JPH09230289A - 使い勝手のよい多機能眼鏡 - Google Patents
使い勝手のよい多機能眼鏡Info
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- JPH09230289A JPH09230289A JP3984996A JP3984996A JPH09230289A JP H09230289 A JPH09230289 A JP H09230289A JP 3984996 A JP3984996 A JP 3984996A JP 3984996 A JP3984996 A JP 3984996A JP H09230289 A JPH09230289 A JP H09230289A
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- frame
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サングラスと視力矯正用眼鏡の双方の機能を
備えた眼鏡において、使い勝手のよい多機能眼鏡を提供
すること。 【解決手段】 フロント枠1の前面に装着された調光レ
ンズSにて有害光線をカットする調光機能と、フロント
枠1の接眼側に装着される付加枠2に把持された矯正レ
ンズLにて視力を矯正する機能とを備えた多機能眼鏡に
おいて、前記フロント枠1のセンター支持部11の接眼側
にはフック部12を設けて、このフック部12を前記付加枠
2のブリッジ21の嵌合部22に嵌込可能とする手段、およ
びノッチ機構によるレベル調節手段や長さ調節手段を採
用した。 【効果】 視力矯正用の矯正レンズ枠を多機能眼鏡のフ
ロント枠に確実に取り付けられ、しかも眼鏡装用者の眼
球に対する矯正レンズの位置関係およびテンプルの長さ
を調節することができる。
備えた眼鏡において、使い勝手のよい多機能眼鏡を提供
すること。 【解決手段】 フロント枠1の前面に装着された調光レ
ンズSにて有害光線をカットする調光機能と、フロント
枠1の接眼側に装着される付加枠2に把持された矯正レ
ンズLにて視力を矯正する機能とを備えた多機能眼鏡に
おいて、前記フロント枠1のセンター支持部11の接眼側
にはフック部12を設けて、このフック部12を前記付加枠
2のブリッジ21の嵌合部22に嵌込可能とする手段、およ
びノッチ機構によるレベル調節手段や長さ調節手段を採
用した。 【効果】 視力矯正用の矯正レンズ枠を多機能眼鏡のフ
ロント枠に確実に取り付けられ、しかも眼鏡装用者の眼
球に対する矯正レンズの位置関係およびテンプルの長さ
を調節することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サングラスと視力
矯正用眼鏡の双方の機能を備えた多機能眼鏡の改良、更
に詳しくは、サングラス用の調光レンズおよび視力矯正
用の矯正レンズ枠を確実に取り付けられ、しかも、眼鏡
装用者の眼球に対する矯正レンズの位置関係およびテン
プルの長さを調節することができる使い勝手のよい多機
能眼鏡に関するものである。
矯正用眼鏡の双方の機能を備えた多機能眼鏡の改良、更
に詳しくは、サングラス用の調光レンズおよび視力矯正
用の矯正レンズ枠を確実に取り付けられ、しかも、眼鏡
装用者の眼球に対する矯正レンズの位置関係およびテン
プルの長さを調節することができる使い勝手のよい多機
能眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】余暇の増大とともに、スキー、海水浴、
釣りなどのアウトドアスポーツを楽しむ機会が増えてい
る。このような屋外でのスポーツを行う際には、日光に
よる眩輝・羞明や紫外線による網膜損傷などを防ぐため
にサングラスを掛けることが多い。しかし、視力矯正用
眼鏡を常用している人にとっては、その眼鏡の上からサ
ングラスを更に重ね掛けすると、矯正眼鏡の枠やレンズ
がサングラスのレンズに衝合して双方に傷が付いたり、
また双方の眼鏡テンプルが重なって不快感を与えたりし
て、誠に都合が悪かった。
釣りなどのアウトドアスポーツを楽しむ機会が増えてい
る。このような屋外でのスポーツを行う際には、日光に
よる眩輝・羞明や紫外線による網膜損傷などを防ぐため
にサングラスを掛けることが多い。しかし、視力矯正用
眼鏡を常用している人にとっては、その眼鏡の上からサ
ングラスを更に重ね掛けすると、矯正眼鏡の枠やレンズ
がサングラスのレンズに衝合して双方に傷が付いたり、
また双方の眼鏡テンプルが重なって不快感を与えたりし
て、誠に都合が悪かった。
【0003】そこで、本件出願人は、特開平7-318872号
の「多機能眼鏡」に記載のような眼鏡を提供して、視力
矯正を必要とする人でも、アウトドアスポーツを快適に
楽しむことが可能となった。ところが、上記の多機能眼
鏡にあっては、調光機能と視力矯正機能とを同時に満足
するスマートな外観の眼鏡を提供することが主要な目的
であったため、レンズの安定保持力、掛け心地、各眼鏡
部材の調節機能などの点においてまだ十分とは言えなか
った。
の「多機能眼鏡」に記載のような眼鏡を提供して、視力
矯正を必要とする人でも、アウトドアスポーツを快適に
楽しむことが可能となった。ところが、上記の多機能眼
鏡にあっては、調光機能と視力矯正機能とを同時に満足
するスマートな外観の眼鏡を提供することが主要な目的
であったため、レンズの安定保持力、掛け心地、各眼鏡
部材の調節機能などの点においてまだ十分とは言えなか
った。
【0004】例えば、スキーなどの激しいスポーツを行
っている際に、転んだり衝突したりして多機能眼鏡に大
きな衝撃が加わると、その眼鏡の調光レンズや視力矯正
用付加フレームが外れてしまう虞れがあった。また、付
加フレームの取付位置が固定されているため、付加フレ
ームの矯正レンズの位置が眼鏡装用者の眼球に対してず
れている場合には、そのような状態の眼鏡を長時間掛け
ていると、眼精疲労、めまい、頭痛などを引き起こす原
因になった。さらに、眼鏡テンプルの長さ等を微調節す
る機構が備わっていないため、各人の顔の形状やサイズ
に応じて眼鏡を最適の状態にフィットさせることはでき
ず、眼鏡の掛け心地が悪かったり、眼鏡が外れ易かった
りするという問題があった。
っている際に、転んだり衝突したりして多機能眼鏡に大
きな衝撃が加わると、その眼鏡の調光レンズや視力矯正
用付加フレームが外れてしまう虞れがあった。また、付
加フレームの取付位置が固定されているため、付加フレ
ームの矯正レンズの位置が眼鏡装用者の眼球に対してず
れている場合には、そのような状態の眼鏡を長時間掛け
ていると、眼精疲労、めまい、頭痛などを引き起こす原
因になった。さらに、眼鏡テンプルの長さ等を微調節す
る機構が備わっていないため、各人の顔の形状やサイズ
に応じて眼鏡を最適の状態にフィットさせることはでき
ず、眼鏡の掛け心地が悪かったり、眼鏡が外れ易かった
りするという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、サングラス
と視力矯正用眼鏡の双方の機能を備えた多機能眼鏡にお
いて上記の如き問題があったことに鑑みて為されたもの
であり、サングラス用の調光レンズおよび視力矯正用の
矯正レンズ枠を確実に取り付けられる使い勝手のよい多
機能眼鏡を提供することを目的としたものである。
と視力矯正用眼鏡の双方の機能を備えた多機能眼鏡にお
いて上記の如き問題があったことに鑑みて為されたもの
であり、サングラス用の調光レンズおよび視力矯正用の
矯正レンズ枠を確実に取り付けられる使い勝手のよい多
機能眼鏡を提供することを目的としたものである。
【0006】また、本発明は、眼鏡装用者の眼球に対す
る矯正レンズの位置関係およびテンプルの長さを調節す
ることができる使い勝手のよい多機能眼鏡を提供するこ
とを目的としたものである。
る矯正レンズの位置関係およびテンプルの長さを調節す
ることができる使い勝手のよい多機能眼鏡を提供するこ
とを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記技術的課
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
【0008】即ち、本発明は、フロント枠1の前面に装
着された調光レンズSにて有害光線をカットする調光機
能と、フロント枠1の接眼側に装着される付加枠2に把
持された矯正レンズLにて視力を矯正する機能とを備え
た多機能眼鏡において、前記フロント枠1のセンター支
持部11の接眼側にはフック部12を設けて、このフック部
12を前記付加枠2のブリッジ21の嵌合部22に嵌込可能と
