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JPH09223570A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

内燃機関用スパークプラグ

Info

Publication number
JPH09223570A
JPH09223570A JP5364196A JP5364196A JPH09223570A JP H09223570 A JPH09223570 A JP H09223570A JP 5364196 A JP5364196 A JP 5364196A JP 5364196 A JP5364196 A JP 5364196A JP H09223570 A JPH09223570 A JP H09223570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
spark
spark plug
electrode
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5364196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
浩史 大野
Masahiro Ishikawa
雅啓 石川
Toru Moriya
透 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP5364196A priority Critical patent/JPH09223570A/ja
Publication of JPH09223570A publication Critical patent/JPH09223570A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の接地電極を有するスパークプラグにお
ける点火性、特に低温始動時や希薄混合気に対する点火
性を向上させようとするものである。 【解決手段】 中心電極(3)の先端面(6)と、その
先端面(10)(10)を互いに対向させる接地電極
(9)(9)の先端内面(16)により火花ギャップ
(11)を形成するスパークプラグ(1)において、上
記互いに対向する接地電極(9)(9)の先端面(1
0)(10)により形成される隙間の距離Sを0.3〜
1.5mmとし、かつ中心電極(3)の先端面(6)に
対して接地電極(9)(9)の先端内面(16)を平行
に設けることで、液化した燃料が飛散しても火花ギャッ
プに侵入し難くなることにより、低温始動時における液
化した燃料が火花ギャップに滞留することで形成される
燃料ブリッジの発生を防止して失火を抑制すると共に、
希薄混合気において十分に火花ギャップに混合気を流入
させ得るため、確実に希薄混合気に対して点火すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関に装着
されるスパークプラグにおいて、点火性(着火性)の向
上等を目的として複数の接地電極を突設するスパークプ
ラグの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火花放電する電極部分の消耗を防
止し、混合気への点火性を向上させるために複数の接地
電極を、絶縁体から先端部が突出する中心電極の先端側
面に対設させて複数の火花ギャップを形成した多極スパ
ークプラグが知られており、特に両極性タイプのDLI
(Distribution Less Igniti
on)の点火装置に多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複数の接地電極を有する内燃機関用スパークプラグ
の場合は、絶縁体に突出して固持される中心電極の先端
側面と、この中心電極の先端側面に対向する位置に複数
の接地電極の先端面を配置して火花ギャップを形成して
なるものであるため、確かに火花放電を行う面積は拡大
するから、理論的には耐消耗性が良く、通常運転時にお
ける点火性は改善されるものと考えられるが、実際には
低温始動時において平行電極スパークプラグ(中心電極
の先端面に1個の接地電極の先端内面が平行に対向して
いるもの)に比べて著しくその点火性が低下してしまう
ということがある。
【0004】すなわち、この多極スパークプラグにおけ
る低温始動時の点火性の低下は、冬季のように外気温が
著しく低下することに伴ってスパークプラグも含めて内
燃機関自体も低温となってしまうことで、この低温始動
時における燃焼室内の混合気に含まれる燃料が、例えば
低温であるピストンの頂部の表面に触れて十分に霧化す
ることができず液体となりピストン上に残留すると共
に、このピストン上に残留した液化した燃料が、ピスト
ンの上下運動により燃焼室内で飛散し、スパークプラグ
を構成する絶縁体に固持される中心電極の側面と、この
中心電極と共にスパークプラグを構成する主体金具の環
状端面に突設される接地電極の先端面との間により形成
された火花ギャップに滞留することによって燃料ブリッ
ジが発生することとなるため、上記中心電極の先端側面
と接地電極の先端面との間に形成される火花ギャップに
おいて有効な火花放電を行うことができず、混合気への
点火性の低下につながるというものである。
【0005】また、スパークプラグを構成する絶縁体に
突出して固持される中心電極の先端面と、主体金具から
互いに対向する位置より突設する複数の接地電極の先端
面とを対設させ、中心電極の先端面と接地電極の先端内
面との間に複数の火花ギャップを形成するスパークプラ
グ(実公昭 −39796号公報)が知られている
が、接地電極の対向する先端面の隙間が大きいと、通常
運転時の着火性を向上することができるのに対し、隙間
の大きさが中心電極の直径程度であると、火花ギャップ
に液化燃料が滞留し易くなり、低温始動性が悪化し易く
なる。
【0006】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
欠点を改善するものであり、複数の接地電極を有するス
パークプラグにおける点火性、特に低温始動時或は希薄
混合気に対する点火性を向上させようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、中心電極の
先端部を突出して軸孔内に固持する絶縁体と、この絶縁
体の脚部先端を環状端面より突出させて内部に保持して
なる主体金具から構成されると共に、この主体金具の上
記環状端面にその先端面を対向する2個の接地電極を配
設して、上記中心電極の上記先端部の先端面と対向する
接地電極の先端内面との間で火花ギャップを形成するス
パークプラグにおいて、上記対向する上記接地電極の上
記先端面により形成される隙間の距離Sを0.3〜1.
5mmとし、且つ対向する上記接地電極の上記先端内面
が中心電極の上記先端面と平行に設けてなるものであ
る。
【0008】更に、上記中心電極の上記先端面におい
て、対向する2個の上記接地電極の上記先端面により形
成される隙間の方向に対して、平行或は直交するように
溝部を穿設し、或は上記接地電極の先端を、他方の接地
電極の方向に向かって先細形状となるテーパー部を形成
してなるものであり、又は、上記中心電極の上記先端面
において、その先端面の中心に凹部を穿設してなるもの
である。更に、上記中心電極の上記先端部の上記先端面
が耐火花消耗部材で形成されてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明を実施するにあたって、
中心電極の先端面と2個の接地電極の先端内面との間で
火花ギャップを形成するスパークプラグにおいて、上記
接地電極の先端面により形成される隙間の距離Sを0.
3〜1.5mmとし、且つ接地電極の先端面が中心電極
の先端面と平行に設けてなるので、低温始動時において
十分に霧化することなく液化した燃料がピストンの頂部
に残留し、ピストンの上下運動により上記液化した燃料
が燃焼室内に飛散しても、主体金具の環状端面に突設す
る互いに対向するように配設される2個の接地電極の先
端内面と中心電極の先端面により形成される火花ギャッ
プに侵入し難くなると共に、この先端面を対向する接地
電極間の隙間から混合気の火花ギャップへの流入は十分
に確保されることとなるので、特に希薄混合気に対する
火花ギャップでの火花放電を確実に行うことができ、着
火性を改善することができるものである。
【0010】更に、対向する接地電極の先端面により形
成される隙間の距離Sを0.3〜1.5mmとし、且つ
接地電極の先端内面が中心電極の先端面と平行に設けた
上、スパークプラグを構成する絶縁体の軸孔内にその先
端部を突出して固持される中心電極の先端面に、対向す
る2個の接地電極の先端面により形成される隙間の方向
に対して、平行或は直交するように溝部を穿設し、或は
主体金具の環状端面において突設され、そして互いにそ
の先端面を対向するように配設される接地電極の先端
を、他方の接地電極の方向に向かって先細形状となるテ
ーパー部を形成してなるものであり、又は、絶縁体の軸
孔内にその先端を突出して固持される中心電極の先端面
に、その先端面の中心に凹部を穿設してなることで、低
温始動時での液化した燃料のピストンの上下運動による
飛散によっても、対向する接地電極の先端内面と中心電
極の先端面により形成される火花ギャップに侵入し難く
くして燃料ブリッジによる失火を抑制すると共に、この
接地電極の先端面間の隙間により混合気の火花ギャップ
への流入を確保して、たとえ希薄混合気であっても、火
花ギャップでの火花放電を確実に行い点火性を向上させ
ることができると同時に、中心電極及び接地電極間に形
成される火花ギャップでの電極による消炎作用をが小さ
くなることから、燃焼室内での混合気に対する点火性が
著しく向上し、またこの著しい点火性の向上に伴って中
心電極にエッジ効果を発揮させて放電電圧を低減させ、
更に中心電極の先端面を耐火花消耗性部材で形成するこ
とにより、火花ギャップ間での火花放電に伴う電極の消
耗を抑制させることができるものとなる。
【0011】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)は、この発明の実施例である内燃機関用スパ
ークプラグであり、この内燃機関用スパークプラグ
(1)は、軸孔(4)内にNi合金内に銅芯を封入した
円柱状の中心電極(3)の先端部(5)を突出して導電
性シール材(31),(31)を介して抵抗体(32)
を挟み端子電極(33)と共に加熱により固持する絶縁
体(2)と、上記絶縁体(2)の脚部先端(12)を環
状端面(8)より突出して上端部(71)を加締めによ
り内部に保持する主体金具(7)、及び上記主体金具
(7)の環状端面(8)において、互いにその先端面
(10),(10)を対向するように突設する2個のN
i合金からなる接地電極(9),(9)から構成され、
上記主体金具(7)の環状端面(8)において、互いに
その先端面(10),(10)を対向するように突設す
る2個の接地電極(9),(9)の先端内面(16),
(16)と中心電極(3)の先端部(5)の先端面
(6)との間に火花ギャップ(11)を形成してなるも
のである。
【0012】そして、この発明の第1実施例において
は、上記互いに対向する接地電極(9),(9)の先端
面(10),(10)により形成される隙間の距離Sを
0.3〜1.5mm(好ましくは上記隙間の距離を0.
4〜1.0mmとする方が良い。)とし、且つ互いに対
向する接地電極(9),(9)の先端内面(16),
(16)が中心電極(3)の先端部(5)の先端面
(6)と平行に設けてなるものである(図2参照)。
【0013】この発明の第1実施例である内燃機関用ス
パークプラグ(1)は以上の構成を具えるので、低温始
動時において十分に霧化することなく液化した燃料がピ
ストンの頂部に残留し、ピストンの上下運動により上記
液化した燃料が燃焼室内に飛散しても、主体金具(7)
の環状端面(8)において突設する互いにその先端面
(10),(10)を対向するように配設される接地電
極(9),(9)により形成される隙間の距離Sが0.
3以上1.5mm以下に制限されているため、互いに対
向する接地電極(9),(9)の先端面(10),(1
0)によって形成される隙間に、液化した燃料が絶縁体
(2)の表面に沿って流下して始動性を向上することが
できると共に、希薄混合気の点火性を十分に改善するこ
とができる。すなわち、この発明の第1実施例のスパー
クプラグ(火花ギャップ1.0mm)は図7に示すよう
に、1.6リットル、4サイクル4気筒のエンジンを用
いて、−30℃でクランキング5秒(火花カット)後、
通常のクランキングを行い、エンジン回転数600rp
mに到達した始動時間(sec)により隙間Sの関係を
求めた。その結果、隙間Sは小さい方が良く、1.5m
mより大きくなると始動時間が極端に悪くなる。これは
液化した燃料が隙間より流下し、火花ギャップ(11)
に滞留して燃料ブリッジを形成し易くなるものと考えら
れる。また、図8に示すように、2.0リットル、4サ
イクル6気筒のエンジンを用いて、常温でアイドリング
(700rpm)における燃料噴射量を変更し、着火性
の評価を行った。この結果、隙間Sは大きい方が点火性
が良いが、0.3mmより小さくなると混合気の火花ギ
ャップへの流入が不十分となり、点火性が極端に悪化す
る。
【0014】更に、図3において示すものは、この発明
の第2実施例である内燃機関用スパークプラグ(1)で
あり、この内燃機関用スパークプラグ(1)において
は、上記第1実施例における互いに対向する接地電極
(9),(9)の先端面(10),(10)により形成
される隙間の距離Sを0.3〜1.5mm(好ましくは
上記隙間の距離を0.4〜1.0mmとする方が良
い。)とし、且つ互いに対向する接地電極(9),
(9)の先端内面(16),(16)が中心電極(3)
の先端部(5)の先端面(6)と平行に設けられた上
で、上記スパークプラグ(1)を構成する絶縁体(2)
の軸孔(4)内にその先端部(5)を突出して固持され
る中心電極(3)の先端部(5)の先端面(6)におい
て、主体金具(7)の環状端面(8)に互いにその先端
面(10),(10)を対向するように配設される2個
の接地電極(9),(9)の先端面(10),(10)
により形成される隙間の方向に対して、平行或は直交す
るようにU形状、V形状の溝部(13)を穿設してなる
ものであるので、液化した燃料がピストンの運動により
飛散して上記その先端面(10),(10)を互いに対
向する接地電極(9),(9)の先端内面(16),
(16)と、中心電極(3)の先端面(6)により形成
される火花ギャップ(11)に侵入し難くさせることと
なると共に、互いに対向する接地電極(9),(9)の
先端面(10),(10)により形成される隙間から混
合気の火花ギャップ(11)への流入を十分に確保でき
るので、特に希薄混合気に対する火花ギャップ(11)
での火花放電を確実に行うことができるものとなり、低
温始動時の他希薄混合気に対する着火性を十分に改善す
ることができる上、中心電極(3)の先端面(6)及び
接地電極(9),(9)間に形成される火花ギャップで
