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JPH09223586A - 排気制御装置 - Google Patents

排気制御装置

Info

Publication number
JPH09223586A
JPH09223586A JP5381496A JP5381496A JPH09223586A JP H09223586 A JPH09223586 A JP H09223586A JP 5381496 A JP5381496 A JP 5381496A JP 5381496 A JP5381496 A JP 5381496A JP H09223586 A JPH09223586 A JP H09223586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
temperature
light source
stabilization temperature
stabilization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5381496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kogure
清 小暮
Takeshi Naraki
剛 楢木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5381496A priority Critical patent/JPH09223586A/ja
Publication of JPH09223586A publication Critical patent/JPH09223586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】露光装置において、放電を利用した光源を有す
る光源ユニツトを複数個用いた場合、各光源を安定して
点灯させることができなかつた。 【解決手段】温度検出手段から送出される温度検知信号
に基づいて、排気手段による排気動作を開始させ、かつ
光源の安定化温度に到達した光源ユニツトに対応した排
気管の排気径路開閉手段を順次開放させると共に、安定
化温度に到達した光源が安定化温度を保持し得るように
排気手段から排気される排気量を排気量調整手段によつ
て調整する。これにより、各光源を過熱させずに個別に
安定化温度まで到達させることができると共に、既に安
定化温度に保持されている光源を過冷却させずに、新た
に安定化温度に到達した光源を安定化温度に保持させる
ことができ、かくして光源ユニツトを複数個用いた場合
でも、簡易な構成で該各光源を安定して点灯させること
のできる排気制御装置を実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排気制御装置に関
し、特に放電を利用した光源を有する光源ユニツトを複
数有する露光装置の該各光源ユニツト内の排気を制御す
る排気制御装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば投影露光装置においては、
光源ユニツト(以下、これをランプハウスと呼ぶ)から
射出された露光光を投影光学系を介してマスクのパター
ン面を照射することにより、マスク上に描画されたパタ
ーンをガラス基板上のフオトレジスト層上に露光するよ
うになされている。この光源ユニツトは、例えば超高圧
水銀ランプを光源として有し、該超高圧水銀ランプを安
定して点灯させるために光源ユニツト内の排気を制御す
る排気制御装置が設けられている。
【0003】ここでこの種の排気制御装置の一構成例を
図4に示す。この排気制御装置1においては、超高圧水
銀(Hg)ランプ用の電源2の電源が投入されると、筐
体内に超高圧水銀ランプ(以下、単に水銀ランプと呼
ぶ)3Aを有するランプハウス3の該水銀ランプ3Aが
徐々に加熱する。この後、水銀ランプ3Aの温度が徐々
に上昇して、水銀ランプ3Aの温度が該水銀ランプ3A
中の水銀が完全に蒸発する温度(以下、これを安定化温
度と呼ぶ)まで到達すると、水銀ランプ3Aに設けられ
た温度センサ4が、該水銀ランプ3Aの温度が安定化温
度に到達したことを検出し、温度検知信号S1を電源2
を介して制御ユニツト5に送出する。
【0004】制御ユニツト5はこの温度検知信号S1に
基づいて、排気量調整バルブ6及び排気フアン7にそれ
ぞれ排気量調整信号S2及び排気動作開始信号S3を送
出する。排気量調整バルブ6は排気量調整信号S2に基
づいてバルブ(図示せず)を開け、排気フアン7は排気
動作開始信号S3に基づいてフアンを回転させて排気動
作を開始する。これにより、ランプハウス3の内部が排
気管8を介して排気され、水銀ランプ3Aを安定化温度
に保持するようになされている。かくして水銀ランプ3
Aを安定して点灯させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近、パーソ
ナルコンピユータやテレビジヨン等の表示素子として液
晶表示基板が多用されてきていると共に、この液晶表示
基板の大面積化が要求されており、これに伴い投影露光
装置においても露光領域の拡大が望まれている。このよ
うな要望に対応するために、複数のランプハウスを有す
る投影露光装置が提案されている。
【0006】この投影露光装置においては、複数のラン
プハウスが設けられており、該各ランプハウスから射出
した各露光光をマスク上の異なる領域に照射させ、この
異なる領域の像を各ランプハウスにそれぞれ対応する投
影露光系を介してガラス基板上の投影領域に投影するよ
うになされている。ところがこのような投影露光装置の
各ランプハウス内の排気を制御するためには、上述のよ
うな排気制御装置1を各ランプハウス毎にそれぞれ設け
なければならず、この結果投影露光装置全体の構成が大
型化すると共に複雑化し、コストが上昇するおそれがあ
る。
【0007】このような問題を解決する1つの方法とし
て、排気制御装置1に複数のランプハウス3を設けると
共に該各ランプハウス3に排気管を設け、各ランプハウ
ス3を各排気管を介して排気量調整バルブ6に接続させ
ることが考えられる。ところが各水銀ランプ3Aはワツ
ト数などにより安定化温度に到達するまでの時間がそれ
ぞれ異なるため、ある水銀ランプ3Aが安定化温度に到
達した時点で流量調整バルブ6のバルブを開くと共に排
気フアン7を稼働させて排気を開始すると、安定化温度
に到達していない水銀ランプ3Aは安定化温度に到達す
る前に冷却されるため水銀ランプ3Aの点灯が不安定に
なるおそれがあつた。
【0008】また全ての水銀ランプ3Aが安定化温度に
到達した時点で、流量調整バルブ6のバルブを開くと共
に排気フアン7を稼働させて排気を開始すると、早く安
定化温度に到達した水銀ランプ3Aは過熱状態となつて
破損したり、また破損を回避し得ても水銀ランプ3Aの
寿命が短くなるおそれがあつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、放電を利用した光源を有する光源ユニツトを複数個
用いた場合でも、簡易な構成で該各光源を安定して点灯
させることのできる排気制御装置を提案しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、放電を利用した光源(12B、1
3B、14B)を筐体内に有する光源ユニツト(12、
13、14)を複数備えた露光装置における該各光源ユ
ニツト(12、13、14)内の排気を制御する排気制
御装置(10、30、40)において、各光源ユニツト
(12、13、14)に設けられた各排気管(15、4
1)にそれぞれ設けられ、該各排気管(15、41)の
排気径路(15A、15B、15C、41A、41B、
41C)を開閉する排気径路開閉手段(16、17、1
8、42、43、44)と、各排気径路(15A、15
B、15C、41A、41B、41C)を介して各光源
ユニツト(12、13、14)内を排気する排気手段
(20)と、該排気手段(20)から排気される排気量
を調整する排気量調整手段(16、17、18、19、
21、31、32、42A、43A、44A、42、4
3、44、45)と、各光源(12B、13B、14
B)毎の温度をそれぞれ検出し、各光源(12B、13
B、14B)毎に温度検知信号(S12、S13、S1
4)を送出する温度検出手段(12A、12B、12
C)と、温度検知信号(S12、S13、S14)に基
づいて、排気手段(20)により排気動作を開始させ、
かつ光源(12B、13B、14B)の安定化温度に到
達した光源ユニツト(12、13、14)に対応した排
気管(15、41)の排気径路開閉手段(16、17、
18、42、43、44)を順次開放させると共に、安
定化温度に到達した光源(12B、13B、14B)が
安定化温度を保持するように排気量調整手段(16、1
7、18、19、21、31、32、42A、43A、
44A、42、43、44、45)を制御する制御手段
(21、31、45)とを設ける。
【0011】温度検知信号(S12、S13、S14)
に基づいて、光源(12B、13B、14B)の安定化
温度に到達した光源ユニツト(12、13、14)に対
応した排気径路開閉手段(16、17、18、42、4
3、44)を順次開放すると共に、安定化温度に到達し
た光源(12B、13B、14B)の数に応じて、安定
化温度に到達した光源(12B、13B、14B)が安
