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JPH09150586A - 印刷記録媒体 - Google Patents

印刷記録媒体

Info

Publication number
JPH09150586A
JPH09150586A JP7312228A JP31222895A JPH09150586A JP H09150586 A JPH09150586 A JP H09150586A JP 7312228 A JP7312228 A JP 7312228A JP 31222895 A JP31222895 A JP 31222895A JP H09150586 A JPH09150586 A JP H09150586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
recording medium
print recording
printing
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7312228A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Kimura
哲 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7312228A priority Critical patent/JPH09150586A/ja
Publication of JPH09150586A publication Critical patent/JPH09150586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺状の帯状記録紙(テープ)に任意の文字や
画像等を印刷するテーププリンタのテープとして使用さ
れる印刷記録媒体において、OHP用の原稿やスライド
用の原稿等を、光透過率の低下を招くことなく、容易に
作成すること。 【解決手段】表面が印字面とされ裏面に離型層4を設け
た光透過性を有する基材2と、表面に粘着層6を設け、
この表面を前記基材2の裏面に重ね合わせて粘着した剥
離紙5とからなり、剥離紙5を剥離した後の基材2側に
粘着層6が残らず、印刷済みの光透過性基材2のみとな
るので、そのままの状態で投射用シートあるいはフィル
ムとして使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば長尺状の帯
状記録紙(テープ)に任意の文字や画像を印刷するテー
ププリンタのテープとして使用される印刷記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオカセットやビデオカセ
ットに貼り付けてその内容を記すインデックステープ、
あるいは種々の所持品に貼り付けてその所有者を記すネ
ームテープ等をオリジナルで作成する装置の1つとし
て、例えばテーププリンタが提供されている。
【0003】このテーププリンタは、多数の文字入力キ
ーを備えた文書作成機能を有し、この文書作成機能によ
り任意に作成した文字列からなる文書データ等を、印刷
キーを操作することでテキストデータとして長尺帯状の
テープにサーマル印刷ヘッドを介して熱転写印刷して出
力するもので、この印刷されたテープは、順次搬送され
て装置本体側面のテープ排出口より外部に排出され、前
記印字ヘッドとテープ排出口との間に配設されたカッタ
により切断分離されるようになっている。
【0004】そして、印刷済みのテープは、その裏面側
の剥離紙を剥がして粘着面を露出させることで、前記カ
セット等のインデックス欄に貼り付けて利用される。図
6はテーププリンタで使用される従来の印刷記録媒体
(テープ)41の構成を示す拡大断面図である。
【0005】テープ41の基材42は、無色透明あるい
は有色透明の光透過性の長尺状シート材からなり、この
基材42の表面には、印字面となる受像層43が設けら
れ、また、基材42の裏面には、接着剤が塗布された粘
着層46が設けられる。
【0006】そして、前記基材42の裏面には、前記粘
着層46を介して剥離紙45が重ねて設けられ、この剥
離紙45の表面である前記粘着層46との接触面には、
該粘着層46からの剥離を円滑にするための離型層44
が設けられる。
【0007】すなわち、テーププリンタのサーマルヘッ
ドによりテキストデータに応じて溶融されるインクリボ
ンのインクは、前記基材42の印字面である受像層43
に転写されもので、この受像層43に対する転写印刷が
終了すると、テープ41の印刷済み部分が切断されて分
離されるので、この印刷済みテープ41の裏面にある剥
離紙45を剥がし、基材42の受像層43を表面にして
前記カセット等のインデックス欄に貼り付ける。
【0008】また、前記テープ41の基材42及びその
表面の受像層43,裏面の粘着層46は、何れも光透過
性の材料により構成されており、インデックス表記やネ
ーム表記等に利用する以外にも、OHP(Over Head Pro
jector) 用のシートやスライド用のフィルムとして利用
することも可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のテープ41をOHP(Over Head Projector) 用のシ
ートやスライド用のフィルムとして利用する場合、当該
テープ41は基材41の裏面上に粘着層46を有する構
成であるため、投射するためのテキストデータあるいは
画像データを印刷し剥離紙45を剥がしたテープ41
を、そのままの状態で前記OHP用シートやスライド用
フィルムとして使用することはできず、その他の透明シ
ートや透明フィルムに対する貼り直しが必要になる。
【0010】したがって、前記テープ41以外のシート
やフィルム等、その他の材料が必要になり、貼り直しも
必要であるため、作業上非常に手間が掛かる問題があ
り、しかも、他の透明材料に対するテープ41の貼り付
けにより、その貼り付け面に気泡の混入が生じる等、光
透過率の低下を招き、投射品質が低下する問題もある。
【0011】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、OHP用の原稿やスライド用の原稿等を、光透
過率の低下を招くことなく、容易に作成することが可能
になる印刷記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる印刷記録媒体は、表面が印字面とされ裏面
に離型層を設けた光透過性を有する基材と、表面に粘着
層を設け、この表面を前記基材の裏面に重ね合わせて粘
着した剥離材とからなることを特徴とする。
【0013】つまり、本発明の請求項1に係わる印刷記
録媒体では、剥離材を剥離した後の基材側に粘着層が残
らず、印刷済みの光透過性基材のみとなるので、そのま
まの状態で投射用シートあるいはフィルムとして使用で
きることになる。
【0014】また、本発明の請求項2に係わる印刷記録
媒体は、前記剥離材を光不透過性の材料をもって構成す
ると共に、その表面あるいは裏面には、複数のカラーイ
ンクによる重ね印刷の際に印刷開始位置を定めるための
線状の位置マークを一定間隔で予め印刷することを特徴
とする。
【0015】つまり、本発明の請求項2に係わる印刷記
録媒体では、例えばイエローY,シアンC,マゼンタM
からなる3原色の各インクが、光透過性を有する基材に
対し、その裏面に重ね合わされた剥離材に一定間隔で印
刷された位置マークに基づいて順次重ね印刷されてカラ
ー印刷されるので、容易にカラーの投射用シートあるい
はフィルムを作成できることになる。また、前記位置マ
ークを利用して印刷済み部分を適切な位置で切断分離で
きることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係わ
る印刷記録媒体(テープ)1の構成を示す拡大断面図で
ある。
【0017】印刷記録媒体(テープ)1の基材2は、例
えば厚さ100〜200μm程度の無色透明あるいは有
色透明(赤や青)の光透過性のPET(ポリエチレンテ
レフタレート)又はPP(ポリプロピレン)等からな
り、該基材2の全体に亘り適度な耐熱性,均質性,柔軟
性を有し、その表面には平滑性を有するもので、この基
材2の印字面である表面には、受像層3が設けられ、ま
た、この基材2の裏面には、離型層4が設けられる。
【0018】受像層3は、昇華したインクの色素を効率
良く捕獲する染着性,定着性の良い熱可塑性ポリエステ
ル樹脂を用いて形成される。離型層4は、シリコン樹脂
のコーティング処理等により形成される。
【0019】一方、前記基材2の裏面側には、剥離紙5
が重ね合わされる。剥離紙5は、例えば厚さ50〜15
0μm程度の不透明で光不透過性の紙材やPET(ポリ
エチレンテレフタレート)等からなるもので、この剥離
紙5の表面である前記基材2の離型層4との重ね合わせ
面には、粘着層6が設けられる。
【0020】粘着層6は、前記剥離紙5の表面に接着剤
が塗布されることにより形成される。また、前記剥離紙
5の表面には、一定間隔毎に黒色の位置マーク7が予め
印刷される。
【0021】この位置マーク7は、カラー印刷に際し本
印刷記録媒体(テープ)1に対する印刷位置を光センサ
により検出するためのマークである。なお、前記位置マ
ーク7は、前記剥離紙5の裏面に印刷してもよい。
【0022】図2は本発明の実施の形態に係わる印刷記
録媒体(テープ)1の印刷後における剥離紙5の剥離前
の構成を示す外観平面図である。図2において、基材2
と剥離紙5は一体の状態であり、位置マーク7は当該記
録媒体(テープ)1の全体から見た縁部に設けられる。
【0023】なお、前記位置マーク7は、印刷記録媒体
(テープ)1の幅方向に横断して設けてもよい。そし
て、前記印刷記録媒体1の第1実施形態はテープとして
構成しているが、第2実施形態として所定の寸法に切断
されたシートとして構成してもよい。
【0024】図3は本発明の実施の形態に係わる印刷記
録媒体(テープ)1の印刷後における剥離紙5の剥離後
の構成を示す外観平面図である。図3において、基材2
と剥離紙5とは、該剥離紙5が剥離されて取り除かれた
状態である。
【0025】図4は本発明の実施の形態に係わる印刷記
録媒体(テープ)1を使用したカラー印刷装置(テープ
プリンタ)におけるプリンタ機構の構成を示す図であ
る。図4において、10はサーマルヘッド、11はソレ
ノイド等により駆動されるヘッド押圧機構、12はプラ
テンローラ、13は印刷記録媒体(テープ)1の供給リ
ール、14はその駆動軸、15はカラーインクリボン1
6の供給リール、17は該カラーインクリボン16の巻
取りリール、18はその巻取り駆動軸、19は駆動モー
タである。
【0026】駆動モータ19は、前記プラテンローラ1
2,テープ駆動軸14,リボン巻取り駆動軸18を、所
定のタイミングで所定の方向に回転駆動する。そして、
20〜22は、前記駆動モータ19の回転をそれぞれの
駆動対象であるプラテンローラ12,テープ駆動軸1
4,リボン巻取り駆動軸18に伝達するためのクラッチ
機構等を含む駆動伝達機構である。
【0027】また、24a,24bは、発光素子と受光
素子とからなり、前記印刷記録媒体(テープ)1に予め
印刷されている位置マーク7を検出するためのテープ位
置センサ、25a,25bは、同じく発光素子と受光素
子とからなり、カラーインクリボン16のインク色を検
出するためのリボン位置センサである。
【0028】さらに、26a,26bは、印刷を終えた
印刷記録媒体(テープ)1をこのプリンタ機構の外部に
案内するテープガイド、27a,27bは、プリンタ機
構外部への排出口にて手動操作により印刷記録媒体(テ
ープ)1を切断するためのカッタである。
【0029】前記カラーインクリボン16は、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のカラー印刷に
必要な3原色及びブラック(B)の各昇華性カラーイン
クと、オーバコート用の熱溶融性透明インク(O)とが
ベース上に順次塗布されたものであり、それぞれのイン
ク(Y,M,C,B,O)の境界位置には、適当なイン
ク識別マークが付されている。
【0030】図5は本発明の実施の形態に係わる印刷記
録媒体(テープ)1を使用したカラー印刷装置(テープ
プリンタ)の電子回路の構成を示すブロック図である。
このカラー印刷装置(テーププリンタ)は、制御部(C
PU)30を備えている。
【0031】制御部(CPU)30は、キー入力部31
からのキー操作信号に応じてROM32に予め記憶され
ているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作
制御を行なうもので、この制御部(CPU)30には、
前記キー入力部31,ROM32の他、RAM33,カ
ウンタ34が接続されると共に、ヘッド駆動回路35を
介してサーマルヘッド10が接続され、また、モータ駆
動回路36を介して駆動モータ19が接続され、さら
に、押圧機構駆動回路37を介してヘッド押圧機構11
が接続される。
【0032】また、制御部(CPU)30には、イメー
ジリーダ38、液晶表示部39が接続される。前記キー
入力部31には、テキストデータとなる任意の文字列を
入力するためのかな文字キー,数字キー,記号キーやか
な/漢字変換キー等からなる文字入力用キー群が備えら
れると共に、各種入力データの確定,選択データの確
定,設定機能開始の指示等を行なう際に操作される実行
キー、キー入力されたテキストデータやイメージ入力さ
れた画像データ等の印刷処理を実行する際に操作される
印刷キー等が備えられる。
【0033】前記ROM32には、各種データ入力モー
ドにおけるテキストデータやイメージデータの入力制御
プログラムや印刷制御プログラム等、制御部(CPU)
30によるシステム制御プログラムが予め記憶される。
【0034】前記RAM33には、キー入力部31から
入力されたテキストデータを記憶する入力バッファ、イ
メージ入力された画像データを記憶する画像メモリ、画
像データやテキストデータに基づいて展開したパターン
データを印刷出力するための印刷バッファ等の他、印刷
制御に必要な各種のデータメモリが備えられる。
【0035】さらに、このカラー印刷装置(テーププリ
ンタ)には、印刷記録媒体(テープ1)にその搬送方向
に沿って等間隔に予め印刷された位置マーク7を検知し
て位置検知信号を出力するテープ位置センサ24a,2
4bが備えられ、このテープ位置センサ24a,24b
から出力された位置検知信号はテープ位置検出回路24
を介して制御部(CPU)30に供給され、カウンタ3
4により計数されて印刷記録媒体(テープ)1の搬送距
離が求められる。
【0036】また、このカラー印刷装置(テーププリン
タ)には、カラーインクリボン16のイエローY,マゼ
ンタM,シアンC、ブラックB,オーバコート用透明イ
ンクOの各インクの境界に配置された互いに幅の異なる
幅の境界検知マークを検知してインク位置検知信号を出
力するリボン位置センサ25a,25bが備えられ、こ
のインクリボンセンサ25a,25bから出力されたイ
ンク位置検知信号はインクリボン検出回路25を介して
制御部(CPU)30に供給され、サーマルヘッド10
に対するカラーインクリボン16の各インク範囲の先頭
位置が検出される。
【0037】前記制御部(CPU)30は、印刷記録の
開始に応じてRAM33から読出される印刷データが、
サーマルヘッド10により印刷記録媒体(テープ)1に
1ラインデータずつ印刷出力されるのに同期して、駆動
モータ19を駆動してインクリボン巻取り駆動軸18及
びプラテンローラ12を回転させるもので、これによ
り、印刷記録媒体(テープ)1はその1ライン毎の印刷
に伴ないテープ供給リール13から1ライン分ずつ繰出
されて搬送排出される。
【0038】次に、前記構成による印刷記録媒体(テー
プ)1を使用したカラー印刷装置(テーププリンタ)に
おいて、印刷記録媒体(テープ)1を記録方向に往復搬
送しながらカラーインクリボン16のY(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン),B(ブラック)の各カ
ラーインクを順に重ね印刷し、さらにその上に、透明イ
ンクOのオーバコート層を形成することにより、カラー
画像印刷を行なう場合の動作について説明する。
【0039】印刷開始と共に、サーマルヘッド10をプ
ラテンローラ12から開離した状態で、駆動モータ19
を駆動してインクリボン巻取り軸18のみを矢印Aで示
す方向に回転させ、リボン位置センサ25a,25bか
らインクリボン検出回路25を介して供給されるインク
位置検知信号に基づきカラーインクリボン16のYイン
クの頭出しを行なう。
【0040】前記カラーインクリボン16のYインクの
頭出しがなされると、駆動モータ19を駆動してプラテ
ンローラ12及びインクリボン巻取り軸18を矢印Aで
示す方向に回転させると共に、ヘッド押圧機構11によ
りサーマルヘッド10をプラテンローラ12に押圧し該
サーマルヘッド10を発熱駆動する。このとき、テープ
駆動軸14はアイドル状態にある。
【0041】従って、この印刷記録時には、印刷記録媒
体(テープ)1とカラーインクリボン16は、共に矢印
Aで示す方向に搬送される。このカラーインクリボン1
6のYインクによる印刷時においては、テープ位置セン
サ24a,24bによりテープ位置検出回路24を介し
て印刷記録媒体(テープ)1に設けたテープ位置マーク
7が検出され、その検出の度にカウンタ34により計数
されるカウンタ値がカウントアップされる。
【0042】そして、カラーインクリボン16のYイン
クによる印刷が終了すると、サーマルヘッド10をプラ
テンローラ12から開離し、駆動モータ19によりテー
プ駆動軸14のみを矢印Bで示す方向に回転させて印刷
記録媒体(テープ)1の巻き戻しを行なう。このとき
も、前記テープ位置センサ24a,24bは、印刷記録
媒体(テープ)1に設けたテープ位置マーク7を検出し
ており、前記Yインクによる印刷終了時の前記カウンタ
34によるカウント値を基点に、これをカウントダウン
する。
【0043】そして、前記カウンタ34のカウント値が
“0”に到達した際の印刷記録媒体(テープ)1の巻き
戻し位置を該印刷記録媒体(テープ)1に対する印刷開
始位置とし、カラーインクリボン16のつぎのMインク
による重ね印刷を前記Yインクの場合と同様にして行な
う。
【0044】以下、カラーインクリボン16のCイン
ク,Bインクの各カラーインク、及び透明のオーバコー
トインク(O)による重ね印刷も同様にして行ない、例
えば図2にて示したように、印刷記録媒体(テープ)1
の一定範囲Lに対応した3原色の重ね印刷によるカラー
画像印刷を行なう。
【0045】このように、カラー画像印刷された印刷記
録媒体(テープ)1は、その印刷済み部分をプリンタ機
構の外部に排出させてカッタ27a,27bにより切断
分離する。
【0046】そして、印刷済みの印刷記録媒体(テー
プ)1における剥離紙5を剥離することで、例えば図3
にて示したように、カラー画像の印刷された光透過性の
基材2のみが得られるようになる。
【0047】よって、この基材2のみからなる印刷済み
の印刷記録媒体(テープ)1を、そのままOHP用のシ
ートやスライド用のフィルムとして利用することができ
る。したがって、前記構成の印刷記録媒体(テープ)1
によれば、剥離紙5を剥離した後の基材2側に粘着層6
が残らず、印刷済みの光透過性基材2のみとなるので、
そのままの状態で投射用シートあるいはフィルムとして
使用することができる。
【0048】なお、前記実施の形態では、印刷記録媒体
(テープ)1の剥離紙5に予め印刷して設けたテープ位
置マーク7に基づき検出される該印刷記録媒体(テー
プ)1の印刷搬送距離は、カラー印刷の際の各カラーイ
ンクの往復重ね印刷処理にのみに利用しているが、前記
テープ位置マーク7に基づき検出される印刷記録媒体
(テープ)1の搬送距離は、印刷後における印刷済み部
分のカッタ27a,27bに対応する切断位置の位置決
め情報として利用してもよい。
【0049】また、前記実施の形態では、印刷記録媒体
(テープ)1を、昇華性カラーインクに対応する記録紙
として説明したが、熱溶融性インクに対応する記録紙と
して構成してもよい。この場合、基材2の表面に受像層
は必要なく、熱溶融性インクの定着がよいように、印字
面となる基材2表面の平滑性が保たれていればよい。
【0050】さらに、前記実施の形態では、テープ1に
フルカラー印刷をする場合について説明したが、例えば
黒等のモノカラーのインクリボンを使用してモノカラー
印刷を行なってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る印刷記録媒体によれば、剥離材を剥離した後の基材側
に粘着層が残らず、印刷済みの光透過性基材のみとなる
ので、そのままの状態で投射用シートあるいはフィルム
として使用できるようになる。
【0052】また、本発明の請求項2に係わる印刷記録
媒体によれば、例えばイエローY,シアンC,マゼンタ
Mからなる3原色の各インクが、光透過性を有する基材
に対し、その裏面に重ね合わされた剥離材に一定間隔で
印刷された位置マークに基づいて順次重ね印刷されてカ
ラー印刷されるので、容易にカラーの投射用シートある
いはフィルムを作成できるようになる。
【0053】そして、前記位置マークを利用して印刷済
み部分を適切な位置で切断分離できるようになる。よっ
て、本発明によれば、テーププリンタを利用して、OH
P用の原稿やスライド用の原稿等を、光透過率の低下を
招くことなく、容易に作成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる印刷記録媒体(テ
ープ)の構成を示す拡大断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる印刷記録媒体(テ
ープ)の印刷後における剥離紙の剥離前の構成を示す外
観平面図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる印刷記録媒体(テ
ープ)の印刷後における剥離紙の剥離後の構成を示す外
観平面図。
【図4】本発明の実施の形態に係わる印刷記録媒体(テ
ープ)を使用したカラー印刷装置(テーププリンタ)に
おけるプリンタ機構の構成を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係わる印刷記録媒体(テ
ープ)を使用したカラー印刷装置(テーププリンタ)の
電子回路の構成を示すブロック図。
【図6】テーププリンタで使用される従来の印刷記録媒
体(テープ)の構成を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 …印刷記録媒体(テープ)、 2 …基材、 3 …受像層、 4 …離型層、 5 …剥離紙、 6 …粘着層、 7 …位置マーク、 11 …ヘッド押圧機構、 12 …プラテンローラ、 13 …テープ供給リール、 14 …テープ駆動軸、 15 …インクリボン供給リール、 16 …カラーインクリボン、 17 …インクリボン巻取りリール、 18 …インクリボン巻取り駆動軸、 19 …駆動モータ、 20,21,22…駆動伝達機構、 24a,24b…テープ位置センサ、 24 …テープ位置検出回路、 25a,25b…リボン位置センサ、 25 …インクリボン検出回路、 26a,26b…テープガイド、 27a,27b…テープカッタ、 30 …制御部(CPU)、 31 …キー入力部、 32 …ROM、 33 …RAM、 34 …カウンタ、 35 …ヘッド駆動回路、 36 …モータ駆動回路、 37 …ヘッド押圧機構駆動回路、 38 …イメージリーダ、 39 …液晶表示部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が印字面とされ裏面に離型層を設け
    た光透過性を有する基材と、 表面に粘着層を設け、この表面を前記基材の裏面に重ね
    合わせて粘着した剥離材とからなることを特徴とする印
    刷記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記剥離材が光不透過性の材料をもって
    構成されると共に、その表面あるいは裏面には、複数の
    カラーインクによる重ね印刷の際に印刷開始位置を定め
    るための線状の位置マークが一定間隔で予め印刷されて
    いることを特徴とする請求項1記載の印刷記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記基材の印字面には、昇華型感熱記録
    転写のための受像層が設けられていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の印刷記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記基材及び剥離材は長尺状である請求
    項1乃至請求項4の何れか1項記載の印刷記録媒体。
JP7312228A 1995-11-30 1995-11-30 印刷記録媒体 Pending JPH09150586A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108005A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Hiroshima Kasei Ltd 音声表示粘着テープ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108005A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Hiroshima Kasei Ltd 音声表示粘着テープ

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