JP3359765B2 - 無線lanシステム - Google Patents
無線lanシステムInfo
- Publication number
- JP3359765B2 JP3359765B2 JP32670494A JP32670494A JP3359765B2 JP 3359765 B2 JP3359765 B2 JP 3359765B2 JP 32670494 A JP32670494 A JP 32670494A JP 32670494 A JP32670494 A JP 32670494A JP 3359765 B2 JP3359765 B2 JP 3359765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- terminal
- communication
- control station
- channels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線LAN(Local
Area Network)システムに関する。
Area Network)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線を用いたコンピュータネットワーク
の実現方法は、大きく分けて制御局の存在する集中管理
方式と制御局の存在しない分散管理方式の二種類に分け
られる。前者は制御局がアクセス制御を行なうことで衝
突を回避する方法であり、後者はネットワーク内の各局
が衝突検出・制御を行なう方式である。更に、ハイブリ
ッド方式として、制御系は集中方式、データ系は分散方
式で管理を行なう方法も知られている。また、その際使
われるチャネルに関しては制御チャネル、データ転送用
に複数チャネルを用意しているものが知られている。
の実現方法は、大きく分けて制御局の存在する集中管理
方式と制御局の存在しない分散管理方式の二種類に分け
られる。前者は制御局がアクセス制御を行なうことで衝
突を回避する方法であり、後者はネットワーク内の各局
が衝突検出・制御を行なう方式である。更に、ハイブリ
ッド方式として、制御系は集中方式、データ系は分散方
式で管理を行なう方法も知られている。また、その際使
われるチャネルに関しては制御チャネル、データ転送用
に複数チャネルを用意しているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、無線を
用いたネットワークシステムには、複数のデータチャネ
ルを用いるものが提案されている。しかし、このシステ
ムでは既に通信中である端末に対する通信を行なうこと
ができない。このような場合、相手先がビジーで接続が
失敗し、端末側の上位レベルのプロトコル(またはアプ
リケーション)で再接続を試みるのが一般的である。と
ころが、無線ネットワーク周波数が高くなるに従って帯
域も広くなり、データ転送速度も飛躍的に速くなってい
る。このようなシステムでは、ある局に対して同時に出
された複数の接続要求を可能な限り制御局内で処理した
方が処理速度が短くて済む。また、音声データなど、時
間的制約のあるデータ通信に関しては優先的に処理を行
ない、要求時間以内に接続できないなら接続失敗を端末
に返してやる必要がある。
用いたネットワークシステムには、複数のデータチャネ
ルを用いるものが提案されている。しかし、このシステ
ムでは既に通信中である端末に対する通信を行なうこと
ができない。このような場合、相手先がビジーで接続が
失敗し、端末側の上位レベルのプロトコル(またはアプ
リケーション)で再接続を試みるのが一般的である。と
ころが、無線ネットワーク周波数が高くなるに従って帯
域も広くなり、データ転送速度も飛躍的に速くなってい
る。このようなシステムでは、ある局に対して同時に出
された複数の接続要求を可能な限り制御局内で処理した
方が処理速度が短くて済む。また、音声データなど、時
間的制約のあるデータ通信に関しては優先的に処理を行
ない、要求時間以内に接続できないなら接続失敗を端末
に返してやる必要がある。
【0004】有線ネットワークではコンテンションベー
スのバス型(共有型)ネットワークシステムのスループ
ットの悪さを改善するためにスイッチングハブと呼ばれ
る装置が提供されている。これは各端末と接続するポー
トと高速スイッチング機能を持った装置であり、端末か
らの接続要求によってポート間を接続することができ
る。有線ネットワークでは端末が増えた場合でも、スイ
ッチング回路およびポートの増設で対応できる。しか
し、無線の場合は使用できる帯域に限りがあり、単純に
各端末に1つずつチャネルを割り当てるだけではすぐに
帯域を使い切ってしまう。例えば、100MHzの帯域
を1チャネル10MHzで分割した場合は最大でも10
チャネルしか取れず、10台の端末しかつなげないこと
になる。
スのバス型(共有型)ネットワークシステムのスループ
ットの悪さを改善するためにスイッチングハブと呼ばれ
