JPH09214459A - Tdma通信方式 - Google Patents
Tdma通信方式Info
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- JPH09214459A JPH09214459A JP8016142A JP1614296A JPH09214459A JP H09214459 A JPH09214459 A JP H09214459A JP 8016142 A JP8016142 A JP 8016142A JP 1614296 A JP1614296 A JP 1614296A JP H09214459 A JPH09214459 A JP H09214459A
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- Communication Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DA−TDMA通信方式では、子局と基地局
との間のユーザ情報チャネルの回線割当制御手順が複雑
であるため、高速に回線容量が変化する広帯域ISDN
などの通信方式には不向きである。 【解決手段】 子局側においてデータのトラヒック量を
測定し、これを基地局側に通知することにより、複雑な
手順を省いてタイムスロット単位で回線割当制御が実行
される。また、回線解放制御についてもトラヒック量が
“0”であることを検出することにより複雑な手順を省
いてタイムスロット単位で回線の解放を実行する。 【効果】 柔軟に回線容量の変化に対応できるため、広
帯域ISDNなどの可変ビットレートサービスにもDA
−TDMA通信方式が適用できる。
との間のユーザ情報チャネルの回線割当制御手順が複雑
であるため、高速に回線容量が変化する広帯域ISDN
などの通信方式には不向きである。 【解決手段】 子局側においてデータのトラヒック量を
測定し、これを基地局側に通知することにより、複雑な
手順を省いてタイムスロット単位で回線割当制御が実行
される。また、回線解放制御についてもトラヒック量が
“0”であることを検出することにより複雑な手順を省
いてタイムスロット単位で回線の解放を実行する。 【効果】 柔軟に回線容量の変化に対応できるため、広
帯域ISDNなどの可変ビットレートサービスにもDA
−TDMA通信方式が適用できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は要求時割当時分割多
元接続通信方式(DA−TDMA)に利用する。本発明
は高速でデータ通信を行う装置に利用するに適する。本
発明は広帯域ISDNに利用するに適する。本発明は、
回線容量の可変技術に関する。
元接続通信方式(DA−TDMA)に利用する。本発明
は高速でデータ通信を行う装置に利用するに適する。本
発明は広帯域ISDNに利用するに適する。本発明は、
回線容量の可変技術に関する。
【0002】
【従来の技術】基地局と複数の子局が回線リソースを共
有し、必要に応じて回線の設定を行う多元接続方式とし
ては、要求時割当時分割多元接続(DA-TDMA:Demand Assi
gn Time Division Multiple Access) 方式が代表的な手
法として挙げられる。また、基地局と子局の間を接続す
るための回線としては無線回線を用いる場合の他に、光
ファイバなどの有線回線を用いる場合もある。
有し、必要に応じて回線の設定を行う多元接続方式とし
ては、要求時割当時分割多元接続(DA-TDMA:Demand Assi
gn Time Division Multiple Access) 方式が代表的な手
法として挙げられる。また、基地局と子局の間を接続す
るための回線としては無線回線を用いる場合の他に、光
ファイバなどの有線回線を用いる場合もある。
【0003】図18にDA−TDMA(以下、単にTD
MAと記す)通信方式の全体構成図を示す。図18では
無線回線を用いた場合について説明する。基地局11と
各子局12〜14の間は無線回線により接続されてい
る。各端末装置16〜18は子局12〜14に接続され
ている。基地局11は、収容する子局12〜14との間
に張られる回線リソースを管理し、子局12〜14から
の回線設定の要求に基づき回線の設定を行う。回線リソ
ースは時間分割され、複数のタイムスロットにより構成
されるTDMAフレーム周期で回線設定がなされる。
MAと記す)通信方式の全体構成図を示す。図18では
無線回線を用いた場合について説明する。基地局11と
各子局12〜14の間は無線回線により接続されてい
る。各端末装置16〜18は子局12〜14に接続され
ている。基地局11は、収容する子局12〜14との間
に張られる回線リソースを管理し、子局12〜14から
の回線設定の要求に基づき回線の設定を行う。回線リソ
ースは時間分割され、複数のタイムスロットにより構成
されるTDMAフレーム周期で回線設定がなされる。
【0004】図19にTDMAフレームの構成図を示
す。TDMAフレームを構成する複数のタイムスロット
に各種チャネルが割当てられている。ここで、基地局制
御チャネル21〜23および子局制御チャネル24〜2
6は、各子局12〜14に対しそれぞれ1回線ずつ固定
的に割当てられており、子局12〜14から基地局11
に回線の設定または解放などの要求を行う場合には子局
制御チャネル24〜26を用い、また、基地局11から
子局12〜14に回線の設定または解放などの指示を行
う場合には基地局制御チャネル21〜23が用いられ
る。これに対し、ユーザ情報チャネル27〜29は必要
に応じて各局に適宜割当てられ、基地局11と子局12
〜14の間でデータ通信を行うために用いられる。
す。TDMAフレームを構成する複数のタイムスロット
に各種チャネルが割当てられている。ここで、基地局制
御チャネル21〜23および子局制御チャネル24〜2
6は、各子局12〜14に対しそれぞれ1回線ずつ固定
的に割当てられており、子局12〜14から基地局11
に回線の設定または解放などの要求を行う場合には子局
制御チャネル24〜26を用い、また、基地局11から
子局12〜14に回線の設定または解放などの指示を行
う場合には基地局制御チャネル21〜23が用いられ
る。これに対し、ユーザ情報チャネル27〜29は必要
に応じて各局に適宜割当てられ、基地局11と子局12
〜14の間でデータ通信を行うために用いられる。
【0005】なお、ここでは子局制御チャネル24〜2
6、基地局制御チャネル21〜23、ユーザ情報チャネ
ル27〜29のタイムスロットの長さは固定長であり、
回線容量は1フレーム当たりの割当ユーザ情報チャネル
数を変えることにより自由に設定可能である。
6、基地局制御チャネル21〜23、ユーザ情報チャネ
ル27〜29のタイムスロットの長さは固定長であり、
回線容量は1フレーム当たりの割当ユーザ情報チャネル
数を変えることにより自由に設定可能である。
【0006】図20は従来例の子局12〜14および基
地局11に備えられたTDMA装置10のブロック構成
を示す図である。一般のデータは入力部30を介してい
ったんバッファメモリ31内に蓄積され、その後にこの
データはプリアンブル生成部32から出力されたプリア
ンブルとTDMAフレーム生成部33により合成され、
送信部34にて変調されて送信される。この際、TDM
Aフレーム内の割当てられたユーザ情報チャネル27〜
29への送信は回線制御部39によって制御される。ま
た、回線制御信号を出力する場合には、上述の入力デー
タの代わりに回線制御部39により作成された回線制御
信号もしくは外部より入力データとして入力部30を介
して入力された回線制御情報に、TDMAフレーム生成
部33にてプリアンブルを付加して送信部34を経由し
て送信する。
地局11に備えられたTDMA装置10のブロック構成
を示す図である。一般のデータは入力部30を介してい
ったんバッファメモリ31内に蓄積され、その後にこの
データはプリアンブル生成部32から出力されたプリア
ンブルとTDMAフレーム生成部33により合成され、
送信部34にて変調されて送信される。この際、TDM
Aフレーム内の割当てられたユーザ情報チャネル27〜
29への送信は回線制御部39によって制御される。ま
た、回線制御信号を出力する場合には、上述の入力デー
タの代わりに回線制御部39により作成された回線制御
信号もしくは外部より入力データとして入力部30を介
して入力された回線制御情報に、TDMAフレーム生成
部33にてプリアンブルを付加して送信部34を経由し
て送信する。
【0007】一方、受信した信号は受信部35にて復調
され、TDMAフレーム分解部36にてプリアンブルを
除かれ、回線制御情報は回線制御部39に送られ、ユー
ザ情報はユーザ情報処理部37に送られる。この操作は
回線制御部39によって制御される。その後にユーザ情
報処理部37に送られたユーザ情報および回線制御部3
9に送られた回線制御情報の一部は出力部38を介して
出力される。
され、TDMAフレーム分解部36にてプリアンブルを
除かれ、回線制御情報は回線制御部39に送られ、ユー
ザ情報はユーザ情報処理部37に送られる。この操作は
回線制御部39によって制御される。その後にユーザ情
報処理部37に送られたユーザ情報および回線制御部3
9に送られた回線制御情報の一部は出力部38を介して
出力される。
【0008】図21に従来例のTDMA通信方式におけ
る回線設定処理のシーケンス図を示す。縦方向に時間軸
をとり、上から順番に処理がなされている。なお、図2
1における点線はTDMAフレームの区切りを表し、一
連の処理はこのTDMAフレームを単位に行われる。ま
た、端末装置16〜18を示す線から横に延びた短い矢
印は端末装置16〜18からのデータ出力を表してい
る。また、子局12〜14および基地局11における処
理は四角で囲って表した。
る回線設定処理のシーケンス図を示す。縦方向に時間軸
をとり、上から順番に処理がなされている。なお、図2
1における点線はTDMAフレームの区切りを表し、一
連の処理はこのTDMAフレームを単位に行われる。ま
た、端末装置16〜18を示す線から横に延びた短い矢
印は端末装置16〜18からのデータ出力を表してい
る。また、子局12〜14および基地局11における処
理は四角で囲って表した。
【0009】図21において、送信すべきデータが発生
した場合に、端末装置16〜18は回線設定要求を子局
12〜14を介して基地局11に対して送信する。基地
局11ではその要求を受けて、TDMAフレーム内の未
使用のユーザ情報チャネル27〜29の中から必要数を
割当てる。その割当結果である回線割当指示は子局12
〜14に通知され、子局12〜14はこの指示に従いバ
ースト信号を指定されたユーザ情報チャネルに送信す
る。基地局11はこのバースト信号の受信を確認し、回
線設定確認通知を子局12〜14に送信する。このよう
にして基地局11と子局12〜14との間に回線を確立
した後に、回線設定の完了が端末装置16〜18に通知
され、データの送信が開始される。なお、データはいっ
たん子局12〜14のバッファメモリ31に蓄積され、
TDMAフレーム内の指定されたユーザ情報チャネル毎
に束ねて送信される。この一連の回線割当処理は基地局
11、子局12〜14ともにソフトウェア処理により行
われる。
した場合に、端末装置16〜18は回線設定要求を子局
12〜14を介して基地局11に対して送信する。基地
局11ではその要求を受けて、TDMAフレーム内の未
使用のユーザ情報チャネル27〜29の中から必要数を
割当てる。その割当結果である回線割当指示は子局12
〜14に通知され、子局12〜14はこの指示に従いバ
ースト信号を指定されたユーザ情報チャネルに送信す
る。基地局11はこのバースト信号の受信を確認し、回
線設定確認通知を子局12〜14に送信する。このよう
にして基地局11と子局12〜14との間に回線を確立
した後に、回線設定の完了が端末装置16〜18に通知
され、データの送信が開始される。なお、データはいっ
たん子局12〜14のバッファメモリ31に蓄積され、
TDMAフレーム内の指定されたユーザ情報チャネル毎
に束ねて送信される。この一連の回線割当処理は基地局
11、子局12〜14ともにソフトウェア処理により行
われる。
【0010】図22に従来例のTDMA通信方式におけ
る回線解放処理のシーケンス図を示す。端末装置16〜
18ではデータ送信終了後、子局12〜14を介して基
地局11に対し回線解放要求を送出する。基地局11は
それを受けて回線解放指示を子局12〜14に対して送
信し、回線解放指示を受信した子局12〜14はその旨
を端末装置16〜18に通知し、自局のバースト送信を
停止し回線解放確認を基地局11に送信する。このよう
な回線の解放のハンドシェイクをもってデータの送信処
理通信は終了し回線が解放される。
る回線解放処理のシーケンス図を示す。端末装置16〜
18ではデータ送信終了後、子局12〜14を介して基
地局11に対し回線解放要求を送出する。基地局11は
それを受けて回線解放指示を子局12〜14に対して送
信し、回線解放指示を受信した子局12〜14はその旨
を端末装置16〜18に通知し、自局のバースト送信を
停止し回線解放確認を基地局11に送信する。このよう
な回線の解放のハンドシェイクをもってデータの送信処
理通信は終了し回線が解放される。
【0011】以上、説明してきたTDMA通信方式以外
の多元接続の方式としては、周波数分割多元接続(FDMA:
Freqency Division Multiple Access)方式、符号分割多
元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)方式など
が挙げられるが、回線割当ての処理はTDMA通信方式
の場合と同様である。また、有線回線を用いる場合で
も、基地局にて信号を単純に合成または分配することに
より、上述の方式と同様の処理を行うことが可能であ
る。
の多元接続の方式としては、周波数分割多元接続(FDMA:
Freqency Division Multiple Access)方式、符号分割多
元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)方式など
が挙げられるが、回線割当ての処理はTDMA通信方式
の場合と同様である。また、有線回線を用いる場合で
も、基地局にて信号を単純に合成または分配することに
より、上述の方式と同様の処理を行うことが可能であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】現在、非同期転送モー
ド(ATM)を用いた広帯域ISDN網にて、多様なサ
ービスをシンプルなネットワーク上で提供することが可
能となっている。このATMでは単に高速通信を実現し
ただけでなく、通信状態(ON/OFF)が激しく切替わる高速
データ通信や符号化圧縮された動画像送信に代表される
可変ビットレート(VER:Variable Bit Rate) サービスな
ど、割当回線容量の変更要求なしにトラヒックが激しく
変動するサービスであっても柔軟に対応することが可能
となっている。
ド(ATM)を用いた広帯域ISDN網にて、多様なサ
ービスをシンプルなネットワーク上で提供することが可
能となっている。このATMでは単に高速通信を実現し
ただけでなく、通信状態(ON/OFF)が激しく切替わる高速
データ通信や符号化圧縮された動画像送信に代表される
可変ビットレート(VER:Variable Bit Rate) サービスな
ど、割当回線容量の変更要求なしにトラヒックが激しく
変動するサービスであっても柔軟に対応することが可能
となっている。
【0013】これに対し、前述した従来方式における回
線割当て変更には、そのトリガとなる回線設定または解
放の要求信号が必要であった。また、基地局から子局へ
の指示および子局から基地局への応答信号として回線設
定完了通知および回線解放確認などを介した正確なハン
ドシェイクにより回線割当変更を行っているため、回線
設定または解放手順に長い時間を要する。このためAT
Mで提供されるようなトラヒック変動の激しいサービス
を従来技術で提供しようと試みた場合には、固定的な回
線を定常的に設定し続ける方法しかなく、この結果とし
て回線効率の低下を招くことになる。さらに、基本的な
処理が全てソフトウェア処理であるため、従来方式の適
用範囲は低速度のサービスまたはトラヒック量が固定的
な回線交換的なサービスに限定されてしまう。
線割当て変更には、そのトリガとなる回線設定または解
放の要求信号が必要であった。また、基地局から子局へ
の指示および子局から基地局への応答信号として回線設
定完了通知および回線解放確認などを介した正確なハン
ドシェイクにより回線割当変更を行っているため、回線
設定または解放手順に長い時間を要する。このためAT
Mで提供されるようなトラヒック変動の激しいサービス
を従来技術で提供しようと試みた場合には、固定的な回
線を定常的に設定し続ける方法しかなく、この結果とし
て回線効率の低下を招くことになる。さらに、基本的な
処理が全てソフトウェア処理であるため、従来方式の適
用範囲は低速度のサービスまたはトラヒック量が固定的
な回線交換的なサービスに限定されてしまう。
【0014】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、通信回線の設定および解放処理の高速化およ
び簡略化を図ることができるTDMA通信方式を提供す
ることを目的とする。本発明は、データのトラヒック量
に合わせて柔軟に通信回線の割当状態を変更可能とする
ことができるTDMA通信方式を提供することを目的と
する。本発明は、電波の有効利用を図ることができるT
DMA通信方式を提供することを目的とする。
であって、通信回線の設定および解放処理の高速化およ
び簡略化を図ることができるTDMA通信方式を提供す
ることを目的とする。本発明は、データのトラヒック量
に合わせて柔軟に通信回線の割当状態を変更可能とする
ことができるTDMA通信方式を提供することを目的と
する。本発明は、電波の有効利用を図ることができるT
DMA通信方式を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末装置から
子局に入力されるデータのトラヒック量を入力トラヒッ
ク情報として基地局に通知することにより、基地局は常
にすべての子局のトラヒック量を把握し、回線設定およ
び解放にかかわる要求信号なしに基地局は各子局への回
線割当てを行うことが可能となり、さらに、通信途中に
おいても回線容量の増減を高速に適応的に行い、効率的
な通信回線の利用を行うことができるところが主要な特
徴である。
子局に入力されるデータのトラヒック量を入力トラヒッ
ク情報として基地局に通知することにより、基地局は常
にすべての子局のトラヒック量を把握し、回線設定およ
び解放にかかわる要求信号なしに基地局は各子局への回
線割当てを行うことが可能となり、さらに、通信途中に
おいても回線容量の増減を高速に適応的に行い、効率的
な通信回線の利用を行うことができるところが主要な特
徴である。
【0016】すなわち、本発明はTDMA通信方式であ
って、複数の端末装置と、この複数の端末装置がそれぞ
れ収容された複数の子局と、この複数の子局と通信回線
を介して接続される一つの基地局とを備え、前記基地局
および前記子局には、接続要求にしたがってその子局お
よびその基地局の間に前記通信回線を設定する手段を備
えたTDMA通信方式である。本発明の特徴とするとこ
ろは、前記子局は、前記端末装置から送信されたデータ
量およびバッファ量からトラヒックに対応する量を測定
する手段と、その測定結果を前記基地局に通知する手段
とを備え、前記基地局は、この通知された測定結果にし
たがってタイムスロット単位で前記通信回線を適応的に
割当てるとともにその子局に割当てたタイムスロット位
置を通知する手段を備え、さらに、この通知を受けた子
局は、その割当てられたタイムスロット位置を記憶する
手段と、その割当てられたタイムスロット位置にデータ
信号を直ちに送信する手段とを備え、前記基地局は、前
記子局から到来するトラヒックに対応する量を監視する
手段と、その監視の結果タイムスロットが不足するとき
その子局に新たにタイムスロットを割当てる手段と、割
当てたタイムスロット位置をその子局に通知する手段と
を備えたところにある。
って、複数の端末装置と、この複数の端末装置がそれぞ
れ収容された複数の子局と、この複数の子局と通信回線
を介して接続される一つの基地局とを備え、前記基地局
および前記子局には、接続要求にしたがってその子局お
よびその基地局の間に前記通信回線を設定する手段を備
えたTDMA通信方式である。本発明の特徴とするとこ
ろは、前記子局は、前記端末装置から送信されたデータ
量およびバッファ量からトラヒックに対応する量を測定
する手段と、その測定結果を前記基地局に通知する手段
とを備え、前記基地局は、この通知された測定結果にし
たがってタイムスロット単位で前記通信回線を適応的に
割当てるとともにその子局に割当てたタイムスロット位
置を通知する手段を備え、さらに、この通知を受けた子
局は、その割当てられたタイムスロット位置を記憶する
手段と、その割当てられたタイムスロット位置にデータ
信号を直ちに送信する手段とを備え、前記基地局は、前
記子局から到来するトラヒックに対応する量を監視する
手段と、その監視の結果タイムスロットが不足するとき
その子局に新たにタイムスロットを割当てる手段と、割
当てたタイムスロット位置をその子局に通知する手段と
を備えたところにある。
【0017】本発明のTDMA通信方式では、回線設定
要求、回線割当指示、回線設定確認などの手順が不要で
あるために、タイムスロットの割当てを高速に行うこと
ができる。このため、可変ビットレート(VER:Variable
Bit Rate) サービスなど、割当回線容量の変更要求なし
にトラヒックが激しく変動するサービスであっても柔軟
に対応することが可能となる。
要求、回線割当指示、回線設定確認などの手順が不要で
あるために、タイムスロットの割当てを高速に行うこと
ができる。このため、可変ビットレート(VER:Variable
Bit Rate) サービスなど、割当回線容量の変更要求なし
にトラヒックが激しく変動するサービスであっても柔軟
に対応することが可能となる。
【0018】また、前記子局には、送信すべきデータ量
の減少にしたがって割当てられたタイムスロットのうち
使用するタイムスロットの数を減少させる手段を備える
ことが望ましい。
の減少にしたがって割当てられたタイムスロットのうち
使用するタイムスロットの数を減少させる手段を備える
ことが望ましい。
【0019】タイムスロットの解放処理についても本発
明では、解放要求、解放指示、解放確認などの手順が不
要であるために、タイムスロットの増減を高速に行うこ
とができる。
明では、解放要求、解放指示、解放確認などの手順が不
要であるために、タイムスロットの増減を高速に行うこ
とができる。
【0020】さらに、前記子局には、その子局に割当て
られたタイムスロットのうちnフレームにわたり使われ
ないタイムスロットを自律的に前記タイムスロット位置
を記憶する手段から削除する手段を備えることが望まし
い。これにより、基地局では新たに発生するデータ信号
を割当てるためのタイムスロットを無駄なく確保し、タ
イムスロットを有効に利用することができる。
られたタイムスロットのうちnフレームにわたり使われ
ないタイムスロットを自律的に前記タイムスロット位置
を記憶する手段から削除する手段を備えることが望まし
い。これにより、基地局では新たに発生するデータ信号
を割当てるためのタイムスロットを無駄なく確保し、タ
イムスロットを有効に利用することができる。
【0021】また、前記基地局には、前記タイムスロッ
トにデータ信号が連続してmフレームにわたり到来しな
いことにより(mは1以上の整数)そのタイムスロット
の割当てを解除する手段を備える構成とすることもでき
る。あるいは、前記基地局は、タイムスロットが割当て
られた子局から送信されるデータ信号のタイムスロット
毎の受信結果(ACKおよびNAKの別)をその子局に
通知する手段を備え、前記子局には、この通知する手段
から到来する前記受信結果が一つのタイムスロットにつ
いてp回連続して否定であるときに(pは1以上の整
数)そのタイムスロットを自律的に前記タイムスロット
位置を記憶する手段から削除する手段を備える構成とす
ることもできる。
トにデータ信号が連続してmフレームにわたり到来しな
いことにより(mは1以上の整数)そのタイムスロット
の割当てを解除する手段を備える構成とすることもでき
る。あるいは、前記基地局は、タイムスロットが割当て
られた子局から送信されるデータ信号のタイムスロット
毎の受信結果(ACKおよびNAKの別)をその子局に
通知する手段を備え、前記子局には、この通知する手段
から到来する前記受信結果が一つのタイムスロットにつ
いてp回連続して否定であるときに(pは1以上の整
数)そのタイムスロットを自律的に前記タイムスロット
位置を記憶する手段から削除する手段を備える構成とす
ることもできる。
【0022】これらの構成によれば、不測の状況下にお
いてデータが一時的に途切れた場合に、これを通信の終
了と判断してタイムスロットを解放してしまうといった
事態を回避することができる。この場合のn、m、pの
値は、通信の状況に応じてあらかじめ最適な値を設定し
ておくことがよい。
いてデータが一時的に途切れた場合に、これを通信の終
了と判断してタイムスロットを解放してしまうといった
事態を回避することができる。この場合のn、m、pの
値は、通信の状況に応じてあらかじめ最適な値を設定し
ておくことがよい。
【0023】前記基地局は、タイムスロットが割当てら
れた子局から送信されるデータ信号のタイムスロット毎
の受信結果をその子局に通知する手段を備え、前記子局
には、その受信結果をビット列として記録し前記タイム
スロット位置を記憶する手段を変更する論理演算手段を
備えることが望ましい。この論理演算手段は、連続する
複数のフレームにわたり前記受信結果をビット列として
記録する手段と、その複数のフレームの対応するタイム
スロットについてそのビット列の論理和をとる手段と、
この論理和とタイムスロット位置を記憶する手段として
のテーブルの対応するタイムスロットの論理積をとる手
段とを含むことがよい。さらに、この論理演算手段は、
前記論理積と新たに割当てを獲得するタイムスロットを
一つのフレームについてビット列で表示した新規割当て
情報との対応するタイムスロットについての論理和をと
り、その論理和を前記テーブルと置き換える手段を含む
ことがよい。
れた子局から送信されるデータ信号のタイムスロット毎
の受信結果をその子局に通知する手段を備え、前記子局
には、その受信結果をビット列として記録し前記タイム
スロット位置を記憶する手段を変更する論理演算手段を
備えることが望ましい。この論理演算手段は、連続する
複数のフレームにわたり前記受信結果をビット列として
記録する手段と、その複数のフレームの対応するタイム
スロットについてそのビット列の論理和をとる手段と、
この論理和とタイムスロット位置を記憶する手段として
のテーブルの対応するタイムスロットの論理積をとる手
段とを含むことがよい。さらに、この論理演算手段は、
前記論理積と新たに割当てを獲得するタイムスロットを
一つのフレームについてビット列で表示した新規割当て
情報との対応するタイムスロットについての論理和をと
り、その論理和を前記テーブルと置き換える手段を含む
ことがよい。
【0024】これによれば、子局ではこのテーブルにし
たがってデータを簡易に送信することができる。また、
ビット列に対して論理演算を行うことにより、ハードウ
ェア処理によってタイムスロットの管理を行うことがで
きる。
たがってデータを簡易に送信することができる。また、
ビット列に対して論理演算を行うことにより、ハードウ
ェア処理によってタイムスロットの管理を行うことがで
きる。
【0025】
【0026】
(第一実施例)本発明第一実施例の構成を図1ないし図
3を参照して説明する。TDMA通信方式の全体構成は
従来例で説明した図18と共通である。また、TDMA
フレームの構成も従来例で説明した図19と共通であ
る。図1〜図3に示す本発明の特徴ある構成は子局12
〜14および基地局11に備えられている。図1は本発
明第一実施例の子局側のTDMA装置のブロック構成図
である。図2は本発明第一実施例の基地局側のTDMA
装置のブロック構成図である。図3は本発明第一実施例
の基地局側の回線制御部の要部ブロック構成図である。
ここでは、無線回線を用いる例として説明する。
3を参照して説明する。TDMA通信方式の全体構成は
従来例で説明した図18と共通である。また、TDMA
フレームの構成も従来例で説明した図19と共通であ
る。図1〜図3に示す本発明の特徴ある構成は子局12
〜14および基地局11に備えられている。図1は本発
明第一実施例の子局側のTDMA装置のブロック構成図
である。図2は本発明第一実施例の基地局側のTDMA
装置のブロック構成図である。図3は本発明第一実施例
の基地局側の回線制御部の要部ブロック構成図である。
ここでは、無線回線を用いる例として説明する。
【0027】本発明はTDMA通信方式であって、端末
装置16〜18と、この端末装置16〜18がそれぞれ
収容された子局12〜14と、この子局12〜14と無
線回線を介して接続される一つの基地局11とを備え、
基地局11および子局12〜14には、接続要求にした
がってその子局12〜14およびその基地局11の間に
前記無線回線を設定する手段としてのTDMA装置10
Mおよび10Bを備えたTDMA通信方式である。
装置16〜18と、この端末装置16〜18がそれぞれ
収容された子局12〜14と、この子局12〜14と無
線回線を介して接続される一つの基地局11とを備え、
基地局11および子局12〜14には、接続要求にした
がってその子局12〜14およびその基地局11の間に
前記無線回線を設定する手段としてのTDMA装置10
Mおよび10Bを備えたTDMA通信方式である。
【0028】ここで、本発明の特徴とするところは、子
局12〜14は、端末装置16〜18から送信されたデ
ータ量およびバッファ量からトラヒックに対応する量を
測定する手段としての入力トラヒック測定部60Mおよ
び入力トラヒック監視部61Mと、その測定結果を基地
局11に通知する手段としての回線制御部39Mとを備
え、基地局11は、この通知された測定結果にしたがっ
てタイムスロット単位で前記無線回線を適応的に割当て
るとともにその子局12〜14に割当てたタイムスロッ
ト位置を通知する手段としての回線制御部39Bの割当
処理部50を備え、さらに、この通知を受けた子局12
〜14は、その割当てられたタイムスロット位置を記憶
する手段としてのテーブル40と、その割当てられたタ
イムスロット位置にデータ信号を直ちに送信する手段と
しての回線制御部39Mとを備え、基地局11は、子局
12〜14から到来するトラヒックに対応する量を回線
制御部39Bで監視し、その監視の結果タイムスロット
が不足するときその子局12〜14に新たにタイムスロ
ットを割当てる手段と、割当てたタイムスロット位置を
その子局に通知する手段とを割当処理部50に備えたと
ころにある。
局12〜14は、端末装置16〜18から送信されたデ
ータ量およびバッファ量からトラヒックに対応する量を
測定する手段としての入力トラヒック測定部60Mおよ
び入力トラヒック監視部61Mと、その測定結果を基地
局11に通知する手段としての回線制御部39Mとを備
え、基地局11は、この通知された測定結果にしたがっ
てタイムスロット単位で前記無線回線を適応的に割当て
るとともにその子局12〜14に割当てたタイムスロッ
ト位置を通知する手段としての回線制御部39Bの割当
処理部50を備え、さらに、この通知を受けた子局12
〜14は、その割当てられたタイムスロット位置を記憶
する手段としてのテーブル40と、その割当てられたタ
イムスロット位置にデータ信号を直ちに送信する手段と
しての回線制御部39Mとを備え、基地局11は、子局
12〜14から到来するトラヒックに対応する量を回線
制御部39Bで監視し、その監視の結果タイムスロット
が不足するときその子局12〜14に新たにタイムスロ
ットを割当てる手段と、割当てたタイムスロット位置を
その子局に通知する手段とを割当処理部50に備えたと
ころにある。
【0029】次に、本発明第一実施例の動作を説明す
る。図1および図2に示すTDMA装置では、一般のデ
ータは入力部30Mおよび30Bを介して入力トラヒッ
ク測定部60Mおよび60Bに送られ、ここで入力され
るトラヒック量が計測される。入力トラヒック測定部6
0Mおよび60Bにて計測されるTDMAフレーム毎の
バッファメモリ31Mおよび31Bへの流入データ量お
よびバッファメモリ31Mおよび31B内に蓄積されて
いる未送信のデータ量は、入力トラヒック監視部61M
および61Bにてモニタされ、その結果は回線制御部3
9Mおよび39Bに通知される。入力トラヒック測定部
60Mおよび60Bを経由したデータはいったんバッフ
ァメモリ31Mおよび31B内に蓄えられ、読出された
データにはプリアンブル生成部32Mおよび32Bから
出力されたプリアンブルがTDMAフレーム生成部33
Mおよび33Bにて付加され、送信部34Mおよび34
Bにて変調されて送信される。
る。図1および図2に示すTDMA装置では、一般のデ
ータは入力部30Mおよび30Bを介して入力トラヒッ
ク測定部60Mおよび60Bに送られ、ここで入力され
るトラヒック量が計測される。入力トラヒック測定部6
0Mおよび60Bにて計測されるTDMAフレーム毎の
バッファメモリ31Mおよび31Bへの流入データ量お
よびバッファメモリ31Mおよび31B内に蓄積されて
いる未送信のデータ量は、入力トラヒック監視部61M
および61Bにてモニタされ、その結果は回線制御部3
9Mおよび39Bに通知される。入力トラヒック測定部
60Mおよび60Bを経由したデータはいったんバッフ
ァメモリ31Mおよび31B内に蓄えられ、読出された
データにはプリアンブル生成部32Mおよび32Bから
出力されたプリアンブルがTDMAフレーム生成部33
Mおよび33Bにて付加され、送信部34Mおよび34
Bにて変調されて送信される。
【0030】子局21〜14がTDMAフレーム内の割
当てられたユーザ情報チャネル27〜29に送信する場
合は、その送信は回線制御部39Mによって制御され
る。なお、回線制御信号を出力する場合には、上述の入
力データの代わりに回線制御部39Mにて作成された回
線制御信号にTDMAフレーム生成部33Mにてプリア
ンブルを付加し、送信部34Mを経由して送信する。
当てられたユーザ情報チャネル27〜29に送信する場
合は、その送信は回線制御部39Mによって制御され
る。なお、回線制御信号を出力する場合には、上述の入
力データの代わりに回線制御部39Mにて作成された回
線制御信号にTDMAフレーム生成部33Mにてプリア
ンブルを付加し、送信部34Mを経由して送信する。
【0031】一方、受信した信号は受信部35Mおよび
35Bにて復調され、TDMAフレーム分解部36Mお
よび36Bにてプリアンブルを除かれ、回線制御情報は
回線制御部39Mおよび39Bに送られ、ユーザ情報は
ユーザ情報処理部37Mおよび37Bに送られる。この
操作は回線制御部39Mおよび39Bによって制御され
る。その後に、ユーザ情報処理部37Mおよび37Bに
送られたユーザ情報は出力部38Mおよび38Bを介し
て出力される。
35Bにて復調され、TDMAフレーム分解部36Mお
よび36Bにてプリアンブルを除かれ、回線制御情報は
回線制御部39Mおよび39Bに送られ、ユーザ情報は
ユーザ情報処理部37Mおよび37Bに送られる。この
操作は回線制御部39Mおよび39Bによって制御され
る。その後に、ユーザ情報処理部37Mおよび37Bに
送られたユーザ情報は出力部38Mおよび38Bを介し
て出力される。
【0032】ここで、入力トラヒック監視部61Mおよ
び61Bにてモニタにて測定した情報である入力トラヒ
ック情報の処理については、子局12〜14であればい
ったん回線制御部39Mに収容された後に、上述の手順
で基地局11に送信され、基地局11であれば子局から
受信した入力トラヒック情報と自局の入力トラヒック情
報を併せて収集し、この情報を基に割当処理部50は各
子局12〜14の所要帯域の算出と割当てを行う。
び61Bにてモニタにて測定した情報である入力トラヒ
ック情報の処理については、子局12〜14であればい
ったん回線制御部39Mに収容された後に、上述の手順
で基地局11に送信され、基地局11であれば子局から
受信した入力トラヒック情報と自局の入力トラヒック情
報を併せて収集し、この情報を基に割当処理部50は各
子局12〜14の所要帯域の算出と割当てを行う。
【0033】図4に本発明第一実施例における回線設定
処理のシーケンス図を示す。ここでは回線割当ての周期
をTDMAフレーム周期とする。端末装置16〜18か
らデータが入力されたとき、子局12〜14は入力トラ
ヒック情報によって入力トラヒック量および自局のバッ
ファメモリ31M内に蓄積されているデータ量を基地局
11に通知する。基地局11の割当処理部50では各子
局12〜14からの入力トラヒック情報を基に、各子局
12〜14に割当てられている回線容量が適切であるか
どうかを判定し、もし容量が不足しているようならタイ
ムスロットすなわちユーザ情報チャネル27〜29の追
加割当の指示を新規回線割当情報として各子局12〜1
4に通知する。各子局12〜14では基地局11による
割当てに従い、バッファメモリ31M内のデータを基地
局11に対して送信する。本発明第一実施例では、入力
トラヒック情報を用いて帯域割当てを行っているため、
通信中に入力トラヒック量が変動した場合でも、その変
動に追従して割当てユーザ情報チャネル数を変更するこ
とができる。
処理のシーケンス図を示す。ここでは回線割当ての周期
をTDMAフレーム周期とする。端末装置16〜18か
らデータが入力されたとき、子局12〜14は入力トラ
ヒック情報によって入力トラヒック量および自局のバッ
ファメモリ31M内に蓄積されているデータ量を基地局
11に通知する。基地局11の割当処理部50では各子
局12〜14からの入力トラヒック情報を基に、各子局
12〜14に割当てられている回線容量が適切であるか
どうかを判定し、もし容量が不足しているようならタイ
ムスロットすなわちユーザ情報チャネル27〜29の追
加割当の指示を新規回線割当情報として各子局12〜1
4に通知する。各子局12〜14では基地局11による
割当てに従い、バッファメモリ31M内のデータを基地
局11に対して送信する。本発明第一実施例では、入力
トラヒック情報を用いて帯域割当てを行っているため、
通信中に入力トラヒック量が変動した場合でも、その変
動に追従して割当てユーザ情報チャネル数を変更するこ
とができる。
【0034】(第二実施例)図5は本発明第二実施例の
ユーザ情報チャネルの解放処理のシーケンス図である。
ユーザ情報チャネルはTDMA方式においてはタイムス
ロットと同義である。ここでは第二実施例として説明す
るが、前述の第一実施例と組合せて使用することができ
る。まず、子局12〜14と基地局11の間には、本発
明第一実施例で説明したような手順により、いったんユ
ーザ情報チャネル27〜29が設定されているものとす
る。子局12〜14は端末装置16〜18からデータが
入力されている場合にはそのデータを送信する。しか
し、端末装置16〜18からのデータが終了し送信すべ
きデータがなくなった場合には、データの送信を停止し
て自律的にユーザ情報チャネル27〜29を解放する。
この際、子局12〜14から基地局11に対するユーザ
情報チャネル27〜29の解放の通知については任意の
方法をとることが可能である。なお、図5においては、
基地局11において、データの未着信をもって基地局1
1の割当処理部50がユーザ情報チャネル27〜29の
解放を検知している。
ユーザ情報チャネルの解放処理のシーケンス図である。
ユーザ情報チャネルはTDMA方式においてはタイムス
ロットと同義である。ここでは第二実施例として説明す
るが、前述の第一実施例と組合せて使用することができ
る。まず、子局12〜14と基地局11の間には、本発
明第一実施例で説明したような手順により、いったんユ
ーザ情報チャネル27〜29が設定されているものとす
る。子局12〜14は端末装置16〜18からデータが
入力されている場合にはそのデータを送信する。しか
し、端末装置16〜18からのデータが終了し送信すべ
きデータがなくなった場合には、データの送信を停止し
て自律的にユーザ情報チャネル27〜29を解放する。
この際、子局12〜14から基地局11に対するユーザ
情報チャネル27〜29の解放の通知については任意の
方法をとることが可能である。なお、図5においては、
基地局11において、データの未着信をもって基地局1
1の割当処理部50がユーザ情報チャネル27〜29の
解放を検知している。
【0035】(第三実施例)図6は本発明第三実施例の
子局側の回線制御部39Mの要部ブロック構成図であ
る。子局12〜14は、図1のTDMA装置10Mの機
能ブロック構成図における回線制御部39M内に、図6
に示すように、連続して送信停止した回数を一定の回線
割当て周期でカウントする第一のカウンタ1を各々のユ
ーザ情報チャネル27〜29に対して持ち、このカウン
タ1の値があらかじめ設定した値に達すると、該当する
ユーザ情報チャネルを解放する。このカウンタ1の処理
について説明する。
子局側の回線制御部39Mの要部ブロック構成図であ
る。子局12〜14は、図1のTDMA装置10Mの機
能ブロック構成図における回線制御部39M内に、図6
に示すように、連続して送信停止した回数を一定の回線
割当て周期でカウントする第一のカウンタ1を各々のユ
ーザ情報チャネル27〜29に対して持ち、このカウン
タ1の値があらかじめ設定した値に達すると、該当する
ユーザ情報チャネルを解放する。このカウンタ1の処理
について説明する。
【0036】図7に本発明第三実施例におけるカウンタ
1の処理フローを示す。図7において、i番目のユーザ
情報チャネル(i)に対するカウンタ1の値をA(i)
で表し、解放のための設定値をaとする。まず、子局1
2〜14と基地局11の間には、本発明第一実施例で説
明したような手順でいったんユーザ情報チャネル(i)
が設定されているものとする。子局12〜14はユーザ
情報チャネル27〜29毎にカウンタ1を持ち、端末装
置16〜18からのデータの入力を検出し(70)、端
末装置16〜18からのユーザ情報チャネル(i)に対
するデータの入力がある場合には(71)、データを送
信しカウンタ1をリセットする(72)。しかし、端末
装置16〜18からのデータが終了または減少しユーザ
情報チャネル(i)に対して送信すべきデータがなくな
った場合には(71)、データの送信を停止し、カウン
タ1をカウントアップする(73)。ユーザ情報チャネ
ル(i)に対するカウンタ1の値A(i)が解放のため
の設定値a未満の場合(74)、子局12〜14は通信
を継続し、ユーザ情報チャネル(i)に対するカウンタ
1の値A(i)が解放のための設定値aに達した場合
(74)、該当するユーザ情報チャネル(i)を解放す
る(75)。
1の処理フローを示す。図7において、i番目のユーザ
情報チャネル(i)に対するカウンタ1の値をA(i)
で表し、解放のための設定値をaとする。まず、子局1
2〜14と基地局11の間には、本発明第一実施例で説
明したような手順でいったんユーザ情報チャネル(i)
が設定されているものとする。子局12〜14はユーザ
情報チャネル27〜29毎にカウンタ1を持ち、端末装
置16〜18からのデータの入力を検出し(70)、端
末装置16〜18からのユーザ情報チャネル(i)に対
するデータの入力がある場合には(71)、データを送
信しカウンタ1をリセットする(72)。しかし、端末
装置16〜18からのデータが終了または減少しユーザ
情報チャネル(i)に対して送信すべきデータがなくな
った場合には(71)、データの送信を停止し、カウン
タ1をカウントアップする(73)。ユーザ情報チャネ
ル(i)に対するカウンタ1の値A(i)が解放のため
の設定値a未満の場合(74)、子局12〜14は通信
を継続し、ユーザ情報チャネル(i)に対するカウンタ
1の値A(i)が解放のための設定値aに達した場合
(74)、該当するユーザ情報チャネル(i)を解放す
る(75)。
【0037】また、子局12〜14の割当処理部50で
は、ユーザ情報チャネル27〜29の解放を検知してユ
ーザ情報チャネル27〜29の解放を行う。
は、ユーザ情報チャネル27〜29の解放を検知してユ
ーザ情報チャネル27〜29の解放を行う。
【0038】(第四実施例)本発明第四実施例の子局側
の回線制御部39Mのブロック構成を図8に示す。ま
た、本発明第四実施例では図8に示すように、子局側の
回線制御部39Mに第二のカウンタ2を備えた構成であ
る。本発明第四実施例を説明するために、基地局11に
おける受信状態を子局12〜14に送信するための信号
を受信状態情報と呼ぶことにする。カウンタ2は各々の
ユーザ情報チャネル27〜29に対して設けられ、一定
の回線割当周期でカウントアップもしくはリセットす
る。このカウンタ2の値があらかじめ設定した値に達す
ると該当するユーザ情報チャネルを解放する。このカウ
ンタ2の処理について説明する。
の回線制御部39Mのブロック構成を図8に示す。ま
た、本発明第四実施例では図8に示すように、子局側の
回線制御部39Mに第二のカウンタ2を備えた構成であ
る。本発明第四実施例を説明するために、基地局11に
おける受信状態を子局12〜14に送信するための信号
を受信状態情報と呼ぶことにする。カウンタ2は各々の
ユーザ情報チャネル27〜29に対して設けられ、一定
の回線割当周期でカウントアップもしくはリセットす
る。このカウンタ2の値があらかじめ設定した値に達す
ると該当するユーザ情報チャネルを解放する。このカウ
ンタ2の処理について説明する。
【0039】図9は本発明第四実施例におけるカウンタ
2の処理フローを示す図である。図9においては、i番
目のユーザ情報チャネル(i)に対するカウンタ2の値
をB(i)で表し、解放のための設定値をbとする。ま
ず、子局12〜14と基地局11の間には、本発明第一
実施例で説明したような手順でいったんユーザ情報チャ
ネル(i)が設定されているものとする。基地局11は
データを受信するとその旨を示す受信状態情報として受
信成功を表す信号ACKを子局12〜14に対して送信
する。また、データを受信できなかった場合には受信失
敗を表す信号NAKを子局12〜14に対して送信す
る。子局12〜14はユーザ情報チャネル27〜29毎
にカウンタ2を持ち、この受信状態情報を受信し(8
0)、ACKを受信したとき(81)、カウンタ2をリ
セットする(82)。NAKを受信した場合またはAC
Kが伝送路上での符号誤りなどの理由により受信できな
かった場合(81)には、カウンタ2をカウントアップ
する(83)。ユーザ情報チャネル(i)に対するカウ
ンタ2の値B(i)が解放のための設定値b未満の場合
(84)、子局は通信を継続し、ユーザ情報チャネル
(i)に対するカウンタ2の値B(i)が解放のための
設定値bに達した場合(84)、該当するユーザ情報チ
ャネル(i)を解放する(85)。
2の処理フローを示す図である。図9においては、i番
目のユーザ情報チャネル(i)に対するカウンタ2の値
をB(i)で表し、解放のための設定値をbとする。ま
ず、子局12〜14と基地局11の間には、本発明第一
実施例で説明したような手順でいったんユーザ情報チャ
ネル(i)が設定されているものとする。基地局11は
データを受信するとその旨を示す受信状態情報として受
信成功を表す信号ACKを子局12〜14に対して送信
する。また、データを受信できなかった場合には受信失
敗を表す信号NAKを子局12〜14に対して送信す
る。子局12〜14はユーザ情報チャネル27〜29毎
にカウンタ2を持ち、この受信状態情報を受信し(8
0)、ACKを受信したとき(81)、カウンタ2をリ
セットする(82)。NAKを受信した場合またはAC
Kが伝送路上での符号誤りなどの理由により受信できな
かった場合(81)には、カウンタ2をカウントアップ
する(83)。ユーザ情報チャネル(i)に対するカウ
ンタ2の値B(i)が解放のための設定値b未満の場合
(84)、子局は通信を継続し、ユーザ情報チャネル
(i)に対するカウンタ2の値B(i)が解放のための
設定値bに達した場合(84)、該当するユーザ情報チ
ャネル(i)を解放する(85)。
【0040】また、基地局11における子局12〜14
でのユーザ情報チャネル27〜29の解放の検知につい
ては、基地局11の割当処理部50において、ユーザ情
報チャネル(i)に対するNAKの連続送信回数につい
てカウントすることで、確実に、該当するユーザ情報チ
ャネルの解放を知ることができる。
でのユーザ情報チャネル27〜29の解放の検知につい
ては、基地局11の割当処理部50において、ユーザ情
報チャネル(i)に対するNAKの連続送信回数につい
てカウントすることで、確実に、該当するユーザ情報チ
ャネルの解放を知ることができる。
【0041】(第五実施例)本発明第五実施例の基地局
側の回線制御部39Bのブロック構成図を図10に示
す。基地局11は、TDMA装置10Bの内の回線制御
部39B内に、連続してデータ未受信であった回数を一
定の回線割当周期でカウントする第三のカウンタ3を各
々のユーザ情報チャネル27〜29に対して持ち、この
カウンタ3の値があらかじめ設定した値に達すると該当
するユーザ情報チャネル27〜29を解放する。このカ
ウンタ3の処理について説明する。図11に本発明第五
実施例におけるカウンタ3の処理フローを示す。
側の回線制御部39Bのブロック構成図を図10に示
す。基地局11は、TDMA装置10Bの内の回線制御
部39B内に、連続してデータ未受信であった回数を一
定の回線割当周期でカウントする第三のカウンタ3を各
々のユーザ情報チャネル27〜29に対して持ち、この
カウンタ3の値があらかじめ設定した値に達すると該当
するユーザ情報チャネル27〜29を解放する。このカ
ウンタ3の処理について説明する。図11に本発明第五
実施例におけるカウンタ3の処理フローを示す。
【0042】図10においては、i番目のユーザ情報チ
ャネル(i)に対するカウンタ3の値をC(i)で表
し、解放のための設定値をcとする。まず、子局12〜
14と基地局11の間には、本発明第一実施例で説明し
たような手順でいったんユーザ情報チャネル(i)が設
定されているものとする。基地局11はユーザ情報チャ
ネル27〜29毎にカウンタ3を持ち、子局12〜14
からのデータ送信に対して、ユーザ情報チャネル27〜
29毎に受信または未受信かを検出し(90)、この受
信状態が受信であったとき(91)、カウンタ3をリセ
ットする(92)。この受信状態が未受信であったとき
(91)、カウンタ3をカウントアップする(93)。
ユーザ情報チャネル(i)に対するカウンタ3の値C
(i)が解放のための設定値c未満の場合(94)、基
地局11は通信を継続し、ユーザ情報チャネル(i)に
対するカウンタ1の値C(i)が解放のための設定値c
に達した場合(94)、該当するユーザ情報チャネル
(i)を解放する(95)。
ャネル(i)に対するカウンタ3の値をC(i)で表
し、解放のための設定値をcとする。まず、子局12〜
14と基地局11の間には、本発明第一実施例で説明し
たような手順でいったんユーザ情報チャネル(i)が設
定されているものとする。基地局11はユーザ情報チャ
ネル27〜29毎にカウンタ3を持ち、子局12〜14
からのデータ送信に対して、ユーザ情報チャネル27〜
29毎に受信または未受信かを検出し(90)、この受
信状態が受信であったとき(91)、カウンタ3をリセ
ットする(92)。この受信状態が未受信であったとき
(91)、カウンタ3をカウントアップする(93)。
ユーザ情報チャネル(i)に対するカウンタ3の値C
(i)が解放のための設定値c未満の場合(94)、基
地局11は通信を継続し、ユーザ情報チャネル(i)に
対するカウンタ1の値C(i)が解放のための設定値c
に達した場合(94)、該当するユーザ情報チャネル
(i)を解放する(95)。
【0043】この際、子局12〜14における基地局1
1でのユーザ情報チャネル27〜29の解放の検知につ
いては任意の方法をとることが可能であるが、本発明第
三実施例および本発明第四実施例で用いたカウンタ1ま
たはカウンタ2を用いて子局12〜14がユーザ情報チ
ャネル27〜29を解放する具体的を例を以下に示す。
1でのユーザ情報チャネル27〜29の解放の検知につ
いては任意の方法をとることが可能であるが、本発明第
三実施例および本発明第四実施例で用いたカウンタ1ま
たはカウンタ2を用いて子局12〜14がユーザ情報チ
ャネル27〜29を解放する具体的を例を以下に示す。
【0044】まず、回線を解放するため、子局はカウン
タ1、基地局はカウンタ3を持つ場合について説明す
る。図12に本発明第五実施例におけるユーザ情報チャ
ネル27〜29の解放処理のシーケンス図を示す。な
お、ここでは説明を簡単にするため、ユーザ情報チャネ
ル27〜29を解放するためカウンタ1およびカウンタ
3の設定値として“3”を選んだ場合について具体的に
説明する。
タ1、基地局はカウンタ3を持つ場合について説明す
る。図12に本発明第五実施例におけるユーザ情報チャ
ネル27〜29の解放処理のシーケンス図を示す。な
お、ここでは説明を簡単にするため、ユーザ情報チャネ
ル27〜29を解放するためカウンタ1およびカウンタ
3の設定値として“3”を選んだ場合について具体的に
説明する。
【0045】子局12〜14と基地局11の間には、本
発明第一実施例で説明したような手順でいったんユーザ
情報チャネル27〜29が設定されているものとし、子
局12〜14はカウンタ1を、基地局11はカウンタ3
を持つ。また、回線割当ての周期をTDMAフレーム周
期とする。子局12〜14は端末装置16〜18からデ
ータが入力されている場合には、そのデータを送信す
