第6の発明
は、基本的な技術内容は、前記第1の発明、第2の発
明、第3の発明と同様であり、説明を簡明にするため、
以下、主として第1の発明、第2の発明、第3の発明に
限定して説明する。
【0021】本発明は、製鉄所などの圧延設備などにお
いて発生する圧延油、潤滑油などの油と水が混じった、
いわゆる含油排水などの含油水を静置し、油と水とを分
離する静置式油水分離槽に適用される。また、本発明
は、好ましくは、前記した油、ガソリン、灯油、石油系
軽油、コールタール系軽油、重油、原油など水に対して
不溶性かまたは水に対する溶解度が小さく、かつ水と混
合した際に浮上する、比重が1未満の油を含有する含油
水の全てに適用される。
いて発生する圧延油、潤滑油などの油と水が混じった、
いわゆる含油排水などの含油水を静置し、油と水とを分
離する静置式油水分離槽に適用される。また、本発明
は、好ましくは、前記した油、ガソリン、灯油、石油系
軽油、コールタール系軽油、重油、原油など水に対して
不溶性かまたは水に対する溶解度が小さく、かつ水と混
合した際に浮上する、比重が1未満の油を含有する含油
水の全てに適用される。
【0022】さらに、本発明は水との混合液が静置後、
液の上層に分離水層を形成する油脂類を含有する含油水
などにも好ましく適用される。第1の発明は、基本的に
は、含油排水などの含油水を静置し、油と水とを分離す
る油水分離槽において、該油水分離槽に、マノメータの
水が、マノメータ下部において油水分離槽の液と接触す
る、すなわち連通するマノメータを設け、マノメータに
は実質的に水のみを貯液し、油水分離槽には含油水を貯
液することにより、油水分離槽側とマノメータ側に比重
差に基づく液面差を生じせしめ、この液面差を検出する
ことで油水分離槽内の油層厚みを測定する装置である。
液の上層に分離水層を形成する油脂類を含有する含油水
などにも好ましく適用される。第1の発明は、基本的に
は、含油排水などの含油水を静置し、油と水とを分離す
る油水分離槽において、該油水分離槽に、マノメータの
水が、マノメータ下部において油水分離槽の液と接触す
る、すなわち連通するマノメータを設け、マノメータに
は実質的に水のみを貯液し、油水分離槽には含油水を貯
液することにより、油水分離槽側とマノメータ側に比重
差に基づく液面差を生じせしめ、この液面差を検出する
ことで油水分離槽内の油層厚みを測定する装置である。
【0023】図3に、本発明の油層厚み測定装置の原理
を、油水分離槽の断面図で示す。図3において、2U は
油水分離槽1の液面(:浮上油2の最上面)、2L は浮
上油2の最下面、20は水柱マノメータ、21は水を示し、
他の符号は図4と同一の内容を示す。図3に示すよう
に、油水分離槽1に含油排水などの含油水を貯液し、水
柱マノメータ20に水21を貯液すると油と水の比重差(密
度差)により油水分離槽1と水柱マノメータ20において
液面差が生じる。
を、油水分離槽の断面図で示す。図3において、2U は
油水分離槽1の液面(:浮上油2の最上面)、2L は浮
上油2の最下面、20は水柱マノメータ、21は水を示し、
他の符号は図4と同一の内容を示す。図3に示すよう
に、油水分離槽1に含油排水などの含油水を貯液し、水
柱マノメータ20に水21を貯液すると油と水の比重差(密
度差)により油水分離槽1と水柱マノメータ20において
液面差が生じる。
【0024】このときの液面差をd、油層厚みをD、基
準とする液体に対する、水の比重をγ1 、油の比重をγ
2 で表すと、 D=dγ1 /(γ1 −γ2 ) ・・・・・・・・(1) となり、例えばγ1 =1.0 、γ2 = 0.9の場合、 D=10d ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) である。
準とする液体に対する、水の比重をγ1 、油の比重をγ
2 で表すと、 D=dγ1 /(γ1 −γ2 ) ・・・・・・・・(1) となり、例えばγ1 =1.0 、γ2 = 0.9の場合、 D=10d ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) である。
【0025】このように、基準とする液体に対する水の
比重γ1 、油の比重γ2 を予め測定または設定しておけ
ば、液面差dを測定することで油層厚みDを知ることが
できる。本発明においては、例えば水を基準液体とし、
水に対する油の比重γ2 を予め測定または設定しておけ
ばよい。
比重γ1 、油の比重γ2 を予め測定または設定しておけ
ば、液面差dを測定することで油層厚みDを知ることが
できる。本発明においては、例えば水を基準液体とし、
水に対する油の比重γ2 を予め測定または設定しておけ
ばよい。
【0026】図1に、第1の発明、第2の発明、第3の
発明に係わる静置式油水分離槽の一例を断面図で示す。
図1において、30は水柱マノメータ20の水位測定手
段(:LIC-01) 、31は油水分離槽1の液面高さ測定手段
