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JPH09220717A - パネルの連続切削装置 - Google Patents

パネルの連続切削装置

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Publication number
JPH09220717A
JPH09220717A JP3183196A JP3183196A JPH09220717A JP H09220717 A JPH09220717 A JP H09220717A JP 3183196 A JP3183196 A JP 3183196A JP 3183196 A JP3183196 A JP 3183196A JP H09220717 A JPH09220717 A JP H09220717A
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JP
Japan
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panel
short side
cutting
long side
short
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Application number
JP3183196A
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Inventor
Tsutomu Nakamura
中村  勉
Sadami Kohama
貞美 小浜
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP03183196A priority Critical patent/JP3610660B2/ja
Publication of JPH09220717A publication Critical patent/JPH09220717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平に搬送されるパネルの長辺小口面と短辺
小口面を同一搬送ライン上で、移載し直すことなく連続
的に切削加工できる装置を提供する。 【解決手段】 搬送ラインの両側に設置され一対の長辺
加工機10でパネルの移動中にその長辺小口面を切削加
工し、パネルを停止して位置決めした後、搬送ラインに
沿い配置された一対の短辺加工機20a、20bで切削
刃を搬送ラインと直角方向に移動させながらパネルの短
辺小口面を同時に切削加工する。片方の短辺加工機20
aは搬送ラインに沿い移動可能に設けられ、その移動範
囲の搬送ラインは各ローラー31の間隔が変更可能に設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば軽量気泡
コンクリート(以下ALCという)パネル等を製造する
工程で、水平に搬送されてくるパネルの長辺小口面(長
手方向の小口面)と、長辺小口面に直角な短辺小口面と
を、一直線の同一ライン上で連続的に切削加工する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にALCパネルを製造する工
程で、パネルの小口面に溝加工や面取り加工等を施する
場合には、通常はパネルの長辺小口面を搬送ラインに平
行にしてパネルを搬送コンベアに載せ、搬送ラインの両
側に設置した切削加工機を用いて、パネルを搬送しなが
らその両側の長辺小口面を切削加工している。
【0003】また、パネルの短辺小口面を切削加工する
必要がある場合には、長辺小口面を搬送ラインと平行に
して搬送されてくるパネルを一旦直角方向に移載し直し
てから、搬送ラインに添わせたパネルの両側の短辺小口
面を、上記と同様の切削加工機を用いて搬送中に切削加
工している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の加工方法
では、長辺小口面と短辺小口面を共に切削加工したい場
合、片方の切削加工の後にパネルを直角方向に移載し直
す必要があり、作業が面倒で非能率的であった。また、
パネルを直角方向に移載するため、長辺小口面と短辺小
口面の長さが大幅に変わると対応が困難であり、短辺小
口面を片側ずつ加工しなければならなかったり、あるい
は長辺小口面が非常に長いパネルでは移載し直すことさ
え困難であった。
【0005】この発明は、かかる従来の事情に鑑み、水
平に搬送されてくるパネルの長辺小口面と短辺小口面を
同一搬送ライン上で、移載し直すことなく連続的に切削
加工できる装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水平に搬送されてくるパネルの長辺小口
面と短辺小口面を同一搬送ライン上で連続的に切削加工
する装置であって、搬送ラインの両側に設置されパネル
の移動中にその長辺小口面を切削加工する一対の長辺加
工機と、搬送ライン上にパネルを停止して位置決めする
パネルの位置決め固定機構と、搬送ラインに沿い前後し
て配置され切削刃を搬送ラインと直角方向に移動させな
がら前記位置決め固定されたパネルの短辺小口面を同時
に切削加工する一対の短辺加工機とを備え、片方の短辺
加工機は搬送ラインに沿い移動可能に設けられ、且つ片
方の短辺加工機が移動する範囲の搬送ラインが各ローラ
ー間隔を変更可能なローラーコンベアからなることを特
徴とするパネルの連続切削装置を提供するものである。
【0007】上記短辺加工機は、切削刃と共に、パネル
を長辺小口面に対して直角方法に切断するための切断ホ
イールを備えることができる。また、切削刃と切断ホイ
ールは搬送ラインと直角方向に移動可能であると共に、
上下方向にも移動可能であり、パネルの短辺小口面を切
削加工した後の切削刃がパネルより高い位置まで上昇し
てから初期位置に復帰することができる。
【0008】上記連続切削装置のパネルの位置決め固定
機構は、パネルの両短辺小口面にそれぞれ当接して搬送
ライン方向の位置決めをする前後のストッパーと、基準
板にパネルの長辺小口面を押し付けて搬送ラインに直角
方向の位置決めをする押し板と、位置決めされたパネル
を上方からローラーコンベアに押し付けて固定する押圧
板とからなっている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においては、従来使用され
ている長辺小口面を切削する一対の長辺加工機に加え
て、切削刃を搬送ラインに直角方向に移動させることに
より短辺小口面を切削する一対の短辺加工機を配置し、
水平に搬送されてくるパネルの長辺小口面と短辺小口面
を同じ搬送ラインで切削加工するようにしたので、パネ
ルを移載し直して方向転換することなく、連続して全て
の小口面の切削加工を行うことができる。
【0010】また、一対の短辺加工機のうち、一方の加
工機は固定するが、他方の加工機はパネルの長手方向に
移動可能に配設すると共に、この移動可能な短辺加工機
の移動する範囲の搬送コンベアは各ローラーの間隔が変
更可能なローラーコンベアにしたので、パネルの長さ
(両側の短辺小口面間の距離)が大幅に変わっても、切
削刃の通過に支障を来さないようにローラーを移動させ
ることができ、両側の短辺小口面を同時に加工すること
ができる。
【0011】短辺小口面の切削加工機は、切削刃をパネ
ルの長手方向と直角方向に往復して移動させながら短辺
小口面を切削加工してもよいが、切削刃を上下方向にも
移動可能に設け、切削加工後の切削刃を一旦パネル面よ
りも高い位置まで上昇させてから初期位置に復帰するよ
うにすれば、切削刃の復帰時にも次のパネルを搬送する
ことができるので、作業能率を更に向上させることがで
きる。
【0012】しかも、短辺小口面の切削加工時には、パ
ネルを位置決めして固定してから加工するので、加工中
にパネルの位置がずれることがなくなり、複数枚を重ね
て同時に加工することも可能である。尚、短辺加工機に
は、切削刃と共に切断刃を取り付けてもよく、その場合
には細長いパネルを長手方向の所定位置で直角に切断す
ると同時に、切断により得られた短辺小口面に切削加工
を施すことができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、このパネルの連続切削装置
は、パネルを水平に支持して直線的に搬送する搬送コン
ベアラインと、搬送コンベアラインの第1搬送コンベア
2の両側にそれぞれ配設され、パネルの移動中にその両
側の長辺小口面を切削加工する長辺加工機10、10
と、第2搬送コンベア3上にパネルを停止して位置決め
