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JPH09141715A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

Info

Publication number
JPH09141715A
JPH09141715A JP32798595A JP32798595A JPH09141715A JP H09141715 A JPH09141715 A JP H09141715A JP 32798595 A JP32798595 A JP 32798595A JP 32798595 A JP32798595 A JP 32798595A JP H09141715 A JPH09141715 A JP H09141715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
fluid
injection
cavity
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32798595A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Morita
良三 盛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP32798595A priority Critical patent/JPH09141715A/ja
Publication of JPH09141715A publication Critical patent/JPH09141715A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量でしかも充分な強度を有し、温調効率に
も優れた射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 固定側金型11または可動側金型12の
少なくとも一方の金型の内部に空洞部17を形成し、該
空洞部を温調流体Lの流通が可能に構成するとともに、
前記温調流体の温調回路に射出装置30の射出シリンダ
装置34と同調して作動するシリンダ装置24を配置し
て樹脂材料の射出時に射出装置と同調して前記温調流体
に圧力を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は射出成形用金型装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形用の金型を鉄によって形成した
場合、大型製品用ではその重量が10〜50tと重くな
り、その搬送や射出成形装置への取付の際にはクレーン
などの重機設備が必要となり費用がかかるだけでなく作
業性にも問題があった。そのため、近年では前記金型の
材質にアルミニウムやアルミ鋳物などの軽金属を使用し
たり、金型を薄肉にするなどして、その重量をできるだ
け軽くすることが行なわれている。
【0003】しかしながら、金型重量を軽くしたとして
も、射出成形時のキャビティ内の樹脂圧によってキャビ
ティ面が歪むおそれがあるものであってはならない。成
形品によっては金型をさらに大型とする必要もあり、軽
量でしかも充分な強度を有する金型が要求される。ま
た、一方において、金型を大きくすると、その加熱およ
び冷却に多大な時間とエネルギーを要するため、かかる
大型製品の成形サイクルを向上させ製造コストを軽減さ
せるためには、金型の温調効率を高めることが不可欠で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点を鑑みて提案されたもので、軽量でしかも充分な強度
を有し、温調効率にも優れた射出成形用金型を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
固定側金型または可動側金型の少なくとも一方の金型の
内部に空洞部を形成し、該空洞部を温調流体の流通が可
能に構成するとともに、前記温調流体の温調回路に射出
装置の射出シリンダ装置と同調して作動するシリンダ装
置を配置して樹脂材料の射出時に射出装置と同調して前
記温調流体に圧力を加えるようにしたことを特徴とする
射出成形用金型装置に係る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の射出成形用金型装
置を有する射出成形装置の一例を概略的に示す図、図2
はその金型部分の拡大断面図、図3は空洞部の一例を示
す断面図である。
【0007】図4ないし図6はこの金型装置を用いて射
出成形を行なった例を示すもので、図4は金型の温調状
態を示す概略回路図、図5は射出成形状態を示す回路
図、図6は成形後の金型冷却状態を示す回路図である。
【0008】まず、図1および図2にこの発明の射出成
形用金型装置10を有する射出成形装置が示される。こ
の射出成形装置は、金型装置10と射出装置30を含
む。
【0009】金型装置10は、一対の固定側金型11と
可動側金型12とからなり、型閉めにより内部に成形品
キャビティ28を形成する。固定側金型11は固定型取
付板13を介して固定盤14に取り付けられている。可
動側金型12も同様に可動型取付板15を介して可動盤
16に取り付けられている。前記可動盤16には図示し
ない駆動装置が設けられており、前記可動側金型12を
固定側金型11に対して前進後退させることにより、型
開きおよび型閉めを行なうようになっている。なお、成
形品の形状によっては、前記固定側金型11と可動側金
型12との間に中型などを配置されることもある。
【0010】前記固定側金型11または可動側金型12
の少なくとも一方の金型の内部には、空洞部17が形成
されている。この空洞部17は金型を薄肉(肉盗み)に
してその重量を軽くするためのもので、図2から理解さ
れるように、成形品キャビティ28を形成する型面裏側
全体に形成されている。本実施例において空洞部17
は、固定側金型11および可動側金型12の両方に設け
られている。
