JPH09152828A - カラーリップマンホログラムとその製造方法及びそのコード読み取り方法 - Google Patents
カラーリップマンホログラムとその製造方法及びそのコード読み取り方法Info
- Publication number
- JPH09152828A JPH09152828A JP7311452A JP31145295A JPH09152828A JP H09152828 A JPH09152828 A JP H09152828A JP 7311452 A JP7311452 A JP 7311452A JP 31145295 A JP31145295 A JP 31145295A JP H09152828 A JPH09152828 A JP H09152828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- hologram
- light
- red
- holograms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
能で正確な真偽判定とコード情報の識別ができるカラー
リップマンホログラムとその製造方法及びその読み取り
方法を提供する。 【解決手段】 カラーリップマンホログラム1は空間変
調マスクを用いて赤,青,緑のコードを記録した3枚の
リップマンホログラムを多重露光又は貼着により合成し
たものからなる。このカラーリップマンホログラム1に
白色照明光27を照射し、空間に再生されるコードの再
生像をフォトセンサ24により検出し、これを電圧変換
手段25で電圧信号に変換し、更にこれを二値化信号と
した後、解読手段26により、二値化信号を論理処理し
てコードの解説および真偽の判定を行なう。
Description
ードを記録したカラーリップマンホログラムおよびその
製造方法と、そのカラーリップマンホログラムに記録し
たコードを機械読み取りによって解読し真偽判定もしく
は記録情報の識別を行なうことが可能なカラーリップマ
ンホログラムの読み取り方法に関する。
定を行なう公知技術として、例えば、特開昭63−16
8397号公報が上げられる。この「偽造防止が図られ
た物品及びその製造方法」は、レーザ光の照射に対して
のみ再生されるスリットの遮蔽部パターン像を2ステッ
プ法による撮影方法にて記録したレインボーホログラム
を物品の所定箇所に形成する技術を開示したものであ
る。この場合において真偽判定はレーザ光を前記物品に
照射し、空間上の所定の点に回折光を再生し、その明る
さの情報を電圧に変換して行なう。
には単色のレーザ光による回折光の再生のため、単色の
ホログラムと同量の情報しか検出されないためセキュリ
ティ性が低く、解読が比較的容易に行なわれる問題点を
有する。一方、前記公知技術の他に、リップマンホログ
ラムに関する公知技術やそれを用いた偽造防止に関する
公知技術として例えば特開平2−230286号公報,
特開平6−43799号公報,特開平6−167924
号公報,特開平6−282214号公報,特開平6−3
32256号公報,特開平7−96693号公報,特開
平7−149088号公報等に開示する技術が上げられ
る。これ等は夫々、特徴を有するものであるが、本発明
のように、赤青緑のコードを記録したセキュリティ性の
高いカラーホログラムに関する技術は見当らない。
のであり、カラーリップマンホログラムにおいて、極め
てセキュリティ性の高い機械読み取りによる真偽判定も
しくは情報識別が行なえるカラーリップマンホログラム
とその製造方法及びその読み取り方法を提供することを
目的とする。
達成するために、赤青緑別にコード化された開口を有す
る空間変調マスクを介して感光材料に各色に応じた物体
光および参照光を照射して赤青緑の各色につきコードの
記録された3枚の第1のホログラムを設け、夫々の前記
第1のホログラムに各色に応じた再生光を照射すると共
に対向配置した感光材料に参照光を照射して各色ごとに
前記コードが潜在的に記録された第2のホログラムを夫
々3枚設け、更に3枚の前記第2のホログラムを単一形
状に合成してなるカラーリップマンホログラムを構成す
るものである。更に具体的に、3枚の前記第2のホログ
ラムを感光材料に多重露光して単一形状に合成すること
を特徴とし、3枚の前記第2のホログラム又はその複製
の第2のホログラムを互いに重合して単一形状に合成す
ることを特徴とする。また、赤青緑別にコード化された
開口を有する空間変調マスクを介して物体からの各色に
応じた物体光を感光材料に照射すると共に、参照光を照
射し、赤青緑の各色について夫々3枚の第1のホログラ
ムを作製する第1の手順と、夫々3枚の前記第1のホロ
