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JPH09226172A - 有機elアレイプリントヘッド - Google Patents

有機elアレイプリントヘッド

Info

Publication number
JPH09226172A
JPH09226172A JP3934796A JP3934796A JPH09226172A JP H09226172 A JPH09226172 A JP H09226172A JP 3934796 A JP3934796 A JP 3934796A JP 3934796 A JP3934796 A JP 3934796A JP H09226172 A JPH09226172 A JP H09226172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
light emitting
array
emitting layer
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3934796A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Ogura
茂樹 小椋
Hiroshi Toyama
広 遠山
Kazuo Tokura
和男 戸倉
Hiroshi Hamano
広 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP3934796A priority Critical patent/JPH09226172A/ja
Publication of JPH09226172A publication Critical patent/JPH09226172A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高密度化及び低コスト化を図り得る有機EL
アレイプリントヘッド。 【解決手段】 有機ELアレイ基板は、ガラス基板8
と、その上に形成された複数の透明電極11と、その上
に第1および第2コンタクトホール10,12を有する
絶縁膜19と、その上に第2コンタクトホール12を含
んで形成された有機膜からなる正孔輸送層13と、その
上に第2コンタクトホール12を含んで形成された有機
膜からなる発光層14と、その上に正孔輸送層13及び
発光層14を含んで形成された電子注入電極15と、そ
の上に電子注入電極15と電気的に接続するように所定
の領域に形成された共通電極と、電子注入電極15以外
の領域に透明電極11の数だけ形成された信号電極9か
ら構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式プリ
ンタにおける光プリントヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、文献名:「電子写真学会誌第24巻第2号(1
985)第31頁〜第36頁」“LEDプリンタ”;鈴
木治、高須広海、深津猛夫に開示されるものがあった。
このような、電子写真方式プリンタの光源としてのLE
Dアレイプリントヘッドは、上記文献に開示されるよう
に、高信頼、高速、高画質、小型等の特徴を備えてい
る。光学系において、光源であるLEDアレイがヘッド
としてソリッドステート化され、レーザプリンタのよう
な機械的な駆動部がないため、高い信頼性が得られる。
また、光路長が短いため、小型化が可能である。さらに
LEDアレイは、量産実績のある半導体製造技術で生産
されるため、量産化による低コスト化が期待される。
【0003】LEDプリンタの印字プロセスは以下のよ
うな順序で進められる。まず、感光ドラムに帯電器を用
いて一様な電荷を与える。次に、感光ドラム面にLED
アレイからの光を集束性ロッドレンズアレイを介して結
像させ、潜像を形成する。更に、現像機により可視像と
した後、記録紙に転写、定着させる。また、残留トナー
のクリーニング、残留電位の除電を行い、印字プロセス
を終了する。感光ドラムについても、LEDの発光波長
に合った感度特性を持つものも開発されている。
【0004】LEDプリンタの中のアレイプリントヘッ
ドの基板は、アルミナのセラミック基板に厚膜でパター
ン形成したものである。基板中央部にLEDチップを一
直線上に並べ、両側にICチップを導電性ペーストにて
ダイボンドし、ワイヤボンドにより電気的接続を行って
いる。信号及び電源は、FPC(フレキシブルプリント
板)基板を介し、セラミック基板に供給される。LED
チップを連続的に接続できるかどうかは、チップの切断
精度により決まる。
【0005】LEDの材料には、3つの特性が要求され
る。(a)光のアイソレーションができること、(b)
高密度化が可能な拡散プロセスを使えること、(c)経
済的価格で安定した特性が得られること、であり、Ga
AsPが最適である。LEDの製造方法は、n型GaA
sPウエハにCVD等の方法で拡散防止膜をつけ、これ
にホトリソグラフィー法により発光窓を開ける。ウエハ
及びP型不純物を石英アンプルに真空封入し、約700
℃の温度で数時間拡散を行い発光窓にPN接合を形成す
る。拡散深さは5〜7μmが適当である。P側にAl、
N側にAu合金を蒸着し、オーミック電極とする。
【0006】発光部寸法は密度によりおおむね決まり、
16dot/mm(ピッチ62.5μm)では40μm
になる。1チップ当たりのドット数は、チップ歩留りと
寸法により64ドットまたは128ドットが実用的であ
る。発光波長は材料で決まるが、660nmとしてい
る。1チップ内の光量バラツキは、現状では±10%の
レベルから±40%までが1ウエハ内に含まれており、
プローバ検査により選別し、±20%以下のものを使用
する。
【0007】LEDチップの切断精度は配列精度に影響
し、±5μm以内の高精度な切断技術が必要とされる。
この場合、接続部分の切断を、劈開を利用したスクライ
ブ法を用いて解決している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエハ
に内在する欠陥や、製造工程の不均一性などに起因する
素子間の性能バラツキは不可避である。さらにLEDア
レイの基板となるGaAsなどの基板は、せいぜい3イ
ンチ程度の大きさしかできず、また高価である。しか
も、結晶の欠陥も多く、モノリシック型でドット数を多
くすると歩留まりが悪くなる。そこで少ないドット数の
アレイチップを沢山つくり、これで全記録幅をカバーす
るよう接続しなければなならい。また、チップ接続部で
の配列誤差も生じ、高密度になるにつれ、実装が益々困
難となる。こういった問題は、低コスト化や高密度化に
限界をもたらすものである。
【0009】本発明は、上記問題点を除去し、有機EL
を光源に用い、一枚の有機ELアレイ基板を一括で作製
することにより、高密度化及び低コスト化を図り得る有
機ELアレイプリントヘッドを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)ガラス基板上に発光ドット数と同数の透明電極
と、これらの透明電極に信号電圧を供給するための信号
電極と、各透明電極上に発光部となる窓を有する絶縁膜
と、その窓の部分で透明電極に接してその窓を含んで形
成された正孔輸送層と、その正孔輸送層上に前記窓を含
んで形成された発光層と、その発光層上に前記正孔輸送
層及び発光層を含んで形成された電子注入電極と、その
電子注入電極と電気的に接続された共通電極とから構成
するようにしたものである。
【0011】このように、有機ELを光源に用いるよう
にしたので、一枚の有機ELアレイ基板を一括で作製可
能となり、従来のように、LEDにおいてLEDチップ
多数個を一直線上に配列させていたような実装上の困難
さが避けられ、低コスト化を図ることができる。また、
高密度化は、LEDではチップ間の配列誤差が問題で上
限があったが、有機ELではこの問題は存在しないの
で、高密度化が容易である。
【0012】(2)上記(1)記載の有機ELアレイプ
リントヘッドにおいて、奇数番目の信号電極と偶数番目
の信号電極を1本おきに反対側に千鳥状に取り出す構成
にしたものである。このように、有機ELアレイからの
信号電極の取り出しを1ドット毎、反対方向に千鳥状に
取り出すことによって、さらなる高密度化を図ることが
できる。
【0013】また、実装の困難さも低減できることによ
り、低コスト化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例
を示す有機ELアレイプリントヘッドの構成図である。
この図に示すように、チップオンボード(以下、COB
と称する)基板1上に、有機ELアレイ2を有する有機
ELアレイ基板3が1枚と、ドライバーIC4が複数個
配置されている。COB基板1とドライバーIC4の間
の電気的接続と、ドライバーIC4と有機ELアレイ基
板3の間の電気的接続と、COB基板1と有機ELアレ
イ基板3の間の電気的接続は、ボンディングワイヤ5に
よって行っている。有機ELアレイ2からの発光は、ガ
ラス基板裏面側に出射して、集束性ロッドレンズアレイ
6を介して、感光ドラム7に集光される。
【0015】ドライバーIC4は、1ヘッドあたりのド
ット総数を、ドライバーIC4の1チップ当たりのドッ
ト総数で除した個数だけ必要である。例えば、A4サイ
ズには、600dpiで1チップ当たり128ドットの
場合、概ね5120ドット必要なので、5120/12
8で40チップ必要である。しかし、LEDアレイプリ
ントヘッドの時のように、隣接LEDチップ間の間隙を
1ドットピッチ以下に納めなければならない場合と異な
り、有機ELアレイ2とボンディングワイヤ5との距離
を十分おいて配置できるので、有機ELアレイ基板3上
において、ワイヤボンディングが困難になることはな
く、むしろ、ボンディング箇所を自由に配置させること
が可能となる。
【0016】また、有機ELアレイ2は、薄膜形成、ホ
トリソグラフィー法によって、一括で全ドットが作製可
能となるので、LEDチップを複数個並べるような手間
が省け、低コスト化が図れる。さらに、LEDチップで
は隣接チップ間の配置場所のずれが、高密度化が進むに
つれて問題となるが、有機EL素子アレイにはそういっ
た高密度化に伴う実装上の困難さはない。
【0017】一方、感光ドラムは、有機EL素子の発光
波長に合わせて選ばなければならないが、有機EL、感
光ドラム共に材料の選択の幅は広く、実現上困難は少な
い。この実施例では、OPC(Organic Pho
tocoductive Conductor)を用い
た。図2は本発明の第1実施例を示す有機ELアレイ基
板の平面図である。
【0018】この図に示すように、ガラス基板8上に、
信号電極9が有機ELのドット数と略同数個配置されて
いる。各々の信号電極9は絶縁膜の第1コンタクトホー
ル10を介して透明電極11に電気的に接続されてい
る。この透明電極11は、絶縁膜の第2コンタクトホー
ル12において、正孔輸送層13と発光層14を挟ん
で、電子注入電極15と対向している。この断面構造は
後述する。
【0019】この絶縁膜の第2コンタクトホール12は
発光領域に該当するので、一直線上に等間隔に配列され
ている。電子注入電極15は、保護膜の第1コンタクト
ホール16において、共通電極18と電気的に接続され
ている。保護膜の第2コンタクトホール17は、保護膜
が信号電極9と透明電極11の層間に形成されているの
で、信号電極9と透明電極11を電気的に接続するため
に必要となっている。この断面構造も後述する。
【0020】透明電極11は、有機ELからの発光を外
部に取り出すために、その発光波長に対して透明でなけ
ればならない。また、有機膜である正孔輸送層13への
正孔の注入を容易にするために、仕事関数の大きな導体
であるのが好ましい。インジウム−スズ酸化物、いわゆ
るITOが好適である。一方、信号電極9は、ワイヤボ
ンドが容易なようにバンプ形成し易いこと、導体の低抵
抗化を図ることが目的であるが、両者を満たす金属は多
い。なかでも、Alが好適である。
【0021】絶縁膜は形成順序では透明電極11の後で
ある。この断面構造は後述する。絶縁膜が必要な理由
は、有機膜である正孔輸送層13と発光層14が、ホト
リソグラフィー法を用いたパターニングに必要な工程に
耐えられないことに起因している。透明電極11と正孔
輸送層13が電気的に接続されている領域に該当する絶
縁膜の第2コンタクトホール12は、発光領域となって
いるので正確な面積に作製されなければならず、有機膜
をパターニングすることなく所定の面積の発光領域を得
るには、透明電極11上において絶縁膜によって窓が形
成されることが有効なのである。よって、この絶縁膜
は、ホトリソグラフィー法によるファインパターン化が
図れればよく、SiNx膜、SiOx膜などが好まし
い。
【0022】正孔輸送層13と発光層14は、有機膜で
できている。本実施例では、発光層14には8キノリノ
ールアルミニウム錯体(Alq3 )を用いた。正孔輸送
層13にはジアミン誘導体(TPD)を用いた。各々、
抵抗加熱による真空蒸着で形成した。形成したい領域だ
け蒸着させるマスク蒸着である。厚みは各々500Åと
した。
【0023】正孔輸送層13は、イオン化ポテンシャル
が低い電子供与性の分子、または、置換基がなければな
らない。また、発光波長に対して透明でなければならな
い。トリフェニルアミン誘導体で、ベンジジン型、スチ
リルアミン型、ジアミン型などがある。発光層14は、
蛍光色素が用いられる。正孔を注入し易くするために
は、イオン化ポテンシャルは6eV以下、電子を注入し
易くするためには、電子親和力が2.5eV以上である
ことが望ましい。金属キレート化合物、多環縮合または
共役芳香族炭化水素、ベンズオキサゾールまたは、ベン
ゾチアゾール誘導体、ペリレン系化合物、クマリン系化
合物などがある。
【0024】さらに、発光の波長制御や高効率化の方法
として、蛍光性色素のドーピングが効果的である。ピラ
ン誘導体、クマリン誘導体、シアニン誘導体、キナクリ
ドン誘導体などがある。なお、正孔輸送層13から発光
層14への正孔注入が容易なように、発光層14のイオ
ン化ポテンシャルは正孔輸送層13のそれより低くなけ
ればならない。
【0025】電子注入電極15は、発光層14への電子
注入が容易なように、仕事関数が低いのが好ましい。本
実施例では、MgAg合金を用いた。他にも、In、M
gIn合金、MgCu合金、MgLi合金などがある。
保護膜は、この電子注入電極15が仕事関数が低いため
に酸化し易いので、それを抑える働きをを持たせてい
る。合金等による手段で酸化が妨げる場合は、必ずしも
必要ではない。
【0026】共通電極18は、大電流を流すために、低
抵抗であること、ワイヤボンドが容易なようにバンプ形
成し易い等の理由から選ばれるべきであるが、先に述べ
た信号電極11と同じ条件なのでAlが好適である。ま
た、同時に形成することができる。本実施例では同時に
形成した。図3は図2のA−A断面図である。
【0027】この図に示すように、ガラス基板8の上
に、透明電極11が所定のパターンに形成されている。
その上に絶縁膜19が、絶縁膜の第1コンタクトホール
10と絶縁膜の第2コンタクトホール12以外の領域に
形成されている。その絶縁膜の第2コンタクトホール1
2を含むように、正孔輸送層13、発光層14が形成さ
れている。その正孔輸送層13、発光層14を含むよう
に、電子注入電極15が形成されている。その上に、保
護膜20が保護膜の第2コンタクトホール17以外の領
域に形成されている。その上に、信号電極9が所定のパ
ターンに形成されている。
【0028】図4は図2のB−B断面図である。この図
に示すように、ガラス基板8の上に、透明電極11が所
定のパターンに形成されている。その上に絶縁膜19
が、絶縁膜の第2コンタクトホール12以外の領域に形
成されている。その絶縁膜の第2コンタクトホール12
を含むように、正孔輸送層13、発光層14が形成され
ている。その上に、所定のパターンに電子注入電極15
が形成されている。その上に保護膜20が保護膜の第1
コンタクトホール16以外の領域に形成されている。そ
の保護膜の第1コンタクトホール16を含むように、共
通電極18が所定のパターンに形成されている。
【0029】次に、本発明の有機ELアレイプリントヘ
ッドの動作について説明する。図1において、印字した
い内容のデータをCOB基板1上のドライバーIC4に
送る。データが「ON」のドットには、ドライバーIC
4からボンディングワイヤを介して信号電極9に電流が
供給される。データが「OFF」のドットには、ドライ
バーIC4からボンディングワイヤを介して信号電極9
に電流が供給されない。
【0030】信号電極9からの電流は絶縁膜の第1コン
タクトホール10を通り、透明電極11に流れ込み、正
孔輸送層13内への正孔注入を引き起こす。一方、電子
注入電極15からは同様に、発光層14への電子注入が
起こる。電子は、発光層14の中を正孔輸送層13へと
向かって移動していき、正孔輸送層13との境界面に達
すると移動がブロックされる。電子親和力に差があるた
めである。
【0031】しかし、正孔は、正孔輸送層13の中を移
動して発光層14へと向かって移動していき、発光層1
4との境界面に達すると、発光層14内に容易に注入さ
れる。その時、そこで待機していた電子と再結合する。
この再結合エネルギーがAlq3 の励起を引き起こす。
そして、基底状態に戻るときに蛍光を発するのである。
540nmが発光波長である。この光がガラス基板の裏
面側へと向かって、裏面から外部へ出る。
【0032】その後、集束性ロッドレンズアレイ6を経
て、感光ドラム7へと集光し、必要時間照射させるので
ある。ここから先は、通常の電子写真方式プリンタと同
様である。これらの発光動作を通じて、電子注入電極1
5へと流れた電流は、保護膜の第1コンタクトホール1
6を抜けて共通電極18へと流れ、ボンディングワイヤ
5を介してCOB基板1へと返される。
【0033】このように、第1実施例によれば、有機E
Lを光源に用いることにより、一枚の有機ELアレイ基
板を一括で作製可能となるので、従来のように、LED
においてLEDチップ多数個を一直線上に配列させてい
たような実装上の困難さを避けられ、低コスト化を図る
ことができる。また、高密度化は、LEDではチップ間
の配列誤差が問題で上限があったが、有機ELではこの
問題は存在しないので、高密度化が容易である。
【0034】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図5は本発明の第2実施例を示す有機ELアレイプ
リントヘッドの構成図である。なお、第1実施例と同じ
部分には同じ番号を付してその説明は省略する。図5に
示すように、COB基板を第1COB基板21と第2C
OB基板22に分ける。有機ELアレイの中の、例えば
奇数番目のドットと偶数番目のドットの各信号電極を1
ドット毎に、これら第1、第2COB基板21、22上
の各ドライバーIC4に千鳥状に取り出すようなことが
可能となる。
【0035】図6は本発明の第2実施例を示す有機EL
アレイ基板の構成図である。なお、第1実施例と同じ部
分には同じ番号を付してその説明は省略する。この図に
示すように、第1COB基板上のドライバーICからの
各ボンディングワイヤは、これら第1信号電極23に各
々接続される。そして第1透明電極25へと電気的に各
々接続される。同様に、第2COB基板からの各ボンデ
ィングワイヤは、第2信号電極24に各々接続される。
そして第2透明電極26へと電気的に各々接続される。
【0036】このように構成することにより、有機EL
アレイからの信号電極を1ドット毎に千鳥状に取り出せ
るので、ワイヤボンドの間隔を半分にすることができ
る。実装上の困難さはこれでかなり回避できる。よっ
て、高密度もこの方法を用いれば容易になる。上記した
ように、第2実施例によれば、信号電極の取り出しを1
ドット毎、反対方向に千鳥状に取り出すことによって、
さらなる高密度化が図れる。また、実装の困難さも低減
できることにより、低コスト化も図ることができる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、有機ELを光源に
用いるようにしたので、一枚の有機ELアレイ基板を一
括で作製可能となり、従来のように、LEDにおいてL
EDチップ多数個を一直線上に配列させていたような実
装上の困難さが避けられ、低コスト化を図ることができ
る。
【0039】また、高密度化は、LEDではチップ間の
配列誤差が問題で上限があったが、有機ELではこの問
題は存在しないので、高密度化が容易である。 (2)請求項2記載の発明によれば、有機ELアレイか
らの信号電極の取り出しを1ドット毎、反対方向に千鳥
状に取り出すことによって、さらなる高密度化を図るこ
とができる。
【0040】また、実装も困難さも低減できることによ
り、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す有機ELアレイプリント
ヘッドの構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す有機ELアレイ基板
の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す有機ELアレイプリ
ントヘッドの構成図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す有機ELアレイ基板
の構成図である。
【符号の説明】
1 チップオンボード(COB)基板 2 有機ELアレイ 3 有機ELアレイ基板 4 ドライバーIC 5 ボンディングワイヤ 6 集束性ロッドレンズアレイ 7 感光ドラム 8 ガラス基板 9 信号電極 10 絶縁膜の第1コンタクトホール 11 透明電極 12 絶縁膜の第2コンタクトホール 13 正孔輸送層 14 発光層 15 電子注入電極 16 保護膜の第1コンタクトホール 17 保護膜の第2コンタクトホール 18 共通電極 19 絶縁膜 20 保護膜 21 第1COB基板 22 第2COB基板 23 第1信号電極 24 第2信号電極 25 第1透明電極 26 第2透明電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 33/02 // H04N 1/036 (72)発明者 浜野 広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板上に有機ELアレイを有する
    有機ELアレイ基板と、前記有機ELアレイを駆動する
    ドライバーICを搭載した基板とからなる有機ELアレ
    イプリントヘッドにおいて、 前記ガラス基板上に、発光ドット数と略同数の透明電極
    と、該透明電極上に発光部となる窓を有する絶縁膜と、
    前記窓の部分で前記透明電極に接して前記窓を含んで形
    成された正孔輸送層と、該正孔輸送層上に前記窓を含ん
    で形成された発光層と、該発光層上に前記正孔輸送層及
    び発光層を含んで形成された電子注入電極と、該電子注
    入電極と電気的に接続されて形成された共通電極とを備
    えたことを特徴とする有機ELアレイプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の有機ELアレイプリント
    ヘッドにおいて、奇数番目の信号電極と偶数番目の信号
    電極が1本おきに反対側に千鳥状に取り出されているこ
    とを特徴とする有機ELアレイプリントヘッド。
JP3934796A 1996-02-27 1996-02-27 有機elアレイプリントヘッド Withdrawn JPH09226172A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3934796A JPH09226172A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 有機elアレイプリントヘッド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3934796A JPH09226172A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 有機elアレイプリントヘッド

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JPH09226172A true JPH09226172A (ja) 1997-09-02

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ID=12550553

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JP3934796A Withdrawn JPH09226172A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 有機elアレイプリントヘッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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