【0011】この空洞部17は、金型の重量を軽減する
だけでなく、内部に所定温度に調整された流体Lを流通
可能とすることにより前記金型10の温度調節も行なう
ための部分で、流体Lの導入口18と排出口19とを有
している。前記導入口18と排出口19は、温調回路2
0に連結している。この温調回路20は、前記流体Lを
所定の温度に調整し前記導入口18および排出口19を
介して金型の空洞部17内を流通および循環させること
により、前記金型10の温度調節を行なうためのもの
で、流体供給部21、および流体排出部22、ならびに
公知の加熱器や冷却器などを備えた温度調節部23を備
えている。
【0012】温調回路20内を流通する流体Lには、
水、油、蒸気など温度調節可能な液体が用いられる。こ
れらの流体Lは、前記流体供給部21から連続的または
断続的あるいは一定の量が供給される。そして、前記温
度調節部23により所定の温度に調整され、前記金型の
空洞部17および前記温調回路20内を流通循環して、
金型11,12を昇温または冷却する。前記流体Lの温
度は、金型の設定温度により適宜に決定することができ
る。図中符号A,B,C,Dは切替バルブである。
【0013】前記したように、この金型装置10は、金
型11,12の内部の空洞部17により、少なくともキ
ャビティ28の型面裏側が薄肉にされている。この構造
によれば、従来の金型と比較してはるかに軽量化するこ
とができ、金型の取付や取替あるいは移送などが効率化
されるばかりでなく、金型の大型化も容易に可能とな
る。
【0014】そして、この空洞部17内には、温調回路
20を介して、所定温度に調節された温調流体Lを流通
させるので、金型の昇温および冷却などの温度調節を極
めて効率よく行なうことができる。特に、前記温度調節
に多大な時間およびエネルギーを要する大きな金型の場
合には、本発明の金型を用いることにより、成形サイク
ルが大幅に短縮でき生産性を向上させることができるば
かりか、エネルギー的にもコスト的にも極めて経済的と
なる。
【0015】なお、この空洞部17内を流通する流体L
による金型の温調効率を高めるために、当該空洞部17
内壁と流体Lとの接触時間をできるだけ長くすることが
好ましい。図3にその一例を示す。この空洞部17Aの
内壁には多数の突壁17B,17B,…が形成されてお
り、流体Lが導入口18Aから注入されて排出口19A
から排出されるまでの前記空洞部17A内壁と流体Lの
接触面積をできるだけ大として、その接触時間を長くす
るようにしたものである。
【0016】ところで、前記空洞部17を設けて金型を
薄肉とすると、前記したように、そのキャビティ面が成
形時の樹脂圧に耐えられず歪むおそれがある。そこで、
この発明構造にあっては、前記温調流体Lを介して圧力
を加えて、前記空洞部17により薄肉となった金型1
1,12を保護するように構成される。すなわち、前記
流体Lが流通する前記温調回路20には、前記液体Lを
加圧するシリンダ装置24が配置されている。このシリ
ンダ装置24は、図のように加圧回路26を介して、射
出装置30の射出シリンダ装置34と連結されていると
ともに、共通の駆動部25により、前記射出シリンダ装
置34と同調して作動するように構成されている。
【0017】図から理解されるように、両シリンダ装置
24,34の増圧部24a,34aどうし、および減圧
部24b,34bどうしがそれぞれ加圧回路26により
連結され、両シリンダ装置24,34とが同調して作動
するので、射出シリンダ装置34による樹脂材料Pの射
出時には、シリンダ装置24により空洞部17内を充満
流通する流体Lに所定の圧力が加えられる。それによ
り、金型キャビティ面に樹脂圧が加わるのと同時に、当
該キャビティ裏面側を流体Lにより押して、樹脂圧で金
型11,12が歪むのを防ぐのである。なお、前記シリ
ンダ装置24によって流体Lに加えられる圧力は、射出
時のキャビティ28内の樹脂材料Pの圧力とバランスし
ていることが望ましい。この構造によれば、金型の裏面
側が流体Lにより加圧保持されるので、金型の強度が向
上し薄肉とした従来の金型の肉厚よりもさらに薄くする
ことができるようになった。
【0018】図1のように、樹脂材料を射出する射出装
置30は前記射出シリンダ装置34により作動して、前
記金型装置10のキャビティ28内に所定量の樹脂材料
Pを射出する。射出装置30は公知の構造のものが使用
できるので詳細な説明は省略する。符号31は加熱筒、
32はスクリュ、33はノズルである。
【0019】次に、図4ないし図6に従って、この発明
の金型装置を用いた射出成形品の製造方法を示す。な
お、本発明の作用を明らかにするために、固定盤や可動
盤などの公知の金型構造については図示を省略した。ま
ず、成形に先立って、金型10が所定の成形温度に昇温
される。図4に示すように、流体Lを温調回路20の温
度調節部23により所定の温度に昇温し、温調回路20
内に流通させる。流体Lは、前記固定側金型11と可動
側金型12に設けられている導入口18を介して型内の
空洞部17に至る。前記流体Lは、前記空洞部17内を
満たして排出口19から流出する間に、型キャビティ面
を昇温する。この温調回路20は、前記金型10が所定
の成形温度まで昇温するまでは、バルブCを開き流体供
給部21のバルブAおよび流体排出部22のバルブBな
らびに温度調節部23のバルブDを閉として、温度調節
された一定量の流体Lを前記温調回路20内に循環させ
るようにする。
【0020】続いて、前記流体Lによる金型の昇温を行
ないながらまたは昇温完了後、前記固定側金型11と可
動側金型12とを型閉めする。金型温度が設定の値とな
った時点で、温調回路20のバルブCを閉として流体L
の循環を停止する。しかる後、金型11,12がさらに
型締めされ、図5に示すように、射出装置30から成形
品キャビティ28内に所定量の樹脂材料Pが射出され
る。その際、駆動部25により、加圧回路26のシリン
ダ装置24が前記射出装置30の射出シリンダ装置34
に同調して作動して、前記射出装置30からの樹脂材料
Pの射出と同時に温調回路20内の流体Lを加圧する。
前記温調回路20を開放するバルブA,BおよびCはい
ずれも閉まっているので、加圧された回路内の流体Lは
金型空洞部17内壁を押圧する。前記したように、前記
流体Lによる前記空洞部17内壁の加圧量は、圧力計2
9などにより、射出装置30から射出される樹脂圧とバ
ランスさせて加圧するように設定されており、空洞部1
7によって薄肉とされた金型が樹脂圧により歪まないよ
うに保持される。なお、温度調節部23の温調流体は循
環用バルブDが開かれて循環されている。
【0021】樹脂材料Pの射出終了後、金型の冷却を行
なう。図6に示されるように、温調回路20の流体供給
部21のバルブAおよび流体排出部22のバルブBを開
とし、前記流体供給部21から冷却用の流体Lを連続的
に通過させることにより金型を冷却する。
【0022】所定の冷却時間を経て金型が充分に冷却さ
れた時点で、流体供給部21のバルブAを閉めて金型の
冷却を終える。そして、図4に示されるように金型1
1,12を開いてキャビティ28より成形品を取り出
す。続いて連続的に成形品の製造を行なう場合には、図
4を用いて説明したように、温調回路20に再び流体L
を流通させ金型を所定温度まで昇温させる。
【0023】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
射出成形用金型装置によれば、金型を従来のものと比較
してはるかに軽量化することができる。そのため、成形
品製造時の作業性に極めて優れ、しかも金型が大型化し
てもクレーンなどの設備は不要である。また、金型の温
度調節を極めて効率よく行なうことができるので、成形
サイクルを短縮して生産性を向上させることができる。
したがって、特に大型成形品の製造などで金型が大型で
ある場合には、前記設備費や温度調節のためのエネルギ
ー費などがかさみやすくコストダウンが困難であった
が、本発明の金型を用いることにより、成形品製造のた
めのかかるコストを大幅に軽減して経済的な成形を行な
うことができる。しかも、射出シリンダ装置と同調する
シリンダ装置を配置して、樹脂材料の射出時に射出装置
と同調して温調流体を加圧し金型キャビティ面を裏側か
ら保持するので、金型をより一層薄肉として、なおかつ
樹脂材料の樹脂圧に充分耐える金型強度を付与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の射出成形用金型装置を有する射出成
形装置の一例を概略的に示す図である。
【図2】その金型部分の拡大断面図である。
【図3】空洞部の一例を示す断面図である。
【図4】金型の温調節状態を示す概略回路図である。
【図5】射出成形状態を示す概略回路図である。
【図6】金型の冷却状態を示す概略回路図である。
【符号の説明】
10 金型装置 11 固定側金型 12 可動側金型 17 空洞部 20 温調回路 21 流体供給部 22 流体排出部 23 温度調節部 24 シリンダ装置 26 加圧回路 30 射出装置 34 射出シリンダ装置 L 流体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型または可動側金型の少なくと
    も一方の金型の内部に空洞部を形成し、該空洞部を温調
    流体の流通が可能に構成するとともに、前記温調流体の
    温調回路に射出装置の射出シリンダ装置と同調して作動
    するシリンダ装置を配置して樹脂材料の射出時に射出装
    置と同調して前記温調流体に圧力を加えるようにしたこ
    とを特徴とする射出成形用金型装置。
JP32798595A 1995-11-22 1995-11-22 射出成形用金型装置 Pending JPH09141715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32798595A JPH09141715A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 射出成形用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP32798595A JPH09141715A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 射出成形用金型装置

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Publication Number Publication Date
JPH09141715A true JPH09141715A (ja) 1997-06-03

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ID=18205216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32798595A Pending JPH09141715A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 射出成形用金型装置

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JP (1) JPH09141715A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007779A1 (ja) * 2005-07-12 2007-01-18 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 成型装置とその製造方法、及び成型方法
JP2015525693A (ja) * 2012-08-10 2015-09-07 サーフィス ジェネレーション リミテッド 金型
KR20150103837A (ko) * 2014-03-04 2015-09-14 한국생산기술연구원 금형가열장치

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