JPH09182410A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
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- JPH09182410A JPH09182410A JP7332229A JP33222995A JPH09182410A JP H09182410 A JPH09182410 A JP H09182410A JP 7332229 A JP7332229 A JP 7332229A JP 33222995 A JP33222995 A JP 33222995A JP H09182410 A JPH09182410 A JP H09182410A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field magnet
- armature coil
- linear motor
- bent
- pole
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K41/00—Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
- H02K41/02—Linear motors; Sectional motors
- H02K41/03—Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Linear Motors (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電機子コイルの導線部分を有効利用して可動
子に高推力を発生させることができ、また、可動子推力
の割りには全体をコンパクト化でき、しかも各部の配置
の調整が容易なリニアモータを提供する。 【解決手段】 電機子コイル2をその移動方向に垂直な
断面を多角形形状に形成し、界磁マグネット11を断面
L字状の屈曲N極、屈曲S極の磁極を複数個並べて形成
し、界磁マグネット11の屈曲隅部110には電機子コ
イル移動方向に沿って切り欠きを設け、界磁マグネット
11の電機子コイル2側の該コイル移動方向に沿う2面
11A、11Bを、それぞれ空隙を介して電機子コイル
2の連続する二つの側面2A、2Bと互いに対向するよ
うに配置する。
子に高推力を発生させることができ、また、可動子推力
の割りには全体をコンパクト化でき、しかも各部の配置
の調整が容易なリニアモータを提供する。 【解決手段】 電機子コイル2をその移動方向に垂直な
断面を多角形形状に形成し、界磁マグネット11を断面
L字状の屈曲N極、屈曲S極の磁極を複数個並べて形成
し、界磁マグネット11の屈曲隅部110には電機子コ
イル移動方向に沿って切り欠きを設け、界磁マグネット
11の電機子コイル2側の該コイル移動方向に沿う2面
11A、11Bを、それぞれ空隙を介して電機子コイル
2の連続する二つの側面2A、2Bと互いに対向するよ
うに配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアモータに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】リニアモータは、複写機、イメージスキ
ャナ、プリンタ等のOA機器、X−Yテーブル、物品搬
送装置等のFA機器、カメラ等の光学機器など広い分野
で物品、部材等を直線的に駆動することに利用されてい
る。従来のリニアモータでは、例えば特開昭57−52
365号公報に示されるように、N極とS極の磁極を交
互に複数個並べて形成した固定界磁マグネットと、該界
磁マグネットに空隙を挟んで対向配置された可動電機子
コイルとを含み、該電機子コイルの中央開口面を界磁マ
グネットに平行に臨ませる構造のものが提案されてい
る。
ャナ、プリンタ等のOA機器、X−Yテーブル、物品搬
送装置等のFA機器、カメラ等の光学機器など広い分野
で物品、部材等を直線的に駆動することに利用されてい
る。従来のリニアモータでは、例えば特開昭57−52
365号公報に示されるように、N極とS極の磁極を交
互に複数個並べて形成した固定界磁マグネットと、該界
磁マグネットに空隙を挟んで対向配置された可動電機子
コイルとを含み、該電機子コイルの中央開口面を界磁マ
グネットに平行に臨ませる構造のものが提案されてい
る。
【0003】また、特開昭59−6767号公報に示さ
れるように、N極とS極の磁極を交互に複数個並べて形
成した二つの固定界磁マグネットを空隙を挟んで対向さ
せ、その空隙に可動電機子コイルを配置する構造が提案
されている。この例では、電機子コイルの中央開口面が
電機子コイル移動方向に垂直に配置されている。
れるように、N極とS極の磁極を交互に複数個並べて形
成した二つの固定界磁マグネットを空隙を挟んで対向さ
せ、その空隙に可動電機子コイルを配置する構造が提案
されている。この例では、電機子コイルの中央開口面が
電機子コイル移動方向に垂直に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭57
−52365号公報が教えるリニアモータでは、界磁マ
グネット長手方向に平行な電機子コイル導線部が推力に
寄与しない無駄な部分になり、効率が悪い。また、特開
昭59−6767号公報が教えるリニアモータでは、特
開昭57−52365号公報に記載のリニアモータより
は高推力を得られるが、二つの界磁マグネットが独立し
ているため両マグネット相互の位置関係の細かな調整が
必要となるという問題がある。
−52365号公報が教えるリニアモータでは、界磁マ
グネット長手方向に平行な電機子コイル導線部が推力に
寄与しない無駄な部分になり、効率が悪い。また、特開
昭59−6767号公報が教えるリニアモータでは、特
開昭57−52365号公報に記載のリニアモータより
は高推力を得られるが、二つの界磁マグネットが独立し
ているため両マグネット相互の位置関係の細かな調整が
必要となるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は電機子コイルと、N極と
S極の磁極を交互に複数個並べて形成される界磁マグネ
ットとを備え、これらのうちいずれか一方を可動子要
素、他方を固定子要素とするリニアモータであって、電
機子コイルの導線部分を有効利用してそれだけ可動子に
高推力を発生させることができ、また、可動子推力の割
りには全体をコンパクト化でき、しかも各部の配置の調
整が容易なリニアモータを提供することを課題とする。
S極の磁極を交互に複数個並べて形成される界磁マグネ
ットとを備え、これらのうちいずれか一方を可動子要
素、他方を固定子要素とするリニアモータであって、電
機子コイルの導線部分を有効利用してそれだけ可動子に
高推力を発生させることができ、また、可動子推力の割
りには全体をコンパクト化でき、しかも各部の配置の調
整が容易なリニアモータを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、電機子コイルと、N極とS極の磁極を交互
に複数個並べて形成される界磁マグネットとを備え、こ
れらのうちいずれか一方を可動子要素、他方を固定子要
素とするリニアモータにおいて、前記電機子コイルは、
前記界磁マグネットに対する相対的移動方向に垂直な断
面が多角形形状に形成されており、前記界磁マグネット
は、前記電機子コイルの前記相対的移動方向に沿う複数
の側面のうち連続する少なくとも二つの側面に対向し、
且つ、それら側面に沿うように一体的に屈曲形成され、
配置されていることを特徴とするリニアモータを提供す
る。
に本発明は、電機子コイルと、N極とS極の磁極を交互
に複数個並べて形成される界磁マグネットとを備え、こ
れらのうちいずれか一方を可動子要素、他方を固定子要
素とするリニアモータにおいて、前記電機子コイルは、
前記界磁マグネットに対する相対的移動方向に垂直な断
面が多角形形状に形成されており、前記界磁マグネット
は、前記電機子コイルの前記相対的移動方向に沿う複数
の側面のうち連続する少なくとも二つの側面に対向し、
且つ、それら側面に沿うように一体的に屈曲形成され、
配置されていることを特徴とするリニアモータを提供す
る。
【0007】本発明にかかるリニアモータは、前記電機
子コイル、界磁マグネットのいずれを可動子要素(或い
は、固定子要素)として利用してもよい。前記断面多角
形形状電機子コイルの導線部のうち、前記界磁マグネッ
トに対向する側面部分の導線部が推力に寄与する有効導
体部となる。前記界磁マグネットは、例えば前記電機子
コイルの前記相対的移動方向に沿う側面のうち連続する
少なくとも二つの側面に沿うような一体的な屈曲N極、
屈曲S極の磁極を交互に並べて形成することができる。
このように界磁マグネットを形成したときは、該界磁マ
グネットの前記電機子コイル側の屈曲隅部を前記相対的
移動方向に沿って切り欠くことが望ましい。該界磁マグ
ネットの屈曲隅部は、普通には、前記断面多角形形状の
電機子コイルの該多角形の頂点に対応する位置における
前記可動子の相対的移動方向に沿った部分を指す。
子コイル、界磁マグネットのいずれを可動子要素(或い
は、固定子要素)として利用してもよい。前記断面多角
形形状電機子コイルの導線部のうち、前記界磁マグネッ
トに対向する側面部分の導線部が推力に寄与する有効導
体部となる。前記界磁マグネットは、例えば前記電機子
コイルの前記相対的移動方向に沿う側面のうち連続する
少なくとも二つの側面に沿うような一体的な屈曲N極、
屈曲S極の磁極を交互に並べて形成することができる。
このように界磁マグネットを形成したときは、該界磁マ
グネットの前記電機子コイル側の屈曲隅部を前記相対的
移動方向に沿って切り欠くことが望ましい。該界磁マグ
ネットの屈曲隅部は、普通には、前記断面多角形形状の
電機子コイルの該多角形の頂点に対応する位置における
前記可動子の相対的移動方向に沿った部分を指す。
【0008】また、前記界磁マグネットは、N極とS極
の磁極を交互に複数個並べて形成される平板型の界磁マ
グネット部品の少なくとも二つを前記電機子コイルの連
続する少なくとも二つの側面に対向するように組み合わ
せて、隣合う該界磁マグネット部品間を非磁性体部材で
連結し、一体化して形成してもよい。本発明のリニアモ
ータによると、屈曲形成されている界磁マグネットの複
数面(少なくとも2面)によって、これらの面に対向す
る位置にある電機子コイルの複数側面部分(少なくとも
2側面部分)の導線部を推力に寄与させることができる
ため効率良く推力が得られ、また、多面化界磁マグネッ
トは一体的に形成されているため、界磁マグネット等の
配置調整が容易となる。
の磁極を交互に複数個並べて形成される平板型の界磁マ
グネット部品の少なくとも二つを前記電機子コイルの連
続する少なくとも二つの側面に対向するように組み合わ
せて、隣合う該界磁マグネット部品間を非磁性体部材で
連結し、一体化して形成してもよい。本発明のリニアモ
ータによると、屈曲形成されている界磁マグネットの複
数面(少なくとも2面)によって、これらの面に対向す
る位置にある電機子コイルの複数側面部分(少なくとも
2側面部分)の導線部を推力に寄与させることができる
ため効率良く推力が得られ、また、多面化界磁マグネッ
トは一体的に形成されているため、界磁マグネット等の
配置調整が容易となる。
【0009】また、界磁マグネットが前記のように一体
的な屈曲N極、屈曲S極の磁極を交互に並べて形成した
ものであるときに該界磁マグネットの屈曲隅部に前記の
切り欠きを設けると、或いは界磁マグネットが平板型の
界磁マグネット部品を組み合わせて、隣合う該界磁マグ
ネット部品間を前記の非磁性体部材で連結したものであ
ると、界磁マグネットの屈曲隅部における推力発生に寄
与しない磁束を電機子コイルに影響を与えないように収
束させる、又はその影響を小さくできる、或いはかかる
磁束の発生を抑制できるためにリニアモータの推力むら
を抑制することができる。
的な屈曲N極、屈曲S極の磁極を交互に並べて形成した
ものであるときに該界磁マグネットの屈曲隅部に前記の
切り欠きを設けると、或いは界磁マグネットが平板型の
界磁マグネット部品を組み合わせて、隣合う該界磁マグ
ネット部品間を前記の非磁性体部材で連結したものであ
ると、界磁マグネットの屈曲隅部における推力発生に寄
与しない磁束を電機子コイルに影響を与えないように収
束させる、又はその影響を小さくできる、或いはかかる
磁束の発生を抑制できるためにリニアモータの推力むら
を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の一実施形態であるリニア
モータLDM1を図1に示す。図1(A)は該リニアモ
ータの斜視図であり、図1(B)は該リニアモータの正
面図である。このリニアモータLDM1は、可動子要素
である電機子コイル2と固定子要素である界磁マグネッ
ト11とロッド状の直動軸(案内軸)3を有し、電機子
コイル2が直動軸3に沿って移動する。
を参照して説明する。本発明の一実施形態であるリニア
モータLDM1を図1に示す。図1(A)は該リニアモ
ータの斜視図であり、図1(B)は該リニアモータの正
面図である。このリニアモータLDM1は、可動子要素
である電機子コイル2と固定子要素である界磁マグネッ
ト11とロッド状の直動軸(案内軸)3を有し、電機子
コイル2が直動軸3に沿って移動する。
【0011】電機子コイル2は、電機子コイル2の移動
方向に垂直な断面が正方形状の空芯コイルボビン21の
外周に磁性体で形成された断面正方形状の可動子ヨーク
24を嵌着し、この可動子ヨーク24に導線22を巻き
付けて形成されている。従って、電機子コイル2も該移
動方向に垂直な断面は正方形状に形成されている。コイ
ルボビン21の空芯部には直動軸3に外嵌し、直動軸3
に対し摺動可能な軸受け23が内嵌されている。これら
コイルボビン21、可動子ヨーク24、電機子コイル2
及び軸受け23は可動子20を構成しており、この可動
子20は軸受け23により直動軸3に沿って移動でき
る。
方向に垂直な断面が正方形状の空芯コイルボビン21の
外周に磁性体で形成された断面正方形状の可動子ヨーク
24を嵌着し、この可動子ヨーク24に導線22を巻き
付けて形成されている。従って、電機子コイル2も該移
動方向に垂直な断面は正方形状に形成されている。コイ
ルボビン21の空芯部には直動軸3に外嵌し、直動軸3
に対し摺動可能な軸受け23が内嵌されている。これら
コイルボビン21、可動子ヨーク24、電機子コイル2
及び軸受け23は可動子20を構成しており、この可動
子20は軸受け23により直動軸3に沿って移動でき
る。
【0012】直動軸3の両端は、図示しない支持手段に
より支持されている。界磁マグネット11は、断面L字
状の屈曲N極、屈曲S極の磁極を直動軸3の長手方向に
交互に複数個並べて形成され、その外周には断面L字状
の固定子ヨーク111が接合されており、これらにより
固定子1100が形成されている。また、界磁マグネッ
ト11の電機子コイル2側の屈曲隅部110には、可動
子移動方向に沿って切り欠きが設けられている。
より支持されている。界磁マグネット11は、断面L字
状の屈曲N極、屈曲S極の磁極を直動軸3の長手方向に
交互に複数個並べて形成され、その外周には断面L字状
の固定子ヨーク111が接合されており、これらにより
固定子1100が形成されている。また、界磁マグネッ
ト11の電機子コイル2側の屈曲隅部110には、可動
子移動方向に沿って切り欠きが設けられている。
【0013】そして、界磁マグネット11は、界磁マグ
ネット11の電機子コイル2側の可動子移動方向に沿う
2面11A、11Bが、それぞれ空隙を介して電機子コ
イル2の前記移動方向に沿う連続する二つの側面2A、
2Bと互いに対向するように配置されている。ここで、
界磁マグネット11の電機子コイル側の屈曲隅部110
に切り欠き処理した場合の効果を図6と図7を参照して
説明する。図6に示す界磁マグネット11´はその屈曲
隅部110´に切り欠きを設けていないものであり、図
6(A)は該界磁マグネットの可動子移動方向に垂直な
断面と磁界の様子を示す図、図6(B)は該界磁マグネ
ットの側面と磁界の様子を示す図である。図7に示す界
磁マグネット11は本発明に係るもので、その屈曲隅部
110に切り欠きを設けたものであり、図7(A)は該
界磁マグネットの可動子移動方向に垂直な断面と磁界の
様子を示す図、図7(B)は該界磁マグネットの側面と
磁界の様子を示す図である。図6、7中の矢印線分は磁
束を示すものである。
ネット11の電機子コイル2側の可動子移動方向に沿う
2面11A、11Bが、それぞれ空隙を介して電機子コ
イル2の前記移動方向に沿う連続する二つの側面2A、
2Bと互いに対向するように配置されている。ここで、
界磁マグネット11の電機子コイル側の屈曲隅部110
に切り欠き処理した場合の効果を図6と図7を参照して
説明する。図6に示す界磁マグネット11´はその屈曲
隅部110´に切り欠きを設けていないものであり、図
6(A)は該界磁マグネットの可動子移動方向に垂直な
断面と磁界の様子を示す図、図6(B)は該界磁マグネ
ットの側面と磁界の様子を示す図である。図7に示す界
磁マグネット11は本発明に係るもので、その屈曲隅部
110に切り欠きを設けたものであり、図7(A)は該
界磁マグネットの可動子移動方向に垂直な断面と磁界の
様子を示す図、図7(B)は該界磁マグネットの側面と
磁界の様子を示す図である。図6、7中の矢印線分は磁
束を示すものである。
【0014】界磁マグネットの屈曲隅部に切り欠きを設
けない場合は図6に示すように、磁束は界磁マグネット
11´のN極から電機子コイル2に向けて放射し、可動
子ヨーク24を通り、また電機子コイル2を通過して界
磁マグネット11´のS極に戻ってくる。ところがN極
とS極の境界近辺では、N極からS極に可動子ヨークを
介さずに直接磁束が放射し、特に屈曲隅部110´では
磁束が密になる。この屈曲隅部に発生する磁束は、進行
方向に対する推力に寄与しないばかりか推力むら(コギ
ング)の原因となる。
けない場合は図6に示すように、磁束は界磁マグネット
11´のN極から電機子コイル2に向けて放射し、可動
子ヨーク24を通り、また電機子コイル2を通過して界
磁マグネット11´のS極に戻ってくる。ところがN極
とS極の境界近辺では、N極からS極に可動子ヨークを
介さずに直接磁束が放射し、特に屈曲隅部110´では
磁束が密になる。この屈曲隅部に発生する磁束は、進行
方向に対する推力に寄与しないばかりか推力むら(コギ
ング)の原因となる。
【0015】そこで、図7に示すように界磁マグネット
11の屈曲隅部110に切り欠きを設けると、この内部
でのみ磁束が放射され、電機子コイル2に影響を与えな
くなるか、またはコイル2への影響が無視できるほど小
さくなる。またこれには、切り欠き部分が薄肉になって
磁束密度自体も小さくなることも関係している。このリ
ニアモータLDM1によると、界磁マグネット11を断
面L字状で一体的に形成したことで、組み立ての際に界
磁マグネット11自身の、そして界磁マグネット11と
電機子コイル2との配置上の調整が容易であり、また、
電機子コイルの二つの側面2A、2Bにある導線部を推
力発生に寄与させることができ、それだけ高推力を発生
させることができる。また、高推力を発生させ得る割り
にはコンパンクトに形成できる。
11の屈曲隅部110に切り欠きを設けると、この内部
でのみ磁束が放射され、電機子コイル2に影響を与えな
くなるか、またはコイル2への影響が無視できるほど小
さくなる。またこれには、切り欠き部分が薄肉になって
磁束密度自体も小さくなることも関係している。このリ
ニアモータLDM1によると、界磁マグネット11を断
面L字状で一体的に形成したことで、組み立ての際に界
磁マグネット11自身の、そして界磁マグネット11と
電機子コイル2との配置上の調整が容易であり、また、
電機子コイルの二つの側面2A、2Bにある導線部を推
力発生に寄与させることができ、それだけ高推力を発生
させることができる。また、高推力を発生させ得る割り
にはコンパンクトに形成できる。
【0016】さらに、界磁マグネット11の屈曲隅部1
10に切り欠きを設けたことで、屈曲隅部110に切り
欠きがない場合に比べてリニアモータの推力むらを抑制
することができる。次に、本発明の他の実施形態である
リニアモータLDM2を図2を参照して説明する。図2
(A)は該リニアモータの斜視図であり、図2(B)は
該リニアモータの正面図である。なお、図1に示すリニ
アモータの部品と実質的に、同じ構造、作用の部品には
同じ参照符号を付してある。
10に切り欠きを設けたことで、屈曲隅部110に切り
欠きがない場合に比べてリニアモータの推力むらを抑制
することができる。次に、本発明の他の実施形態である
リニアモータLDM2を図2を参照して説明する。図2
(A)は該リニアモータの斜視図であり、図2(B)は
該リニアモータの正面図である。なお、図1に示すリニ
アモータの部品と実質的に、同じ構造、作用の部品には
同じ参照符号を付してある。
【0017】図1に示すリニアモータLDM1とこのリ
ニアモータLDM2は、界磁マグネットの形状が異なる
以外は、両モータは実質的に同様の構成となっており、
リニアモータLDM2も電機子コイル2を含む可動子2
0と、界磁マグネット12を含む固定子1200と、ロ
ッド状の直動軸3を有し、電機子コイル2を含む可動子
20が直動軸3に沿って移動する。
ニアモータLDM2は、界磁マグネットの形状が異なる
以外は、両モータは実質的に同様の構成となっており、
リニアモータLDM2も電機子コイル2を含む可動子2
0と、界磁マグネット12を含む固定子1200と、ロ
ッド状の直動軸3を有し、電機子コイル2を含む可動子
20が直動軸3に沿って移動する。
【0018】電機子コイル2は、図1に示すものと同様
に形成されており、その移動方向に垂直な断面は正方形
状に形成されている。界磁マグネット12は、断面U字
状の一体的な屈曲N極、屈曲S極の磁極を直動軸3の長
手方向に交互に複数個並べて形成され、その外周には断
面U字状の固定子ヨーク121が接合されており、これ
らにより固定子1200が形成されている。また、界磁
マグネット12の電機子コイル2側の屈曲隅部120、
120には、可動子移動方向に沿って切り欠きが設けら
れている。
に形成されており、その移動方向に垂直な断面は正方形
状に形成されている。界磁マグネット12は、断面U字
状の一体的な屈曲N極、屈曲S極の磁極を直動軸3の長
手方向に交互に複数個並べて形成され、その外周には断
面U字状の固定子ヨーク121が接合されており、これ
らにより固定子1200が形成されている。また、界磁
マグネット12の電機子コイル2側の屈曲隅部120、
120には、可動子移動方向に沿って切り欠きが設けら
れている。
【0019】そして、界磁マグネット12は、界磁マグ
ネット12の電機子コイル2側の前記可動子移動方向に
沿う3面12A、12B、12Cが、それぞれ空隙を介
して電機子コイル2の移動方向に沿う連続する3つの側
面2A、2B、2Cと互いに対向するように配置されて
いる。このリニアモータLDM2でも、界磁マグネット
12を断面U字状で一体的に形成したことで、組み立て
の際に界磁マグネット12自身の、そして界磁マグネッ
ト12と電機子コイル2との配置上の調整が容易であ
り、また、電機子コイルの3面2A、2B、2Cにある
導線部を推力発生に寄与させることができ、図1に示す
リニアモータLDM1よりも高推力を発生させることが
できる。また、高推力を発生させ得る割りにはコンパク
トに形成できる。
ネット12の電機子コイル2側の前記可動子移動方向に
沿う3面12A、12B、12Cが、それぞれ空隙を介
して電機子コイル2の移動方向に沿う連続する3つの側
面2A、2B、2Cと互いに対向するように配置されて
いる。このリニアモータLDM2でも、界磁マグネット
12を断面U字状で一体的に形成したことで、組み立て
の際に界磁マグネット12自身の、そして界磁マグネッ
ト12と電機子コイル2との配置上の調整が容易であ
り、また、電機子コイルの3面2A、2B、2Cにある
導線部を推力発生に寄与させることができ、図1に示す
リニアモータLDM1よりも高推力を発生させることが
できる。また、高推力を発生させ得る割りにはコンパク
トに形成できる。
【0020】さらに、界磁マグネットの屈曲隅部120
に切り欠きを設けたことで、屈曲隅部120に切り欠き
がない場合に比べてリニアモータの推力むらを抑制する
ことができる。次に本発明のさらに他の実施形態である
リニアモータLDM3を図3を参照して説明する。図3
(A)は該リニアモータの斜視図であり、図3(B)は
該リニアモータの正面図である。なお、図1に示すリニ
アモータの部品と実質的に、同じ構造、作用の部品には
同じ参照符号を付してある。
に切り欠きを設けたことで、屈曲隅部120に切り欠き
がない場合に比べてリニアモータの推力むらを抑制する
ことができる。次に本発明のさらに他の実施形態である
リニアモータLDM3を図3を参照して説明する。図3
(A)は該リニアモータの斜視図であり、図3(B)は
該リニアモータの正面図である。なお、図1に示すリニ
アモータの部品と実質的に、同じ構造、作用の部品には
同じ参照符号を付してある。
【0021】図3に示すリニアモータLDM3は、界磁
マグネット13の態様が異なる以外は図1に示すリニア
モータLDM1と実質的に同様の構成となっており、リ
ニアモータLDM3も電機子コイル2を含む可動子20
と、界磁マグネット13を含む固定子1300と、ロッ
ド状の直動軸3を有し、電機子コイル2を有する可動子
20が直動軸3に沿って移動する。
マグネット13の態様が異なる以外は図1に示すリニア
モータLDM1と実質的に同様の構成となっており、リ
ニアモータLDM3も電機子コイル2を含む可動子20
と、界磁マグネット13を含む固定子1300と、ロッ
ド状の直動軸3を有し、電機子コイル2を有する可動子
20が直動軸3に沿って移動する。
【0022】電機子コイル2は、図1に示すものと同様
に形成されており、その移動方向に垂直な断面は正方形
状に形成されている。界磁マグネット13は、平坦なN
極とS極の磁極を交互に複数個並べて形成された平板型
の界磁マグネット部品132、132を断面L字状の固
定子ヨーク131に接合し、また、界磁マグネット部品
132、132間を非磁性体からなる部材130で連結
して、全体としては一体的に形成されている。界磁マグ
ネット13は、全体的には、電機子コイル2の移動方向
に垂直な断面がL字状の形状をしている。
に形成されており、その移動方向に垂直な断面は正方形
状に形成されている。界磁マグネット13は、平坦なN
極とS極の磁極を交互に複数個並べて形成された平板型
の界磁マグネット部品132、132を断面L字状の固
定子ヨーク131に接合し、また、界磁マグネット部品
132、132間を非磁性体からなる部材130で連結
して、全体としては一体的に形成されている。界磁マグ
ネット13は、全体的には、電機子コイル2の移動方向
に垂直な断面がL字状の形状をしている。
【0023】そして、界磁マグネット13は、界磁マグ
ネット13の電機子コイル2側の可動子移動方向に沿う
2面13A、13Bが、それぞれ空隙を介して電機子コ
イル2の移動方向に沿う連続する二つの側面2A、2B
と互いに対向するように配置されている。したがって、
このリニアモータLDM3によると、界磁マグネット1
3を断面L字状で一体的に形成したことで、組み立ての
際に界磁マグネット13自身の、そして界磁マグネット
13と電機子コイル2との配置上の調整が容易であり、
また、電機子コイルの2面2A、2Bにある導線部を推
力発生に寄与させることができ、調整が容易な割りには
高推力を発生させることができる。また、高推力を発生
させ得る割りには全体構成がコンパクトである。さら
に、界磁マグネットの屈曲隅部に相当する位置には、非
磁性体部材130を設けたことで、図8に示すように非
磁性体部材130内には磁束が発生しないので、屈曲隅
部相当位置に磁性体がある場合に比べてリニアモータの
推力むらを抑制することができる。なお、図8(A)は
界磁マグネット断面と磁界の様子を示す図、図8(B)
は界磁マグネットの側面と磁界を示す図であり、図中、
矢印線分は磁束を示すものである。
ネット13の電機子コイル2側の可動子移動方向に沿う
2面13A、13Bが、それぞれ空隙を介して電機子コ
イル2の移動方向に沿う連続する二つの側面2A、2B
と互いに対向するように配置されている。したがって、
このリニアモータLDM3によると、界磁マグネット1
3を断面L字状で一体的に形成したことで、組み立ての
際に界磁マグネット13自身の、そして界磁マグネット
13と電機子コイル2との配置上の調整が容易であり、
また、電機子コイルの2面2A、2Bにある導線部を推
力発生に寄与させることができ、調整が容易な割りには
高推力を発生させることができる。また、高推力を発生
させ得る割りには全体構成がコンパクトである。さら
に、界磁マグネットの屈曲隅部に相当する位置には、非
磁性体部材130を設けたことで、図8に示すように非
磁性体部材130内には磁束が発生しないので、屈曲隅
部相当位置に磁性体がある場合に比べてリニアモータの
推力むらを抑制することができる。なお、図8(A)は
界磁マグネット断面と磁界の様子を示す図、図8(B)
は界磁マグネットの側面と磁界を示す図であり、図中、
矢印線分は磁束を示すものである。
【0024】なお、この断面L字状の界磁マグネット1
3を二つ用いて、図5に示すように電機子コイル2の全
ての側面2A、2B、2C、2Dを界磁マグネットに対
向させることもできる。このようにすると該全ての側面
を囲むような界磁マグネットを形成して配置するより
も、同じ推力を発生できるにもかかわらず、界磁マグネ
ット13、13と電機子コイル2との配置上の調整が容
易となる。なお、このようなモータ構成は図1に示す界
磁マグネット11を二つ用いても達成できる。
3を二つ用いて、図5に示すように電機子コイル2の全
ての側面2A、2B、2C、2Dを界磁マグネットに対
向させることもできる。このようにすると該全ての側面
を囲むような界磁マグネットを形成して配置するより
も、同じ推力を発生できるにもかかわらず、界磁マグネ
ット13、13と電機子コイル2との配置上の調整が容
易となる。なお、このようなモータ構成は図1に示す界
磁マグネット11を二つ用いても達成できる。
【0025】次に本発明のさらに他の実施形態であるリ
ニアモータLDM4を図4を参照して説明する。図4
(A)は該リニアモータの斜視図であり、図4(B)は
該リニアモータの正面図である。なお、図1に示すリニ
アモータの部品と実質的に、同じ構造、作用の部品には
同じ参照符号を付してある。図4に示すリニアモータL
DM4は、界磁マグネットの態様が異なる以外は図3に
示すリニアモータLDM3と実質的に同様の構成となっ
ており、リニアモータLDM4も電機子コイル2を含む
可動子20と、界磁マグネット14を含む固定子140
0と、ロッド状の直動軸3を有し、電機子コイル2が直
動軸3に沿って移動する。
ニアモータLDM4を図4を参照して説明する。図4
(A)は該リニアモータの斜視図であり、図4(B)は
該リニアモータの正面図である。なお、図1に示すリニ
アモータの部品と実質的に、同じ構造、作用の部品には
同じ参照符号を付してある。図4に示すリニアモータL
DM4は、界磁マグネットの態様が異なる以外は図3に
示すリニアモータLDM3と実質的に同様の構成となっ
ており、リニアモータLDM4も電機子コイル2を含む
可動子20と、界磁マグネット14を含む固定子140
0と、ロッド状の直動軸3を有し、電機子コイル2が直
動軸3に沿って移動する。
【0026】電機子コイル2は、図1に示すものと同様
に形成されており、その移動方向に垂直な断面は正方形
状に形成されている。界磁マグネット14は、平坦なN
極とS極の磁極を交互に複数個並べて形成された平板型
の3つの界磁マグネット部品142を断面U字状の固定
子ヨーク141に接合し、また、隣合う界磁マグネット
部品142、142間を非磁性体からなる部材140で
連結して、全体としては一体的に形成されている。界磁
マグネット14は、全体的には、電機子コイル2の移動
方向に垂直な断面がU字状の形状をしている。
に形成されており、その移動方向に垂直な断面は正方形
状に形成されている。界磁マグネット14は、平坦なN
極とS極の磁極を交互に複数個並べて形成された平板型
の3つの界磁マグネット部品142を断面U字状の固定
子ヨーク141に接合し、また、隣合う界磁マグネット
部品142、142間を非磁性体からなる部材140で
連結して、全体としては一体的に形成されている。界磁
マグネット14は、全体的には、電機子コイル2の移動
方向に垂直な断面がU字状の形状をしている。
【0027】そして、界磁マグネット14は、界磁マグ
ネット14の電機子コイル2側の可動子移動方向に沿う
3面14A、14B、14Cが、それぞれ空隙を介して
電機子コイル2の移動方向に沿う連続する3つの側面2
A、2B、2Cと互いに対向するように配置されてい
る。したがって、このリニアモータLDM4によると、
界磁マグネット14を断面U字状で一体的に形成したこ
とで、組み立ての際に界磁マグネット14自身の、そし
て界磁マグネット14と電機子コイル2との配置上の調
整が容易であり、また、電機子コイルの3側面2A、2
B、2Cにある導線部を推力発生に寄与させることがで
き、高推力を発生させることができる。また、高推力を
得られる割りには全体構成をコンパクトにできる。さら
に、界磁マグネットの屈曲隅部に相当する位置には、非
磁性体部材140を設けたことで、屈曲隅部相当位置に
磁性体がある場合に比べてリニアモータの推力むらを抑
制することができる。
ネット14の電機子コイル2側の可動子移動方向に沿う
3面14A、14B、14Cが、それぞれ空隙を介して
電機子コイル2の移動方向に沿う連続する3つの側面2
A、2B、2Cと互いに対向するように配置されてい
る。したがって、このリニアモータLDM4によると、
界磁マグネット14を断面U字状で一体的に形成したこ
とで、組み立ての際に界磁マグネット14自身の、そし
て界磁マグネット14と電機子コイル2との配置上の調
整が容易であり、また、電機子コイルの3側面2A、2
B、2Cにある導線部を推力発生に寄与させることがで
き、高推力を発生させることができる。また、高推力を
得られる割りには全体構成をコンパクトにできる。さら
に、界磁マグネットの屈曲隅部に相当する位置には、非
磁性体部材140を設けたことで、屈曲隅部相当位置に
磁性体がある場合に比べてリニアモータの推力むらを抑
制することができる。
【0028】以上説明した実施形態では、電機子コイル
の可動子移動方向に垂直な断面は四角形形状であった
が、断面形状は四角形に限定されるものではなく、四角
形以外の多角形状でも同様な効果がある。ただし、多角
形状を角数の大きい多角形とすると電機子コイルやそれ
に対応する界磁マグネットの作成が困難となるため、そ
れには限定されないが三角形〜五角形程度が望ましい。
の可動子移動方向に垂直な断面は四角形形状であった
が、断面形状は四角形に限定されるものではなく、四角
形以外の多角形状でも同様な効果がある。ただし、多角
形状を角数の大きい多角形とすると電機子コイルやそれ
に対応する界磁マグネットの作成が困難となるため、そ
れには限定されないが三角形〜五角形程度が望ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、電機子コイルと、N極
とS極の磁極を交互に複数個並べて形成される界磁マグ
ネットとを備え、これらのうちいずれか一方を可動子要
素、他方を固定子要素とするリニアモータであって、電
機子コイルの導線部分を有効利用してそれだけ可動子に
高推力を発生させることができ、また、可動子推力の割
りには全体をコンパクト化でき、しかも各部の配置の調
整が容易なリニアモータを提供することができる。
とS極の磁極を交互に複数個並べて形成される界磁マグ
ネットとを備え、これらのうちいずれか一方を可動子要
素、他方を固定子要素とするリニアモータであって、電
機子コイルの導線部分を有効利用してそれだけ可動子に
高推力を発生させることができ、また、可動子推力の割
りには全体をコンパクト化でき、しかも各部の配置の調
整が容易なリニアモータを提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態であるリニアモータを示す
図であり、図(A)はその斜視図、図(B)はその正面
図である。
図であり、図(A)はその斜視図、図(B)はその正面
図である。
【図2】本発明の他の実施形態であるリニアモータを示
す図であり、図(A)はその斜視図、図(B)はその正
面図である。
す図であり、図(A)はその斜視図、図(B)はその正
面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態であるリニアモー
タを示す図であり、図(A)はその斜視図、図(B)は
その正面図である。
タを示す図であり、図(A)はその斜視図、図(B)は
その正面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態であるリニアモー
タを示す図であり、図(A)はその斜視図、図(B)は
その正面図である。
タを示す図であり、図(A)はその斜視図、図(B)は
その正面図である。
【図5】図3に示すリニアモータを構成する界磁マグネ
ットを利用したリニアモータの正面図である。
ットを利用したリニアモータの正面図である。
【図6】界磁マグネットの屈曲隅部に切り欠きを設けな
いときの該屈曲隅部周辺の磁界の様子を示す図であり、
図6(A)は該界磁マグネットの断面と磁界の様子を示
す図、図6(B)は該界磁マグネットの側面と磁界の様
子を示す図である。
いときの該屈曲隅部周辺の磁界の様子を示す図であり、
図6(A)は該界磁マグネットの断面と磁界の様子を示
す図、図6(B)は該界磁マグネットの側面と磁界の様
子を示す図である。
【図7】界磁マグネットの屈曲隅部に切り欠きを設けた
ときの該屈曲隅部周辺の磁界の様子を示す図であり、図
7(A)は該界磁マグネットの断面と磁界の様子を示す
図、図7(B)は該界磁マグネットの側面と磁界の様子
を示す図である。
ときの該屈曲隅部周辺の磁界の様子を示す図であり、図
7(A)は該界磁マグネットの断面と磁界の様子を示す
図、図7(B)は該界磁マグネットの側面と磁界の様子
を示す図である。
【図8】界磁マグネットの屈曲隅部に相当する位置に非
磁性体部材を配置したときの該屈曲隅部相当位置周辺の
磁界の様子を示す図であり、図8(A)は該界磁マグネ
ットの断面と磁界の様子を示す図、図8(B)は該界磁
マグネットの側面と磁界の様子を示す図である。
磁性体部材を配置したときの該屈曲隅部相当位置周辺の
磁界の様子を示す図であり、図8(A)は該界磁マグネ
ットの断面と磁界の様子を示す図、図8(B)は該界磁
マグネットの側面と磁界の様子を示す図である。
1100、1200、1300、1400 固定子 11、12、13、14 界磁マグネット 110、120 界磁マグネットの屈曲隅部 130、140 非磁性体部材 111、121、131、141 固定子ヨーク 132、142 界磁マグネットを構成する界磁マグネ
ット部品 11A、11B 界磁マグネット11の電機子コイル2
に対向する面 12A、12B、12C 界磁マグネット12の電機子
コイル2に対向する面 13A、13B 界磁マグネット13の電機子コイル2
に対向する面 14A、14B、14C 界磁マグネット14の電機子
コイル2に対向する面 20 可動子 2 電機子コイル 21 コイルボビン 22 導線 23 軸受け 24 可動子ヨーク 2A、2B、2C、2D 電機子コイル2の移動方向に
沿う側面 3 直動軸
ット部品 11A、11B 界磁マグネット11の電機子コイル2
に対向する面 12A、12B、12C 界磁マグネット12の電機子
コイル2に対向する面 13A、13B 界磁マグネット13の電機子コイル2
に対向する面 14A、14B、14C 界磁マグネット14の電機子
コイル2に対向する面 20 可動子 2 電機子コイル 21 コイルボビン 22 導線 23 軸受け 24 可動子ヨーク 2A、2B、2C、2D 電機子コイル2の移動方向に
沿う側面 3 直動軸
Claims (4)
- 【請求項1】 電機子コイルと、N極とS極の磁極を交
互に複数個並べて形成される界磁マグネットとを備え、
これらのうちいずれか一方を可動子要素、他方を固定子
要素とするリニアモータにおいて、前記電機子コイル
は、前記界磁マグネットに対する相対的移動方向に垂直
な断面が多角形形状に形成されており、前記界磁マグネ
ットは、前記電機子コイルの前記相対的移動方向に沿う
複数の側面のうち連続する少なくとも二つの側面に対向
し、且つ、それら側面に沿うように一体的に屈曲形成さ
れ、配置されていることを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項2】 前記界磁マグネットは、前記電機子コイ
ルの前記相対的移動方向に沿う側面のうち連続する少な
くとも二つの側面に沿うような一体的な屈曲N極、屈曲
S極の磁極を交互に並べて形成してある請求項1記載の
リニアモータ。 - 【請求項3】 前記界磁マグネットの前記電機子コイル
側の屈曲隅部が前記相対的移動方向に沿って切り欠いて
ある請求項2記載のリニアモータ。 - 【請求項4】前記界磁マグネットは、N極とS極の磁極
を交互に複数個並べて形成される平板型の界磁マグネッ
ト部品の少なくとも二つを前記電機子コイルの連続する
少なくとも二つの側面に対向するように組み合わせて、
界磁マグネットの屈曲隅部に相当する隣合う該界磁マグ
ネット部品間を非磁性体部材で連結し、一体化して形成
されている請求項1記載のリニアモータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332229A JPH09182410A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | リニアモータ |
US08/769,275 US6075297A (en) | 1995-12-20 | 1996-12-18 | Linear motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332229A JPH09182410A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | リニアモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182410A true JPH09182410A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18252623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7332229A Withdrawn JPH09182410A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | リニアモータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6075297A (ja) |
JP (1) | JPH09182410A (ja) |
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US6975081B1 (en) | 1998-02-26 | 2005-12-13 | Anorad Corporation | Path module for a linear motor, modular linear motor system and method to control same |
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KR101489031B1 (ko) * | 2010-03-11 | 2015-02-04 | 가부시키가이샤 야스카와덴키 | 리니어 모터 및 테이블 이송 장치 |
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