(:LIC-02) 、32は油水分離槽1の液体と水柱マノメー
タ20の水の連通部(接触、混合箇所)35の管路、33a は
管路32に設けられた弁、33b は弁、34は水などのマノメ
ータ液の注入弁(以下マノメータ注水弁と記す)、E1
は油水分離槽1の下部に設けられた液抜き出し口(以
下、油抜き出し口と記す)、E2 は油抜き出し口E1 よ
り下部の高さに設けられた液抜き出し口(以下、水抜き
出し口と記す)を示し、他の符号は図3、図4と同一内
容を示す。
発明に係わる静置式油水分離槽の一例を断面図で示す。
図1において、30は水柱マノメータ20の水位測定手
段(:LIC-01) 、31は油水分離槽1の液面高さ測定手段
(:LIC-02) 、32は油水分離槽1の液体と水柱マノメー
タ20の水の連通部(接触、混合箇所)35の管路、33a は
管路32に設けられた弁、33b は弁、34は水などのマノメ
ータ液の注入弁(以下マノメータ注水弁と記す)、E1
は油水分離槽1の下部に設けられた液抜き出し口(以
下、油抜き出し口と記す)、E2 は油抜き出し口E1 よ
り下部の高さに設けられた液抜き出し口(以下、水抜き
出し口と記す)を示し、他の符号は図3、図4と同一内
容を示す。
【0027】なお、前記した第4の発明、第5の発明、
第6の発明においては、図1の連通部35、または図1に
示すように、マノメータ20入口部である連通部に前記隔
離膜40を設ければよく、その取付け箇所は制限されるも
のではない。また、この場合、該隔離膜40は、液体不透
過性の例えば筒状、袋状の薄膜を用い、油水分離槽1か
らの液抜き出し時に、液柱マノメータ20内の液が油水分
離槽1側に自在に移動可能なように、充分な膜面積を有
するように構成することが好ましい。
第6の発明においては、図1の連通部35、または図1に
示すように、マノメータ20入口部である連通部に前記隔
離膜40を設ければよく、その取付け箇所は制限されるも
のではない。また、この場合、該隔離膜40は、液体不透
過性の例えば筒状、袋状の薄膜を用い、油水分離槽1か
らの液抜き出し時に、液柱マノメータ20内の液が油水分
離槽1側に自在に移動可能なように、充分な膜面積を有
するように構成することが好ましい。
【0028】また、前記したように、油水分離槽1内の
液の上層に分離水層を形成する例えば油脂類などを含む
含油水を処理する場合は、E1 を水抜き出し口、E2 を
油抜き出し口として用いればよい。以下、第1の発明、
第2の発明、第3の発明、および油が浮上する場合に限
定して説明する。
液の上層に分離水層を形成する例えば油脂類などを含む
含油水を処理する場合は、E1 を水抜き出し口、E2 を
油抜き出し口として用いればよい。以下、第1の発明、
第2の発明、第3の発明、および油が浮上する場合に限
定して説明する。
【0029】第1の発明は、油水分離槽1に水柱マノメ
ータ20を付設し、さらに該水柱マノメータ20の水位測定
手段30と、前記油水分離槽1の液面高さ測定手段31を有
し、油と水の比重差から、油層厚みDを測定する油層厚
み測定装置である。第2の発明は、油水分離槽1の下部
に油抜き出し口E1 を設け、該油抜き出し口E1 より下
部の高さに水抜き出し口E2 を設け、油水分離槽1内の
液体と連通する水柱マノメータ20と、該水柱マノメータ
20の水位測定手段30と、油水分離槽1の液面高さ測定手
段31を有する静置式油水分離槽である。
ータ20を付設し、さらに該水柱マノメータ20の水位測定
手段30と、前記油水分離槽1の液面高さ測定手段31を有
し、油と水の比重差から、油層厚みDを測定する油層厚
み測定装置である。第2の発明は、油水分離槽1の下部
に油抜き出し口E1 を設け、該油抜き出し口E1 より下
部の高さに水抜き出し口E2 を設け、油水分離槽1内の
液体と連通する水柱マノメータ20と、該水柱マノメータ
20の水位測定手段30と、油水分離槽1の液面高さ測定手
段31を有する静置式油水分離槽である。
【0030】第3の発明は、水柱マノメータ20の水位h
1 および油水分離槽1の液面高さh 2 を測定し、両者の
測定結果に基づき、例えば前記式(1) から油層厚みDを
算出する。一方、油水分離槽1からの液抜き出し開始後
の水柱マノメータ20の水位h1 および/または油水分離
槽1の液面高さh2 の経時的測定値であるh1tおよび/
またはh2tに基づき、水を水抜き出し口E2 から、油を
油抜き出し口E1 から選択的に抜き出す。
1 および油水分離槽1の液面高さh 2 を測定し、両者の
測定結果に基づき、例えば前記式(1) から油層厚みDを
算出する。一方、油水分離槽1からの液抜き出し開始後
の水柱マノメータ20の水位h1 および/または油水分離
槽1の液面高さh2 の経時的測定値であるh1tおよび/
またはh2tに基づき、水を水抜き出し口E2 から、油を
油抜き出し口E1 から選択的に抜き出す。
【0031】本第3の発明においては、油水分離槽1か