る装置が提供されている。これは各端末と接続するポー
トと高速スイッチング機能を持った装置であり、端末か
らの接続要求によってポート間を接続することができ
る。有線ネットワークでは端末が増えた場合でも、スイ
ッチング回路およびポートの増設で対応できる。しか
し、無線の場合は使用できる帯域に限りがあり、単純に
各端末に1つずつチャネルを割り当てるだけではすぐに
帯域を使い切ってしまう。例えば、100MHzの帯域
を1チャネル10MHzで分割した場合は最大でも10
チャネルしか取れず、10台の端末しかつなげないこと
になる。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためのもの
で、その目的は、同一局への複数接続要求を許し、時間
的制約のあるデータの通信を可能にし、限られた資源で
ある電波を有効利用することで収容端末数が多く、通信
速度を動的に変えることができる柔軟性の高いネットワ
ークシステムを提供することにある。
で、その目的は、同一局への複数接続要求を許し、時間
的制約のあるデータの通信を可能にし、限られた資源で
ある電波を有効利用することで収容端末数が多く、通信
速度を動的に変えることができる柔軟性の高いネットワ
ークシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)制御局と該制御局以外の複数の局
(端末)とからなる無線を用いたコンピュータネットワ
ークであって、前記制御局はアクセス制御を行う通信に
用いる周波数帯域を複数のチャネルグループに分割し、
前記複数の端末はいくつかのグループに分割されかつ各
端末は前記チャネルグループのいずれかに属し、各端末
は自分の属するグループのチャネル分の送受信チャネ
ル、及び、どのグループにも属さないリザーブチャネル
を有すること、更には、(2)緊急度の高いデータ通信
を行なうときは前記リザーブチャネルを用いること、或
いは、(3)ある端末の通信データ量が大きい時、制御
局は当該端末に複数のチャネルを割り当てることで帯域
を増やすこと、或いは、(4)ある端末局の通信データ
量が大きい時、制御局は当該端末局に前記リザーブチャ
ネルを割り当てることで帯域を増やすことを特徴とした
ものである。
決するために、(1)制御局と該制御局以外の複数の局
(端末)とからなる無線を用いたコンピュータネットワ
ークであって、前記制御局はアクセス制御を行う通信に
用いる周波数帯域を複数のチャネルグループに分割し、
前記複数の端末はいくつかのグループに分割されかつ各
端末は前記チャネルグループのいずれかに属し、各端末
は自分の属するグループのチャネル分の送受信チャネ
ル、及び、どのグループにも属さないリザーブチャネル
を有すること、更には、(2)緊急度の高いデータ通信
を行なうときは前記リザーブチャネルを用いること、或
いは、(3)ある端末の通信データ量が大きい時、制御
局は当該端末に複数のチャネルを割り当てることで帯域
を増やすこと、或いは、(4)ある端末局の通信データ
量が大きい時、制御局は当該端末局に前記リザーブチャ
ネルを割り当てることで帯域を増やすことを特徴とした
ものである。
【0007】
【作用】動的に変化するネットワーク使用状況に応じて
使用可能チャネル数が変わる、柔軟なネットワークシス
テムを提供する。
使用可能チャネル数が変わる、柔軟なネットワークシス
テムを提供する。
【0008】
【実施例】例1 図1は、本発明が適用されるネットワークシステムの構
成を示す図で、図中、10は制御局、11は交換機能ブ
ロック、12は制御部、201〜20nは端末(制御局
以外の局)、RX1〜RXnはデータチャネル受信部なら
びに復調部、TX1〜TXnはデータチャネルの送信部な
らびに変調部、TRX1〜TRXnはデータチャネルの送
受信部、TRXcは制御チャネルの送受信部である。図
2は、通信要求ブロックの待ち行列の一例を示したもの
で、通信用に割り当てられている帯域を何チャネルかに
分割し、各無線端末にデータ通信用としてそれぞれ1つ
ずつ割り振る。1チャネルは制御用であり、すべての局
がアクセスできる。制御局はすべてのデータチャネルお
よび制御チャネルのアクセスが可能である。制御局はす
べての入力チャネルから入ってくるデータを任意の出力
チャネルに接続する機能を備えている。
成を示す図で、図中、10は制御局、11は交換機能ブ
ロック、12は制御部、201〜20nは端末(制御局
以外の局)、RX1〜RXnはデータチャネル受信部なら
びに復調部、TX1〜TXnはデータチャネルの送信部な
らびに変調部、TRX1〜TRXnはデータチャネルの送
受信部、TRXcは制御チャネルの送受信部である。図
2は、通信要求ブロックの待ち行列の一例を示したもの
で、通信用に割り当てられている帯域を何チャネルかに
分割し、各無線端末にデータ通信用としてそれぞれ1つ
ずつ割り振る。1チャネルは制御用であり、すべての局
がアクセスできる。制御局はすべてのデータチャネルお
よび制御チャネルのアクセスが可能である。制御局はす
べての入力チャネルから入ってくるデータを任意の出力
チャネルに接続する機能を備えている。
【0009】ある無線端末局Aが他の局(端末)Bと通
信を行なうときは制御チャネルを用いて制御局に通信要
求を出す。通信要求の中には自局のアドレスおよび通信
要求先のアドレスが含まれている。これを受けた制御局
は端末Aに割り振りられたチャネルと端末Bに割り振ら
れたチャネルを接続するように制御局内の交換機能を設
定する。更に、制御局は通信要求元に制御チャネルを用
いて応答を返す。これによって要求元は接続が確立した
ことがわかるのでデータチャネルを用いて通信を行な
う。通信が終了したときは制御チャネルを用いて制御局
に対して通信完了を伝える。これにより、制御局は端末
Aに割り振られたチャネルと端末Bに割り振られたチャ
ネルの接続を解除するように交換機能を設定を行なう。
信を行なうときは制御チャネルを用いて制御局に通信要
求を出す。通信要求の中には自局のアドレスおよび通信
要求先のアドレスが含まれている。これを受けた制御局
は端末Aに割り振りられたチャネルと端末Bに割り振ら
れたチャネルを接続するように制御局内の交換機能を設
定する。更に、制御局は通信要求元に制御チャネルを用
いて応答を返す。これによって要求元は接続が確立した
ことがわかるのでデータチャネルを用いて通信を行な
う。通信が終了したときは制御チャネルを用いて制御局
に対して通信完了を伝える。これにより、制御局は端末
Aに割り振られたチャネルと端末Bに割り振られたチャ
ネルの接続を解除するように交換機能を設定を行なう。
【0010】もし、端末Bが他の局と通信中であれば、
制御局は通信要求ブロックを作り、通信待ち行列の再後
尾に挿入する(図2)。通信要求ブロックは自局と相手
先のアドレスを記したデータ構造である。端末Bまたは
該端末Bと通信中であった局から通信完了が制御局に伝
えられると制御局は通信待ち行列の先頭から通信要求ブ
ロックを取り出し、通信要求元と接続を行なう。更に、
その後、制御チャネルを用いて応答信号を返し、要求元
に接続が確立したことを知らせる。
制御局は通信要求ブロックを作り、通信待ち行列の再後
尾に挿入する(図2)。通信要求ブロックは自局と相手
先のアドレスを記したデータ構造である。端末Bまたは
該端末Bと通信中であった局から通信完了が制御局に伝
えられると制御局は通信待ち行列の先頭から通信要求ブ
ロックを取り出し、通信要求元と接続を行なう。更に、
その後、制御チャネルを用いて応答信号を返し、要求元
に接続が確立したことを知らせる。
【0011】例2 前記例1によれば、複数の接続要求を制御局で処理する
ことがきた。この例2は、更に優先度を持った通信デー
タを処理できるように、通信要求ブロックに優先度のフ
ィールドを設ける。図3は、上述の通信要求ブロックの
待ち行列を示したもので、図3において、P1≧P2≧
Pnである。ある局が通信要求を出す時は自局と相手局
のアドレスの他に優先度pをつける。もし、相手先が通
信中であれば待ち行列を先頭から調べていって、pより
小さい優先度を持つ最初のブロックの直前に挿入する。
ことがきた。この例2は、更に優先度を持った通信デー
タを処理できるように、通信要求ブロックに優先度のフ
ィールドを設ける。図3は、上述の通信要求ブロックの
待ち行列を示したもので、図3において、P1≧P2≧
Pnである。ある局が通信要求を出す時は自局と相手局
のアドレスの他に優先度pをつける。もし、相手先が通
信中であれば待ち行列を先頭から調べていって、pより
小さい優先度を持つ最初のブロックの直前に挿入する。
【0012】例3 この例3においては、制御局は十分短い時間を最小単位
とするタイマを具備し、単位時間ごとに割り込みがかか
る。タイマから割り込みがかかると、それまで行なって
いた処理を中断し、あらかじめ指定しておいた制御プロ
グラムを実行する。割り込み処理の実行が終わると元の
処理に戻る。このシステムにおいて、通信要求ブロック
に更に接続要求時間のフィールドを加える。図4は、上
述の通信要求ブロックの待ち行列を示したもので、通信
要求先が既に通信中であり、通信要求元が時間m以内に
接続完了を要求している場合は、接続要求時間のフィー
ルドにmを書き込んだ通信要求ブロックを作成し、待ち
行列に接続する。割り込みがかかる度に通信待ち行列の
中の要求ブロックを見て、接続要求時間が過ぎていない
かどうかをチェックする。もし、現在の時刻が要求時間
を過ぎていたらそのブロックを外し、通信要求元に対し
て接続が失敗したことを告げる否定応答を返す。時間満
了のチェックの方法はいくつか考えられるが、その例と
して、通信要求ブロックを作る際、現在の時刻+mを書
き込み、割り込みがかかる度に現在時刻と比較する方
法、あるいはmを(接続要求時間/タイマ割り込みのか
かる間隔)として書き込んでおき、割り込みの度にすべ
ての要求ブロックの接続要求時間フィールドから1減
じ、0になったものを満了とするなどのやり方が考えら
れる。
とするタイマを具備し、単位時間ごとに割り込みがかか
る。タイマから割り込みがかかると、それまで行なって
いた処理を中断し、あらかじめ指定しておいた制御プロ
グラムを実行する。割り込み処理の実行が終わると元の
処理に戻る。このシステムにおいて、通信要求ブロック
に更に接続要求時間のフィールドを加える。図4は、上
述の通信要求ブロックの待ち行列を示したもので、通信
要求先が既に通信中であり、通信要求元が時間m以内に
接続完了を要求している場合は、接続要求時間のフィー
ルドにmを書き込んだ通信要求ブロックを作成し、待ち
行列に接続する。割り込みがかかる度に通信待ち行列の
中の要求ブロックを見て、接続要求時間が過ぎていない
かどうかをチェックする。もし、現在の時刻が要求時間
を過ぎていたらそのブロックを外し、通信要求元に対し
て接続が失敗したことを告げる否定応答を返す。時間満
了のチェックの方法はいくつか考えられるが、その例と
して、通信要求ブロックを作る際、現在の時刻+mを書
き込み、割り込みがかかる度に現在時刻と比較する方
法、あるいはmを(接続要求時間/タイマ割り込みのか
かる間隔)として書き込んでおき、割り込みの度にすべ
ての要求ブロックの接続要求時間フィールドから1減
じ、0になったものを満了とするなどのやり方が考えら
れる。
【0013】例4 一般に制御用チャネルはデータ転送用のチャネルに比
べ、流す情報量が少ないので帯域は狭い。そこで、デー
タ転送用チャネルの帯域を大きく取るために制御用チャ
ネルの周波数帯を帯域のもっと狭い別のバンドに取るこ
とが考えられる。例えば、60GHz帯の広い帯域のあ
るバンドをフルにデータ転送用に用い、制御用チャネル
は2.4GHz帯などに取るようにする。
べ、流す情報量が少ないので帯域は狭い。そこで、デー
タ転送用チャネルの帯域を大きく取るために制御用チャ
ネルの周波数帯を帯域のもっと狭い別のバンドに取るこ
とが考えられる。例えば、60GHz帯の広い帯域のあ
るバンドをフルにデータ転送用に用い、制御用チャネル
は2.4GHz帯などに取るようにする。
【0014】例5 例 1によれば、スループットの高い無線ネットワークシ
ステムを提供することができた。しかし、この方法だと
各端末に割り振られた送受信チャネルが固定的なので、
全帯域を1チャネル当りの帯域で割った数の台数、つま
り(全帯域/1チャネルの帯域)台の端末しかつなぐこ
とができない。しかし、実際にすべての端末が同時に通
信を行なうことはあまりない。そこで、すべての端末に
全チャネルの送受信部を持たせる。図5は、この例5を
説明するための図で、図中、10は制御局、201〜2
0nは端末局で、通信を行なう時は、端末局は、まず、
制御局10に対して制御チャネルを用いて通信要求を行
する。これを受け取った制御局は通信先端末局が空いて
おりかつ空きチャネルがある場合、この空きチャネルを
両方の端末局に知らせ、接続を確立して通信を行なうよ
うにする。通信が終了したら制御局に通信完了を知らせ
る。これによって制御局は使用チャネルを回収し、次の
要求に備える。この場合にも、実施例1と同様、通信要
求に優先度を持たせ、より高い優先度を持つ通信要求を
待ち行列の前方につなぐようにして、柔軟なネットワー
クを構築することができる。
ステムを提供することができた。しかし、この方法だと
各端末に割り振られた送受信チャネルが固定的なので、
全帯域を1チャネル当りの帯域で割った数の台数、つま
り(全帯域/1チャネルの帯域)台の端末しかつなぐこ
とができない。しかし、実際にすべての端末が同時に通
信を行なうことはあまりない。そこで、すべての端末に
全チャネルの送受信部を持たせる。図5は、この例5を
説明するための図で、図中、10は制御局、201〜2
0nは端末局で、通信を行なう時は、端末局は、まず、
制御局10に対して制御チャネルを用いて通信要求を行
する。これを受け取った制御局は通信先端末局が空いて
おりかつ空きチャネルがある場合、この空きチャネルを
両方の端末局に知らせ、接続を確立して通信を行なうよ
うにする。通信が終了したら制御局に通信完了を知らせ
る。これによって制御局は使用チャネルを回収し、次の
要求に備える。この場合にも、実施例1と同様、通信要
求に優先度を持たせ、より高い優先度を持つ通信要求を
待ち行列の前方につなぐようにして、柔軟なネットワー
クを構築することができる。
【0015】例6 前記例5によれば、限られた周波数帯域を有効に使い、
多数の端末間で通信を行なうネットワークシステムを提
供することができた。しかし、例5の方法によると、す
べての端末が全チャネル分の送受信部を持つので、回路
構成・制御が複雑になり、コストも高くなる。そこで、
次のような構成にする。まず、全周波数帯域に含まれる
全てのチャネルを複数のグループに分割する。ここで全
チャネル数をN、分割するグループ数をg、各グループ
に含まれるチャネル数をnとする。ここで、n≧1、N
≧g≧1である。端末が制御局に使用チャネルを要求す
る時は、制御局はその端末の属しているチャネルグルー
プの中から空いているものを選んで割り振る。通信が終
了したら使用チャネルを解放する。
多数の端末間で通信を行なうネットワークシステムを提
供することができた。しかし、例5の方法によると、す
べての端末が全チャネル分の送受信部を持つので、回路
構成・制御が複雑になり、コストも高くなる。そこで、
次のような構成にする。まず、全周波数帯域に含まれる
全てのチャネルを複数のグループに分割する。ここで全
チャネル数をN、分割するグループ数をg、各グループ
に含まれるチャネル数をnとする。ここで、n≧1、N
≧g≧1である。端末が制御局に使用チャネルを要求す
る時は、制御局はその端末の属しているチャネルグルー
プの中から空いているものを選んで割り振る。通信が終
了したら使用チャネルを解放する。
【0016】実施例1 図6は、本発明の実施例1を説明するための図で、図
中、10は制御局、301〜304はチャネルグループ
で、図6は、端末1〜3がチャネルグループ301に属
し、チャネルグループ301で使用されるチャネルはC
H1とCH2である。このグループでは3台の端末に対し
てチャネルが2つしかないので同時に通信できる端末は
2台に限られる。また、チャネルグループ302で使用
されるチャネルはCH3,CH4で、このチャネルグルー
プ302の中で同時に通信できる端末の台数も2台であ
る。一方、チャネルグループ303は2台の端末8,9
に対してCH5,CH6の2チャネル割り当てられている
ので常に2台とも通信が可能である。このようなチャネ
ルグループは、その中の端末が頻繁に通信を行なうも
の、例えば、サーバであるような場合に有効である。ま
た、チャネルグループ304に示すように、通信頻度の
小さい端末を集めて1つのチャネルグループにおけば、
割り当てるチャネルの数が少なくて済む。
中、10は制御局、301〜304はチャネルグループ
で、図6は、端末1〜3がチャネルグループ301に属
し、チャネルグループ301で使用されるチャネルはC
H1とCH2である。このグループでは3台の端末に対し
てチャネルが2つしかないので同時に通信できる端末は
2台に限られる。また、チャネルグループ302で使用
されるチャネルはCH3,CH4で、このチャネルグルー
プ302の中で同時に通信できる端末の台数も2台であ
る。一方、チャネルグループ303は2台の端末8,9
に対してCH5,CH6の2チャネル割り当てられている
ので常に2台とも通信が可能である。このようなチャネ
ルグループは、その中の端末が頻繁に通信を行なうも
の、例えば、サーバであるような場合に有効である。ま
た、チャネルグループ304に示すように、通信頻度の
小さい端末を集めて1つのチャネルグループにおけば、
割り当てるチャネルの数が少なくて済む。
【0017】上述のように構築することにより、端末の
ネットワーク利用状況に応じた柔軟なネットワークを構
成することができた。しかし、ネットワークの利用状況
は動的に変化する。前述の例で言えば、チャネルグルー
プ304に属する端末10および11が、同時に緊急度
の高いデータ通信を行なう場合もある。このグループ3
04には1つのチャネルCH7しか割り当てられていない
のでどちらか一方は待されることになる。本発明では、
これを回避するために、どこのグループにも属さないチ
ャネルをリザーブしておき、グループに割り当てられた
チャネル数以上のチャネルが必要になった時に一時的に
割り当てるようにする。
ネットワーク利用状況に応じた柔軟なネットワークを構
成することができた。しかし、ネットワークの利用状況
は動的に変化する。前述の例で言えば、チャネルグルー
プ304に属する端末10および11が、同時に緊急度
の高いデータ通信を行なう場合もある。このグループ3
04には1つのチャネルCH7しか割り当てられていない
のでどちらか一方は待されることになる。本発明では、
これを回避するために、どこのグループにも属さないチ
ャネルをリザーブしておき、グループに割り当てられた
チャネル数以上のチャネルが必要になった時に一時的に
割り当てるようにする。
【0018】実施例2 他局へのリモートログインなどのアプリケーションでは
通信データ量は大きくならないが、画像データの転送を
行なう場合などはデータ量が多く、高速なネットワーク
通信ができることが望ましい。そこで、通信要求の中に
必要帯域(転送速度)のフィールドを設け、大容量のデ
ータ転送のときはこの値を大きく取る。これを受けた制
御局は空きチャネルの様子を監視し、空いていれば転送
用に複数チャネルを割り当てるようにする。
通信データ量は大きくならないが、画像データの転送を
行なう場合などはデータ量が多く、高速なネットワーク
通信ができることが望ましい。そこで、通信要求の中に
必要帯域(転送速度)のフィールドを設け、大容量のデ
ータ転送のときはこの値を大きく取る。これを受けた制
御局は空きチャネルの様子を監視し、空いていれば転送
