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JPH09183248A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09183248A
JPH09183248A JP7343958A JP34395895A JPH09183248A JP H09183248 A JPH09183248 A JP H09183248A JP 7343958 A JP7343958 A JP 7343958A JP 34395895 A JP34395895 A JP 34395895A JP H09183248 A JPH09183248 A JP H09183248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control means
light
current
signal
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7343958A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiharu Masuda
道晴 増田
Akihiro Matsutani
章弘 松谷
Tomofumi Nakayama
智文 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7343958A priority Critical patent/JPH09183248A/ja
Publication of JPH09183248A publication Critical patent/JPH09183248A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザの特性を最大限に発揮して動作
速度の向上および画像の高精細化を図ること。 【解決手段】 半導体レーザ20と、半導体レーザ20
をバイアスするバイアス電流源Jbと、画像信号に基づ
いて半導体レーザ20を駆動するパルス電流源Jpと、
半導体レーザ20からのレーザビームLを検知するフォ
トダイオード60と、フォトダイオード60からの検知
電流Ipdに基づいた制御信号Cb,Cpをバイアス電
流源Jbとパルス電流源Jpとに帰還することで帰還ル
ープが構成されている。選択スイッチSsが出力電流I
pdを端子T1またはT2のいずれかに出力すること
で、2つの独立の制御信号Cb,Cpによりバイアス電
流源Jbとパルス電流源Jpの両方がそれぞれ時間的に
独立に制御される。半導体レーザ20からのレーザビー
ムLにより感光体を露光して潜像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特にレーザ光源からのレーザ光を検知した検知信号
に基づいてレーザ光源を駆動制御して感光体を露光し、
感光面に潜像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミ
リ装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル記録方式の複写機、プ
リンタ、ファクシミリ装置などには、半導体レーザ光学
系による露光制御部が多く用いられてきた。
【0003】図6は従来の半導体レーザ光学系による露
光制御部の駆動回路の一例を示す図である。図6におい
て、半導体レーザ20は例えばGaAsのpn接合から
なり、アノード側を電源Vccに接続されて順バイアス
されている。カソード側は半導体レーザ20の発光を安
定化するためのバイアス電流源Jbに接続されると共
に、スイッチSを介してパルス電流源Jpに接続されて
いる。これら2つの電流源JbおよびJpは電流量を可
変自在に構成されており、電流源Jb,Jpを設けるこ
とで、半導体レーザ20の発光特性の改善が図られてい
る。
【0004】記録すべき画像信号に基づいた画像パルス
VpによってスイッチSがスイッチングされることで、
パルス電流源Jpからの電流に基づいたパルス電流Ip
が半導体レーザ20に供給され、半導体レーザ20は画
像信号に応じて発光する。半導体レーザ20は、カソー
ドを電源Vccに接続され、アノード側を電流増幅器6
2の入力端に接続されることで逆バイアスされたフォト
ダイオード60と対をなしてレーザチップ61を構成し
ている。
【0005】フォトダイオード60は半導体レーザから
のレーザビームLを受光して、受光量に応じた検知電流
Ipdを出力する。フォトダイオード60からの検知電
流Ipdは電流増幅器62によって増幅され、電流増幅
器62の増幅出力はサンプルホールド回路63によって
所定タイミングのサンプリングパルスPsに基づきサン
プルホールドされ、サンプルホールド出力をバイアス電
流源Jbに帰還することによってバイアス電流Ibの値
を自動制御している。
【0006】すなわち、レーザビームLの光量を一定に
するために帰還ループを設け、自動電力制御(APC;
Automatic Power Control)を
行っている。この際に、帰還ループ内利得を調整するた
めに、電流増幅器62は利得調整可能に構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなAPC制御を行う図6の露光制御部の構成では、
バイアス発光時ではなくレーザ発光時のフォトダイオー
ド60出力を基にバイアス電流量のみを制御している。
または、破線で示すように構成してパルス電流量のみを
自動制御することも考えられる。
【0008】ところで、装置の高速化や画像の高精細化
が進む現在、より高速で半導体レーザを制御することで
高速動作が可能な半導体レーザの特性を最大限に生かす
ことが要望されている。半導体レーザの特性を最大限に
発揮するためには、一般に半導体レーザの発光を安定化
するバイアス電流量を、その発振開始電流Ith(しき
い値電流)の近傍にわずかに小さく設定することが望ま
しいことが知られている。この発振開始電流Ithはそ
れぞれの半導体レーザ毎に固有の値であり、環境温度に
依存して変化する。
【0009】したがって、バイアス電流量を半導体レー
ザの発振開始電流Ithの標準値近傍の一定値としてバ
イアス発光するように設定しておいても、半導体レーザ
の発振特性のばらつきや環境温度の変化に伴ってレーザ
発光してしまう場合があった。そこで、このようなばら
つきや温度変化に対して不必要にレーザ発光しないよう
にするためには、バイアス電流量を半導体レーザの発振
開始電流Ithよりも十分小さな値に設定しておく必要
があった。また、パルス電流の振幅が小さいとレーザ発
光しないおそれもあり、パルス電流の振幅を十分大きく
設定しておく必要があった。このため、高速動作可能な
半導体レーザの特性を最大限に発揮することができない
という課題があった。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みて成されたもの
で、その目的は半導体レーザの特性を最大限に発揮して
動作速度の向上を図ることのできる画像形成装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の装置は、光源と、該光源をバイアスするバ
イアス手段と、画像信号に基づいて該光源を駆動する駆
動手段と、該光源からの光を検知する検知手段と、該検
知手段からの検知信号に基づいた制御信号を前記バイア
ス手段と前記駆動手段とに帰還する制御手段とで構成さ
れた帰還ループと、前記光源からの光により露光されて
潜像を形成される感光体とを具備し、前記光源の光量を
所定量に制御して露光量を制御する画像形成装置であっ
て、前記制御手段は前記バイアス手段と前記駆動手段の
両方をそれぞれ独立に制御する2つの独立の制御信号を
生成する。
【0012】また、本発明の装置は、その一形態とし
て、前記光源は複数の光源からなり、前記制御手段は前
記複数の光源に対応して複数設けられており、前記画像
信号の各水平期間の画像信号期間外の期間に、前記バイ
アス手段と前記駆動手段の両方をそれぞれ独立に制御す
ることで前記複数の光源を順次一個づつ制御して全ての
光源の光量を前記所定量に制御する構成とされてなる。
【0013】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記制御手段を、前記バイアス手段によるバイアス量を
可変制御するバイアス制御手段と、前記画像信号に基づ
いてスイッチングされるスイッチング手段と該スイッチ
ング手段に接続された電源からなる前記駆動手段による
信号量を可変制御する信号制御手段と、前記検知信号を
該信号制御手段または前記バイアス制御手段のいずれか
一方に選択出力する選択出力手段とから構成すること
で、前記バイアス手段と前記駆動手段とを時間的に独立
に制御する。
【0014】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記バイアス制御手段は前記検知信号のレベルに応じて
利得を調整される第1の利得調整手段を有し、前記信号
制御手段は前記検知信号のレベルに応じて利得を調整さ
れる第2の利得調整手段を有することで、前記帰還ルー
プの利得を所定利得に調整する構成とされてなる。
【0015】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記画像信号期間外の期間は水平同期期間であり、該水
平同期期間毎に前記複数の制御手段を順次動作させる手
段をさらに有してなる。
【0016】また、本発明の装置は、他の形態として、
光源と、該光源を第一の光量に制御する第一の電流制御
手段と、該光源を第二の光量に制御する第二の電流制御
手段と、画像信号に基づいて該光源を駆動する駆動手段
と、該光源からの光を検知する検知手段と、該検知手段
からの検知信号に基づいた制御信号を前記第一の電流制
御手段と第二の電流制御手段とに帰還する制御手段とで
構成された帰還ループと、前記光源からの光により露光
されて潜像を形成される感光体とを具備し、前記光源の
光量を所定量に制御して露光量を制御する画像形成装置
であって、前記制御手段は前記第一の電流制御手段と前
記第二の電流制御手段の両方をそれぞれ独立に制御する
2つの独立の制御信号を生成する構成とされてなる。
【0017】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記光源は複数の光源からなり、前記制御手段は前記複
数の光源に対応して複数設けられており、前記画像信号
の各水平期間の画像信号期間外に、前記第一の光量に制
御する第一の電流制御手段と、前記第二の光量に制御す
る第二の電流制御手段とをそれぞれ独立に制御すること
で前記複数の光源を順次一個づつ制御して全ての光源の
光量を前記所定量に制御する構成とされてなる。
【0018】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記第一の電流制御手段は前記検知信号のレベルに応じ
て利得を調整される第一の利得調整手段を有し、前記第
二の電流制御手段は前記検知信号のレベルに応じて利得
を調整される第二の利得調整手段を有することで、前記
帰還ループの利得を所定利得に調整する構成とされてな
る。
【0019】本発明では、光源からの光を検知する検知
手段からの検知信号をバイアス手段と駆動手段とに帰還
する制御手段を、バイアス手段によるバイアス量を可変
制御するバイアス制御手段と画像信号に基づいてスイッ
チングされるスイッチング手段とスイッチング手段に接
続された電源からなる駆動手段による信号量を可変制御
する信号制御手段と前記検知信号を該信号制御手段また
はバイアス制御手段のいずれか一方に選択出力する選択
出力手段とから構成することでバイアス手段と駆動手段
とを時間的に独立に制御する2つの独立の制御信号を適
用しているので、比較的簡単な構成で光源のバイアス量
と駆動信号量をそれぞれ正確に制御することができる。
【0020】また、本発明では、バイアス制御手段が検
知信号のレベルに応じて利得を調整される第1の利得調
整手段を有し、信号制御手段が検知信号のレベルに応じ
て利得を調整される第2の利得調整手段を有することで
帰還ループの利得を所定利得に調整しているので、帰還
ループが安定になる。
【0021】また、本発明では、画像信号期間外の期間
は水平同期期間であり、水平同期期間毎に複数の制御手
段を順次動作させる手段を適用しているので、光源とし
て半導体レーザを用いた場合でもドループ現象を抑制す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
した画像形成装置の第1の実施の形態を示す側面透視図
である。
【0024】図1が示す複写機1は画像形成装置の一種
であり、原稿給紙装置2上に積載された原稿が1枚づつ
順次原稿台ガラス面3上に搬送される。原稿が原稿台ガ
ラス面3上に搬送されると、スキャナーユニット4内の
ランプ5が点灯すると共に、スキャナーユニット4が図
中X方向に移動して原稿面全体を照射する。
【0025】原稿からの反射光はミラー6a,6b,6
cを介した後にレンズ系7を通り、図中Z方向に延在す
るリニアイメージセンサ8の撮像面に、原稿に記載され
た画像を結像する。リニアイメージセンサ8は結像した
画像を光電変換し、画像信号を出力する。この画像信号
は、信号処理回路(図示せず)によって相関二重サンプ
リング、波形整形等の処理を施された後、例えばDRA
Mで構成される画像メモリ(図示せず)に一旦格納さ
れ、再び読み出される。読み出された画像信号は、露光
制御部9に入力される。
【0026】露光制御部9は光源に相当する半導体レー
ザを含んでおり、この半導体レーザは画像メモリから読
み出された画像信号に応じて発光タイミングを制御され
る。半導体レーザからのレーザビームは、回転多面鏡1
0に照射される。円筒状の感光ドラム11は図中時計回
り方向(CW)に回転しており、帯電器12によって感
光面を一様に帯電されている。回転多面鏡10からの反
射光はミラー6dで反射された後に感光ドラム11の感
光面に照射されて帯電した電荷の一部を除去し、感光面
に静電潜像を形成する。半導体レーザに代えて、たとえ
ばガスレーザを光源として使用することも考えられる
が、この場合には高速で光変調する光変調装置が必要に
なる。
【0027】ここで、図2は図1中の要部の構成を示す
図である。図2において、図1の構成要素と同一構成要
素には同一の符号を付してあり、ミラー6aは省略して
ある。
【0028】半導体レーザ20からのレーザビームL
は、コリメータレンズ21および絞り22によりほぼ平
行光にされて、所定のビーム経で回転多面鏡10に入射
する。回転多面鏡10は、図中反時計回り方向(CC
W)に等角速度で回転している。この回転により、回転
多面鏡10に入射したレーザビームLは連続的に反射角
度を変える偏向ビームLdとなって反射される。
【0029】円弧走査光である偏向ビームLdはf−θ
レンズ23により集光作用を受け、感光ドラム11の感
光面上の直線に焦点を結ばせる。同時に、f−θレンズ
23が走査の時間的な直線性を保証するような歪曲収差
の補正を行うので、偏向ビームLdは感光ドラム11の
感光面を図中矢印方向に等速で走査する。感光ドラム1
1への静電潜像の形成は、半導体レーザ20の発光タイ
ミングを前記した画像メモリからの画像信号に応じて可
変制御することによって行われる。
【0030】ビームディテクタ24は回転多面鏡10か
らの偏向ビームLdを検知し、距離dに応じた一定時間
後に画像信号に基づいてレーザビームLの変調を開始す
るように半導体レーザ20の駆動タイミングが制御され
る。これにより、感光ドラム11の感光面上での画像の
記録開始位置を一定にすることができる。
【0031】図1に戻って説明するに、偏向ビームLd
によって感光面上の電荷を画像信号に応じて除去されて
露光されることで、感光ドラム11に静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、現像器13によってトナーを塗
布されることで現像される。感光ドラム11に形成され
た静電潜像が現像されるタイミングに合わせて、被転写
紙が被転写紙積載部14aまたは14bから搬送機構に
よって感光ドラム11近傍位置まで搬送されてくる。
【0032】そして、被転写紙が感光ドラム11の下方
に配設された転写器15と感光ドラム11の間を通るこ
とで、現像された画像が被転写紙に転写される。その
後、被転写紙上の画像は定着器16によって加熱され、
被転写紙に定着される。画像を定着されて印刷が終了し
た被転写紙は、排紙ローラ17によってマルチトレイ装
置18の所定のトレイに排紙される。
【0033】ここで図3は、本発明を適用した図1に示
す複写機1の露光制御部の駆動回路を示す図である。図
3において、図6中の構成要素と同一構成要素には同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0034】駆動回路30は図1中の露光制御部(9)
内に含まれており、画像メモリからの画像信号Vsは画
像処理ボード31に入力される。画像処理ボード31に
は、図2中のビームディテクタ(24)からの検知出力
Idを基に記録開始時間を計時するタイマ、タイマの計
時結果に基づいて水平同期信号を生成して画像信号Vs
に基づいた画像パルスVpの同期をとる同期回路等が配
設されている。さらに、選択信号Seを生成すると共
に、電力制御信号PobおよびPopを生成する信号生
成回路や、これらの回路全体の動作を制御するCPU等
が配設されている。
【0035】フォトダイオード60のアノードは、選択
スイッチSsの入力端子に接続されている。選択スイッ
チSsの出力端子T1には電流増幅器32とAPC回路
33との直列回路が接続されており、出力端子T2には
電流増幅器34とAPC回路35との直列回路が接続さ
れている。
【0036】電流増幅器32および電流増幅器34は、
フォトダイオード60の検知電流Ipdのレベルに応じ
てそれぞれ自動的に利得を可変調整されるように構成さ
れている。APC回路33は電力制御信号Pobにより
制御されてバイアス制御信号Cbを出力する。また、A
PC回路35は電力制御信号Popにより制御されてパ
ルス制御信号Cpを出力する。
【0037】すなわち、バイアス電流源Jbと、パルス
電流源Jpと、半導体レーザ20と、フォトダイオード
60と、選択スイッチSsと電流増幅器32,34とA
PC回路33,35とから帰還ループが構成されてい
る。なお、各電流源に代えて、電圧源と抵抗値が既知の
高インピーダンス抵抗との直列回路を使用することも考
えられる。
【0038】まず、バイアス発光時のAPC制御につい
て説明する。このとき、スイッチSは画像パルスVpに
応じてオフしている。また、選択スイッチSsは出力端
子T1と導通するように選択信号Seによってスイッチ
ング制御される。したがって、フォトダイオード60の
検知電流Ipdは電流増幅器32に入力され、帰還ルー
プが安定となるようなループ内利得が得られるように検
知電流Ipdのレベルに応じて利得を可変調整されて増
幅出力される。
【0039】電流増幅器32の出力はAPC回路33に
入力される。APC回路33は電力制御信号Pobによ
り制御されて、半導体レーザ20に一定レベルのバイア
ス電流Ibが供給されるようなバイアス制御信号Cbを
出力してバイアス電流源Jbを制御する。このときバイ
アス電流Ibは、半導体レーザ20の発振開始電流It
h(しきい値電流)の標準値の近傍にIthよりも小さ
く設定され、半導体レーザ20の発光特性がばらついた
り環境温度が変化してもIthを越えるおそれがない値
とされる。この値は、従来よりもIth近傍に設定する
ことが可能となる。
【0040】次に、レーザ発光時のAPC制御について
説明する。このとき、スイッチSは画像パルスVpに応
じてオンしている。また、選択スイッチSsは出力端子
T2と導通するように選択信号Seによってスイッチン
グ制御される。したがって、フォトダイオード60の検
知電流Ipdは電流増幅器34に入力され、帰還ループ
が安定となるようなループ内利得が得られるように検知
電流Ipdのレベルに応じて利得を可変調整されて増幅
出力される。
【0041】電流増幅器34の出力はAPC回路35に
入力される。APC回路35は電力制御信号Popによ
り制御されて、半導体レーザ20に一定レベルのパルス
電流Ipが供給されるようなパルス制御信号Cpを出力
してパルス電流源Jpを制御する。このときパルス電流
Ipは、半導体レーザ20の発振開始電流Ith(しき
い値電流)の標準値よりも必要にして十分なだけ大きく
設定され、従来よりも振幅の小さなパルスとすることが
できる。勿論、半導体レーザ20の発光特性がばらつい
たり環境温度が変化してもIth以下となるおそれがな
く安定にレーザ発光できる値とされる。
【0042】このように本実施の形態によれば、選択信
号Seに応じて選択スイッチSsをスイッチングするこ
とで検知電流Ipdをバイアス制御側(電流増幅器32
とAPC回路33との直列回路)またはパルス制御側
(電流増幅器33とAPC回路34との直列回路)のい
ずれか一方に出力しているので、バイアス電流源Jbと
パルス電流源Jpの両方を時間的に独立に制御すること
ができる。
【0043】このように、比較的簡単な構成によりバイ
アス電流Ibとパルス電流Ipをそれぞれ正確に制御す
ることができるので、バイアス電流Ibを従来よりもI
th近傍とすることができ、かつ、パルス電流Ipを従
来よりも振幅の小さなパルスとすることができる。した
がって、半導体レーザ20の駆動電流に対する発光の応
答性が改善され、より高精細化された画像を形成するこ
とができる。また、半導体レーザ20の発光特性がばら
ついたり環境温度が変化しても画像形成時のレーザビー
ムLの光量を安定にできるので、安定した画像形成を行
うことができる。
【0044】なお、スイッチSとパルス電流源Jpは直
列接続されているが、これらを並列に接続しても半導体
レーザ20を画像パルスVpに応じたパルス電流で駆動
することができる。また、フォトダイオード60に代え
て、ベースエミッタのpn接合を逆バイアスされたフォ
トトランジスタを用いても良い。
【0045】(第2の実施の形態)図4は本発明を適用
した画像形成装置の第2の実施の形態を示す。図3にお
いては、複写機の要部である露光制御部の駆動回路40
が示されている。複写機全体の構成は図1に示したもの
と同様である。
【0046】本実施の形態の複写機は、第1の形態の複
写機(1)よりも高速で動作可能で、かつ、画像の高精
細化を実現できるようにツインレーザチップ41を設け
た構成とされている。ツインレーザチップ41は、それ
ぞれのカソードを共通接続された半導体レーザ20a,
20bと、この共通カソードにアノードを接続されたフ
ォトダイオード60aとから構成されている。各半導体
レーザ20a,20bは第1の実施の形態における半導
体レーザ(20)と同等の特性のものであるとする。
【0047】画像処理ボード31aには、リニアイメー
ジセンサ(8)からの画像信号Vsとビームディテクタ
(24)からの検知出力Idが入力されている。画像処
理ボード31aには、画像信号Vsに基づいた時分割画
像パルスVp1,Vp2を生成する画像パルス生成回
路、検知出力Idを基に記録開始時間を計時するタイ
マ、タイマの計時結果に基づいて水平同期信号を生成し
て時分割画像パルスVp1,Vp2の同期をとる同期回
路等が配設されている。時分割画像パルスVp1とVp
2は、極めて短い周期で交互に出力される。
【0048】さらに、選択信号Se1,Se2および電
流制御信号Cs1,Cs2を生成すると共に、検知出力
Idに基づいたタイミングでサンプリングパルスPs1
〜Ps4を生成する信号生成回路や、これらの回路全体
の動作を制御するCPU等が配設されている。
【0049】半導体レーザ20a用の駆動部Aと半導体
レーザ20b用の駆動部Bは同一構成とされている。そ
こで、ここでは駆動部Aの構成のみについて説明する。
一端を電源Vccに接続された定電流源J1と電流制御
スイッチSc1との直列回路の他端は半導体レーザ20
aのアノードに接続されている。また、半導体レーザ2
0aのカソードは接地されており、電流制御信号Cs1
により制御されて電流制御スイッチSc1がオンするこ
とで半導体レーザ20aのpn接合は順バイアスされ
る。
【0050】一方、フォトダイオード60aのアノード
は接地されており、そのカソードが選択スイッチSs1
を介して電流増幅器42または電流増幅器44の入力端
に接続されることで逆バイアスされる。選択スイッチS
s1の出力端子T3には電流増幅器42とサンプルホー
ルド回路43との直列回路が接続されており、出力端子
T4には電流増幅器44とサンプルホールド回路45と
の直列回路が接続されている。
【0051】電流増幅器42および電流増幅器44は、
フォトダイオード60aの検知電流Ipdのレベルに応
じてそれぞれ自動的に利得を可変調整されるように構成
されている。電流増幅器42の増幅出力はサンプルホー
ルド回路43によって所定タイミングのサンプリングパ
ルスPs1に基づきサンプルホールドされ、サンプルホ
ールド出力制御信号Cb1によってバイアス電流源Jb
1のバイアス電流Ib1の値が自動制御される。
【0052】電流増幅器44の増幅出力はサンプルホー
ルド回路45によって所定タイミングのサンプリングパ
ルスPs2に基づきサンプルホールドされ、サンプルホ
ールド出力パルス制御信号Cp1によってパルス電流源
Jp1が自動制御される。パルス電流源Jp1に接続さ
れたスイッチS1は、時分割画像信号Vp1に応じてス
イッチング制御され、パルス電流Ip1が生成される。
【0053】次に、図5は図4中の各部の波形を示すタ
イミングチャートである。図5において、(A)は時分
割画像パルスVp1,(B)は時分割画像パルスVp
2,(C)は選択信号Se1,(D)は選択信号Se
2,(E)はサンプルホールドパルスPs2,(F)は
サンプルホールドパルスPs1,(G)はサンプルホー
ルドパルスPs4,(H)はサンプルホールドパルスP
s3,(I)は電流制御信号Cs1,(J)は電流制御
信号Cs2をそれぞれ示している。
【0054】以下、図3および図4を参照して本形態の
動作について説明する。本実施の形態では、半導体レー
ザの特性の一つであるドループ現象(パルス波形歪みチ
ルト)を抑制するために、図4が示すように画像信号の
1水平期間毎に画像信号期間以外の期間内にAPC制御
を行っている。
【0055】図4中時刻t1から時刻t8までが一水平
期間(1H)であり、時刻t6から時刻t7までが画像
信号期間Tsである。時刻t5から時刻t6まではフロ
ントポーチ、時刻t7から時刻t8まではバックポーチ
である。
【0056】時刻t1において、画像処理ボード31a
内で生成される前述した水平同期信号(図示せず)がロ
ーレベルになるのと同期して、電流制御信号Cs2がロ
ーレベルとなることで電流制御スイッチSc2がオフす
る。またこのとき、選択信号Se2はローレベルとなり
選択スイッチSs2は出力端子T6と導通し、時分割画
像パルスVp2はローレベルなのでスイッチS2はオフ
しているため、半導体レーザ20bは完全に消灯する。
このとき電流制御信号Cs1はハイレベルとされてお
り、電流制御スイッチSc1はオンしているため、半導
体レーザ20aには定電流I1が供給される。
【0057】また、電流制御信号Cs2がローレベルと
なるのと同時に、時分割画像パルスVp1がハイレベル
となってスイッチS1がオンすることでパルス電流Ip
1が流れ、半導体レーザ20aのレーザ発光電流のAP
C制御が行われる。このとき、選択信号Se1はローレ
ベルとされており、選択スイッチSs1は出力端子T4
と導通している。
【0058】したがってフォトダイオード60aは、定
電流I1とパルス電流Ip1に基づいて駆動される半導
体レーザ20aからのレーザビームLaを受光して、受
光量に応じた検知電流Ipdを出力する。フォトダイオ
ード60aからの検知電流Ipdは電流増幅器44に入
力されて増幅される。このとき、帰還ループが安定とな
るようなループ内利得が得られるように検知電流Ipd
のレベルに応じて利得を可変調整されて増幅出力され
る。
【0059】電流増幅器44からの増幅出力はサンプル
ホールド回路45によって時刻t1から時刻t2まで所
定タイミングで生成されるサンプリングパルスPs2に
基づき一定時間サンプルホールドされ、サンプルホール
ド回路45から出力されるパルス制御信号Cp1をパル
ス電流源Jp1に帰還することで、パルス電流Ip1の
値を自動制御している。
【0060】このときパルス電流Ip1は、半導体レー
ザ20aに流れる電流(I1−Ip1)がその発振開始
電流Ith(しきい値電流)の標準値よりも必要にして
十分なだけ大きくなるように設定され、従来よりも振幅
の小さなパルスとすることができる。勿論、半導体レー
ザ20aの発光特性がばらついたり環境温度が変化して
も電流(I1−Ip1)がIth以下となるおそれがな
く安定にレーザ発光できる値とされる。
【0061】次に、時刻t2において時分割画像パルス
Vp1がローレベルとなり、スイッチS1がオフしてレ
ーザ発光電流のAPC制御が終了する。時刻t2におい
てレーザ発光電流のAPC制御が終了すると同時に、選
択信号Se1がハイレベルとなって選択スイッチSs1
は出力端子T3と導通する。
【0062】したがってフォトダイオード60aは、定
電流I1とバイアス電流Ib1に基づいて駆動される半
導体レーザ20aからのレーザビームLaを受光して、
受光量に応じた検知電流Ipdを出力する。フォトダイ
オード60aからの検知電流Ipdは電流増幅器42に
入力されて増幅される。このとき、帰還ループが安定と
なるようなループ内利得が得られるように検知電流Ip
dのレベルに応じて利得を可変調整されて増幅出力され
る。
【0063】電流増幅器42からの増幅出力はサンプル
ホールド回路43によって時刻t2から時刻t3まで所
定タイミングで生成されるサンプリングパルスPs1に
基づき一定時間サンプルホールドされ、サンプルホール
ド回路43から出力されるバイアス制御信号Cb1をバ
イアス電流源Jb1に帰還することで、バイアス電流I
b1の値を自動制御している。
【0064】このときバイアス電流Ib1は、半導体レ
ーザ20aに流れる電流(I1−Ib1)がその発振開
始電流Ith(しきい値電流)の標準値の近傍にIth
よりも小さくなるように設定され、半導体レーザ20a
の発光特性がばらついたり環境温度が変化しても電流
(I1−Ib1)がIthを越えるおそれがない値とさ
れる。この値は、従来よりもIth近傍に設定すること
が可能となる。このようにして、バイアス電流のAPC
制御が終了する。
【0065】駆動部Aのレーザ発振電流およびバイアス
電流のAPC制御が終了すると、時刻t3において、電
流制御信号Cs1がローレベルとなることで電流制御ス
イッチSc1がオフする。またこのとき、選択信号Se
1はローレベルとなり選択スイッチSs1は出力端子T
4と導通し、時分割画像パルスVp1はローレベルなの
でスイッチS1はオフするため、半導体レーザ20aは
完全に消灯する。同時に電流制御信号Cs2がハイレベ
ルとなり、電流制御スイッチSc2がオンすることで半
導体レーザ20bに定電流I2が供給され、駆動部Bの
APC制御が開始される。
【0066】また、電流制御信号Cs1がローレベルと
なるのと同時に、時分割画像パルスVp2がハイレベル
となってスイッチS2がオンすることでパルス電流Ip
2が流れ、半導体レーザ20bのレーザ発光電流のAP
C制御が行われる。このとき、選択信号Se2はローレ
ベルとされており、選択スイッチSs2は出力端子T6
と導通している。
【0067】したがって、フォトダイオード60aは半
導体レーザ20bからのレーザビームLbを受光して、
受光量に応じた検知電流Ipdを出力する。フォトダイ
オード60aからの検知電流Ipdは電流増幅器48に
入力されて増幅される。このとき、帰還ループが安定と
なるようなループ内利得が得られるように検知電流Ip
dのレベルに応じて利得を可変調整されて増幅出力され
る。
【0068】電流増幅器48からの増幅出力はサンプル
ホールド回路49によって時刻t3から時刻t4まで所
定タイミングで生成されるサンプリングパルスPs4に
基づき一定時間サンプルホールドされ、サンプルホール
ド回路49から出力されるパルス制御信号Cp2をパル
ス電流源Jp2に帰還することで、パルス電流Ip2の
値を自動制御している。
【0069】このときパルス電流Ip2は、半導体レー
ザ20bに流れる電流(I2−Ip2)がその発振開始
電流Ith(しきい値電流)の標準値よりも必要にして
十分なだけ大きくなるように設定され、従来よりも振幅
の小さなパルスとすることができる。勿論、半導体レー
ザ20bの発光特性がばらついたり環境温度が変化して
も電流(I2−Ip2)がIth以下となるおそれがな
く安定にレーザ発光でき、電流(I2−Ip2)が電流
(I1−Ip1)とほぼ等しくなる値とされる。
【0070】次に、時刻t4において時分割画像パルス
Vp2がローレベルとなり、スイッチS2がオフしてレ
ーザ発光電流のAPC制御が終了する。時刻t4におい
てレーザ発光電流のAPC制御が終了すると同時に、選
択信号Se2がハイレベルとなって選択スイッチSs2
は出力端子T5と導通する。
【0071】したがってフォトダイオード60aは、定
電流I2とバイアス電流Ib2に基づいて駆動される半
導体レーザ20bからのレーザビームLbを受光して、
受光量に応じた検知電流Ipdを出力する。フォトダイ
オード60aからの検知電流Ipdは電流増幅器46に
入力されて増幅される。このとき、帰還ループが安定と
なるようなループ内利得が得られるように検知電流Ip
dのレベルに応じて利得を可変調整されて増幅出力され
る。
【0072】電流増幅器46からの増幅出力はサンプル
ホールド回路47によって時刻t4から時刻t5まで所
定タイミングで生成されるサンプリングパルスPs3に
基づき一定時間サンプルホールドされ、サンプルホール
ド回路47から出力されるバイアス制御信号Cb2をバ
イアス電流源Jb2に帰還することで、バイアス電流I
b2の値を自動制御している。
【0073】このときバイアス電流Ib2は、半導体レ
ーザ20bに流れる電流(I2−Ib2)がその発振開
始電流Ith(しきい値電流)の標準値の近傍にIth
よりも小さくなるように設定され、半導体レーザ20b
の発光特性がばらついたり環境温度が変化しても電流
(I2−Ib2)がIthを越えるおそれがなく、電流
(I2−Ib2)が電流(I1−Ib1)とほぼ等しく
なる値とされる。この値は、従来よりもIth近傍に設
定することが可能となる。このようにして、バイアス電
流のAPC制御が終了する。
【0074】水平同期信号がハイレベルとなり水平同期
期間が終了してフロントポーチが開始する時刻t5か
ら、バックポーチが終了して水平同期期間が再び開始す
る時刻t8までの期間では、電流制御信号Cs1および
電流制御信号Cs2が共にハイレベルとされており、電
流制御スイッチSc1およびSc2が共にオンしてい
る。したがって、この間、半導体レーザ20aおよび半
導体レーザ20bには定電流I1およびI2が供給され
ている。
【0075】またこの間は、選択信号Se1および選択
信号Se2がローレベルとされており、選択スイッチS
s1は出力端子T4と、選択スイッチSs2は出力端子
T6とそれぞれ導通している。このため、半導体レーザ
20aおよび半導体レーザ20bは、それぞれ画像信号
期間以外の水平同期期間内に設定された電流値でバイア
スされている。
【0076】さらに、時刻t6から時刻t7までの画像
信号期間Tsにおいては、画像信号Vsに基づいて生成
された時分割画像パルスVp1および時分割画像パルス
Vp2が、前述したとおりに出力される。したがって、
半導体レーザ20aおよび半導体レーザ20bの動作可
能速度以上の高速で高精細化された画像を形成すること
ができる。
【0077】このように本実施の形態によれば、マルチ
レーザタイプのレーザチップを用いた構成の画像形成装
置において、一水平期間の同期期間に、選択信号Se
1,Se2に応じて選択スイッチSs1,Ss2をスイ
ッチングすることで検知電流Ipdを各駆動部A,Bの
バイアス制御側(電流増幅器42とサンプルホールド回
路43との直列回路、または電流増幅器46とサンプル
ホールド回路47との直列回路)またはパルス制御側
(電流増幅器44とサンプルホールド回路45との直列
回路、または電流増幅器48とサンプルホールド回路4
9との直列回路)のいずれか一方に出力しているので、
バイアス電流源Jb1,Jb2とパルス電流源Jp1,
Jp2の両方を時間的に独立に制御することができる。
【0078】このように、比較的簡単な構成によりバイ
アス電流Ib1,Ib2とパルス電流Ip1,Ib2を
それぞれ正確に制御することができるので、バイアス電
流Ib1,Ib2を従来よりもIth近傍とすることが
でき、かつ、パルス電流Ip1,Ib2を従来よりも振
幅の小さなパルスとすることができる。したがって、半
導体レーザ20a,20bの駆動電流に対する発光の応
答性が改善され、より高精細化された画像を形成するこ
とができる。
【0079】また、半導体レーザ20a,20bの発光
特性がばらついたり環境温度が変化しても画像形成時の
レーザビームLa,Lbの光量をほぼ等しく安定にでき
るので、高速で高精細化された画像形成を安定して行う
ことができる。また、一水平期間の画像信号期間以外の
期間毎に各半導体レーザのAPC制御を順次一個づつ行
っているので、半導体レーザのドループ現象を抑制する
ことができる。
【0080】なお、スイッチS1,S2とパルス電流源
Jp1,Jp2は直列接続されているが、これらを並列
に接続しても半導体レーザ20a,20bを画像パルス
Vp1,Vp2に応じたパルス電流で駆動することがで
きる。また、フォトダイオード60bに代えて、ベース
エミッタのpn接合を逆バイアスされたフォトトランジ
スタを用いても良い。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、光源をバイアスするバイアス手段と画像信号に基づ
いて光源を駆動する駆動手段をそれぞれ独立に制御する
2つの独立の制御信号により光源からの光量を所定量に
制御して露光量を制御しているので、バイアス手段と駆
動手段を正確に制御でき、半導体レーザを光源として使
用した場合、その特性を最大限に発揮して動作速度の向
上を図り、高精細画像を形成することができるという効
果が得られる。
【0082】すなわち、本発明では、光源からの光を検
知する検知手段からの検知信号をバイアス手段と駆動手
段とに帰還する制御手段を、バイアス手段によるバイア
ス量を可変制御するバイアス制御手段と画像信号に基づ
いてスイッチングされるスイッチング手段とスイッチン
グ手段に接続された電源からなる駆動手段による信号量
を可変制御する信号制御手段と前記検知信号を該信号制
御手段またはバイアス制御手段のいずれか一方に選択出
力する選択出力手段とから構成することでバイアス手段
と駆動手段とを時間的に独立に制御する2つの独立の制
御信号を適用しているので、比較的簡単な構成で光源の
バイアス量と駆動信号量をそれぞれ正確に制御すること
ができる。
【0083】また、本発明では、バイアス制御手段が検
知信号のレベルに応じて利得を調整される第1の利得調
整手段を有し、信号制御手段が検知信号のレベルに応じ
て利得を調整される第2の利得調整手段を有することで
帰還ループの利得を所定利得に調整しているので、帰還
ループを安定に動作させることができる。
【0084】また、本発明では、画像信号期間外の期間
は水平同期期間であり、水平同期期間毎に複数の制御手
段を順次動作させる手段を適用しているので、光源とし
て半導体レーザを用いた場合でもドループ現象を抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の第1の実施の
形態を示す側面透視図である。
【図2】図1中の要部の構成を示す図である。
【図3】本発明を適用した図1に示す複写機1の露光制
御部の駆動回路を示す図である。
【図4】本発明を適用した画像形成装置の第2の実施の
形態を示す図である。
【図5】図4中の各部の波形を示すタイミングチャート
である。
【図6】従来の半導体レーザ光学系による露光制御部の
駆動回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機 9 露光制御部 11 感光ドラム 20,20a,20b 半導体レーザ 30,40 駆動回路 31,31a 画像処理ボード 32,34,42,44,46,48 電流増幅器 33,35 APC回路 41 レーザチップ 43,45,47,49 サンプルホールド回路 60,60a フォトダイオード Ipd 検知電流 Jb,Jb1,Jb2 バイアス電流源 Jp,Jp1,Jp2 パルス電流源 S,S1,S2 スイッチ Sc1,Sc2 電流制御スイッチ Ss,Ss1,Ss2 選択スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源をバイアスするバイアス
    手段と、画像信号に基づいて該光源を駆動する駆動手段
    と、該光源からの光を検知する検知手段と、該検知手段
    からの検知信号に基づいた制御信号を前記バイアス手段
    と前記駆動手段とに帰還する制御手段とで構成された帰
    還ループと、 前記光源からの光により露光されて潜像を形成される感
    光体とを具備し、 前記光源の光量を所定量に制御して露光量を制御する画
    像形成装置であって、 前記制御手段は前記バイアス手段と前記駆動手段の両方
    をそれぞれ独立に制御する2つの独立の制御信号を生成
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は複数の光源からなり、 前記制御手段は前記複数の光源に対応して複数設けられ
    ており、前記画像信号の各水平期間の画像信号期間外の
    期間に、前記バイアス手段と前記駆動手段の両方をそれ
    ぞれ独立に制御することで前記複数の光源を順次一個づ
    つ制御して全ての光源の光量を前記所定量に制御する構
    成とされてなることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段を、前記バイアス手段によ
    るバイアス量を可変制御するバイアス制御手段と、前記
    画像信号に基づいてスイッチングされるスイッチング手
    段と該スイッチング手段に接続された電源からなる前記
    駆動手段による信号量を可変制御する信号制御手段と、
    前記検知信号を該信号制御手段または前記バイアス制御
    手段のいずれか一方に選択出力する選択出力手段とから
    構成することで、前記バイアス手段と前記駆動手段とを
    時間的に独立に制御することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記バイアス制御手段は前記検知信号の
    レベルに応じて利得を調整される第1の利得調整手段を
    有し、前記信号制御手段は前記検知信号のレベルに応じ
    て利得を調整される第2の利得調整手段を有すること
    で、前記帰還ループの利得を所定利得に調整する構成と
    されてなることを特徴とする請求項3に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記画像信号期間外の期間は水平同期期
    間であり、該水平同期期間毎に前記複数の制御手段を順
    次動作させる手段をさらに有してなることを特徴とする
    請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 光源と、 該光源を第一の光量に制御する第一の電流制御手段と、 該光源を第二の光量に制御する第二の電流制御手段と、 画像信号に基づいて該光源を駆動する駆動手段と、 該光源からの光を検知する検知手段と、 該検知手段からの検知信号に基づいた制御信号を前記第
    一の電流制御手段と第二の電流制御手段とに帰還する制
    御手段とで構成された帰還ループと、 前記光源からの光により露光されて潜像を形成される感
    光体とを具備し、 前記光源の光量を所定量に制御して露光量を制御する画
    像形成装置であって、 前記制御手段は前記第一の電流制御手段と前記第二の電
    流制御手段の両方をそれぞれ独立に制御する2つの独立
    の制御信号を生成することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記光源は複数の光源からなり、 前記制御手段は前記複数の光源に対応して複数設けられ
    ており、 前記画像信号の各水平期間の画像信号期間外に、 前記第一の光量に制御する第一の電流制御手段と、 前記第二の光量に制御する第二の電流制御手段とをそれ
    ぞれ独立に制御することで前記複数の光源を順次一個づ
    つ制御して全ての光源の光量を前記所定量に制御する構
    成とされてなることを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段を、 前記第一の光量に制御する第一の電流制御手段と、 前記第二の光量に制御する第二の電流制御手段と、 前記検知信号を前記第一の電流制御手段と前記第二の電
    流制御手段のいずれか一方に選択出力する選択出力手段
    とから構成することで、 前記第一の電流制御手段と第二の電流制御手段とを時間
    的に独立に制御することを特徴とする請求項6または7
    に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第一の電流制御手段は前記検知信号
    のレベルに応じて利得を調整される第一の利得調整手段
    を有し、 前記第二の電流制御手段は前記検知信号のレベルに応じ
    て利得を調整される第二の利得調整手段を有すること
    で、 前記帰還ループの利得を所定利得に調整する構成とされ
    てなることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196358A (ja) * 2008-01-25 2009-09-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2009255547A (ja) * 2008-03-18 2009-11-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196358A (ja) * 2008-01-25 2009-09-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2009255547A (ja) * 2008-03-18 2009-11-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法

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