らの液抜き出し開始前に、予め、油層厚みDを算出して
おくことが好ましいが、液抜き出し開始後に前記水位h
1tおよび前記液面高さh2tの両者から前記式(1) により
油層厚みDを算出してもよい。前記第1の発明、第2の
発明、第3の発明において、前記した水位測定手段30、
液面高さ測定手段31としては、好ましくは、直読式液面
ゲージ、フロート式液面計または超音波式液面計などの
液面測定器が例示されるが、その方式に制限されるもの
ではない。
らの液抜き出し開始前に、予め、油層厚みDを算出して
おくことが好ましいが、液抜き出し開始後に前記水位h
1tおよび前記液面高さh2tの両者から前記式(1) により
油層厚みDを算出してもよい。前記第1の発明、第2の
発明、第3の発明において、前記した水位測定手段30、
液面高さ測定手段31としては、好ましくは、直読式液面
ゲージ、フロート式液面計または超音波式液面計などの
液面測定器が例示されるが、その方式に制限されるもの
ではない。
【0032】なお、水柱マノメータ20の水位h1 、油水
分離槽1の液面高さh2 、およびそれらの経時的測定値
h1t、h2tの基準点(:基準高さ)は、図1においては
油水分離槽1の底面としたが、本発明においては該基準
点は任意に設定できる。
分離槽1の液面高さh2 、およびそれらの経時的測定値
h1t、h2tの基準点(:基準高さ)は、図1においては
油水分離槽1の底面としたが、本発明においては該基準
点は任意に設定できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。 (実施例1)前記した図1に示す静置式油水分離槽を用
いて含油排水の油水分離を行った。なお、本実施例にお
いては、水柱マノメータ20の水位測定手段30(:LIC-0
1)として、超音波式液面計を、油水分離槽1の液面高
さ測定手段31(:LIC-02)として、フロート式液面スイ
ッチを用いた。
する。 (実施例1)前記した図1に示す静置式油水分離槽を用
いて含油排水の油水分離を行った。なお、本実施例にお
いては、水柱マノメータ20の水位測定手段30(:LIC-0
1)として、超音波式液面計を、油水分離槽1の液面高
さ測定手段31(:LIC-02)として、フロート式液面スイ
ッチを用いた。
【0034】まず、含油排水注入弁5を開け、含油排水
を油水分離槽1に注入する。このとき、水柱マノメータ
20内への油水の混入を防止するため、マノメータ注水弁
34を開き、水を補給する。油水分離槽1の液面高さ測定
手段31が、油水分離槽1の所定高さh2 の液面Hを検出
した時点で含油排水注入弁5を閉じる。
を油水分離槽1に注入する。このとき、水柱マノメータ
20内への油水の混入を防止するため、マノメータ注水弁
34を開き、水を補給する。油水分離槽1の液面高さ測定
手段31が、油水分離槽1の所定高さh2 の液面Hを検出
した時点で含油排水注入弁5を閉じる。
【0035】含油排水の油水分離槽1への注入完了後、
すなわち含油排水注入弁5が閉じられた後、タイマによ
り油が浮上分離する時間静置する。油の浮上分離が完了
する迄の所要時間は、油質により異なるが、30分から2
時間で十分である。なお、水柱マノメータ20内へ水を貯
液するに際しては、前記した水の補給方法に代えて、予
め弁33a を閉とした後、弁33b を開き水柱マノメータ20
内の液体を抜き出した後、弁33b を閉とし、マノメータ
注水弁34を開き、水を貯液する方法を用いることができ
る。
すなわち含油排水注入弁5が閉じられた後、タイマによ
り油が浮上分離する時間静置する。油の浮上分離が完了
する迄の所要時間は、油質により異なるが、30分から2
時間で十分である。なお、水柱マノメータ20内へ水を貯
液するに際しては、前記した水の補給方法に代えて、予
め弁33a を閉とした後、弁33b を開き水柱マノメータ20
内の液体を抜き出した後、弁33b を閉とし、マノメータ
注水弁34を開き、水を貯液する方法を用いることができ
る。
【0036】この場合、水柱マノメータ20の水位h1 が
油水分離槽1の液面高さh2 より高くなるように水を貯
液し、上記した油水分離槽1への含油排水の注入終了後
に弁33a を開くことにより、水柱マノメータ20内への油
水の混入が防止できる。なお、本発明においては、少な
くとも水位、液面高さの測定時は弁33a は開、弁33b は
閉の状態とする。
油水分離槽1の液面高さh2 より高くなるように水を貯
液し、上記した油水分離槽1への含油排水の注入終了後
に弁33a を開くことにより、水柱マノメータ20内への油
水の混入が防止できる。なお、本発明においては、少な
くとも水位、液面高さの測定時は弁33a は開、弁33b は
閉の状態とする。
【0037】また、本発明においては、水柱マノメータ
20内への油水の混入を防止するため、水柱マノメータ20
と油水分離槽1との連通部35に油および/または水の識
別手段を備えてもよい。次に、水柱マノメータ20の水位
測定手段30により水柱マノメータ20の水位h1を測定す
る。
20内への油水の混入を防止するため、水柱マノメータ20
と油水分離槽1との連通部35に油および/または水の識
別手段を備えてもよい。次に、水柱マノメータ20の水位
測定手段30により水柱マノメータ20の水位h1を測定す
る。
【0038】以上より、液面Hに対応する油水分離槽
1の液面高さh2 と水柱マノメータ20の水位h1 との差
d(=h2 −h1 )、予め測定または設定した油の比
重γ 2 、および水の比重γ1 の3者から、前記式(1)
に基づき油層厚みDを演算処理する。含油排水を油水分
離槽1において静置後、ポンプ6を起動させるとともに
排水弁7、8を開き、水抜き出し口E2 から下澄み水3
を排出し、排水処理設備11に送液し、水処理を行う。
1の液面高さh2 と水柱マノメータ20の水位h1 との差
d(=h2 −h1 )、予め測定または設定した油の比
重γ 2 、および水の比重γ1 の3者から、前記式(1)
に基づき油層厚みDを演算処理する。含油排水を油水分
離槽1において静置後、ポンプ6を起動させるとともに
排水弁7、8を開き、水抜き出し口E2 から下澄み水3
を排出し、排水処理設備11に送液し、水処理を行う。
【0039】この間、水柱マノメータ20の水位測定手段
30により、時刻tにおける水柱マノメータ20の水位(以
下経時的水位と記す)h1tを連続的にまたは適時測定
し、浮上油2の油層の最下面2L が油水分離槽1の油抜
き出し口E1 のレベルに達する迄、水抜き出し口E2 か
ら下澄み水3のみを排出する。本発明によれば、この場
合の下澄み水3のポンプ6による排出の可否は、前記で
演算して得た油層厚みDおよび下記式(3) 、(4) で判定
可能である。
30により、時刻tにおける水柱マノメータ20の水位(以
下経時的水位と記す)h1tを連続的にまたは適時測定
し、浮上油2の油層の最下面2L が油水分離槽1の油抜
き出し口E1 のレベルに達する迄、水抜き出し口E2 か
ら下澄み水3のみを排出する。本発明によれば、この場
合の下澄み水3のポンプ6による排出の可否は、前記で
演算して得た油層厚みDおよび下記式(3) 、(4) で判定
可能である。
【0040】すなわち、下澄み水3の抜き出し開始後
の、水柱マノメータ20の水位測定手段30による経時的水
位の測定値h1tが、下記式(3) 、すなわち下記式(4) を
満足する間において、排水弁7、8を開とし、ポンプ6
を運転し下澄み水3の抜き出しを行えばよい。 h3 −D>h1 −h1t・・・・・・・(3) h1t>h1 −h3 +D ・・・・・・(4) ここで、h1 は油水分離槽1からの液抜き出し開始
前(:下澄み水3抜き出し開始前)の水柱マノメータ20
の水位、h3 は下澄み水3抜き出し開始前の、油抜き出
し口E1 から油水分離槽1の液面Hまでの高さを示し、
h3 は前記h2 と油抜き出し口E1 の前記基準点からの
高さから求めることができる。
の、水柱マノメータ20の水位測定手段30による経時的水
位の測定値h1tが、下記式(3) 、すなわち下記式(4) を
満足する間において、排水弁7、8を開とし、ポンプ6
を運転し下澄み水3の抜き出しを行えばよい。 h3 −D>h1 −h1t・・・・・・・(3) h1t>h1 −h3 +D ・・・・・・(4) ここで、h1 は油水分離槽1からの液抜き出し開始
前(:下澄み水3抜き出し開始前)の水柱マノメータ20
の水位、h3 は下澄み水3抜き出し開始前の、油抜き出
し口E1 から油水分離槽1の液面Hまでの高さを示し、
h3 は前記h2 と油抜き出し口E1 の前記基準点からの
高さから求めることができる。
【0041】以上の下澄み水3の抜き出しにより、浮上
油2の油層の最下面2L が油水分離槽1の油抜き出し口
E1 のレベルに達する。すなわち、経時的水位の測定値
h1tが{h1 −h3 +D}に達した時点以降において、
ポンプ6を停止し、排水弁7、8を閉とした後、引き続
き、排油弁9、10を開としポンプ6を起動し、油抜き出
し口E1 より油を抜き出し、廃油槽12に送液し、再利用
する。
油2の油層の最下面2L が油水分離槽1の油抜き出し口
E1 のレベルに達する。すなわち、経時的水位の測定値
h1tが{h1 −h3 +D}に達した時点以降において、
ポンプ6を停止し、排水弁7、8を閉とした後、引き続
き、排油弁9、10を開としポンプ6を起動し、油抜き出
し口E1 より油を抜き出し、廃油槽12に送液し、再利用
する。
【0042】次に、引き続き、油抜き出し中の経時的水
位の測定値h1tを計測し、h1tが最低水位に達した後、
逆に次第に上昇し、ほぼ油抜き出し口E1 のレベルに達
した時点で、ポンプ6を停止し、排油弁9、10を閉とす
る。さらに、必要に応じて、引き続いて排水弁7、8を
開とし、ポンプ6を運転し水抜き出し口E2 より、油抜
き出し口E1 以下のレベルに貯液されていた下澄み水3
の抜き出しを行い、経時的水位の測定値h1tが水抜き出
し口E2 のレベルに達した時点で、ポンプ6を停止し、
排水弁7、8を閉とする。
位の測定値h1tを計測し、h1tが最低水位に達した後、
逆に次第に上昇し、ほぼ油抜き出し口E1 のレベルに達
した時点で、ポンプ6を停止し、排油弁9、10を閉とす
る。さらに、必要に応じて、引き続いて排水弁7、8を
開とし、ポンプ6を運転し水抜き出し口E2 より、油抜
き出し口E1 以下のレベルに貯液されていた下澄み水3
の抜き出しを行い、経時的水位の測定値h1tが水抜き出
し口E2 のレベルに達した時点で、ポンプ6を停止し、
排水弁7、8を閉とする。
【0043】以上の操作で、油水分離槽1から水、油を
選択的に抜き出すことができる。以上、油水分離槽1の
液抜き出し開始前の水柱マノメータの水位h1 および
油水分離槽1の液面高さh2 、および油水分離槽1
の液抜き出し開始後の水柱マノメータの経時的水位h1t
である3者の測定値から、水、油を選択的に抜き出す方
式について説明したが、前記したように本発明の油水分
離方法は上記した方式に限定されるものではない。
選択的に抜き出すことができる。以上、油水分離槽1の
液抜き出し開始前の水柱マノメータの水位h1 および
油水分離槽1の液面高さh2 、および油水分離槽1
の液抜き出し開始後の水柱マノメータの経時的水位h1t
である3者の測定値から、水、油を選択的に抜き出す方
式について説明したが、前記したように本発明の油水分
離方法は上記した方式に限定されるものではない。
【0044】すなわち、上記実施例1において、逆に、
水柱マノメータ20の水位測定手段30(:LIC-01) とし
て、フロート式液面スイッチを用い、油水分離槽1の液
面高さ測定手段31(:LIC-02) として、超音波式液面計
を用い、油水分離槽1の液抜き出し開始後の油水分離槽
の経時的液面高さh2tを測定することにより、実施例1
に準じた方法により、油水分離槽1から水、油を選択的
に抜き出すこともできる。
水柱マノメータ20の水位測定手段30(:LIC-01) とし
て、フロート式液面スイッチを用い、油水分離槽1の液
面高さ測定手段31(:LIC-02) として、超音波式液面計
を用い、油水分離槽1の液抜き出し開始後の油水分離槽
の経時的液面高さh2tを測定することにより、実施例1
に準じた方法により、油水分離槽1から水、油を選択的
に抜き出すこともできる。
【0045】次に、本発明の他の好ましい方法の一例と
して、油水分離槽1の液抜き出し開始前の水柱マノメ
ータの水位h1 および油水分離槽の液面高さh2 、お
よび油水分離槽1の液抜き出し開始後の水柱マノメー
タの経時的水位h1tおよび油水分離槽の経時的液面高
さh2tである4者の測定値から、水、油を選択的に、か
つ連続的に抜き出す方式について説明する。
して、油水分離槽1の液抜き出し開始前の水柱マノメ
ータの水位h1 および油水分離槽の液面高さh2 、お
よび油水分離槽1の液抜き出し開始後の水柱マノメー
タの経時的水位h1tおよび油水分離槽の経時的液面高
さh2tである4者の測定値から、水、油を選択的に、か
つ連続的に抜き出す方式について説明する。
【0046】(実施例2)図2に示す静置式油水分離槽
において、水柱マノメータ20の水位測定手段30および油
水分離槽1の液面高さ測定手段31としていずれも、超音
波式液面計を用いた以外は実施例1と同様にして含油排
水の油水分離を行った。図2において、6a、6bはポンプ
を示し、他の符号は図1、3、4と同じ内容を示す。
において、水柱マノメータ20の水位測定手段30および油
水分離槽1の液面高さ測定手段31としていずれも、超音
波式液面計を用いた以外は実施例1と同様にして含油排
水の油水分離を行った。図2において、6a、6bはポンプ
を示し、他の符号は図1、3、4と同じ内容を示す。
【0047】本実施例においては、図2に示されるよう
に、油水分離槽1に所定高さh2 (油抜き出し口E1 か
らの高さh3 )迄、含油排水を注入後、別個に設けたポ
ンプ6a、6bを用いて、水と油を油水分離槽1より抜き出
した。本発明によれば、下澄み水3のポンプ6aによる抜
き出しの可否は、実施例1と同様に演算して得た油層厚
みDおよび下記式(5) 、(6) で判定可能である。
に、油水分離槽1に所定高さh2 (油抜き出し口E1 か
らの高さh3 )迄、含油排水を注入後、別個に設けたポ
ンプ6a、6bを用いて、水と油を油水分離槽1より抜き出
した。本発明によれば、下澄み水3のポンプ6aによる抜
き出しの可否は、実施例1と同様に演算して得た油層厚
みDおよび下記式(5) 、(6) で判定可能である。
【0048】すなわち、下澄み水3の抜き出し開始後
の、油水分離槽1の液面高さ測定手段31による油水分離
槽1の経時的液面高さの測定値h2tが、下記式(5) 、す
なわち下記式(6) を満足する間において、排水弁7を開
とし、ポンプ6aを運転して水抜き出し口E2 から下澄み
水3の抜き出しを行う。 h3 −D>h2 −h2t ・・・・(5) h2t>h2 −h3 +D ・・・・(6) 水抜き出し口E2 から抜き出された下澄み水3は、排水
処理装置11に送液し、水処理を行う。
の、油水分離槽1の液面高さ測定手段31による油水分離
槽1の経時的液面高さの測定値h2tが、下記式(5) 、す
なわち下記式(6) を満足する間において、排水弁7を開
とし、ポンプ6aを運転して水抜き出し口E2 から下澄み
水3の抜き出しを行う。 h3 −D>h2 −h2t ・・・・(5) h2t>h2 −h3 +D ・・・・(6) 水抜き出し口E2 から抜き出された下澄み水3は、排水
処理装置11に送液し、水処理を行う。
【0049】以上の下澄み水3の抜き出しにより、浮上
油2の油層の最下面2L が油水分離槽1の油抜き出し口
E1 のレベルに達する。すなわち、油水分離槽1の経時
的液面高さの測定値h2tが、{h2 −h3 +D}に達し
た時点以降において、引き続き水抜き出し口E2 から下
澄み水3の抜き出しを行う一方、排油弁9を開としポン
プ6bを起動し、油抜き出し口E1 より油を抜き出す。
油2の油層の最下面2L が油水分離槽1の油抜き出し口
E1 のレベルに達する。すなわち、油水分離槽1の経時
的液面高さの測定値h2tが、{h2 −h3 +D}に達し
た時点以降において、引き続き水抜き出し口E2 から下
澄み水3の抜き出しを行う一方、排油弁9を開としポン
プ6bを起動し、油抜き出し口E1 より油を抜き出す。
【0050】一方、この間は、並行して、油水分離槽1
の経時的液面高さの測定値h2tおよび経時的水位の測定
値h1tを比較し、油抜き出し口E1 からの浮上油2の抜
き出しに伴い相対的に変化する測定値h1tおよび測定値
h2tが、下記式(7) を満たす時点でポンプ6a、6bを停止
し、排水弁7、排油弁9を閉とする。 h2t−h1t=(1/α)×(h2 −h1 ) ・・・・(7) ここで、αは1を超える任意に設定可能な値であり、例
えばα=5が例示される。
の経時的液面高さの測定値h2tおよび経時的水位の測定
値h1tを比較し、油抜き出し口E1 からの浮上油2の抜
き出しに伴い相対的に変化する測定値h1tおよび測定値
h2tが、下記式(7) を満たす時点でポンプ6a、6bを停止
し、排水弁7、排油弁9を閉とする。 h2t−h1t=(1/α)×(h2 −h1 ) ・・・・(7) ここで、αは1を超える任意に設定可能な値であり、例
えばα=5が例示される。
【0051】油抜き出し口E1 より抜き出された油は、
廃油槽12に送液し、再利用する。以上の操作で、油水分
離槽1から水、油を選択的に、かつ連続的に抜き出すこ
とができる。以上述べたことから理解されるように、本
発明の油層厚み測定装置、静置式油水分離槽および油水
分離方法には下記の特徴がある。
廃油槽12に送液し、再利用する。以上の操作で、油水分
離槽1から水、油を選択的に、かつ連続的に抜き出すこ
とができる。以上述べたことから理解されるように、本
発明の油層厚み測定装置、静置式油水分離槽および油水
分離方法には下記の特徴がある。
【0052】:油層厚みを正確に測定することができ
る。 :比重差方式であることにより、油水が懸濁状態であ
っても、静置後の油層厚みを予め測定でき、含油排水の
処理時間が短縮される。 :油水分離槽から水、油を選択的に正確に分離して抜
き出すことが可能であり、さらには、連続して水と油を
選択的に正確に同時に抜き出すことが可能である。
る。 :比重差方式であることにより、油水が懸濁状態であ
っても、静置後の油層厚みを予め測定でき、含油排水の
処理時間が短縮される。 :油水分離槽から水、油を選択的に正確に分離して抜
き出すことが可能であり、さらには、連続して水と油を
選択的に正確に同時に抜き出すことが可能である。
【0053】:簡易な装置であり、液面スイッチと超
音波液面計などのアナログ式液面計との組み合わせによ
り自動化が容易であり、また装置の経済性が優れる。ま
た、このため、既設の静置式油水分離槽をそのまま使用
して改造が可能であるという効果も有する。
音波液面計などのアナログ式液面計との組み合わせによ
り自動化が容易であり、また装置の経済性が優れる。ま
た、このため、既設の静置式油水分離槽をそのまま使用
して改造が可能であるという効果も有する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な装置により、
含油排水の油層厚みの正確かつ迅速な測定が可能とな
り、短時間で効率良く油と水とを正確に分離し、さら
には、連続的に同時に効率良く分離することが可能とな
り、また簡易で自動化が容易な油水分離装置を達成す
ることができた。
含油排水の油層厚みの正確かつ迅速な測定が可能とな
り、短時間で効率良く油と水とを正確に分離し、さら
には、連続的に同時に効率良く分離することが可能とな