用に複数チャネルを割り当てるようにする。
【0019】実施例3 この実施例は、通信データ量が大きい時に、実施例1で
述べたリザーブチャネルを用いて動的に帯域を変える機
能を持たせたものであり、ある端末局の通信データ量が
大きい時に、制御局は、当該端末に実施例1で述べたリ
ザーブチャネルを割り当てて帯域を増やすようにしたも
のである。
述べたリザーブチャネルを用いて動的に帯域を変える機
能を持たせたものであり、ある端末局の通信データ量が
大きい時に、制御局は、当該端末に実施例1で述べたリ
ザーブチャネルを割り当てて帯域を増やすようにしたも
のである。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。回路構成・制御が
簡単でコストの安いネットワークを構築することがで
き、更に、各端末のネットワーク使用状況に応じた柔軟
なネットワークシステムを構築することができる。更に
は、動的に変化するネットワーク使用状況に応じて使用
可能チャネル数が変わる、柔軟なネットワークシステム
を提供することができる。更には、使用可能なチャネル
数だけではなく、1通信の帯域を動的に変化させること
が可能となり、更に、柔軟なネットワークシステムを提
供することができる。
によると、以下のような効果がある。回路構成・制御が
簡単でコストの安いネットワークを構築することがで
き、更に、各端末のネットワーク使用状況に応じた柔軟
なネットワークシステムを構築することができる。更に
は、動的に変化するネットワーク使用状況に応じて使用
可能チャネル数が変わる、柔軟なネットワークシステム
を提供することができる。更には、使用可能なチャネル
数だけではなく、1通信の帯域を動的に変化させること
が可能となり、更に、柔軟なネットワークシステムを提
供することができる。
【図1】 発明のネットワークシステムを説明するため
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】 待ち行列の一例を説明するための図である。
【図3】 待ち行列の他の例を説明するための図であ
る。
る。
【図4】 待ち行列の更に他の例を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】 制御局以外の局の詳細を説明するための図で
ある。
ある。
【図6】 本発明のチャネルグループを説明するための
図である。
図である。
10…制御局、201〜20n…端末、301〜304…
チャネルグループ、RX1〜RXn…データチャネル受信
部ならびに復調部、TX1〜TXn…データチャネルの送
信部ならびに変調部、TRX1〜TRXn…データチャネ
ルの送受信部、TRXc…制御チャネルの送受信部。
チャネルグループ、RX1〜RXn…データチャネル受信
部ならびに復調部、TX1〜TXn…データチャネルの送
信部ならびに変調部、TRX1〜TRXn…データチャネ
ルの送受信部、TRXc…制御チャネルの送受信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04Q 7/38 H04B 7/208 H04M 3/48
Claims (4)
- 【請求項1】 制御局と該制御局以外の複数の局(端
末)とからなる無線を用いたコンピュータネットワーク
であって、前記制御局はアクセス制御を行う通信に用い
る周波数帯域を複数のチャネルグループに分割し、前記
複数の端末はいくつかのグループに分割されかつ各端末
は前記チャネルグループのいずれかに属し、各端末は自
分の属するグループのチャネル分の送受信チャネル、及
び、どのグループにも属さないリザーブチャネルを有す
ることを特徴とする無線LANシステム。 - 【請求項2】 緊急度の高いデータ通信を行なうときは
前記リザーブチャネルを用いることを特徴とする請求項
1記載の無線LANシステム。 - 【請求項3】 ある端末の通信データ量が大きい時、制
御局は当該端末に複数のチャネルを割り当てることで帯
域を増やすことを特徴とする請求項1記載の無線LAN
システム。 - 【請求項4】 ある端末局の通信データ量が大きい時、
制御局は当該端末に前記リザーブチャネルを割り当てる
ことで帯域を増やすことを特徴とした請求項1記載の無
線LANシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32670494A JP3359765B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 無線lanシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32670494A JP3359765B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 無線lanシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186567A JPH08186567A (ja) | 1996-07-16 |
JP3359765B2 true JP3359765B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=18190745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32670494A Expired - Fee Related JP3359765B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 無線lanシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3359765B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4202362B2 (ja) | 2003-10-03 | 2008-12-24 | 富士通株式会社 | 無線lanシステムにおけるアクセス制御システム |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32670494A patent/JP3359765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08186567A (ja) | 1996-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5051982A (en) | Methods and apparatus for implementing switched virtual connections (SVCs) in a digital communications switching system | |
US5461627A (en) | Access protocol for a common channel wireless network | |
EP0505407B1 (en) | Wireless in-building telecommunications system for voice and data communications | |
JPH08204673A (ja) | Tdma通信システムにおけるタイムスロット割り当て方法 | |
JP3057000B2 (ja) | 無線チャネル共用方法および装置 | |
JPH10190708A (ja) | トランシーバを有するローカルエリアネットワーク | |
JP2960653B2 (ja) | 移動通信システムにおける無線回線の割り当て方法 | |
JP2000350252A (ja) | サービスチャネル割り当て方法 | |
JP3359765B2 (ja) | 無線lanシステム | |
EP0495600A1 (en) | Polling method in a radio data packet communication system | |
KR100256693B1 (ko) | 이동통신 시스템에서 이동국 사용자의 전용 신호 채널 공용 방법 | |
US7672231B1 (en) | System for multiplying communications capacity on a time domain multiple access network using slave channeling | |
JP2561481B2 (ja) | 無線パケット通信方式 | |
JPH029294A (ja) | Isdn加入者無線通信方式 | |
JP3425285B2 (ja) | 通信システム、無線端末、サーバ装置および狭帯域無線基地局 | |
JP2725678B2 (ja) | パケット通信方法 | |
JP2895481B1 (ja) | 移動体通信基地局および移動体通信における制御チャネルと通信チャネルの使用方法 | |
JPH07135502A (ja) | タイムスロット割り当て制御方法および装置 | |
WO1999009685A2 (en) | Wireless telecommunications system | |
JP2638482B2 (ja) | 同報リンク制御方法 | |
JP2957860B2 (ja) | ディジタルコードレス電話装置 | |
JP2914722B2 (ja) | 無線パケット交互通信方法 | |
JPH0644738B2 (ja) | 無線通信方式 | |
JPS62104232A (ja) | 衛星通信交換方式 | |
JPH024038A (ja) | 通信制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071011 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |