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JPH09153959A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

Info

Publication number
JPH09153959A
JPH09153959A JP7311095A JP31109595A JPH09153959A JP H09153959 A JPH09153959 A JP H09153959A JP 7311095 A JP7311095 A JP 7311095A JP 31109595 A JP31109595 A JP 31109595A JP H09153959 A JPH09153959 A JP H09153959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
slave
communication terminal
image data
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7311095A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Fukui
知史 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP7311095A priority Critical patent/JPH09153959A/ja
Publication of JPH09153959A publication Critical patent/JPH09153959A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子通信端末装置から離れた場所にいても、そ
の子通信端末装置に記憶されたデータを容易かつ確実に
外部通信端末装置に送信できるようにすること。 【解決手段】 子ファクシミリ装置#2のRAM56の
記憶領域56aには、複数の画データがそれぞれファイ
ル番号を割り付けられた状態で記憶されている。オフィ
スX内或いはオフィスX外において、子電話機#1のテ
ンキー32a、機能キー32b及びセットキー32cの
操作により、画データ転送指令、要求先番号、ファイル
番号及び転送先番号の入力が行われる。子電話機#1
は、要求先番号を有する子ファクシミリ装置#2に対し
て発呼を行い、着信後さらに画データ転送指令、ファイ
ル番号データ及び転送先番号データに対応するプッシュ
トーン信号を送信する。画データ転送指令を受信した子
ファクシミリ装置#2は、指定された画データを前記記
憶領域56a内から選択して、外部ファクシミリ装置B
に対して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、有線電話回線に
接続された親機と、その親機と無線回線で接続された子
ファクシミリ装置や子電話機等の子機とで構成される無
線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 この種の無線通信システムをオフィス
等において使用することが提案されている。この場合、
親機に無線回線で接続された子機として、電話機だけで
なくファクシミリ装置等の通信端末装置を設けることが
考えられる。このような構成においては、子電話機を使
用して通話を行うことができるとともに、子通信端末装
置を使用してファクシミリ通信等を行うこともできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、通常、オ
フィス等では子電話機に比較して子通信端末装置の設置
台数が少なく、少数の子通信端末装置を多人数で共用す
ることが多い。このように、少数の子通信端末装置を多
人数で共用するという環境では、大半の人は子通信端末
装置の設置場所から離れた場所で仕事等を行うことにな
る。従って、例えば子通信端末装置に蓄積されているデ
ータを外部の通信端末装置に送信するような場合には、
使用者は子通信端末装置の設置場所まで逐一出向いて操
作を行う必要がある。
【0004】また、外出先において、オフィス内の子通
信端末装置に蓄積されているデータを外部の通信端末装
置に送信したいような場合には、外出先からオフィス内
の人に電話をかけてデータ送信のための操作を代わりに
行ってもらう必要がある。ところが、この方法では他人
の手を煩わすことになるだけでなく、オフィス内に送信
操作をしてくれる人がいないときには、データの送信が
不可能である。
【0005】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的は、
子通信端末装置が離れた場所にあるときでも、その子通
信端末装置まで出向いたり、他人の手を煩わしたりする
ことなく、子通信端末装置から外部の通信端末装置にデ
ータを容易かつ確実に送信することができる無線通信シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明では、有線の電話回線に
接続された親機と、その親機と無線回線で接続されたフ
ァクシミリ等の子通信端末装置とからなる無線通信シス
テムにおいて、子通信端末装置は、データを記憶する記
憶手段と、データ転送指令及び転送先番号データを外線
電話から受信したとき、その転送先へ記憶手段内のデー
タを送信する送信制御手段とを備えたものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、有線の電話回
線に接続された親機と、その親機と無線回線で接続され
た子電話機及びファクシミリ等の子通信端末装置とから
なる無線通信システムにおいて、子通信端末装置はデー
タを記憶する記憶手段と、データ転送指令及び転送先番
号データを子電話機による内線電話から受信したとき、
その転送先へ記憶手段内のデータを送信する送信制御手
段とを備えたものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の無線通信システムにおいて、前記子通信端
末装置の記憶手段は複数のデータをそれぞれファイル番
号を割り付けた状態で記憶し、前記送信制御手段は、デ
ータ転送指令及び転送先番号データに加えてファイル番
号データを受信したとき、そのファイル番号に対応する
データを転送先へ送信する。
【0009】従って、請求項1〜3に記載の発明は次の
ような作用を奏する。請求項1に記載の発明において
は、例えば外出先よりオフィス内の子通信端末装置に電
話をかけて、その子通信端末装置に対してデータ転送指
令及び転送先番号データを送信する。これらデータ転送
指令及び転送先番号データは、例えばテンキーの操作に
より発信されるプッシュトーン信号に基づくものであ
る。そして、子通信端末装置は外線電話からデータ転送
指令及び転送先番号データを受信すると、転送先番号デ
ータによって示される転送先へ記憶手段内のデータを自
動的に送信する。
【0010】請求項2に記載の発明においては、例えば
オフィス内において、子電話機を使用して子通信端末装
置に内線電話をかけて、その子通信端末装置に対してデ
ータ転送指令及び転送先番号データを送信する。子通信
端末装置は内線電話からデータ転送指令及び転送先番号
データを受信すると、転送先番号データによって示され
る転送先へ記憶手段内のデータを自動的に送信する。
【0011】請求項3に記載の発明においては、子通信
端末装置に対してファイル番号データを送信することに
よって、複数のデータの中から必要なデータを任意に選
択して転送先へ送信させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施形態につい
て説明する。図1に、本実施形態における無線通信シス
テムの構成を示す。親機#0は例えば2回線のPSTN
電話回線(一般電話回線網)L1,L2に接続されてい
る。2台の子機#1,#2は親機#0に無線回線により
接続される。なお、本実施形態において、子機#1は子
電話機であり、子機#2は子通信端末装置としての子フ
ァクシミリ装置である。そして、これら親機#0及び子
機#1,#2は例えばオフィスX内に設置されている
が、子電話機#1については屋外に持ち出し可能であ
る。
【0013】なお、前記子機#1,#2と親機#0との
間の無線通信は、PHS(パーソナル・ハンディホン・
システム)と呼ばれる近年開発された移動通信サービス
を利用したものである。PHS用端末(子機)は、屋外
では携帯電話機のように屋外基地局Aを介して通信する
ことができ、屋内ではコードレス電話機のように一般電
話回線網に接続された屋内基地局(親機)を介して通信
することができる。PHSの特徴は、伝送方式にTDM
A/TDD(Time Division Multiple Access /T
ime Division Duplex )方式を使用しており周波数利
用効率が良い。また、音声符号化方式にADPCMを採
用しているので回線品質が良く、アナログ方式のコード
レス電話機に比してデータ伝送が高速であるためファク
シミリ通信等のデータ通信が可能となる。
【0014】次に、図2に親機#0の構成を示す。NC
U(ネットワークコントロールユニット)1は、親機#
0と電話回線L1,L2との閉結及び開放を制御する。
ADPCMコーデック3は、ADPCM(適応差分パル
ス符号変調)により、電話回線L1,L2を介して受信
したデータの符号化、及び無線回線を介して子機#1,
#2から受信したデータの復号を行う。チャンネル・コ
ーデック4は、TDMA/TDD方式に適合したデータ
の作成、及び子機#1,#2から受信したデータから必
要なデータの抽出を行う。変調部5は子機#1,#2へ
送信するデータをπ/4シフトQPSK方式により変調
し、復調部6は子機#1,#2から受信したデータを同
様の方式にて復調する。RF部7は、変調部5から入力
されたデータをアンテナ8を介して子機#1,#2へ送
信するとともに、アンテナ8を介して受信したデータを
復調部6へ出力する。
【0015】さらに、親機#0は、上述の各部を制御す
るCPU9、その制御に必要なプログラム等を記憶した
ROM10、及び制御に必要なデータ等を一時的に記憶
するRAM11を備えている。
【0016】次に、図3に子電話機#1の構成を示す。
スピーカ21及びマイク22は、ADPCMコーデック
23と接続されている。ADPCMコーデック23は、
無線回線を介して受信したデータをADPCM方式によ
り復号してスピーカ21から出力させるとともに、マイ
ク22から入力された音声データを同様の方式により符
号化する。チャンネル・コーデック24は、TDMA/
TDD方式に適合したデータの作成、及び受信したデー
タから必要なデータの抽出を行う。変調部25は、無線
回線を介して送信されるデータをπ/4シフトQPSK
方式により変調し、復調部26は無線回線を介して受信
したデータを同様の方式により復調する。RF部27
は、変調部25から入力された信号をアンテナ28を介
して送信するとともに、アンテナ28から受信した信号
を復調部26へ出力する。
【0017】さらに、子電話機#1は、上述の各部を制
御するCPU29、その制御に必要なプログラム等を記
憶したROM30及び制御に必要なデータ等を一時的に
記憶するRAM31を備えている。キー入力部32は電
話番号等を入力するためのテンキー32a、後述する機
能キー32b及びセットキー32c等の各種操作キーを
備えている。DTMF発生回路33は、テンキー32a
にて入力された番号に対応するプッシュトーン信号(D
TMF)を発生して、ADPCMコーデック23に出力
する。LCD34は、入力された電話番号等の各種デー
タの表示を行う。
【0018】次に、図4に子ファクシミリ装置#2の構
成を示す。読取部41は、CCD等によって原稿を走査
して得られた画データを2値化する。記録部42は、画
データに基づき記録紙上に印字を行う。FAXコーデッ
ク57は、読取部41で2値化された画データを冗長度
圧縮のために符号化するとともに、無線回線から受信し
た符号化データを復号して記録部42へ出力する。FA
Xモデム58は、FAXコーデック57で符号化された
データをみなし音声に変調するとともに、無線回線から
受信したみなし音声を復調する。また、このFAXモデ
ム58は、プッシュトーン信号を検出及び発生するため
の機能も有する。ADPCMコーデック43は、FAX
モデム58から入力されたみなし音声データをADPC
M方式により符号化するとともに、無線回線を介して受
信したみなし音声データを同様の方式により復号してF
AXモデム58へ出力する。チャンネル・コーデック4
4は、TDMA/TDD方式に適合したデータの作成、
及び無線回線を介して受信したデータから必要なデータ
の抽出を行う。変調部45は、無線回線を介して送信さ
れるデータをπ/4シフトQPSK方式により変調し、
復調部46は無線回線を介して受信したデータを同様の
方式により復調する。RF部47は、変調部45から入
力された信号をアンテナ48を介して送信するととも
に、アンテナ48から受信した信号を復調部46へ出力
する。
【0019】さらに、子ファクシミリ装置#2における
ADPCMコーデック43及びチャンネル・コーデック
44には、CPU49、制御に必要なプログラム等を記
憶したROM50、制御に必要なデータ等を一時的に記
憶するためのRAM51が接続されている。
【0020】同様に、FAXコーデック57及びFAX
モデム58には、CPU54、ROM55及び記憶手段
としてのRAM56が接続されている。RAM56は、
画データを記憶するための記憶領域56aを有してお
り、その記憶領域56aには複数の画データがそれぞれ
ファイル番号1,2,3,…を割り付けられた状態で記
憶されるようになっている。キー入力部52は、電話番
号等を入力するためのテンキー52a、後述する機能キ
ー52b及びセットキー52c等の各種操作キーを備え
ている。LCD53は、入力された電話番号等の各種情
報を表示する。本実施形態では、CPU54,ROM5
5,RAM56及びFAXモデム58により、送信制御
手段が構成されている。
【0021】次に、前記のように構成された無線通信シ
ステムの作用について説明する。はじめに、子ファクシ
ミリ装置#2のRAM56の記憶領域56a内に画デー
タを記憶させる場合における動作を、図5に示すフロー
チャートに基づいて説明する。この動作はCPU54の
制御のもとで行われるものである。まず、機能キー52
bのオン操作に続いて、テンキー52aの操作により
「1」「1」が入力されると、子ファクシミリ装置#2
の原稿挿入口(図示せず)に読取り原稿がセットされて
いるか否かが、原稿検出センサ(図示せず)からの検出
信号に基づき判断される(ステップS1,S2)。ここ
で、原稿がセットされている場合には、LCD53に例
えば「ゲンコウチクセキ」という表示が行われる(ステ
ップS3)。次に、セットキー52cのオン操作に続い
て、テンキー52aの操作によりファイル番号が入力さ
れると、LCD53には「ゲンコウチクセキ」という表
示に加えて、入力されたファイル番号が表示される(ス
テップS4,S5)。例えば、テンキー52aにより
「2」が入力されると、LCD53上には「ゲンコウチ
クセキ ファイルバンゴウ:2」と表示がなされる。続
いて、セットキー52cがオン操作されると、原稿挿入
口にセットされた原稿上の画像が読取部41で読み取ら
れ、その読取り画データが、先に入力したファイル番号
を割り付けられた状態でRAM56の記憶領域56a内
に記憶される(ステップS6,S7)。原稿の読取りが
完了すると、LCD53に「ヨミトリカンリョウ」とい
う表示が行われ、処理が終了する(ステップS8)。
【0022】次に、子ファクシミリ装置#2のRAM5
6の記憶領域56a内に記憶されている画データを消去
する場合における動作を、図6に示すフローチャートに
基づいて説明する。この動作はCPU54の制御のもと
で行われるものである。まず、機能キー52bのオン操
作に続いて、テンキー52aの操作により「1」「2」
が入力されると、LCD53に例えば「ゲンコウクリ
ア」という表示が行われる(ステップS11,S1
2)。次に、セットキー52cのオン操作に続いて、テ
ンキー52aの操作によりファイル番号が入力される
と、LCD53には「ゲンコウクリア」という表示に加
えて、入力されたファイル番号が表示される(ステップ
S13,S14)。続いて、セットキー52cがオン操
作されると、先に入力したファイル番号に対応するRA
M56の記憶領域56a内の画データが消去される(ス
テップS15,S16)。画データが消去されると、L
CD53に「クリアカンリョウ」という表示が行われ、
処理が終了する(ステップS17)。
【0023】次に、子ファクシミリ装置#2のRAM5
6の記憶領域56a内に記憶されている画データを記録
部42にて印字出力させる場合における動作を、図7に
示すフローチャトに基づいて説明する。この動作はCP
U54の制御のもとで行われるものである。まず、機能
キー52bのオン操作に続いて、テンキー52aの操作
により「1」「3」が入力されると、LCD53に例え
ば「ゲンコウプリント」という表示が行われる(ステッ
プS21,S22)。次に、セットキー52cのオン操
作に続いて、テンキー52aの操作によりファイル番号
が入力されると、LCD53には「ゲンコウプリント」
という表示に加えて、入力されたファイル番号が表示さ
れる(ステップS23,S24)。続いて、セットキー
52cがオン操作されると、先に入力したファイル番号
に対応する画データがRAM56の記憶領域56a内か
ら読み出されて記録部42にて記録紙上に印字出力され
る(ステップS25,S26)。印字が終了すると、L
CD53に「プリントカンリョウ」という表示が行わ
れ、処理が終了する(ステップS27)。
【0024】次に、図1に実線で示すようにオフィスX
内において、子電話機#1により子ファクシミリ装置#
2をリモート操作して、同装置#2のRAM56内に記
憶された画データを外部ファクシミリ装置Bに転送させ
る動作を図8に示すフローチャート及び図9(a),
(b)に示す動作説明図に基づいて説明する。
【0025】まず、図8に示すように子電話機#1の機
能キー32bのオン操作に続いてテンキー32aの操作
により「2」が入力されると、LCD34に「リモート
キノウ」という表示が行われる(ステップS31,S3
2)。次に、セットキー32cのオン操作に続いて、テ
ンキー32aの操作により子ファクシミリ装置#2の電
話番号(以下、「要求先番号」という。)が入力される
と、LCD34上には「リモートキノウ」という表示に
加えて、入力された要求先番号が表示される(ステップ
S33,S34)。次に、セットキー32cのオン操作
に続いて、テンキー32aの操作によりファイル番号が
入力されると、LCD34にファイル番号の表示が行わ
れる(ステップS35,S36)。次に、セットキー3
2cのオン操作に続いて、テンキー32aの操作により
外部ファクシミリ装置Bの電話番号(以下、「転送先番
号」という。)が入力されると、その入力された要求先
番号がLCD34に表示される(ステップS37,S3
8)。続いて、子電話機#1のセットキー32cがオン
操作されると、図9(a)に示すようなリモート発信動
作が行われる(ステップS39,S40)。
【0026】すなわち、図9(a)に示すように、前述
のように子電話機#1にて「要求先番号」、「ファイル
番号」、「転送先番号」の入力がなされると、入力した
要求先番号を有する子ファクシミリ装置#2に対して、
親機#0を介して発呼が行われる(ステップS41)。
子ファクシミリ装置#2が子電話機#1からの発呼に対
して着信すると、子電話機#1と子ファクシミリ装置#
2との間の無線回線が親機#0を介して閉結される(ス
テップS42)。このとき、子ファクシミリ装置#2は
ファクシミリ通信動作に移行するべく、発信側からのC
NG信号を待つ。この状態で、子電話機#1から子ファ
クシミリ装置#2に対して、DTMF発生回路33によ
り発生された画データ転送指令に対応するプッシュトー
ン信号が送信される(ステップS43)。この画データ
転送指令に対応するプッシュトーン信号としては、例え
ば前記図8のステップS31において、リモート機能の
セットのために入力された「2」のテンキー32aに対
応するプッシュトーン信号である。子ファクシミリ装置
#2は画データ転送指令に対応するプッシュトーン信号
を受信すると、同信号をFAXモデム58にて検出し、
子電話機#1が画データ送信を指令していることを認識
する。そして、子ファクシミリ装置#2は通常のファク
シミリ手順動作を停止し、リモート動作に移行して待機
する。
【0027】次に、子電話機#1は先に入力されたファ
イル番号及び転送先番号に対応するプッシュトーン信号
をDTMF発生回路33により発生し、そのプッシュト
ーン信号をファイル番号データ及び転送先番号データと
して親機#0を介して子ファクシミリ装置#2に送信す
る(ステップS44)。子ファクシミリ装置#2は前記
プッシュトーン信号を受信すると、同信号をFAXモデ
ム58で検出し、そのプッシュトーン信号によって示さ
れるファイル番号及び転送先番号を認識して、それらの
データをRAM56内に記憶させる。その後、子ファク
シミリ装置#2は回線断し、子電話機#1と子ファクシ
ミリ装置#2との間の無線回線は開放される(ステップ
S45)。
【0028】次に、図9(b)に示すように、子ファク
シミリ装置#2は、先にRAM56に記憶した転送先番
号データに基づき、親機#0及び交換機Yを介して外部
ファクシミリ装置Bに対して発呼を行う(ステップS5
1)。外部ファクシミリ装置Bが子ファクシミリ装置#
2からの発呼に応じて着信すると、子ファクシミリ装置
#2と外部ファクシミリ装置Bとの間の回線が閉結され
る(ステップS52)。そして、子ファクシミリ装置#
2は、外部ファクシミリ装置Bとの間でCNG信号等の
所定のファクシミリ手順信号をやりとりした後、先にR
AM56に記憶したファイル番号に対応する画データを
記憶領域56aから読み出して、外部ファクシミリ装置
Bに送信する(ステップS53)。画データの送信が終
了すると、子ファクシミリ装置#2と外部ファクシミリ
装置Bとの間の回線は開放される(ステップS54)。
【0029】次に、図1に2点鎖線で示すように、外出
先等のオフィスX外において子電話機#1により子ファ
クシミリ装置#2をリモート操作して、同装置#2のR
AM56内に記憶された画データを外部ファクシミリ装
置Bに送信させる場合についての動作を、図8のフロー
チャート、図10及び図9(b)に示す動作説明図に基
づいて説明する。
【0030】まず、図8のステップS31〜S39と同
様の操作が、子電話機#1を用いて使用者によって行わ
れる。ステップS39において、子電話機#1のセット
キー32cがオン操作されると、リモート発信動作が開
始され、図10に示すように子電話機#1から屋外基地
局A、交換機Y及び親機#0を介して子ファクシミリ装
置#2に対して発呼が行われる(ステップS61)。子
ファクシミリ装置#2が着信すると、子電話機#1と子
ファクシミリ装置#2との間の回線は閉結される(ステ
ップS62)。続いて、前記図9(a)の場合と同様に
して、ファクシミリ通信動作待機中の子ファクシミリ装
置#2に対して、子電話機#1から画データ転送指令に
対応するプッシュトーン信号が送信される(ステップS
63)。そして、子ファクシミリ装置#2は受信したプ
ッシュトーン信号に基づき、子電話機#1が画データ送
信を指令していることを認識し、リモート動作に移行し
て待機する。
【0031】次に、子電話機#1は先に入力されたファ
イル番号及び転送先番号に対応するプッシュトーン信号
をファイル番号データ及び転送先番号データとして子フ
ァクシミリ装置#2に送信する(ステップS64)。子
ファクシミリ装置#2はそのプッシュトーン信号の受信
に基づき、ファイル番号及び転送先番号を認識して、そ
れらのデータをRAM56内に記憶させる。その後、子
ファクシミリ装置#2は回線断し、子電話機#1と子フ
ァクシミリ装置#2との間の回線は開放される(ステッ
プS65)。
【0032】画データ転送を指令された子ファクシミリ
装置#2は、図9(b)のステップS51〜S54と同
様の動作を行う。つまり、子ファクシミリ装置#2は子
電話機#1から受信したファイル番号に対応する画デー
タを記憶領域56aから読み出して、その画データを同
じく子電話機#1から受信した転送先番号を有する外部
ファクシミリ装置Bに送信する。
【0033】本実施形態の無線通信システムは上記のよ
うな動作をするので、以下のような利点を有する。 (1) オフィスX内に設置されている子ファクシミリ
装置#2に記憶された画データを、オフィスX内におい
て手元にある子電話機#1を操作することにより、外部
ファクシミリ装置Bに容易かつ確実に送信することがで
きる。従って、子ファクシミリ装置#2に記憶された画
データを外部ファクシミリ装置Bに送信するために、子
ファクシミリ装置#2までわざわざ出向いて所定の送信
操作を行うといった煩わしさを回避することができる。
【0034】(2) オフィスX内に設置されている子
ファクシミリ装置#2に記憶された画データを、オフィ
スX外において子電話機#1を操作することにより、外
部ファクシミリ装置Bに容易かつ確実に送信することが
できる。従って、子ファクシミリ装置#2に記憶された
画データを外部ファクシミリ装置Bに送信するために、
オフィスX内の人にデータ送信のための操作を代行して
もらうような煩わしさを回避することができるととも
に、オフィスX内に操作の代行をしてもらえる人がいな
いときであっても、必要なデータを確実に送信すること
が可能である。
【0035】(3) 使用者は子電話機#1を介してフ
ァイル番号を入力することにより、子ファクシミリ装置
#2に記憶されている画データの中で必要な画データを
任意に選択して外部ファクシミリ装置Bに送信させるこ
とができる。
【0036】(4) 子電話機#1において、要求先番
号、ファイル番号及び転送先番号が入力されたとき、そ
れらの入力番号がLCD34上に表示される。従って、
子電話機#1の使用者はLCD34上の表示を見ること
により、入力が正確に行われたか否かを確実に確認でき
る。このため、誤った指令が子ファクシミリ装置#2に
なされることを防ぐことができる。
【0037】(5) テンキーaによりファイル番号を
入力することにより、画データをファイル番号を割り付
けた状態で簡単に記憶できる。なお、この発明は、次の
ように変更して具体化することも可能である。
【0038】(イ) 子ファクシミリ装置を複数設け、
いずれの子ファクシミリ装置にも、画データの記憶手段
を設けること。このようにした場合でも、子電話機#1
にて所望の子ファクシミリ装置の電話番号を入力すれ
ば、何れの子ファクシミリ装置からでも前記と同様にし
て外部ファクシミリ装置に画データを転送できる。ま
た、子電話機を複数設け、いずれの子電話機からでも子
ファクシミリ装置をリモート操作できるようにするこ
と。
【0039】(ロ) 子ファクシミリ装置#2から外部
ファクシミリ装置Bに画データを送信した後に、その画
データが正常に送信されたか否かを子ファクシミリ装置
#2から子電話機#1に知らせるようにすること。この
ようにすれば、画データの転送を要求した子電話機#1
の使用者は、データが正常に送信されたか否かを確実に
知ることができる。
【0040】(ハ) 親機#0に、子ファクシミリ装置
#2と同様の機能をもたせること。このようにすれば、
親機#0は子電話機#1からファイル番号データ及び転
送先番号データ等を受信したとき、指定された転送先番
号を有する外部ファクシミリ装置Bに対して、指定され
た画データを送信することができる。
【0041】(ニ) 親機#0と子ファクシミリ装置#
2とは、無線回線でファクシミリ通信を行うために「み
なし音声」を使用しており、データの伝送速度は480
0bps程度である。しかし、無線回線に「みなし音
声」使用しないで、直接ファクシミリデータを無線回線
に送出することにより、データ伝送速度を14400b
ps程度にまで高めることができるとともに、データを
より高品質に伝送できる。このためには、子ファクシミ
リ装置#2のFAXコーデック57とチャンネル・コー
デック44とを直接接続し、親機#0のチャンネルコー
デック4とNCU1との間にFAXモデムを設ければよ
い。
【0042】(ホ) 有線回線として、アナログ回線網
であるPSTN回線に代えて、ディジタル回線網として
のISDN回線を使用し、親機#0のチャンネル・コー
デック4をISDNインターフェイスを介してISDN
回線に接続すること。これにより、32kbpsのデー
タ伝送速度を実現することができる。
【0043】(ヘ) 通信端末装置としてファクシミリ
装置以外に、例えば通信機能を備えたパーソナル・コン
ピュータ等を使用すること。これによって、画データの
みならず、映像等のデータも送信することが可能とな
る。
【0044】(ト) 子電話機#1には、子ファクシミ
リ装置#2に記憶された各ファイル番号に対応する画デ
ータの目次を記憶可能にすること。例えば、ファイル番
号「1」に対応する画データがY市の地図であるときに
は、ファイル番号「1」に対して「Y市地図」なる目次
が割り付け登録できるようにしておき、子電話機#1の
使用者がファイル番号「1」をキー入力したときには、
「Y市地図」とLCD34に表示させること。これによ
り、子ファクシミリ装置#2に記憶された各画データの
ファイル番号を、子電話機#1の使用者が忘れたときで
あっても、必要な画データがいずれのファイル番号に対
応しているかを容易に知ることができる。従って、所望
の画データと違う画データを外部ファクシミリ装置Bに
送信してしまうといったセキュリティ上の問題を回避す
ることができる。
【0045】(チ) 子電話機#1が子ファクシミリ装
置#2に対してファイル番号を送信したとき、子ファク
シミリ装置#2は受信したファイル番号に対応する画デ
ータの目次を子電話機#1に対して送信すること。これ
によっても、上記別例(ト)と同様の効果を得ることが
できる。
【0046】(リ) 親機#0が子電話機#1からの発
呼に応答した後、その子電話機#1から画データ転送指
令、ファイル番号及び転送先番号を受信したとき、それ
らのデータに基づき子ファクシミリ装置#2に対して画
データ転送等の指令を直接行うようにすること。これに
よっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0047】(ヌ) 子電話機#1に機能キー32b、
セットキー32cを設けないようにする。そして、子電
話機#1から子ファクシミリ装置#2に対して外線電話
或いは内線電話をかけた後に、テンキー32aの操作に
より、画データ転送指令、ファイル番号及び転送先番号
を入力して、それらのデータを子ファクシミリ装置#2
に送信するようにすること。このようにすれば、機能キ
ー32b、セットキー32cを有しない通常のプッシュ
回線を利用した電話機、例えば公衆電話機のテンキーを
操作するだけで、子ファクシミリ装置#2をリモート操
作することが可能となる。
【0048】(ル) 子電話機#1から子ファクシミリ
装置#2に送信する転送指令等の信号として、プッシュ
トーン信号以外の専用の信号を用いること。上記実施の
形態から把握できる技術的思想について以下に記載す
る。
【0049】(1) 前記画データ転送指令、ファイル
番号及び転送先番号は、着信後に外線電話或いは内線電
話から受信されるプッシュトーン信号に基づくものであ
る請求項3に記載の無線通信システム。これにより、テ
ンキーの操作だけで子通信端末装置をリモート操作でき
る。
【0050】(2) 子通信端末装置は、転送先へデー
タを送信した後に、データの転送指令を受けた電話機に
対して、データの送信が正常に行われたか否かを知らせ
る手段を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の無線通
信システム。これにより、画データの転送指令を出した
電話機の使用者は、転送先にデータが正常に送信された
か否かを確実に知ることができる。
【0051】
【発明の効果】 以上詳述したように、本発明によれば
次のような優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、子通信端末装置の記憶手段内に記憶されたデ
ータを、外線電話機の操作により、外部通信端末装置に
容易かつ確実に送信することができる。従って、オフィ
ス内の人にデータ送信のための操作を代行してもらうよ
うな煩わしさを回避することができるとともに、オフィ
ス内に操作の代行をしてもらえる人がいないときであっ
ても、確実に必要なデータを送信することが可能であ
る。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、子通信端
末装置の記憶手段内に記憶されたデータを、内線電話機
の操作により、外部通信端末装置に容易かつ確実に送信
することができる。従って、使用者は子通信端末装置か
ら離れた場所にいても、わざわざ子通信端末装置まで出
向くといった面倒から開放される。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、子通信端
末装置に対してファイル番号を送信すれば、記憶手段内
の複数のデータの中からファイル番号に対応した必要な
データを任意に選択して相手先へ送信させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における無線通信システム
の構成図。
【図2】 無線通信システムを構成する親機の回路構成
図。
【図3】 無線通信システムを構成する子電話機の回路
構成図。
【図4】 無線通信システムを構成する子ファクシミリ
装置の回路構成図。
【図5】 画データ蓄積時の動作を示すフローチャー
ト。
【図6】 画データ消去時の動作を示すフローチャー
ト。
【図7】 画データを印字出力する時の動作を示すフロ
ーチャート。
【図8】 オフィス内の子電話機によってリモート操作
を行う時の動作を示すフローチャート。
【図9】 オフィス内の子電話機によってリモート操作
を行う時の動作説明図。
【図10】 オフィス外の子電話機によってリモート操
作を行う時の動作説明図。
【符号の説明】
#0…親機、#1…子電話機、#2…子ファクシミリ装
置、32a…テンキー、32b…機能キー、32c…セ
ットキー、54…送信制御手段を構成するCPU、55
…送信制御手段を構成するROM、56…送信制御手段
を構成する記憶手段としてのRAM。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線の電話回線に接続された親機と、そ
    の親機と無線回線で接続されたファクシミリ等の子通信
    端末装置とからなる無線通信システムにおいて、子通信
    端末装置は、データを記憶する記憶手段と、データ転送
    指令及び転送先番号データを外線電話から受信したと
    き、その転送先へ記憶手段内のデータを送信する送信制
    御手段とを備えた無線通信システム。
  2. 【請求項2】 有線の電話回線に接続された親機と、そ
    の親機と無線回線で接続された子電話機及びファクシミ
    リ等の子通信端末装置とからなる無線通信システムにお
    いて、子通信端末装置はデータを記憶する記憶手段と、
    データ転送指令及び転送先番号データを子電話機による
    内線電話から受信したとき、その転送先へ記憶手段内の
    データを送信する送信制御手段とを備えた無線通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記子通信端末装置の記憶手段は複数の
    データをそれぞれファイル番号を割り付けた状態で記憶
    し、前記送信制御手段は、データ転送指令及び転送先番
    号データに加えてファイル番号データを受信したとき、
    そのファイル番号に対応するデータを転送先へ送信する
    請求項1又は2に記載の無線通信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114745A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Brother Industries Ltd 通信装置および通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114745A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Brother Industries Ltd 通信装置および通信システム
US9020112B2 (en) 2009-11-30 2015-04-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication system

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