グラムに各色に応じた再生光を照射すると共に前記第1
のホログラムと相対向して配置された感光材料に参照光
を照射し、各色ごとにコードが潜在的に記録された第2
のホログラムを夫々3枚作製する第2の手順と、前記3
枚の第2のホログラムを合成してコードが記録された単
一形状に加工する第3の手順を順次行なうカラーリップ
マンホログラムの製造方法を特徴とするものである。更
に具体的に、前記第3の手順が、赤色の前記第2のホロ
グラムに感光材料を密着し、この感光材料側から赤色レ
ーザ光を照射し、この光を参照光として前記感光材料を
透過して第2のホログラムを照射することで再生する再
生光を物体光として干渉させ、この干渉縞を感光材料に
第3のホログラムとして記録し、次に、緑色および青色
についても前記と同様の方法で夫々第3のホログラムを
単一の感光材料上に露光して多重露光することを特徴と
し、前記第3の手順が、前記3枚の第2のホログラム又
は該第2のホログラムの複製の第3のホログラムを互い
に重合することを特徴とする。また、前記第1の手順に
おいて、前記空間変調マスクに入射される物体光が拡散
板およびその露光部分を制限する領域制限マスクを介し
て照射されるものであることを特徴とする。また、赤青
緑別にコード化された開口を有する空間変調マスクを介
して感光材料に各色に応じた物体光および参照光を照射
して赤青緑の各色につきコードの記録された3枚の第1
のホログラムを設け、夫々の前記第1のホログラムに各
色に応じた再生光を照射すると共に対向配置した感光材
料に参照光を照射して各色ごとに前記コードが潜在的に
記録された第2のホログラムを夫々3枚設け、更に3枚
の前記第2のホログラムを単一形状に合成して形成され
てなるカラーリップマンホログラムを対象とし、潜在的
に記録されているコードを読み取り、且つ解読するカラ
ーリップマンホログラムのコード読み取り方法であっ
て、前記カラーリップマンホログラムを所定位置に配置
する準備手順と、前記カラーリップマンホログラムに白
色光を照射し赤青緑の各色のコードの開口像を空間に再
生する再生手順と、赤青緑の各色成分の光に対し選択性
を有するフォトセンサで前記開口像を受光しその明るさ
に対応した3種類の電気信号を生成する受光手順と、前
記3種類の電気信号を処理して前記カラーリップマンホ
ログラム内に記録されたコードを解読する解読手順とを
順次行なうカラーリップマンホログラムのコード読み取
り方法を特徴とするものである。更に具体的に、前記受
光手順は、前記カラーリップマンホログラムと前記フォ
トセンサとを相対的に移動しながら前記開口像を受光し
て電気信号を時系列的に生成することを特徴とし、前記
解読手順は、3種類のアナログ電気信号を各々2値化し
てデジタル電気信号に変換し、デジタル電気信号を論理
処理してコードを解読することを特徴とする。また、前
記受光手順は、赤青緑の各色成分に感度を有する3種類
のフォトセンサを用いて赤青緑の3種類の電気信号を生
成することを特徴とし、前記受光手順は、赤青緑の各色
成分の波長選択が逐次的に可能な単一のフォトセンサを
用いて赤青緑の3種類の電気信号を逐次的に生成するこ
とを特徴とするものである。
間変調マスクを用いて第1のホログラムにコードを記録
させ、それを用いて第2のホログラムを作製し、夫々3
枚の赤青緑の第2のホログラムを多重露光又は貼着によ
り単一のカラーリップマンホログラムに合成することに
よりコードを記録したカラーリップマンホログラムを作
製することができる。このカラーリップマンホログラム
に白色照明光を照射し、空間に再生されるコードの開口
像をフォトセンサで受光し電気信号を発生させ、この電
気信号を処理して前記コードを解読することにより真偽
判定や情報の識別を行なうことができる。コードの形態
と、3種類のコードの組み合わせを多様に変えることに
より、セキュリティの高いカラーリップマンホログラム
を得ることができる。
を参照して詳述する。図1は本発明によって形成された
カラーリップマンホログラム1の一例を示す模式図であ
る。なお、図1は第2のホログラム又はその複製の第3
のホログラムを貼着して重合したものを示す。このカラ
ーリップマンホログラム1は夫々異なった形状のコード
を記録した赤青緑のカラーリップマンホログラムを合成
したものからなる。この合成方法としては後に説明する
が夫々赤青緑の3枚のホログラムを一枚のフイルムに多
重露光したもの、又は3枚のホログラムを互いに貼着す
るものからなる。
記録されるコードを製作するために図2に示す空間変調
マスク2が使用される。赤色用の空間変調マスク2aは
図示のように開口面積の互いに相異する開口部3aを所
定の間隔で並べた開口パターンを有するものからなり、
同じく青色用の空間変調マスク2bは異なる開口面積の
開口部3bを所定の間隔で配置した開口パターンからな
り、更に緑色用の空間変調マスク2cも所定の開口部3
cを所定の間隔を介して配置した開口パターンを有する
ものからなる。勿論、開口部3a,3b,3cの形状や
並列は任意であり、記録すべきコードに応じて適宜選択
される。
2ステップの作製方法を示す概要図である。図3(a)
に示すように物体照明光4により物体5から発した物体
光6とこれと交差する参照光7は感光材料に照射され第
1のホログラム8を形成する。次に、図3(b)に示す
ように、前記の第1のホログラム8に図3(a)におけ
る参照光7と共役な再生光9を照射する。そして、前記
の物体5と同一の位置に配置された感光材料に第1のホ
ログラム8から出射した光を照射すると共に参照光10
を前記感光材料に照射することにより第2のホログラム
としてリップマンホログラム11が作製される。
ム1の製造方法を図4乃至図7により説明する。図4に
示すように、拡散板12と適宜距離だけ離れた位置に拡
散板12と相対向して感光材料を配置する。拡散板12
の前記感光材料側になる背面には領域制限マスク13が
配置され、前記感光材料の表面側には前記した空間変調
マスク2が配置される。最初に赤色用のマスク2aがセ
ットされる。なお、領域制限マスクは露光する部分を決
定するためのものである。図略の光源から発せられた物
体光14は拡散板12に照射され、領域制限マスク13
で制限された物体光14が空間変調マスク2を介して前
記感光材料を照射する。一方、前記感光材料には参照光
15が照射される。空間変調マスク2を介した物体光1
4と参照光15の干渉により、前記感光材料には前記拡
散板の物体像と共に空間変調マスク2の開口部3に相当
するコードが記録された第1のホログラム16が形成さ
れる。なお、第1のホログラム16は図中H1で示され
ている。以上の手順を赤色用,青色用および緑色用のマ
スク2a,2bおよび2cを用いて逐次行なうことによ
り、赤青緑の夫々3種類の第1のホログラム16が作製
される。
された第1のホログラム16を前記手順における配設位
置に設置し、これと相対向する前記の拡散板12の配置
された位置に感光材料を配置する。第1のホログラム1
6に前記の参照光15と共役な再生光17を照射し、前
記感光材料に参照光18を照射すると、前記感光材料に
第2のホログラム19が形成される。図示では第2のホ
ログラム19はH2で示されている。以上の手順を赤,
青,緑の夫々について行なうことにより3枚の第2のホ
ログラム19が作製される。これにより、赤青緑の各コ
ードが第2のホログラム19に潜在的に記録される。
3枚の第2のホログラム19を合成してカラーリップマ
ンホログラム1を作製する手順を次に説明する。図6は
多重露光による合成方法を示すものであり、図示では
赤,青,緑の3枚の第2のホログラム19(R),19
(B),19(G)を一度に重ねて一枚のフイルム21
にコンタクトコピーする図が示されているが、赤,青,
緑の第2のホログラム19(R),19(B),19
(G)を一枚づつ1枚の感光材料21にコンタクトコピ
ーして多重露光する方法を次に説明する。まず、赤色の
第2のホログラム19(R)を乗せ、その上にフイルム
21を密着させ、赤色のレーザ光を照射し、この光を参
照光22とし第2のホログラム19(R)を照射する。
参照光22はフイルム21を透過し第2のホログラム1
9(R)を照射し再生光を物体光23とに生じさせる。
参照光22と物体光23の干渉により、フイルム21に
第3のホログラムが記録される。以下、同様に青色の第
2のホログラム19(B)と緑色の第2のホログラム1
9(G)を用いて前記と同様の方法により第3のホログ
ラムを夫々フイルム21に記録させる。以上により、多
重露光によるカラーリップマンホログラム1が形成され
る。
ム19から本発明のカラーリップマンホログラム1を作
製する他の合成方法を図7に示す。この合成方法は前記
の多重露光と異なり単純に赤,青,緑の第2のホログラ
ム19を貼り合わせるものである。また、赤,青,緑の
第2のホログラム19(R),19(B),19(G)
を用いて前記した第3のホログラムを各色ごとに作製し
これ等の3枚の第3のホログラムを互いに貼り合わせて
もよい。以上の手順によっても前記とほぼ同様の機能を
有するカラーリップマンホログラム1が作製される。
リップマンホログラム1からその内に記録されたコード
情報を読み取り、解読し真偽判定等を行なうカラーリッ
プマンホログラムの読み取り方法について図9乃至図1
4により説明する。図8に示すように、本発明のカラー
リップマンホログラム1(図ではH3で示される)を配
置し、これと相対向する位置にフォトセンサ24を配置
する。ホログラム1に白色照明光27を照射し、再生光
をフォトセンサ24で受光する。なお、カラーリップマ
ンホログラム1とフォトセンサ24との間隔は図4に示
した拡散板12と第1のホログラム16との間隔に等し
い。フォトセンサ24には受光した光の明るさ(強度)
を電圧に変換する電圧変換手段25が接続し、電圧変換
手段25にはその電気信号を処理してコード2に相当す
る二値化信号を形成する解読手段26が接続する。この
解読手段26による二値化信号により真偽の判定が可能
になる。
チャートと図10乃至図14により説明する。まず、カ
ラーリップマンホログラム1を所定位置に配置する準備
手順(ステップ100)を行なう。次に、前記したよう
にこのカラーリップマンホログラム1に白色照明光27
を照射する。これにより、カラーリップマンホログラム
1から赤,青,緑の各色のコードに対応した開口像3
a,3b,3cが空間に再生される再生手順(ステップ
101)が行なわれる。カラーリップマンホログラム1
9を図8の矢視方向に移動させるか、又はフォトセンサ
24を同一方向に移動させることにより、フォトセンサ
24が前記開口像3a等を順次検出する受光手順(ステ
ップ102)が行なわれる。フォトセンサ24による検
出信号は電圧変換手段25により図12に示したアナロ
グ出力電圧波形28,29,30に変換される。次に、
前記アナログ出力電圧波形28,29,30を二値化処
理をすると図11に示す二値化信号31,32,33が
形成される。この各色ごとの二値化信号31,32,3
3は図2に示した赤,青,緑の開口像3a,3b,3c
に対応するものでコードを表示するものである。以上の
処理が二値化手順(ステップ103)となる。最後に、
二値化手順により表示された各色ごとの二値化信号3
1,32,33により真偽判定が可能であるが、本発明
ではこの二値化信号31,32,33を基にして演算処
理(ステップ104)を行なう。この演算処理結果が図
12に示される。本例では前記演算処理は(赤AND
青)OR緑の手順により行なわれる。即ち、図11に示
した各色ごとの二値化信号31,32,33を基に(赤
AND青)OR緑の論理処理を行なうことにより図12
に示した演算信号34が形成される。この演算信号34
をディファレンサにより参照信号と比較することにより
真偽判定(ステップ105)が行なわれる。
24について具体的に説明する。図13のフォトセンサ
24は赤,青,緑の各波長成分にのみ感度を持たせたフ
ォトセンサ24a,24b,24cの組からなり、夫々
のフォトセンサ24a,24b,24cには対応してフ
ィルタ35a,35b,35cが付設される。フォトセ
ンサ24a,24b,24cにより空間に再生された空
間変調マスク2a,2b,2cの再生像の明るさを受光
し、電圧変換手段26により電圧信号に変換し、カラリ
ップマンホログラム1を移動することにより、前記した
3種類のアナログ出力電圧波形28,29,30が生成
される。
ての波長に感度をもったフォトセンサ36からなり、フ
ォトセンサ36には赤,青,緑の切り替えが可能なフィ
ルタ37が付設される。フィルタ37を切り替えながら
フォトセンサ36により空間に再生された空間変換マス
ク2a,2b,2cの再生像の明るさを検出することに
より、前記と同様にアナログ出力電圧波形28,29,
30が生成される。この場合、フィルタ37の切り替え
に同期して3種類の出力電圧波形28,29,30を分
離する必要がある。
空間変調マスクを介して感光材料に照射し、コードを記
録した赤,青,緑の3枚の第1のホログラムを生成し、
この第1のホログラムから赤,青,緑の3枚の第2のホ
ログラムを作製し、更に、この第2のホログラムを多重
露光又は貼着により合成してカラーリップマンホログラ
ムを作製し、これに白色照明光を照射し、フォトセンサ
でコードに対応する開口像の明るさを検出し、これを電
圧に変換し、更に電圧波形を二値化処理して二値化信号
とし、該二値化信号を演算処理して合成された演算信号
を生成し、これによって真偽判定をするようにしたた
め、極めてセキュリティ性の高い機械読み取りが可能に
なり、正確な真偽判定や情報の識別を行なうことができ
る。また、演算信号は任意のものが生成されるため、従
来にない多様なセキュリティ性を有するカラーリップマ
ンホログラムを作製することができる。
カラーリップマンホログラムの模式図。
れるコードを作製するための空間変調マスクの一例を示
す平面図。
明するための概要図。
示す概要図。
示す概要図。
カラーリップマンホログラムを作製するための多重露光
方法を示す概要図。
て生成された本発明のカラーリップマンホログラムを示
す概要図。
読み取り方法を説明するための概要図。
読み取り方法を説明するためのフローチャート。
ド読み取り方法における電圧波形の一例を示す概要図。
値化信号を示す概要図。
算信号を示す概要図。
構成図。
示す構成図。
Claims (12)
- 【請求項1】 赤青緑別にコード化された開口を有する
空間変調マスクを介して感光材料に各色に応じた物体光
および参照光を照射して赤青緑の各色につきコードの記
録された3枚の第1のホログラムを設け、夫々の前記第
1のホログラムに各色に応じて再生光を照射すると共に
対向配置した感光材料に参照光を照射して各色ごとに前
記コードが潜在的に記録された第2のホログラムを夫々
3枚設け、更に3枚の前記第2のホログラムを用いて単
一形状に合成してなるカラーリップマンホログラム。 - 【請求項2】 3枚の前記第2のホログラムを感光材料
に多重露光して単一形状に合成した請求項1に記載のカ
ラーリップマンホログラム。 - 【請求項3】 3枚の前記第2のホログラム又はその複
製の第3のホログラムを互いに重合して単一形状に合成
した請求項1に記載のカラーリップマンホログラム。 - 【請求項4】 赤青緑別にコード化された開口を有する
空間変調マスクを介して物体からの各色に応じた物体光
を感光材料に照射すると共に、参照光を照射し、赤青緑
の各色について夫々3枚の第1のホログラムを作製する
第1の手順と、夫々3枚の前記第1のホログラムに各色
に応じた再生光を照射すると共に前記第1のホログラム
と相対向して配置された感光材料に参照光を照射し、各
色ごとにコードが潜在的に記録された第2のホログラム
を夫々3枚作製する第2の手順と、前記3枚の第2のホ
ログラムを合成してコードが記録された単一形状に加工
する第3の手順を順次行なうことを特徴とするカラーリ
ップマンホログラムの製造方法。 - 【請求項5】 前記第3の手順が、赤色の前記第2のホ
ログラムに感光材料を密着し、この感光材料側から赤色
レーザ光を照射し、この光を参照光として前記感光材料
を透過して第2のホログラムを照射することで再生する
再生光を物体光として干渉させ、この干渉縞を感光材料
に第3のホログラムとして記録し、次に、緑色および青
色についても前記と同様の方法で夫々第3のホログラム
を単一の感光材料上に露光して多重露光するものである
請求項4に記載のカラーリップマンホログラムの製造方
法。 - 【請求項6】 前記第3の手順が、前記3枚の第2のホ
ログラム又は該第2のホログラムの複製の第3のホログ
ラムを互いに重合するものである請求項4に記載のカラ
ーリップマンホログラムの製造方法。 - 【請求項7】 前記第1の手順において、前記空間変調
マスクに入射される物体光が拡散板およびその露光部分
を制限する領域制限マスクを介して照射されるものであ
る請求項4に記載のカラーリップマンホログラムの製造
方法。 - 【請求項8】 赤青緑別にコード化された開口を有する
空間変調マスクを介して感光材料に各色に応じた物体光
および参照光を照射して赤青緑の各色につきコードの記
録された3枚の第1のホログラムを設け、夫々の前記第
1のホログラムに各色に応じた再生光を照射すると共に
対向配置した感光材料に参照光を照射して各色ごとに前
記コードが潜在的に記録された第2のホログラムを夫々
3枚設け、更に3枚の前記第2のホログラムを用いて単
一形状に合成してなるカラーリップマンホログラムを対
象とし、潜在的に記録されているコードを読み取り、且
つ解読するカラーリップマンホログラムのコード読み取
り方法であって、前記カラーリップマンホログラムを所
定位置に配置する準備手順と、前記カラーリップマンホ
ログラムに白色光を照射し赤青緑の各色のコードの開口
像を空間に再生する再生手順と、赤青緑の各色成分の光
に対し選択性を有するフォトセンサで前記開口像を受光
しその明るさに対応した3種類の電気信号を生成する受
光手順と、前記3種類の電気信号を処理して前記カラー
リップマンホログラム内に記録されたコードを解読する
解読手順とを順次行なうことを特徴とするカラーリップ
マンホログラムのコード読み取り方法。 - 【請求項9】 前記受光手順は、前記カラーリップマン
ホログラムと前記フォトセンサとを相対的に移動しなが
ら前記開口像を受光して電気信号を時系列的に生成する
ものである請求項8に記載のカラーリップマンホログラ
ムのコード読み取り方法。 - 【請求項10】 前記解読手順は、3種類のアナログ電
気信号を各々2値化してデジタル電気信号に変換し、該
デジタル電気信号を論理処理してコードを解読するもの
である請求項8に記載のカラーリップマンホログラムの
コード読み取り方法。 - 【請求項11】 前記受光手順は、赤青緑の各色成分に
感度を有する3種類のフォトセンサを用いて赤青緑の3
種類の電気信号を生成するものである請求項8に記載の
カラーリップマンホログラムのコード読み取り方法。 - 【請求項12】 前記受光手順は、赤青緑の各色成分の
波長選択が逐次的に可能な単一のフォトセンサを用いて
赤青緑の3種類の電気信号を逐次的に生成するものであ
る請求項8に記載のカラーリップマンホログラムのコー
ド読み取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31145295A JP3806961B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カラーリップマンホログラムとその製造方法及びそのコード読み取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31145295A JP3806961B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カラーリップマンホログラムとその製造方法及びそのコード読み取り方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152828A true JPH09152828A (ja) | 1997-06-10 |
JP3806961B2 JP3806961B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=18017395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31145295A Expired - Fee Related JP3806961B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カラーリップマンホログラムとその製造方法及びそのコード読み取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3806961B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6351537B1 (en) | 1998-10-05 | 2002-02-26 | 3M Innovative Properties Company | Verifiable holographic article |
WO2005066722A1 (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 真贋判定情報が記録されたホログラム |
JP2006023670A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム記録方法、光記録媒体、及びホログラム記録装置 |
CN1304903C (zh) * | 2001-10-02 | 2007-03-14 | 张国飙 | 光刻编程系统 |
JP2010511231A (ja) * | 2006-11-30 | 2010-04-08 | ブンデスドルクレイ ゲーエムベーハー | 光学的に可変の多色バーコードによる安全要素 |
JP2020166300A (ja) * | 2015-06-29 | 2020-10-08 | 学校法人 関西大学 | ホログラム表示装置を作製する方法、及びホログラム表示装置の作製装置 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31145295A patent/JP3806961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6351537B1 (en) | 1998-10-05 | 2002-02-26 | 3M Innovative Properties Company | Verifiable holographic article |
CN1304903C (zh) * | 2001-10-02 | 2007-03-14 | 张国飙 | 光刻编程系统 |
WO2005066722A1 (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 真贋判定情報が記録されたホログラム |
GB2426229A (en) * | 2004-01-07 | 2006-11-22 | Dainippon Printing Co Ltd | Hologram In Which Authentication Information Is Recorded |
GB2426229B (en) * | 2004-01-07 | 2007-08-01 | Dainippon Printing Co Ltd | Hologram In Which Authentication Information Is Recorded |
JP2006023670A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム記録方法、光記録媒体、及びホログラム記録装置 |
JP2010511231A (ja) * | 2006-11-30 | 2010-04-08 | ブンデスドルクレイ ゲーエムベーハー | 光学的に可変の多色バーコードによる安全要素 |
JP2020166300A (ja) * | 2015-06-29 | 2020-10-08 | 学校法人 関西大学 | ホログラム表示装置を作製する方法、及びホログラム表示装置の作製装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3806961B2 (ja) | 2006-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1286132C (en) | Security diffraction devices difficult to exactly duplicate | |
US4737448A (en) | Color images formed by multiple diffraction gratings | |
JP4779792B2 (ja) | 情報記録媒体、及び情報記録媒体の真偽判定装置 | |
WO1994006113A1 (en) | Optical information recording medium and method of reading the same information | |
JP3367434B2 (ja) | 光記録媒体及び偽造品検出装置 | |
JPH09152828A (ja) | カラーリップマンホログラムとその製造方法及びそのコード読み取り方法 | |
JPH09190149A (ja) | 真正物の特徴点を備えている複製不可能なホログラムの製造方法と真正度をチェックするための読取装置 | |
JP3365645B2 (ja) | ホログラム、該ホログラムの作成方法およびホログラムを用いた確認方法 | |
JP2004523789A (ja) | 2重ホログラム | |
JP4774687B2 (ja) | ブレーズド格子を含む物品の検証方法及び装置及び物品 | |
JPH05173469A (ja) | ホログラム及びホログラム記録情報読み取り方法 | |
JPH06118863A (ja) | カラーリップマンホログラムの作製方法 | |
JP2959900B2 (ja) | レインボーホログラムの真偽判別方法及びレインボーホログラムによる情報記録方法 | |
JP2001356675A (ja) | 光記録媒体及びその読み取り装置 | |
CA1124122A (en) | Information carrier and process for its manufacture | |
JPH1124538A (ja) | 偽造防止ホログラム及び偽造ホログラム検出法 | |
JPH06301324A (ja) | 機械読み取り情報入りホログラムとそれを備えた物品およびその作成方法ならびに情報読取方法 | |
WO1997043678A1 (fr) | Dispositif optique telecentrique | |
JP2502851B2 (ja) | 物体の形状および位置の測定装置 | |
JP2842015B2 (ja) | 不可視型機械読取り用情報コード入りレインボウホログラムの作製方法 | |
JPH08123305A (ja) | 複数の領域が設定されているホログラムとこのホログラムの作成方法及びこのホログラムに記録される情報検出方法 | |
JP4608769B2 (ja) | ホログラム・チェック用プレート | |
JP2008076993A (ja) | 情報記録媒体および情報記録媒体の秘匿情報読取り装置 | |
CN2258303Y (zh) | 利用光莫尔效应制作隐蔽型全息密码的装置 | |
US3858239A (en) | Color encoded hologram playback apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |