JPH09145768A - 検査器 - Google Patents
検査器Info
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- JPH09145768A JPH09145768A JP7306148A JP30614895A JPH09145768A JP H09145768 A JPH09145768 A JP H09145768A JP 7306148 A JP7306148 A JP 7306148A JP 30614895 A JP30614895 A JP 30614895A JP H09145768 A JPH09145768 A JP H09145768A
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- Pending
Links
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】クランプ等の付属部品を有するコネクタを含ん
だワイヤーハーネスの導通検査に適合した導通検査器を
提供する。 【解決手段】コネクタを保持するコネクタの保持部22
と、これに接離移動可能な検査部23とを備えた。検査
部23には、端子金具と接触できるコンタククトプロー
ブ30と、付属部品(クランプ)6に接触できるコンタ
クトプローブ33とを備えた。コネクタ保持部22の凹
部29は、付属部品を取り付けたままコネクタ2を収容
保持できるようにした。コンタクトプローブ33は、付
属部品の位置に対応して設置した。
だワイヤーハーネスの導通検査に適合した導通検査器を
提供する。 【解決手段】コネクタを保持するコネクタの保持部22
と、これに接離移動可能な検査部23とを備えた。検査
部23には、端子金具と接触できるコンタククトプロー
ブ30と、付属部品(クランプ)6に接触できるコンタ
クトプローブ33とを備えた。コネクタ保持部22の凹
部29は、付属部品を取り付けたままコネクタ2を収容
保持できるようにした。コンタクトプローブ33は、付
属部品の位置に対応して設置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組み立てられた
検査対象物の検査を行うための検査器に関するものであ
り、詳しくは、予め定める複数個の部品が収容されたハ
ウジングおよびハウジングに付加された付属部品を有す
る検査対象物の検査に用いられる検査器に関するもので
ある。特に、本発明は、ワイヤーハーネスの導通検査に
用いる導通検査器に利用することができ、ワイヤーハー
ネスに含まれるコネクタに付属部品が取り付けられてい
る場合に適用される導通検査器に利用することができ
る。
検査対象物の検査を行うための検査器に関するものであ
り、詳しくは、予め定める複数個の部品が収容されたハ
ウジングおよびハウジングに付加された付属部品を有す
る検査対象物の検査に用いられる検査器に関するもので
ある。特に、本発明は、ワイヤーハーネスの導通検査に
用いる導通検査器に利用することができ、ワイヤーハー
ネスに含まれるコネクタに付属部品が取り付けられてい
る場合に適用される導通検査器に利用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】たとえばワイヤーハーネスの導通検査
は、ワイヤーハーネスの端部に設けられたコネクタ相互
間の電気的導通の有無を調べることによって、ワイヤー
ハーネス全体として設計通りの配線がなされているかど
うか、およびコネクタ部分における組み立てに不備がな
いかどうかを検査するものである。この導通検査を行う
際には、一般に導通検査器が使用される。
は、ワイヤーハーネスの端部に設けられたコネクタ相互
間の電気的導通の有無を調べることによって、ワイヤー
ハーネス全体として設計通りの配線がなされているかど
うか、およびコネクタ部分における組み立てに不備がな
いかどうかを検査するものである。この導通検査を行う
際には、一般に導通検査器が使用される。
【0003】導通検査器は、ワイヤーハーネスに含まれ
る各コネクタに一対一に対応して設けられる。各導通検
査器は、コネクタ保持部と検査部とを有している。そし
て、各導通検査器のコネクタ保持部に、対応するコネク
タのハウジングをそれぞれ収容して位置決め保持し、こ
の状態でコネクタ保持部に検査部を接近させる。検査部
は、検出子(たとえばコンタクトプローブ)を備えてい
る。この検出子は、ハウジングに挿着された端子金具に
対応して設けられている。すなわち、端子金具が複数挿
着されている場合には、これらに一対一に対応して検出
子も複数設けられている。そして、検査部がコネクタ保
持部に接近されることによって、各検出子が、それぞれ
対応する端子金具と接触するようになっている。
る各コネクタに一対一に対応して設けられる。各導通検
査器は、コネクタ保持部と検査部とを有している。そし
て、各導通検査器のコネクタ保持部に、対応するコネク
タのハウジングをそれぞれ収容して位置決め保持し、こ
の状態でコネクタ保持部に検査部を接近させる。検査部
は、検出子(たとえばコンタクトプローブ)を備えてい
る。この検出子は、ハウジングに挿着された端子金具に
対応して設けられている。すなわち、端子金具が複数挿
着されている場合には、これらに一対一に対応して検出
子も複数設けられている。そして、検査部がコネクタ保
持部に接近されることによって、各検出子が、それぞれ
対応する端子金具と接触するようになっている。
【0004】一方、各導通検査器は、予め所定の導通判
定装置に接続されている。この導通判定装置は、一の検
出子と、当該一の検出子が電気的に接続されるべき他の
検出子との間で電気的導通が得られているかどうかを判
定することができるようになっている。従って、上記各
検出子を対応する電線にそれぞれ接触させることによっ
て、端子金具ごと、すなわち、ワイヤーハーネスの構成
要素である電線ごとに電気的導通の有無を検査すること
ができる。
定装置に接続されている。この導通判定装置は、一の検
出子と、当該一の検出子が電気的に接続されるべき他の
検出子との間で電気的導通が得られているかどうかを判
定することができるようになっている。従って、上記各
検出子を対応する電線にそれぞれ接触させることによっ
て、端子金具ごと、すなわち、ワイヤーハーネスの構成
要素である電線ごとに電気的導通の有無を検査すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
コネクタのハウジングにクランプ等の付属部品が取り付
けられることがある。付属部品が取り付けられることに
よってハウジングの外形形状が変わるので、ハウジング
を導通検査器のコネクタ保持部に収容することができな
くなる。このため、付属部品が未装着である状態にして
導通検査をしなければならなかった。その結果、別工程
において再度付属部品を取り付け、付属部品の取付検査
をしなければならなかった。
コネクタのハウジングにクランプ等の付属部品が取り付
けられることがある。付属部品が取り付けられることに
よってハウジングの外形形状が変わるので、ハウジング
を導通検査器のコネクタ保持部に収容することができな
くなる。このため、付属部品が未装着である状態にして
導通検査をしなければならなかった。その結果、別工程
において再度付属部品を取り付け、付属部品の取付検査
をしなければならなかった。
【0006】このように、コネクタに付属部品が装備さ
れている場合には、従来の導通検査とは別に付属部品の
取付検査をも行わなければならず、ワイヤーハーネスの
組み立てにおける検査工程が複雑になってしまうという
問題があった。なお、かかる問題は、ワイヤーハーネス
の導通検査における特有の問題ではなく、たとえばヒュ
ーズボックス等のように、ケーシングに予め定める複数
個の部品(予備ヒューズ等)が収容されているものや、
さらにこのヒューズボッスクに他の付属部品が取り付け
られている場合では、上記部品(予備ヒューズ)や付属
部品の取付検査を行う際に、上述の問題と同様の問題が
起こる。
れている場合には、従来の導通検査とは別に付属部品の
取付検査をも行わなければならず、ワイヤーハーネスの
組み立てにおける検査工程が複雑になってしまうという
問題があった。なお、かかる問題は、ワイヤーハーネス
の導通検査における特有の問題ではなく、たとえばヒュ
ーズボックス等のように、ケーシングに予め定める複数
個の部品(予備ヒューズ等)が収容されているものや、
さらにこのヒューズボッスクに他の付属部品が取り付け
られている場合では、上記部品(予備ヒューズ)や付属
部品の取付検査を行う際に、上述の問題と同様の問題が
起こる。
【0007】そこで、この発明の目的は、付属部品等が
装備されている検査対象物であっても、付属部品が取り
付けられた状態で簡単容易に検査対象物の検査を行うこ
とができる検査器を提供することである。
装備されている検査対象物であっても、付属部品が取り
付けられた状態で簡単容易に検査対象物の検査を行うこ
とができる検査器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、請求項1に係る検査器は、予め定める複数個の部
品が収容されたハウジングおよびハウジングに付加され
た付属部品を有する検査対象物の検査に用いられる検査
器であって、上記ハウジングを位置決めした状態で収容
保持し得るハウジング保持部と、ハウジング保持部に対
して近接/離反可能な状態で対向配置された検査部と、
ハウジング保持部に保持されたハウジングに収容された
各部品に一対一に対応し、上記近接方向に沿って突出さ
れた状態で検査部に複数並設された検出子と、上記ハウ
ジングがハウジング保持部によって保持された状態で、
付属部品に当接して付属部品の取り付けの有無を検出す
る付属部品センサとを備えたことを特徴とするものであ
る。
ため、請求項1に係る検査器は、予め定める複数個の部
品が収容されたハウジングおよびハウジングに付加され
た付属部品を有する検査対象物の検査に用いられる検査
器であって、上記ハウジングを位置決めした状態で収容
保持し得るハウジング保持部と、ハウジング保持部に対
して近接/離反可能な状態で対向配置された検査部と、
ハウジング保持部に保持されたハウジングに収容された
各部品に一対一に対応し、上記近接方向に沿って突出さ
れた状態で検査部に複数並設された検出子と、上記ハウ
ジングがハウジング保持部によって保持された状態で、
付属部品に当接して付属部品の取り付けの有無を検出す
る付属部品センサとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】この構成によれば、次の作用を奏する。付
属部品が取り付けられたまま検査対象物のハウジングを
ハウジング保持部に収容することができる。これによ
り、検査対象物を位置決め状態で保持することができ
る。次いで、検査部をコネクタ保持部に近接させると、
各検出子と、各検出子がそれぞれ一対一に対応すべき各
部品とが接触する。これにより、各部品と接触子との間
の電気的導通の有無を検査することが可能となる。ま
た、ハウジングがハウジング保持部によって保持された
状態で、付属部品センサが付属部品に当接することがで
きれば、付属部品が取り付けられていることを検出する
ことができる。
属部品が取り付けられたまま検査対象物のハウジングを
ハウジング保持部に収容することができる。これによ
り、検査対象物を位置決め状態で保持することができ
る。次いで、検査部をコネクタ保持部に近接させると、
各検出子と、各検出子がそれぞれ一対一に対応すべき各
部品とが接触する。これにより、各部品と接触子との間
の電気的導通の有無を検査することが可能となる。ま
た、ハウジングがハウジング保持部によって保持された
状態で、付属部品センサが付属部品に当接することがで
きれば、付属部品が取り付けられていることを検出する
ことができる。
【0010】本発明の目的を達成するため、請求項2に
係る導通検査器は、付属部品が突設されたハウジングお
よびこれに挿着された複数の端子金具を有するコネクタ
を含んだワイヤーハーネスの導通検査に用いられる導通
検査器であって、上記コネクタを位置決め状態で収容保
持し得るコネクタ保持部と、コネクタ保持部に対して近
接/離反可能な状態で対向配置された検査部と、コネク
タ保持部に保持されたコネクタの各端子金具に一対一に
対応し、上記近接方向に沿って突出された状態で検査部
に複数並設された検出子と、コネクタがコネクタ保持部
によって保持された状態で、付属部品に当接して付属部
品の取り付けの有無を検出する付属部品センサとを備え
たことを特徴とするものである。
係る導通検査器は、付属部品が突設されたハウジングお
よびこれに挿着された複数の端子金具を有するコネクタ
を含んだワイヤーハーネスの導通検査に用いられる導通
検査器であって、上記コネクタを位置決め状態で収容保
持し得るコネクタ保持部と、コネクタ保持部に対して近
接/離反可能な状態で対向配置された検査部と、コネク
タ保持部に保持されたコネクタの各端子金具に一対一に
対応し、上記近接方向に沿って突出された状態で検査部
に複数並設された検出子と、コネクタがコネクタ保持部
によって保持された状態で、付属部品に当接して付属部
品の取り付けの有無を検出する付属部品センサとを備え
たことを特徴とするものである。
【0011】この構成によれば、次の作用を奏する。付
属部品が取り付けられたままコネクタをコネクタ保持部
に収容することができる。これにより、コネクタのハウ
ジングおよび付属部品を位置決め状態で保持することが
できる。次いで、検査部をコネクタ保持部に近接させる
と、各検出子と、各検出子がそれぞれ一対一に対応すべ
き端子金具とが接触する。これにより、各端子金具と接
触子との間の電気的導通の有無を検査することが可能と
なる。また、コネクタがコネクタ保持部によって保持さ
れた状態で、付属部品センサが付属部品に当接すること
ができれば、付属部品が取り付けられていることを検出
することができる。
属部品が取り付けられたままコネクタをコネクタ保持部
に収容することができる。これにより、コネクタのハウ
ジングおよび付属部品を位置決め状態で保持することが
できる。次いで、検査部をコネクタ保持部に近接させる
と、各検出子と、各検出子がそれぞれ一対一に対応すべ
き端子金具とが接触する。これにより、各端子金具と接
触子との間の電気的導通の有無を検査することが可能と
なる。また、コネクタがコネクタ保持部によって保持さ
れた状態で、付属部品センサが付属部品に当接すること
ができれば、付属部品が取り付けられていることを検出
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。 <第1実施形態>(1) 検査の対象となるコネクタ 図1は、この発明の第1実施形態にかかる導通検査器1
の斜視図である。この導通検査器1は、図に示すコネク
タ2を含むワイヤーハーネスの導通検査に用いられる。
また、図2は、本実施形態に係る導通検査の対象となる
コネクタ2の斜視図である。なお、図2では、簡略化の
ため電線の4の数を省略し、1本のみ図示している。
添付図面を参照しながら詳細に説明する。 <第1実施形態>(1) 検査の対象となるコネクタ 図1は、この発明の第1実施形態にかかる導通検査器1
の斜視図である。この導通検査器1は、図に示すコネク
タ2を含むワイヤーハーネスの導通検査に用いられる。
また、図2は、本実施形態に係る導通検査の対象となる
コネクタ2の斜視図である。なお、図2では、簡略化の
ため電線の4の数を省略し、1本のみ図示している。
【0013】図1および図2を参照して、コネクタ2
は、ハウジング3と、図示していないがハウジング3に
挿着された端子金具とを有している。端子金具は、予め
電線4の端末に圧着されており、この状態でハウジング
3の端子挿入孔5(図2参照)から挿入装着されてい
る。また、コネクタ2は、付属部品としてクランプ6を
装備している。このクランプ6は、ハウジング3の側面
8に取り付けられている。クランプ6は、当該コネクタ
2を含むワイヤーハーネスを実際に機器等に組み付ける
際に、機器側に設けられた取付穴に嵌め込んでハウジン
グ3を固定するためのものである。さらに、コネクタ2
は、付属部品としての他のコネクタ7と連結されてい
る。このコネクタ7は、ハウジング3の上面9に固定さ
れている。なお、コネクタ7も、コネクタ2と同様に、
ハウジング10と、図示していないがハウジング10に
装着された複数の端子金具とを有しており、各端子金具
は、電線4と接続されている。
は、ハウジング3と、図示していないがハウジング3に
挿着された端子金具とを有している。端子金具は、予め
電線4の端末に圧着されており、この状態でハウジング
3の端子挿入孔5(図2参照)から挿入装着されてい
る。また、コネクタ2は、付属部品としてクランプ6を
装備している。このクランプ6は、ハウジング3の側面
8に取り付けられている。クランプ6は、当該コネクタ
2を含むワイヤーハーネスを実際に機器等に組み付ける
際に、機器側に設けられた取付穴に嵌め込んでハウジン
グ3を固定するためのものである。さらに、コネクタ2
は、付属部品としての他のコネクタ7と連結されてい
る。このコネクタ7は、ハウジング3の上面9に固定さ
れている。なお、コネクタ7も、コネクタ2と同様に、
ハウジング10と、図示していないがハウジング10に
装着された複数の端子金具とを有しており、各端子金具
は、電線4と接続されている。
【0014】(2) 導通検査器の説明 図1を参照して、導通検査器1について詳しく説明す
る。導通検査器Aは、レール20が形成されたベース
21と、ベース21の先端側に固定されたコネクタ保
持部22と、レール20に沿ってスライド自在に取り
