JPH09171765A - ヒューズボックス - Google Patents
ヒューズボックスInfo
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- JPH09171765A JPH09171765A JP7331903A JP33190395A JPH09171765A JP H09171765 A JPH09171765 A JP H09171765A JP 7331903 A JP7331903 A JP 7331903A JP 33190395 A JP33190395 A JP 33190395A JP H09171765 A JPH09171765 A JP H09171765A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/20—Bases for supporting the fuse; Separate parts thereof
- H01H85/205—Electric connections to contacts on the base
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/22—Bases, e.g. strip, block, panel
- H01R9/223—Insulating enclosures for terminals
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/20—Bases for supporting the fuse; Separate parts thereof
- H01H2085/2075—Junction box, having holders integrated with several other holders in a particular wiring layout
- H01H2085/208—Junction box, having holders integrated with several other holders in a particular wiring layout specially adapted for vehicles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/20—Bases for supporting the fuse; Separate parts thereof
- H01H85/2045—Mounting means or insulating parts of the base, e.g. covers, casings
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Fuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクト化に適し、且つ収容した電線の反
力で下カバー等に破損が生じることを回避すると同時
に、優れた組立性を確保することができるヒューズボッ
クスを得る。 【解決手段】 ボックス本体21には、ヒューズ収容部
3が上面に開口されると共に電線端収容部10が下面に
開口され、且つ前記ヒューズ収容部3のヒューズ2のね
じ止め式端子7と前記電線端収容部10内の、電線16
接続された丸型端子17とをねじ部材18によって締め
付け接続するためのねじ締め用開口部8が側面に開口さ
れ、さらに、前記電線端収容部10に装着された電線1
6を縦添え固定する電線固定べら32が垂設され、ボッ
クス本体21の下面24に装着される下カバー22に
は、前記ねじ締め用開口部8を覆う絶縁蓋12が具備さ
れると共に、電線16を導出する電線引き出し口36が
底壁部5に形成される。
力で下カバー等に破損が生じることを回避すると同時
に、優れた組立性を確保することができるヒューズボッ
クスを得る。 【解決手段】 ボックス本体21には、ヒューズ収容部
3が上面に開口されると共に電線端収容部10が下面に
開口され、且つ前記ヒューズ収容部3のヒューズ2のね
じ止め式端子7と前記電線端収容部10内の、電線16
接続された丸型端子17とをねじ部材18によって締め
付け接続するためのねじ締め用開口部8が側面に開口さ
れ、さらに、前記電線端収容部10に装着された電線1
6を縦添え固定する電線固定べら32が垂設され、ボッ
クス本体21の下面24に装着される下カバー22に
は、前記ねじ締め用開口部8を覆う絶縁蓋12が具備さ
れると共に、電線16を導出する電線引き出し口36が
底壁部5に形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒューズボックスに
関し、更に詳しくは、ねじ止め式端子を具備した大電流
用ヒューズを収容し、丸型端子に接続した大電流用電線
を電気接続する、電気自動車に好適なヒューズボックス
に関するものである。
関し、更に詳しくは、ねじ止め式端子を具備した大電流
用ヒューズを収容し、丸型端子に接続した大電流用電線
を電気接続する、電気自動車に好適なヒューズボックス
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のヒューズボックスとして、例えば
実開平4−23048号公報に記載のものを図9〜図1
1に示し説明すると、このヒューズボックス100は、
絶縁性樹脂で形成されたボックス本体101と、絶縁性
樹脂で形成されて前記ボックス本体101の下面を覆う
下カバー111とから構成されている。
実開平4−23048号公報に記載のものを図9〜図1
1に示し説明すると、このヒューズボックス100は、
絶縁性樹脂で形成されたボックス本体101と、絶縁性
樹脂で形成されて前記ボックス本体101の下面を覆う
下カバー111とから構成されている。
【0003】ボックス本体101は、ヒューズ2を挿入
するヒューズ収容部103が上面に開口されると共に、
ヒューズ収容部103に装着されたヒューズ2のねじ止
め式端子7と重なるように、大電流用の電線16に接続
した丸型端子17を収容する電線端収容部110が下部
に形成され、且つこれら端子7、17をねじ部材18に
より締め付け接続するためのねじ締め用開口部108が
側面に開口して設けられている。
するヒューズ収容部103が上面に開口されると共に、
ヒューズ収容部103に装着されたヒューズ2のねじ止
め式端子7と重なるように、大電流用の電線16に接続
した丸型端子17を収容する電線端収容部110が下部
に形成され、且つこれら端子7、17をねじ部材18に
より締め付け接続するためのねじ締め用開口部108が
側面に開口して設けられている。
【0004】一方、下カバー111は、ボックス本体1
01の下面を覆う底壁部105と、該底壁部105の側
縁から略舌状に延出し、ボックス本体101に形成した
ガイド溝109に、屈曲させた両側縁の突起部119を
嵌入して前記ねじ締め用開口部108を塞ぐ絶縁蓋11
2と、ボックス本体101側に設けた係合手段115と
係合させて下カバー111をボックス本体101に固定
する係合部材114とを具備する。そして、このヒュー
ズボックス100は、丸型端子17を電線端収容部11
0に固定させた電線16が、図示のように、ボックス長
手方向に曲げられ下カバー111の後側壁106に開口
した電線引き出し口113から引き出された。
01の下面を覆う底壁部105と、該底壁部105の側
縁から略舌状に延出し、ボックス本体101に形成した
ガイド溝109に、屈曲させた両側縁の突起部119を
嵌入して前記ねじ締め用開口部108を塞ぐ絶縁蓋11
2と、ボックス本体101側に設けた係合手段115と
係合させて下カバー111をボックス本体101に固定
する係合部材114とを具備する。そして、このヒュー
ズボックス100は、丸型端子17を電線端収容部11
0に固定させた電線16が、図示のように、ボックス長
手方向に曲げられ下カバー111の後側壁106に開口
した電線引き出し口113から引き出された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大電流用の
電線16では剛性が大きく曲げが困難であるため、下カ
バー111を組み付けた場合、下カバー111のボック
ス本体101への嵌合が困難になったり、ねじ締め部に
余計な力がかかる等の問題を生じる。そのため、電線1
6の大きな曲げ半径を許容するように、下カバー111
の深さ寸法が大きく設定されるが、このような形態は、
ヒューズボックス100を大型化する。また、前記のヒ
ューズボックス100では、電線16の曲げによる反力
を少しでも和らげるように電線引き出し口113を大き
く開口すると、この大きく開口された電線引き出し口1
13から水などが容易に侵入する虞がある。本発明は上
記事情に鑑みてなされたもので、下カバーによるヒュー
ズボックス全体の大型化を阻止し、且つ下カバーとボッ
クス本体との嵌合を良好にして組付作業性も向上するヒ
ューズボックスを提供することを目的とする。
電線16では剛性が大きく曲げが困難であるため、下カ
バー111を組み付けた場合、下カバー111のボック
ス本体101への嵌合が困難になったり、ねじ締め部に
余計な力がかかる等の問題を生じる。そのため、電線1
6の大きな曲げ半径を許容するように、下カバー111
の深さ寸法が大きく設定されるが、このような形態は、
ヒューズボックス100を大型化する。また、前記のヒ
ューズボックス100では、電線16の曲げによる反力
を少しでも和らげるように電線引き出し口113を大き
く開口すると、この大きく開口された電線引き出し口1
13から水などが容易に侵入する虞がある。本発明は上
記事情に鑑みてなされたもので、下カバーによるヒュー
ズボックス全体の大型化を阻止し、且つ下カバーとボッ
クス本体との嵌合を良好にして組付作業性も向上するヒ
ューズボックスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るヒューズボックスは、電線接続された接
続端子をボックス本体下面を開口させた電線端収容部に
収容し、ヒューズ収容部に装着されたヒューズの端子に
対し前記接続端子をボックス本体側面に開口したねじ締
め用開口部を介してねじ部材で締め付け固定する前記ボ
ックス本体と、前記ボックス本体下面を覆設する底壁部
を有すると共に、前記ボックス本体に形成のガイド溝に
係入して前記ねじ締め用開口部を覆う絶縁蓋を設けた下
カバーとを具備するヒューズボックスにおいて、前記ボ
ックス本体には前記接続端子に接続した電線を縦添え固
定する電線固定べらが前記ねじ締め用開口部に臨んで垂
設され、前記下カバーの底壁部には前記電線固定べらお
よび該電線固定べらに固定した電線を挿通させる電線引
き出し口が装備されたことを特徴とする。
の本発明に係るヒューズボックスは、電線接続された接
続端子をボックス本体下面を開口させた電線端収容部に
収容し、ヒューズ収容部に装着されたヒューズの端子に
対し前記接続端子をボックス本体側面に開口したねじ締
め用開口部を介してねじ部材で締め付け固定する前記ボ
ックス本体と、前記ボックス本体下面を覆設する底壁部
を有すると共に、前記ボックス本体に形成のガイド溝に
係入して前記ねじ締め用開口部を覆う絶縁蓋を設けた下
カバーとを具備するヒューズボックスにおいて、前記ボ
ックス本体には前記接続端子に接続した電線を縦添え固
定する電線固定べらが前記ねじ締め用開口部に臨んで垂
設され、前記下カバーの底壁部には前記電線固定べらお
よび該電線固定べらに固定した電線を挿通させる電線引
き出し口が装備されたことを特徴とする。
【0007】あるいは、上記ヒューズボックスにおい
て、前記絶縁蓋をヒンジによって前記下カバーの周壁部
に開閉自在に装備し、前記絶縁蓋の開状態で前記電線引
き出し口が該下カバーの側方に開放されることを特徴と
する。あるいは、上記ヒューズボックスにおいて、前記
電線固定べらは前記ボックス本体に前記下カバーを係合
したとき前記絶縁蓋との間に隙間を有して前記絶縁蓋と
対向配置されることを特徴とする。あるいは、上記ヒュ
ーズボックスにおいて、前記電線固定べらの外面に、前
記下カバーを前記ボックス本体に係合したとき前記絶縁
蓋の裏面に当接し該絶縁蓋を前記ねじ締め用開口部に案
内する前記ボックス本体のガイド溝に係入する位置に位
置決めするリブが突設されていることを特徴とする。あ
るいは、上記ヒューズボックスにおいて、前記リブが、
前記絶縁蓋の係入される側の端部を傾斜面に形成される
と共に、前記ねじ締め用開口部にわたって延設されてい
ることを特徴とする。
て、前記絶縁蓋をヒンジによって前記下カバーの周壁部
に開閉自在に装備し、前記絶縁蓋の開状態で前記電線引
き出し口が該下カバーの側方に開放されることを特徴と
する。あるいは、上記ヒューズボックスにおいて、前記
電線固定べらは前記ボックス本体に前記下カバーを係合
したとき前記絶縁蓋との間に隙間を有して前記絶縁蓋と
対向配置されることを特徴とする。あるいは、上記ヒュ
ーズボックスにおいて、前記電線固定べらの外面に、前
記下カバーを前記ボックス本体に係合したとき前記絶縁
蓋の裏面に当接し該絶縁蓋を前記ねじ締め用開口部に案
内する前記ボックス本体のガイド溝に係入する位置に位
置決めするリブが突設されていることを特徴とする。あ
るいは、上記ヒューズボックスにおいて、前記リブが、
前記絶縁蓋の係入される側の端部を傾斜面に形成される
と共に、前記ねじ締め用開口部にわたって延設されてい
ることを特徴とする。
【0008】そして、本発明の上記構成によれば、ボッ
クス本体から下カバーを取り外した状態で、ボックス本
体の上面のヒューズ収容部にヒューズを装着すると共
に、該ボックス本体の下面の電線端収容部に電線端の接
続端子を収容した後、該ボックス本体の側面のねじ締め
用開口部に挿入したねじ部材で前記ヒューズのねじ止め
式端子と電線端の接続端子とを締め付け接続すれば、ヒ
ューズと電線との電気的接続が終了する。その後に、ボ
ックス本体の下面に下カバーを取り付ければ、ヒューズ
ボックスの組み付けが完了することになるが、下カバー
の底壁部にはねじ締め用開口部に臨んだ位置に電線引き
出し口が装備されていて、接続端子がボックス本体内に
固定された電線は、ボックス本体内の固定位置から真っ
直ぐに垂下した状態で前記電線引き出し口を挿通して、
外部に引き出される。
クス本体から下カバーを取り外した状態で、ボックス本
体の上面のヒューズ収容部にヒューズを装着すると共
に、該ボックス本体の下面の電線端収容部に電線端の接
続端子を収容した後、該ボックス本体の側面のねじ締め
用開口部に挿入したねじ部材で前記ヒューズのねじ止め
式端子と電線端の接続端子とを締め付け接続すれば、ヒ
ューズと電線との電気的接続が終了する。その後に、ボ
ックス本体の下面に下カバーを取り付ければ、ヒューズ
ボックスの組み付けが完了することになるが、下カバー
の底壁部にはねじ締め用開口部に臨んだ位置に電線引き
出し口が装備されていて、接続端子がボックス本体内に
固定された電線は、ボックス本体内の固定位置から真っ
直ぐに垂下した状態で前記電線引き出し口を挿通して、
外部に引き出される。
【0009】すなわち、下カバーは電線を曲げた状態で
収容する必要がないため、深さ寸法を浅くしてボックス
本体の下面により接近した位置まで底壁部を上げること
ができる。また、電線を曲げて収容しないため、下カバ
ーとボックス本体との嵌合が良好にされる。さらに、電
線は電線固定べらに固定して直線的に引き出されるた
め、電線引き出し口の内径を電線径に略一致した最小径
に形成することができる。
収容する必要がないため、深さ寸法を浅くしてボックス
本体の下面により接近した位置まで底壁部を上げること
ができる。また、電線を曲げて収容しないため、下カバ
ーとボックス本体との嵌合が良好にされる。さらに、電
線は電線固定べらに固定して直線的に引き出されるた
め、電線引き出し口の内径を電線径に略一致した最小径
に形成することができる。
【0010】また、前記下カバーの絶縁蓋がヒンジによ
って開閉可能に装備され、該絶縁蓋を開いた状態で電線
引き出し口が側方に開放した形態となる構成であれば、
接続端子をボックス本体に固定した後からでも、電線を
簡単に下カバーに挿通させた状態にすることができる。
って開閉可能に装備され、該絶縁蓋を開いた状態で電線
引き出し口が側方に開放した形態となる構成であれば、
接続端子をボックス本体に固定した後からでも、電線を
簡単に下カバーに挿通させた状態にすることができる。
【0011】そして、前記電線固定べらは、下カバーを
ボックス本体に嵌合したとき絶縁蓋と対向位置に配置さ
れ、且つ絶縁蓋との間に隙間が確保される構成であれ
ば、接続端子がボックス本体内に固定された電線を電線
固定べらにテープ巻等の方法で簡単に固定させ、また、
テープ巻に起因した電線固定べら表面のテープの膨出を
隙間内に吸収して、前記絶縁蓋の電線固定べらに沿った
スライド動作を良好にできる。
ボックス本体に嵌合したとき絶縁蓋と対向位置に配置さ
れ、且つ絶縁蓋との間に隙間が確保される構成であれ
ば、接続端子がボックス本体内に固定された電線を電線
固定べらにテープ巻等の方法で簡単に固定させ、また、
テープ巻に起因した電線固定べら表面のテープの膨出を
隙間内に吸収して、前記絶縁蓋の電線固定べらに沿った
スライド動作を良好にできる。
【0012】また、前記電線固定べらの外面に、前記下
カバーをボックス本体に係合したとき前記絶縁蓋の裏面
に当接し、該絶縁蓋をボックス本体のガイド溝に係入す
る位置に位置決めするリブが突設された構成であれば、
下カバーをボックス本体に取り付ける際、前記絶縁蓋の
裏面が前記リブに当接するように絶縁蓋の表面をボック
ス本体の下面に押し当てるだけで、絶縁蓋に成形時の歪
等で反りが生じていても、反りを修正して速やかに絶縁
蓋をガイド溝に嵌合させることができる。
カバーをボックス本体に係合したとき前記絶縁蓋の裏面
に当接し、該絶縁蓋をボックス本体のガイド溝に係入す
る位置に位置決めするリブが突設された構成であれば、
下カバーをボックス本体に取り付ける際、前記絶縁蓋の
裏面が前記リブに当接するように絶縁蓋の表面をボック
ス本体の下面に押し当てるだけで、絶縁蓋に成形時の歪
等で反りが生じていても、反りを修正して速やかに絶縁
蓋をガイド溝に嵌合させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヒューズボッ
クスの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明によるヒューズボックスの一実施形態
を示す分解斜視図、図2は図1のヒューズボックスの組
立状態の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は
図2のB−B線断面図、図5は下カバーの構造を示す平
面図、図6はヒューズボックスの組立途中の状態におけ
る斜視図、図7はヒューズボックスの組立途中の状態に
おける正面図、図8は図7におけるC部詳細図である。
ヒューズボックス20は、絶縁性樹脂で形成されたボッ
クス本体21と、同じく絶縁性樹脂で形成されて前記ボ
ックス本体21の下面を覆う下カバー22とを備えて構
成される。
クスの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明によるヒューズボックスの一実施形態
を示す分解斜視図、図2は図1のヒューズボックスの組
立状態の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は
図2のB−B線断面図、図5は下カバーの構造を示す平
面図、図6はヒューズボックスの組立途中の状態におけ
る斜視図、図7はヒューズボックスの組立途中の状態に
おける正面図、図8は図7におけるC部詳細図である。
ヒューズボックス20は、絶縁性樹脂で形成されたボッ
クス本体21と、同じく絶縁性樹脂で形成されて前記ボ
ックス本体21の下面を覆う下カバー22とを備えて構
成される。
【0014】ここに、前記ボックス本体21は、一対の
ねじ止め式端子7を有した大電流用のヒューズ2を挿入
するヒューズ収容部3およびリレーその他の電気機器用
の取付部4が上面23に開口して設けられると共に、大
電流用の太径の電線16端に接続されたねじ止め用の接
続端子(丸型端子)17を収容する電線端収容部10が
下面24に開口して設けられている。電線端収容部10
に挿入された前記丸型端子17は、前記ヒューズ収容部
3に装着したヒューズ2のねじ止め式端子7と重なるよ
うにされ、且つ前記ボックス本体21の両側面に開口し
たねじ締め用開口部8を通してねじ部材18により締め
付け固定される。
ねじ止め式端子7を有した大電流用のヒューズ2を挿入
するヒューズ収容部3およびリレーその他の電気機器用
の取付部4が上面23に開口して設けられると共に、大
電流用の太径の電線16端に接続されたねじ止め用の接
続端子(丸型端子)17を収容する電線端収容部10が
下面24に開口して設けられている。電線端収容部10
に挿入された前記丸型端子17は、前記ヒューズ収容部
3に装着したヒューズ2のねじ止め式端子7と重なるよ
うにされ、且つ前記ボックス本体21の両側面に開口し
たねじ締め用開口部8を通してねじ部材18により締め
付け固定される。
【0015】前記下カバー22は、前記ボックス本体2
1の下面24を覆う底壁部5と、該底壁部5の側縁から
略舌状に延出形成された両側縁の突起部19が、前記ボ
ックス本体21の外側壁25に形成したガイド溝9に係
入された状態で前記ねじ締め用開口部8を覆う絶縁蓋1
2と、前記ボックス本体21側に装備された係合手段2
8に係合することで該下カバー22をボックス本体21
に連結固定する係合片30とを備えた構成からなる。
1の下面24を覆う底壁部5と、該底壁部5の側縁から
略舌状に延出形成された両側縁の突起部19が、前記ボ
ックス本体21の外側壁25に形成したガイド溝9に係
入された状態で前記ねじ締め用開口部8を覆う絶縁蓋1
2と、前記ボックス本体21側に装備された係合手段2
8に係合することで該下カバー22をボックス本体21
に連結固定する係合片30とを備えた構成からなる。
【0016】また、この一実施形態では、前記電線端収
容部10に装着された一番太い電線16および前記ボッ
クス本体21に装着される他の電線34を一括して縦添
え固定するための電線固定べら32が前記ねじ締め用開
口部8に臨んで垂設されている。また、前記電線固定べ
ら32に固定された一番太い電線16の延出方向に対応
する前記下カバー22の底壁部5には、この電線16お
よびボックス本体21に装着される他の電線34を挿通
し、これら電線16、34を外部へ一括導出する電線引
き出し口36が開口されている。
容部10に装着された一番太い電線16および前記ボッ
クス本体21に装着される他の電線34を一括して縦添
え固定するための電線固定べら32が前記ねじ締め用開
口部8に臨んで垂設されている。また、前記電線固定べ
ら32に固定された一番太い電線16の延出方向に対応
する前記下カバー22の底壁部5には、この電線16お
よびボックス本体21に装着される他の電線34を挿通
し、これら電線16、34を外部へ一括導出する電線引
き出し口36が開口されている。
【0017】前記下カバー22の絶縁蓋12は、図5に
示すように、下カバー22の周壁部38の肉厚を薄くし
たヒンジ40によって矢印(イ)方向に開閉可能に設け
られ、該絶縁蓋12の開状態では、図6に示すように、
該下カバー22の電線引き出し口36が、該下カバー2
2の側方に開放した形態となる。
示すように、下カバー22の周壁部38の肉厚を薄くし
たヒンジ40によって矢印(イ)方向に開閉可能に設け
られ、該絶縁蓋12の開状態では、図6に示すように、
該下カバー22の電線引き出し口36が、該下カバー2
2の側方に開放した形態となる。
【0018】また、前記電線固定べら32は、ボックス
本体21に下カバー22を装着したとき前記絶縁蓋12
と対向位置に配置される。そして、前記絶縁蓋12の両
側縁の突起部19がスライド自在に嵌合する前記ガイド
溝9の位置の工夫等によって、図3に示すように、前記
電線固定べら32にテープ42を巻装した際の該テープ
42の膨出を吸収するための隙間Sが電線固定べら32
と絶縁蓋12との間に確保されている。また、前記電線
固定べら32の外面には、図4にも示すように、前記下
カバー22をボックス本体21に装着する際、前記絶縁
蓋12の裏面に当接し該絶縁蓋12の両側縁の突起部1
9をボックス本体21側のガイド溝9に係入する位置に
位置決めするリブ44が突設されている。このリブ44
の下端となる下カバー22の挿入端側は、前記絶縁蓋1
2の先端が該リブ44の上に容易に乗り上がるように、
傾斜面46となっている。
本体21に下カバー22を装着したとき前記絶縁蓋12
と対向位置に配置される。そして、前記絶縁蓋12の両
側縁の突起部19がスライド自在に嵌合する前記ガイド
溝9の位置の工夫等によって、図3に示すように、前記
電線固定べら32にテープ42を巻装した際の該テープ
42の膨出を吸収するための隙間Sが電線固定べら32
と絶縁蓋12との間に確保されている。また、前記電線
固定べら32の外面には、図4にも示すように、前記下
カバー22をボックス本体21に装着する際、前記絶縁
蓋12の裏面に当接し該絶縁蓋12の両側縁の突起部1
9をボックス本体21側のガイド溝9に係入する位置に
位置決めするリブ44が突設されている。このリブ44
の下端となる下カバー22の挿入端側は、前記絶縁蓋1
2の先端が該リブ44の上に容易に乗り上がるように、
傾斜面46となっている。
【0019】下カバー22の上端側の4隅に突設された
係合片30は、図1および図8に示すように、先端側に
板厚を薄くするテーパ面48,49を形成した弾性突片
50の表面側に係止溝51を形成したものである。一
方、前記係合片30が係合するボックス本体21上の係
合手段28は、前記係合片30に対応した位置に装備さ
れ、図1および図8に示すように、前記弾性突片50が
挿通可能な突片挿入部54を形成する枠壁55の一部
に、前記係合片30の係止溝51に係入する突起56を
有した弾性片57を切り欠き形成したものである。
係合片30は、図1および図8に示すように、先端側に
板厚を薄くするテーパ面48,49を形成した弾性突片
50の表面側に係止溝51を形成したものである。一
方、前記係合片30が係合するボックス本体21上の係
合手段28は、前記係合片30に対応した位置に装備さ
れ、図1および図8に示すように、前記弾性突片50が
挿通可能な突片挿入部54を形成する枠壁55の一部
に、前記係合片30の係止溝51に係入する突起56を
有した弾性片57を切り欠き形成したものである。
【0020】上記のヒューズボックス20では、図6に
示すように、ボックス本体21から下カバー22を取り
外した状態で、ボックス本体21の上面23のヒューズ
収容部にヒューズ2を装着すると共に、該ボックス本体
21の下面24の電線端収容部10に電線16端の丸型
端子17を挿入し、その後、該ボックス本体21のねじ
締め用開口部8よりねじ部材18で前記ヒューズ2のね
じ止め式端子7と丸型端子17とを締め付け固定すれ
ば、ヒューズ2と電線16との電気的接続が終了する。
そして、同様にして、ボックス本体21の他の電気機器
用の取付部4に対する電線34の装着も済ませたら、そ
れらの全ての電線16、34を束ねて電線固定べら32
に縦添えした状態にし、テープ42を一体に巻回して電
線固定べら32に固定する。
示すように、ボックス本体21から下カバー22を取り
外した状態で、ボックス本体21の上面23のヒューズ
収容部にヒューズ2を装着すると共に、該ボックス本体
21の下面24の電線端収容部10に電線16端の丸型
端子17を挿入し、その後、該ボックス本体21のねじ
締め用開口部8よりねじ部材18で前記ヒューズ2のね
じ止め式端子7と丸型端子17とを締め付け固定すれ
ば、ヒューズ2と電線16との電気的接続が終了する。
そして、同様にして、ボックス本体21の他の電気機器
用の取付部4に対する電線34の装着も済ませたら、そ
れらの全ての電線16、34を束ねて電線固定べら32
に縦添えした状態にし、テープ42を一体に巻回して電
線固定べら32に固定する。
【0021】電線16、34の電線固定べら32への固
定が終了したら、図6に示すように、絶縁蓋12を開い
た状態の下カバー22の電線引き出し口36に、前記電
線固定べら32から垂下している電線束を挿通させ、次
いで、図7に示すように、絶縁蓋12を閉じて、下カバ
ー22をボックス本体21側へ押し上げる。そして、絶
縁蓋12の先端が電線固定べら32の上に重なったら、
前記リブ44に絶縁蓋12の裏面が当接するように、前
記絶縁蓋12上を押しながら下カバー22をボックス本
体21側に推し進めれば、図2に示すように、下カバー
22の各係合片30がボックス本体21の各係合手段2
8に係合し、下カバー22がボックス本体21の下面に
連結固定され、組立完了状態となる。なお、下カバー2
2の各係合片30がボックス本体21の各係合手段28
と係合したときには、同時に、前記下カバー22の周壁
部38の上部に突設された突き合せフランジ面53がボ
ックス本体21の外側壁25の下端面に当接し、それ以
上の押し込みが不可能になる。
定が終了したら、図6に示すように、絶縁蓋12を開い
た状態の下カバー22の電線引き出し口36に、前記電
線固定べら32から垂下している電線束を挿通させ、次
いで、図7に示すように、絶縁蓋12を閉じて、下カバ
ー22をボックス本体21側へ押し上げる。そして、絶
縁蓋12の先端が電線固定べら32の上に重なったら、
前記リブ44に絶縁蓋12の裏面が当接するように、前
記絶縁蓋12上を押しながら下カバー22をボックス本
体21側に推し進めれば、図2に示すように、下カバー
22の各係合片30がボックス本体21の各係合手段2
8に係合し、下カバー22がボックス本体21の下面に
連結固定され、組立完了状態となる。なお、下カバー2
2の各係合片30がボックス本体21の各係合手段28
と係合したときには、同時に、前記下カバー22の周壁
部38の上部に突設された突き合せフランジ面53がボ
ックス本体21の外側壁25の下端面に当接し、それ以
上の押し込みが不可能になる。
【0022】このように、上記実施形態のヒューズボッ
クス20では、下カバー22の底壁部5には電線引き出
し口36が開口されていて、ボックス本体21内に電線
端が固定された電線16は、ボックス本体21内の固定
位置から真っ直ぐに垂下した状態で前記電線引き出し口
36を挿通して、外部に導出される。
クス20では、下カバー22の底壁部5には電線引き出
し口36が開口されていて、ボックス本体21内に電線
端が固定された電線16は、ボックス本体21内の固定
位置から真っ直ぐに垂下した状態で前記電線引き出し口
36を挿通して、外部に導出される。
【0023】すなわち、下カバー22は、電線16を曲
げた状態で収容する必要がないため、ボックス本体21
の下面24により接近した位置まで、下カバー22の底
壁部5を上げることができ、下カバー22の深さ寸法を
小さく抑えてヒューズボックス20全体をコンパクト化
することができる。また、電線16を曲げた状態で下カ
バー22内に収容する構成ではないため、ボックス内に
収容した電線16からの反力が下カバー22や該下カバ
ー22とボックス本体21との連結部に作用を及ぼさな
いので、これら部位の破損等を防止することができる。
さらに、前記下カバー22をボックス本体21に取り付
ける際、ボックス本体21から垂下した電線16、34
を予め電線固定べら32にテープ42巻きして固定して
おくことで、電線16、34から手を離した状態でも、
該電線16、34が下カバー22の周辺に干渉しないの
で、下カバー22の取付作業を円滑に行え、優れた組立
性を確保することができる。
げた状態で収容する必要がないため、ボックス本体21
の下面24により接近した位置まで、下カバー22の底
壁部5を上げることができ、下カバー22の深さ寸法を
小さく抑えてヒューズボックス20全体をコンパクト化
することができる。また、電線16を曲げた状態で下カ
バー22内に収容する構成ではないため、ボックス内に
収容した電線16からの反力が下カバー22や該下カバ
ー22とボックス本体21との連結部に作用を及ぼさな
いので、これら部位の破損等を防止することができる。
さらに、前記下カバー22をボックス本体21に取り付
ける際、ボックス本体21から垂下した電線16、34
を予め電線固定べら32にテープ42巻きして固定して
おくことで、電線16、34から手を離した状態でも、
該電線16、34が下カバー22の周辺に干渉しないの
で、下カバー22の取付作業を円滑に行え、優れた組立
性を確保することができる。
【0024】さらに、前記下カバー22の絶縁蓋12が
ヒンジ40によって開閉可能に設けられ、該絶縁蓋12
を開いた状態で電線引き出し口36が該下カバー22の
側方に開放した形態となる構成であるため、丸型端子1
7をボックス本体21に固定した後でも、電線16を簡
単に電線引き出し口36に挿通させた状態にすることが
でき、組付作業の手順が制限されず、組立性が一層向上
する。
ヒンジ40によって開閉可能に設けられ、該絶縁蓋12
を開いた状態で電線引き出し口36が該下カバー22の
側方に開放した形態となる構成であるため、丸型端子1
7をボックス本体21に固定した後でも、電線16を簡
単に電線引き出し口36に挿通させた状態にすることが
でき、組付作業の手順が制限されず、組立性が一層向上
する。
【0025】そして、前記電線固定べら32は、ボック
ス本体21に下カバー22を装着した際に前記絶縁蓋1
2と対向する位置に装備され、かつ、該電線固定べら3
2と絶縁蓋12との間には、前記電線固定べら32にテ
ープ42巻きするための隙間Sが確保された構成である
ため、丸型端子17をねじ部材18によってボックス本
体21内に固定させた電線16は、テープ42巻きして
電線固定べら32に固定可能で、また、電線固定べら3
2の表面に膨出したテープ42は、前記絶縁蓋12のス
ライド動作を妨げない。
ス本体21に下カバー22を装着した際に前記絶縁蓋1
2と対向する位置に装備され、かつ、該電線固定べら3
2と絶縁蓋12との間には、前記電線固定べら32にテ
ープ42巻きするための隙間Sが確保された構成である
ため、丸型端子17をねじ部材18によってボックス本
体21内に固定させた電線16は、テープ42巻きして
電線固定べら32に固定可能で、また、電線固定べら3
2の表面に膨出したテープ42は、前記絶縁蓋12のス
ライド動作を妨げない。
【0026】さらに、前記電線固定べら32の表面に
は、前記下カバー22をボックス本体21に装着する
際、前記絶縁蓋12の裏面に当接し該絶縁蓋12をボッ
クス本体21側のガイド溝9に係入する位置に位置決め
するリブ44が突設されているため、成形時の歪等で絶
縁蓋12に反りが生じていても、絶縁蓋12を表面側よ
り押さえ付けた状態で下カバー22をボックス本体21
の下面24に押し当てるだけで、反りを修正して速やか
に絶縁蓋12の突起部19をボックス本体21側のガイ
ド溝9に嵌合させることができ、下カバー22の組み付
けを簡便、且つ確実に行える。
は、前記下カバー22をボックス本体21に装着する
際、前記絶縁蓋12の裏面に当接し該絶縁蓋12をボッ
クス本体21側のガイド溝9に係入する位置に位置決め
するリブ44が突設されているため、成形時の歪等で絶
縁蓋12に反りが生じていても、絶縁蓋12を表面側よ
り押さえ付けた状態で下カバー22をボックス本体21
の下面24に押し当てるだけで、反りを修正して速やか
に絶縁蓋12の突起部19をボックス本体21側のガイ
ド溝9に嵌合させることができ、下カバー22の組み付
けを簡便、且つ確実に行える。
【0027】なお、ボックス本体21と下カバー22と
を連結固定するための係合手段28および係合片30の
具体的構成は、前記の一実施形態に限定するものではな
い。また、前記の一実施形態では、下カバー22に装備
される絶縁蓋12をヒンジ40により開閉可能な構成と
したが、前記絶縁蓋12は必ずしも開閉可能でなくても
良く、あるいは、下カバー22が電線引き出し口36の
側方に開放した周壁部38を有する形態によって同様の
効果を得ることができる。
を連結固定するための係合手段28および係合片30の
具体的構成は、前記の一実施形態に限定するものではな
い。また、前記の一実施形態では、下カバー22に装備
される絶縁蓋12をヒンジ40により開閉可能な構成と
したが、前記絶縁蓋12は必ずしも開閉可能でなくても
良く、あるいは、下カバー22が電線引き出し口36の
側方に開放した周壁部38を有する形態によって同様の
効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上記載したとおり、本発明のヒューズ
ボックスによれば、ボックス本体内でヒューズに接続さ
れた電線は、ボックス本体内の固定位置から真っ直ぐに
垂下した状態で前記電線引き出し口を挿通して、外部に
引き出される。したがって、下カバーは、電線を曲げた
状態で収容する必要がないため、ボックス本体の下面に
より接近した位置まで、下カバーの底壁部を上げること
ができ、下カバーの深さ寸法を小さく抑えてヒューズボ
ックス全体をコンパクト化することができる。また、電
線を曲げた状態で下カバー内に収容する構成ではないた
め、ボックス内に収容した電線からの反力の影響を無く
して下カバーとボックス本体との嵌合を良好にして組付
作業性を向上できる。さらに、電線は電線固定べらに固
定して直線的に引き出されるため、電線引き出し口の内
径を電線束に合わせて最少径に形成することができるた
め、水や埃などの侵入を抑えることができる。
ボックスによれば、ボックス本体内でヒューズに接続さ
れた電線は、ボックス本体内の固定位置から真っ直ぐに
垂下した状態で前記電線引き出し口を挿通して、外部に
引き出される。したがって、下カバーは、電線を曲げた
状態で収容する必要がないため、ボックス本体の下面に
より接近した位置まで、下カバーの底壁部を上げること
ができ、下カバーの深さ寸法を小さく抑えてヒューズボ
ックス全体をコンパクト化することができる。また、電
線を曲げた状態で下カバー内に収容する構成ではないた
め、ボックス内に収容した電線からの反力の影響を無く
して下カバーとボックス本体との嵌合を良好にして組付
作業性を向上できる。さらに、電線は電線固定べらに固
定して直線的に引き出されるため、電線引き出し口の内
径を電線束に合わせて最少径に形成することができるた
め、水や埃などの侵入を抑えることができる。
【図1】本発明に係るヒューズボックスの一実施形態を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】図1のヒューズボックスの組立状態の正面図で
ある。
ある。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】ヒューズボックスの下カバーの構造を示す平面
図である。
図である。
【図6】ヒューズボックスの組立途中の状態における斜
視図である。
視図である。
【図7】ヒューズボックスの組立途中の状態における正
面図である。
面図である。
【図8】図7におけるC部詳細図である。
【図9】従来のヒューズボックスの分解斜視図である。
【図10】従来のヒューズボックスの組立途中の状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図11】図10のE−E断面図である。
2 ヒューズ 3 ヒューズ収容部 5 底壁部 7 ねじ止め式端子 8 ねじ締め用開口部 9 ガイド溝 10 電線端収容部 12 絶縁蓋 16 電線 17 接続端子(丸型端子) 18 ねじ部材 19 突起部 20 ヒューズボックス 21 ボックス本体 22 下カバー 25 外側壁 28 係合手段 30 係合片 32 電線固定べら 36 電線引き出し口 38 周壁部 40 ヒンジ 44 リブ 46 傾斜面
Claims (5)
- 【請求項1】 電線接続された接続端子をボックス本体
下面を開口させた電線端収容部に収容し、ヒューズ収容
部に装着されたヒューズの端子に対して前記接続端子を
ボックス本体側面に開口したねじ締め用開口部を介して
ねじ部材で締め付け固定する前記ボックス本体と、 前記ボックス本体下面を覆設する底壁部を有すると共
に、前記ボックス本体に形成したガイド溝に係入して前
記ねじ締め用開口部を覆う絶縁蓋を有した下カバーとを
具備するヒューズボックスにおいて、 前記ボックス本体には前記接続端子に接続した電線を縦
添え固定する電線固定べらが前記ねじ締め用開口部に臨
んで垂設され、 前記下カバーの底壁部には前記電線固定べらおよび該電
線固定べらに固定した電線を挿通させる電線引き出し口
が装備されたことを特徴とするヒューズボックス。 - 【請求項2】 前記絶縁蓋をヒンジによって前記下カバ
ーの周壁部に開閉自在に装備し、前記絶縁蓋の開状態で
前記電線引き出し口が該下カバーの側方に開放されるこ
とを特徴とする請求項1記載のヒューズボックス。 - 【請求項3】 前記電線固定べらは前記ボックス本体に
前記下カバーを係合したとき前記絶縁蓋との間に隙間を
有して前記絶縁蓋と対向配置されることを特徴とする請
求項1又は2記載のヒューズボックス。 - 【請求項4】 前記電線固定べらの外面に、前記下カバ
ーを前記ボックス本体に係合したとき前記絶縁蓋の裏面
と当接し該絶縁蓋を前記ねじ締め用開口部に案内する前
記ボックス本体のガイド溝に係入する位置に位置決めす
るリブが突設されていることを特徴とする請求項3記載
のヒューズボックス。 - 【請求項5】 前記リブが、前記絶縁蓋が係入される側
の端部を傾斜面に形成されると共に、前記ねじ締め用開
口部にわたって延設されていることを特徴とする請求項
4記載のヒューズボックス。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331903A JPH09171765A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ヒューズボックス |
US08/769,828 US5748068A (en) | 1995-12-20 | 1996-12-20 | Fuse box |
CA002193603A CA2193603C (en) | 1995-12-20 | 1996-12-20 | Fuse box |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331903A JPH09171765A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ヒューズボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09171765A true JPH09171765A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18248928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7331903A Pending JPH09171765A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | ヒューズボックス |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5748068A (ja) |
JP (1) | JPH09171765A (ja) |
CA (1) | CA2193603C (ja) |
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CN104867796A (zh) * | 2015-06-11 | 2015-08-26 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种汽车保险丝盒 |
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US6570088B1 (en) * | 2002-03-13 | 2003-05-27 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Junction box assembly |
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US8242874B2 (en) * | 2005-08-23 | 2012-08-14 | Lear Corporation | Electrical connector housing |
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JP5258432B2 (ja) * | 2008-07-28 | 2013-08-07 | 矢崎総業株式会社 | ヒューズブロック |
US20100127817A1 (en) * | 2008-11-25 | 2010-05-27 | Banzo Juan I | Fuse assembly and fuse therefor |
JP5827084B2 (ja) * | 2011-09-13 | 2015-12-02 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP6021481B2 (ja) * | 2012-07-10 | 2016-11-09 | 矢崎総業株式会社 | ヒューズホルダとヒューズカバーとの固定構造 |
CN103972003A (zh) * | 2013-01-28 | 2014-08-06 | 甘存南 | 液压挖掘机电器元件保险盒 |
FR3022698B1 (fr) * | 2014-06-23 | 2019-05-17 | Aptiv Technologies Limited | Connecteur porte-fusibles pour vehicules automobiles et procede de montage de ce connecteur. |
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JP6224042B2 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-11-01 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱およびワイヤハーネス |
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JPH0423048A (ja) * | 1990-05-17 | 1992-01-27 | Hitachi Ltd | 誤り検出・訂正用集積回路、誤り検出・訂正回路、および、データ処理装置 |
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FR2672308B1 (fr) * | 1991-02-01 | 1993-05-07 | Staubli Sa Ets | Mecanique d'armure pour la formation de la foule sur les machines a tisser. |
JP3278202B2 (ja) * | 1992-07-17 | 2002-04-30 | マツダ株式会社 | 車両の安全装置 |
US5345211A (en) * | 1992-07-20 | 1994-09-06 | Yazaki Corporation | Connection box for fusible links and terminal nut |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP7331903A patent/JPH09171765A/ja active Pending
-
1996
- 1996-12-20 US US08/769,828 patent/US5748068A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-20 CA CA002193603A patent/CA2193603C/en not_active Expired - Fee Related
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