定化温度を保持し得るように排気手段(20)から排気
される排気量を調整することで、各光源(12B、13
B、14B)を過熱させずに個別に安定化温度まで到達
させることができると共に、既に安定化温度に保持され
ている光源(12B、13B、14B)を過冷却させず
に、新たに安定化温度に到達した光源(12B、13
B、14B)を安定化温度に保持させることができる。
【0012】また本発明においては、各光源(12B、
13B、14B)が接続された電源(11)を有し、各
光源(12B、13B、14B)の電源を数秒間隔で順
次投入するようにしたことにより、必要とする電源(1
1)のパワーを抑制し得ると共に電源投入時の立上がり
電流を抑えることができるので、消費電力の増大を回避
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0014】(1)第1実施例 図1において、本発明の第1実施例による排気制御装置
10には、電源11にそれぞれ接続されたランプハウス
12、13及び14がそれぞれ筐体内に、温度センサ1
2A、13A及び14Aがそれぞれ設けられた 3.5〔k
W〕の水銀ランプ12B、13B及び14Bが設置され
て構成されている。
【0015】また各ランプハウス12、13及び14に
は、それぞれ同じ長さ及び径に選定された3つの排気径
路15A、15B及び15Cに分岐した排気管15の該
排気径路15A、15B及び15Cがそれぞれ取り付け
られている。この排気径路15A、15B及び15Cの
内部にはそれぞれ開閉弁16A、17A及び18Aを有
するモータダンパ16、17及び18が設けられてお
り、開閉弁16A、17A及び18Aを開閉することに
よりそれぞれ排気径路15A、15B及び15Cを開閉
し得るようになされている。
【0016】また排気管15には排気量調整バルブ19
が取り付けられており、該排気量調整バルブ19はバル
ブの開き具合を調整することにより、排気フアン20か
ら排気される排気量を調整し得るようになされている。
この排気フアン20は排気量調整バルブ19に取り付け
られており、フアンを一定の回転数で回転させて排気動
作を行う。かくしてこの排気制御装置10では、排気フ
アン20を動作させることにより排気管15の各排気径
路15A、15B及び15Cを介して各ランプハウス1
2、13及び14の内部を排気し得る。
【0017】温度センサ12A、13A及び14Aはそ
れぞれ水銀ランプ12B、13B及び14Bの温度を検
出し、該水銀ランプ12B、13B及び14Bの温度が
安定化温度に到達すると、電源11を介して制御ユニツ
ト21にそれぞれ温度検知信号S12、S13及びS1
4を送出する。
【0018】制御ユニツト21は温度検知信号S12、
S13又はS14を受けると、排気フアン20に排気動
作開始信号S15を送出する。さらに受けた温度検知信
号S12、S13又はS14に基づいて、該温度検知信
号S12、S13又はS14を送出した温度センサ12
A、13A又は14Aを有するランプハウス12、13
又は14にそれぞれ対応した排気径路15A、15B又
は15C内のモータダンパ16、17又は18に弁開放
信号S16、S17又はS18を送出する。また制御ユ
ニツト21は各温度センサ12A、13A又14Aから
温度検知信号S12、S13又はS14を受ける毎に、
安定化温度に到達した水銀ランプの数に合わせて、排気
量調整バルブ19のバルブの開き具合を調整するための
排気量調整信号S19を送出する。
【0019】排気フアン20は排気動作開始信号S15
に基づいて排気動作を開始する。モータダンパ16、1
7及び18はそれぞれ弁開放信号S16、S17及びS
18を受けると、それぞれ開閉弁16A、17A及び1
8Aを開放する。排気量調整バルブ19は、制御ユニツ
ト21から受けた排気量調整信号S19の数(すなわち
安定化温度に到達した水銀ランプの数)に応じて、安定
化温度に到達した水銀ランプ12B及び又は13B及び
又は14Bが安定化温度を保持し得るようにバルブの開
き具合を調整して排気フアン20から排気される排気量
を調整する。
【0020】ここで排気フアン20は、全ての水銀ラン
プ12B、13B及び14Bが安定化温度に到達した
際、少なくとも各水銀ランプ12B、13B及び14B
の温度を安定化温度に保持し得るような排気量を排気す
るようになされている。
【0021】かくしてこの排気制御装置10は、モータ
ダンパ16、17及び18の開閉弁16A、17A及び
18Aを開閉させることにより各ランプハウス12、1
3及び14内の排気を個別に管理し得る。また、安定化
温度に到達した水銀ランプの数に応じて排気フアン20
から排気される排気量を、安定化温度に到達した水銀ラ
ンプ12B及び又は13B及び又は14Bが該安定化温
