JPH0914316A - 横変形防止用コイルバネ - Google Patents
横変形防止用コイルバネInfo
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- JPH0914316A JPH0914316A JP16028995A JP16028995A JPH0914316A JP H0914316 A JPH0914316 A JP H0914316A JP 16028995 A JP16028995 A JP 16028995A JP 16028995 A JP16028995 A JP 16028995A JP H0914316 A JPH0914316 A JP H0914316A
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- Japan
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- coil spring
- spring
- lateral deformation
- coil
- wire
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- Pending
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 14
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 241001279686 Allium moly Species 0.000 description 1
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- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 横変形を防止するようにしたコイルバネを提
供する。 【構成】 円筒コイルバネ１で中央部の素線断面積が両
端側の素線断面積よりも小さくなっている。
供する。 【構成】 円筒コイルバネ１で中央部の素線断面積が両
端側の素線断面積よりも小さくなっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮荷重に対して横変
形を起こし難いコイルバネに関する。
形を起こし難いコイルバネに関する。
【０００２】
【従来の技術】圧縮コイルバネは製作費用も比較的安
く、コンパクトで効率も高いので広く用いられている。
円筒コイルバネは製作が容易であるためよく用いられ、
用途に応じて幾つかの変形もある。不等ピッチコイルバ
ネはコイルのピッチを一方の端部近傍で密にし、または
一方の端部より他方の端部に向けて密より粗にしたもの
で、荷重が増すにつれてコイルの密着が生じ、有効巻き
数が減少してバネ定数を増大させるものである。また、
非線型特性を得るため素線径を変化させるコイルバネも
用いられている。この場合、両端で素線径を細くする方
法が用いられている。
く、コンパクトで効率も高いので広く用いられている。
円筒コイルバネは製作が容易であるためよく用いられ、
用途に応じて幾つかの変形もある。不等ピッチコイルバ
ネはコイルのピッチを一方の端部近傍で密にし、または
一方の端部より他方の端部に向けて密より粗にしたもの
で、荷重が増すにつれてコイルの密着が生じ、有効巻き
数が減少してバネ定数を増大させるものである。また、
非線型特性を得るため素線径を変化させるコイルバネも
用いられている。この場合、両端で素線径を細くする方
法が用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】コイルバネはコイル直
径に対して高さがある程度以上高くなると座屈を起こし
横変位（高さに対して直角方向の変位）を生ずる。この
座屈は両端の支持条件により発生のし易さは変わり両端
固定で起こり難く、両端回転で発生し易い。このような
横変形が発生するとバネを伸縮する抵抗が増大し、ま
た、バネを組み込んだ装置と接触しその装置の動作を拘
束したりする。特に宇宙空間で使用する場合、真空中で
は摩擦係数が大となり接触したものと固着したり、噛み
込んだりする場合が発生する。なお、地上であればバネ
に油やモリコートなどの潤滑材を塗布すれば、バネの抵
抗増や固着などを防止できるが宇宙では汚染防止のため
このようなものは使用できない。
径に対して高さがある程度以上高くなると座屈を起こし
横変位（高さに対して直角方向の変位）を生ずる。この
座屈は両端の支持条件により発生のし易さは変わり両端
固定で起こり難く、両端回転で発生し易い。このような
横変形が発生するとバネを伸縮する抵抗が増大し、ま
た、バネを組み込んだ装置と接触しその装置の動作を拘
束したりする。特に宇宙空間で使用する場合、真空中で
は摩擦係数が大となり接触したものと固着したり、噛み
込んだりする場合が発生する。なお、地上であればバネ
に油やモリコートなどの潤滑材を塗布すれば、バネの抵
抗増や固着などを防止できるが宇宙では汚染防止のため
このようなものは使用できない。
【０００４】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、横変形を防止するようにしたコイルバネを提供す
ることを目的とする。
ので、横変形を防止するようにしたコイルバネを提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明では、円筒コイルバネで中央部の素
線断面積が両端側の素線断面積よりも小さくなってい
る。
め、請求項１の発明では、円筒コイルバネで中央部の素
線断面積が両端側の素線断面積よりも小さくなってい
る。
【０００６】請求項２の発明では、円筒コイルバネで中
央部のコイルピッチが両端側のコイルピッチよりも小さ
くなっている。
央部のコイルピッチが両端側のコイルピッチよりも小さ
くなっている。
【０００７】
【作用】請求項１の発明では、円筒コイルバネで中央部
の素線断面積が両端側の素線断面積よりも小さくなって
いるので、バネに加わる荷重が増加すると、バネの中央
部の素線断面積の小さいところが他に先行して密着す
る。これにより中央部の剛性が増大し、座屈し難くな
り、横変形を起こし難くする。
の素線断面積が両端側の素線断面積よりも小さくなって
いるので、バネに加わる荷重が増加すると、バネの中央
部の素線断面積の小さいところが他に先行して密着す
る。これにより中央部の剛性が増大し、座屈し難くな
り、横変形を起こし難くする。
【０００８】請求項２の発明では、円筒コイルバネで中
央部のコイルピッチが両端側のコイルピッチよりも小さ
くなっているので、バネに加わる荷重が増大すると、バ
ネの中央部のピッチの小さいところが他に先行して密着
する。これにより中央部の剛性が増大し、座屈し難くな
り、横変形を起こし難くする。
央部のコイルピッチが両端側のコイルピッチよりも小さ
くなっているので、バネに加わる荷重が増大すると、バ
ネの中央部のピッチの小さいところが他に先行して密着
する。これにより中央部の剛性が増大し、座屈し難くな
り、横変形を起こし難くする。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は第１実施例の円筒コイルバネを示
し、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は素線の径を示す。円筒
コイルバネ１は円形断面の素線２で構成され、円筒コイ
ルバネ１の中央部の素線径ｄ１は端部側の素線径ｄ２よ
り小さくなっている。この比ｄ１／ｄ２はコイル高さＨ
とコイル径Ｄとの縦横比Ｈ／Ｄ、円筒コイルバネ１の両
端の固定条件を考慮して決められる。
て説明する。図１は第１実施例の円筒コイルバネを示
し、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は素線の径を示す。円筒
コイルバネ１は円形断面の素線２で構成され、円筒コイ
ルバネ１の中央部の素線径ｄ１は端部側の素線径ｄ２よ
り小さくなっている。この比ｄ１／ｄ２はコイル高さＨ
とコイル径Ｄとの縦横比Ｈ／Ｄ、円筒コイルバネ１の両
端の固定条件を考慮して決められる。
【００１０】図２はバネ特性図で円筒コイルバネ１の高
さ方向に加わる圧縮荷重と高さ方向の収縮量を示す。圧
縮荷重が増加するとＰｓで中央部の密着が始まる。Ｐｓ
までは荷重と収縮量は線形となるが、中央部コイル間の
密着が始まると非線形となる。Ｐｆで密着が終了すると
両端部のコイルの圧縮のみになり、かつ中央部は密着し
て剛性が増加し座屈の発生を抑え、横変形を防止する。
さ方向に加わる圧縮荷重と高さ方向の収縮量を示す。圧
縮荷重が増加するとＰｓで中央部の密着が始まる。Ｐｓ
までは荷重と収縮量は線形となるが、中央部コイル間の
密着が始まると非線形となる。Ｐｆで密着が終了すると
両端部のコイルの圧縮のみになり、かつ中央部は密着し
て剛性が増加し座屈の発生を抑え、横変形を防止する。
【００１１】図３は第２実施例の円筒コイルバネの側面
図を示す。円筒コイルバネは同一の素線径で構成され、
中央部のピッチｐ１を両端部のピッチｐ２より小さくし
ている。この比ｐ１／ｐ２はコイル高さＨとコイル径Ｄ
との縦横比Ｈ／Ｄ、円筒コイルバネ１の両端の固定条件
を考慮して決められる。バネ特性図は図２がそのまま適
用される。圧縮荷重が増加するとＰｓで中央部のピッチ
が密のコイルで密着が始まる。Ｐｓまでは荷重と収縮量
は線形となるが、中央部コイル間の密着が始まると非線
形となる。Ｐｆでコイルの密着が終了すると両端部のピ
ッチが大きいコイルの圧縮のみになり、かつ中央部は密
着して剛性が増加し座屈の発生を抑え、横変形を防止す
る。
図を示す。円筒コイルバネは同一の素線径で構成され、
中央部のピッチｐ１を両端部のピッチｐ２より小さくし
ている。この比ｐ１／ｐ２はコイル高さＨとコイル径Ｄ
との縦横比Ｈ／Ｄ、円筒コイルバネ１の両端の固定条件
を考慮して決められる。バネ特性図は図２がそのまま適
用される。圧縮荷重が増加するとＰｓで中央部のピッチ
が密のコイルで密着が始まる。Ｐｓまでは荷重と収縮量
は線形となるが、中央部コイル間の密着が始まると非線
形となる。Ｐｆでコイルの密着が終了すると両端部のピ
ッチが大きいコイルの圧縮のみになり、かつ中央部は密
着して剛性が増加し座屈の発生を抑え、横変形を防止す
る。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は円筒コイルの素線径を中央部で両端部よりも小さくし
たので、圧縮時最初に中央部でコイルが密着して中央部
の剛性が増し座屈を防止して横変形を防ぐことができ
る。また、円筒コイルのピッチを中央部で両端部よりも
小さくしたので、圧縮時最初に中央部でコイルが密着し
て中央部の剛性が増し座屈を防止して横変形を防ぐこと
ができる。これによりこのバネを組み込んだ装置等を宇
宙空間などの環境条件の厳しい場所で使用しても横変形
により装置が動作しなくなるのを防止できる。
は円筒コイルの素線径を中央部で両端部よりも小さくし
たので、圧縮時最初に中央部でコイルが密着して中央部
の剛性が増し座屈を防止して横変形を防ぐことができ
る。また、円筒コイルのピッチを中央部で両端部よりも
小さくしたので、圧縮時最初に中央部でコイルが密着し
て中央部の剛性が増し座屈を防止して横変形を防ぐこと
ができる。これによりこのバネを組み込んだ装置等を宇
宙空間などの環境条件の厳しい場所で使用しても横変形
により装置が動作しなくなるのを防止できる。
【図１】第１実施例の円筒コイルの縦断面である。
【図２】第１実施例の円筒コイルのバネ特性図である。
【図３】第２実施例の円筒コイルの側面図である。
【符号の説明】 １ 円筒コイル ２ 素線 ｄ１中央部の素線径 ｄ２両端部の素線径 ｐ１中央部のピッチ ｐ２両端部のピッチ
Claims (2)
- 【請求項１】 円筒コイルバネで中央部の素線断面積が
両端側の素線断面積よりも小さくなっていることを特徴
とする横変形防止用コイルバネ。 - 【請求項２】 円筒コイルバネで中央部のコイルピッチ
が両端側のコイルピッチよりも小さくなっていることを
特徴とする横変形防止用コイルバネ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16028995A JPH0914316A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 横変形防止用コイルバネ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16028995A JPH0914316A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 横変形防止用コイルバネ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914316A true JPH0914316A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15711772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16028995A Pending JPH0914316A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 横変形防止用コイルバネ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914316A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11107503A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Osaka Gas Co Ltd | 免振床装置 |
| JPH11107504A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Osaka Gas Co Ltd | 免振床装置 |
| JP2006044561A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | クローラ走行体のトラックスプリング |
| JP2007506458A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-22 | ジンテーズ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング | 椎体の弾性安定化のための装置 |
| WO2012002262A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 三菱製鋼株式会社 | コイルばね |
| WO2015022816A1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 日本発條株式会社 | 懸架装置用コイルばね |
| JP2019508610A (ja) * | 2016-03-03 | 2019-03-28 | ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト バンベルクＢｒｏｓｅ Ｆａｈｒｚｅｕｇｔｅｉｌｅ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ， Ｂａｍｂｅｒｇ | 自動車の扉装置の駆動装置 |
| KR20210102166A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-08-19 | (주)연우 | 탄성 부재 및 이를 포함하는 펌프 조립체 |
| DE102023114217A1 (de) | 2023-05-31 | 2024-12-05 | Festo Se & Co. Kg | Ventil zur Steuerung von Fluidströmen |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16028995A patent/JPH0914316A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11107504A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Osaka Gas Co Ltd | 免振床装置 |
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| JP4932254B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2012-05-16 | ジンテーズ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング | 椎体の弾性安定化のための装置 |
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| US10138970B2 (en) | 2010-06-30 | 2018-11-27 | Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. | Coil spring |
| WO2012002262A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 三菱製鋼株式会社 | コイルばね |
| WO2015022816A1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 日本発條株式会社 | 懸架装置用コイルばね |
| JP2015036565A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 日本発條株式会社 | 懸架装置用コイルばね |
| US10358008B2 (en) | 2013-08-12 | 2019-07-23 | Nhk Spring Co., Ltd. | Suspension coil spring |
| JP2019508610A (ja) * | 2016-03-03 | 2019-03-28 | ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト バンベルクＢｒｏｓｅ Ｆａｈｒｚｅｕｇｔｅｉｌｅ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ， Ｂａｍｂｅｒｇ | 自動車の扉装置の駆動装置 |
| KR20210102166A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-08-19 | (주)연우 | 탄성 부재 및 이를 포함하는 펌프 조립체 |
| KR20210131983A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-11-03 | (주)연우 | 탄성 부재 및 이를 포함하는 펌프 조립체 |
| DE102023114217A1 (de) | 2023-05-31 | 2024-12-05 | Festo Se & Co. Kg | Ventil zur Steuerung von Fluidströmen |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040519 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040702 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |