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JPH09215820A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JPH09215820A
JPH09215820A JP4403396A JP4403396A JPH09215820A JP H09215820 A JPH09215820 A JP H09215820A JP 4403396 A JP4403396 A JP 4403396A JP 4403396 A JP4403396 A JP 4403396A JP H09215820 A JPH09215820 A JP H09215820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
firing
ball
automatic
force
launching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4403396A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP4403396A priority Critical patent/JPH09215820A/ja
Publication of JPH09215820A publication Critical patent/JPH09215820A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機、雀球遊技機、スマートボー
ル遊技機等の、遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機
に関し、遊技者に長時間の遊技においても疲労を与えな
いと共に、誰にでも操作しやすいようにする。 【解決手段】 打球を遊技部内に発射して遊技を行う弾
球遊技機において、打球に発射勢を与えて遊技部内に発
射する打球発射手段150と、その発射勢を遊技者の操
作ハンドル8での継続的手動操作による操作量に応じて
制御する手動発射勢制御手段20と、遊技者の自動発射
操作部10Bでのスイッチ入力操作を受けて発射勢を自
動制御し自動発射モードを実行する自動発射勢制御手段
20と、を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技
機、雀球遊技機、スマートボール遊技機等の、遊技球を
発射して遊技を行う弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機、例えばパチンコ遊技
機においては、遊技者が操作ハンドルを回動すると、打
球を発射させるための発射スイッチがオンとなり、発射
制御装置が、この発射スイッチからの信号に基づいて、
モータ、ソレノイド等を駆動させて発射杵を回動し、か
つ操作ハンドルの回動量に応じて発射勢を調整し、その
発射勢で打球して遊技球を1個ずつ遊技部内に発射して
いる。また、所定の遊技球を遊技機内部に封入し循環使
用して遊技を行う封入式遊技機の場合も、上記のような
発射制御装置を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
操作ハンドルで発射勢を調整する発射操作では、操作ハ
ンドルを握持しながら操作するため長時間操作する場合
には、疲労を伴ってしまうという問題点がある。また、
上記したような問題点を解消するため、スイッチのオン
オフ操作で発射勢を調整するようにした遊技機の提案も
あるが、パチンコを初めてする初心者には操作しやすい
ので受け入れられるものの、長年、パチンコ遊技を行っ
てきた遊技者には発射勢を調整する感覚が微妙に異なる
ため、かえって操作になれず、遊技に集中できないとい
う新たな問題点を有している。
【0004】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
遊技者に長時間の遊技においても疲労を与えないと共
に、誰にでも操作しやすい弾球遊技機を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、打球を遊技部内に発射して遊技を行う弾球遊技機に
おいて、打球に発射勢を与えて遊技部内に発射する打球
発射手段と、その発射勢を遊技者の継続的手動操作によ
る操作量に応じて制御する手動発射勢制御手段と、遊技
者のスイッチ入力操作を受けて発射勢を自動制御し自動
発射モードを実行する自動発射勢制御手段と、を備えた
ことにより上記目的を達成している。請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記手動発射
勢制御手段は、遊技者が回動操作する操作ハンドルの回
動量に応じて発射勢を制御する回動型発射勢制御手段
と、操作ハンドルによる回動操作の有無を検出する回動
検出手段と、を有し、上記自動発射勢制御手段は、自動
発射モードへの移行を許可する自動発射許可手段と、自
動発射モードでの発射勢を設定する発射勢設定手段と、
自動発射モードを解除する自動発射解除手段と、を有し
ている。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明に加えて、上記自動発射許可手段の能動中に、回
動検出手段が能動状態に変化したときは、回動型発射勢
制御手段による発射勢制御を優先させる回動型発射勢制
御優先手段を備えている。請求項4に記載の発明は、請
求項2または3に記載の発明に加えて、上記回動検出手
段の能動中に自動発射許可手段が能動状態になった場
合、当該回動検出手段が非能動状態に変化したことを条
件に自動発射モードへの移行を許可する自動発射許可延
期手段を備えている。
【0007】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明に加えて、上記自動発射許可延期手段により自動
発射モードへの移行許可となったときの発射勢は、その
切り替え時点での回動型発射勢制御手段による発射勢を
反映させその発射勢で自動発射モードに入るようにした
発射勢反映手段を備えている。請求項6に記載の発明
は、請求項2から5のいずれかに記載の発明に加えて、
上記自動発射許可手段または上記自動発射許可延期手段
により自動発射モードへの移行許可となったとき、自動
発射モードであることを報知する自動発射モード報知手
段を備えている。
【0008】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれかに記載の発明に加えて、上記自動発射モード
中の発射勢強度を報知する自動発射勢強度報知手段を備
えている。請求項8に記載の発明は、打球に発射勢を与
えて遊技部内に発射し遊技を行う弾球遊技機において、
上記発射勢を遊技者による回動操作によって調整する第
1発射操作部と、上記発射勢を遊技者による直線操作に
よって調整する第2発射操作部と、を切り替え可能に備
えている。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明では、打球の発射勢を遊
技者の継続的手動操作による操作量に応じて制御する手
動発射勢制御手段と、遊技者のスイッチ入力操作を受け
て発射勢を自動制御し自動発射モードを実行する自動発
射勢制御手段との双方を備えたので、遊技者は、継続的
手動操作で打球するか、あるいはスイッチ入力操作によ
る自動発射モードで打球するかの二者択一が可能とな
り、自動発射モードを選べば長時間の遊技においても疲
労を蓄積することなく、かつ誰にでも容易に操作を行う
ことができ、継続的手動操作を選べば手動操作での微妙
な発射勢調整が可能となる。
【0010】上記の継続的手動操作が操作ハンドルを回
動する操作であるとし、自動発射モードによる発射中に
おいて、操作ハンドルの回動操作があれば、その操作ハ
ンドルによる手動発射勢制御に切り替わるようにした。
【0011】また、操作ハンドルによる発射中におい
て、スイッチ入力操作があれば、そのスイッチ入力を受
けて自動発射モードでの自動発射制御に切り替わるよう
にした。したがって、二つの操作(操作ハンドル回動操
作とスイッチ入力操作)において切り替わりの選択を意
識することなく遊技者が操作を行った側にスムーズに切
り替わり、二つの操作を違和感なく使い分けることがで
きる。
【0012】ただし、操作ハンドルによる発射中に、ス
イッチ入力操作をしてもただちに自動発射モードに移行
せず、遊技者が操作ハンドルから手を離したときに自動
発射モードに移行するようにしたので、操作ハンドルか
ら手を離すという明確な動作がその切り替え時点とな
り、二つの操作の使い分けを明瞭に行えるようになる。
【0013】さらに、操作ハンドルによる発射中に、ス
イッチ入力操作を行い自動発射モードに移行したとき
は、その移行許可時点での操作ハンドルによる発射勢を
反映してその発射勢で自動発射モードに入るようにした
ので、操作ハンドル回動による発射勢調整に慣れていて
スイッチ入力操作には慣れていない遊技者にとっても、
従来の操作ハンドルの回動操作と同様の思い通りの微妙
な発射勢調整を行うことができる。
【0014】また、自動発射モード中であることを報知
するので、現在、二つの操作部のうち、どちらが能動状
態になっているのかが遊技者、店員等に容易に認識でき
る。また、自動発射モード中における発射勢強度を報知
するので、自動発射モードにおける発射勢の調整を確実
に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明の弾球遊技機の一例であ
るパチンコ機の正面図である。このパチンコ機1は、機
枠2に額縁状の前面枠3を開閉可能に取り付け、前面枠
3に開設した窓部4を後方から塞ぐように遊技盤5を設
け、その遊技盤5の下方に位置する前面パネル30に打
球供給皿6を設け、その打球供給皿6には、玉貸し操作
部10Aと自動発射操作部10Bとから成る操作部10
を設け、さらにその打球供給皿6の下方に球貯留皿7と
操作ハンドル8を設けてあり、また機枠2の一側端には
補助枠9を設けてある。この補助枠9にはプリペイドカ
ード挿入口91を有するカード式玉貸し機90が設けて
ある。
【0016】上記の自動発射操作部10Bおよび操作ハ
ンドル8は、前面パネル30の裏側に設けた打球発射杆
150を用いて所望の発射勢で打球するためのものであ
り、その詳細は後述する。前面パネル30の裏側には球
送り装置11が設けてあり、打球発射杆150による打
球があると、打球供給皿6内のパチンコ玉を誘導し発射
レール14の傾斜下端に形成してある発射部12に送り
出すようになっている。また、前面パネル30の裏側に
は、図2に示すように、発射制御装置20および発射制
御装置20の後方に位置する打球発射装置15(図4,
図5)が設けてある。発射制御装置20は、上記球送り
装置11の打球送り動作を制御するとともに、上記の自
動発射操作部10Bおよび操作ハンドル8からの信号に
応じて打球発射杆150に打球動作を行わせるべく打球
発射装置15に制御信号を出力している。次に、上記の
球送り装置11、打球発射装置15、操作ハンドル8お
よび自動発射操作部10Bについて順に説明する。
【0017】図3は球送り装置の構成を示す図である。
球送り装置11は、前面パネル30の裏側に取り付けた
ケース111内に、打球供給皿6の整列流路に連通した
導出路112を形成し、該導出路112の傾斜下端に球
送り部材113を揺動自在に軸着し、該球送り部材11
3の上方に電気的駆動源として球送りソレノイド114
を設け、該球送りソレノイド114の磁極端を、球送り
部材113に取り付けた吸磁体(鉄板)115に臨ませ
てなる。球送り部材113は、基端をケース111側に
軸着して先端側が上下動するようにした部材であり、先
端には球が1個収容可能な横向き凹形の球受部116を
形成してある。なお、導出路112,球送り部材11
3,球送りソレノイド114等の遊技盤5側は、ケース
111の蓋(図示せず)が被せられており、この蓋に
は、球を発射レール側14に送り出す球通過口(図示せ
ず)が開設してある。
【0018】球送りソレノイド114は、上記の発射制
御装置20に電気的に接続しており、この発射制御装置
20からの給電が停止し、球送りソレノイド114が消
磁した状態では球送り部材113の先端側が自重で下降
してストッパ117に当接して停止し、この第1状態で
は球受部116の上方の球流下阻止部118が導出路1
12の出口に位置して、導出路112内の球が流下する
ことを阻止する。
【0019】また、発射制御装置20からの給電によっ
て球送りソレノイド114が励磁すると、吸磁体115
が球送りソレノイド114に吸引されて球送り部材11
3が軸を中心にして先端側を上昇する方向に揺動する。
このようにして球送り部材113が揺動して第2状態に
変換すると、球流下阻止部118が上昇して最先の球か
ら外れるので、この最先の球が流下して球送り部材11
3の球受部116内に入る。なお、球受部116内に入
った球は、上記蓋の球通過口の上開口縁に当っているの
で、球受部116の底部が球通過口側に傾斜していて
も、発射レール14側への流下が阻止される。
【0020】この状態で球送りソレノイド114が消磁
すると、球送り部材113及び球受部116内の球の自
重により球送り部材113が先端側を下降させる方向に
揺動して第1状態に戻る。このようにして球送り部材1
13が戻り揺動すると、球受部116内の球も下降して
上記上開口縁から外れる。したがって、球受部116内
の球は、球通過口を通って発射レール14側に送り出さ
れ、発射レール14の傾斜により転動して発射部12に
供給される。そして、発射部12に供給された球は、打
球発射杆150によって弾発されて遊技盤5に形成した
遊技部内に入る。なお、球送り部材113が第1状態に
復帰しても、球流下阻止部118が球の流下を阻止して
いるので、導出路112内の球は次の揺動、すなわち球
送りソレノイド114の励磁まで停止したまま待機して
いる。
【0021】図4および図5は打球発射装置の構成を示
す図である。打球発射装置15は、電気的駆動源として
発射ソレノイド(ロータリーソレノイド)151を使用
したものであり、前面枠3の裏面に取り付ける取付基板
152に発射ソレノイド151を固定し、取付基板15
2から突出した発射ソレノイド151の出力軸153に
打球発射杆150を固定し、該打球発射杆150の回動
範囲を下部の第1緩衝ゴム155と上部の第2緩衝ゴム
156とにより規制している。そして、打球発射杆15
0の先端に、ウレタンゴムあるいはコイルバネ等からな
る弾発部157を取り付け、打球発射杆150が第1緩
衝ゴム155側から第2緩衝ゴム156側に回動したと
きに、弾発部157が発射レール14の発射部12に勢
いよく突入することによって球を弾発するように構成し
てある。
【0022】打球発射装置15の取付基板152には、
スペーサ部材158を介して発射制御装置20が取り付
けてあり、この発射制御装置20の下端には、図6に示
すように、各機器に制御信号を送るための配線用コネク
タ23…、並びに後述するタッチ感度調整器21および
発射勢微調整器22が設けてある。発射ソレノイド15
1は、この発射制御装置20からの制御信号により間歇
的に励磁し、また、発射制御装置20からの信号により
強弱(即ち、発射勢)が調整される。
【0023】上記した構成からなる打球発射装置15に
おいては、発射制御装置20からの給電が停止している
状態(発射ソレノイド151が消磁している状態)で
は、図5に示すように、打球発射杆150が自重によっ
て戻り回動して第1綬衝ゴム155に接触した(支持さ
れた)発射準備位置で待機している。そして、発射制御
装置20からの信号により発射ソレノイド151が所定
時間励磁すると、出力軸153とともに打球発射杆15
0が回動し弾発部157が発射部12の打球を発射す
る。弾発部157が打球を発射する頃には発射ソレノイ
ド151が消磁し、打球発射杆150は第2綬衝ゴム1
56に当って停止し、その後、打球発射杆150の自重
あるいは発射制御装置20からの信号により戻り回動し
て第1緩衝ゴム155に当る発射準備位置に復帰する。
【0024】このように、打球発射装置15の打球発射
杆150は、発射ソレノイド151の回転力により付勢
されて回動するので、回転力が強い場合には打球を強く
弾発して飛距離を伸ばし、回転力が弱い場合には打球を
弱く弾発して飛距離が短くなる。すなわち、打球発射装
置15は、発射制御装置20からの信号の強弱に応じて
作動し、この強弱(打球の飛距離)は遊技者が操作ハン
ドル8または自動発射操作部10Bを操作することによ
り調整することができる。
【0025】図7および図8は操作ハンドルの構成を示
す図である。操作ハンドル8は、パチンコ遊技を行なう
に当って遊技者の操作によって打球の発射,停止,飛距
離の調整を行なう部材であり、前面枠3に固定する後方
部材81と、その前方に設けた前方把持部82と、後方
部材81の後方把持部83と前方把持部82との間に回
動可能に設けた回動ハンドル84と、回動ハンドル84
の回動によりオン−オフする発射操作スイッチ85と、
回動ハンドル84の回動(操作)量を検出して飛距離調
整用信号を送出する回動量検出器(可変抵抗器)86
と、単発操作部材87とが主要な構成部材である。
【0026】後方部材81は、前面枠3側に固定する筒
部88の前端に大径な後方把持部83を一体成型した部
材である。この後方把持部83の前面開放部にはハンド
ル基板89を取り付け、そのハンドル基板89の中央
に、後方から回動量検出器86を、前面の一側に発射操
作スイッチ85をそれぞれ取り付け、その発射操作スイ
ッチ85の上方に単発操作部材87を揺動可能な状態で
軸着し、単発操作部材87に突設した単発操作部70を
後方把持部83の窓部74から外部に臨ませ、その単発
操作部70の下端側には、発射操作スイッチ85の作用
突起77を押圧する押圧部75を設けている。
【0027】上記した後方部材81の前部に間隔を配し
て取り付ける前方把持部82は、略椀状の部材であり、
表面にメッキを施すなどして導電性を持たせてある。こ
の前方把持部82を後方部材81に固定するには、後方
に突設した取付ボスを、後述する回動ハンドル84の円
弧状開口部76内に貫通させ、後方部材81の大径な後
方把持部83側から挿入したビスを上記取付ボスに締め
込むことにより止着する。なお、この前方把持部82
は、タッチセンサのタッチプレート79として機能する
ので、そのタッチ信号を後述するタッチ検出回路218
(図10)に送出するためのリード線71が引き出して
あり、このリード線71は、後方部材81の内部を通っ
てタッチ検出回路218まで配線してある。
【0028】回動ハンドル84は、遊技者が指を掛ける
指掛け凸部84aを外周縁に形成した略円盤状の部材で
あり、中心には可変抵抗器86の軸に嵌合可能なボス7
2を形成し、そのボス72の外方には前記した前方把持
部82止着用の取付ボスやタッチプレート79からのリ
ード線71を通す略円弧状開口部76を開設してある。
また、回動ハンドル84の裏側には、前記した単発操作
部材87を押圧することにより発射操作スイッチ85の
作用突起77を間接的に押圧可能な裏側押圧部を形成し
てある。
【0029】なお、この回動ハンドル84は、手を離し
た常態では裏側押圧部が発射操作スイッチ85の作用突
起77を押圧した状態を維持するようにコイルスプリン
グ73によって付勢してある。また、発射操作スイッチ
85には、作用突起77が押し込まれた状態で接点がオ
フになり、作用突起77が押圧されない状態では作用突
起77内部のスプリングの付勢によって作用突起77が
突出すると共に接点がオンになる常閉タイプを使用す
る。
【0030】したがって、遊技者が操作ハンドル8から
手を離した状態では、タッチ検出回路218がオフであ
り、また、回動ハンドル84がコイルスプリング73の
付勢により初期位置に戻されて裏側押圧部が発射操作ス
イッチ85の作用突起77を押圧するので、発射操作ス
イッチ85はオフになる。
【0031】そして、遊技者が操作ハンドル8に手を触
れると、静電容量の変化を感知したタッチ検出回路21
8がオンになり、また、遊技者が回動ハンドル84を回
動すると、裏側押圧部が発射操作スイッチ85の作用突
起77への押圧を解除するので、発射操作スイッチ85
がオンになる。発射操作スイッチ85がオンになると、
この発射操作スイッチ85からの信号に基づいて発射制
御装置20が打球発射装置15の発射ソレノイド151
に信号を送って打球の発射を開始し、所定の時間間隔で
次々と打球を発射する。なお、打球発射装置15が作動
して打球を発射する前に、発射制御装置20からの信号
によって球送り装置11が作動してパチンコ球を発射部
12に予め供給している。
【0032】遊技者が回動ハンドル84を回したままで
あっても、遊技者が親指などで単発操作部70を押圧す
ると、この押圧力により単発操作部材87が揺動し、こ
れにより発射操作スイッチ85の作用突起77が押圧部
75によって押し込まれて発射操作スイッチ85はオフ
になる。したがって、回動ハンドル84を回動した状態
であっても、単発操作部70を操作すれば、打球発射装
置15の電気的駆動源が停止して、打球の発射を一時的
に停止することができ、この単発操作部70を適宜に操
作すると、1個ずつ発射できる単発打ちが可能である。
【0033】また、回動ハンドル84の回動量を調整す
ると、回動量検出器(可変抵抗器)86の抵抗値が変化
して回動ハンドル84の回動量を電気的に検出すること
ができ、この回動量検出器86からの信号に基づいて発
射制御装置20が打球発射装置15の発射ソレノイド1
51の励磁力を調整し、これにより打球の飛距離調整を
行なうことができる。したがって、回動ハンドル84の
回動量を増加すれば、発射ソレノイド73の励磁力が増
強されて打球の飛距離が伸び、一方、回動ハンドル84
の回動量を減少すれば打球の飛距離が短くなり、遊技者
は回動ハンドル84の回動量を調整することにより打球
の距離を適宜に調整することができる。
【0034】なお、回動ハンドル84から手を離すと、
コイルスプリング73の付勢により回動ハンドル84が
初期位置に戻るので、発射操作スイッチ85はオフにな
り、打球発射装置15の運転が停止される。このよう
に、発射操作スイッチ85は、遊技者の操作を前提とし
て、打球の発射許可または発射不許可を電気的に制御し
ている。
【0035】図9は前面パネルに設けた操作部を示す図
である。上述したように、前面パネル30の打球供給皿
6には、そのやや右寄りに玉貸し操作部10Aと自動発
射操作部10Bとから成る操作部10が設けてある。玉
貸し操作部10Aは、プリペイドカード使用時の玉貸し
操作を遊技中でも座ったままで容易に行えるように設け
たものであり、遊技者の操作に応じて所定数のパチンコ
玉を貸し出す玉貸しスイッチ108と、遊技者の操作に
応じて上記カード挿入口91に挿入してあるプリペイド
カードを排出するカード排出スイッチ109と、プリペ
イドカードの使用可能な残度数を表示するカード残度数
表示器107とから成る。
【0036】また、自動発射操作部10Bは、発射勢を
自動的に制御して打球する自動発射モードでの遊技を行
わせるための操作部位であり、自動発射モードへの移行
を許可する自動発射スイッチ103と、自動発射モード
を停止させる自動停止スイッチ106と、自動発射モー
ドでの発射勢を強くする自動発射勢強スイッチ104
と、自動発射モードでの発射勢を弱くする発射勢弱スイ
ッチ105とを備えている。また、自動発射モードに移
行したことを遊技者に知らせるためにLEDの点灯表示
を行う自動発射表示器102、およびその時点での発射
勢をLEDの点灯個数で表示する自動発射勢LED群1
01を備えている。
【0037】次に発射制御装置20について説明する。
図10は発射制御装置の構成を示すブロック図である。
発射制御装置20は、上述したように、操作ハンドル8
および自動発射操作部10Bからの各操作信号を受け
て、打球発射装置15の発射ソレノイド151及び球送
り装置11の球送りソレノイド114を制御する装置で
ある。発射制御装置20は、演算処理を行うCPU(マ
イクロプロセッサ)201を中心に構成してあり、CP
U201はクロック発生器202からのクロック信号を
分周回路203で分周して得た分周クロック信号を受
け、この制御信号の入力タイミングに基づいて、所定の
プログラムを順次実行し、その実行時には必要に応じ、
RAM207に対するデータの書き込みや読み取りを行
う。なお、ROM206には各種プログラムが予め記憶
してある。このCPU201と他の部位(RAM20
7、ROM206などの記憶機能やインターフェイス機
能等を持つ部位)とは、バス210を介して相互に接続
してあり、バス210を経由して互いに情報の授受を行
っている。
【0038】上記のバス210には入力ポート211が
接続してあり、この入力ポート211には、操作ハンド
ル8からの信号が送られてくる。すなわち、タッチプレ
ート79からのタッチ信号がタッチ検出回路218を経
由して、また発射操作スイッチ85のオンオフ信号がフ
ィルタ220を経由して、さらに回動量検出器86の検
出信号がフィルタ220およびA/D変換器219を経
由して、それぞれ入力ポート211に送られ、その検出
信号は入力ポート211からさらにバス210を経由し
てCPU201に送られる。なお、タッチ検出回路21
8には上記したタッチ感度調整器21が接続してあり、
遊技店のオペレータは、このタッチ感度調整器21でタ
ッチ感度の調整を行っている。
【0039】バス210にはまた入力ポート209が接
続してあり、この入力ポート209には、自動発射操作
部10Bからの信号が送られてくる。すなわち、自動発
射スイッチ103、自動発射勢強スイッチ104、自動
発射勢弱スイッチ105および自動停止スイッチ106
からの各スイッチオンオフ信号がフィルタ212を経由
して、入力ポート209に送られ、そのスイッチオンオ
フ信号はその入力ポート209からさらにバス210を
経由してCPU201に送られる。
【0040】ところで、上記のROM206には、自動
発射モードでの発射勢を例えば256通りに設定した自
動設定テーブルが予め記憶してあり、CPU201は、
自動発射勢強スイッチ104および自動発射勢弱スイッ
チ105からの各オン信号を受けると、テーブルポイン
タに自動設定テーブル上で1アドレスずつ移動させ、そ
の時点での発射勢を指し示させている。同様に、ROM
206には、操作ハンドル8を操作したときの回動量に
対応させて発射勢を例えば256通りに設定した手動設
定テーブルが予め記憶してあり、CPU201は、操作
ハンドル8からの回動量検出信号を受けると、テーブル
ポインタを手動設定テーブル中で移動させ、その回動量
検出信号に対応する発射勢を指し示させている。
【0041】バス210には出力ポート208が接続し
てあり、この出力ポート208には、ドライバ213を
介して自動発射操作部10Bの自動発射勢LED群10
1および自動発射表示器102、並びに球送り装置11
の球送りソレノイド114が接続してあり、CPU20
1からの信号が、出力ポート208およびドライバ21
3を経由して、これらの自動発射勢LED群101、自
動発射表示器102および球送りソレノイド114にそ
れぞれ送られる。
【0042】さらに、バス210には出力ポート204
が接続してあり、この出力ポート204にはアンドゲー
ト215およびドライバ216を介して、打球発射装置
15の発射ソレノイド151が接続してある。出力ポー
ト204からは、直列に接続したアナログスイッチ20
5、抵抗群217およびパルス発生器214が分岐して
設けてあり、そのパルス発生器214からのパルス信号
S2は、アンドゲート215の2つの入力端子のうちの
一方の入力端子に入力される。
【0043】アナログスイッチ205としては例えばμ
PD74HC4066A等が使用され、このアナログス
イッチ205には、自動設定テーブルまたは手動設定テ
ーブルに対応した例えば256通りの8ビット信号が、
出力ポート204経由で入力される。アナログスイッチ
205は、その8ビットに対応して設けた8個から成る
抵抗群217を経由させることで、8ビット信号に基づ
くアナログ量をパルス発生器214に送出する。このパ
ルス発生器214には例えばICとして知られている5
55等が使用され、パルス発生器214では、アナログ
信号に応じたデューティ比を持つパルス信号S2を生成
し、アンドゲート215の一方の入力端子に送出する。
【0044】アンドゲート215の他方の入力端子に
は、出力ポート204経由で直接に所定の基本パルス信
号S1が入力されており、したがって、アンドゲート2
15からは自動設定テーブルまたは手動設定テーブルに
おいてテーブルポインタが指し示す発射勢に応じた駆動
信号S3が基本パルス信号のパルス幅に同期して出力さ
れ、発射ソレノイド151はその駆動信号S3をドライ
バ216を介して受け取って打球発射杆150を回動さ
せる。すなわち、自動発射勢強スイッチ104、自動発
射勢弱スイッチ105のオン操作、または操作ハンドル
8の回動操作に応じて設定される発射勢で打球が行われ
ることになる。
【0045】なお、パルス発生器214には、上記した
発射勢微調整器22が接続してあり、遊技店の店員がこ
の発射勢微調整器22でパルスの微調整を行うことによ
り打球発射杆150による発射勢の微調整を行えるよう
になっている。
【0046】次に、上記発射制御装置20が実行する発
射制御処理を、図11〜図17のフローチャートを用い
て説明する。図11〜図15は発射制御処理のメインル
ーチンを示すフローチャート、図16および図17はサ
ブルーチンとしての発射終了サイクル処理を示すフロー
チャートである。
【0047】先ずステップS1で電源が投入されたか否
かを判別し、電源投入であればステップS10に進んで
初期化処理を行い、その後このルーチンを終了する。ス
テップS1で電源投入でないときはすでに電源が投入さ
れて処理が開始しているとして、ステップS2に進み、
操作ハンドル8等の発射制御装置20の周辺機器からの
信号の入力処理を行い、次のステップS3に進む。
【0048】ステップS3では、周辺機器に対する出力
信号の出力処理を行い、次のステップS4に進む。ステ
ップS4では、現時点での自動発射モードの発射勢を自
動発射勢LED群101に表示すべく、テーブルポイン
タが指し示す自動設定テーブル情報に対応したLED群
点灯情報を取得し、その後ステップS5に進む。ステッ
プS5では、自動発射表示器102を点灯して自動発射
モードに移行したことを遊技者に知らせるための点灯情
報をセットし、その後ステップS6に進む。
【0049】ステップS6では、自動発射勢弱スイッチ
105がオンであるか否かの判別を行い、オンであれば
ステップS7に進み、オンでなければステップS7をス
キップしてステップS8に進む。ステップS7では、自
動発射勢弱スイッチ105からのオン信号に対応して、
テーブルポインタを自動設定テーブル上で1アドレスだ
け減じる方向へ移動させ、その後ステップS8に進む。
【0050】ステップS8では、自動発射勢強スイッチ
104がオンであるか否かの判別を行い、オンであれば
ステップS9に進み、オンでなければステップS9をス
キップしてステップS11に進む。ステップS9では、
自動発射勢強スイッチ104からのオン信号に対応し
て、テーブルポインタを自動設定テーブル上で1アドレ
スだけ加える方向へ移動させ、その後ステップS11に
進む。
【0051】ステップS11では、自動発射スイッチ1
03がオンであるか否かの判別を行い、オンであればス
テップS12に進み、オンでなければステップS12を
スキップしてステップS13に進む。ステップS12で
は、自動発射スイッチフラグをセットし、その後ステッ
プS13に進む。
【0052】ステップS13では、自動停止スイッチ1
06がオンであるか否かの判別を行い、オンであればス
テップS14,S15に進み、オンでなければステップ
S14,S15をスキップしてステップS16に進む。
ステップS14では自動発射スイッチフラグをクリア
し、ステップS15では自動停止スイッチフラグをセッ
トし、その後ステップS16に進む。
【0053】ステップS16では、発射サイクル終了フ
ラグが有るか否かの判別を行い、発射サイクル終了フラ
グが有ればステップS17の発射終了サイクル処理サブ
ルーチンを実行し、発射サイクル終了フラグが無ければ
ステップS21に進む。なお、発射サイクルは、打球発
射直後から次に球送りされた打球の発射が完了するまで
の期間であり、発射サイクル終了フラグは1発射サイク
ルが終了したときにセットされるフラグである。
【0054】ステップS21では、発射勢情報メモリの
情報を発射ソレノイド出力情報にセットする。すなわ
ち、自動設定テーブルまたは手動設定テーブルでテーブ
ルポインタが指し示している発射勢情報を出力ポート2
10、アナログスイッチ205、パルス発生器214経
由で発射ソレノイド151に向けて出力するための処理
を行う。この時点では、アンドゲート215には、基本
パルス信号S1は送られてきていないので、アンドゲー
ト215からは駆動信号S3は出力されないが、発射勢
情報を受けてパルス発生器214は常時パルス信号S1
を発生させることになり、パルス発生器214の動作の
安定化を図ることができる。
【0055】続いてステップS22では、球送りフラグ
が有るか否かの判別を行い、球送りフラグが有ればステ
ップS23以降を実行し、球送りフラグが無ければステ
ップS31に進む。ステップS23では、球送りソレノ
イド114を動作させるべく球送りソレノイドオン情報
をセットし、その後ステップS24に進む。
【0056】ステップS24では、予め球送りソレノイ
ド114のオン時間として設定してある所定時間(例え
ば87ms)が経過したか否かの判別を行い、その所定
時間が経過したときは、球送りが完了したとしてステッ
プS25に進む。所定時間が経過していないときは、球
送りが完了していない場合であり、この場合はステップ
S31に進む。
【0057】ステップS25では球送りソレノイドオフ
情報をセットし、次のステップS26では球送りフラグ
をクリアし、続いてステップS27では発射までの時間
を確保すべく発射間隔フラグをセットし、さらに次のス
テップS28では、球送りが完了して発射できる状態に
セッティングされているとして発射フラグをセットし、
その後ステップS31に進む。
【0058】ステップS31では、発射フラグが有るか
否かの判別を行い、発射フラグが有るときは、ステップ
S32以降を実行し、発射フラグが無いときはそのまま
このルーチンを終了する。ステップS32では発射間隔
フラグが有るか否かの判別を行い、発射間隔フラグが有
るときはステップS33に進み、発射間隔フラグが無い
ときはステップS36に分岐する。
【0059】ステップS33では、球送りが完了して発
射までの待機時間として設定してある所定時間(例えば
433ms)がタイムアップしたか否かの判別を行い、
タイムアップしていなければそのままこのルーチンを終
了し、タイムアップしたときは次のステップS34に進
む。ステップS34では、発射までの待機時間が経過し
たので発射間隔フラグをクリアし、次のステップS35
に進む。
【0060】ステップS35では、発射動作を許可すべ
く発射許可情報を出力情報にセットし、そのままこのル
ーチンを終了する。この発射許可情報により、基本パル
ス信号S1が出力ポート204経由でアンドゲート21
5に送られ、このときアンドゲート215はアクティブ
になり、駆動パルス信号S3を発射ソレノイド151に
向けて出力する。
【0061】一方、ステップS36では、発射フラグが
有ってかつ発射間隔フラグが無い場合であり、この場合
は発射動作の期間に相当しているので、発射動作時間と
して設定してある所定時間(例えば87ms)がタイム
アップしたか否かの判別を行う。この所定時間にわたっ
てアンドゲート215から発射ソレノイド151に向け
て駆動パルス信号S3が出力されることになる。タイム
アップしていなければそのままこのルーチンを終了し、
タイムアップしたときは次のステップS41に進む。
【0062】ステップS41では、発射が完了したとし
て発射フラグをクリアし、その後ステップS42に進
む。ステップS42では発射不許可情報を出力情報にセ
ットし、次のステップS443進む。この発射不許可情
報により、基本パルス信号S1がオフになり、アンドゲ
ート215からの出力が停止する。ステップS43では
発射サイクル終了フラグをセットし、その後このルーチ
ンを終了する。
【0063】次に上記ステップS17での発射終了サイ
クル処理サブルーチンについて図16および図17を用
いて説明する。この発射終了サイクル処理は、発射が完
了し上記のステップS44で発射サイクル終了フラグが
セットされたことを受けて、次回打球時の発射勢セット
等を行う処理であり、先ずステップS51でタッチプレ
ート79がオンであるか否かの判別を行い、オンであれ
ば次のステップS52に進み、オンでなければステップ
S61に分岐する。ステップS52では発射操作スイッ
チ85がオンであるか否かの判別を行い、オンであれば
次のステップS53に進み、オンでなければステップS
61に分岐する。
【0064】ステップS53では、自動発射スイッチフ
ラグが有るか否かの判別を行い、遊技者が自動発射スイ
ッチ103をオンして自動発射フラグがセットされてい
れば、次のステップS54に進み、自動発射フラグがセ
ットされていなければステップS68に分岐する。
【0065】ステップS68に分岐するのは、タッチプ
レート79と発射操作スイッチ85との双方がオンでか
つ自動発射スイッチフラグが無い、すなわち遊技者が操
作ハンドル8に触れて回動させ、自動発射スイッチ10
3も押されていない場合であり、この場合は、回動量検
出器86からの検出信号に応じた手動設定テーブルの情
報をテーブルポインタに指し示させ、その情報を発射勢
情報メモリにセットし、その後ステップS66に進む。
これにより、操作ハンドル8の回動量に基づく発射勢で
の打球発射が行われる。
【0066】一方、ステップS54に進むのは、タッチ
プレート79と発射操作スイッチ85との双方がオンで
かつ自動発射スイッチフラグが有る場合、すなわち遊技
者が操作ハンドル8に触れて回動(発射操作スイッチ8
5をオン)させ、しかも自動発射スイッチ103が押さ
れた場合であり、この場合は、自動発射表示器102に
オン情報をセットし、続いてステップS55において、
テーブルポインタが指し示していた手動設定テーブルの
情報を自動設定テーブルの方にセットし、さらにステッ
プS56において、その自動設定テーブルでテーブルポ
インタが指し示す発射勢情報を発射勢情報メモリにセッ
トし、その後ステップS66に進む。
【0067】これにより、遊技者が操作ハンドル8に手
を触れて回動させている状態で自動発射スイッチ103
を押すと、それまでの操作ハンドル8での発射勢が反映
されてその発射勢での発射が行われることになる。ただ
し、この時点では遊技者は操作ハンドル8から手を離し
ていないため、操作ハンドル8での操作が優先され、未
だ自動発射モードへの移行は行われていない。
【0068】また、ステップS61に進むのは、タッチ
プレート79がオフまたは発射操作スイッチ85がオ
フ、すなわち遊技者が操作ハンドル8に触れていない
か、触れていても回動ハンドル84を回動させていない
かのいずれかの場合であり、このような場合は自動発射
スイッチフラグが有るか否かの判別を行い、自動発射ス
イッチフラグが有れば、ステップS62以降を実行し、
自動発射スイッチフラグが無ければステップS71に分
岐する。
【0069】ステップS62では自動発射スイッチフラ
グをクリアし、続いてステップS63において自動発射
表示器102にオン情報をセットし、次にステップS6
4に進んでテーブルポインタが指し示す自動設定テーブ
ルの情報を発射勢情報メモリにセットし、さらにステッ
プS65において自動発射中フラグをセットし、その後
ステップS66に進む。
【0070】これにより、遊技者が操作ハンドル8に触
れていないか、触れていても回動ハンドル84を回動さ
せていない(発射操作スイッチ85オフの)ときに自動
発射スイッチ103を押すと自動発射モードに移行する
ことになる。また、遊技者が操作ハンドル8に手を触れ
ている状態で自動発射スイッチ103を押しても、その
後、手を操作ハンドル8から離さなければ自動発射モー
ドに移行しないことになる。
【0071】ステップS66では発射サイクル終了フラ
グをクリアし、続いてステップS67において球送りフ
ラグをセットし、その後ステップS16に戻り、ステッ
プS16以降を実行する。
【0072】ステップS71では自動発射中フラグが有
るか否かの判別を行い、自動発射中フラグが有ればステ
ップS72に進み、自動発射中フラグが無ければステッ
プS72をスキップしてステップS73に進む。ステッ
プS72では、テーブルポインタが指し示す自動設定テ
ーブルの情報を発射勢情報メモリにセットし、その後ス
テップS73に進む。
【0073】ステップS73では、自動停止スイッチフ
ラグが有るか否かの判別を行い、自動停止スイッチフラ
グが有れば次のステップS74に進み、自動停止スイッ
チフラグが無ければそのままこのサブルーチンを終了す
る。ステップS74では自動停止スイッチフラグをクリ
アし、次のステップS75において自動発射表示器10
2にオフ情報をセットし、続いてステップS76,S7
7において球送りフラグおよび自動発射中フラグをクリ
アし、その後このサブルーチンを終了する。なお、上記
した一連の発射制御処理プログラムは、所定間隔(例え
ば0.5ms,1ms)毎に繰り返し実行されている。
【0074】上記のように、この実施例では、打球の発
射勢を操作ハンドル8を操作して制御する場合と、自動
発射スイッチ103等のスイッチ入力操作で自動制御す
る場合との2通りを切替可能に設けたので、遊技者は、
操作ハンドル8で打球するか、あるいはスイッチ入力操
作による自動発射モードで打球するかの二者択一が可能
となり、自動発射モードを選べば長時間の遊技において
も疲労を蓄積することなく、かつ誰にでも容易に操作を
行うことができ、操作ハンドル8による操作を選べば手
動操作での微妙な発射勢調整が可能となり、したがっ
て、遊技者の技量や疲労感などの状況に応じて適した発
射操作を選択すればよく、打球発射の操作性が良く、使
いやすくて満足できるパチンコ遊技を遊技者に提供でき
ることとなる。
【0075】そして、自動発射モードによる発射中にお
いて、操作ハンドル8の回動操作があれば、その操作ハ
ンドル8による発射勢制御を優先させるようにしたの
で、自動停止スイッチ106を押さなくても、スムーズ
に手動に切り替えることができ、初心者でも分かりやす
い操作で打球発射を行うことができる。
【0076】また、操作ハンドル8による発射中におい
て、スイッチ入力操作があれば、そのスイッチ入力を受
けて自動発射モードでの自動発射制御に切り替わるよう
にした。したがって、二つの操作(操作ハンドル回動操
作とスイッチ入力操作)において切り替わりの選択を意
識することなく遊技者が操作を行った側にスムーズに切
り替わり、二つの操作を違和感なく使い分けることがで
き、したがって遊技に集中できることとなる。
【0077】ただし、操作ハンドル8による打球発射中
に、スイッチ入力操作をしてもただちに自動発射モード
に移行せず、遊技者が操作ハンドル8から手を離したと
きに自動発射モードに移行するようにしたので、操作ハ
ンドル8から手を離すという明確な動作がその切り替え
時点となり、二つの操作の使い分けを明瞭に行えるよう
になる。
【0078】さらに、操作ハンドル8による発射中に、
スイッチ入力操作を行い自動発射モードに移行したとき
は、その移行許可時点での操作ハンドル8による発射勢
を反映してその発射勢で発射させるようにしたので、上
記の諸効果にあわせて、操作ハンドル回動による発射勢
調整に慣れていてスイッチ入力操作には慣れていない遊
技者にとっても、従来の操作ハンドルの回動操作と同様
の思い通りの微妙な発射勢調整を行うことができ、違和
感なく自動発射モードに入ることができる。
【0079】また、自動発射モード中であることを自動
発射表示器102を用いて報知するようにしたので、現
在、操作ハンドル8による操作で発射しているのか、あ
るいはスイッチ入力操作による自動発射モードで発射し
ているのかを、遊技者や店員に容易に認識させることが
できる。また、自動発射モード中における発射勢強度を
自動発射勢LED群101で報知するようにしたので、
自動発射モードにおける発射勢の調整を精度良く確実に
行うことができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の弾球遊
技機によれば、遊技者は、継続的手動操作で打球する
か、あるいはスイッチ入力操作による自動発射モードで
打球するかの二者択一が可能となり、自動発射モードを
選べば長時間の遊技においても疲労を蓄積することな
く、かつ誰にでも容易に操作を行うことができ、継続的
手動操作を選べば手動操作での微妙な発射勢調整が可能
となり、打球発射の操作性が良く、使いやすくて満足で
きる弾球遊技を遊技者に提供できることとなる。
【0081】上記の継続的手動操作が操作ハンドルを回
動する操作であるとし、自動発射モードによる発射中に
おいて、操作ハンドルの回動操作があれば、その操作ハ
ンドルによる手動発射勢制御に切り替わるようにしたの
で、自動発射モードを停止させる操作が必要でなく、ス
ムーズに手動に切り替えることができ、初心者でも分か
りやすい操作で打球発射を行うことができる。
【0082】また、操作ハンドルによる発射中におい
て、スイッチ入力操作があれば、そのスイッチ入力を受
けて自動発射モードでの自動発射制御に切り替わるよう
にしたので、二つの操作(操作ハンドル回動操作とスイ
ッチ入力操作)において切り替わりの選択を意識するこ
となく遊技者が操作を行った側にスムーズに切り替わ
り、二つの操作を違和感なく使い分けることができ、し
たがって遊技に集中できることとなる。
【0083】ただし、操作ハンドルによる発射中に、ス
イッチ入力操作をしてもただちに自動発射モードに移行
せず、遊技者が操作ハンドルから手を離したときに自動
発射モードに移行するようにしたので、操作ハンドルか
ら手を離すという明確な動作がその切り替え時点とな
り、二つの操作の使い分けを明瞭に行えるようになる。
【0084】さらに、操作ハンドル8による発射中に、
スイッチ入力操作を行い自動発射モードに移行したとき
は、その移行許可時点での操作ハンドル8による発射勢
を反映してその発射勢で発射させるようにしたので、上
記の諸効果にあわせて、操作ハンドル回動による発射勢
調整に慣れていてスイッチ入力操作には慣れていない遊
技者にとっても、従来の操作ハンドルの回動操作と同様
の思い通りの微妙な発射勢調整を行うことができ、違和
感なく自動発射モードに入ることができる。
【0085】さらに、操作ハンドルによる発射中に、ス
イッチ入力操作を行い自動発射モードに移行したとき
は、その移行許可時点での操作ハンドルによる発射勢を
反映してその発射勢で発射させるようにしたので、上記
の諸効果にあわせて、操作ハンドル回動による発射勢調
整に慣れていてスイッチ入力操作には慣れていない遊技
者にとっても、従来の操作ハンドルの回動操作と同様の
思い通りの微妙な発射勢調整を行うことができ、違和感
なく自動発射モードに入ることができる。
【0086】また、自動発射モード中であることを報知
するので、現在、二つの操作部のうち、どちらが能動状
態になっているのかを遊技者、店員等に容易に認識させ
ることができる。
【0087】また、自動発射モード中における発射勢強
度を報知するので、自動発射モードにおける発射勢の調
整を精度良く確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の弾球遊技機の一例であるパチンコ機
の正面図である。
【図2】パチンコ機の裏側を示す図である。
【図3】球送り装置の構成を示す図である。
【図4】球送り装置の構成を示す図である。
【図5】球送り装置の構成を示す図である。
【図6】発射制御装置の外観図である。
【図7】操作ハンドルの構成を示す図である。
【図8】操作ハンドルの構成を示す図である。
【図9】前面パネルに設けた操作部を示す図である。
【図10】発射制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】発射制御処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図12】発射制御処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図13】発射制御処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図14】発射制御処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図15】発射制御処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図16】サブルーチンとしての発射終了サイクル処理
を示すフローチャートである。
【図17】サブルーチンとしての発射終了サイクル処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 8 操作ハンドル 10 操作部 10B 自動発射操作部 11 球送り装置 12 発射部 15 打球発射装置 20 発射制御装置 79 タッチソレノイド 85 発射操作スイッチ 86 回動量検出器 101 自動発射勢LED群 102 自動発射表示器 103 自動発射スイッチ 104 自動発射勢強スイッチ 105 自動発射勢弱スイッチ 106 自動停止スイッチ 114 球送りソレノイド 150 打球発射杆 151 発射ソレノイド 201 CPU 204,208 出力ポート 206 ROM 207 RAM 209,211 入力ポート 205 アナログスイッチ 214 パルス発生器 215 アンドゲート 218 タッチ検出回路 S1 パルス信号 S2 基本パルス信号 S3 駆動パルス信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打球を遊技部内に発射して遊技を行う弾
    球遊技機において、 打球に発射勢を与えて遊技部内に発射する打球発射手段
    と、 上記発射勢を遊技者の継続的手動操作による操作量に応
    じて制御する手動発射勢制御手段と、 遊技者のスイッチ入力操作を受けて上記発射勢を自動制
    御し自動発射モードを実行する自動発射勢制御手段と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 上記手動発射勢制御手段は、 遊技者が回動操作する操作ハンドルの回動量に応じて発
    射勢を制御する回動型発射勢制御手段と、 上記操作ハンドルによる回動操作の有無を検出する回動
    検出手段と、 を有し、 上記自動発射勢制御手段は、 上記自動発射モードへの移行を許可する自動発射許可手
    段と、 上記自動発射モードでの発射勢を設定する発射勢設定手
    段と、 上記自動発射モードを解除する自動発射解除手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 上記自動発射許可手段の能動中に、上記
    回動検出手段が能動状態に変化したときは、上記回動型
    発射勢制御手段による発射勢制御を優先させる回動型発
    射勢制御優先手段を備えていることを特徴とする請求項
    2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 上記回動検出手段の能動中に上記自動発
    射許可手段が能動状態になった場合、当該回動検出手段
    が非能動状態に変化したことを条件に自動発射モードへ
    の移行を許可する自動発射許可延期手段を備えたことを
    特徴とする請求項2または3に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 上記自動発射許可延期手段により自動発
    射モードへの移行許可となったときの発射勢は、その移
    行許可時点での上記回動型発射勢制御手段による発射勢
    を反映させその発射勢で自動発射モードに入るようにし
    た発射勢反映手段を備えていることを特徴とする請求項
    4に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】上記自動発射許可手段または上記自動発射
    許可延期手段により自動発射モードへの移行許可となっ
    たとき、自動発射モードであることを報知する自動発射
    モード報知手段を備えていることを特徴とする請求項2
    から5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】上記自動発射モード中の発射勢強度を報知
    する自動発射勢強度報知手段を備えていることを特徴と
    する請求項1から6のいずれかに記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 打球に発射勢を与えて遊技部内に発射し
    遊技を行う弾球遊技機において、 上記発射勢を遊技者による回動操作によって調整する第
    1発射操作部と、 上記発射勢を遊技者による直線操作によって調整する第
    2発射操作部と、 を切り替え可能に備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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