JPH09142741A - 線材収納容器 - Google Patents
線材収納容器Info
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- JPH09142741A JPH09142741A JP29639195A JP29639195A JPH09142741A JP H09142741 A JPH09142741 A JP H09142741A JP 29639195 A JP29639195 A JP 29639195A JP 29639195 A JP29639195 A JP 29639195A JP H09142741 A JPH09142741 A JP H09142741A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 上端側ほど大径の筒状外壁部2の内面側
に別の外壁部2の外面側が入り込む状態で互いに積み重
ね可能な容器本体A1と、容器本体A1の内部を外壁部
2の筒軸芯Yと同芯状に配置した一定径の円筒部材6で
仕切る仕切り部材A2とを設け、仕切り部材A2を容器
本体A1に位置決め状態で装脱自在に装着して円筒部材
6の内周側に形成した線材収納部1に、螺旋状に巻き回
しながら供給される線材をその周方向に沿って分散収納
する。 【効果】 一定の螺旋径で螺旋状に巻き回しながら一定
速度で供給するという簡易な供給方法で供給される線材
を、線材収納部内における収納位置にかかわらず、螺旋
外周側が外壁部の内周面に接する安定した姿勢で分散収
納でき、しかも、空になった線材収納容器の仕切り部材
を廃棄して、複数の容器本体を外壁部の内面側に別の容
器本体の外壁部の外面側が入り込む状態で互いに積み重
ねてコンパクトに保管できる。
に別の外壁部2の外面側が入り込む状態で互いに積み重
ね可能な容器本体A1と、容器本体A1の内部を外壁部
2の筒軸芯Yと同芯状に配置した一定径の円筒部材6で
仕切る仕切り部材A2とを設け、仕切り部材A2を容器
本体A1に位置決め状態で装脱自在に装着して円筒部材
6の内周側に形成した線材収納部1に、螺旋状に巻き回
しながら供給される線材をその周方向に沿って分散収納
する。 【効果】 一定の螺旋径で螺旋状に巻き回しながら一定
速度で供給するという簡易な供給方法で供給される線材
を、線材収納部内における収納位置にかかわらず、螺旋
外周側が外壁部の内周面に接する安定した姿勢で分散収
納でき、しかも、空になった線材収納容器の仕切り部材
を廃棄して、複数の容器本体を外壁部の内面側に別の容
器本体の外壁部の外面側が入り込む状態で互いに積み重
ねてコンパクトに保管できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋状に巻き回し
ながら供給される溶接ワイヤー等の線材を線材収納部の
周方向に沿って分散収納する線材収納容器に関する。
ながら供給される溶接ワイヤー等の線材を線材収納部の
周方向に沿って分散収納する線材収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記線材収納容器の一例として、従来、
図4に示すように、上端側ほど大径の円錐形状に形成さ
れている筒状外壁部2と、上端側ほど小径の円錐形状に
形成されている筒状内壁部3とを、外壁部2の内側に内
壁部3が入り込む状態で同芯状に配置するとともに、外
壁部2の下端側と内壁部3の下端側とを環状の底板部4
で連結して、外壁部2と内壁部3との間に環状の線材収
納部1が形成されている線材収納容器Aが提案されてお
り(例えば、実開平6−15874号公報参照)、この
線材収納容器Aは、径方向断面が略W字形に形成されて
いるから、複数の空容器を、一方の空容器の内側に別の
空容器の外側を入り込ませる状態で積み重ねて、コンパ
クトに保管できる利点がある。
図4に示すように、上端側ほど大径の円錐形状に形成さ
れている筒状外壁部2と、上端側ほど小径の円錐形状に
形成されている筒状内壁部3とを、外壁部2の内側に内
壁部3が入り込む状態で同芯状に配置するとともに、外
壁部2の下端側と内壁部3の下端側とを環状の底板部4
で連結して、外壁部2と内壁部3との間に環状の線材収
納部1が形成されている線材収納容器Aが提案されてお
り(例えば、実開平6−15874号公報参照)、この
線材収納容器Aは、径方向断面が略W字形に形成されて
いるから、複数の空容器を、一方の空容器の内側に別の
空容器の外側を入り込ませる状態で積み重ねて、コンパ
クトに保管できる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の線材収納容器Aは、線材収納部1を形成している外
壁部2が上端側ほど大径の円錐形状に形成されているか
ら、螺旋中心軸芯X周りで螺旋状に巻き回しながら供給
される線材Wを、容器中心軸芯と同芯の回転軸芯Y周り
で回転している線材収納部1に対して、その螺旋の外周
側が外壁部2の内周面2aに接当する安定した姿勢で線
材収納部1の周方向に沿って分散収納するには、線材収
納部1内における収納位置が外壁部2の上端側に近い線
材Wほど、その線材Wを大きな螺旋径で巻き回しながら
供給したり、線材Wの供給速度を速くしてその線材Wが
大きな螺旋径に拡がるように供給する手段を設ける必要
があり、線材収納部1に対する線材Wの供給方法が複雑
化する欠点がある。
来の線材収納容器Aは、線材収納部1を形成している外
壁部2が上端側ほど大径の円錐形状に形成されているか
ら、螺旋中心軸芯X周りで螺旋状に巻き回しながら供給
される線材Wを、容器中心軸芯と同芯の回転軸芯Y周り
で回転している線材収納部1に対して、その螺旋の外周
側が外壁部2の内周面2aに接当する安定した姿勢で線
材収納部1の周方向に沿って分散収納するには、線材収
納部1内における収納位置が外壁部2の上端側に近い線
材Wほど、その線材Wを大きな螺旋径で巻き回しながら
供給したり、線材Wの供給速度を速くしてその線材Wが
大きな螺旋径に拡がるように供給する手段を設ける必要
があり、線材収納部1に対する線材Wの供給方法が複雑
化する欠点がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、簡易な供給方法で供給される線材を安定した姿
勢で線材収納部の周方向に沿って分散収納でき、しか
も、複数の空容器をコンパクトに保管し易い線材収納容
器を提供することを目的とする。
あって、簡易な供給方法で供給される線材を安定した姿
勢で線材収納部の周方向に沿って分散収納でき、しか
も、複数の空容器をコンパクトに保管し易い線材収納容
器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明の第1特徴構成は、螺旋状に巻き回しながら供給
される線材を線材収納部の周方向に沿って分散収納する
線材収納容器であって、上端側ほど大径の円錐形状に形
成されている筒状外壁部を備えていて、前記筒状外壁部
の内面側に別の筒状外壁部の外面側が入り込む状態で互
いに積み重ね可能な容器本体と、前記容器本体の内部を
前記筒状外壁部の筒軸芯と同芯状に配置した一定径の円
筒部材で仕切る仕切り部材とが設けられ、前記容器本体
に前記仕切り部材を位置決め状態で装脱自在に装着し
て、前記円筒部材の内周側に前記線材収納部が形成され
ている点にある。
本発明の第1特徴構成は、螺旋状に巻き回しながら供給
される線材を線材収納部の周方向に沿って分散収納する
線材収納容器であって、上端側ほど大径の円錐形状に形
成されている筒状外壁部を備えていて、前記筒状外壁部
の内面側に別の筒状外壁部の外面側が入り込む状態で互
いに積み重ね可能な容器本体と、前記容器本体の内部を
前記筒状外壁部の筒軸芯と同芯状に配置した一定径の円
筒部材で仕切る仕切り部材とが設けられ、前記容器本体
に前記仕切り部材を位置決め状態で装脱自在に装着し
て、前記円筒部材の内周側に前記線材収納部が形成され
ている点にある。
【0006】本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に
おいて、前記円筒部材の外周側には、前記筒状外壁部の
内面側に嵌まり込む外向き鍔が設けられている点にあ
る。
おいて、前記円筒部材の外周側には、前記筒状外壁部の
内面側に嵌まり込む外向き鍔が設けられている点にあ
る。
【0007】本発明の第3特徴構成は、第1又は第2特
徴構成において、前記仕切り部材が、前記円筒部材の内
側に当該円筒部材よりも小径の小径円筒部材を同芯状に
互いに連結して、前記円筒部材の内周側と前記小径円筒
部材の外周側との間に前記線材収納部を環状に形成する
ように構成され、螺旋状に巻き回しながら供給される線
材が、その螺旋内側に前記小径円筒部材を入り込ませる
状態で、前記線材収納部の周方向に沿って分散収納され
る点にある。
徴構成において、前記仕切り部材が、前記円筒部材の内
側に当該円筒部材よりも小径の小径円筒部材を同芯状に
互いに連結して、前記円筒部材の内周側と前記小径円筒
部材の外周側との間に前記線材収納部を環状に形成する
ように構成され、螺旋状に巻き回しながら供給される線
材が、その螺旋内側に前記小径円筒部材を入り込ませる
状態で、前記線材収納部の周方向に沿って分散収納され
る点にある。
【0008】本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成に
おいて、前記容器本体が、前記筒状外壁部の内側に、上
端側ほど小径の円錐形状に形成されている筒状内壁部を
同芯状に入り込ませる状態で配置するとともに、前記筒
状外壁部の下端側と前記筒状内壁部の下端側とを環状の
底板部で連結して構成され、前記小径円筒部材の内周側
には、前記筒状内壁部の外面側に嵌まり込む内向き鍔が
設けられている点にある。
おいて、前記容器本体が、前記筒状外壁部の内側に、上
端側ほど小径の円錐形状に形成されている筒状内壁部を
同芯状に入り込ませる状態で配置するとともに、前記筒
状外壁部の下端側と前記筒状内壁部の下端側とを環状の
底板部で連結して構成され、前記小径円筒部材の内周側
には、前記筒状内壁部の外面側に嵌まり込む内向き鍔が
設けられている点にある。
【0009】本発明の第5特徴構成は、第1,第2,第
3又は第4特徴構成において、前記仕切り部材は可燃性
を備えた材料で構成されている点にある。
3又は第4特徴構成において、前記仕切り部材は可燃性
を備えた材料で構成されている点にある。
【0010】〔作用〕第1特徴構成による作用は次の通
りである。容器本体に仕切り部材を位置決め状態で装着
して、円筒部材の内周側に、径が筒軸芯方向に沿って一
定の線材収納部を形成し、一定の螺旋径で螺旋状に巻き
回しながら一定速度で供給される線材を、この線材収納
部の周方向に沿って分散収納する。そして、線材収納容
器が空になると、容器本体から仕切り部材を取り出せ
る。
りである。容器本体に仕切り部材を位置決め状態で装着
して、円筒部材の内周側に、径が筒軸芯方向に沿って一
定の線材収納部を形成し、一定の螺旋径で螺旋状に巻き
回しながら一定速度で供給される線材を、この線材収納
部の周方向に沿って分散収納する。そして、線材収納容
器が空になると、容器本体から仕切り部材を取り出せ
る。
【0011】第2特徴構成による作用は次の通りであ
る。仕切り部材を容器本体に装着する際に、円筒部材の
外周側に設けた外向き鍔を筒状外壁部の内面側に嵌め込
む。
る。仕切り部材を容器本体に装着する際に、円筒部材の
外周側に設けた外向き鍔を筒状外壁部の内面側に嵌め込
む。
【0012】第3特徴構成による作用は次の通りであ
る。螺旋状に巻き回しながら供給される線材を、その螺
旋内側に小径円筒部材を入り込ませる状態で、線材収納
部の周方向に沿って分散収納する。
る。螺旋状に巻き回しながら供給される線材を、その螺
旋内側に小径円筒部材を入り込ませる状態で、線材収納
部の周方向に沿って分散収納する。
【0013】第4特徴構成による作用は次の通りであ
る。仕切り部材を容器本体に装着する際に、小径円筒部
材の内周側に設けた内向き鍔を筒状内壁部の外面側に嵌
め込む。
る。仕切り部材を容器本体に装着する際に、小径円筒部
材の内周側に設けた内向き鍔を筒状内壁部の外面側に嵌
め込む。
【0014】第5特徴構成による作用は次の通りであ
る。容器本体から取り出した仕切り部材を廃棄する場合
に、その仕切り部材を焼却できる。
る。容器本体から取り出した仕切り部材を廃棄する場合
に、その仕切り部材を焼却できる。
【0015】〔発明の効果〕第1特徴構成の線材収納容
器によれば、円筒部材の内周側に、径が筒軸芯方向に沿
って一定の線材収納部が形成されているから、一定の螺
旋径で螺旋状に巻き回しながら一定速度で供給するとい
う簡易な供給方法で供給される線材を、線材収納部内に
おける収納位置にかかわらず、螺旋外周側が筒状外壁部
の内周面に接する安定した姿勢で線材収納部の周方向に
沿って分散収納でき、しかも、線材収納容器が空になる
と、容器本体から仕切り部材を取り出せるので、仕切り
部材を廃棄して、複数の容器本体を筒状外壁部の内面側
に別の容器本体の筒状外壁部の外面側が入り込む状態で
互いに積み重ねてコンパクトに保管できる。
器によれば、円筒部材の内周側に、径が筒軸芯方向に沿
って一定の線材収納部が形成されているから、一定の螺
旋径で螺旋状に巻き回しながら一定速度で供給するとい
う簡易な供給方法で供給される線材を、線材収納部内に
おける収納位置にかかわらず、螺旋外周側が筒状外壁部
の内周面に接する安定した姿勢で線材収納部の周方向に
沿って分散収納でき、しかも、線材収納容器が空になる
と、容器本体から仕切り部材を取り出せるので、仕切り
部材を廃棄して、複数の容器本体を筒状外壁部の内面側
に別の容器本体の筒状外壁部の外面側が入り込む状態で
互いに積み重ねてコンパクトに保管できる。
【0016】第2特徴構成の線材収納容器によれば、第
1特徴構成による効果に加えて、円筒部材を筒状外壁部
の筒軸芯と同芯状に配置する状態で、仕切り部材を容器
本体に精度良く装着し易い。
1特徴構成による効果に加えて、円筒部材を筒状外壁部
の筒軸芯と同芯状に配置する状態で、仕切り部材を容器
本体に精度良く装着し易い。
【0017】第3特徴構成の線材収納容器によれば、第
1又は第2特徴構成による効果に加えて、螺旋内側に小
径円筒部材を入り込ませる状態で、線材を線材収納部の
周方向に沿って分散収納できるので、線材の収納姿勢が
崩れにくい。
1又は第2特徴構成による効果に加えて、螺旋内側に小
径円筒部材を入り込ませる状態で、線材を線材収納部の
周方向に沿って分散収納できるので、線材の収納姿勢が
崩れにくい。
【0018】第4特徴構成の線材収納容器によれば、第
3特徴構成による効果に加えて、小径円筒部材を筒状内
壁部の筒軸芯と同芯状に配置する状態で、仕切り部材を
容器本体に精度良く装着し易い。
3特徴構成による効果に加えて、小径円筒部材を筒状内
壁部の筒軸芯と同芯状に配置する状態で、仕切り部材を
容器本体に精度良く装着し易い。
【0019】第5特徴構成の線材収納容器によれば、第
1,第2,第3又は第4特徴構成による効果に加えて、
仕切り部材の廃棄処理を容易に行える。
1,第2,第3又は第4特徴構成による効果に加えて、
仕切り部材の廃棄処理を容易に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】図1,図2は、螺旋状に巻き回し
ながら供給される線材の一例としての直径が0.9〜
2.0mm程度の溶接用ワイヤWを、線材収納部の一例と
してのワイヤ収納部1にその周方向に沿って分散収納す
る線材収納容器の一例としてのワイヤ収納容器Aを示
し、上端側ほど大径の円錐形状に形成されている筒状外
壁部2と、上端側ほど小径の円錐形状に形成され、か
つ、筒状外壁部2の内周面2aと同じテーパ角度の外周
面3aを備えている筒状内壁部3とを、外壁部2の内側
に内壁部3が入り込む状態で同芯状に配置するととも
に、外壁部2の下端側と内壁部3の下端側とを環状の底
板部4で連結して、外壁部2と内壁部3との間に環状空
間5が形成されている容器本体A1と、容器本体A1の
環状空間5を外壁部2及び内壁部3の筒軸芯Yと同芯状
に配置した一定径の円筒部材6とこの円筒部材6よりも
小径の小径円筒部材7とで仕切って、円筒部材6の内周
側と小径円筒部材7の外周側との間にワイヤ収納部1を
形成する仕切り部材A2とが設けられ、容器本体A1は
硬質樹脂で構成され、仕切り部材A2は段ボール紙等の
可燃性を備えた剛性が比較的大きい厚紙で構成されてい
る。
ながら供給される線材の一例としての直径が0.9〜
2.0mm程度の溶接用ワイヤWを、線材収納部の一例と
してのワイヤ収納部1にその周方向に沿って分散収納す
る線材収納容器の一例としてのワイヤ収納容器Aを示
し、上端側ほど大径の円錐形状に形成されている筒状外
壁部2と、上端側ほど小径の円錐形状に形成され、か
つ、筒状外壁部2の内周面2aと同じテーパ角度の外周
面3aを備えている筒状内壁部3とを、外壁部2の内側
に内壁部3が入り込む状態で同芯状に配置するととも
に、外壁部2の下端側と内壁部3の下端側とを環状の底
板部4で連結して、外壁部2と内壁部3との間に環状空
間5が形成されている容器本体A1と、容器本体A1の
環状空間5を外壁部2及び内壁部3の筒軸芯Yと同芯状
に配置した一定径の円筒部材6とこの円筒部材6よりも
小径の小径円筒部材7とで仕切って、円筒部材6の内周
側と小径円筒部材7の外周側との間にワイヤ収納部1を
形成する仕切り部材A2とが設けられ、容器本体A1は
硬質樹脂で構成され、仕切り部材A2は段ボール紙等の
可燃性を備えた剛性が比較的大きい厚紙で構成されてい
る。
【0021】前記仕切り部材A2は、円筒部材6と小径
円筒部材7とを環状の底板8を介して同芯状に互いに連
結して構成され、円筒部材6の外周側に設けた外向き鍔
6aを外壁部2の内面側に嵌め込むとともに、小径円筒
部材7の内周側に設けた内向き鍔7aを内壁部3の内面
側に嵌め込んで、容器本体A1に対して位置決め状態で
装脱自在に装着され、円筒部材6と外向き鍔6aとに亘
ってリブ6bが設けられ、小径円筒部材7と内向き鍔7
aとに亘ってリブ7bが設けられている。
円筒部材7とを環状の底板8を介して同芯状に互いに連
結して構成され、円筒部材6の外周側に設けた外向き鍔
6aを外壁部2の内面側に嵌め込むとともに、小径円筒
部材7の内周側に設けた内向き鍔7aを内壁部3の内面
側に嵌め込んで、容器本体A1に対して位置決め状態で
装脱自在に装着され、円筒部材6と外向き鍔6aとに亘
ってリブ6bが設けられ、小径円筒部材7と内向き鍔7
aとに亘ってリブ7bが設けられている。
【0022】従って、ワイヤ収納容器Aが空になると、
容器本体A1から仕切り部材A2を取り出せば、図1中
の仮想線で示すように、複数の容器本体A1を、外壁部
2の内面側に別の容器本体A1の外壁部2の外面側が入
り込む状態で、互いに積み重ねてコンパクトに保管で
き、仕切り部材A2は焼却して廃棄処理すれば良い。
容器本体A1から仕切り部材A2を取り出せば、図1中
の仮想線で示すように、複数の容器本体A1を、外壁部
2の内面側に別の容器本体A1の外壁部2の外面側が入
り込む状態で、互いに積み重ねてコンパクトに保管で
き、仕切り部材A2は焼却して廃棄処理すれば良い。
【0023】図3は、ワイヤWをワイヤ収納容器Aに収
納するワイヤ収納装置Bを示し、駆動回転されるガイド
筒9に螺旋ガイドパイプ10を取り付けて、図示しない
ワイヤ供給源から繰り出されるワイヤWをその螺旋ガイ
ドパイプ10に挿通し、ガイド筒9の回転でそのワイヤ
Wを螺旋状に巻き回しながら鉛直な螺旋中心軸芯X方向
に沿って下向きに供給するワイヤ供給装置B1と、載せ
台11に載置したワイヤ収納容器Aをその筒軸芯Y周り
で回転させて、螺旋中心軸芯Xをワイヤ収納部1の周方
向に沿って相対回動させる回動装置B2と、ワイヤ収納
容器AにワイヤWが収納されるにつれて、そのワイヤ収
納容器Aを鉛直方向に下降させる昇降装置B3とを設け
てあり、ガイド筒9の回転軸芯は螺旋中心軸芯Xと同芯
に配置され、ワイヤ収納容器Aの回転軸芯となる筒軸芯
Yは螺旋中心軸芯Xと間隔を隔てて平行に配置されてい
る。
納するワイヤ収納装置Bを示し、駆動回転されるガイド
筒9に螺旋ガイドパイプ10を取り付けて、図示しない
ワイヤ供給源から繰り出されるワイヤWをその螺旋ガイ
ドパイプ10に挿通し、ガイド筒9の回転でそのワイヤ
Wを螺旋状に巻き回しながら鉛直な螺旋中心軸芯X方向
に沿って下向きに供給するワイヤ供給装置B1と、載せ
台11に載置したワイヤ収納容器Aをその筒軸芯Y周り
で回転させて、螺旋中心軸芯Xをワイヤ収納部1の周方
向に沿って相対回動させる回動装置B2と、ワイヤ収納
容器AにワイヤWが収納されるにつれて、そのワイヤ収
納容器Aを鉛直方向に下降させる昇降装置B3とを設け
てあり、ガイド筒9の回転軸芯は螺旋中心軸芯Xと同芯
に配置され、ワイヤ収納容器Aの回転軸芯となる筒軸芯
Yは螺旋中心軸芯Xと間隔を隔てて平行に配置されてい
る。
【0024】そして、ワイヤ収納容器Aを載せ台11に
載置してワイヤ供給装置B1と回動装置B2を作動さ
せ、ガイド筒9とワイヤ収納容器Aとを、互いに逆向き
に所定の一定速度で回転させながら、昇降装置B3の作
動でワイヤ収納容器Aを下降させると、一定の螺旋径で
螺旋状に巻き回したワイヤWがその螺旋中心軸芯X方向
に沿って下向きに所定の一定速度でワイヤ収納部1に落
下供給され、油噴霧装置12で油を吹き付けられなが
ら、螺旋外周側が円筒部材6の内周面に接し、かつ、螺
旋内周側に小径円筒部材7が入り込む状態で、ワイヤ収
納部1の周方向に沿って分散収納される。
載置してワイヤ供給装置B1と回動装置B2を作動さ
せ、ガイド筒9とワイヤ収納容器Aとを、互いに逆向き
に所定の一定速度で回転させながら、昇降装置B3の作
動でワイヤ収納容器Aを下降させると、一定の螺旋径で
螺旋状に巻き回したワイヤWがその螺旋中心軸芯X方向
に沿って下向きに所定の一定速度でワイヤ収納部1に落
下供給され、油噴霧装置12で油を吹き付けられなが
ら、螺旋外周側が円筒部材6の内周面に接し、かつ、螺
旋内周側に小径円筒部材7が入り込む状態で、ワイヤ収
納部1の周方向に沿って分散収納される。
【0025】尚、13は、ワイヤ収納容器Aに収納され
ているワイヤWの集積体Cの上面位置を検出する磁気セ
ンサーで、この磁気センサー13による検出情報に基づ
いて、螺旋状に巻き回しながら供給されるワイヤWが集
積体Cの上面近くから落下するように、昇降装置B3の
下降速度が制御される。
ているワイヤWの集積体Cの上面位置を検出する磁気セ
ンサーで、この磁気センサー13による検出情報に基づ
いて、螺旋状に巻き回しながら供給されるワイヤWが集
積体Cの上面近くから落下するように、昇降装置B3の
下降速度が制御される。
【0026】〔その他の実施形態〕 1.容器本体は、上端側ほど大径の円錐形状に形成され
ている筒状外壁部の下端側に円形の底板部が設けられて
いるもの、つまり、筒状外壁部の内側に筒状内壁部が設
けられていないものであっても良い。 2.仕切り部材は、円筒部材の内側に小径円筒部材が設
けられていないものであっても良い。 3.仕切り部材の材質は、金属や可燃性を備えた樹脂で
あっても良い。 4.線材収納容器に収納する線材は、溶接用ワイヤの他
に、針金や電線等であっても良い。
ている筒状外壁部の下端側に円形の底板部が設けられて
いるもの、つまり、筒状外壁部の内側に筒状内壁部が設
けられていないものであっても良い。 2.仕切り部材は、円筒部材の内側に小径円筒部材が設
けられていないものであっても良い。 3.仕切り部材の材質は、金属や可燃性を備えた樹脂で
あっても良い。 4.線材収納容器に収納する線材は、溶接用ワイヤの他
に、針金や電線等であっても良い。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】線材収納容器の断面図
【図2】線材収納容器の分解斜視図
【図3】線材収納方法を示す一部断面図
【図4】従来技術の説明図
1 線材収納部 2 筒状外壁部 3 筒状内壁部 4 底板部 6 円筒部材 6a 外向き鍔 7 小径円筒部材 7a 内向き鍔 A1 容器本体 A2 仕切り部材 W 線材 Y 筒軸芯
Claims (5)
- 【請求項1】 螺旋状に巻き回しながら供給される線材
(W)を線材収納部(1)の周方向に沿って分散収納す
る線材収納容器であって、 上端側ほど大径の円錐形状に形成されている筒状外壁部
(2)を備えていて、前記筒状外壁部(2)の内面側に
別の筒状外壁部(2)の外面側が入り込む状態で互いに
積み重ね可能な容器本体(A1)と、 前記容器本体(A1)の内部を前記筒状外壁部(2)の
筒軸芯(Y)と同芯状に配置した一定径の円筒部材
(6)で仕切る仕切り部材(A2)とが設けられ、 前記容器本体(A1)に前記仕切り部材(A2)を位置
決め状態で装脱自在に装着して、前記円筒部材(6)の
内周側に前記線材収納部(1)が形成されている線材収
納容器。 - 【請求項2】 前記円筒部材(6)の外周側には、前記
筒状外壁部(2)の内面側に嵌まり込む外向き鍔(6
a)が設けられている請求項1記載の線材収納容器。 - 【請求項3】 前記仕切り部材(A2)が、前記円筒部
材(6)の内側に当該円筒部材(6)よりも小径の小径
円筒部材(7)を同芯状に互いに連結して、前記円筒部
材(6)の内周側と前記小径円筒部材(7)の外周側と
の間に前記線材収納部(1)を環状に形成するように構
成され、 螺旋状に巻き回しながら供給される線材(W)が、その
螺旋内側に前記小径円筒部材(7)を入り込ませる状態
で、前記線材収納部(1)の周方向に沿って分散収納さ
れる請求項1又は2記載の線材収納容器。 - 【請求項4】 前記容器本体(A1)が、前記筒状外壁
部(2)の内側に、上端側ほど小径の円錐形状に形成さ
れている筒状内壁部(3)を同芯状に入り込ませる状態
で配置するとともに、前記筒状外壁部(2)の下端側と
前記筒状内壁部(3)の下端側とを環状の底板部(4)
で連結して構成され、 前記小径円筒部材(7)の内周側には、前記筒状内壁部
(3)の外面側に嵌まり込む内向き鍔(7a)が設けら
れている請求項3記載の線材収納容器。 - 【請求項5】 前記仕切り部材(A2)は、可燃性を備
えた材料で構成されている請求項1,2,3又は4記載
の線材収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29639195A JPH09142741A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 線材収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29639195A JPH09142741A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 線材収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142741A true JPH09142741A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17832944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29639195A Pending JPH09142741A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 線材収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09142741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1460017A1 (de) * | 2003-03-20 | 2004-09-22 | Astroplast Fritz Funke GmbH & Co. KG | Behältnis zur Aufnahme von langgestrecktem Wickelgut |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP29639195A patent/JPH09142741A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1460017A1 (de) * | 2003-03-20 | 2004-09-22 | Astroplast Fritz Funke GmbH & Co. KG | Behältnis zur Aufnahme von langgestrecktem Wickelgut |
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