る。しかし、端末装置16〜18からのデータが終了し
送信すべきデータがなくなった場合には、データの送信
を停止し、自局が持っているデータの未送信回数に関す
るカウンタ1をカウントアップする。また、基地局側で
はデータの受信が行われなかった場合には、基地局11
が持つデータの未受信回数に関するカウンタ3をカウン
トアップする。データが送信されていない状況であって
も、子局12〜14および基地局11の持つカウンタ値
が当初設定した回数“3”未満の場合には、ユーザ情報
チャネル27〜29は設定されたままである。しかし、
3回目のデータ未送信を以て子局12〜14および基地
局11の間に設定されていたユーザ情報チャネル27〜
29は解放される。
発明第一実施例で説明したような手順でいったんユーザ
情報チャネル27〜29が設定されているものとし、子
局12〜14はカウンタ1を、基地局11はカウンタ3
を持つ。また、回線割当ての周期をTDMAフレーム周
期とする。子局12〜14は端末装置16〜18からデ
ータが入力されている場合には、そのデータを送信す
る。しかし、端末装置16〜18からのデータが終了し
送信すべきデータがなくなった場合には、データの送信
を停止し、自局が持っているデータの未送信回数に関す
るカウンタ1をカウントアップする。また、基地局側で
はデータの受信が行われなかった場合には、基地局11
が持つデータの未受信回数に関するカウンタ3をカウン
トアップする。データが送信されていない状況であって
も、子局12〜14および基地局11の持つカウンタ値
が当初設定した回数“3”未満の場合には、ユーザ情報
チャネル27〜29は設定されたままである。しかし、
3回目のデータ未送信を以て子局12〜14および基地
局11の間に設定されていたユーザ情報チャネル27〜
29は解放される。
【0046】以上の説明は、使用しているユーザ情報が
1つの場合について述べた。複数のユーザ情報チャネル
を用いている場合には、入力トラヒック量の減少に伴
い、上述の手順と同様の手法により不要なユーザ情報チ
ャネルだけを解放することも可能である。これは、本発
明第一実施例で述べた割当てられた回線容量の削減処理
に相当する。
1つの場合について述べた。複数のユーザ情報チャネル
を用いている場合には、入力トラヒック量の減少に伴
い、上述の手順と同様の手法により不要なユーザ情報チ
ャネルだけを解放することも可能である。これは、本発
明第一実施例で述べた割当てられた回線容量の削減処理
に相当する。
【0047】(第六実施例)次に、回線を解放するた
め、子局12〜14はカウンタ2を、基地局11がカウ
ンタ3を持つ場合について説明する。この第六実施例
は、上述の各実施例を組合せて利用できる。図13に、
本発明第六実施例における子局12〜14のデータ送信
停止に伴う受信状態情報(ACK)未受信によるユーザ
情報チャネル27〜29の解放処理のシーケンス図を示
す。なお、ここでは説明を簡単にするため、ユーザ情報
チャネル27〜29を解放するためのカウンタ2および
カウンタ3の設定値として“3”を選んだ場合について
具体的に説明する。子局12〜14は端末装置16〜1
8からデータが入力されている場合には、そのデータを
送信する。しかし、端末装置16〜18からのデータが
終了し送信すべきデータがなくなった場合には、データ
の送信を停止する。結果として、基地局11はデータを
受信できなくなり、受信状態情報として受信失敗つまり
NAKを子局12〜14に対して送信する。子局12〜
14ではこの受信状態情報NAKを受信し、その連続回
数をカウンタ2にてカウントする。このカウンタ値が所
定の回数“3”未満の場合には、通常にデータを送信可
能であるが、連続したACK未受信により設定回数3回
に達した段階で、該当するユーザ情報チャネルに対する
データの送信を停止し、解放する。
め、子局12〜14はカウンタ2を、基地局11がカウ
ンタ3を持つ場合について説明する。この第六実施例
は、上述の各実施例を組合せて利用できる。図13に、
本発明第六実施例における子局12〜14のデータ送信
停止に伴う受信状態情報(ACK)未受信によるユーザ
情報チャネル27〜29の解放処理のシーケンス図を示
す。なお、ここでは説明を簡単にするため、ユーザ情報
チャネル27〜29を解放するためのカウンタ2および
カウンタ3の設定値として“3”を選んだ場合について
具体的に説明する。子局12〜14は端末装置16〜1
8からデータが入力されている場合には、そのデータを
送信する。しかし、端末装置16〜18からのデータが
終了し送信すべきデータがなくなった場合には、データ
の送信を停止する。結果として、基地局11はデータを
受信できなくなり、受信状態情報として受信失敗つまり
NAKを子局12〜14に対して送信する。子局12〜
14ではこの受信状態情報NAKを受信し、その連続回
数をカウンタ2にてカウントする。このカウンタ値が所
定の回数“3”未満の場合には、通常にデータを送信可
能であるが、連続したACK未受信により設定回数3回
に達した段階で、該当するユーザ情報チャネルに対する
データの送信を停止し、解放する。
【0048】また、基地局11では、子局12〜14か
らのデータの受信状況を確認する際に、データの受信が
なされなかった場合には自局の持つカウンタ3をカウン
トアップする。このカウンタ値が所定の回数“3”に達
したところで、基地局11はユーザ情報チャネル27〜
29の解放処理を行う。なお、ユーザ情報チャネル27
〜29の解放のために設定される子局12〜14および
基地局11の持つ所定のカウンタ値は、子局12〜14
と基地局11は等しい値に設定される。
らのデータの受信状況を確認する際に、データの受信が
なされなかった場合には自局の持つカウンタ3をカウン
トアップする。このカウンタ値が所定の回数“3”に達
したところで、基地局11はユーザ情報チャネル27〜
29の解放処理を行う。なお、ユーザ情報チャネル27
〜29の解放のために設定される子局12〜14および
基地局11の持つ所定のカウンタ値は、子局12〜14
と基地局11は等しい値に設定される。
【0049】引き続き子局12〜14がカウンタ2を、
基地局11がカウンタ3を持つ場合について説明する。
図14に本発明第六実施例における受信状態情報(AC
K)未受信によるユーザ情報チャネル27〜29の解放
処理のシーケンス図を示す。なお、ここでも説明を簡単
にするため、回線を解放するためのカウンタ2、カウン
タ3の設定値として“3”を選んだ場合について具体的
に説明する。
基地局11がカウンタ3を持つ場合について説明する。
図14に本発明第六実施例における受信状態情報(AC
K)未受信によるユーザ情報チャネル27〜29の解放
処理のシーケンス図を示す。なお、ここでも説明を簡単
にするため、回線を解放するためのカウンタ2、カウン
タ3の設定値として“3”を選んだ場合について具体的
に説明する。
【0050】基地局11はデータを受信するとその旨を
示す受信状態情報として受信成功つまりACKを子局1
2〜14に対して送信する。また、データを受信できな
かった場合にはその旨を示す受信状態情報として受信失
敗つまりNAKを子局12〜14に対して送信する。子
局12〜14ではこの受信状態情報を受信し、NAKを
受信した場合またはACKが伝送路上での符号誤りなど
の理由により受信できなかった場合には、ACK受信の
行われなかった連続回数をカウンタ2にてカウントす
る。このカウンタ値が所定の回数“3”未満の場合に
は、通常にデータを送信可能であるが、連続したACK
未受信により設定回数3回に達した段階で、該当するユ
ーザ情報チャネル27〜29のうちのいずれかのユーザ
情報チャネルに対するデータの送信を停止して解放す
る。
示す受信状態情報として受信成功つまりACKを子局1
2〜14に対して送信する。また、データを受信できな
かった場合にはその旨を示す受信状態情報として受信失
敗つまりNAKを子局12〜14に対して送信する。子
局12〜14ではこの受信状態情報を受信し、NAKを
受信した場合またはACKが伝送路上での符号誤りなど
の理由により受信できなかった場合には、ACK受信の
行われなかった連続回数をカウンタ2にてカウントす
る。このカウンタ値が所定の回数“3”未満の場合に
は、通常にデータを送信可能であるが、連続したACK
未受信により設定回数3回に達した段階で、該当するユ
ーザ情報チャネル27〜29のうちのいずれかのユーザ
情報チャネルに対するデータの送信を停止して解放す
る。
【0051】また、基地局11では上記と同様に、子局
12〜14からのデータの受信状況を確認する際に、デ
ータの受信がなされなかった場合には自局の持つカウン
タ3をカウントアップする。このカウンタ値が所定の回
数“3”に達したところで、基地局11はユーザ情報チ
ャネル27〜29の解放処理を行う。なお、ユーザ情報
チャネル27〜29の解放のために設定される子局12
〜14および基地局11の持つ所定のカウンタ値は、子
局12〜14と基地局11は等しい値に設定される。
12〜14からのデータの受信状況を確認する際に、デ
ータの受信がなされなかった場合には自局の持つカウン
タ3をカウントアップする。このカウンタ値が所定の回
数“3”に達したところで、基地局11はユーザ情報チ
ャネル27〜29の解放処理を行う。なお、ユーザ情報
チャネル27〜29の解放のために設定される子局12
〜14および基地局11の持つ所定のカウンタ値は、子
局12〜14と基地局11は等しい値に設定される。
【0052】また、図15に、本発明第六実施例におけ
る受信状態情報としてNAKを送信することによるユー
ザ情報チャネル27〜29の強制解放のシーケンス図を
示す。なお、ここでも説明の都合上、カウンタの設定値
を3回とした場合の例で説明する。
る受信状態情報としてNAKを送信することによるユー
ザ情報チャネル27〜29の強制解放のシーケンス図を
示す。なお、ここでも説明の都合上、カウンタの設定値
を3回とした場合の例で説明する。
【0053】通常、基地局11はデータを受信すると子
局12〜14に対して受信状態情報として受信を表すA
CKを送信する。しかし、何らかの理由により基地局1
1において、使用しているユーザ情報チャネルの解放の
要求が生じた場合に、基地局11は子局12〜14に対
して、データ未受信を表す受信状態情報NAKを送信す
る。基地局11においては該当するユーザ情報チャネル
に対するデータ受信が未受信であったものとして扱い、
このNAKの連続送信回数をカウンタ3でカウントし、
設定回数に達した段階で該当するユーザ情報チャネルの
解放とする。子局12〜14においてはACKの受信が
行われなかった場合、その連続回数をカウンタ2でカウ
ントし、設定回数に達した段階で、該当するユーザ情報
チャネルが解放されたものとしてデータの送信を停止す
る。
局12〜14に対して受信状態情報として受信を表すA
CKを送信する。しかし、何らかの理由により基地局1
1において、使用しているユーザ情報チャネルの解放の
要求が生じた場合に、基地局11は子局12〜14に対
して、データ未受信を表す受信状態情報NAKを送信す
る。基地局11においては該当するユーザ情報チャネル
に対するデータ受信が未受信であったものとして扱い、
このNAKの連続送信回数をカウンタ3でカウントし、
設定回数に達した段階で該当するユーザ情報チャネルの
解放とする。子局12〜14においてはACKの受信が
行われなかった場合、その連続回数をカウンタ2でカウ
ントし、設定回数に達した段階で、該当するユーザ情報
チャネルが解放されたものとしてデータの送信を停止す
る。
【0054】(第七実施例)子局12〜14は、図1に
示すように、自局に割当てられたTDMAフレーム内の
ユーザ情報チャネルをビットのON/OFFによって記
述したテーブル40を持つ。
示すように、自局に割当てられたTDMAフレーム内の
ユーザ情報チャネルをビットのON/OFFによって記
述したテーブル40を持つ。
【0055】図16に本発明第七実施例におけるユーザ
情報チャネル27〜29の割当てデータテーブルの更新
手順を示す。図16では、説明を簡単にするためにユー
ザ情報チャネル27〜29の受信状態を3TDMAフレ
ームに渡り記録し、これを用いて一連の処理を行う場合
の例を示した。また、ユーザ情報チャネル数は8として
いる。
情報チャネル27〜29の割当てデータテーブルの更新
手順を示す。図16では、説明を簡単にするためにユー
ザ情報チャネル27〜29の受信状態を3TDMAフレ
ームに渡り記録し、これを用いて一連の処理を行う場合
の例を示した。また、ユーザ情報チャネル数は8として
いる。
【0056】図1のTDMA装置10Mに示したテーブ
ル40内には、図16に示すように、受信状態情報の記
録テーブル130、受信状態情報の記録テーブル130
の論理和テーブル131、直前のフレームにおけるユー
ザ情報チャネル27〜29の割当データテーブル13
2、基地局から新たに子局に対して使用を許可するユー
ザ情報チャネル27〜29の位置を示した新規回線割当
情報テーブル133、更新されたユーザ情報チャネル2
7〜29の割当データテーブル134が設けられてい
る。これらの情報は全てビットマップ形式で記述されて
いるものとし、新規回線割当情報および割当データテー
ブルでは“1”が該当チャネルの使用を示し、“0”が
不使用を示し、受信状態情報では“1”が受信成功(A
CK)を示し、“0”が受信失敗(NAK)を示してい
る。
ル40内には、図16に示すように、受信状態情報の記
録テーブル130、受信状態情報の記録テーブル130
の論理和テーブル131、直前のフレームにおけるユー
ザ情報チャネル27〜29の割当データテーブル13
2、基地局から新たに子局に対して使用を許可するユー
ザ情報チャネル27〜29の位置を示した新規回線割当
情報テーブル133、更新されたユーザ情報チャネル2
7〜29の割当データテーブル134が設けられてい
る。これらの情報は全てビットマップ形式で記述されて
いるものとし、新規回線割当情報および割当データテー
ブルでは“1”が該当チャネルの使用を示し、“0”が
不使用を示し、受信状態情報では“1”が受信成功(A
CK)を示し、“0”が受信失敗(NAK)を示してい
る。
【0057】まず、ユーザ情報チャネル27〜29のう
ち、子局12〜14に2番および6番の2つのユーザ情
報チャネルが既に割当てられている状況を想定する。し
たがって、子局12〜14では2番および6番のユーザ
情報チャネルを用いてデータ送信を行っている。一方、
基地局側ではこの両方のユーザ情報チャネルの受信状態
を確認し、受信状態情報を子局に返送する。図16で
は、その後入力トラヒック量が増加し、基地局11が現
状では回線容量が不足と判断して、新たに1番のユーザ
情報チャネルを追加割当てするように新規回線割当情報
テーブル133にて指示を出している。
ち、子局12〜14に2番および6番の2つのユーザ情
報チャネルが既に割当てられている状況を想定する。し
たがって、子局12〜14では2番および6番のユーザ
情報チャネルを用いてデータ送信を行っている。一方、
基地局側ではこの両方のユーザ情報チャネルの受信状態
を確認し、受信状態情報を子局に返送する。図16で
は、その後入力トラヒック量が増加し、基地局11が現
状では回線容量が不足と判断して、新たに1番のユーザ
情報チャネルを追加割当てするように新規回線割当情報
テーブル133にて指示を出している。
【0058】割当テーブルの更新のための演算として
は、受信状態情報内の各バースト毎のビットに対し論理
和をとり、受信状態情報の論理和テーブル131を作成
する。次に割当データテーブル132と前記受信状態情
報の論理和テーブル131との間で論理積をとり、現在
割当中のユーザ情報チャネルを継続して使用するかどう
かの判断を行う。さらに、この論理積の演算結果と新規
回線割当情報テーブル133の各バースト毎のビットに
対し論理和をとることにより、次のTDMAフレームに
使用するユーザ情報チャネルを示した新規割当データテ
ーブル134を更新する。この操作により、新たに1
番、2番、6番のユーザ情報チャネルを割当てる新規割
当データテーブル134が作られる。
は、受信状態情報内の各バースト毎のビットに対し論理
和をとり、受信状態情報の論理和テーブル131を作成
する。次に割当データテーブル132と前記受信状態情
報の論理和テーブル131との間で論理積をとり、現在
割当中のユーザ情報チャネルを継続して使用するかどう
かの判断を行う。さらに、この論理積の演算結果と新規
回線割当情報テーブル133の各バースト毎のビットに
対し論理和をとることにより、次のTDMAフレームに
使用するユーザ情報チャネルを示した新規割当データテ
ーブル134を更新する。この操作により、新たに1
番、2番、6番のユーザ情報チャネルを割当てる新規割
当データテーブル134が作られる。
【0059】なお、ユーザ情報チャネルの割当テーブル
の更新方法の一例を示したものであり、受信状態情報を
省略したり、これらの情報の過去の履歴を組み合わせて
更新する方法なども考えられる。また、ここでは割当デ
ータテーブル、受信状態情報、新規回線割当情報の全て
がビットマップ形式で表現されている場合について説明
したが、異なる形式で記述されている場合には今回のよ
うな表現にいったん変換してから処理を行えば同様の処
理が可能である。
の更新方法の一例を示したものであり、受信状態情報を
省略したり、これらの情報の過去の履歴を組み合わせて
更新する方法なども考えられる。また、ここでは割当デ
ータテーブル、受信状態情報、新規回線割当情報の全て
がビットマップ形式で表現されている場合について説明
したが、異なる形式で記述されている場合には今回のよ
うな表現にいったん変換してから処理を行えば同様の処
理が可能である。
【0060】(第八実施例)本発明第八実施例を図17
を参照して説明する。図17は本発明第八実施例のTD
MA通信方式の全体構成図である。本発明第八実施例
は、本発明第一〜第七実施例において説明したTDMA
通信方式を有線回線を用いて実現するものである。端末
装置16〜18はそれぞれ子局141〜143に収容さ
れ、各子局141〜143は光ファイバ144および全
方向結合器145を介して基地局140に接続されてい
る。この全方向結合器145では、全ての波長が全ての
分岐路に供給される。前述した無線回線を用いたTDM
A通信方式は、この有線回線を用いたTDMA通信方式
においても同様に説明することができる。
を参照して説明する。図17は本発明第八実施例のTD
MA通信方式の全体構成図である。本発明第八実施例
は、本発明第一〜第七実施例において説明したTDMA
通信方式を有線回線を用いて実現するものである。端末
装置16〜18はそれぞれ子局141〜143に収容さ
れ、各子局141〜143は光ファイバ144および全
方向結合器145を介して基地局140に接続されてい
る。この全方向結合器145では、全ての波長が全ての
分岐路に供給される。前述した無線回線を用いたTDM
A通信方式は、この有線回線を用いたTDMA通信方式
においても同様に説明することができる。
【0061】(実施例まとめ)本発明第一〜第六実施例
によれば、広帯域、容量可変の通信のアクセス系におい
て、基地局11が端末装置16〜18から子局12〜1
4に入力されたトラヒック量に合わせて回線容量の設定
を行い、かつ、入力トラヒック量の変化に合わせてリア
ルタイムで回線容量の変更を行い、効率的な通信回線の
利用が可能となる。また、子局12〜14のデータ送信
完了による自律的な送信停止により回線解放および子局
12〜14のデータ量減による自律的な回線容量の増減
により、激しいトラヒック変動がある場合でも効率的な
通信回線リソースの管理が可能となる。さらに、回線設
定時の処理をハードウェア処理化するとともに、従来の
ようなハンドシェイクを簡略化したことで回線設定に必
要となる接続遅延を非常に短くすることが可能となり、
また、回線解放の手順も大幅に簡略化することが可能と
なる。これらの制御の簡略化は、高速処理への対応とと
もに、基地局の負荷の軽減とハードウェア規模の縮小を
導く効果を合わせ持つ。また、回線解放および回線容量
削減のための基地局および子局でのカウンタ設定値を適
切な値とすることで、高い回線使用効率、制御情報損失
に対する安定性、制御情報損失による遅延発生の抑制効
果を実現することが可能となる。
によれば、広帯域、容量可変の通信のアクセス系におい
て、基地局11が端末装置16〜18から子局12〜1
4に入力されたトラヒック量に合わせて回線容量の設定
を行い、かつ、入力トラヒック量の変化に合わせてリア
ルタイムで回線容量の変更を行い、効率的な通信回線の
利用が可能となる。また、子局12〜14のデータ送信
完了による自律的な送信停止により回線解放および子局
12〜14のデータ量減による自律的な回線容量の増減
により、激しいトラヒック変動がある場合でも効率的な
通信回線リソースの管理が可能となる。さらに、回線設
定時の処理をハードウェア処理化するとともに、従来の
ようなハンドシェイクを簡略化したことで回線設定に必
要となる接続遅延を非常に短くすることが可能となり、
また、回線解放の手順も大幅に簡略化することが可能と
なる。これらの制御の簡略化は、高速処理への対応とと
もに、基地局の負荷の軽減とハードウェア規模の縮小を
導く効果を合わせ持つ。また、回線解放および回線容量
削減のための基地局および子局でのカウンタ設定値を適
切な値とすることで、高い回線使用効率、制御情報損失
に対する安定性、制御情報損失による遅延発生の抑制効
果を実現することが可能となる。
【0062】以上、本発明第一〜第六実施例に説明して
きたTDMA通信方式以外の多元接続の方式としては、
周波数分割多元接続(FDMA:Freqency Division Multiple
Access)方式、符号分割多元接続(CDMA:Code Division
Multiple Access)方式などが挙げられるが、回線割当て
の処理はTDMA通信方式の場合と同様である。また、
図17に示した有線回線を用いる場合でも、基地局にて
信号を単純に合成または分配することにより、上述の方
式と同様の処理を行うことが可能である。
きたTDMA通信方式以外の多元接続の方式としては、
周波数分割多元接続(FDMA:Freqency Division Multiple
Access)方式、符号分割多元接続(CDMA:Code Division
Multiple Access)方式などが挙げられるが、回線割当て
の処理はTDMA通信方式の場合と同様である。また、
図17に示した有線回線を用いる場合でも、基地局にて
信号を単純に合成または分配することにより、上述の方
式と同様の処理を行うことが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信回線の設定および解放処理の高速化および簡略化を
図ることができる。これにより、データのトラヒック量
に合わせて柔軟に通信回線の割当状態を変更可能とする
ことができる。また、電波の有効利用を図ることができ
る。
通信回線の設定および解放処理の高速化および簡略化を
図ることができる。これにより、データのトラヒック量
に合わせて柔軟に通信回線の割当状態を変更可能とする
ことができる。また、電波の有効利用を図ることができ
る。
【図1】本発明第一実施例の子局側のTDMA装置のブ
ロック構成図。
ロック構成図。
【図2】本発明第一実施例の基地局側のTDMA装置の
ブロック構成図。
ブロック構成図。
【図3】本発明第一実施例の基地局側の回線制御部の要
部ブロック構成図。
部ブロック構成図。
【図4】本発明第一実施例における回線設定処理のシー
ケンス図。
ケンス図。
【図5】本発明第二実施例のユーザ情報チャネルの解放
処理のシーケンス図。
処理のシーケンス図。
【図6】本発明第三実施例の子局側の回線制御部の要部
ブロック構成図。
ブロック構成図。
【図7】本発明第三実施例におけるカウンタの処理フロ
ーを示す図。
ーを示す図。
【図8】本発明第四実施例の子局側の回線制御部のブロ
ック構成図。
ック構成図。
【図9】本発明第四実施例におけるカウンタの処理フロ
ーを示す図。
ーを示す図。
【図10】本発明第五実施例の基地局側の回線制御部の
ブロック構成図。
ブロック構成図。
【図11】本発明第五実施例におけるカウンタの処理フ
ローを示す図。
ローを示す図。
【図12】本発明第五実施例におけるユーザ情報チャネ
ルの解放処理のシーケンス図。
ルの解放処理のシーケンス図。
【図13】本発明第六実施例における子局のデータ送信
停止に伴う受信状態情報未受信によるユーザ情報チャネ
ルの解放処理のシーケンス図。
停止に伴う受信状態情報未受信によるユーザ情報チャネ
ルの解放処理のシーケンス図。
【図14】本発明第六実施例における受信状態情報未受
信によるユーザ情報チャネルの解放処理のシーケンス
図。
信によるユーザ情報チャネルの解放処理のシーケンス
図。
【図15】本発明第六実施例における受信状態情報とし
てNAKを送信することによるユーザ情報チャネルの強
制解放のシーケンス図。
てNAKを送信することによるユーザ情報チャネルの強
制解放のシーケンス図。
【図16】本発明第七実施例におけるユーザ情報チャネ
ルの割当てデータテーブルの更新手順を示す図。
ルの割当てデータテーブルの更新手順を示す図。
【図17】本発明第八実施例のTDMA通信方式の全体
構成図。
構成図。
【図18】DA−TDMA通信方式の全体構成図。
【図19】TDMAフレームの構成図。
【図20】従来例の子局および基地局に備えられたTD
MA装置のブロック構成図。
MA装置のブロック構成図。
【図21】従来例のTDMA通信方式における回線設定
処理のシーケンス図。
処理のシーケンス図。
【図22】従来例のTDMA通信方式における回線解放
処理のシーケンス図。
処理のシーケンス図。
1、2、3 カウンタ 4 受信状態判定部 10、10M、10B TDMA装置 11、140 基地局 12〜14、141〜143 子局 16〜18 端末装置 19 制御信号部 20 データバースト部 21〜23 基地局制御チャネル 24〜26 子局制御チャネル 27〜29 ユーザ情報チャネル 30、30M、30B 入力部 31、31M、31B バッファメモリ 32、32M、32B プリアンブル生成部 33、33M、33B TDMAフレーム生成部 34、34M、34B 送信部 35、35M、35B 受信部 36、36M、36B TDMAフレーム分解部 37、37M、37B ユーザ情報処理部 38、38M、38B 出力部 39、39M、39B 回線制御部 40 テーブル 50 割当処理部 60M、60B 入力トラヒック測定部 61M、61B 入力トラヒック監視部 130 受信状態情報テーブル 131 受信状態情報の論理和テーブル 132 割当データテーブル 133 新規回線割当情報テーブル 134 新規割当データテーブル 144 光ファイバ 145 全方向結合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅比良 正弘 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の端末装置と、この複数の端末装置
がそれぞれ収容された複数の子局と、この複数の子局と
通信回線を介して接続される一つの基地局とを備え、前
記基地局および前記子局には、接続要求にしたがってそ
の子局およびその基地局の間に前記通信回線を設定する
手段を備えたTDMA通信方式において、 前記子局は、前記端末装置から送信されたデータ量およ
びバッファ量からトラヒックに対応する量を測定する手
段と、その測定結果を前記基地局に通知する手段とを備
え、 前記基地局は、この通知された測定結果にしたがってタ
イムスロット単位で前記通信回線を適応的に割当てると
ともにその子局に割当てたタイムスロット位置を通知す
る手段を備え、 さらに、この通知を受けた子局は、その割当てられたタ
イムスロット位置を記憶する手段と、その割当てられた
タイムスロット位置にデータ信号を直ちに送信する手段
とを備え、 前記基地局は、前記子局から到来するトラヒックに対応
する量を監視する手段と、その監視の結果タイムスロッ
トが不足するときその子局に新たにタイムスロットを割
当てる手段と、割当てたタイムスロット位置をその子局
に通知する手段とを備えたことを特徴とするTDMA通
信方式。 - 【請求項2】 前記子局には、送信すべきデータ量の減
少にしたがって割当てられたタイムスロットのうち使用
するタイムスロットの数を自律的に減少させる手段を備
えた請求項1記載のTDMA通信方式。 - 【請求項3】 前記子局には、その子局に割当てられた
タイムスロットのうちnフレームにわたり使われないタ
イムスロットを自律的に前記タイムスロット位置を記憶
する手段から削除する手段を備えた請求項2記載のTD
MA通信方式。 - 【請求項4】 前記基地局には、前記タイムスロットに
データ信号が連続してmフレームにわたり到来しないこ
とにより(mは1以上の整数)そのタイムスロットの割
当てを解除する手段を備えた請求項2または3記載のT
DMA通信方式。 - 【請求項5】 前記基地局は、タイムスロットが割当て
られた子局から送信されるデータ信号のタイムスロット
毎の受信結果(ACKおよびNAKの別)をその子局に
通知する手段を備え、 前記子局には、この通知する手段から到来する前記受信
結果が一つのタイムスロットについてp回連続して否定
であるときに(pは1以上の整数)そのタイムスロット
を自律的に前記タイムスロット位置を記憶する手段から
削除する手段を備えた請求項2ないし4のいずれかに記
載のTDMA通信方式。 - 【請求項6】 前記基地局は、タイムスロットが割当て
られた子局から送信されるデータ信号のタイムスロット
毎の受信結果をその子局に通知する手段を備え、 前記子局には、前記タイムスロット位置を記憶する手段
としてビット列からなるテーブルを備え、前記受信結果
をビット列として記録し前記タイムスロット位置を記憶
する手段を変更する論理演算手段を備えた請求項1記載
のTDMA通信方式。 - 【請求項7】 前記論理演算手段は、連続する複数のフ
レームにわたり前記受信結果をビット列として記録する
手段と、その複数のフレームの対応するタイムスロット
についてそのビット列の論理和をとる手段と、この論理
和と前記テーブルの対応するタイムスロットの論理積を
とる手段とを含む請求項6記載のTDMA通信方式。 - 【請求項8】 前記論理演算手段は、前記論理積と新た
に割当てを獲得するタイムスロットを一つのフレームに
ついてビット列で表示した新規割当て情報との対応する
タイムスロットについての論理和をとり、その論理和を
前記テーブルと置き換える手段を含む請求項7記載のT
DMA通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016142A JPH09214459A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | Tdma通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016142A JPH09214459A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | Tdma通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214459A true JPH09214459A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11908255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8016142A Pending JPH09214459A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | Tdma通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09214459A (ja) |
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-
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- 1996-01-31 JP JP8016142A patent/JPH09214459A/ja active Pending
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