JPH09175355A - 荷重応動制動液圧制御装置 - Google Patents
荷重応動制動液圧制御装置Info
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- JPH09175355A JPH09175355A JP33864395A JP33864395A JPH09175355A JP H09175355 A JPH09175355 A JP H09175355A JP 33864395 A JP33864395 A JP 33864395A JP 33864395 A JP33864395 A JP 33864395A JP H09175355 A JPH09175355 A JP H09175355A
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- pressure control
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 62
- 230000006837 decompression Effects 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷重検知レバーの小型、軽量化とコストの低
減を図るとともに、生産性の向上を図る。 【解決手段】 マスタシリンダからの液圧を所定の割合
で減圧して、後輪ブレーキシリンダに伝達する弁機構2
6と、車両の積載荷重に応じた荷重をプランジャ25に
作用せしめて、弁機構26の減圧動作開始点を移動させ
る荷重検知機構30とを備えた荷重応動制動液圧制御装
置21であって、荷重検知レバー31は、その長さ方向
に、2つの平面31b、31cが互いにほぼ直角になる
ように形成された板材からなり、荷重検知レバー31の
一方の他端31bの面は、プランジャ25軸にほぼ直角
な平面に、他方のプランジャ25側の面31cは、該プ
ランジャ25軸にほぼ平行な平面になるように配設さ
れ、前記板材の断面縦長長方形の短側面に形成された突
起部31gを介して、プランジャ25端側に当接され
る。
減を図るとともに、生産性の向上を図る。 【解決手段】 マスタシリンダからの液圧を所定の割合
で減圧して、後輪ブレーキシリンダに伝達する弁機構2
6と、車両の積載荷重に応じた荷重をプランジャ25に
作用せしめて、弁機構26の減圧動作開始点を移動させ
る荷重検知機構30とを備えた荷重応動制動液圧制御装
置21であって、荷重検知レバー31は、その長さ方向
に、2つの平面31b、31cが互いにほぼ直角になる
ように形成された板材からなり、荷重検知レバー31の
一方の他端31bの面は、プランジャ25軸にほぼ直角
な平面に、他方のプランジャ25側の面31cは、該プ
ランジャ25軸にほぼ平行な平面になるように配設さ
れ、前記板材の断面縦長長方形の短側面に形成された突
起部31gを介して、プランジャ25端側に当接され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷重応動制動液圧
制御装置に関し、特にその荷重検知機構の改良に関す
る。
制御装置に関し、特にその荷重検知機構の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷重応動制動液圧制御装
置は、ブレーキマスタシリンダから後輪ブレーキシリン
ダに至る液圧通路の途中に配設されており、図5に示す
ように制動初期での低制動力時には、前輪側と等しい制
動力を後輪側に与え、制動力が所定値(図5のなかの動
作開始点A)以上になったときには前輪側に対して、所
定の割合の制動力を後輪側に与えるようにし、これによ
り後輪ロックを防止するようになっている。
置は、ブレーキマスタシリンダから後輪ブレーキシリン
ダに至る液圧通路の途中に配設されており、図5に示す
ように制動初期での低制動力時には、前輪側と等しい制
動力を後輪側に与え、制動力が所定値(図5のなかの動
作開始点A)以上になったときには前輪側に対して、所
定の割合の制動力を後輪側に与えるようにし、これによ
り後輪ロックを防止するようになっている。
【0003】そして、トラックなどの車両では積載荷重
の大小によって、後輪ロックが生ずる制動力の大きさが
異なってくるので、後輪制動力を減少させ始める制動力
を、積載荷重の大のときは大きく、小のときは小さくす
るように構成されている。
の大小によって、後輪ロックが生ずる制動力の大きさが
異なってくるので、後輪制動力を減少させ始める制動力
を、積載荷重の大のときは大きく、小のときは小さくす
るように構成されている。
【0004】従来から、よく知られている荷重応動制動
液圧制御装置としては、その断面が、例えば図6に示す
ようなものがある。図6において、通常、車両(例えば
自動車)のシャーシ側に取り付けられる前記液圧制御装
置1は、ハウジング2内に摺動自在に配設され、かつ入
力ポート3を介して、図示しないブレーキマスタシリン
ダからの液圧で応動するプランジャ4の動きによって、
前記ハウジング2に形成されている弁機構5を開閉して
いる。そして、この弁機構5の開閉により、前記入力ポ
ート3に伝達される前記マスタシリンダからの液圧を所
定の割合で減圧させ、出力ポート6から図示しない後輪
ブレーキシリンダに伝達している。
液圧制御装置としては、その断面が、例えば図6に示す
ようなものがある。図6において、通常、車両(例えば
自動車)のシャーシ側に取り付けられる前記液圧制御装
置1は、ハウジング2内に摺動自在に配設され、かつ入
力ポート3を介して、図示しないブレーキマスタシリン
ダからの液圧で応動するプランジャ4の動きによって、
前記ハウジング2に形成されている弁機構5を開閉して
いる。そして、この弁機構5の開閉により、前記入力ポ
ート3に伝達される前記マスタシリンダからの液圧を所
定の割合で減圧させ、出力ポート6から図示しない後輪
ブレーキシリンダに伝達している。
【0005】次いで、前記弁機構5に、車両の積載荷重
に応じた特性を付与するため、荷重検知機構7を介し
て、積載荷重に応じた力を前記プランジャ4に作用せし
めて、前記弁機構5の減圧動作開始点を移動させてい
る。この荷重検知機構7は、一端8aが前記弁機構5の
ハウジング2に搖動可能に支持された荷重検知レバー8
と、一端10aが車両の車軸側9に固着されたロッド1
0と、前記荷重検知レバー8の他端8bと前記ロッド1
0の他端10bとの間に連結され、前記車両の積載荷重
に応じた付勢力を、前記荷重検知レバー8を介して前記
プランジャ4に作用させる板状の荷重検知ばね11とか
らなっている。
に応じた特性を付与するため、荷重検知機構7を介し
て、積載荷重に応じた力を前記プランジャ4に作用せし
めて、前記弁機構5の減圧動作開始点を移動させてい
る。この荷重検知機構7は、一端8aが前記弁機構5の
ハウジング2に搖動可能に支持された荷重検知レバー8
と、一端10aが車両の車軸側9に固着されたロッド1
0と、前記荷重検知レバー8の他端8bと前記ロッド1
0の他端10bとの間に連結され、前記車両の積載荷重
に応じた付勢力を、前記荷重検知レバー8を介して前記
プランジャ4に作用させる板状の荷重検知ばね11とか
らなっている。
【0006】また、前記液圧制御装置1には、前記荷重
検知レバー8の位置決め機構12が装着されている。該
位置決め機構12は、前記ハウジング2の一部に螺着さ
れたねじ部材13と、該ねじ部材13に螺合するナット
14と、前記ねじ部材13が挿通する長穴を有し、かつ
前記荷重検知レバー8の他端8bに、固定部材15によ
り固着されたブラケット16とからなり、前記荷重検知
レバー8を所望の位置から前記プランジャ4側に回動可
能にして、所定の空荷特性が得られるようにしている。
検知レバー8の位置決め機構12が装着されている。該
位置決め機構12は、前記ハウジング2の一部に螺着さ
れたねじ部材13と、該ねじ部材13に螺合するナット
14と、前記ねじ部材13が挿通する長穴を有し、かつ
前記荷重検知レバー8の他端8bに、固定部材15によ
り固着されたブラケット16とからなり、前記荷重検知
レバー8を所望の位置から前記プランジャ4側に回動可
能にして、所定の空荷特性が得られるようにしている。
【0007】さらに、前記ハウジング2の外部に突出さ
れた前記プランジャ4の端および前記荷重検知レバー8
の支持部を外部の塵埃や異物から保護するため、防塵ブ
ーツ17が装着されている。(特開平7ー52773 号公報)
れた前記プランジャ4の端および前記荷重検知レバー8
の支持部を外部の塵埃や異物から保護するため、防塵ブ
ーツ17が装着されている。(特開平7ー52773 号公報)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
荷重応動制動液圧制御装置1にあっては、前記荷重検知
レバー8は、前記プランジャ4の直角方向に力が加わる
と同時に、その他端8bは、前記板状の荷重検知ばね1
1を連結し、固着するため、平面状に形成する必要があ
った。このため、該荷重検知レバー8は、金属の鋳物品
または鍛造品で製造されていた。
荷重応動制動液圧制御装置1にあっては、前記荷重検知
レバー8は、前記プランジャ4の直角方向に力が加わる
と同時に、その他端8bは、前記板状の荷重検知ばね1
1を連結し、固着するため、平面状に形成する必要があ
った。このため、該荷重検知レバー8は、金属の鋳物品
または鍛造品で製造されていた。
【0009】しかしながら、該荷重検知レバー8を金属
の鋳物品または鍛造品で製造すると、大型で重量が増す
上、平面を含む所定の外形形状に加工するための機械加
工部分が多くなり、コストが高くなるという問題点があ
った。同時に、ハウジング2の外部に突出された前記プ
ランジャ4の端および前記荷重検知レバー8の支持部を
保護する防塵ブーツ17の取付けのため、前記荷重検知
レバー8の溝加工が必要であり、さらに加工コストが嵩
むという問題点もあった。
の鋳物品または鍛造品で製造すると、大型で重量が増す
上、平面を含む所定の外形形状に加工するための機械加
工部分が多くなり、コストが高くなるという問題点があ
った。同時に、ハウジング2の外部に突出された前記プ
ランジャ4の端および前記荷重検知レバー8の支持部を
保護する防塵ブーツ17の取付けのため、前記荷重検知
レバー8の溝加工が必要であり、さらに加工コストが嵩
むという問題点もあった。
【0010】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、前記荷重検知レバーの
小型、軽量化とコストの低減を図るとともに、生産性の
向上を図った荷重応動制動液圧制御装置を提供すること
にある。
その目的は前記問題点を解消し、前記荷重検知レバーの
小型、軽量化とコストの低減を図るとともに、生産性の
向上を図った荷重応動制動液圧制御装置を提供すること
にある。
【0011】本発明の他の目的は、前記プランジャ端お
よび前記荷重検知レバーの支持部を保護する防塵ブーツ
の取付けのための前記荷重検知レバーへの溝加工などを
必要としない荷重応動制動液圧制御装置を提供すること
にある。
よび前記荷重検知レバーの支持部を保護する防塵ブーツ
の取付けのための前記荷重検知レバーへの溝加工などを
必要としない荷重応動制動液圧制御装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、ハウジング内に摺動自在に配設さ
れ、ブレーキマスタシリンダからの液圧で応動するプラ
ンジャの開閉によって、該マスタシリンダの液圧を所定
の割合で減圧して、後輪ブレーキシリンダに伝達する弁
機構と、車両の積載荷重に応じた荷重を前記プランジャ
に作用せしめて、前記弁機構の減圧動作開始点を移動さ
せる荷重検知機構とを備え、該荷重検知機構は、一端が
前記ハウジングに搖動可能に支持された荷重検知レバー
と、一端が車軸側に固着されたロッドと、前記荷重検知
レバーの他端と前記ロッドの他端との間に連結され、前
記車両の積載荷重に応じた付勢力を、前記荷重検知レバ
ーを介して前記プランジャに作用させる端部が板状の荷
重検知ばねとからなる液圧制御装置において、次のとお
りである。
の本発明の構成は、ハウジング内に摺動自在に配設さ
れ、ブレーキマスタシリンダからの液圧で応動するプラ
ンジャの開閉によって、該マスタシリンダの液圧を所定
の割合で減圧して、後輪ブレーキシリンダに伝達する弁
機構と、車両の積載荷重に応じた荷重を前記プランジャ
に作用せしめて、前記弁機構の減圧動作開始点を移動さ
せる荷重検知機構とを備え、該荷重検知機構は、一端が
前記ハウジングに搖動可能に支持された荷重検知レバー
と、一端が車軸側に固着されたロッドと、前記荷重検知
レバーの他端と前記ロッドの他端との間に連結され、前
記車両の積載荷重に応じた付勢力を、前記荷重検知レバ
ーを介して前記プランジャに作用させる端部が板状の荷
重検知ばねとからなる液圧制御装置において、次のとお
りである。
【0013】(1)前記荷重検知レバーは、その長さ方
向に、2つの平面が互いにほぼ直角になるように形成さ
れた板材からなり、該荷重検知レバーの一方の前記他端
の面は前記プランジャ軸にほぼ直角な平面に、他方の前
記プランジャ側の面は該プランジャ軸にほぼ平行な平面
になるように配設され、前記板材の断面縦長長方形の短
側面に形成された突起部を介して、前記プランジャに当
接されることを特徴とする。
向に、2つの平面が互いにほぼ直角になるように形成さ
れた板材からなり、該荷重検知レバーの一方の前記他端
の面は前記プランジャ軸にほぼ直角な平面に、他方の前
記プランジャ側の面は該プランジャ軸にほぼ平行な平面
になるように配設され、前記板材の断面縦長長方形の短
側面に形成された突起部を介して、前記プランジャに当
接されることを特徴とする。
【0014】(2)前記(1)において、前記荷重検知
レバーは、前記板材が、プレス加工により直角方向に2
回折り曲げて形成されることを特徴とする。
レバーは、前記板材が、プレス加工により直角方向に2
回折り曲げて形成されることを特徴とする。
【0015】本発明は以上のように構成されているの
で、前記荷重検知レバーは、例えばアルミ系の1枚の板
材からなり、これをプレス加工のみにより、その長さ方
向に、2つの平面が互いにほぼ直角になるように形成さ
れるので、小型、軽量化と機械加工コストの低減を図る
ことができる。また、前記板材のプランジャ側の板部分
は、該プランジャ軸にほぼ平行な平面になるように配設
され、該板材の断面縦長長方形の短面側が、前記プラン
ジャ端に突起部を介して当接されるので、前記荷重検知
レバーは前記板材の剛性を大きくすることができる。
で、前記荷重検知レバーは、例えばアルミ系の1枚の板
材からなり、これをプレス加工のみにより、その長さ方
向に、2つの平面が互いにほぼ直角になるように形成さ
れるので、小型、軽量化と機械加工コストの低減を図る
ことができる。また、前記板材のプランジャ側の板部分
は、該プランジャ軸にほぼ平行な平面になるように配設
され、該板材の断面縦長長方形の短面側が、前記プラン
ジャ端に突起部を介して当接されるので、前記荷重検知
レバーは前記板材の剛性を大きくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。図1は、本
発明の荷重応動制動液圧制御装置の一実施例を示す縦断
面図、図2は、図1のII-II 線矢視による拡大断面図で
ある。
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。図1は、本
発明の荷重応動制動液圧制御装置の一実施例を示す縦断
面図、図2は、図1のII-II 線矢視による拡大断面図で
ある。
【0017】図1および図2において、通常、車両、例
えば自動車のシャーシ側に取り付けられる前記液圧制御
装置21は、ハウジング22内に摺動自在に、かつ液密
的に配設されるとともに、入力ポート23およびバイパ
ス通路24を介して、図示しないブレーキマスタシリン
ダからの液圧で応動するプランジャ25によって、前記
ハウジング22内に形成されている開閉弁26を開閉し
ている。そして、この開閉弁25の開閉により、前記入
力ポート23に伝達される前記マスタシリンダからの液
圧を所定の割合で減圧させ、出力ポート27から図示し
ないに後輪ブレーキシリンダに伝達している。
えば自動車のシャーシ側に取り付けられる前記液圧制御
装置21は、ハウジング22内に摺動自在に、かつ液密
的に配設されるとともに、入力ポート23およびバイパ
ス通路24を介して、図示しないブレーキマスタシリン
ダからの液圧で応動するプランジャ25によって、前記
ハウジング22内に形成されている開閉弁26を開閉し
ている。そして、この開閉弁25の開閉により、前記入
力ポート23に伝達される前記マスタシリンダからの液
圧を所定の割合で減圧させ、出力ポート27から図示し
ないに後輪ブレーキシリンダに伝達している。
【0018】そして、前記開閉弁26に、車両の積載荷
重に応じた特性を付与するため、荷重検知機構30を介
して、積載荷重に応じた力を前記プランジャ24に作用
せしめ、前記開閉弁26の減圧動作開始点を移動させて
いる。この荷重検知機構30は、荷重検知レバー31
と、板状の荷重検知ばね32と、車軸側9に固着された
ロッド34とから構成されている。
重に応じた特性を付与するため、荷重検知機構30を介
して、積載荷重に応じた力を前記プランジャ24に作用
せしめ、前記開閉弁26の減圧動作開始点を移動させて
いる。この荷重検知機構30は、荷重検知レバー31
と、板状の荷重検知ばね32と、車軸側9に固着された
ロッド34とから構成されている。
【0019】前記荷重検知レバー31は、その一端31
aが支点として、前記ハウジング22の一端33に搖動
可能に支持されており、前記荷重検知ばね32は、その
一端32aが、前記車軸側9に固着されたロッド34の
一端34aに固定部材35により連結されるとともに、
その他端32bは前記荷重検知レバー31の他端31b
に固定部材36により連結され、前記車両の積載荷重に
応じた付勢力を前記荷重検知レバー31に付与してい
る。
aが支点として、前記ハウジング22の一端33に搖動
可能に支持されており、前記荷重検知ばね32は、その
一端32aが、前記車軸側9に固着されたロッド34の
一端34aに固定部材35により連結されるとともに、
その他端32bは前記荷重検知レバー31の他端31b
に固定部材36により連結され、前記車両の積載荷重に
応じた付勢力を前記荷重検知レバー31に付与してい
る。
【0020】ところで、前記荷重検知レバー31は、図
3の平面図および図4の正面図に示すように、例えばア
ルミ系の1枚の、厚さがほぼ均一な板材からなり、これ
をプレス加工により直角方向に2回折り曲げて、その長
さ方向に、1つの平面31cと、前記他端31bの面と
が互いにほぼ直角になるように形成されている。同時
に、支点穴31d、前記荷重検知ばね32の取付穴31
eおよび後記ローディングばね40との連結穴31f
は、前記プレス加工時にあけられる。
3の平面図および図4の正面図に示すように、例えばア
ルミ系の1枚の、厚さがほぼ均一な板材からなり、これ
をプレス加工により直角方向に2回折り曲げて、その長
さ方向に、1つの平面31cと、前記他端31bの面と
が互いにほぼ直角になるように形成されている。同時
に、支点穴31d、前記荷重検知ばね32の取付穴31
eおよび後記ローディングばね40との連結穴31f
は、前記プレス加工時にあけられる。
【0021】また、該荷重検知レバー31の前記他端3
1bの面は前記プランジャ25軸にほぼ直角な平面に、
前記プランジャ25側の平面31cは前記プランジャ2
5軸にほぼ平行な平面になるように配設されるととも
に、該検知レバー31の前記平面31c部分の断面縦長
長方形の短側面で、前記プランジャ25端側に当接され
る部分には、突起部31gが形成されている。この突起
部31gは、前記プランジャ25の下端にばね37を介
して、前記ハウジング22から突出するように配設され
たきのこ形状の押圧部材38の頭部38aに当接されて
いる。
1bの面は前記プランジャ25軸にほぼ直角な平面に、
前記プランジャ25側の平面31cは前記プランジャ2
5軸にほぼ平行な平面になるように配設されるととも
に、該検知レバー31の前記平面31c部分の断面縦長
長方形の短側面で、前記プランジャ25端側に当接され
る部分には、突起部31gが形成されている。この突起
部31gは、前記プランジャ25の下端にばね37を介
して、前記ハウジング22から突出するように配設され
たきのこ形状の押圧部材38の頭部38aに当接されて
いる。
【0022】なお、前記ローディングばね40は、ハウ
ジング22の突出部22a側と、摺動自在に該突出部2
2aを貫通する摺動軸41の一端に係着されたばね受け
42との間に配設され、該摺動軸41の他端は、連結部
材43により、前記荷重検知レバー31の前記連結穴3
1fを介して、該荷重検知レバー31に連結されてい
る。
ジング22の突出部22a側と、摺動自在に該突出部2
2aを貫通する摺動軸41の一端に係着されたばね受け
42との間に配設され、該摺動軸41の他端は、連結部
材43により、前記荷重検知レバー31の前記連結穴3
1fを介して、該荷重検知レバー31に連結されてい
る。
【0023】前記ローディングばね40の付勢力は、前
記ハウジング22内の開閉弁26を開弁させる方向に、
前記プランジャ25を付勢している。このローディング
ばね40の付勢力に対して、前記荷重検知機構30の前
記荷重検知ばね32の付勢力は、逆方向に作用するよう
になっている。したがって、前記ローディングばね40
の付勢力と、前記荷重検知ばね32の付勢力との差によ
って、前記プランジャ25は、前記開閉弁26を開弁さ
せる方向に、付勢されている。
記ハウジング22内の開閉弁26を開弁させる方向に、
前記プランジャ25を付勢している。このローディング
ばね40の付勢力に対して、前記荷重検知機構30の前
記荷重検知ばね32の付勢力は、逆方向に作用するよう
になっている。したがって、前記ローディングばね40
の付勢力と、前記荷重検知ばね32の付勢力との差によ
って、前記プランジャ25は、前記開閉弁26を開弁さ
せる方向に、付勢されている。
【0024】このように、前記開閉弁26に、車両の積
載荷重に応じた特性を付与するため、前記荷重検知機構
30の前記荷重検知ばね32および荷重検知レバー31
を介して、積載荷重に応じた力を前記プランジャ24に
作用せしめて、前記開閉弁26の減圧動作開始点を移動
させている。
載荷重に応じた特性を付与するため、前記荷重検知機構
30の前記荷重検知ばね32および荷重検知レバー31
を介して、積載荷重に応じた力を前記プランジャ24に
作用せしめて、前記開閉弁26の減圧動作開始点を移動
させている。
【0025】また、前記荷重検知レバー31の、前記プ
ランジャ25端側に当接する前記突起部31g付近は、
1枚の板状であるため、防塵用のブーツ46を貫通する
部分に周溝を設ける必要はなく、該ブーツ46に、貫通
させるための切れ目46aを設ければよい。そして、前
記ブーツ46の前記切れ目46aに、前記荷重検知レバ
ー31を貫通させながら、前記ハウジング22に設けら
れた円周溝22bに、固定リング47により前記ブーツ
46を装着する。このようなブーツ46により、前記プ
ランジャ25端を押圧する前記押圧部材38および前記
荷重検知レバー8の支持部を外部の塵埃や異物から保護
することができる。
ランジャ25端側に当接する前記突起部31g付近は、
1枚の板状であるため、防塵用のブーツ46を貫通する
部分に周溝を設ける必要はなく、該ブーツ46に、貫通
させるための切れ目46aを設ければよい。そして、前
記ブーツ46の前記切れ目46aに、前記荷重検知レバ
ー31を貫通させながら、前記ハウジング22に設けら
れた円周溝22bに、固定リング47により前記ブーツ
46を装着する。このようなブーツ46により、前記プ
ランジャ25端を押圧する前記押圧部材38および前記
荷重検知レバー8の支持部を外部の塵埃や異物から保護
することができる。
【0026】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
荷重応動制動液圧制御装置によれば、請求項1および2
については、前記荷重検知レバーは、その長さ方向に、
2つの平面が互いにほぼ直角になるように形成された板
材からなり、該荷重検知レバーの一方の前記他端の面は
前記プランジャ軸にほぼ直角な平面に、他方の前記プラ
ンジャ側の面は該プランジャ軸にほぼ平行な平面になる
ように配設され、前記板材の断面縦長長方形の短側面に
形成された突起部を介して、前記プランジャに当接され
るので、前記荷重検知レバーの小型、軽量化とコストの
低減を図るとともに、生産性の向上を図ることができ
る。
荷重応動制動液圧制御装置によれば、請求項1および2
については、前記荷重検知レバーは、その長さ方向に、
2つの平面が互いにほぼ直角になるように形成された板
材からなり、該荷重検知レバーの一方の前記他端の面は
前記プランジャ軸にほぼ直角な平面に、他方の前記プラ
ンジャ側の面は該プランジャ軸にほぼ平行な平面になる
ように配設され、前記板材の断面縦長長方形の短側面に
形成された突起部を介して、前記プランジャに当接され
るので、前記荷重検知レバーの小型、軽量化とコストの
低減を図るとともに、生産性の向上を図ることができ
る。
【0028】また、本発明の荷重応動制動液圧制御装置
によれば、前記荷重検知レバーの、前記プランジャ端お
よび該荷重検知レバーの支持部を保護する防塵ブーツの
取付部分は、1枚の板材であるため、該板材への溝加工
などを必要としない。
によれば、前記荷重検知レバーの、前記プランジャ端お
よび該荷重検知レバーの支持部を保護する防塵ブーツの
取付部分は、1枚の板材であるため、該板材への溝加工
などを必要としない。
【図1】本発明の荷重応動制動液圧制御装置の一実施例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】図1のII-II 線矢視による拡大断面図である。
【図3】荷重検知レバーの平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】荷重応動制動液圧制御装置における入力圧と出
力圧との関係を示す特性図である。
力圧との関係を示す特性図である。
【図6】従来の荷重応動制動液圧制御装置を示す縦断面
図である。
図である。
1、21 荷重応動制動液圧制御装置 2、22 ハウジング 4、25 プランジャ 5、26 開閉弁 7、30 荷重検知機構 8、31 荷重検知レバー 9 車軸側 10、34 ロッド 11、32 荷重検知ばね 31a 一端 31b 他端 31c 平面 31d 支点穴 31e 取付穴 31f 連結穴 31g 突起部
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジング内に摺動自在に配設され、ブ
レーキマスタシリンダからの液圧で応動するプランジャ
の開閉によって、該マスタシリンダの液圧を所定の割合
で減圧して、後輪ブレーキシリンダに伝達する弁機構
と、車両の積載荷重に応じた荷重を前記プランジャに作
用せしめて、前記弁機構の減圧動作開始点を移動させる
荷重検知機構とを備え、該荷重検知機構は、一端が前記
ハウジングに搖動可能に支持された荷重検知レバーと、
一端が車軸側に固着されたロッドと、前記荷重検知レバ
ーの他端と前記ロッドの他端との間に連結され、前記車
両の積載荷重に応じた付勢力を、前記荷重検知レバーを
介して前記プランジャに作用させる端部が板状の荷重検
知ばねとからなる液圧制御装置において、 前記荷重検知レバーは、その長さ方向に、2つの平面が
互いにほぼ直角になるように形成された板材からなり、
該荷重検知レバーの一方の前記他端の面は前記プランジ
ャ軸にほぼ直角な平面に、他方の前記プランジャ側の面
は該プランジャ軸にほぼ平行な平面になるように配設さ
れ、前記板材の断面縦長長方形の短側面に形成された突
起部を介して、前記プランジャ端側に当接されることを
特徴とする荷重応動制動液圧制御装置。 - 【請求項2】 前記荷重検知レバーは、前記板材が、プ
レス加工により直角方向に2回折り曲げて形成されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の荷重応動制動液圧制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33864395A JPH09175355A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 荷重応動制動液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33864395A JPH09175355A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 荷重応動制動液圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09175355A true JPH09175355A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18320111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33864395A Pending JPH09175355A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 荷重応動制動液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09175355A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100333285B1 (ko) * | 1999-12-16 | 2002-04-25 | 이계안 | 대형 자동차용 브레이크 장치 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP33864395A patent/JPH09175355A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100333285B1 (ko) * | 1999-12-16 | 2002-04-25 | 이계안 | 대형 자동차용 브레이크 장치 |
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