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JPH09182679A - 食品製造機の油引装置 - Google Patents

食品製造機の油引装置

Info

Publication number
JPH09182679A
JPH09182679A JP35312895A JP35312895A JPH09182679A JP H09182679 A JPH09182679 A JP H09182679A JP 35312895 A JP35312895 A JP 35312895A JP 35312895 A JP35312895 A JP 35312895A JP H09182679 A JPH09182679 A JP H09182679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fat
coating
coating part
seizure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35312895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Ishiai
幸彦 石合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON EE P F KENKYUSHO KK
Original Assignee
NIPPON EE P F KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON EE P F KENKYUSHO KK filed Critical NIPPON EE P F KENKYUSHO KK
Priority to JP35312895A priority Critical patent/JPH09182679A/ja
Publication of JPH09182679A publication Critical patent/JPH09182679A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種の油引装置においては耐熱性が
低く、連続して油脂の塗付を行うときの加熱用ピットの
熱で短期間に油引装置が劣化し、交換のためのメンテナ
ンス作業が頻繁となって生産効率が低下する問題点を生
じていた。 【解決手段】 本発明により、上面を開放する略函状に
スポンジ状のシリコンゴムで形成された塗付部2と、塗
付部2の函状の内面に嵌着し熱伝導性に優れる部材で形
成されたホルダ部3とで構成された油引装置1としたこ
とで、塗付部2が形成されたシリコンゴムの耐熱性と、
この塗付部2の凹部2aに嵌着されるホルダ3の熱伝導
性とで、加熱用ピット10からの熱に対する耐久性を大
幅に向上させるものとし、塗付部2の交換のためのメン
テナンス回数を低減して課題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばドラ焼、卵
焼など液状の加工原料を加熱用ピットに注入し加熱焼成
する食品製造機に関するものであり、詳細には、加熱に
より加工原料と加熱用ピットとに焼付きを生じないよう
に、加工原料の注入に先立ち加熱用ピットに焼付防止用
油脂の塗付を行う装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の油引装置の例を示すもの
が図2及び図3であり、先ず、図2に示す油引装置90
は、例えば木綿繊維で形成した紐の多数を束ねてモップ
状の塗付部91としたものであり、この塗付部91を焼
付防止用油脂に浸漬した後に加熱用ピット(図示は省略
する)に擦り付けて塗付を行うものであり、前記塗付部
91は柄部92で産業ロボットに取付けられるなどして
駆動が行われる。
【0003】また、図3に示す油引装置80において
は、塗付部81は、いわゆる霧吹き装置として形成され
るものであり、この塗付部81で焼付防止用油脂を圧搾
空気などにより加熱用ピットの内面に噴霧し付着させる
ものである。尚、図中に符号82で示すものは、上記と
同様に塗付部81を産業ロボットなどに取付けるための
柄部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の油引装置において、先ず、図2に示した油引装
置90では、第一には加熱用ピットのコーナー部分など
狭い部分には前記塗付部91が入り込み難く、これによ
り焼付防止用油脂の塗付が充分に行われていない部分を
生じて、この部分に焼付きを生じ易い問題点を生じてい
る。
【0005】また、第二には、この種の食品製造機は連
続運転が行われるのが通常であるので、焼付防止用油脂
の加熱用ピットへの塗付は前回の焼成の予熱が残る状態
で行われるものと成り、木綿繊維など比較的に耐熱性の
低い部材で形成されている塗付部91に損傷が著しく、
このために頻繁に塗付部91の交換を行わなくては成ら
ないものとなり、メンテナンスが煩雑化する問題点を生
じるものとなる。
【0006】また、図3に示した油引装置80では、一
般的に焼付防止用油脂は粘度が高いので、塗付部81で
噴霧を行った場合に均一な霧状とならず、ボタ落ちや付
着ムラを生じ易く、これを補うためには噴霧量を増やす
必要を生じ、結果的に焼付防止用油脂が適正量よりも多
く使用されるものとなって、製造される食品の風味を著
しく損なうなど品質の低下を生じる問題点を生じ、これ
らの点の解決が課題とされるものとなっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的な手段として、加工原料
の供給に先立って焼付防止用油脂を加熱用ピットに塗付
して成る食品製造機の油引装置において、前記油引装置
は、上面を開放する略函状にスポンジ状のシリコンゴム
で形成された塗付部と、前記塗付部の函状の内面に嵌着
し熱伝導性に優れる部材で形成されたホルダ部とで構成
され、前記ホルダ部には、少なくとも前記塗付部のコー
ナー部に対応する油送路の開口部が設けられていること
を特徴とする食品製造機の油引装置を提供することで課
題を解決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る食品製造機の油引装置であり、この油引
装置1は加工原料の供給に先立って焼付防止用油脂20
を加熱用ピット10に塗付するものである点は従来例の
ものと同様である。
【0009】ここで、本発明では前記油引装置1を塗付
部2とホルダ部3とで構成するものであり、前記塗付部
2は、耐熱性に優れるシリコンゴムを発泡処理してスポ
ンジ状とした部材により、上面が開放する凹部2aを有
する略函状として形成されている。
【0010】尚、その外形形状は加熱用ピット10の形
状に対応して定められるものであり、前記加熱用ピット
10中で適宜に移動することにより、この加熱用ピット
10の焼付防止用油脂20を塗付するべき面の全てに接
触する形状とされ、この塗付部2の適宜な位置には、係
止孔2bなどホルダ部3と係止するための適宜の係止手
段が設けられている。
【0011】一方、前記ホルダ部3は、例えばアルミニ
ウムなど熱伝導性に優れる部材で、前記塗付部2の凹部
2aに嵌り込む形状に形成されるものであり、更に前記
塗付部2の係止孔2bに対応する係止ピン3aが設けら
れ、これにより、作動時には前記塗付部2に脱落を生じ
ることがなく、また、交換などの必要を生じた場合には
塗付部2の取外しが行えるものとされている。
【0012】また、前記ホルダ部3の内部には、油送路
4が設けられ、該油送路4は前記塗付部2の凹部2aに
開口部4aが設けられるものとされて、この油送路4に
より焼付防止用油脂20を塗付部2に供給する。このと
きに、焼付防止用油脂20が塗付部2の全体に供給され
るように、前記油送路4の開口部4aは塗付部2の使用
状態での上部寄りに設けられる。
【0013】また、前記加熱用ピット10のコーナー部
10aなど、特に焼付きを生じ易い部分に充分に焼付防
止用油脂20が供給されるように前記コーナー部10a
に対応する位置には優先的に前記開口部4aが設けられ
ることが好ましいが、前記コーナー部10aに設けた開
口部4aからの供給では不十分な部分を生じる場合に
は、適宜に油送路4及び開口部4aを追加する。
【0014】そして、前記ホルダ部3には、このホルダ
部3を加熱用ピット10内に降下し、前後左右などに移
動して焼付防止用油脂20の塗付作業を行わせるための
産業ロボットなどへ取付を行うための取付アーム5、及
び、前記油送路4に焼付防止用油脂20を供給するため
の給油口6が設けられ、この給油口6から絞り弁(図示
は省略する)などにより流量を適量として調整された焼
付防止用油脂20が供給される。
【0015】次いで、上記の構成とした本発明の油引装
置1の作用及び効果について説明する。先ず、本発明に
より前記塗付部2をスポンジ状のシリコンゴムとしたこ
とで、シリコンゴムの優れた耐熱性により、前回の焼成
時の熱が残る加熱用ピット10に接触させたときにも、
短時間で劣化を生じることがなく、従って、塗付部2の
交換のためのメンテナンス回数を減じることが可能とな
る。
【0016】加えて、前記塗付部2はスポンジ状とされ
て凹部2aが設けられ、その凹部2aには熱伝導性の良
い部材で形成されたホルダ部3が嵌着されているので、
前記加熱用ピット10からの熱は、塗付部2自体、及
び、この塗付部2が含浸している焼付防止用油脂20を
介してホルダ部3に伝導され、塗付部2からの放熱が行
われるものとなり、一層に塗付部2の温度が低く保たれ
て上記の劣化の発生を防止するものとなる。
【0017】また、前記塗付部2はスポンジ状とされた
ことで、加熱用ピット10に例えば小さな凹凸模様など
が設けられていても、適宜の圧力を加えることで塗付部
2は、その凹凸模様に馴染むように変形し、そして内部
に含浸している焼付防止用油脂20を絞り出すようにし
て塗付するものとなり、残し、ムラなどを生じることな
く塗付が行えるものとなる。
【0018】また、前記塗付部2がスポンジ状とされた
ことは、適度の焼付防止用油脂20に対する保持性も有
するものとなり、上記したように塗付部2に含浸される
焼付防止用油脂20の量を絞り弁などにより適正化して
おけば、待機時にタレ落ちなどを生じることもない。
【0019】加えて、開口部4aを加熱用ピット10の
コーナー部10aの位置などに対応して設けたことで、
焼付きを生じ易い所にはやや多い量の焼付防止用油脂2
0を塗付し、焼付きを生じないところには薄く塗付する
など細やかな対応が可能となり、適正量の焼付防止用油
脂20が塗付されるものとして、例えば、焼付きを生じ
易い所に併せて全体の塗付量を設定し、それ以外の部分
が過剰となって完成した食品の風味を損ずるなどを防止
できるものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、上
面を開放する略函状にスポンジ状のシリコンゴムで形成
された塗付部と、前記塗付部の函状の内面に嵌着し熱伝
導性に優れる部材で形成されたホルダ部とで構成された
油引装置としたことで、塗付部が形成されたシリコンゴ
ムの耐熱性と、この塗付部の凹部に嵌着されるホルダの
熱伝導性とで、加熱用ピットからの熱に対する耐久性を
大幅に向上させるものとなり、これにより、塗付部の交
換のためのメンテナンス回数を低減し、生産性の向上に
極めて優れた効果を奏するものである。
【0021】また、ホルダ部には、少なくとも塗付部の
コーナー部に対応する油送路の開口部が設けられている
ものとしたことで、焼付きを生じ易い所にはやや多い量
の焼付防止用油脂を塗付し、焼付きを生じないところに
は薄く塗付するなど細やかな対応が可能となり、適正量
の焼付防止用油脂が塗付されるものとして、過剰な焼付
防止用油脂の量により完成した食品の風味を損なうこと
を防止し、製品の品質の向上にも極めて優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油引装置の一実施形態を一部を
分解した状態で示す斜視図である。
【図2】 従来例を示す斜視図である。
【図3】 別の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……油引装置 2……塗付部 2a……凹部 2b……係止孔 3……ホルダ部 3a……係止ピン 4……油送路 4a……開口部 5……取付アーム 6……給油口 10……加熱用ピット 20……焼付防止用油脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工原料の供給に先立って焼付防止用油
    脂を加熱用ピットに塗付して成る食品製造機の油引装置
    において、前記油引装置は、上面を開放する略函状にス
    ポンジ状のシリコンゴムで形成された塗付部と、前記塗
    付部の函状の内面に嵌着し熱伝導性に優れる部材で形成
    されたホルダ部とで構成され、前記ホルダ部には、少な
    くとも前記塗付部のコーナー部に対応する油送路の開口
    部が設けられていることを特徴とする食品製造機の油引
    装置。
JP35312895A 1995-12-28 1995-12-28 食品製造機の油引装置 Pending JPH09182679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35312895A JPH09182679A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 食品製造機の油引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35312895A JPH09182679A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 食品製造機の油引装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09182679A true JPH09182679A (ja) 1997-07-15

Family

ID=18428759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35312895A Pending JPH09182679A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 食品製造機の油引装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH09182679A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265483A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Tosoh Corp 遷移金属化合物、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
JP2012245025A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Lec Inc 油引き具
US8713753B2 (en) 2008-06-18 2014-05-06 Lg Electronics Inc. Nozzle for a vacuum cleaner

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265483A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Tosoh Corp 遷移金属化合物、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
US8713753B2 (en) 2008-06-18 2014-05-06 Lg Electronics Inc. Nozzle for a vacuum cleaner
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