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JPH09151294A - タルク含有プロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

タルク含有プロピレン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH09151294A
JPH09151294A JP8236617A JP23661796A JPH09151294A JP H09151294 A JPH09151294 A JP H09151294A JP 8236617 A JP8236617 A JP 8236617A JP 23661796 A JP23661796 A JP 23661796A JP H09151294 A JPH09151294 A JP H09151294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
talc
weight
propylene
ethylene
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8236617A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sobashima
好洋 傍島
Takeshi Hiramatsu
平松  剛
Etsushi Akashige
悦史 赤繁
Masahide Hamaura
正英 浜浦
Akira Yamaji
明 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP8236617A priority Critical patent/JPH09151294A/ja
Priority to EP96115373A priority patent/EP0765905B1/en
Priority to DE69621995T priority patent/DE69621995T2/de
Publication of JPH09151294A publication Critical patent/JPH09151294A/ja
Priority to US08/932,966 priority patent/US5747576A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装性、成形加工性にすぐれ、高度な機械的
強度を有し、自動車部品等の素材として有用なタルク含
有プロピレン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 次の成分(a)、(b)および(c)か
らなるタルク含有プロピレン系樹脂組成物:(a)結晶
性プロピレン単独重合部分(A単位部)と、エチレン・
プロピレン−ランダム共重合部分(B単位部)を含有す
るプロピレン・エチレン−ブロック共重合体:100重
量部、(b)平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アス
ペクト比が4以上のタルク:0.1〜80重量部、およ
び(c)炭素数3〜16のα−オレフィンを10〜65
重量%含有し、メタロセン型触媒により重合されたエチ
レン・α−オレフィン共重合体:2〜80重量部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた塗装性、成
形加工性並びに機械的強度バランス、例えば高い剛性と
低温衝撃強度を有する、新規なタルク含有プロピレン系
樹脂組成物に関するものであり、自動車部品など各種工
業部品用の素材として好適な組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工業部品分野における各種成形
品、例えば、バンパー、インストルメントパネル、ファ
ンシュラウド、グローブボックス等の自動車部品、テレ
ビ、VTR、洗濯機カバー、掃除機ケース等家電機器製
品等の各種工業用部品用などの成形材料として、タル
ク、マイカ、各種繊維等のフィラーや各種ゴム製品を複
合し、強化したプロピレン系樹脂組成物がその優れた塗
装性、成形性、機械的強度及び経済性を備えていること
から、その特徴を活かして実用化されている。近年、上
記各用途の高機能化や製品大型化に伴う、成形品の薄肉
化や複雑なデザインへの成形等の要求性能の高水準化が
急速に進んでいる。この様な要求性能の高水準化に対し
ては、ポリプロピレン、タルクおよびゴム成分に様々な
工夫、例えばタルクの微粒子化やエチレン・プロピレン
共重合ゴムの性能アップなどの技術改良がなされて来
た。しかし、更なる高水準化への要求、たとえば塗装性
改良において、トリクロロエタン脱脂処理をせずに優れ
た塗装性を与えること等の課題に対しては有効な解決策
は提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トリクロロ
エタン脱脂処理が不要で且つ高水準な塗装性、優れた成
形加工(流動)性、並びに高い剛性と低温衝撃強度に代
表される高度な機械的強度バランスを、より高水準にプ
ロピレン系樹脂組成物に付与することを課題とする。本
発明の他の課題は、上記のプロピレン系樹脂組成物を製
造するに際し、優れた生産性(経済性)を達成すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定のプロピレン
・エチレン−ブロック共重合体に、特定のエチレン・α
−オレフィン共重合体とタルク粉を特定の比率で配合す
ることにより得られたプロピレン系樹脂組成物は、トリ
クロロエタン脱脂処理が不要で且つ高水準な塗装性、優
れた成形加工(流動)性、並びに高い剛性と低温衝撃強
度に代表される高度な機械的強度バランスを、より高水
準に備えていることを見出し、本発明を完成するに至っ
たものである。即ち、本発明の要旨は、第一に「下記の
成分(a)、(b)および(c)からなるタルク含有プ
ロピレン系樹脂組成物: (a)結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を5
0〜95重量%と、エチレン・プロピレン−ランダム共
重合部分(B単位部)を5〜50重量%含有するプロピ
レン・エチレン−ブロック共重合体:100重量部、
(b)平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アスペクト
比が4以上のタルク:0.1〜80重量部、(c)炭素
数3〜16のα−オレフィンを10〜65重量%含有
し、メルトフローレートが15g/10分を越え200
g/10分以下であり、且つ密度が0.85〜0.91g
/cm3であり、メタロセン型触媒により重合されたエ
チレン・α−オレフィン共重合体:2〜80重量部。」
に存する。また、本発明の要旨は第二に、「下記の成分
(a)、(b)および(c)からなるタルク含有プロピ
レン系樹脂組成物: (a)結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を6
0〜95重量%と、エチレン・プロピレン−ランダム共
重合部分(B単位部)を5〜40重量%含有し、メルト
フローレートが10〜200g/10分である、プロピ
レン・エチレン−ブロック共重合体:100重量部、
(b)平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アスペクト
比が4以上のタルク:0.1〜80重量部、(c)1−
オクテンを15〜50重量%含有し、メルトフローレー
トが15g/10分を越え200g/10分以下であ
り、且つ密度が0.85〜0.90g/cm3であり、メ
タロセン型触媒により重合されたエチレン・α−オレフ
ィン共重合体:2〜60重量部。」に存する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタルク含有プロピ
レン系樹脂組成物を、さらに詳細に説明する。 (1) 構成成分 成分(a):プロピレン・エチレン−ブロック共重合体 本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成物を構成する
上記成分(a)のプロピレン・エチレン−ブロック共重
合体は、結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を
50〜95重量%と、エチレン・プロピレン−ランダム
共重合部分(B単位部)を5〜50重量%含有する、プ
ロピレン・エチレン−ブロック共重合体である。A単位
部及びB単位部の好適な含有割合は、好ましくは60〜
95重量%及び5〜40重量%、より好ましくは70〜
95重量%及び5〜30重量%、特に好ましくは75〜
93重量%及び7〜25重量%である。A単位部が少な
過ぎると剛性が不足し、一方、多過ぎると耐衝撃性が不
足する。上記B単位部の含量は、2gの試料を沸騰キシ
レン300g中に20分間浸漬して溶解させた後、室温
まで冷却して析出した固相をガラスフィルターで濾過乾
燥して求めた固相重量から逆算した値である。ここで、
A単位部の密度は耐熱剛性の点で0.9070g/cm3
以上、特に0.9080g/cm3以上が好ましく、B単
位部のエチレン含量は、衝撃強度と塗装性の点で、好ま
しくは20〜80重量%、より好ましくは30〜80重
量%、特に好ましくは30〜60重量%の割合を占めて
いるものが良い。
【0006】さらにこのB単位部の重量平均分子量(M
w)は、より高度の機械的強度バランスと塗装性を得る
点で、600,000以下、特に150,000〜40
0,000であることが好ましい。このMw値は、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によ
り、また、エチレン含量は赤外線スペクトル分析法等に
より、それぞれ測定したものである。また、成形加工性
及び衝撃強度の点から、この成分(a)全体のMFRは
10〜200g/10分のものが好ましく、中でも20
〜150g/10分、特に30〜120g/10分のも
のが好ましい。MFRはJIS−K7210に準拠して
230℃、2.16kg荷重で測定したものである。こ
こで、該MFRの調整は、塗装性や成形品外観の点から
好適には、重合時の温度や圧力等の各種条件の制御を通
じて行うが、他の方法、例えば重合を終えたポリマーを
各種過酸化物を用いて処理し調整することもできる。こ
の場合、過酸化物としては、10時間半減期温度が10
0℃以上で、且つ1分間半減期温度がプロピレン重合体
の融点以上であるものが好ましく、このようなものとし
ては、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド、1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼン、ジクミル
パーオキサイドなどがある。
【0007】このような成分(a)のプロピレン・エチ
レンブロック共重合体は、高立体規則性触媒を用いて、
スラリー重合、気相重合あるいは液相塊状重合により製
造されるものであるが、塗装性やコストの点から気相重
合が好ましい。気相重合の場合、B単位部のMwの制御
が比較的行い易く該Mwの600,000以下とりわけ
400,000以下のものを重合し易い。なお、重合方
式としてはバッチ重合、連続重合どちらの方式も採用す
ることができるが、連続重合が好ましい。
【0008】このプロピレン・エチレン−ブロック共重
合体を製造するに際しては、最初にプロピレンの単独重
合によってA単位部を形成し、次にプロピレンとエチレ
ンとのランダム共重合によってB単位部を形成したもの
が、品質上からは好ましい。具体的な方法としては、塩
化マグネシウムに四塩化チタン、有機酸ハライドおよび
有機珪素化合物を接触させて形成した固体成分に、有機
アルミニウム化合物成分を組合せた触媒を用いてプロピ
レンの単独重合を行い、次いでプロピレンとエチレンと
のランダム共重合を行うことによって製造することがで
きる。また、このプロピレン・エチレン−ブロック共重
合体は、本発明の効果を損なわない範囲内で、他の不飽
和化合物例えば1−ブテン等のα−オレフィン、酢酸ビ
ニルの如きビニルエステル等を含有する三元以上の共重
合体であっても、または、これらの混合物であってもよ
い。
【0009】さらに、このプロピレン・エチレン−ブロ
ック共重合体の重合後の形状は特に限定されないが、通
常、パウダー状、ペレット状等であるが、本発明樹脂組
成物の混練・造粒時の生産性の観点からすれば、ペレッ
ト状、もしくはパウダー状とペレット状の混合物が好ま
しい。その理由は、本発明樹脂組成物の造粒に際し、ペ
レット状のプロピレン・エチレン−ブロック共重合体が
存在した場合、後述の成分(b)のタルクとの混合した
状態での押出機への供給性、すなわちスクリュー部への
喰い込み性が優れるからである。
【0010】成分(b):タルク 本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成物を構成する
成分(b)のタルクは、平均粒径が1.5〜20μm、
好ましくは1.5〜10μm、より好ましくは1.5〜6
μm、且つ平均アスペクト比が4以上、好ましくは5以
上、より好ましくは6以上のタルクである。平均粒径が
上記範囲以外のものは機械的強度バランスが劣り不適当
であり、平均アスペクト比が、上記範囲以外のものもま
た機械的強度バランスが劣り不適当である。また、成分
(b)のタルクは、機械的強度バランスの点から全体の
長さが実質上15μm以下であることが好ましい。ここ
で、実質上とは、本発明の効果を著しく損なわない限り
該範囲外のタルクが混入することを排除しないことを意
味する。平均粒径はレーザー光散乱方式粒度分布計(例
えば堀場製作所製LA−500型等がある)により、ま
たアスペクト比や長さは顕微鏡等により、それぞれ測定
した値である。このタルクの製造法は特に限定されない
が、例えば、次の方法を挙げることができる。先ず、タ
ルク原石を、衝撃式粉砕機やミクロンミル型粉砕機で粉
砕し、さらにジェットミルなどで微粉砕した後、サイク
ロンやミクロンセパレーター等で分級調整するなどして
タルク粉を得る。タルク原石は、種々の地方から得られ
るが、中でも、中国産の原石が金属不純物成分が少ない
ので好ましい。また、このタルクは、予め界面活性剤、
カップリング剤、金属石鹸等で表面処理を施してもよ
い。表面処理したタルクは、機械的強度バランス、塗装
性や成形加工性等の更なる向上に有効である。また、上
記のタルク粉を、1.10以上、好ましくは1.50以
上、より好ましくは2.00以上の圧縮比で圧縮脱気
し、その見掛け比容を2.50ml/g以下。好ましく
は2.20ml/g以下、より好ましくは0.90〜2.
20ml/gにした、いわゆる圧縮タルクを用いること
もできる。見掛け比容は、JIS−K5101の静置法
により測定した値であり、また、圧縮比は下記の式にて
算出したものである。 圧縮比=圧縮前のタルク粉の見掛け比容 ÷ 圧縮タルク
の見掛け比容 見掛け比容が上記範囲未満になると造粒時の樹脂中への
タルク粒子分散性が劣る傾向となる。
【0011】この圧縮タルクを用いた場合、樹脂組成物
の混練・造粒に際して、高い生産性が得られるばかりで
なく、通常の未圧縮タルク粉の様な飛散が殆ど無く作業
環境性にも優れ、さらに工場内や周辺での飛散による汚
染や、他製品への異物混入等を防止でき、不合格品発生
を抑える点でも極めて有用であり、またタルク自体嵩低
いのでその輸送費も節減できる。
【0012】この圧縮タルクの製造法は特に限定されな
いが、例えば、次の方法を挙げることができる。すなわ
ち、先の方法で微粉砕及び分級調整して得られたタルク
粉を減圧槽にて適宜少脱気した後、スクリュー内蔵のホ
ッパーへ供給し、そこから下段のロール式コンパクター
へ順次移送し、ロール部で圧縮して小塊状の製品を得
る。この際、圧縮後のタルク粒子間の付着性を高めるた
め、水や各種ケミカルバインダーを用いても良いが、造
粒する際の樹脂中へのタルクの良好な分散性を確保する
点からすると、なるべくこれらのバインダーは用いない
方が好ましい。また、この圧縮タルクは、予め界面活性
剤、カップリング剤、金属石鹸等で表面処理を施したタ
ルク粉を圧縮したものでも良く、また圧縮工程にて上記
の様な表面処理を施したものでも良い。表面処理した圧
縮タルクは、機械的強度バランス、塗装性や成形加工性
等の更なる向上に有効である。
【0013】成分(c):エチレン・α−オレフィン共
重合体 本発明のプロピレン系樹脂組成物を構成する成分(c)
のエチレン・α−オレフィン共重合体は、炭素数が3〜
16、好ましくは3〜8、より好ましくは4〜8のα−
オレフィンを10〜65重量%、好ましくは15〜50
重量%、より好ましくは18〜50重量%、特に好まし
くは20〜50重量%含有し、さらに、MFRが15g
/10分を越え200g/10分以下、好ましくは20
g/10分を越え150g/10分以下、特に好ましく
は50〜100g/10分、密度が0.85〜0.91g
/cm3、好ましくは0.855〜0.895g/cm3
特に好ましくは0.860〜0.895g/cm3のもの
である。ここで、13C−NMRで測定されるエチレン3
連鎖分率が55〜70%、特に57〜70%の該エチレ
ン・α−オレフィン共重合体が、さらに好ましい。この
値が55%より低いと剛性が劣る傾向があり、70%よ
り高いと衝撃強度や塗装性が劣る傾向がある。なお、エ
チレン3連鎖分率は、13C−NMRのシグナルの面積強
度を用いて日本ゴム協会誌第60巻第1号(1987
年)38頁記載に従って、炭素数が6個のアルキル基中
のメチレン基が6個つながっている構造部分の割合を算
出した値である。含有する具体的なα−オレフィンとし
ては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1
−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンなどを挙げる
ことができる。なかでも、プロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテ
ンが好ましく、とりわけ、1−オクテンが好ましい。
【0014】このエチレン・α−オレフィン共重合体
は、その重合法として、例えば気相流動床法、溶液法、
スラリー法や高圧重合法などを挙げることができ、ま
た、少量の例えばジシクロペンタジエン、エチリデンノ
ルボルネンなどのジエン成分が共重合されていてもよ
い。重合触媒としては、いわゆるメタロセン触媒を用い
ることが重要である。
【0015】メタロセン触媒以外の触媒を用いて重合し
たエチレン・α−オレフィン共重合体は、これを本発明
のタルク含有プロピレン系樹脂組成物の成分(c)の代
わりに用いた場合は、機械的強度バランスや塗装性が劣
り、不適当なものとなるので好ましくない。メタロセン
触媒は、アルモキサンを含まなくてもよいが、好ましく
はメタロセン化合物とアルモキサンとを組み合わせた触
媒、いわゆるカミンスキー系触媒のことであり、例え
ば、特開昭58−19309号、特開昭59−9529
2号、特開昭60−35005号、特開昭60−350
06号、特開昭60−35007号、特開昭60−35
008号、特開昭60−35009号各公報、さらに好
ましくは特開平3−163088号公報、欧州特許出願
公開第420436号明細書、米国特許第505542
8号明細書、およびとくに好ましくは国際公表公報WO
91/04257号明細書等により記載されている触
媒を挙げることができる。
【0016】ここで、α−オレフィンの含有量が少な過
ぎるものは、衝撃強度や塗装性が劣り、一方、多過ぎる
ものは剛性が低下するばかりでなく、この重合体の形状
をペレット状に保持するのが困難となって、樹脂組成物
の製造に際しての生産性が著しく低下するため、各々不
適である。ここでα−オレフィンの含有量は、赤外スペ
クトル分析法や13C−NMR法等の常法、MFRはJI
S−K7210(230℃、2.16kg荷重)、密度
はJIS−K7112によって各々測定される値であ
る。また、MFRが低過ぎるものは塗装性が劣り、一
方、高過ぎるものは衝撃強度が劣り、何れも不適であ
る。さらに密度が高過ぎるものは塗装性と衝撃強度が劣
り、一方、低過ぎるものはペレット化が困難で不適であ
る。
【0017】成分(d):その他の配合成分(任意成
分) 本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成物において
は、本発明の効果を著しく損なわない範囲で、上記成分
(a)〜(c)の必須成分以外に、以下に示す任意の添
加剤や配合剤成分を配合することが出来る。具体的に
は、着色する為の顔料、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃
剤、分散剤、光安定剤、核剤、上記成分(a)〜(c)
以外の各種樹脂、各種フィラー、各種ゴム等の配合剤を
挙げることが出来る。
【0018】(2) 配合割合 本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成物中に配合さ
れる成分(a)〜成分(c)の各成分は、本成分(a)
100重量部を基準として配合される。成分(b)のタ
ルクの配合割合は、成分(a)100重量部に対して、
0.1〜80重量部、好ましくは0.2〜50重量部、特
に好ましくは5〜40重量部である。配合割合が少な過
ぎると、機械的強度バランス(剛性)や寸法安定性が劣
り、また、多過ぎると、生産(造粒)性や成形品外観、
衝撃強度が劣るようになり実用性がない。成分(c)の
エチレン・α−オレフィン共重合体の配合割合は、成分
(a)100重量部に対して、2〜80重量部、好まし
くは5〜55重量部、特に好ましくは10〜50重量部
である。配合割合が少な過ぎると衝撃強度や塗装性が劣
り、また、多過ぎると機械的強度バランスや成形品外観
が劣るようになり実用性がない。
【0019】(3) 製造 〔混練・造粒〕上記成分(a)〜成分(c)、および場
合によりその他の成分(d)を、上記配合割合で配合し
て、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ロ
ールミキサー、ブラベンダープラストグラフ、ニーダー
ブレンダー等の、通常の混練機を用いて混練・造粒する
ことによって本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成
物が得られる。この場合、成分の分散が良好で効率良く
混練・造粒できる方法を選択することが好ましく、通常
は二軸押出機を用いて混練・造粒が行われる。この混練
・造粒の際には、上記成分(a)〜(c)、場合により
その他の成分(d)の配合物を同時に混練しても良く、
また性能向上を計るべく各成分を分割し、例えば先ず成
分(a)と成分(c)の一部または全部を混練し、その
後に残り成分を混練・造粒することも出来る。
【0020】〔成形〕この様にして得られたタルク含有
プロピレン系樹脂組成物は、各種成形方法、すなわち、
射出成形、射出圧縮成形(プレスインジェクション)、
圧縮成形、押出成形(シート成形、フィルム成形、ブロ
ー成形)等にて成形することによって、各種成形品を得
ることが出来るが、これら各種成形方法の中でも、射出
成形(ガス射出成形も含む)、射出圧縮成形(プレスイ
ンジェクション)により成形することが好ましい。
【0021】(4) タルク含有プロピレン系樹脂組成
物の用途 本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成物は、その混
練・造粒による製造に際し、優れた生産性を有するほ
か、高度な機械的強度バランス(剛性と衝撃強度)、ト
リクロロエタン脱脂処理を必要としない高度な塗装性等
を有するため、バンパー、インストルメントパネルなど
の自動車部品やテレビケースなどの家電機器部品など各
種工業部品用成形材料として実用に充分な性能を有して
いる。
【0022】
【実施例】本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組成物
をさらに詳細に説明するために、以下に実施例を示して
具体的に説明する。 〈実施例1〜7及び比較例1〜6〉 〔I〕 原材料 ここでの原材料は次に示すとおりである。 (1) 成分(a) a−1: 密度が0.9092g/cm3のA単位部90
重量%、エチレン含量が42重量%かつMwが310,
000のB単位部を10重量%各々含有し、成分(a)
全体の重合MFRが50g/10分の、気相重合で製造
したプロピレン・エチレンーブロック共重合体。 a−2: 密度が0.9091g/cm3のA単位部86
重量%、エチレン含量が53重量%、Mwが290,0
00のB単位部を14重量%各々含有し、成分(a)全
体の重合MFRが80g/10分の、気相重合で製造し
たプロピレン・エチレンーブロック共重合体。 a−3: 密度が0.9091g/cm3のA単位部10
0重量%、成分(a)全体の重合MFRが55g/10
分の、気相重合で製造したプロピレン重合体。成分
(a)はいずれも酸化防止剤配合済みであり、ペレット
状であった。
【0023】(2) 成分(b) b−1: 実質上、全体の長さが10μm以下であっ
て、平均粒径が3.1μm、平均アスペクト比が6のタ
ルク。 b−2: 実質上、全体の長さが10μm以下であっ
て、平均粒径が9.3μm、平均アスペクト比が5のタ
ルク。 b−3: 実質上、全体の長さが10μm以下であっ
て、平均粒径が2.9μm、平均アスペクト比が6のタ
ルク粉を、2.55の圧縮比で圧縮脱気して、見掛け比
容を1.79ml/gにした圧縮タルク。 b−4: 平均粒径が28.5μm、平均アスペクト比
が3のタルク。
【0024】(3) 成分(c) c−1: 1−オクテンを25.3重量%(赤外法)含
有し、MFRが65.2g/10分、密度0.868g/
cm3、エチレン3連鎖分率60.2%のメタロセン触媒
を用いて溶液重合法で製造されたエチレン・1−オクテ
ン共重合体。 c−2: 1−オクテンを23.5重量%含有し、MF
Rが24.8g/10分、密度0.886g/cm3、エ
チレン3連鎖分率63.3%のメタロセン触媒を用いて
溶液重合法で製造されたエチレン・1−オクテン共重合
体。 c−3: 1−オクテンを26.1重量%含有し、MF
Rが0.9g/10分、密度0.861g/cm3、エチ
レン3連鎖分率58.3%のメタロセン触媒を用いて溶
液重合法で製造されたエチレン・1−オクテン共重合
体。 c−4: 1−オクテンを25.4重量%含有し、MF
Rが5.4g/10分、密度0.869g/cm3、エチ
レン3連鎖分率60.1%のメタロセン触媒を用いて溶
液重合法で製造されたエチレン・1−オクテン共重合
体。 c−5: 1−ブテンを22.9重量%含有し、MFR
が4.8g/10分、密度0.878g/cm3、エチレ
ン3連鎖分率62.4%のメタロセン触媒を用いて高圧
重合法で製造されたエチレン・1−ブテン共重合体。 c−6: プロピレン含量24.0重量%、MFRが5
0.2g/10分、密度0.861g/cm3、エチレン
3連鎖分率43.8%のバナジウム触媒を用いて溶液重
合法で製造されたエチレン・プロピレン共重合体。成分
(c)はいずれもペレット状であった。
【0025】〔II〕評価方法 評価は以下に示す方法によって行なった。 〔塗装性〕 (プライマー及び塗料)塩素化ポリプロピレン含有のプ
ライマーと二液型ウレタン塗料を用いた。 (塗装方法)成形した平板に、前処理を全く施さず、エ
アースプレーガンを用いて、先ずプライマーを塗膜厚さ
が約15μmになる様に塗布し、その後塗料を約40μ
mになる様に各々塗布した。 (焼付け処理)塗装した平板を、90℃で30分間、焼
付け乾燥した。その後48時間室温で放置した。 (ピール強度試験)焼付け処理した塗装済試験片の表面
に、片刃カミソリを用い、10mm幅で直線カットを施
し、その塗膜の帯状部分を引張試験機にて10mm/分
の速度で180°裏返す形で引張り、その剥離荷重を読
み取った。この値が1500g/cm以上あれば実用性
に極めて優れる。
【0026】〔成形加工性〕 (スパイラル長さ)スクリューインライン式射出成形機
(東芝IS170)を用いて、スパイラル金型(上辺6
mm、下辺10mm、厚み2mmの断面形状)における
流動長さを測定した。この際の成形条件は、成形温度2
40℃、射出圧力800kg/cm2、金型冷却温度4
0℃である。スパイラル距離が長いほど、成形加工(流
動)性が良好であることを示しており、特に850mm
以上、とりわけ900mm以上のものは、薄肉成型品の
成形に適していることを示している。
【0027】〔機械的強度評価〕 (曲げ弾性率)JIS−K7203に準拠して測定し
た。測定温度は23℃である。本値は耐熱性の目安とも
なる。 (ダート衝撃強度)射出成形したシート(120mm×
100mm×2mm)上に、直径20mm、荷重4kg
のダートを、高さ2mから落下せしめ、その際の衝撃吸
収エネルギーを測定した。測定温度は−30℃である。
【0028】〔III〕実験例 上記の成分(a)(酸化防止剤配合済のもの)、成分
(b)および成分(c)を表1に示す割合で配合し、高
速ミキサーにて充分混合した。その後、(株)神戸製鋼
所製高速二軸押出機(KCM)を用い混練造粒し、得ら
れたペレットを射出成形機へ供し、塗装用シート試験片
及び物性試験片を成形して、評価を行った。また、スパ
イラル長さの測定を行った。その評価結果を表1に示
す。表1に示すとおり、実施例1〜7に示す組成をもっ
た樹脂組成物は、何れも高水準な塗装性、良好な成形加
工性(流動性)および機械的強度バランスを示した。一
方、比較例1〜6に示したものは、これらの性能が不良
であった。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明のタルク含有プロピレン系樹脂組
成物は、トリクロロエタン脱脂処理が不要で且つ高水準
な塗装性、優れた成形加工(流動性)性、並びに高い剛
性と低温衝撃強度に代表される高度な機械的強度を、よ
り高水準に有するので、薄肉のバンパーなど各種自動車
部品をはじめとする各種工業部品用の素材として極めて
重要な素材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜浦 正英 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 山路 明 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(a)、(b)および(c)
    からなるタルク含有プロピレン系樹脂組成物: (a)結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を5
    0〜95重量%と、エチレン・プロピレン−ランダム共
    重合部分(B単位部)を5〜50重量%含有するプロピ
    レン・エチレン−ブロック共重合体:100重量部、 (b)平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アスペクト
    比が4以上のタルク:0.1〜80重量部、 (c)炭素数3〜16のα−オレフィンを10〜65重
    量%含有し、メルトフローレートが15g/10分を越
    え200g/10分以下であり、且つ密度が0.85〜
    0.91g/cm3であり、メタロセン型触媒により重合
    されたエチレン・α−オレフィン共重合体:2〜80重
    量部。
  2. 【請求項2】 下記の成分(a)、(b)および(c)
    からなるタルク含有プロピレン系樹脂組成物: (a)結晶性プロピレン単独重合部分(A単位部)を6
    0〜95重量%と、エチレン・プロピレン−ランダム共
    重合部分(B単位部)を5〜40重量%含有し、メルト
    フローレートが10〜200g/10分である、プロピ
    レン・エチレン−ブロック共重合体:100重量部、 (b)平均粒径が1.5〜20μmかつ平均アスペクト
    比が4以上のタルク:0.1〜80重量部、 (c)1−オクテンを15〜50重量%含有し、メルト
    フローレートが15g/10分を越え200g/10分
    以下であり、且つ密度が0.85〜0.90g/cm3
    あり、メタロセン型触媒により重合されたエチレン・α
    −オレフィン共重合体:2〜60重量部。
  3. 【請求項3】 成分(a)のA単位部の密度が0.90
    70g/cm3以上である請求項1または2記載のタル
    ク含有プロピレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 成分(a)のB単位部のエチレン含量が
    20〜80重量%である請求項1または2記載のタルク
    含有プロピレン系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 成分(a)のB単位部の重量平均分子量
    が600,000以下である請求項1または2記載のタ
    ルク含有プロピレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 成分(b)のタルクが、1.10以上の
    圧縮比で圧縮脱気し、その見掛け比容を2.50ml/
    g以下にしたタルクである請求項1または2記載のタル
    ク含有プロピレン系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 成分(b)のタルクが、長さが実質上1
    5μm以下であって、平均粒径が1.5〜6μm、平均
    アスペクト比が5以上のタルク粉を、2.00以上の圧
    縮比で圧縮脱気し、その見掛け比容を0.90〜2.20
    ml/gにしたタルクである請求項1または2記載のタ
    ルク含有プロピレン系樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 成分(c)のエチレン・α−オレフィン
    共重合体が、エチレン3連鎖分率が55〜70重量%の
    共重合体である請求項1または2記載のタルク含有プロ
    ピレン系樹脂組成物。
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