度を保持し得るように排気量調整バルブ19によつて調
整し得る。
【0022】以上の構成において、この排気制御装置1
0では、水銀ランプ12B、13B、14Bの順に数秒
間隔で電源を投入する。これにより水銀ランプ12B、
13B及び14Bの温度は徐々に上昇し、水銀ランプ1
2Bが安定化温度に到達すると(電源投入後5分程
度)、温度検知信号S12が電源11を介して制御ユニ
ツト21に送出される。
【0023】制御ユニツト21はこの温度検知信号S1
2を受けると、モータダンパ16、排気量調整バルブ1
9及び排気フアン20にそれぞれ弁開放信号S16、排
気量調整信号S19及び排気動作開始信号S15を送出
する。これによりモータダンパ16の開閉弁16Aが開
放されると共に排気フアン20により排気動作が開始さ
れ、排気径路15Aを介してランプハウス12の内部が
排気される。この場合、制御ユニツト21は、ランプハ
ウス12の水銀ランプ12Bの温度が安定化温度を保持
し得るように排気量調整バルブ19のバルブの開き具合
を調整する。
【0024】従つて安定化温度に到達した水銀ランプ1
2Bを有するランプハウス12に対応した排気径路15
Aのモータダンパ16の開放弁16Aだけを開放させる
と共に、水銀ランプ12Bが安定化温度を保持し得るよ
うに排気フアン20から排気される排気量を排気量調整
バルブ19によつて調整したので、水銀ランプ12Bを
過熱させずに該水銀ランプ12Bを安定化温度に到達さ
せることができる。
【0025】続いてランプハウス13内の水銀ランプ1
3Bが安定化温度に到達すると、温度センサ13Aから
温度検知信号S13が電源11を介して制御ユニツト2
1に送出される。制御ユニツト21はこの温度検知信号
S13を受けると、モータダンパ17及び排気量調整バ
ルブ19にそれぞれ弁開放信号S17及び排気量調整信
号S19を送出する。これによりモータダンパ17の開
閉弁17Bが開放されて排気径路15Bを介してランプ
ハウス13の内部が排気される。この場合、制御ユニツ
ト21は、ランプハウス12及び13内の水銀ランプ1
2B及び13Bがそれぞれ安定化温度を保持し得るよう
に排気量調整バルブ19のバルブの開き具合を調整す
る。
【0026】従つて安定化温度に到達した水銀ランプ1
3Bを有するランプハウス13に対応した排気径路15
Bのモータダンパ17の開放弁17Aを開放させると共
に、水銀ランプ12B及び13Bが安定化温度を保持し
得るように排気フアン20から排気される排気量を排気
量調整バルブ19によつて調整したので、水銀ランプ1
3Bを過熱させずに該水銀ランプ13Bを安定化温度に
到達させることができると共に、既に安定化温度に保持
されている水銀ランプ12Bを過冷却させずに、水銀ラ
ンプ13Bを安定化温度に保持させることができる。
【0027】続いてランプハウス14内の水銀ランプ1
4Bが安定化温度に到達すると、温度センサ14Aから
温度検知信号S14が電源11を介して制御ユニツト2
1に送出される。制御ユニツト21はこの温度検知信号
S14を受けると、モータダンパ18及び排気量調整バ
ルブ19にそれぞれ弁開放信号S18及び排気量調整信
号S19を送出する。これによりモータダンパ18の開
閉弁18Bが開放されて排気径路15Cを介してランプ
ハウス14の内部が排気される。この場合、制御ユニツ
ト21は、ランプハウス12、13及び14内の水銀ラ
ンプ12B、13B及び14Bがそれぞれ安定化温度を
保持し得るように排気量調整バルブ19のバルブの開き
具合を調整する。
【0028】従つて安定化温度に到達した水銀ランプ1
4Bを有するランプハウス14に対応した排気径路15
Cのモータダンパ18の開放弁18Aを開放させると共
に、水銀ランプ12B、13B及び14Bが安定化温度
を保持し得るように排気フアン20から排気される排気
量を排気量調整バルブ19によつて調整した。このた
め、水銀ランプ14Bを過熱させずに該水銀ランプ14
Bを安定化温度に到達させることができる。また、既に
安定化温度に保持されている水銀ランプ12B及び13
Bを過冷却させずに、水銀ランプ14Bを安定化温度に
保持させることができる。
【0029】かくしてこの排気制御装置10では、簡易
な構成で各水銀ランプ12B、13B及び14Bを過熱
させずに個別に安定化温度まで到達させることができる
と共に、既に安定化温度に保持されている水銀ランプを
過冷却させずに、新たに安定化温度に到達した水銀ラン
プを安定化温度に保持させることができる。またこの排
気制御装置10では、水銀ランプ12B、13B及び1
4Bの電源を数秒間隔で順次投入したことにより、必要
とする電源11のパワーを抑制し得ると共に電源投入時
の立上がり電流を抑えることができるので、消費電力の
増大を回避することができる。
【0030】以上の構成によれば、各ランプハウス1
2、13及び14に対応する排気径路15A、15B及
び15C内に開放弁16A、17A及び18Aをそれぞ
れ有するモータダンパ16、17及び18を設けると共
に、安定化温度に到達した水銀ランプの数に応じて排気
フアン20から排気される排気量を排気量調整バルブ1
9によつて調整するようにした。このことにより、各水
銀ランプ12B、13B及び14Bを過熱させずに個別
に安定化温度まで到達させることができると共に、既に
安定化温度に保持されている水銀ランプを過冷却させず
に、新たに安定化温度に到達した水銀ランプを安定化温
度に保持させることができる。かくして複数のランプハ
ウス12、13及び14を用いた場合でも、簡易な構成
で該各水銀ランプ12B、13B及び14Bをそれぞれ
安定して点灯させることのできる排気制御装置を実現す
ることができる。
【0031】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、第2実施例による排気制御装置30においては、排
気管15に排気フアン20が直接接続されている共に、
制御ユニツト31と排気フアン20との間に、該排気フ
アン20のフアンの回転数を制御するインバータ32が
接続されている。
【0032】制御ユニツト31はランプハウス12、1
3又は14の温度センサ12A、13A又は14Aから
温度検知信号S12、S13又はS14を受ける毎に、
安定化温度に到達した水銀ランプの数に合わせて排気フ
アン20のフアンの回転数が設定されるようにインバー
タ32の周波数を制御する周波数制御信号S31をイン
バータ32に送出する。インバータ32はこの周波数制
御信号S31に応じた回転数制御信号S32を排気フア
ン20に送出し、排気フアン20はこの回転数制御信号
S32に応じた回転数でフアンを回転させて排気動作を
行うようになされている。
【0033】以上の構成において、この排気制御装置3
0では、水銀ランプ12B、13B、14Bの順で数秒
間隔で電源11を投入した後、水銀ランプ12Bが安定
化温度に到達すると、制御ユニツト31は、温度検知信
号S12に基づいて、モータダンパ16に弁開放信号S
16を送出する。そして、水銀ランプ12Bの温度が安
定化温度を保持し得るような回転数で排気フアン20の
フアンを回転させるように、インバータ32の周波数を
制御する周波数制御信号S31をインバータ32に送出
するので、ランプハウス12の内部は水銀ランプ12B
が安定化温度を保持し得るように排気フアン20によつ
て排気される。
【0034】続いて水銀ランプ13Bが安定化温度に到
達すると、制御ユニツト31は、温度検知信号S13に
基づいて、モータダンパ17に弁開放信号S17を送出
すると共に、水銀ランプ12B及び13Bが安定化温度
を保持し得るような回転数で排気フアン20のフアンを
回転させるようにインバータ32の周波数を制御する周
波数制御信号S31をインバータ32に送出する。その
ためランプハウス12及び13の内部はそれぞれ水銀ラ
ンプ12B及び13Bが安定化温度を保持し得るように
排気フアン20によつて排気される。
【0035】同様に水銀ランプ14Bが安定化温度に到
達すると、制御ユニツト31は、温度検知信号S14に
基づいて、モータダンパ18に弁開放信号S18を送出
すると共に、水銀ランプ12B、13B及び14Bが安
定化温度を保持し得るような回転数で排気フアン20の
フアンを回転させるようにインバータ32の周波数を制
御する周波数制御信号S31をインバータ32に送出す
る。従つてランプハウス12、13及び14の内部はそ
れぞれ水銀ランプ12B、13B及び14Bが安定化温
度を保持し得るように排気フアン20によつて排気され
る。
【0036】従つてこの排気制御装置30では、各水銀
ランプ12B、13B及び14Bの温度を過熱させずに
個別に安定化温度まで到達させることができると共に、
既に安定化温度に保持されている水銀ランプを過冷却さ
せずに、新たに安定化温度に到達した水銀ランプを安定
化温度に保持させることができる。
【0037】以上の構成によれば、各ランプハウス1
2、13及び14に対応する排気径路15A、15B及
び15C内に開放弁16A、17A及び18Aをそれぞ
れ有するモータダンパ16、17及び18を設けると共
に、安定化温度に到達した水銀ランプの数に応じて排気
フアン20の回転周波数を調整することによつて排気フ
アン20から排気される排気量を調整する。このことに
より、各水銀ランプ12B、13B及び14Bを過熱さ
せずに個別に安定化温度まで到達させることができると
共に、既に安定化温度に保持されている水銀ランプを過
冷却させずに、新たに安定化温度に到達した水銀ランプ
を安定化温度に保持させることができる。かくして複数
のランプハウス12、13及び14を用いた場合でも、
簡易な構成で該各水銀ランプ12B、13B及び14B
をそれぞれ安定して点灯させることのできる排気制御装
置を実現し得る。
【0038】(3)他の実施例 なお上述の第1及び第2実施例においては、排気手段か
ら排気される排気量を調整する排気量調整手段として排
気量調整バルブ19及びインバータ32を用いた場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、図1との対応
部分に同一符号を付して図3に示す排気制御装置40の
ように構成しても上述の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0039】この排気制御装置40の場合、排気管41
の排気径路41A、41B及び41Cの一部には所定の
大きさでなる開口部42A、43A及び44Aがそれぞ
れ設けられていると共に、各排気径路41A、41B及
び41Cは、水銀ランプ12B、13B及び14Bが順
に安定化温度に到達した際に各水銀ランプ12B、13
B及び14Bが安定化温度を保持し得るように長さ及び
径が選定されている。
【0040】また排気径路41A、41B及び41Cに
は、開口部42A、43A及び44Aを開けたり又は塞
ぐようになされたモータダンパ42、43及び44を設
けており、これらモータダンパ42、43及び44は制
御ユニツト45から送出される制御信号S42、S43
及びS44によつて開閉が制御される。また排気フアン
20のフアンは一定の回転数で回転するようになされて
いる。
【0041】実際上、水銀ランプ12Bが安定化温度に
到達した場合、モータダンパ42によつて開口部42A
が塞がれると共に排気径路41Aが開放される。このと
き排気径路41Aにおける排気流量は、その径及び長さ
によつて水銀ランプ12Bを安定化温度に保持し得る排
気流量となる。続いて水銀ランプ13Bが安定化温度に
到達すると、モータダンパ43によつて開口部43Aが
塞がれると共に排気径路41Bが開放される。このとき
排気径路41A及び41Bにおける排気流量は、これら
の径及び長さによつて水銀ランプ12B及び13Bを安
定化温度に保持し得る排気流量とする。以下、水銀ラン
プ14Bが安定化温度に到達した場合でも同様である。
【0042】また上述の第1及び第2実施例において
は、安定化温度に到達した水銀ランプの数に応じて排気
量調整バルブ19のバルブの開き具合及びインバータ3
2の周波数を調整することにより、排気フアン20から
排気される排気量を調整した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、要は各水銀ランプ12B、13B
及び14Bを過熱させずに個別に安定化温度に到達させ
ると共に、既に安定化温度に保持されている水銀ランプ
を過冷却させずに、新たに安定化温度に到達した水銀ラ
ンプを安定化温度に保持させることができるように排気
フアン20から排気される排気量を調整できればよい。
【0043】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、排気径路15A、15B及び15Cの長さ及び径を
同じ長さに選定した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、排気径路15A、15B及び15Cの長さ
及び径をそれぞれ異なる長さ及び径に選定してもよい。
さらに上述の実施例においては、 3.5〔kW〕の水銀ラン
プ12B、13B及び14Bを用いた場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、 4.5〔kW〕の水銀ランプ
等必要に応じてワツト数を変更してもよく、また各水銀
ランプ12B、13B及び14Bとしてそれぞれ異なる
ワツト数の水銀ランプを用いてもよい。この場合は、ワ
ツト数に応じて、排気経路の長さ及び径を選定すること
が望ましい。さらに上述の実施例においては、3つの水
銀ランプ12B、13B及び14Bを用いた場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、2つ又は4つ以上
の水銀ランプを用いても上述の実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0044】さらに上述の実施例においては、水銀ラン
プ12B、13B及び14Bがそれぞれ安定化温度に到
達したとき、温度センサ12A、13A及び14Aから
それぞれ温度検知信号S12、S13及びS14を制御
ユニツト21、31及び45に送出した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、温度センサ12A、1
3A及び14Aから常に制御ユニツト21、31、45
に温度検知信号を送出するようにしてもよい。この場
合、制御ユニツト21、31及び45は受けた温度検知
信号に基づいて、水銀ランプが安定化温度に到達したか
否かを判断するようにする。
【0045】さらに上述の実施例においては、放電を利
用した光源として水銀ランプ12B、13B及び14B
を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、露光光として利用し得れば、放電を利用した光源と
してこの他種々の光源を適用し得る。さらに上述の実施
例においては、各光源ユニツトに設けられた各排気間に
それぞれ設けられ、該各排気管の排気径路を開閉する排
気径路開閉手段として、モータダンパ16、17及び1
8、モータダンパ42、43及び44を用いた場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、排気径路開閉手
段としてこの他種々の排気径路開閉手段を適用し得る。
さらに上述の実施例においては、各光源の電源を数秒間
隔で順次投入するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、各光源の電源を同時に投入するよ
うにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、温度検出
手段から送出される温度検知信号に基づいて、排気手段
による排気動作を開始させ、かつ光源の安定化温度に到
達した光源ユニツトに対応した排気径路開閉手段を順次
開放させると共に、安定化温度に到達した光源がそれぞ
れ安定化温度を保持するように、排気手段から排気され
る排気量を排気量調整手段によつて調整することによ
り、各光源を過熱させずに個別に該各光源を安定化温度
まで到達させることができると共に、既に安定化温度に
保持されている光源を過冷却させずに、新たに安定化温
度に到達した光源を安定化温度に保持させることがで
き、かくして放電を利用した光源を有する光源ユニツト
を複数個用いた場合でも、簡易な構成で各光源を安定し
て点灯させることのできる排気制御装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による排気制御装置の構成
を示すブロツク図である。
【図2】本発明の第2実施例による排気制御装置の構成
を示すブロツク図である。
【図3】他の実施例による排気制御装置の構成を示すブ
ロツク図である。
【図4】従来の排気制御装置の構成を示すブロツク図で
ある。
【符号の説明】
10、30、40……排気制御装置、11……電源、1
2、13、14……ランプハウス、12A、13A、1
4A……温度センサ、12B、13B、14B……水銀
ランプ、15、41……排気管、15A、15B、15
C、41A、41B、41C……排気径路、16、1
7、18、42、43、44……モータダンパ、19…
…排気量調整バルブ、20……排気フアン、21、3
1、45……制御ユニツト、32……インバータ、42
A、43A、44A……開口部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電を利用した光源を筐体内に有する光源
    ユニツトを複数備えた露光装置における該各光源ユニツ
    ト内の排気を制御する排気制御装置において、 各前記光源ユニツトに設けられた各排気管にそれぞれ設
    けられ、該各排気管の排気径路を開閉する排気径路開閉
    手段と、 各前記排気径路を介して各前記光源ユニツト内を排気す
    る排気手段と、 該排気手段から排気される排気量を調整する排気量調整
    手段と、 各前記光源毎の温度をそれぞれ検出し、各前記光源毎に
    温度検知信号を送出する温度検出手段と、 前記温度検知信号に基づいて、前記排気手段により排気
    動作を開始させ、かつ前記光源の安定化温度に到達した
    前記光源ユニツトに対応した前記排気管の前記排気径路
    開閉手段を順次開放させると共に、前記安定化温度に到
    達した前記光源が前記安定化温度を保持するように前記
    排気量調整手段を制御する制御手段とを具えることを特
    徴とする排気制御装置。
  2. 【請求項2】各前記光源が接続された電源を具え、各前
    記光源の電源を数秒間隔で順次投入するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の排気制御装置。
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