り、また簡易で自動化が容易な油水分離装置を達成す
ることができた。
【図1】本発明に係わる静置式油水分離槽の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に係わる静置式油水分離槽の他の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本発明の油層厚み測定装置の原理を示す油水分
離槽の断面図である。
離槽の断面図である。
【図4】従来の静置式油水分離槽を示す断面図である。
1 油水分離槽 2 浮上油 3 下澄み水 4 験水コック 5 含油水の注入弁(含油排水注入弁) 6、6a、6b ポンプ 7、8 排水弁 9、10 排油弁 11 排水処理設備 12 廃油槽 20 水柱マノメータ(液柱マノメータ) 21 水(液柱マノメータの液) 30 水柱マノメータの水位測定手段(液柱マノメータの
液面高さ測定手段) 31 油水分離槽の液面高さ測定手段 34 マノメータ液の注入弁(マノメータ注水弁) 35 連通部 40 隔離膜 D 油層厚み E1 液抜き出し口(油抜き出し口) E2 液抜き出し口(水抜き出し口) h1 水柱マノメータの水位(液柱マノメータの液面高
さ) h2 油水分離槽の液面高さ h3 油水分離槽における、液抜き出し口(油抜き出し
口)E1 から液面までの高さ
液面高さ測定手段) 31 油水分離槽の液面高さ測定手段 34 マノメータ液の注入弁(マノメータ注水弁) 35 連通部 40 隔離膜 D 油層厚み E1 液抜き出し口(油抜き出し口) E2 液抜き出し口(水抜き出し口) h1 水柱マノメータの水位(液柱マノメータの液面高
さ) h2 油水分離槽の液面高さ h3 油水分離槽における、液抜き出し口(油抜き出し
口)E1 から液面までの高さ
Claims (6)
- 【請求項1】 含油水を静置し、油と水とを分離する静
置式油水分離槽(1)の油層厚み測定装置であって、前記
油水分離槽(1) 内の液体と連通する水柱マノメータ(20)
と、該マノメータ(20)の水位測定手段(30)と、前記油水
分離槽(1) の液面高さ測定手段(31)を有することを特徴
とする静置式油水分離槽の油層厚み測定装置。 - 【請求項2】 油水分離槽(1) の下部に液抜き出し口(E
1)を設け、該液抜き出し口(E1)より下部の高さに別個の
液抜き出し口(E2)を設けた、含油水の静置式油水分離槽
であって、前記油水分離槽(1) 内の液体と連通する水柱
マノメータ(20)と、該マノメータ(20)の水位測定手段(3
0)と、前記油水分離槽(1) の液面高さ測定手段(31)を有
することを特徴とする静置式油水分離槽。 - 【請求項3】 油水分離槽(1) の下部に液抜き出し口(E
1)を設け、該液抜き出し口(E1)より下部の高さに別個の
液抜き出し口(E2)を設けた、含油水の静置式油水分離槽
における油水分離方法であって、前記油水分離槽(1)
に、該油水分離槽(1) 内の液体と連通する水柱マノメー
タ(20)を付設し、前記油水分離槽(1) の液抜き出し前ま
たは液抜き出し中に、前記水柱マノメータ(20)の水位h
1 および前記油水分離槽(1) の液面高さh2 を測定し、
両者の測定値に基づき油層厚みDを算出するとともに、
前記油水分離槽(1) の液抜き出し開始後の前記水柱マノ
メータ(20)の水位および/または前記油水分離槽(1) の
液面高さの経時的測定値であるh1tおよび/またはh2t
に基づき、前記油水分離槽(1) から水、油を選択的に抜
き出すことを特徴とする油水分離方法。 - 【請求項4】 含油水を静置し、油と水とを分離する静
置式油水分離槽(1)の油層厚み測定装置であって、前記
油水分離槽(1) 内の液体と隔離膜(40)を介在してマノメ
ータの液が接する液柱マノメータ(20)と、該マノメータ
(20)の液面高さ測定手段(30)と、前記油水分離槽(1) の
液面高さ測定手段(31)を有し、前記液柱マノメータ(20)
の液の比重が、少なくとも前記油の比重または水の比重
のいずれかと異なることを特徴とする静置式油水分離槽
の油層厚み測定装置。 - 【請求項5】 油水分離槽(1) の下部に液抜き出し口(E
1)を設け、該液抜き出し口(E1)より下部の高さに別個の
液抜き出し口(E2)を設けた、含油水の静置式油水分離槽
であって、前記油水分離槽(1) 内の液体と隔離膜(40)を
介在してマノメータの液が接する液柱マノメータ(20)
と、該マノメータ(20)の液面高さ測定手段(30)と、前記
油水分離槽(1) の液面高さ測定手段(31)を有し、前記液
柱マノメータ(20)の液の比重が、少なくとも前記油の比
重または水の比重のいずれかと異なることを特徴とする
静置式油水分離槽。 - 【請求項6】 油水分離槽(1) の下部に液抜き出し口(E
1)を設け、該液抜き出し口(E1)より下部の高さに別個の
液抜き出し口(E2)を設けた、含油水の静置式油水分離槽
における油水分離方法であって、前記油水分離槽(1)
に、マノメータの液体の比重が、少なくとも前記油の比
重または水の比重のいずれかと異なる液柱マノメータ(2
0)を付設し、前記油水分離槽(1) の液体と前記液柱マノ
メータ(20)の液体と接する箇所に該両液体の隔離膜(40)
を取り付け、さらに前記油水分離槽(1) の液抜き出し時
に前記隔離膜(40)の取り付け部に対して該隔離膜(40)の
膜面が自在に移動可能な膜面積を有するように構成し、
前記油水分離槽(1) の液抜き出し前または液抜き出し中
に、前記液柱マノメータ(20)の液面高さh1 および前記
油水分離槽(1) の液面高さh2 を測定し、両者の測定値
に基づき油層厚みDを算出するとともに、前記油水分離
槽(1) の液抜き出し開始後の前記液柱マノメータ(20)の
液面高さおよび/または前記油水分離槽(1) の液面高さ
の経時的測定値であるh1tおよび/またはh2tに基づ
き、前記油水分離槽(1) から水、油を選択的に抜き出す
ことを特徴とする油水分離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4337696A JPH09234305A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油水分離槽および油水分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4337696A JPH09234305A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油水分離槽および油水分離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234305A true JPH09234305A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12662118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4337696A Pending JPH09234305A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 静置式油水分離槽の油層厚み測定装置並びにそれを用いた静置式油水分離槽および油水分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09234305A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001079306A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Tlv Co Ltd | フロート式油水分離器の作動判定装置 |
JP2009093893A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Nippon Oil Corp | 燃料電池システム |
JP2017185447A (ja) * | 2016-04-05 | 2017-10-12 | 日本ソリッド株式会社 | 油水分離装置 |
CN112908138A (zh) * | 2019-12-03 | 2021-06-04 | 中国海洋石油集团有限公司 | 一种浮式油水置换储卸油平台水池试验装置及操作方法 |
CN117263317A (zh) * | 2023-09-26 | 2023-12-22 | 广东诚一环保科技有限公司 | 一种压力气动隔油池及其使用方法 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP4337696A patent/JPH09234305A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001079306A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Tlv Co Ltd | フロート式油水分離器の作動判定装置 |
JP4494559B2 (ja) * | 1999-09-16 | 2010-06-30 | 株式会社テイエルブイ | フロート式油水分離器の作動判定装置 |
JP2009093893A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Nippon Oil Corp | 燃料電池システム |
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CN117263317A (zh) * | 2023-09-26 | 2023-12-22 | 广东诚一环保科技有限公司 | 一种压力气动隔油池及其使用方法 |
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