JPH09189789A - 予備oリング付気密貫通モジュール及び同モジュールでのoリング交換方法 - Google Patents
予備oリング付気密貫通モジュール及び同モジュールでのoリング交換方法Info
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- JPH09189789A JPH09189789A JP8000155A JP15596A JPH09189789A JP H09189789 A JPH09189789 A JP H09189789A JP 8000155 A JP8000155 A JP 8000155A JP 15596 A JP15596 A JP 15596A JP H09189789 A JPH09189789 A JP H09189789A
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】貫通部材を切断することなしにOリングの交換
を可能にする予備Oリング付気密貫通モジュール及び同
モジュールでのOリングの交換方法の提供。 【解決手段】貫通部材を気密に貫通し外周にフランジを
有する気密貫通モジュール本体と、この気密貫通モジュ
ール本体におけるフランジの貫通部材貫通方向に対面す
る側面に組み込まれたOリングと、さらに前記貫通部材
に予め被挿した予備Oリングとを備え、前記予備Oリン
グは前記気密貫通モジュールにワイヤー等により繋留し
た。Oリングの交換方法は、前記予備Oリング付気密貫
通モジュールを、気密容器の壁貫通穴に貫通配置して前
記Oリングにより気密に保持する状態に設置し、前記O
リングの交換を必要とした時点で、前記貫通部材を切断
することなしにその余長分により気密貫通モジュール本
体を外側に引き抜き、引き続き前記Oリングに代えて前
記予備Oリングを正式に装備させる。
を可能にする予備Oリング付気密貫通モジュール及び同
モジュールでのOリングの交換方法の提供。 【解決手段】貫通部材を気密に貫通し外周にフランジを
有する気密貫通モジュール本体と、この気密貫通モジュ
ール本体におけるフランジの貫通部材貫通方向に対面す
る側面に組み込まれたOリングと、さらに前記貫通部材
に予め被挿した予備Oリングとを備え、前記予備Oリン
グは前記気密貫通モジュールにワイヤー等により繋留し
た。Oリングの交換方法は、前記予備Oリング付気密貫
通モジュールを、気密容器の壁貫通穴に貫通配置して前
記Oリングにより気密に保持する状態に設置し、前記O
リングの交換を必要とした時点で、前記貫通部材を切断
することなしにその余長分により気密貫通モジュール本
体を外側に引き抜き、引き続き前記Oリングに代えて前
記予備Oリングを正式に装備させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密貫通モジュー
ルの技術に関し、特に、予備Oリング付の気密貫通モジ
ュールとこのモジュールを用いてのOリング交換方法の
提供に関する。
ルの技術に関し、特に、予備Oリング付の気密貫通モジ
ュールとこのモジュールを用いてのOリング交換方法の
提供に関する。
【0002】本発明の気密貫通モジュールは、主として
人手は扱えないものを密閉収納する気密容器例えば原子
炉格納容器(PCV)における電線貫通部に適用する。
人手は扱えないものを密閉収納する気密容器例えば原子
炉格納容器(PCV)における電線貫通部に適用する。
【0003】
【従来の技術】図2は従来の原子炉格納容器(PCV)
における気密貫通モジュール及びこのモジュールでのO
リング交換方法を示したものである。気密貫通モジュー
ル本体1は、外周にフランジを有する鋼管等の外殻体の
中に貫通部材である電線3を貫通させ、外殻体と電線3
との隙間に耐放射線性樹脂を注入して気密にしてなるも
ので、フランジ11の側面にリング状の溝または段差を
設けてこれらの所にOリング2を組み込んでいる。
における気密貫通モジュール及びこのモジュールでのO
リング交換方法を示したものである。気密貫通モジュー
ル本体1は、外周にフランジを有する鋼管等の外殻体の
中に貫通部材である電線3を貫通させ、外殻体と電線3
との隙間に耐放射線性樹脂を注入して気密にしてなるも
ので、フランジ11の側面にリング状の溝または段差を
設けてこれらの所にOリング2を組み込んでいる。
【0004】前記の構造である気密貫通モジュールは、
(イ)のようにセットされる。即ち、原子炉格納容器6
(PCV)に設けられたスリーブ5の貫通穴5aから電
線3の一方側を引き入れ、該電線3の端部を容器内の電
線と接続4し、また、気密貫通モジュール本体1を貫通
穴5aに装填し、そして、Oリング2をスリーブ5の端
面に押し付けつつフランジ11を適宜の手段で締め付け
固定することにより、電線3を気密状態で貫通させたも
のである。容器外に伸長する電線3の端部は外部の電線
と接続4することは勿論である。
(イ)のようにセットされる。即ち、原子炉格納容器6
(PCV)に設けられたスリーブ5の貫通穴5aから電
線3の一方側を引き入れ、該電線3の端部を容器内の電
線と接続4し、また、気密貫通モジュール本体1を貫通
穴5aに装填し、そして、Oリング2をスリーブ5の端
面に押し付けつつフランジ11を適宜の手段で締め付け
固定することにより、電線3を気密状態で貫通させたも
のである。容器外に伸長する電線3の端部は外部の電線
と接続4することは勿論である。
【0005】上記のようにセットした状態で原子炉を運
転し相当の期間が経過すると、Oリング2の弾性疲労等
により気密性の低下が予想される。そこで、一定の使用
期間を経た時点でOリング2の交換を行うことが求めら
れている。
転し相当の期間が経過すると、Oリング2の弾性疲労等
により気密性の低下が予想される。そこで、一定の使用
期間を経た時点でOリング2の交換を行うことが求めら
れている。
【0006】従来、上記の気密貫通モジュールにおいて
のOリングの交換方法は、次のようにして行われてい
た。即ち、先ず、(イ)のように、容器内に通された電
線3を適当な位置で切断し、電線3及び気密貫通モジュ
ール本体1諸共にスリーブの貫通穴5aから引出し、容
器の外へ完全に取り出す。そして、(ロ)のように、セ
ットしてあった使用済みOリングを電線3を通しながら
取り外し、その代わりに新しいOリング2を電線3に通
してから気密貫通モジュール本体のフランジ11へ組み
付け、そうした新Oリング2付気密貫通モジュール本体
1及び電線3を、スリーブの貫通穴5aに挿入して元の
位置へセットし再び締め付け固定し気密状態にするので
ある。この後、容器内に通された電線3は容器内の電線
と再接続して回路を復旧する。
のOリングの交換方法は、次のようにして行われてい
た。即ち、先ず、(イ)のように、容器内に通された電
線3を適当な位置で切断し、電線3及び気密貫通モジュ
ール本体1諸共にスリーブの貫通穴5aから引出し、容
器の外へ完全に取り出す。そして、(ロ)のように、セ
ットしてあった使用済みOリングを電線3を通しながら
取り外し、その代わりに新しいOリング2を電線3に通
してから気密貫通モジュール本体のフランジ11へ組み
付け、そうした新Oリング2付気密貫通モジュール本体
1及び電線3を、スリーブの貫通穴5aに挿入して元の
位置へセットし再び締め付け固定し気密状態にするので
ある。この後、容器内に通された電線3は容器内の電線
と再接続して回路を復旧する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
れば、気密容器にセットされた気密貫通モジュール本体
上のOリングを交換するときには、一度電線3を否応な
しに切断しなければならず、このことが次のような事態
を生じさせている。即ち、対象の回路を一時完全に停
止しなければならない。従って、定期点検中でもサービ
スが必要な回路が含まれる場合には交換が困難となる。
電線を一度切断しOリングを交換した後に当該電線を
再び接続するといったように、回路復旧までに相当の時
間がかかる上に誤接続の危険性が生じてくる。
れば、気密容器にセットされた気密貫通モジュール本体
上のOリングを交換するときには、一度電線3を否応な
しに切断しなければならず、このことが次のような事態
を生じさせている。即ち、対象の回路を一時完全に停
止しなければならない。従って、定期点検中でもサービ
スが必要な回路が含まれる場合には交換が困難となる。
電線を一度切断しOリングを交換した後に当該電線を
再び接続するといったように、回路復旧までに相当の時
間がかかる上に誤接続の危険性が生じてくる。
【0008】そこで、本発明の解決すべき課題は、貫通
部材を切断することなしにOリングの交換を可能にす
る、予備Oリング付気密貫通モジュールおよび、同モジ
ュールでのOリング交換方法を提供することにある。
部材を切断することなしにOリングの交換を可能にす
る、予備Oリング付気密貫通モジュールおよび、同モジ
ュールでのOリング交換方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する予
備Oリング付気密貫通モジュールは、貫通部材を気密に
貫通し外周にフランジを有する気密貫通モジュール本体
と、この気密貫通モジュール本体におけるフランジの貫
通部材貫通方向に対面する側面に組み込まれたOリング
と、さらに前記貫通部材に予め被挿した予備Oリングと
を備え、前記予備Oリングは前記気密貫通モジュールに
ワイヤー等により繋留してなり、以て、予備Oリングを
電線上から気密貫通モジュール本体上に即座に移設でき
るようにしてなるものである。
備Oリング付気密貫通モジュールは、貫通部材を気密に
貫通し外周にフランジを有する気密貫通モジュール本体
と、この気密貫通モジュール本体におけるフランジの貫
通部材貫通方向に対面する側面に組み込まれたOリング
と、さらに前記貫通部材に予め被挿した予備Oリングと
を備え、前記予備Oリングは前記気密貫通モジュールに
ワイヤー等により繋留してなり、以て、予備Oリングを
電線上から気密貫通モジュール本体上に即座に移設でき
るようにしてなるものである。
【0010】尚、「貫通部材」とは、主に電線を指称す
るがそれ以外の例えば光ファイバー、電線管等も含み得
る。また、「ワイヤー等」とは、気密貫通モジュール本
体と予備Oリングとを一定の距離を隔てて連絡できるも
のであれば良く、代表的にはワイヤーであるがそれ以外
の繋留可能な部材の適用を否定するものではない。
るがそれ以外の例えば光ファイバー、電線管等も含み得
る。また、「ワイヤー等」とは、気密貫通モジュール本
体と予備Oリングとを一定の距離を隔てて連絡できるも
のであれば良く、代表的にはワイヤーであるがそれ以外
の繋留可能な部材の適用を否定するものではない。
【0011】本発明により提供する気密貫通モジュール
でのOリングの交換方法は、前記予備Oリング付気密貫
通モジュールを、気密容器の壁貫通穴に貫通配置して前
記予備Oリングが前記壁貫通穴の内側に入り込んだら前
記Oリングにより気密に保持する状態に且つ気密容器内
での貫通部材に余長を持つ状態に設置し、前記Oリング
の交換を必要とした時点で、前記貫通部材を切断するこ
となしにその余長分により気密貫通モジュール本体を外
側に引き抜き、引き続き前記Oリングを取り除きそれに
代えて前記予備Oリングを正式に装備させ、再び前記気
密貫通モジュールを気密に設置する方法からなる。この
方法によれば、電線を切断しないでOリングの交換を済
ませることができる。
でのOリングの交換方法は、前記予備Oリング付気密貫
通モジュールを、気密容器の壁貫通穴に貫通配置して前
記予備Oリングが前記壁貫通穴の内側に入り込んだら前
記Oリングにより気密に保持する状態に且つ気密容器内
での貫通部材に余長を持つ状態に設置し、前記Oリング
の交換を必要とした時点で、前記貫通部材を切断するこ
となしにその余長分により気密貫通モジュール本体を外
側に引き抜き、引き続き前記Oリングを取り除きそれに
代えて前記予備Oリングを正式に装備させ、再び前記気
密貫通モジュールを気密に設置する方法からなる。この
方法によれば、電線を切断しないでOリングの交換を済
ませることができる。
【0012】「気密容器」とは、代表的には原子炉格納
容器(PCV)を指称するがそれ以外のものを除外する
ものではない。
容器(PCV)を指称するがそれ以外のものを除外する
ものではない。
【0013】ワイヤー等の長さは、貫通部材の余長分に
もよるが、貫通部材を切断せずに気密貫通モジュールが
気密容器から何センチメートル引き出せるかによる。原
子炉格納容器では貫通穴を設けるスリーブの長さが通常
2〜3メートルであるため、ワイヤー等の長さを20〜
50センチメートルとすると作業性を良くしてOリング
の交換が可能となる。
もよるが、貫通部材を切断せずに気密貫通モジュールが
気密容器から何センチメートル引き出せるかによる。原
子炉格納容器では貫通穴を設けるスリーブの長さが通常
2〜3メートルであるため、ワイヤー等の長さを20〜
50センチメートルとすると作業性を良くしてOリング
の交換が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例にして、
(イ)は予備Oリング付気密貫通モジュールの具体例を
示し、(ロ)は同モジュールにおけるOリング交換要領
を示す。図2に示す気密貫通モジュールと同一部分に
は、それへの符号をそのまま引用してあるので、図1に
おける前述説明も併せ参照されたい。
(イ)は予備Oリング付気密貫通モジュールの具体例を
示し、(ロ)は同モジュールにおけるOリング交換要領
を示す。図2に示す気密貫通モジュールと同一部分に
は、それへの符号をそのまま引用してあるので、図1に
おける前述説明も併せ参照されたい。
【0015】本実施例の予備Oリング付気密貫通モジュ
ールは、(イ)のように、電線3を予め気密貫通させ且
つ外周フランジ11にOリング2をセットした気密貫通
モジュール1に対して、予備Oリング7をも予め付帯さ
せてなるものである。
ールは、(イ)のように、電線3を予め気密貫通させ且
つ外周フランジ11にOリング2をセットした気密貫通
モジュール1に対して、予備Oリング7をも予め付帯さ
せてなるものである。
【0016】当該Oリング7は、電線3上に被挿させた
状態でワイヤー8にて気密貫通モジュール本体1に繋留
させることにより、気密貫通モジュール1から一定の距
離を隔てて繋留させている。ワイヤー8の長さは、後述
する原子炉格納容器のスリーブ5の長さ2〜3メートル
に対して20〜50センチメートルとしてある。また、
ワイヤー8の予備Oリング7への結び付けは、Oリング
7の円周方向の一箇所に変位した位置で行わせることに
より、後述するスリーブ貫通穴5aでの通り抜けを容易
にする。尚、ワイヤー8の気密貫通モジュール本体1へ
の繋留は、ワイヤー8の端末を耐放射線性樹脂によるシ
ール樹脂中に埋め込み一体化することにより行わせてあ
る。
状態でワイヤー8にて気密貫通モジュール本体1に繋留
させることにより、気密貫通モジュール1から一定の距
離を隔てて繋留させている。ワイヤー8の長さは、後述
する原子炉格納容器のスリーブ5の長さ2〜3メートル
に対して20〜50センチメートルとしてある。また、
ワイヤー8の予備Oリング7への結び付けは、Oリング
7の円周方向の一箇所に変位した位置で行わせることに
より、後述するスリーブ貫通穴5aでの通り抜けを容易
にする。尚、ワイヤー8の気密貫通モジュール本体1へ
の繋留は、ワイヤー8の端末を耐放射線性樹脂によるシ
ール樹脂中に埋め込み一体化することにより行わせてあ
る。
【0017】(ロ)は、上記のように構成した予備Oリ
ング付気密貫通モジュールを原子炉格納容器(PCV)
へセットする例を示しており、5はその原子炉格納容器
(PCV)のスリーブを示し、その端部でモジュール貫
通用の貫通穴5aを設けている。
ング付気密貫通モジュールを原子炉格納容器(PCV)
へセットする例を示しており、5はその原子炉格納容器
(PCV)のスリーブを示し、その端部でモジュール貫
通用の貫通穴5aを設けている。
【0018】上記セット例の場合、予備Oリング付気密
貫通モジュールは、予備Oリング7を通した電線3をス
リーブの貫通穴5aからスリーブ5内に引き入れ、この
時に予備Oリング7もスリーブ5内に引き込む。それが
済んだら、気密貫通モジュール本体1をスリーブ貫通穴
5aに装填し、フランジ11をスリーブ5に締め付け固
定することにより、Oリング2に圧がかかりその時の弾
発力で気密貫通モジュール本体1(フランジ11)とス
リーブ5とのシールが図られる。スリーブ5内に通され
た電線3は、余長を持った状態にして容器内の電線に接
続する。また、容器外に伸長する電線3の端部も外部の
電線と接続する。この一連の電線接続にて回路が形成さ
れる。
貫通モジュールは、予備Oリング7を通した電線3をス
リーブの貫通穴5aからスリーブ5内に引き入れ、この
時に予備Oリング7もスリーブ5内に引き込む。それが
済んだら、気密貫通モジュール本体1をスリーブ貫通穴
5aに装填し、フランジ11をスリーブ5に締め付け固
定することにより、Oリング2に圧がかかりその時の弾
発力で気密貫通モジュール本体1(フランジ11)とス
リーブ5とのシールが図られる。スリーブ5内に通され
た電線3は、余長を持った状態にして容器内の電線に接
続する。また、容器外に伸長する電線3の端部も外部の
電線と接続する。この一連の電線接続にて回路が形成さ
れる。
【0019】上記のように気密貫通モジュールをセット
した原子炉格納容器は、原子炉の運転に供せられる訳で
あるが、所定の期間を経過した時点で定期点検が実施さ
れる。この時、Oリング2の交換する必要が生じた場合
には、電線3の切断をしないで気密貫通モジュール本体
1をスリーブ5から抜き出し20〜50センチメートル
程度まで離れるようにする。この時点で、ワイヤー8を
手繰り寄せて電線3上の予備Oリング7をスリーブ貫通
穴5aから抜き取り、その前後で使用済みのOリング2
を切断して除去し、その後、予備Oリング7を電線3上
から気密貫通モジュール本体1上に移行させてフランジ
11の側面にセットする。この時またはそれより前にワ
イヤー8は切断除去しておく。しかる後、気密貫通モジ
ュール本体1をスリーブ貫通穴5aに戻して予備Oリン
グ7シールすることにより、Oリング交換とモジュール
再セットを完了する。
した原子炉格納容器は、原子炉の運転に供せられる訳で
あるが、所定の期間を経過した時点で定期点検が実施さ
れる。この時、Oリング2の交換する必要が生じた場合
には、電線3の切断をしないで気密貫通モジュール本体
1をスリーブ5から抜き出し20〜50センチメートル
程度まで離れるようにする。この時点で、ワイヤー8を
手繰り寄せて電線3上の予備Oリング7をスリーブ貫通
穴5aから抜き取り、その前後で使用済みのOリング2
を切断して除去し、その後、予備Oリング7を電線3上
から気密貫通モジュール本体1上に移行させてフランジ
11の側面にセットする。この時またはそれより前にワ
イヤー8は切断除去しておく。しかる後、気密貫通モジ
ュール本体1をスリーブ貫通穴5aに戻して予備Oリン
グ7シールすることにより、Oリング交換とモジュール
再セットを完了する。
【0020】本実施例のOリング交換方法によれば、従
来(図2)の方法に比して、Oリングの交換時間を大幅
に短縮することができ、また、電線再接続不要により原
子力発電所定期点検工事の短縮も図ることができ、ひい
ては、工事費用の低減が可能となる。また、作業時間短
縮により被爆放射線量の低減もはかることができる。さ
らに、電線再接続不要による電離力発電所定期点検工事
の信頼性を向上させることができる。
来(図2)の方法に比して、Oリングの交換時間を大幅
に短縮することができ、また、電線再接続不要により原
子力発電所定期点検工事の短縮も図ることができ、ひい
ては、工事費用の低減が可能となる。また、作業時間短
縮により被爆放射線量の低減もはかることができる。さ
らに、電線再接続不要による電離力発電所定期点検工事
の信頼性を向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、貫
通部材を切断することなしにOリングの交換を可能にす
る、予備Oリング付気密貫通モジュールおよび、同モジ
ュールでのOリング交換方法を提供するという所期の目
的を達成することができる。
通部材を切断することなしにOリングの交換を可能にす
る、予備Oリング付気密貫通モジュールおよび、同モジ
ュールでのOリング交換方法を提供するという所期の目
的を達成することができる。
【0022】そして、貫通部材を切断しないことなしに
Oリングの交換を行えることから、Oリングの交換時間
はもとより定期点検作業の時間短縮をも図ることがで
き、併せて、再接続不要による信頼性の向上を図ること
ができる。また、回路を切る必要がなければ、定期点検
工事期間中のどの時期にOリングの交換を実施するか任
意に決定でき融通性がある。等の効果を奏することがで
きる。
Oリングの交換を行えることから、Oリングの交換時間
はもとより定期点検作業の時間短縮をも図ることがで
き、併せて、再接続不要による信頼性の向上を図ること
ができる。また、回路を切る必要がなければ、定期点検
工事期間中のどの時期にOリングの交換を実施するか任
意に決定でき融通性がある。等の効果を奏することがで
きる。
【図1】本発明の実施例にして、(イ)は予備Oリング
付気密貫通モジュールの説明図、(ロ)は同上モジュー
ルにおけるOリングの交換要領を示す説明図。
付気密貫通モジュールの説明図、(ロ)は同上モジュー
ルにおけるOリングの交換要領を示す説明図。
【図2】従来例にして、(イ)は気密貫通モジュールの
説明図、(ロ)は同上モジュールのOリング交換要領の
説明図。
説明図、(ロ)は同上モジュールのOリング交換要領の
説明図。
1 気密貫通モジュール本体 11 フランジ 2 Oリング 3 電線(貫通部材) 5 スリーブ(原子炉格納容器(PCV)においての) 5a 貫通穴 7 予備Oリング 8 ワイヤー
Claims (2)
- 【請求項1】貫通部材を気密に貫通し外周にフランジを
有する気密貫通モジュール本体と、この気密貫通モジュ
ール本体におけるフランジの貫通部材貫通方向に対面す
る側面に組み込まれたOリングと、さらに前記貫通部材
に予め被挿した予備Oリングとを備え、前記予備Oリン
グは前記気密貫通モジュールにワイヤー等により繋留し
てなる、予備Oリング付気密貫通モジュール。 - 【請求項2】貫通部材を気密に貫通し外周にフランジを
有する気密貫通モジュール本体と、この気密貫通モジュ
ール本体におけるフランジの貫通部材貫通方向に対面す
る側面に組み込まれたOリングと、さらに前記貫通部材
に予め被挿した予備Oリングとを備え、前記予備Oリン
グは前記気密貫通モジュールにワイヤー等により繋留し
てなる、予備Oリング付気密貫通モジュールを、気密容
器の壁貫通穴に貫通配置して前記予備Oリングが前記壁
貫通穴の内側に入り込んだら前記Oリングにより気密に
保持する状態に且つ気密容器内での貫通部材に余長を持
つ状態に設置し、前記Oリングの交換を必要とした時点
で、前記貫通部材を切断することなしにその余長分によ
り気密貫通モジュール本体を外側に引き抜き、引き続き
前記Oリングを取り除きそれに代えて前記予備Oリング
を正式に装備させ、再び前記気密貫通モジュールを気密
に設置する、気密貫通モジュールでのOリングの交換方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8000155A JPH09189789A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 予備oリング付気密貫通モジュール及び同モジュールでのoリング交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8000155A JPH09189789A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 予備oリング付気密貫通モジュール及び同モジュールでのoリング交換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189789A true JPH09189789A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11466162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8000155A Pending JPH09189789A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 予備oリング付気密貫通モジュール及び同モジュールでのoリング交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09189789A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013038951A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2019054642A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 本田技研工業株式会社 | 配電分岐ユニット及び車両 |
-
1996
- 1996-01-05 JP JP8000155A patent/JPH09189789A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013038951A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2019054642A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 本田技研工業株式会社 | 配電分岐ユニット及び車両 |
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