するという手段を採用し、また要すれば、フロント枠1
のフック部12と付加枠2の嵌合部22との嵌込部位に設け
たノッチ機構により、付加枠2をフロント枠1に対し上
下方向にレベル調節可能とするという手段を付加し、さ
らに要すれば、フロント枠1の両端部にヒンジ連結され
たテンプル3が基端側テンプル部材31と先端側テンプル
部材32とに分離可能に構成されており、これら基端側テ
ンプル部材31と先端側テンプル部材32との連結部位に設
けたノッチ機構により、テンプル3の長さを調節可能と
するという手段を付加することにより、上記課題を解決
した点に特徴がある。
着された調光レンズSにて有害光線をカットする調光機
能と、フロント枠1の接眼側に装着される付加枠2に把
持された矯正レンズLにて視力を矯正する機能とを備え
た多機能眼鏡において、前記フロント枠1のセンター支
持部11の接眼側にはフック部12を設けて、このフック部
12を前記付加枠2のブリッジ21の嵌合部22に嵌込可能と
するという手段を採用し、また要すれば、フロント枠1
のフック部12と付加枠2の嵌合部22との嵌込部位に設け
たノッチ機構により、付加枠2をフロント枠1に対し上
下方向にレベル調節可能とするという手段を付加し、さ
らに要すれば、フロント枠1の両端部にヒンジ連結され
たテンプル3が基端側テンプル部材31と先端側テンプル
部材32とに分離可能に構成されており、これら基端側テ
ンプル部材31と先端側テンプル部材32との連結部位に設
けたノッチ機構により、テンプル3の長さを調節可能と
するという手段を付加することにより、上記課題を解決
した点に特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添附図面に示す実
施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、図1は本発
明の第1実施形態の多機能眼鏡の分解斜視図、図2は本
発明の第2実施形態の多機能眼鏡の分解斜視図、図3は
本発明の第3実施形態の多機能眼鏡の調光レンズSを取
り付けた状態の正面図、図4は本発明の第3実施形態の
多機能眼鏡の調光レンズSを取り外した状態の正面図で
ある。
施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、図1は本発
明の第1実施形態の多機能眼鏡の分解斜視図、図2は本
発明の第2実施形態の多機能眼鏡の分解斜視図、図3は
本発明の第3実施形態の多機能眼鏡の調光レンズSを取
り付けた状態の正面図、図4は本発明の第3実施形態の
多機能眼鏡の調光レンズSを取り外した状態の正面図で
ある。
【0010】まず、本発明の第1実施形態の多機能眼鏡
を図1に基いて説明する。図中、符号1で指示するもの
は、有害光線をカットする調光レンズSと視力を矯正す
る矯正レンズLとを装着するためのフロント枠であり、
弾性に富んだ合成樹脂(PPS樹脂)により成形されて
いる。このフロント枠1の略中央部には、二股状のセン
ター支持部11が下方に向けて延出してあり、このセンタ
ー支持部11の二股分岐点近傍の接眼側には後述の矯正眼
鏡部材Cを取り付けるためのL字状フック部12が設けて
あり、前記センター支持部11の分岐先の接眼側には鼻当
パッドPを取り付けるための4本のパッド取付ピン13・
13・13・13が各々突設してある。また、前記フロント枠
1の略中央上縁には取付部14が設けてあり、この取付部
14に調光レンズSを取り付けるための掛止部15が揺動可
能に枢支してある。また、フロント枠1の両端部には、
テンプル3が蝶番Hにて各々ヒンジ連結してある。
を図1に基いて説明する。図中、符号1で指示するもの
は、有害光線をカットする調光レンズSと視力を矯正す
る矯正レンズLとを装着するためのフロント枠であり、
弾性に富んだ合成樹脂(PPS樹脂)により成形されて
いる。このフロント枠1の略中央部には、二股状のセン
ター支持部11が下方に向けて延出してあり、このセンタ
ー支持部11の二股分岐点近傍の接眼側には後述の矯正眼
鏡部材Cを取り付けるためのL字状フック部12が設けて
あり、前記センター支持部11の分岐先の接眼側には鼻当
パッドPを取り付けるための4本のパッド取付ピン13・
13・13・13が各々突設してある。また、前記フロント枠
1の略中央上縁には取付部14が設けてあり、この取付部
14に調光レンズSを取り付けるための掛止部15が揺動可
能に枢支してある。また、フロント枠1の両端部には、
テンプル3が蝶番Hにて各々ヒンジ連結してある。
【0011】符号2で指示するものは、視力を矯正する
左右一対の矯正レンズL・Lを抱持するための合成樹脂
製(酢酸セルロース樹脂)の付加枠であり、前記調光レ
ンズSの内側に隠れるように配設される。この付加枠2
の枠部内周面には屈折異常(近視、遠視、乱視、老視)
を矯正する矯正レンズL・Lが各々抱持してあり、これ
ら矯正レンズL・Lと付加枠2とから矯正眼鏡部材Cが
構成してある。前記付加枠2の略中央部には、矯正レン
ズL・Lが抱持された左右の枠部を繋ぐブリッジ21が設
けてあり、このブリッジ21には上下方向に貫く略矩形の
孔から成る嵌合部22が穿設してある。この嵌合部22に前
述のフック部12を嵌込むことにより、フロント枠1と矯
正眼鏡部材Cとを連結している。この場合、フロント枠
1接眼面から上方に向けてL字状に屈曲されたフック部
12に矯正眼鏡部材Cが嵌合してあるため、スポーツを行
っている際に強風に晒されたり他人に衝突したりして眼
鏡の前後方向の衝撃が加わっても、この前後方向の衝撃
によって矯正眼鏡部材Cがフロント枠1から外れること
はない。また、前記フック部12には可撓性を有する2本
の脚部12a・12aが上方に向けて形成してあり、これら
脚部12a・12aの間は上端が開放されたスリット12bと
なっているため、当該フック部12を付加枠2の嵌合部22
に押し込んで無理嵌めすると、フック部12の各脚部12a
がそれぞれスリット12bの方向へ若干押し遣られ、その
復元力によりフック部12を嵌合部22に確実に嵌着するこ
とができる。
左右一対の矯正レンズL・Lを抱持するための合成樹脂
製(酢酸セルロース樹脂)の付加枠であり、前記調光レ
ンズSの内側に隠れるように配設される。この付加枠2
の枠部内周面には屈折異常(近視、遠視、乱視、老視)
を矯正する矯正レンズL・Lが各々抱持してあり、これ
ら矯正レンズL・Lと付加枠2とから矯正眼鏡部材Cが
構成してある。前記付加枠2の略中央部には、矯正レン
ズL・Lが抱持された左右の枠部を繋ぐブリッジ21が設
けてあり、このブリッジ21には上下方向に貫く略矩形の
孔から成る嵌合部22が穿設してある。この嵌合部22に前
述のフック部12を嵌込むことにより、フロント枠1と矯
正眼鏡部材Cとを連結している。この場合、フロント枠
1接眼面から上方に向けてL字状に屈曲されたフック部
12に矯正眼鏡部材Cが嵌合してあるため、スポーツを行
っている際に強風に晒されたり他人に衝突したりして眼
鏡の前後方向の衝撃が加わっても、この前後方向の衝撃
によって矯正眼鏡部材Cがフロント枠1から外れること
はない。また、前記フック部12には可撓性を有する2本
の脚部12a・12aが上方に向けて形成してあり、これら
脚部12a・12aの間は上端が開放されたスリット12bと
なっているため、当該フック部12を付加枠2の嵌合部22
に押し込んで無理嵌めすると、フック部12の各脚部12a
がそれぞれスリット12bの方向へ若干押し遣られ、その
復元力によりフック部12を嵌合部22に確実に嵌着するこ
とができる。
【0012】つぎに、本発明の第2実施形態の多機能眼
鏡を図2に基いて説明する。第2実施形態においては、
フロント枠1のフック部12と付加枠2の嵌合部22との嵌
込部位にノッチ機構を設けた点、及びテンプル3に長さ
調節機構を設けた点が第1実施形態と異なる。
鏡を図2に基いて説明する。第2実施形態においては、
フロント枠1のフック部12と付加枠2の嵌合部22との嵌
込部位にノッチ機構を設けた点、及びテンプル3に長さ
調節機構を設けた点が第1実施形態と異なる。
【0013】これら相違点のうち、まず嵌込部位におけ
るノッチ機構について説明する。図2に示すように、前
述の合成樹脂から成るフロント枠1のL字状のフック部
12には、センター支持部11の二股分岐点近傍の接眼面か
ら上方に向けて延出する起立部12cがセンター支持部11
と隙間を空けて形成してあり、この起立部12cのセンタ
ー支持部11側には鋸歯状のノッチ12dが刻設してある。
また、付加枠2のブリッジ21の前後方向の厚みは前記フ
ック部12の起立部12cとセンター支持部11との隙間と略
同一のサイズに形成してあり、前記ブリッジ21の略中央
に位置する嵌合部22の接眼側には鋸歯状のノッチ22aが
刻設してある。そして、フック部12の起立部12cとセン
ター支持部11との隙間に付加枠2の嵌合部22を上方から
スライドさせて嵌込むと、合成樹脂特有の弾性と粘りと
を利用して、フック部12のノッチ12dと付加枠2のノッ
チ22aとを所望の位置で互いに噛合させてフロント枠1
と付加枠2とを確実に連結できる。
るノッチ機構について説明する。図2に示すように、前
述の合成樹脂から成るフロント枠1のL字状のフック部
12には、センター支持部11の二股分岐点近傍の接眼面か
ら上方に向けて延出する起立部12cがセンター支持部11
と隙間を空けて形成してあり、この起立部12cのセンタ
ー支持部11側には鋸歯状のノッチ12dが刻設してある。
また、付加枠2のブリッジ21の前後方向の厚みは前記フ
ック部12の起立部12cとセンター支持部11との隙間と略
同一のサイズに形成してあり、前記ブリッジ21の略中央
に位置する嵌合部22の接眼側には鋸歯状のノッチ22aが
刻設してある。そして、フック部12の起立部12cとセン
ター支持部11との隙間に付加枠2の嵌合部22を上方から
スライドさせて嵌込むと、合成樹脂特有の弾性と粘りと
を利用して、フック部12のノッチ12dと付加枠2のノッ
チ22aとを所望の位置で互いに噛合させてフロント枠1
と付加枠2とを確実に連結できる。
【0014】このようなノッチ機構により、フロント枠
1に対して付加枠2を上下方向にレベル調節できるの
で、眼鏡装用者の眼球に対する矯正レンズLのレベル位
置をその眼鏡装用者に合わせて微調節することができ、
矯正レンズLの位置ずれによる眼精疲労等を効果的に防
止できる。
1に対して付加枠2を上下方向にレベル調節できるの
で、眼鏡装用者の眼球に対する矯正レンズLのレベル位
置をその眼鏡装用者に合わせて微調節することができ、
矯正レンズLの位置ずれによる眼精疲労等を効果的に防
止できる。
【0015】次に、もう一方の相違点であるテンプル3
の長さ調節機構について説明する。第2実施形態のテン
プル3は基端側テンプル部材31と先端側テンプル部材32
とから構成してあり、弾性に富んだ合成樹脂(本実施形
態では、PPS樹脂)にて成形されて各々テンプル部材
31・32は分離可能となっている。基端側テンプル部材31
の一方の端部には略矩形の挿入口31aが長手方向に開設
してあり、この挿入口31aの内部から眼鏡装用者の側頭
部に向けて貫通された複数個のノッチ孔31b・31b・・・・
が基端側テンプル部材31に穿設してある。また、先端側
テンプル部材32の一方の端部には所要長の挿入板32aが
長手方向に突設してあり、この挿入板32aの内側表面に
は半球状のノッチ凸部32b・32bが2個突設してある。
そして、先端側テンプル部材32の挿入板32aを基端側テ
ンプル部材31の挿入口31aに挿通して挿入板32aのノッ
チ凸部32b・32bを所望のノッチ孔31b・31bに嵌合す
ると、基端側テンプル部材31と先端側テンプル部材32と
が連結されて所望の長さのテンプル3を得ることができ
る。
の長さ調節機構について説明する。第2実施形態のテン
プル3は基端側テンプル部材31と先端側テンプル部材32
とから構成してあり、弾性に富んだ合成樹脂(本実施形
態では、PPS樹脂)にて成形されて各々テンプル部材
31・32は分離可能となっている。基端側テンプル部材31
の一方の端部には略矩形の挿入口31aが長手方向に開設
してあり、この挿入口31aの内部から眼鏡装用者の側頭
部に向けて貫通された複数個のノッチ孔31b・31b・・・・
が基端側テンプル部材31に穿設してある。また、先端側
テンプル部材32の一方の端部には所要長の挿入板32aが
長手方向に突設してあり、この挿入板32aの内側表面に
は半球状のノッチ凸部32b・32bが2個突設してある。
そして、先端側テンプル部材32の挿入板32aを基端側テ
ンプル部材31の挿入口31aに挿通して挿入板32aのノッ
チ凸部32b・32bを所望のノッチ孔31b・31bに嵌合す
ると、基端側テンプル部材31と先端側テンプル部材32と
が連結されて所望の長さのテンプル3を得ることができ
る。
【0016】このようなノッチ機構により、テンプル3
の長さを自在に調節できるので、各人の側頭部にフィッ
トした掛け心地のよい眼鏡を提供できる。そのうえ、テ
ンプル3の長さが変われば、そのテンプル3とフロント
枠1を介して繋がっている付加枠2の前後方向の位置も
眼鏡装用者の眼球の角膜間距離によって変わるので、付
加枠2の矯正レンズL裏面と眼鏡装用者の角膜との距
離、即ち角膜頂点間距離を適正な距離に調節できる。さ
らに、前述のノッチ付きフック部12による付加枠2のレ
ベル調節機能と相俟って、付加枠2の矯正レンズLの位
置を眼鏡装用者の眼球に対して上下前後方向に調節して
最適の状態に配置された眼鏡を得ることができる。
の長さを自在に調節できるので、各人の側頭部にフィッ
トした掛け心地のよい眼鏡を提供できる。そのうえ、テ
ンプル3の長さが変われば、そのテンプル3とフロント
枠1を介して繋がっている付加枠2の前後方向の位置も
眼鏡装用者の眼球の角膜間距離によって変わるので、付
加枠2の矯正レンズL裏面と眼鏡装用者の角膜との距
離、即ち角膜頂点間距離を適正な距離に調節できる。さ
らに、前述のノッチ付きフック部12による付加枠2のレ
ベル調節機能と相俟って、付加枠2の矯正レンズLの位
置を眼鏡装用者の眼球に対して上下前後方向に調節して
最適の状態に配置された眼鏡を得ることができる。
【0017】最後に、本発明の第3実施形態の多機能眼
鏡を図3および図4に基いて説明する。第3実施形態
は、調光レンズSを装着するための掛止部15にノッチ機
構を設けた点が特徴である。図3では調光レンズSを取
り付けた状態が示してあり、図4では調光レンズSを取
り外した状態が示してある。前述の合成樹脂材料で作製
されたフロント枠1の略中央部の取付部14に揺動可能に
枢支された掛止部15の上下端には、調光レンズSを挟着
すべき掛止片15a・15bが各々形成してある。上端の掛
止片15aには中空の連結筒15cが下方に突設してあり、
この連結筒15cには3つのノッチ孔15d・15d・15dが
穿設してある。一方、下端の掛止片15bには挿入板15e
が上方に突設してあり、この挿入板15eの表面にはノッ
チ凸部15fが突設してある。そして、掛止片15bの挿入
板15eを連結筒15cの筒内に挿入してノッチ凸部15fを
所望のノッチ孔15dに嵌合すれば、掛止片15aと掛止片
15bとが連結されて所望の長さの掛止部15が得られる。
この掛止部15に調光レンズSを着脱する際には、図3及
び図4に示すように掛止片15bを上下方向にスライド移
動させて掛止片15aと掛止片15bとの間隔を変える。こ
の間隔を狭くすると、調光レンズSを取り付けることが
でき、間隔を広くすると、調光レンズSを取り外すこと
ができる。
鏡を図3および図4に基いて説明する。第3実施形態
は、調光レンズSを装着するための掛止部15にノッチ機
構を設けた点が特徴である。図3では調光レンズSを取
り付けた状態が示してあり、図4では調光レンズSを取
り外した状態が示してある。前述の合成樹脂材料で作製
されたフロント枠1の略中央部の取付部14に揺動可能に
枢支された掛止部15の上下端には、調光レンズSを挟着
すべき掛止片15a・15bが各々形成してある。上端の掛
止片15aには中空の連結筒15cが下方に突設してあり、
この連結筒15cには3つのノッチ孔15d・15d・15dが
穿設してある。一方、下端の掛止片15bには挿入板15e
が上方に突設してあり、この挿入板15eの表面にはノッ
チ凸部15fが突設してある。そして、掛止片15bの挿入
板15eを連結筒15cの筒内に挿入してノッチ凸部15fを
所望のノッチ孔15dに嵌合すれば、掛止片15aと掛止片
15bとが連結されて所望の長さの掛止部15が得られる。
この掛止部15に調光レンズSを着脱する際には、図3及
び図4に示すように掛止片15bを上下方向にスライド移
動させて掛止片15aと掛止片15bとの間隔を変える。こ
の間隔を狭くすると、調光レンズSを取り付けることが
でき、間隔を広くすると、調光レンズSを取り外すこと
ができる。
【0018】このようなノッチ機構により、調光レンズ
Sの着脱作業の際にフロント枠1の掛止部15の長さを自
在に変えられるので、調光レンズSをフロント枠1に確
実に着脱することができる。
Sの着脱作業の際にフロント枠1の掛止部15の長さを自
在に変えられるので、調光レンズSをフロント枠1に確
実に着脱することができる。
【0019】前述の3つの実施形態で採用した調光レン
ズSや矯正眼鏡部材Cの装着機構、または矯正レンズL
の位置調節機構やテンプル3の長さ調節機構を組み合わ
せれば、全体として非常に使い勝手のよい多機能眼鏡が
得られる。
ズSや矯正眼鏡部材Cの装着機構、または矯正レンズL
の位置調節機構やテンプル3の長さ調節機構を組み合わ
せれば、全体として非常に使い勝手のよい多機能眼鏡が
得られる。
【0020】本発明の実施形態は概ね上記のとおりであ
るが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決
してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能であって、例えば、本実施形態で採用したノ
ッチ機構において、嵌合部位のノッチ部を種々の形状に
形成することも可能であり、また、本実施形態のフロン
ト枠1や付加枠2で使用する合成樹脂材料としては、眼
鏡の使用目的に応じて種々の素材を取捨選択することも
可能であり、このような変更態様も本発明の技術的範囲
に属することはいうまでもない。
るが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決
してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能であって、例えば、本実施形態で採用したノ
ッチ機構において、嵌合部位のノッチ部を種々の形状に
形成することも可能であり、また、本実施形態のフロン
ト枠1や付加枠2で使用する合成樹脂材料としては、眼
鏡の使用目的に応じて種々の素材を取捨選択することも
可能であり、このような変更態様も本発明の技術的範囲
に属することはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上実施形態を挙げて説明したとおり、
本発明によれば、サングラスと視力矯正用眼鏡の双方の
機能を備えた多機能眼鏡において、フック取付構造やノ
ッチ機構を使用しているので、サングラス用の調光レン
ズおよび視力矯正用の矯正レンズ枠を確実に取り付けら
れ、しかも眼鏡装用者の眼球に対する矯正レンズの位置
関係およびテンプルの長さを調節することができる。よ
って、非常に使い勝手のよい多機能眼鏡が得られ、実用
価値は頗る大である。
本発明によれば、サングラスと視力矯正用眼鏡の双方の
機能を備えた多機能眼鏡において、フック取付構造やノ
ッチ機構を使用しているので、サングラス用の調光レン
ズおよび視力矯正用の矯正レンズ枠を確実に取り付けら
れ、しかも眼鏡装用者の眼球に対する矯正レンズの位置
関係およびテンプルの長さを調節することができる。よ
って、非常に使い勝手のよい多機能眼鏡が得られ、実用
価値は頗る大である。
【図1】本発明の第1実施形態の多機能眼鏡の分解斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の第2実施形態の多機能眼鏡の分解斜視
図である。
図である。
【図3】本発明の第3実施形態の多機能眼鏡の調光レン
ズSを取り付けた状態の正面図である。
ズSを取り付けた状態の正面図である。
【図4】本発明の第3実施形態の多機能眼鏡の調光レン
ズSを取り外した状態の正面図である。
ズSを取り外した状態の正面図である。
1 フロント枠 11 センター支持部 12 フック部 12a 脚部 12b スリット 12c 起立部 12d ノッチ 13 パッド取付ピン 14 取付部 15 掛止部 15a 掛止片 15b 掛止片 15c 連結筒 15d ノッチ孔 15e 挿入板 15f ノッチ凸部 2 付加枠 21 ブリッジ 22 嵌合部 22a ノッチ 3 テンプル 31 基端側テンプル部材 31a 挿入口 31b ノッチ孔 32 先端側テンプル部材 32a 挿入板 32b ノッチ凸部 S 調光レンズ L 矯正レンズ C 矯正眼鏡部材 P 鼻当パッド H 蝶番
Claims (4)
- 【請求項1】 フロント枠1の前面に装着された調光レ
ンズSにて有害光線をカットする調光機能と、フロント
枠1の接眼側に装着される付加枠2に把持された矯正レ
ンズLにて視力を矯正する機能とを備えた多機能眼鏡に
おいて、前記フロント枠1のセンター支持部11の接眼側
にはフック部12が設けられ、このフック部12を前記付加
枠2のブリッジ21の嵌合部22に嵌込可能としたことを特
徴とする使い勝手のよい多機能眼鏡。 - 【請求項2】 フロント枠1のフック部12と付加枠2の
嵌合部22との嵌込部位に設けたノッチ機構により、付加
枠2をフロント枠1に対し上下方向にレベル調節可能と
した請求項1記載の、使い勝手のよい多機能眼鏡。 - 【請求項3】 フロント枠1の両端部にヒンジ連結され
たテンプル3が基端側テンプル部材31と先端側テンプル
部材32とに分離可能に構成されており、これら基端側テ
ンプル部材31と先端側テンプル部材32との連結部位に設
けたノッチ機構により、テンプル3の長さを調節可能と
した請求項1記載の、使い勝手のよい多機能眼鏡。 - 【請求項4】 調光レンズSを挟着すべき掛止片15a・
15bを上下に有する掛止部15がフロント枠1の略中央部
に設けられ、この掛止部15に設けたノッチ機構により、
前記掛止片15aと掛止片15bとの間隔を変えて調光レン
ズSを着脱可能とした請求項1記載の、使い勝手のよい
多機能眼鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03984996A JP3318183B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 使い勝手のよい多機能眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03984996A JP3318183B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 使い勝手のよい多機能眼鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09230289A true JPH09230289A (ja) | 1997-09-05 |
JP3318183B2 JP3318183B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=12564420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03984996A Expired - Fee Related JP3318183B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 使い勝手のよい多機能眼鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318183B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004107022A1 (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-09 | Shisendo Co., Ltd. | 帽子・サンバイザー用クリップサングラス |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102144105B1 (ko) * | 2019-10-07 | 2020-08-12 | 안국환 | 안경과 광학보조 기구의 세트 |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP03984996A patent/JP3318183B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004107022A1 (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-09 | Shisendo Co., Ltd. | 帽子・サンバイザー用クリップサングラス |
US7172284B1 (en) | 2003-05-30 | 2007-02-06 | Shisendo Co., Ltd. | Clip sunglasses for cap/sunvisor |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3318183B2 (ja) | 2002-08-26 |
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