JPH09163431A - 無線チャネル割当て方法 - Google Patents
無線チャネル割当て方法Info
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- JPH09163431A JPH09163431A JP7322968A JP32296895A JPH09163431A JP H09163431 A JPH09163431 A JP H09163431A JP 7322968 A JP7322968 A JP 7322968A JP 32296895 A JP32296895 A JP 32296895A JP H09163431 A JPH09163431 A JP H09163431A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04W72/04—Wireless resource allocation
- H04W72/044—Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
- H04W72/0446—Resources in time domain, e.g. slots or frames
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- H04W72/04—Wireless resource allocation
- H04W72/044—Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
- H04W72/0453—Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切替先無線基地局に空きチャネルが存在しな
い場合であってもハンドオーバーを可能にする。 【解決手段】 移動により移動局11の電波受信状態が
変化し、基地局を現在交信中の無線基地局12から隣接
無線基地局13に切り替える必要が生じる。かかる場
合、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し
て、移動局11の使用中周波数F2が各基地局の共通
割当て周波数であるか、該周波数が他のタイムスロッ
トにおいて別の移動局へ割り当てられているか調べる。
周波数F2が共通割当て周波数であり、しかも、該周波
数F2が他のタイムスロットにおいて別の移動局へ割り
当てられていない時、基地局制御装置18は、移動局
11のそれ迄の無線チャネルを変更せず、又、周波数
F2を使用する無線基地局を現無線基地局12から切替
先無線基地局13に切り替え、切替先無線基地局13に
おいて移動局11の無線チャネルを起動する。
い場合であってもハンドオーバーを可能にする。 【解決手段】 移動により移動局11の電波受信状態が
変化し、基地局を現在交信中の無線基地局12から隣接
無線基地局13に切り替える必要が生じる。かかる場
合、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し
て、移動局11の使用中周波数F2が各基地局の共通
割当て周波数であるか、該周波数が他のタイムスロッ
トにおいて別の移動局へ割り当てられているか調べる。
周波数F2が共通割当て周波数であり、しかも、該周波
数F2が他のタイムスロットにおいて別の移動局へ割り
当てられていない時、基地局制御装置18は、移動局
11のそれ迄の無線チャネルを変更せず、又、周波数
F2を使用する無線基地局を現無線基地局12から切替
先無線基地局13に切り替え、切替先無線基地局13に
おいて移動局11の無線チャネルを起動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線チャネル割当て
方法に係わり、特に、共通の無線周波数が割り当てられ
た複数の無線基地局と各無線基地局を制御する基地局制
御装置を備え、無線基地局間で無線周波数を共用すると
共に、タイムスロット毎に各無線周波数を移動局に無線
チャネルとして割り当てるTDMA方式の移動通信シス
テムにおける無線チャネル割当て方法に関する。近年、
不感地帯対策および周波数有効利用の両面から、1つの
サービスエリアに対して複数の無線基地局を置局し、複
数の無線基地局では同じキャリア(無線周波数)を配置
して無線チャネルの割当てを制御することが要求されて
いる。
方法に係わり、特に、共通の無線周波数が割り当てられ
た複数の無線基地局と各無線基地局を制御する基地局制
御装置を備え、無線基地局間で無線周波数を共用すると
共に、タイムスロット毎に各無線周波数を移動局に無線
チャネルとして割り当てるTDMA方式の移動通信シス
テムにおける無線チャネル割当て方法に関する。近年、
不感地帯対策および周波数有効利用の両面から、1つの
サービスエリアに対して複数の無線基地局を置局し、複
数の無線基地局では同じキャリア(無線周波数)を配置
して無線チャネルの割当てを制御することが要求されて
いる。
【0002】このため、ダイナミックチャネル割当てD
CA(Dynamic Channel Assignment)やフレキシブルチャ
ネル割当てFCA(Flexible Channel Assignment)が提
供されている。ダイナミックチャネル割当てDCAは、
呼の発生ごとにサービスエリア全体の周波数使用状況を
監視し、使用可能な周波数をその都度必要な無線基地局
に割り当てるものである。即ち、周波数を固定的に無線
基地局に割り当てるのではなく、サービスエリア全体で
周波数を束として使用し、適宜、使用周波数を無線基地
局に割り当てる方法である。フレキシブルチャネル割当
てFCAは、無線ゾーン毎にトラヒックピークが異なる
ことから、複数のゾーンに共通に周波数を設けておき、
周波数をゾーン間で融通使用するものである。即ち、周
波数割当てを必要としているゾーンに優先的に周波数を
割当てて、周辺ゾーンでは割当てている周波数を使用し
ないように制御する方法である。しかし、従来の方式に
おいては、移動局にハンドオーバーの必要が生じた時
に、ハンドオーバー先の基地局(切替先無線基地局)で
割当て可能な無線チャネルが無いことがある。かかる事
態が発生すると、移動局はハンドオーバー出来ず、ハン
ドオーバーが出来ないまま通信品質が規定品質以下にな
り、通信が切断する。このため、切替先無線基地局で割
当て可能な無線チャネルが存在しない場合であっても、
これを救済して通信を継続させる方法が要望されてい
る。
CA(Dynamic Channel Assignment)やフレキシブルチャ
ネル割当てFCA(Flexible Channel Assignment)が提
供されている。ダイナミックチャネル割当てDCAは、
呼の発生ごとにサービスエリア全体の周波数使用状況を
監視し、使用可能な周波数をその都度必要な無線基地局
に割り当てるものである。即ち、周波数を固定的に無線
基地局に割り当てるのではなく、サービスエリア全体で
周波数を束として使用し、適宜、使用周波数を無線基地
局に割り当てる方法である。フレキシブルチャネル割当
てFCAは、無線ゾーン毎にトラヒックピークが異なる
ことから、複数のゾーンに共通に周波数を設けておき、
周波数をゾーン間で融通使用するものである。即ち、周
波数割当てを必要としているゾーンに優先的に周波数を
割当てて、周辺ゾーンでは割当てている周波数を使用し
ないように制御する方法である。しかし、従来の方式に
おいては、移動局にハンドオーバーの必要が生じた時
に、ハンドオーバー先の基地局(切替先無線基地局)で
割当て可能な無線チャネルが無いことがある。かかる事
態が発生すると、移動局はハンドオーバー出来ず、ハン
ドオーバーが出来ないまま通信品質が規定品質以下にな
り、通信が切断する。このため、切替先無線基地局で割
当て可能な無線チャネルが存在しない場合であっても、
これを救済して通信を継続させる方法が要望されてい
る。
【0003】
【従来の技術】図31は従来の複数無線ゾーン構成の移
動通信システムの構成概略図(2無線ゾーン構成)であ
る。図中、1は移動局(MS)であり、自動車に搭載、
または携帯できる装置で、無線区間の各種信号の送受信
制御、発着呼制御、無線チャネル切替え制御、位置登録
情報の送出制御、周辺無線ゾーンの受信レベル監視制御
等の各種制御機能を有するものである。2,3は無線基
地局で、無線ゾーン4、5内の移動局と無線で通信する
ものであり、無線区間における各種信号の送受信制御、
発着呼制御、無線回線切替え制御などを行う。6は無線
基地局制御装置であり、発着信時やチャネル切替え時に
おけるシーケンスコントロール制御、無線回線の管理等
をおこなうものである。
動通信システムの構成概略図(2無線ゾーン構成)であ
る。図中、1は移動局(MS)であり、自動車に搭載、
または携帯できる装置で、無線区間の各種信号の送受信
制御、発着呼制御、無線チャネル切替え制御、位置登録
情報の送出制御、周辺無線ゾーンの受信レベル監視制御
等の各種制御機能を有するものである。2,3は無線基
地局で、無線ゾーン4、5内の移動局と無線で通信する
ものであり、無線区間における各種信号の送受信制御、
発着呼制御、無線回線切替え制御などを行う。6は無線
基地局制御装置であり、発着信時やチャネル切替え時に
おけるシーケンスコントロール制御、無線回線の管理等
をおこなうものである。
【0004】隣接する無線基地局2,3には周波数の干
渉が起こらないように、異なる無線周波数が割り当てら
れており、無線基地局2には、周波数F1〜F3が、無
線基地局3には周波数F4〜F6がそれぞれ割り当てら
れている。又、無線基地局2には無線周波数F1,F
2,F3のそれぞれに対応して送受信装置(TRX#1
〜TRX#3)が設けられ、無線基地局3には無線周波
数F4,F5,F6のそれぞれに対応して送受信装置
(TRX#1〜TRX#3)が設けられている。各無線
周波数F1〜F6はタイムスロット#0〜#2毎に移動
局に無線チャネルとして割り当てることができ、TDM
A方式の移動通信システムを構成している。無線基地局
2において、タイムスロット#2に割り当てられる無線
周波数F1が制御チャネルCCHとなり、無線基地局3
において、タイムスロット#2に割り当てられる無線周
波数F4が制御チャネルCCHとなっている。又、移動
局1が現在無線基地局2の配下にあり、所定の無線チャ
ネル(周波数F2,タイムスロット#0)を介して他の
移動局あるいは電話端末と通話しており、その他の無線
チャネルは空きチャネルとなっている。基地局制御装置
6には、管理テーブル6aが設けられており、各基地局
における各無線チャネル(無線周波数、タイムスロッ
ト)の使用状況が記入されている。この管理テーブル6
aは基地局制御装置6が管理しており、ハンドオーバー
制御等に使用するものである。
渉が起こらないように、異なる無線周波数が割り当てら
れており、無線基地局2には、周波数F1〜F3が、無
線基地局3には周波数F4〜F6がそれぞれ割り当てら
れている。又、無線基地局2には無線周波数F1,F
2,F3のそれぞれに対応して送受信装置(TRX#1
〜TRX#3)が設けられ、無線基地局3には無線周波
数F4,F5,F6のそれぞれに対応して送受信装置
(TRX#1〜TRX#3)が設けられている。各無線
周波数F1〜F6はタイムスロット#0〜#2毎に移動
局に無線チャネルとして割り当てることができ、TDM
A方式の移動通信システムを構成している。無線基地局
2において、タイムスロット#2に割り当てられる無線
周波数F1が制御チャネルCCHとなり、無線基地局3
において、タイムスロット#2に割り当てられる無線周
波数F4が制御チャネルCCHとなっている。又、移動
局1が現在無線基地局2の配下にあり、所定の無線チャ
ネル(周波数F2,タイムスロット#0)を介して他の
移動局あるいは電話端末と通話しており、その他の無線
チャネルは空きチャネルとなっている。基地局制御装置
6には、管理テーブル6aが設けられており、各基地局
における各無線チャネル(無線周波数、タイムスロッ
ト)の使用状況が記入されている。この管理テーブル6
aは基地局制御装置6が管理しており、ハンドオーバー
制御等に使用するものである。
【0005】図32はハンドオーバーの制御シーケンス
である。移動局1は現在、無線基地局2の無線ゾーン4
内に存在しており、移動により周辺基地局からの信号の
受信電界強度が設定レベル以上になり、無線基地局(切
替元無線基地局)2から周辺無線基地局(切換先無線基
地局)3に基地局を切り替えるものとする。図中、(1)
は「無線状態報告2」メッセージであり、移動局の受信
状態(周辺無線基地局から受信した電波の受信電界強
度)を無線基地局2に報告するためのメッセージであ
る。無線基地局2は該メッセージを受信すると、基地局
制御装置6に対してハンドオーバーの依頼を通知する。
(2)は、無線状態報告確認メッセージであり、無線状態
報告2メッセージを受信した確認として無線基地局2か
ら移動局1に送出されるメッセージである。(3)は切替
え先無線チャネルを移動局に指定するための切替先無線
チャネル指定メッセージである。(4)〜(7)は同期バース
トSB1〜SB4であり切替先無線基地局3と移動局1
の間でフレーム同期確立を行うために授受する信号であ
る。(8)は下り通信バースト、(9)は上り通信バーストで
あり、ユーザー情報並びにユーザー情報制御信号、即
ち、音声およびファクシミリ情報等を転送するものであ
る。
である。移動局1は現在、無線基地局2の無線ゾーン4
内に存在しており、移動により周辺基地局からの信号の
受信電界強度が設定レベル以上になり、無線基地局(切
替元無線基地局)2から周辺無線基地局(切換先無線基
地局)3に基地局を切り替えるものとする。図中、(1)
は「無線状態報告2」メッセージであり、移動局の受信
状態(周辺無線基地局から受信した電波の受信電界強
度)を無線基地局2に報告するためのメッセージであ
る。無線基地局2は該メッセージを受信すると、基地局
制御装置6に対してハンドオーバーの依頼を通知する。
(2)は、無線状態報告確認メッセージであり、無線状態
報告2メッセージを受信した確認として無線基地局2か
ら移動局1に送出されるメッセージである。(3)は切替
え先無線チャネルを移動局に指定するための切替先無線
チャネル指定メッセージである。(4)〜(7)は同期バース
トSB1〜SB4であり切替先無線基地局3と移動局1
の間でフレーム同期確立を行うために授受する信号であ
る。(8)は下り通信バースト、(9)は上り通信バーストで
あり、ユーザー情報並びにユーザー情報制御信号、即
ち、音声およびファクシミリ情報等を転送するものであ
る。
【0006】(10)は基地局制御装置6にハンドオーバー
を依頼する無線チャネル切替依頼信号である。無線基地
局2は無線状態報告2のメッセージ(1)を移動局1より
受信した事を、基地局制御装置6に通知する。(11)はT
CH起動指令信号(無線チャネル起動指令信号)であ
り、基地局制御装置6が無線チャネル切替依頼信号に基
づいて無線チャネルを選択し、切替先無線基地局3に対
して該無線チャネルを起動するように転送する指令信号
である。(12)はTCH起動確認信号であり、切替先無線
基地局3がTCH起動指令信号で起動指令されたTCH
(無線チャンネル)が確かに起動されたことを基地局制
御装置6に報告する信号である。(13)は、割当て無線チ
ャネル指示信号であり、チャネル切替依頼信号(10)で依
頼してきた無線基地局2に対して、基地局制御装置6が
新たに割り当てた無線チャネルを指示する信号である。
を依頼する無線チャネル切替依頼信号である。無線基地
局2は無線状態報告2のメッセージ(1)を移動局1より
受信した事を、基地局制御装置6に通知する。(11)はT
CH起動指令信号(無線チャネル起動指令信号)であ
り、基地局制御装置6が無線チャネル切替依頼信号に基
づいて無線チャネルを選択し、切替先無線基地局3に対
して該無線チャネルを起動するように転送する指令信号
である。(12)はTCH起動確認信号であり、切替先無線
基地局3がTCH起動指令信号で起動指令されたTCH
(無線チャンネル)が確かに起動されたことを基地局制
御装置6に報告する信号である。(13)は、割当て無線チ
ャネル指示信号であり、チャネル切替依頼信号(10)で依
頼してきた無線基地局2に対して、基地局制御装置6が
新たに割り当てた無線チャネルを指示する信号である。
【0007】(14)は同期完了OK信号であり、移動局1
と切替先無線基地局3との間で同期バースト(4)〜(7)の
送受信が正常におこなわれたことを基地局制御装置6に
報告する信号である。(15)はTCH起動完了信号であ
り、無線基地局1が通信バーストで正常にやりとりを開
始したことを切替先無線基地局3が基地局制御装置6に
報告する信号である。(16)はチャネルの切替確認信号で
あり、基地局制御装置6が切替元無線基地局2にチャネ
ル切替完了を通知するもの、(17)は切替元無線基地局2
がチャネル切替確認信号を受信した旨を基地局制御装置
6に通知するチャネル切替確認応答信号である。
と切替先無線基地局3との間で同期バースト(4)〜(7)の
送受信が正常におこなわれたことを基地局制御装置6に
報告する信号である。(15)はTCH起動完了信号であ
り、無線基地局1が通信バーストで正常にやりとりを開
始したことを切替先無線基地局3が基地局制御装置6に
報告する信号である。(16)はチャネルの切替確認信号で
あり、基地局制御装置6が切替元無線基地局2にチャネ
ル切替完了を通知するもの、(17)は切替元無線基地局2
がチャネル切替確認信号を受信した旨を基地局制御装置
6に通知するチャネル切替確認応答信号である。
【0008】以上、説明した信号を用いて、図32のシ
ーケンスに従って、ハンドオーバーが行われる。すなわ
ち、切替元無線基地局2は無線状態報告2メッセージ
(1)を受信すると、基地局制御装置6に無線チャネル切
替依頼信号(3)を送る。基地局制御装置6は無線チャネ
ル切替依頼信号(3)を受信すると、切替先無線基地局3
の空きチャネルを管理テーブル6aを参照して求め、該
空きチャネル(周波数F5のタイムスロット#0)を移
動局1の新たな無線チャネルとして決定する。ついで、
基地局制御装置6は切替先無線基地局3に対して該無線
チャネルを起動するように指示し、切替先無線基地局3
は該無線チャネルを起動する。以後、移動局1と切替先
無線基地局3間で同期バースト(4)〜(7)を送受して同期
を取り、しかる後、通信バースト(8),(9)の後、移動局
1は切替先無線基地局3を介して通信を継続する。以上
のハンドオーバー制御により、管理テーブル6aの内容
は図33に示すように変化する。
ーケンスに従って、ハンドオーバーが行われる。すなわ
ち、切替元無線基地局2は無線状態報告2メッセージ
(1)を受信すると、基地局制御装置6に無線チャネル切
替依頼信号(3)を送る。基地局制御装置6は無線チャネ
ル切替依頼信号(3)を受信すると、切替先無線基地局3
の空きチャネルを管理テーブル6aを参照して求め、該
空きチャネル(周波数F5のタイムスロット#0)を移
動局1の新たな無線チャネルとして決定する。ついで、
基地局制御装置6は切替先無線基地局3に対して該無線
チャネルを起動するように指示し、切替先無線基地局3
は該無線チャネルを起動する。以後、移動局1と切替先
無線基地局3間で同期バースト(4)〜(7)を送受して同期
を取り、しかる後、通信バースト(8),(9)の後、移動局
1は切替先無線基地局3を介して通信を継続する。以上
のハンドオーバー制御により、管理テーブル6aの内容
は図33に示すように変化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、隣接する無
線基地局2,3に周波数の干渉が起こらないように異な
る無線周波数を割り当てる周波数配置法は、無線周波数
の数に余裕があるうちは何ら問題とならない。しかし、
急速な移動局の普及に伴い、無線周波数の不足が深刻な
問題となっている。このため、1つのサービスエリアに
複数の無線基地局を置局し、置局した複数の無線基地局
に同じキャリア(無線周波数)を配置し、各無線基地局
で同一の無線周波数を同時に使用しないように移動局に
無線チャネルを割り当てる移動通信システムが提案さ
れ、実用化されている。この方式によれば、周波数干渉
を防止することができ、しかも、通話が集中している無
線基地局に多くの無線チャネルを割り当てることができ
る利点を有している。しかし、かかる移動通信システム
に割当てられるキャリア数によっては、通話中の移動局
の移動により受信電波状態が変化して無線チャネルを切
替える必要が生じても、切替先基地局に空き無線チャネ
ルが無い事態が生じる。かかる事態が生じると、移動局
はシステムとして割当て可能な無線チャネルが空きとな
るまで無線チャネルの切替えが出来ないこととなる。
線基地局2,3に周波数の干渉が起こらないように異な
る無線周波数を割り当てる周波数配置法は、無線周波数
の数に余裕があるうちは何ら問題とならない。しかし、
急速な移動局の普及に伴い、無線周波数の不足が深刻な
問題となっている。このため、1つのサービスエリアに
複数の無線基地局を置局し、置局した複数の無線基地局
に同じキャリア(無線周波数)を配置し、各無線基地局
で同一の無線周波数を同時に使用しないように移動局に
無線チャネルを割り当てる移動通信システムが提案さ
れ、実用化されている。この方式によれば、周波数干渉
を防止することができ、しかも、通話が集中している無
線基地局に多くの無線チャネルを割り当てることができ
る利点を有している。しかし、かかる移動通信システム
に割当てられるキャリア数によっては、通話中の移動局
の移動により受信電波状態が変化して無線チャネルを切
替える必要が生じても、切替先基地局に空き無線チャネ
ルが無い事態が生じる。かかる事態が生じると、移動局
はシステムとして割当て可能な無線チャネルが空きとな
るまで無線チャネルの切替えが出来ないこととなる。
【0010】図34は隣接無線基地局に同一周波数を割
り当てた場合の移動無線システムの構成図であり、図3
1と同一部分には同一符号を付している。隣接する無線
基地局2,3にはそれぞれ同一の無線周波数F1〜F3
が割り当てられており、各無線基地局2,3には無線周
波数F1,F2,F3のそれぞれに対応して送受信装置
(TRX#1〜TRX#3)が設けられている。無線基
地局2において、タイムスロット#2に割り当てられる
無線周波数F1が制御チャネルCCHとなり、無線基地
局3において、タイムスロット#2に割り当てられる無
線周波数F3が制御チャネルCCHとなっている。又、
移動局1が現在無線基地局2の配下にあり、周波数F
2、タイムスロット#0の無線チャネルを使用してお
り、周波数F3のタイムスロット#0,#1の2つの無
線チャネル(通信チャネル)は図示しない移動局が使用
中である。
り当てた場合の移動無線システムの構成図であり、図3
1と同一部分には同一符号を付している。隣接する無線
基地局2,3にはそれぞれ同一の無線周波数F1〜F3
が割り当てられており、各無線基地局2,3には無線周
波数F1,F2,F3のそれぞれに対応して送受信装置
(TRX#1〜TRX#3)が設けられている。無線基
地局2において、タイムスロット#2に割り当てられる
無線周波数F1が制御チャネルCCHとなり、無線基地
局3において、タイムスロット#2に割り当てられる無
線周波数F3が制御チャネルCCHとなっている。又、
移動局1が現在無線基地局2の配下にあり、周波数F
2、タイムスロット#0の無線チャネルを使用してお
り、周波数F3のタイムスロット#0,#1の2つの無
線チャネル(通信チャネル)は図示しない移動局が使用
中である。
【0011】基地局制御装置6に設けられた管理テーブ
ル6aは無線基地局毎にテーブル6a-1,6a-2を備えてい
る。周波数F1,F2が無線基地局2に割り当てられて
おり、周波数F3が無線基地局3に割り当てられている
ため、テーブル6a-1の周波数F3の欄には無線基地局3
が使用中である旨が記入され、テーブル6a-2の周波数F
1,F2の欄には無線基地局2が使用中である旨が記入
されている。以上の状況において、移動局1の電波受信
状態が移動により変化し、基地局を現在交信中の無線基
地局2から隣接無線基地局3に切り替える必要が生じた
場合(ハンドオーバー)、切替先無線基地局3に空きチ
ャネルが存在しない。このため、移動局1は割当て可能
な無線チャネル(周波数F3のタイムスロット#0,#
1の無線チャネル)が空きとなるまで無線チャネルの切
替えが出来ないこととなる。そして、割当て可能な無線
チャネルが空きとならないまま規定品質を下回ると通信
切断となる。
ル6aは無線基地局毎にテーブル6a-1,6a-2を備えてい
る。周波数F1,F2が無線基地局2に割り当てられて
おり、周波数F3が無線基地局3に割り当てられている
ため、テーブル6a-1の周波数F3の欄には無線基地局3
が使用中である旨が記入され、テーブル6a-2の周波数F
1,F2の欄には無線基地局2が使用中である旨が記入
されている。以上の状況において、移動局1の電波受信
状態が移動により変化し、基地局を現在交信中の無線基
地局2から隣接無線基地局3に切り替える必要が生じた
場合(ハンドオーバー)、切替先無線基地局3に空きチ
ャネルが存在しない。このため、移動局1は割当て可能
な無線チャネル(周波数F3のタイムスロット#0,#
1の無線チャネル)が空きとなるまで無線チャネルの切
替えが出来ないこととなる。そして、割当て可能な無線
チャネルが空きとならないまま規定品質を下回ると通信
切断となる。
【0012】以上から、本発明の目的は、切替先無線基
地局に空きチャネルが存在しない場合であってもハンド
オーバーが可能な無線チャネル割当て方法を提供するこ
とである。本発明の別の目的は、切替先無線基地局に空
きチャネルが存在しない場合であってもハンドオーバー
することができ、移動局が良好な通信品質を保持できる
無線チャネル割当て方法を提供することである。
地局に空きチャネルが存在しない場合であってもハンド
オーバーが可能な無線チャネル割当て方法を提供するこ
とである。本発明の別の目的は、切替先無線基地局に空
きチャネルが存在しない場合であってもハンドオーバー
することができ、移動局が良好な通信品質を保持できる
無線チャネル割当て方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1、図2は本発明の原
理説明図である。図1は移動通信システムの構成を示
し、図2は基地局制御装置に設けられた管理テーブルの
内容を示している。図1において、11は移動局(M
S)、12、13は隣接する無線基地局(基地局A,
B)で、それぞれに共通の無線周波数F1〜F3が割り
当てられており、又、それぞれに無線周波数F1,F
2,F3に対応して送受信装置(TRX#1〜TRX#
3)が設けられている。14、15は無線基地局12,
13に応じた無線ゾーン、18は基地局制御装置であ
り、各無線基地局における無線チャネルの使用状況を管
理する管理テーブル18aを備えている。管理テーブル
18aは、図2に示すように無線周波数(F1〜F3)
毎に、当該無線周波数を使用している無線基地局番号
と、各タイムスロットにおいて当該無線周波数を使用
している移動局番号と、当該無線周波数が無線基地局
に共通に割当てされている周波数であるか否かが識別で
きるように構成されている。
理説明図である。図1は移動通信システムの構成を示
し、図2は基地局制御装置に設けられた管理テーブルの
内容を示している。図1において、11は移動局(M
S)、12、13は隣接する無線基地局(基地局A,
B)で、それぞれに共通の無線周波数F1〜F3が割り
当てられており、又、それぞれに無線周波数F1,F
2,F3に対応して送受信装置(TRX#1〜TRX#
3)が設けられている。14、15は無線基地局12,
13に応じた無線ゾーン、18は基地局制御装置であ
り、各無線基地局における無線チャネルの使用状況を管
理する管理テーブル18aを備えている。管理テーブル
18aは、図2に示すように無線周波数(F1〜F3)
毎に、当該無線周波数を使用している無線基地局番号
と、各タイムスロットにおいて当該無線周波数を使用
している移動局番号と、当該無線周波数が無線基地局
に共通に割当てされている周波数であるか否かが識別で
きるように構成されている。
【0014】無線基地局12において、無線周波数F
1,タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャネル
CCHとなり、無線基地局13において、無線周波数F
3、タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャネル
CCHとなっている。又、移動局11は現在図1の実線
で示すように無線基地局12の配下にあり、周波数F
2、タイムスロット#0の無線チャネルを使用してい
る。かかる状態において、無線基地局12、13の無線
チャネル使用状況及び管理テーブル18aの内容は図2
の左側(1),(2),(3)に示すようになっている。周波数F
1,F2が無線基地局(基地局A)12に割り当てられ
ており、周波数F3が無線基地局(基地局B)13に割
り当てられているため、管理テーブル18aにおける無
線基地局B側の周波数F1,F2欄には「基地局Aで使
用中」が記入され、無線基地局A側の周波数F3欄には
「基地局Bで使用中」が記入されている。
1,タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャネル
CCHとなり、無線基地局13において、無線周波数F
3、タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャネル
CCHとなっている。又、移動局11は現在図1の実線
で示すように無線基地局12の配下にあり、周波数F
2、タイムスロット#0の無線チャネルを使用してい
る。かかる状態において、無線基地局12、13の無線
チャネル使用状況及び管理テーブル18aの内容は図2
の左側(1),(2),(3)に示すようになっている。周波数F
1,F2が無線基地局(基地局A)12に割り当てられ
ており、周波数F3が無線基地局(基地局B)13に割
り当てられているため、管理テーブル18aにおける無
線基地局B側の周波数F1,F2欄には「基地局Aで使
用中」が記入され、無線基地局A側の周波数F3欄には
「基地局Bで使用中」が記入されている。
【0015】以上の状況において、移動局11が矢印方
向に移動すると、移動により移動局11の電波受信状態
が変化し、基地局を現在交信中の無線基地局12から隣
接無線基地局13に切り替える必要が生じる。かかる場
合、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し
て、移動局11の使用中周波数F2が共通割当て周波
数であるか、該周波数が他のタイムスロットにおいて
別の移動局へ割り当てられているか調べる。移動局11
の使用中周波数F2が共通割当て周波数であり、しか
も、該周波数F2が他のタイムスロットにおいて別の移
動局へ割り当てられていない時、基地局制御装置18
は、移動局11の無線チャネル(使用周波数及び該周波
数の割り当てタイムスロット)を変更せず、周波数F2
を使用する無線基地局を現無線基地局12から切替先無
線基地局13に切り替え、切替先無線基地局13に前記
移動局11の無線チャネルを起動するよう指示する。以
上により、移動局11が図1の点線位置に移動した時点
では、無線基地局12、13の無線チャネル使用状況及
び管理テーブル18aの内容は図2の右側(1),(2),(3)
に示すようになる。・・・第1の無線チャネル切替制
御、請求項1、請求項2
向に移動すると、移動により移動局11の電波受信状態
が変化し、基地局を現在交信中の無線基地局12から隣
接無線基地局13に切り替える必要が生じる。かかる場
合、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し
て、移動局11の使用中周波数F2が共通割当て周波
数であるか、該周波数が他のタイムスロットにおいて
別の移動局へ割り当てられているか調べる。移動局11
の使用中周波数F2が共通割当て周波数であり、しか
も、該周波数F2が他のタイムスロットにおいて別の移
動局へ割り当てられていない時、基地局制御装置18
は、移動局11の無線チャネル(使用周波数及び該周波
数の割り当てタイムスロット)を変更せず、周波数F2
を使用する無線基地局を現無線基地局12から切替先無
線基地局13に切り替え、切替先無線基地局13に前記
移動局11の無線チャネルを起動するよう指示する。以
上により、移動局11が図1の点線位置に移動した時点
では、無線基地局12、13の無線チャネル使用状況及
び管理テーブル18aの内容は図2の右側(1),(2),(3)
に示すようになる。・・・第1の無線チャネル切替制
御、請求項1、請求項2
【0016】又、基地局制御装置18は、移動局11の
使用周波数F2を変更せず、割り当てタイムスロットの
みを変更して移動局11の無線チャネルを変更すること
ができる。この場合、基地局制御装置18は、周波数F
2を使用する無線基地局を現無線基地局12から切替先
無線基地局13に切り替え、切替先無線基地局13に前
記移動局11の変更後の無線チャネルを起動するよう指
示する。・・・第2の無線チャネル切替制御、請求項3
更に、基地局制御装置18は、現在交信中の無線基地局
12から隣接する無線基地局13へハンドオーバーする
必要が生じたとき、切替先無線基地局13に新たに割当
て可能な空き無線チャネルがあるか調べ、空きチャネル
が存在する場合には該空きチャネルを無線チャネルとし
て移動局に割当て、空きチャネルが存在しない場合に
は、移動局の使用中周波数F2を現無線基地局12から
切替先無線基地局13に切り替えてハンドオーバを実現
することができる。・・・第3の無線チャネル切り替え
制御、請求項4
使用周波数F2を変更せず、割り当てタイムスロットの
みを変更して移動局11の無線チャネルを変更すること
ができる。この場合、基地局制御装置18は、周波数F
2を使用する無線基地局を現無線基地局12から切替先
無線基地局13に切り替え、切替先無線基地局13に前
記移動局11の変更後の無線チャネルを起動するよう指
示する。・・・第2の無線チャネル切替制御、請求項3
更に、基地局制御装置18は、現在交信中の無線基地局
12から隣接する無線基地局13へハンドオーバーする
必要が生じたとき、切替先無線基地局13に新たに割当
て可能な空き無線チャネルがあるか調べ、空きチャネル
が存在する場合には該空きチャネルを無線チャネルとし
て移動局に割当て、空きチャネルが存在しない場合に
は、移動局の使用中周波数F2を現無線基地局12から
切替先無線基地局13に切り替えてハンドオーバを実現
することができる。・・・第3の無線チャネル切り替え
制御、請求項4
【0017】以上、第1〜第3の無線チャネル切替制御
によれば、切替先無線基地局13に空きチャネルが存在
しない場合であっても周波数F2の使用基地局を切替先
無線基地局に変更することによりハンドオーバーが可能
になり、移動局11は良好な通信品質を保持できる。
又、現在交信中の無線基地局12から隣接する無線基地
局13へハンドオーバーする必要が生じたとき、移動局
11は基地局制御装置18に対して、現無線チャネルを
変更しないでハンドオーバーするように依頼する。これ
により、切替先無線基地局13に空きチャネルが存在す
る場合であっても、該空きチャネルを使用せず、前記第
1〜第2の無線チャネル切替制御に従ってハンドオーバ
ーを実現する。このようにすれば、通常のハンドオーバ
ーも可能なうえ、無線周波数(キャリア)を送出する基
地局を切り替えてハンドオーバーすることもでき、シス
テムとしてハンドオーバー可能な選択パターンが増える
ため、移動通信システムにおけるサービス向上につなが
る。・・・請求項5
によれば、切替先無線基地局13に空きチャネルが存在
しない場合であっても周波数F2の使用基地局を切替先
無線基地局に変更することによりハンドオーバーが可能
になり、移動局11は良好な通信品質を保持できる。
又、現在交信中の無線基地局12から隣接する無線基地
局13へハンドオーバーする必要が生じたとき、移動局
11は基地局制御装置18に対して、現無線チャネルを
変更しないでハンドオーバーするように依頼する。これ
により、切替先無線基地局13に空きチャネルが存在す
る場合であっても、該空きチャネルを使用せず、前記第
1〜第2の無線チャネル切替制御に従ってハンドオーバ
ーを実現する。このようにすれば、通常のハンドオーバ
ーも可能なうえ、無線周波数(キャリア)を送出する基
地局を切り替えてハンドオーバーすることもでき、シス
テムとしてハンドオーバー可能な選択パターンが増える
ため、移動通信システムにおけるサービス向上につなが
る。・・・請求項5
【0018】又、切替先無線基地局13にハンドオーバ
ーした後、切替先無線基地局13より移動局11に基地
局が切り替わったことを通知する。これにより、マン−
マシンインタフェース上で、現在いずれの基地局に接続
中であるかを識別させることが可能となり、移動通信シ
ステムにおけるサービス向上につながる。・・・請求項
8更に、基地局を現在交信中の無線基地局12から隣接
無線基地局13に切り替える必要が生じた場合、基地局
制御装置18は管理テーブル18aを参照して、移動
局11の使用中周波数F2が共通割当て周波数である
か、該周波数が他のタイムスロットにおいて別の移動
局へ割り当てられているか調べる。当該移動局の使用中
周波数F2が共通割当て周波数であり、当該周波数が他
のタイムスロットにおいて別の移動局へ割り当てられて
いる時、基地局制御装置18は、当該別の移動局と切替
先無線基地局13間の電波状態を検出し、電波状態が良
好な場合には、各移動局の無線チャネルを変更せず、当
該周波数F2を使用する無線基地局を現無線基地局12
から切替先無線基地局13に切り替え、切替先無線基地
局13に各移動局の無線チャネルを起動するよう指示す
る。以上により、切替先無線基地局13に空きチャネル
が存在しない場合であっても、又、移動局11の使用周
波数が他のタイムスロットにおいて別の移動局へ割り当
てられている場合であっても、ハンドオーバーが可能に
なり、移動局11は良好な通信品質を保持できる。この
場合、別の移動局の通信品質を劣化させることはない。
・・・請求項9
ーした後、切替先無線基地局13より移動局11に基地
局が切り替わったことを通知する。これにより、マン−
マシンインタフェース上で、現在いずれの基地局に接続
中であるかを識別させることが可能となり、移動通信シ
ステムにおけるサービス向上につながる。・・・請求項
8更に、基地局を現在交信中の無線基地局12から隣接
無線基地局13に切り替える必要が生じた場合、基地局
制御装置18は管理テーブル18aを参照して、移動
局11の使用中周波数F2が共通割当て周波数である
か、該周波数が他のタイムスロットにおいて別の移動
局へ割り当てられているか調べる。当該移動局の使用中
周波数F2が共通割当て周波数であり、当該周波数が他
のタイムスロットにおいて別の移動局へ割り当てられて
いる時、基地局制御装置18は、当該別の移動局と切替
先無線基地局13間の電波状態を検出し、電波状態が良
好な場合には、各移動局の無線チャネルを変更せず、当
該周波数F2を使用する無線基地局を現無線基地局12
から切替先無線基地局13に切り替え、切替先無線基地
局13に各移動局の無線チャネルを起動するよう指示す
る。以上により、切替先無線基地局13に空きチャネル
が存在しない場合であっても、又、移動局11の使用周
波数が他のタイムスロットにおいて別の移動局へ割り当
てられている場合であっても、ハンドオーバーが可能に
なり、移動局11は良好な通信品質を保持できる。この
場合、別の移動局の通信品質を劣化させることはない。
・・・請求項9
【0019】
(A)移動通信システムの構成 図3はTDMA方式の複数無線ゾーンで構成される移動
通信システム(デジタル方式自動車電話システム)のブ
ロック図である。図中、11は移動局(MS)、12、
13は隣接する無線基地局(基地局A,B)で、それぞ
れに共通の無線周波数F1〜F3が割り当てられてい
る。14、15は無線基地局12,13に応じた無線ゾ
ーンであり、無線基地局12、13はそれぞれ無線ゾー
ン14,15内の移動局と無線で通信する。移動局11
は現在、無線基地局12の無線ゾーン14内に存在して
いる。移動局11の移動により受信状態が変化して無線
基地局12から無線基地局13に基地局を切り替える場
合、無線基地局12を切替元無線基地局といい、無線基
地局13を切換先無線基地局という。
通信システム(デジタル方式自動車電話システム)のブ
ロック図である。図中、11は移動局(MS)、12、
13は隣接する無線基地局(基地局A,B)で、それぞ
れに共通の無線周波数F1〜F3が割り当てられてい
る。14、15は無線基地局12,13に応じた無線ゾ
ーンであり、無線基地局12、13はそれぞれ無線ゾー
ン14,15内の移動局と無線で通信する。移動局11
は現在、無線基地局12の無線ゾーン14内に存在して
いる。移動局11の移動により受信状態が変化して無線
基地局12から無線基地局13に基地局を切り替える場
合、無線基地局12を切替元無線基地局といい、無線基
地局13を切換先無線基地局という。
【0020】16は各無線基地局12、13に接続され
た交換局であり、交換機17、基地局制御装置18を備
えている。基地局制御装置18には、各無線基地局にお
ける無線チャネルの使用状況を管理する管理テーブル1
8aが設けられている。管理テーブル18aは、無線周
波数(F1〜F3)毎に、当該無線周波数を使用して
いる無線基地局番号と、各タイムスロットにおいて当
該無線周波数を使用している移動局番号と、当該無線
周波数が無線基地局に共通に割当てされている周波数で
あるか否かが識別できるように構成されている。19は
公衆網等の固定網である。各無線基地局12、13にお
いて、20は高周波増幅器AMPを備えた共通増幅装
置、21は変復調装置であり、無線周波数F1,F2,
F3のそれぞれに対応して送受信装置(TRX#1〜T
RX#3)21a〜21cが設けられている。22は交
換局16及び移動局11との間のデータ送受信制御を行
う送受信制御部である。
た交換局であり、交換機17、基地局制御装置18を備
えている。基地局制御装置18には、各無線基地局にお
ける無線チャネルの使用状況を管理する管理テーブル1
8aが設けられている。管理テーブル18aは、無線周
波数(F1〜F3)毎に、当該無線周波数を使用して
いる無線基地局番号と、各タイムスロットにおいて当
該無線周波数を使用している移動局番号と、当該無線
周波数が無線基地局に共通に割当てされている周波数で
あるか否かが識別できるように構成されている。19は
公衆網等の固定網である。各無線基地局12、13にお
いて、20は高周波増幅器AMPを備えた共通増幅装
置、21は変復調装置であり、無線周波数F1,F2,
F3のそれぞれに対応して送受信装置(TRX#1〜T
RX#3)21a〜21cが設けられている。22は交
換局16及び移動局11との間のデータ送受信制御を行
う送受信制御部である。
【0021】(B)移動局の構成 図4は移動局の構成図であり、51は送信部、52は受
信部、53は制御チャネルあるいは通信チャネルに応じ
た所定の周波数信号を出力するシンセサイザ、55はマ
イク、56は受信音声を出力するレシーバ、57は無線
基地局に送出するデータを出力する信号送出部、58は
制御チャネルを介して無線基地局より送られてきたデー
タを抽出して出力する信号受信部、59はマイクあるい
は信号送出部から入力された信号を変調する変調部、6
0は無線基地局より送られてきた信号を復調する復調
部、61は発信制御、着信制御等の接続制御を行うマイ
コン構成の制御部、62は受信電波の受信電界強度を検
出する受信電界強度検出部である。
信部、53は制御チャネルあるいは通信チャネルに応じ
た所定の周波数信号を出力するシンセサイザ、55はマ
イク、56は受信音声を出力するレシーバ、57は無線
基地局に送出するデータを出力する信号送出部、58は
制御チャネルを介して無線基地局より送られてきたデー
タを抽出して出力する信号受信部、59はマイクあるい
は信号送出部から入力された信号を変調する変調部、6
0は無線基地局より送られてきた信号を復調する復調
部、61は発信制御、着信制御等の接続制御を行うマイ
コン構成の制御部、62は受信電波の受信電界強度を検
出する受信電界強度検出部である。
【0022】制御部61は、通常、シンセサイザ53を
制御チャネルに設定して待ち受け状態にする。又、発信
に際して、制御部61は制御チャネルで信号送出部57
より接続要求信号を送信し、無線基地局からの応答信号
を信号受信部58で受信する。無線基地局からチャネル
指定信号を受信すれば、指定された通信チャネル(無線
チャネル)に同調するようにシンセサイザ53を設定
し、以後、該通信チャネルを介して相手と通話する。更
に、制御装置61は、通話中に適宜周辺基地局からの電
波を受信してその受信電界強度を現交信中の無線基地局
に送信し、無線基地局からチャネル指定信号を受信すれ
ば、該指定された通信チャネルへシンセサイザ53を設
定する(ハンドオーバー)。又、着信に際して、制御部
61は制御チャネルを介して無線基地局よりチャネル指
定信号を受信すれば、指定された通信チャネルへシンセ
サイザ53を設定し、以後、該通信チャネルを介して相
手と通話する。
制御チャネルに設定して待ち受け状態にする。又、発信
に際して、制御部61は制御チャネルで信号送出部57
より接続要求信号を送信し、無線基地局からの応答信号
を信号受信部58で受信する。無線基地局からチャネル
指定信号を受信すれば、指定された通信チャネル(無線
チャネル)に同調するようにシンセサイザ53を設定
し、以後、該通信チャネルを介して相手と通話する。更
に、制御装置61は、通話中に適宜周辺基地局からの電
波を受信してその受信電界強度を現交信中の無線基地局
に送信し、無線基地局からチャネル指定信号を受信すれ
ば、該指定された通信チャネルへシンセサイザ53を設
定する(ハンドオーバー)。又、着信に際して、制御部
61は制御チャネルを介して無線基地局よりチャネル指
定信号を受信すれば、指定された通信チャネルへシンセ
サイザ53を設定し、以後、該通信チャネルを介して相
手と通話する。
【0023】(C)無線チャネル使用状況及び管理テー
ブルの内容 図5は各基地局の無線チャネル使用状況及び管理テーブ
ル18aの内容説明図であり、図3と同一部分には同一
符号を付している。無線基地局12において、無線周波
数F1,タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャ
ネルCCHとなり、無線基地局13において、無線周波
数F3、タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャ
ネルCCHとなっている。又、移動局11は無線基地局
12の配下にあり、周波数F2、タイムスロット#0の
無線チャネルを使用して他の移動局あるいは屋内の電話
端末と通信をしている。更に、無線ゾーン15内の図示
しない移動局が周波数F3のタイムスロット#0,周波
数F3のタイムスロット#1の各無線チャネルを使用し
て通信をしている。
ブルの内容 図5は各基地局の無線チャネル使用状況及び管理テーブ
ル18aの内容説明図であり、図3と同一部分には同一
符号を付している。無線基地局12において、無線周波
数F1,タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャ
ネルCCHとなり、無線基地局13において、無線周波
数F3、タイムスロット#2の無線チャネルが制御チャ
ネルCCHとなっている。又、移動局11は無線基地局
12の配下にあり、周波数F2、タイムスロット#0の
無線チャネルを使用して他の移動局あるいは屋内の電話
端末と通信をしている。更に、無線ゾーン15内の図示
しない移動局が周波数F3のタイムスロット#0,周波
数F3のタイムスロット#1の各無線チャネルを使用し
て通信をしている。
【0024】かかる状態において、無線基地局12の無
線チャネル使用状況は枠31内に示すようになってお
り、無線基地局13の無線チャネル使用状況は枠32内
に示すようになっている。図中、Cは制御チャネル、T
は通信チャネル(無線チャネル)、MSは移動局番号を
示している。又、管理テーブル18は、無線基地局毎に
テーブル18a-1,18a-2を備えており、それぞれのテーブ
ルには、各周波数F1〜F3のタイムスロット#0〜#
2毎に、空き/使用中の別(使用中の場合には移動局番
号)、隣接無線基地局が使用中であるか否かを示す情報
が記入されている。無線基地局(基地局A)12が周波
数F1,F2を使用しており、無線基地局(基地局B)
13が周波数F3を使用しているため、テーブル18a-1
の周波数F3の欄には「無線基地局Bが使用中」である
旨が記入され、テーブル18a-2の周波数F1,F2の欄
には「無線基地局Aが使用中」である旨が記入されてい
る。図中、斜線で示す無線チャネルが使用中であること
を示している。
線チャネル使用状況は枠31内に示すようになってお
り、無線基地局13の無線チャネル使用状況は枠32内
に示すようになっている。図中、Cは制御チャネル、T
は通信チャネル(無線チャネル)、MSは移動局番号を
示している。又、管理テーブル18は、無線基地局毎に
テーブル18a-1,18a-2を備えており、それぞれのテーブ
ルには、各周波数F1〜F3のタイムスロット#0〜#
2毎に、空き/使用中の別(使用中の場合には移動局番
号)、隣接無線基地局が使用中であるか否かを示す情報
が記入されている。無線基地局(基地局A)12が周波
数F1,F2を使用しており、無線基地局(基地局B)
13が周波数F3を使用しているため、テーブル18a-1
の周波数F3の欄には「無線基地局Bが使用中」である
旨が記入され、テーブル18a-2の周波数F1,F2の欄
には「無線基地局Aが使用中」である旨が記入されてい
る。図中、斜線で示す無線チャネルが使用中であること
を示している。
【0025】管理テーブル18aは、図5に示す構成に
限らず、図6に示すように構成することもできる。この
管理テーブルによれば、無線周波数(F1〜F3)毎
に、当該無線周波数が各無線基地局に共通に割当てさ
れている周波数であるか否か、当該無線周波数を使用
している無線基地局番号、各タイムスロットにおいて
当該無線周波数を使用している移動局番号が容易に識別
できる。
限らず、図6に示すように構成することもできる。この
管理テーブルによれば、無線周波数(F1〜F3)毎
に、当該無線周波数が各無線基地局に共通に割当てさ
れている周波数であるか否か、当該無線周波数を使用
している無線基地局番号、各タイムスロットにおいて
当該無線周波数を使用している移動局番号が容易に識別
できる。
【0026】(D)本発明の無線チャネル割当て制御 無線チャネルの使用状況が図5に示す状態において、移
動局11の電波受信状態が移動により変化し、基地局を
現在交信中の無線基地局12から隣接無線基地局13に
切り替える必要が生じた場合、テーブル18a-2より明ら
かなように切替先無線基地局13に空きチャネルが存在
しない。かかる場合、本発明では以下のようにして無線
チャネルを割り当ててハンドオーバーを行う。 (a) ハンドオーバー時における第1の無線チャネル割当
て制御方法 図7はハンドオーバー時における第1の無線チャネル割
当て処理フローである。無線基地局12の無線ゾーン1
4内で通信中の移動局11の電波受信状態が変化して、
該移動局11を隣接無線基地局13にハンドオーバーさ
せる事態が発生する(ステップ101)。かかる事態が
発生すると、移動局11は基地局制御装置18に、ハン
ドオーバーを依頼する。
動局11の電波受信状態が移動により変化し、基地局を
現在交信中の無線基地局12から隣接無線基地局13に
切り替える必要が生じた場合、テーブル18a-2より明ら
かなように切替先無線基地局13に空きチャネルが存在
しない。かかる場合、本発明では以下のようにして無線
チャネルを割り当ててハンドオーバーを行う。 (a) ハンドオーバー時における第1の無線チャネル割当
て制御方法 図7はハンドオーバー時における第1の無線チャネル割
当て処理フローである。無線基地局12の無線ゾーン1
4内で通信中の移動局11の電波受信状態が変化して、
該移動局11を隣接無線基地局13にハンドオーバーさ
せる事態が発生する(ステップ101)。かかる事態が
発生すると、移動局11は基地局制御装置18に、ハン
ドオーバーを依頼する。
【0027】ハンドオーバー依頼により、基地局制御装
置18は、管理テーブル18aを参照し、移動局11が
使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムスロット#
0)の周波数F2が各無線基地局12、13に共通に割
り当てられている周波数であるかチェックする(ステッ
プ102)。共通に割り当てられている周波数であれ
ば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照
し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2にお
ける無線チャネルが全て空きかチェックする(ステップ
103)。空きチャネルであれば、周波数F2の使用基
地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13に切
り替えると共に、移動局11にそれ迄割り当てていた無
線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線チャ
ネルを割り当てる(ステップ104)。以後、基地局制
御装置18は切替先無線基地局13に前記決定した無線
チャネルの起動を指示し、切替先無線基地局13は指示
された無線チャネルを起動して移動局11との間で同期
データ、通信バーストの送受を行う。
置18は、管理テーブル18aを参照し、移動局11が
使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムスロット#
0)の周波数F2が各無線基地局12、13に共通に割
り当てられている周波数であるかチェックする(ステッ
プ102)。共通に割り当てられている周波数であれ
ば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照
し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2にお
ける無線チャネルが全て空きかチェックする(ステップ
103)。空きチャネルであれば、周波数F2の使用基
地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13に切
り替えると共に、移動局11にそれ迄割り当てていた無
線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線チャ
ネルを割り当てる(ステップ104)。以後、基地局制
御装置18は切替先無線基地局13に前記決定した無線
チャネルの起動を指示し、切替先無線基地局13は指示
された無線チャネルを起動して移動局11との間で同期
データ、通信バーストの送受を行う。
【0028】一方、ステップ102において、周波数F
2が各無線基地局に共通に割り当てられている周波数で
なければ、同一無線チャネルへのハンドオーバーは行え
ない。従って、以後、別の無線チャネルへの切り替えが
可能かチェックしてハンドオーバー制御を継続する(ス
テップ105)。又、ステップ103において、周波数
F2の他のタイムスロット#1,#2における無線チャ
ネルの少なくとも1つが他の移動局により使用中の場合
には、同一無線チャネルへのハンドオーバーは行えな
い。従って、以後、別の無線チャネルへの切り替えが可
能かチェックしてハンドオーバー制御を継続する(ステ
ップ106)。
2が各無線基地局に共通に割り当てられている周波数で
なければ、同一無線チャネルへのハンドオーバーは行え
ない。従って、以後、別の無線チャネルへの切り替えが
可能かチェックしてハンドオーバー制御を継続する(ス
テップ105)。又、ステップ103において、周波数
F2の他のタイムスロット#1,#2における無線チャ
ネルの少なくとも1つが他の移動局により使用中の場合
には、同一無線チャネルへのハンドオーバーは行えな
い。従って、以後、別の無線チャネルへの切り替えが可
能かチェックしてハンドオーバー制御を継続する(ステ
ップ106)。
【0029】(b) ハンドオーバー時における第2の無線
チャネル割当て制御方法 図8はハンドオーバー時における第2の無線チャネル割
当て処理フローであり、ハンドオーバー時に切替先無線
基地局13に空きチャネルが存在する場合である。無線
基地局12の無線ゾーン12内で通信中の移動局11の
電波受信状態が変化して、該移動局11を隣接無線基地
局13にハンドオーバーさせる事態が発生する(ステッ
プ151)。かかる事態が発生すると、無線基地局(切
替元無線基地局)12は基地局制御装置18に切替先無
線基地局を指定すると共に、ハンドオーバーを依頼す
る。ハンドオーバー依頼により、基地局制御装置18は
管理テーブル18aを参照して切替先無線基地局に空き
チャネルが存在するかチェックする(ステップ15
2)。存在すれば、図32で示した従来の制御シーケン
スに従って該空きチャネルを移動局に割り当てハンドオ
ーバーを実行する(ステップ153)。
チャネル割当て制御方法 図8はハンドオーバー時における第2の無線チャネル割
当て処理フローであり、ハンドオーバー時に切替先無線
基地局13に空きチャネルが存在する場合である。無線
基地局12の無線ゾーン12内で通信中の移動局11の
電波受信状態が変化して、該移動局11を隣接無線基地
局13にハンドオーバーさせる事態が発生する(ステッ
プ151)。かかる事態が発生すると、無線基地局(切
替元無線基地局)12は基地局制御装置18に切替先無
線基地局を指定すると共に、ハンドオーバーを依頼す
る。ハンドオーバー依頼により、基地局制御装置18は
管理テーブル18aを参照して切替先無線基地局に空き
チャネルが存在するかチェックする(ステップ15
2)。存在すれば、図32で示した従来の制御シーケン
スに従って該空きチャネルを移動局に割り当てハンドオ
ーバーを実行する(ステップ153)。
【0030】一方、空きチャネルが存在しなければ、基
地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し、移動
局11が使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムス
ロット#0)の周波数F2が各無線基地局12、13に
共通に割り当てられている周波数であるかチェックする
(ステップ154)。共通に割り当てられている周波数
であれば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを
参照し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2
における無線チャネルが全て空きかチェックする(ステ
ップ155)。空きチャネルであれば、周波数F2を使
用する無線基地局を現無線基地局12から切替先無線基
地局13に切り替えると共に、移動局11にそれ迄割り
当てていた無線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後
も該無線チャネルを割り当てる(ステップ156)。以
後、基地局制御装置18は切替先無線基地局13に移動
局11の無線チャネルの起動を指示し、切替先無線基地
局13は指示された無線チャネルを起動して移動局11
との間で同期データ、通信バーストの送受を行う。
地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し、移動
局11が使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムス
ロット#0)の周波数F2が各無線基地局12、13に
共通に割り当てられている周波数であるかチェックする
(ステップ154)。共通に割り当てられている周波数
であれば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを
参照し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2
における無線チャネルが全て空きかチェックする(ステ
ップ155)。空きチャネルであれば、周波数F2を使
用する無線基地局を現無線基地局12から切替先無線基
地局13に切り替えると共に、移動局11にそれ迄割り
当てていた無線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後
も該無線チャネルを割り当てる(ステップ156)。以
後、基地局制御装置18は切替先無線基地局13に移動
局11の無線チャネルの起動を指示し、切替先無線基地
局13は指示された無線チャネルを起動して移動局11
との間で同期データ、通信バーストの送受を行う。
【0031】一方、ステップ154において、周波数F
2が各無線基地局に共通に割り当てられている周波数で
なければ、同一無線チャネルへのハンドオーバーは行え
ない。従って、以後、別の無線チャネルへの切り替えが
可能かチェックしてハンドオーバー制御を継続する(ス
テップ157)。又、ステップ155において、周波数
F2の他のタイムスロット#1,#2における無線チャ
ネルの少なくとも1つが他の移動局により使用中の場合
には、ハンドオーバーは行えず、空きチャネルが発生す
るのを待つ(ステップ158)。
2が各無線基地局に共通に割り当てられている周波数で
なければ、同一無線チャネルへのハンドオーバーは行え
ない。従って、以後、別の無線チャネルへの切り替えが
可能かチェックしてハンドオーバー制御を継続する(ス
テップ157)。又、ステップ155において、周波数
F2の他のタイムスロット#1,#2における無線チャ
ネルの少なくとも1つが他の移動局により使用中の場合
には、ハンドオーバーは行えず、空きチャネルが発生す
るのを待つ(ステップ158)。
【0032】(c) ハンドオーバー時における第3の無線
チャネル割当て制御方法 図9はハンドオーバー時における第3の無線チャネル割
当て処理フローであり、ハンドオーバーさせる移動局1
1が使用していた周波数F2の他のタイムスロットの無
線チャネルを別の移動局が使用している場合である。無
線基地局12の無線ゾーン12内で通信中の移動局11
の電波受信状態が変化して、該移動局11を隣接無線基
地局13にハンドオーバーさせる事態が発生する(ステ
ップ201)。かかる事態が発生すると、移動局11は
基地局制御装置18に、ハンドオーバーを依頼する。
チャネル割当て制御方法 図9はハンドオーバー時における第3の無線チャネル割
当て処理フローであり、ハンドオーバーさせる移動局1
1が使用していた周波数F2の他のタイムスロットの無
線チャネルを別の移動局が使用している場合である。無
線基地局12の無線ゾーン12内で通信中の移動局11
の電波受信状態が変化して、該移動局11を隣接無線基
地局13にハンドオーバーさせる事態が発生する(ステ
ップ201)。かかる事態が発生すると、移動局11は
基地局制御装置18に、ハンドオーバーを依頼する。
【0033】ハンドオーバー依頼により、基地局制御装
置18は、管理テーブル18aを参照し、移動局11が
使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムスロット#
0)の周波数F2が各無線基地局12、13に共通に割
り当てられている周波数であるかチェックする(ステッ
プ202)。共通に割り当てられている周波数であれ
ば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照
し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2にお
ける無線チャネルが全て空きかチェックする(ステップ
203)。空きチャネルであれば、周波数F2の使用基
地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13に切
り替えると共に、移動局11にそれ迄割り当てていた無
線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線チャ
ネルを割り当てる(ステップ204)。以後、基地局制
御装置18は切替先無線基地局13に前記移動局の無線
チャネルの起動を指示し、切替先無線基地局13は指示
された無線チャネルを起動して移動局11との間で同期
データ、通信バーストの送受を行う。一方、ステップ2
02において、周波数F2が各無線基地局に共通に割り
当てられている周波数でなければ、同一無線チャネルへ
のハンドオーバーは行えない。従って、以後、別の無線
チャネルへの切り替えが可能かチェックしてハンドオー
バー制御を継続する(ステップ205)。
置18は、管理テーブル18aを参照し、移動局11が
使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムスロット#
0)の周波数F2が各無線基地局12、13に共通に割
り当てられている周波数であるかチェックする(ステッ
プ202)。共通に割り当てられている周波数であれ
ば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを参照
し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2にお
ける無線チャネルが全て空きかチェックする(ステップ
203)。空きチャネルであれば、周波数F2の使用基
地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13に切
り替えると共に、移動局11にそれ迄割り当てていた無
線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線チャ
ネルを割り当てる(ステップ204)。以後、基地局制
御装置18は切替先無線基地局13に前記移動局の無線
チャネルの起動を指示し、切替先無線基地局13は指示
された無線チャネルを起動して移動局11との間で同期
データ、通信バーストの送受を行う。一方、ステップ2
02において、周波数F2が各無線基地局に共通に割り
当てられている周波数でなければ、同一無線チャネルへ
のハンドオーバーは行えない。従って、以後、別の無線
チャネルへの切り替えが可能かチェックしてハンドオー
バー制御を継続する(ステップ205)。
【0034】又、ステップ203において、周波数F2
の他のタイムスロット#1,#2における無線チャネル
の一方が他の移動局により使用中の場合には、該他の移
動局をハンドオーバーさせても該他の移動局の通信品質
は大丈夫か判断する(ステップ206)。すなわち、基
地局制御装置18は、当該他の移動局が切替先無線基地
局13から受信した信号の受信レベルを調べる。受信レ
ベルが十分であれば(例えば設定レベル以上の場合に
は)、基地局制御装置18は、周波数F2の使用無線基
地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13に切
り替えると共に、移動局11及び他の移動局にそれ迄割
り当てていた無線チャネルを変更せず、ハンドオーバー
後も該無線チャネルを割り当てる(ステップ207)。
以後、基地局制御装置18は切替先無線基地局13に前
記各移動局の無線チャネルの起動を指示し、切替先無線
基地局13は指示された各無線チャネルを起動して移動
局11及び他の移動局との間で同期データ、通信バース
トの送受を行う。しかし、他の移動局から送出されてい
る信号の受信レベルが設定レベル以下の場合には、同一
無線チャネルへのハンドオーバーは行えない。従って、
以後、別の無線チャネルへの切り替えが可能かチェック
してハンドオーバー制御を継続する(ステップ20
8)。
の他のタイムスロット#1,#2における無線チャネル
の一方が他の移動局により使用中の場合には、該他の移
動局をハンドオーバーさせても該他の移動局の通信品質
は大丈夫か判断する(ステップ206)。すなわち、基
地局制御装置18は、当該他の移動局が切替先無線基地
局13から受信した信号の受信レベルを調べる。受信レ
ベルが十分であれば(例えば設定レベル以上の場合に
は)、基地局制御装置18は、周波数F2の使用無線基
地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13に切
り替えると共に、移動局11及び他の移動局にそれ迄割
り当てていた無線チャネルを変更せず、ハンドオーバー
後も該無線チャネルを割り当てる(ステップ207)。
以後、基地局制御装置18は切替先無線基地局13に前
記各移動局の無線チャネルの起動を指示し、切替先無線
基地局13は指示された各無線チャネルを起動して移動
局11及び他の移動局との間で同期データ、通信バース
トの送受を行う。しかし、他の移動局から送出されてい
る信号の受信レベルが設定レベル以下の場合には、同一
無線チャネルへのハンドオーバーは行えない。従って、
以後、別の無線チャネルへの切り替えが可能かチェック
してハンドオーバー制御を継続する(ステップ20
8)。
【0035】(d) ハンドオーバー時における第4の無線
チャネル割当て制御方法 図10はハンドオーバー時における第4の無線チャネル
割当て処理フローであり、第2、第3の処理を組み合わ
せた場合である。無線基地局12の無線ゾーン12内で
通信中の移動局11の電波受信状態が変化して、該移動
局11を隣接無線基地局13にハンドオーバーさせる事
態が発生する(ステップ251)。かかる事態が発生す
ると、移動局11は基地局制御装置18に、ハンドオー
バーを依頼する。ハンドオーバー依頼により、基地局制
御装置18は管理テーブル18aを参照して切替先無線
基地局に空きチャネルが存在するかチェックする(ステ
ップ252)。存在すれば、従来の制御シーケンスに従
って該空きチャネルを移動局に割り当てハンドオーバー
を実行する(ステップ253)。
チャネル割当て制御方法 図10はハンドオーバー時における第4の無線チャネル
割当て処理フローであり、第2、第3の処理を組み合わ
せた場合である。無線基地局12の無線ゾーン12内で
通信中の移動局11の電波受信状態が変化して、該移動
局11を隣接無線基地局13にハンドオーバーさせる事
態が発生する(ステップ251)。かかる事態が発生す
ると、移動局11は基地局制御装置18に、ハンドオー
バーを依頼する。ハンドオーバー依頼により、基地局制
御装置18は管理テーブル18aを参照して切替先無線
基地局に空きチャネルが存在するかチェックする(ステ
ップ252)。存在すれば、従来の制御シーケンスに従
って該空きチャネルを移動局に割り当てハンドオーバー
を実行する(ステップ253)。
【0036】一方、空きチャネルが存在しなければ、基
地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し、移動
局11が使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムス
ロット#0)の周波数F2が各無線基地局12、13に
共通に割り当てられている周波数であるかチェックする
(ステップ254)。共通に割り当てられている周波数
であれば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを
参照し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2
における無線チャネルが全て空きかチェックする(ステ
ップ255)。空きチャネルであれば、周波数F2の使
用基地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13
に切り替えると共に、移動局11にそれ迄割り当ててい
た無線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線
チャネルを割り当てる(ステップ256)。以後、基地
局制御装置18は切替先無線基地局13に移動局11の
無線チャネルの起動を指示し、切替先無線基地局13は
指示された無線チャネルを起動して移動局11との間で
同期データ、通信バーストの送受を行う。
地局制御装置18は管理テーブル18aを参照し、移動
局11が使用中の無線チャネル(周波数F2,タイムス
ロット#0)の周波数F2が各無線基地局12、13に
共通に割り当てられている周波数であるかチェックする
(ステップ254)。共通に割り当てられている周波数
であれば、基地局制御装置18は管理テーブル18aを
参照し、該周波数F2の他のタイムスロット#1,#2
における無線チャネルが全て空きかチェックする(ステ
ップ255)。空きチャネルであれば、周波数F2の使
用基地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13
に切り替えると共に、移動局11にそれ迄割り当ててい
た無線チャネルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線
チャネルを割り当てる(ステップ256)。以後、基地
局制御装置18は切替先無線基地局13に移動局11の
無線チャネルの起動を指示し、切替先無線基地局13は
指示された無線チャネルを起動して移動局11との間で
同期データ、通信バーストの送受を行う。
【0037】一方、ステップ254において、周波数F
2が各無線基地局に共通に割り当てられている周波数で
なければ、ハンドオーバーは行えず、空きチャネルが発
生するのを待つ(ステップ257)。又、ステップ25
5において、周波数F2の他のタイムスロット#1,#
2における無線チャネルの少なくとも1つが他の移動局
により使用中の場合には、該他の移動局をハンドオーバ
ーさせても他移動局の通信品質は大丈夫か判断する(ス
テップ258)。すなわち、基地局制御装置18は、当
該他の移動局が切替先無線基地局13から受信した信号
の受信レベルを調べる。受信レベルが設定レベル以上の
場合には、基地局制御装置18は、周波数F2の使用無
線基地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13
に切り替えると共に、移動局11及び他の移動局にそれ
迄割り当てていた無線チャネルを変更せず、ハンドオー
バー後も該無線チャネルを割り当てる(ステップ25
9)。以後、基地局制御装置18は切替先無線基地局1
3に各移動局の無線チャネルの起動を指示し、切替先無
線基地局13は指示された各無線チャネルを起動して移
動局11及び他の移動局との間で同期データ、通信バー
ストの送受を行う。
2が各無線基地局に共通に割り当てられている周波数で
なければ、ハンドオーバーは行えず、空きチャネルが発
生するのを待つ(ステップ257)。又、ステップ25
5において、周波数F2の他のタイムスロット#1,#
2における無線チャネルの少なくとも1つが他の移動局
により使用中の場合には、該他の移動局をハンドオーバ
ーさせても他移動局の通信品質は大丈夫か判断する(ス
テップ258)。すなわち、基地局制御装置18は、当
該他の移動局が切替先無線基地局13から受信した信号
の受信レベルを調べる。受信レベルが設定レベル以上の
場合には、基地局制御装置18は、周波数F2の使用無
線基地局を現無線基地局12から切替先無線基地局13
に切り替えると共に、移動局11及び他の移動局にそれ
迄割り当てていた無線チャネルを変更せず、ハンドオー
バー後も該無線チャネルを割り当てる(ステップ25
9)。以後、基地局制御装置18は切替先無線基地局1
3に各移動局の無線チャネルの起動を指示し、切替先無
線基地局13は指示された各無線チャネルを起動して移
動局11及び他の移動局との間で同期データ、通信バー
ストの送受を行う。
【0038】しかし、他の移動局から送出されている信
号の受信レベルが設定レベル以下の場合には、同一無線
チャネルへのハンドオーバーは行えない。従って、以
後、別の無線チャネルへの切り替えが可能かチェックし
てハンドオーバー制御を継続する(ステップ260)。
号の受信レベルが設定レベル以下の場合には、同一無線
チャネルへのハンドオーバーは行えない。従って、以
後、別の無線チャネルへの切り替えが可能かチェックし
てハンドオーバー制御を継続する(ステップ260)。
【0039】(E)ハンドオーバー制御シーケンス (a) 第1のハンドオーバー制御シーケンス (a-1) 信号説明 図11は本発明の第1のハンドオーバー制御シーケンス
説明図であり、無線チャネルの使用状況が図5に示す状
態にあり、移動局11の電波受信状態が移動により変化
し、基地局を現在交信中の無線基地局(切替元無線基地
局)12から隣接無線基地局(切替先無線基地局)13
に切り替える必要が生じ、この時、切替先無線基地局1
3に空きチャネルが無く、それ迄と同一の無線チャネル
を移動局11に割り当てる場合である。
説明図であり、無線チャネルの使用状況が図5に示す状
態にあり、移動局11の電波受信状態が移動により変化
し、基地局を現在交信中の無線基地局(切替元無線基地
局)12から隣接無線基地局(切替先無線基地局)13
に切り替える必要が生じ、この時、切替先無線基地局1
3に空きチャネルが無く、それ迄と同一の無線チャネル
を移動局11に割り当てる場合である。
【0040】図中、(1)は「無線状態報告2」メッセージ
であり、移動局の受信状態(周辺無線基地局から受信し
た電波の受信電界強度)を無線基地局2に報告すると同
時にハンドオーバーを依頼するためのメッセージであ
る。「無線状態報告2」メッセージ(1)は図12に示すよ
うに、メッセージ種別、受信レベル、無線ゾーン選択数
n、n組の基地局からの受信レベルととまり木チャネル
番号(制御チャネル番号)の組合せを含んでいる。無線
基地局2は該メッセージ(1)を受信すると、基地局制御
装置18に対して通知する。
であり、移動局の受信状態(周辺無線基地局から受信し
た電波の受信電界強度)を無線基地局2に報告すると同
時にハンドオーバーを依頼するためのメッセージであ
る。「無線状態報告2」メッセージ(1)は図12に示すよ
うに、メッセージ種別、受信レベル、無線ゾーン選択数
n、n組の基地局からの受信レベルととまり木チャネル
番号(制御チャネル番号)の組合せを含んでいる。無線
基地局2は該メッセージ(1)を受信すると、基地局制御
装置18に対して通知する。
【0041】(2)は、無線状態報告確認メッセージであ
り、無線状態報告2メッセージを受信した確認として無
線基地局2から移動局1に送出されるメッセージであ
り、図13に示すフォーマットを有している。(3)は切
替え先無線チャネルを移動局に通知するための切替先無
線チャネル指定メッセージであり、図14に示すよう
に、メッセージ種別、切替先無線チャネルの周波数コー
ド、タイムスロット番号等を含んでいる。(4)〜(7)は同
期バーストSB1〜SB4であり切替先無線基地局3と
移動局1の間でフレーム同期確立を行うために授受する
信号である。(8)は下り通信バースト、(9)は上り通信バ
ーストであり、ユーザー情報並びにユーザー情報制御信
号、即ち、音声およびファクシミリ情報等を転送するも
のである。
り、無線状態報告2メッセージを受信した確認として無
線基地局2から移動局1に送出されるメッセージであ
り、図13に示すフォーマットを有している。(3)は切
替え先無線チャネルを移動局に通知するための切替先無
線チャネル指定メッセージであり、図14に示すよう
に、メッセージ種別、切替先無線チャネルの周波数コー
ド、タイムスロット番号等を含んでいる。(4)〜(7)は同
期バーストSB1〜SB4であり切替先無線基地局3と
移動局1の間でフレーム同期確立を行うために授受する
信号である。(8)は下り通信バースト、(9)は上り通信バ
ーストであり、ユーザー情報並びにユーザー情報制御信
号、即ち、音声およびファクシミリ情報等を転送するも
のである。
【0042】(10)は基地局制御装置18にハンドオーバ
ーの依頼があった事を通知する無線チャネル切替依頼信
号である。無線基地局12は無線状態報告2のメッセー
ジ(1)を移動局11より受信すると、ハンドオーバーの
依頼があったことを基地局制御装置18に通知する。(1
0)′は無線状態報告確認信号であり、無線チャネル切替
依頼信号を受信したことを通知するものである。(21)は
同一無線チャネル割り当て指示信号であり、基地局制御
装置18が切替元無線基地局12に対して、無線チャ
ネルの割り当て指示を行うと共に、切替先無線チャネ
ル指定メッセージ(3)を移動局11に送出後直ちに当該
無線チャネルの送信停止を指示する信号である。(22)は
キャリア停止報告信号であり、切替元無線基地局12
が、指示された無線チャネルの送信を停止したことを基
地局制御装置18に報告する信号である。
ーの依頼があった事を通知する無線チャネル切替依頼信
号である。無線基地局12は無線状態報告2のメッセー
ジ(1)を移動局11より受信すると、ハンドオーバーの
依頼があったことを基地局制御装置18に通知する。(1
0)′は無線状態報告確認信号であり、無線チャネル切替
依頼信号を受信したことを通知するものである。(21)は
同一無線チャネル割り当て指示信号であり、基地局制御
装置18が切替元無線基地局12に対して、無線チャ
ネルの割り当て指示を行うと共に、切替先無線チャネ
ル指定メッセージ(3)を移動局11に送出後直ちに当該
無線チャネルの送信停止を指示する信号である。(22)は
キャリア停止報告信号であり、切替元無線基地局12
が、指示された無線チャネルの送信を停止したことを基
地局制御装置18に報告する信号である。
【0043】(11)はTCH起動指令信号(無線チャネル
起動指令信号)であり、基地局制御装置18がチャネル
切替依頼信号(10)に基づいて切替先無線チャネルを決定
し、切替先無線基地局3に対して該無線チャネルを起動
するように指示する指令信号である。(12)はTCH起動
確認信号であり、切替先無線基地局13がTCH起動指
令信号で指示されたTCH(無線チャンネル)を確かに
起動したことを基地局制御装置18に報告する信号であ
る。(14)は同期完了OK信号であり、移動局11と切替
先無線基地局13との間で同期バースト(4)〜(7)の送受
信が正常におこなわれたことを基地局制御装置18に報
告する信号である。(15)はTCH起動完了信号であり、
無線基地局11が通信バーストで正常にやりとりを開始
したことを切替先無線基地局13が無線基地局制御装置
18に報告する信号である。
起動指令信号)であり、基地局制御装置18がチャネル
切替依頼信号(10)に基づいて切替先無線チャネルを決定
し、切替先無線基地局3に対して該無線チャネルを起動
するように指示する指令信号である。(12)はTCH起動
確認信号であり、切替先無線基地局13がTCH起動指
令信号で指示されたTCH(無線チャンネル)を確かに
起動したことを基地局制御装置18に報告する信号であ
る。(14)は同期完了OK信号であり、移動局11と切替
先無線基地局13との間で同期バースト(4)〜(7)の送受
信が正常におこなわれたことを基地局制御装置18に報
告する信号である。(15)はTCH起動完了信号であり、
無線基地局11が通信バーストで正常にやりとりを開始
したことを切替先無線基地局13が無線基地局制御装置
18に報告する信号である。
【0044】(a-2) ハンドオーバー制御 切替元無線基地局12は移動局11から無線状態報告2
メッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知
する(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、管理テーブル18aを参照し、
切替先無線基地局13(ハンドオーバー先の基地局)で
割り当て可能な無線チャネルを検索する。切替先無線基
地局13に割り当て可能な無線チャネルが無い場合、基
地局制御装置18は図7の処理フローに従って同一無線
チャネルの割当て処理を行う。尚、切替先無線基地局1
3に割り当て可能な空き無線チャネルが存在する場合で
あっても、同一無線チャネルを優先して割り当てるよう
にすることができる。
メッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知
する(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、管理テーブル18aを参照し、
切替先無線基地局13(ハンドオーバー先の基地局)で
割り当て可能な無線チャネルを検索する。切替先無線基
地局13に割り当て可能な無線チャネルが無い場合、基
地局制御装置18は図7の処理フローに従って同一無線
チャネルの割当て処理を行う。尚、切替先無線基地局1
3に割り当て可能な空き無線チャネルが存在する場合で
あっても、同一無線チャネルを優先して割り当てるよう
にすることができる。
【0045】図7の同一無線チャネルの割当て処理の結
果、移動局11にそれ迄の無線チャネルと同一の無線チ
ャネルを割り当てることができる場合には、基地局制御
装置18は同一無線チャネル割当て指示信号(21)を切替
元無線基地局12に送る。切替元無線基地局12は同一
無線チャネル割り当て指示信号(21)を受信すると、切替
先無線チャネル指定メッセージを(3)を生成して移動局
11に送信する。又、切替元無線基地局12は切替先無
線チャネル指定メッセージ(3)送出後、当該無線チャネ
ルの送信を停止し、キャリア停止報告信号(22)でキャリ
アを停止したことを基地局制御局18に報告する。
果、移動局11にそれ迄の無線チャネルと同一の無線チ
ャネルを割り当てることができる場合には、基地局制御
装置18は同一無線チャネル割当て指示信号(21)を切替
元無線基地局12に送る。切替元無線基地局12は同一
無線チャネル割り当て指示信号(21)を受信すると、切替
先無線チャネル指定メッセージを(3)を生成して移動局
11に送信する。又、切替元無線基地局12は切替先無
線チャネル指定メッセージ(3)送出後、当該無線チャネ
ルの送信を停止し、キャリア停止報告信号(22)でキャリ
アを停止したことを基地局制御局18に報告する。
【0046】基地局制御装置18は切替元無線基地局1
2からキャリア停止報告信号(22)によりキャリアが停止
した報告を受けると、切替先無線基地局13にTCH起
動指令信号(11)を送り、該信号により切替元無線基地局
12で停止した無線チャネル(通信チャネル)の起動を指
令する。切替元無線基地局13は、TCH起動指令信号
(11)を受信すると、当該無線チャネルを起動して同期バ
ーストSB1の送信を開始し、又、通信チャネルを起動
したことをTCH起動確認信号(12)で基地局制御装置1
8に報告する。
2からキャリア停止報告信号(22)によりキャリアが停止
した報告を受けると、切替先無線基地局13にTCH起
動指令信号(11)を送り、該信号により切替元無線基地局
12で停止した無線チャネル(通信チャネル)の起動を指
令する。切替元無線基地局13は、TCH起動指令信号
(11)を受信すると、当該無線チャネルを起動して同期バ
ーストSB1の送信を開始し、又、通信チャネルを起動
したことをTCH起動確認信号(12)で基地局制御装置1
8に報告する。
【0047】一方、移動局11は切替先無線チャネル指
定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ情報に従っ
て周波数を切替え(実際には切り替える必要はない)、切
替先無線基地局13からの同期バーストSB1の受信を
待つ。移動局11は、SBI(同期バースト)を受信す
ると、切替先無線基地局13との間で同期バーストSB
2〜SB4の送受を行う。切替先無線基地局13は、同
期バーストSB4を受信すると、基地局制御装置18に
同期完了OK信号(14)を送って同期バーストの授受が終
了したことを報告し、下り通信バースト(8)を送信す
る。移動局11は、下り通信バーストを受信すると上り
通信バーストを送信する。切替先無線基地局13は移動
局11から上り通信バーストを受信すれば、TCH起動
完了信号(15)を基地局制御装置18に送り、ハンドオー
バー(チャネル割り当て)を終了する。以上により、管理
テーブル18aの内容は図152に示すように変化す
る。
定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ情報に従っ
て周波数を切替え(実際には切り替える必要はない)、切
替先無線基地局13からの同期バーストSB1の受信を
待つ。移動局11は、SBI(同期バースト)を受信す
ると、切替先無線基地局13との間で同期バーストSB
2〜SB4の送受を行う。切替先無線基地局13は、同
期バーストSB4を受信すると、基地局制御装置18に
同期完了OK信号(14)を送って同期バーストの授受が終
了したことを報告し、下り通信バースト(8)を送信す
る。移動局11は、下り通信バーストを受信すると上り
通信バーストを送信する。切替先無線基地局13は移動
局11から上り通信バーストを受信すれば、TCH起動
完了信号(15)を基地局制御装置18に送り、ハンドオー
バー(チャネル割り当て)を終了する。以上により、管理
テーブル18aの内容は図152に示すように変化す
る。
【0048】第1のハンドオーバー制御によれば、ハン
ドオーバー先の基地局に割り当て可能な無線チャネルが
無い場合であってもハンドオーバーが可能となり、移動
局は通信しながら無線ゾーン移行が可能となる。
ドオーバー先の基地局に割り当て可能な無線チャネルが
無い場合であってもハンドオーバーが可能となり、移動
局は通信しながら無線ゾーン移行が可能となる。
【0049】(b) 第2のハンドオーバー制御シーケン
ス (b-1) 信号説明 図16は本発明の第2のハンドオーバー制御シーケンス
説明図であり、図11の第1の制御シーケンスと同一信
号には同一符号を付している。第1の制御シーケンスと
異なる点は、基地局制御装置18が切替元無線基地局1
2に同一無線チャネル割当指示信号(21)の代わりにキャ
リア送信停止指示信号(31)を送出する点、及び、切替元
無線基地局12が移動局11に切替先無線チャネル指定
メッセージを送信しない点である。図16において、(3
1)はキャリア送信停止指示信号であり、基地局制御装置
18が切替元無線基地局12に対して該当する無線チャ
ネルの送出を停止することを指示する信号である。(32)
はキャリア送信停止報告信号であり、指示された無線チ
ャネル(キャリア)の送信を停止したことを基地局制御
装置18に報告する信号である。
ス (b-1) 信号説明 図16は本発明の第2のハンドオーバー制御シーケンス
説明図であり、図11の第1の制御シーケンスと同一信
号には同一符号を付している。第1の制御シーケンスと
異なる点は、基地局制御装置18が切替元無線基地局1
2に同一無線チャネル割当指示信号(21)の代わりにキャ
リア送信停止指示信号(31)を送出する点、及び、切替元
無線基地局12が移動局11に切替先無線チャネル指定
メッセージを送信しない点である。図16において、(3
1)はキャリア送信停止指示信号であり、基地局制御装置
18が切替元無線基地局12に対して該当する無線チャ
ネルの送出を停止することを指示する信号である。(32)
はキャリア送信停止報告信号であり、指示された無線チ
ャネル(キャリア)の送信を停止したことを基地局制御
装置18に報告する信号である。
【0050】(b-2) ハンドオーバー制御 切替元無線基地局12は移動局11から無線状態報告2
メッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知
する(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、管理テーブル18aを参照し、
切替先無線基地局13(ハンドオーバー先の基地局)で
割り当て可能な無線チャネルを検索する。切替先無線基
地局13に割り当て可能な無線チャネルが無い場合、基
地局制御装置18は図7の処理フローに従って同一無線
チャネルの割当て処理を行う。尚、切替先無線基地局1
3に割り当て可能な空き無線チャネルが存在する場合で
あっても、同一無線チャネルを優先して割り当てるよう
にすることができる。
メッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知
する(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、管理テーブル18aを参照し、
切替先無線基地局13(ハンドオーバー先の基地局)で
割り当て可能な無線チャネルを検索する。切替先無線基
地局13に割り当て可能な無線チャネルが無い場合、基
地局制御装置18は図7の処理フローに従って同一無線
チャネルの割当て処理を行う。尚、切替先無線基地局1
3に割り当て可能な空き無線チャネルが存在する場合で
あっても、同一無線チャネルを優先して割り当てるよう
にすることができる。
【0051】図7の同一無線チャネルの割当て処理の結
果、移動局11にそれ迄の無線チャネルと同一の無線チ
ャネルを割り当てることができる場合には、基地局制御
装置18はキャリア送信停止指示信号(31)を切替元無線
基地局12に送り、当該無線チャネルの送信停止を指示
する。切替元無線基地局12はキャリア送信停止指示信
号(31)を受信すれば、当該無線チャネル(キャリア)の送
信を停止し、キャリアを停止したことをキャリア送信停
止報告信号(32)で基地局制御装置18に報告する。基地
局制御装置18は切替元無線基地局12からキャリア送
信停止報告信号(32)を受信すれば、切替先無線基地局1
3にTCH起動指令信号(11)を送り、該信号により切替
元無線基地局12で停止した無線チャネルの起動を指令
する。切替先無線基地局13は、TCH起動指令信号(1
1)を受信すると、当該無線チャネルを起動して同期バー
ストSB1の送信を開始し、又、無線チャネルを起動し
たことをTCH起動確認信号(12)で基地局制御装置18
に報告する。
果、移動局11にそれ迄の無線チャネルと同一の無線チ
ャネルを割り当てることができる場合には、基地局制御
装置18はキャリア送信停止指示信号(31)を切替元無線
基地局12に送り、当該無線チャネルの送信停止を指示
する。切替元無線基地局12はキャリア送信停止指示信
号(31)を受信すれば、当該無線チャネル(キャリア)の送
信を停止し、キャリアを停止したことをキャリア送信停
止報告信号(32)で基地局制御装置18に報告する。基地
局制御装置18は切替元無線基地局12からキャリア送
信停止報告信号(32)を受信すれば、切替先無線基地局1
3にTCH起動指令信号(11)を送り、該信号により切替
元無線基地局12で停止した無線チャネルの起動を指令
する。切替先無線基地局13は、TCH起動指令信号(1
1)を受信すると、当該無線チャネルを起動して同期バー
ストSB1の送信を開始し、又、無線チャネルを起動し
たことをTCH起動確認信号(12)で基地局制御装置18
に報告する。
【0052】一方、移動局11は、無線チャネルを切り
替えることなくそれ迄と同一の無線チャネルで切替先無
線基地局13から送出される同期バーストSB1を受信
する。移動局11は、SBI(同期バースト)を受信す
ると、切替先無線基地局13との間で同期バーストSB
2〜SB4の送受を行う。切替先無線基地局13は、同
期バーストSB4を受信すると、基地局制御装置18に
同期完了OK信号(14)を送って同期バーストの授受が終
了したことを報告し、下り通信バースト(8)を送信す
る。移動局11は、下り通信バーストを受信すると上り
通信バーストを送信する。切替先無線基地局13は移動
局11から上り通信バーストを受信すれば、TCH起動
完了信号(15)を基地局制御装置18に送り、ハンドオー
バー(チャネル割り当て)を終了する。以上により、管理
テーブル18aの内容は第2の制御シーケンスと同様に
図15に示すように変化する。第2のハンドオーバー制
御によれば、第1のハンドオーバー制御と同様の効果に
加え、切替先無線チャネル指定メッセージの送出を省略
できるため、ハンドオーバー制御に要する時間を短縮で
きる。
替えることなくそれ迄と同一の無線チャネルで切替先無
線基地局13から送出される同期バーストSB1を受信
する。移動局11は、SBI(同期バースト)を受信す
ると、切替先無線基地局13との間で同期バーストSB
2〜SB4の送受を行う。切替先無線基地局13は、同
期バーストSB4を受信すると、基地局制御装置18に
同期完了OK信号(14)を送って同期バーストの授受が終
了したことを報告し、下り通信バースト(8)を送信す
る。移動局11は、下り通信バーストを受信すると上り
通信バーストを送信する。切替先無線基地局13は移動
局11から上り通信バーストを受信すれば、TCH起動
完了信号(15)を基地局制御装置18に送り、ハンドオー
バー(チャネル割り当て)を終了する。以上により、管理
テーブル18aの内容は第2の制御シーケンスと同様に
図15に示すように変化する。第2のハンドオーバー制
御によれば、第1のハンドオーバー制御と同様の効果に
加え、切替先無線チャネル指定メッセージの送出を省略
できるため、ハンドオーバー制御に要する時間を短縮で
きる。
【0053】(c) 第3のハンドオーバー制御シーケンス (c-1) 信号説明 図17は本発明の第3のハンドオーバー制御シーケンス
説明図であり、図11の第1の制御シーケンスと同一信
号には同一符号を付している。第1のハンドオーバー制
御と異なる点は、第1のハンドオーバー制御では切替先
無線チャネルとしてそれ迄の無線チャネルと同一の無線
チャネルを割り当てるが、第3のハンドオーバー制御で
は、切替先無線チャネルとして、それ迄の無線チャネル
と周波数は同一であるが、タイムスロットが異なる別の
無線チャネルを割り当てる点である。図17において、
(41)は同一キャリア無線チャネルの割当て指示信号であ
り、基地局制御装置18が切替元無線基地局12に対し
て、同一キャリア上の別無線チャネルの割り当て指示
を行うと共に、移動局11に切替え先無線チャネル指
定メッセージ(3)を送出後、直ちに当該無線チャネルの
送信停止を指示する信号である。
説明図であり、図11の第1の制御シーケンスと同一信
号には同一符号を付している。第1のハンドオーバー制
御と異なる点は、第1のハンドオーバー制御では切替先
無線チャネルとしてそれ迄の無線チャネルと同一の無線
チャネルを割り当てるが、第3のハンドオーバー制御で
は、切替先無線チャネルとして、それ迄の無線チャネル
と周波数は同一であるが、タイムスロットが異なる別の
無線チャネルを割り当てる点である。図17において、
(41)は同一キャリア無線チャネルの割当て指示信号であ
り、基地局制御装置18が切替元無線基地局12に対し
て、同一キャリア上の別無線チャネルの割り当て指示
を行うと共に、移動局11に切替え先無線チャネル指
定メッセージ(3)を送出後、直ちに当該無線チャネルの
送信停止を指示する信号である。
【0054】(c-2) ハンドオーバー制御 切替元無線基地局12は移動局11から無線状態報告2
メッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知
する(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、管理テーブル18aを参照し、
切替先無線基地局13(ハンドオーバー先の基地局)で
割り当て可能な無線チャネルを検索する。切替先無線基
地局13に割り当て可能な無線チャネルが無い場合、基
地局制御装置18は図7の処理フローに従って無線チャ
ネルの割当て処理を行う。この場合、図7のステップ1
04の処理を若干訂正し、「移動局11にそれ迄の移動
局11の無線チャネルと周波数が同一で、タイムスロッ
トが異なる別の無線チャネルを割り当てる」ようにす
る。
メッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知
する(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、管理テーブル18aを参照し、
切替先無線基地局13(ハンドオーバー先の基地局)で
割り当て可能な無線チャネルを検索する。切替先無線基
地局13に割り当て可能な無線チャネルが無い場合、基
地局制御装置18は図7の処理フローに従って無線チャ
ネルの割当て処理を行う。この場合、図7のステップ1
04の処理を若干訂正し、「移動局11にそれ迄の移動
局11の無線チャネルと周波数が同一で、タイムスロッ
トが異なる別の無線チャネルを割り当てる」ようにす
る。
【0055】図7の処理の結果、移動局11にそれ迄の
無線チャネルと周波数F2が同一で、タイムスロットが
異なる別の無線チャネル(周波数F2,タイムスロット
#2)を割り当てることができる場合には、基地局制御
装置18は同一キャリア無線チャネルの割当て指示信号
(41)を切替元無線基地局12に送る。切替元無線基地局
12は、この信号(41)に含まれる情報を(切替先無線チ
ャネル)、切替先無線チャネル指定メッセージ(3)にて
移動局11に送り、切替先無線チャネルを移動局11に
通知する。又、切替元無線基地局12は切替先無線チャ
ネル指定メッセージ(3)送出後、それ迄移動局11に割
り当てていた無線チャネルの送信を停止し、キャリアを
停止したことをキャリア停止報告信号(22)で基地局制御
局18に報告する。
無線チャネルと周波数F2が同一で、タイムスロットが
異なる別の無線チャネル(周波数F2,タイムスロット
#2)を割り当てることができる場合には、基地局制御
装置18は同一キャリア無線チャネルの割当て指示信号
(41)を切替元無線基地局12に送る。切替元無線基地局
12は、この信号(41)に含まれる情報を(切替先無線チ
ャネル)、切替先無線チャネル指定メッセージ(3)にて
移動局11に送り、切替先無線チャネルを移動局11に
通知する。又、切替元無線基地局12は切替先無線チャ
ネル指定メッセージ(3)送出後、それ迄移動局11に割
り当てていた無線チャネルの送信を停止し、キャリアを
停止したことをキャリア停止報告信号(22)で基地局制御
局18に報告する。
【0056】基地局制御装置18は切替元無線基地局1
2からキャリア停止報告信号(22)を受信すれば、切替先
無線基地局13にTCH起動指令信号(11)を送り、移動
局11に新たに割り当てた無線チャネル(通信チャネル)
の起動を指令する。切替元無線基地局13は、TCH起
動指令信号(11)を受信すると、当該無線チャネルを起動
して同期バーストSB1の送信を開始し、又、通信チャ
ネルを起動したことをTCH起動確認信号(12)で基地局
制御装置18に報告する。
2からキャリア停止報告信号(22)を受信すれば、切替先
無線基地局13にTCH起動指令信号(11)を送り、移動
局11に新たに割り当てた無線チャネル(通信チャネル)
の起動を指令する。切替元無線基地局13は、TCH起
動指令信号(11)を受信すると、当該無線チャネルを起動
して同期バーストSB1の送信を開始し、又、通信チャ
ネルを起動したことをTCH起動確認信号(12)で基地局
制御装置18に報告する。
【0057】一方、移動局11は切替先無線チャネル指
定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ情報に従っ
て無線チャネルを周波数F2,タイムスロット#2の無
線チャネルに切替え、切替先無線基地局13からの同期
バーストSB1の受信を待つ。移動局11は、SBI
(同期バースト)を受信すると、切替先無線基地局13
との間で同期バーストSB2〜SB4の送受を行う。切
替先無線基地局13は、同期バーストSB4を受信する
と、基地局制御装置18に同期完了OK信号(14)を送っ
て同期バーストの授受が終了したことを報告し、下り通
信バースト(8)を送信する。移動局11は、下り通信
バーストを受信すると上り通信バーストを送信する。切
替先無線基地局13は移動局11から上り通信バースト
を受信すれば、TCH起動完了信号(15)を基地局制御装
置18に送り、ハンドオーバー(チャネル割り当て)を終
了する。以上により、管理テーブル18aの内容は図1
8に示すように変化する。第3のハンドオーバー制御に
よれば、ハンドオーバー先の基地局に割り当て可能な無
線チャネルが無い場合であってもハンドオーバーが可能
となり、移動局は通信しながら無線ゾーン移行が可能と
なる。
定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ情報に従っ
て無線チャネルを周波数F2,タイムスロット#2の無
線チャネルに切替え、切替先無線基地局13からの同期
バーストSB1の受信を待つ。移動局11は、SBI
(同期バースト)を受信すると、切替先無線基地局13
との間で同期バーストSB2〜SB4の送受を行う。切
替先無線基地局13は、同期バーストSB4を受信する
と、基地局制御装置18に同期完了OK信号(14)を送っ
て同期バーストの授受が終了したことを報告し、下り通
信バースト(8)を送信する。移動局11は、下り通信
バーストを受信すると上り通信バーストを送信する。切
替先無線基地局13は移動局11から上り通信バースト
を受信すれば、TCH起動完了信号(15)を基地局制御装
置18に送り、ハンドオーバー(チャネル割り当て)を終
了する。以上により、管理テーブル18aの内容は図1
8に示すように変化する。第3のハンドオーバー制御に
よれば、ハンドオーバー先の基地局に割り当て可能な無
線チャネルが無い場合であってもハンドオーバーが可能
となり、移動局は通信しながら無線ゾーン移行が可能と
なる。
【0058】(d) 第4のハンドオーバー制御シーケンス (d-1) 信号説明 図19は本発明の第4のハンドオーバー制御シーケンス
説明図であり、図17の第3のハンドオーバー制御と同
一信号には同一符号を付している。第3のハンドオーバ
ー制御と異なる点は、基地局制御装置18がTCH起動
完了報告(15)を受信した後に、移動局11に無線基地局
を切り替えたことを通知するようにした点である。
説明図であり、図17の第3のハンドオーバー制御と同
一信号には同一符号を付している。第3のハンドオーバ
ー制御と異なる点は、基地局制御装置18がTCH起動
完了報告(15)を受信した後に、移動局11に無線基地局
を切り替えたことを通知するようにした点である。
【0059】図19において、(51)は基地局切替通知指
令信号であり、基地局制御装置18が切替先無線基地局
13に対し、移動局11にキャリア送出をしている基地
局が切り替わったことを通知する信号を送出するように
指令する信号である。(52)は基地局切り替え通知メッセ
ージであり、切替先無線基地局13が基地局制御装置1
8から基地局切り替え通知指令信号(51)を受信したと
き、キャリアを送出している基地局が切り替わったこと
を移動局11に通知するためのメッセージである。(53)
は基地局切り替え通知確認メッセージであり、基地局切
り替え通知メッセージ(52)を受信した確認として移動局
11が切替先無線基地局13に送出するメッセージであ
る。(54)は基地局切り替え通知報告信号であり、切替先
無線基地局13が基地局切り替え通知確認メッセージ(5
3)を移動局11から受信したことを基地局制御装置18
に報告するための信号である。
令信号であり、基地局制御装置18が切替先無線基地局
13に対し、移動局11にキャリア送出をしている基地
局が切り替わったことを通知する信号を送出するように
指令する信号である。(52)は基地局切り替え通知メッセ
ージであり、切替先無線基地局13が基地局制御装置1
8から基地局切り替え通知指令信号(51)を受信したと
き、キャリアを送出している基地局が切り替わったこと
を移動局11に通知するためのメッセージである。(53)
は基地局切り替え通知確認メッセージであり、基地局切
り替え通知メッセージ(52)を受信した確認として移動局
11が切替先無線基地局13に送出するメッセージであ
る。(54)は基地局切り替え通知報告信号であり、切替先
無線基地局13が基地局切り替え通知確認メッセージ(5
3)を移動局11から受信したことを基地局制御装置18
に報告するための信号である。
【0060】(d-2) ハンドオーバー制御 切替先無線基地局13がTCH起動完了信号(15)を基地
局制御装置18に送出するまでの動作は図17と同一で
ある。キャリア送出する基地局の切り替え(ハンドオー
バー)が終了した後、基地局制御装置18は基地局切り
替え通知指令信号(51)を切替先無線基地局13に送り、
移動局11に基地局が切り替わった(ハンドオーバーし
た)ことを通知するように指令する。切替先無線基地局
13はこの基地局切り替え通知指令信号(51)を受信する
と図20に示す基地局切り替え通知メッセージ(52)を移
動局11に送り、基地局が切り替わったことを通知す
る。移動局11は基地局切り替え通知メッセージ(52)を
受信することにより、ハンドオーバーが正常に終了した
ことおよびどこの基地局にハンドオーバーしたかを認識
可能となる。
局制御装置18に送出するまでの動作は図17と同一で
ある。キャリア送出する基地局の切り替え(ハンドオー
バー)が終了した後、基地局制御装置18は基地局切り
替え通知指令信号(51)を切替先無線基地局13に送り、
移動局11に基地局が切り替わった(ハンドオーバーし
た)ことを通知するように指令する。切替先無線基地局
13はこの基地局切り替え通知指令信号(51)を受信する
と図20に示す基地局切り替え通知メッセージ(52)を移
動局11に送り、基地局が切り替わったことを通知す
る。移動局11は基地局切り替え通知メッセージ(52)を
受信することにより、ハンドオーバーが正常に終了した
ことおよびどこの基地局にハンドオーバーしたかを認識
可能となる。
【0061】ついで、移動局11は図21に示す基地局
切り替え通知確認メッセージ(53)を切替先無線基地局1
3に返送する。切替先無線基地局13は基地局切り替え
通知確認メッセージ(53)を受信すると、基地局制御装置
18に基地局切り替え通知報告信号(54)を送信する。基
地局制御装置18は、切替先無線基地局13から基地局
切り替え通知報告信号(54)を受信することにより、基地
局切り替え通知メッセージ(52)が確かに移動局11に通
知されたことを認識する。尚、移動局11から基地局切
り替え通知確認メッセージ(53)を送出しないように構成
することもできる。
切り替え通知確認メッセージ(53)を切替先無線基地局1
3に返送する。切替先無線基地局13は基地局切り替え
通知確認メッセージ(53)を受信すると、基地局制御装置
18に基地局切り替え通知報告信号(54)を送信する。基
地局制御装置18は、切替先無線基地局13から基地局
切り替え通知報告信号(54)を受信することにより、基地
局切り替え通知メッセージ(52)が確かに移動局11に通
知されたことを認識する。尚、移動局11から基地局切
り替え通知確認メッセージ(53)を送出しないように構成
することもできる。
【0062】(e) 第5のハンドオーバー制御シーケンス (e-1) 信号説明 図22、図23は本発明の第5のハンドオーバー制御シ
ーケンス説明図であり、図11の第1のハンドオーバー
制御と同一信号には同一符号を付している。第1のハン
ドオーバー制御と異なる点は、ハンドオーバーさせる
移動局11が使用していた周波数の他のタイムスロット
の無線チャネルを別の移動局が使用している点、基地
局制御装置18が図9あるいは図10の処理フローに従
って切替先無線チャネルを決定する点である。
ーケンス説明図であり、図11の第1のハンドオーバー
制御と同一信号には同一符号を付している。第1のハン
ドオーバー制御と異なる点は、ハンドオーバーさせる
移動局11が使用していた周波数の他のタイムスロット
の無線チャネルを別の移動局が使用している点、基地
局制御装置18が図9あるいは図10の処理フローに従
って切替先無線チャネルを決定する点である。
【0063】(61)は通信品質問い合わせ指令信号であ
り、基地局制御装置18が切替元無線基地局13に対し
て移動局11と同一のキャリア(無線周波数)でタイム
スロットが異なる無線チャネルを使用している他の移動
局11′の通信品質を問い合わせるように指令する信号
である。(62)は、無線状態問い合わせメッセージであ
り、通信品質問い合わせ指令信号(61)を受信した切替元
無線基地局12が該当する移動局11′に通信品質の問
い合わせをするための信号である。(63)は無線状態報告
メッセージであり、通信品質の問い合わせを受けた移動
局11′から切替元無線基地局12に通信品質を報告す
るための信号である。(64)は通信品質問い合わせ報告信
号であり、切替元無線基地局12から基地局制御装置1
8に移動局11′の通信品質を報告するための信号であ
る。
り、基地局制御装置18が切替元無線基地局13に対し
て移動局11と同一のキャリア(無線周波数)でタイム
スロットが異なる無線チャネルを使用している他の移動
局11′の通信品質を問い合わせるように指令する信号
である。(62)は、無線状態問い合わせメッセージであ
り、通信品質問い合わせ指令信号(61)を受信した切替元
無線基地局12が該当する移動局11′に通信品質の問
い合わせをするための信号である。(63)は無線状態報告
メッセージであり、通信品質の問い合わせを受けた移動
局11′から切替元無線基地局12に通信品質を報告す
るための信号である。(64)は通信品質問い合わせ報告信
号であり、切替元無線基地局12から基地局制御装置1
8に移動局11′の通信品質を報告するための信号であ
る。
【0064】(e-2) ハンドオーバー制御 切替元無線基地局12は移動局11から無線状態報告メ
ッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知す
る(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、図10の処理フローに従って無
線チャネルの割当て処理を行う。まず、基地局制御装置
18は管理テーブル18aを参照し、切替先無線基地局
13(ハンドオーバー先の基地局)で割り当て可能な無
線チャネルを検索する。切替先無線基地局13に割り当
て可能な無線チャネルが無い場合(ステップ252)、
基地局制御装置18はステップ254以降の同一無線チ
ャネル割当て処理を行う。
ッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知す
る(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、図10の処理フローに従って無
線チャネルの割当て処理を行う。まず、基地局制御装置
18は管理テーブル18aを参照し、切替先無線基地局
13(ハンドオーバー先の基地局)で割り当て可能な無
線チャネルを検索する。切替先無線基地局13に割り当
て可能な無線チャネルが無い場合(ステップ252)、
基地局制御装置18はステップ254以降の同一無線チ
ャネル割当て処理を行う。
【0065】移動局11の使用周波数F2の他のタイム
スロット#1,#2における無線チャネルを他の移動局
11′が使用中の場合、基地局制御装置18は該他の移
動局11′を移動局11と共にハンドオーバーさせても
該他移動局11′の通信品質は大丈夫か判断する。すな
わち、基地局制御装置18は移動局11′に対して通信
品質の問い合わせを行うために、通信品質問い合わせ指
令信号(61)を切替元無線基地局12に送信する。切替元
無線基地局12は通信品質問い合わせ指令信号(61)を受
信すると移動局11′に対して、通信品質を問い合わせ
るために無線状態問い合わせメッセージ(62)を送出す
る。図24は無線状態問い合わせメッセージのフォーマ
ットを示している。移動局11′は無線状態問い合わせ
メッセージ(62)を受信すると、無線状態報告1メッセー
ジ(63)で現在の通信品質を切替元無線基地局12に通知
する。図25は無線状態報告1メッセージの構成図であ
り、メッセージ種別、受信レベル、無線ゾーン選択数
n、n組の基地局からの受信レベルととまり木チャネル
番号(制御チャネル番号)の組合せを含んでいる。
スロット#1,#2における無線チャネルを他の移動局
11′が使用中の場合、基地局制御装置18は該他の移
動局11′を移動局11と共にハンドオーバーさせても
該他移動局11′の通信品質は大丈夫か判断する。すな
わち、基地局制御装置18は移動局11′に対して通信
品質の問い合わせを行うために、通信品質問い合わせ指
令信号(61)を切替元無線基地局12に送信する。切替元
無線基地局12は通信品質問い合わせ指令信号(61)を受
信すると移動局11′に対して、通信品質を問い合わせ
るために無線状態問い合わせメッセージ(62)を送出す
る。図24は無線状態問い合わせメッセージのフォーマ
ットを示している。移動局11′は無線状態問い合わせ
メッセージ(62)を受信すると、無線状態報告1メッセー
ジ(63)で現在の通信品質を切替元無線基地局12に通知
する。図25は無線状態報告1メッセージの構成図であ
り、メッセージ種別、受信レベル、無線ゾーン選択数
n、n組の基地局からの受信レベルととまり木チャネル
番号(制御チャネル番号)の組合せを含んでいる。
【0066】切替元無線基地局12は、移動局11′か
ら通信品質の通知をうけると、基地局制御装置18に対
して、通信品質問い合わせ報告信号(64)により通信品質
を報告する。基地局制御装置18は報告された通信品質
に基づいて移動局11′の基地局の切替えが可能かどう
かを判定する。すなわち、基地局制御装置18は、移動
局11′の切替先無線基地局13からの電波の受信電界
強度が設定レベル以上であるかチェックする。受信電界
強度が設定レベル以上の場合には、基地局制御装置18
は、周波数F2の使用基地局を現無線基地局12から切
替先無線基地局13に切り替えると共に、移動局11及
び他の移動局11′にそれ迄割り当てていた無線チャネ
ルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線チャネルを割
り当てるものと決定する。
ら通信品質の通知をうけると、基地局制御装置18に対
して、通信品質問い合わせ報告信号(64)により通信品質
を報告する。基地局制御装置18は報告された通信品質
に基づいて移動局11′の基地局の切替えが可能かどう
かを判定する。すなわち、基地局制御装置18は、移動
局11′の切替先無線基地局13からの電波の受信電界
強度が設定レベル以上であるかチェックする。受信電界
強度が設定レベル以上の場合には、基地局制御装置18
は、周波数F2の使用基地局を現無線基地局12から切
替先無線基地局13に切り替えると共に、移動局11及
び他の移動局11′にそれ迄割り当てていた無線チャネ
ルを変更せず、ハンドオーバー後も該無線チャネルを割
り当てるものと決定する。
【0067】しかる後、基地局制御装置18は移動局1
1、11′それぞれについて同一無線チャネル割当て指
示信号(21)を切替元無線基地局12に送る。切替元無線
基地局12は同一無線チャネル割り当て指示信号(21)を
受信すると、切替先無線チャネル指定メッセージ(3)を
移動局11,11′に送信する。又、切替元無線基地局
12は切替先無線チャネル指定メッセージ(3)を各移動
局11、11′に送出後、当該無線チャネルの送信を停
止し、キャリア停止報告信号(22)でキャリアを停止した
ことを基地局制御局18に報告する。
1、11′それぞれについて同一無線チャネル割当て指
示信号(21)を切替元無線基地局12に送る。切替元無線
基地局12は同一無線チャネル割り当て指示信号(21)を
受信すると、切替先無線チャネル指定メッセージ(3)を
移動局11,11′に送信する。又、切替元無線基地局
12は切替先無線チャネル指定メッセージ(3)を各移動
局11、11′に送出後、当該無線チャネルの送信を停
止し、キャリア停止報告信号(22)でキャリアを停止した
ことを基地局制御局18に報告する。
【0068】基地局制御装置18は切替元無線基地局1
2からキャリア停止報告信号(22)を受信すると、切替先
無線基地局13にTCH起動指令信号(11)を送り、該信
号により切替元無線基地局12で停止した各移動局1
1、11′の無線チャネルの起動を指令する。切替先無
線基地局13は、TCH起動指令信号(11)を受信する
と、当該無線チャネルを起動して同期バーストSB1の
送信を開始し、又、通信チャネルを起動したことをTC
H起動確認信号(12)で基地局制御装置18に報告する。
2からキャリア停止報告信号(22)を受信すると、切替先
無線基地局13にTCH起動指令信号(11)を送り、該信
号により切替元無線基地局12で停止した各移動局1
1、11′の無線チャネルの起動を指令する。切替先無
線基地局13は、TCH起動指令信号(11)を受信する
と、当該無線チャネルを起動して同期バーストSB1の
送信を開始し、又、通信チャネルを起動したことをTC
H起動確認信号(12)で基地局制御装置18に報告する。
【0069】一方、移動局11,11′は、切替先無線
チャネル指定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ
情報に従って周波数を切替え(実際には切り替える必要
はない)、切替先無線基地局13からの同期バーストS
B1の受信を待つ。移動局11,11′は、SBI(同
期バースト)を受信すると、切替先無線基地局13との
間で同期バーストSB2〜SB4の送受を行う。切替先
無線基地局13は、同期バーストSB4を受信すると、
基地局制御装置18に同期完了OK信号(14)を送って同
期バーストの授受が終了したことを報告し、下り通信バ
ースト(8)を送信する。移動局11,11′は、下り
通信バーストを受信すると上り通信バーストを送信す
る。切替先無線基地局13は移動局11,11′から上
り通信バーストを受信すれば、TCH起動完了信号(15)
を基地局制御装置18に送り、ハンドオーバー(チャネ
ル割り当て)を終了する。以上により、管理テーブル1
8aの内容は図22,図23の右側に示すように変化す
る。
チャネル指定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ
情報に従って周波数を切替え(実際には切り替える必要
はない)、切替先無線基地局13からの同期バーストS
B1の受信を待つ。移動局11,11′は、SBI(同
期バースト)を受信すると、切替先無線基地局13との
間で同期バーストSB2〜SB4の送受を行う。切替先
無線基地局13は、同期バーストSB4を受信すると、
基地局制御装置18に同期完了OK信号(14)を送って同
期バーストの授受が終了したことを報告し、下り通信バ
ースト(8)を送信する。移動局11,11′は、下り
通信バーストを受信すると上り通信バーストを送信す
る。切替先無線基地局13は移動局11,11′から上
り通信バーストを受信すれば、TCH起動完了信号(15)
を基地局制御装置18に送り、ハンドオーバー(チャネ
ル割り当て)を終了する。以上により、管理テーブル1
8aの内容は図22,図23の右側に示すように変化す
る。
【0070】以上では、基地局制御装置18が図10の
処理フローに従って無線チャネルの割当て処理をした
が、図9の処理フローに従って無線チャネルの割当て処
理をすることもできる。この場合は、切替先無線基地局
13に割り当て可能な空き無線チャネルが存在しても、
移動局11にそれ迄と同一の無線チャネルが割当てられ
る。第5のハンドオーバー制御によれば、移動局11の
無線チャネル周波数F2と同一の周波数で、タイムスロ
ットが異なる無線チャネルを他の移動局が使用している
場合にもハンドオーバーが可能となり、移動局は通信中
であってもゾーン移行が可能となる。
処理フローに従って無線チャネルの割当て処理をした
が、図9の処理フローに従って無線チャネルの割当て処
理をすることもできる。この場合は、切替先無線基地局
13に割り当て可能な空き無線チャネルが存在しても、
移動局11にそれ迄と同一の無線チャネルが割当てられ
る。第5のハンドオーバー制御によれば、移動局11の
無線チャネル周波数F2と同一の周波数で、タイムスロ
ットが異なる無線チャネルを他の移動局が使用している
場合にもハンドオーバーが可能となり、移動局は通信中
であってもゾーン移行が可能となる。
【0071】(f) 第6のハンドオーバー制御シーケンス 図26、図27は本発明の第6のハンドオーバー制御シ
ーケンス説明図であり、図22,図23の第5の制御シ
ーケンスと同一信号には同一符号を付している。第5の
制御シーケンスと異なる点は、基地局制御装置18が切
替元無線基地局12に同一無線チャネル割当指示信号(2
1)の代わりにキャリア送信停止指示信号(31)を送出する
点、及び、切替元無線基地局12は移動局11,11′
に切替先無線チャネルを指示しない点である。図におい
て、(31)はキャリア送信停止指示信号であり、基地局制
御装置18が切替元無線基地局12に対して該当する無
線チャネルの送出を停止することを指示する信号であ
る。(32)はキャリア送信停止報告信号であり、切替元無
線基地局12が指示された無線チャネル(キャリア)の
送信を停止したことを基地局制御装置18に報告する信
号である。
ーケンス説明図であり、図22,図23の第5の制御シ
ーケンスと同一信号には同一符号を付している。第5の
制御シーケンスと異なる点は、基地局制御装置18が切
替元無線基地局12に同一無線チャネル割当指示信号(2
1)の代わりにキャリア送信停止指示信号(31)を送出する
点、及び、切替元無線基地局12は移動局11,11′
に切替先無線チャネルを指示しない点である。図におい
て、(31)はキャリア送信停止指示信号であり、基地局制
御装置18が切替元無線基地局12に対して該当する無
線チャネルの送出を停止することを指示する信号であ
る。(32)はキャリア送信停止報告信号であり、切替元無
線基地局12が指示された無線チャネル(キャリア)の
送信を停止したことを基地局制御装置18に報告する信
号である。
【0072】(g) 第7のハンドオーバー制御シーケン
ス (g-1) 信号説明 図28、図29は本発明の第7のハンドオーバー制御シ
ーケンス説明図であり、図22,図23の第5のハンド
オーバー制御と同一信号には同一符号を付している。第
5のハンドオーバー制御と異なる点は、第5のハンドオ
ーバー制御では切替先無線チャネルとしてそれ迄の無線
チャネルと同一の無線チャネルを割り当てるが、第7の
ハンドオーバー制御では、切替先無線チャネルとして、
それ迄の無線チャネルと周波数は同一であるが、タイム
スロットが異なる別の無線チャネルを割り当てる点であ
る。
ス (g-1) 信号説明 図28、図29は本発明の第7のハンドオーバー制御シ
ーケンス説明図であり、図22,図23の第5のハンド
オーバー制御と同一信号には同一符号を付している。第
5のハンドオーバー制御と異なる点は、第5のハンドオ
ーバー制御では切替先無線チャネルとしてそれ迄の無線
チャネルと同一の無線チャネルを割り当てるが、第7の
ハンドオーバー制御では、切替先無線チャネルとして、
それ迄の無線チャネルと周波数は同一であるが、タイム
スロットが異なる別の無線チャネルを割り当てる点であ
る。
【0073】図28において、(41)は同一キャリア無線
チャネルの割当て指示信号であり、基地局制御装置18
が切替元無線基地局12に対して、同一キャリア上の
別無線チャネルの割り当て指示を行うと共に、移動局
11,11′に切替え先無線チャネル指定メッセージ
(3)を送出後、直ちに当該無線チャネルの送信停止を指
示する信号である。
チャネルの割当て指示信号であり、基地局制御装置18
が切替元無線基地局12に対して、同一キャリア上の
別無線チャネルの割り当て指示を行うと共に、移動局
11,11′に切替え先無線チャネル指定メッセージ
(3)を送出後、直ちに当該無線チャネルの送信停止を指
示する信号である。
【0074】(g-2) ハンドオーバー制御 切替元無線基地局12は移動局11から無線状態報告メ
ッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知す
る(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、図10の処理フローに従って無
線チャネルの割当て処理を行う。尚、図10のステップ
259の処理において、「移動局11、11′にそれ迄
の移動局11,11′の無線チャネルと周波数が同一
で、タイムスロットが異なる別の無線チャネルを割り当
てる」ようにする。
ッセージ(1)を受信すると、基地局制御装置6に通知す
る(切替依頼信号(3)の送出)。基地局制御装置18は
無線チャネル切替依頼信号(10)を受信し、ハンドオーバ
ーを行うと判断すると、図10の処理フローに従って無
線チャネルの割当て処理を行う。尚、図10のステップ
259の処理において、「移動局11、11′にそれ迄
の移動局11,11′の無線チャネルと周波数が同一
で、タイムスロットが異なる別の無線チャネルを割り当
てる」ようにする。
【0075】まず、基地局制御装置18は管理テーブル
18aを参照し、切替先無線基地局13(ハンドオーバ
ー先の基地局)で割り当て可能な無線チャネルを検索す
る。切替先無線基地局13に割り当て可能な無線チャネ
ルが無い場合(ステップ252)、基地局制御装置18
はステップ254以降の無線チャネル割当て処理を行
う。移動局11の使用周波数F2の他のタイムスロット
#1,#2における無線チャネルを他の移動局11′が
使用中の場合、基地局制御装置18は該他の移動局1
1′を移動局11と共にハンドオーバーさせても該他移
動局11′の通信品質は大丈夫か判断する。すなわち、
基地局制御装置18は移動局11′に対して通信品質の
問い合わせを行うために、通信品質問い合わせ指令信号
(61)を切替元無線基地局12に送信する。
18aを参照し、切替先無線基地局13(ハンドオーバ
ー先の基地局)で割り当て可能な無線チャネルを検索す
る。切替先無線基地局13に割り当て可能な無線チャネ
ルが無い場合(ステップ252)、基地局制御装置18
はステップ254以降の無線チャネル割当て処理を行
う。移動局11の使用周波数F2の他のタイムスロット
#1,#2における無線チャネルを他の移動局11′が
使用中の場合、基地局制御装置18は該他の移動局1
1′を移動局11と共にハンドオーバーさせても該他移
動局11′の通信品質は大丈夫か判断する。すなわち、
基地局制御装置18は移動局11′に対して通信品質の
問い合わせを行うために、通信品質問い合わせ指令信号
(61)を切替元無線基地局12に送信する。
【0076】切替元無線基地局12は通信品質問い合わ
せ指令信号(61)を受信すると移動局11′に対して、通
信品質を問い合わせるために無線状態問い合わせメッセ
ージ(62)を送出する。移動局11′は無線状態問い合わ
せメッセージ(62)を受信すると、無線状態報告1メッセ
ージ(63)で現在の通信品質を切替元無線基地局12に通
知する。切替元無線基地局12は、移動局11′から通
信品質の通知をうけると、基地局制御装置18に通信品
質問い合わせ報告信号(64)により通信品質を報告する。
基地局制御装置18は報告された通信品質に基づいて移
動局11′の基地局の切替えが可能かどうかを判定す
る。すなわち、基地局制御装置18は、移動局11′の
切替先無線基地局13からの電波の受信電界強度が設定
レベル以上であるかチェックする。受信電界強度が設定
レベル以上の場合には、基地局制御装置18は、周波
数F2の使用基地局を現無線基地局12から切替先無線
基地局13に切り替えると共に、移動局11,11′
にそれ迄割り当てていた無線チャネルの周波数F2と同
一で、タイムスロットが異なる別の無線チャネル(周波
数F2,タイムスロット#1の無線チャネル;周波数F
2,タイムスロット#2の無線チャネル)をそれぞれ割
り当てるものと決定する。
せ指令信号(61)を受信すると移動局11′に対して、通
信品質を問い合わせるために無線状態問い合わせメッセ
ージ(62)を送出する。移動局11′は無線状態問い合わ
せメッセージ(62)を受信すると、無線状態報告1メッセ
ージ(63)で現在の通信品質を切替元無線基地局12に通
知する。切替元無線基地局12は、移動局11′から通
信品質の通知をうけると、基地局制御装置18に通信品
質問い合わせ報告信号(64)により通信品質を報告する。
基地局制御装置18は報告された通信品質に基づいて移
動局11′の基地局の切替えが可能かどうかを判定す
る。すなわち、基地局制御装置18は、移動局11′の
切替先無線基地局13からの電波の受信電界強度が設定
レベル以上であるかチェックする。受信電界強度が設定
レベル以上の場合には、基地局制御装置18は、周波
数F2の使用基地局を現無線基地局12から切替先無線
基地局13に切り替えると共に、移動局11,11′
にそれ迄割り当てていた無線チャネルの周波数F2と同
一で、タイムスロットが異なる別の無線チャネル(周波
数F2,タイムスロット#1の無線チャネル;周波数F
2,タイムスロット#2の無線チャネル)をそれぞれ割
り当てるものと決定する。
【0077】しかる後、基地局制御装置18は各移動局
11、11′のそれぞれについて同一キャリア無線チャ
ネルの割当て指示信号(41)を切替元無線基地局12に送
る。切替元無線基地局12は、この信号(41)に含まれる
情報を、切替先無線チャネル指定メッセージ(3)により
移動局11,11′に送り、切替先無線チャネルを移動
局11,11′に通知する。又、切替元無線基地局12
は切替先無線チャネル指定メッセージ(3)送出後、それ
迄移動局11,11′に割り当てていた無線チャネルの
送信を停止し、キャリアを停止したことをキャリア停止
報告信号(22)で基地局制御局18に報告する。
11、11′のそれぞれについて同一キャリア無線チャ
ネルの割当て指示信号(41)を切替元無線基地局12に送
る。切替元無線基地局12は、この信号(41)に含まれる
情報を、切替先無線チャネル指定メッセージ(3)により
移動局11,11′に送り、切替先無線チャネルを移動
局11,11′に通知する。又、切替元無線基地局12
は切替先無線チャネル指定メッセージ(3)送出後、それ
迄移動局11,11′に割り当てていた無線チャネルの
送信を停止し、キャリアを停止したことをキャリア停止
報告信号(22)で基地局制御局18に報告する。
【0078】基地局制御装置18は切替元無線基地局1
2からキャリア停止報告信号(22)によりキャリアが停止
した報告を受けると、切替先無線基地局13にTCH起
動指令信号(11)を送り、該信号により各移動局11、1
1′に新たに割り当てた無線チャネルの起動を指令す
る。切替先無線基地局13は、TCH起動指令信号(11)
を受信すると、移動局11、11′の無線チャネルをそ
れぞれ起動して同期バーストSB1の送信を開始し、
又、通信チャネルを起動したことをTCH起動確認信号
(12)で基地局制御装置18に報告する。
2からキャリア停止報告信号(22)によりキャリアが停止
した報告を受けると、切替先無線基地局13にTCH起
動指令信号(11)を送り、該信号により各移動局11、1
1′に新たに割り当てた無線チャネルの起動を指令す
る。切替先無線基地局13は、TCH起動指令信号(11)
を受信すると、移動局11、11′の無線チャネルをそ
れぞれ起動して同期バーストSB1の送信を開始し、
又、通信チャネルを起動したことをTCH起動確認信号
(12)で基地局制御装置18に報告する。
【0079】一方、移動局11,11′は、切替先無線
チャネル指定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ
情報に従って周波数を切替え、切替先無線基地局13か
らの同期バーストSB1の受信を待つ。移動局11,1
1′は、SBI(同期バースト)を受信すると、切替先
無線基地局13との間で同期バーストSB2〜SB4の
送受を行う。切替先無線基地局13は、同期バーストS
B4を受信すると、基地局制御装置18に同期完了OK
信号(14)を送って同期バーストの授受が終了したことを
報告し、下り通信バースト(8)を送信する。移動局1
1,11′は、下り通信バーストを受信すると上り通信
バーストを送信する。切替先無線基地局13は移動局1
1,11′から上り通信バーストを受信すれば、TCH
起動完了信号(15)を基地局制御装置18に送り、ハンド
オーバー(チャネル割り当て)を終了する。以上により、
管理テーブル18aの内容は図28,図29の右側に示
すように変化する。
チャネル指定メッセージ(3)を受信すると、メッセージ
情報に従って周波数を切替え、切替先無線基地局13か
らの同期バーストSB1の受信を待つ。移動局11,1
1′は、SBI(同期バースト)を受信すると、切替先
無線基地局13との間で同期バーストSB2〜SB4の
送受を行う。切替先無線基地局13は、同期バーストS
B4を受信すると、基地局制御装置18に同期完了OK
信号(14)を送って同期バーストの授受が終了したことを
報告し、下り通信バースト(8)を送信する。移動局1
1,11′は、下り通信バーストを受信すると上り通信
バーストを送信する。切替先無線基地局13は移動局1
1,11′から上り通信バーストを受信すれば、TCH
起動完了信号(15)を基地局制御装置18に送り、ハンド
オーバー(チャネル割り当て)を終了する。以上により、
管理テーブル18aの内容は図28,図29の右側に示
すように変化する。
【0080】以上では、基地局制御装置18が図10の
処理フローに従って無線チャネルの割当て処理をした
が、図9の処理フローに従って無線チャネルの割当て処
理をすることもできる。この場合は、切替先無線基地局
13に割り当て可能な空き無線チャネルが存在しても、
移動局11にそれ迄の無線チャネルと同一周波数の無線
チャネルが割当てられる。
処理フローに従って無線チャネルの割当て処理をした
が、図9の処理フローに従って無線チャネルの割当て処
理をすることもできる。この場合は、切替先無線基地局
13に割り当て可能な空き無線チャネルが存在しても、
移動局11にそれ迄の無線チャネルと同一周波数の無線
チャネルが割当てられる。
【0081】(h) 第8のハンドオーバー制御シーケンス 図30は本発明の第8のハンドオーバー制御シーケンス
説明図であり、移動局11が受信状態を判断して切替元
無線基地局12にハンドオーバー依頼する際、現在割り
当てられている無線チャネルを変更しないでハンドオー
バーするように依頼する場合である。図30において、
(71)は、同一無線チャネル割当て依頼メッセージであ
り、ハンドオーバー時に移動局11が同一の無線チャネ
ル又は同一キャリア上の無線チャネルの割当てを依頼す
るメッセージである。(72)は同一無線チャネル切り替え
依頼信号であり、切替元無線基地局12が基地局制御装
置18に対して移動局11から今までと同一の無線チャ
ネルの割当てをしてくれるように依頼された事を通知す
るための信号である。
説明図であり、移動局11が受信状態を判断して切替元
無線基地局12にハンドオーバー依頼する際、現在割り
当てられている無線チャネルを変更しないでハンドオー
バーするように依頼する場合である。図30において、
(71)は、同一無線チャネル割当て依頼メッセージであ
り、ハンドオーバー時に移動局11が同一の無線チャネ
ル又は同一キャリア上の無線チャネルの割当てを依頼す
るメッセージである。(72)は同一無線チャネル切り替え
依頼信号であり、切替元無線基地局12が基地局制御装
置18に対して移動局11から今までと同一の無線チャ
ネルの割当てをしてくれるように依頼された事を通知す
るための信号である。
【0082】無線基地局12は移動局11から同一無線
チャネル割り当て依頼メッセージ(71)を受信すると、基
地局制御装置18に同一無線チャネル切替依頼信号(72)
を送出する。基地局制御装置18は同一無線チャネル切
替依頼信号(72)を受信すると図7又は図9の無線チャネ
ル割当て処理に従って、同一無線チャネルあるいは周波
数が同一の別の無線チャネルを割り当て、以後、図11
あるいは図17と同様なシーケンスでハンドオーバーを
行う。以上、本発明を実施例により説明したが、本発明
は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形
が可能であり、本発明はこれらを排除するものではな
い。
チャネル割り当て依頼メッセージ(71)を受信すると、基
地局制御装置18に同一無線チャネル切替依頼信号(72)
を送出する。基地局制御装置18は同一無線チャネル切
替依頼信号(72)を受信すると図7又は図9の無線チャネ
ル割当て処理に従って、同一無線チャネルあるいは周波
数が同一の別の無線チャネルを割り当て、以後、図11
あるいは図17と同様なシーケンスでハンドオーバーを
行う。以上、本発明を実施例により説明したが、本発明
は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形
が可能であり、本発明はこれらを排除するものではな
い。
【0083】
【発明の効果】以上本発明によれば、切替先無線基地局
に空きチャネルが存在しない場合であっても移動局の無
線チャンネル周波数の使用基地局を切替先無線基地局に
変更するようにしたから、ハンドオーバーが可能とな
り、移動局は良好な通信品質を保持できる。又、本発明
によれば、通常のハンドオーバーも可能なうえ、移動局
の無線チャンネル周波数の使用基地局を切替先無線基地
局に変更してハンドオーバーすることもでき、システム
としてハンドオーバー可能な選択パターンが増えるた
め、移動通信システムにおけるサービスを向上すること
ができる。更に、本発明によれば、ハンドオーバー後に
移動局に対して基地局が切り替わったことを通知するよ
うにしたから、移動局は現在いずれの基地局に接続中で
あるかを識別することができ、移動通信システムにおけ
るサービスを向上できる。
に空きチャネルが存在しない場合であっても移動局の無
線チャンネル周波数の使用基地局を切替先無線基地局に
変更するようにしたから、ハンドオーバーが可能とな
り、移動局は良好な通信品質を保持できる。又、本発明
によれば、通常のハンドオーバーも可能なうえ、移動局
の無線チャンネル周波数の使用基地局を切替先無線基地
局に変更してハンドオーバーすることもでき、システム
としてハンドオーバー可能な選択パターンが増えるた
め、移動通信システムにおけるサービスを向上すること
ができる。更に、本発明によれば、ハンドオーバー後に
移動局に対して基地局が切り替わったことを通知するよ
うにしたから、移動局は現在いずれの基地局に接続中で
あるかを識別することができ、移動通信システムにおけ
るサービスを向上できる。
【0084】又、本発明によれば、切替先無線基地局に
空きチャネルが存在しない場合であっても、又、移動局
の使用周波数と同一で、タイムスロットが異なる無線チ
ャネルが別の移動局へ割り当てられている場合であって
も、別の移動局の通信品質を劣化させること無くハンド
オーバーが可能になり、移動局は良好な通信品質を保持
できる。
空きチャネルが存在しない場合であっても、又、移動局
の使用周波数と同一で、タイムスロットが異なる無線チ
ャネルが別の移動局へ割り当てられている場合であって
も、別の移動局の通信品質を劣化させること無くハンド
オーバーが可能になり、移動局は良好な通信品質を保持
できる。
【図1】本発明の原理説明図(構成)である。
【図2】本発明の原理説明図(管理テーブルの内容)で
ある。
ある。
【図3】移動通信システムの構成図である。
【図4】移動局の構成図である。
【図5】各基地局の無線チャネル使用状況及び管理テー
ブルの内容説明図である。
ブルの内容説明図である。
【図6】管理テーブルの別の構成図である。
【図7】ハンドオーバー時における第1の無線チャネル
割当て処理フローである。
割当て処理フローである。
【図8】ハンドオーバー時における第2の無線チャネル
割当て処理フローである。
割当て処理フローである。
【図9】ハンドオーバー時における第3の無線チャネル
割当て処理フローである。
割当て処理フローである。
【図10】ハンドオーバー時における第4の無線チャネ
ル割当て処理フローである。
ル割当て処理フローである。
【図11】第1のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
る。
【図12】無線状態報告2メッセージの説明図である。
【図13】無線状態報告確認メッセージ説明図である。
【図14】切替先無線チャネル指定メッセージの説明図
である。
である。
【図15】管理テーブルの内容変化説明図である。
【図16】第2のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
る。
【図17】第3のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
る。
【図18】管理テーブルの内容変化説明図である。
【図19】第4のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
る。
【図20】基地局切り替え通知メッセージの説明図であ
る。
る。
【図21】基地局切り替え通知確認メッセージの説明図
である。
である。
【図22】第5のハンドオーバー制御シーケンス(その
1)である。
1)である。
【図23】第5のハンドオーバー制御シーケンス(その
2)である。
2)である。
【図24】無線状態問い合わせメッセージの説明図であ
る。
る。
【図25】無線状態報告1メッセージの説明図である。
【図26】第6のハンドオーバー制御シーケンス(その
1)である。
1)である。
【図27】第6のハンドオーバー制御シーケンス(その
2)である。
2)である。
【図28】第7のハンドオーバー制御シーケンス(その
1)である。
1)である。
【図29】第7のハンドオーバー制御シーケンス(その
2)である。
2)である。
【図30】第8のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
る。
【図31】従来のデジタル式自動車電話システムの構成
図である。
図である。
【図32】従来のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
る。
【図33】ハンドオーバー制御における管理テーブルの
内容変化説明図である。
内容変化説明図である。
【図34】隣接基地局に同一周波数を割り当てた場合の
移動無線システムの構成図である。
移動無線システムの構成図である。
11・・移動局 12・・無線基地局 13・・無線基地局 14、15・・無線ゾーン 18・・基地局制御装置 18a・・管理テーブル
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の基地局を制御する基地局制御装置
が、移動局の無線通信の際の無線チャネルを割り当てる
移動通信システムにおける無線チャネル割り当て方法に
おいて、 前記基地局は、他の基地局と共通に使用される共通無線
周波数を有し、 前記共通無線周波数内の無線チャネルを使用して通信中
の移動局が他の基地局のエリアへ移行する際、前記基地
局制御装置は、該無線周波数内の他チャネルの使用状況
を確認して空きである場合には、前記他の基地局におけ
る無線チャネルとして該無線周波数内の無線チャネルを
割り当てることを特徴とする無線チャネル割り当て方
法。 - 【請求項2】 複数の無線基地局と、各無線基地局を制
御する基地局制御装置を備え、各基地局の無線周波数を
タイムスロット毎に無線チャネルとして移動局に割り当
てる移動通信システムにおける無線チャネル割り当て方
法において、 前記無線基地局は、他の基地局と共通に使用される共通
無線周波数を有し、 前記基地局制御装置は、 無線周波数毎に、当該無線周波数を使用している移動局
番号と、当該無線周波数を使用している移動局番号と、
当該無線周波数が前記共通無線周波数であるか否かを示
すデータを管理し、 所定の無線チャネルを介して通信中の移動局が、他の基
地局のエリアへ移行する際、前記所定の無線チャネルを
有する無線周波数が共通無線周波数であるか、及び該周
波数内の他のタイムスロットの使用状況を調べ、 前記所定の無線チャネルを有する無線周波数が、共通割
り当て周波数であり、しかも、該周波数の他のタイムス
ロットが空きである時、前記移行する他の基地局の無線
チャネルとして、該所定の無線チャネルを有する無線周
波数内の無線チャネルを割り当てることを特徴とする無
線チャネル割り当て方法。 - 【請求項3】 共通の無線周波数が割り当てられた複数
の無線基地局と、各無線基地局を制御する基地局制御装
置を備え、無線基地局間で無線周波数を共用すると共
に、タイムスロット毎に各無線周波数を移動局に無線チ
ャネルとして割り当てるTDMA方式の移動通信システ
ムにおける無線チャネル割当て方法において、 基地局制御装置は、 無線周波数毎に、当該無線周波数を使用している無線基
地局番号と、各タイムスロットにおいて当該無線周波数
を使用している移動局番号と、当該無線周波数が無線基
地局に共通に割当てされている周波数であるか否かを示
すデータを管理し、 所定の無線チャネルを介して通信中の移動局が、現在交
信中の無線基地局から隣接する無線基地局へハンドオー
バーする必要が生じた場合、移動局の使用中周波数が共
通割当て周波数であるか、及び、該周波数が他のタイム
スロットにおいて別の移動局へ割り当てられているか調
べ、 移動局の使用中周波数が共通割当て周波数であり、しか
も、該周波数が他のタイムスロットにおいて別の移動局
へ割り当てられていない時、移動局の使用周波数を変更
せず、かつ、該周波数を使用する無線基地局を現無線基
地局から切替先無線基地局に切り替え、 切替先無線基地局において前記周波数の所定タイムスロ
ットの無線チャネルを起動することによりハンドオーバ
を実現することを特徴とする無線チャネル割当て方法。 - 【請求項4】 基地局制御装置は、移動局の使用周波数
及び該周波数の割り当てタイムスロットを変更すること
なくハンドオーバを実現することを特徴とする請求項3
記載の無線チャネル割当て方法。 - 【請求項5】 基地局制御装置は、該移動局の使用周波
数を変更せず、割り当てタイムスロットのみそれまでの
タイムスロットとは別のタイムスロットに変更すること
によりハンドオーバを実現するすることを特徴とする請
求項3記載の無線チャネル割当て方法。 - 【請求項6】 基地局制御装置は、 現在交信中の無線基地局から隣接する無線基地局へハン
ドオーバーする必要が生じたとき、切替先無線基地局に
新たに割当て可能な空き無線チャネルがあるか調べ、 空きチャネルが存在する場合には該空きチャネルを無線
チャネルとして移動局に割当て、 空きチャネルが存在しない場合には、移動局の無線チャ
ネル周波数を現無線基地局から切替先無線基地局に切り
替えてハンドオーバを実現することを特徴とする請求項
3記載の無線チャネル割当て方法。 - 【請求項7】 現在交信中の無線基地局から隣接する無
線基地局へハンドオーバーする必要が生じたとき、移動
局が現無線チャネルを変更しないでハンドオーバーする
ように依頼することを特徴とする請求項3記載の無線チ
ャネル割当て方法。 - 【請求項8】 基地局制御装置は、移動局に割り当てる
無線チャネルの起動を切替先無線基地局に指示し、 切替先無線基地局は基地局制御装置より指示された無線
チャネルを起動し、 切替元無線基地局は、移動局に切替先無線チャネルを指
定するメッセージを送出し、 移動局は該メッセージに従って無線チャネルを切り替え
ることを特徴とする請求項3記載の無線チャネル割当て
方法。 - 【請求項9】 基地局制御装置は、移動局に割り当てる
無線チャネルの起動を切替先無線基地局に指示し、 切替先無線基地局は基地局制御装置より指示された無線
チャネルを起動し、 切替元無線基地局は移動局の使用周波数の送信を停止
し、 移動局は切替先無線基地局と前記無線チャネルを介して
同期信号の送受を行ってデータ通信を継続することを特
徴とする請求項3記載の無線チャネル割当て方法。 - 【請求項10】 切替先無線基地局にハンドオーバーし
た後、切替先無線基地局より移動局に基地局が切り替わ
ったことを通知することを特徴とする請求項3記載の無
線チャネル割当て方法。 - 【請求項11】 当該移動局の使用中周波数が共通割当
て周波数であり、当該周波数が他のタイムスロットにお
いて別の移動局へ割り当てられている時、当該別の移動
局と切替先無線基地局間の電波状態を調べ、 電波状態が良好な場合には、各移動局の使用周波数を変
更せず、当該周波数を使用する無線基地局を現無線基地
局から切替先無線基地局に切り替えてハンドオーバを実
現することを特徴とする請求項3記載の無線チャネル割
当て方法。 - 【請求項12】 前記各移動局の使用周波数及び該周波
数の割り当てタイムスロットを変更することなくハンド
オーバを実現することを特徴とする請求項11記載の無
線チャネル割当て方法。 - 【請求項13】 前記各移動局の使用周波数を変更せ
ず、割り当てタイムスロットのみそれ迄のタイムスロッ
トとは別のタイムスロットに変更することによりハンド
オーバを実現するすることを特徴とする請求項11記載
の無線チャネル割当て方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7322968A JPH09163431A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 無線チャネル割当て方法 |
US08/665,765 US5787346A (en) | 1995-12-12 | 1996-06-19 | Radio channel assignment method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7322968A JPH09163431A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 無線チャネル割当て方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163431A true JPH09163431A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18149669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7322968A Withdrawn JPH09163431A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 無線チャネル割当て方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5787346A (ja) |
JP (1) | JPH09163431A (ja) |
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