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JPH09169860A - 芳香族ポリアミドフィルム - Google Patents

芳香族ポリアミドフィルム

Info

Publication number
JPH09169860A
JPH09169860A JP26413296A JP26413296A JPH09169860A JP H09169860 A JPH09169860 A JP H09169860A JP 26413296 A JP26413296 A JP 26413296A JP 26413296 A JP26413296 A JP 26413296A JP H09169860 A JPH09169860 A JP H09169860A
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JP
Japan
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film
aromatic polyamide
orientation
coefficient
tape
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Application number
JP26413296A
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English (en)
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JP2964962B2 (ja
Inventor
Toshiya Yashiro
敏也 家城
Akimitsu Tsukuda
佃  明光
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP26413296A priority Critical patent/JP2964962B2/ja
Publication of JPH09169860A publication Critical patent/JPH09169860A/ja
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Publication of JP2964962B2 publication Critical patent/JP2964962B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚み方向に均一な芳香族ポリアミドフィルムを
提供することにより高温高湿下での耐久性の優れた複合
体の作製を可能とする。 【解決手段】フィルムの両表面の最表層がPA≧PBな
る配向度PA、PBをもち、PA/PB≦1.10であ
る芳香族ポリアミドフィルムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族ポリアミド
フィルムに関するものである。さらに詳しくは磁気記録
媒体用ベースフィルム、フレキシブルプリント基板、コ
ンデンサー等の用途に有用な芳香族ポリアミドフィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミドフィルムはその優れた
機械特性、耐熱性から磁気記録媒体用ベースフィルム、
フレキシブルプリント基板、コンデンサー、感熱転写フ
ィルムなど他の材料との複合体として用いることが提案
されている。これらの用途においては、製品の加工工程
において高温下にさらされることが多く、また製品の使
用に関しても高温下あるいは高湿下での使用が増加して
おり、フィルムに対する耐熱性、寸法安定性に関する要
求は厳しい。このような要求に対して、パラ系の芳香族
ポリアミドフィルムを用いて熱収縮率、熱膨張係数、湿
度膨張係数などを規定することにより耐熱性、寸法安定
性に優れたフィルムを得ることが特開平06−613、
特開平02−84328などに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法ではフィルムの長期間の繰り返し使用に関して製
品の機能低下などの問題がある。すなわち、磁気記録媒
体では高温高湿下で繰り返し使用されると、磁性層とベ
ースフイルムとの剥離や電磁変換特性の低下が見られ
る。フレキシブルプリント基板では長期間使用している
とカールやしわが発生したり、金属との接着性が悪化す
るなどの問題がある。
【0004】本発明はかかる問題点を解決し、厳しい条
件下での繰り返しの使用に際しても、複合体にカールが
生じたり、しわがはいるなどの平面性の悪化や複合体の
機能低下のないフィルムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、フィルム厚み方向の均質性を改善することにより
これらの問題を解決できることを見出し本発明に至っ
た。すなわち、本発明はフィルム両表面のATRスペク
トルから求めた最表層の配向度PA、PB(PA≧P
B)の比がPA/PB≦1.10であることを特徴とす
る芳香族ポリアミドフィルムである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の芳香族ポリアミドとは、
次の一般式(I)および/または一般式(II)で表さ
れる繰り返し単位を50モル%以上含むものが好まし
く、70モル%以上からなるものがより好ましい。
【0007】一般式(I)
【化1】 一般式(II)
【化2】
【0008】ここで、Ar1 、Ar2 、Ar3 は 例え
ば、
【化3】 などが挙げられ、X、Yは−O−,−CH2 −,−CO
−,−SO2 −、−S−,−C(CH3 2 −等から選
ばれるが、これに限定されるものではない。更にこれら
の芳香環上の水素原子の一部が、塩素、フッ素、臭素な
どのハロゲン基(特に塩素)、ニトロ基、メチル基、エ
チル基、プロピル基などのアルキル基(特にメチル
基)、エトキシ基、メトキシ基、プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基などのアルコキシ基等で置換されているもの
も含み、また、重合体を構成するアミド結合中の水素が
他の置換基によって置換されているものも含む。
【0009】特性面からは上記の芳香環がパラ位で結合
されたものが、全芳香環の50%以上、好ましくは75
%以上を占める重合体が、熱寸法安定性がよく高弾性率
のフィルムが得られるため好ましい。また芳香環上の水
素原子の一部がハロゲン基(特に塩素)で置換された芳
香環が全体の30%以上、好ましくは50%以上、更に
好ましくは70%以上であると、湿度膨張係数が小さく
なるため好ましい。
【0010】本発明の芳香族ポリアミドは、一般式
(I)および/または一般式(II)で表される繰り返
し単位を50モル%以上含むものであって、50モル%
未満は他の繰り返し単位が共重合、またはブレンドされ
ていても差し支えない。
【0011】また本発明の芳香族ポリアミドには、フィ
ルムの物性を損なわない程度に滑剤、酸化防止剤その他
の添加剤等がブレンドされていてもよい。
【0012】本発明においては、フィルム両表面のAT
Rスペクトルから求めたフィルム両表面の最表層の配向
度PA、PB(PA≧PB)の比がPA/PB≦1.1
0である必要がある。ここで言うフィルム表裏の配向度
の比が1.10以下であるとはフィルムの厚み方向で配
向度の差が小さい、すなわち、フィルムが厚み方向で均
質であることを意味する。フィルムの厚み方向で配向度
の比が上記範囲外の場合、加工工程でフィルムが高温下
や高湿下にさらされた場合、フィルム自体が厚み方向で
熱収縮率や熱膨張係数、湿度膨張係数などが異なるため
フィルム自体がカールしたり、カールは起こさないまで
も厚み方向に歪みを生じた状態で金属薄膜などの材料を
複合した後常温まで冷却されると、上記歪みが解放され
複合材がカールしたり平面性の悪化を招いたりする。ま
た、加工工程では、平面性の悪化を引き起こさなくと
も、長期間高温あるいは高湿下で使用していると厚み方
向の歪みのためフィルムと金属薄膜とフィルムとの接着
性が悪化したり、これら複合材の平面性が悪化したりす
る。例えば磁気テープでは磁性層が剥離したり磁気変換
特性が悪化したりする。好ましくはPA/PB≦1.0
5、さらに好ましくはPA/PB≦1.02であると上
記効果が大きくなる。
【0013】このように、フィルムの厚み方向の均質性
が長期使用時の耐久性に重要であるがさらに、フィルム
全体の寸法安定性が良好であればフィルムの加工性が向
上するので更に好ましい。
【0014】すなわち、本発明におけるフィルムの熱膨
張係数は面内の少なくとも一方向、好ましくは全ての方
向で−1.0×10-6〜40×10-6(cm/cm)/
℃あることが好ましい。
【0015】本発明におけるフィルムの220℃での熱
収縮率は少なくとも一方向、好ましくはすべての方向で
5%以下であることが好ましい。
【0016】熱寸法安定性がこの範囲外であると、製品
の加工工程でカールなどの平面性悪化を招くためよくな
い。
【0017】本発明におけるフィルムの湿度膨張係数は
少なくとも一方向、好ましくは全ての方向で−15×1
-6〜20×10-6(cm/cm)/%RHであること
が好ましく、より好ましくは−10×10-6〜10×1
-6(cm/cm)/%RHである。湿度膨張係数がこ
の範囲外であると高湿下での使用の際に製品の平面性悪
化が起こる場合があるためよくない。
【0018】これらの熱膨張係数、熱収縮率、湿度膨張
係数は、複合的にフィルムに作用するため、同時にすべ
ての方向において上記範囲を満たすことが好ましい。
【0019】本発明のフィルムの厚みは、0.1〜15
0μmが好ましく、さらに好ましくは1〜80μmであ
る。厚みがこの範囲より大きいと厚み方向を均質に保つ
ことが難しくなる。
【0020】本発明のフィルムには、フィルムに滑り性
を付与するために粒子を含有させてもよい。含有される
粒子の粒径および含有量は用途により適宜選択されるべ
きであるが、その平均一次粒径は0.01〜2μmであ
ることが好ましくフィルムに含有される粒子の含有量は
0.01〜5wt%であることが好ましく、さらに好ま
しくは0.05〜3wt%である。粒子の粒径、含有量
が上記の範囲より大きいまたは多いと複合材との接着性
が悪化したり、磁気テープとしたときにはテープと磁気
ヘッドとの密着性が悪く、電磁変換特性が悪化するため
よくない。粒子の粒径、含有量が上記範囲より小さいま
たは少ないとフィルムの走行性が悪く取り扱いにくくな
る。粒子の種類としては、SiO2 、TiO2 、Al2
3 、CaSO4 、BaSO4 、CaCO3 、カ−ボン
ブラック、ゼオライト、その他の金属微粉末などの無機
粒子や、シリコン粒子、ポリイミド粒子、架橋共重合体
粒子、架橋ポリスチレン粒子、テフロン粒子などの有機
高分子などがあるが、耐熱性の点から無機粒子の方がよ
り好ましい。
【0021】フィルムの表面粗さは、用途により適切な
設計がなされるべきであるが、磁気記録用途としてはR
pで2〜500nm、より好ましくは3〜300nm、
Raで0.1〜100nm、より好ましくは0.2〜5
0nm、Rzで2〜500nm、より好ましくは3〜4
00nmである。
【0022】本発明におけるフィルムの吸湿率は3.5
%以下が好ましく、2.5%以下がより好ましい。吸湿
率が3.5%を超えると湿度変化に対する寸法安定性が
悪くなり、カールやしわなどの平面性悪化を招いたり、
磁気テープの電磁変換特性が悪化するので好ましくな
い。
【0023】本発明におけるフィルムの伸度は10%以
上であることが好ましく、より好ましくは20%以上で
あるとテープが適度な柔軟性を持ち加工性に優れるので
望ましい。
【0024】本発明におけるフイルムの弾性率は、長手
方向、巾方向ともに5.88GPa以上好ましくは7.
85GPa以上であると薄膜化しても取り扱いやすく、
磁気テープとした場合にはヘッドタッチが良好であり、
電磁変換特性が良好となる。
【0025】また本発明のフィルムはもちろん単層フィ
ルムでも用いられるが、積層フィルムであっても良い。
【0026】本発明のフィルムは、フレキシブルプリン
ト基板、感熱転写リボン、コンデンサー用途、磁気記録
媒体用ベースフィルム等のさまざまな用途に使用でき
る。
【0027】磁気記録媒体用ベースフィルムとして用い
る場合には、片面または両面に磁性層を設けて磁気記録
媒体とする。
【0028】磁気テープの磁性層を形成する方法は、酸
化鉄、酸化クロム、Fe,Co、Fe−Co、Fe−C
o−Ni、Co−Ni等の強磁性粉末を各種バインダー
を用いて磁性塗料とし支持体フィルム上に塗布する方
法、蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などの真空薄膜形成法があり限定されるものではない
が、その製造過程でフィルムが高温にさらされる真空薄
膜形成法において特に有効である。
【0029】磁性層を設けた後、磁性層と反対側の面に
更に走行性を向上させるために、公知の方法によりバッ
クコート層を設けてもよい。
【0030】こうして、磁性層を設けたフィルムは所定
の幅にスリットして磁気記録媒体となる。
【0031】こうして得られた磁気記録媒体の好ましい
用途としては、民生用、プロ用、D−1、D−2、D−
3等の放送局用、デジタルビデオカセット、DDS−
2,3,4、QIC、データ8mmなどのデータストレ
ージ用が挙げられこれらに限定されるものではないが、
データ再生等の信頼性が最も重視されるデータストレー
ジ用途に最適に用いることができる。
【0032】また、本発明のフィルムは特に、支持体の
厚みが0.2以上6.5μm以下、幅が2.3〜13.
0mmであって、磁気記録媒体としての記録密度(非圧
縮時)が8キロバイト/mm2 以上であるテープ状磁気
記録媒体とする時に、本発明の目的とする厳しい条件下
での使用に際しての耐久性を兼ね備えた本発明の芳香族
ポリアミドフィルムの効果が十分に発揮されるため好ま
しい。
【0033】磁気テープに代表される磁気記録媒体に
は、近年ますます小型化、高容量化の要請が高く、その
ために支持体フィルムの薄膜化、トラック幅の狭幅化、
記録波長の短波長化による高記録密度化が進んでいる。
そのため、カールなどのわずかな平面性不良がデータの
記録、再生不良を招いたり、繰り返し使用時の耐久性不
良を招きやすい状況にある。本発明のフィルムを用いた
磁気記録媒体は、こうした要請に対して好適に応えるこ
とのできる磁気テープとすることができる。フィルムの
厚みは好ましくは、0.2以上4.5μm以下、さらに
好ましくは0.2以上3.5μm以下であり、磁気録媒
体としての記録密度は好ましくは25キロバイト/mm
2 以上、さらに好ましくは50キロバイト/mm2 以上
である。
【0034】次に本発明の製造方法を説明する。
【0035】まず芳香族ポリアミドであるが、酸クロリ
ドとジアミンから得る場合には、N−メチルピロリドン
(NMP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメ
チルホルムアミド(DMF)などの非プロトン性有機極
性溶媒中で、溶液重合したり、水系媒体を使用する界面
重合などで合成される。ポリマ溶液は、単量体として酸
クロリドとジアミンを使用すると塩化水素が副生する
が、これを中和する場合には水酸化カルシウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸リチウムなどの無機の中和剤、またエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、アンモニア、
トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジエタノー
ルアミンなどの有機の中和剤が使用される。また、イソ
シアネートとカルボン酸との反応は、非プロトン性有機
極性溶媒中、触媒の存在下で行なわれる。
【0036】これらのポリマ溶液はそのまま製膜原液と
して使用してもよく、あるいはポリマを一度単離してか
ら上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶剤に再溶解して製
膜原液を調製してもよい。
【0037】本発明の芳香族ポリアミドフィルムを得る
ためにはポリマの固有粘度(ポリマ0.5gを硫酸中で
100mlの溶液として30℃で測定した値)は、0.
5以上であることが好ましい。
【0038】製膜原液には溶解助剤として無機塩例えば
塩化カルシウム、塩化マグネシム、塩化リチウム、硝酸
リチウムなどを添加する場合もある。製膜原液中のポリ
マ濃度は2〜40wt%程度が好ましい。
【0039】粒子の添加方法は、粒子を予め溶媒中に十
分スラリ−化した後、重合用溶媒または希釈用溶媒とし
て使用する方法や、製膜原液を調製した後に直接添加す
る方法などがある。
【0040】上記のように調製された製膜原液は、いわ
ゆる溶液製膜法によりフィルム化が行なわれる。溶液製
膜法には乾湿式法、乾式法、湿式法などがありいずれの
方法で製膜されても差し支えない。フィルムの表裏の配
向度の差がないフィルムを得るのに有効な方法として
は、フィルム両表面からの溶媒抽出速度差を小さくす
る、製造過程で使用するニップロールの駆動ロール、フ
リーロールの周速差を小さく抑える、熱処理時の両表面
の熱処理温度差を小さくする等の方法が好ましく行われ
る。ここでは乾湿式法を例にとって説明する。
【0041】乾湿式法で製膜する場合は該原液を口金か
らドラム、エンドレスベルト等の支持体上に押し出して
薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜
が自己保持性をもつポリマー濃度35〜60wt%まで
乾燥する。この乾式工程において目的とする厚み方向に
均質なフィルムを得るためには、温度200℃以下の熱
風で乾燥すると共に、ベルト表面温度を(熱風温度−2
0℃)以上にすることが好ましく行われる。ベルト表面
温度を(熱風温度−20℃)よりも高温にすることによ
り、蒸発し難いキャストフィルムのベルト面側の溶媒の
蒸発を促進し剥離時のフィルムの厚み方向の配向差やポ
リマー濃度差を小さくすることができる。
【0042】乾式工程を終えたフィルムは冷却された
後、支持体から剥離されて次の湿式工程の湿式浴に導入
され、脱塩、脱溶媒が行なわれる。湿式浴組成は、ポリ
マーに対する貧溶媒であれば特に限定されないが、水、
あるいは有機溶媒/水の混合系を用いるのが、経済性、
取扱いの容易さから好ましい。組成比は有機溶媒/水=
70/30〜0/100であるが、好ましくは60/4
0〜30/70であるとフィルムの厚み方向に均質性が
良い。また、湿式浴中には無機塩が含まれていてもよ
い。
【0043】湿式工程を通ったフィルムは、続いて、テ
ンンター内で乾燥、熱処理が行なわれてフィルムとな
る。
【0044】以上のように形成されるフィルムはその製
膜工程中の湿式浴中、テンター内で機械的性質および寸
法安定性向上のためのため延伸が行なわれるが、延伸倍
率は面倍率で0.8〜4.0(面倍率とは延伸後のフィ
ルム面積を延伸前のフィルムの面積で除した値で定義す
る。)の範囲内にあることが好ましい。
【0045】延伸後フィルムには熱処理が施されるが、
熱処理は200〜450℃で1秒〜5分間行われるのが
好ましい。熱処理がこの温度以下であると結晶化不足と
なり、十分な機械特性が得られない。また、この範囲以
上であるとフィルムが脆くなり実用に耐えない。この
際、熱処理はフィルムの表裏の配向度差を小さくするた
めフィルムの両面から均一に温度差が3℃以内で施され
ることが好ましい。
【0046】なお本発明のフィルムは、積層フィルムで
あってもよい。例えば2層の場合には、重合した芳香族
ポリアミド溶液を二分し、それぞれ異なる粒子を添加し
た後、積層する。さらに3層以上の場合も同様である。
これら積層の方法としては、周知の方法たとえば、口金
内での積層、複合管での積層や、一旦1層を形成してお
いてその上に他の層を形成する方法などがある。
【0047】以上のようにして本発明のフィルムが得ら
れるがこれらに限定されるものではない。
【0048】
【実施例】本発明の物性の測定方法、効果の評価方法は
次の方法による。
【0049】(1)フィルム表面の配向度 フィルムの表面、裏面について長手方向を起点にして1
0゜毎に全方向についてS偏光ATRスペクトルを下記
条件で測定した。得られたスペクトルからアミド結合に
基づくアミドIII 吸収帯をπバンド、アミドI吸収帯の
C=O伸縮振動をσバンドとして各々のピーク強度から
赤外2色比(=πバンド/σバンド)を配向パラメータ
として算出し、極図形に展開した。この極図形において
各配向パラメータを結ぶ線で囲まれる部分の面積をその
面の配向度とした。こうしてフィルムの両面から求めた
配向度をPA、PB(但し、PA≧PB)としたときの
両者の比PA/PBを配向度比とした。測定は25℃、
60%RHで行った。
【0050】装置 FTS−55A(Bio Rad
DIGILB製) 付属装置 一回反射ATRスペクトル測定装置 光源 :セラミックス 検出器 :MCT 分解能 :4cm-1 積算回数:500回 IRE :Ge 入射角 :60゜ 偏光子 :ワイヤーグリッド、S偏光 検出深さ:〜0.25μm
【0051】(2)熱膨張係数 熱収縮や吸脱湿の影響を除くため、フィルムを一旦15
0℃まで加熱し徐々に冷却していった時の80〜150
℃における寸法変化から計算した。寸法変化量は熱機械
分析計(TMA)により測定した。
【0052】(3)熱収縮率 巾10mm、試長200mmになるようにフィルムをサ
ンプリングし220℃のオーブン中で10分間加熱して
から試験片を取り出し、放冷後下式により算出した。
【0053】熱収縮率(%)=(加熱後の長さ−試長)
/試長×100
【0054】(4)湿度膨張係数 高温高湿槽に巾1cm、試長15cmになるようにセッ
トし、一定湿度(約30%RH)まで脱湿し、フィルム
長が一定になった後、加湿(約80%RH)すると吸湿
により伸び始める。約24時間後吸湿は平衡に達してフ
ィルムののびも平衡に達する。この時の伸び量から下式
により計算する。
【0055】湿度膨張係数((cm/cm)/%RH)
=伸び量/(試長×湿度差)
【0056】(5)評価 フィルムを蒸着機内に装填し、10-2TorrのAr雰
囲気下で片面をグロー処理し、次いで10-6Torrま
で真空にして100℃に加熱したドラムに沿わせて、電
子ビーム蒸着によりCo−Ni合金(Co80wt%、
20wt%)を0.1μmの膜厚になるように蒸着し
た。
【0057】蒸着したフィルムを1/2インチ幅にスリ
ットし、VTRカセットに組込みVTRテープとした。
【0058】(RF出力低下)各テープについて、基準
サンプルに対する最適記録電流により4MHzにおける
RF出力をVHSデッキを使用して測定し、高温高湿の
60℃、80%RHの条件で再生走行させたのち25℃
30%RHの条件下に戻すことを500回繰り返し行
い、500回走行前後のRF出力の低下を求め下記の基
準で評価し、○、△を良好とした。
【0059】 ○・・・RF出力の低下が3dB未満 △・・・RF出力の低下が3dB以上6dB未満 ×・・・RF出力の低下が6dB以上
【0060】(テープの状態)各テープについて、50
0回繰り返し後のテープの状態を光学顕微鏡を用いて観
察し、下記の基準で評価し○、△を良好とした。
【0061】 ○・・・テープに平面性悪化や磁性層剥離が全く見られない。 △・・・テープに平面性悪化や磁性層剥離が少し見られる。 ×・・・テープに平面性悪化や磁性層剥離が多く見られる。
【0062】実施例1 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に芳香族ジアミ
ン成分として85モル%に相当する2−クロルパラフェ
ニレンジアミンと、15モル%に相当する4、4’−ジ
アミノジフェニルエ−テルとを溶解させ、これに98.
5モル%に相当する2−クロルテレフタル酸クロリドを
添加し、2時間撹拌して重合を完了した。これを水酸化
リチウムで中和して、ポリマ濃度11重量%、粘度31
00ポイズの芳香族ポリアミド溶液を得た。この溶液
に、一次粒径16nmの乾式シリカをポリマ当たり0.
5wt%添加した。
【0063】このポリマ溶液を5μmカットのフィルタ
−で濾過した後、乾式工程に導入しベルト温度140℃
のベルト上に流延し、150℃の熱風で加熱を行い溶媒
を蒸発させ、自己保持性を得たポリマー濃度38wt%
のフィルムをベルトから連続的に剥離した。次に湿式浴
としてNMP/水=50/50、温度50℃の湿式浴に
フィルムを導入し10分間、残存溶媒と中和で生じた無
機塩や不純物の抽出を行なった後、さらに50℃の水浴
にフィルムを導入して5分間抽出を行った。この間にロ
ール間でフィルムを長手方向に1.2倍延伸した。次に
テンターで巾方向に1.4倍延伸しながら乾燥と熱処理
をフィルム両面から280℃で行った後徐冷して厚み
4.5μmのフィルムを得た。
【0064】このフィルムの配向度比PA/PBは1.
012であった。また、長手方向、巾方向、各々の熱膨
張係数は11×10-6、12×10-6(cm/cm)/
℃、熱収縮率は2.5、2.2%、湿度膨張係数は4.
6×10-6、5.2×10-6(cm/cm)/%RHあ
った。このフィルムを用いて作成した磁気テープのRF
出力の低下は1.0dBであり高温高湿下でのは耐久性
は良好であった。また、500回走行後のテープの状態
を観察したところ、平面性の悪化や磁性層の剥離等は観
察されず良好であった。
【0065】実施例2 実施例1において、乾式工程のベルト温度を160℃、
熱風温度を150℃、延伸倍率を長手方向1.1、巾方
向1.2、熱処理温度を300℃とした他は実施例1と
同様にして厚み5.5μmのフィルムを得た。
【0066】このフィルムの配向度比PA/PBは1.
004であった。また、長手方向、巾方向、各々のの熱
膨張係数は15×10-6、17×10-6(cm/cm)
/℃、熱収縮率は1.3、1.2%、湿度膨張係数は
9.4×10-6、10.5×10-6で(cm/cm)/
%RHあった。このフィルムを用いて作成した磁気テー
プのRF出力の低下は0.5dBであり高温高湿下での
は耐久性は良好であった。また、500回走行後のテー
プの状態を観察したところ、平面性の悪化や磁性層の剥
離等は観察されず良好であった。
【0067】実施例3 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に芳香族ジアミ
ン成分として100モル%に相当する2−クロルパラフ
ェニレンジアミンを溶解させ、これに5モル%に相当す
るイソフタル酸クロリド、93.5モル%に相当する2
−クロルテレフタル酸クロリドを添加し、2時間撹拌し
て重合を完了した。これを水酸化リチウムで中和して、
ポリマ濃度10重量%、粘度3200ポイズの芳香族ポ
リアミド溶液を得た。この溶液に、一次粒径16nmの
乾式シリカをポリマ当たり0.5wt%添加した。
【0068】得られたポリマー溶液を実施例1において
乾式工程のベルト温度を150℃、乾燥温度を130
℃、湿式浴を50℃の水浴、熱処理温度を320℃とし
た他は実施例1と同様にして製膜し厚さ16μmのフィ
ルムを得た。
【0069】このフィルムの配向度比PA/PBは1.
008であった。また、長手方向、巾方向、各々のの熱
膨張係数は17×10-6、19×10-6(cm/cm)
/℃、熱収縮率は0.8、0.6%、湿度膨張係数は
8.5×10-6、7.6×10-6(cm/cm)/%R
Hあった。このフィルムを用いて作成した磁気テープの
RF出力の低下は1.0dBであり高温高湿下でのは耐
久性は良好であった。また、500回走行後のテープの
状態を観察したところ、平面性の悪化や磁性層の剥離等
は観察されず良好であった。
【0070】実施例4 実施例3と同じポリマーを用いて、表1の条件で実施例
1と同様にして製膜してPA/PB=1.042、厚み
12μmのフィルムを得た。用いて作成した磁気テープ
を評価したところRF出力の低下は2.8dB、磁気テ
ープの状態は良好であった。
【0071】実施例5 実施例1と同じポリマ溶液を用い、乾式工程でのベルト
温度を50℃に調温し、乾燥温度を180℃とした他は
実施例1と同様にして製膜を行い厚み6μmのフィルム
を得た。
【0072】このフィルムには若干のカールがみられ、
配向度比PA/PBは1.062であった。また、長手
方向、巾方向、各々のの熱膨張係数は10×10-6、1
2×10-6(cm/cm)/℃、熱収縮率は2.7、
2.4%、湿度膨張係数は3.5×10-6、3.8×1
-6(cm/cm)/%RHであった。このフィルムを
用いて作成した磁気テープのRF出力の低下は4.2d
Bであり高温高湿下でのは耐久性は△であった。また、
500回走行後のテープの状態を観察したところ、平面
性の悪化しているところが少し観察され、△であった。
【0073】比較例1 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に芳香族ジアミ
ン成分として40モル%に相当する2−クロルパラフェ
ニレンジアミンと60モル%に相当する4、4’ジアミ
ノジフェニルメタンを溶解させ、これに50モル%に相
当するイソフタル酸クロリド、48.5モル%に相当す
るテレフタル酸クロリドを添加し、2時間撹拌して重合
を完了した。これを水酸化リチウムで中和して、ポリマ
濃度12重量%、粘度2900ポイズの芳香族ポリアミ
ド溶液を得た。この溶液に、一次粒径16nmの乾式シ
リカをポリマ当たり0.5wt%添加した。
【0074】このポリマー溶液を用い、乾燥工程のベル
ト温度100℃、乾燥温度160℃湿式浴を20℃の水
浴、延伸倍率を長手方向1.1倍、巾方向1.2倍とし
て実施例1と同様にして製膜し厚さ20μmのフィルム
を得た。
【0075】このフィルムは大きくカールしており、配
向度比は1.123であった。また、長手方向、巾方
向、各々のの熱膨張係数は45×10-6、48×10-6
(cm/cm)/℃、熱収縮率は4.6、5.1%、湿
度膨張係数は106×10-6、123×10-6(cm/
cm)/%RHあった。このフィルムはエアー面側を内
側にカールしていた。このフィルムを用いて作成した磁
気テープのRF出力の低下は8dBであり高温高湿下で
のは耐久性は不良であった。また、500回走行後のテ
ープの状態を観察したところ、平面性の悪化、磁性層の
剥離が多く観察された。
【0076】比較例2 実施例1と同じポリマーを用い、乾燥工程のベルト温度
80℃、乾燥温度220℃、湿式浴を20℃の水浴、延
伸倍率を長手方向1.1倍、巾方向1.2倍、熱固定を
フィルムのエアー面側から300℃、ベルト面側から2
80℃で行ったほかは実施例1と同様にして製膜し厚さ
25μmのフィルムを得た。
【0077】このフィルムは大きくカールしており、配
向度比は1.154であった。
【0078】このフィルムを用いて作成した磁気テープ
のRF出力の低下は10dBであり高温高湿下でのは耐
久性は不良であった。また、500回走行後のテープの
状態を観察したところ、平面性の悪化、磁性層の剥離が
多く観察された。
【0079】表1に実施例、比較例の物性、評価結果を
まとめた。
【0080】
【表1】
【0081】
【発明の効果】本発明により、耐熱性、機械特性に優れ
た芳香族ポリアミドフィルムを用いて磁気記録媒体、フ
レキシブルプリント基板、コンデンサー、感熱転写リボ
ン等を製造する際に、表裏の配向度の比が一定範囲であ
るである厚み方向に均質なフィルムを用いることによ
り、上記用途に用いた場合に高温高湿下での耐久性にす
ぐれた製品を提供することができる。特に磁気録媒体用
ベースフィルムとして使用した場合には高温での長期間
繰り返し使用しても、良好な電磁変換特性をもつ磁気記
録媒体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/03 670 7511−4E H05K 1/03 670A // C08G 69/32 NST C08G 69/32 NST B29K 77:00 B29L 7:00 C08L 77:10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの両表面の最表層がPA≧PBな
    る配向度PA、PBをもち、PA/PB≦1.10であ
    ることを特徴とする芳香族ポリアミドフィルム。
  2. 【請求項2】220℃での熱収縮率が5%以下、熱膨張
    係数が−1×10-6〜40×10-6(cm/cm)/
    ℃、湿度膨張係数が−15×10-6〜20×10-6(c
    m/cm)/%RHであることを特徴とする請求項1に
    記載の芳香族ポリアミドフィルム。
  3. 【請求項3】請求項1、2のいずれかに記載のフィルム
    の少なくとも片面に磁性層を設けて使用することを特徴
    とする磁気記録媒体用芳香族ポリアミドフィルム。
  4. 【請求項4】支持体厚みが0.2以上6.5μm以下、
    幅が2.3以上13.0mm以下、長さが100m/巻
    以上、磁気記録媒体としての記録密度が8キロバイト/
    mm2 以上である磁気記録媒体用ベースフィルムである
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気記録媒体用芳香
    族ポリアミドフィルム。
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