JPH0914003A - ハンドレバー装置 - Google Patents
ハンドレバー装置Info
- Publication number
- JPH0914003A JPH0914003A JP7158238A JP15823895A JPH0914003A JP H0914003 A JPH0914003 A JP H0914003A JP 7158238 A JP7158238 A JP 7158238A JP 15823895 A JP15823895 A JP 15823895A JP H0914003 A JPH0914003 A JP H0914003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- winding
- lever device
- sub
- hand lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G3/00—Cutting implements specially adapted for horticultural purposes; Delimbing standing trees
- A01G3/04—Apparatus for trimming hedges, e.g. hedge shears
- A01G3/047—Apparatus for trimming hedges, e.g. hedge shears portable
- A01G3/053—Apparatus for trimming hedges, e.g. hedge shears portable motor-driven
- A01G3/0535—Apparatus for trimming hedges, e.g. hedge shears portable motor-driven with rotatable knives
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/02—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by hand, foot, or like operator controlled initiation means
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20396—Hand operated
- Y10T74/20402—Flexible transmitter [e.g., Bowden cable]
- Y10T74/2042—Flexible transmitter [e.g., Bowden cable] and hand operator
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ecology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 例えば被駆動部材としてのスロットル弁の開
度をケーブルを介して調整できるとともに所望の開度に
保持させ得、かつ、即座に最小開度に戻すことができて
高い安全性を確保できるとともに、手指を疲れ難くで
き、さらに、良好な操作性も得られるようにされたハン
ドレバー装置を提供すること。 【構成】 回動操作されるメインレバー30とサブレバ
ー50とを有し、スロットル弁CVに連結されたケーブ
ル20の一端部を巻き取るようにして引っ張る巻取牽引
部材60に前記サブレバー50が一体的に固定され、か
つ、前記サブレバー50を任意の回動操作位置にて不動
状態で保持すべく前記巻取牽引部材60を制動する前記
メインレバー30により作動せしめられる制動手段40
が備えられてなる。
度をケーブルを介して調整できるとともに所望の開度に
保持させ得、かつ、即座に最小開度に戻すことができて
高い安全性を確保できるとともに、手指を疲れ難くで
き、さらに、良好な操作性も得られるようにされたハン
ドレバー装置を提供すること。 【構成】 回動操作されるメインレバー30とサブレバ
ー50とを有し、スロットル弁CVに連結されたケーブ
ル20の一端部を巻き取るようにして引っ張る巻取牽引
部材60に前記サブレバー50が一体的に固定され、か
つ、前記サブレバー50を任意の回動操作位置にて不動
状態で保持すべく前記巻取牽引部材60を制動する前記
メインレバー30により作動せしめられる制動手段40
が備えられてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のスロットル
弁等の被駆動部材をケーブルを介して操作するためのハ
ンドレバー装置に係り、特に、ヘッジトリマーや刈払機
等の作業機におけるハンドルのグリップ部近傍に配設さ
れてスロットルケーブルを通じて前記スロットル弁を開
閉操作するのに好適なものに関する。
弁等の被駆動部材をケーブルを介して操作するためのハ
ンドレバー装置に係り、特に、ヘッジトリマーや刈払機
等の作業機におけるハンドルのグリップ部近傍に配設さ
れてスロットルケーブルを通じて前記スロットル弁を開
閉操作するのに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、内燃機関により刈刃等の作業部
を駆動するようにされているヘッジトリマーや刈払機等
の作業機においては、前記内燃機関の出力を手元で調整
するため、それに備えられているU字ハンドルやバーハ
ンドル等のグリップ部近傍に、前記内燃機関のスロット
ル弁の開度を調整するハンドレバー装置が配設されてい
る。
を駆動するようにされているヘッジトリマーや刈払機等
の作業機においては、前記内燃機関の出力を手元で調整
するため、それに備えられているU字ハンドルやバーハ
ンドル等のグリップ部近傍に、前記内燃機関のスロット
ル弁の開度を調整するハンドレバー装置が配設されてい
る。
【0003】このハンドレバー装置は、通常、作業者の
手指で操作されるスロットルトリガ(スロットルレバ
ー)を備えており、このスロットルレバーを回動操作す
ることにより、スロットルケーブルを介して前記スロッ
トル弁の開度を調節するようにされている。前記スロッ
トル弁は、通常、常時最小開度(アイドル回転開度)方
向に付勢されていて、自然状態ではアイドル回転開度で
保持され、前記スロットルケーブルが引っ張られたとき
に前記アイドル回転開度から高速回転側へ開き始めるよ
うにされる。
手指で操作されるスロットルトリガ(スロットルレバ
ー)を備えており、このスロットルレバーを回動操作す
ることにより、スロットルケーブルを介して前記スロッ
トル弁の開度を調節するようにされている。前記スロッ
トル弁は、通常、常時最小開度(アイドル回転開度)方
向に付勢されていて、自然状態ではアイドル回転開度で
保持され、前記スロットルケーブルが引っ張られたとき
に前記アイドル回転開度から高速回転側へ開き始めるよ
うにされる。
【0004】このようなスロットル弁の開度調節用のハ
ンドレバー装置としては、前記スロットルレバーを回動
操作状態から解放したときに、該レバーを自動的に前記
スロットル弁と共に元の位置(アイドル回転開度)に戻
すようにした自動アイドル回転開度復帰タイプのもの
と、手指を離してもスロットルレバーを所望の回動操作
位置にて常時不動状態で保持し得るようにした固定タイ
プのものとが知られている(実公昭57−19944号
公報等を参照)。
ンドレバー装置としては、前記スロットルレバーを回動
操作状態から解放したときに、該レバーを自動的に前記
スロットル弁と共に元の位置(アイドル回転開度)に戻
すようにした自動アイドル回転開度復帰タイプのもの
と、手指を離してもスロットルレバーを所望の回動操作
位置にて常時不動状態で保持し得るようにした固定タイ
プのものとが知られている(実公昭57−19944号
公報等を参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記自動復帰タイプの
ものは、スロットルレバーから指を離せば機関が自動的
にアイドリング状態に戻り、機関出力を遠心クラッチを
介して刈刃等からなる作業部に伝達するようにした作業
機であれば、前記遠心クラッチが遮断状態となって作業
部への動力伝達が断たれるので、不測の事態が生じた際
には即座にスロットル弁をアイドル回転開度に戻して作
業部を停止させることができ、安全性が高められるとい
う利点が得られる反面、スロットルレバーを常時指で保
持して所望の回動操作位置に維持しなければならないの
で、中間開度が使いづらい、指が疲れる、操作量(回転
数)が一定しない、等の問題が生じる。
ものは、スロットルレバーから指を離せば機関が自動的
にアイドリング状態に戻り、機関出力を遠心クラッチを
介して刈刃等からなる作業部に伝達するようにした作業
機であれば、前記遠心クラッチが遮断状態となって作業
部への動力伝達が断たれるので、不測の事態が生じた際
には即座にスロットル弁をアイドル回転開度に戻して作
業部を停止させることができ、安全性が高められるとい
う利点が得られる反面、スロットルレバーを常時指で保
持して所望の回動操作位置に維持しなければならないの
で、中間開度が使いづらい、指が疲れる、操作量(回転
数)が一定しない、等の問題が生じる。
【0006】それに対し、前記固定タイプのものは、前
記自動アイドル回転開度復帰タイプの問題を解消し得、
スロットルレバーを常時所望の回動操作位置に手離しで
も不動状態に保持しておくことができるので、手指が自
由になって作業を楽に行える等の利点は得られるもの
の、不測の事態が生じた際には、スロットルレバーの位
置保持機能を解除する別操作が必要となり、即座に作業
部を停止させることができないので、安全性の面では前
記自動アイドル回転開度復帰タイプのものより劣るとい
う問題があった。
記自動アイドル回転開度復帰タイプの問題を解消し得、
スロットルレバーを常時所望の回動操作位置に手離しで
も不動状態に保持しておくことができるので、手指が自
由になって作業を楽に行える等の利点は得られるもの
の、不測の事態が生じた際には、スロットルレバーの位
置保持機能を解除する別操作が必要となり、即座に作業
部を停止させることができないので、安全性の面では前
記自動アイドル回転開度復帰タイプのものより劣るとい
う問題があった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、例えば被駆動部材
としてのスロットル弁の開度をケーブルを介して調整で
きるとともに所望の開度に保持させ得、かつ、即座に最
小開度に戻すことができて高い安全性を確保できるとと
もに、手指を疲れ難くできて良好な操作性が得られるよ
うにされたハンドレバー装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、例えば被駆動部材
としてのスロットル弁の開度をケーブルを介して調整で
きるとともに所望の開度に保持させ得、かつ、即座に最
小開度に戻すことができて高い安全性を確保できるとと
もに、手指を疲れ難くできて良好な操作性が得られるよ
うにされたハンドレバー装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係るハンドレバー装置は、基本的には、回
動操作されるメインレバーとサブレバーとを有し、被駆
動部材に連結されたケーブルの一端部を巻き取るように
して引っ張る巻取牽引部材に前記サブレバーが一体的に
固定され、かつ、前記サブレバーを任意の回動操作位置
にて不動状態で保持すべく前記巻取牽引部材を制動する
前記メインレバーにより作動せしめられる制動手段が備
えられてなる。
く、本発明に係るハンドレバー装置は、基本的には、回
動操作されるメインレバーとサブレバーとを有し、被駆
動部材に連結されたケーブルの一端部を巻き取るように
して引っ張る巻取牽引部材に前記サブレバーが一体的に
固定され、かつ、前記サブレバーを任意の回動操作位置
にて不動状態で保持すべく前記巻取牽引部材を制動する
前記メインレバーにより作動せしめられる制動手段が備
えられてなる。
【0009】本発明の好ましい態様としては、前記制動
手段が、前記巻取牽引部材に巻き掛けられたワイヤまた
はバンドであるもの、前記制動手段と前記メインレバー
との間に引張ばね手段が介装されているもの、前記制動
手段は、前記メインレバーが揺動リンクとして作用する
トグル機構の摺動リンクのスライダ部分により引っ張ら
れて作動せしめられるようにされているもの、前記被駆
動部材が内燃機関のスロットル弁であるもの等が挙げら
れる。
手段が、前記巻取牽引部材に巻き掛けられたワイヤまた
はバンドであるもの、前記制動手段と前記メインレバー
との間に引張ばね手段が介装されているもの、前記制動
手段は、前記メインレバーが揺動リンクとして作用する
トグル機構の摺動リンクのスライダ部分により引っ張ら
れて作動せしめられるようにされているもの、前記被駆
動部材が内燃機関のスロットル弁であるもの等が挙げら
れる。
【0010】前記被駆動部材が内燃機関のスロットル弁
である場合、すなわち、前記スロットル弁が常時アイド
ル回転開度方向に付勢されていてそれに接続されている
スロットルケーブルが非操作状態から引っ張られたとき
に前記アイドル回転開度から開き始めるようにされてお
り、このスロットル弁を備えた内燃機関により刈刃等の
作業部を駆動するようにされている作業機におけるハン
ドルのグリップ部近傍に配設されたものである場合に
は、より好ましい具体例として、回動操作されるメイン
レバーとサブレバーとを有し、前記スロットル弁に連結
されたケーブルの先端部を巻き取るようにして引っ張る
巻取牽引部材に、前記サブレバーが一体的に固定される
とともに、一端部が係止されたワイヤまたはバンドから
なる制動手段が前記巻取牽引部材の外周に巻き掛けら
れ、前記制動手段の他端部を引張ばね手段を介して前記
メインレバーにより引っ張ることによって生じる前記巻
取牽引部材と前記制動手段との間の摩擦力により、前記
巻取牽引部材が前記スロットルケーブルによる引張力に
抗して任意の回動操作位置にて不動状態で保持されるよ
うに構成されているものが挙げられる。
である場合、すなわち、前記スロットル弁が常時アイド
ル回転開度方向に付勢されていてそれに接続されている
スロットルケーブルが非操作状態から引っ張られたとき
に前記アイドル回転開度から開き始めるようにされてお
り、このスロットル弁を備えた内燃機関により刈刃等の
作業部を駆動するようにされている作業機におけるハン
ドルのグリップ部近傍に配設されたものである場合に
は、より好ましい具体例として、回動操作されるメイン
レバーとサブレバーとを有し、前記スロットル弁に連結
されたケーブルの先端部を巻き取るようにして引っ張る
巻取牽引部材に、前記サブレバーが一体的に固定される
とともに、一端部が係止されたワイヤまたはバンドから
なる制動手段が前記巻取牽引部材の外周に巻き掛けら
れ、前記制動手段の他端部を引張ばね手段を介して前記
メインレバーにより引っ張ることによって生じる前記巻
取牽引部材と前記制動手段との間の摩擦力により、前記
巻取牽引部材が前記スロットルケーブルによる引張力に
抗して任意の回動操作位置にて不動状態で保持されるよ
うに構成されているものが挙げられる。
【0011】
【作 用】前述の如くの構成された本発明に係るハンド
レバー装置において、その好ましい態様では、メインレ
バーがハンドルのグリップ部に近接するセット位置まで
回動操作されると、前記メインレバーにより引張ばね手
段を介してバンド等からなる制動手段が作動せしめら、
前記巻取牽引部材と前記制動手段との間に摩擦力が発生
する。
レバー装置において、その好ましい態様では、メインレ
バーがハンドルのグリップ部に近接するセット位置まで
回動操作されると、前記メインレバーにより引張ばね手
段を介してバンド等からなる制動手段が作動せしめら、
前記巻取牽引部材と前記制動手段との間に摩擦力が発生
する。
【0012】この場合、前記メインレバーを前記セット
位置に保持した(握った)まま、前記巻取牽引部材と前
記制動手段との間の摩擦力に抗して前記サブレバーを回
動操作することができ、このサブレバーの回動操作によ
りスロットルケーブルが引っ張られて、前記スロットル
弁が最小開度(アイドル回転開度)から開方向に回転せ
しめられてその開度が調節され、内燃機関が所望の回転
数で運転される。
位置に保持した(握った)まま、前記巻取牽引部材と前
記制動手段との間の摩擦力に抗して前記サブレバーを回
動操作することができ、このサブレバーの回動操作によ
りスロットルケーブルが引っ張られて、前記スロットル
弁が最小開度(アイドル回転開度)から開方向に回転せ
しめられてその開度が調節され、内燃機関が所望の回転
数で運転される。
【0013】ここで、前記サブレバーから手指を放して
も、該サブレバーは前記巻取牽引部材と前記制動手段と
の間の摩擦力により、前記スロットルケーブルによる引
張力に抗してそのままその回動操作位置にて不動状態で
保持され、前記スロットル弁はその調節開度(設定開
度)で保持される。これにより、手指の負担が軽減され
る。
も、該サブレバーは前記巻取牽引部材と前記制動手段と
の間の摩擦力により、前記スロットルケーブルによる引
張力に抗してそのままその回動操作位置にて不動状態で
保持され、前記スロットル弁はその調節開度(設定開
度)で保持される。これにより、手指の負担が軽減され
る。
【0014】この状態で、例えばメインレバーを握り直
すべくその握っている手指を多少浮かせる等して、前記
メインレバーをグリップ部から多少離しても、前記制動
手段と前記メインレバーとの間に引張ばね手段を介装し
ておくことにより、その引張ばね手段の付勢力によって
前記巻取牽引部材と前記制動手段との間に所要の摩擦力
を発生させておくことができ、前記巻取牽引部材及びサ
ブレバーは前記スロットルケーブルによる引張力に抗し
てそのままその回動操作位置にて不動状態で保持され
る。
すべくその握っている手指を多少浮かせる等して、前記
メインレバーをグリップ部から多少離しても、前記制動
手段と前記メインレバーとの間に引張ばね手段を介装し
ておくことにより、その引張ばね手段の付勢力によって
前記巻取牽引部材と前記制動手段との間に所要の摩擦力
を発生させておくことができ、前記巻取牽引部材及びサ
ブレバーは前記スロットルケーブルによる引張力に抗し
てそのままその回動操作位置にて不動状態で保持され
る。
【0015】また、例えば不測の事態が生じる等して直
ちに機関の回転駆動力を大幅に低下させたいときには、
前記メインレバーを完全に解放する。それにより、前記
巻取牽引部材と前記制動手段との間の摩擦力が実質的に
無くされ、前記巻取牽引部材、サブレバー、スロットル
ケーブル、及びスロットル弁がそれぞれ元のアイドル回
転開度位置に戻され、内燃機関はアイドリング状態とな
る。ここで、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して刈
刃等からなる作業部に伝達するようにした作業機であれ
ば、前記遠心クラッチが遮断状態となって前記作業部へ
の動力伝達が断たれるので、刈刃等の作業部が直ちに停
止せしめられる。
ちに機関の回転駆動力を大幅に低下させたいときには、
前記メインレバーを完全に解放する。それにより、前記
巻取牽引部材と前記制動手段との間の摩擦力が実質的に
無くされ、前記巻取牽引部材、サブレバー、スロットル
ケーブル、及びスロットル弁がそれぞれ元のアイドル回
転開度位置に戻され、内燃機関はアイドリング状態とな
る。ここで、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して刈
刃等からなる作業部に伝達するようにした作業機であれ
ば、前記遠心クラッチが遮断状態となって前記作業部へ
の動力伝達が断たれるので、刈刃等の作業部が直ちに停
止せしめられる。
【0016】また、前記メインレバーをトグル機構の揺
動リンクとして作用するようになした場合には、前記メ
インレバーを前記セット位置に近づける程その位置で保
持するのに要する力が小さくて済むようにできるので、
前記メインレバーを前記セット位置にして長時間握って
いてもさほど手指が疲れない。
動リンクとして作用するようになした場合には、前記メ
インレバーを前記セット位置に近づける程その位置で保
持するのに要する力が小さくて済むようにできるので、
前記メインレバーを前記セット位置にして長時間握って
いてもさほど手指が疲れない。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係るハンドレバー装置の一実
施例が採用された刈払機の一例を示している。図示例の
刈払機1は、所定間隔をあけてグリップ部11,12が
並設されたバーハンドル(操作桿)7の先端側に刈刃1
3や安全カバー14等からなる作業部3が設けられ、後
端側には、前記刈刃13を前記バーハンドル7に内挿さ
れたドライブシャフト8を介して駆動する動力源として
の、リコイルスターター6や燃料タンク4が付設された
内燃機関(小型空冷2サイクルガソリンエンジン)2が
配備されており、この内燃機関2にスロットル弁CVを
有する気化器(図示省略)や点火プラグ5が備えられて
いる。
施例が採用された刈払機の一例を示している。図示例の
刈払機1は、所定間隔をあけてグリップ部11,12が
並設されたバーハンドル(操作桿)7の先端側に刈刃1
3や安全カバー14等からなる作業部3が設けられ、後
端側には、前記刈刃13を前記バーハンドル7に内挿さ
れたドライブシャフト8を介して駆動する動力源として
の、リコイルスターター6や燃料タンク4が付設された
内燃機関(小型空冷2サイクルガソリンエンジン)2が
配備されており、この内燃機関2にスロットル弁CVを
有する気化器(図示省略)や点火プラグ5が備えられて
いる。
【0018】本例では、前記スロットル弁CVが、常時
最小(アイドル回転)開度方向に付勢されていてそれに
接続されている後述のスロットルケーブル20(図2)
が非操作状態から引っ張られたときに、前記アイドル回
転開度から開き始めるようにされている。そして、前記
グリップ部11,12のうちの、通常は右手で握る後側
のグリップ部11近傍に、前記スロットル弁CVの開度
を調整すべく、本実施例のハンドレバー装置10が取り
付けられている。
最小(アイドル回転)開度方向に付勢されていてそれに
接続されている後述のスロットルケーブル20(図2)
が非操作状態から引っ張られたときに、前記アイドル回
転開度から開き始めるようにされている。そして、前記
グリップ部11,12のうちの、通常は右手で握る後側
のグリップ部11近傍に、前記スロットル弁CVの開度
を調整すべく、本実施例のハンドレバー装置10が取り
付けられている。
【0019】前記ハンドレバー装置10は、図2〜図4
に示される如くに、基端部がピン31により枢支された
概略「へ」または「く」字状のメインレバー30と、後
述する巻取牽引部材60と、この巻取牽引部材60の回
動軸線一端側に一体的に固定されサブレバー50と、そ
れらを回動保持するための左右二ツ割り型の、外方に突
出する凸部15aを有するカバーケース15A及びトレ
ー型のカバーケース15Bと、を具備している。前記カ
バーケース15A,15Bは、その中央部に前記バーハ
ンドル7における前記グリップ部11近傍部分が挿通せ
しめられて締付固定具(ビス、ナット、ワッシャ等を合
わせたものの総称、以下同)26,27,28で前記バ
ーハンドル7に締結固定されている。
に示される如くに、基端部がピン31により枢支された
概略「へ」または「く」字状のメインレバー30と、後
述する巻取牽引部材60と、この巻取牽引部材60の回
動軸線一端側に一体的に固定されサブレバー50と、そ
れらを回動保持するための左右二ツ割り型の、外方に突
出する凸部15aを有するカバーケース15A及びトレ
ー型のカバーケース15Bと、を具備している。前記カ
バーケース15A,15Bは、その中央部に前記バーハ
ンドル7における前記グリップ部11近傍部分が挿通せ
しめられて締付固定具(ビス、ナット、ワッシャ等を合
わせたものの総称、以下同)26,27,28で前記バ
ーハンドル7に締結固定されている。
【0020】前記カバーケース15Aの上部内側には、
図3を参照すればよくわかるように、円筒形の軸受凸部
16が突設されており、この軸受凸部16に前記巻取牽
引部材60の軸部61が回動自在に挿入されており、こ
の軸部61の右端部にプーリー状の溝付き巻取部62が
設けられるとともに、前記軸部61の左端部に平行面取
りされた回り止め固定部64が前記サブレバー50の基
端部に設けられた凹部51に嵌合挿通せしめられて、前
記サブレバー50は前記巻取牽引部材60の軸線に沿っ
て螺入されたビス44、ナット45、ワッシャ46によ
り前記軸部61に一体に固定されるとともに、それらよ
りなる前記巻取牽引部材60及びサブレバー50は、前
記カバーケース15A内に前記軸受凸部16を支軸とし
て回動可能に保持されている。また、前記軸部61にお
ける前記溝付き巻取部62と前記回り止め固定部64と
の間には、前記軸受凸部16に緩く外嵌される有底円筒
形のブレーキドラム部65が設けられている。
図3を参照すればよくわかるように、円筒形の軸受凸部
16が突設されており、この軸受凸部16に前記巻取牽
引部材60の軸部61が回動自在に挿入されており、こ
の軸部61の右端部にプーリー状の溝付き巻取部62が
設けられるとともに、前記軸部61の左端部に平行面取
りされた回り止め固定部64が前記サブレバー50の基
端部に設けられた凹部51に嵌合挿通せしめられて、前
記サブレバー50は前記巻取牽引部材60の軸線に沿っ
て螺入されたビス44、ナット45、ワッシャ46によ
り前記軸部61に一体に固定されるとともに、それらよ
りなる前記巻取牽引部材60及びサブレバー50は、前
記カバーケース15A内に前記軸受凸部16を支軸とし
て回動可能に保持されている。また、前記軸部61にお
ける前記溝付き巻取部62と前記回り止め固定部64と
の間には、前記軸受凸部16に緩く外嵌される有底円筒
形のブレーキドラム部65が設けられている。
【0021】前記カバーケース15A,15B間におけ
る前記バーハンドル7より上方には、後端側が内燃機関
2のスロットル弁CVに連結された、ボーデンケーブル
のアウターチューブ21に挿通されたスロットルケーブ
ル20の前端側が引き回されており、前記アウターチュ
ーブ21の前端部は前記カバーケース15A,15B内
に設けられた係止部23で係止され、前記スロットルケ
ーブル20の前端側は前記巻取牽引部材60の溝付き巻
取部62に巻き掛けられてその前端部に取り付けられた
端金具22が前記溝付き巻取部62に設けられた係止切
欠部62aに嵌め込まれて係止されている。
る前記バーハンドル7より上方には、後端側が内燃機関
2のスロットル弁CVに連結された、ボーデンケーブル
のアウターチューブ21に挿通されたスロットルケーブ
ル20の前端側が引き回されており、前記アウターチュ
ーブ21の前端部は前記カバーケース15A,15B内
に設けられた係止部23で係止され、前記スロットルケ
ーブル20の前端側は前記巻取牽引部材60の溝付き巻
取部62に巻き掛けられてその前端部に取り付けられた
端金具22が前記溝付き巻取部62に設けられた係止切
欠部62aに嵌め込まれて係止されている。
【0022】そして、前記巻取牽引部材60における前
記ブレーキドラム部65には、先端部40aが前記カバ
ーケース15A,15Bに突設された係止ピン41に係
止され、後端部40bが引張コイルばね42を介して前
記メインレバー30が揺動リンクとして作用する後述す
るトグル機構Tの摺動リンク33のスライダ部分とされ
るスライドピン34に連結された制動手段としてのバン
ドブレーキ40のバンド部40cが巻き掛けられてい
る。
記ブレーキドラム部65には、先端部40aが前記カバ
ーケース15A,15Bに突設された係止ピン41に係
止され、後端部40bが引張コイルばね42を介して前
記メインレバー30が揺動リンクとして作用する後述す
るトグル機構Tの摺動リンク33のスライダ部分とされ
るスライドピン34に連結された制動手段としてのバン
ドブレーキ40のバンド部40cが巻き掛けられてい
る。
【0023】前記メインレバー30が揺動リンクとして
作用するトグル機構Tは、前記メインレバー30及び前
記スライドピン34の他、一端部が前記メインレバー3
0の基端部寄りの部位にピン32により回動自在に連結
され、他端部に前記スライドピン34が挿通固着された
前記揺動リンク33を備えており、前記メインレバー3
0を図2において実線で示される完全解放位置から仮想
線で示される前記グリップ部11に近接するセット位置
まで手指で握って回動操作すると、前記メインレバー3
0と摺動リンク33との連結部とされる前記ピン32部
分が、前記メインレバー30の基端部を枢支している前
記ピン31と前記カバーケース15A,15Bに形成さ
れた前後に水平方向に伸びる所定長の長穴35,35に
摺動自在に挿入されている前記スライドピン34とを結
ぶ直線に下方から近づけられるとともに、前記スライド
ピン34が図2において右(後)方へ移動し、前記バン
ドブレーキ40の後端部40bが前記引張コイルばね4
2を介して引っ張られる。
作用するトグル機構Tは、前記メインレバー30及び前
記スライドピン34の他、一端部が前記メインレバー3
0の基端部寄りの部位にピン32により回動自在に連結
され、他端部に前記スライドピン34が挿通固着された
前記揺動リンク33を備えており、前記メインレバー3
0を図2において実線で示される完全解放位置から仮想
線で示される前記グリップ部11に近接するセット位置
まで手指で握って回動操作すると、前記メインレバー3
0と摺動リンク33との連結部とされる前記ピン32部
分が、前記メインレバー30の基端部を枢支している前
記ピン31と前記カバーケース15A,15Bに形成さ
れた前後に水平方向に伸びる所定長の長穴35,35に
摺動自在に挿入されている前記スライドピン34とを結
ぶ直線に下方から近づけられるとともに、前記スライド
ピン34が図2において右(後)方へ移動し、前記バン
ドブレーキ40の後端部40bが前記引張コイルばね4
2を介して引っ張られる。
【0024】このような構成とされた本実施例のハンド
レバー装置10においては、メインレバー30が、図2
において実線で示される完全解放位置から仮想線で示さ
れる如くの、バーハンドル7のグリップ部11に近接す
るセット(死点直前)位置まで回動操作されると、前記
メインレバー30を含むトグル機構Tのスライドピン3
4により、引張コイルばね42を介してバンドブレーキ
40が引っ張られて作動せしめられ、前記巻取牽引部材
60のブレーキドラム部65と前記バンドブレーキ40
のバンド部40cとの間に摩擦力が発生する。
レバー装置10においては、メインレバー30が、図2
において実線で示される完全解放位置から仮想線で示さ
れる如くの、バーハンドル7のグリップ部11に近接す
るセット(死点直前)位置まで回動操作されると、前記
メインレバー30を含むトグル機構Tのスライドピン3
4により、引張コイルばね42を介してバンドブレーキ
40が引っ張られて作動せしめられ、前記巻取牽引部材
60のブレーキドラム部65と前記バンドブレーキ40
のバンド部40cとの間に摩擦力が発生する。
【0025】この場合、前記メインレバー30を前記セ
ット位置に保持した(握った)まま、前記巻取牽引部材
60のブレーキドラム部65と前記バンドブレーキ40
との間の摩擦力に抗して前記サブレバー50を回動操作
することができ、このサブレバー50の図2で見て時計
回りの回動操作によりスロットルケーブル20が引っ張
られて、前記スロットル弁CVがアイドル回転開度から
開方向に回転せしめられてその開度が調節され、内燃機
関2が所望の回転数で運転される。
ット位置に保持した(握った)まま、前記巻取牽引部材
60のブレーキドラム部65と前記バンドブレーキ40
との間の摩擦力に抗して前記サブレバー50を回動操作
することができ、このサブレバー50の図2で見て時計
回りの回動操作によりスロットルケーブル20が引っ張
られて、前記スロットル弁CVがアイドル回転開度から
開方向に回転せしめられてその開度が調節され、内燃機
関2が所望の回転数で運転される。
【0026】ここで、前記サブレバー50から手指を放
しても、該サブレバー50は前記巻取牽引部材60のブ
レーキドラム部65とバンドブレーキ40のバンド部4
0cとの間の摩擦力により、前記スロットルケーブル2
0による引っ張り力に抗してそのままその回動操作位置
にて不動状態で保持され、前記スロットル弁CVはその
調節開度(設定開度)で保持される。これにより、手指
の負担が軽減される。
しても、該サブレバー50は前記巻取牽引部材60のブ
レーキドラム部65とバンドブレーキ40のバンド部4
0cとの間の摩擦力により、前記スロットルケーブル2
0による引っ張り力に抗してそのままその回動操作位置
にて不動状態で保持され、前記スロットル弁CVはその
調節開度(設定開度)で保持される。これにより、手指
の負担が軽減される。
【0027】この状態で、例えばメインレバー30を握
り直すべくその握っている手指を多少浮かせる等して、
図4において実線で示される如くに、前記メインレバー
30をグリップ部11から多少離しても、前記バンドブ
レーキ40と前記スライドピン34との間に引張コイル
ばね42が介装されているので、その引張コイルばね4
2の付勢力によって前記ブレーキドラム部65とバンド
ブレーキ40との間に所要の摩擦力を発生させておくこ
とができ、前記巻取牽引部材60及びサブレバー50は
前記スロットルケーブル20による引張力に抗してその
ままその回動操作位置にて不動状態で保持される。
り直すべくその握っている手指を多少浮かせる等して、
図4において実線で示される如くに、前記メインレバー
30をグリップ部11から多少離しても、前記バンドブ
レーキ40と前記スライドピン34との間に引張コイル
ばね42が介装されているので、その引張コイルばね4
2の付勢力によって前記ブレーキドラム部65とバンド
ブレーキ40との間に所要の摩擦力を発生させておくこ
とができ、前記巻取牽引部材60及びサブレバー50は
前記スロットルケーブル20による引張力に抗してその
ままその回動操作位置にて不動状態で保持される。
【0028】なお、メインレバー30を一杯に握り締め
たままでも、サブレバー50は手指で自在に回動させる
ことができる。また、例えば不測の事態が生じる等して
直ちに機関2の回転駆動力を大幅に低下させたいときに
は、前記メインレバー30を完全に解放する。それによ
り、前記ブレーキドラム部65と前記バンドブレーキ4
0との間の摩擦力が実質的に無くされ、前記巻取牽引部
材60、サブレバー50、スロットルケーブル20、及
びスロットル弁CVがそれぞれ元のアイドル回転開度位
置に戻され、機関2はアイドリング状態となる。ここ
で、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して刈刃13等
からなる作業部3に伝達するようにした作業機1であれ
ば、前記遠心クラッチが遮断状態となって前記作業部3
への動力伝達が断たれるので、刈刃13等の作業部3が
直ちに停止せしめられる。
たままでも、サブレバー50は手指で自在に回動させる
ことができる。また、例えば不測の事態が生じる等して
直ちに機関2の回転駆動力を大幅に低下させたいときに
は、前記メインレバー30を完全に解放する。それによ
り、前記ブレーキドラム部65と前記バンドブレーキ4
0との間の摩擦力が実質的に無くされ、前記巻取牽引部
材60、サブレバー50、スロットルケーブル20、及
びスロットル弁CVがそれぞれ元のアイドル回転開度位
置に戻され、機関2はアイドリング状態となる。ここ
で、機関回転駆動力を遠心クラッチを介して刈刃13等
からなる作業部3に伝達するようにした作業機1であれ
ば、前記遠心クラッチが遮断状態となって前記作業部3
への動力伝達が断たれるので、刈刃13等の作業部3が
直ちに停止せしめられる。
【0029】また、前記メインレバー30をトグル機構
Tの揺動リンクとして用いるようにしたことにより、前
記メインレバー30を前記セット位置に近づける程その
位置で保持するのに要する力が小さくて済むようにでき
るので、前記メインレバー30を前記セット位置にして
長時間握っていてもさほど手指が疲れない。なお、本発
明の一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れた発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々
の変更ができるものである。
Tの揺動リンクとして用いるようにしたことにより、前
記メインレバー30を前記セット位置に近づける程その
位置で保持するのに要する力が小さくて済むようにでき
るので、前記メインレバー30を前記セット位置にして
長時間握っていてもさほど手指が疲れない。なお、本発
明の一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れた発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々
の変更ができるものである。
【0030】例えば、前記実施例においては、本発明に
係るハンドレバー装置10を内燃機関2のスロットル弁
CVの開度を調整するために使用しているが、本発明の
ハンドレバー装置はスロットル弁CVの開度調整以外の
用途にも利用できることはいうまでもない。また、ハン
ドレバー装置10は、前記バーハンドル7だけでなくU
字ハンドルにもそのまま取り付けて使用することができ
る。
係るハンドレバー装置10を内燃機関2のスロットル弁
CVの開度を調整するために使用しているが、本発明の
ハンドレバー装置はスロットル弁CVの開度調整以外の
用途にも利用できることはいうまでもない。また、ハン
ドレバー装置10は、前記バーハンドル7だけでなくU
字ハンドルにもそのまま取り付けて使用することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のハンドレバー装置によれば、例えば、被駆動部材と
してのスロットル弁の開度をケーブルを介して適切に調
整できるとともに所望の開度に保持させ得、しかも、即
座にアイドル回転開度に戻すことができて高い安全性を
確保できるとともに、手指を疲れ難くでき、さらに、良
好な操作性も得られるという優れた効果を奏する。
明のハンドレバー装置によれば、例えば、被駆動部材と
してのスロットル弁の開度をケーブルを介して適切に調
整できるとともに所望の開度に保持させ得、しかも、即
座にアイドル回転開度に戻すことができて高い安全性を
確保できるとともに、手指を疲れ難くでき、さらに、良
好な操作性も得られるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係るハンドレバー装置の一実施例が採
用された刈払機の一例を示す斜視図。
用された刈払機の一例を示す斜視図。
【図2】本発明に係るハンドレバー装置の一実施例を示
す部分切欠左側面図。
す部分切欠左側面図。
【図3】図2のIII-III 矢視拡大断面図。
【図4】図3のIV-IV 矢視断面図。
1 刈払機(作業機) 2 内燃機関 3 作業部 7 バーハンドル 10 ハンドレバー装置 11 グリップ部 13 刈刃 20 スロットルケーブル 30 メインレバー 33 摺動リンク 34 スライドピン(スライダ部分) 40 バンドブレーキ(制動手段) 42 引張コイルばね(引張ばね手段) 50 サブレバー 60 巻取牽引部材 CV スロットル弁(被駆動部材)
フロントページの続き (72)発明者 相山 文彦 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株式 会社共立内
Claims (6)
- 【請求項1】 回動操作されるメインレバー30とサブ
レバー50とを有するハンドレバー装置10において、
被駆動部材CVに連結されたケーブル20の一端部を巻
き取るようにして引っ張る巻取牽引部材60に前記サブ
レバー50が一体的に固定され、かつ、前記サブレバー
50を任意の回動操作位置にて不動状態で保持すべく前
記巻取牽引部材60を制動する前記メインレバー30に
より作動せしめられる制動手段40が備えられているこ
とを特徴とするハンドレバー装置。 - 【請求項2】 前記制動手段が、前記巻取牽引部材60
に巻き掛けられたワイヤまたはバンド40であることを
特徴とする請求項1に記載のハンドレバー装置。 - 【請求項3】 前記制動手段40と前記メインレバー3
0との間に引張ばね手段42が介装されていることを特
徴とする請求項1又は2に記載のハンドレバー装置。 - 【請求項4】 前記制動手段40は、前記メインレバー
30が揺動リンクとして作用するトグル機構Tの摺動リ
ンク33のスライダ部分34により引っ張られて作動せ
しめられるようにされていることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれか一項に記載のハンドレバー装置。 - 【請求項5】 前記被駆動部材が、内燃機関2のスロッ
トル弁CVである請求項1乃至4のいずれか一項に記載
のレバー装置。 - 【請求項6】 常時アイドル回転開度方向に付勢されて
いてそれに接続されているスロットルケーブル20が非
操作状態から引っ張られたときに前記アイドル回転開度
から開き始めるようにされたスロットル弁CVを備えた
内燃機関2により刈刃13等の作業部3を駆動するよう
にされている作業機1におけるハンドル7のグリップ部
11近傍に配設されたレバー装置10であって、 回動操作されるメインレバー30とサブレバー50とを
有し、前記スロットル弁CVに連結されたケーブル20
の一端部を巻き取るようにして引っ張る巻取牽引部材6
0に前記サブレバー50が一体的に固定されるととも
に、一端部40aが係止されたワイヤまたはバンドから
なる制動手段40が前記巻取牽引部材60の外周に巻き
掛けられ、前記制動手段40の他端部40bを引張ばね
手段42を介して前記メインレバー30により引っ張る
ことによって生じる前記巻取牽引部材60と前記制動手
段40との間の摩擦力により、前記巻取牽引部材60が
前記スロットルケーブル20による引張力に抗して任意
の回動操作位置にて不動状態で保持されるように構成さ
れていることを特徴とするハンドレバー装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158238A JPH0914003A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | ハンドレバー装置 |
US08/667,855 US5664543A (en) | 1995-06-23 | 1996-06-20 | Hand lever device |
DE19624872A DE19624872C2 (de) | 1995-06-23 | 1996-06-21 | Handhebelvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158238A JPH0914003A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | ハンドレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0914003A true JPH0914003A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15667295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7158238A Pending JPH0914003A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | ハンドレバー装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5664543A (ja) |
JP (1) | JPH0914003A (ja) |
DE (1) | DE19624872C2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7426424B2 (en) | 2004-03-12 | 2008-09-16 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Moving body system |
JP2013537592A (ja) * | 2010-06-28 | 2013-10-03 | ハスクバーナ・アーベー | アクセル装置 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3490574B2 (ja) * | 1996-07-22 | 2004-01-26 | 株式会社共立 | ハンドレバー装置 |
JPH1035319A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-10 | Kioritz Corp | ハンドレバー装置 |
JP3850954B2 (ja) * | 1997-06-27 | 2006-11-29 | 本田技研工業株式会社 | 作業機の操作レバー装置 |
JP3993925B2 (ja) * | 1997-11-13 | 2007-10-17 | 株式会社共立 | 刈取作業機用ハンドレバー装置 |
EP0967374B1 (en) * | 1998-06-26 | 2004-03-03 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Operation-control lever unit for engine-powered working machine |
US6176016B1 (en) * | 1998-07-02 | 2001-01-23 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Operation control lever unit for engine-powered working machine |
DE19834443B4 (de) * | 1998-07-30 | 2004-07-01 | Wacker Construction Equipment Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Steuern der Drehzahl eines Verbrennungsmotors |
US6047614A (en) * | 1998-10-12 | 2000-04-11 | Wescon Products Company | Dual action bail and lever lawn mower control assembly |
JP3732351B2 (ja) * | 1999-02-09 | 2006-01-05 | 株式会社共立 | ハンドレバー装置 |
US6450060B1 (en) * | 2000-03-17 | 2002-09-17 | Shimano, Inc. | Bicycle shift device having a linearly sliding shift lever operated by a pivoting cover |
DE202004018885U1 (de) * | 2004-12-07 | 2006-04-13 | Dolmar Gmbh | Bremse für eine Heckenschere |
US7677476B2 (en) * | 2005-05-02 | 2010-03-16 | Campbell Hausfeld/Scott Fetzer Company | Extension pole apparatus |
WO2012001732A1 (en) * | 2010-06-28 | 2012-01-05 | Husqvarna Zenoah Co., Ltd. | Accelerator |
EP3858133A1 (en) * | 2020-01-29 | 2021-08-04 | Husqvarna Ab | Cutting tool |
CN112377313A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-02-19 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种电控排气管理阀及车辆 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5522974Y2 (ja) * | 1977-09-22 | 1980-05-31 | ||
SE417124B (sv) * | 1979-05-29 | 1981-02-23 | Partner Ab | Padragsreglage for forbrenningsmotordrivna redskap sasom motorsagar och liknande |
JPS5747405A (en) * | 1980-09-02 | 1982-03-18 | Iseki Agricult Mach | Automatic direction control device of combined harvester |
JPS57199442A (en) * | 1981-05-29 | 1982-12-07 | Mitsubishi Electric Corp | Rotor for superconducting rotary electric machine |
DE3136143A1 (de) * | 1981-09-11 | 1983-03-31 | Gardena Kress + Kastner Gmbh, 7900 Ulm | Arbeitsgeraet, insbesondere haus- und gartengeraet mit einem antriebsmotor |
JPS6095147U (ja) * | 1983-12-02 | 1985-06-28 | 株式会社共立 | スロツトル安全装置 |
JPH0684729B2 (ja) * | 1990-07-27 | 1994-10-26 | 日本電装株式会社 | 内燃機関のスロットル弁開閉装置 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7158238A patent/JPH0914003A/ja active Pending
-
1996
- 1996-06-20 US US08/667,855 patent/US5664543A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-21 DE DE19624872A patent/DE19624872C2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7426424B2 (en) | 2004-03-12 | 2008-09-16 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Moving body system |
JP2013537592A (ja) * | 2010-06-28 | 2013-10-03 | ハスクバーナ・アーベー | アクセル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5664543A (en) | 1997-09-09 |
DE19624872C2 (de) | 2000-05-11 |
DE19624872A1 (de) | 1997-01-02 |
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