JPH09163556A - 電子制御ユニットの収容箱 - Google Patents
電子制御ユニットの収容箱Info
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- JPH09163556A JPH09163556A JP7318250A JP31825095A JPH09163556A JP H09163556 A JPH09163556 A JP H09163556A JP 7318250 A JP7318250 A JP 7318250A JP 31825095 A JP31825095 A JP 31825095A JP H09163556 A JPH09163556 A JP H09163556A
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- box
- box body
- housing
- control unit
- electronic control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱伝達および水分の浸入を防止することがで
き電子制御装置の収容箱を、低コストで製造できるよう
にすること。 【解決手段】 電子制御ユニット1を収容してエンジン
ルーム2bに配置する収容箱12である。電子制御ユニ
ットを収容する内箱部20と、内箱部の上側部の側壁4
6a〜47bとの間に第1の放熱用隙間32Aをあけて
形成した外箱部21とを有する第1箱体14を備える。
第1箱体の外箱部の下端に連続して、内箱部の下側部の
側壁46a〜47bおよび底壁48を第2の放熱用隙間
32Bをあけて囲む第2箱体15を備える。第1箱体の
外箱部の下端部と第2箱体の上端部とを溶着により固着
している。
き電子制御装置の収容箱を、低コストで製造できるよう
にすること。 【解決手段】 電子制御ユニット1を収容してエンジン
ルーム2bに配置する収容箱12である。電子制御ユニ
ットを収容する内箱部20と、内箱部の上側部の側壁4
6a〜47bとの間に第1の放熱用隙間32Aをあけて
形成した外箱部21とを有する第1箱体14を備える。
第1箱体の外箱部の下端に連続して、内箱部の下側部の
側壁46a〜47bおよび底壁48を第2の放熱用隙間
32Bをあけて囲む第2箱体15を備える。第1箱体の
外箱部の下端部と第2箱体の上端部とを溶着により固着
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御ユニット
の収容箱に関するものであり、詳しくは、高温雰囲気下
にある自動車のエンジンルーム内に配置される電子式燃
料噴射装置、アンチロックブレーキ制御装置等のための
電子制御ユニットを収容する収容箱に関するものであ
る。
の収容箱に関するものであり、詳しくは、高温雰囲気下
にある自動車のエンジンルーム内に配置される電子式燃
料噴射装置、アンチロックブレーキ制御装置等のための
電子制御ユニットを収容する収容箱に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車は、エンジンの電子式
燃料噴射装置(EFI)、アンチロックブレーキ制御装置
(ABS)等のための電子制御ユニット(ECU)を備え
る場合がある。図4に示すように、一般に上記ECU1
は、自動車2の車室2a内に配置される。これはECU
1をエンジンルーム2b内に配置した場合、エンジンル
ーム2b内は高温雰囲気下にあるためECU1が熱の影
響を受けることがあり、また、高圧洗車時等にエンジン
ルーム2bにかかった水分がECU1内に浸入するおそ
れがあるからである。
燃料噴射装置(EFI)、アンチロックブレーキ制御装置
(ABS)等のための電子制御ユニット(ECU)を備え
る場合がある。図4に示すように、一般に上記ECU1
は、自動車2の車室2a内に配置される。これはECU
1をエンジンルーム2b内に配置した場合、エンジンル
ーム2b内は高温雰囲気下にあるためECU1が熱の影
響を受けることがあり、また、高圧洗車時等にエンジン
ルーム2bにかかった水分がECU1内に浸入するおそ
れがあるからである。
【0003】しかし、エンジン制御用のECU1を車室
2a内に配置する場合、エンジンルーム2bから車室2
a内までワイヤハーネスWを配索する必要があるため、
ワイヤハーネスWの長さが長くなると共に、車室2aと
エンジンルーム2bを仕切る車体パネル2cに穴をあけ
てワイヤハーネスWを挿通する必要があるため、作業が
煩わしくコスト高となるという問題がある。
2a内に配置する場合、エンジンルーム2bから車室2
a内までワイヤハーネスWを配索する必要があるため、
ワイヤハーネスWの長さが長くなると共に、車室2aと
エンジンルーム2bを仕切る車体パネル2cに穴をあけ
てワイヤハーネスWを挿通する必要があるため、作業が
煩わしくコスト高となるという問題がある。
【0004】一方、実開昭63−55733号公報に
は、電気接続箱の内部の熱を外部に排出できる構成とし
た図5及び図6に示す電気接続箱が提案されている。上
記電気接続箱5は、上部ケース6と下部ケース9とを備
え、上部ケース6の外周壁6aの所要位置を外方へ膨出
させ、この外周壁6aの端縁に吸気口7および排気口8
を設けると共に、外周壁2aの内周面に複数のリブ6b
を突設している。この電気接続箱1では、上部ケース6
の外周壁6aの内面と下部ケース9の外周面の間に、吸
気口7から排気口8へ向かって、リブ6bを迂回して蛇
行する通気路10が形成される。
は、電気接続箱の内部の熱を外部に排出できる構成とし
た図5及び図6に示す電気接続箱が提案されている。上
記電気接続箱5は、上部ケース6と下部ケース9とを備
え、上部ケース6の外周壁6aの所要位置を外方へ膨出
させ、この外周壁6aの端縁に吸気口7および排気口8
を設けると共に、外周壁2aの内周面に複数のリブ6b
を突設している。この電気接続箱1では、上部ケース6
の外周壁6aの内面と下部ケース9の外周面の間に、吸
気口7から排気口8へ向かって、リブ6bを迂回して蛇
行する通気路10が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記電気接続
箱1では、開口状態の吸気口7および排気口8から内部
に水分が発生する恐れがあり、上記のように高圧洗車時
等に水分を被るエンジンルーム2bに配置するのに適さ
ない。
箱1では、開口状態の吸気口7および排気口8から内部
に水分が発生する恐れがあり、上記のように高圧洗車時
等に水分を被るエンジンルーム2bに配置するのに適さ
ない。
【0006】また、上記電気接続箱5は、吸気口7およ
び排気口8をケース6の外周壁6aに設けているだけで
あるため、高温雰囲気下にあるエンジンルーム2bに設
置した場合、吸気口7から冷気ではなく、高温の空気が
流入し、かえって内部の温度が上昇するおそれがあり、
冷却を図ることができない。このように、上記電気接続
箱5のような構造を採用したとしても、エンジンルーム
2b内に配置したECU1の温度上昇防止と防水を図る
ことはできない。
び排気口8をケース6の外周壁6aに設けているだけで
あるため、高温雰囲気下にあるエンジンルーム2bに設
置した場合、吸気口7から冷気ではなく、高温の空気が
流入し、かえって内部の温度が上昇するおそれがあり、
冷却を図ることができない。このように、上記電気接続
箱5のような構造を採用したとしても、エンジンルーム
2b内に配置したECU1の温度上昇防止と防水を図る
ことはできない。
【0007】また、例えば、実開平3−127428号
公報には、エンジンルーム内に配置した電気接続箱にカ
バーを被せ、このカバーに通気ダクトを連結して電気接
続箱の温度上昇を防止する構造が開示されている。しか
し、かかる構造であっても高圧洗車時の水分の浸入を防
止することができない。
公報には、エンジンルーム内に配置した電気接続箱にカ
バーを被せ、このカバーに通気ダクトを連結して電気接
続箱の温度上昇を防止する構造が開示されている。しか
し、かかる構造であっても高圧洗車時の水分の浸入を防
止することができない。
【0008】これに対して、上記エンジンルームに配置
したECUの温度上昇と防水の両方を達成するために
は、図7に示すように、ECU1を収容する収容箱11
に外壁11aと内壁11bとを設け、ECU1の収納部
11cの周囲に放熱用隙間11dを備える二重構造とす
ることが考えられる。しかし、この場合、図7中、外壁
11aのうちAで示す領域が金型上、いわゆるアンダー
カットとなるため、通常の射出成形で製造することがで
きず、ブロー成形等の他の製作方法を採る必要があり、
製造コストが増大する。
したECUの温度上昇と防水の両方を達成するために
は、図7に示すように、ECU1を収容する収容箱11
に外壁11aと内壁11bとを設け、ECU1の収納部
11cの周囲に放熱用隙間11dを備える二重構造とす
ることが考えられる。しかし、この場合、図7中、外壁
11aのうちAで示す領域が金型上、いわゆるアンダー
カットとなるため、通常の射出成形で製造することがで
きず、ブロー成形等の他の製作方法を採る必要があり、
製造コストが増大する。
【0009】本発明は、上記のような従来技術における
問題を解決するためになされたものであって、高温雰囲
気下にあってもECUに熱が伝達されるのを防止するこ
とができると共に防水性に優れ、エンジンルーム2内に
配置するのに適した電子制御装置の収容箱を低コストで
製造できるようにすることを目的としてなされたもので
ある。
問題を解決するためになされたものであって、高温雰囲
気下にあってもECUに熱が伝達されるのを防止するこ
とができると共に防水性に優れ、エンジンルーム2内に
配置するのに適した電子制御装置の収容箱を低コストで
製造できるようにすることを目的としてなされたもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、電
子制御ユニットを収容してエンジンルームに配置する収
容箱であって、電子制御ユニットを収容する内箱部と、
該内箱部の上側部の側壁との間に第1の放熱用隙間をあ
けて形成した外箱部とを有する第1箱体と、上記第1箱
体の外箱部の下端に連続して、内箱部の下側部の側壁お
よび底壁を第2の放熱用隙間をあけて囲む第2箱体とを
備え、上記第1箱体の外箱部の下端部と第2箱体の上端
部とを固着していることを特徴とする電子制御ユニット
の収容箱を提供するものである。
子制御ユニットを収容してエンジンルームに配置する収
容箱であって、電子制御ユニットを収容する内箱部と、
該内箱部の上側部の側壁との間に第1の放熱用隙間をあ
けて形成した外箱部とを有する第1箱体と、上記第1箱
体の外箱部の下端に連続して、内箱部の下側部の側壁お
よび底壁を第2の放熱用隙間をあけて囲む第2箱体とを
備え、上記第1箱体の外箱部の下端部と第2箱体の上端
部とを固着していることを特徴とする電子制御ユニット
の収容箱を提供するものである。
【0011】この請求項1の電子制御ユニットの収容箱
では、第1箱体と第2箱体という別体である2つの箱体
を固着してなる構造であり、かつ、内箱部と外箱部を備
える第1の箱体の下側部を第2箱体内に挿入することに
より、第1箱体の下側部に第2の放熱用隙間を形成する
構成としているため、いわゆるアンダーカットがなく、
通常の金型を使用した射出成形で内箱の周囲に第1およ
び第2放熱用隙間を形成することができる。
では、第1箱体と第2箱体という別体である2つの箱体
を固着してなる構造であり、かつ、内箱部と外箱部を備
える第1の箱体の下側部を第2箱体内に挿入することに
より、第1箱体の下側部に第2の放熱用隙間を形成する
構成としているため、いわゆるアンダーカットがなく、
通常の金型を使用した射出成形で内箱の周囲に第1およ
び第2放熱用隙間を形成することができる。
【0012】また、請求項2は、上記第1箱体の外箱部
の下端部と上記第2箱体の上端部との固着部は、上記下
端部と上端部の当接部分を溶着すると共に、第1箱体の
外箱部の下端部と上記第2箱体の上端部のいずれか一方
を、上記当接面より第2の放熱用隙間側へと突設させ
て、いずれか他方の内面に当接させて延在させてなる請
求項1に記載の電子制御ユニットの収容箱を提供するも
のである。
の下端部と上記第2箱体の上端部との固着部は、上記下
端部と上端部の当接部分を溶着すると共に、第1箱体の
外箱部の下端部と上記第2箱体の上端部のいずれか一方
を、上記当接面より第2の放熱用隙間側へと突設させ
て、いずれか他方の内面に当接させて延在させてなる請
求項1に記載の電子制御ユニットの収容箱を提供するも
のである。
【0013】この請求項2では、上記のように第1箱体
と第2箱体を溶着により固着しているため、両者の接続
強度が高い。また、第1箱体と第2箱体を溶着する構造
および第1箱体の外箱部の下端部と上記第2箱体の上端
部のいずれか一方を、第2の放熱用隙間側へと突設させ
て、いずれか他方の内面に当接させて延在させた構造と
したことにより、第1箱体と第2箱体の接合部を介して
第2の放熱用隙間に水分が浸入するのを防止することが
できる。
と第2箱体を溶着により固着しているため、両者の接続
強度が高い。また、第1箱体と第2箱体を溶着する構造
および第1箱体の外箱部の下端部と上記第2箱体の上端
部のいずれか一方を、第2の放熱用隙間側へと突設させ
て、いずれか他方の内面に当接させて延在させた構造と
したことにより、第1箱体と第2箱体の接合部を介して
第2の放熱用隙間に水分が浸入するのを防止することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施の
形態について説明する。図1及び図2に示す本発明の実
施形態に係る電子制御ユニット(ECU)1の収容箱1
2は、図3に示すように、自動車2のエンジンルーム2
bに配置されるものである。
形態について説明する。図1及び図2に示す本発明の実
施形態に係る電子制御ユニット(ECU)1の収容箱1
2は、図3に示すように、自動車2のエンジンルーム2
bに配置されるものである。
【0015】この収容箱12は、樹脂製であって、第1
箱体14と第2箱体15からなる収容箱本体16と蓋1
7とを備えている。
箱体14と第2箱体15からなる収容箱本体16と蓋1
7とを備えている。
【0016】上記第1箱体14は、ECU1が収容され
る内箱部20と、この内箱部20の上側部の周囲を取り
囲む外箱部21とを備えている。上記第1箱体14の内
箱部20は、上面側を開口部20aとした直方体状であ
って、互いに対向する二対の側壁23a,23b及び側
壁24a,24bと、底壁25とを備えている。この内
箱部20の側壁23a〜24bの図中上下方向の長さ
は、側壁23a〜24b及び底壁25により形成される
収容部20bにECU1のハウジング1aを嵌め込んで
収容できるように設定されている。
る内箱部20と、この内箱部20の上側部の周囲を取り
囲む外箱部21とを備えている。上記第1箱体14の内
箱部20は、上面側を開口部20aとした直方体状であ
って、互いに対向する二対の側壁23a,23b及び側
壁24a,24bと、底壁25とを備えている。この内
箱部20の側壁23a〜24bの図中上下方向の長さ
は、側壁23a〜24b及び底壁25により形成される
収容部20bにECU1のハウジング1aを嵌め込んで
収容できるように設定されている。
【0017】上記第1箱体14の外箱部21は、それぞ
れ上記内箱体20の側壁23a〜24bに対して間隔を
あけて設けた二対の側壁27a,27b及び側壁28
a,28bを備えている。外箱部21の側壁27a〜2
8bの下端部は、上記内箱部20の側壁23a〜24b
の下端部よりも上方に位置しており、内箱部20の上側
部のみを外箱部21が所要幅の第1の放熱用隙間32A
をあけて取り囲んでいる。また、外箱部21には、その
側壁27a〜28bの下端部と内箱部21の側壁23a
〜24bの外周とを接続する底壁30を備えている。こ
の底壁30には、部分的に開口部30aを設けており、
後述する第2箱体15の内部15bと連通している。
れ上記内箱体20の側壁23a〜24bに対して間隔を
あけて設けた二対の側壁27a,27b及び側壁28
a,28bを備えている。外箱部21の側壁27a〜2
8bの下端部は、上記内箱部20の側壁23a〜24b
の下端部よりも上方に位置しており、内箱部20の上側
部のみを外箱部21が所要幅の第1の放熱用隙間32A
をあけて取り囲んでいる。また、外箱部21には、その
側壁27a〜28bの下端部と内箱部21の側壁23a
〜24bの外周とを接続する底壁30を備えている。こ
の底壁30には、部分的に開口部30aを設けており、
後述する第2箱体15の内部15bと連通している。
【0018】外箱部21の図1で右側の側壁27bに
は、U字状のグロメット取付用の切欠部33A,33B
を設けている。この切欠部33A,33Bの外周には側
壁27bから外向きに突出する樋状部34を突設してお
り、この樋状部34には、グロメット55の大径部55
a,55bが嵌め込まれる溝34a,34bを設けてい
る。
は、U字状のグロメット取付用の切欠部33A,33B
を設けている。この切欠部33A,33Bの外周には側
壁27bから外向きに突出する樋状部34を突設してお
り、この樋状部34には、グロメット55の大径部55
a,55bが嵌め込まれる溝34a,34bを設けてい
る。
【0019】また、上記外箱部21の底壁30を、側壁
27bから外側に突出させて矩形平板状のフランジ状部
36を形成している。このフランジ状部36の下面に
は、後述する第2箱体15の側壁46bの内面に当接し
て延在する突出部38を設けている。
27bから外側に突出させて矩形平板状のフランジ状部
36を形成している。このフランジ状部36の下面に
は、後述する第2箱体15の側壁46bの内面に当接し
て延在する突出部38を設けている。
【0020】上記外箱部21の図1中左側の側壁27a
には、排気口部40を設けている。この排気口部40
は、側壁27aを板厚方向に貫通する円形の開口40a
と、この開口40aの周囲を取り囲むように、側壁27
aに突設した筒状部40bとからなる。この排気口部4
0には、排気管42の一端を接続している。排気管42
の他端はラジエターのファン44の近傍付近に開口して
おり、ファン44が回転すると、排気管42から空気が
吸引されるようになっている。
には、排気口部40を設けている。この排気口部40
は、側壁27aを板厚方向に貫通する円形の開口40a
と、この開口40aの周囲を取り囲むように、側壁27
aに突設した筒状部40bとからなる。この排気口部4
0には、排気管42の一端を接続している。排気管42
の他端はラジエターのファン44の近傍付近に開口して
おり、ファン44が回転すると、排気管42から空気が
吸引されるようになっている。
【0021】また、上記外箱部21の図1中左側の側壁
27aの外面側を切り込んで、後述するように第1箱体
14と第2箱体15を固着した状態で、第2の放熱用空
間32B内に突出し、第2箱体15の側壁46aの内面
に当接して延在する突出部45を設けている。
27aの外面側を切り込んで、後述するように第1箱体
14と第2箱体15を固着した状態で、第2の放熱用空
間32B内に突出し、第2箱体15の側壁46aの内面
に当接して延在する突出部45を設けている。
【0022】上記第2箱体15は、図中上面側を開口部
15aとした直方体状であって、互いに対向する二対の
側壁46a,46bおよび側壁47a,47bと、底壁
48とを備えている。この第2箱体15は、上記側壁4
6a〜47bおよび底壁48に囲まれる内部15bに、
上記第1箱体14の内箱部20の下側部が挿入配置さ
れ、内箱部20の側壁23a〜23bおよび底壁25
と、第2箱体15の側壁46a〜47bおよび底壁48
との間に第2の放熱用隙間32Bが形成されるような寸
法に設定している。
15aとした直方体状であって、互いに対向する二対の
側壁46a,46bおよび側壁47a,47bと、底壁
48とを備えている。この第2箱体15は、上記側壁4
6a〜47bおよび底壁48に囲まれる内部15bに、
上記第1箱体14の内箱部20の下側部が挿入配置さ
れ、内箱部20の側壁23a〜23bおよび底壁25
と、第2箱体15の側壁46a〜47bおよび底壁48
との間に第2の放熱用隙間32Bが形成されるような寸
法に設定している。
【0023】また、第2箱体15の図2右側の側壁47
bには、吸気口部52を設けている。この吸気口部52
は、側壁47bを板厚方向に貫通する円形の開口52a
と、この開口52aの周囲を取り囲むように、側壁47
bに突設した筒状部52bとからなる。吸気口部52に
は、吸気管53(図3にのみ図示する)の一端を接続し
ている。この吸気管53の他端は自動車2の車外側と連
通している。
bには、吸気口部52を設けている。この吸気口部52
は、側壁47bを板厚方向に貫通する円形の開口52a
と、この開口52aの周囲を取り囲むように、側壁47
bに突設した筒状部52bとからなる。吸気口部52に
は、吸気管53(図3にのみ図示する)の一端を接続し
ている。この吸気管53の他端は自動車2の車外側と連
通している。
【0024】一方、第2箱体15の図1中右側の側壁4
6bの上端部には、水平方向外向きに突出する矩形板か
らなるフランジ状部54を設けている。このフランジ状
部54は、上記第1箱体14の外箱部21に設けたフラ
ンジ状部36とほぼ同一の形状であって、図1に示すよ
うに、これらのフランジ状部35,54が密接状態で重
ね合わせられるようになっている。
6bの上端部には、水平方向外向きに突出する矩形板か
らなるフランジ状部54を設けている。このフランジ状
部54は、上記第1箱体14の外箱部21に設けたフラ
ンジ状部36とほぼ同一の形状であって、図1に示すよ
うに、これらのフランジ状部35,54が密接状態で重
ね合わせられるようになっている。
【0025】なお、第2箱体15の下側部には、先端に
ボルト穴56aを設けたブラケット部56を設けてお
り、このボルト穴56aにボルトを挿入することによ
り、収容箱12を自動車の車体に設けた取付部(図示せ
ず)に固定できるようになっている。
ボルト穴56aを設けたブラケット部56を設けてお
り、このボルト穴56aにボルトを挿入することによ
り、収容箱12を自動車の車体に設けた取付部(図示せ
ず)に固定できるようになっている。
【0026】上記第1箱体14は、内箱部20の下側部
が、上記第2箱体15の内部15bに挿入・収容され、
第1箱体14の上端面と第2箱体15下端面とを当接さ
せて固着している。具体的には、上記第1箱体14の外
箱部21の突出部38,45が上記内部15b内に挿入
され、第1箱体15の側壁46a,46bの内面に当接
して延在し、かつ、第1箱体14と第2箱体15のフラ
ンジ状部36,54が密接状態で重ね合わせられた状態
となり、この状態で第1箱体14と第2箱体15の接合
部分の周縁に超音波溶着を施して固着している。
が、上記第2箱体15の内部15bに挿入・収容され、
第1箱体14の上端面と第2箱体15下端面とを当接さ
せて固着している。具体的には、上記第1箱体14の外
箱部21の突出部38,45が上記内部15b内に挿入
され、第1箱体15の側壁46a,46bの内面に当接
して延在し、かつ、第1箱体14と第2箱体15のフラ
ンジ状部36,54が密接状態で重ね合わせられた状態
となり、この状態で第1箱体14と第2箱体15の接合
部分の周縁に超音波溶着を施して固着している。
【0027】このように本実施形態では、内箱部20と
外箱部21を備える第1箱体14の下側部を第2箱体1
5内に挿入することにより、内箱20の下側部に第2の
放熱用隙間32Aを形成しているため、収容箱本体16
は内箱20の底壁25と第2箱体48の底壁48との間
に第2の放熱空間32Bが介在する二重底構造である
が、この部分はアンダーカットとなっていない。よっ
て、本実施形態の収容箱12は、通常の金型を使用した
樹脂の射出成型により製造することができ製造コストを
低減することができる。
外箱部21を備える第1箱体14の下側部を第2箱体1
5内に挿入することにより、内箱20の下側部に第2の
放熱用隙間32Aを形成しているため、収容箱本体16
は内箱20の底壁25と第2箱体48の底壁48との間
に第2の放熱空間32Bが介在する二重底構造である
が、この部分はアンダーカットとなっていない。よっ
て、本実施形態の収容箱12は、通常の金型を使用した
樹脂の射出成型により製造することができ製造コストを
低減することができる。
【0028】また、本実施形態では、第1箱体14と第
2箱体15を溶着して固着すると共に、フランジ状部3
6,54を設けて接合部分の面積を大きく設定している
ため、第1箱体14と第2箱体15の接合強度が高い。
2箱体15を溶着して固着すると共に、フランジ状部3
6,54を設けて接合部分の面積を大きく設定している
ため、第1箱体14と第2箱体15の接合強度が高い。
【0029】さらに、本実施形態では、上記のように第
2の放熱用隙間32B内に突出して、第2箱体15の側
壁46a,46bの内面に当接して延在する突出部3
8,45を第1箱体14に設けており、外部から第2の
放熱用隙間32Aまでの第1箱体14と第2箱体15の
接合面の距離が長いため、第1箱体14と第2箱体15
の接合部分から第2の放熱用隙間32Bへ水分が浸入す
るのを効果的に防止することができる。
2の放熱用隙間32B内に突出して、第2箱体15の側
壁46a,46bの内面に当接して延在する突出部3
8,45を第1箱体14に設けており、外部から第2の
放熱用隙間32Aまでの第1箱体14と第2箱体15の
接合面の距離が長いため、第1箱体14と第2箱体15
の接合部分から第2の放熱用隙間32Bへ水分が浸入す
るのを効果的に防止することができる。
【0030】上記のように第1箱体14の内箱部20と
外箱部21の側壁23a〜24b,46a〜47bの間
には、第1の放熱用隙間32Aが形成されている。ま
た、上記第2箱体15の側壁46a〜47bは、上記第
1箱体14の外箱部21の側壁27a〜28bの下端に
連続しており、第1箱体14の内箱部20の側壁23a
〜24bの下側部および底壁28と、第2箱体15の側
壁46a〜47b及び底壁48との間には、第2の放熱
用隙間32Bが形成されている。また、第1箱体14の
外箱部21の底壁30には、開口部30aを設けている
ため、第1の放熱用隙間32Aと第2の放熱使用隙間3
2Bが互いに連通している。
外箱部21の側壁23a〜24b,46a〜47bの間
には、第1の放熱用隙間32Aが形成されている。ま
た、上記第2箱体15の側壁46a〜47bは、上記第
1箱体14の外箱部21の側壁27a〜28bの下端に
連続しており、第1箱体14の内箱部20の側壁23a
〜24bの下側部および底壁28と、第2箱体15の側
壁46a〜47b及び底壁48との間には、第2の放熱
用隙間32Bが形成されている。また、第1箱体14の
外箱部21の底壁30には、開口部30aを設けている
ため、第1の放熱用隙間32Aと第2の放熱使用隙間3
2Bが互いに連通している。
【0031】上記蓋17は、図1中下方側を開口部17
aとした薄厚で矩形状の直方体であって、収容箱本体1
6の上面側の開口部13aに取付けたときに、第1箱体
14の外箱部21の上端および上記樋状部34に配置さ
れたグロメット55の大径部55a.55bに外嵌され
る環状の外周シール枠部57を、内面側の外周に沿って
設けている。この外周シール枠部57は対向する一対の
案内壁部57a,57bを備え、この案内壁部57a,
57bの間に形成される溝57cの底部に第1のパッキ
ン部材58を挿入している。このパッキン部材58は、
ゴム等の弾性材料製の環状体であって、公知の構造であ
る。
aとした薄厚で矩形状の直方体であって、収容箱本体1
6の上面側の開口部13aに取付けたときに、第1箱体
14の外箱部21の上端および上記樋状部34に配置さ
れたグロメット55の大径部55a.55bに外嵌され
る環状の外周シール枠部57を、内面側の外周に沿って
設けている。この外周シール枠部57は対向する一対の
案内壁部57a,57bを備え、この案内壁部57a,
57bの間に形成される溝57cの底部に第1のパッキ
ン部材58を挿入している。このパッキン部材58は、
ゴム等の弾性材料製の環状体であって、公知の構造であ
る。
【0032】また、蓋17の内面の上記外周シール枠部
57より内側に、環状の内周シール枠部59を設けてい
る。この内周シール枠部59には、収容箱本体16の上
方開口部に取付けたときに、第1箱体14の内箱部20
の上端およびグロメット55の大径部55a,55bに
外嵌される。この内周シール枠部59は、上記外周シー
ル枠部57と同様に、対向する一対の壁部59a,59
bを備え、この壁部59a,59bの間に形成される溝
59cの底部に第2のパッキン部材61を挿入してい
る。
57より内側に、環状の内周シール枠部59を設けてい
る。この内周シール枠部59には、収容箱本体16の上
方開口部に取付けたときに、第1箱体14の内箱部20
の上端およびグロメット55の大径部55a,55bに
外嵌される。この内周シール枠部59は、上記外周シー
ル枠部57と同様に、対向する一対の壁部59a,59
bを備え、この壁部59a,59bの間に形成される溝
59cの底部に第2のパッキン部材61を挿入してい
る。
【0033】ECU1は、蓋17を収容箱本体16から
取り外した状態で、第1箱体14の内箱20に収容され
る。図1中63a,63bはECU1に設けた被接続部
1b,1cに接続されるコネクタである。このコネクタ
63a,63bを先端に備える電線64A,64Bに
は、切欠部33A,33Bに取付けられるグロメット5
5を装着している。このグロメット55は、大径部55
a,55bを備えると共に、上記外周シール枠57の溝
57cに挿入されるシール部55cと上記内周シール枠
59の溝59cに挿入されるシール部55dを備えてい
る。グロメット55は、上記大径部55a,55bが溝
34a,34bに収容された状態で樋部34に配置さ
れ、切欠部33A,33Bを介して電線64A,64B
を外部に引き出している。
取り外した状態で、第1箱体14の内箱20に収容され
る。図1中63a,63bはECU1に設けた被接続部
1b,1cに接続されるコネクタである。このコネクタ
63a,63bを先端に備える電線64A,64Bに
は、切欠部33A,33Bに取付けられるグロメット5
5を装着している。このグロメット55は、大径部55
a,55bを備えると共に、上記外周シール枠57の溝
57cに挿入されるシール部55cと上記内周シール枠
59の溝59cに挿入されるシール部55dを備えてい
る。グロメット55は、上記大径部55a,55bが溝
34a,34bに収容された状態で樋部34に配置さ
れ、切欠部33A,33Bを介して電線64A,64B
を外部に引き出している。
【0034】このように、ECU1が第1箱体14の内
箱部20に収容され、かつ、ECU1に接続した電線6
4a,64bを切欠部33A,33Bから外部に引き出
した状態で、収容箱本体16の上面を蓋17で閉鎖す
る。このとき、上記のように第1箱体14の外箱部21
の上端およびグロメット55の大径部55aが外周シー
ル枠部57の溝57a内に挿入され、第1のパッキン部
材58に当接すると共に、第1箱体14の内箱部20の
上端およびグロメット55の大径部55bが内周シール
枠部59の溝59c内に挿入され、第2のパッキン部材
61に当接する。よって、収容箱本体16の内部は、上
記第1および第2のパッキン部材58,61により二重
にシールされ、蓋17と収容箱本体16の間から内部に
水分が浸入するのを確実に防止することができる。
箱部20に収容され、かつ、ECU1に接続した電線6
4a,64bを切欠部33A,33Bから外部に引き出
した状態で、収容箱本体16の上面を蓋17で閉鎖す
る。このとき、上記のように第1箱体14の外箱部21
の上端およびグロメット55の大径部55aが外周シー
ル枠部57の溝57a内に挿入され、第1のパッキン部
材58に当接すると共に、第1箱体14の内箱部20の
上端およびグロメット55の大径部55bが内周シール
枠部59の溝59c内に挿入され、第2のパッキン部材
61に当接する。よって、収容箱本体16の内部は、上
記第1および第2のパッキン部材58,61により二重
にシールされ、蓋17と収容箱本体16の間から内部に
水分が浸入するのを確実に防止することができる。
【0035】上記のように第1箱体14の内箱部20と
外箱部21の側壁23a〜24b,27a〜28bの間
には、第1の放熱用隙間32Aが形成されている。ま
た、上記第2箱体15の側壁46a〜47bは、上記第
1箱体14の外箱部21の側壁27a〜28bの下端に
連続するように形成しており、第1箱体14の内箱部2
0の側壁23a〜24bの下側部及び底壁25と第2箱
体15の側壁46a〜47b及び底壁48との間には、
第2の放熱用隙間32Bが形成されている。これら第1
および第2の放熱用隙間32A,32Bは、開口部30
aを介して互いに連通している。よって、エンジン10
の作動時には、ラジエターのファン44の回転により、
第1および第2の放熱用隙間32A,32Bの空気が排
出口部40を介して排出される一方、吸気口部52から
上記車外の空気が第1および第2の放熱用隙間32A,
32Bに導入される。よって、ECU1が収容されてい
る内箱20の周囲は空気循環により冷却され、エンジン
ルーム2b内の熱がECU1に伝わるのを防止すること
ができる。
外箱部21の側壁23a〜24b,27a〜28bの間
には、第1の放熱用隙間32Aが形成されている。ま
た、上記第2箱体15の側壁46a〜47bは、上記第
1箱体14の外箱部21の側壁27a〜28bの下端に
連続するように形成しており、第1箱体14の内箱部2
0の側壁23a〜24bの下側部及び底壁25と第2箱
体15の側壁46a〜47b及び底壁48との間には、
第2の放熱用隙間32Bが形成されている。これら第1
および第2の放熱用隙間32A,32Bは、開口部30
aを介して互いに連通している。よって、エンジン10
の作動時には、ラジエターのファン44の回転により、
第1および第2の放熱用隙間32A,32Bの空気が排
出口部40を介して排出される一方、吸気口部52から
上記車外の空気が第1および第2の放熱用隙間32A,
32Bに導入される。よって、ECU1が収容されてい
る内箱20の周囲は空気循環により冷却され、エンジン
ルーム2b内の熱がECU1に伝わるのを防止すること
ができる。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は第1箱体14の下端部に設けた突出部38,45が第
2箱体15の側壁46a,46bの内面に当接して突出
しているが、これとは逆に、第2箱体15の上端部が第
1箱体14の外箱部21の下端部の側壁23a,23b
の内面に当接して突出する構成としてもよい。
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は第1箱体14の下端部に設けた突出部38,45が第
2箱体15の側壁46a,46bの内面に当接して突出
しているが、これとは逆に、第2箱体15の上端部が第
1箱体14の外箱部21の下端部の側壁23a,23b
の内面に当接して突出する構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の電子制御ユニットの収容箱は、電子制御ユニットを
収容する内箱部と、該内箱部の上側部の側壁との間に第
1の放熱用隙間をあけて形成した外箱部と有する第1箱
体を備え、かつ、この第1箱体と、別体の第2箱体を固
着してなる構造であり、かつ、内箱部と外箱部を備える
第1の箱体の下側部を第2箱体内に挿入することによ
り、第1箱体の底壁側に第2の放熱用隙間を形成する構
成としているため、いわゆるアンダーカットがなく、通
常の金型を使用した射出成型により比較的低コストで製
造することができる。また、電子制御ユニットの周囲に
第1および第2の放熱用隙間が形成されているため、例
えば、エンジンルーム内のような高温雰囲気下に配置し
た場合でも、電子制御装置に熱が伝達するのを防止する
ことができる。
1の電子制御ユニットの収容箱は、電子制御ユニットを
収容する内箱部と、該内箱部の上側部の側壁との間に第
1の放熱用隙間をあけて形成した外箱部と有する第1箱
体を備え、かつ、この第1箱体と、別体の第2箱体を固
着してなる構造であり、かつ、内箱部と外箱部を備える
第1の箱体の下側部を第2箱体内に挿入することによ
り、第1箱体の底壁側に第2の放熱用隙間を形成する構
成としているため、いわゆるアンダーカットがなく、通
常の金型を使用した射出成型により比較的低コストで製
造することができる。また、電子制御ユニットの周囲に
第1および第2の放熱用隙間が形成されているため、例
えば、エンジンルーム内のような高温雰囲気下に配置し
た場合でも、電子制御装置に熱が伝達するのを防止する
ことができる。
【0038】また、請求項2の電子制御装置の収納箱
は、第1箱体の外箱部下端部と第1箱体の上端部の当接
部分を溶着しているため、第1箱体と第2箱体を強固に
固着することができる。また、請求項2では、第1箱体
と第2箱体を溶着すると共に、第1箱体の外箱部の下端
部と上記第2箱体の上端部のいずれか一方を、上記当接
面より第2の放熱用隙間側へと突設させて、いずれか他
方の内面に当接させて延在させているため、第1箱体と
第2箱体の接続部分から内部に水分が浸入するのを確実
に防止することができる。
は、第1箱体の外箱部下端部と第1箱体の上端部の当接
部分を溶着しているため、第1箱体と第2箱体を強固に
固着することができる。また、請求項2では、第1箱体
と第2箱体を溶着すると共に、第1箱体の外箱部の下端
部と上記第2箱体の上端部のいずれか一方を、上記当接
面より第2の放熱用隙間側へと突設させて、いずれか他
方の内面に当接させて延在させているため、第1箱体と
第2箱体の接続部分から内部に水分が浸入するのを確実
に防止することができる。
【図1】 本発明に係る電子制御ユニットの収容箱を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】 本発明に係る電子制御ユニットの収容箱を示
す概略分解斜視図である。
す概略分解斜視図である。
【図3】 電子制御ユニットの収容箱の配置位置を示す
概略図である。
概略図である。
【図4】 従来のECUの取付位置を示す概略図であ
る。
る。
【図5】 従来の電子制御装置の一例を示す分解斜視図
である。
である。
【図6】 従来の電子制御装置の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】 従来の問題点を説明するための部分断面図で
ある。
ある。
1 電子制御装置(ECU) 14 第1箱体 15 第2箱体 16 収容箱本体 17 蓋 20 内箱部 21 外箱部 32A,32B 放熱用隙間 38,45 突出部 55 グロメット 57 外周シール枠 59 内周シール枠
Claims (2)
- 【請求項1】 電子制御ユニットを収容してエンジンル
ームに配置する収容箱であって、 電子制御ユニットを収容する内箱部と、該内箱部の上側
部の側壁との間に第1の放熱用隙間をあけて形成した外
箱部とを有する第1箱体と上記第1箱体の外箱部の下端
に連続して、内箱部の下側部の側壁および底壁を第2の
放熱用隙間をあけて囲む第2箱体とを備え、 上記第1箱体の外箱部の下端部と第2箱体の上端部とを
固着していることを特徴とする電子制御ユニットの収容
箱。 - 【請求項2】 上記第1箱体の外箱部の下端部と上記第
2箱体の上端部との固着部は、上記下端部と上端部の当
接部分を溶着すると共に、第1箱体の外箱部の下端部と
上記第2箱体の上端部のいずれか一方を、上記当接部分
より第2の放熱用隙間側へと突設させて、いずれか他方
の内面に当接させて延在させてなる請求項1に記載の電
子制御ユニットの収容箱。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318250A JPH09163556A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電子制御ユニットの収容箱 |
US08/753,956 US5789704A (en) | 1995-12-06 | 1996-12-03 | Container with heat removing features for containing an electronic contol unit |
DE69607726T DE69607726T2 (de) | 1995-12-06 | 1996-12-06 | Gehäuse für ein elektronisches Steuergerät |
EP96119645A EP0778180B1 (en) | 1995-12-06 | 1996-12-06 | A container for an electronic control unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318250A JPH09163556A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電子制御ユニットの収容箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163556A true JPH09163556A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18097117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7318250A Pending JPH09163556A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電子制御ユニットの収容箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163556A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6052283A (en) * | 1997-02-13 | 2000-04-18 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Storage units |
JP2008529469A (ja) * | 2005-01-27 | 2008-07-31 | クーパー テクノロジーズ カンパニー | 切り替え可能なヒューズ付き配電ブロック |
JP2016192536A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
CN106852045A (zh) * | 2017-02-10 | 2017-06-13 | 浙江远望通信技术有限公司 | 一种多功能室外电子设备箱 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7318250A patent/JPH09163556A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6052283A (en) * | 1997-02-13 | 2000-04-18 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Storage units |
JP2008529469A (ja) * | 2005-01-27 | 2008-07-31 | クーパー テクノロジーズ カンパニー | 切り替え可能なヒューズ付き配電ブロック |
JP2012139093A (ja) * | 2005-01-27 | 2012-07-19 | Cooper Technologies Co | 切り替え可能なヒューズ付き配電ブロック |
JP2016192536A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
CN106852045A (zh) * | 2017-02-10 | 2017-06-13 | 浙江远望通信技术有限公司 | 一种多功能室外电子设备箱 |
CN106852045B (zh) * | 2017-02-10 | 2023-04-07 | 浙江远望通信技术有限公司 | 一种多功能室外电子设备箱 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000912 |