の電極による消炎作用を小さくでき、燃焼室内での混合
気、特に希薄混合気に対する点火性を著しく向上できる
と共に放電電圧も低下することができるものである。
【0015】また、図4において示すものは、この発明
の第3実施例である内燃機関用スパークプラグ(1)で
あり、この内燃機関用スパークプラグ(1)は、上記第
1実施例における互いに対向する接地電極(9),
(9)の先端面(10),(10)により形成される隙
間の距離Sを0.3〜1.5mmとし、且つ互いに対向
する接地電極(9),(9)の先端面(10),(1
0)が中心電極(3)の先端部(5)の先端面(6)と
平行に設け、或は更に上記中心電極(3)の先端面
(6)において、互いに対向するように配設される2個
の接地電極(9),(9)の先端面(10),(10)
により形成される隙間の方向に対して、平行或は直交す
るように溝部(13)を穿設した上で、主体金具の環状
端面において突設され、そして互いにその先端面を対向
するように配設される接地電極の先端を、互いに対向す
るもう一方の接地電極の方向に向かって先細形状となる
テーパー部(14)を形成するので、上述した第1実施
例及び第2実施例で述べたように、液化した燃料がピス
トンの運動により飛散して上記その先端面(10),
(10)を互いに対向する接地電極(9),(9)の先
端内面(16),(16)と、中心電極(3)の先端面
(6)により形成される火花ギャップ(11)に侵入し
難くさせることとなると共に、互いに対向する接地電極
(9),(9)の先端面(10),(10)により形成
される隙間から混合気の火花ギャップ(11)への流入
を十分に確保できるので、特に希薄混合気に対する火花
ギャップ(11)での火花放電を確実に行うことができ
るものとなり、低温始動時の他希薄混合気に対する着火
性を十分に改善することができる上、中心電極(3)の
先端面(6)及び接地電極(9),(9)間に形成され
る火花ギャップでの電極による消炎作用をが小さくでき
るものとなり、燃焼室内での混合気、特に希薄混合気に
対する点火性を著しく向上させ、更に中心電極(3)に
エッジ効果を発揮させて火花ギャップ(11)での火花
放電の際に要求される放電電圧を低減させて火花ギャッ
プ(11)間での火花放電に伴う電極、すなわち中心電
極(3)及び接地電極(7)の消耗を抑制させることが
できるものとなる。
【0016】そして、図5において示すものは、この発
明の第4実施例である内燃機関用スパークプラグ(1)
であり、この内燃機関用スパークプラグ(1)は、上記
この発明の第1実施例又は第3実施例である内燃機関用
スパークプラグ(1)に対して更に絶縁体(2)の軸孔
(4)に突出して固持される中心電極(3)の先端部
(5)の先端面(6)の中心に凹部(15)を穿設する
ものであるので、液化した燃料がピストンの運動により
飛散して上記その先端面(10),(10)を互いに対
向する接地電極(9),(9)と、中心電極(3)の先
端面(6)により形成される火花ギャップ(11)に侵
入し難くさせると共に、互いに対向する接地電極
(9),(9)の先端面(10),(10)により形成
される隙間から混合気の火花ギャップ(11)への流入
を十分に確保して希薄混合気に対する火花ギャップ(1
1)での火花放電を確実に行うことで、低温始動時の他
希薄混合気に対する着火性を十分に改善することができ
る上、中心電極(3)の先端面(6)及び接地電極
(9),(9)間に形成される火花ギャップ(11)で
の電極による消炎作用を小さくできるものとなり、燃焼
室内での混合気、特に希薄混合気に対する点火性を著し
く向上させることができるものとなる。
【0017】また、図6において示すものは、この発明
の第5実施例である内燃機関用スパークプラグ(1)で
あり、この内燃機関用スパークプラグ(1)は、上記第
1実施例〜第4実施例の中心電極(3)の先端部(5)
の先端面(6)に耐火花消耗性に優れた部材(17)
を、例えばPt−Ir合金,Pt−Ni合金,Pt−I
r−Ni合金,Ir−Y23 合金,高Cr合金,Au
−Pd合金等からなる板状材が抵抗溶接、レーザー溶接
によって接合したり、或いは先端面(6)に上記合金を
蒸着、溶射により被覆したものであり、特に先端面
(6)に溝部(13)、凹部(15)を形成したもので
部材(17)の層を設けるのに有用である。そして図6
の実施例はV溝(13)を先端面に穿設したPt−Ir
合金を抵抗溶接により接合した耐火花消耗性部材(1
7)を設けたものである。かかる中心電極(3)の先端
面(6)が耐火花消耗性部材(17)で形成することに
より中心電極(3)側の電極消耗を防止し、耐久性を大
幅に向上することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり、燃料ブリッジの発生や電
極の消炎作用を抑制することができ、低温始動時或は希
薄混合気における点火性を著しく改善することができる
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である内燃機関用スパークプ
ラグの部分断面図である。
【図2】この発明の第1実施例である内燃機関用スパー
クプラグの要部拡大正面図である。
【図3】この発明の第2実施例である内燃機関用スパー
クプラグの要部拡大正面図である。
【図4】この発明の第3実施例である内燃機関用スパー
クプラグの要部拡大上面図である。
【図5】この発明の第4実施例である内燃機関用スパー
クプラグの要部拡大正面図である。
【図6】この発明の第5実施例である内燃機関用スパー
クプラグの要部拡大正面図である。
【図7】図7は−30℃における接地電極の隙間Sと始
動性の関係を示す特性図である。
【図8】図8はアイドリングにおける接地電極の隙間S
とA/Fの関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 内燃機関用スパークプラグ 2 絶縁体 3 中心電極 4 軸孔 5 (中心電極の)先端部 6 先端面 7 主体金具 8 (主体金具の)環状端面 9 接地電極 10 (接地電極の)先端面 11 火花ギャップ 12 絶縁体の脚部先端 13 溝部 14 テーパー部 15 凹部 16 (接地電極の)先端内面 17 耐火花消耗性部材 31 導電性シール材 32 抵抗体 33 端子電極 71 上端部 S 隙間の距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極の先端部を突出して軸孔内に固
    持する絶縁体と、この絶縁体の脚部先端を環状端面より
    突出させて内部に保持してなる主体金具と、この主体金
    具の上記環状端面に先端面を対向する2個の接地電極を
    配設して、この2個の接地電極の先端内面と上記中心電
    極の上記先端部の上記先端面との間で火花ギャップを形
    成するスパークプラグにおいて、上記接地電極の対向す
    る上記先端面の隙間の距離Sを0.3〜1.5mmと
    し、且つ対向する上記接地電極の上記先端内面が上記中
    心電極の上記先端面と平行に設けられている内燃機関用
    スパークプラグ。
  2. 【請求項2】 上記中心電極の上記先端面に、対向する
    2個の上記接地電極の上記先端面により形成される隙間
    の方向に対して、平行或は直交するように溝部を穿設し
    てなる請求項1記載の内燃機関用スパークプラグ。
  3. 【請求項3】 対向する上記接地電極の先端を、他方の
    接地電極の方向に向かって先細形状となるテーパー部を
    形成してなる請求項1又は2記載の内燃機関用スパーク
    プラグ。
  4. 【請求項4】 上記電極の上記先端面に、その先端面の
    中心に凹部を穿設してなる請求項1又は3記載の内燃機
    関用スパークプラグ。
  5. 【請求項5】 上記中心電極の上記先端部の上記先端面
    が耐火花消耗性部材で形成されてなる請求項1〜2又は
    4記載の内燃機関用スパークプラグ。
JP5364196A 1996-02-19 1996-02-19 内燃機関用スパークプラグ Pending JPH09223570A (ja)

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JP5364196A JPH09223570A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 内燃機関用スパークプラグ

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JP5364196A JPH09223570A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 内燃機関用スパークプラグ

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JPH09223570A true JPH09223570A (ja) 1997-08-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010867A1 (ja) * 2005-07-15 2007-01-25 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha 点火プラグ

Cited By (2)

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WO2007010867A1 (ja) * 2005-07-15 2007-01-25 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha 点火プラグ
US7812509B2 (en) 2005-07-15 2010-10-12 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Spark plug

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