固定した後に、切削刃をパネルの長手方向と直角な方向
(搬送ラインに直角方向)に移動させながら、相対する
側の短辺小口面を切削加工する一対の加工機20a、2
0bとから構成されている。
【0014】パネルを水平に搬送する搬送コンベアライ
ンとしては、パネルを第1搬送コンベア2に搬入する搬
入コンベア1と、パネルを上下から挟んで一対の長辺加
工機10、10の間を移動させる2段のベルトコンベア
からなる第1搬送コンベア2と、パネルを2つの短辺加
工機20a、20bに順に移送するローラーコンベアか
らなる第2コンベア3と、加工後のパネルを次工程に搬
出する搬出コンベア4とからなっている。これらのコン
ベアは一直線上に配設されており、第2搬送コンベア3
のローラーコンベアのうち一部のローラー31は、後述
するようにその間隔が変更できるようになっている。
【0015】第1搬送コンベア2の両側には、図1及び
図2に示すように、パネル5の長辺小口面を切削加工す
る一対の長辺加工機10、10が相対する位置に配設さ
れている。この加工機10、10は従来の装置とほぼ同
じ構造で、垂直軸11に固定した3本のアーム12にそ
れぞれ異なる3種類の切削刃13a、13b、13cを
取り付けてあり、モーター14により垂直軸11を回転
させることにより所望形状の切削刃、例えば切削刃13
aを選択して使用できるようになっている。
【0016】各切削刃13a、13b、13cは、アー
ム12に取り付けたモーター15により回転し、パネル
5は第1コンベア2である上下2段のベルトコンベア2
a、2bの間に挟持されて、長手方向に搬送される。そ
して、パネル5が一対の長辺加工機10、10の間を通
過する間に、両側の長辺小口面が切削加工される。ま
た、加工面は切削刃の種類を適宜選定することにより、
平面、溝切り、面取り等の加工をすることがきる。
【0017】尚、図2に示す16は、切削により発生す
る粉塵を吸引して排出するためのダクトである。また、
必要に応じて、この第1搬送コンベアー2の周辺に他の
加工機を配設することにより、パネル5の長辺小口面に
種々な加工を施すこともできる。
【0018】パネルの短辺小口面を切削加工する短辺加
工機20a、20bは、図1に示すように、ローラーコ
ンベアからなる第2搬送コンベア3を跨ぐように、2基
が一対として第2搬送コンベア3に平行に設けてある。
一方の短辺加工機20bは機台が固定されており、他方
の短辺加工機20aは第2搬送コンベア3と平行に移動
可能になっている。即ち、移動可能な短辺加工機20a
は、機台21の脚部がスクリュー捩子21aに螺合し、
図1に示すサーボモーター21bを正逆回転することに
より、カウンターシャフト21cから前記スクリュー捩
子21aを介して、2対の平行なレール21dに沿って
往復動可能になっている。
【0019】これらの短辺加工機20a、20bは、他
方が移動可能である点を除き全く同様な構造となってい
る。図3に示す移動可能な短辺加工機20を例にとって
説明すると、門型の機台21に切削刃22と切断ホイー
ル23が連結して懸吊されており、機台21に取り付け
たモーター24を正逆回転させることにより、チェン2
4aを介して第2搬送コンベア3と直角方向に水平に往
復動可能になっている。また、この切削刃22はモータ
ー22aによって垂直軸の回りに回転できるようになっ
ており、更にシリンダー22bによって垂直方向に昇降
可能になっている。切断ホイール23も同様に、モータ
ー23aによって水平軸が回転できるようになってお
り、更にシリンダー23bによって垂直方向に昇降可能
になっている。
【0020】そして、パネル5の短辺小口面を切削又は
切断する際には、図3に矢印で示すように、シリンダー
22b又は23b切削刃22又は切削ホイール23を降
下させてから、モーター22a又は23aでこれらを駆
動し、モーター24を始動して切削刃22又は切断ホイ
ール23を前進させる。また加工が終了したら、使用し
た切削刃22又は切断ホイール23の回転を停止し、シ
リンダー22b又は23bを逆作動させて切削刃22又
は切断ホイール23を引上げてから、モーター24を逆
回転させて元の位置に復帰させる。尚、使用しない切削
刃22又は切断ホイール23は、下降させずに上方に懸
吊したままとする。
【0021】第2搬送コンベア3はローラーコンベアで
あるが、図1及び図4に示すように、少なくとも移動可
能な短辺加工機20aの移動する範囲のローラー31
は、これらを軸支した機台31aが一対の水平なレール
32a上を搬送ライン方向にに移動自在に配設され、各
ローラー31はそれぞれに直結されたモーター31cに
よって回転駆動されるようになっている。そして、ロー
ラー31の下方には、レール32aと平行にサーボモー
ター32bで回転駆動されるスクリュー捩子32cが配
設され、このスクリュー捩子32cにはシリンダー33
が螺合している。このシリンダー33の先端33aを突
出させた状態で、スクリュー捩子32cを回転させる
と、先端33aはスクリュー捩子32cに沿って移動す
るが、その際に移動方向のローラー31の機台31aを
押し又は引いて移動させる。
【0022】従って、このシリンダー33とサーボモー
ター32bを制御することにより、所望のローラー31
を所望の位置に移動させて、隣接するローラーとの間隔
を任意に変更することができる。その結果、パネルの寸
法に合わせて前述のごとく短辺加工機20aを移動させ
た場合でも、ローラー31の間隔を調整することによ
り、切削刃や切削ホイールをローラー31の間に支障な
く通過させることができる。尚、各ローラー31は夫々
独立したモーター31cによって回転駆動されるので、
ローラー31の位置に関係なく回転させることができ
る。また、固定した短辺加工機20b側の加工位置は、
任意のローラーの間に予め定めればよい。
【0023】次に、パネルの位置決め固定機構について
説明する。図5に示すように、先ずパネル5の長手方向
の位置決めは、固定された短辺加工機20bの下方に垂
直に設けた板状のストッパー51により行う。このスト
ッパー51はシリンダー51aによって昇降可能に設け
られており、位置決めする際にはストッパー51が上昇
して先端部が第2搬送コンベア3又は搬出コンベア4の
上に突出し、パネル5の進行方向先端に当接して移動を
規制する。
【0024】移動可能な短辺加工機20aに隣接して設
けた固定台53には、先端に押し板52を垂直方向にに
取着した水平なシリンダー52aが、垂直なシリンダー
52bによって固定台53に摺動して昇降可能に配設さ
れている。そして、シリンダー52bで押し板52を降
下させた状態でシリンダー52aを作動させ、押し板5
2でパネル5の後端を進行方向に押すことにより、パネ
ル5の先端を前記ストッパー51に当接させ、長手方向
の位置決めをすることができる。
【0025】また、後述する固定した短辺加工機20b
側には別の固定台54が設けてあり、この固定台54の
上端に取り付けた垂直なシリンダー54aのロッド下端
に一対のローラー54bが並列して回転自在に配設され
ている。従って、長手方向の位置決めの際にローラー5
4bを降下させて、パネル5の上面を転圧すればパネル
5のずれを防止できるので、複数のパネル5を重ねた状
態で加工する場合に有効である。
【0026】次に、パネル5の幅方向の位置決めは、前
記固定台53及び54にそれぞれ取り付けた基準板55
a、55bにより行う。基準板55a、55bは、パネ
ル5の長辺小口面に平行するように垂直に設けてあり、
パネル5の位置に合わせて上下方向に若干調整可能にな
っている。この基準板55a、55bに対向して、固定
台53、54の反対側にパネル5を挟んで円板状の押し
板56a、56bが設けてあり、それぞれ固定台53、
54に固定したシリンダー57a、57bにより水平方
向に移動できるようになっている。
【0027】従って、シリンダー57a、57bを作動
させ、押し板56a、56bでパネル5の長辺小口面を
押圧して反対側の基準板55a、55bに当接させるこ
とにより、パネル5の幅方向の位置決めをすることがで
きる。このようにして両方向の位置決めが収量したパネ
ル5を固定するには、固定台53、54にそれぞれ固定
した一対の垂直なシリンダー53a、54aのロッド下
端に設けた水平な押し板53b、54bを降下させ、パ
ネル5の上面の四隅部をそれぞれ押圧すればよい。
【0028】以上個別に説明した本発明装置の動作につ
いて以下に説明する。尚、ここでは、予め所望長さに切
断済みのパネルの長辺及び短辺小口面を切削加工する場
合について説明する。先ず加工するパネルの仕様に応じ
て、一対の長辺加工機10と一対の短辺加工機20a、
20bに所望の切削刃を選択し、それぞれ初期位置に待
機させておく。次に、移動可能な短辺加工機20aの移
動用のサーボモーター21bを駆動し、スクリュー捩子
21aを回転させて所望位置に移動し、同時に第2搬送
コンベア3の移動可能なローラー31もシリンダー32
bにより切削刃が通過可能な位置にセットする。
【0029】また、位置決め固定機構については、シリ
ンダー53a、54aを逆作動させて上下の押し板53
b、54bを上昇させておき、同時にシリンダー57
a、57bを逆作動させて左右の押し板56a、56b
は基準板55a、55bの反対側に後退させておく。ス
トッパー51はシリンダー51aを作動させて先端部を
第2搬送コンベア3のローラーの上に突出させた状態と
し、押し板52はシリンダー52bにより上昇させてお
く。これらの操作は主コンピューターに入力されたデー
ターか、操作盤に必要なデーターを入力することによ
り、自動的に制御されて必要な位置に設定される。
【0030】この状態で、パネル5を搬入コンベア1に
載置し、一対の長辺加工機10と搬入コンベア1及び第
1搬送コンベア2であるベルトコンベアを始動する。パ
ネル5は搬送ラインに沿って長手方向に搬送されなが
ら、図2に示すように上下2段の第1搬送コンベア2
a、2bに挟まれて移動しながら、切削刃13aによっ
て長辺小口面が切削加工される。加工が終了したら、切
削刃13aを停止し、パネル5は次の第2搬送コンベア
3に移送される。尚、パネル5を連続して切削加工する
場合には、切削刃13aを停止させず、第1搬送コンベ
ア2に次々にパネル5を供給して長辺小口面を加工した
後、第2搬送コンベア3に移送する。
【0031】パネル5の先端がストッパー51に近付く
と、センサー(図示せず)が検知して第2搬送コンベア
3は停止する。すると位置決め固定機構のシリンダー5
4aが作動し、ローラー54aが降下してパネル5を上
面から弾圧すると同時に、シリンダー52bが作動して
シリンダー52aを降下させた後、シリンダー52aの
駆動により押し板52がパネル5の後端を押圧して、先
端を前記ストッパー51に当接させる。そこでシリンダ
ー57a、57bを作動させて、押し板56a、56b
でパネル5を基準板55a、55bに当接するまで押し
つける。この状態でシリンダー53a、54aが作動し
て押し板53b、54bが降下し、パネル5の四隅部を
押圧固定すると共に、各位置決め機構はされて元の位置
に戻される。
【0032】次に、短辺加工機20a、20bのシリン
ダー22bにより切削刃22を所定位置まで下降させ、
切削刃用のモーター22aと走行用のモーター24を始
動させて、切削刃22を回転させながら移動させてパネ
ル5の前後の短辺小口面を同時に切削加工する。加工が
終了したら、削刃用のモーター22aと走行用のモータ
ー24は停止し、切削刃22は図3に示すようにシリン
ダー22bにより一旦上昇してから、モーター24の逆
回転により最初の位置に復帰する。
【0033】同時にパネル5の固定も解除され、第2搬
送コンベア3が始動し、長辺及び短辺の各小口面の切削
が終了したパネル5は次の工程に移送するため搬出コン
ベア4から搬出される。また、パネル5を所望の長さに
切断する場合には、上記のごとくパネル5を固定した後
に、移動可能な短辺加工機20aの切断ホイール23を
使用して、上記と同様な操作で切断すればよい。尚、切
断ホイール23と切削刃22を前後して駆動することに
より、切断ホイール23でパネル5を所望の長さに切断
すると共に、切断により得られた短辺小口面を連続して
切削刃22で切削加工することもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、水平に搬送されてくる
パネルの長辺小口面と短辺小口面を一直線上の同一ライ
ン上で連続して切削加工するので、パネルを方向転換さ
せるべき移載し直す必要がなくなり、極めて能率的な加
工ができる。しかも、短辺加工機のうちの一方はパネル
の長手方向に移動可能に配設し、両者の間のローラーコ
ンベアのローラー間隔を変更可能に設けたので、パネル
の長さが変わっても、切削刃が通過する位置のローラー
を移動させて対応することにより、パネル両側の短辺小
口面を同時に加工することができる。
【0035】また、この短辺小口面の加工時には、パネ
ルを位置決めし且つ固定してから加工するので、パネル
の位置がずれることがなく、複数枚のパネルを重ねて同
時に加工することも可能である。更に、短辺加工機の切
削刃を、パネルの短辺小口面を切削加工した後、一旦パ
ネル面よりも高い位置まで上昇させてから初期位置に復
帰するようにすれば、切削刃の復帰中にも次のパネルを
加工位置に移動させて準備することができるので、作業
能率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルの連続切削装置の全体を示す概
略の平面図である。
【図2】パネルの長辺小口面を加工する長辺加工機の概
略の正面図である。
【図3】本発明装置の移動可能な短辺加工機の概略の正
面図である。
【図4】本発明装置の移動可能なローラを備えた第2搬
送コンベアの概略の側面図である。
【図5】本発明装置の位置決め固定機構の概略の側面図
である。
【符号の説明】
1 搬入コンベア 2 第1搬送コンベア 3 第2搬送コンベア 4 搬出コンベア 5 パネル 10 長辺加工機 13a、13b、13c 切削刃 20a、20b 短辺加工機 21a スクリュー捩子 21b サーボモーター 22 切削刃 23 切断ホイール 31 ローラー 31c モーター 51 ストッパー 55a、55b 基準板 52、56a、56b、53b、54b 押し板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に搬送されてくるパネルの長辺小口
    面と短辺小口面を同一搬送ライン上で連続的に切削加工
    する装置であって、搬送ラインの両側に設置されパネル
    の移動中にその長辺小口面を切削加工する一対の長辺加
    工機と、搬送ライン上にパネルを停止して位置決めする
    パネルの位置決め固定機構と、搬送ラインに沿い前後し
    て配置され切削刃を搬送ラインと直角方向に移動させな
    がら前記位置決め固定されたパネルの短辺小口面を同時
    に切削加工する一対の短辺加工機とを備え、片方の短辺
    加工機は搬送ラインに沿い移動可能に設けられ、且つ片
    方の短辺加工機が移動する範囲の搬送ラインが各ローラ
    ー間隔を変更可能なローラーコンベアからなることを特
    徴とするパネルの連続切削装置。
  2. 【請求項2】 上記短辺加工機は、切削刃と共に、パネ
    ルを長辺小口面と直角方向に切断する切断ホイールを備
    えることを特徴とする、請求項1に記載のパネルの連続
    切削装置。
  3. 【請求項3】 上記短辺加工機の切削刃及び切断ホイー
    ルは、搬送ラインと直角方向に移動可能であると共に、
    上下方向にも移動可能であり、パネルの短辺小口面を加
    工した後、パネルより高い位置まで上昇してから初期位
    置に復帰することを特徴とする、請求項1又は2に記載
    のパネルの連続切削装置。
  4. 【請求項4】 上記パネルの位置決め固定機構は、パネ
    ルの両短辺小口面にそれぞれ当接して搬送ライン方向の
    位置決めをする前後のストッパーと、基準板にパネルの
    長辺小口面を押し付けて搬送ラインに直角方向の位置決
    めをする押し板と、位置決めされたパネルを上方からロ
    ーラーコンベアに押し付けて固定する押圧板とからなる
    ことを特徴とする、請求項1に記載のパネルの連続切削
    装置。
JP03183196A 1996-02-20 1996-02-20 パネルの連続切削装置 Expired - Fee Related JP3610660B2 (ja)

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CN103213202A (zh) * 2013-04-28 2013-07-24 山东万事达建筑钢品科技有限公司 岩棉板厚度尺寸铣削装置
CN110103146A (zh) * 2019-04-19 2019-08-09 江苏博腾新材料股份有限公司 自动整板砂光机
CN115816621A (zh) * 2022-12-08 2023-03-21 北新建材(嘉兴)有限公司 一种石膏板裁切系统及裁切方法

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