付けられ、コネクタ保持部22と対向配置された検査部
23と、検査部23をレール20に沿ってスライドさ
せることによって、コネクタ保持部22に対して接離さ
せるスライド機構24とを有している。
る。導通検査器Aは、レール20が形成されたベース
21と、ベース21の先端側に固定されたコネクタ保
持部22と、レール20に沿ってスライド自在に取り
付けられ、コネクタ保持部22と対向配置された検査部
23と、検査部23をレール20に沿ってスライドさ
せることによって、コネクタ保持部22に対して接離さ
せるスライド機構24とを有している。
【0015】 ベース21は、たとえば合成樹脂等で
形成することができる。ベース21の四隅には、上下に
貫通する孔25が設けられている(図1では、先端側の
2か所のみ図示している。)。この孔25は、導通検査
器1を所定の作業台上に固定するためのボルトの挿通孔
である。また、レール20は、ベース21の上面26に
ベース21の長手方向に沿って形成されている。レール
20は、コネクタ保持部22および検査部23のそれぞ
れの底部と係合している。コネクタ保持部22は、レー
ル20の先端部に固定されている。検査部23は、レー
ル20にスライド自在に支持されており、レール20
は、検査部23がスライドするためのスライドベースを
構成している。
形成することができる。ベース21の四隅には、上下に
貫通する孔25が設けられている(図1では、先端側の
2か所のみ図示している。)。この孔25は、導通検査
器1を所定の作業台上に固定するためのボルトの挿通孔
である。また、レール20は、ベース21の上面26に
ベース21の長手方向に沿って形成されている。レール
20は、コネクタ保持部22および検査部23のそれぞ
れの底部と係合している。コネクタ保持部22は、レー
ル20の先端部に固定されている。検査部23は、レー
ル20にスライド自在に支持されており、レール20
は、検査部23がスライドするためのスライドベースを
構成している。
【0016】 コネクタ保持部22は、ブロック状の
本体27と当接板28とを有している。本体27は、所
定の内面形状を有する凹部29が形成されている。この
凹部29は、コネクタ2の収容空間を構成している。す
なわち、凹部29は、コネクタ2を上方から白抜き矢印
に沿ってぴったりと嵌め込むことができ、嵌めこんだ状
態でコネクタを位置決めして保持することができるよう
になっている。なお、凹部29の内面形状は、取り付け
られる付属部品の形状に対応して設計変更することがで
きる。
本体27と当接板28とを有している。本体27は、所
定の内面形状を有する凹部29が形成されている。この
凹部29は、コネクタ2の収容空間を構成している。す
なわち、凹部29は、コネクタ2を上方から白抜き矢印
に沿ってぴったりと嵌め込むことができ、嵌めこんだ状
態でコネクタを位置決めして保持することができるよう
になっている。なお、凹部29の内面形状は、取り付け
られる付属部品の形状に対応して設計変更することがで
きる。
【0017】コネクタ2を保持した状態では、ハウジン
グ3の前面が検査部23と対向するようになっている。
これにより、ハウジング3に挿着された端子金具,クラ
ンプ6および他のコネクタ7は、それぞれ、検査部23
に設けられたコンタクトプローブ30,33,34と対
向配置されるようになっている。当接板28は、ねじ4
1を用いて本体27に締結されている。当接板28は、
本体27の端面に当てがうようにして設けられており、
凹部29に収容されたハウジング3の後面に当接して、
ハウジング3が動かないようにしている。当接板28に
は、切欠部31が形成されている。コネクタ2が凹部2
9に収容された状態で、電線4は、この切欠部31を挿
通することができるようになっている。
グ3の前面が検査部23と対向するようになっている。
これにより、ハウジング3に挿着された端子金具,クラ
ンプ6および他のコネクタ7は、それぞれ、検査部23
に設けられたコンタクトプローブ30,33,34と対
向配置されるようになっている。当接板28は、ねじ4
1を用いて本体27に締結されている。当接板28は、
本体27の端面に当てがうようにして設けられており、
凹部29に収容されたハウジング3の後面に当接して、
ハウジング3が動かないようにしている。当接板28に
は、切欠部31が形成されている。コネクタ2が凹部2
9に収容された状態で、電線4は、この切欠部31を挿
通することができるようになっている。
【0018】 検査部23は、コネクタ保持部22に
保持されるコネクタ2と嵌合することによって、当該コ
ネクタ2との導通をとるためのものである。検査部23
は、ケーシング32と、ケーシング32に装備されたコ
ンタクトプローブ30,33,34とを有している。コ
ンタクトプローブ30は、上記端子金具と接触すること
ができる接触子を構成しており、コンタクトプローブ3
3,34は、それぞれ、クランプ6および他のコネクタ
7と接触することができる付属部品センサを構成してい
る。
保持されるコネクタ2と嵌合することによって、当該コ
ネクタ2との導通をとるためのものである。検査部23
は、ケーシング32と、ケーシング32に装備されたコ
ンタクトプローブ30,33,34とを有している。コ
ンタクトプローブ30は、上記端子金具と接触すること
ができる接触子を構成しており、コンタクトプローブ3
3,34は、それぞれ、クランプ6および他のコネクタ
7と接触することができる付属部品センサを構成してい
る。
【0019】ケーシング32は、略直方体のブロック状
をしており、前面35に開口された凹陥部36が形成さ
れている。凹陥部36は、コネクタ2をぴったりと収容
することができる内面形状に形成されており、ハウジン
グ収容室37とクランプ収容室38とが形成されてい
る。ハウジング収容室37は、検査部23がコネクタ保
持部22に近接したときに、ハウジング3およびコネク
タ7を収容することができるようになっている。また、
クランプ収容室38は、検査部23がコネクタ保持部2
2に近接したときに、クランプ6を収容することができ
るようになっている。一方、ケーシング32の下面に
は、スライド溝が形成されている。このスライド溝とベ
ース21のレール20とがスライド自在な状態で係合し
ている。このため、ケーシング32は、レール20に沿
ってスライドでき、コネクタ保持部22に対して接離可
能となっている。
をしており、前面35に開口された凹陥部36が形成さ
れている。凹陥部36は、コネクタ2をぴったりと収容
することができる内面形状に形成されており、ハウジン
グ収容室37とクランプ収容室38とが形成されてい
る。ハウジング収容室37は、検査部23がコネクタ保
持部22に近接したときに、ハウジング3およびコネク
タ7を収容することができるようになっている。また、
クランプ収容室38は、検査部23がコネクタ保持部2
2に近接したときに、クランプ6を収容することができ
るようになっている。一方、ケーシング32の下面に
は、スライド溝が形成されている。このスライド溝とベ
ース21のレール20とがスライド自在な状態で係合し
ている。このため、ケーシング32は、レール20に沿
ってスライドでき、コネクタ保持部22に対して接離可
能となっている。
【0020】コンタクトプローブ30,34は、上記ハ
ウジング収容室37の内奥部に取り付けられており、コ
ンタクトプローブ33は、上記クランプ収容室38の内
奥部に取り付けられている。また、各コンタクトプロー
ブ30,33,34は、コネクタ保持部22側に突出し
た状態で配置されている。つまり、検査部23がコネク
タ保持部22に接近する方向に沿って突出されている。
ウジング収容室37の内奥部に取り付けられており、コ
ンタクトプローブ33は、上記クランプ収容室38の内
奥部に取り付けられている。また、各コンタクトプロー
ブ30,33,34は、コネクタ保持部22側に突出し
た状態で配置されている。つまり、検査部23がコネク
タ保持部22に接近する方向に沿って突出されている。
【0021】コンタクトプローブ30は、先端が丸形の
ピン状をしており、ハウジング3に挿着された端子金具
に一対一に対応して複数並設されている。また、コンタ
クトプローブ34は、2本設けられており、上記コネク
タ7のハウジング10に挿着された端子金具に対応して
設けられている。さらに、コンタクトプローブ33は、
先端が矩形のピン状をしており、ハウジング3に取り付
けられたクランプ6の位置に対応して設けられている。
なお、各コンタクトプローブ30,33、34は、既知
の構造からなるものであるので、その詳しい説明は省略
する。
ピン状をしており、ハウジング3に挿着された端子金具
に一対一に対応して複数並設されている。また、コンタ
クトプローブ34は、2本設けられており、上記コネク
タ7のハウジング10に挿着された端子金具に対応して
設けられている。さらに、コンタクトプローブ33は、
先端が矩形のピン状をしており、ハウジング3に取り付
けられたクランプ6の位置に対応して設けられている。
なお、各コンタクトプローブ30,33、34は、既知
の構造からなるものであるので、その詳しい説明は省略
する。
【0022】各コンタクトプローブ30,33,34の
端部に、リード線40が接続されている。これらリード
線40は、各コンタクトプローブ30,33,34から
の電気信号を所定の受信装置(図示せず)に送るための
ものである。この受信装置は、各コンタクトプローブ3
0,33,34から送られる電気信号に基づいて、各コ
ンタクトプローブ30,33,34が、これらが対応す
る端子金具等と接触しているか否かを判定することがで
きるようになっている。すなわち、たとえば、コンタク
トプローブ30からの電気信号を受信すれば、当該コン
タクトプローブ30が対応している電線に関して、良好
な電気的導通が達成されていることになる。なお、図1
では、簡略化のため、リード線の数は省略されている。
端部に、リード線40が接続されている。これらリード
線40は、各コンタクトプローブ30,33,34から
の電気信号を所定の受信装置(図示せず)に送るための
ものである。この受信装置は、各コンタクトプローブ3
0,33,34から送られる電気信号に基づいて、各コ
ンタクトプローブ30,33,34が、これらが対応す
る端子金具等と接触しているか否かを判定することがで
きるようになっている。すなわち、たとえば、コンタク
トプローブ30からの電気信号を受信すれば、当該コン
タクトプローブ30が対応している電線に関して、良好
な電気的導通が達成されていることになる。なお、図1
では、簡略化のため、リード線の数は省略されている。
【0023】 スライド機構24は、スライドベース
を構成する上記レール20と、レバー42と、ばね43
とを有している。ばね43は、検査部23とコネクタ保
持部22との間に介在されている。レバー42は、一端
側がピン44を介してベース21の基端部に回動自在に
連結されている。レバー42の所定部(45)は、所定
の曲線形状に形成されており、この部分がカム45を構
成している。レバー42の他端部46を斜線付き矢印の
方向に移動させると、ピン44を回動中心としてカム4
5が回動する。これにより、検査部23は、ばね43の
弾性力に抗してカム45によって押され、コネクタ保持
部22側へスライドするようになっている。
を構成する上記レール20と、レバー42と、ばね43
とを有している。ばね43は、検査部23とコネクタ保
持部22との間に介在されている。レバー42は、一端
側がピン44を介してベース21の基端部に回動自在に
連結されている。レバー42の所定部(45)は、所定
の曲線形状に形成されており、この部分がカム45を構
成している。レバー42の他端部46を斜線付き矢印の
方向に移動させると、ピン44を回動中心としてカム4
5が回動する。これにより、検査部23は、ばね43の
弾性力に抗してカム45によって押され、コネクタ保持
部22側へスライドするようになっている。
【0024】また、ばね43が検査部23とコネクタ保
持部22との間に介在されているから、レバー42を元
の位置(図示した位置)に復帰させれば、ばね43の弾
性力で検査部23が自動的に元の位置(図示した位置)
に復帰することができるようになっている。なお、本実
施形態では、検査部23をコネクタ保持部22側へスラ
イドさせるようにしたが、コネクタ保持部22を検査部
23側へスライドさせるようにすることもできる。
持部22との間に介在されているから、レバー42を元
の位置(図示した位置)に復帰させれば、ばね43の弾
性力で検査部23が自動的に元の位置(図示した位置)
に復帰することができるようになっている。なお、本実
施形態では、検査部23をコネクタ保持部22側へスラ
イドさせるようにしたが、コネクタ保持部22を検査部
23側へスライドさせるようにすることもできる。
【0025】(3) 作用・効果 次に、この導通検査器1による作用効果について説明す
る。 クランプ6および他のコネクタ7が取り付けられた
ままコネクタ2を白抜き矢印の方向に沿ってコネクタ保
持部22に収容することができる。これにより、コネク
タ2のハウジング3,クランプ6および他のコネクタ7
を位置決め状態で保持することができる。
る。 クランプ6および他のコネクタ7が取り付けられた
ままコネクタ2を白抜き矢印の方向に沿ってコネクタ保
持部22に収容することができる。これにより、コネク
タ2のハウジング3,クランプ6および他のコネクタ7
を位置決め状態で保持することができる。
【0026】 次いで、レバー42を斜線付き矢印の
方向に回動させて、検査部23をコネクタ保持部22に
近接させる。なお、図3は、検査部23がコネクタ保持
部22に近接した状態を模式的に表した平面図である。
図1および図3を参照して、検査部23がコネクタ保持
部22に近接すると、コンタクトプローブ30は、ハウ
ジング3に挿着された端子金具の方に接近する。また、
コンタクトプローブ34は、コネクタ7のハウジング1
0に挿着された端子金具の方に接近する。さらに、コン
タクトプローブ34は、ハウジング3に取り付けられた
クランプ6の方に接近する。
方向に回動させて、検査部23をコネクタ保持部22に
近接させる。なお、図3は、検査部23がコネクタ保持
部22に近接した状態を模式的に表した平面図である。
図1および図3を参照して、検査部23がコネクタ保持
部22に近接すると、コンタクトプローブ30は、ハウ
ジング3に挿着された端子金具の方に接近する。また、
コンタクトプローブ34は、コネクタ7のハウジング1
0に挿着された端子金具の方に接近する。さらに、コン
タクトプローブ34は、ハウジング3に取り付けられた
クランプ6の方に接近する。
【0027】このとき、コネクタ2が正確に組み立てら
れていれば、すなわち、コネクタ2の各端子金具が、ハ
ウジング3の挿入されるべき端子挿入孔5(図2参照)
に間違いなく挿入されていれば、各コンタクトプローブ
30は、対応する端子金具に接触することができる。こ
れにより、各コンタクトプローブ30から上記受信装置
に電気信号が送られ、この電気信号に基づいて、各コン
タクトプローブ30ごとに、これらコンタクトプローブ
30が対応する端子金具と接触しているか否かを判定す
ることができる。
れていれば、すなわち、コネクタ2の各端子金具が、ハ
ウジング3の挿入されるべき端子挿入孔5(図2参照)
に間違いなく挿入されていれば、各コンタクトプローブ
30は、対応する端子金具に接触することができる。こ
れにより、各コンタクトプローブ30から上記受信装置
に電気信号が送られ、この電気信号に基づいて、各コン
タクトプローブ30ごとに、これらコンタクトプローブ
30が対応する端子金具と接触しているか否かを判定す
ることができる。
【0028】その結果、一のコンタクトプローブ30
が、これに対応する端子金具と接触していることが判定
されると、当該端子金具が圧着された電線について、良
好な電気的導通が得られていることが分かる。そして、
すべてのコンタクトプローブ30が、これらに対応する
端子金具と接触していることが判定されると、コネクタ
2が正確に組み立てられており、コネクタ2の各端子金
具がハウジング3の挿入されるべき端子挿入孔5に間違
いなく挿入されて良好な電気的導通が得られていること
を確認することができる。
が、これに対応する端子金具と接触していることが判定
されると、当該端子金具が圧着された電線について、良
好な電気的導通が得られていることが分かる。そして、
すべてのコンタクトプローブ30が、これらに対応する
端子金具と接触していることが判定されると、コネクタ
2が正確に組み立てられており、コネクタ2の各端子金
具がハウジング3の挿入されるべき端子挿入孔5に間違
いなく挿入されて良好な電気的導通が得られていること
を確認することができる。
【0029】また、ハウジング3にコネクタ7が確実に
取り付けられていれば、両コンタクトプローブ34は、
対応する端子金具(コネクタ7に含まれる端子金具)に
接触することができる。これにより、両コンタクトプロ
ーブ34から上記受信装置に電気信号が送られ、この電
気信号に基づいて、各コンタクトプローブ34ごとに、
これらコンタクトプローブ34が対応する端子金具と接
触しているか否かを判定することができる。その結果、
各コンタクトプローブ34が、これに対応する端子金具
と接触していることが判定されると、各端子金具が圧着
されたそれぞれの電線について、良好な電気的導通が得
られていることが分かる。つまり、両コンタクトプロー
ブ34が、これらに対応する端子金具と接触しているこ
とが判定されると、コネクタ7が確実にハウジング3に
取り付けられており、しかも、コネクタ7の各端子金具
がハウジング10に正しく挿入されて良好な電気的導通
が得られていることを確認することができる。
取り付けられていれば、両コンタクトプローブ34は、
対応する端子金具(コネクタ7に含まれる端子金具)に
接触することができる。これにより、両コンタクトプロ
ーブ34から上記受信装置に電気信号が送られ、この電
気信号に基づいて、各コンタクトプローブ34ごとに、
これらコンタクトプローブ34が対応する端子金具と接
触しているか否かを判定することができる。その結果、
各コンタクトプローブ34が、これに対応する端子金具
と接触していることが判定されると、各端子金具が圧着
されたそれぞれの電線について、良好な電気的導通が得
られていることが分かる。つまり、両コンタクトプロー
ブ34が、これらに対応する端子金具と接触しているこ
とが判定されると、コネクタ7が確実にハウジング3に
取り付けられており、しかも、コネクタ7の各端子金具
がハウジング10に正しく挿入されて良好な電気的導通
が得られていることを確認することができる。
【0030】さらに、クランプ6が確実に取り付けられ
ていれば、コンタクトプローブ33は、クランプ6に接
触することができる。これにより、コンタクトプローブ
33から上記受信装置に電気信号が送られ、この電気信
号に基づいて、コンタクトプローブ33がクランプ6に
接触しているか否かを判定することができる。その結
果、コンタクトプローブ33がクランプ6に接触してい
ることが判定されると、クランプ6は、確実に取り付け
られていることが分かる。
ていれば、コンタクトプローブ33は、クランプ6に接
触することができる。これにより、コンタクトプローブ
33から上記受信装置に電気信号が送られ、この電気信
号に基づいて、コンタクトプローブ33がクランプ6に
接触しているか否かを判定することができる。その結
果、コンタクトプローブ33がクランプ6に接触してい
ることが判定されると、クランプ6は、確実に取り付け
られていることが分かる。
【0031】 従って、すべてのコンタクトプローブ
30,33,34から電気信号が送られることによっ
て、当該ワイヤーハーネスは導通検査に合格することが
できる。すなわち、従来行っていた導通検査(コネクタ
2の正確な組み立てと、正確な配線の検査)に加えて、
クランプ6等の付属品の取り付けの有無を確認すること
ができる。特に、本実施形態では、他のコネクタ7の取
り付けの有無と、コネクタ7の正確な組み立ておよび正
確な配線の検査を同時に行うことができる。このよう
に、本実施形態に係る導通検査器1によれば、クランプ
6等の付属部品が装備されたコネクタ2であっても、従
来の導通検査と同様の作業手順で導通検査を行うことが
でき、しかも、クランプ6等の付属部品の取付検査をも
同時に行うことができる。
30,33,34から電気信号が送られることによっ
て、当該ワイヤーハーネスは導通検査に合格することが
できる。すなわち、従来行っていた導通検査(コネクタ
2の正確な組み立てと、正確な配線の検査)に加えて、
クランプ6等の付属品の取り付けの有無を確認すること
ができる。特に、本実施形態では、他のコネクタ7の取
り付けの有無と、コネクタ7の正確な組み立ておよび正
確な配線の検査を同時に行うことができる。このよう
に、本実施形態に係る導通検査器1によれば、クランプ
6等の付属部品が装備されたコネクタ2であっても、従
来の導通検査と同様の作業手順で導通検査を行うことが
でき、しかも、クランプ6等の付属部品の取付検査をも
同時に行うことができる。
【0032】なお、本実施形態では、付属部品としてク
ランプ6および他のコネクタ7が取り付けられたコネク
タ2を対象としたが、これらのうちいずれか一方が取り
付けられている場合にも適用することができる。つま
り、クランプ6のみが取り付けられている場合には、コ
ンタクトプローブ34を取り外せば良い。一方、コネク
タ7のみが取り付けられている場合には、コンタクトプ
ローブ33を取り外せば良い。また、コンタクトプロー
ブ33を取り外すという作業をしなくても、コンタクト
プローブ33からの電気信号を検出しないようにするこ
ともできる。
ランプ6および他のコネクタ7が取り付けられたコネク
タ2を対象としたが、これらのうちいずれか一方が取り
付けられている場合にも適用することができる。つま
り、クランプ6のみが取り付けられている場合には、コ
ンタクトプローブ34を取り外せば良い。一方、コネク
タ7のみが取り付けられている場合には、コンタクトプ
ローブ33を取り外せば良い。また、コンタクトプロー
ブ33を取り外すという作業をしなくても、コンタクト
プローブ33からの電気信号を検出しないようにするこ
ともできる。
【0033】また、本実施形態では、組み立てが完了し
たコネクタ7を付属部品として取り付けた場合である
が、コネクタ7のハウジング10のみがコネクタ2の付
属部品として取り付けられる場合も考えられる。このよ
うな場合には、コンタクトプローブ34の位置を変更し
て、コンタクトプローブ34がハウジング10に当接す
ることができるようにすれば良い。
たコネクタ7を付属部品として取り付けた場合である
が、コネクタ7のハウジング10のみがコネクタ2の付
属部品として取り付けられる場合も考えられる。このよ
うな場合には、コンタクトプローブ34の位置を変更し
て、コンタクトプローブ34がハウジング10に当接す
ることができるようにすれば良い。
【0034】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る導
通検査器50によって、ワイヤーハーネスの導通検査を
行っている状態を示す斜視図である。本実施形態が第1
実施形態と異なる点は、 検査の対象としてのコネクタ51は、付属部品とし
てリテーナ52を備えたものである点、および 導通検査の際に、このリテーナ52の確実な装着を
検出するための付属部品センサとして、リミットスイッ
チ56を用いている点にある。
形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る導
通検査器50によって、ワイヤーハーネスの導通検査を
行っている状態を示す斜視図である。本実施形態が第1
実施形態と異なる点は、 検査の対象としてのコネクタ51は、付属部品とし
てリテーナ52を備えたものである点、および 導通検査の際に、このリテーナ52の確実な装着を
検出するための付属部品センサとして、リミットスイッ
チ56を用いている点にある。
【0035】図5は、コネクタ51の斜視図である。図
5を参照して、コネクタ51は、上記コネクタ2と同様
に、ハウジング53とハウジング53に形成された複数
の端子挿入孔54に挿入挿着された端子金具(図示せ
ず)とを有している。この端子金具は、電線の端末に圧
着されているものであるが、図4および図5では、簡略
化のため、ハウジング53から延び出る電線は図示して
いない。
5を参照して、コネクタ51は、上記コネクタ2と同様
に、ハウジング53とハウジング53に形成された複数
の端子挿入孔54に挿入挿着された端子金具(図示せ
ず)とを有している。この端子金具は、電線の端末に圧
着されているものであるが、図4および図5では、簡略
化のため、ハウジング53から延び出る電線は図示して
いない。
【0036】リテーナ52は、いわゆる後付け部品であ
って、スライド式のものである。すなわち、リテーナ5
2は、予め図5に示す位置よりも端子挿入孔54側にず
れた位置に配置され、この状態から前方(端子挿入孔5
4に端子金具が挿入される方向)へスライドさせること
によって装着されるようになっている。そして、確実に
装着された状態では、リテーナ52は、図5に示すよう
に、その一部分52aがハウジング53の両側面55か
ら外方に突出する。なお、リテーナ52が確実に装着さ
れていなければ、上記一部分52aは、図に示す位置よ
りも端子挿入孔54側にずれた状態となる。本実施形態
は、この突出したリテーナ52をリミットスイッチ56
で検出しようとするものである。
って、スライド式のものである。すなわち、リテーナ5
2は、予め図5に示す位置よりも端子挿入孔54側にず
れた位置に配置され、この状態から前方(端子挿入孔5
4に端子金具が挿入される方向)へスライドさせること
によって装着されるようになっている。そして、確実に
装着された状態では、リテーナ52は、図5に示すよう
に、その一部分52aがハウジング53の両側面55か
ら外方に突出する。なお、リテーナ52が確実に装着さ
れていなければ、上記一部分52aは、図に示す位置よ
りも端子挿入孔54側にずれた状態となる。本実施形態
は、この突出したリテーナ52をリミットスイッチ56
で検出しようとするものである。
【0037】コネクタ51は上記コネクタ2と外形形状
が異なっているから、これに応じてコネクタ保持部22
の凹部57の内面形状は、第1実施形態におけるコネク
タ保持部22の凹部29の内面形状と異なっている。つ
まり、凹部57の内面形状は、コネクタ51をぴったり
と収容しコネクタ51を動かないように位置決め保持す
ることができるように形成されている。
が異なっているから、これに応じてコネクタ保持部22
の凹部57の内面形状は、第1実施形態におけるコネク
タ保持部22の凹部29の内面形状と異なっている。つ
まり、凹部57の内面形状は、コネクタ51をぴったり
と収容しコネクタ51を動かないように位置決め保持す
ることができるように形成されている。
【0038】詳しく説明すると、凹部57は、コネクタ
51のハウジング53を収容するためのハウジング収容
室61と、リテーナ52を収容するための、具体的に
は、リテーナ52の、ハウジング53から突出した部分
を収容するためのリテーナ収容室62とを有している。
そして、このリテーナ収容室62の下方には、リミット
スイッチ56が設置されている。リミットスイッチ56
を取り付けるために、コネクタ保持部22の本体63
に、当該本体63を貫通する穴64が設けられており、
この穴64内にリミットスイッチ56が配置されてい
る。なお、参照符号65は、リミットスイッチ56のリ
ード線を示している。
51のハウジング53を収容するためのハウジング収容
室61と、リテーナ52を収容するための、具体的に
は、リテーナ52の、ハウジング53から突出した部分
を収容するためのリテーナ収容室62とを有している。
そして、このリテーナ収容室62の下方には、リミット
スイッチ56が設置されている。リミットスイッチ56
を取り付けるために、コネクタ保持部22の本体63
に、当該本体63を貫通する穴64が設けられており、
この穴64内にリミットスイッチ56が配置されてい
る。なお、参照符号65は、リミットスイッチ56のリ
ード線を示している。
【0039】また、検査部58も、第1実施形態におけ
る検査部23に設計変更を施したものとなっている。つ
まり、検査部58のケーシング59は、ハウジング53
をぴたりと収容することができる凹陥部60が形成され
ており、この凹陥部60の内奥部にコンタクトプローブ
30が複数並設されている。これらコンタクトプローブ
30は、第1実施形態で示したのと同様に、コネクタ5
1に装着された端子金具に対応して配置されている。そ
の他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同様の
参照符号を付してその説明は省略する。
る検査部23に設計変更を施したものとなっている。つ
まり、検査部58のケーシング59は、ハウジング53
をぴたりと収容することができる凹陥部60が形成され
ており、この凹陥部60の内奥部にコンタクトプローブ
30が複数並設されている。これらコンタクトプローブ
30は、第1実施形態で示したのと同様に、コネクタ5
1に装着された端子金具に対応して配置されている。そ
の他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同様の
参照符号を付してその説明は省略する。
【0040】以下、本実施形態に係る導通検査器50の
使い方について、その作用効果と共に説明する。 第1実施形態の場合と同様に、リテーナ52が装着
されたままコネクタ51を上方からコネクタ保持部22
に収容することができる。これにより、コネクタ2を位
置決め状態で保持することができる。
使い方について、その作用効果と共に説明する。 第1実施形態の場合と同様に、リテーナ52が装着
されたままコネクタ51を上方からコネクタ保持部22
に収容することができる。これにより、コネクタ2を位
置決め状態で保持することができる。
【0041】 このとき、リテーナ52に確実に装着
されていれば、ハウジング53から突出したリテーナ5
2(リテーナ52の一部分52a)は、リテーナ収容室
62に収容される。そして、当該一部分52aが完全に
リテーナ収容室62に収容されると、この部分がリミッ
トスイッチ56に当接する。これにより、リミットスイ
ッチ56が入力され、電気信号が上述の受信装置に送ら
れる。その結果、リテーナ56が装着されているか否か
を判定することができる。加えて、リテーナ52が確実
に装着されていなければ、上記一部分52aの位置がず
れるから、この一部分52aをリテーナ収容室62に収
容することができない。つまり、コネクタ51自体をコ
ネクタ保持部22に収容することができなくなる。これ
により、リテーナの不完全装着をも検出することができ
る。
されていれば、ハウジング53から突出したリテーナ5
2(リテーナ52の一部分52a)は、リテーナ収容室
62に収容される。そして、当該一部分52aが完全に
リテーナ収容室62に収容されると、この部分がリミッ
トスイッチ56に当接する。これにより、リミットスイ
ッチ56が入力され、電気信号が上述の受信装置に送ら
れる。その結果、リテーナ56が装着されているか否か
を判定することができる。加えて、リテーナ52が確実
に装着されていなければ、上記一部分52aの位置がず
れるから、この一部分52aをリテーナ収容室62に収
容することができない。つまり、コネクタ51自体をコ
ネクタ保持部22に収容することができなくなる。これ
により、リテーナの不完全装着をも検出することができ
る。
【0042】 次いで、レバー42を斜線付き矢印の
方向に回動させて、検査部58をコネクタ保持部22に
近接させると、コンタクトプローブ30が、ハウジング
53に挿着された端子金具の方に接近する。このとき、
コネクタ51が正確に組み立てられていれば、すなわ
ち、コネクタ51の各端子金具が、ハウジング53の挿
入されるべき端子挿入孔54に間違いなく挿入されてい
れば、各コンタクトプローブ30は、対応する端子金具
に接触することができる。これにより、各コンタクトプ
ローブ30から上記受信装置に電気信号が送られ、この
電気信号に基づいて、各コンタクトプローブ30ごと
に、これらコンタクトプローブ30が対応する端子金具
と接触しているか否かを判定することができる。
方向に回動させて、検査部58をコネクタ保持部22に
近接させると、コンタクトプローブ30が、ハウジング
53に挿着された端子金具の方に接近する。このとき、
コネクタ51が正確に組み立てられていれば、すなわ
ち、コネクタ51の各端子金具が、ハウジング53の挿
入されるべき端子挿入孔54に間違いなく挿入されてい
れば、各コンタクトプローブ30は、対応する端子金具
に接触することができる。これにより、各コンタクトプ
ローブ30から上記受信装置に電気信号が送られ、この
電気信号に基づいて、各コンタクトプローブ30ごと
に、これらコンタクトプローブ30が対応する端子金具
と接触しているか否かを判定することができる。
【0043】その結果、一のコンタクトプローブ30
が、これに対応する端子金具と接触していることが判定
されると、当該端子金具が圧着された電線について、良
好な電気的導通が得られていることが分かる。そして、
すべてのコンタクトプローブ30が、これらに対応する
端子金具と接触していることが判定されると、コネクタ
51が正確に組み立てられており、コネクタ51の各端
子金具がハウジング53の挿入されるべき端子挿入孔5
4に間違いなく挿入されて良好な電気的導通が得られて
いることを確認することができる。
が、これに対応する端子金具と接触していることが判定
されると、当該端子金具が圧着された電線について、良
好な電気的導通が得られていることが分かる。そして、
すべてのコンタクトプローブ30が、これらに対応する
端子金具と接触していることが判定されると、コネクタ
51が正確に組み立てられており、コネクタ51の各端
子金具がハウジング53の挿入されるべき端子挿入孔5
4に間違いなく挿入されて良好な電気的導通が得られて
いることを確認することができる。
【0044】 つまり、リミットスイッチ56および
すべてのコンタクトプローブ30から電気信号が送られ
ることによって、当該ワイヤーハーネスは導通検査に合
格することができる。すなわち、従来行っていた導通検
査(コネクタ51の正確な組み立てと、正確な配線の検
査)に加えて、リテーナ52の装着の有無を確認するこ
とができる。従って、本実施形態に係る導通検査器50
によれば、リテーナ52が装着されたコネクタ51であ
っても、従来の導通検査と同様の作業手順で導通検査を
行うことができ、しかも、リテーナ52が装着されてい
るかどうかの検査をも同時に行うことができる。
すべてのコンタクトプローブ30から電気信号が送られ
ることによって、当該ワイヤーハーネスは導通検査に合
格することができる。すなわち、従来行っていた導通検
査(コネクタ51の正確な組み立てと、正確な配線の検
査)に加えて、リテーナ52の装着の有無を確認するこ
とができる。従って、本実施形態に係る導通検査器50
によれば、リテーナ52が装着されたコネクタ51であ
っても、従来の導通検査と同様の作業手順で導通検査を
行うことができ、しかも、リテーナ52が装着されてい
るかどうかの検査をも同時に行うことができる。
【0045】<変更例>次に、種々の変更例について説
明する。 先ず、図6は、付属部品としてグロメット70が取
り付けられているコネクタ71の斜視図である。図6を
参照して、このコネクタ71は、ハウジング72と、こ
れに挿着された端子金具(図示せず)とを有している。
そして、上述の各実施形態で示したコネクタ2,51と
同様に、各端子金具に電線4が接続されており、各電線
4は、グロメット70内を通されている。
明する。 先ず、図6は、付属部品としてグロメット70が取
り付けられているコネクタ71の斜視図である。図6を
参照して、このコネクタ71は、ハウジング72と、こ
れに挿着された端子金具(図示せず)とを有している。
そして、上述の各実施形態で示したコネクタ2,51と
同様に、各端子金具に電線4が接続されており、各電線
4は、グロメット70内を通されている。
【0046】このようなグロメット70が取り付けられ
たコネクタ71を含むものについては、導通検査器1を
図7に示すように設計変更することができる。図7は、
かかるコネクタ71を保持して導通検査を行っている状
態を示した導通検査器73の要部拡大平面図である。同
図を参照して、この導通検査器73では、コネクタ保持
部74の凹部83の内面形状は、ハウジング72をぴっ
たりと位置決め状態で収容保持することができるように
形成されている。そして、当接板75の切欠部76は、
グロメット70がぴったりと嵌まり込むことができる形
状に切り欠かれている。また、検査部77(図7では、
検査部77は、コネクタ保持部74に近接している。)
は、ハウジング72がぴったりと嵌め込まれる凹陥部
(図示せず)を有し、この凹陥部の内奥部に、ハウジン
グ72に挿着された各端子金具に対応するコンタクトプ
ローブ(図示せず)が装備されている。
たコネクタ71を含むものについては、導通検査器1を
図7に示すように設計変更することができる。図7は、
かかるコネクタ71を保持して導通検査を行っている状
態を示した導通検査器73の要部拡大平面図である。同
図を参照して、この導通検査器73では、コネクタ保持
部74の凹部83の内面形状は、ハウジング72をぴっ
たりと位置決め状態で収容保持することができるように
形成されている。そして、当接板75の切欠部76は、
グロメット70がぴったりと嵌まり込むことができる形
状に切り欠かれている。また、検査部77(図7では、
検査部77は、コネクタ保持部74に近接している。)
は、ハウジング72がぴったりと嵌め込まれる凹陥部
(図示せず)を有し、この凹陥部の内奥部に、ハウジン
グ72に挿着された各端子金具に対応するコンタクトプ
ローブ(図示せず)が装備されている。
【0047】コネクタ保持部74は、グロメット保持部
材78を有している。このグロメット保持部材78は、
ねじ79を用いてコネクタ保持部74の本体80に締結
されている。グロメット保持部材78は、略L字状をし
ており、その内側角部の下方に、リミットスイッチ81
が設置されている。このリミットスイッチ81は、ねじ
82によってグロメット保持部材78に締結されてい
る。
材78を有している。このグロメット保持部材78は、
ねじ79を用いてコネクタ保持部74の本体80に締結
されている。グロメット保持部材78は、略L字状をし
ており、その内側角部の下方に、リミットスイッチ81
が設置されている。このリミットスイッチ81は、ねじ
82によってグロメット保持部材78に締結されてい
る。
【0048】次に、検査のし方について説明すると、コ
ネクタ71は、上方からコネクタ保持部74に挿入され
る。つまり、ハウジング72は、本体80の凹部83に
嵌め込まれ、グロメット70は、当接板75を挿通して
当該当接板75とグロメット保持部材78との間に嵌め
込まれる。このとき、確実にグロメット70がハウジン
グ72に取り付けられていれば、コネクタ71をセット
した状態で、グロメット70がリミットスイッチ81に
当接する。これにより、導通検査の際に、グロメット7
0が確実に取り付けられているかどうかを検査すること
ができる。
ネクタ71は、上方からコネクタ保持部74に挿入され
る。つまり、ハウジング72は、本体80の凹部83に
嵌め込まれ、グロメット70は、当接板75を挿通して
当該当接板75とグロメット保持部材78との間に嵌め
込まれる。このとき、確実にグロメット70がハウジン
グ72に取り付けられていれば、コネクタ71をセット
した状態で、グロメット70がリミットスイッチ81に
当接する。これにより、導通検査の際に、グロメット7
0が確実に取り付けられているかどうかを検査すること
ができる。
【0049】 次に、本発明は、図8および図9に示
すようなヒューズボックスを検査する際にも応用するこ
とができる。図8および図9は、たとえば自動車用とし
て用いられるヒューズボックス85である。図8は、所
定の回路(電線)が接続される下面側から見た状態での
ヒューズボックス85の斜視図であり、図9は、ヒュー
ズボックス85の蓋86を開けた状態での斜視図であ
る。
すようなヒューズボックスを検査する際にも応用するこ
とができる。図8および図9は、たとえば自動車用とし
て用いられるヒューズボックス85である。図8は、所
定の回路(電線)が接続される下面側から見た状態での
ヒューズボックス85の斜視図であり、図9は、ヒュー
ズボックス85の蓋86を開けた状態での斜視図であ
る。
【0050】図8を参照して、ヒューズボックス85に
ついて簡単に説明すると、ヒューズボッスク85は、蓋
86およびこの蓋86が形成されたケーシング87を有
している。ケーシング87は、複数のヒューズ取付部8
8が形成されており、各ヒューズ取付部88には、所定
容量のヒューズが取り付けられるようになっている。こ
れらヒューズ取付部88は、それぞれ、回路接続部89
(図9参照)と連通されている。そして、ヒューズが取
り付けられた状態で回路が接続されることによって、当
該回路中にヒューズが介在された状態となる。
ついて簡単に説明すると、ヒューズボッスク85は、蓋
86およびこの蓋86が形成されたケーシング87を有
している。ケーシング87は、複数のヒューズ取付部8
8が形成されており、各ヒューズ取付部88には、所定
容量のヒューズが取り付けられるようになっている。こ
れらヒューズ取付部88は、それぞれ、回路接続部89
(図9参照)と連通されている。そして、ヒューズが取
り付けられた状態で回路が接続されることによって、当
該回路中にヒューズが介在された状態となる。
【0051】ところで、ヒューズボックス85には、予
め予備ヒューズ90が装備されている。具体的には、予
備ヒューズ90は、予備ヒューズ収容部92に収容され
ている。そして、この予備ヒューズが確実に装備されて
いるかどうかを検査する必要がある。予備ヒューズ収容
部92は、図9に示すようにケーシング87の下面に形
成された開口部91と連通している。
め予備ヒューズ90が装備されている。具体的には、予
備ヒューズ90は、予備ヒューズ収容部92に収容され
ている。そして、この予備ヒューズが確実に装備されて
いるかどうかを検査する必要がある。予備ヒューズ収容
部92は、図9に示すようにケーシング87の下面に形
成された開口部91と連通している。
【0052】かかるヒューズボックス85の検査をする
場合であっても、上記実施形態と同様に行うことができ
る。すなわち、図1を参照して、第1実施形態における
上記コネクタ保持部22の本体27を設計変更し、凹部
29の内面形状をヒューズボックス85をぴったりと収
容することができる形状に形成する。つまり、ヒューズ
ボックス85の下面側を検査部23に対向させた状態
(ヒューズボックス85のケーシング87の下面に形成
された開口部91が検査部23に対向した状態)で保持
できるようにする。一方、検査部23を設計変更し、ヒ
ューズボックス85のケーシング87を、その下面側か
らぴったりと嵌め込むことができる形状に凹陥部36,
37を形成する。そして、各予備ヒューズ90に対応さ
せて、凹陥部にコンタクトプローブを配設する。
場合であっても、上記実施形態と同様に行うことができ
る。すなわち、図1を参照して、第1実施形態における
上記コネクタ保持部22の本体27を設計変更し、凹部
29の内面形状をヒューズボックス85をぴったりと収
容することができる形状に形成する。つまり、ヒューズ
ボックス85の下面側を検査部23に対向させた状態
(ヒューズボックス85のケーシング87の下面に形成
された開口部91が検査部23に対向した状態)で保持
できるようにする。一方、検査部23を設計変更し、ヒ
ューズボックス85のケーシング87を、その下面側か
らぴったりと嵌め込むことができる形状に凹陥部36,
37を形成する。そして、各予備ヒューズ90に対応さ
せて、凹陥部にコンタクトプローブを配設する。
【0053】かかる設計変更を施し、コネクタ保持部2
2にヒューズボックス85を保持した状態で、コネクタ
保持部22に検査部23を近接させると、各予備ヒュー
ズ90が確実に装備されていれば、各コンタクトプロー
ブによってこれを検出することができる。なお、本発明
は、以上示した実施形態に限られず、本発明の範囲内で
種々の設計変更を施すことができる。
2にヒューズボックス85を保持した状態で、コネクタ
保持部22に検査部23を近接させると、各予備ヒュー
ズ90が確実に装備されていれば、各コンタクトプロー
ブによってこれを検出することができる。なお、本発明
は、以上示した実施形態に限られず、本発明の範囲内で
種々の設計変更を施すことができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、付属部品
が取り付けられたまま検査対象物をハウジング保持部に
収容し、検査部をハウジング保持部に近接させることに
よって、当該検査対象物の検査を行うことができ、しか
も、付属部品センサによって付属部品の取り付けの有無
について検査することができる。つまり、付属部品が装
備された検査対象物であっても、付属部品の未装着状態
にして検査をする必要がないので、検査工程の複雑化を
防ぐことができる。
が取り付けられたまま検査対象物をハウジング保持部に
収容し、検査部をハウジング保持部に近接させることに
よって、当該検査対象物の検査を行うことができ、しか
も、付属部品センサによって付属部品の取り付けの有無
について検査することができる。つまり、付属部品が装
備された検査対象物であっても、付属部品の未装着状態
にして検査をする必要がないので、検査工程の複雑化を
防ぐことができる。
【0055】請求項2に係る発明によれば、付属部品が
取り付けられたままコネクタをコネクタ保持部に収容し
て検査部をコネクタ保持部に近接させることによって、
ワイヤーハーネスの構成要素である各電線の導通検査を
行うことができると共に、付属部品センサによって付属
部品の取り付けの有無についても検査することができ
る。つまり、付属部品が装備されたコネクタであって
も、付属部品未装着状態にて導通検査をした後、別工程
にて再度付属部品を装着して付属部品取付検査をすると
いう複雑な工程を是正し、簡単な検査工程によって、導
通検査と付属部品の取付検査を同時に行うことができ
る。
取り付けられたままコネクタをコネクタ保持部に収容し
て検査部をコネクタ保持部に近接させることによって、
ワイヤーハーネスの構成要素である各電線の導通検査を
行うことができると共に、付属部品センサによって付属
部品の取り付けの有無についても検査することができ
る。つまり、付属部品が装備されたコネクタであって
も、付属部品未装着状態にて導通検査をした後、別工程
にて再度付属部品を装着して付属部品取付検査をすると
いう複雑な工程を是正し、簡単な検査工程によって、導
通検査と付属部品の取付検査を同時に行うことができ
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係る導通検査器によっ
て導通検査を行っている状態を示す分解斜視図である。
て導通検査を行っている状態を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施形態に係るコネクタの斜視図である。
【図3】導通検査を行っている状態での、導通検査器の
要部平面図である。
要部平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る導通検査器によっ
て導通検査を行っている状態を示す分解斜視図である。
て導通検査を行っている状態を示す分解斜視図である。
【図5】第2実施形態に係るコネクタの斜視図である。
【図6】変形例にかかるグロメット付きコネクタの斜視
図である。
図である。
【図7】グロメット付きコネクタを含むワイヤーハーネ
スの導通検査を行っている状態での、導通検査器の要部
平面図である。
スの導通検査を行っている状態での、導通検査器の要部
平面図である。
【図8】ヒューズボックスの斜視図である。
【図9】蓋を開けた状態でのヒューズボックスの斜視図
である。
である。
1 導通検査器 2 コネクタ 3 ハウジング 4 電線 6 クランプ 7 他のコネクタ 22 コネクタ保持部 23 検査部 24 スライド機構 29 凹部 30 コンタクトプローブ 33 コンタクトプローブ 34 コンタクトプローブ 50 導通検査器 51 コネクタ 52 リテーナ 56 リミットスイッチ 70 グロメット 78 グロメット保持部材 81 リミットスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】予め定める複数個の部品が収容されたハウ
ジングおよびハウジングに付加された付属部品を有する
検査対象物の検査に用いられる検査器であって、 上記ハウジングを位置決めした状態で収容保持し得るハ
ウジング保持部と、 ハウジング保持部に対して近接/離反可能な状態で対向
配置された検査部と、 ハウジング保持部に保持されたハウジングに収容された
各部品に一対一に対応し、上記近接方向に沿って突出さ
れた状態で検査部に複数並設された検出子と、 上記ハウジングがハウジング保持部によって保持された
状態で、付属部品に当接して付属部品の取り付けの有無
を検出する付属部品センサとを備えたことを特徴とする
検査器。 - 【請求項2】付属部品が突設されたハウジングおよびこ
れに挿着された複数の端子金具を有するコネクタを含ん
だワイヤーハーネスの導通検査に用いられる導通検査器
であって、 上記コネクタを位置決め状態で収容保持し得るコネクタ
保持部と、 コネクタ保持部に対して近接/離反可能な状態で対向配
置された検査部と、 コネクタ保持部に保持されたコネクタの各端子金具に一
対一に対応し、上記近接方向に沿って突出された状態で
検査部に複数並設された検出子と、 上記コネクタがコネクタ保持部によって保持された状態
で、付属部品に当接して付属部品の取り付けの有無を検
出する付属部品センサとを備えたことを特徴とする導通
検査器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7306148A JPH09145768A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 検査器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7306148A JPH09145768A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 検査器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09145768A true JPH09145768A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17953638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7306148A Pending JPH09145768A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 検査器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09145768A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100803526B1 (ko) * | 2007-07-05 | 2008-02-14 | 양동호 | 배선회로 검사장치 |
CN103117493A (zh) * | 2013-01-15 | 2013-05-22 | 东莞市凯昶德电子科技股份有限公司 | 连接器外壳与胶芯自动化组装设备 |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP7306148A patent/JPH09145768A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100803526B1 (ko) * | 2007-07-05 | 2008-02-14 | 양동호 | 배선회로 검사장치 |
CN103117493A (zh) * | 2013-01-15 | 2013-05-22 | 东莞市凯昶德电子科技股份有限公司 | 连接器外壳与胶芯自动化组装设备 |
CN103117493B (zh) * | 2013-01-15 | 2015-01-28 | 东莞市凯昶德电子科技股份有限公司 | 连接器外壳与胶芯自动化组装设备 |
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