JPH09143015A - 粒状除草組成物 - Google Patents
粒状除草組成物Info
- Publication number
- JPH09143015A JPH09143015A JP26927796A JP26927796A JPH09143015A JP H09143015 A JPH09143015 A JP H09143015A JP 26927796 A JP26927796 A JP 26927796A JP 26927796 A JP26927796 A JP 26927796A JP H09143015 A JPH09143015 A JP H09143015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- herbicidal composition
- granular
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
除草組成物を提供する。 【解決手段】 除草活性成分としての1−(4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−トリフル
オロメチル−2−ピリジルスルホニル)ウレア又はその
塩、安定化剤及び担体を含有する粒状除草組成物。
Description
ての1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)
−3−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジルスルホ
ニル)ウレア(一般名:フラザスルフロン、以下化合物
Aと略す)又はその塩、安定化剤及び担体を含有する粒
状除草組成物に関する。
合物A又はその塩とグルホシネート、ビアラホス、グリ
ホサート及びそれらの塩から成る群より選ばれた少なく
とも1種とを有効成分として含有する除草組成物に、無
機マグネシウム塩を添加することを特徴とする、改良さ
れた除草組成物が記載されている。ここでは該改良され
た除草組成物を水で希釈し、散布する際の散布液中の有
効成分の安定化、該散布液の酸性度の改善並びに製剤の
吸湿性の抑制が無機マグネシウム塩の添加によって行わ
れている。したがって、本願発明、つまり化合物Aの経
時安定化が、特定の安定化剤によってなされた粒状除草
組成物についての記載又は示唆は無い。
地、山林、工場敷地、芝地などの非農耕地で使用されて
いる除草剤の多くは、水和剤、乳剤、液剤等水で希釈し
て散布する薬剤が大部分を占める。このような薬剤を利
用して除草作業を行う場合は、水の確保及び運搬、さら
には散布液の調整作業等全体を通じてかなりの時間と労
力が必要とされる。このことは山間部での散布は勿論、
山間部でなくても散布面積が大きくなればなるほど時間
と労力が余分にかかることにもなり、散布作業の省力化
をより徹底して追求する為には、散布に際して水で希釈
すること自体が問題となってくる。
い細粒剤のような粒状除草組成物が種々開発されてお
り、本発明者等もより優れた粒状除草組成物を提供する
為に、化合物Aを除草活性成分とする粒状除草組成物に
ついて調製を試みたが、該組成物中の化合物Aの経時安
定性になお問題があった。
発明者等は、化合物Aの経時安定化に配慮しつつ、優れ
た粒状除草組成物を見出すべく種々検討した結果、本発
明を完成した。すなわち、本発明は、除草活性成分とし
ての化合物A又はその塩、安定化剤及び担体を含有する
粒状除草組成物である。
である化合物Aの塩としては、例えばナトリウム、カリ
ウムなどのアルカリ金属との塩、マグネシウム、カルシ
ウムなどのアルカリ土類金属との塩、モノメチルアミ
ン、モノイソプロピルアミン、ジメチルアミン、ジイソ
プロピルアミン、トリエチルアミンなどのアミンとの
塩、トリメチルエチルアンモニウムカチオン、テトラメ
チルアンモニウムカチオンなどの第4級アンモニウム塩
基との塩などが挙げられる。
アルキルスルホコハク酸塩及び安息香酸塩より成る群か
ら選ばれた少なくとも1種が挙げられ、ここで挙げられ
たジアルキルスルホコハク酸塩及び安息香酸塩の塩とし
ては、前記した化合物Aの塩と同様のものが挙げられ
る。安定化剤としては、ジアルキルスルホコハク酸塩と
安息香酸塩との混合物、ジアルキルスルホコハク酸のナ
トリウム塩、安息香酸のナトリウム塩等が望ましく、ジ
アルキルスルホコハク酸のナトリウム塩と安息香酸のナ
トリウム塩との混合物がより望ましい。
珪藻土、消石灰、炭酸カルシウム、タルク、ホワイトカ
ーボン、ベントナイト、カオリナイト及びセリサイト
(ジークライト)の混合物、水溶性デンプン、炭酸ナト
リウム、重曹、芒硝、クレー、ゼオライト、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げら
れるが、中でもタルク、ベントナイト及びクレーが望ま
しい。ここで挙げられた担体は、1種単独で使用して
も、2種以上を混用、併用してもよく、例えば、タルク
とベントナイトとの混用、併用や、クレーとベントナイ
トとの混用、併用が好適に使用される。
各種補助剤や他の除草活性成分すなわち化合物A以外の
除草活性成分を含有してもよい。以下にその一例を記載
する。各種補助剤は、主に粒状除草組成物の物理的性質
の向上に寄与するものであり、例えば脂肪酸塩、アルキ
ルスルホコハク酸塩、ポリカルボン酸塩、アルキル硫酸
エステル塩、アルキル硫酸塩、アルキルアリール硫酸
塩、アルキルジグリコールエーテル硫酸塩、アルコール
硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ
ールスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、リグニンス
ルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸
塩、ポリスチレンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステ
ル塩、アルキルアリールリン酸塩、スチリルアリールリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エス
テル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
リン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸
エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の
塩、ポリアクリル酸塩のような陰イオン系の界面活性
剤;ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル、脂肪酸ポリグリセライド、脂肪酸アルコールポリ
グリコールエーテル、アセチレングリコール、アセチレ
ンアルコール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチ
リルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコール
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシプロピレン脂肪酸
エステルのような非イオン系の界面活性剤;澱粉、デキ
ストリン、アラビアゴム、ゼラチン、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、リグニンスルホン酸のナトリウム塩
又はカルシウム塩、ヒドロキシプロピルセルロース、望
ましくは、カルボキシメチルセルロースナトリウム、リ
グニンスルホン酸のナトリウム塩又はカルシウム塩、ヒ
ドロキシプロピルセルロースのような結合剤;二酸化ケ
イ素、澱粉加水分解物、クレー、タルク、珪藻土、珪藻
土・石灰の人工合成物、石綿、カオリナイト及びセリサ
イト(ジークライト)の混合物、ケイ酸カルシウム、軽
質炭酸カルシウム、ケイ酸化軽質炭酸カルシウム、酸性
白土、カーボンブラック、天然土状黒鉛、パーライト
(真珠岩)加工物、超微粒子無水酸化アルミ、超微粒子
状酸化チタン、塩基性炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム、シリカ・アルミナ合成フィラー、含
水マグネシウムケイ酸塩のような吸油剤;エーテル類
(ジオキサンなど)、ケトン類(シクロヘキサノン、メ
チルイソブチルケトンなど)、脂肪酸(酢酸、酪酸な
ど)、エステル類(酢酸イソプロピル、酢酸ブチルな
ど)、含窒素・含硫黄溶剤(N−メチルホルムアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノンなど)、脂肪族炭化
水素(ノルマルパラフィン、イソパラフィンなど)、芳
香族炭化水素(ベンゼン、アルキルベンゼン、ナフタレ
ン、アルキルナフタレン、ジフェニル、フェニルキシリ
ルエタンなど)のような溶剤;(無水)クエン酸、安息
香酸、ベンゼンスルホン酸のような有機酸;などが挙げ
られる。ここで挙げられた各種補助剤は、適宜混合して
使用してもよい。
(一般名)が挙げられるが、これらは1種又は2種以上
を適宜使用できる。 (1)2,4−D、MCPA、MCPB、ナプロアニリ
ド(naproanilide)のようなフェノキシ
系、2,3,6−TBA、ジカンバ(dicamb
a)、ピクロラム(picloram)のような芳香族
カルボン酸系、その他ベナゾリン(benazoli
n)、キンクロラック(quinclorac)などの
ように植物のオーキシン作用を撹乱することで除草効力
を示すとされているもの。
ロン(linuron)、イソプロチュロン(isop
roturon)、メトベンズロン(metobenz
uron)のような尿素系、シマジン(simazin
e)、アトラジン(atrazine)、アトラトン
(atratone)、シメトリン(simetry
n)、プロメトリン(prometryn)、ジメタメ
トリン(dimethametryn)、メトリブジン
(metribuzin)、ターブチラジン(terb
uthylazine)のようなトリアジン系、ブロマ
シル(bromacil)、レナシル(lenaci
l)のようなウラシル系、プロパニル(propani
l)、シプロミッド(cypromid)のようなアニ
リド系、スエップ(swep)、フェンメディファム
(phenmedipham)のようなカーバメート
系、ブロモキシニル(bromoxynil)、アイオ
キシニル(ioxynil)のようなヒドロキシベンゾ
ニトリル系、その他ピリデート(pyridate)、
ベンタゾン(bentazon)などのように植物の光
合成を阻害することで除草効力を示すとされているも
の。
ルとなり、活性酸素を生成させて速効的な除草効力を示
すとされているパラコート(paraquat)、ジク
ワット(diquat)のような4級アンモニウム塩
系。 (4)ニトロフェン(nitrofen)、クロメトキ
シフェン(chlomethoxyfen)、ビフェノ
ックス(bifenox)、アシフルオルフェンナトリ
ウム塩(acifluorfen−sodium)、ホ
メサフェン(fomesafen)のようなジフェニル
エーテル系、クロルフタリム(chlorphthal
im)、フルミオキサジン(flumioxadin
e)、フルミクロラックペンチル(flumiclor
ac−pentyl)のような環状イミド系、その他オ
キサジアゾン(oxadiazon)、スルフェントラ
ゾン(sulfentrazone)、チジアジミン
(thidiazimin)、エチル 2−クロロ−5
−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシル−1−メチ
ルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシア
セテート(日本農薬学会第21回大会講演要旨集、70
〜71頁に記載の化合物)などのように植物のクロロフ
ィル生合成を阻害し、光増感過酸化物質を植物体中に異
常蓄積させることで除草効力を示すとされているもの。
zon)、メトフルラゾン(metflurazon)
のようなピリダジノン系、ピラゾレート(pyrazo
late)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfe
n)、ベンゾフェナップ(benzofenap)のよ
うなピラゾール系、その他フルリドン(flurido
ne)、フルルタモン(flurtamone)、ジフ
ルフェニカン(diflufenican)、メトキシ
フェノン(methoxyphenone)、クロマゾ
ン(clomazone)、スルコトリオン(sulc
otrione)、イソキサフルトール(isoxaf
lutole)、ジフェンゾコート(difenzoq
uat)などのようにカロチノイドなどの植物の色素生
合成を阻害し、白化作用を特徴とする除草効力を示すと
されているもの。
op−methyl)、ピリフェノップナトリウム塩
(pyriphenop−sodium)、フルアジホ
ップブチル(fluazifop−butyl)、ハロ
キシホップメチル(haloxyfop−methy
l)、キザロホップエチル(quizalofop−e
thyl)、シハロホップブチル(cyhalofop
−butyl)のようなアリールオキシフェノキシプロ
ピオン酸系、アロキシジムナトリウム塩(alloxy
dim−sodium)、クレソジム(clethod
im)、セトキシジム(sethoxydim)、トラ
ルコキジム(tralkoxydim)のようなシクロ
ヘキサンジオン系などのようにイネ科植物に特異的に除
草効力が強く認められるもの。
muron−ethyl)、スルホメツロンメチル(s
ulfometuron−methyl)、プリミスル
フロンメチル(primisulfuron−meth
yl)、ベンスルフロンメチル(bensulfuro
n−methyl)、クロルスルフロン(chlors
ulfuron)、メトスルフロンメチル(metsu
lfuron−methyl)、シノスルフロン(ci
nosulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(p
yrazosulfuron−ethyl)、アジムス
ルフロン(azimsulfuron)、リムスルフロ
ン(rimusulfuron)、ニコスルフロン(n
icosulfuron)、イマゾスルフロン(ima
zosulfuron)、シクロスルファムロン(cy
closulfamuron)、プロスルフロン(pr
osulfuron)、フルピルスルフロン(flup
yrsulfuron)、トリスルフロンメチル(tr
isulfuron−methyl)、ハロスルフロン
メチル(halosulfuron−methyl)の
ようなスルホニルウレア系、フルメツラム(flume
tsulam)、メトスラム(metosulam)の
ようなトリアゾロピリミジンスルホンアミド系、イマザ
ピル(imazapyr)、イマゼタピル(imaze
thapyr)、イマザキン(imazaquin)、
イマザモックス(imazamox)、イマザメス(i
mazameth)、イマザメタベンズ(imazam
ethabenz)のようなイミダゾリノン系、ピリチ
オバックナトリウム塩(pyrithiobac−so
dium)、ビスピリバックナトリウム塩(bispy
ribac−sodium)、ピリミノバックメチル
(pyriminobac−methyl)のようなピ
リミジニルサリチル酸系、その他グリホサートアンモニ
ウム塩(glyphosate−ammonium)、
グリホサートイソプロピルアミン塩(glyphosa
te−isopropyl amine)、グルホシネ
ートアンモニウム塩(glufosinate−amm
onium)、ビアラホス(bialaphos)など
のように植物のアミノ酸生合成を阻害することで除草効
力を示すとされているもの。
lin)、オリザリン(oryzalin)、ニトラリ
ン(nitralin)、ペンディメタリン(pend
imethalin)のようなジニトロアニリン系、ア
ミプロホスメチル(amiprofos−methy
l)、ブタミホス(butamifos)、アニロホス
(anilofos)、ピペロホス(piperoph
os)のような有機リン系、クロルプロファム(chl
orpropham)、バーバン(barban)のよ
うなフェニルカーバメート系、ダイムロン(daimu
ron)、クミルロン(cumyluron)、ブロモ
ブチド(bromobutide)のようなクミルアミ
ン系、その他アシュラム(asulam)、ジチオピル
(dithiopyr)などのように植物の細胞有糸分
裂を阻害することで除草効力を示すとされているもの。
ate)、モリネート(molinate)、ジメピペ
レート(dimepiperate)、エスプロカルブ
(esprocarb)、チオベンカルブ(thiob
encarb)、ピリブチカルブ(pyributic
arb)のようなチオカーバメート系、アラクロール
(alachlor)、ブタクロール(butachl
or)、プレチラクロール(pretilachlo
r)、メトラクロール(metolachlor)、テ
ニルクロール(thenylchlor)、ジメテナミ
ド(dimethenamid)のようなクロロアセト
アミド系、その他エトベンザニド(ethobenza
nide)、メフェナセット(mefenacet)、
チアフルアミド(thiafluamide)、トリデ
ィファン(tridiphane)、カフェンストロー
ル(cafenstrole)、オキサジクロメフォン
(oxaziclomefon)、2−エチル−2−
〔2−(3−クロロフェニル)−2,3−エポキシプロ
ピル〕−インダン−1,3−ジオン(特開平2−304
043号公報に記載の化合物)などのように植物のタン
パク質生合成あるいは脂質生合成を阻害することで除草
効力を示すとされているもの。
の配合割合は、配合成分の種類、配合方法などの相違に
より異なる為一概に規定できないが、該粒状除草組成物
全体を100重量部として重量比で表わすと、化合物A
又はその塩が通常0.02〜1.0重量部、望ましくは
0.03〜0.6重量部であり、安定化剤が通常0.1
〜10.0重量部、望ましくは0.5〜7.0重量部で
あり、残分の主成分が担体であるが、担体の配合割合は
通常50.0〜99.88重量部、望ましくは60.0
〜99.47重量部である。必要に応じて含有される各
種補助剤及び他の除草活性成分を含む場合は、各種補助
剤の総量が通常0.1〜80.0重量部、望ましくは
0.2〜35.0重量部であり、他の除草活性成分が通
常0.01〜30.0重量部、望ましくは0.02〜1
5.0重量部である。尚、必要に応じて含有される各種
補助剤の配合割合につき、さらに詳しく述べると、該補
助剤が界面活性剤であれば通常0.1〜10.0重量
部、望ましくは0.2〜5.0重量部であり、結合剤で
あれば通常0.1〜10.0重量部、望ましくは0.2
〜5.0重量部であり、吸油剤であれば通常0.1〜5
0.0重量部、望ましくは0.2〜20.0重量部であ
り、溶剤であれば通常0.1〜10.0重量部、望まし
くは0.2〜5.0重量部であり、有機酸であれば通常
0.1〜10.0重量部、望ましくは0.1〜5.0重
量部である。
法、スプレー乾燥造粒法、流動層造粒法、転動造粒法又
は撹拌造粒法などの公知の方法に従って調製することが
できる。例えば、本発明における望ましい形態の一つで
ある押し出し造粒法では、化合物A又はその塩、安定化
剤、担体並びに必要に応じて各種補助剤や他の除草活性
成分を適宜混合(全成分を一括混合する方法、予め任意
の成分を混合し、その後残りの成分と混合する方法等)
し、得られた混合物を望ましくは乾式粉砕した後加水混
練する。尚、液状成分を配合する場合は、加水混練する
際に水と一緒に添加することができる。混練後、押し出
し造粒機を用いて造粒し、流動乾燥、棚段乾燥等によっ
て乾燥した後整粒し、粒状除草組成物を得る。
除草組成物は、通常16〜100メッシュ(1000〜
150μm)、望ましくは22〜83メッシュ(710
〜180μm)の粒度を有する。また、本発明の粒状除
草組成物1gあたりの粒数は、通常2000〜3000
0個、望ましくは3500〜10000個である。この
ような粒度及び粒数を有する本発明の粒状除草組成物
は、散布時のドリフト発生がなく、且つ、散布地域全体
にわたって均一で優れた除草効果を発現させる。
園、桑園などの農耕地や、山林、工場敷地、芝地などの
非農耕地に水を媒介せずに直接散布され、散布地域全体
にわたって優れた除草効果を奏し、しかも従来の細粒剤
に比し散布量が少なく、散布時のドリフト問題もないと
いう利点を合わせ持つ。
おける望ましい形態の一例を記載する。 (1)除草活性成分としての化合物A又はその塩、安定
化剤及び担体を含有する粒状除草組成物。 (2)除草活性成分としての化合物A、安定化剤及び担
体を含有する粒状除草組成物。 (3)補助剤としての結合剤を、さらに含有する前記
(1)又は(2)に記載の粒状除草組成物。 (4)他の除草活性成分を、さらに含有する前記
(1)、(2)又は(3)に記載の粒状除草組成物。 (5)全体を100重量部とし、重量比で表して、化合
物A又はその塩を0.02〜1.0重量部、安定化剤を
0.1〜10.0重量部含有し、残分の主成分が担体で
ある前記(1)又は(2)に記載の粒状除草組成物。
表して、化合物A又はその塩を0.02〜1.0重量
部、安定化剤を0.1〜10.0重量部、結合剤を0.
1〜10.0重量部含有し、残分の主成分が担体である
前記(3)に記載の粒状除草組成物。 (7)全体を100重量部とし、重量比で表して、化合
物A又はその塩を0.02〜1.0重量部、安定化剤を
0.1〜10.0重量部、結合剤を0.1〜10.0重
量部、他の除草活性成分を0.01〜30.0重量部含
有し、残分の主成分が担体である前記(4)に記載の粒
状除草組成物。 (8)安定化剤が、ジアルキルスルホコハク酸塩及び安
息香酸塩より成る群から選ばれた少なくとも1種である
前記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)
又は(7)に記載の粒状除草組成物。 (9)安定化剤が、竹本油脂(株)製の商品名ニューカ
ルゲンEX−70(成分:ジオクチルスルホコハク酸の
ナトリウム塩と安息香酸のナトリウム塩との混合物)で
ある前記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)又は(7)に記載の粒状除草組成物。
びクレーより成る群から選ばれた少なくとも1種である
前記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)、(8)又は(9)に記載の粒状除草組
成物。 (11)結合剤が、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホ
ン酸カルシウム及びヒドロキシプロピルセルロースより
成る群から選ばれた少なくとも1種である前記(3)、
(4)、(6)、(7)、(8)、(9)又は(10)
に記載の粒状除草組成物。 (12)粒状除草組成物が、16〜100メッシュ(1
000〜150μm)の粒度を有する前記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)、(9)、(10)又は(11)に記載の粒状除
草組成物。 (13)粒状除草組成物1gあたりの粒数が、2000
〜30000個である前記(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)、(11)又は(12)に記載の粒状除草組成
物。
は、これらに限定されるものではない。 製剤例1 (1)化合物A …0.15重量部 (2)ジオクチルスルホコハク酸のナトリウム塩と安息香酸のナトリウム塩と の混合物 (商品名:ニューカルゲンEX−70;竹本油脂(株)製)…1.5重量部 (3)ベントナイト (商品名:穂高印;豊順鉱業(株)製) …10.0重量部 (4)タルク (商品名:タルク3S;松村産業(株)製) …88.35重量部
(スクリーン:1mmφ)にて乾式粉砕した。得られた
粉砕物を加水混練し、押し出し造粒機(新栄機械製作所
のG−72−100W型、スクリーン:0.6mmφ)
を用いて造粒した後、流動乾燥(60℃で30分間)
し、整粒(粒度:22〜83メッシュ、710〜180
μm)することにより粒状除草組成物を得た。このもの
の1gあたりの粒数は、5100個であった。
合(重量部)で粒状除草組成物を調製した。
剤例1と同様のものを用いた。
心粉砕機(スクリーン:1mmφ)にて乾式粉砕した。
得られた粉砕物に、(5)を含む水を加えて混練し、前
記製剤例1と同様の押し出し造粒機(スクリーン:0.
6mmφ)を用いて造粒した後、流動乾燥(60℃で3
0分間)し、整粒(粒度:22〜83メッシュ、710
〜180μm)することにより粒状除草組成物を得た。
このものの1gあたりの粒数は、5200個であった。
65重量部に変え、サンエキスC(商品名)2.0重量
部をヒドロキシプロピルセルロース0.75重量部に変
える以外は同様に調製して、粒状除草組成物を得た。こ
のものの1gあたりの粒数は、5100個であった。
同様に調製して、粒状除草組成物を得た。このものの1
gあたりの粒数は、6400個であった。
15重量部に変え、タルク82.95重量部を82.8
5重量部に変える以外は同様に調製して、粒状除草組成
物を得た。このものの1gあたりの粒数は、4800個
であった。 製剤例11 前記製剤例9において、化合物A0.05重量部を0.
1重量部に変え、ベントナイト15.0重量部を25.
0重量部に変え、タルク82.95重量部を72.9重
量部に変える以外は同様に調製して、粒状除草組成物を
得た。このものの1gあたりの粒数は、5400個であ
った。
合割合(重量部)及び粒度で粒状除草組成物を調製す
る。
分は、ナフタレンスルホン酸ナトリウムとホルマリンの
縮合物(第一工業製薬(株)製)である。
同様に調製して、粒状除草組成物を得た。このものの1
gあたりの粒数は、4000〜6000個である。
同様に調製して、粒状除草組成物を得る。このものの1
gあたりの粒数は、4000〜6000個である。
品名)1.5重量部を5.0重量部に変え、タルク7
3.4重量部を69.9重量部に変える以外は同様に調
製して、粒状除草組成物を得る。このものの1gあたり
の粒数は、4000〜6000個である。
同様に調製して、粒状除草組成物を得た。このものの1
gあたりの粒数は、5400個であった。
同様に調製して、粒状除草組成物を得た。このものの1
gあたりの粒数は、5200個であった。
草組成物各50gを栓付ガラス容器に入れ、50℃の恒
温下、1ヶ月間の苛酷試験を行った。一定期間経過後の
化合物Aの分解率を液体クロマトグラフ分析により求
め、その結果を第3表に示す。
を含む本発明の粒状除草組成物(製剤例1〜11)は、
安定化剤を含まないもの(比較製剤例1及び2)に比
し、顕著な経時安定性を示す。
ラス容器に入れ、40℃の恒温下、3ヶ月間の苛酷試験
を行った。3ヶ月経過後の化合物Aの分解率を液体クロ
マトグラフ分析により求めたところ、1.6%であり、
前記試験例1で得られた結果と同様、顕著な経時安定性
を示した。
Claims (7)
- 【請求項1】 除草活性成分としての1−(4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−トリフル
オロメチル−2−ピリジルスルホニル)ウレア又はその
塩、安定化剤及び担体を含有する粒状除草組成物。 - 【請求項2】 除草活性成分としての1−(4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−トリフル
オロメチル−2−ピリジルスルホニル)ウレア又はその
塩を0.02〜1.0重量部、安定化剤を0.1〜1
0.0重量部含有し、残分の主成分が担体である粒状除
草組成物。 - 【請求項3】 安定化剤が、ジアルキルスルホコハク酸
塩及び安息香酸塩より成る群から選ばれた少なくとも1
種である、前記請求項1又は2に記載の粒状除草組成
物。 - 【請求項4】 粒状除草組成物が、16〜100メッシ
ュ(1000〜150μm)の粒度を有する前記請求項
1又は2に記載の粒状除草組成物。 - 【請求項5】 粒状除草組成物が、各種補助剤を0.1
〜80.0重量部さらに含有する、前記請求項2に記載
の粒状除草組成物。 - 【請求項6】 粒状除草組成物が、他の除草活性成分を
0.01〜30.0重量部さらに含有する、前記請求項
2に記載の粒状除草組成物。 - 【請求項7】 粒状除草組成物が、各種補助剤を0.1
〜80.0重量部、他の除草活性成分を0.01〜3
0.0重量部さらに含有する、前記請求項2に記載の粒
状除草組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26927796A JPH09143015A (ja) | 1995-09-21 | 1996-09-18 | 粒状除草組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-269469 | 1995-09-21 | ||
JP26946995 | 1995-09-21 | ||
JP26927796A JPH09143015A (ja) | 1995-09-21 | 1996-09-18 | 粒状除草組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09143015A true JPH09143015A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=26548699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26927796A Pending JPH09143015A (ja) | 1995-09-21 | 1996-09-18 | 粒状除草組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09143015A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004507476A (ja) * | 2000-08-31 | 2004-03-11 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 固体除草剤の製造方法 |
JP2007262052A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-10-11 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 固形除草組成物 |
WO2007105377A3 (en) * | 2006-03-02 | 2008-04-10 | Ishihara Sangyo Kaisha | Solid herbicidal composition |
WO2012070688A1 (en) | 2010-11-26 | 2012-05-31 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Herbicidal composition comprising flazasulfuron and nicosulfuron |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP26927796A patent/JPH09143015A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004507476A (ja) * | 2000-08-31 | 2004-03-11 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 固体除草剤の製造方法 |
JP2007262052A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-10-11 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 固形除草組成物 |
WO2007105377A3 (en) * | 2006-03-02 | 2008-04-10 | Ishihara Sangyo Kaisha | Solid herbicidal composition |
US8822443B2 (en) | 2006-03-02 | 2014-09-02 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Solid herbicidal composition |
WO2012070688A1 (en) | 2010-11-26 | 2012-05-31 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Herbicidal composition comprising flazasulfuron and nicosulfuron |
JP2012126710A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-07-05 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 除草組成物 |
US8673815B2 (en) | 2010-11-26 | 2014-03-18 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Herbicidal composition |
TWI510190B (zh) * | 2010-11-26 | 2015-12-01 | Ishihara Sangyo Kaisha | 除草組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5830827A (en) | Granular herbicidal composition comprising flazasulfuron and a sulfosuccinate or benzoate stabilizer | |
JP5391254B2 (ja) | 除草組成物 | |
JP5137348B2 (ja) | 水性懸濁状除草組成物 | |
CN101394746B (zh) | 固体除草组合物 | |
JP5391255B2 (ja) | 除草組成物 | |
CA2278206C (en) | Sulphonyl urea and adjuvant based solid mixtures | |
CN101262772A (zh) | 新型的含磺酰胺的固体配制剂 | |
KR101246484B1 (ko) | 수성 현탁상 제초 조성물 | |
JP5049601B2 (ja) | 固形除草組成物 | |
JPH09143015A (ja) | 粒状除草組成物 | |
CN1312000A (zh) | 新的除草剂和解毒剂混合物 | |
JP4914154B2 (ja) | 除草組成物 | |
JP5173172B2 (ja) | 除草組成物 | |
JP4966529B2 (ja) | 除草組成物 | |
KR101256233B1 (ko) | 제초 조성물 | |
JP4834361B2 (ja) | 除草組成物 | |
BRPI0708368B1 (pt) | Solid herbicide composition and process for stabilizing 1- (4,6-dimetoxypyrimidin-2-yl) -3- (3-trifluormeryl-2-pyridylsulphonyl) urey or its salt |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060127 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060427 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060623 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20060714 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |